JP4452492B2 - 電子署名情報管理方法 - Google Patents

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この発明は、所定の電子データに対して署名者によりなされる電子署名に係る情報を管理する電子署名情報管理方法、電子署名情報管理プログラム、電子署名情報管理システムおよび電子署名情報管理装置に関し、特に、各署名者の電子署名の進捗状況に係る情報を効率的に管理して、利用者が各署名者の電子署名の進捗状況を容易に把握することができる電子署名情報管理方法、電子署名情報管理プログラム、電子署名情報管理システムおよび電子署名情報管理装置に関する。
近年、官公庁に対する各種手続きをインターネットの技術を活用しておこなう電子行政システムが利用されるようになってきている。たとえば、非特許文献1に示すように、国税庁により、所得税や法人税の申告などを、納税者または納税者の代理人がインターネットを介しておこなうことができる電子申告システムが開発されている。
図10は、上記従来技術における電子申告システムの概要を示す図である。図10に示すように、納税者から電子申告の実行を委任された税理士は、所定の申告書等の様式にしたがって必要事項を入力することにより申告等データを作成し、納税者および税理士はそれぞれ、作成した申告等データに電子署名と電子証明書とを添付する。そして、電子署名と電子証明書とが添付された申告等データは、暗号化されて国税庁の受付センタに送信される。これらの処理は、納税者および税理士側の電子申告システムによりおこなわれる。
その後、申告等データを受け付けた国税庁の受付センタは、受け付けた申告等データを所轄の税務署に送信する。この処理は、国税庁側の受付システムによりおこなわれる。
上述のように、電子申告システムにおいては、1つの申告等データに対して複数の電子署名がなされるが、この複数署名をおこなうさまざまな技術が従来開示されている。たとえば、特許文献1には、DSA(Digital Signature Algorithm)のようなデジタル署名方式とは異なり、複数の署名者が同時に署名の処理に参加する必要なしに、安全性を向上させたデジタル署名を生成することができるグループ署名方法が開示されている。
また、特許文献2には、デジタル署名をおこなう署名者が自由に文書の変更ができ、文書の変更箇所、変更者、さらには文書の流れた順序を検証できる多重署名生成装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、複数の署名者がデジタル署名をおこなう場合に、署名データの大きさが署名者数が増えるにしたがい大きくなるようなことがなく、また、署名の検証処理も署名者数によらないグループ署名生成方法が開示されている。
また、特許文献4には、複数の署名者によりデジタル署名がなされた書類をデジタル署名付き電子メールとして受信して、その正当性を確認し、さらにデジタル署名を追加してデジタル署名付き電子メールとして送信するデジタル署名付き電子メールシステムが開示されている。
特開2002−108208号公報 特開2002−40935号公報 特開2001−166687号公報 特開平6−315036号公報 国税庁、"国税電子申告・納税システム(e−Tax)ホームページ"、[online]、[平成15年12月8日検索]、インターネット<URL:http://www.e−tax.nta.go.jp/index.html>
しかしながら、上記特許文献1〜4の従来技術においては、非特許文献1に示した電子申告システムなどのように、複数の電子データに対する電子署名をおこなう場合に、各電子データの電子署名の進捗状況を確認することが難しいという問題があった。
たとえば、図10に示した電子申告システムにおいては、税理士が多数の納税者から委任されて電子申告をおこなうような場合に、税理士が、各納税者の電子署名の進捗状況を把握して電子申告の手続きを計画的におこなうことが困難であった。
したがって、各署名者の電子署名の進捗状況に係る情報を効率的に管理して、利用者が各署名者の電子署名の進捗状況を容易に把握することができるシステムの開発が重要な課題となっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、各署名者の電子署名の進捗状況に係る情報を効率的に管理して、利用者が各署名者の電子署名の進捗状況を容易に把握することができる電子署名情報管理方法、電子署名情報管理プログラム、電子署名情報管理システムおよび電子署名情報管理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る電子署名情報管理方法は、所定の電子データに対してなされる署名者の電子署名処理の進捗状況を管理する第1の電子署名情報管理装置と、当該電子署名情報管理装置に依頼された署名者の電子署名処理を実行する第2の電子署名情報管理装置とが接続可能な電子署名情報管理システム、が採用する電子署名情報管理方法であって、前記第1の電子署名情報管理装置が署名依頼処理部と署名進捗状況確認部と第1の記憶部とを備え、前記第2の電子署名情報管理装置が電子署名実行処理部と署名終了情報送信部と第2の記憶部とを備える場合において、前記署名依頼処理部が、前記第1の記憶部に記憶された前記所定の電子データの複製を作成し、署名者の情報が含まれた署名依頼情報とともに当該複製された電子データを前記第2の電子署名情報管理装置に送信する電子データ送信工程と、前記電子署名実行処理部が、前記電子データ送信工程により送信された前記署名依頼情報および前記複製された電子データを受信し、前記第2の記憶部から当該署名依頼情報に含まれた署名者の電子証明書を取得し、さらに、当該電子証明書および当該署名者の電子署名を当該電子データに対して付加することにより、当該署名者の電子署名処理を実行する署名処理実行工程と、前記署名終了情報送信部が、前記署名者の電子署名処理が実行された後に、当該署名者の電子署名処理が終了したことを示す情報である電子署名終了情報を前記第1の電子署名情報管理装置に送信する電子署名進捗状況送信工程と、前記署名進捗状況確認部が、前記電子署名終了情報を受信し、前記署名者の電子署名処理が終了したことを示す情報を電子署名処理の進捗状況に係る情報として出力する電子署名進捗状況出力工程と、を含み、さらに、前記電子署名実行処理部は、前記署名依頼情報に含まれたすべての署名者の電子署名処理が終了したかどうかを確認し、前記電子署名実行処理部および前記署名終了情報送信部は、前記署名依頼情報に含まれたすべての署名者の電子署名処理が終了するまで、前記署名処理実行工程および前記電子署名進捗状況送信工程を繰り返し実行し、前記署名終了情報送信部は、前記電子署名実行処理部により、前記署名依頼情報に含まれたすべての署名者の電子署名処理の終了が確認された時点で、前記署名処理実行工程の実行により作成された全署名者の電子署名処理実行後の電子データである署名済電子データを前記第1の電子署名情報管理装置に送信する、ことを特徴とする。
また、請求項2の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記第1の電子署名情報管理装置は、さらに、管理側電子署名実行処理部と、管理側署名済電子データ作成部とを備え、前記管理側電子署名実行処理部が、前記第1の記憶部に記憶された前記所定の電子データの複製を作成し、前記第1の記憶部から管理者の電子証明書を取得し、さらに、当該電子証明書および当該管理者の電子署名を当該複製された電子データに対して付加することにより、当該管理者の電子署名処理を実行して管理者署名済電子データを作成する管理者署名処理実行工程と、前記管理側署名済電子データ作成部が、前記第2の電子署名情報管理装置の署名終了情報送信部から署名済電子データを受信した場合に、当該署名済電子データに含まれる全署名者の電子署名および電子証明書を取得し、取得した全署名者の電子署名および電子証明書を、前記管理側電子署名実行処理部で作成された管理者署名済電子データに追加して、全署名者管理者署名済電子データを作成する電子データ作成工程と、をさらに含んだことを特徴とする。
また、請求項3の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記第1の電子署名情報管理装置は、さらに、管理側電子署名実行処理部と、管理側署名済電子データ作成部とを備え、前記管理側電子署名実行処理部が、前記第1の記憶部に記憶された前記所定の電子データの複製を作成し、前記第1の記憶部から管理者の電子証明書を取得し、さらに、当該電子証明書および当該管理者の電子署名を当該複製された電子データに対して付加することにより、当該管理者の電子署名処理を実行して管理者署名済電子データを作成する管理者署名処理実行工程と、前記管理側署名済電子データ作成部が、前記第2の電子署名情報管理装置の署名終了情報送信部から署名済電子データを受信した場合に、当該署名済電子データに含まれる全署名者の電子署名および電子証明書を取得し、また、前記管理者署名済電子データに含まれる管理者の電子署名および電子証明書を取得し、それぞれの取得処理で得られた電子署名および電子証明書をマージすることにより、全署名者管理者署名済電子データを作成する電子データ作成工程と、をさらに含んだことを特徴とする。
また、請求項4の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記電子データ作成工程では、前記管理側署名済電子データ作成部が、前記第2の電子署名情報管理装置の署名終了情報送信部から受信した署名済電子データの改ざんの有無を確認し、改ざんが無い場合に、前記全署名者管理者署名済電子データの作成処理を行うことを特徴とする。
また、請求項5の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記電子署名進捗状況出力工程では、前記署名進捗状況確認部が、さらに、前記第2の電子署名情報管理装置にて電子署名処理を行った全署名者の情報および前記第1の電子署名情報管理装置にて電子署名処理を行った管理者の情報をそれぞれ出力することを特徴とする。
また、請求項6の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記電子署名進捗状況出力工程では、前記署名進捗状況確認部が、前記第2の電子署名情報管理装置における電子署名処理の進捗状況を視認可能なアイコンを表示するための処理、および前記第1の電子署名情報管理装置における電子署名処理の進捗状況を視認可能なアイコンを表示するための処理、をそれぞれ行うことを特徴とする。
また、請求項7の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記電子署名進捗状況出力工程では、前記署名進捗状況確認部が、指定された年度および/または指定された種目の電子データに対する、署名者の電子署名処理の進捗状況に係る情報を出力することを特徴とする。
また、請求項8の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記電子データ送信工程では、前記署名依頼処理部が、前記複製された電子データを送信する場合に、前記第1の記憶部に記憶された前記所定のデータに対する書き込みをロックすることにより、当該電子データの内容を変更できないように設定することを特徴とする。
また、請求項9の発明に係る電子署名情報管理方法において、さらに、前記第1の電子署名情報管理装置が、前記所定の電子データを作成し当該電子データを前記第1の記憶部に記憶する元データ作成部、を備える構成とし、前記署名依頼処理部は、前記元データ作成部が前記所定の電子データを作成して前記第1の記憶部に記憶した後に、前記電子データ送信工程を実行することを特徴とする。
また、請求項10の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記電子データ送信工程では、前記複製された電子データを電子メールに添付して前記第2の電子署名情報管理装置に送信する場合、前記署名依頼処理部が、当該電子データに含まれる署名者の属性情報を取得し、また、当該電子メールの送付先である署名者の属性情報を前記第1の記憶部から取得し、それぞれの取得処理で得られた属性情報の照合をおこない、一致した場合に、当該電子データを電子メールに添付して送信することを特徴とする。
また、請求項11の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記電子署名進捗状況送信工程では、前記署名終了情報送信部が、前記署名依頼情報に含まれた署名者の電子署名処理が実行されるたびに前記電子署名終了情報を前記第1の電子署名情報管理装置に送信し、前記電子署名進捗状況出力工程では、前記署名進捗状況確認部が、署名者ごとに、前記署名者の電子署名処理が終了したことを示す情報を電子署名処理の進捗状況に係る情報として出力することを特徴とする。
また、請求項12の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記電子署名進捗状況出力工程では、前記第1の電子署名情報管理装置が前記第2の電子署名情報管理装置の署名終了情報送信部から署名済電子データを受信した時点で、さらに、前記署名進捗状況確認部が、全署名者の電子署名処理が終了したことを示す情報を電子署名処理の進捗状況に係る情報として出力することを特徴とする。
また、請求項13の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記署名処理実行工程では、前記電子署名実行処理部が、前記電子署名処理を実行中、他の署名者の電子署名処理を禁止することを特徴とする。
また、請求項14の発明に係る電子署名情報管理方法において、前記電子署名進捗状況出力工程では、前記署名進捗状況確認部が、電子署名処理が終了していない署名者の情報を署名者ごとに出力することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、各署名者の電子署名処理の進捗状況に係る情報を効率的に管理して、電子署名の進捗状況を容易に把握することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電子署名情報管理方法、電子署名情報管理プログラム、電子署名情報管理システムおよび電子署名情報管理装置の好適な実施例を詳細に説明する。ここでは、納税者から委任された会計事務所が税務書類を、インターネットを介して提出する電子申告システムに本発明を適用した場合について説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例にかかる電子署名情報管理システムの概念を示す概念図である。図1に示すように、この電子署名情報管理システムは、納税者の納税者側電子申告システム10と、納税者からの委任を受けて税務書類を作成し、電子申告をおこなう会計事務所側電子申告システム11と、会計事務所側電子申告システム11により送信された税務書類を受け付ける国税庁電子申告受付システム12とがインターネット13を介して接続された構成となる。
なお、ここでは、納税者側電子申告システム10および会計事務所側電子申告システム11がそれぞれ1つずつしか示されていないが、インターネット13に接続される納税者側電子申告システム10および会計事務所側電子申告システム11の数はそれぞれ任意である。たとえば、納税者側電子申告システム10は、会計事務所の顧問先納税者の数だけ配置することができる。また、会計事務所側電子申告システム11は、会計事務所の電子申告の担当者ごとに設けられることが多い。また、納税者側の署名者が複数いる場合には(社長と経理部長など)、納税者側電子申告システム10は、それら署名担当者の数だけ配置することとしてもよい。
会計事務所側電子申告システム11は、所定のアプリケーションソフトウェアにより作成された法人税申告書、事業概況説明書および勘定科目内訳書を、それぞれ法人税申告書データ113a、事業概況説明書データ113bおよび勘定科目内訳書データ113cとして記憶する。そして、会計事務所側電子申告システム11は、それらのデータから、電子申告に必要な情報を収集し、申告データ113dを作成する。
さらに、会計事務所側電子申告システム11は、作成した申告データ113dに対応する会社の商号や住所などを登録した会社データ113eと、その他の添付すべき添付書類や電子申告に未対応である帳票などのデータを登録した添付書類・電子申告未対応帳票等データ113fとから、電子申告に必要な情報を収集し、申告データ113dにその情報を追加して申告等データ113gを作成する。そして、会計事務所側電子申告システム11は、作成した申告等データ113gを電子メール14aに添付して納税者側電子申告システム10に送信する(1)。
また、会計事務所側電子申告システム11は、納税者側電子申告システム10に送信した申告等データ113gの複製に所定の認証機関により発行された担当税理士の電子証明書113hと電子署名とを付加して、税理士署名済申告等データ113iを作成する。
一方、納税者側電子申告システム10は、申告等データ113gが添付された電子メール14aを受信して、申告等データ103bとして記憶する。さらに、納税者側電子申告システム10は、申告等データ103bに所定の認証期間により発行された電子証明書103aと、納税者の電子署名とを付加して、納税者署名済申告等データ103cを作成し、納税者の電子署名処理が終了したことを示す情報を電子メール14bに添付して、会計事務所側電子申告システム11に送信する(2)。なお、納税者側において、署名者が複数存在する場合には、各署名者が署名するたびに、当該署名者(納税者)の電子署名処理が終了したことを示す情報を電子メール14bに添付して会計事務所側電子申告システム11に送信する。
一方、会計事務所側電子申告システム11の機能部である署名進捗状況確認部114は、納税者の電子署名処理が終了したことを示す情報が添付された電子メール14bを受信して、納税者の電子署名処理が終了したことを示す情報を取得し、納税者による電子署名処理の進捗状況の情報をディスプレイ等に表示する処理をおこなう。
納税者側電子申告システム10は、また、署名依頼がなされた納税者全員の電子署名処理が終了した場合に、納税者の電子署名がなされた納税者署名済申告等データ103cを電子メール14cに添付して会計事務所側電子申告システム11に送信する(3)。
そして、会計事務所側電子申告システム11は、納税者側電子申告システム10により送信された電子メール14cを受信して、電子メール14cに添付された納税者署名済申告等データ103cを取得し、納税者署名済申告等データ113jとして記憶する。
また、会計事務所側電子申告システム11は、納税者署名済申告等データ113jに含まれる納税者の電子署名と税理士署名済申告等データ113iに含まれる税理士の電子署名とをマージすることにより、納税者および税理士の電子署名が付加された納税者・税理士署名済申告等データ113kを作成する。あるいは、納税者署名済申告等データ113jに対して直接税理士の電子署名を付加することにより納税者・税理士署名済申告等データ113kを作成することとしてもよい。
そして、会計事務所側電子申告システム11は、納税者・税理士署名済申告等データ13kの作成が終了したことを示す情報を電子メール14dに添付して、納税者側電子申告システム10に送信する(4)。
一方、納税者側電子申告システム10の機能部である署名進捗状況確認部104は、納税者・税理士署名済申告等データ13kの作成が終了したことを示す情報が添付された電子メール14dを受信して、その情報をディスプレイ等に表示する処理をおこなう。
そして、最終的には、会計事務所側電子申告システム11は、国税庁電子申告受付システム12に納税者・税理士署名済申告等データ113kを送信して電子申告をおこなう(5)。
このように、納税者側電子申告システム10や会計事務所側電子申告システム11によりなされた納税者・税理士による電子署名処理の進捗状況の情報を電子メール14bまたは14dに添付して送信し、受信した電子メール14bまたは14dに添付された電子署名処理の進捗状況の情報を参照することにより、納税者および税理士の電子署名処理の進捗状況の情報を効率的に管理して、納税者や税理士が電子署名処理の進捗状況を容易に把握することができる。
つぎに、図1に示した納税者側会計システム10の機能的構成について説明する。図2は、図1に示した納税者側会計システム10の機能的構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、この納税者側会計システム10は、インターフェース部100、入力部101、表示部102、記憶部103および制御部104を有する。
インターフェース部100は、会計事務所側電子申告システム11との間で、インターネット13を介してデータの授受をおこなうネットワークインターフェースである。入力部101は、キーボードやマウスなどの入力デバイスであり、表示部102は、ディスプレイなどの出力デバイスである。
記憶部103は、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、電子証明書103a、申告等データ103b、納税者署名済申告等データ103cおよび署名終了情報103dを記憶している。
電子証明書103aは、所定の認証機関により発行され、電子申告をおこなう申告等データ103bに付加される電子証明書である。申告等データ103bは、会計事務所側電子申告システム11により電子メール14aに添付されて送信された申告等データ113gである。
納税者署名済申告等データ103cは、申告等データ103bに納税者の電子署名および電子証明書103aが付加されたものである。ここで、複数の納税者の署名依頼がなされた場合には、複数の電子署名および電子証明書が申告等データに付加される。署名終了情報103dは、前述の「納税者・税理士署名済申告等データ113kの作成が終了したことを示す情報」、すなわち、「納税者および税理士の電子署名処理が終了したことを示す情報であり、納税者および税理士の電子署名処理が終了した場合に、会計事務所側電子申告システム11により電子メール14dに添付されて送信されたものである。
制御部104は、納税者側電子申告システム10を全体制御する制御部であり、電子メール管理部104a、データ管理部104b、電子署名実行処理部104c、署名終了情報送信部104dおよび署名進捗状況確認部104eを有する。
電子メール管理部104aは、電子メール14a〜14dの送受信処理をおこなう電子メールの管理部である。データ管理部104bは、納税者宛の申告等データ113gが電子メール14aに添付されて会計事務所側電子申告システム11から送信された場合に、それを記憶部103に申告等データ103bとして記憶する。また、データ管理部104は、電子証明書103aを所定の認証機関から取得して、記憶部103に記憶したり、納税者の電子署名および電子証明書103aが付加された申告等データを納税者署名済申告等データ103cとして記憶したりするなどの処理をおこなう。
電子署名実行処理部104cは、申告等データ103bに対して電子署名の依頼がなされた納税者にその依頼を通知し、納税者から電子署名実行要求を受け付けた際に、当該納税者の電子署名処理を実行する処理部である。具体的には、電子署名実行処理部104cは、記憶部103から当該納税者の電子証明書103aを取得して申告等データ103bに付加し、さらに納税者の電子署名を申告等データ103bに付加することにより納税者署名済申告等データ103cを作成する処理をおこなう。
署名終了情報送信部104は、電子署名実行処理部104により納税者の電子署名処理がなされた場合に、前述の「納税者の電子署名処理が終了したことを示す情報を電子メール14bに添付して、会計事務所側電子申告システム11に送信する。また、署名終了情報送信部104dは、納税者の電子署名および電子証明書が付加された納税者署名済申告等データ103cを電子メール14cに添付して、会計事務所側電子申告システム11に送信する処理をおこなう。
署名進捗状況確認部104eは、会計事務所側電子申告システム11において、納税者および税理士の電子署名が付加された納税者・税理士署名済申告等データ113kの作成処理が終了したか否かを確認する処理をおこなう。具体的には、署名進捗状況確認部104eは、会計事務所側電子申告システム11により電子メール14dに添付されて送信された納税者・税理士署名済申告等データ13kの作成が終了したことを示す情報」である署名終了情報103dを取得して、その情報を表示部102に表示する。
つぎに、図1に示した会計事務所側電子申告システム11の機能的構成について説明する。図3は、図1に示した会計事務所側電子申告システム11の機能的構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、この会計事務所側電子申告システム11は、インターフェース部110、入力部111、表示部112、記憶部113および制御部114を有する。
インターフェース部110は、納税者側電子申告システム10との間でインターネット13を介してデータの授受をおこなうネットワークインターフェースである。入力部111は、キーボードやマウスなどの入力デバイスであり、表示部112は、ディスプレイなどの出力デバイスである。
記憶部113は、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、法人税申告書データ113a、事業概況説明書データ113b、勘定科目内訳書データ113c、申告データ113d、会社データ113e、添付書類・電子申告未対応帳票等データ113f、申告等データ113g、電子証明書113h、税理士署名済申告等データ113i、納税者署名済申告等データ113j、納税者・税理士署名済申告等データ113kおよび署名終了情報113lを記憶している。
法人税申告書データ113a、事業概況説明書データ113b、勘定科目内訳書データ113cは、所定のアプリケーションソフトウェアにより作成された法人税申告書、事業概況説明書および勘定科目内訳書をそれぞれ記憶したデータである。申告データ113dは、法人税申告書データ113a、事業概況説明書データ113b、勘定科目内訳書データ113cから電子申告に必要な情報を収集して作成されたデータである。
会社データ113eは、会社の商号や住所、電子申告の担当者の情報などの、会計事務所の顧客会社に係る情報を登録したデータである。添付書類・電子申告未対応帳票等データ113fは、上記書類以外の添付すべき添付書類や電子申告に未対応である帳票などのデータを登録したものである。
申告等データ113gは、添付書類・電子申告未対応帳票等データ113fから電子申告に必要なデータを取得し、そのデータを申告データ113dに付加することにより作成されたデータである。電子証明書113hは、所定の認証機関により発行された電子証明書のデータである。
税理士署名済申告等データ113i(特許請求の範囲に記載の「管理者署名済電子データ」に相当)は、申告等データ113gに対して税理士の電子署名と電子証明書113hとが付加された申告等データである。納税者署名済申告等データ113j(特許請求の範囲に記載の「署名済電子データ」に相当)は、納税者側電子申告システム10により電子メール14cに添付されて送信された納税者の電子署名と電子証明書とが付加された申告等データ(納税者署名済申告等データ103c)である。
納税者・税理士署名済申告等データ113k(特許請求の範囲に記載の「全署名者管理者署名済電子データ」に相当)は、納税者署名済申告等データ113jに含まれる納税者の電子署名および電子証明書と税理士署名済申告等データ113iに含まれる税理士の電子署名および電子証明書とをマージすることにより作成された、納税者および税理士の電子署名および電子証明書が付加された申告等データである。会計事務所側電子申告システム11は、この納税者・税理士署名済申告等データ113kを国税庁電子申告システム12に送信し、電子申告を実行する。
署名終了情報113l(特許請求の範囲に記載の「電子署名終了情報」に相当)は、前述の「納税者の電子署名処理が終了したことを示す情報であり、納税者の電子署名処理が終了した場合に、納税者側電子申告システム10により電子メール14bに添付されて送信されたものである。
制御部114は、会計事務所側電子申告システム11を全体制御する制御部であり、電子メール管理部114a、データ管理部114b、申告等データ作成部114c、署名依頼処理部114d、署名進捗状況確認部114e、電子署名実行処理部114f、署名済申告等データ作成部114g、署名終了情報送信部114hおよび電子申告実行処理部154iを有する。
電子メール管理部114aは、電子メール14a〜14dの送受信処理をおこなう電子メールの管理部である。データ管理部114bは、法人税申告書データ113aや事業概況説明書データ113b、勘定科目内訳書データ113cなどのデータの、記憶部113に対する記憶、データの更新、データの読み出しなどを実行するデータの管理部である。
申告等データ作成部114cは、法人税申告書データ113a、事業概況説明書データ113bおよび勘定科目内訳書データ113cから電子申告に必要な情報を収集して申告データ113dを作成し、さらに、会社データ113eおよび添付書類・電子申告未対応帳票等データ113fから電子申告に必要な情報を取得して申告データ113dに追加することにより申告等データ113gを作成する。
署名依頼処理部114dは、申告等データ作成部114cにより作成された申告等データ113gを署名依頼情報を含んだ電子メール14aに添付して、納税者電子申告システム10に送信する処理をおこなう。この署名依頼情報には、電子署名を依頼する納税者の情報が含まれている。
署名進捗状況確認部114eは、納税者側電子申告システム10において、納税者の電子署名処理が終了したか否かを確認する処理をおこなう。具体的には、署名進捗状況確認部114eは、納税者側電子申告システム10により送信され、前述の「納税者の電子署名処理が終了したことを示す情報」である署名終了情報113lが添付された電子メール14bを受信して、納税者の電子署名処理が終了したことを示す情報を表示部112に表示する。
電子署名実行処理部114fは、税理士の電子署名処理を実行する処理部である。具体的には、電子署名実行処理部114fは、記憶部113から当該税理士の電子証明書113hを取得して申告等データ113gに付加し、さらに税理士の電子署名を申告等データ113gに付加することにより税理士署名済申告等データ113iを作成する処理をおこなう。
署名済申告等データ作成部114gは、納税者側電子申告システム10により納税者の電子署名処理がなされ、納税者の電子署名と電子証明書とが付加された申告等データ(納税者署名済申告等データ103c)が電子メール14cに添付されて送信された場合に、その電子メール14cを受信して申告等データに含まれる納税者の電子署名および電子証明書を取得し、取得した納税者の電子署名および電子証明書を税理士の電子署名および電子証明書が付加された税理士署名済申告等データ113iに追加して、納税者・税理士署名済申告等データ113kを作成する処理をおこなう。
さらに、この署名済申告等データ作成部114gは、納税者の電子署名および電子証明書付きの申告等データ(納税者署名済申告等データ103c)が添付された電子メール14cを納税者側電子申告システム10から受信した際に、納税者の電子署名および電子証明書を用いて申告等データが第3者により改ざんされていないかを検査する処理をおこなう。
具体的には、納税者の電子証明書に含まれている公開鍵を用いて納税者署名済申告等データ113jに付加されている納税者の電子署名を復号化し、納税者署名済申告等データ113jに含まれる申告等データのダイジェストを取得する。このダイジェストは、納税者側電子申告システム10により作成されたものであり、申告等データに対してハッシュ関数を適用することにより得られたものである。
そして、署名済申告等データ作成部114gは、納税者署名済申告等データ113jに含まれる申告等データに対応し、記憶部113に記憶されている申告等データ113gに対してハッシュ関数を適用してダイジェストを生成し、納税者の電子署名を復号化することにより得たダイジェストと申告等データ113gに対してハッシュ関数を適用することにより生成したダイジェストとを比較して、両者が一致する場合に第3者による改ざんがなかったものと判定する。
第3者による改ざんがあった場合には、署名済申告等データ作成部114gは、上記納税者・税理士署名済申告等データ113kを作成する処理をおこなわず、署名依頼処理部114dが、納税者側電子申告システム10に申告等データ113gが添付された電子メール14aを送信し、納税者に再度署名依頼をおこなう。
署名終了情報送信部114hは、電子署名実行処理部114fにより税理士の電子署名処理が実行され、署名済申告等データ作成部114gによる納税者・税理士署名済申告等データ113kの作成が終了した場合に、前述の「納税者・税理士署名済申告等データ13kの作成が終了したことを示す情報」である署名終了情報103dを電子メール14dに添付して納税者側電子申告システム10に送信する処理をおこなう。
電子申告実行処理部114iは、作成された納税者・税理士署名済申告等データ113kを、国税庁電子申告受付システム12に送信し、電子申告を実行する処理部である。
以上、納税者側電子申告システム10および会計事務所側電子申告システム11の各機能部について説明してきたが、各機能部のさらに具体的な働きについては、以下に示す電子署名情報管理処理の説明の中で適宜説明することとする。
つぎに、本実施例にかかる会計事務所側電子申告システム11および納税者側電子申告システム10がおこなう電子署名情報管理処理の処理手順について説明する。図4−1、図4−2および図4−3は、本実施例にかかる会計事務所側電子申告システム11および納税者側電子申告システム10がおこなう電子署名情報管理処理の処理手順を示すフローチャート(1)、(2)および(3)である。なお、以下の説明では、税理士による申告等データに対する電子署名処理はすでに終了しているものとする。
図4−1に示すように、まず、会計事務所側電子申告システム11の申告等データ作成部114は、法人税申告書データ113a、事業概況説明書データ113b、勘定科目内訳書データ113c、会社データ113eおよび添付書類・電子申告未対応帳票等データ113fから電子申告に必要な情報を取得して、申告等データ113gを作成する(ステップSA1)。
そして、署名依頼処理部114dは、作成された申告等データ113gに対する書き込みをロックして、内容を変更できないように設定する(ステップSA2)。続いて、署名依頼処理部114dは、電子署名の依頼を納税者に送信する際の電子メール14aの送信宛先が正しく設定されているか否かのチェックをおこない、そのチェック結果に基づいて署名依頼を有効化または無効化する(ステップSA3)。なお、ステップSA3の署名依頼を有効化/無効化する処理については、図8において詳しく説明する。
ここで、電子署名の依頼をおこなう納税者はあらかじめ設定されており、会社データ113eにその情報が登録されている。図5は、署名依頼処理部114dにより出力される署名依頼先を設定する署名依頼受付画面50の一例を示す図である。図5に示すように、この署名依頼受付画面50には、署名依頼をおこなう申告等データ113gの情報(ファイル名)51と、その申告等データ113gに対して電子署名の依頼をおこなう納税者の候補52とが表示され、その候補の中から署名依頼をおこなう納税者を選択することにより署名依頼先が設定される。
図4−1の説明に戻ると、署名依頼処理部114dは、ステップSA3によるチェックの結果、署名依頼が有効とされたか否かを調べる(ステップSA4)。そして、署名依頼が有効でない場合には(ステップSA4,No)、そのままこの電子署名情報管理処理を終了する。
署名依頼が有効である場合には(ステップSA4,Yes)、署名依頼処理部114dは、申告等データ113gを複製し(ステップSA5)、申告等データ113gを暗号化する(ステップSA6)。そして、署名依頼処理部114dは、電子メール管理部114aに電子メール送受信ソフトウェアを起動するよう要求し、暗号化された申告等データ113gを電子メール14aに添付する(ステップSA7)。
図6は、申告等データ113gが添付された電子メール60の一例を示す図である。図6に示すように、この電子メール60は、宛先61、件名62、添付データ63、メッセージ64などの情報を含んでいる。この電子メール60では、宛先61には、電子署名の依頼をおこなう納税者が設定され、件名62には、電子署名依頼の件名が設定され、添付データ63には、電子署名を依頼する申告等データ113gが設定され、メッセージ64には、電子署名を依頼する申告等データ113gの情報および電子署名の実行方法などの情報が設定される。
図4−1の説明に戻ると、署名依頼処理部114dは、申告等データ113gが添付された電子メール14aを納税者側電子申告システム10に送信する(ステップSA8)。そして、図4−2に示すように、署名進捗状況確認部114eは、納税者側電子申告システム10において、納税者の電子署名処理が終了するのを待ち受ける(ステップSA9)。
一方、納税者側電子申告システム10の電子メール管理部104aは、会計事務所側電子申告システム11から申告等データ113gが添付された電子メール14aを受信するのを待ち受ける(ステップSA10)。
そして、電子メール管理部104aが会計事務所側電子申告システム11から申告等データ113gが添付された電子メール14aを受信した場合に、データ管理部104bは、署名依頼がなされた納税者の情報などを含んだ署名依頼情報を表示部102に表示し(ステップSA11)、電子メール14aに添付された申告等データ113gの復号化処理をおこなって(ステップSA12)、申告等データ103bとして記憶する。
その後、電子署名実行処理部104cは、納税者側の署名者からの電子署名処理の開始要求を受け付ける(ステップSA13)。署名者からの電子署名処理の開始要求がない場合には(ステップSA14,No)、ステップSA13に戻って、引き続き署名者からの電子署名処理の開始要求を受け付ける。
署名者からの電子署名処理の開始要求があった場合には(ステップSA14,Yes)、電子署名実行処理部104cは、その他の署名者からの当該申告等データ103bに対する電子署名処理をロックして、はじめに電子署名処理の開始要求をおこなった署名者以外の電子署名処理をおこなえないように設定する(ステップSA15)。
そして、電子署名実行処理部104cは、電子署名処理が実行中であることを示す情報と、電子署名処理をおこなっている署名者の情報とを表示部102に出力し(ステップSA16)、申告等データ103bに署名者i(i=1、2、・・・、n;nは、電子署名の依頼を受けた署名者の人数)の電子署名および電子証明書を添付する処理をおこなう(ステップSA17)。
その後、図4−2に示すように、納税者側電子申告システム10の署名終了情報送信部104dは、署名者iの署名が終了したことを示す情報」(前述の「納税者の電子署名処理が終了したことを示す情報」に相当)を登録し(ステップSA18)、電子メール管理部114aに電子メール送受信ソフトウェアを起動するよう要求して「署名者iの署名が終了したことを示す情報」を署名終了情報113lとして電子メール14bに添付する(ステップSA19)。そして、署名終了情報送信部104dは、署名者iの署名終了情報113lが添付された電子メール14bを会計事務所側電子申告システム11に送信する(ステップSA20)。
一方、会計事務所側電子申告システム11の署名進捗状況確認部114eは、納税者側電子申告システム10により送信された電子メール14bを受信して(ステップSA21)、電子メール14bに添付された署名者iの署名終了情報113lを取得し、署名者iの署名終了情報113lを表示部152に表示する(ステップSA22)。
他方、納税者側電子申告システム10の電子署名実行処理部104cは、図4−1のステップSA15でおこなった電子署名処理のロックを解除して、他の署名者による電子署名処理が実行できるように設定する(ステップSA23)。その後、電子署名実行処理部104cは、署名依頼がなされた全署名者の電子署名処理が終了したか否かを調べ(ステップSA24)、全署名者の電子署名処理が終了していない場合には(ステップS24,No)、図4−1のステップSA13に移行して、電子署名処理が終了していない署名者からの電子署名処理の開始要求を受け付ける。
全署名者の電子署名処理が終了した場合には(ステップS24,Yes)、署名終了情報送信部104dは、上記SA18で登録された全署名者の署名終了情報113lを読み出し(ステップSA25)、電子メール管理部104aに電子メール送受信ソフトウェアを起動するよう要求して全署名者の署名終了情報113lを電子メール14に添付するとともに、全署名者の電子署名がなされた納税者署名済申告等データ103cを暗号化して電子メール14に添付する(ステップSA26)。
そして、署名終了情報送信部104dは、全署名者の署名終了情報113lおよび全署名者の電子署名がなされた納税者署名済申告等データ103cが添付された電子メール14cを会計事務所側電子申告システム11に送信し(ステップSA27)、図4−3に示すように、会計事務所側電子申告システム11による納税者および税理士の申告等データに対する電子署名の付加処理が終了するのを待ち受ける(ステップSA28)。
その一方で、会計事務所側電子申告システム11の署名済申告等データ作成部114gは、図4−2に示すように、納税者側電子申告システム10により送信され、全署名者の署名終了情報113lおよび全署名者の電子署名がなされた納税者署名済申告等データ103cが添付された電子メール14cを受信する(ステップSA29)。
その後、署名済申告等データ作成部114gは、受信した電子メール14cに添付され、暗号化された納税者署名済申告等データ103cの復号化をおこない(ステップSA30)、納税者署名済申告等データ103cに付加された納税者の電子署名および電子証明書を用いて納税者署名済申告等データ103cが第3者により改ざんされていないかを検査する(ステップSA31)。
そして、図4−3に示すように、納税者署名済申告等データ103cに改ざんがあったと判定された場合には(ステップSA32,No)、改ざんがあったことを示すメッセージを表示して(ステップSA33)、図4−1に示したステップSA5に移行し、会計事務所側電子申告システム11の署名依頼処理部114dは、改ざんがあった申告等データの元データである申告等データ113gを複製し、電子メール14aに添付して納税者側電子申告システム10に送信することにより再度納税者に署名依頼をおこなう。
申告等データの改ざんがなかった場合には(ステップSA32,Yes)、署名済申告等データ作成部114gは、税理士の電子署名に納税者の電子署名を追加して(ステップSA34)、図4−1のステップSA2でロックされた申告等データ113gに対する書き込みのロックを解除し(ステップSA35)、ロックを解除した申告等データ113gに税理士および納税者の電子署名を付加する(ステップSA36)。
その後、署名終了情報送信部114hは、電子メール管理部114aに電子メール送受信ソフトウェアを起動するよう要求して、税理士および納税者の電子署名処理が終了したことを示す署名終了情報103dを電子メール14dに添付する(ステップSA37)。そして、署名終了情報送信部114hは、署名終了情報103dが添付された電子メール14dを納税者側電子申告システム10に送信する(ステップSA38)。
一方、納税者側電子申告システム10の署名進捗状況確認部104eは、会計事務所側電子申告システム11により送信され、税理士および納税者の電子署名処理が終了したことを示す署名終了情報103dが添付された電子メール14dを受信する(ステップSA39)。そして、署名進捗状況確認部104eは、税理士および納税者の電子署名処理が終了したことを示す署名終了情報103dを表示部102に表示する処理をおこなう(ステップSA40)。
図7は、納税者および税理士の電子署名処理の進捗状況を表示する電子署名状況確認画面70の一例を示す図である。この電子署名状況確認画面70は、納税者側電子申告システム10または会計事務所側電子申告システム11において、納税者および税理士の署名進捗情報を表示する画面である。
図7に示すように、電子署名状況確認画面70には、年度選択ボタン71、申告種別選択ボタン72、顧客選択ボタン73、申告データ作成アイコン74、申告データ編集アイコン75、納税者署名アイコン76、税理士署名アイコン77、申告データ送信アイコン78、署名者名・組織名情報79および電子証明書情報80などが表示される。
年度選択ボタン71、申告種別選択ボタン72、顧客選択ボタン73は、年度、申告種別および納税者である顧客名をマウス等でクリックして指定することにより、電子申告処理の進捗状況の表示をおこなう申告等データを選択するボタンである。
申告データ作成アイコン74、申告データ編集アイコン75、納税者署名アイコン76、税理士署名アイコン77、申告データ送信アイコン78は、年度選択ボタン71、申告種別選択ボタン72、顧客選択ボタン73をクリックすることにより選択された申告等データの電子申告処理の進捗状況を示すアイコンである。
具体的には、申告データ作成アイコン74は、会計事務所側電子申告システム11において、申告等データ113gの作成が終了した場合に、グレーのアイコン表示から青のアイコン表示に表示色を変化させることにより申告等データ113gの作成が終了したことを通知する。申告データ編集アイコン75は、申告等データ113gの編集処理がおこなわれ、それが終了した場合に、グレーのアイコン表示から青のアイコン表示に表示色を変化させることにより申告等データ113gの編集処理が終了したことを通知する。
納税者署名アイコン76は、納税者側電子申告システム10において、納税者の電子署名処理が終了した場合に、グレーのアイコン表示から青のアイコン表示に表示色を変化させることにより納税者の電子署名処理が終了したことを通知する。税理士署名アイコン77は、納税者および税理士の電子署名処理がなされ、納税者・税理士署名済申告等データ113kの作成が終了した場合に、グレーのアイコン表示から青のアイコン表示に表示色を変化させることにより納税者・税理士署名済申告等データ113kの作成が終了したことを通知する。
申告データ送信アイコン78は、納税者および税理士の電子署名処理がなされた申告等データを国税庁電子申告システム12に送信する処理が終了した場合に、グレーのアイコン表示から青のアイコン表示に表示色を変化させることにより申告等データの送信が終了したことを通知する。
また、署名者名・組織名情報79は、申告等データに電子証明をおこなった各署名者および各署名者が属する組織名の情報であり、この署名者名・組織名情報79により電子署名をおこなった納税者および税理士をそれぞれ調べることができる。また、電子証明書情報80は、電子署名処理を実行した際に申告等データに添付された各署名者の電子証明書の情報である。
さらに、顧客選択ボタン73の隣に表示された顧客名に対応付けて、納税者・税理士署名済申告等データ113kの作成が終了した場合に、納税者・税理士署名済申告等データ113kの作成が終了したことを示すアイコン81を表示することとしてもよい。ここで、アイコン81は、左右2つに分割されており、納税者の電子署名処理が終了した場合には、アイコン81の左半分をグレーの表示から赤の表示に変化させ、さらに、納税者・税理士署名済申告等データ113kの作成が終了した場合には、アイコン81の右半分をグレーの表示から赤の表示に変化させるようにしてもよい。
なお、上記電子署名情報管理処理においては、ステップSA16からステップS20の間、すなわち、電子署名処理が実行中であることを示す情報と電子署名処理をおこなっている署名者の情報とを表示部102に表示し、署名者iの署名処理を実行し、署名者iの署名終了情報113lを登録し、署名者iの署名終了情報113lを電子メールに添付して会計事務所側電子申告システム11に送信する処理の間、他の署名者の署名処理をロックすることとしたが、署名者が電子署名処理の実行を、実行指示ボタンをマウス等でクリックするなどして要求した場合に、署名者による他の操作を必要とすることなく電子署名処理を実行し、署名者の電子署名を付加する処理の間のみ、すなわち、ステップSA17の間のみ、他の署名者の電子署名処理の実行をロックすることとしてもよい。
また、上記電子署名情報管理処理では、税理士の電子署名処理が納税者の電子署名処理よりも前になされていることとしたが、税理士の電子署名処理と納税者の電子署名処理の順番は、これに限定されるものではない。
つぎに、図4−1のステップSA3に示した会計事務所側電子申告システム11がおこなう署名依頼先チェック処理の具体的な処理手順について説明する。図8は、会計事務所側電子申告システム11がおこなう署名依頼先チェック処理の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、会計事務所側電子申告システム11の署名依頼処理部114dは、納税者電子申告システム10に電子メール14aで送信する申告等データに含まれる商号コードおよび商号の情報を取得する(ステップSB1)。また、署名依頼処理部114dは、電子メール14aを送信する納税者のメールアドレスに関連付けて登録された納税者の属性情報である商号コードおよび商号の情報を取得し(ステップSB2)、ステップSB1で取得した商号コードおよび商号と一致するか否かを調べる(ステップSB3)。
商号コードおよび商号が一致する場合には(ステップSB3,Yes)、署名依頼処理部114dは、納税者に対する署名依頼を有効化して(ステップSB4)、署名依頼先チェック処理を終了する。一方、商号コードおよび商号が一致しない場合には(ステップSB3,Yes)、署名依頼処理部114dは、納税者に対する署名依頼を無効化して(ステップSB5)、署名依頼先チェック処理を終了する。
以上説明してきたように、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名依頼処理部114dが、署名者に電子署名の依頼をおこなう申告等データ113gを電子メール14aに添付して送信し、納税者側電子申告システム10の電子署名実行処理部104cが、送信された電子メール14aを受信して、当該電子メールに添付された申告等データ113g(103b)に署名者の電子署名処理を実行し、納税者側電子申告システム10の署名終了情報送信部104dが、電子署名処理の進捗状況に係る情報である署名終了情報113lを電子メール14bに添付して送信し、会計事務所側電子申告システム11の署名進捗状況確認部114eが、送信された電子メール14bを受信して、当該電子メール14bに添付された署名終了情報113lを取得し、取得した署名終了情報113lに基づいて署名者の電子署名の進捗状況に係る情報を出力することとしたので、各署名者の電子署名の進捗状況に係る情報を効率的に管理して、電子署名の進捗状況を容易に把握することができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名進捗状況確認部114eが、指定された年度および/または指定された種目の申告等データに対する署名者の電子署名の進捗状況に係る情報を出力することとしたので、指定された年度および/または指定された種目の申告等データに対する各署名者の電子署名の進捗状況に係る情報を効率的に管理して、電子署名の進捗状況を容易に把握することができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名依頼処理部114dが、申告等データを電子メールに添付して送信する場合に、申告等データの内容に対する変更を禁止することとしたので、署名者による電子署名処理の実行中に申告等データの内容が変更され、申告等データの整合性が取れなくなるのを防止することができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名依頼処理部114dが、申告等データの作成処理または編集処理が終了した場合に当該申告等データの作成または編集が終了したことを検知して、署名者に電子署名の依頼をおこなう申告等データを電子メールに添付して送信することとしたので、署名者に対する電子署名依頼を効率的におこなうことができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名依頼処理部114dが、申告等データを電子メールに添付して送信する場合に、申告等データに含まれる署名者の属性情報と電子メールの送付先である署名者の属性情報との照合をおこない、申告等データに含まれる署名者の属性情報と電子メールの送付先である署名者の属性情報とが一致した場合に当該申告等データを電子メールに添付して送信することとしたので、電子署名の依頼先の確認処理をおこなうことにより署名依頼先の誤りを防止することができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名進捗状況確認部114eが、署名者の電子署名の進捗状況を示すアイコンを出力することとしたので、署名者の電子署名の進捗状況を視覚的に容易に確認することができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の電子署名実行処理部114fが、電子メールに添付して送信した第1の申告等データを複製した第2の申告等データに電子署名処理を実行し、会計事務所側電子申告システム11の署名済申告等データ作成部114gが、第1の申告等データに対する電子署名処理および第2の申告等データに対する電子署名処理が終了した場合に、第1の申告等データの電子署名と第2の申告等データの電子署名とをマージすることにより第1の申告等データの電子署名と第2の申告等データの電子署名が付加された第3の申告等データを作成することとしたので、第1の申告等データになされた電子署名と第2の申告等データになされた電子署名とが付加された申告等データを効率的に作成することができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名済申告等データ作成部114gが、電子署名処理実行済みの第1の申告等データの改ざんの有無を確認し、改ざんが無い場合に電子署名のマージ処理を実行することとしたので、第3者により申告等データの改ざんがなされた場合でも被害を抑えることができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名進捗状況確認部114eが、第1の申告等データに対して電子署名処理が終了した署名者の情報および第2の申告等データに対して電子署名処理が終了した署名者の情報をそれぞれ出力することとしたので、第1の申告等データに対して電子署名処理が終了した署名者および第2の申告等データに対して電子署名処理が終了した署名者を容易に確認することができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名進捗状況確認部114eが、第1の申告等データに対する署名者の電子署名の進捗状況を示すアイコンおよび第3の申告等データの作成処理の進捗状況を示すアイコンをそれぞれ出力することとしたので、第1の申告等データに対する署名者の電子署名の進捗状況および第3の申告等データの作成処理の進捗状況を視覚的に容易に確認することができる。
また、本実施例によれば、納税者側電子申告システム10の署名終了情報送信部104dが、申告等データに電子署名をおこなうように依頼された各署名者の電子署名処理が実行されるたびに電子署名処理の進捗状況に係る情報を電子メールに添付して送信し、会計事務所側電子申告システム11の署名進捗状況確認部114eが、署名者ごとの電子署名処理の進捗状況に係る情報を出力することとしたので、申告等データに対する各署名者の電子署名処理が終了するたびに容易に電子署名処理が終了したことを確認することができる。
また、本実施例によれば、納税者側電子申告システム10の署名終了情報送信部104dが、申告等データに電子署名をおこなうように依頼されたすべての署名者の電子署名処理が終了した場合に電子署名処理の進捗状況に係る情報を電子メールに添付して送信し、会計事務所側電子申告システム11の署名進捗状況確認部114eが、当該申告等データにすべての署名者の電子署名処理が終了したことを示す情報を出力することとしたので、申告等データに対してすべての署名者の電子署名処理が終了したことを容易に確認することができる。
また、本実施例によれば、納税者側電子申告システム10の電子署名実行処理部104cが、署名者から電子署名要求を受け付けた際に当該署名者による操作をさらに受け付けることなく申告等データに電子署名を付加する処理を実行し、当該署名者の電子署名を付加する処理の間のみ、他の署名者の電子署名を付加する処理を禁止することとしたので、署名者による操作により電子署名処理が遅滞することを回避し、各署名者が効率的に電子署名処理を実行することができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名進捗状況確認部114eが、電子署名処理が終了した署名者の情報を署名者ごとに出力することとしたので、電子署名処理が終了した各署名者を容易に確認することができる。
また、本実施例によれば、会計事務所側電子申告システム11の署名進捗状況確認部114eが、電子署名処理が終了していない署名者の情報を署名者ごとに出力することとしたので、電子署名処理が終了していない各署名者を容易に確認することができる。
以上本発明にかかる実施例について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこれらの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、本実施例においては、納税者側電子申告システム10および会計事務所側電子申告システム11の各機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
図9は、実施例の変形例におけるコンピュータ200の構成を示すブロック図である。図9に示すコンピュータ200は、納税者側電子申告システム10および会計事務所側電子申告システム11をハードウェア構成の面から説明している。このコンピュータ200は、上記プログラムを実行するCPU210と、キーボード、マウス等の入力装置220と、各種データを記憶するROM230と、演算パラメータ等を記憶するRAM240と、端末装置、スイッチ、管理サーバ装置および認証サーバ装置の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体300からプログラムを読み取る読取装置250と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置260と、インターネットなどのネットワーク400を介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース270とが、バス280で接続された構成となっている。
CPU210は、読取装置250を経由して記録媒体300に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体300としては、光ディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、ハードディスク等が挙げられる。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワーク400を介してコンピュータ200に導入することとしてもよい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明にかかる電子署名情報管理方法、電子署名情報管理プログラム、電子署名情報管理システムおよび電子署名情報管理装置は、各署名者の電子署名の進捗状況に係る情報を効率的に管理して、利用者が各署名者の電子署名の進捗状況を容易に把握することが必要な電子署名情報管理方法、電子署名情報管理プログラム、電子署名情報管理システムおよび電子署名情報管理装置に有用である。
本実施例にかかる電子署名情報管理システムの概念を示す概念図である。 図1に示した納税者側会計システム10の機能的構成を示す機能ブロック図である。 図1に示した会計事務所側電子申告システム11の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本実施例にかかる会計事務所側電子申告システム11および納税者側電子申告システム10がおこなう電子署名情報管理処理の処理手順を示すフローチャート(1)である。 本実施例にかかる会計事務所側電子申告システム11および納税者側電子申告システム10がおこなう電子署名情報管理処理の処理手順を示すフローチャート(2)である。 本実施例にかかる会計事務所側電子申告システム11および納税者側電子申告システム10がおこなう電子署名情報管理処理の処理手順を示すフローチャート(3)である。 署名依頼処理部114dにより出力される署名依頼先を設定する署名依頼受付画面50の一例を示す図である。 申告等データ113gが添付された電子メール60の一例を示す図である。 納税者および税理士の電子署名の進捗状況を表示する電子署名状況確認画面70の一例を示す図である。 会計事務所側電子申告システム11がおこなう署名依頼先チェック処理の具体的な処理手順を示すフローチャートである。 実施例の変形例におけるコンピュータ200の構成を示すブロック図である。 従来技術における電子申告システムの概要を示す図である。
符号の説明
10 納税者電子申告システム
100 インターフェース部
101 入力部
102 表示部
103 記憶部
103a 電子証明書
103b 告等データ
103c 納税者署名済申告等データ
103d 署名終了情報
104 制御部
104a 電子メール管理部
104b データ管理部
104c 電子署名実行処理部
104d 署名終了情報送信部
104e 署名進捗状況確認部
11 会計事務所側電子申告システム
110 インターフェース部
111 入力部
112 表示部
113 記憶部
113a 法人税申告書データ
113b 事業概況説明書データ
113c 勘定科目内訳書データ
113d 申告データ
113e 会社データ
113f 添付書類・電子申告未対応帳票等データ
113g 申告等データ
113h 電子証明書
113i 税理士署名済申告等データ
113j 納税者署名済申告等データ
113k 納税者・税理士署名済申告等データ
113l 署名終了情報
114 制御部
114a 電子メール管理部
114b データ管理部
114c 申告等データ作成部
114d 署名依頼処理部
114e 署名進捗状況確認部
114f 電子署名実行処理部
114g 署名済申告等データ作成部
114h 署名終了情報送信部
114i 電子申告実行処理部
12 国税庁電子申告受付システム
13 インターネット
14a〜14d,60 電子メール
50 署名依頼受付画面
70 電子署名状況確認画面

Claims (5)

  1. 所定の電子データに対してなされる署名者の電子署名処理の進捗状況を管理する第1の電子署名情報管理装置と、当該第1の電子署名情報管理装置に依頼された署名者の電子署名処理を実行する第2の電子署名情報管理装置とが接続可能な電子署名情報管理システム、が採用する電子署名情報管理方法であって、
    前記第1の電子署名情報管理装置が署名依頼処理部と署名進捗状況確認部と第1の記憶部とを備え、前記第2の電子署名情報管理装置が電子署名実行処理部と署名終了情報送信部と第2の記憶部とを備える場合において、
    前記署名依頼処理部が、前記第1の記憶部に記憶された前記所定の電子データの複製を作成し、署名者の情報が含まれた署名依頼情報とともに当該複製された電子データを前記第2の電子署名情報管理装置に送信する電子データ送信工程と、
    前記電子署名実行処理部が、前記電子データ送信工程により送信された前記署名依頼情報および前記複製された電子データを受信し、前記第2の記憶部から当該署名依頼情報に含まれた署名者の電子証明書を取得し、さらに、当該電子証明書および内容を確認したことを示す当該署名者の電子署名を当該電子データに対して付加することにより、当該署名者の電子署名処理を実行する署名処理実行工程と、
    前記署名終了情報送信部が、前記署名者の電子署名処理が実行された後に、当該署名者の電子署名処理が終了したことを示す情報である電子署名終了情報を前記第1の電子署名情報管理装置に送信する電子署名進捗状況送信工程と、
    前記署名進捗状況確認部が、前記電子署名終了情報を受信し、前記署名者の電子署名処理が終了したことを示す情報を電子署名処理の進捗状況に係る情報として出力する電子署名進捗状況出力工程と、
    を含み、
    さらに、
    前記電子署名実行処理部は、前記署名依頼情報に含まれたすべての署名者の電子署名処理が終了したかどうかを確認し、
    前記電子署名実行処理部および前記署名終了情報送信部は、前記署名依頼情報に含まれたすべての署名者の電子署名処理が終了するまで、前記署名処理実行工程および前記電子署名進捗状況送信工程を繰り返し実行し、
    前記署名終了情報送信部は、前記電子署名実行処理部により、前記署名依頼情報に含まれたすべての署名者の電子署名処理の終了が確認された時点で、前記署名処理実行工程の実行により作成された全署名者の電子署名処理実行後の電子データである署名済電子データを前記第1の電子署名情報管理装置に送信し、
    前記第1の電子署名情報管理装置は、さらに、管理側電子署名実行処理部と、管理側署名済電子データ作成部とを備え、
    前記管理側電子署名実行処理部が、前記第1の記憶部に記憶された前記所定の電子データの複製を作成し、前記第1の記憶部から管理者の電子証明書を取得し、さらに、当該電子証明書および内容を確認したことを示す当該管理者の電子署名を当該複製された電子データに対して付加することにより、当該管理者の電子署名処理を実行して管理者署名済電子データを作成する管理者署名処理実行工程と、
    前記管理側署名済電子データ作成部が、前記第2の電子署名情報管理装置の署名終了情報送信部から署名済電子データを受信した場合に、当該署名済電子データに含まれる全署名者の電子署名および電子証明書を取得し、取得した全署名者の電子署名および電子証明書を、前記管理側電子署名実行処理部で作成された管理者署名済電子データに追加して、全署名者管理者署名済電子データを作成する電子データ作成工程と、
    をさらに含んだことを特徴とする電子署名情報管理方法。
  2. 所定の電子データに対してなされる署名者の電子署名処理の進捗状況を管理する第1の電子署名情報管理装置と、当該第1の電子署名情報管理装置に依頼された署名者の電子署名処理を実行する第2の電子署名情報管理装置とが接続可能な電子署名情報管理システム、が採用する電子署名情報管理方法であって、
    前記第1の電子署名情報管理装置が署名依頼処理部と署名進捗状況確認部と第1の記憶部とを備え、前記第2の電子署名情報管理装置が電子署名実行処理部と署名終了情報送信部と第2の記憶部とを備える場合において、
    前記署名依頼処理部が、前記第1の記憶部に記憶された前記所定の電子データの複製を作成し、署名者の情報が含まれた署名依頼情報とともに当該複製された電子データを前記第2の電子署名情報管理装置に送信する電子データ送信工程と、
    前記電子署名実行処理部が、前記電子データ送信工程により送信された前記署名依頼情報および前記複製された電子データを受信し、前記第2の記憶部から当該署名依頼情報に含まれた署名者の電子証明書を取得し、さらに、当該電子証明書および内容を確認したことを示す当該署名者の電子署名を当該電子データに対して付加することにより、当該署名者の電子署名処理を実行する署名処理実行工程と、
    前記署名終了情報送信部が、前記署名者の電子署名処理が実行された後に、当該署名者の電子署名処理が終了したことを示す情報である電子署名終了情報を前記第1の電子署名情報管理装置に送信する電子署名進捗状況送信工程と、
    前記署名進捗状況確認部が、前記電子署名終了情報を受信し、前記署名者の電子署名処理が終了したことを示す情報を電子署名処理の進捗状況に係る情報として出力する電子署名進捗状況出力工程と、
    を含み、
    さらに、
    前記電子署名実行処理部は、前記署名依頼情報に含まれたすべての署名者の電子署名処理が終了したかどうかを確認し、
    前記電子署名実行処理部および前記署名終了情報送信部は、前記署名依頼情報に含まれたすべての署名者の電子署名処理が終了するまで、前記署名処理実行工程および前記電子署名進捗状況送信工程を繰り返し実行し、
    前記署名終了情報送信部は、前記電子署名実行処理部により、前記署名依頼情報に含まれたすべての署名者の電子署名処理の終了が確認された時点で、前記署名処理実行工程の実行により作成された全署名者の電子署名処理実行後の電子データである署名済電子データを前記第1の電子署名情報管理装置に送信し、
    前記第1の電子署名情報管理装置は、さらに、管理側電子署名実行処理部と、管理側署名済電子データ作成部とを備え、
    前記管理側電子署名実行処理部が、前記第1の記憶部に記憶された前記所定の電子データの複製を作成し、前記第1の記憶部から管理者の電子証明書を取得し、さらに、当該電子証明書および内容を確認したことを示す当該管理者の電子署名を当該複製された電子データに対して付加することにより、当該管理者の電子署名処理を実行して管理者署名済電子データを作成する管理者署名処理実行工程と、
    前記管理側署名済電子データ作成部が、前記第2の電子署名情報管理装置の署名終了情報送信部から署名済電子データを受信した場合に、当該署名済電子データに含まれる全署名者の電子署名および電子証明書を取得し、また、前記管理者署名済電子データに含まれる管理者の電子署名および電子証明書を取得し、それぞれの取得処理で得られた電子署名および電子証明書をマージすることにより、全署名者管理者署名済電子データを作成する電子データ作成工程と、
    をさらに含んだことを特徴とする電子署名情報管理方法。
  3. 前記電子データ作成工程では、前記管理側署名済電子データ作成部が、前記第2の電子署名情報管理装置の署名終了情報送信部から受信した署名済電子データの改ざんの有無を確認し、改ざんが無い場合に、前記全署名者管理者署名済電子データの作成処理を行うことを特徴とする請求項またはに記載の電子署名情報管理方法。
  4. 前記電子署名進捗状況出力工程では、前記署名進捗状況確認部が、さらに、前記第2の電子署名情報管理装置にて電子署名処理を行った全署名者の情報および前記第1の電子署名情報管理装置にて電子署名処理を行った管理者の情報をそれぞれ出力することを特徴とする請求項またはに記載の電子署名情報管理方法。
  5. 前記電子署名進捗状況出力工程では、前記署名進捗状況確認部が、前記第2の電子署名情報管理装置における電子署名処理の進捗状況を視認可能なアイコンを表示するための処理、および前記第1の電子署名情報管理装置における電子署名処理の進捗状況を視認可能なアイコンを表示するための処理、をそれぞれ行うことを特徴とする請求項のいずれか1つに記載の電子署名情報管理方法。
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