JP4454842B2 - Slide circular saw - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被切断材を載置可能なテーブルの上方に上下動可能に配置された丸鋸本体を、下降動作後においてテーブルの面方向に直線的に移動させて被切断材を切断する構成のスライド丸鋸盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のスライド丸鋸盤は、例えば特開平11−90730号公報に開示されている。公報記載のスライド丸鋸盤は、鋸刃が備えられた丸鋸本体を、テーブルの面方向にスライドバーを介して移動可能に構成したものであり、これによれば、切断すべき被切断材(木材)をテーブル上面にセットした状態で、丸鋸本体を被切断材に向かって下降(傾動操作)後、テーブルの面方向に移動させることによって、幅広の被切断材を切断することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の公報記載のスライド丸鋸盤において、テーブルに設定されるスライドバーの移動範囲を拡大することによって、切断能力(最大切断幅の拡大)を高めようとすると、テーブル、延いては丸鋸盤全体の大型化を招くことになる。
【0004】
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、丸鋸本体がテーブルの面方向に移動可能に構成されているスライド丸鋸盤において、テーブルの大型化を回避する態様で、丸鋸本体の移動量の拡大を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明に係るスライド丸鋸盤は、特許請求の範囲の各請求項に記載の通りの構成を備えた。
請求項1に記載の発明においては、スライド丸鋸盤において、テーブルの面方向に対する丸鋸本体の相対移動が、複数段で行われるように構成されている。このことによって、テーブルの大型化を回避した態様で、丸鋸本体の移動量を拡大することが可能となる。
また、請求項1に記載の発明においては、丸鋸本体の2段階の相対移動は、テーブルに支持されかつ丸鋸本体を支持する支持部と、該支持部に対する丸鋸本体及び/又はテーブルとの相対移動によって達成される構成としている。このような構成によれば、丸鋸本体はテーブルに対して支持部を介して2段階の相対移動が可能とされる。
従って、請求項1に記載の発明によれば、テーブルを大型化することなく、丸鋸本体の移動量を拡大することが可能となる。換言すれば、従来と同一の移動量に設定したときは、テーブルを含めた丸鋸盤全体のコンパクト化を図ることが可能となる。
【0006】
この場合において、請求項2に記載したように、丸鋸本体の2段階の相対移動は、テーブルと支持部との相対移動及び前記丸鋸本体と前記支持部との相対移動で達成される構成とすることが好ましい。このような構成によれば、テーブルを大型化することなく、丸鋸本体の移動量を拡大できる。
【0007】
また、特許請求の範囲には含まれない以下の関連発明によっても、同様の作用効果を得ることができる。この関連発明は、「テーブルの上方に上下動可能に配置された丸鋸本体が、前記テーブルに対し面方向に相対的に移動することによって前記テーブル上に載置された被切断材を切断する構成のスライド丸鋸盤であって、前記丸鋸本体は、複数段階のスライド機構を介して前記テーブルに支持されており、該スライド機構は、前記テーブルの面方向に移動可能に支持された相互に平行な一対の中空状に形成されたアウタースライド部材と、該両アウタースライド部材内に軸方向に相対移動可能に嵌入されたインナースライド部材と、該両インナースライド部材に掛け渡し状に支持された支持部を備え、該支持部に前記丸鋸本体が支持されて、該丸鋸本体が、前記アウタースライド部材の前記テーブルに対する移動動作と、該アウタースライド部材に対する前記インナースライド部材の移動動作による複数段階で前記テーブルに対してテーブル面方向に移動可能な構成としたスライド丸鋸盤」と特定することができる。
この関連発明においては、丸鋸本体の相対移動は、中空状に形成されたアウターースライド部材の移動と、そのアウタースライド部材内に嵌入されたインナースライド部材の移動とによって達成される構成としたものである。このような構成によれば、少ないスペースでスライド構造を成立させることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。この第1の実施形態が請求項1に記載した発明の実施形態に相当する。図1及び図2はそれぞれスライド丸鋸盤を示す側断面図であり、図1にはスライド前の状態が示され、図2にはスライド後の状態が示されている。また、図3は丸鋸本体及びそれを支持するアームが省略されたスライド丸鋸盤の一部を切断して示す平面図である。
図示のように、スライド丸鋸盤1は、床面に載置されるベース2、そのベース2に取り付けられる回転式のテーブル5、及びそのテーブル5の上方に配置されるとともに、下降動作によってテーブル5上にセットされた被切断材Wを切断するための丸鋸本体20等を主たる構成部材として備えている。
【0009】
切断すべき被切断材Wは、テーブル5の被切断材載置面である上面5aに載置されるとともに、ベース2上の後側に立設されたフェンス3の被切断材当接面3aに一面を当接した状態で、図示省略の被切断材押さえによって上方から押さえ込まれて固定される。そして、その固定状態で、丸鋸本体20が下降動作されたとき、電動モータ(図示省略)によって回転駆動される鋸刃21によって切断される。図1及び図2にはそれぞれ丸鋸本体20の下降状態が示されている。なお、テーブル5には被切断材Wの切断作業時に鋸刃21が貫通可能な刃口5bが設けられているが、この刃口5bはテーブル5の外周の一部を径方向へ延長させて形成したテーブルロック取付部6にまで及んでいる。また、フェンス3は図3に示すように、刃口5bを挟んで両側に設けられている。
【0010】
鋸刃21はその平面視での切断方向(以下、切り込み線という)がフェンス3の被切断材当接面3aに対して直角をなすように配置されている。従って、通常は直角切りとなるが、この直角切りを標準として、テーブル5及び丸鋸本体20を一体的に水平回動させてフェンス3に対する切り込み角度を変更することによって、被切断材Wを上面から見て斜め、横から見て真っ直ぐに切断することが可能とされている。以下、この切断を角度切りという。
【0011】
上記の角度切りを可能とするために、フェンス3の被切断材当接面3aと切り込み線との交差点の真下にテーブル5の回転中心が設定されている。すなわち、テーブル5は回転中心に配置される縦軸7を介してベース2に回転可能に取り付けられている。従って、テーブル5と共に丸鋸本体20を縦軸7回りに回動することによって、フェンス3の被切断材当接面3aに対する鋸刃21の切り込み角度を調整することができる。
【0012】
また、テーブル5には角度調整後のテーブル5をベース2に固定するためのテーブルロック機構10が備えられている。このテーブルロック機構10は、一定角度毎にテーブル5をベース2に位置決めするためのポジティブロック用の第1のロックピン11と、位置決め位置に強固に固定するための第2のロックピン12とを有している。図3に示すように、ベース2にはテーブル5の回動支点を中心とする少なくとも半円弧形のロック用側壁部4が備えられ、そのロック用側壁部4には円周方向に一定ピッチ毎に凹部(切欠)4aが設けられている。
第1のロックピン11は、ロック用側壁部4の凹部4aにバネ14によって押されて係合され、ロック解除用の操作レバー13の摘み部13aを上方から加圧操作したときにバネ14に抗して後退されて凹部4aから抜け出る構成となっている。第2のロックピン12はテーブル5に螺合されており、操作ノブ12aを回動操作することによって先端が加圧プレート15を介してロック用側壁部4を押し付けてロックし、その押し付けを解除することでロックが解除される構成となっている。
【0013】
次に、テーブル5に対する丸鋸本体20の取付関係(支持関係)について説明する。テーブル5には2本のスライドバー31が水平方向に設けられ、そのスライドバー31の一端にはアームホルダー24を介して支持されるアーム22が設けられ、そのアーム22に丸鋸本体20が支持されている。なお、上記のアームホルダー24が本発明でいう丸鋸本体20を支持する支持部に対応する。
アーム22はスライドバー31の上方を通ってテーブル5上面側に向かって延出されており、その先端部に支持軸23を介して丸鋸本体20が上下方向に傾動可能に取り付けられている。丸鋸本体20は常には図示省略のリターンバネによって上方の待機(初期)位置に保持されており、従って、被切断材の切断作業時の下降動作は、このリターンバネのバネ力に抗して行われる。
【0014】
また、被切断材Wを上から見て真っ直ぐ、横から見て斜めに切断(以下、この切断を傾斜切りという)を可能とするために、アーム22がアームホルダー24に対して横軸25を介して左右方向に傾動可能に取り付けられている。なお、アームホルダー24に対するアーム22の傾動動作は、アームホルダー24に形成された傾動支点を中心とする円弧状のガイド面24aによって安定に支持された状態で行われるようになっている。なお、横軸25の軸線は、テーブル5の上面5a上で、かつ刃口5bの延長線上に設定されている。このことにより、テーブル5の上面5aに対する鋸刃21の角度(通常は直角位置を標準とする)が調整可能とされている。
横軸25はアーム22に設けたねじ孔に螺合されており、軸端に取り付けた操作レバー26を回動操作することによって、アームホルダー24に対するアーム22の固定及びその解除が可能となっている。
【0015】
次に、上記のように構成されて角度切り及び傾斜切りが可能とされたスライド丸鋸盤1のスライド機構30を説明する。テーブル5に対して丸鋸本体20を相対移動させるためのスライド機構30は、互いに平行に配置されたスライド部材としての左右2本のスライドバー31を主体に構成されている。スライドバー31はテーブル5の上下幅内において軸受(リニアボールベアリング)32を介してテーブル5の面方向(水平方向)に移動可能に取り付けられ、その突出端部にアームホルダー24が軸受(リニアボールベアリング)33を介して軸方向に移動可能に取り付けられている。
【0016】
スライドバー31は円形断面に形成され、移動方向の両端部において前後のタイバー34,35によって結合されており、前側(図示右側)のタイバー34がベース2に設けた前後のストッパ36,37に当接することでその移動範囲が規定される。なお、後側のストッパ37は、テーブル5のボス部に設けられている。また、アームホルダー24は、2本のスライドバー31に対して掛け渡し状に設けられて、軸受33のアウタケース33aがスライドバー31に設けた後側(図示左側)のタイバー35と、スライドバー31の軸方向略中程に設けたストッパリング38に当接することでその移動範囲が規定される。
このように、丸鋸本体20は、スライドバー31の移動と、スライドバー31に対するアームホルダー24の移動との2段階で移動できるように構成されており、図1及び図2にはスライドバー31の移動量がS1で示され、アームホルダー24の移動量がS2で示されている。
【0017】
また、丸鋸本体のスライド動作を固定して一般的な丸鋸盤としての使用形態を可能とするために、ベース2には、スライドバー31の移動をロックするためのスライドロック機構41が設けられている。スライドロック機構41は、スライドバー31に対して該スライドバー31が軸方向に移動できるように嵌合されるとともに、ベース2側に対しては止めネジ42によって固定される補助リング43と、ベース2を貫通して補助リング43に設けたねじ孔に螺合されるとともにスライドバー31の外周面に先端が当接可能なロックネジ44とから構成されている。従って、ロックネジ44を締め付けて先端をスライドバー31に押し付けることによってスライドバー31の移動をロックすることができる。
一方、アームホルダー24側にもスライドバー31の場合と同様に構成されるスライドロック機構41が設けられており、ロックネジ44を操作することによってスライドバー31に対するアームホルダー24の移動をロックすることができる。
【0018】
本実施の形態においては、上記のように、丸鋸本体20はテーブル5に対してスライドバー31の移動と、スライドバー31に対するアームホルダー24の移動との2段階で移動できる構成、すなわち、丸鋸本体20を支持する支持部としてのアームホルダー24を介して2段階で相対移動できる構成としたものである。従って、テーブル5上にセットされた被切断材Wを切断するに際しては、図1に示すように、丸鋸本体20を最も手前(図示右側)へ移動した状態で支持軸23を支点にして下方へ傾動させて鋸刃21を被切断材Wに切り込んだ後、丸鋸本体20をフェンス3側(図示左側)へ押動することによって、図2に示すように、被切断材Wを切断することができる。
この場合において、丸鋸本体20は、スライドバー31の移動量S1と、アームホルダー24の移動量S2とを合計した移動量S1+S2で移動できるため、従来に比べて総移動量が拡大される。すなわち、テーブル5に対するスライドバー31の移動量S1を従来と同様に設定したときは、アームホルダー24の移動量S2分だけ拡大できる。従って、このときのスライドバー31の移動領域については、従来と同様に設定できるため、テーブル5の大型化が回避される。換言すれば、丸鋸本体20の総移動量を従来と同様に設定したときは、スライド丸鋸盤1全体のコンパクト化が可能となる。
【0019】
次に、特許請求の範囲に記載した発明とは異なる関連発明の実施形態(第2の実施の形態)を図4に基づいて説明する。この第2の実施形態はテーブル5に対して丸鋸本体20を相対移動させるためのスライド機構30に係る変更例であって、この実施の形態においては、2本の第1のスライドバー51が中空状に形成されるとともに、テーブル5に対して軸受(リニアボールベアリング)32を介して移動可能に取り付けられている。そして、第1のスライドバー51内に第2のスライドバー52がそれぞれ軸受(リニアボールベアリング)33を介して移動可能に嵌合され、その第2のスライドバー52にアームホルダー24が固着されている。上記の第1のスライドバー51が本発明でいうアウタースライド部材に対応し、第2のスライドバー52が本発明でいうインナースライド部材に対応する。
【0020】
そして、第1のスライドバー51は、その外周に設けた前後のストッパ51a,51bが軸受32のアウタケース32aの軸方向端面に当接することによって移動範囲が規定され、また、第2のスライドバー52は、その外周に設けた前後のストッパ52a,52bが軸受33のアウタケース33aの軸方向端面に当接することによって移動範囲が規定される。なお、その他については、前述した第1の実施の形態と同様に構成される。
【0021】
従って、第2の実施の形態においても、丸鋸本体20は、テーブル5に対する第1のスライドバー51の移動と、該第1のスライドバー51に対する第2のスライドバー52の移動とによる2段階で移動することができる。特に、第2の実施の形態においては、中空の第1のスライドバー51内に第2のスライドバー52が差し込まれる、いわゆるテレスコープ構造としたので、少ないスペースでスライド構造を成立させることができ、よりコンパクト化が可能となる。
【0022】
次に、請求項2に記載した発明の実施形態(第3の実施の形態)を図5に基づいて説明する。この第3の実施形態においては、テーブル5に対して丸鋸本体20を相対移動させるためのスライド機構30が、丸鋸本体20を支持する支持部としてのアームホルダー24を介してテーブル5に相対移動可能に取り付けられ、また支持部であるアームホルダー24に対して丸鋸本体20が相対移動可能に取り付けられることによって、2段階で移動できる構成となっている。
テーブル5に対するアームホルダー24の移動構造としては、第1の実施の形態で説明したスライドバー31がテーブル5に軸受32を介して移動する構造が採用されており、スライドバー31に対してはアームホルダー24が固着された構成となっている。なお、スライドバー31の移動をロックするスライドロック機構41等については、第1の実施の形態と同様のため、同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】
一方、アームホルダー24に対する丸鋸本体20の移動構造として、該アームホルダー24の上部に保持器61が設けられ、その保持器61にアッパスライドバー62が前記スライドバー31と平行な軸方向に移動可能(周方向には回転不能)に取り付けられた構成となっている。そして、アッパスライドバー62の一端に丸鋸本体20がブラケット63を介して上下方向に回動可能に取り付けられている。かくして、丸鋸本体20はアームホルダー24に対して移動可能に取り付けられ、図示省略のストッパにてその移動範囲が規定されている。なお、アッパスライドバー62は伸縮自在な防塵カバー64によって被われている。
また、図示はしないが、保持器61にはアッパスライドバー62の移動をロックするための第1の実施の形態で説明したスライドロック機構41と同様なスライドロック機構が設けられている。なお、その他に関し、前述した第1の実施の形態と同様な構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0024】
上記のように、第3の実施の形態においては、丸鋸本体20は、テーブル5に対して支持部としてのアームホルダー24がスライドバー31を介して移動し、また、アームホルダー24に対して丸鋸本体20自体がアッパスライドバー62を介して移動することによって、2段階で移動することができる。
従って、この実施の形態によれば、丸鋸本体20は、テーブル5に対してスライドバー31の移動量S1と、アッパスライドバー62の移動量S2とを合計した移動量S1+S2で移動できるため、テーブル5を大型化することなく、総移動量を拡大できる。
【0025】
なお、本発明は図示の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することが可能である。
例えば、角度切り及び傾斜切りの機能を備えたスライド丸鋸盤1で記載したが、上記の機能を有しない態様で実施してもよい。また、スライドバー31,51の数あるいは断面形状等については、自由に変更してもよい。
また、2段式のスライド構造としたが、更に移動段数を増やしてもよい。また、第2の実施の形態において、第1のスライドバー51内に第2のスライドバー52が移動可能に嵌合する構成としては、例えば図6に示すように、第1のスライドバー51を断面溝形に形成し、そのスライドバー51内に第2のスライドバー52が互いに係合する凹部51cと凸部52cを介して移動可能に係合する構成、あるいは図7に示すように、2本のスライドバー51を断面コ字形に形成するとともに、それら両スライドバー51間に1つの第2のスライドバー52が移動可能に嵌合する構成等に変更してもよい。
【0026】
また、第3の実施の形態では、支持部としてのアームホルダー24がスライドバー31を介してテーブル5に移動可能とされ、そのアームホルダー24に丸鋸本体20がアッパスライドバー62を介して移動可能に構成されるとしたが、第1の実施の形態で説明したような2段階の移動構造、あるいは第2の実施の形態で説明したような2段階の移動構造を、アームホルダー24に対する丸鋸本体20の移動構造として採用してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、丸鋸本体がテーブルの面方向に移動可能に構成されているスライド丸鋸盤において、テーブルの大型化を回避する態様で、丸鋸本体の移動量を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係るスライド丸鋸盤を示す側断面図であり、スライド前の状態を示す。
【図2】 同じくスライド丸鋸盤を示す側断面図であり、スライド後の状態を示す。
【図3】 丸鋸本体及びそれを支持するアームが省略されたスライド丸鋸盤の一部を切断して示す平面図である。
【図4】 第2の実施の形態に係るスライド機構を示す断面図である。
【図5】 第3の実施の形態に係るスライド丸鋸盤の一部を破断して示す側断面図である。
【図6】 スライド機構の変更例を示す説明図である。
【図7】 スライド機構の他の変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スライド丸鋸盤
2 ベース
5 テーブル
20 丸鋸本体
21 鋸刃
22 アーム
24 アームホルダー
30 スライド機構
31 スライドバー
32 軸受
33 軸受[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention has a configuration in which a circular saw body disposed so as to be movable up and down above a table on which a material to be cut can be placed is linearly moved in the surface direction of the table after the lowering operation to cut the material to be cut. Related to the slide circular saw machine.
[0002]
[Prior art]
This type of slide circular saw is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-90730. The slide circular saw machine described in the publication is configured such that a circular saw body provided with a saw blade is movable in the surface direction of the table via a slide bar. With the (wood) set on the upper surface of the table, the circular saw body is lowered (tilted) toward the material to be cut, and then moved in the surface direction of the table, whereby a wide material to be cut can be cut. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the slide circular saw described in the above publication, if the cutting ability (enlargement of the maximum cutting width) is increased by expanding the moving range of the slide bar set on the table, the table, and eventually the circular saw The overall size will be increased.
[0004]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems. An object of the present invention is to provide a slide circular saw machine in which a circular saw body is configured to be movable in the surface direction of the table. The purpose is to increase the amount of movement of the circular saw body in a manner that avoids an increase in size.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a slide circular saw machine according to the present invention has a configuration as described in each claim.
According to the first aspect of the present invention, the slide circular saw machine is configured such that the relative movement of the circular saw body with respect to the surface direction of the table is performed in a plurality of stages. This makes it possible to increase the amount of movement of the circular saw body in a manner that avoids an increase in the size of the table.
In the first aspect of the invention, the two-stage relative movement of the circular saw body includes a support portion supported by the table and supporting the circular saw body, and the circular saw body and / or the table with respect to the support portion. The configuration is achieved by relative movement. According to such a configuration, the circular saw body can be moved relative to the table in two stages via the support portion.
Therefore, according to the first aspect of the present invention, the amount of movement of the circular saw body can be increased without increasing the size of the table. In other words, when the movement amount is set to be the same as the conventional amount, the entire circular saw machine including the table can be made compact.
[0006]
In this case, as described in
[0007]
Similar effects can also be obtained by the following related inventions not included in the scope of claims. This related invention is as follows: "A circular saw body arranged so as to be movable up and down above a table moves relative to the table in the surface direction to cut a workpiece placed on the table. A slide circular saw machine having a configuration, wherein the circular saw body is supported by the table via a plurality of stages of slide mechanisms, and the slide mechanisms are supported so as to be movable in the surface direction of the table. A pair of hollow outer slide members that are parallel to the inner slide member, an inner slide member that is fitted in the outer slide member so as to be relatively movable in the axial direction, and the inner slide member that is supported in a spanning manner. The circular saw body is supported by the support part, and the circular saw body moves the outer slide member relative to the table, and the outer slide part. It can be specified as “slide circular saw machine configured to be movable in the table surface direction with respect to the table in a plurality of stages by the movement operation of the inner slide member with respect to the material” .
In this related invention , the relative movement of the circular saw body is achieved by the movement of the outer slide member formed in a hollow shape and the movement of the inner slide member fitted in the outer slide member. Is. According to such a configuration, the slide structure can be established with a small space.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. This first embodiment corresponds to an embodiment of the invention described in
As shown in the drawing, the slide
[0009]
The material to be cut W to be cut is placed on the
[0010]
The
[0011]
In order to enable the above-described angle cutting, the center of rotation of the table 5 is set just below the intersection between the
[0012]
Further, the table 5 is provided with a
The
[0013]
Next, the attachment relationship (support relationship) of the
The
[0014]
Further, in order to enable the workpiece W to be cut straight when viewed from above and obliquely viewed from the side (hereinafter, this cutting is referred to as inclined cutting), the
The
[0015]
Next, the
[0016]
The
As described above, the
[0017]
In addition, in order to fix the slide operation of the circular saw body and to enable use as a general circular saw machine, the
On the other hand, a
[0018]
In the present embodiment, as described above, the
In this case, the
[0019]
Next, an embodiment (second embodiment) of a related invention different from the invention described in the claims will be described with reference to FIG. The second embodiment form status is a modification of the
[0020]
The
[0021]
Accordingly, also in the second embodiment, the
[0022]
Next, an embodiment (third embodiment) of the invention described in
As the moving structure of the
[0023]
On the other hand, as a moving structure of the
Although not shown, the
[0024]
As described above, in the third embodiment, the
Therefore, according to this embodiment, the
[0025]
In addition, this invention is not limited to embodiment of illustration, It can change suitably in the range which does not deviate from the summary.
For example, although the slide
Further, although the two-stage slide structure is used, the number of moving stages may be further increased. Further, in the second embodiment, as a configuration in which the
[0026]
In the third embodiment, the
[0027]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, in a circular circular saw machine in which the circular saw body is configured to be movable in the surface direction of the table, the circular saw body is moved in a manner that avoids an increase in the size of the table. The amount can be expanded.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a slide circular saw machine according to a first embodiment, showing a state before sliding.
FIG. 2 is a side sectional view showing a slide circular saw, similarly, showing a state after sliding.
FIG. 3 is a plan view showing a cut circular saw in which a circular saw body and an arm supporting the circular saw are omitted.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a slide mechanism according to a second embodiment.
FIG. 5 is a side sectional view showing a part of a slide circular saw machine according to a third embodiment in a cutaway manner.
FIG. 6 is an explanatory view showing a modification example of the slide mechanism.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing another modification of the slide mechanism.
[Explanation of symbols]
1 Slide
Claims (2)
前記丸鋸本体は、2段階のスライド機構を介して前記テーブルに支持されており、
該スライド機構は、前記テーブルの面方向に移動可能に支持され、該テーブルの面方向に一定の間隔をおいて相互に平行な一対のスライドバーと、該両スライドバーに掛け渡し状に設けられて、該スライドバーと同じ方向に移動可能に支持された支持部を備え、該支持部に前記丸鋸本体が支持されて、該丸鋸本体が、前記スライドバーの前記テーブルに対する移動動作と、前記スライドバーに対する前記支持部の移動動作であって手動操作による相互に独立した2段階のスライド動作により前記テーブルに対してテーブル面方向に移動可能な構成としたスライド丸鋸盤。A circular saw body arranged so as to be vertically movable and tiltable in the left-right direction above the table moves relative to the table in the surface direction, thereby cutting the material to be cut placed on the table. A slide circular saw of composition,
The circular saw body is supported by the table via a two-stage slide mechanism,
The slide mechanism is supported so as to be movable in the surface direction of the table, and is provided in a spanning manner between a pair of slide bars parallel to each other at a certain interval in the surface direction of the table. A support portion supported so as to be movable in the same direction as the slide bar, the circular saw body is supported by the support portion, and the circular saw body moves the slide bar relative to the table; A slide circular saw machine configured to be movable in the table surface direction with respect to the table by a two-stage independent slide operation by manual operation, which is a movement operation of the support portion with respect to the slide bar.
前記丸鋸本体は、2段階のスライド機構を介して前記テーブルに支持されており、
該スライド機構は、前記テーブルの面方向に移動可能に支持され、該テーブルの面方向に一定の間隔をおいて相互に平行な一対のスライドバーと、該両スライドバーに掛け渡し状に固定された支持部と、該支持部に、前記スライドバーと同じ方向に移動可能に支持された相互に平行な一対のアッパスライドバーを備え、該アッパスライドバーに前記丸鋸本体が支持されて、該丸鋸本体が、前記スライドバーの前記テーブルに対する移動動作と、前記支持部に対する前記アッパスライドバーの移動動作であって手動操作による相互に独立した2段階のスライド動作により前記テーブルに対してテーブル面方向に移動可能な構成としたスライド丸鋸盤。A circular saw body arranged so as to be vertically movable and tiltable in the left-right direction above the table moves relative to the table in the surface direction, thereby cutting the material to be cut placed on the table. A slide circular saw of composition,
The circular saw body is supported by the table via a two-stage slide mechanism,
The slide mechanism is supported so as to be movable in the surface direction of the table, and is fixed to a pair of slide bars parallel to each other at a certain interval in the surface direction of the table. And a pair of mutually parallel upper slide bars supported movably in the same direction as the slide bar, and the circular saw body is supported by the upper slide bar, The circular saw body moves the slide bar relative to the table and moves the upper slide bar relative to the support portion, and the table surface with respect to the table by two independent slide operations by manual operation. A slide circular saw that can move in any direction.
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