JP4443442B2 - 中継装置 - Google Patents
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Description
やMPLSが注目されている。GMPLSやMPLSは、ラベル情報に従ってデータの転送を実現する技術である。GMPLSやMPLSでは、このようなデータ転送を実現するために、GMPLS機能やMPLS機能を有した各中継ノード(LSR:Label Switched
Router)においてラベルテーブルを構築する必要がある。このため、GMPLSやMP
LSでは、パス確立のためのシグナリングプロトコル(CR−LDP(Constraint based
Label Distribution Protocol)/RSVP−TE(Resource Reservation Protocol-Traffic Extension)等)を用いて、ラベルテーブルが構築されパスが確立される(非特許
文献1参照)。また、GMPLSやMPLSでは、ユーザは、経路トレースを実行することにより、使用中のパスがどのLSRを通過しているかをチェックすることができる。すなわち、ユーザは、パスを指定することにより、指定されたパスがどのLSRを経由しているかについて確認することができる。
Based Segment Recoveryという、現用パス及び予備パスを確立するためにRSVP−TEシグナリングプロトコルを拡張する提案もなされている(非特許文献2参照)。GMPLS Based Segment Recoveryは、現用パスを複数のセグメントに分割し、個々のセグメントを迂回する予備パスを自動若しくは手動で確立する技術である。
D. Awduche,Movaz、L. Berger 、D. Gan 、他、"RSVP-TE: Extensions to RSVP for LSP Tunnels"、Request for Comments: 3209 Louis Berger、Igor Bryskin、Dimitri Papadimitriou、Adrian Farrel、"GMPLS Based Segment Recovery"、Internet Draft Updates: 3473
。パス判断手段は、ネットワークにおいて、メッセージに付与されているパス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断し、当該使用されているパスと、受信手段が受信したメッセージが伝達されてきたパスとが一致する場合にのみ、一致したパスに対し当該メッセージに含まれる情報を転送することを決定する。
本発明による中継装置について説明する前に、まずMPLS、GMPLS、RSVP−TE、RRO、GMPLS Based Segment Recoveryそれぞれについて説明する。
MPLSは、ラベル情報に従ってデータ転送を行う技術である。図1は、MPLSを説明するための図である。以下、図1を用いてMPLSについて説明する。図1では、複数のLSR(LSR1〜LSR4)が直列に接続されたネットワークが示されており、データがLSR1からLSR2,3を介してLSR4へ転送される。
PLS網に入力されたパケットに対し最初にラベルを添付する。
GMPLSでは、ラベル情報として、固定長ラベルのみならず、時分割伝送のタイムスロットや、光多重伝送における光波長なども使用される。例えば光波長がラベル情報として使用される場合は、光信号を電気信号へ変換する必要がない。このため、GMPLSではより高速な転送処理を実現することが可能となる。
上記したように、GMPLSやMPLSでは、各LSRにおいてラベルテーブルを構築しパスを確立する必要がある。ラベルテーブルを構築しパスを確立する際には、パス確立のためのシグナリングプロトコルが用いられる。以下では、このようなパス確立のためのシグナリングプロトコルの具体例として、RSVP−TEについて説明する。
パス確立のためのシグナリングプロトコルでは、パス確立要求を示すPathメッセージと、その応答であるResvメッセージが使用される。これらのメッセージに対し、RRO(Record Route Object)が挿入されることにより、使用中のパスがどのLSRを経
由しているか確認することができる。このような処理を経路トレースという。経路トレースを行うことにより、ユーザは、パスが正しく確立されているか確認することができる。
IETFでは、現用パスと予備パスとを確立するために、RSVP−TEシグナリングプロトコルを拡張する提案がなされている。その提案が、GMPLS Based Segment Recovery(以下、GMPLS−BSRと呼ぶ)である。GMPLS−BSRは、現用パスを複数のセグメントに分割し、個々のセグメントを迂回する予備パスを自動もしくは手動で確立する手法である。GMPLS−BSRでは、RSVP−TEシグナリングのオブジェクトとして、セグメントを特定するための情報、予備パスの経路情報、プロテクション属性、及び現用パスと予備パスとを対応付ける情報等が追加されている。
として付加される。
次に、本発明による中継装置の第一実施形態である中継装置1aの構成例、中継装置1aを用いたネットワークの動作例などについて説明する。
中継装置1aは、ハードウェア的には、バスを介して接続されたCPU(中央演算処理装置),主記憶装置(RAM),補助記憶装置などを備える。補助記憶装置は、不揮発性記憶装置を用いて構成される。ここで言う不揮発性記憶装置とは、いわゆるROM(Read-Only Memory:EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory),EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory),マスクROM等を含む)
,FRAM(Ferroelectric RAM),ハードディスク等を指す。
データ受信部2は、ネットワークを介して自装置1aに送信(転送)されてきたデータを受信する。データ受信部2は、受信されたデータを、データ中継部3へ渡す。なお、以下の説明では、GMPLSやMPLSによって伝送される実データと、経路トレースのために使用されるPathメッセージ及びResvメッセージとを分けて説明する。従って、データ受信部2が受信するデータは、上記の実データであり、PathメッセージやResvメッセージではない。
データ中継部3は、データ受信部2によって受信されたデータの転送先を決定する。データ中継部3は、GMPLSやMPLSの取り決めに従って、受信されたデータに付与されているラベルに基づき、適切な出力インタフェースを決定する。そして、データ中継部3は、決定された出力インタフェースに、データを中継(スイッチング)する。また、データ中継部3は、ラベルの書き換え等、GMPLSやMPLSの取り決めに従った処理も実行する。
データ送信部4は、データ中継部3によって出力インタフェースが決定されたデータを
ネットワークに送信する。
メッセージ受信部5は、ネットワークを介して自装置1aに送信(転送)されてきたメッセージ(Pathメッセージ又はResvメッセージ)を受信する。メッセージ受信部5は、受信されたメッセージをパス経路管理部6へ渡す。
パス経路管理部6は、受信されたメッセージに含まれるパスIDにより示されるパスに関するデータトラヒックが、平常状態であるか障害状態であるかについて判断する。平常状態とは、そのパス上で障害が生じておらず、現用パスがデータ転送に使用されている状態である。障害状態とは、そのパス上で障害が生じており、予備パスがデータ転送に使用されている状態である。この判断は、ハードウェアのスイッチング設定を参照すること、又はパス経路管理テーブルを参照することにより実施できる。
パス経路管理部6は、ネットワークの状態が平常状態又は障害状態のいずれであるかを知るために、二つの方法を取ることができる。
記憶部7は、いわゆる不揮発性記憶装置や揮発性記憶装置のいずれを用いて構成されても良い。記憶部7は、現用パスと予備パスの使用状況を記憶する。パス確立時や障害切り替え時に、シグナリングによりハードウェアの設定が変更された場合には、平常状態であるか障害状態であるかが記憶部7に登録される。また、障害状態やその他の理由でハードウェアが自律的に経路を切り替え、かつハードウェアからパス経路管理部6に経路切り替えの通知があった場合にも、その状態が記憶部7に登録される。
メッセージ制御部8aは、受信されたメッセージの更新又は新たなメッセージの作成を行う。メッセージ制御部8aは、受信されたメッセージの更新を行う場合は、受信された
メッセージに自身のアドレス及び適切なパスのパスIDを付加する。また、メッセージ制御部8aは、新たなメッセージの作成を行う場合は、そのメッセージに対しパス経路トレースフラグをセットし、自装置のアドレス及び経路トレースを行う対象となるパスを示すパスIDをそのメッセージに付与する。
メッセージ送信部9は、メッセージ制御部8aによって更新されたメッセージ又は作成されたメッセージを、パス経路管理部6によって判断された経路(現用パス又は予備パス)に送出する。なお。パスメッセージ送信部9は、更新されたメッセージを送出する際、メッセージが上流から受信された場合は下流に、メッセージが下流から受信された場合には上流に送出する。
次に、上記のように構成された中継装置1aの装置としての動作例について説明する。図9は、分岐点(図7におけるLSR2)に設置された中継装置1aがPathメッセージを受信した際の動作例を示すフローチャートである。まず、分岐点に設置された中継装置1aがPathメッセージを受信した際の動作例について説明する。
セージのRROに自装置1aのアドレスを付加し、メッセージ送信部9がこのResvメッセージをパス経路管理部6の決定に従って送出する(S38)。
次に、上記中継装置1aを少なくとも分岐点及び合流点にLSRとして設置することにより構成されたネットワークの動作例について説明する。図13〜図25は、このように構成されたネットワークの例を示す図である。図13〜図25において、分岐点に設置された中継装置1aはLSR2に該当し、合流点に設置された中継装置1aはLSR5に該当する。また、図13〜図25に示されるネットワークにおいて、LSR1,LSR2,LSR3,LSR4,LSR5,LSR6が現用パスであり、LSR2,LSR7,LSR8,LSR5が予備パスである。なお、以下の説明では、分岐点に設置されたLSRを分岐ノードとも呼ぶ。また、合流点に設置されたLSRを合流ノードとも呼ぶ。また、以下の説明では、各図において左側を上流側、右側を下流側として説明を行う。また、以下の説明では、特に説明をしない限り、各Pathメッセージ及び各ResvメッセージはRROを含む。また、図13〜図25において、短く細い矢印はPathメッセージ又はResvメッセージの流れを示す。長く太い実線の矢印はデータの流れているパスを示す。破線の矢印はデータの流れていないパスを示す。
(LSR1)は、Pathメッセージを下流ノードに該当するLSR2に送信する。このPathメッセージは、LSR1自身のアドレスが格納されたRROを含む。Pathメッセージを受信した分岐ノード(LSR2)は、ネットワークが平常状態であるため、現用パスの下流ノード(LSR3)に、受信されたPathメッセージを転送する。このPathメッセージのRROには、LSR2によって、転送を行ったLSR2のアドレスが追加される。
図14は、障害状態の単方向1:1プロテクションのネットワークにおける経路トレースの動作例(第二動作例)を示す図である。第二動作例でも、予備パスは現用パスに対する1:1プロテクションを実行するパスである。第二動作例では、LSR3とLSR4との間において障害が生じた場合を想定する。第二動作例ではPathメッセージの流れを示す。
図15は、平常状態の単方向1+1プロテクションのネットワークにおける経路トレースの動作例(第三動作例)を示す図である。第三動作例では、予備パスは現用パスに対する1+1プロテクションを実行するパスである。第三動作例ではPathメッセージの流れを示す。
図16は、障害状態の単方向1+1プロテクションのネットワークにおける経路トレースの動作例(第四動作例)を示す図である。第四動作例でも、予備パスは現用パスに対する1+1プロテクションを実行するパスである。第四動作例では、LSR3とLSR4との間において障害が生じた場合を想定する。第四動作例ではPathメッセージの流れを示す。
図17は、第一動作例の場合と同じネットワーク構成におけるResvメッセージの流れを示す図である。以下、このようなネットワーク構成におけるResvメッセージの流れについて説明する。
図18は、障害状態の単方向1:1プロテクションのネットワークにおける経路トレースの動作例(第六動作例)を示す図である。第六動作例でも、予備パスは現用パスに対する1:1プロテクションを実行するパスである。第六動作例では、LSR3とLSR4との間において障害が生じた場合を想定する。第六動作例ではResvメッセージの流れを示す。
を付加し、このResvメッセージを上流ノード(LSR1)に送信する。
図19は、平常状態の単方向1+1プロテクションのネットワークにおける経路トレースの動作例(第七動作例)を示す図である。第七動作例では、予備パスは現用パスに対する1+1プロテクションを実行するパスである。第七動作例ではResvメッセージの流れを示す。
図20は、障害状態の単方向1+1プロテクションのネットワークにおける経路トレースの動作例(第八動作例)を示す図である。第八動作例でも、予備パスは現用パスに対する1+1プロテクションを実行するパスである。第八動作例では、LSR3とLSR4との間において障害が生じた場合を想定する。第八動作例ではResvメッセージの流れを示す。
GPMLSでは、単方向パスだけでなく、双方向パスも確立することができる。第九動作例及び第十動作例では、双方向パスのネットワークにおける動作例について説明する。第九動作例及び第十動作例の説明に先立ち、まずは双方向パスのネットワークについて説明する。
ッセージの転送を行う。そして、予備パスを経由したResvメッセージは、逆方向の合流ノード(LSR2)に到達する。このとき、ResvメッセージのRROには、予備パスの各ノード(LSR8,LSR7)のアドレスが追加されている。
図25は、双方向パスにおいて非同期切り替えを行う1+1プロテクションにおいて障害が発生した場合の経路トレース手順(第十動作例)を示す図である。この場合、逆方向パスの分岐ノード(LSR5)が現用パス、予備パスの双方にデータを転送する。そして、逆方向の合流ノード(LSR2)が予備パスから受信したデータのみを下流ノード(lsr6)に転送する。以下、この動作について詳しく説明する。
次に、本発明による中継装置の第二実施形態である中継装置1bの構成例、中継装置1bを用いたネットワークの動作例などについて説明する。
中継装置1bは、転送制御部10をさらに含む点で中継装置1aと異なる。転送制御部10は、プログラムがCPUによって実行されることにより実現される。また、転送制御部10は、専用のチップとして構成されても良い。
メッセージ制御部8bは、予備パスの経路トレース実行について不図示の入力装置から指示を受けた場合、新たなPathメッセージを作成するとともに、転送制御部10に対し、新たなPathメッセージを送信する旨を伝える点でメッセージ制御部8aと異なる。また、メッセージ制御部8bは、転送制御部10によって、受信されたPathメッセージの終点ノードが自装置であると判断された場合に、このPathメッセージに対応するResvメッセージを作成する点で、メッセージ制御部8aと異なる。メッセージ制御部8bの他の動作は、メッセージ制御部8aと基本的に同じであるため、その説明を省略する。
転送制御部10は、自装置1bのメッセージ送信部9から新たなPathメッセージが送信された場合に、このPathメッセージに対応するResvメッセージの受信を待っている状態(以下、この状態を「メッセージ待ち状態」と呼ぶ)であることを、不図示の記憶装置に登録する。転送制御部10は、メッセージ受信部5が、上記したPathメッセージに対応するResvメッセージを受信した場合、現在の状態がメッセージ待ち状態であるか否か判断する。メッセージ待ち状態である場合には、転送制御部10は、受信したResvメッセージを他のノードに転送しない事を決定する。そして、転送制御部10は、受信したResvメッセージを他のノードに転送しないことを、パス経路管理部6に通知する。この場合、パス経路管理部6,メッセージ制御部8a,及びメッセージ送信部9は、受信したResvメッセージの転送を行わない。そして、このResvメッセージによる経路トレースが終了する。
次に、上記のように構成された中継装置1bの装置としての動作例について説明する。図27は、分岐ノードとして設置された中継装置1bがPathメッセージに対する処理
として実行する動作例を示すフローチャートである。この場合、予備パスの経路トレース実行について不図示の入力装置を介して指示があった場合(S39−YES)、転送制御部10はメッセージ待ち状態であることを登録する(S40)。メッセージ制御部8aは、RROを含む新たなPathメッセージを作成する。そして、メッセージ送信部9は、このPathメッセージを予備パスの下流ノードに対して送出する(S41)。なお、S40とS41の処理は順序が逆になってもかまわない。
以下に、中継装置1bを用いて構成されたネットワークの動作例について説明する。なお、本来ならば、本ネットワークの動作例は、第二実施形態のネットワークの第一動作例として説明すべきだろうが、説明上の混乱を防止するため、第一実施形態のネットワークの動作例の番号を引き続き連番として使用し、本ネットワークの動作例を第十一動作例として説明する。
ことができなかった。これに対し、このように構成されたネットワークでは、経路トレースを要求した始点ノードが、Resvメッセージを受けることにより、経路トレースの結果を得ることができるというメリットがある。
障害状態の予備パスの経路トレースは、上記のように構成された中継装置1bを用いて実現されても良いし、中継装置1bの変形例である中継装置1cを用いて実現されても良い。まず、説明の簡単のため、中継装置1cの構成例よりも先に中継装置1cを用いて構成されたネットワークの動作例(第十二動作例)について先に説明する。
れるRROを格納した新たなPathメッセージを現用パスの下流ノード(LSR6)に送信する。このため、Pathメッセージは、経路トレースの対象となっている予備パスを越え(終点ノードであるLSR5を越え)、データ転送パスの終点ノード(LSR6)まで到達される。そして、データ転送パスの終点ノードであるLSR6は、Pathメッセージを受信すると、Resvメッセージを返信する。
図34は、中継装置1bの変形例の中継装置1cである。中継装置1cは、予備パス抽出部11を含む点で中継装置1bと異なる。予備パス抽出部11は、プログラムがCPUによって実行されることにより実現される。また、予備パス抽出部11は、専用のチップとして構成されても良い。
ことができる。
本発明は以下のように特定されて良い。
(付記1) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置であって、
前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信する受信手段と、
前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断するパス判断手段と、
前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、
前記受信手段により受信された前記メッセージに含まれる情報を、前記パス判断手段によって判断されたパスに転送する送信手段と
を含む中継装置。
(付記2) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置であって、
前記メッセージを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、
前記受信されたメッセージが前記現用パス又は前記予備パスのいずれのパスから受信されたかに関わらず、当該メッセージに含まれる情報を転送する送信手段と
を含む中継装置。
(付記3) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される第一の中継装置であって、前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信する受信手段と、前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断するパス判断手段と、前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、前記受信手段により受信された前記メッセージに含まれる情報を、前記パス判断手段によって判断されたパスに転送する送信手段とを含む第一の中継装置と、
前記ネットワーク内の分岐点に設置される第二の中継装置であって、前記メッセージを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、前記受信されたメッセージが前記現用パス又は前記予備パスのいずれのパスから受信されたかに関わらず、当該メッセージに含まれる情報を転送する送信手段とを含む第二の中継装置と
を備える経路トレースシステム。
(付記4) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置であって、
前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信する受信手段と、
前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断し、当該使用されているパスと、前記受信手段が受信したメッセージが伝達されてきたパスとが一致する場合にのみ、一致したパスに対し当該メッセージに含まれる情報を転送することを決定するパス判断手段と、
前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、
前記受信手段により受信された前記メッセージに含まれる情報を、前記パス判断手段によって判断されたパスに転送する送信手段と
を含む中継装置。
(付記5) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置であって、
前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、
前記受信手段により受信された前記メッセージに含まれる情報を、ネットワークの状態が平常状態であるか障害状態であるかに関わらず、前記現用パス及び前記予備パスの双方に転送する送信手段と
を含む中継装置。
(付記6)あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される第一の中継装置であって、前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、前記受信手段により受信された前記メッセージに含まれる情報を、ネットワークの状態が平常状態であるか障害状態であるかに関わらず、前記現用パス及び前記予備パスの双方に転送する送信手段とを含む第一の中継装置と、
前記ネットワーク内の分岐点に設置される第二の中継装置であって、前記メッセージを
受信する受信手段と、前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断し、当該使用されているパスと、前記受信手段が受信したメッセージが伝達されてきたパスとが一致する場合にのみ、一致したパスに対し当該メッセージに含まれる情報を転送することを決定するパス判断手段と、前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、前記受信手段により受信された前記メッセージに含まれる情報を、前記パス判断手段によって判断されたパスに転送する送信手段とを含む第二の中継装置と
を備える経路トレースシステム。
(付記7) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記予備パスに含まれる各ノードの検出を可能とするために前記予備パスの始点に設置される中継装置であって、
前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを前記予備パスに送信する送信手段と、
前記送信手段により送信されたメッセージに対して他の中継装置から返信された他のメッセージを受信する受信手段と、
前記送信手段が前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを送信する場合に自装置がメッセージ待ち状態であることを記憶し、前記受信手段が前記他のメッセージを受信した際に前記メッセージ待ち状態であることが記憶されている場合には、当該他のメッセージを他の中継装置に転送しないことを決定する決定手段と
を含む中継装置。
(付記8) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記予備パスに含まれる各ノードの検出を可能とするために前記予備パスの始点に設置される中継装置であって、
前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを前記予備パスに送信する送信手段と、
前記送信手段により送信されたメッセージに対して他の中継装置から返信された他のメッセージであって、前記他の中継装置の識別子及び、前記他の中継装置から本中継装置までの間の前記予備パス上に存在する各中継装置の識別子を含む他のメッセージを受信する受信手段と、
前記予備パスの終点ノードを判断する判断手段と、
受信された前記他のメッセージに含まれる各中継装置の識別子から、前記判断手段によって判断された終点ノードよりも本中継装置から反対側に存在する各中継装置の識別子を排除することにより、前記予備パスに含まれる各中継装置の識別子を検出する検出手段とを含む中継装置。
(付記9) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置が、前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信するステップと、
前記中継装置が、前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断するステップと、
前記中継装置が、前記受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、
前記中継装置が、前記受信されたメッセージに含まれる情報を、前記判断されたパスに
転送するステップと
を含む中継方法。
(付記10) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置が、前記メッセージを受信するステップと、
前記中継装置が、受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、
前記中継装置が、前記受信されたメッセージが前記現用パス又は前記予備パスのいずれのパスから受信されたかに関わらず、当該メッセージに含まれる情報を転送するステップと
を含む中継方法。
(付記11) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される第一の中継装置が、前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信するステップと、前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断するステップと、受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、受信された前記メッセージに含まれる情報を、判断されたパスに転送するステップと、
前記ネットワーク内の分岐点に設置される第二の中継装置が、前記メッセージを受信するステップと、受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、前記受信されたメッセージが前記現用パス又は前記予備パスのいずれのパスから受信されたかに関わらず、当該メッセージに含まれる情報を転送するステップとを含む経路トレース方法。
(付記12) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置が、前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信するステップと、
前記中継装置が、前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断し、当該使用されているパスと、前記受信手段が受信したメッセージが伝達されてきたパスとが一致する場合にのみ、一致したパスに対し当該メッセージに含まれる情報を転送することを決定するステップと、
前記中継装置が、前記受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、
前記中継装置が、前記受信されたメッセージに含まれる情報を、前記判断されたパスに転送するステップと
を含む中継方法。
(付記13) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パス
とこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置が、前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信するステップと、
前記中継装置が、受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、
前記中継装置が、受信された前記メッセージに含まれる情報を、ネットワークの状態が平常状態であるか障害状態であるかに関わらず、前記現用パス及び前記予備パスの双方に転送するステップと
を含む中継方法。
(付記14) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される第一の中継装置が、前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信するステップと、
前記第一の中継装置が、受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、
前記第一の中継装置が、受信された前記メッセージに含まれる情報を、ネットワークの状態が平常状態であるか障害状態であるかに関わらず、前記現用パス及び前記予備パスの双方に転送するステップと、
前記ネットワーク内の分岐点に設置される第二の中継装置が、前記メッセージを受信するステップと、
前記第二の中継装置が、前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断し、当該使用されているパスと、前記受信手段が受信したメッセージが伝達されてきたパスとが一致する場合にのみ、一致したパスに対し当該メッセージに含まれる情報を転送することを決定するステップと、
前記第二の中継装置が、受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、
前記第二の中継装置が、受信された前記メッセージに含まれる情報を、前記決定するステップにおいて決定されたパスに転送するステップと
を含む経路トレース方法。
(付記15) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記予備パスに含まれる各ノードの検出を可能とするために前記予備パスの始点に設置される中継装置が、前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを前記予備パスに送信するステップと、
前記中継装置が、前記送信されたメッセージに対して他の中継装置から返信された他のメッセージを受信するステップと、
前記中継装置が、前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを送信する場合に自装置がメッセージ待ち状態であることを記憶し、前記他のメッセージを受信した際に前記メッセージ待ち状態であることが記憶されている場合には、当該他のメッセージを他の中継装置に転送しないことを決定するステップと
を含む中継方法。
(付記16) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送
に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記予備パスに含まれる各ノードの検出を可能とするために前記予備パスの始点に設置される中継装置が、前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを前記予備パスに送信するステップと、
前記中継装置が、前記送信されたメッセージに対して他の中継装置から返信された他のメッセージであって、前記他の中継装置の識別子及び、前記他の中継装置から本中継装置までの間の前記予備パス上に存在する各中継装置の識別子を含む他のメッセージを受信するステップと、
前記中継装置が、前記予備パスの終点ノードを判断するステップと、
前記中継装置が、受信された前記他のメッセージに含まれる各中継装置の識別子から、前記判断された終点ノードよりも本中継装置から反対側に存在する各中継装置の識別子を排除することにより、前記予備パスに含まれる各中継装置の識別子を検出するステップとを含む中継方法。
(付記17) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置に対し、
前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信するステップと、
前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断するステップと、
前記受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、
前記受信されたメッセージに含まれる情報を、前記判断されたパスに転送するステップと
を実行させるためのプログラム。
(付記18) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置に対し、
前記メッセージを受信するステップと、
受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、
前記受信されたメッセージが前記現用パス又は前記予備パスのいずれのパスから受信されたかに関わらず、当該メッセージに含まれる情報を転送するステップと
を実行させるためのプログラム。
(付記19) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置に対し、
前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信するステップと、
前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパ
ス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断し、当該使用されているパスと、前記受信手段が受信したメッセージが伝達されてきたパスとが一致する場合にのみ、一致したパスに対し当該メッセージに含まれる情報を転送することを決定するステップと、
前記受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、
前記受信されたメッセージに含まれる情報を、前記判断されたパスに転送するステップと
を実行させるためのプログラム。
(付記20) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置に対し、
前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信するステップと、
受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与するステップと、
受信された前記メッセージに含まれる情報を、ネットワークの状態が平常状態であるか障害状態であるかに関わらず、前記現用パス及び前記予備パスの双方に転送するステップと
を実行させるためのプログラム。
(付記21) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記予備パスに含まれる各ノードの検出を可能とするために前記予備パスの始点に設置される中継装置に対し、
前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを前記予備パスに送信するステップと、
前記送信されたメッセージに対して他の中継装置から返信された他のメッセージを受信するステップと、
前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを送信する場合に自装置がメッセージ待ち状態であることを記憶し、前記他のメッセージを受信した際に前記メッセージ待ち状態であることが記憶されている場合には、当該他のメッセージを他の中継装置に転送しないことを決定するステップと
を実行させるためのプログラム。
(付記22) あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記予備パスに含まれる各ノードの検出を可能とするために前記予備パスの始点に設置される中継装置に対し、
前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを前記予備パスに送信するステップと、
前記送信されたメッセージに対して他の中継装置から返信された他のメッセージであって、前記他の中継装置の識別子及び、前記他の中継装置から本中継装置までの間の前記予備パス上に存在する各中継装置の識別子を含む他のメッセージを受信するステップと、
前記予備パスの終点ノードを判断するステップと、
受信された前記他のメッセージに含まれる各中継装置の識別子から、前記判断された終点ノードよりも本中継装置から反対側に存在する各中継装置の識別子を排除することにより、前記予備パスに含まれる各中継装置の識別子を検出するステップと
を実行させるためのプログラム。
2 データ受信部
3 データ中継部
4 データ送信部
5 メッセージ受信部
6 パス経路管理部
7 記憶部
8 メッセージ制御部
9 メッセージ送信部
10 転送制御部
11 予備パス抽出部
Claims (5)
- あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置であって、
前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信する受信手段と、
前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断するパス判断手段と、
前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、
前記受信手段により受信された前記メッセージに含まれる情報を、前記パス判断手段によって判断されたパスに転送する送信手段と
を含む中継装置。 - あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される中継装置であって、
前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信する受信手段と、
前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断し、当該使用されているパスと、前記受信手段が受信したメッセージが伝達されてきたパスとが一致する場合にのみ、一致したパスに対し当該メッセージに含まれる情報を転送す
ることを決定するパス判断手段と、
前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、
前記受信手段により受信された前記メッセージに含まれる情報を、前記パス判断手段によって判断されたパスに転送する送信手段と
を含む中継装置。 - あるノードから他のノードまでのパスが複数存在し、1以上のパスに対し各パスを一意に示すパス識別子が付与され、平常状態でデータ転送に使用される現用パスとこの現用パスに障害が生じた状態である障害状態でデータ転送に使用される予備パスとが確立されているネットワークにおいて、前記パス識別子によらずにあるノードから他のノードまでのデータ転送に使用されているパスに含まれる各ノードを検出するために前記ネットワーク内の分岐点に設置される第一の中継装置であって、
前記パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、
前記受信手段により受信された前記メッセージに含まれる情報を、ネットワークの状態が平常状態であるか障害状態であるかに関わらず、前記現用パス及び前記予備パスの双方に転送する送信手段とを含む第一の中継装置と、
前記ネットワーク内の分岐点に設置される第二の中継装置であって、前記メッセージを受信する受信手段と、
前記ネットワークにおいて、前記メッセージに付与されている前記パス識別子が示すパス又は当該パスに対応する他のパスのうち、現在データ転送に使用されているパスを判断し、当該使用されているパスと、前記受信手段が受信したメッセージが伝達されてきたパスとが一致する場合にのみ、一致したパスに対し当該メッセージに含まれる情報を転送することを決定するパス判断手段と、
前記受信手段によって受信されたメッセージに含まれる情報に対し、自装置を示す識別子を付与する識別子付与手段と、
前記受信手段により受信された前記メッセージに含まれる情報を、前記パス判断手段によって判断されたパスに転送する送信手段とを含む第二の中継装置と
を備える経路トレースシステム。 - 前記中継装置は、前記予備パスに含まれる各ノードの検出を可能とするために前記予備パスの始点に設置され、
前記送信手段は、前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを前記予備パスに送信し、
前記受信手段は、前記送信手段により送信されたメッセージに対して他の中継装置から返信された他のメッセージを受信し、
前記中継装置は、
前記送信手段が前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを送信する場合に自装置がメッセージ待ち状態であることを記憶し、前記受信手段が前記他のメッセージを受信した際に前記メッセージ待ち状態であることが記憶されている場合には、当該他のメッセージを他の中継装置に転送しないことを決定する決定手段
を更に含む請求項1に記載の中継装置。 - 前記中継装置は、前記予備パスに含まれる各ノードの検出を可能とするために前記予備パスの始点に設置され、
前記送信手段は、前記予備パスに含まれる各ノードの検出のために用いられるメッセージを前記予備パスに送信し、
前記受信手段は、前記送信手段により送信されたメッセージに対して他の中継装置から返信された他のメッセージであって、前記他の中継装置の識別子及び、前記他の中継装置から本中継装置までの間の前記予備パス上に存在する各中継装置の識別子を含む他のメッセージを受信し、
前記中継装置は、
前記予備パスの終点ノードを判断する判断手段と、
受信された前記他のメッセージに含まれる各中継装置の識別子から、前記判断手段によって判断された終点ノードよりも本中継装置から反対側に存在する各中継装置の識別子を排除することにより、前記予備パスに含まれる各中継装置の識別子を検出する検出手段とを更に含む請求項1に記載の中継装置。
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