JP4454134B2 - Work vehicle neutral return mechanism - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変速レバーを操作することにより車両の変速を行うこととした作業車両に備えられる、ペダルを踏むことにより該変速レバーを中立位置に復帰させる中立復帰機構の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、変速レバーの操作に応じて油圧式無段変速機構の変速比を変更し、車両を変速させる構成は公知とされている。これは、変速レバーを手で持って傾動する簡易な操作方法により車両の速度を操作できる点で優れている。
また、作業車両のステップ上にペダルを配し、該ペダルを踏み込むことで変速レバーを中立位置に強制復帰させる、中立復帰機構も公知とされている。これはペダルを足で踏み込むという簡易な操作で変速レバーを正確な中立位置に確実におくことができる構成であり、オペレータが安心して運転操作に集中できる点で優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は上述のような中立復帰機構について、簡易な構成を提供するとともに、そのコンパクト性をより向上させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、無段変速機構と、その変速比を変更操作するための変速レバーを有し、作業車両のステップの下方位置にてその回動軸を枢支されながら該ステップ上方に延出するペダルを備え、該ペダルの踏込みによって前記変速レバーを強制的に中立位置に復帰させるように構成された作業車両の中立復帰機構において、前記ペダルの前記回動軸に固着された、略上下方向に沿うアームと、前記アームの一端にその一端側を枢支連結された第一リンクと、前記アームの他端にその一端側を枢支連結された第二リンクと、を有し、第一リンク及び第二のリンクの他端側にはそれぞれ長孔又は溝を設けて、前記変速レバーに連動連結されるピンを、前記第一リンクの長孔又は溝の内部に位置させ、かつ、前記第二リンクの長孔又は溝の内部に位置させるように構成したものである。
【0006】
請求項2においては、無段変速機構と、その変速比を変更操作するための変速レバーを有し、作業車両のステップの下方位置にてその回動軸を枢支されながら該ステップ上方に延出するペダルを備え、該ペダルの踏込みによって前記変速レバーを強制的に中立位置に復帰させるように構成された作業車両の中立復帰機構において、前記ペダルの前記回動軸に固着された、略上下方向に沿うアームと、前記アームの一端にその一端側を枢支連結された第一リンクと、前記アームの他端にその一端側を枢支連結された第二リンクと、を有し、第一リンク及び第二のリンクの他端側にはそれぞれ長孔又は溝を設けて、前記変速レバーにピンを連動連結して、該ピンは、前記変速レバーが前進側又は後進側に動かされたときに機体前後方向に沿って動くようにし、更に該ピンを、前記第一リンクの前記長孔又は溝の内部に位置させ、かつ、前記第二リンクの前記長孔又は溝の内部に位置させ、該ピンが前記機体の前後方向に沿って動いたときに前記長孔又は溝の終端に当接させるように構成したものである。
【0007】
請求項3においては、請求項1又は請求項2に記載の作業車両の中立復帰機構において、前記第一・第二のリンクのうちいずれか一方のリンクを、略水平に配置したものである。
【0008】
請求項4においては、請求項1又は請求項2に記載の作業車両の中立復帰機構において、前記ピンは、前記ペダルの回動軸より機体前方にオフセットされた位置に配置されているものである。
【0009】
請求項5においては、請求項1から請求項4までのいずれか一項記載の作業車両の中立復帰機構において、前記ペダルの踏込みを検出する検出手段と、該検出手段がペダルの踏込みを検知したときにエンジンを始動可能とするとともにPTOクラッチを「断」とする制御装置と、を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。まず、本発明の中立復帰機構を備える、作業車両たる農用トラクタ1の全体構成を説明する。
図1は本発明の走行制御装置を備える農用トラクタの全体側面図である。
【0011】
即ち、図1に示すこの農用トラクタ1においては、互いに左右平行とされた前後板状の車両フレーム3・3上にエンジン26を防振支持している。
後述する伝動カバー2の後端位置における前記車両フレーム3・3の後端部には、トランスミッション14の前面を取り付け、トランスミッション14の後方左右側面にはリアアクスルケース15・15が配置される。トランスミッション14の前端からは入力軸14bが、後端からはリアPTO軸23が、それぞれ突出されて支持される。
車両フレーム3・3の前下方にはフロントアクスルケース12を支持しており、該フロントアクスルケース12の左右に前輪4・4を懸架して、操向自在としている。また、上記リアアクスルケース15・15には左右一対の車軸16・16を支持しており、該車軸16・16の外端に後輪5・5を取り付けている。
車両フレーム3・3の左右両側にはステップ6・6を略水平に配設しており、トランスミッション14の上方には座席7を配設し、車両フレーム3・3の前後中途部にはダッシュボード8を立設している。該ダッシュボード8の上面には計器パネル11を設け、更に前輪4・4を操向操作するためのステアリングハンドル9を突設している。
【0012】
また、ダッシュボード8の左右一側側面から変速レバー41が横向きに突出されて前後回動可能に支持されており、該変速レバー41は後述するリンク機構46により、前記トランスミッション14の後述する変速アーム14dと連係される。
変速レバー41はその握り部41aを機体略左右一方向へ向けており、オペレータが該握り部41aを握って中立位置から前方へ操作すると機体が前進し、後方へ操作すると後進するように、また、その操作量に応じて無段に増速できるようにトランスミッション14を構成している。
機体左側のステップ6上には走行停止ペダル47が延出されており、該走行停止ペダル47を踏動することにより変速レバー41が直ちに中立位置に復帰され、車両を停止できるようにしている。この詳細な構成は後述する。
【0013】
前記トランスミッション14は左右の前記車軸16・16を駆動するための静油圧式無段変速装置(以下、「HST」と称する。)14aや図示せぬ副変速機構や差動機構等によりなり、該副変速機構は歯車式として、上記座席7の側部に配設された副変速レバー24により切換可能とされる。また、トランスミッション14の内部には、上記リアPTO軸23に対する入力軸14bの動力伝達を選択的に入/切するための油圧多板式PTOクラッチ装置27、および、リアPTO軸23の回転方向や回転速度を変更できるPTO正逆転切換装置28が内蔵されている。
また、トランスミッション14の上面には、トラクタ1の後部に作業機を昇降自在に連結するための油圧リフト装置29が搭載される。
【0014】
該油圧リフト装置29と前述のHST14aに関連する油圧回路について、図2を参照しながら説明する。
図2はトラクタにおける油圧回路を示した図である。
【0015】
前記HST14aは、可変容積型の油圧ポンプ121と固定容積型の油圧モータ122とを油圧的に連結して構成している。この油圧的に連結するための閉回路130・130には、作動油を補給するための一対のチェック弁131・131や、閉回路130・130の最大圧力を規定するリリーフバルブ132・132や、中立範囲を拡大するための絞り133等が設けられている。
前記油圧ポンプ121のポンプ軸をHST14aの入力軸14b、即ちトランスミッション14の入力軸とし、また、この入力軸14bからギアトレーン140を介して二連の油圧ポンプ43・44が駆動されるようになっている。これらの油圧ポンプ43・44はトランスミッション14の油溜りから油を吸込み、一方の油圧ポンプ43から吐出された油は前記油圧リフト装置29用とされ、他方の油圧ポンプ44から吐出された油はHST14aの作動油補給用とされる。
油圧リフト装置29は、左右一対のリフトアーム45と、該リフトアーム45に連結される油圧シリンダ160と、該油圧シリンダ160に対する圧油給排を行なわせしめる方向切替弁ユニット58とを備えて、前記一方の油圧ポンプ43の吐出ポートと接続される。
他方の油圧ポンプ44の吐出回路には、その吐出圧力を規定するリリーフ弁60が接続される。そこから発生するリリーフ油はオイルクーラ61を経てHST14aのハウジング14c内に入り、油圧ポンプ121及び油圧モータ122を潤滑・冷却した後、最終的にトランスミッション14の油溜りへ戻る。
また、前記油圧ポンプ44の吐出回路とHST14aの作動油補給ポート125とをつなぐ経路中には、ラインフィルタ62、及び、チャージ圧力を規定するための減圧弁74が接続される。
前記減圧弁74が減圧作動する際に常時発生するドレン油は、前記PTOクラッチ装置27に対する圧油給排回路の油圧源として利用される。該圧油給排回路には電磁弁80が介装されており、該電磁弁80のソレノイド80aは、後述する制御装置によってその通電及び通電解除が制御される。
尚、この油圧多板式のクラッチ装置27と電磁弁80との組み合わせに代えて、電磁クラッチを用いることもできる。
【0016】
この構成により、エンジン26の駆動力がトランスミッション14を介してリアアクスルケース15に伝達され、左右一対の車軸16・16を介して左右の後輪5・5を駆動する一方、該車軸16・16と同期する回転がプロペラシャフト13やユニバーサルジョイントを介してフロントアクスルケース12に伝達され、左右の前輪4・4を駆動する。
また、後述の制御装置が前記ソレノイド80aを通電状態にするときは、前記油圧ポンプ44からの圧油が電磁弁80を介して前記PTOクラッチ装置27に供給されて「接」状態となるので、トランスミッション14後端のリアPTO軸23に対してエンジン26の動力が伝達される。従って、トラクタ1後端に接続した作業機を、該リアPTO軸23を介して駆動できるようにしている。
更には、前記方向切替弁ユニット58のコントロールバルブを切り換えることにより油圧シリンダ160が伸縮駆動され、前記油圧リフト装置29に連結された前記作業機を昇降駆動することができる。
【0017】
次に、前記農用トラクタにおけるエンジン26周辺の構成を、主に図1及び図3を参照しながら説明する。
図3はエンジンのフライホイールとトランスミッションとの連動連結構成を示した左側面図である。
【0018】
エンジン26の前方には図示せぬラジエータやバッテリー等が配置され、上方にはエアクリーナやマフラー等を配設している。エンジン26を含むこれら装置群の周囲は図1に示すようにフロントカバー17やサイドカバー18・18やボンネットフード10で覆われており、該ボンネットフード10はその後端を枢支して前方を開閉自在としている。フロントカバー17の前照灯下部には上記ラジエータへの外気導入口30が開口されている(図1)。
また、図3に示すように、エンジン26より後方位置において、左右の車両フレーム3・3の外側面に垂直フレーム53・53が固着されて上方に延出している。該垂直フレーム53・53の上端には正面視門型の燃料タンク取付ステー55が連結され、該取付ステー55の左右脚部に平板状の取付部材56・56が固設される。そして、燃料タンク21の側部に形成されたリブ22を該取付部材56・56に固定することで、該燃料タンク21が移動不能に支持される。
更に、この燃料タンク21の前面を境にしてボンネットフード10内とダッシュボード8内を仕切るように、熱風遮蔽板35が前記垂直フレーム53・53に取り付けられる。該熱風遮蔽板35はその上半部を適宜折曲させて、燃料タンク21前面の形状に沿わせている。
前記垂直フレーム53・53の中途部にはブラケット54が後向きに横架されて固着され、該ブラケット54には略上下方向で後傾状に配置された筒状のハンドルコラム38の基端が固設される。該ハンドルコラム38内にはハンドル軸37が回転自在に支持され、該ハンドル軸37の上端は計器パネル11の上面より突出して前記ステアリングハンドル9を固定している。
ハンドル軸37の下方には操向伝達軸40が上下方向に配置され、回動自在に支持されている。該操向伝達軸40の上端はハンドル軸37にユニバーサルジョイントを介して連結される一方、その下端はギアボックスやタイロッド等を介してフロントアクスルケース12左右の回動ケースに連係されている。従って、前記ステアリングハンドル9を回動すると、ハンドル軸37・操向伝達軸40等を介して前記回動ケースが回動され、前輪4・4の向きが変更されて車両の進行方向を変えることができる。
【0019】
図1に示すように、エンジン26の前記フライホイール48は機体前後方向にその回転軸線を向けて配置してある。そして該フライホイール48には、そのトルク変動を吸収するための緩衝部材49や、伝達シャフト51や二つのユニバーサルジョイント50・52を介して、後述するトランスミッション14のエンジン入力軸14bと連動連結させている。
【0020】
次に、エンジン26の駆動力を前記トランスミッション14に伝達するための構成を説明する。
【0021】
図1・図3に示すように、トランスミッション14の前面には主変速機構としてのHST14aが配設されて前述の副変速機構に連結され、その入力軸14bを該HSTのハウジング14cより前方へ突出支持している。
前記ハウジング14cの一側側部には、上記HST14aの変速比を無段に変更させるための変速アーム14dが枢支される(図3)。該変速アーム14dには、その中立位置を規定するためのデテント機構が配設されている(図略)。
【0022】
図1に示すように、前述したユニバーサルジョイント50・52、伝達シャフト51、HST14aの上部は、前記ステップ6・6間に跨るように車両フレーム3・3上に載置した、断面視山形をした伝動カバー2によって覆われている。
【0023】
次に、本発明の要部である走行制御装置の構成を、図3から図7までを主に参照しながら説明する。
図4はダッシュボード内部の構成を示した背面図、図5は変速レバーと変速操作軸とを連結する構成を示した平面図、図6は同じく側面断面拡大図、図7は同じく背面拡大図である。
【0024】
本走行制御装置は、ダッシュボード8の一側側部に以下の如く支持した変速レバー41と、該変速レバー41をトランスミッション14の変速アーム14dに連結するリンク機構46によりなる。
変速レバー41を説明する。該変速レバー41は、ダッシュボード8の側面に以下の如く設けた開口95を挿通させながら突出させて、前後及び上下回動可能に支持されている(図1・図3)。
該ダッシュボード8は上側半部8tと下側半部8bとを接合させることにより構成され、その接合部において前後に細長いクランク状の開口95が形成されるように構成してある。
この開口95の形状により、オペレータが変速レバー41を前進位置から後進位置へ切り換える際、あるいはその逆に切り換える際には、いったん変速レバー41を中立位置において、上下方向に回動する操作を行わなければならないようになっている。
【0025】
該変速レバー41は適宜クランク状に折曲されており、その先端に設けた握り部41aは上記ステアリングハンドル9の左下方位置に配置されて、機体略左右方向(本実施例では、機体左側方向)へ指向させている。
この構成により、オペレータはトラクタから降りた状態でも、機体の左側方に位置して、片手をステアリングハンドル9、片手を前記変速レバー41にそれぞれおくことで、トラクタ1の進行方向及び速度を操作できるようになっている。
【0026】
次に、この変速レバー41と前記変速アーム14dとを連係するためのリンク機構46を説明する。
図3に示すように、ハンドルコラム38の下部にはステー99が突設されて一側側方に延出され、該ステー99には、該ハンドルコラム38の側方に平行に配置される変速操作軸100が、その上下方向の軸線まわりで回転自在となるよう支持される。変速操作軸100の上端部はステアリングハンドル9の下方に位置させて、後述する該変速操作軸100全体がダッシュボード8内部に収まるように構成している。
車両フレーム3・3の下部には底板81が水平に装架され、該底板81上面にはボス部を設けて、該ボス部に上記変速操作軸100の下端を支持させている。
【0027】
前記変速操作軸100の上端には、前記変速レバー41の基部が図示しない自在継手を介して連結される。
これにより、変速レバー41が上下に揺動自在とされながら変速操作軸100上端に連結され、また、変速レバー41を前後に回動した場合は、それに応じて、変速操作軸100全体がその軸線まわりに回転されることとなる。
また、前記連結部分においては図示しないフリクション機構が配設され、これにより、変速レバー41から手を離してもその操作位置が保持されるようになっている。
【0028】
図4に示すように、変速操作軸100には揺動アーム63の基端が植設され、該揺動アーム63の先端側(遊端側)にはプッシュプルロッド64の一端が枢結される。プッシュプルロッド64は前記車両フレーム3・3間で機体前後方向に進退自在に配設され、その他端を、HST14aの前記変速アーム14dに連結させている。
更に変速操作軸100の下部にはピン91が側方に向けて突設され、該変速操作軸100の軸線回りの回転に伴って前後揺動するようになっている。
【0029】
この構成において、オペレータが変速レバー41を前後方向に回動させると、該変速レバー41の基部に連結される変速操作軸100が回転され、該変速操作軸100の下端に設けられる揺動アーム63が水平方向で前後に揺動される。従って、該揺動アーム63に連結されるプッシュプルロッド64が変速アーム14dを押動又は張引して、前記HST14aの変速比が変更されて車速が変更されることとなる。
【0030】
次に、上述の走行停止ペダル47の踏動により強制的に変速レバー41を中立復帰させる、中立復帰機構の構成を説明する。
【0031】
図3に示すように、前記底板81の下面には、操向ブレーキペダルの一対(図外)を右側のステップ6に配設させるための、ブラケット82を吊下させている。該ブラケット82には回動軸83が回転自在に水平に支持される。そして該回動軸83の一端側には、上記走行停止ペダル47の基部47aを相対回転不能に固定している。この走行停止ペダル47を枢支させるための回動軸83は、図3に示すように、ステップ6より下方に配置されている。
この走行停止ペダル47は、筒状に形成した前記基部47aと、オペレータが踏動するための踏面部47bと、該踏面部47bに前記基部47aを連結する連結部47cとからなり、前記回動軸83を介して該基部47aを上記ブラケット82に支持することにより、走行停止ペダル47全体が枢支される。
【0032】
前記回動軸83には、略上下方向でやや後傾状に配置されたアーム84の中途部が固設される。これにより、前記走行停止ペダル47が踏み込まれるとともにアーム84が傾動するようになっている。
該アーム84の上端は前記底板81から上方にやや突出されて、その先端に第一リンク85の一端が枢支連結される。第一リンク85は略水平とされながら前方に延出され、その端部には溝85aが欠設されている。
一方、前記アーム84の下端には第二リンク86の一端が枢支連結される。該第二リンク86は前上方に向けて斜状に延出されて、その端部には適宜長さの長孔86aが欠切されている。
【0033】
一方、図3・図4に示すように、前記変速操作軸100にピン91が突設されて機体一側側方に延出され、前記第一リンク85の溝85aの内部、及び、前記第二リンク86の長孔86aの内部を挿通させている。該ピン91は前記走行停止ペダル47の回動軸83の上方にあり、かつ機体前方にオフセットされた位置に配置されている。
前述したとおりこのピン91は、前記変速レバー41の回動により変速操作軸100が回転されると、それに応じて機体前後方向に揺動するようになっている。
【0034】
図3に示すように、前記アーム84の中途部には係止片87が側方に向けて突設されており、該係止片87には付勢バネ89の一端が係止される。該付勢バネ89の他端は底板81に固設したアーム90の先端に係止して、これにより前記アーム84の第一リンク85枢結側の中途部を後方に向けて張引している。また、走行停止ペダル47の踏み込み解除位置を規定するためのストッパ92が適宜位置に設けられて、前記付勢バネ89により走行停止ペダル47が張引されて一定位置まで至ると、該アーム84の縁部に前記ストッパ92が当接して、それ以上の傾動を規制するようになっている。
【0035】
前記アーム84の近傍にはリミットスイッチ20が配設される。該リミットスイッチ20は、前記アームに固設した前記係止片87にその接触子を向けて配置しており、オペレータが前記走行停止ペダル47を一定以上踏み込むことで、アームに固設された前記係止片87がリミットスイッチ20の接触子に接触し押動して、走行停止ペダル47の踏込みを検知することができるようになっている。該リミットスイッチ20の信号に基づいてPTOクラッチ装置27(及び、エンジン始動のための後述のスタータモータ114)を制御する制御装置が図6に示され、この制御装置は、前記PTOクラッチ装置27の電磁弁80を構成するソレノイド80aと、該ソレノイド80aに直列接続されるPTOスイッチ113及びPTOリレー112を備えている。PTOスイッチ113は図示しないPTO変速レバーの近傍に配設され、該PTO変速レバーが中立位置にあるときのみ開かれるように構成している。
前記PTOリレー112は通例の電磁リレーとされる。その出力回路は常時閉じタイプのスイッチに構成され、PTOリレー112の入力側に通電され励磁されたときにのみ、該出力回路が開かれるように構成される。PTOリレー112の出力回路はメインスイッチ111を介して電源に接続され、該PTOリレー112の入力回路は、前記リミットスイッチ20及びメインスイッチ111を介して電源に接続されている。
【0036】
前記リミットスイッチ20は、スタータモータ114に通電するためのスタータリレー115の入力側にも接続されている。該スタータリレー115の出力側は常時開きタイプのスイッチに構成され、一方は前記メインスイッチ111に接続され、他方はスタータモータ114に接続されている。
これにより、該スタータリレー115の入力が通電し励磁されたときにのみ出力側回路が閉じ、該出力側回路に接続されるスタータモータ114を通電して、前記フライホイール48を回転させ得るようになっている。
【0037】
この構成の作用を説明する。
前記走行停止ペダル47が踏動されない通常時においては、前記アーム84は図5に示す如く、前記付勢バネ89が前記係止片87を介して加える付勢力により、前記ストッパ92にその端縁を当接させて静止される。
ここで、前記第一リンク85の溝85a及び第二リンク86の長孔86aは、それぞれリンクの長手方向に適宜の遊びがあるように形成してある。また、前記第一リンク85及び第二リンク86は傾動自在とされている。従って、その溝85a及び長孔86aを挿通する前記ピン91は、その溝85aや長孔86a内を移動し、場合によっては前記第一リンク85及び第二リンク86を押動し適宜傾動させながら、自由に揺動できることとなる。
従って、かかる状態ではピン91に対する規制が働かないため、該ピン91は図5の黒塗り矢印に示すように機体前後方向に自由に揺動でき、このことより該ピン91に連動連結される前記変速レバー41も、前進及び後進位置に自由に操作することができる。従って、該変速レバー41の操作位置に応じた位置にHST14aの変速アーム14dが傾動されることにより、車速の変更及び前後進の切換が行われる。
【0038】
一方、前記走行停止ペダル47を踏み込んだ場合においては、図7に示すようにアーム84は前記付勢バネ89の張引に抗しながら図における反時計回り方向に回動する。従って前記第一リンク85は前方へ押動される一方、前記第二リンク86は略下方へ張引されることとなる。
従って、前記走行停止ペダル47を一定量踏み込むと、前記第一リンク85の溝85a及び前記第二リンク86の長孔86aの長手方向の遊びがそれぞれ消失する。その結果、前記ピン91は前記溝85aのリンク長手方向端部(終端)に当接するとともに、前記第二リンク86に形設された長孔86aのリンク長手方向端部(終端)に当接し、その前後揺動を規制される、図7に示す状態になる。
【0039】
ここで、この前後揺動を規制された状態のピン91は、その位置が中立位置91Nとなるように、前記第一リンク85の長さや溝85aの長さ、前記第二リンク86の長さや長孔86aの位置・長さが設定されている。従って、前記ピン91は前記二本のリンク85・86により強制的に中立位置とされ、該ピン91に変速操作軸100を介して連係される前記変速レバー41も(前記フリクション機構の摩擦力にかかわらず)中立位置に強制復帰され、トランスミッション14の変速アーム14dも中立位置とされて、前記HST14aが中立位置に戻されて車両は直ちに停止されるのである。
【0040】
ここで、本実施例において第一リンク85を略水平に、第二リンク86を斜状に、それぞれ配置した理由について説明する。
【0041】
即ち、変速レバー41を前進側へ操作した場合のピン91は、図5に符号91Fで示されるように後側へ傾動され、後進側へ操作した場合は符号91Bで示されるように前側へ傾動されるようになっている。
従って走行停止ペダル47を踏み込んだ場合、ピンが前進側位置にあった場合(91F)は、第一リンク85の押動により溝85a端部に当接してその中立位置91Nまで戻されることとなり、後進側位置にあった場合(91B)は第二リンク86の張引により、長孔86a端部に当接して中立位置まで戻されることになる。
ここでHST14aは、前進側あるいは後進側に傾動されている前記変速アーム14dが中立位置に戻されようとすると、HST14a内部で発生するリリーフ圧により、変速アーム14dに中立位置への戻しに抗する方向の力が発生する。この力は前記プッシュプルロッド64、揺動アーム63を介して変速操作軸100に伝達され、中立位置への復帰に抗する力としてピン91に伝達される。
ここで前記リリーフ圧は、変速アーム14dの中立位置への復帰が急激であればあるほど大きいという関係にあり、また、一般に農用トラクタをはじめ作業車両は、後進側の最高速度を前進側のそれに比べて抑えてあるのが通例である。従って、後進側から中立位置に復帰させる場合よりも、前進側から中立位置に復帰させる場合の方が、発生するリリーフ圧が大きくなる場合が多い。
【0042】
そして、前記第一リンク85・第二リンク86の配置は、以上の事情を考慮した合理的な配置となっているのである。
即ち、ピン91を前進側から中立位置へ戻す役割を受け持つ第一リンク85は、該ピン91が揺動する方向(即ち、前後水平方向)に略沿うように前後略水平に配置され、走行停止ペダル47の踏み込みに伴って略前後水平方向に移動して、溝85aを介してピン91を押動する。
一方、ピン91を後進側から中立位置へ戻す役割を受け持つ第二リンク86は、該ピン91が揺動する方向に対し大きい角度をなして斜状に配置されており、走行停止ペダル47の踏み込みに伴って斜状に移動し、長孔86a内にあるピンを張引する。
即ち、ピン91を前進側から中立位置に復帰させるときは、第一リンク85を介してピン91の揺動方向に沿う方向に真っ直ぐに力を加えることとして、前記リリーフ圧に基づく大きい抵抗が発生しても走行停止ペダル47の踏込み力を効率良く使うことで、中立位置に容易に復帰し得るようにしているのである。一方、後進側から中立位置に復帰させるときは、リリーフ圧が小さく抵抗も小さいから、ピン91の揺動方向に対して斜めの方向に張引させることとして、その張引する力の中立位置に復帰させる方向の分力が小さくても、中立位置に十分復帰させることができる。従って、第二リンク86を斜状に配置している。
なお、第一リンク85を略水平に配置することで、中立復帰機構の特に上下方向のコンパクト化に寄与することができる。また、第二リンク86を斜状に配置することで、その分だけ前記アーム84の長さを短くすることができ、これによっても中立復帰機構のコンパクト化に寄与できている。
【0043】
次に、走行停止ペダルの踏込みに応じてPTOクラッチ装置27を「断」とする作用を説明する。
即ち、走行停止ペダル47を踏み込むことにより前記係止片87が前記リミットスイッチ20の接触子を押動するので、図6に示す回路図において該リミットスイッチ20がOnされ閉じられてPTOリレー112が通電され、該PTOリレー112が励磁されてその出力回路がOffとされる。従って、前記PTOクラッチ装置27のソレノイド80aへの通電が遮断され、PTOクラッチ装置27は「断」状態となる。
つまり、走行停止ペダル47が実質的に主クラッチペダルとして機能するように構成しているのである。
【0044】
またこの制御装置においては、スタータモータ114に通電してエンジン26を始動させるためには、メインスイッチ111にキーを差し込んで「START」側へ回すのみでは足りず、走行停止ペダル47を踏み込むことによりリミットスイッチ20を閉じ、スタータリレー115を励磁してその出力側を閉じる必要がある。即ちこの構成は、エンジン26を始動する際にオペレータに走行停止ペダル47の踏込みを要求する構成である。
ここで前述するとおり、走行停止ペダル47を踏み込むと変速レバー41は中立位置に強制復帰され、PTOクラッチ装置27は強制的に「断」とされる。即ち、エンジン26始動時においては、HST14aが中立位置にあること、及び、PTOクラッチ装置27が切れていることが常に確保されるのである。これはエンジン26始動時の車両の急発進あるいは作業機の駆動という不測の事態を回避できることを意味する。
【0045】
以上に本発明の実施例を説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0047】
即ち、請求項1に示す如く、油圧式無段変速機構と、その変速比を変更操作するための変速レバーをし、作業車両のステップの下方位置にてその回動軸を枢支されながら、該ステップ上方に延出するペダルを備え、該ペダルの踏込みによって前記変速レバーを強制的に中立位置に復帰させるように構成された作業車両の中立復帰機構において、前記ペダルの前記回動軸に固着された、略上下方向に沿うアームと、前記アームの一端にその一端側を枢支連結された第一リンクと、前記アームの他端にその一端側を枢支連結された第二リンクと、を有し、第一リンク及び第二のリンクの他端側にはそれぞれ長孔又は溝を設けて、前記変速レバーに連動連結されるピンを、前記第一リンクの長孔又は溝の内部に位置させ、かつ、前記第二リンクの長孔又は溝の内部に位置させるように構成したので、
ペダルを踏むという動作により、変速レバーを中立位置へ確実に復帰させることができる。
また、そのための機構もリンクとピンによる簡素なものであり、リンクに連結するアームがペダルの回動軸に直接固着されているので、部品数の少ない簡潔な構成とすることができ、製造コストを低減できる。
【0048】
請求項2に示す如く、無段変速機構と、その変速比を変更操作するための変速レバーを有し、作業車両のステップの下方位置にてその回動軸を枢支されながら該ステップ上方に延出するペダルを備え、該ペダルの踏込みによって前記変速レバーを強制的に中立位置に復帰させるように構成された作業車両の中立復帰機構において、前記ペダルの前記回動軸に固着された、略上下方向に沿うアームと、前記アームの一端にその一端側を枢支連結された第一リンクと、前記アームの他端にその一端側を枢支連結された第二リンクと、を有し、第一リンク及び第二のリンクの他端側にはそれぞれ長孔又は溝を設けて、前記変速レバーにピンを連動連結して、該ピンは、前記変速レバーが前進側又は後進側に動かされたときに機体前後方向に沿って動くようにし、更に該ピンを、前記第一リンクの前記長孔又は溝の内部に位置させ、かつ、前記第二リンクの前記長孔又は溝の内部に位置させ、該ピンが前記機体の前後方向に沿って動いたときに前記長孔又は溝の終端に当接させるように構成したので、
ペダルを踏むという動作により、変速レバーを中立位置へ確実に復帰させることができる。
また、そのための機構も、リンクとピンによる簡素なものであり、リンクに連結するアームがペダルの回動軸に直接固着されているので、部品数の少ない簡潔な構成とすることができ、製造コストを低減できる。
更には、変速レバーとともにピンが前後方向に沿って移動して長孔又は溝の終端に当接するように構成しているので、ペダル踏込み解除時にはピンが長孔等の遊びの部分を自由に動くことができ、ペダル踏込み時には該長孔又は溝の終端により確実に中立位置に復帰されることとなる。この結果、該ピンに連動連結される変速レバーは、ペダル踏込み解除時には自由な操作を確実に得られ、ペダル踏込み時には確実に中立位置に復帰される。
【0049】
請求項3に示す如く、請求項1又は請求項2に記載の作業車両の中立復帰機構において、前記第一・第二のリンクのうちいずれか一方のリンクを、略水平に配置したので、
請求項1又は請求項2に示す効果のほか、ステップの下部に置かれるリンクのうちの一つが略水平であり、ステップも略水平に配置されることとなるから、ステップの取付けが容易である。
また、中立復帰機構をコンパクトに構成でき、特に上下方向の幅を小さくできるので、作業車両の最低地上高を十分に確保しながらも、作業車両に乗るオペレータの足を置くスペースを広く確保できる。
また、油圧式無段変速機構を用いた場合、中立に戻す際に発生するリリーフ圧は、前進側から中立に戻す場合の方が後進側から戻す場合より大きい場合が多く、ピンを前進側から中立に戻すために必要な力は後進側から戻すために必要な力より大きい場合が多い。この点、本発明では、第一・第二のリンクのうち前進側から中立に戻す側のリンクを(ピンの揺動方向である)水平方向に近づけて配置することができ、これによりペダルの踏込み力を効率良くピンに伝達させ、該ピンやそれに連動連結される変速レバーを確実に中立位置まで復帰させることができる。
【0050】
請求項4に示す如く、請求項1又は請求項2に記載の作業車両の中立復帰機構において、前記ピンは、前記ペダルの回動軸より機体前方にオフセットされた位置に配置されているので、
請求項1又は請求項2に示す効果のほか、ピンをペダルの回動軸より前方へオフセットさせることで、ピンとペダルの上下方向の距離を短くすることができる。これは中立復帰機構の上下方向の幅を小さくできることを意味する。
従って、作業車両の最低地上高を十分に確保しながらも、作業車両に乗るオペレータの足を置くスペースを広く確保できる。
【0051】
請求項5に示す如く、請求項1から請求項4までのいずれか一項記載の作業車両の中立復帰機構において、前記ペダルの踏込みを検出する検出手段と、該検出手段がペダルの踏込みを検知したときにエンジンを始動可能とするとともにPTOクラッチを「断」とする制御装置と、を備えたので、
エンジンを始動するためには必ずペダルを踏み込まなければならず、それによって油圧式無段変速機構が中立とされ、PTOクラッチも「断」とされるので、エンジン始動時の不測の急発進及びPTOの駆動が回避される。従って、オペレータは作業車両の不測の挙動に戸惑うことがなく、高い安定感・信頼感をもって車両を運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中立復帰機構を有する農用トラクタの全体側面図。
【図2】トラクタの油圧回路図。
【図3】中立復帰機構の全体を示した側面図。
【図4】同じく平面図。
【図5】中立復帰機構において、走行停止ペダルを踏み込まない場合の様子を示した図。
【図6】PTOクラッチ装置を制御するための制御機構を示した図。
【図7】走行停止ペダルを踏み込んでピンが中立位置にてロックされる様子を示した図。
【符号の説明】
1 農用トラクタ(作業車両)
6 ステップ
14a HST(油圧式無段変速機構)
47 走行停止ペダル(ペダル)
84 アーム
85 第一リンク
85a 溝
86 第二リンク
86a 長孔
91 ピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a configuration of a neutral return mechanism that is provided in a work vehicle that shifts a vehicle by operating a shift lever and that returns the shift lever to a neutral position by stepping on a pedal.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a configuration for changing a gear ratio of a hydraulic continuously variable transmission mechanism in accordance with an operation of a shift lever to shift a vehicle is known. This is excellent in that the speed of the vehicle can be operated by a simple operation method in which the shift lever is tilted by hand.
There is also known a neutral return mechanism in which a pedal is arranged on a step of the work vehicle and the shift lever is forcibly returned to the neutral position by stepping on the pedal. This is a configuration in which the shift lever can be surely placed in an accurate neutral position by a simple operation of depressing the pedal with a foot, and is excellent in that the operator can concentrate on driving operation with peace of mind.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a simple configuration and improve the compactness of the neutral return mechanism as described above.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0005]
That is, according to the first aspect of the present invention, the continuously variable transmission mechanism and the speed change lever for changing the speed ratio thereof are provided, and the rotation shaft is pivotally supported at a position below the step of the work vehicle. In a neutral return mechanism of a work vehicle configured to forcibly return the shift lever to a neutral position by depressing the pedal, the pedal is fixed to the rotating shaft of the pedal. An arm extending substantially in the vertical direction; a first link pivotally connected to one end of the arm; and a second link pivotally connected to the other end of the arm. In addition, a long hole or a groove is provided on each of the other ends of the first link and the second link, and a pin that is interlocked and connected to the speed change lever is positioned inside the long hole or groove of the first link. And a slot in the second link or It is obtained by construction of so as to located inside.
[0006]
According to a second aspect of the present invention, the continuously variable transmission mechanism and a speed change lever for changing the speed ratio thereof are provided, and are extended above the step while being pivotally supported at a position below the step of the work vehicle. In a neutral return mechanism of a work vehicle that includes a pedal to be released and is configured to forcibly return the shift lever to a neutral position by depressing the pedal, a substantially vertical position fixed to the rotating shaft of the pedal. An arm extending in a direction, a first link pivotally connected to one end of the arm, and a second link pivotally connected to the other end of the arm; A long hole or a groove is provided on the other end of each of the one link and the second link, and a pin is linked to the shift lever so that the shift lever is moved forward or backward. Sometimes moves along the longitudinal direction of the aircraft Further, the pin is positioned inside the long hole or groove of the first link and is positioned inside the long hole or groove of the second link, and the pin is positioned in the longitudinal direction of the body. Is configured to abut against the end of the slot or groove when moved along.
[0007]
According to a third aspect, in the neutral return mechanism of the work vehicle according to the first or second aspect, either one of the first and second links is arranged substantially horizontally.
[0008]
According to a fourth aspect of the present invention, in the neutral return mechanism of the work vehicle according to the first or second aspect, the pin is disposed at a position offset forward of the body from the pivot shaft of the pedal. .
[0009]
According to a fifth aspect of the present invention, in the neutral return mechanism of the work vehicle according to any one of the first to fourth aspects, the detection means for detecting the depression of the pedal, and the detection means detects the depression of the pedal. And a control device that sometimes enables the engine to start and “disengages” the PTO clutch.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the invention will be described. First, the whole structure of the
FIG. 1 is an overall side view of an agricultural tractor provided with a traveling control device of the present invention.
[0011]
That is, in the
A front surface of the
A
[0012]
A
The
A
[0013]
The
A
[0014]
The hydraulic circuit related to the
FIG. 2 is a diagram showing a hydraulic circuit in the tractor.
[0015]
The
The pump shaft of the
The
A
Further, a
The drain oil that is constantly generated when the pressure reducing valve 74 is pressure-reduced is used as a hydraulic pressure source of a pressure oil supply / discharge circuit for the PTO
An electromagnetic clutch may be used instead of the combination of the hydraulic multi-plate
[0016]
With this configuration, the driving force of the
Further, when the control device described later makes the
Furthermore, by switching the control valve of the direction switching
[0017]
Next, the configuration around the
FIG. 3 is a left side view showing an interlocking connection configuration between the engine flywheel and the transmission.
[0018]
A radiator, a battery, and the like (not shown) are disposed in front of the
Further, as shown in FIG. 3, the
Further, a hot
A bracket 54 is fixed to the middle portion of the
A
[0019]
As shown in FIG. 1, the
[0020]
Next, a configuration for transmitting the driving force of the
[0021]
As shown in FIGS. 1 and 3, an
A shift arm 14d for continuously changing the gear ratio of the
[0022]
As shown in FIG. 1, the
[0023]
Next, the configuration of the travel control device that is the main part of the present invention will be described with reference mainly to FIGS.
4 is a rear view showing the internal configuration of the dashboard, FIG. 5 is a plan view showing the configuration for connecting the shift lever and the shift operation shaft, FIG. 6 is an enlarged side sectional view, and FIG. 7 is an enlarged rear view. It is.
[0024]
The travel control device includes a
The
The
Due to the shape of the
[0025]
The
With this configuration, the operator can operate the traveling direction and speed of the
[0026]
Next, the
As shown in FIG. 3, a stay 99 protrudes from a lower portion of the
A
[0027]
The base of the
As a result, the
In addition, a friction mechanism (not shown) is provided at the connecting portion, so that the operation position is maintained even when the hand is released from the
[0028]
As shown in FIG. 4, the base end of the
Further, a
[0029]
In this configuration, when the operator rotates the
[0030]
Next, the configuration of the neutral return mechanism that forcibly returns the
[0031]
As shown in FIG. 3, a bracket 82 for suspending a pair of steering brake pedals (not shown) on the
The
[0032]
A midway portion of the
The upper end of the
Meanwhile, one end of the
[0033]
On the other hand, as shown in FIGS. 3 and 4, a
As described above, when the speed
[0034]
As shown in FIG. 3, a locking
[0035]
A
The
[0036]
The
Thus, the output side circuit is closed only when the input of the
[0037]
The operation of this configuration will be described.
In a normal time when the
Here, the
Therefore, since the restriction on the
[0038]
On the other hand, when the
Accordingly, when the
[0039]
Here, the
[0040]
Here, the reason why the
[0041]
That is, the
Therefore, when the
Here, when the transmission arm 14d tilted forward or backward is to be returned to the neutral position, the
Here, the relief pressure has a relation that the higher the return to the neutral position of the speed change arm 14d, the greater the sudden pressure. In general, a work vehicle such as an agricultural tractor has a maximum speed on the reverse side as that on the forward side. In general, it is suppressed in comparison. Therefore, the generated relief pressure is often greater when returning from the forward side to the neutral position than when returning from the backward side to the neutral position.
[0042]
The arrangement of the
That is, the
On the other hand, the
That is, when the
In addition, by arranging the
[0043]
Next, the operation of turning the PTO
That is, when the
That is, the
[0044]
Further, in this control device, in order to start the
As described above, when the
[0045]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the technical scope of the present invention is not limited to the above-described embodiments, and the present invention that is apparent from the matters described in this specification and the drawings is truly intended. It covers a wide range of technical ideas.
[0046]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
[0047]
That is, as shown in
By depressing the pedal, the shift lever can be reliably returned to the neutral position.
In addition, the mechanism for this is simple with links and pins, and since the arm connected to the link is directly fixed to the rotating shaft of the pedal, a simple configuration with a small number of parts can be achieved, and the manufacturing cost can be reduced. Can be reduced.
[0048]
According to a second aspect of the present invention, a continuously variable transmission mechanism and a speed change lever for changing the speed ratio thereof are provided, and the pivot shaft is pivotally supported at a position below the step of the work vehicle, and the step is located above the step. In a neutral return mechanism of a work vehicle that includes an extended pedal and is configured to forcibly return the shift lever to a neutral position when the pedal is depressed, an approximately fixed to the rotating shaft of the pedal. An arm along the vertical direction, a first link pivotally connected to one end of the arm, and a second link pivotally connected to the other end of the arm, Slots or grooves are provided on the other ends of the first link and the second link, respectively, and a pin is linked to the shift lever. The pin is moved to the forward side or the reverse side. Move along the longitudinal direction of the aircraft Further, the pin is positioned inside the long hole or groove of the first link and is positioned inside the long hole or groove of the second link, and the pin is positioned in the longitudinal direction of the body. Since it was configured to contact the end of the slot or groove when moved along
By depressing the pedal, the shift lever can be reliably returned to the neutral position.
In addition, the mechanism for this is also simple with links and pins, and since the arm connected to the link is directly fixed to the rotating shaft of the pedal, it is possible to make a simple configuration with a small number of parts and manufacture. Cost can be reduced.
Furthermore, since the pin is moved along the front-rear direction together with the shift lever so as to contact the end of the long hole or groove, the pin freely moves in the play portion such as the long hole when releasing the pedal. Therefore, when the pedal is depressed, it is surely returned to the neutral position by the end of the long hole or groove. As a result, the shift lever linked to the pin can be reliably operated freely when the pedal is released, and is reliably returned to the neutral position when the pedal is depressed.
[0049]
As shown in
In addition to the effects shown in
In addition, the neutral return mechanism can be made compact, and particularly the vertical width can be reduced, so that a sufficient space for placing the operator's feet on the work vehicle can be secured while sufficiently ensuring the minimum ground clearance of the work vehicle.
In addition, when a hydraulic continuously variable transmission mechanism is used, the relief pressure generated when returning to neutral is often greater when returning from the forward side to neutral than when returning from the reverse side, and the pin is moved from the forward side. The force required to return to neutral is often greater than the force required to return from the reverse side. In this regard, in the present invention, the link on the side returning from the forward side to the neutral side of the first and second links can be arranged close to the horizontal direction (which is the swinging direction of the pin), thereby The stepping force can be efficiently transmitted to the pin, and the pin and the shift lever linked to the pin can be reliably returned to the neutral position.
[0050]
As shown in claim 4, in the neutral return mechanism of the work vehicle according to
In addition to the effects shown in
Therefore, while ensuring the minimum ground clearance of the work vehicle sufficiently, it is possible to secure a wide space for placing the operator's feet on the work vehicle.
[0051]
According to a fifth aspect of the present invention, in the neutral return mechanism of the work vehicle according to any one of the first to fourth aspects, the detection means for detecting the depression of the pedal, and the detection means detects the depression of the pedal. And a control device that enables the engine to be started and the PTO clutch is disengaged.
In order to start the engine, the pedal must be depressed, and the hydraulic continuously variable transmission mechanism is neutralized and the PTO clutch is also disengaged. Is avoided. Therefore, the operator can drive the vehicle with high stability and reliability without being confused by the unexpected behavior of the work vehicle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of an agricultural tractor having a neutral return mechanism of the present invention.
FIG. 2 is a hydraulic circuit diagram of a tractor.
FIG. 3 is a side view showing the entire neutral return mechanism.
FIG. 4 is a plan view of the same.
FIG. 5 is a diagram showing a state where the travel stop pedal is not depressed in the neutral return mechanism.
FIG. 6 is a view showing a control mechanism for controlling the PTO clutch device.
FIG. 7 is a diagram showing a state where a pin is locked at a neutral position by depressing a travel stop pedal.
[Explanation of symbols]
1 Agricultural tractor (work vehicle)
6 steps
14a HST (hydraulic continuously variable transmission mechanism)
47 Travel Stop Pedal
84 arms
85 First link
85a groove
86 Second link
86a long hole
91 pins
Claims (5)
作業車両のステップの下方位置にてその回動軸を枢支されながら該ステップ上方に延出するペダルを備え、該ペダルの踏込みによって前記変速レバーを強制的に中立位置に復帰させるように構成された作業車両の中立復帰機構において、
前記ペダルの前記回動軸に固着された、略上下方向に沿うアームと、
前記アームの一端にその一端側を枢支連結された第一リンクと、
前記アームの他端にその一端側を枢支連結された第二リンクと、を有し、
第一リンク及び第二のリンクの他端側にはそれぞれ長孔又は溝を設けて、
前記変速レバーに連動連結されるピンを、前記第一リンクの前記長孔又は溝の内部に位置させ、かつ、前記第二リンクの前記長孔又は溝の内部に位置させるように構成したことを特徴とする、
作業車両の中立復帰機構。A continuously variable transmission mechanism and a shift lever for changing the speed ratio;
A pedal that extends above the step while being pivotally supported at a position below the step of the work vehicle is provided, and is configured to forcibly return the shift lever to the neutral position when the pedal is depressed. In the neutral return mechanism of a working vehicle,
An arm that is fixed to the pivot shaft of the pedal and that extends substantially in the vertical direction;
A first link pivotally connected at one end to one end of the arm;
A second link pivotally connected at one end to the other end of the arm;
Provide a long hole or groove on the other end of the first link and the second link,
The pin linked to the speed change lever is configured to be positioned inside the long hole or groove of the first link and to be positioned inside the long hole or groove of the second link. Features
Work vehicle neutral return mechanism.
作業車両のステップの下方位置にてその回動軸を枢支されながら該ステップ上方に延出するペダルを備え、該ペダルの踏込みによって前記変速レバーを強制的に中立位置に復帰させるように構成された作業車両の中立復帰機構において、
前記ペダルの前記回動軸に固着された、略上下方向に沿うアームと、
前記アームの一端にその一端側を枢支連結された第一リンクと、
前記アームの他端にその一端側を枢支連結された第二リンクと、を有し、
第一リンク及び第二のリンクの他端側にはそれぞれ長孔又は溝を設けて、
前記変速レバーにピンを連動連結して、該ピンは、前記変速レバーが前進側又は後進側に動かされたときに機体前後方向に沿って動くようにし、
更に該ピンを、前記第一リンクの前記長孔又は溝の内部に位置させ、かつ、前記第二リンクの前記長孔又は溝の内部に位置させ、該ピンが前記機体の前後方向に沿って動いたときに前記長孔又は溝の終端に当接させるように構成したことを特徴とする、
作業車両の中立復帰機構。A continuously variable transmission mechanism and a shift lever for changing the speed ratio;
A pedal that extends above the step while being pivotally supported at a position below the step of the work vehicle is provided, and is configured to forcibly return the shift lever to the neutral position when the pedal is depressed. In the neutral return mechanism of a working vehicle,
An arm that is fixed to the pivot shaft of the pedal and that extends substantially in the vertical direction;
A first link pivotally connected at one end to one end of the arm;
A second link pivotally connected at one end to the other end of the arm;
Provide a long hole or groove on the other end of the first link and the second link,
A pin is linked to the shift lever, and the pin moves along the longitudinal direction of the body when the shift lever is moved forward or backward.
Further, the pin is positioned inside the long hole or groove of the first link and is positioned inside the long hole or groove of the second link, and the pin extends along the longitudinal direction of the airframe. It is configured to contact the end of the slot or groove when moved,
Work vehicle neutral return mechanism.
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