JP4445012B2 - パケットの配信帯域制御方法、配信装置及び映像配信システム - Google Patents

パケットの配信帯域制御方法、配信装置及び映像配信システム Download PDF

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Description

本発明は、映像または音声データを含むパケットの配信帯域制御方法、パケットの配信装置及び映像配信システムに関する。
インターネット通信を初めてとして様々な通信手段を介した画像データ、音声データ等のデータ通信の需要が高まっている。インターネットを利用した通信サービスとして、ビデオオンデマンド、ライブ映像のストリーミング配信、テレビ会議システム等がある。
ストリーム配信ではリアルタイムで画像データを伝送する必要があり、このようなリアルタイム通信に適したインターネット技術としてRTP(Real-time Transport Protocol)プロトコルが知られている。RTPプロトコルを利用したデータ通信では、送信側でパケットに時間情報としてタイムスタンプを付加し、受信側でそのタイムスタンプを参照して受信したパケットを時間順に再生する。これにより、パケット転送時の遅延やゆらぎ(ジッター)などの影響を受けずに同期を取った再生を可能にしている。
しかしながら、RTPは実時間でのデータ通信を保証するものではないため、RTPプロトコルに基づくパケットは他のプロトコルのパケットと同様にネットワーク上での配信遅延やパケットロストが発生する可能性があり、高品質なデータ配信処理を行っている場合でも、受信側でその品質を保持した再生を行えないという問題点があった。
このようなRTPを用いたデータ転送における問題点を解決するために、データ転送の信頼性の高いTCP(Transmission Control Protocol)を利用してパケットの再送要求と再送パケットの送信を行わせることが考えられている。
しかし、TCPはエラー訂正には強いが、スループットが低く遅延が大きいため、デコーダ側の再送要求に従ってパケットを再送しても再生時間に間に合わない可能性があり、リアルタイム通信を実現する上では問題がある。
パケットロストが発生した場合のエラー訂正方法としてFEC(Forward Error Correction)という技術が知られている。
図10は、映像配信システムにおけるFECによるエラー訂正の説明図である。
図10において、エンコーダ装置101は、FEC符号化処理部102において、送信データD1とD2から冗長パリティP1を生成し、送信データD1,D2・・・を格納したデータパケットと、冗長パリティを格納した冗長パケットとをデコーダ装置103に配信する。
デコーダ装置103側でパケットロストが発生すると、FEC復元処理部104がロストしたパケットを冗長パケットを用いて復元する。例えば、データD1を格納したパケットをロストした場合には、冗長パケットP1とデータD2とからデータD1を復元する。
上記のようなFECを用いたエラー訂正はバースト的なパケットロストが発生するとパケットの復元が困難になる。
バースト的なパケットロストが発生した場合のエラー訂正方法として、ARQ(Automatic Repeat Request)という技術が知られている。図11は、その説明図である。
このエラー訂正方法は、パケットロストが発生すると、デコーダ装置112が、即時にロストしたパケットの再送を要求する再送要求をエンコーダ装置111に送り、エンコーダ装置111が要求されたパケットをデコーダ装置112に配信することでパケットロストを補う。
特許文献1には、ネットワーク状況監視部の監視するネットワーク状況に基づいてFECまたはARQのエラー制御を動的に変更することが記載されている。
しかしながら、特許文献1におけるネットワークの状況に基づくエラー制御とは、ネットワークの往復伝搬遅延(RTT)が所定値より長いか、短いかを判定し、往復伝搬遅延が短いときには、ARQによるエラー訂正を行い、RTTが長いときにはFECによるエラー訂正を行うことを意味しているにすぎない。
特開2003−179580号公報
本発明の課題は、ネットワークの帯域が変動する場合に映像データ等の品質を確保したリアルタイム配信を可能にすることである。
ネットワークを介して映像または音声データを含むパケットを配信する配信装置のパケットの配信帯域制御方法であって、受信装置から送信されてくる前記パケットの再送要求または前記パケットの復元を行ったことを知らせるパケット復元通知をエラー情報受信手段で受信し、一定時間内に前記エラー情報受信手段で受信した前記パケットの再送要求の数または前記パケット復元通知の数が所定数以内の時、前記パケットの配信に使用する帯域をエラー訂正用の冗長パケットの送信に使用する帯域分増加させるように制御する。
このように構成することで、パケットの再送要求の数またはパケット復元通知の数が所定値以内でネットワークの帯域に余裕があるときには、パケットの配信に使用する帯域を冗長パケットの送信に使用する帯域分増加することでネットワークの帯域を有効に活用することができる。
上記の発明のパケットの配信帯域制御方法において、一定時間内に受信した前記パケットの再送要求の数または前記パケット復元通知の数が所定以上のとき、前記パケットの配信に使用する帯域をエラー訂正用の冗長パケットの送信に使用する帯域分減少させる。
このように構成することでネットワークの帯域が減少したときには、パケットの配信に使用する帯域を冗長パケットの使用帯域分減らすことで、パケットの欠落を少なくし、一定の品質を確保しながらリアルタイム配信を維持することができる。
上記の発明のパケットの配信帯域制御方法において、前記パケットはMPEG符号化されたデータを格納するMPEGストリームであり、一定時間内に受信した再送要求数と、FEC(Forward Error Correction)パケット復元通知数とに基づいて前記MPEGストリームの配信帯域を可変制御する。
このように構成することでMPEGストリームを配信する場合に、ネットワークの帯域変動があっても一定品質でのリアルタイム配信を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る映像配信システムの配信装置12と受信装置11の基本構成を示す図である。
図1において、受信装置11は、配信装置12からネットワーク13を介して符号化されて送信されてくる映像データまたは音声データを含むパケットを受信し、受信したパケットを時間情報に従って再生する。
受信装置11は、受信したパケットの欠落を検出するパケット欠落検出部14と、パケットの欠落を検出した場合に、欠落したパケットの再送を要求する再送要求送信部15と、冗長パケットを用いてパケットを復元した場合にパケット復元通知を送信する復元通知送信部16を有する。
配信装置12は、受信装置11から送信されてくる再送要求、あるいは復元通知等のエラー情報を受信するエラー情報受信部17と、エラー情報受信部17で受信されたエラー情報に基づいてパケットの配信帯域を制御する配信帯域制御部18と、その配信帯域制御18により指定される帯域(伝送レート)を使用してパケットを配信するパケット配信部19とを有する。
パケットの配信に使用されているネットワーク13の帯域の減少により、受信装置11側でのパケットの欠落が多くなり、配信装置12で受信するパケットの再送要求数が所定値以上となったとき、あるいは欠落したパケットを冗長データを用いて復元したことを通知する復元通知数が所定値以上となったとき、配信帯域制御部18が、パケットの配送に使用する帯域を減少させて受信側でのパケットロスト等のエラーの発生を減らす。これにより、所望の品質を確保しならがら映像のリアルタイム配信を維持することができる。
次に、図2は実施の形態の映像配信システムのシステム構成を示す図である。この映像配信システムは、映像データをMPEGストリームでライブ配信するMPEGエンコーダ21と、そのMPEGエンコーダ21から配信されるMPEGストリームを受信して再生するMPEGデコーダ23とからなる。
図2において、MPEGエンコーダ(配信装置)21は、画像データをMPEG方式で符号化し、符号化したMPEGデータをインターネットプロトコル(IP)に基づくMPEGストリーム(パケット)に変換してインターネットプロトコルネットワーク(以下、IPネットワークという)22に送出する。
IPネットワーク22には、複数のMPEGデコーダ(受信装置)23とパーソナルコンピュータからなる複数のクライアント(受信装置)24と、1台または複数台のサーバ25が接続されている。サーバ25は、MPEGエンコーダ21とMPEGデコーダ23の動作条件等の設定データを送信する。
MPEGデコーダ23は、MPEGエンコーダ21により配信されるパケットを受信し、そのパケットに格納されているMPEGデータを復号して画像及び音声の再生を行う。クライアント24はMPEGデコード機能を有しパケットのデータを復号して画像及び音声の再生を行う。
図3は、MPEGエンコーダ21の構成を示すブロック図である。図3において太い線の矢印はデータの流れを示し、細い線の矢印は制御データの流れを示す。
図3の映像入力部31及び音声入力部32から入力するアナログの映像信号及び音声信号は、映像A/D変換器33及び音声A/D変換器34においてデジタルデータに変換され、さらにMPEG符号化部35において映像及び音声データがMPEG方式で符号化され、さらにIPプロトコルに従ってIPパケットに変換される。冗長パケット生成部36は、複数のパケットに対して排他論理演和演算を行い、演算結果に基づいてエラー訂正用の冗長パケットを生成する。
MPEG符号化部35及び冗長パケット生成部36で生成されたパケットは、パケット配信部37に出力されると共に、パケットバッファ38に保存される。パケット配信部37は、パケットを所定の伝送レートでIPネットワーク22に送出する。
再送要求受信部39は、配信先のMPEGデコーダ23,クライアント24等の受信装置からのパケットの再送要求を受信する。再送要求を受信した場合には、パケット再送部40に対して該当するパケットの再送を指示する。パケット再送部40は、送信済のパケットをパケットバッファ38から読み出し、読み出したパケットをIPネットワーク22に送出する。
FEC復元通知受信部41は、MPEGデコーダ23、クライアント24等から送信されるFEC(Forward Error Correction)によりパケットの復元を行ったことを通知するパケット復元通知を受信し、その受信結果を自動レート制御部42に出力する。
自動レート制御部42は、FEC復元通知受信部41または再送要求受信部39の受信結果からIPネットワークの帯域が変動していることを推定し、パケットの配信に使用する帯域の増減をパケット配信部37に指示する。
サーバインタフェース(IF)部43は、サーバ25からの設定データを受け取るインターフェース部であり、サーバ25から受信する各種の設定データを設定制御部44に出力する。設定制御部44は、サーバ25からの設定データに従って、例えば、符号化モードをMPEG符号化部35に設定し、ライブ配信アドレスをパケット配信部37に設定し、冗長パケットの生成割合を冗長パケット生成部36に設定し、再送パケットの保存時間をパケットバッファ38に設定する。
次に、図4は、MPEGデコーダ23の構成を示すブロック図である。図4において、太い線の矢印はデータの流れを示し、細い線の矢印は制御データの流れを示す。
図4のパケット受信部51はMPEGエンコーダ21により配信されるパケットを受信する。パケット抜け判定部52はパケットの欠落の有無を判定する。
エラー訂正部54は、パケットの抜けが検出された場合に、映像または音声のデータパケットと冗長パケットから欠落したパケットを復元してエラー訂正を行うと共に、FEC復元通知送信部55にパケットの復元を行ったことを知らせる。
上記のパケット抜け判定部52は、エラー訂正部54においてパケットの復元が出来なかった場合には、再送要求送信部53にパケットの再送要求の送信を指示する。再送要求送信部53は、パケット抜け判定部52の指示に従ってパケットの再送要求を出力する。
FEC復元通知送信部55は、エラー訂正部54からパケットの復元を行ったとの連絡を受けたとき、FEC復元通知をMPEGエンコーダ21に送信する。
MPEG復号化部56は、パケットが正常に受信された場合には、MPEG復号化を行い、復号した映像データを映像D/A変換器57に出力し、音声データを音声D/A変換器58に出力する。また、パケット抜け判定部52でパケットの抜けが検出された場合には、FECによりパケットの復元が行われるか、あるいは再送要求に対してロストしたパケットが再度送信されるのを待ってMPEG復号化を行う。
映像D/A変換器57は映像データをアナログの映像信号に変換して映像出力部59に出力し、音声D/A変換器58は音声データをアナログの音声信号に変換して音声出力部60に出力する。
サーバインタフェース(IF)部61は、サーバ25からの設定データを受付、設定データを設定制御部62に出力する。設定制御部62は、サーバ25から受信した設定データをパケット受信部51及びMPEG復号化部56に設定して配信されるライブデータの受信及び復号化を可能にする。
次に、以上のような構成のMPEGエンコーダ21及びMPEGデコーダ23の処理動作を図5〜図7のフローチャートを参照して説明する。
図5は、MPEGデコーダ23のFEC復元通知送信処理のフローチャートである。
MPEGデコーダ23のパケット受信部51でMPEGエンコーダ21から配信されるパケットを受信する(図5,S11)。
次に、パケット受信部51で受信されたパケットに欠落が無いか否かを判別する(S12)。パケットの欠落(ロスト)が未発生の場合には(S12,YES)、ステップS11に戻り次のパケットの判定を行う。
他方、パケットロストが発生している場合には(S12,NO)、ステップS13に進み、冗長パケットと受信できたデータパケットを用いてFEC(Forward Error Correction)によりロストしたパケットを復元する(S13)。
FECではパケットを復元できない場合には(S13,NO)、ステップS14に進み、ARQ(Automatic Repeat Request)によるエラー訂正技術を利用し、再送要求送信部53からMPEGエンコーダ21に送信しロストしたパケットの再送を依頼する。
また、FECによりロストしたパケットを復元できた場合には(S13,YES)、ステップS15に進み、パケットの復元を行ったことを知らせるFEC復元通知をFEC復元通知送信部55からMPEGエンコーダ21に送信する。
図6は、MPEGエンコーダ21側のFEC復元通知受信処理のフローチャートである。
MPEGエンコーダ21のFEC復元通知受信部41でパケットを受信すると(図6,S21)、受信したパケットがFEC復元通知か否かを判別する(S22)。
受信したパケットがFEC復元通知であった場合には(S22,YES)、ステップS23に進み、FEC復元通知数をカウントする。また、受信したパケットがFEC復元通知でないときには(S22,NO)、そこで処理を終了する。
次に、MPEGエンコーダ21におけるパケットの配信に使用する帯域の制御処理を図7のフローチャートを参照して説明する。
最初に、FEC復元通知数とARQの再送依頼数をカウントするための一定時間をタイマーに設定する(図7,S31)。
次に、タイマーで計時した時間が設定時間に達したか否かを判別する(S32)。タイマーの計時した時間が設定時間に達していなければ(S32,NO)、タイマーの計時をを継続し、その間上述したFEC復元通知受信処理を実行する。
タイマーの値が設定値に達したときには(S32,YES)、ステップS33に進み、タイマーに設定された時間内に計数したFEC復元通知の数をカウンタCOUNT1に設定する。
次に、ARQの再送依頼(要求)数をカウンタCOUNT2に設定する(S34)。ここで、ARQの再送依頼数とは、図3の再送要求受信部39で上記の設定時間内に受信されるパケットの再送要求の累計値であり、MPEGデコーダ23側でのパケットの欠落の発生頻度を示している。
次に、カウンタCOUNT1の値が0か否かを判別する(S35)。COUNT1の値が0のときには(S35、YES)、ステップS36に進みカウンタCOUNT2の値が0か否かを判別する。COUNT2の値が0のときには、ステップS37に進み、メディア(映像、音声等のパケット)の配信に使用する帯域を所定帯域分、例えば、FECパケット(冗長パケット)の送信に使用する帯域分増加させる。
すなわち、MPEGデコーダ23からFECによるパケットの復元通知が送信されず、またパケットの再送要求も送信されていない場合には、配信に使用しているネットワーク帯域に余裕があるものと推定し、メディアの配信に使用している帯域を増加させる。これによりネットワークの帯域を有効に活用して配信を行うことができる。
他方、ステップS35においてCOUNT1が0でないと判別された場合には(S35,NO)、ステップS38に進み、COUNT1の値が第1の許容値以内か否かを判別する。
COUNT1の値が許容値以内のときには(S38,YES)、ステップS40に進み、COUNT2の値が第2の許容値以内か否かを判別する。
COUNT1及びCOUNT2の値がどちらも第1及び第2の許容値以内であった場合には(S38及びS40、YES)、FECパケットによるエラー訂正の回数が少なく、かつパケットの再送要求が少ない場合であるのでメディアの配信に使用する帯域の変更は行わない。
ステップS38において、COUNT1の値が第1の許容値以上の場合には(S38、NO)、ステップS39に進み、メディアパケットの配信に使用する帯域を所定帯域分、例えば、FECパケットの送信に使用する帯域分減少させる。
また、ステップS40において、COUNT2の値が第2の許容値以上の場合にも(S40,NO)、ステップS39に進み、メディアの配信に使用する帯域をFECパケットの送信に使用する帯域分減少させる。
すなわち、FECパケットによるパケット復元通知の回数が第1の許容値値以上のとき、あるいはパケットの再送要求の回数が第2の許容値値以上のときには、ネットワークの帯域が減少しているものと判断し、配信側でメディアの配信に使用する帯域をFECパケットの使用帯域分減少させる。そして、減少させた帯域でメディアの配信を行い、受信側からのパケット復元通知の数とパケットの再送要求の数が上記の許容値以内か否かを再度判断し、許容値以上であれば、再度メディアの配信に使用する帯域をFECパケットの使用帯域分減少させる。このような帯域制御を行うことで、パケットの配信に使用しているネットワークの帯域が変動してパケットロストが増加した場合でも、配信帯域を可変制御することで一定の品質を確保して映像のリアルタイム配信を実現できる。また、パケットの復元通知の数とパケットの再送要求の数が0のときには、パケットの配信に使用する帯域をFECパケットの使用帯域分増加させる。これにより、ネットワークの帯域を有効に活用できる。
ここで、メディアの配信帯域を固定している従来の方法と、メディアの配信帯域を可変制御する実施の形態の方法を図8及び図9を参照して比較する。
図8に示すようにメディアの配信帯域が固定されている場合には、配信に使用されるネットワークの帯域が減少して、ネットワーク帯域がメディアの配信に使用されている帯域とFECパケットの送信に使用する帯域とARQパケットの送信に使用する帯域の合計帯域より小さくなると、パケットロストの発生頻度が高くなり、一定の品質でのリアルタイム配信ができなくなる。また、ネットワークの帯域がメディアの配信帯域に対して十分余裕がある場合でも配信帯域を増加させることは従来行われていなかった。
これに対して、図9に示す実施の形態のパケットの配信帯域制御方法では、ネットワークの帯域が減少して、ネットワーク帯域がメディアの配信に使用されている帯域とFECパケットの送信に使用する帯域とARQによる再送パケットの送信に使用する帯域の合計帯域より小さくなると、配信側でメディアの配信に使用する帯域をFECパケットの使用帯域分減少させる。そして、新たに設定した帯域でメディアの配信を行い、FECによるパケット復元通知の数と、ARQによる再送要求数が所定値以内となったか否かを判定し、所定値以上であれば、再度メディアの配信に使用する帯域をFECパケットの使用帯域分減少させる。以下、この帯域制御を繰り返してパケット復元通知数とARQによる再送要求数が所定値以内となったなら配信帯域をその状態に維持する。
この結果、図9に示すように配信に使用するネットワークの帯域が変動する場合にも、そのときネットワークが有する実際の通信帯域に適合した配信帯域をメディアの配信帯域として設定することができるので一定の映像品質を確保をしたリアルタイム配信を実現できる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、例えば、以下のように構成しても良い。
(1)実施の形態では、FECのパケット復元通知数またはARQによる再送要求数が所定値以上となったとき、メディアの使用帯域をFECパケットの使用帯域分減少させているが、これに限らず予め定めた所定の帯域分減少させるようにしても良い。
(2)実施の形態では、FECのパケット復元通知数とARQによる再送要求数の両方に基づいて配信帯域を制御しているが、どちらか一方に基づいて配信帯域を制御するようにしても良い。
(3)本発明は、MPEG方式で符号化されたデータパケットに限らず、他の符号化方式で符号化されたデータ、あるいは符号化されていないデータにも適用できる。
本発明の映像配信システムの基本構成を示す図である。 実施の形態の映像配信システムのシステム構成図である。 MPEGエンコーダの構成を示す図である。 MPEGデコーダの構成を示す図である。 FEC復元通知送信処理のフローチャートである。 FEC復元通知受信処理のフローチャートである。 パケットの配信帯域制御処理のフローチャートである。 従来の配信帯域の説明図である。 実施の形態の配信帯域の説明図である。 FECパケットによるパケットの復元の説明図である。 ARQを利用したエラー訂正技術の説明図である。

Claims (4)

  1. ネットワークを介して映像または音声データを含むパケットを配信する配信装置のパケットの配信帯域制御方法であって、
    受信装置から送信されてくる前記パケットの再送要求または前記パケットの復元を行ったことを知らせるパケット復元通知をエラー情報受信手段で受信し、
    一定時間内に前記エラー情報受信手段で受信した前記パケットの再送要求の数または前記パケット復元通知の数が所定数以内の時、前記パケットの配信に使用する帯域をエラー訂正用の冗長パケットの送信に使用する帯域分増加させるように制御するパケットの配信帯域制御方法。
  2. 請求項1記載のパケットの配信帯域制御方法において、
    一定時間内に受信した前記パケットの再送要求の数または前記パケット復元通知の数が所定数以上のとき、前記パケットの配信に使用する帯域をエラー訂正用の冗長パケットの送信に使用する帯域分減少させるパケットの配信帯域制御方法。
  3. ネットワークを介して映像または音声データを含むパケットを配信する配信装置であって、
    受信装置から送信されてくる前記パケットの再送要求または前記パケットの復元を行ったことを知らせるパケット復元通知を受信するエラー情報受信手段と、
    一定時間内に前記エラー情報受信手段で受信する前記パケットの再送要求の数または前記パケット復元通知の数が所定数以内の時、前記パケットの配信に使用する帯域をエラー訂正用の冗長パケットの送信に使用する帯域分増加させるように制御する配信帯域制御手段を備える配信装置。
  4. 請求項3記載の配信装置において、
    前記配信帯域制御手段は、前記エラー情報受信手段で一定時間内に受信した前記パケットの再送要求の数または前記パケット復元通知の数が所定値以上のとき、前記パケットの配信に使用する帯域をエラー訂正用の冗長パケットの送信に使用する帯域分減少させる配信装置。
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