JP4455798B2 - 高速通信システムにおいてハンドオフを実行するための方法および装置 - Google Patents

高速通信システムにおいてハンドオフを実行するための方法および装置 Download PDF

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    • H04W52/40TPC being performed in particular situations during macro-diversity or soft handoff

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤレス通信、特に、ワイヤレス通信システムにおいてハンドオフを実行するための新規で改良された方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
サービスプロバイダにとって顧客に高速ワイヤレスサービスを提供できるということが、大変重要となってきている。高速ワイヤレス通信システムは、“より高レートのパケットデータ送信のための方法および装置”と題され、1997年11月3日に出願された、係属中の米国特許出願番号第08/963,386号(’386出願)で開示されており、この米国特許出願は本発明の譲受人に譲渡されて参照によりここに取り込まれている。’386出願において、基地局は、フレームを送ることによって加入者局に送信する。このフレームには、フレーム内に時間多重化され、加入者局から基地局に送信されるチャネル情報に基づいたレートで送信されるパイロットバーストが含まれている。このシステムは、デジタルデータのワイヤレス送信に関して最適化されている。
【0003】
コード分割多元接続すなわちCDMAはその高いスペクトル効率によって、ワイヤレスサービスプロバイダにとって主流な選択であることを実証してきた。そのようなCDMA通信システムは“デュアルモード広帯域スペクトル拡散セルラシステムのためのTIA/EIA/IS−95加入者局−基地局互換性標準規格”において説明され、これより後IS−95標準規格として参照される。IS−95CDMAシステムは地上リンクを通してのユーザ間の音声およびデータの通信に対応している。多元接続通信システムにおけるCDMA技術の利用は、“衛星または地上中継器を用いるスペクトル拡散多元接続通信システム”と題された米国特許第4,901,307号および、“CDMAセルラ電話システムにおいて波形を発生させるためのシステムおよび方法”と題された米国特許第5,103,459号で開示されており、これら米国特許はどちらも本発明の譲受人に譲渡されて参照によりここに取り込まれている。
【0004】
この明細書において、基地局は加入者局と通信するハードウェアに関係している。セルは、この用語が使用される文脈に応じて、ハードウェアまたは地理的なカバレッジ領域に関係している。セクタはセルの一部分である。CDMAシステムのセクタはセルの属性を有するので、セルに関して説明される教示はセクタへと容易に拡張される。
【0005】
CDMAシステムにおいて、ユーザ間の通信は1つ以上の基地局を介して行なわれる。1つの加入者局における第1のユーザは、リバースリンク上でデータを基地局に送信することにより、第2の加入者局における第2のユーザに通信する。基地局はこのデータを受信し、他の基地局へルーティングすることができる。データは、同一の基地局、または第2の基地局のフォワードリンク上で第2の加入者局に送信される。フォワードリンクは基地局から加入者局への送信に関し、リバースリンクは加入者局から基地局への送信に関する。IS−95システムでは、フォワードリンクおよびリバースリンクは別々の周波数に割当てられる。
【0006】
加入者局は、通信中少なくとも1つの基地局と通信する。CDMA加入者局は、ソフトハンドオフ中に複数の基地局と同時に通信することができる。ソフトハンドオフとは、先の基地局とのリンクを切断する前に新しい基地局とのリンクを確立するプロセスのことである。ソフトハンドオフによって、失われる通話の確率が最小となる。ソフトハンドオフ処理中に1つより多い基地局を介して加入者局との通信を提供するための方法およびシステムは、“CDMAセルラ電話システムにおける移動局にアシストされたソフトハンドオフ”と題された米国特許第5,267,261号で開示されており、この米国特許出願は本発明の譲受人に譲渡されて参照によりここに取り込まれている。ソフターハンドオフは、同一の基地局によりサービスされ複数のセクタにわたって通信を生じさせるプロセスである。ソフターハンドオフのプロセスは、“共通基地局のセクタ間でハンドオフを実行する方法および装置”と題され、1996年12月11日に出願された係属中の米国特許出願番号第08/763,498号で詳細に説明されており、この米国特許出願は本発明の譲受人に譲渡されて参照によりここに取り込まれている。
【0007】
音声サービスとデータサービスとの大きな相違は、前者が厳しくかつ固定された遅延要求を課すという点にある。一般的に、音声フレームの総一方向遅延は100ミリ秒より小さくなければならない。逆にデータ遅延は、データ通信システムの効率を最適化するために用いられる可変パラメータとすることができる。特に、音声サービスによって許容され得る遅延よりも非常に大きな遅延を要求する、より効率的なエラー訂正コーディング技術が利用可能である。データに関する例示的な効率的コーディングスキームは、“畳み込みエンコードされたコードワードをデコードするための軟決定出力デコーダ”と題され、1996年11月6日に出願された、米国特許出願番号第08/743,688号で開示されており、この米国特許出願は本発明の譲受人に譲渡されて参照によりここに取り込まれている。
【0008】
音声サービスとデータサービスとの他の大きな相違は、前者が全ユーザに対して固定かつ共通なサービスグレード(GOS)を要求していることである。一般的に音声サービスを提供するデジタルシステムに関して、このことは全ユーザに対しては固定かつ等しい送信レートと言い換えられ、音声フレームのエラーレートに対しては最大許容値と言い換えられる。逆に、データサービスに関しては、GOSはユーザによって異なっていてもよく、データ通信システムの全体的な効率を増すために最適化されたパラメータとなってよい。データ通信システムのGOSは一般的に予め定められた量のデータの転送の際に受けた総遅延であると定義され、この予め定められた量のデータはこれより後データパケットとして言及する。
【0009】
音声サービスとデータサービスとのさらに他の相違は、前者が例示的なCDMA通信システムにおいて、ソフトハンドオフにより提供される信頼性のある通信リンクを要求していることである。ソフトハンドオフは、信頼性を高めるために2つ以上の基地局から冗長な送信を招く。しかし、誤って受信されたデータパケットは再送信することができるため、データ送信に関してはこのようなさらなる信頼性は要求されない。データサービスに関して、ソフトハンドオフをサポートするために用いられる送信電力は、追加のデータを送信するためにより効率的に利用することができる。
【0010】
データ通信システムの品質および有効性を測るパラメータはデータパケットを転送するために要求される送信遅延と、このシステムの平均スループットレートである。送信遅延は、データ通信では音声通信の場合と同一の影響を有しないが、データ通信システムの品質を測定するための重要な尺度となる。平均スループットレートは通信システムのデータ送信容量の効率性の尺度である。
【0011】
セルラシステムにおいて、任意の所定ユーザの信号対雑音干渉比C/Iがカバレッジ領域内のユーザの位置の関数であることは良く知られている。サービスの任意のレベルを維持するために、TDMAおよびFDMAシステムは周波数を繰り返し利用する技術を頼る。すなわち、全ての周波数チャネルおよび/または時間スロットが各基地局で用いられるわけではない。CDMAシステムにおいて、同一の周波数割当てがこのシステムの全てのセルで繰り返し利用され、これにより全体の効率が向上する。任意の所定ユーザの加入者局が到達するC/Iは基地局からユーザの加入者局へのこの特定のリンクのためにサポートされ得る情報レートを決定する。本発明がデータ送信のために最適化することを要求している、送信のために用いられる特定の変調およびエラー訂正方法が与えられると、所定レベルの性能がC/Iの対応するレベルで達成される。六角形のセルの配置を有し、全てのセルで共通の周波数を利用する理想化されたセルラシステムに対して、この理想化されたセル内で達成されるC/I分布を計算することができる。
【0012】
任意の所定ユーザが達したC/Iは、パス損失の関数であり、これは地上セルラシステムに関してr3からr5で増加し、ここでrは放射源までの距離である。さらに、パス損失は電波パス内の人為または自然の妨害によってランダムな変化を受ける。これらのランダム変化は一般に8dBの標準偏差を有するログノーマルシャドーイングランダムプロセスとしてモデル化される。全方向性基地局アンテナ、r4伝播法則、および8dB標準偏差を有するシャドーイングプロセスを備えた理想的な六角形セルラ配置に対して達成されたC/I分布が結果的に生じた。
【0013】
獲得されたC/I分布は、各基地局との物理的な距離にかかわらず、いつでもどの場所でも、最大C/I値を達成しているとして定義される最良基地局により加入者局が取り扱われる場合にのみ、達成することが可能である。上述したパス損失がランダムな性質を持つため、最大C/Iを有する信号が加入者局に最も近い基地局によって必ずしも送信されるわけではない。逆に、加入者局が最短距離の基地局を介してのみ通信するものであった場合には、C/Iは大きく低下することがある。したがって、常時最良のサービイング基地局との間で通信し、これにより最適のC/I値を達成することが、加入者基地局にとって有益である。前記理想化されたモデルにおいて、達成されたC/Iの値が最高値と最低値との差が10,000と同じだけの大きさとなりうるような範囲にあると観察することができる。実際の実施では、その範囲は一般的に、約1:100または20dBまでに制限される。以下のような関係を考えることができるので、したがって、CDMA基地局が100倍と同程度に変化可能な情報ビットレートで加入者局を取り扱うことができる。
【数1】
Figure 0004455798
ここで、Rbは特定の加入者局に対する情報レートを示し、Wはスペクトル拡散信号により占められる総帯域幅を示し、Eb/Ioは所定レベルの性能に達するために必要な干渉密度に対する、ビットあたりのエネルギを示す。例えば、スペクトル拡散信号が1.2288MHzの帯域幅Wを占め、信頼性のある通信を行なうために3dBに等しい平均Eb/Ioが必要とされる場合には、最良の基地局に対して3dBのC/I値を達成する加入者局は1.2288Mbpsもの高いデータレートで通信することが可能である。これとは異なり、加入者局が近接した基地局から大きな干渉を受け、−7dBのC/Iに達することしかできない場合には、122.88Kpbsより大きいレートでは信頼性のある通信をサポートすることができない。したがって、平均スループットを最適化するよう設計された通信システムは、最良のサービイング基地局から、遠隔ユーザが確実にサポート可能な最高データレートRbでそれぞれの遠隔ユーザを取扱いしようとする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明のデータ通信システムは、上記に引用された特徴を利用し、CDMA基地局から加入者局へのデータスループットを最適化する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基地局が加入者局からリバースリンク送信を受信可能なことを考慮した、ワイヤレス通信システムにおいてハンドオフを実行するための新規で改良された方法である。
【0016】
加入者局は、そのアクティブセット中の全基地局からパイロット信号とリバースリンク電力制御コマンドとを受信する。加入者局は、フォワードリンクトラフィック信号をコヒーレントに復調し、各信号からの信号の強度を決定するために、受信したパイロット信号を利用する。例示的な実施形態において、各基地局からの電力制御コマンドは、その送信エネルギを所定の量だけ増加または減少させるよう加入者局に命令する。例示的な実施形態において、アクティブセット中の全基地局がその送信エネルギを増加させるよう加入者局に要求したときは、加入者局はその送信エネルギを増加させることだけを行なう。
【0017】
前掲の米国特許出願番号第08/963,386号で説明された通信システムの例示的な実施形態では、高速フォワードリンクトラフィックデータは1つの基地局のみから送信される。すなわち、フォワードリンクトラフィックはソフトハンドオフでは提供されない。これは、総システム容量の観点からは望ましい制約である。というのも、冗長な送信によってソフトハンドオフが総システム容量を著しく減少させてしまうからである。例示的な実施形態では、加入者局はアクティブセット中の各基地局から受信した信号の信号エネルギを測定し、どの基地局が最強の受信信号を送信しているかを示すデータ要求制御(DRC)信号を送る。さらに、DRCは選択された基地局から受信した信号の強度に基づいて加入者局が選択するデータレートを示す。
【0018】
本発明の例示的な実施形態において、加入者局は、各基地局によって送信された電力制御コマンドの組み合わせの表示を記憶する。すなわち、各基地局に関して、送信エネルギの減少を要求する電力制御コマンド数に対する送信エネルギの増加を要求するコマンドの相対数についてのインジケータが記憶される。この統計値は各基地局からの電力制御コマンドをフィルタリングすることによって生じさせることができる。例えば、コマンドの平均化を実施するために無限インパルス応答フィルタを用いることができる。フィルタの平均化を行なうことは技術的に知られている。
【0019】
代替実施形態において、加入者局は各基地局からの生電力制御コマンドを記憶する。別の代替実施形態では、加入者局は、各基地局からの送信エネルギを増加させる、連続またはほぼ連続した要求数の表示を記憶する。送信エネルギを増加させる一連の要求は、基地局がリバースリンク信号を受信していないことを示す。
【0020】
加入者局は基地局の初期選択を行なって、その基地局に対してフォワードリンクデータを送信する。例示的な実施形態において、加入者局が各基地局からの時間多重されたパイロット信号のエネルギを測定して、全マルチパス成分を含むときに、干渉に対する最高チップエネルギ(C/I)を持った基地局を選択する。例示的な実施形態において、加入者局は、各基地局からの信号のマルチパス成分を個別に変調するRAKE受信機を含む。RAKE受信機の例示的な実施形態は米国特許第5,103,390号で説明されている。
【0021】
加入者局は選択された基地局がハンドオフを要求しているかどうかを決定する。言い換えれば、選択された基地局が最後のフレーム間隔で送信するのに選択された基地局と同じであるかどうかを決定する。
【0022】
選択された基地局がハンドオフを要求している場合、本発明の方法を用いて、加入者局は選択された基地局がそのリバースリンク送信を受信しているかどうかを決定する。例示的な実施形態において、加入者局は、選択された基地局により送信されたリバースリンク電力制御コマンドの履歴を考察することによってこの決定をなす。予め定められた基地局による十分な数の電力制御コマンドは、そのリバースリンク信号が十分なエネルギを持つ基地局によって受信されていることを示す。このコマンドは、その送信エネルギを減少させるよう加入者局に要求する。この分析を行なう他の方法も同様に適用することができ、例えば、基地局が受信リバースリンク信号の平均品質を示すメッセージを断続的に送信することができることは理解されるであろう。
【0023】
そのリバースリンク信号が選択された基地局により十分なエネルギを持って受信されていると加入者局が決定した場合、ハンドオフが許可される。加入者局は、選択された基地局と加入者局に送信することが要求されたレート(または送信電力の変化)とを示すメッセージを送信する。
【0024】
そのリバースリンク信号が選択された基地局により十分なエネルギを持って受信されていないと加入者局が決定した場合、ハンドオフは禁止される。例示的な実施形態において、十分なエネルギを持ってそのリバースリンク送信を受信する、フォワードリンクトラフィックデータの送信のための代替基地局を加入者局は選択する。加入者局は上記代替基地局と加入者局に送信することが要求されたレートとを示すメッセージを送信する。要求されたレートは、上記代替基地局から受信したパイロット信号の強度に基づく。
【0025】
ハンドオフが必要でない場合、加入者局は再び選択された基地局(最後のフレームで加入者局に送信するよう選択された基地局)がそのリバースリンク信号を確実に受信しているかどうかを決定する。そのリバースリンク信号が選択された基地局により十分なエネルギを持って受信されていると加入者局が決定した場合、加入者局は選択された基地局と加入者局に送信することが要求されたレートとを示すメッセージを送信する。
【0026】
そのリバースリンク信号が選択された基地局によって十分なエネルギを持って受信されていないと加入者局が決定した場合、ハンドオフが強制される。加入者局はフォワードリンクトラフィックデータを送信するために、代替基地局を選択する。この代替基地局は十分なエネルギを持つそのリバースリンク送信を受信している。加入者局は、上記代替基地局と加入者局に送信することが要求されたレートとを示すメッセージを送信する。要求されたレートまたは電力は上記代替基地局から受信されるパイロット信号の強度に基づく。
【0027】
【発明の実施の形態】
I.概要
本発明の特徴、目的および効果は、同一の参照文字が全体を通して対応したものを識別している図面を参照すれば、後述の詳細な説明からより明らかになるであろう。
【0028】
図1を参照すると、加入者局はブロック100でそのアクティブセット中の全基地局からパイロット信号とリバースリンク電力制御コマンドとを受信する。加入者局は、フォワードリンクトラフィック信号をコヒーレントに復調し、各基地局からの信号の強度を決定するために、受信パイロット信号を使用する。例示的な実施形態において、各基地局からの電力制御コマンドは、その送信エネルギを増加または減少させるよう加入者局に命令する。例示的な実施形態において、アクティブセット中のどの基地局もその送信エネルギを減少させるよう加入者局に要求しない場合には、加入者局はその送信エネルギを増加させることだけを行なう。
【0029】
前掲の米国特許出願番号第08/963,386号で説明された通信システムの例示的な実施形態では、高速トラフィックデータが1つの基地局のみから送信される。すなわち、フォワードリンクトラフィックはソフトハンドオフでは提供されない。これは、総システム容量の観点からは望ましい制約である。例示的な実施形態では、加入者局は加入者局のアクティブセット中の各基地局からの信号の信号エネルギを測定し、どの基地局が最強の受信信号を送信しているかを示すデータ要求制御(DRC)信号を送る。さらに、DRC信号は選択された基地局から受信した信号の強度に基づいて加入者局が選択するデータレートを示す。
【0030】
ブロック102で、加入者局は、各基地局からのリバースリンク電力制御コマンドをメモリに記憶する。代替実施形態では、加入者局は各基地局から受信した電力制御コマンドを示す統計値を記憶する。これは、所定数の先行フレームで送信エネルギの減少を要求した受信コマンドの一部分、または基地局の要求と加入者局によってなされた応答との不一致数などである。
【0031】
ブロック104で、加入者局は基地局の初期選択を行なって、その基地局に対してフォワードリンクデータを送信する。例示的な実施形態において、加入者局が各基地局からの時間多重されたパイロット信号のエネルギを測定して、全マルチパス成分を含むときに、干渉に対する最高チップエネルギ(C/I)を持った基地局を選択する。例示的な実施形態において、加入者局は、各基地局からの信号のマルチパス成分を個別に復調するRAKE受信機を含む。RAKE受信機の例示的な実施形態は米国特許第5,103,390号で説明されている。
【0032】
ブロック106で、加入者局は選択された基地局がハンドオフを要求しているかどうかを決定する。言い換えれば、選択された基地局が最後のフレーム間隔で送信するのに選択された基地局と同じであるかどうかを決定する。
【0033】
選択された基地局がハンドオフを要求している場合、プロセスはブロック108へ進む。ブロック108で、加入者は選択された基地局がそのリバースリンク送信を受信しているかどうかを決定する。例示的な実施形態において、加入者局は、選択された基地局により送信されたリバースリンク電力制御コマンドの履歴を考察することによってこの決定をなす。加入者局にその送信エネルギを減少させるよう要求する十分な数の電力制御コマンドは、そのリバースリンク送信の信号強度が選択された基地局により受信されていることを示す。この分析を行なうための他の方法も同様に適用することができ、例えば、基地局が受信リバースリンク信号の平均的な品質を示すメッセージを断続的に送信することができることは理解されるであろう。
【0034】
そのリバースリンク信号が選択された基地局により確実に受信されていると加入者局が決定した場合、プロセスは110へと進む。ブロック110で、ハンドオフが許可される。加入者局は、選択された基地局と加入者局に送信することが要求されたレートとを示すデータレート制御(DRC)メッセージを送信する。
【0035】
そのリバースリンク信号が選択された基地局により確実に受信されていないと加入者局が決定した場合、プロセスはブロック112へ進む。ブロック112で、ハンドオフは禁止される。例示的な実施形態において、そのリバースリンク送信を確実に受信する、フォワードリンクトラフィックデータの送信のための代替基地局を加入者局は選択する。加入者局は上記代替基地局と加入者局に送信することが要求されたレートとを示すDRCメッセージを送信する。要求されたレートは、代替基地局から受信したパイロット信号の強度に基づく。
【0036】
ブロック106に戻り、ハンドオフが必要でない場合、プロセスはブロック114へ進む。ブロック114において、加入者局は再び選択された基地局(予め選択された基地局)が十分なエネルギを持つそのリバースリンク信号を受信しているかどうかを決定する。基地局が確実にリバースリンク信号を受信しているか否かという決定は、上述のブロック108に関して説明されたように続く。
【0037】
そのリバースリンク信号が選択された基地局により十分なエネルギを持って受信されていると加入者局が決定した場合、プロセスはブロック116へ進む。ブロック116で、加入者局は、選択された基地局と加入者局に送信することを要求されたレートとを示すメッセージを送信する。
【0038】
そのリバースリンク信号が選択された基地局によって確実に受信されていないと加入者局が決定した場合、プロセスはブロック118へ進む。ブロック118でハンドオフが強制される。加入者局はフォワードリンクトラフィックデータを送信するために代替基地局を選択し、この代替基地局は十分なエネルギを持つそのリバースリンク送信を受信している。加入者局は、上記代替基地局と加入者局に送信することが要求されたレートとを示すDRCメッセージを送信する。要求されたレートは代替基地局から受信されるパイロット信号の強度に基づく。
【0039】
II. ネットワークの説明
図を参照すると、図2は複数のセル200a〜200fを含む本発明の例示的なデータ通信システムを示す。セル200のそれぞれは、対応する基地局202または基地局204によってサービスされる。基地局202は加入者局206とのアクティブ通信状態にあり、加入者局206のアクティブセットを構成すると言われる。基地局204は加入者局206との通信状態にないが、受信信号の強度が伝播パス特性の変化によって増加する場合には、アクティブセットに加えて、加入者局206により監視されるべき十分な強度をもつ信号を有する。基地局204は加入者局206の候補セットを構成すると言われる。
【0040】
例示的な実施形態において、加入者局206は各時間スロットでフォワードリンク上において多くとも1つの基地局202から情報を受信するが、加入者局206がソフトハンドオフ状態にあるかどうかによっては、リバースリンク上で1つ以上の基地局202と通信状態となることが可能である。図1に示されるように、各基地局202は、任意の所定の瞬間において1つの加入者局206にデータを送信することが好ましい。加入者局206、特にセルの境界付近に位置する加入者局は、候補セット中の複数の基地局204からパイロット信号を受信することができる。パイロット信号が所定のしきい値より上である場合、加入者局206は、その基地局204を加入者局206のアクティブセットに加えるよう要求することができる。例示的な実施形態において、加入者局206はアクティブセットのゼロまたは1つのメンバからのデータ送信を受信することができる。
【0041】
III. フォワードリンク構造
本発明の例示的なフォワードリンクアーキテクチャのブロック図が図3に示されている。データはデータパケットに分けられ、CRCエンコーダ312に提供される。各データパケットに対して、CRCエンコーダ312はフレームチェックビット(例えば、CRCパリティビット)を発生させ、コードテールビットを挿入する。CRCエンコーダ312からのフォーマットされたパケットは、データ、フレームチェックおよびコードテールビット、ならびに以下に記される他のオーバーヘッドビットを有する。フォーマットされたパケットはエンコーダ314に提供され、例示的な実施形態では、エンコーダ314は、畳み込みエンコーディングフォーマットまたはターボエンコーディングフォーマットにしたがってデータをエンコードする。エンコーダ314からのエンコーディングされたパケットは、インターリーバ316に提供される。このインターリーバ316はパケット中のコードシンボルを再順序付けする。インターリーブされたパケットは、以下で記される方法でパケットの一部を取り除くフレームパンクチャエレメント318に提供される。パンクチャされたパケットは、スクランブラ322からのスクランブルシーケンスでデータをスクランブルする乗算器320に提供される。乗算器320からの出力はスクランブルされたパケットを有する。
【0042】
スクランブルされたパケットは、パケットをK個の並列な同位相および直角位相チャネルに多重分離する可変レート制御装置330に提供され、ここでKはデータレートに依存する。例示的な実施形態において、スクランブルされたパケットはまず同位相(I)および直角位相(Q)ストリームに多重分離される。例示的な実施形態において、Iストリームは偶数インデックスのシンボルを有し、Qストリームは奇数インデックスのシンボルを有する。
【0043】
各ストリームは、各チャネルのシンボルレートが全データレートに対して固定されるようにK個の並列チャネルにさらに多重分離される。各ストリームのK個のチャネルは、ウォルシュ関数で各チャネルをカバーして直交チャネルを提供するウォルシュカバーエレメント332に提供される。直交チャネルデータは、全データレートに関してチップ当たり一定の総エネルギ(したがって、一定の出力電力)を維持するためのデータをスケーリングする利得エレメント334に提供される。利得エレメント334からのスケーリングデータはプリアンブルシーケンスでデータを多重化するマルチプレクサ(MUX)360に提供される。MUX360からの出力は、トラフィックデータ、電力制御ビット、およびパイロットデータを多重化するマルチプレクサ(MUX)362に提供される。MUX362からの出力はIウォルシュチャネルおよびQウォルシュチャネルを有する。
【0044】
リバースリンク電力制御(RPC)ビットは、各RPCビットを所定の回数繰り返すシンボルリピータ350に提供される。繰り返されたRPCビットはRPCインデックスに対応するウォルシュカバーでビットをカバーするウォルシュカバーエレメント352に提供される。カバーされたビットは、一定の総送信電力を維持するために、変調前にビットをスケーリングする利得エレメント354に提供される。
【0045】
さらに、フォワードアクティビティビットもまたシンボルリピータ350に提供される。フォワードアクティビティビットは、基地局がフォワードリンクデータを送信しないやがて来るブランクフレームを加入者局106に対してアラート通知する。この送信は、加入者局106が基地局102からの信号のC/Iをより正確に推定できるようにするために行なわれる。フォワードアクティビティビットの繰り返されたバージョンは、ウォルシュカバーされた電力制御ビットに直交するように、ウォルシュカバーエレメント352でウォルシュカバーされる。カバーされたビットは、一定の総送信電力を維持するために、変調前にビットをスケーリングする利得エレメント354に供給される。
【0046】
さらに、ビジートーンがシンボルリピータ350に供給される。ビジートーンは、リバースリンク負荷状態を加入者局106に対してアラート通知する。例示的な実施形態において、ビジートーンは、リバースリンクに完全に負荷がかかっているかまたは空き容量を持っているかを示す単一ビットである。好ましい実施形態において、ビジートーンは、それらのリバースリンク送信のレートを確定的に増加または減少させるか、もしくはそれらのリバースリンク送信のレートを確率的に増加または減少させるという基地局102による要求をそのカバレッジ領域内の加入者局106に対して示す2ビット信号である。ビジートーンの繰り返されたバージョンは、ウォルシュカバーされた電力制御ビットおよびフォワードアクティビティビットに直交するように、ウォルシュカバーエレメント352でウォルシュカバーされる。カバーされたビットは、一定の総送信電力を維持するために、変調前にビットをスケーリングする利得エレメント354に提供される。
【0047】
パイロットデータは、乗算器356に提供される全てのゼロ(または全て1)のシーケンスを有する。乗算器356はパイロットデータをウォルシュコードWでカバーする。ウォルシュコードWは全てのゼロのシーケンスであることから、乗算器356の出力はパイロットデータである。パイロットデータはMUX362によって時間多重化され、複素乗算器366(図4を参照)内のショートPNコードにより拡散されるIウォルシュチャネルに提供される。例示的な実施形態において、パイロットデータは、パイロットバースト中にMUX376によりゲートオフされるロングPNコードで拡散されず、全加入者局376による受信を可能にする。パイロット信号は、したがって、未変調BPSK信号である。
【0048】
データを変調するために用いられる例示的な変調器のブロック図が図4で図示される。IウォルシュチャネルおよびQウォルシュチャネルは加算器364aと364bにそれぞれ提供され、これらの加算器はK個のウォルシュチャネルを加算して、それぞれ信号IsumおよびQsumを提供する。IsumおよびQsum信号は複素乗算器366に提供される。複素乗算器366は乗算器378aと378bからPN_IおよびPN_Qもそれぞれ受信し、次式にしたがって2つの複素入力を乗算する。
(Imult+jQmult) = (Isum+jQsum)・(PN_I+iPN_Q) (2)
= (Isum・PN_I-Qsum・PN_Q)+j(Isum・PN_Q+Qsum・PN_I)
ここで、ImultおよびQmultは複素乗算器366からの出力であり、jは複素表現である。ImultおよびQmult信号は、信号をフィルタリングするフィルタ368aおよび368bにそれぞれ提供される。フィルタ368aおよび368bからのフィルタリングされた信号は、乗算器370aおよび370bにそれぞれ提供され、これらの乗算器は、同位相シヌソイドCOS(wct)および直角位相シヌソイドSIN(wct)で信号をそれぞれ乗算する。I変調信号およびQ変調信号は、信号を加算してフォワード変調波形S(t)を提供する加算器372に提供される。
【0049】
例示的な実施形態において、データパケットはロングPNコードおよびショートPNコードで拡散される。ロングPNコードは、あるパケットが宛先とする加入者局106のみがそのパケットをデスクランブルできるようにパケットをスクランブルする。例示的な実施形態において、パイロットおよび電力制御ビットと制御チャネルパケットはショートPNコードで拡散されるが、ロングPNコードでは拡散されず、全加入者局106がこれらのビットを受信可能にする。ロングPNシーケンスはロングコード発生器374により発生され、乗算器(MUX)376に提供される。ロングPNマスクはロングPNシーケンスのオフセットを決定し、宛先加入者局106に一意的に割当てられる。MUX376からの出力は、送信のデータ部分の間においてはロングPNシーケンスであり、さもなければゼロである。(例えば、パイロットおよび電力制御部分の間)。MUX376からのゲート制御されたロングPNシーケンスおよび、ショートコード発生器380からのショートPNI信号とPNQシーケンスは、乗算器378aおよび378bにそれぞれ提供され、これらの乗算器は2セットのシーケンスを乗算してPN_I信号とPN_Q信号をそれぞれ形成する。PN_I信号とPN_Q信号は複素乗算器366に提供される。
【0050】
図3および図4に示される例示的なトラフィックチャネルのブロック図は、フォワードリンク上でのデータエンコーディングおよび変調をサポートする数々のアーキテクチャのひとつである。IS−95標準規格に準拠するCDMAシステムでのフォワードリンクトラフィックチャネル用のアーキテクチャなどの他のアーキテクチャもまた利用可能であり、本発明の範囲内である。
【0051】
IV. フォワードリンクフレーム構造
本発明の例示的なフォワードリンクフレーム構造の図は、図5で図示される。トラフィックチャネル送信はフレームに分けられ、例示的な実施形態では、これらのフレームはショートPNシーケンス長または26.67ミリ秒で定義される。各フレームは、全加入者局106に対してアドレス指定された制御チャネル情報(制御チャネルフレーム)と、特定の加入者局106に対してアドレス指定されたトラフィックデータ(トラフィックフレーム)とを搬送することができるか、または空とする(アイドルフレーム)ことができる。各フレームのコンテンツは送信基地局102により実行されるスケジューリングによって決定される。例示的な実施形態において、各フレームは16個の時間スロットを有し、各時間スロットは1.667ミリ秒の持続期間を持つ。1.667ミリ秒の時間スロットは、加入者局106がフォワードリンク信号のC/I測定の実行が可能であるために十分である。1.667ミリ秒の時間スロットは、効率的なパケットデータ送信のための十分な時間も表している。
【0052】
例示的な実施形態において、各フォワードリンクデータパケットは1024または2048ビットを有する。したがって、各データパケットを送信するために必要な時間スロットの数はデータレートに依存し、38.4Kbpsレート用の16個の時間スロットから1.2288Mbps以上のレート用の1つの時間スロットまでの範囲をとる。
【0053】
本発明のフォワードリンクスロット構造の例示的な図は図6で示される。例示的な実施形態において、各スロットは、4つの時間多重化チャネル;トラフィックチャネル、制御チャネル、パイロットチャネル、およびオーバーヘッド制御チャネルのうちの3つを有する。例示的な実施形態において、パイロット信号は2つのバーストで送信され、オーバーヘッド制御チャネルは第2のパイロットバーストの一方のサイド上で送信される。トラフィックデータはスロットの3つの部分(402a、402bおよび402c)で搬送される。
【0054】
第1のパイロットバースト406aは乗算器362によりスロットの前半に時間多重化される。第2のパイロットバースト406bはスロットの後半に時間多重化される。第2のパイロットバースト406bのどちらか一方のサイドで、フォワードアクティビティビット、ビジートーンおよび電力制御ビットを含むオーバーヘッドチャネルデータ408はスロット内に多重化される。
【0055】
V. 加入者局
図7は本発明の加入者局106を図示する。フォワードリンク信号はアンテナ500で受信され、デュプレクサ502を介して受信機504に提供される。例示的な実施形態において、受信機504は4位相シフトキーイング(QPSK)受信機である。当該技術分野の技術を有する者にとって、本発明はBPSKまたはQAMなどの他のいかなる変調フォーマットにも等しく適用可能であることが理解されるであろう。
【0056】
受信信号の同位相および直角位相成分はPN逆拡散器506に提供される。例示的な実施形態においては、複数のPN逆拡散器506A−506Nが設けられる。逆拡散器506のそれぞれは、加入者局106のアクティブセット中の異なる基地局からの信号または基地局からの信号の異なるマルチパス成分の復調が可能である。
【0057】
PN逆拡散信号は電力制御コマンド(PCC)復調器508に提供される。例示的な実施形態において、PCC復調器508は受信電力制御シンボルにFHTを実行し、基地局が加入者局106にその送信エネルギの増加または減少を要求しているかどうかを決定する。
【0058】
逆拡散された電力制御シンボルは電力制御コマンド合成器516に提供される。例示的な実施形態において、電力制御コマンド合成器516は、単一の基地局からの電力制御コマンドシンボルのマルチパス成分をソフト合成して、各基地局からの電力制御コマンドの硬推定値を発生させる。基地局のそれぞれからの硬判定はメモリ518に記憶される。代替実施形態では、各基地局からの電力制御コマンドの最近の履歴を表す統計値がメモリ518に記憶される。
【0059】
その後、電力制御コマンド合成器516はダウンの論理和動作を実行し、ここで加入者局106の送信エネルギは、全電力制御コマンドが送信エネルギの増加の必要性を示した場合にのみ、増加を行なう。電力制御コマンド合成器516は制御信号を送信機(TMTR)528に提供し、加入者局106からのリバースリンク信号のその増幅を増加または減少させる。
【0060】
PN逆拡散器506からのPN逆拡散信号もまたパイロット復調器510に提供される。パイロット復調器510はパイロット信号を逆拡散する。例示的な実施形態では、パイロット信号を拡散するためにウォルシュ0関数が用いられ、このようなことからパイロット復調器510は累算器として構成される。逆拡散パイロット信号はエネルギ計算器512に提供される。エネルギ計算器512は復調されたパイロットバーストのエネルギを計算する。例示的な実施形態において、この動作は復調されたシンボル振幅の平方を加算することにより実行される。計算されたエネルギ値は制御プロセッサ520に提供される。
【0061】
制御プロセッサ520は共通基地局のマルチパス成分からのエネルギを合算し、各基地局に関する干渉対チップエネルギ比を発生させる。制御プロセッサ520はその後最高の(C/I)を持つ基地局を選択し、その基地局に関して要求されたレートを選択する。基地局が選択された後、図1で説明された動作が制御プロセッサ520により実行される。
【0062】
図1に関して説明された選択プロセスが実行された後、選択された基地局を示す信号および要求されたレートを示す信号が拡散エレメント524に提供される。例示的な実施形態において、レート要求は選択された基地局を示す信号により拡散される。この信号はリバースレートインジケータ(RRI)やパイロットシンボルのような他のオーバーヘッドデータとともに多重化される。例示的な実施形態において、このデータは送信QPSK信号の同位相成分上に提供される。リバースリンクトラフィックデータは変調され、送信QPSK信号の直角位相成分上で送信するために提供される。
【0063】
送信機528は送信のために信号を増幅し、アップコンバートし、さらにフィルタする。例示的な実施形態において、送信機528はまた、擬似雑音シーケンスにしたがってリバースリンク信号を拡散する。この信号は、アンテナ500を介して送信するためにデュプレクサ502に提供される。
【0064】
好ましい実施形態の先の説明は、当該技術分野における技術を有するすべての者が本発明を作り、または利用することを可能にするために提供されている。これらの実施形態に対する様々な修正は、当該技術の技術を有する者にとって容易に明らかとなるであろうし、ここに定義された一般的な原理は発明力を用いることなく他の実施形態に適用されてもよい。したがって、本発明はここに示された実施形態によって限定されることを意図するものではなく、ここに開示された原理および新規な特徴と矛盾しない最も広い範囲にしたがうべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の方法を図示しているフローチャートである。
【図2】 図2は、本発明のハンドオフ状態を図示している基本図である。
【図3】 図3は、本発明の基地局の例示的な実施形態のブロック図である。
【図4】 図4は、本発明の基地局の例示的な実施形態のブロック図である。
【図5】 図5は、本発明のフレーム構造の図である。
【図6】 図6は、本発明のスロット構造の図である。
【図7】 図7は、本発明の加入者局のブロック図である。

Claims (25)

  1. 通信システムにおいてハンドオフを実行する方法において
    パイロット信号およびリバースリンク電力制御コマンドを1つ以上の基地局から加入者局によって受信することと、
    1つ以上の基地局から受信されたパイロット信号のエネルギに少なくとも部分的に基づいて、加入者局へのフォワードリンクデータの送信のための第1の基地局を選択することと、
    第1の基地局から受信されたリバースリンク電力制御コマンドの履歴に部分的に基づいて、加入者局により送信された信号が十分なエネルギで第1の基地局により受信されている場合に、第1の基地局に対するハンドオフを実行することとを含む方法
  2. 1つ以上の基地局から受信されたリバースリンク電力制御コマンドに対応する情報を記憶することをさらに含む請求項1記載の方法
  3. 第1の基地局に対するハンドオフを実行することが必要であるかどうかを決定することと、
    ハンドオフを実行することが必要である場合で、加入者局により送信された信号が十分なエネルギで第1の基地局により受信された場合に、第1の基地局に対するハンドオフを許可することとをさらに含む請求項1記載の方法
  4. 加入者局により送信された信号が十分なエネルギで第1の基地局により受信されなかった場合に、第1の基地局に対するハンドオフを禁止することをさらに含む請求項3記載の方法
  5. 禁止することは、加入者局へのフォワードリンクデータの送信のための代替基地局を選択することを含む請求項4記載の方法
  6. ハンドオフを実行することが必要でない場合に、加入者局へのフォワードリンクデータの送信に現在使用されている基地局が、加入者局からの信号を十分なエネルギで受信するかどうかを決定することと、
    現在使用されている基地局が加入者局からの信号を十分なエネルギで受信しなかった場合に、代替基地局に対するハンドオフを実行することをさらに含む請求項3記載の方法
  7. 代替基地局に対するハンドオフを実行することは、加入者局により送信された信号が十分なエネルギで代替基地局により受信されたことを示す、代替基地局から受信されたリバースリンク電力制御コマンドに基づいて代替基地局を選択することを含む請求項6記載の方法
  8. 第1の基地局に対するハンドオフを許可することは、第1の基地局の識別子を示すメッセージを加入者局により送信することを含む請求項3記載の方法
  9. メッセージは、加入者局に送信するように要求されたレートをさらに示す請求項8記載の方法
  10. パイロット信号およびリバースリンク電力制御コマンドを1つ以上の基地局から受信する受信機と、
    1つ以上の基地局から受信されたパイロット信号のエネルギに少なくとも部分的に基づいて、加入者局へのフォワードリンクデータの送信のための第1の基地局を選択し、第1の基地局から受信されたリバースリンク電力制御コマンドの履歴に部分的に基づいて、加入者局により送信された信号が十分なエネルギで第1の基地局により受信されている場合に、第1の基地局に対するハンドオフを実行するプロセッサとを具備する装置
  11. 1つ以上の基地局から受信されたリバースリンク電力制御コマンドに対応する情報を記憶するメモリをさらに具備する請求項10記載の装置
  12. プロセッサは、第1の基地局に対するハンドオフを実行することが必要であるかどうかを決定し、第1の基地局に対するハンドオフを実行することが必要である場合で、加入者局により送信された信号が十分なエネルギで第1の基地局により受信された場合に、第1の基地局に対するハンドオフを許可する請求項11記載の装置
  13. 加入者局により送信された信号が十分なエネルギで第1の基地局により受信されなかった場合に、プロセッサが第1の基地局に対するハンドオフを禁止する請求項12記載の装置
  14. プロセッサは、加入者局へのフォワードリンクデータの送信のための代替基地局を選択する請求項13記載の装置
  15. プロセッサは、
    第1の基地局に対するハンドオフを実行することが必要でない場合に、加入者局へのフォワードリンクデータの送信に現在使用されている基地局が加入者局からの信号を十分なエネルギで受信するかどうかを決定し、
    現在使用されている基地局が加入者局からの信号を十分なエネルギで受信しなかった場合に、代替基地局に対するハンドオフを実行する請求項12記載の装置
  16. プロセッサは、加入者局により送信された信号が十分なエネルギで代替基地局により受信されたことを示す、代替基地局から受信されたリバースリンク電力制御コマンドに基づいて代替基地局を選択する請求項15記載の装置
  17. プロセッサは、第1の基地局の識別子を示すメッセージを送信する請求項12記載の装置
  18. メッセージは、加入者局に送信するように要求されたレートをさらに示す請求項17記載の装置
  19. 通信システムにおいてハンドオフを実行する装置において、
    加入者局において、パイロット信号およびリバースリンク電力制御コマンドを1つ以上の基地局から受信する手段と、
    1つ以上の基地局から受信されたパイロット信号のエネルギに少なくとも部分的に基づいて、加入者局へのフォワードリンクデータの送信のための第1の基地局を選択する手段と、
    第1の基地局から受信されたリバースリンク電力制御コマンドの履歴に部分的に基づいて、加入者局により送信された信号が十分なエネルギで第1の基地局により受信されている場合に、第1の基地局に対するハンドオフを実行する手段とを具備する装置
  20. 1つ以上の基地局から受信されたリバースリンク電力制御コマンドに対応する情報を記憶する手段をさらに具備する請求項19記載の装置
  21. 第1の基地局に対するハンドオフを実行することが必要であるかどうかを決定する手段と、
    ハンドオフを実行することが必要である場合で、加入者局により送信された信号が第1の基地局により十分なエネルギで受信された場合に、第1の基地局に対するハンドオフを許可する手段とをさらに具備する請求項19記載の装置
  22. 加入者局により送信された信号が十分なエネルギで第1の基地局により受信されなかった場合に、第1の基地局に対するハンドオフを禁止する手段をさらに具備する請求項21記載の装置
  23. 第1の基地局に対するハンドオフを実行することが必要でない場合に、加入者局へのフォワードリンクデータの送信に現在使用されている基地局が、加入者局からの信号を十分なエネルギで受信するかどうかを決定する手段と、
    現在使用されている基地局が加入者局からの信号を十分なエネルギで受信しなかった場合に、代替基地局に対するハンドオフを実行する手段とをさらに具備する請求項21記載の装置
  24. 第1の基地局に対するハンドオフを許可する手段は、第1の基地局の識別子を示すメッセージを送信する手段を含む請求項21記載の装置
  25. メッセージは、加入者局に送信するように要求されたレートをさらに示す請求項24記載の装置
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