JP4447355B2 - 降圧電源電圧使用回路 - Google Patents

降圧電源電圧使用回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4447355B2
JP4447355B2 JP2004077280A JP2004077280A JP4447355B2 JP 4447355 B2 JP4447355 B2 JP 4447355B2 JP 2004077280 A JP2004077280 A JP 2004077280A JP 2004077280 A JP2004077280 A JP 2004077280A JP 4447355 B2 JP4447355 B2 JP 4447355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
supply circuit
state
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004077280A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005269750A (ja
Inventor
薫 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004077280A priority Critical patent/JP4447355B2/ja
Publication of JP2005269750A publication Critical patent/JP2005269750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4447355B2 publication Critical patent/JP4447355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は,元電源電圧より低い電圧で動作する装置に関するものであり、特に、通常動作電流が流れるオン状態と、ゼロ電流を含む微小動作電流が流れるスタンバイ状態との2状態が存在する回路に関するものである.
従来、元電源電圧より低い電圧で動作する電気回路を搭載した装置において、動作電流の削減のために、DC−DCコンバータに代表される高効率降圧電源回路を用いて消費電流を削減する手法がとられる。例を挙げると、特許文献1に開示されている無線機では、動作電流削減のために、無線回路に高効率降圧電源回路であるスイッチングレギュレータ(またはDC−DCコンバータ)により電力を供給するようになっている。
図20はその構成を記したものである。この構成では、それまで通常、元電源(この例では電池)131からスイッチ132を介して、終段電力増幅器125以外に設けられた送信回路126、受信回路・シンセサイザ127、制御回路128に電力を供給する際に、低効率ではあるが安定度の高い安定化電源回路121,122,123で元電源131の電圧を降圧して電力を供給していたのに対し、元電源131の電圧を一旦高効率に降圧する電源回路であるスイッチングレギュレータ107を介して、上記安定化電源回路121,122,123に電力を供給する。スイッチングレギュレータ107が用いる発振信号には、受信回路・シンセサイザ127および制御回路128を制御する水晶振動子124からのクロック信号を用いている。特許文献1では、このように、スイッチングレギュレータ107を介して降圧してから、さらに残りの降圧を安定化電源回路121,122,123で行うことにより、消費電流の削減を図っている。つまり、上記従来例では、低効率降圧電源回路である安定化電源で熱として無駄に消費されていた降圧分の電力を、高効率降圧電源回路であるスイッチングレギュレータの効率的な降圧により削減しようとしている。
特開平9−83404号公報(公開日:1997年3月28日)
一般的に高効率降圧電源回路であるDC−DCコンバータやスイッチングレギュレータは、電源供給の対象となる回路がオン状態のときに流れる電流値に合わせて変換効率が最大となるように選ばれる。しかし、このような高効率降圧電源回路を用いた場合、電源供給の対象となる回路のオフ状態が状態保持のために微小電流が流れるスタンバイ状態を有するときには、当該スタンバイ状態時に、低効率降圧電源回路である安定化電源(レギュレータ)を用いた場合に較べて、数十倍から数百倍の漏れ電流が流れてしまう。
通常、携帯電話等に用いられる無線回路等では、動作時間を確保するために、動作電流が流れるオン状態と、ゼロ電流を含む微小動作電流が流れるスタンバイ状態との2状態が存在する。特に待ち受け状態ではスタンバイ状態が99%以上を占め、またスタンバイ状態の間、メモリの状態を保持する目的等で、完全に電源をオフに出来ない場合が殆どである。従って、スタンバイ状態での電流が回路の平均消費電流に大きく影響を与え、待ち受け時間等の基本性能の劣化を生じる。従って、上記携帯電話に用いられるようなオン状態、スタンバイ状態の2状態を有する回路に、上記従来例のような漏れ電流の大きい高効率降圧電源回路を常時接続すると平均動作電流を増大させ、待ち受け時間、消費電流、発熱等の基本性能を劣化させてしまうという問題がある.
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、オン状態とスタンバイ状態との2状態を有する電気回路に対して電源電圧を降圧して電力を供給するにあたり、平均電流の削減を図ることのできる降圧電源電圧使用回路を実現することにある。
本発明の降圧電源電圧使用回路は、上記課題を解決するために、元電源電圧からの降圧電圧を使用する電気回路を備え、上記電気回路には通常動作電流が流れるオン状態と、微小動作電流が流れるスタンバイ状態とが存在する降圧電源電圧使用回路において、上記電気回路は、上記元電源電圧を上記降圧電圧に降圧し、上記オン状態での降圧効率が高い方の電源回路である第1の電源回路と、上記元電源電圧を上記降圧電圧に降圧する、もしくは上記元電源電圧を直接出力する、上記スタンバイ状態での降圧効率が高い方の電源回路である第2の電源回路とから電力供給されることが可能であり、上記オン状態では上記第1の電源回路から電力供給され、上記スタンバイ状態では上記第2の電源回路から電力供給されることを特徴としている。
上記の発明によれば、オン状態ではオン状態での降圧効率の高い方の電源回路である第1の電源回路から、スタンバイ状態ではスタンバイ状態での降圧効率が高い方の電源回路である第2の電源回路から、電気回路に電力供給されるため、スタンバイ状態における電源回路部での漏れ電流を抑えることができる。この結果、平均電流の削減を図ることのできる降圧電源電圧使用回路を実現することができるという効果を奏する。また、これにより、消費電力の削減、待ち受け時間の向上、発熱の低減が可能になるという効果を奏する。
本発明の降圧電源電圧使用回路は、上記課題を解決するために、上記電気回路の電源端子の、上記第1の電源回路の出力端子への接続と、上記第2の電源回路の出力端子への接続との切り替えを行うスイッチを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、第1の電源回路および第2の電源回路が出力電圧を出力している状態で、スイッチによる接続切り替えのみで、電気回路のオン状態時には第1の電源回路から電気回路へ、電気回路のスタンバイ状態時には第2の電源回路から電気回路へというように電力供給経路を切り替えることができるという効果を奏する。
本発明の降圧電源電圧使用回路は、上記課題を解決するために、上記スイッチは、上記切り替えを、上記電気回路に上記オン状態および上記スタンバイ状態を指示する信号を用いて行うことを特徴としている。
上記の発明によれば、オン状態およびスタンバイ状態を指示する信号を用いたスイッチによる電力供給経路の切り替えによって、電気回路に電力を供給するので、正確なタイミングで電気回路に適正な電力が供給される。従って、スタンバイ状態における電源回路部での漏れ電流を抑えるとともに第1の電源回路の出力電流を削減することにより、平均電流を大きく削減することのできる降圧電源電圧使用回路を実現することができるという効果を奏する。またこれにより、消費電力の削減、待ち受け時間の向上、発熱の大きな低減が可能になるという効果を奏する。
本発明の降圧電源電圧使用回路は、上記課題を解決するために、上記オン状態で、上記第1の電源回路は動作状態になるとともに上記第2の電源回路は非動作状態になり、上記スタンバイ状態で、上記第1の電源回路は非動作状態になるとともに上記第2の電源回路は動作状態になることを特徴としている。
上記の発明によれば、スタンバイ状態では、第1の電源回路が非動作状態となるので、第1の電源回路そのものの漏れ電流が削減され、降圧電源電圧使用回路の平均電流を非常に小さくすることができるという効果を奏する。また、オン状態では、第2の電源回路が非動作状態となるので、第2の電源回路そのものの漏れ電流が削減されるという効果を奏する。
本発明の降圧電源電圧使用回路は、上記課題を解決するために、上記オン状態で、上記電気回路の電源端子は上記第1の電源回路の出力端子に接続されるとともに、上記第2の電源回路の出力端子は上記第1の電源回路の出力端子から切り離され、上記スタンバイ状態で、上記電気回路の電源端子は上記第2の電気回路の出力端子に接続されるとともに、上記第1の電気回路の出力端子は上記第2の電源回路の出力端子から切り離されることを特徴としている。
上記の発明によれば、非動作状態にある電源回路の、出力側から入力側を見た直流抵抗が小さい場合でも、動作状態にある電源回路から出力された電流の一部が非動作状態にある電源回路の出力端子から流入するのを回避することができるという効果を奏する。
特に、オン状態において、動作状態にある第1の電源回路から非動作状態にある第2の電源回路への電流の流入を防ぐことにより、オン状態での無駄な消費電流を抑えることができるため、平均電流の大きな削減が可能となるという効果を奏する。
本発明の降圧電源電圧使用回路は、上記課題を解決するために、上記オン状態では、上記第1の電源回路は動作状態になるとともに、上記第2の電源回路の出力端子は上記電気回路の電源端子から切り離され、上記スタンバイ状態では、上記第1の電源回路は非動作状態になって出力側から入力側を見た直流抵抗が所定値以上に大きくなるとともに、上記第2の電源回路の出力端子は上記電気回路の電源端子に接続されることを特徴としている。
上記の発明によれば、第2の電源回路を動作状態としたまま、スタンバイ状態で第1の電源回路を非動作状態にするとともに第1の電源回路の出力側から入力側を見た直流抵抗を大きくすることにより、両電源回路から交互に電気回路へ電力供給することができるので、簡単な回路構成で平均電流を小さくすることが可能となるという効果を奏する。
本発明の降圧電源電圧使用回路は、上記課題を解決するために、上記電気回路の電源端子が上記第1の電源回路の活性状態にある出力端子と上記第2の電源回路の活性状態にある出力端子とに同時に接続される期間を、設けることが可能であることを特徴としている。
上記の発明によれば、第1の電源回路からの電力供給期間と第2の電源回路からの電力供給期間とを厳密に区別することが困難な場合に、上記期間を設けることで対応することができるという効果を奏する。例えば、上記期間を、電気回路がオン状態になる瞬間の前に第1の電源回路の立ち上がりに必要な時間として設ければ、第1の電源回路は上記期間から動作状態となるので、電気回路がオン状態になる瞬間には高効率降圧電源回路の出力が立ち上がって充分安定する。これにより、電気回路の動作の安定性が向上するという効果を奏する。
本発明の降圧電源電圧使用回路は、上記課題を解決するために、上記第1の電源回路の出力電圧は、上記電気回路の動作内容に応じて制御されることを特徴としている。
上記の発明によれば、電気回路の動作内容に応じて、高効率降圧電源回路の出力電圧を電気回路の回路状態に合わせるように適時制御することで、電気回路のスタンバイ状態のみならず、オン状態においても、消費電流の極めて小さい構成を実現することができるという効果を奏する。
本発明の降圧電源電圧使用回路は、以上のように、元電源電圧からの降圧電圧を使用する電気回路を備え、上記電気回路には通常動作電流が流れるオン状態と、微小動作電流が流れるスタンバイ状態とが存在する降圧電源電圧使用回路において、上記電気回路は、上記元電源電圧を上記降圧電圧に降圧し、上記オン状態での降圧効率が高い方の電源回路である第1の電源回路と、上記元電源電圧を上記降圧電圧に降圧する上記スタンバイ状態での降圧効率が高い方の電源回路である第2の電源回路とから電力供給されることが可能であり、上記オン状態では上記第1の電源回路から電力供給され、上記スタンバイ状態では上記第2の電源回路から電力供給され、上記オン状態では、上記第1の電源回路は動作状態になるとともに、上記第2の電源回路の出力端子は、当該第2の電源回路の出力端子に接続された単極の切替スイッチを開くことで上記電気回路の電源端子および上記第1の電源回路の出力端子から切り離され、上記スタンバイ状態では、上記第1の電源回路は非動作状態になって、当該第1の電源回路へ流入する電流が無視できる程度となるように出力側から入力側を見た直流抵抗が所定値以上に大きくなるとともに、上記第2の電源回路の出力端子は、上記切替スイッチを閉じることで上記電気回路の電源端子に接続されることを特徴とする。
この結果、平均電流の削減を図ることのできる降圧電源電圧使用回路を実現することができるという効果を奏する。また、第2の電源回路を動作状態としたまま、スタンバイ状態で第1の電源回路を非動作状態にするとともに第1の電源回路の出力側から入力側を見た直流抵抗を大きくすることにより、両電源回路から交互に電気回路へ電力供給することができるので、簡単な回路構成で平均電流を小さくすることが可能となるという効果を奏する。
尚、上記電気回路がスタンバイ状態の時、元電源電圧においても状態保持が可能である場合、本発明における、上記第2の電源回路は、元電源電圧を直接出力する構成でもよい。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施の形態について図1および図2に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、本実施の形態は、本発明の参考となる実施例である。
図1に、本実施の形態に係る電気機器(降圧電源電圧使用回路)51の構成を示す。
電気機器51は、元電源1、電気回路2、低効率降圧電源回路5、および高効率降圧電源回路7を備えている。なお、電気回路2のみ、電気回路2、低効率降圧電源回路5、および高効率降圧電源回路7など、電気回路2を含む様々な組合せの構成を降圧電源電圧使用回路とすることもできる。
元電源1は電池などの直流電源であり、電圧(元電源電圧)Vcを発生している。この他、元電源1としては、ACアダプタなど商用交流電源を整流あるいは降圧整流してさらに平滑化することにより生成した直流電圧を発生するものであってもよく、電気回路2の動作電圧を生成するためのDC入力のレギュレータと見なされる部分に入力される直流電圧を発生するものであればよい。
電気回路2は、低効率降圧電源回路5および高効率降圧電源回路7から電力供給されて動作する任意の回路である。電気回路2は、元電源1の電圧Vcからの降圧電圧を使用するので、動作電圧Vdは電圧Vcより低い。電気回路2には、比較的大きな通常動作電流が流れるオン状態と、通常動作を行う必要がなく待機動作を行うために微小動作電流が流れるスタンバイ状態とがある。電気回路2は電源端子3およびスタンバイ制御端子4を有している。電源端子3は、後述の低効率降圧電源回路5の出力端子6、あるいは、高効率降圧電源回路7の出力端子8から電力供給を受ける端子である。スタンバイ制御端子4はスタンバイ制御信号sの入力端子であり、これにスタンバイ制御信号sが入力されると、電気回路2の回路状態がオン状態とスタンバイ状態との間で切り替わるようになっている。通常、携帯電話等に備えられる待ち受け状態を有する回路では、オン状態のような動作が不要なときに、回路の動作条件などを保持するためにメモリ等に微小電流を供給し状態保持を行うことが必要となるので、スタンバイ状態が設けられている。
スタンバイ制御信号sは、図2(a)に示されているように、HまたはLとなる信号であり、Hのときに電気回路2をオン状態とし、Lのときに電気回路2をスタンバイ状態とする。
低効率降圧電源回路(第2の電源回路)5は、シリーズレギュレータなどの、電気回路2のオン状態で電源内部損失が大きいレギュレータである。元電源1の電圧Vcを電気回路2の動作電圧Vdに降圧し、出力端子6から出力する。低効率降圧電源回路5は、図2(b)に示すように、電気回路2のスタンバイ状態に相当する期間(スタンバイ制御信号sがLの期間)に出力電圧(出力端子6の電圧)がVdとなり、電気回路2のオン状態に相当する期間(スタンバイ制御信号sがHの期間)に出力がオフとなる。
高効率降圧電源回路(第1の電源回路)7は、DC−DCコンバータやスイッチングレギュレータなどの、電気回路2のオン状態で電源内部損失が小さいレギュレータである。元電源1の電圧Vcを電気回路2の動作電圧Vdに降圧し、出力端子8から出力する。高効率降圧電源回路7は、図2(c)に示すように、電気回路2のオン状態に相当する期間(スタンバイ制御信号sがHの期間)に出力電圧(出力端子8の電圧)がVdとなり、電気回路2のスタンバイ状態に相当する期間(スタンバイ制御信号sがLの期間)に出力がオフとなる。
電気回路2のオン状態では、高効率降圧電源回路7の方が低効率降圧電源回路5よりも降圧効率が高く、電気回路2のスタンバイ状態では、低効率降圧電源回路5の方が高効率降圧電源回路7よりも降圧効率が高い。電気回路2は、オン状態では高効率降圧電源回路7から電力供給され、スタンバイ状態では低効率降圧電源回路5から電力供給される。ここで、上記両降圧電源回路5,7のそれぞれにおける出力のオン・オフの切り替えは、電気回路2のオン状態とスタンバイ状態とに合わせて行われればよいが、この出力のオン・オフの切り替えが、電気回路2の状態変化に連動するように外部から制御されてもよいし、例えばタイマ等により両降圧電源回路5,7で自立的に行われてもよい。
以上のように、本実施の形態では、上記2電源の出力端子6,8を電気回路2の電源端子3にともに接続することにより、オン状態、スタンバイ状態に応じて、両降圧電源回路5,7から交互に電気回路2へ電力を供給している。従って、オン状態では降圧効率の高い高効率降圧電源回路7から、スタンバイ状態では漏れ電流の極めて少ない低効率降圧電源回路5から、電力が電気回路2に供給されるため、スタンバイ状態における電源回路部での漏れ電流を抑えることができ、電気機器51は平均電流の削減を図ることのできる機器となる。これにより、消費電力の削減、待ち受け時間の向上、発熱の低減が可能になる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図3および図4に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、前記実施の形態1で述べた構成要素と同一の符号を付した構成要素のうち、特に断らない部分については前記構成要素と同等の機能を有するものとし、その説明を省略する。また、本実施の形態は、本発明の参考となる実施例である。
図3に、本実施の形態に係る電気機器(降圧電源電圧使用回路)52の構成を示す。
電気機器52は、元電源1、電気回路2、低効率降圧電源回路5、高効率降圧電源回路7、および切替回路9を備えている。なお、電気回路2を含む様々な組合せの構成を降圧電源電圧使用回路とすることもできる。
切換回路9は、電気回路2の電源端子3を、低効率降圧電源回路5の出力端子6に接続するか、高効率降圧電源回路7の出力端子8に接続するかを切り替える回路である。切替回路9はスイッチ10を備えている。スイッチ10はc接点動作を行うスイッチであり、低効率降圧電源回路5の出力端子6に接続された端子Aと、高効率降圧電源回路7の出力端子8に接続された端子Bとを備えている。スイッチ10は、スタンバイ制御信号sが入力されることにより、電気回路2の電源端子3を、端子Aに接続するか端子Bに接続するかを切り替える。図4(a)に示すようにスタンバイ制御信号sがHとなる期間には、図4(b)のシーケンスに示すようにスイッチ10は電源端子3を端子Bに接続し、電気回路2はオン状態となる。図4(a)に示すようにスタンバイ制御信号sがLとなる期間には、図4(b)のシーケンスに示すようにスイッチ10は電源端子3を端子Aに接続し、電気回路2はスタンバイ状態となる。
ここで、両降圧電源回路5,7の出力端子6,8には常に出力電圧が出力されており、切換回路9による電源端子3と出力端子6,8との接続切り替えのみで、電気回路2のオン状態時には高効率降圧電源回路7から電気回路2へ、電気回路2のスタンバイ状態時には低効率降圧電源回路5から電気回路2へというように電力供給経路を切り替えている。電気回路2へオン状態およびスタンバイ状態を指示するスタンバイ制御信号sによって電力供給経路を切り替えるので、例えば両降圧電源回路5,7がタイマ等で自立的に出力電圧をオン・オフさせることによって、スタンバイ制御信号sとの切り替えタイミング差が発生し無駄な消費電流が発生する危険性を回避することができる。
以上のように、本実施の形態では、スタンバイ制御信号sを用いたスイッチ10による電力供給経路の切り替えによって、オン状態では降圧効率の高い高効率降圧電源回路7から、スタンバイ状態では漏れ電流の極めて少ない低効率降圧電源回路5から、電気回路2に電力を供給するので、正確なタイミングで電気回路2に適正な電力が供給される。従って、スタンバイ状態における電源回路部での漏れ電流を抑えるとともに高効率降圧電源回路7の出力電流を削減することにより、電気機器52は平均電流を大きく削減することのできる機器となる。これにより、消費電力の削減、待ち受け時間の向上、発熱の大きな低減が可能になる。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施の形態について図5および図6に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、前記実施の形態1および2で述べた構成要素と同一の符号を付した構成要素のうち、特に断らない部分については前記構成要素と同等の機能を有するものとし、その説明を省略する。また、本実施の形態は、本発明の参考となる実施例である。
図5に、本実施の形態に係る電気機器(降圧電源電圧使用回路)53の構成を示す。
電気機器53は、元電源1、電気回路2、低効率降圧電源回路5、高効率降圧電源回路7、および反転回路13を備えている。なお、電気回路2を含む様々な組合せの構成を降圧電源電圧使用回路とすることもできる。
電気機器53では、低効率降圧電源回路5が制御端子11を、高効率降圧電源回路7が制御端子12をそれぞれ備えている。制御端子11には、スタンバイ制御信号sの反転回路13による論理反転信号が入力され、制御端子12には、スタンバイ制御信号sが入力される。低効率降圧電源回路5の出力端子6および高効率降圧電源回路7の出力端子8は、電気回路2の電源端子3に接続されている。
両降圧電源回路5,7は、制御端子11・12にスタンバイ制御信号sまたはその論理反転信号が入力されることにより、動作状態と非動作状態とが切り替わる。オン状態では、図6(a)に示すようにスタンバイ制御信号sはHとなり、制御端子11にはLの信号が、制御端子12にはHの信号がそれぞれ入力される。これにより、図6(b)に示すように低効率降圧電源回路5は非動作状態(オフ)、高効率降圧電源回路7は動作状態(オン)となる。スタンバイ状態では、図6(a)に示すようにスタンバイ制御信号sはLとなり、制御端子11にはHの信号が、制御端子12にはLの信号がそれぞれ入力される。これにより、図6(b)に示すように低効率降圧電源回路5は動作状態(オン)、高効率降圧電源回路7は非動作状態(オフ)となる。
従って、電気回路2の電源端子3が、低効率降圧電源回路5の出力端子6および高効率降圧電源回路7の出力端子8に接続されたままでありながら、電気回路2のオン状態では、電気回路2は動作状態にある高効率降圧電源回路7から電力供給され、非動作状態にある低効率降圧電源回路5からは電力供給されない。また、電気回路2のスタンバイ状態では、電気回路2は低効率降圧電源回路5から電力供給され、非動作状態にある高効率降圧電源回路7からは電力供給されない。
なお、本実施の形態では、スタンバイ制御信号sの論理反転信号を生成するのに、反転回路13を用いて実現しているが、同等の作用を有する回路を代わりに用いてもよい。
以上のように、本実施の形態では、上記2電源の出力端子6,8を電気回路2の電源端子3にともに接続することにより、オン状態、スタンバイ状態に応じて、両降圧電源回路5,7から交互に電気回路2へ電力を供給している。従って、オン状態では降圧効率の高い高効率降圧電源回路7から、スタンバイ状態では漏れ電流の極めて少ない低効率降圧電源回路5から、電力が電気回路2に供給されるため、スタンバイ状態における電源回路部での漏れ電流を抑えることができ、電気機器53は平均電流の削減を図ることのできる機器となる。これにより、消費電力の削減、待ち受け時間の向上、発熱の低減が可能になる。
さらには、スタンバイ状態では、高効率降圧電源回路7が非動作状態となるので、高効率降圧電源回路7そのものの漏れ電流が削減される。通常、高効率降圧電源回路の漏れ電流は低効率降圧電源回路の漏れ電流に較べ、数十倍から数百倍以上大きく、スタンバイ状態での消費電流を増加させる場合がある。従って、高効率降圧電源回路7の漏れ電流を削減することで、電気機器53の平均電流を非常に小さくすることができる。また、オン状態では、低効率降圧電源回路5が非動作状態となるので、低効率降圧電源回路5そのものの漏れ電流も削減される。
〔実施の形態4〕
本発明の他の実施の形態について図7および図8に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、前記実施の形態1ないし3で述べた構成要素と同一の符号を付した構成要素のうち、特に断らない部分については前記構成要素と同等の機能を有するものとし、その説明を省略する。また、本実施の形態は、本発明の参考となる実施例である。
図7に、本実施の形態に係る電気機器(降圧電源電圧使用回路)54の構成を示す。
電気機器54は、元電源1、電気回路2、低効率降圧電源回路5、高効率降圧電源回路7、切替回路9、および反転回路13を備えている。なお、電気回路2を含む様々な組合せの構成を降圧電源電圧使用回路とすることもできる。
電気機器54は、実施の形態3で述べた電気機器53と、実施の形態2で述べた電気機器52の切替回路9とを組み合わせた構成である。電気回路2のオン状態では、図8(a)に示すようにスタンバイ制御信号sはHとなり、図8(b)に示すように低効率降圧電源回路5は非能動状態(オフ)、高効率降圧電源回路7は動作状態(オン)となり、図8(c)に示すように切替回路9のスイッチ10は、電気回路2の電源端子3を端子B、すなわち高効率降圧電源回路7の出力端子8に接続する。電気回路2のスタンバイ状態では、図8(a)に示すようにスタンバイ制御信号sはLとなり、図8(b)に示すように低効率降圧電源回路5は能動状態(オン)、高効率降圧電源回路7は動作状態(オフ)となり、図8(c)に示すように切替回路9のスイッチ10は、電気回路2の電源端子3を端子A、すなわち低効率降圧電源回路5の出力端子6に接続する。
これにより、電気回路2のオン状態では、電気回路2は動作状態にある高効率降圧電源回路7から電力供給され、非動作状態にある低効率降圧電源回路5からは電力供給されない。また、電気回路2のスタンバイ状態では、電気回路2は低効率降圧電源回路5から電力供給され、非動作状態にある高効率降圧電源回路7からは電力供給されない。
また、電気回路2のオン状態では、低効率降圧電源回路5の出力端子6が高効率降圧電源回路7の出力端子8および電気回路2の電源端子3から切り離され、電気回路2のスタンバイ状態では、高効率降圧電源回路7の出力端子8が低効率降圧電源回路5の出力端子6および電気回路2の電源端子3から切り離される。従って、非動作状態にある降圧電源回路の、出力側から入力側を見た直流抵抗が小さい場合でも、動作状態にある降圧電源回路から出力された電流の一部が非動作状態にある降圧電源回路の出力端子から流入するのを回避することができる。
以上のように、本実施の形態では、オン状態、スタンバイ状態に応じて、両降圧電源回路5,7から交互に電気回路2へ電力を供給している。従って、オン状態では降圧効率の高い高効率降圧電源回路7から、スタンバイ状態では漏れ電流の極めて少ない低効率降圧電源回路5から、電力が電気回路2に供給されるため、スタンバイ状態における電源回路部での漏れ電流を抑えることができ、電気機器54は平均電流の削減を図ることのできる機器となる。これにより、消費電力の削減、待ち受け時間の向上、発熱の低減が可能になる。
特に、オン状態において、動作状態にある高効率降圧電源回路7から非動作状態にある低効率降圧電源回路5への電流の流入を防ぐことにより、オン状態での無駄な消費電流を抑えることができるため、平均電流の大きな削減が可能となる。
〔実施の形態5〕
本発明の他の実施の形態について図9および図10に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、前記実施の形態1ないし4で述べた構成要素と同一の符号を付した構成要素のうち、特に断らない部分については前記構成要素と同等の機能を有するものとし、その説明を省略する。
図9に、本実施の形態に係る電気機器(降圧電源電圧使用回路)55の構成を示す。
電気機器55は、元電源1、電気回路2、低効率降圧電源回路5、高効率降圧電源回路7、および切替回路30を備えている。なお、電気回路2を含む様々な組合せの構成を降圧電源電圧使用回路とすることもできる。
切替回路30は、電気回路2の電源端子3および高効率降圧電源回路7の出力端子8を、低効率降圧電源回路5の出力端子6に接続するか否かを切り替えるスイッチ31を備える回路である。スイッチ31は、電気回路2のオン状態をノーマリ状態としてスタンバイ制御信号sによってa接点動作を行う単極の切替スイッチである。電源端子3と出力端子8とは常時接続されている。スイッチ31が閉じた状態(オン)では、電源端子3、出力端子6、および出力端子8が互いに接続され、スイッチ31が開いた状態(オフ)では、出力端子6は電源端子3および出力端子8から切り離される。
高効率降圧電源回路7は、スタンバイ制御信号sが入力される制御端子32を有しており、電気回路2がオン状態であることを示すスタンバイ制御信号sが入力されると、動作状態になり、電気回路2がスタンバイ状態であることを示すスタンバイ制御信号sが入力されると、非動作状態になるとともに出力側から入力側を見た直流抵抗が所定値以上となるようになっている。この所定値は、スタンバイ状態において低効率降圧電源回路5の出力端子6から高効率降圧電源回路7の出力端子8へ流入する電流が無視できる程度となるよう、高効率降圧電源回路7の非動作状態において出力段の動作点を変更することによりもしくは出力経路を他の手段によって切り離すことにより、非常に大きく設定される。低効率降圧電源回路5は常に動作状態にある。
オン状態では、図10(a)に示すようにスタンバイ制御信号sはHとなり、図10(b)に示すように高効率降圧電源回路7は動作状態(オン)になり、図10(c)に示すようにスイッチ31は開いた状態(オフ)となる。スタンバイ状態では、図10(a)に示すようにスタンバイ制御信号sはLとなり、図10(b)に示すように高効率降圧電源回路7は非動作状態(オフ)になり、図10(c)に示すようにスイッチ31は閉じた状態(オン)となり、また、出力の上記直流抵抗が所定値以上になる。
これにより、オン状態では、電気回路2は高効率降圧電源回路7から電力供給され、低効率降圧電源回路5からは電力供給されない。また、スタンバイ状態では、電気回路2は効率降圧電源回路5から電力供給され、高効率降圧電源回路7からは電力供給されない。
以上のように、本実施の形態では、オン状態、スタンバイ状態に応じて、両降圧電源回路5,7から交互に電気回路2へ電力を供給している。従って、オン状態では降圧効率の高い高効率降圧電源回路7から、スタンバイ状態では漏れ電流の極めて少ない低効率降圧電源回路5から、電力が電気回路2に供給されるため、スタンバイ状態における電源回路部での漏れ電流を抑えることができ、電気機器55は平均電流の削減を図ることのできる機器となる。これにより、消費電力の削減、待ち受け時間の向上、発熱の低減が可能になる。
また、本実施の形態では低効率降圧電源回路5を常に動作状態とするが、これは、シリーズレギュレータに代表される低効率降圧電源回路5が漏れ電流を極めて小さくできることに着目したことによる。動作状態にある低効率降圧電源回路5の漏れ電流が電気回路2の消費電流に占める割合は極めて小さいので、スタンバイ状態、オン状態に関わらず低効率降圧電源回路5を動作状態とすることにより、回路規模の削減を図っている。
そして、低効率降圧電源回路5が単極の切替スイッチであるスイッチ31により、オン状態の期間だけ電気回路2から切り離されるというように、本実施の形態ではシンプルな構成の単極スイッチとその制御のみで電気回路2への両降圧電源回路5,7の出力を切り替えることが可能となっている。
従って、本実施の形態によれば、高効率降圧電源回路7がスタンバイ状態で非動作状態となり、さらに出力端子8が高直流抵抗状態となることにより、低効率降圧電源回路5の制御回路並びに切替回路9を簡素化し、低消費電流で回路構成が簡単な機器の実現が可能となる。
〔実施の形態6〕
本発明の他の実施の形態について図11および図12に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、前記実施の形態1ないし5で述べた構成要素と同一の符号を付した構成要素のうち、特に断らない部分については前記構成要素と同等の機能を有するものとし、その説明を省略する。
図11に、本実施の形態に係る電気機器(降圧電源電圧使用回路)56の構成を示す。
電気機器56は、元電源1、電気回路2、低効率降圧電源回路5、高効率降圧電源回路7、および切替回路30を備えている。なお、電気回路2を含む様々な組合せの構成を降圧電源電圧使用回路とすることもできる。
電気機器56は、実施の形態5で述べた電気機器55において、高効率降圧電源回路7の制御端子32に、スタンバイ制御信号sに代えてプリスタンバイ制御信号psが入力されるようにした構成である。尚、プリスタンバイ制御信号psとして、電気回路2中に、オン状態に遷移するまでに時間を要するブロック(例えば、周波数が安定するまでの立ち上がり時間が必要な発振器等)が存在する場合は、これらブロックを制御する信号(図中波線で示した信号)を用いてもよい。
一般に、スイッチングレギュレータ等で代表される高効率降圧電源回路7は、非動作状態から安定した動作状態になるまで立ち上がり時間を必要とする場合がある。従って、スタンバイ制御信号sがスタンバイ状態を指示する信号からオン状態を指示する信号に切り替わった場合に、これと同じタイミングで、電気回路2に電力供給を行う電源回路が低効率降圧電源回路5から高効率降圧電源回路7へと切り替わると、期間で高効率降圧電源回路7が充分に立ち上がるまでの遷移期間で電気回路2の動作が不安定になる場合がある。
本実施の形態では、このような問題を解決するために、電気回路2がスタンバイ状態からオン状態(もしくはこの逆)に遷移する場合に、高効率降圧電源回路7の動作を開始させてから出力が安定するまでの期間だけ、両降圧電源回路5,7の出力を同時に電気回路2に接続し、当該期間が終了したら、高効率降圧電源回路7のみ(上記逆の場合は低効率降圧電源回路5のみ)で電気回路2に電力を供給する。この制御に前記プリスタンバイ制御信号psを用いる。
プリスタンバイ制御信号psは、図12(c)に示すように高効率降圧電源回路7(第1の電源回路)の非動作状態から動作状態への立ち上がり時間をTsとすると、図12(b)に示すように、電気回路2がオン状態となる瞬間(図中1の時刻)から時間Tsだけ前にL(第1論理レベル)からH(第2論理レベル)に立ち上がる。すなわち、図12(a)に示すスタンバイ制御信号sより時間Tsだけ前に立ち上がる。高効率降圧電源回路7は、プリスタンバイ制御信号psにより次第に立ち上がるが、このように設けられた時間Tsの期間では切替回路30のスイッチ31がオン状態であるので、低効率降圧電源回路5(第2の電源回路)の活性状態にある出力端子6と、高効率降圧電源回路7の活性状態にある出力端子8とが、同時に電気回路2の電源端子3に接続される。スイッチ31の動作は、図12(d)に示すように、図10(c)と同様であり、低効率降圧電源回路5の出力端子6は、電気回路2のオン状態の期間のみ、電気回路2の電源端子3および高効率降圧電源回路7の出力端子8から切り離される。
以 上
電気回路2がオン状態となるときには、高効率降圧電源回路7の出力は立ち上がって充分安定しており、電気回路2は正常に動作することができる。また、電気回路2がオン状態からスタンバイ状態になるときには、スイッチ31が閉じた状態(オン)となるが、高効率降圧電源回路7の出力端子8は、図12(c)に示すように、充電電荷が充分に放出されるまで活性状態にあり、この立ち下がり期間にも、低効率降圧電源回路5の活性状態にある出力端子6と、高効率降圧電源回路7の活性状態にある出力端子8とが、同時に電気回路2の電源端子3に接続される。
以上のように、本実施の形態によれば、低効率降圧電源回路5の活性状態にある出力端子6と、高効率降圧電源回路7の活性状態にある出力端子8とが、同時に電気回路2の電源端子3に接続される期間を設けるので、低効率降圧電源回路5からの電力供給期間と高効率降圧電源回路7からの電力供給期間とを厳密に区別することが困難な場合に対応できる構成を提供することができる。上記例では、高効率降圧電源回路7は、プリスタンバイ制御信号psにより、電気回路2がオン状態になる瞬間より立ち上がりに必要な時間Tsだけ前に動作状態となるので、電気回路2がオン状態になる瞬間には、高効率降圧電源回路7の出力は立ち上がって充分安定している。これにより、電気回路2の動作の安定性が向上する。また、高効率降圧電源回路7が立ち上がっている時間Tsの期間は、同時に低効率降圧電源回路5の出力も電気回路2に供給されており、スタンバイ状態での安定性も確保されている。尚、通常、時間Tsは非常に短い期間であるので、高効率降圧電源回路7の立ち上がる過程で、高効率降圧電源回路7の出力端子8から低効率降圧電源回路5の出力端子6に流入する電流は無視することが可能である。
なお、上記例は、実施の形態5に対して、低効率降圧電源回路5の活性状態にある出力端子6と、高効率降圧電源回路7の活性状態にある出力端子8とが、同時に電気回路2の電源端子3に接続される構成を適用した場合のものであるが、これに関わらず、実施の形態1ないし4に対しても同様に適用することにより、同様の効果を得ることが可能である。
このように、本実施の形態によれば、プリスタンバイ制御信号psを用いて高効率降圧電源回路7を制御することにより、より安定でかつ消費電流の小さな電気回路の実現が可能となる。
〔実施の形態7〕
本発明の他の実施の形態について図13ないし図19に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、前記実施の形態1ないし6で述べた構成要素と同一の符号を付した構成要素のうち、特に断らない部分については前記構成要素と同等の機能を有するものとし、その説明を省略する。
図13に、本実施の形態に係る電気機器(降圧電源電圧使用回路)57の構成を示す。
電気機器57は、元電源1、電気回路2、低効率降圧電源回路5、高効率降圧電源回路7、および切替回路30を備えている。なお、電気回路2を含む様々な組合せの構成を降圧電源電圧使用回路とすることもできる。
電気機器57は、実施の形態6で述べた電気機器56において、電気回路2に端子15を設けるとともに高効率降圧電源回路7に制御端子16を設けた構成である。
電気回路2は、端子15から、電気回路2が例えば携帯電話などに用いられている無線受信回路、無線送信回路である場合に、受信状態や送信状態といった動作内容を示す動作内容信号kを出力する。動作内容信号kは、高効率降圧電源回路7の制御端子16に入力される。高効率降圧電源回路7は、入力された動作内容信号kに応じて出力電圧を適時制御することのできる機能を有する。スイッチングレギュレータに代表される高効率降圧電源回路7には、動作状態でその出力電圧を適当に変化させることのできるものがあり、本実施の形態ではそれを用いている。
以下に、本実施の形態における第1の例として、電気機器57が受信回路を含む場合の構成を説明する。
図14は、電気回路2として、アンテナ17から受信した信号を増幅する受信回路を想定したものである。受信回路は受信増幅器18を備えており、受信増幅器18は、動作内容信号kとして信号強度信号(以下、RSSI信号(Receiving Signal Strength Indicator)と称する)を端子15に出力する機能を有している。増幅された信号は端子OUTから出力される。図15は、電源端子3の電圧Vdと、電源端子3の電流、および雑音指数(NF)との関係を示したものである。一般に信号に対して、増幅器の雑音特性が影響を与える場合(本例ではRSSIが低い場合)は、受信増幅器18の雑音指数を低く(雑音が少ない)しなければならないため、電源端子3の電圧Vdを上昇させて電流を増加させる必要がある(例えば電圧Vdが2.8V程度)。これに対し、信号に対し増幅器の雑音特性が大きな影響を与えない場合(本例ではRSSIが高い場合)は、電流を減少させても、あるいは受信増幅器18の雑音指数が高くても、十分な信号対雑音比が確保できるため、通信に影響を与えないと考えられる(例えば電圧Vdが2V程度)。
そこで第1の例では、電気回路2の端子15に生じるRSSI信号を、高効率降圧電源回路7の制御端子16に入力することで、電気回路2の電源端子3に流入する電流が最適となるように、高効率降圧電源回路7の出力電圧(出力端子8の電圧)を適時制御している。
図16は、第1の例の各部の制御状態を示したものである。図16(a)のスタンバイ制御信号s、図16(b)のプリスタンバイ制御信号ps、および図16(e)のスイッチ31の状態は、実施の形態6で述べた図12と同様である。ここで電気回路2のオン状態に着目し、図16(c)の受信増幅器18のRSSI信号と、図16(d)の高効率降圧電源回路7の出力電圧(出力端子8の電圧、すなわち電源端子3の電圧Vd)とを比較すると、図15に従って、低雑音雑音の要求されない信号強度(RSSI)の高い場合には、高効率降圧電源回路7の出力電圧が低く設定されており、電流が小さく設定されている。また、低雑音雑音が要求される信号強度(RSSI)の低い場合には、高効率降圧電源回路7の出力電圧が高く設定されており、雑音指数が低く設定されている。
上記のように、第1の例では、電気回路2の動作内容信号kとして、受信増幅器18のRSSI信号を用い、これにより高効率降圧電源回路7の出力電圧を適時制御することで、消費電流の削減を図ることが可能となる。図15から分かるように、電源端子3に流れる電流を減少させることは、受信増幅器18に供給する電力、すなわち高効率降圧電源回路7の出力電力を削減することに相当しているため、消費電力を削減することができる。また、電源端子3に流れる電流を増加させることは、受信増幅器18に供給する電力、すなわち高効率降圧電源回路7の出力電力を増加させることに相当している。従って、高効率降圧電源回路7の出力電力は、RSSI信号に応じて高効率降圧電源回路7の出力電圧が制御されることにより制御される。このようにして、電気回路2のオン状態における電気機器57の消費電力を変化させることができる。
次に、本実施の形態における第2の例として、電気機器57が送信回路を含む場合の構成を説明する。
図17は、電気回路2として、アンテナ17から送信する信号を増幅する送信回路を想定したものである。電気回路2は、送信用の電力増幅器19と、送信電力を制御する送信電力制御回路20とを備えている。更に本構成では、送信電力制御回路20は送信電力増幅器19の送信出力を送信電力制御信号pcによって制御するとともに、電気回路2の動作内容信号kとして送信電力制御信号pcを端子15より出力する機能を有している。
図18に、電力増幅器19の送信電力(図中PAM出力)と、電源端子3の電圧Vd(図中Vcc電圧)およびそのときのVccに対して電源端子3より流入する電流値(図中消費電流)との関係を示す特性例を示す。これから分かるように、高い送信電力が要求される場合は、電力増幅器19の電源端子3の電圧Vdを、例えば+24dBm時に3.4V程度まで高くする必要があり、電流として約230mA程度を流す必要がある。これに対し、高い送信電力が要求されない場合は、電力増幅器19の電源端子3の電圧Vdを、例えば0dBm時に0.3V程度まで抑えることができ、電流も約80mA程度まで削減することが可能である。
図19は、第2の例における各部の制御状態を示したものである。図19(a)のスタンバイ制御信号s、図19(b)のプリスタンバイ制御信号ps、および図19(e)のスイッチ31の状態は、実施の形態6で述べた図12と同様である。ここでオン状態に着目し、図19(c)の送信電力制御回路20が出力する送信電力制御信号pc(端子15から出力される信号)と、図19(d)の高効率降圧電源回路7の出力電圧(出力端子8の電圧、すなわち電源端子3の電圧Vd)を比較すると、高出力が要求される場合は図18に従って高効率降圧電源回路7の出力電圧には高い電圧が設定され、低送信出力時は電源端子3の電圧Vdは高い値である必要がないので、電源端子3の電圧Vdが低く設定されており、従って電流が低く設定されている。
第2の例では、電気回路2の動作内容信号kとして、電力増幅器19の電力を制御する送信電力制御回路20からの送信電力制御信号pcを用い、これにより高効率降圧電源回路7を適時制御することで、消費電流の削減を図ることが可能となる。図17から分かるように、電源端子3に流れる電流を減少させることは、電力増幅器19に供給する電力、すなわち高効率降圧電源回路7の出力電力を削減することに相当しているため、消費電力を削減することができる。また、電源端子3に流れる電流を増加させることは、電力増幅器19に供給する電力、すなわち高効率降圧電源回路7の出力電力を増加させることに相当している。従って、高効率降圧電源回路7の出力電力は、送信電力制御信号pcに応じて高効率降圧電源回路7の出力電圧が制御されることにより制御される。このようにして、電気回路2のオン状態における電気機器57の消費電力を変化させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、電気回路2の動作内容信号kに応じて、高効率降圧電源回路7の出力電圧を電気回路2の回路状態に合わせるように適時制御することで、電気回路2のスタンバイ状態のみならず、オン状態においても、消費電流の極めて小さい構成を実現することができる。
尚、本発明において、上記電気回路がスタンバイ状態の時、元電源電圧においても状態保持が可能である場合、本発明における実施形態1から7で説明した第2の電源回路は、元電源電圧を直接出力する構成でもよい。
又、本発明における降圧電源電圧使用回路は、全体もしくは一部の構成が半導体回路として実現される場合もある。
本発明は、電池の電源電圧を降圧して使用する携帯機器など、降圧電源電圧を使用する各種機器に適用することができる。
本発明の第1の実施形態を示すものであり、降圧電源電圧使用回路の構成を示す回路ブロック図である。 図1の降圧電源電圧使用回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態を示すものであり、降圧電源電圧使用回路の構成を示す回路ブロック図である。 図3の降圧電源電圧使用回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態を示すものであり、降圧電源電圧使用回路の構成を示す回路ブロック図である。 図5の降圧電源電圧使用回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態を示すものであり、降圧電源電圧使用回路の構成を示す回路ブロック図である。 図7の降圧電源電圧使用回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第5の実施形態を示すものであり、降圧電源電圧使用回路の構成を示す回路ブロック図である。 図9の降圧電源電圧使用回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第6の実施形態を示すものであり、降圧電源電圧使用回路の構成を示す回路ブロック図である。 図11の降圧電源電圧使用回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第7の実施形態を示すものであり、降圧電源電圧使用回路の構成を示す回路ブロック図である。 図13の降圧電源電圧使用回路に備えられる電気回路の第1の構成を示す回路ブロック図である。 図14の電気回路の特性を示すグラフである。 図13の降圧電源電圧使用回路に図14の電気回路を備えたときの動作を説明するタイミングチャートである。 図13の降圧電源電圧使用回路に備えられる電気回路の第2の構成を示す回路ブロック図である。 図17の電気回路の特性を示すグラフである。 図13の降圧電源電圧使用回路に図17の電気回路を備えたときの動作を説明するタイミングチャートである。 従来技術を示すものであり、降圧電源電圧使用回路の構成を示す回路ブロック図である。
符号の説明
1 元電源
2 電気回路
3 電源端子
5 低効率降圧電源回路(第2の電源回路)
6 出力端子
7 高効率降圧電源回路(第1の電源回路)
8 出力端子
10 スイッチ
51〜57 電気機器(降圧電源電圧使用回路)
Vc 電圧(元電源電圧)

Claims (3)

  1. 元電源電圧からの降圧電圧を使用する電気回路を備え、上記電気回路には通常動作電流が流れるオン状態と、微小動作電流が流れるスタンバイ状態とが存在する降圧電源電圧使用回路において、
    上記電気回路は、
    上記元電源電圧を上記降圧電圧に降圧し、上記オン状態での降圧効率が高い方の電源回路である第1の電源回路と、上記元電源電圧を上記降圧電圧に降圧する、上記スタンバイ状態での降圧効率が高い方の電源回路である第2の電源回路とから電力供給されることが可能であり、
    上記オン状態では上記第1の電源回路から電力供給され、上記スタンバイ状態では上記第2の電源回路から電力供給され、
    上記オン状態では、上記第1の電源回路は動作状態になるとともに、上記第2の電源回路の出力端子は、当該第2の電源回路の出力端子に接続された、1つの単極の切替スイッチを、上記電気回路に上記オン状態を指示する信号を用いて開くことで上記電気回路の電源端子および上記第1の電源回路の出力端子から切り離され、
    上記第1の電源回路は、プリスタンバイ制御信号が第1論理レベルの場合には、非動作状態に制御され、前記プリスタンバイ制御信号が前記第1論理レベルから第2論理レベルに変化してから立ち上がり時間が経過するまでは、非動作状態から動作状態への立ち上がり状態に制御され、前記プリスタンバイ制御信号が前記第2論理レベルに変化してから前記立ち上がり時間が経過した後であって、上記第1論理レベルに変化する前は、上記動作状態に制御され、
    上記スタンバイ状態では、上記スタンバイ状態を指示する信号を用いて、上記1つの単極の切替スイッチを閉じることにより、上記第2の電源回路の出力端子を上記電気回路の電源端子に接続
    上記第1の電源回路が非動作状態の期間に加えて、上記第1の電源回路の動作が開始されてから当該第1の電源回路の出力が立ち上がるまでの期間において、上記電気回路の電源端子が上記第1の電源回路の活性状態にある出力端子と上記第2の電源回路の活性状態にある出力端子とに同時に接続される期間を、設けるとを特徴とする降圧電源電圧使用回路。
  2. 上記プリスタンバイ制御信号は、上記電気回路が上記オン状態となる瞬間から、上記第1の電源回路の非動作状態から動作状態への立ち上がり時間だけ前に前記第1論理レベルから前記第2論理レベルに変化するものであり、上記プリスタンバイ制御信号により、当該第1の電源回路が非動作状態から動作状態へと立ち上がることにより、
    上記第1の電源回路が非動作状態の期間に加えて、上記第1の電源回路の動作が開始されてから当該第1の電源回路の出力が立ち上がるまでの期間において、上記電気回路の電源端子が上記第1の電源回路の活性状態にある出力端子と上記第2の電源回路の活性状態にある出力端子とに同時に接続される期間を、設けることを特徴とする請求項1に記載の降圧電源電圧使用回路。
  3. 上記第1の電源回路の出力電圧は、上記電気回路の動作内容に応じて制御されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の降圧電源電圧使用回路。
JP2004077280A 2004-03-17 2004-03-17 降圧電源電圧使用回路 Expired - Fee Related JP4447355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004077280A JP4447355B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 降圧電源電圧使用回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004077280A JP4447355B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 降圧電源電圧使用回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005269750A JP2005269750A (ja) 2005-09-29
JP4447355B2 true JP4447355B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=35093703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004077280A Expired - Fee Related JP4447355B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 降圧電源電圧使用回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4447355B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5331219B2 (ja) * 2012-01-31 2013-10-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電源制御装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005269750A (ja) 2005-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7531995B2 (en) Electronic device
KR101116938B1 (ko) 무선 통신 단말기
JP4836036B2 (ja) 電力コンバータ
KR20090082521A (ko) 듀얼 모드 전원 공급 장치
JP2009504080A (ja) 無線モデム装置におけるアンプの電源制御
JP6275478B2 (ja) 電源装置、電源装置の制御方法、及び電源装置を含む通信装置
JP4336799B2 (ja) 携帯電子機器、携帯電子機器の電源の制御回路及び制御方法
US9369036B2 (en) Power bootstrapping for lowering quiescent current
JP2014045593A (ja) 無線通信装置および携帯電子機器
JP4447355B2 (ja) 降圧電源電圧使用回路
TWI466410B (zh) 電源供應系統、電壓調節裝置及其控制方法
US7269447B2 (en) Portable telephone terminal and power supply method
US8301924B2 (en) Apparatus and method for a power control in a system using an embedded CPU
JP2004247995A (ja) 携帯電話機
JP3220103B2 (ja) 電源供給システム
JP4420204B2 (ja) 電源電圧生成回路
JP3721081B2 (ja) 移動電話装置及びそのacアダプタ
KR101544466B1 (ko) 휴대용 단말기의 전원회로 제어장치 및 방법
JP2006353059A (ja) 無線部電源制御装置及び移動無線通信装置
JP6446570B2 (ja) 電源装置、電源装置の制御方法、及び電源装置を含む通信装置
US8615277B2 (en) Electronic device having functional blocks individually controlled to selectively enter power-saving mode and related power control method thereof
KR100627559B1 (ko) 이동 통신 단말기의 전원 절약 회로 및 방법
WO2001095456A1 (fr) Systeme de commande d'alimentation en energie externe pour telephone cellulaire
JPH10327575A (ja) 電源回路
JP2009182911A (ja) 周波数および電圧制御回路、電子機器およびネットワーク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060705

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061218

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061222

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091218

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees