JP4454204B2 - ディスクアレイ制御装置及び方法並びにディスクアレイ制御プログラム - Google Patents

ディスクアレイ制御装置及び方法並びにディスクアレイ制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、並列に接続された複数台のHDD(hard disk drive)に対してデータを読み書きするディスクアレイ制御装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクアレイに格納されるデータは非常に重要なデータであるので、その信頼性は限りなく高いレベルを要求される。この高信頼性を実現するため、ディスクアレイ制御装置は、ホストコンピュータから複数のセクタに書き込まれるデータにセクタ単位でCRC(cyclic redundancy check codes)符号等を付加し、これらのデータ及び付加情報を物理HDDへ書き込み、物理HDDからデータを読み出す時にCRCチェックを実行してデータの化け等を検出する機能を搭載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような高信頼性機能を搭載しているディスクアレイ制御装置においても、物理HDD側で書き込み漏れ等の障害が発生すると、ディスクアレイ側のCRCチェックでも検出することができずにデータが化けてしまう可能性があった。例えば、セクタ単位で書き込み漏れが発生した場合、すなわち一つのセクタが丸ごと書き込み漏れになった場合には、そのセクタに旧値が残っているので読み出し時にCRCエラーとならない。
【0004】
【発明の目的】
そこで、本発明の目的は、例えばセクタ単位で発生した書き込み漏れを検証でき、これによりディスクアレイの信頼性を向上できる、ディスクアレイ制御装置等を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のディスクアレイ制御装置は、並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするとともに、検証用記憶手段、書き込み手段及び検証手段を備えている。書き込み手段は、データの書き込み動作毎にインクリメントする書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む。検証手段は、アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する。
【0006】
請求項2記載のディスクアレイ制御装置は、並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするとともに、検証用記憶手段、書き込み手段及び読み出し手段を備えている。書き込み手段は、データの書き込み動作毎にインクリメントする書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む。読み出し手段は、ホストコンピュータからREAD命令を受信し、このREAD命令の指示する読み出しアドレスが前記検証用記憶手段のリストに登録されている場合、このアドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する。上記「ホストコンピュータからREAD命令を受信し、このREAD命令の指示する読み出しアドレスが前記検証用記憶手段のリストに登録されている場合、このアドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、」とある部分は、「ホストコンピュータからアドレス情報を受信し、このアドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、」と言い換えてもよい(請求項4)。
【0007】
請求項3記載のディスクアレイ制御装置は、並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするとともに、検証用記憶手段、書き込み手段、検証手段及び読み出し手段を備えている。書き込み手段は、データの書き込み動作毎にインクリメントする書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む。検証手段は、アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する。読み出し手段は、ホストコンピュータからREAD命令を受信したとき、このREAD命令の指示する読み出しアドレスが前記検証用記憶手段のリストに登録されている場合、このアドレス情報に基づいて前記検証手段を動作させることにより、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する。上記「ホストコンピュータからREAD命令を受信したとき、このREAD命令の指示する読み出しアドレスが前記検証用記憶手段のリストに登録されている場合、このアドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、」とある部分は「ホストコンピュータから送信されたアドレス情報を受信したときに、このアドレス情報に基づいて前記検証手段を動作させることにより、」と言い換えてもよい(請求項5)。
【0008】
次に、本発明に係るディスクアレイ制御装置の作用について説明する。まず、データは、書き込み識別情報とともにHDDに書き込まれる。一方、その書き込み識別情報は、アドレス情報とともに検証用記憶手段にも書き込まれる。ここで、何らかの理由により、データ及び書き込み識別情報がHDDに書き込まれず、かつ、その書き込み識別情報及びアドレス情報が検証用記憶手段に書き込まれたとする。すると、検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報とHDDから読み出した書き込み識別情報とが不一致となるので、異常が発生したことがわかる。従来は、HDDに対して書き込み漏れが発生しても、前に書き込まれた誤り検出符合とその対象となるデータとがそっくり残っていると、異常と検出されなかった。これに対し、本発明では、書き込みがあったことを示す書き込み識別情報をHDD及び検証用記憶手段の両方に書き込むので、HDDに対して書き込み漏れが発生すると、両者の書き込み識別情報が不一致となることにより、異常を検出できる。
【0009】
本発明に係るディスクアレイ制御方法(請求項6〜10)は、本発明に係るディスクアレイ制御装置に使用されるものであり、本発明に係るディスクアレイ制御プログラム(請求項11〜15)は、本発明に係るディスクアレイ制御装置の各手段としてコンピュータを機能させるものであり、それぞれ本発明に係るディスクアレイ制御装置(請求項1〜5)の構成に対応する。
【0010】
次に、本発明に係るディスクアレイ制御について、言葉を換えてもう一度説明する。本発明に係るディスクアレイ制御装置は、ベリファイリスト、書き込み手段、検証手段及び読み出し手段を有している。ベリファイリストは、各HDD毎に設けられている。書き込み手段は、HDDへのデータ書き込み時に書き込みI/O毎の識別情報(ID:identifier)も同時に各セクタの付加情報として書き込み、ベリファイリストに論理ブロックアドレス、書き込みセクタ数及びIDを記憶する。検証手段は、ベリファイリストに登録されている論理ブロックアドレスに基づき、ベリファイリストに指定されているセクタ数のデータをHDDから読み出し、各セクタのIDとベリファイリストのIDとを比較して一致していることを検証し、該当領域をベリファイリストから削除するとともに、検証が不一致であればHDDを縮退させる(切り離す)。読み出し手段は、ホストコンピュータからのREAD処理時、ベリファイリストに登録されている領域か否かを検索し、登録されている領域であればI/O処理として読み出したデータのIDとベリファイリストのIDとを比較して一致しているかを検証し、不一致であればHDDを縮退させる。
【0011】
また、読み出し手段は、ホストコンピュータからのREAD処理時、ベリファイリストに登録されている領域か否かを検索し、登録されている領域であれば該当領域を検証手段に指示して、該当領域の検証をホストコンピュータI/Oの処理より前に実施する、としてもよい。
【0012】
このように、HDDへデータを書き込み時に、ベリファイリストは登録されて、検証手段で検証されると、ベリファイリストから削除される。よって、このベリファイリストに登録されている領域は、未検証領域となる。したがって、ホストコンピュータからのREADが、検証用記憶手段に登録されている領域(未検証領域)であれば、ホストコンピュータに応答する前に、それを検証する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態において、特許請求の範囲における「検証用記憶手段」、「書き込み識別情報」及び「アドレス情報」を、それぞれ「ベイファイリスト」、「書き込みI/O毎のID(識別子)」及び「論理ブロックアドレス及びセクタ数」と具体化して言い換えるものとする。
【0014】
図1は、本発明に係るディスクアレイ制御装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。図2は、図1のディスクアレイ制御装置におけるHDDの書き込みフォーマットを示す説明図である。図3は、図1のディスクアレイ制御装置におけるベリファイリストの書き込みフォーマットを示す説明図である。以下、これらの図面に基づき説明する。
【0015】
ディスクアレイ制御装置10は、各HDD121〜123毎のベリファイリスト141〜143、書き込み手段16、検証手段18、読み出し手段20、ディスクキャシュ22等を有している。また、ディスクアレイ制御装置10及びHDD121〜123はディスクアレイ24を構成し、ディスクアレイ24はホストコンピュータ26に接続されている。以下、HDD121〜123及びベリファイリスト141〜143については、HDD121及びベリファイリスト141のみを代表として説明する。
【0016】
ベリファイリスト141は、書き込み手段16、検証手段18及び読み出し手段20が使用する、HDD121への書き込みを検証するためのもので、HDD121へのデータ書き込み時に書き込みI/O毎に付加されるIDと、論理ブロックアドレスと、書き込みセクタ数とを記憶している。
【0017】
書き込み手段16は、HDD121への書き込み時に、書き込みI/O毎に付加されるIDを生成し、HDD121へデータ及びIDを書き込むとともに、ベリファイリスト141へ該当領域を登録する。
【0018】
検証手段18は、ベリファイリス141に登録されている論理ブロックアドレスに基づき、ベリファイリスト141に指定されているセクタ数のデータをHDD121から読み出し、各セクタのIDとベリファイリスト141のIDとを比較して一致していることを検証し、該当領域をベリファイリスト141から削除するとともに、検証が不一致であればHDD121を縮退させる。
【0019】
読み出し手段20は、ホストコンピュータ26からのREAD処理時、ベリファイリスト141に登録されている領域か否かを検索し、登録されている領域であれば、I/O処理として読み出したデータのIDが、ベリファイリスト141のIDと比較して一致しているかを検証し、不一致であればHDD141を縮退させる。
【0020】
次に、ディスクアレイ制御装置10の動作を図1乃至図3に基づき説明する。
【0021】
書き込み手段16は、ディスクキャッシュ22上のHDD未書き込みデータを検索し、HDD121への書き込みを行う。このとき、書き込みI/OのIDをHDD121へ付加情報として書き込むとともに、この付加情報をHDD121のベリファイリスト141へ登録する。HDD121の書き込みI/OのIDとは、I/O毎にインクリメントする情報等であり、過去の書き込みのIDと異なる値で書き込むものである。実際、書き込み実施後、HDD121からデータを読み出し、このID値のみチェックすることで、目的のデータが書き込み処理されたと判断する。書き込み前後のID値は、2バイト(1バイト=8ビット)構成であれば、一巡して一致してしまう確率が1/64K(=1/216)であるので、ほとんど一致しない。
【0022】
検証手段18は、HDD121のベリファイリスト141を読み出して、ベリファイリスト141に登録されている領域の検証動作を実施する。まず、HDD121から該当領域を読み出し、ベリファイリスト141のIDと比較して、不一致であれば書き込み失敗と判断して、HDD121を縮退させる。一致している場合には、何らかの書き込みが実施されていることになるので、旧値を読み出すことは無くなる。書き込みが実施されて、かつ有効データであるのかは、このIDチェックと、CRCチェックとで判断できる。検証手段18は、該当領域の検証後、ベリファイリスト141から該当領域を削除する。
【0023】
ホストコンピュータ26からの読み出し指示で、HDD121への読み出しが必要な場合、読み出し手段20はHDD121のベリファイリスト141を検索して該当領域の有無を判断する。該当領域が無い場合には、HDD121から通常の読み出し動作を行えばよい。一方、該当領域がベリファイリスト141に登録されている場合には、書き込み検証が完了していない領域であるので、読み出し処理の中でもID部の比較を実施する。ID部が一致した場合には、正常に読み込みが実施できたことになる。一方、不一致の場合には、HDD121を縮退させて、他のRAIDを構成するメンバディスクから、データをジェネレートする。
【0024】
【発明の効果】
従来技術では、HDDに対して書き込み漏れが発生しても、前に書き込まれた誤り検出符合とその対象となるデータとがそっくり残っていると、異常と検出されなかった。これに対し、本発明では、書き込みがあったことを示す書き込み識別情報をHDD及び検証用記憶手段の両方に書き込むので、HDDに対して書き込み漏れが発生すると、両者の書き込み識別情報が不一致となることにより、異常を検出できる。したがって、ディスクアレイの信頼性を向上できる。
【0025】
換言すると、本発明は、物理HDDに書き込んでデータが確実に書き込まれたことを検証する方式であり、従来の方式と比較して次のような効果がある。(1)データを読み出して検証する処理は、一旦ベリファイリストに登録して、HDDの負荷の低い時に実施できるので、ホストコンピュータからのアクセス性能の低下を抑えることができる。(2)HDD毎に有するベリファイリストに覚えさせる情報は、論理ブロックアドレス、セクタ数、書き込み識別子(例えば、書き込み毎にインクリメントされる情報)のみであるので、ベリファイリストの容量が小さくて済む。これに対しデータを全て残す方式では、膨大な量のベリファイリストになってしまう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクアレイ制御装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。
【図2】図1のディスクアレイ制御装置におけるHDDの書き込みフォーマットを示す説明図である。
【図3】図1のディスクアレイ制御装置におけるベリファイリストの書き込みフォーマットを示す説明図である。
【符号の説明】
10 ディスクアレイ制御装置
121〜123 HDD
141〜143 ベリファイリスト(検証用記憶手段)
16 書き込み手段
18 検証手段
20 読み出し手段
22 ディスクキャシュ
24 ディスクアレイ
26 ホストコンピュータ

Claims (15)

  1. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御装置において、
    検証用記憶手段と、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込み手段と、
    アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する検証手段と、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御装置。
  2. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御装置において、
    検証用記憶手段と、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込み手段と、
    ホストコンピュータからREAD命令を受信し、このREAD命令の指示する読み出しアドレスが前記検証用記憶手段のリストに登録されている場合、このアドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出し手段と、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御装置。
  3. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御装置において、
    検証用記憶手段と、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込み手段と、
    アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する検証手段と、
    ホストコンピュータからREAD命令を受信したときに、このREAD命令の指示する読み出しアドレスが前記検証用記憶手段のリストに登録されている場合、このアドレス情報に基づいて前記検証手段を動作させることにより、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出し手段と、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御装置。
  4. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御装置において、
    検証用記憶手段と、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込み手段と、
    ホストコンピュータからアドレス情報を受信し、このアドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出し手段と、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御装置。
  5. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御装置において、
    検証用記憶手段と、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込み手段と、
    アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する検証手段と、
    ホストコンピュータから送信されたアドレス情報を受信したときに、このアドレス情報に基づいて前記検証手段を動作させることにより、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出し手段と、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御装置。
  6. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御方法において、
    検証用記憶手段を用意し、
    データの書き込み動作毎にインクリメント過去に書き込まれたことの無い値のする書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込みステップと、
    アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する検証ステップと、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  7. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御方法において、
    検証用記憶手段を用意し、
    データの書き込み動作毎にインクリメント過去に書き込まれたことの無い値のする書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込みステップと、
    ホストコンピュータからREAD命令を受信し、このREAD命令の指示する読み出しアドレスが前記検証用記憶手段のリストに登録されている場合、このアドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出しステップと、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  8. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御方法において、
    検証用記憶手段を用意し、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込みステップと、
    アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する検証ステップと、
    ホストコンピュータからREAD命令を受信したときに、このREAD命令の指示する読み出しアドレスが前記検証用記憶手段のリストに登録されている場合、このアドレス情報に基づいて前記検証ステップを動作させることにより、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出しステップと、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  9. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御方法において、
    検証用記憶手段を用意し、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込みステップと、
    ホストコンピュータからアドレス情報を受信し、このアドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出しステップと、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  10. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御方法において、
    検証用記憶手段を用意し、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込みステップと、
    アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する検証ステップと、
    ホストコンピュータから送信されたアドレス情報を受信したときに、このアドレス情報に基づいて前記検証ステップを動作させることにより、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出しステップと、
    を備えたことを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  11. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御プログラムにおいて、
    検証用記憶手段、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込み手段、及び、
    アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する検証手段、
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。
  12. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御プログラムにおいて、
    検証用記憶手段、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込み手段、及び
    ホストコンピュータからREAD命令を受信し、このREAD命令の指示する読み出しアドレスが前記検証用記憶手段のリストに登録されている場合、このアドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出し手段、
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。
  13. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御プログラムにおいて、
    検証用記憶手段、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込み手段、
    アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する検証手段、及び、
    ホストコンピュータからREAD命令を受信したときに、このREAD命令の指示する読み出しアドレスが前記検証用記憶手段のリストに登録されている場合、このアドレス情報に基づいて前記検証手段を動作させることにより、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出し手段、
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。
  14. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御プログラムにおいて、
    検証用記憶手段、
    データの書き込み動作毎にインクリメント過去に書き込まれたことの無い値のする書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込み手段、及び
    ホストコンピュータからアドレス情報を受信し、このアドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出し手段、
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。
  15. 並列に接続された複数台のHDDに対してデータを読み書きするディスクアレイ制御プログラムにおいて、
    検証用記憶手段、
    データの書き込み動作毎にインクリメントする過去に書き込まれたことの無い値の書き込み識別情報を付与し、この書き込み識別情報を当該データとともに前記HDDに書き込み、このときに書き込んだアドレスを含むアドレス情報及び前記書き込み識別情報を前記検証用記憶手段に書き込む書き込み手段、
    アドレス情報及び書き込み識別情報を前記検証用記憶手段から読み出し、この読み出したアドレス情報における書き込み識別情報を前記HDDから読み出し、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する検証手段、及び、
    ホストコンピュータから送信されたアドレス情報を受信したときに、このアドレス情報に基づいて前記検証手段を動作させることにより、前記検証用記憶手段から読み出した書き込み識別情報と前記HDDから読み出した書き込み識別情報とが一致するか否かを検証する読み出し手段、
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするディスクアレイ制御プログラム。
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