JP4445750B2 - 因果関係推定プログラム及び因果関係推定方法 - Google Patents
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"システム管理 Tivoli | 製品 | Tivoli Business Systems Manager"、[online]、「平成15年12月18日検索」、インターネット<URL: http://www-6.ibm.com/jp/software/tivoli/products/systems_mgr.html>
必要な知識(一般則)と、対象の構成情報(個別則)を持っているからこそ、担当SE による依存関係推定が可能である。しかし、一般則とは言え知識をシステム化するのは非常に困難である。
従って、障害に関する知識や構成情報から障害メッセージの依存関係を推定するのは困難である。
予め複数の因果関係推定値算出ルール、を記憶するステップと、
第1のエラーメッセージのID、前記第1のエラーメッセージが生成された第1の時刻、前記第1のエラーメッセージを生成した第1のプロセスのID、前記第1のプロセスがコネクトしていた第1のプロセス間通信の第1通信相手又は第1の共有ファイルの第1共有相手、前記第1のプロセス間通信又は前記第1の共有ファイルの第1生成時刻及び第1消滅時刻を第1の装置から受け取るステップと、
第2のエラーメッセージのID、前記第2のエラーメッセージが生成された第2の時刻、前記第2のエラーメッセージを生成した第2のプロセスのID、前記第2のプロセスがコネクトしていた第2のプロセス間通信の第2通信相手又は第2の共有ファイルの第2共有相手、前記第2のプロセス間通信又は前記第2の共有ファイルの第2生成時刻及び第2消滅時刻を第2の装置から受け取るステップと、
前記第1のプロセスIDと前記第2のプロセスIDが同一であるかを判断する、
前記第1通信相手が前記第2のプロセスか又は前記第2通信相手が前記第1のプロセスかに基づいて、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとの間に少なくとも一時的にプロセス間通信が存在したかを判断する、
前記第1共有相手が前記第2のプロセスか又は前記第2共有相手が前記第1のプロセスかに基づいて、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとの間に少なくとも一時的に共有ファイルが存在したかを判断する、
前記第1の時刻、前記第2の時刻、並びに前記第1生成時刻、前記第1消滅時刻、前記第2生成時刻、及び前記第2消滅時刻の内の少なくとも1つの時刻に基づいて、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間に前記第1のプロセス間通信若しくは前記第1の共有ファイル又は前記第2のプロセス間通信若しくは前記第2の共有ファイルが存在したかを判断する、
の内の少なくとも1つを実行し、その判断の結果に基づいて適用すべき因果関係推定値算出ルールを選択するステップと、
適用すべき因果関係推定値算出ルールに基づいて、因果関係推定値を算出するステップと、を実行させることにある。
第1のOSがプロセスP1,P2,P3を生成する。第1のOSは、プロセスP1、P2、P3のプロセスID、そのプロセス生成時刻、消滅時刻をOSのログファイルOS-LF1に記録する。第1のOSは、プロセスP1とプロセスP2間に、第1のプロセス間通信を介したデータ交換を仲介する。第1のOSは、前記第1のプロセス間通信のIDおよび生成時刻、消滅時刻、前記第1のプロセス間通信にコネクトしたプロセスのIDおよびそのコネクト開始時刻および終了時刻をOSのログファイルOS-LF1に記録する。
各OSは「プロセス・ファイル・通信管理機能」を有する。
「プロセス・ファイル・通信管理機能」とは、
・ プロセスからの要求に基づく同一OSでの別プロセスの新規生成かつ消去
・ プロセスからの要求に基づく同一OSでのファイルの新規生成かつ接続(読み出し・書き込み)・切り離し、あるいは既存ファイルとの接続(読み出し・書き込み)・切り離し
・ プロセスからの要求に基づく同一OSでの別のプロセスとの通信の新規生成かつ接続(読み出し・書き込み)・切り離し、あるいは既存通信との接続(読み出し・書き込み)・切り離し
・ プロセスからの要求に基づく、ネットワークが提供する別のOS上のファイルの新規生成かつ接続(読み出し・書き込み)・切り離し、あるいは既存遠隔ファイルとの接続(読み出し・書き込み)・切り離し
・ プロセスからの要求に基づく、ネットワークが提供する別のOS上のプロセスとの通信の新規生成かつ接続(読み出し・書き込み)・切り離し、あるいは既存通信との接続(読み出し・書き込み)・切り離し
を管理する機能である。
各アプリケーションは「ログファイル」を有するものとする。
アプリケーションは一つあるいは複数のプロセスから構成されるが、それらに対応して一つのあるいは複数のログファイルが生成され、対応するプロセスからその実行状況(ログ)がログファイルに書き込まれる。
時刻T01にプロセス間通信IPC1へのコネクトを開始し、
時刻T04にエラーメッセージE1を生成し、
時刻T12にエラーメッセージE5を生成し、
時刻T15にプロセス間通信IPC1へのコネクトを終了する。
時刻T02にプロセス間通信IPC1へのコネクトを開始し、
時刻T05にファイルF1へのコネクトを開始し、
時刻T09にエラーメッセージE4を生成し、
時刻T13にファイルF1へのコネクトを終了し、
時刻T14にプロセス間通信IPC1へのコネクトを終了する。
時刻T03にエラーメッセージE2を生成し、
時刻T06にプロセス間通信IPC2へのコネクトを開始し、
時刻T07にファイルF1へのコネクトを開始し、
時刻T08にエラーメッセージE3を生成し、
時刻T10にプロセス間通信IPC2へのコネクトを終了し、
時刻T11にファイルF1へのコネクトを終了する。
CPU14は、これらを時系列に並べ、
書き込み装置12は、イベントファイルとして記憶装置13に書き込む。
・時刻T01、プロセスP1がプロセス間通信IPC1にコネクト開始
・時刻T02、プロセスP2がプロセス間通信IPC1にコネクト開始
・時刻T03、プロセスP3がエラーメッセージE2発生
・時刻T04、プロセスP1がエラーメッセージE1発生
・時刻T05、プロセスP2がファイルF1にコネクト開始
・時刻T06、プロセスP3がプロセス間通信IPC2にコネクト開始
・時刻T07、プロセスP3がファイルF1にコネクト開始
・時刻T08、プロセスP3がエラーメッセージE3発生
・時刻T09、プロセスP2がエラーメッセージE4発生
・時刻T10、プロセスP3がプロセス間通信IPC2へのコネクト終了
・時刻T11、プロセスP3がファイルF1へのコネクト終了
・時刻T12、プロセスP1がエラーメッセージE5発生
・時刻T13、プロセスP2がファイルF1へのコネクト終了
・時刻T14、プロセスP2がプロセス間通信IPC1へのコネクト終了
・時刻T15、プロセスP1がプロセス間通信IPC1へのコネクト終了
という内容のイベントファイルが得られる。
イベント内容を検索し、エラーメッセージを探し出し、
エラーメッセージを生成したプロセスが、プロセス間通信又はファイルへのコネクト中かを判断する。
時刻T03にエラーメッセージE2を発見したら、
エラーメッセージE2はプロセスP3が発生したことから、
プロセスP3が時刻T03以前にコネクトを開始しているかを調べ、
まだコネクトを開始していないことから、コネクト中ではないと判断する。
「発生日時,エラーメッセージID,プロセスID」=「T03,E2,P3」となる。
エラーメッセージE1はプロセスP1が発生したことから、
プロセスP1が時刻T04以前にコネクトを開始しているかを調べ、
既に時刻T01においてプロセス間通信IPC1へのコネクトを開始していることから、時刻T01とT04の間においてプロセス間通信IPC1へのコネクトを終了していないかを調べ、
まだ終了していないので、コネクト中であると判断する。
「発生日時,エラーメッセージID,プロセスID,IPC ID」=「T04,E1,P1,IPC1」となる。
まず、推定結果の概要を説明する。例えば、図2に示す例における推定結果とは、
「エラーメッセージE1が原因で、エラーメッセージE5が結果」、
「エラーメッセージE3が原因で、エラーメッセージE4が結果」、
「エラーメッセージE4が原因で、エラーメッセージE5が結果」、
「エラーメッセージE2が原因で、エラーメッセージE3が結果」であると強く推定され、一方、
「エラーメッセージE2が原因で、エラーメッセージE4が結果」が弱く推定されるということである。
プロセスがプロセス間通信又はファイルにコネクトしている間に生じたエラーメッセージの関係強さ係数(第1の関係強さ係数)及び
プロセスがプロセス間通信又はファイルにコネクトしていない間に生じたエラーメッセージの関係強さ係数(第2の関係強さ係数)を予め記憶装置13に記憶させておく。例えば、第1の関係強さ係数を「2」、第2の関係強さ係数を「1」とする。
同一プロセスにおけるエラーメッセージ間の関係強さ係数(同一プロセス間関係強さ係数)を予め記憶装置13に記憶させておく。例えば、同一プロセス間関係強さ係数を「4」とする。
図7に、時間間隔ファクター又は並び間隔数ファクターを加味して因果関係推定値を算出する処理の流れを示す。
「因果関係推定値」
=「エラーメッセージ間関係強さ」+「時間間隔ファクター」
=「同一プロセスエラーメッセージ間関係強さ係数」+「第1定数」−「時間間隔」
とする(ステップS112)。例えば、単位をミリ秒として、第1定数を10ミリ秒とする。
「因果関係推定値」
=「同一プロセス間関係強さ係数」+「第1定数」−「時間間隔」
によって因果関係推定値を求める(ステップS112)。
「因果関係推定値」=4+10−5=9
となる。
「因果関係推定値」=4+10−5.5=8.5
となる。
「因果関係推定値」=4+10−6=8
となる。
同期が求められるプロセス間通信においても、エラーメッセージ間の時間間隔が長くなるとエラーメッセージ間の因果関係は小さくなる。
「因果関係推定値」
=「関係強さ係数の和」+「第1定数」−「時間間隔」
とする(ステップS114)。
「因果関係推定値」
=「エラーメッセージE20の関係強さ係数」+「エラーメッセージE50の関係強さ係数」+「第1定数」−「エラーメッセージE20とE50との時間間隔」
=2+2+10−1=13
となる。
「因果関係推定値」
=「エラーメッセージE50の関係強さ係数」+「エラーメッセージE30の関係強さ係数」+「第1定数」−「エラーメッセージE50とE30との時間間隔」
=2+1+10−4=9
となる。
「因果関係推定値」
=「エラーメッセージE40の関係強さ係数」+「エラーメッセージE30の関係強さ係数」+「第1定数」−「エラーメッセージE40とE30との時間間隔」
=1+1+10−14=−2
となる。
同期が求められない、非同期で良いファイル共有では、時間間隔が因果関係に与える影響は、プロセス間通信等において時間間隔が因果関係に与える影響ほど大きくない。時間間隔よりもむしろ2つのエラーメッセージ間に発生した他のエラーメッセージの個数の方が因果関係に大きな影響を与える可能性が高い。
「因果関係推定値」
=「関係強さ係数の和」+「第1定数」−「第2定数」*「並び間隔数」
とする(ステップS116)。
「因果関係推定値」
=「エラーメッセージE20の関係強さ係数」+「エラーメッセージE50の関係強さ係数」+「第1定数」−「第2定数」*「エラーメッセージE20とE50との並び間隔数」
=2+2+10−1*1=13
となる。
「因果関係推定値」
=「エラーメッセージE40の関係強さ係数」+「エラーメッセージE30の関係強さ係数」+「第1定数」−「第2定数」*「エラーメッセージE40とE30との並び間隔数」
=1+1+10−1*4=8
となる。
前記の実施例では、第1定数を10ミリ秒とし、第2定数を1ミリ秒とした。しかし、これら定数は、かかる数値に限定されない。
図8に因果関係表示処理の流れを示し、図9に因果関係の第1の表示例を示し、図10に、因果関係の第2の表示例を示す。
因果関係推定値が13であるエラーメッセージE20−E50間、
同推定値が9であるエラーメッセージE10−E20,E30−E50間
に線が表示される。
因果関係推定値が13であるエラーメッセージE20−E50間、
同推定値が9であるエラーメッセージE10−E20,E30−E50間、
同推定値が8.5であるエラーメッセージE20−E30間、
同推定値が8であるエラーメッセージE50−E60間
に線が表示される。
因果関係推定値が大きければ実線とし、小さければ点線とする。又は、
因果関係推定値が大きければ線を赤色とし、小さければ線を青色とする。又は、
因果関係推定値が大きければ線を濃い赤色とし、小さければ線を薄い赤色とする。
2つのエラーメッセージ間に因果関係があると推定し、それらを線で結ぶだけでなく、さらに、どちらのエラーメッセージが原因で、どちらのエラーメッセージが結果かを推定し、表示することが好ましい。
第4の関係強さ係数は、第3の関係強さ係数より小さくし、
第3の関係強さ係数は、第1,2の関係強さ係数より小さくする。
12…書き込み装置、13…記憶装置、14…中央処理装置(CPU)、
15…出力装置、16…表示装置
Claims (10)
- 第1の装置および第2の装置と接続されたコンピュータが実行する因果関係推定プログラムであって、
前記コンピュータは、複数の因果関係推定値算出ルールを予め記憶した記憶部を有し、
前記コンピュータに
第1のエラーメッセージのID、前記第1のエラーメッセージが生成された第1の時刻、前記第1のエラーメッセージを生成した第1のプロセスのID、前記第1のプロセスがコネクトしていた第1のプロセス間通信の第1通信相手又は第1の共有ファイルの第1共有相手、前記第1のプロセス間通信又は前記第1の共有ファイルへの第1コネクト開始時刻及び第1コネクト終了時刻を第1の装置から受け取るステップと、
第2のエラーメッセージのID、前記第2のエラーメッセージが生成された第2の時刻、前記第2のエラーメッセージを生成した第2のプロセスのID、前記第2のプロセスがコネクトしていた第2のプロセス間通信の第2通信相手又は第2の共有ファイルの第2共有相手、前記第2のプロセス間通信又は前記第2の共有ファイルへの第2コネクト開始時刻及び第2コネクト終了時刻を第2の装置から受け取るステップと、
前記第1のプロセスIDと前記第2のプロセスIDが同一であるかを判断する、
前記第1通信相手が前記第2のプロセスか又は前記第2通信相手が前記第1のプロセスかに基づいて、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとの間に少なくとも一時的にプロセス間通信が存在したかを判断する、
前記第1共有相手が前記第2のプロセスか又は前記第2共有相手が前記第1のプロセスかに基づいて、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとの間に少なくとも一時的に共有ファイルが存在したかを判断する、
前記第1の時刻、前記第2の時刻、並びに前記第1コネクト開始時刻、前記第1コネクト終了時刻、前記第2コネクト開始時刻、及び前記第2コネクト終了時刻の内の少なくとも1つの時刻に基づいて、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間に前記第1のプロセス間通信若しくは前記第1の共有ファイル又は前記第2のプロセス間通信若しくは前記第2の共有ファイルが存在したかを判断する、
の内の少なくとも1つを実行し、その判断の結果に基づいて適用すべき因果関係推定値算出ルールを選択するステップと、
適用すべき因果関係推定値算出ルールに基づいて、因果関係推定値を算出するステップと、を実行させる因果関係推定プログラム。 - 前記記憶部には、同一プロセス内関係強さ係数、及び第1の定数が、予め記憶され、
前記第1のプロセスIDと前記第2のプロセスIDが同一である場合に選択される因果関係推定値算出ルールが、
因果関係推定値=(同一プロセス内関係強さ係数)+(第1の定数)−|(第1の時刻)−(第2の時刻)|
である請求項1記載の因果関係推定プログラム。 - 前記記憶部には、第1の関係強さ係数、第2の関係強さ係数、及び第1の定数が、予め記憶され、
前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとの間に少なくとも一時的にプロセス間通信が存在した場合に選択される因果関係推定値算出ルールが、
因果関係推定値=(第1の関係強さ係数)+(第2の関係強さ係数)+(第1の定数)−|(第1の時刻)−(第2の時刻)|
である請求項1記載の因果関係推定プログラム。 - 前記記憶部には、第1の関係強さ係数、第2の関係強さ係数、第1の定数、及び第2の定数が、予め記憶され、
前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとの間に少なくとも一時的にファイル共有が存在した場合に選択される因果関係推定値算出ルールが、
因果関係推定値=(第1の関係強さ係数)+(第2の関係強さ係数)+(第1の定数)−(第2の定数)*(並び間隔数)
である請求項1記載の因果関係推定プログラム。 - 前記第1のエラーメッセージIDと前記第2のエラーメッセージIDとを表示装置に表示する表示信号を出力するステップと、
前記因果関係推定値が閾値以上又は閾値より大である場合に、前記第1のエラーメッセージIDと前記第2のエラーメッセージIDとを結ぶ線を前記表示装置に表示する表示信号を出力するステップと、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1乃至4記載の因果関係推定プログラム。 - 前記因果関係推定値の大小に応じて、前記線の太さ、種類、色の種類、又は色の濃さの少なくとも一つを変更する請求項5記載の因果関係推定プログラム。
- 前記第1のプロセスIDと前記第2のプロセスIDが同一、又は
前記第1の時刻と前記第2の時刻の間隔がメッセージ発生時間間隔閾値以上又はより大、である場合、
発生時刻が古いメッセージが原因、発生時刻が新しいメッセージが結果と推定するステップ
をさらにコンピュータに実行させる請求項5乃至6記載の因果関係推定プログラム。 - 前記第1のプロセスと前記第2のプロセスが親子プロセスである場合、
子プロセスが発生したメッセージが原因、親プロセスが発生したメッセージが結果と推定するステップ
をさらにコンピュータに実行させる請求項5乃至7記載の因果関係推定プログラム。 - 前記第1のプロセスIDと前記第2のプロセスIDが同一、又は
前記第1の時刻と前記第2の時刻の間隔は、メッセージ発生時間間隔閾値以上又はより大、ではなく、
前記第1のプロセスと前記第2のプロセスが親子プロセスでない場合、
年齢の高いプロセスが発生したメッセージが原因、年齢の低いプロセスが発生したメッセージが結果と推定するステップ
をさらにコンピュータに実行させる請求項5乃至8記載の因果関係推定プログラム。 - 第1の装置および第2の装置と接続されたコンピュータが行う因果関係推定方法であって、
前記コンピュータは、複数の因果関係推定値算出ルールを予め記憶した記憶部を有し、
第1のエラーメッセージのID、前記第1のエラーメッセージが生成された第1の時刻、前記第1のエラーメッセージを生成した第1のプロセスのID、前記第1のプロセスがコネクトしていた第1のプロセス間通信の第1通信相手又は第1の共有ファイルの第1共有相手、前記第1のプロセス間通信又は前記第1の共有ファイルへの第1コネクト開始時刻及び第1コネクト終了時刻を第1の装置から受け取るステップと、
第2のエラーメッセージのID、前記第2のエラーメッセージが生成された第2の時刻、前記第2のエラーメッセージを生成した第2のプロセスのID、前記第2のプロセスがコネクトしていた第2のプロセス間通信の第2通信相手又は第2の共有ファイルの第2共有相手、前記第2のプロセス間通信又は前記第2の共有ファイルへの第2コネクト開始時刻及び第2コネクト終了時刻を第2の装置から受け取るステップと、
前記第1のプロセスIDと前記第2のプロセスIDが同一であるかを判断する、
前記第1通信相手が前記第2のプロセスか又は前記第2通信相手が前記第1のプロセスかに基づいて、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとの間に少なくとも一時的にプロセス間通信が存在したかを判断する、
前記第1共有相手が前記第2のプロセスか又は前記第2共有相手が前記第1のプロセスかに基づいて、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとの間に少なくとも一時的に共有ファイルが存在したかを判断する、
前記第1の時刻、前記第2の時刻、並びに前記第1コネクト開始時刻、前記第1コネクト終了時刻、前記第2コネクト開始時刻、及び前記第2コネクト終了時刻の内の少なくとも1つの時刻に基づいて、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間に前記第1のプロセス間通信若しくは前記第1の共有ファイル又は前記第2のプロセス間通信若しくは前記第2の共有ファイルが存在したかを判断する、
の内の少なくとも1つを実行し、その判断の結果に基づいて適用すべき因果関係推定値算出ルールを選択するステップと、
適用すべき因果関係推定値算出ルールに基づいて、因果関係推定値を算出するステップと、を行う因果関係推定方法。
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