JP4450709B2 - 犯罪リスク評価装置及び犯罪リスク評価プログラム - Google Patents
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Description
N=10 a-bX-cY ・・・・・・・・(1)
N=10 a-bX-cY +d・・・・・・(2)
図13には、(3)式による回帰結果が示されている。同図からも明らかなように、当該犯罪種別の犯罪発生確率と非匿名レベル値及び監視レベル値とは高い相関を示すと共に、(3)式によって当該犯罪種別の犯罪発生確率を高精度に算出することができる。
図14には、(4)式による回帰結果が示されている。同図からも明らかなように、当該犯罪種別の犯罪発生確率と非匿名レベル値及び監視レベル値とは高い相関を示すと共に、(4)式によって当該犯罪種別の犯罪発生確率を高精度に算出することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項3記載の犯罪リスク評価装置は、第1の値X及び第2の値Yを説明変数、予め定められた地域を複数に区分して得られた区分エリア毎の面積に対する対応する前記区分エリア内の犯罪発生件数の割合に相当する犯罪発生確率Nを目的変数、a、b及びcを回帰係数とする(1)式で示す回帰式に対して前記区分エリア毎の前記犯罪発生確率Nの実際の値、前記区分エリア毎の前記第1の値Xの実際の値、及び区分エリア毎の前記第2の値Yの実際の値を代入して重回帰分析により得られた正値の前記回帰係数a、b及びcを有する前記回帰式に対して前記重回帰分析の対象とした対応する前記第1の値Xの実際の値、及び第2の値Yの実際の値を代入して得られた回帰値を対応する前記犯罪発生確率Nの実際の値から減じて得られた値を回帰誤差とし、前記重回帰分析の対象とした対応する前記第1の値Xの実際の値及び第2の値Yの実際の値の全組数に対する該全組数のうちの前記回帰誤差が正値になる組数の割合が所定の割合となるように前記回帰式に回帰係数dを加算して得られた(2)式の回帰式に対して前記重回帰分析の対象とした前記犯罪発生確率Nの実際の値に対応する複数組の前記第1の値Xの実際の値及び第2の値Yの実際の値を組毎に代入して得られた各回帰値を対応する前記犯罪発生確率Nの実際の値から各々減じて得られた各値を推定誤差とし、前記重回帰分析の対象とした前記犯罪発生確率Nの実際の値の各々に対応する(2)式の回帰式のうちの、対応する前記推定誤差の確率分布を示す確率分布関数の前記推定誤差が負値になる領域の前記推定誤差に関する積分値で最小となる確率分布関数を有する回帰式を前記犯罪発生確率Nの演算で利用する演算用回帰式として記憶した回帰式記憶手段と、前記区分エリアの各々に対応する前記第1の値X及び第2の値Yを前記区分エリア毎に記憶した説明変数記憶手段と、評価対象とする建物の建設位置を示す位置情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置が属する前記区分エリアに対応する前記第1の値X及び前記第2の値Yを前記説明変数記憶手段から読み出し、読み出した前記第1の値X及び前記第2の値Yを前記回帰式記憶手段に記憶されている前記演算用回帰式に代入することにより、前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置が属する前記区分エリア内の前記特定の位置の犯罪発生確率Nを導出する犯罪発生確率導出手段と、前記建物に関する予め定められた条件に基づいて前記建物の犯罪に対する脆弱性の高さを示す脆弱レベル値を導出する脆弱レベル値導出手段と、前記犯罪発生確率導出手段によって導出された前記犯罪発生確率N及び前記脆弱レベル値導出手段によって導出された前記脆弱レベル値に基づいて前記建物の犯罪に対するリスクの高さを示す犯罪リスク評価値を導出する犯罪リスク評価値導出手段と、前記犯罪リスク評価値導出手段によって導出された前記犯罪リスク評価値に関する情報を提示する提示手段と、を備えている。
また、請求項3記載の犯罪リスク評価装置は、請求項4記載の発明のように、前記地域を指定する地域指定手段を更に含み、前記演算手段が、前記回帰式記憶手段に記憶されている前記演算用回帰式に対して、前記地域指定手段によって指定された前記地域に含まれる全ての前記区分エリアの各々に対応する前記第1の値X及び前記第2の値Yを前記区分エリア毎に代入することにより、前記地域指定手段によって指定された前記地域に含まれる全ての前記区分エリア毎の前記特定の位置の前記犯罪発生確率Nを演算するものとしても良い。
また、請求項1〜請求項4記載の犯罪リスク評価装置は、請求項5記載の発明のように、前記第1の値Xを、前記区分エリア毎に前記区分エリア内の特定の位置から最寄駅までの距離を前記区分エリア内に存在する事業所数で除算して得られた値とし、前記第2の値Yを、前記区分エリア毎に前記区分エリア内に居住する人口を前記区分エリア内に存在する前記事業所の従業者数で除算して得られた値としても良い。
更に、請求項9乃至請求項12の何れか1項記載の発明の前記犯罪リスク評価値導出手段は、請求項11に記載の発明のように、Niを第i警戒線における犯罪発生確率を可住地面積で除算して得られた犯罪発生確率とし、Fiを第i警戒線における脆弱レベル値とし、Aiを第i警戒線が破られたときの想定被害額とし、sを前記評価対象とする建物の敷地面積とし、nを警戒線の数とし、Lを犯罪リスク評価値としたとき、次の演算式によって犯罪リスク評価値Lを導出することが好ましい。
第2階層:f2-1=f2-11×max(f2-12,f2-13,f2-14)
・
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・
第3階層:f2-13=f2-131×f2-132×max(f2-133,f2-134,f2-135)
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・
すなわち、本実施の形態に係る犯罪リスク評価プログラムでは、ユーザによって入力された警戒線と、当該警戒線より外側の警戒線における脆弱レベル値を、OR結合子で結合された複数の条件については、各条件に対応する脆弱レベル値の最大値を適用するようにすると共に、AND結合子で結合された複数の条件については、各条件に対応する脆弱レベル値を乗算して適用するものとしている。すなわち、何れか1つが成立するのみで犯罪が成立する複数の条件については当該複数の条件に対する各充足レベルのうちの最高値を適用し、全てが成立した場合のみ犯罪が成立する複数の条件については当該複数の条件に対する各充足レベルを乗算して得られた値を適用している。
14 キーボード(入力手段)
16 マウス(入力手段)
18 ディスプレイ(提示手段)
22 CPU(犯罪発生確率導出手段、脆弱レベル値導出手段、犯罪リスク評価値導出手段)
28 ハードディスク
DT1 パラメータデータベース
DT2 フォールトツリーデータベース
DT3 脆弱レベル値データベース
DT4 対策コストデータベース
Claims (17)
- 第1の値X及び第2の値Yを説明変数、予め定められた地域を複数に区分して得られた区分エリア毎の面積に対する対応する前記区分エリア内の犯罪発生件数の割合に相当する犯罪発生確率Nを目的変数、a、b及びcを回帰係数とする下記(1)式で示す回帰式に対して前記区分エリア毎の前記犯罪発生確率Nの実際の値、前記区分エリア毎の前記第1の値Xの実際の値、及び区分エリア毎の前記第2の値Yの実際の値を代入して重回帰分析により得られた正値の前記回帰係数a、b及びcを有する前記回帰式に対して前記重回帰分析の対象とした対応する前記第1の値Xの実際の値、及び第2の値Yの実際の値を代入して得られた回帰値を対応する前記犯罪発生確率Nの実際の値から減じて得られた値を回帰誤差とし、前記重回帰分析の対象とした対応する前記第1の値Xの実際の値及び第2の値Yの実際の値の全組数に対する該全組数のうちの前記回帰誤差が正値になる組数の割合が所定の割合となるように前記回帰式に回帰係数dを加算して得られた下記(2)式の回帰式に対して前記重回帰分析の対象とした前記犯罪発生確率Nの実際の値に対応する複数組の前記第1の値Xの実際の値及び第2の値Yの実際の値を組毎に代入して得られた各回帰値を対応する前記犯罪発生確率Nの実際の値から各々減じて得られた各値を推定誤差とし、前記重回帰分析の対象とした前記犯罪発生確率Nの実際の値の各々に対応する前記(2)式の回帰式のうちの、対応する前記推定誤差の確率分布を示す確率分布関数の前記推定誤差が負値になる領域の前記推定誤差に関する積分値で最小となる確率分布関数を有する回帰式を前記犯罪発生確率Nの演算で利用する演算用回帰式として記憶した回帰式記憶手段と、
前記区分エリアの各々に対応する第2の値Yを前記区分エリア毎に記憶した説明変数記憶手段と、
評価対象とする建物の建設位置を示す位置情報を入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置から最寄駅までの距離を、該建設位置が属する前記区分エリア内に存在する事業所数で除算して得られた値を、前記回帰式記憶手段に記憶されている前記演算用回帰式のXに代入すると共に、前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置が属する前記区分エリアに対応する前記第2の値Yを前記説明変数記憶手段から読み出し、読み出した第2の値Yを前記回帰式記憶手段に記憶されている前記演算用回帰式のYに代入することにより、前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置の犯罪発生確率Nを導出する犯罪発生確率導出手段と、
前記建物に関する予め定められた条件に基づいて前記建物の犯罪に対する脆弱性の高さを示す脆弱レベル値を導出する脆弱レベル値導出手段と、
前記犯罪発生確率導出手段によって導出された前記犯罪発生確率N及び前記脆弱レベル値導出手段によって導出された前記脆弱レベル値に基づいて前記建物の犯罪に対するリスクの高さを示す犯罪リスク評価値を導出する犯罪リスク評価値導出手段と、
前記犯罪リスク評価値導出手段によって導出された前記犯罪リスク評価値に関する情報を提示する提示手段と、
を備えた犯罪リスク評価装置。
N=10 a-bX-cY ・・・・・・・・(1)
N=10 a-bX-cY +d・・・・・・(2) - 事業所数を区分エリア毎に記憶する事業所数記憶手段を更に含み、
前記犯罪発生確率導出手段は、前記演算用回帰式のXに代入する値として、前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置が属する前記区分エリアに対応する事業所数を前記事業所数記憶手段から読み出し、読み出した事業所数で、前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置から最寄駅までの距離を除算して得られた値を採用する請求項1記載の犯罪リスク評価装置。 - 第1の値X及び第2の値Yを説明変数、予め定められた地域を複数に区分して得られた区分エリア毎の面積に対する対応する前記区分エリア内の犯罪発生件数の割合に相当する犯罪発生確率Nを目的変数、a、b及びcを回帰係数とする(1)式で示す回帰式に対して前記区分エリア毎の前記犯罪発生確率Nの実際の値、前記区分エリア毎の前記第1の値Xの実際の値、及び区分エリア毎の前記第2の値Yの実際の値を代入して重回帰分析により得られた正値の前記回帰係数a、b及びcを有する前記回帰式に対して前記重回帰分析の対象とした対応する前記第1の値Xの実際の値、及び第2の値Yの実際の値を代入して得られた回帰値を対応する前記犯罪発生確率Nの実際の値から減じて得られた値を回帰誤差とし、前記重回帰分析の対象とした対応する前記第1の値Xの実際の値及び第2の値Yの実際の値の全組数に対する該全組数のうちの前記回帰誤差が正値になる組数の割合が所定の割合となるように前記回帰式に回帰係数dを加算して得られた(2)式の回帰式に対して前記重回帰分析の対象とした前記犯罪発生確率Nの実際の値に対応する複数組の前記第1の値Xの実際の値及び第2の値Yの実際の値を組毎に代入して得られた各回帰値を対応する前記犯罪発生確率Nの実際の値から各々減じて得られた各値を推定誤差とし、前記重回帰分析の対象とした前記犯罪発生確率Nの実際の値の各々に対応する(2)式の回帰式のうちの、対応する前記推定誤差の確率分布を示す確率分布関数の前記推定誤差が負値になる領域の前記推定誤差に関する積分値で最小となる確率分布関数を有する回帰式を前記犯罪発生確率Nの演算で利用する演算用回帰式として記憶した回帰式記憶手段と、
前記区分エリアの各々に対応する前記第1の値X及び第2の値Yを前記区分エリア毎に記憶した説明変数記憶手段と、
評価対象とする建物の建設位置を示す位置情報を入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置が属する前記区分エリアに対応する前記第1の値X及び前記第2の値Yを前記説明変数記憶手段から読み出し、読み出した前記第1の値X及び前記第2の値Yを前記回帰式記憶手段に記憶されている前記演算用回帰式に代入することにより、前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置が属する前記区分エリア内の前記特定の位置の犯罪発生確率Nを導出する犯罪発生確率導出手段と、
前記建物に関する予め定められた条件に基づいて前記建物の犯罪に対する脆弱性の高さを示す脆弱レベル値を導出する脆弱レベル値導出手段と、
前記犯罪発生確率導出手段によって導出された前記犯罪発生確率N及び前記脆弱レベル値導出手段によって導出された前記脆弱レベル値に基づいて前記建物の犯罪に対するリスクの高さを示す犯罪リスク評価値を導出する犯罪リスク評価値導出手段と、
前記犯罪リスク評価値導出手段によって導出された前記犯罪リスク評価値に関する情報を提示する提示手段と、
を備えた犯罪リスク評価装置。 - 前記地域を指定する地域指定手段を更に含み、
前記演算手段は、前記回帰式記憶手段に記憶されている前記演算用回帰式に対して、前記地域指定手段によって指定された前記地域に含まれる全ての前記区分エリアの各々に対応する前記第1の値X及び前記第2の値Yを前記区分エリア毎に代入することにより、前記地域指定手段によって指定された前記地域に含まれる全ての前記区分エリア毎の前記特定の位置の前記犯罪発生確率Nを演算する請求項3記載の犯罪リスク評価装置。 - 前記第1の値Xを、前記区分エリア毎に前記区分エリア内の特定の位置から最寄駅までの距離を前記区分エリア内に存在する事業所数で除算して得られた値とし、
前記第2の値Yを、前記区分エリア毎に前記区分エリア内に居住する人口を前記区分エリア内に存在する前記事業所の従業者数で除算して得られた値とした請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の犯罪リスク評価装置。 - 前記回帰式記憶手段は、前記演算用回帰式を犯罪のジャンル毎に記憶し、
前記ジャンルから前記評価対象とするジャンルを指定するジャンル指定手段を更に含み、
前記犯罪発生確率導出手段は、前記回帰式記憶手段に記憶されている前記演算用回帰式のうち、前記ジャンル指定手段により指定された前記ジャンルに対応する前記演算用回帰式を用いて犯罪発生確率Nを導出する
請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の犯罪リスク評価装置。 - 前記ジャンルに、粗暴犯、建物への侵入を伴う窃盗、及び建物への侵入を伴わない窃盗の3ジャンルを含めた
請求項6記載の犯罪リスク評価装置。 - 前記脆弱レベル値導出手段は、建築物に対する犯罪に関係する予め定められた条件に対する前記評価対象とする建物の充足レベルに応じて前記脆弱レベル値を導出する
請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の犯罪リスク評価装置。 - 前記脆弱レベル値導出手段は、前記評価対象とする建物の建設位置を中心位置とした複数段階の警戒線を想定し、各警戒線毎に前記脆弱レベル値を導出する
請求項8記載の犯罪リスク評価装置。 - 前記警戒線に、前記評価対象とする建物の敷地内に至る境界線である第1警戒線と、前記評価対象とする建物の建物内に至る境界線である第2警戒線と、犯罪の対象物が存在する部屋の室内に至る境界線である第3警戒線と、前記対象物自身に至る境界線である第4警戒線と、の4つの警戒線の少なくとも1つを含めた
請求項9記載の犯罪リスク評価装置。 - 前記建築物に対する犯罪に関係する予め定められた条件を各警戒線毎に構成されるものとし、
前記脆弱レベル値導出手段は、各警戒線毎の前記脆弱レベル値を、対応する警戒線に対応して構成される条件において、何れか1つが成立するのみで犯罪が成立する複数の条件については当該複数の条件に対する各充足レベルのうちの最高値を適用し、全てが成立した場合のみ犯罪が成立する複数の条件については当該複数の条件に対する各充足レベルを乗算して得られた値を適用して導出する
請求項9又は請求項10記載の犯罪リスク評価装置。 - 前記予め定められた条件に対する対策を行う場合に費やされると想定されるコストを記憶したコスト記憶手段を更に備え、
前記提示手段は、前記犯罪発生確率導出手段によって導出された犯罪発生確率Nと、前記犯罪リスク評価値導出手段によって導出された犯罪リスク評価値と、該犯罪リスク評価値及び前記コスト記憶手段に記憶されている前記コストの相関関係を示すグラフと、を画面に並べて表示することにより前記犯罪リスク評価値に関する情報を提示する請求項11記載の犯罪リスク評価装置。 - 前記犯罪リスク評価値導出手段は、Niを第i警戒線における犯罪発生確率を可住地面積で除算して得られた犯罪発生確率とし、Fiを第i警戒線における総合的な脆弱レベル値とし、Aiを第i警戒線が破られたときの想定被害額とし、sを前記評価対象とする建物の敷地面積とし、nを警戒線の数とし、Lを犯罪リスク評価値としたとき、次の演算式によって犯罪リスク評価値Lを導出する
請求項9乃至請求項12の何れか1項記載の犯罪リスク評価装置。
- 第1の値X及び第2の値Yを説明変数、予め定められた地域を複数に区分して得られた区分エリア毎の面積に対する対応する前記区分エリア内の犯罪発生件数の割合に相当する犯罪発生確率Nを目的変数、a、b及びcを回帰係数とする(1)式で示す回帰式に対して前記区分エリア毎の前記犯罪発生確率Nの実際の値、前記区分エリア毎の前記第1の値Xの実際の値、及び区分エリア毎の前記第2の値Yの実際の値を代入して重回帰分析により得られた正値の前記回帰係数a、b及びcを有する前記回帰式に対して前記重回帰分析の対象とした対応する前記第1の値Xの実際の値、及び第2の値Yの実際の値を代入して得られた回帰値を対応する前記犯罪発生確率Nの実際の値から減じて得られた値を回帰誤差とし、前記重回帰分析の対象とした対応する前記第1の値Xの実際の値及び第2の値Yの実際の値の全組数に対する該全組数のうちの前記回帰誤差が正値になる組数の割合が所定の割合となるように前記回帰式に回帰係数dを加算して得られた(2)式の回帰式に対して前記重回帰分析の対象とした前記犯罪発生確率Nの実際の値に対応する複数組の前記第1の値Xの実際の値及び第2の値Yの実際の値を組毎に代入して得られた各回帰値を対応する前記犯罪発生確率Nの実際の値から各々減じて得られた各値を推定誤差とし、前記重回帰分析の対象とした前記犯罪発生確率Nの実際の値の各々に対応する(2)式の回帰式のうちの、対応する前記推定誤差の確率分布を示す確率分布関数の前記推定誤差が負値になる領域の前記推定誤差に関する積分値で最小となる確率分布関数を有する回帰式を前記犯罪発生確率Nの演算で利用する演算用回帰式として記憶した回帰式記憶手段と、
前記区分エリアの各々に対応する第2の値Yを前記区分エリア毎に記憶した説明変数記憶手段と、を備えたコンピュータを、
評価対象とする建物の建設位置を示す位置情報を入力する入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置から最寄駅までの距離を、該建設位置が属する前記区分エリア内に存在する事業所数で除算して得られた値を、前記回帰式記憶手段に記憶されている前記演算用回帰式のXに代入すると共に、前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置が属する前記区分エリアに対応する前記第2の値Yを前記説明変数記憶手段から読み出し、読み出した第2の値Yを前記回帰式記憶手段に記憶されている前記演算用回帰式のYに代入することにより、前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置の犯罪発生確率Nを導出する犯罪発生確率導出手段、
前記建物に関する予め定められた条件に基づいて前記建物の犯罪に対する脆弱性の高さを示す脆弱レベル値を導出する脆弱レベル値導出手段、
前記犯罪発生確率導出手段によって導出された前記犯罪発生確率N及び前記脆弱レベル値導出手段によって導出された前記脆弱レベル値に基づいて前記建物の犯罪に対するリスクの高さを示す犯罪リスク評価値を導出する犯罪リスク評価値導出手段、
及び、提示装置に対して、前記犯罪リスク評価値導出手段によって導出された前記犯罪リスク評価値に関する情報を提示させる提示手段として機能させるための犯罪発生確率提示プログラム。 - 第1の値X及び第2の値Yを説明変数、予め定められた地域を複数に区分して得られた区分エリア毎の面積に対する対応する前記区分エリア内の犯罪発生件数の割合に相当する犯罪発生確率Nを目的変数、a、b及びcを回帰係数とする(1)式で示す回帰式に対して前記区分エリア毎の前記犯罪発生確率Nの実際の値、前記区分エリア毎の前記第1の値Xの実際の値、及び区分エリア毎の前記第2の値Yの実際の値を代入して重回帰分析により得られた正値の前記回帰係数a、b及びcを有する前記回帰式に対して前記重回帰分析の対象とした対応する前記第1の値Xの実際の値、及び第2の値Yの実際の値を代入して得られた回帰値を対応する前記犯罪発生確率Nの実際の値から減じて得られた値を回帰誤差とし、前記重回帰分析の対象とした対応する前記第1の値Xの実際の値及び第2の値Yの実際の値の全組数に対する該全組数のうちの前記回帰誤差が正値になる組数の割合が所定の割合となるように前記回帰式に回帰係数dを加算して得られた(2)式の回帰式に対して前記重回帰分析の対象とした前記犯罪発生確率Nの実際の値に対応する複数組の前記第1の値Xの実際の値及び第2の値Yの実際の値を組毎に代入して得られた各回帰値を対応する前記犯罪発生確率Nの実際の値から各々減じて得られた各値を推定誤差とし、前記重回帰分析の対象とした前記犯罪発生確率Nの実際の値の各々に対応する(2)式の回帰式のうちの、対応する前記推定誤差の確率分布を示す確率分布関数の前記推定誤差が負値になる領域の前記推定誤差に関する積分値で最小となる確率分布関数を有する回帰式を前記犯罪発生確率Nの演算で利用する演算用回帰式として記憶した回帰式記憶手段と、
前記区分エリアの各々に対応する前記第1の値X及び第2の値Yを前記区分エリア毎に記憶した説明変数記憶手段と、を備えたコンピュータを、
評価対象とする建物の建設位置を示す位置情報を入力する入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置が属する前記区分エリアに対応する前記第1の値X及び前記第2の値Yを前記説明変数記憶手段から読み出し、読み出した前記第1の値X及び前記第2の値Yを前記回帰式記憶手段に記憶されている前記演算用回帰式に代入することにより、前記入力手段によって入力された前記位置情報によって示される前記建設位置が属する前記区分エリア内の前記特定の位置の犯罪発生確率Nを導出する犯罪発生確率導出手段、
前記建物に関する予め定められた条件に基づいて前記建物の犯罪に対する脆弱性の高さを示す脆弱レベル値を導出する脆弱レベル値導出手段、
前記犯罪発生確率導出手段によって導出された前記犯罪発生確率N及び前記脆弱レベル値導出手段によって導出された前記脆弱レベル値に基づいて前記建物の犯罪に対するリスクの高さを示す犯罪リスク評価値を導出する犯罪リスク評価値導出手段、
及び、提示装置に対して、前記犯罪リスク評価値導出手段によって導出された前記犯罪リスク評価値に関する情報を提示させる提示手段として機能させるための犯罪発生確率提示プログラム。 - 前記脆弱レベル値導出手段は、建築物に対する犯罪に関係する予め定められた条件に対する前記評価対象とする建物の充足レベルに応じて前記脆弱レベル値を導出する
請求項14又は請求項15記載の犯罪リスク評価プログラム。 - 前記脆弱レベル値導出手段は、前記評価対象とする建物の建設位置を中心位置とした複数段階の警戒線を想定し、各警戒線毎に前記脆弱レベル値を導出する
請求項14〜請求項16の何れか1項に記載の犯罪リスク評価プログラム。
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