JP4443242B2 - 回転センサ付軸受 - Google Patents

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Description

この発明は、針状ころ軸受等の転がり軸受に回転センサを装着してなる回転センサ付軸受に関する。
この種の回転センサ付軸受の従来例として、玉軸受に回転センサを装着したものが知られている(例えば、特許文献1)。この回転センサ付軸受は、回転側軌道輪である内輪に、芯金を介在部材としてパルサリングを装着し、固定側軌道輪である外輪に、ケースやケース固定リングを介在部材として前記パルサリングを検出するセンサを装着して構成される。
特開2002−40037号公報
しかし、上記構成の回転センサ付軸受では、各種の介在部材を介してパルサリングやセンサを回転側軌道輪や固定側軌道輪に装着するので、針状ころ軸受のような薄肉の転がり軸受ではパルサリングやセンサを装着するためのスペースを確保できず、応用が困難である。
この発明の目的は、針状ころ軸受等のような薄肉の転がり軸受にも応用可能な回転センサ付軸受を提供することである。
この発明の回転センサ付軸受は、固定側軌道輪および転動体からなる転がり軸受であって、前記固定側軌道輪の端部に、この転がり軸受を組み込む回転側部材に設けられた被検出部を検出して回転信号を得る検出器を設け、この検出器は、前記固定側軌道輪の端部に設けられてこの固定側軌道輪の一部がヨークとなる巻線型検出器であることを特徴とする。この回転センサ付軸受は針状ころ軸受であっても良い。つまり、前記転動体は針状ころであっても良い。
この構成によると、この軸受を組み込む回転側部材に設けられた被検出部を検出して回転信号を得るように検出器を設けたため、軌道輪に被検出部を設ける場合と異なり、軸受の径方向厚さが薄くてもその範囲内に検出器を設けることができる。この場合に、検出器は軌道輪の端部に設けるため、転動体が邪魔となることなく、回転側部材に設けられた被検出部を検出可能なように検出器を配置することができる。そのため、針状ころ軸受等のような薄肉の転がり軸受にも適用することができる。
この発明において、前記固定側軌道輪が外輪であり、前記回転センサ付軸受を組み込む軸の前記検出器と対向する位置に、1回転で少なくとも1周期以上のインダクタンス変化を生じる異形部または偏心部からなる被検出部を設けても良い。ここで言う異形部は、外径面が被検出面となるラジアル型では断面が非円形の部分であり、端面ないし段差面等の軸方向面が被検出面となるアキシアル型では、円周方向位置によって軸方向位置が変化する形状の部分を言う。この構成の場合、軸の外径と外輪の外径の範囲に回転センサを収めることができる。
前記巻線型検出器を用いると、高い検出精度を得ることができる。また、巻線型検出器であると、固定側軌道輪の一部をヨークとして利用することができる。
器は、前記固定側軌道輪の端部に設けられてこの固定側軌道輪の一部がヨークとなる巻線型検出器である。このように固定側軌道輪の一部を検出器のヨークに兼用させることで、コンパクト化が図り易く、限られたスペースに検出コイルを巻くことができる。
この発明における他の回転センサ付軸受は、固定側軌道輪および転動体からなる転がり軸受において、前記固定側軌道輪の端部に、この転がり軸受を組み込む回転側部材に設けられた被検出部を検出して回転信号を得る検出器を設け、この検出器が巻線型検出器であり、前記固定側軌道輪が外輪であり、前記検出器の構成部分となるヨークが形成されたケースを前記外輪の外径面に固定したことを特徴とする。
この構成の場合、外輪とは別にケースが必要であるが、軌道面の硬化処理等を行う外輪とは別にヨークを設けることができ、外輪の製造が容易である。上記ケースは外輪に嵌合させるため、組立が簡単に行える。また、外輪とは別に設けたケースにヨークを設けるため、検出コイルの巻線スペースを広く確保できる。
この発明において、回転センサ付軸受が信号処理回路基板を有するものとしても良い。この構成の場合、回転センサの検出信号を、軸受外に取り出す前に信号処理して出力できるので、検出器の近傍で処理できて、配線系における信号の劣化の問題がなく、また信号の処理回路を軸受とは別に設けることが不要で、この回転センサ付軸受の適用が簡単に行える。
前記信号処理回路基板は、ワイヤレスで検出器の検出信号の送信と検出器への給電とのいずれか一方または両方を行う回路およびアンテナを有するものとしても良い。
この場合には、検出信号の取り出し、または給電に引出し線が要らず、引出し線の配線処理などの作業を省略でき、組立が簡単になる。
この発明において、前記検出器が、それぞれヨークとなる円周方向に並んだ歯を有する巻線型検出器である場合に、この検出器の前記歯を利用して固定される信号処理回路基板またはカバーを設けても良い。
この構成の場合、ヨークとなる歯の間を利用して、信号処理回路基板やこの回路基板を覆うカバーを外輪に取付けることができ、信号処理回路基板やカバーの取付構造が簡素になる。
この発明におけるさらに他の回転センサ付軸受は、回転側軌道輪、固定側軌道輪、および転動体を有する転がり軸受であって、固定側軌道輪の端部に、巻線型検出器の歯を設け、この歯に巻線を施し、回転側軌道輪の端部における前記検出器と対向する位置に、1回転で少なくとも1周期以上のインダクタンス変化を生じる異形部または偏心部からなる被検出部を設けたものである。
この構成の場合、回転側軌道輪と固定側軌道輪との両方の軌道輪を有する軸受となり、また固定側軌道輪に被検出部が設けられることになるが、検出部が固定側軌道輪の端部に設けられた歯に巻かれた巻線型検出器であり、また被検出部が回転側軌道輪の端部に設けられた異形部または偏心部であるため、コンパクトな構成で検出部と被検出部を設けることができる。そのため、薄肉の転がり軸受に適用することができ、針状ころ軸受等にも簡易に適用可能となる。
これらの発明において、固定側軌道輪は、鋼板の塑性加工品からなるものであっても良い。上記鋼板は、例えば厚さ2mm以下のものであっても良い。シェル型の針状ころ軸受は固定側軌道輪となる外輪が鋼板の塑性加工品、つまりプレス加工品からなり、またその鋼板には厚さ2mm以下のものが一般に使用されるが、この発明は、このようなシェル型の針状ころ軸受にも適用することができる。その場合に、外輪等の固定側軌道輪の端部の一部をヨークとして巻線型検出器を設けることが容易に行える。
この発明の回転センサ付軸受において、前記検出器はラジアル型であっても、アキシアル型であっても良い。アキシアル型であって、外輪が固定側輪である場合、被検出部は例えば軸の段差面等で形成しても良い。
この発明の回転センサ付軸受は、固定側軌道輪および転動体からなる転がり軸受であって、前記固定側軌道輪の端部に、この転がり軸受を組み込む回転側部材に設けられた被検出部を検出して回転信号を得る検出器を設け、この検出器は、前記固定側軌道輪の端部に設けられてこの固定側軌道輪の一部がヨークとなる巻線型検出器であるため、被検出部で軸受にスペースが取られず、薄肉の転がり軸受、例えば針状ころ軸受等にも適用することができる
この発明の他の回転センサ付軸受は、固定側軌道輪および転動体からなる転がり軸受において、前記固定側軌道輪の端部に、この転がり軸受を組み込む回転側部材に設けられた被検出部を検出して回転信号を得る検出器を設け、この検出器が巻線型検出器であり、前記固定側軌道輪が外輪であり、前記検出器の構成部分となるヨークが形成されたケースを前記外輪の外径面に固定したものである。この構成の場合、外輪とは別にケースが必要であるが、軌道面の硬化処理等を行う外輪とは別にヨークを設けることができ、外輪の製造が容易である。上記ケースは外輪に嵌合させるため、組立が簡単に行える。また、外輪とは別に設けたケースにヨークを設けるため、検出コイルの巻線スペースを広く確保できる。
の発明のさらに他の回転センサ付軸受は、回転側軌道輪、固定側軌道輪、および転動体を有する転がり軸受であって、固定側軌道輪の端部に、巻線型検出器の歯を設け、この歯に巻線を施し、回転側軌道輪の端部における前記検出器と対向する位置に、1回転で少なくとも1周期以上のインダクタンス変化を生じる異形部または偏心部からなる被検出部を設けたため、薄肉の転がり軸受、例えば針状ころ軸受等にも適用することができる。
この発明の第1の実施形態を図面と共に説明する。図1(A)に示すように、この回転センサ付軸受は、固定側軌道輪である外輪2および複数の転動体3を備えた転がり軸受1において、回転センサ11を設けたものである。上記転がり軸受1は針状ころ軸受からなり、外輪2はシェル型とされている。転動体3は針状ころであり、保持器4の円周方向複数箇所に設けられた各ポケット4aに保持され、相互間の間隔が保持されている。保持器4は、転動体3を脱落不能に保持するものとされている。外輪2は強磁性体等の磁性体からなり、両側に鍔部5,6を有している。具体的には、外輪2は、鋼板の塑性加工品からなる。鋼板には厚さが2mm以下のものが用いられる。転動体3は、この転がり軸受1を組み込む回転側部材である軸10の外径面10aと外輪2の内径面2aを軌道面として、転動自在とされている。外輪2の両端の鍔部5,6とこれに対向する保持器4の両端部との間には、それぞれシール7,8が設けられている。シール7,8は、外輪2の内径面に装着され、そのシールリップが軸10の外径面に接する。
回転センサ11は、軸10に設けられた被検出部12と、この被検出部12を検出して回転信号を得る検出器13とで構成される。検出器13はラジアル型のものであって、巻線型検出器からなる。
図1(A)におけるI−I矢視断面図を図1(B)に示す。同図に示すように、外輪2の一端部の鍔部6には、円周方向に並んだ複数の歯14がヨークとして形成されている。この歯14と、この歯14に巻かれ励磁および検出を兼ねた検出コイル15とで検出器13が構成される。このように外輪2の鍔部6に歯14を形成してヨークに兼用しため、巻線型検出器13の検出コイル15を限られたスペースに容易に巻くことができる。また、巻線型検出器13とするため、検出精度の良いものとできる。なお、図1(A)の断面図は、図1(B)におけるII−II矢視断面図を表している。
被検出部12は、軸10の外周に設けられ、外輪2に設けられた検出器13と対向して位置している。被検出部12は、軸10の1回転を1周期としてインダクタンス変化する異形部または偏心部として構成される。この例では、被検出部12は、軸10の外径面の前記検出器13と対向する部分を、軸10の中心Oから若干偏心した位置O1を中心とする偏心部に加工したものとしている。これにより、軸10が回転すると、検出器13を構成するヨーク歯14と被検出部12のギャップ、つまりインダクタンスが変化し、たとえば検出コイルと抵抗(図示せず)とを直列に接続して交流電圧を加えれば、軸10の1回転につき検出コイル15に1周期分の正弦波状に変化した電圧を得る。なお、前記ギャップの変化は、軸10の1回転につき1周期以上(例えば複数周期)変化するものとしても良い。
検出器13が設けられる外輪2の端部の鍔部6には、検出器13が検出する検出信号の処理部や、検出器13に電力を供給する給電部を備えたパターン回路を有する信号処理回路基板16が設けられている。この信号処理回路基板16は、外輪鍔部6にそのヨークとなる歯14を利用して固定される。具体的には、隣り合うヨーク歯14の間のヨーク非形成部17(図1(B))に嵌まり込む爪状の取付部材18(図1(A))が信号処理回路基板16に設けられており、この取付部材18に設けられた溝状切欠部が外輪鍔部6におけるヨーク非形成部17となる部分に噛み合うことで、信号処理回路基板16が外輪鍔部6に固定されている。この信号処理回路基板16のパターン回路は引出し線19を介して外部の回路に接続されている。このように、回転センサ11が信号処理回路基板16を有するものとしているため、検出器13の近傍で信号処理が行えて、配線系における信号の劣化の問題がなく、また信号の処理回路を軸受とは別に設けることが不要で、この回転センサ付軸受の適用が簡単に行える。
この構成の回転センサ付軸受によると、軸10が回転すると、軸10に設けられた被検出部12とこれに径方向に対向する検出器13のヨーク歯14とのギャップが変化し、軸10の1回転につき1周期の正弦波状に変化した電圧が回転信号として検出器13の検出コイル15で検出される。その回転信号が信号処理回路基板16の回路で処理されて引出し線19から外部に取り出される。
このように、この回転センサ付軸受1によると、この軸受1を組み込む回転側部材である軸10に設けられた被検出部12を検出して回転信号を得るように検出器13を設けたため、軌道輪に被検出部を設ける場合と異なり、軸受1の径方向厚さが薄くてもその範囲内に検出器13を設けることができる。この場合に、検出器13は外輪3の端部に設けるため、転動体3が邪魔となることなく、軸10に設けられた被検出部12を検出可能なように検出器13を配置することができる。そのため、針状ころ軸受等のような薄肉の転がり軸受にも適用することができる。
検出器13は巻線型検出器であるため、検出精度の良いものとできる。また、外輪2の鍔部6に設けた歯14をヨークとするため、検出器13に専用のヨークを設けることが不要で、部品点数が少なく、コンパクトな構成とできる。
なお、この実施形態では、保持器4やシール7,8を有する転がり軸受1に適用した場合を示したが、これに限らず、例えば保持器のない総ころ軸受に適用しても良い。また、シール7,8は無くても良い。外輪2はヨーク歯14を一体形成するために磁性体とされるが、その磁性体はステンレス系の磁性体であっても良い。
また、回転側部材である軸10の外周に形成した被検出部12は、この実施形態では偏心部としたが、これに限らず、例えば多極のカム形状等の異形部であっても良い。
この実施形態では、信号処理回路基板16からの回転信号の取り出しや、信号処理回路基板16への電力の供給を引出し線19を介して行うようにしているが、これに代えて、ワイヤレスで信号送信または電力の供給を行うようにしても良い。その場合、例えば図2に示すように、信号処理回路基板16にワイヤレス送受のための送受信アンテナ回路20を設け、電磁波で回転信号の取り出しや電力の供給を行うようにする。
図2の送受信アンテナ回路20では、検出器13およびその信号処理回路からなるセンサ部30からの回転信号を、センサ信号送信部21のアンテナ23から、外部のセンサ信号受信機25におけるセンサ信号受信部26のアンテナ28で受信する。また、センサ信号受信機25における電力送信部27のアンテナ29から送信される電力信号を、電力受信部22のアンテナ24で受信するように構成されている。このように構成することにより、検出信号の取り出しや給電に引出し線19が要らず、引出し線19の配線処理などの作業を省略でき、組立が簡単になる。
なお、送受信アンテナ回路20は、センサ信号送信部21および電力受信部22のうちの、いずれか一方のみを有するものであっても良い。
図3はこの発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、図1の回転センサ付転がり軸受1において、外輪2に設ける検出器13をアキシアル型としたものである。これに対応して、軸10の被検出部12Aは、軸外径面に全周にわたって設けた段差部10bの端面10baを、その軸方向位置が軸10の1回転で1周期となる変化をする異形部に形成している。なお、同図において、2点鎖線で示す部分は、段差部10bの端面10baに軸方向変化が無い場合の位置を示す。
アキシアル型の検出器13は、図1の実施形態におけるヨーク歯14の先端を、被検出部12Aを構成する前記段差部10bの端面10baに対向するように軸方向に向けて曲げ加工して構成される。その他の構成は図1の実施形態の場合と同様である。
この実施形態の場合も、軸10が1回転する間に、被検出部12Aである軸段差部10bの端面10baとヨーク歯14とのギャップが1周期の変化をするので、軸10の回転を検出器13で検出することができる。
なお、この実施形態では、被検出部12Aを構成する段差部10bを軸10の外径面に直接に形成したが、別部材を軸10の外径面に設けて段差部を構成しても良い。
図4は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、図1の回転センサ付転がり軸受1において、信号処理回路基板16を一体に有するカバー31を、外輪鍔部6に固定したものである。カバー31の固定は、カバー31に設けられた爪状の取付部材32を、外輪鍔部6のヨーク非形成部17に係合させて行われる。
このように、信号処理回路基板16をカバー31で覆うことにより、信号処理回路基板16に設けられたパターン回路の損傷をより確実に防止できる。その他の構成は、図1の実施形態の場合と同様である。
図5は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、図1の実施形態において、転がり軸受を、固定側軌道輪である外輪2、および転動体3の他に、回転側軌道輪である内輪9を有する転がり軸受1Aとしたものである。内輪9の外径面9aは転動体である転動体3の軌道面となる。
また、被検出部12Bは、検出器13が対向する内輪9の一端部の外径面に設けられている。この被検出部12Bは、内輪9の端部外径面に形成した薄肉部9bに圧入嵌合されるロータ33からなる。このロータ33は環状の磁性体からなり、その厚みが1周にわたって変化し、内径の中心に対して外径の中心が偏心した偏心部に形成されている。これにより、内輪9の薄肉部9bに圧入嵌合させたロータ33の外径の中心O1は、内輪9の中心Oから偏心した位置となり、ロータ33の外径面と検出器13とのギャップつまりインダクタンスが、内輪9の1回転につき1周期の変化をすることになる。その他の構成は図1の実施形態の場合と同様である。
図6は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態の回転センサ付転がり軸受は、図5の実施形態において、ラジアル型検出器13に対向する内輪9の一端部外径面に形成する薄肉部9bを、その薄肉度が内輪9の1回転につき1周期となるように変化させた異形部とすることで、この薄肉部9bを被検出部12Cとしたものである。この薄肉部9bの外径の中心O1は、内輪9の中心Oから偏心した位置となり、薄肉部9bの外径面と検出器13とのギャップつまりインダクタンスが、内輪9の1回転につき1周期の変化をすることになる。その他の構成は図5の実施形態の場合と同様である。
図7は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態の回転センサ付転がり軸受は、図6の実施形態において、内輪9の薄肉部9bからなる被検出部12Cに対向するラジアル型検出器13Aを、外輪2の外径面に圧入嵌合させた円筒状のケース34の一端部に設けたものである。ケース34は磁性体からなる。この検出器13Aは、ケース34の一端部に設けられた鍔部35に円周方向に並んだヨークである複数の歯36と、この歯36に巻かれ励磁および検出を兼ねた検出コイル37とで構成されている。したがって、外輪2の鍔部6にはヨークは形成されない。その他の構成は図6の実施形態の場合と同様である。
この実施形態の場合、検出器13Aのヨーク36が形成されたケース34を、外輪2とは別体に設けているため、外輪2の加工が簡単に行え、また検出コイル37の巻線スペースを広く確保し易い。ケース34は外輪2の外径面に圧入嵌合させる構造であるため、組立が簡単に行える。
(A)はこの発明の第1の実施形態に係る回転センサ付軸受の縦断面図、(B)はその横断面図である。 同回転センサ付軸受に設ける送受信アンテナ回路と外部のセンサ信号受信機とを示すブロック図である。 この発明の他の実施形態に係る回転センサ付軸受の縦断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る回転センサ付軸受の縦断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る回転センサ付軸受の縦断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る回転センサ付軸受の縦断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る回転センサ付軸受の縦断面図である。
符号の説明
1,1A…転がり軸受
2…外輪(固定側軌道輪)
3…転動体
4…保持器
9…内輪(回転側軌道輪)
10…軸(回転側部材)
11…回転センサ 12A,12B,12C…被検出部
13,13A…検出器
14…歯(ヨーク)
15…検出コイル
16…信号処理回路基板
20…送受信アンテナ回路
21…センサ信号送信部
22…電力受信部
23,24…アンテナ
31…カバー
34…ケース
36…歯(ヨーク)
37…検出コイル

Claims (11)

  1. 固定側軌道輪および転動体からなる転がり軸受において、前記固定側軌道輪の端部に、この転がり軸受を組み込む回転側部材に設けられた被検出部を検出して回転信号を得る検出器を設け、この検出器は、前記固定側軌道輪の端部に設けられてこの固定側軌道輪の一部がヨークとなる巻線型検出器であることを特徴とする回転センサ付軸受。
  2. 請求項1において、前記転動体が針状ころである回転センサ付軸受。
  3. 請求項1または請求項2において、前記固定側軌道輪が外輪であり、回転センサ付軸受を組み込む軸の前記検出器と対向する位置に、1回転で少なくとも1周期以上のインダクタンス変化を生じる異形部または偏心部からなる被検出部を設けた回転センサ付軸受。
  4. 固定側軌道輪および転動体からなる転がり軸受において、前記固定側軌道輪の端部に、この転がり軸受を組み込む回転側部材に設けられた被検出部を検出して回転信号を得る検出器を設け、この検出器が巻線型検出器であり、前記固定側軌道輪が外輪であり、前記検出器の構成部分となるヨークが形成されたケースを前記外輪の外径面に固定した回転センサ付軸受。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、信号処理回路基板を設けた回転センサ付軸受。
  6. 請求項において、前記信号処理回路基板に、ワイヤレスで検出器の検出信号の送信と検出器への給電とのいずれか一方または両方を行う回路およびアンテナを設けた回転センサ付軸受。
  7. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、前記検出器が、それぞれヨークとなる円周方向に並んだ歯を有する巻線型検出器であり、この検出器の前記歯を利用して固定される信号処理回路基板またはカバーを設けた回転センサ付軸受。
  8. 回転側軌道輪、固定側軌道輪、および転動体を有する転がり軸受において、固定側軌道輪の端部に、巻線型検出器の歯を設け、この歯に巻線を施し、回転側軌道輪の端部における前記検出器と対向する位置に、1回転で少なくとも1周期以上のインダクタンス変化を生じる異形部または偏心部からなる被検出部を設けた回転センサ付軸受。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、固定側軌道輪が、厚さ2mm以下の鋼板の塑性加工品からなる回転センサ付軸受。
  10. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、検出器がラジアル型である回転センサ付軸受。
  11. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、検出器がアキシアル型である回転センサ付軸受。
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