JP4441557B2 - ガス吸着処理システムの破過検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス吸着処理システムの破過検知装置に関し、詳しくは吸着材の破過を自動的に検知して、吸着材の交換時期を適切に行うための技術に関するものである。
一般に、下水処理施設では集積した下水を濃縮処理して各種有機物を含有する汚泥を得て、これを微生物の作用により嫌気性消化する。この過程で得られたメタンを主とする可燃性の消化ガス(バイオガス)を、ガスエンジンや貫流式蒸気ボイラー等の燃料に供して電力や蒸気を得る方式が地球環境問題への対応の手段の一つとして主流となりつつある。
上記消化ガス中には有害物質が含有されており、これを除去するために、従来、活性炭を用いて吸着除去処理するガス吸着処理システムが知られている。この活性炭の処理量は決まっており、処理量を越えると活性炭の吸着作用が著しく低下する破過状態となる。そこで従来は、吸着塔からの被吸着物質(有害物質)の出口濃度に関係なく、一定の期間が経過したときに活性炭を交換していた。この方法では、消化ガス中の被吸着物質の濃度及び単位時間当たりのガス流量が時間的に変動する場合、交換時期が適切でなくなる。つまり、吸着剤は吸着処理によって吸着力を徐々に失っていくという性質があり、その概念をグラフで示したものが図7である。図7は横軸が運転時間で、縦軸が出口濃度である。消化ガス中の被吸着物質(有害物質)の濃度及びガス流量が低下している場合(例えば図7のイ点)では交換時期が早すぎて、無駄に活性炭を廃棄してしまうという問題があり、一方、消化ガス中の被吸着物質の濃度及びガス流量がそれぞれ上昇している場合(例えば図7のロ点及びハ点)では交換時期が遅すぎて破過を招き、被吸着物質が放出されるという問題がある。
そこで、他の従来例として、吸着塔の出口ガスを定期的にサンプリングして被吸着物質の濃度分析を行ない、所定の出口濃度になるタイミングを決定する方法も知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平6−50855号公報
ところが上記方法では、定期的なサンプリング及び分析が必要となり、人手による作業となるため、費用がかかるという問題があった。
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、吸着材の破過を自動的に検知して吸着材の交換時期を適切なものとすることができ、無駄に吸着材を廃棄してしまうことがなく、また吸着材の破過も発生しないため被吸着物質(有害物質)が放出されるのを極力防止でき、さらに出口ガスの定期的なサンプリングや分析を行なわなくてもよく、費用を節約でき、吸着検知材の交換が可能となり、高価な破過検知装置が要らず、低コストで被吸着物質の検知が可能となり、また、他の目的とするところは、吸着検知材の重量増加に伴う吸着検知材の位置の変化を天秤によって高精度で検出でき、破過検知装置の構成が極めて簡単になるガス吸着処理システムの破過検知装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の請求項1のガス吸着処理システムの破過検知装置は、被吸着物質を含有したガスを吸着材2を充填した吸着塔1により処理し、上記吸着材2により被吸着物質を吸着除去するガス吸着処理システムにおいて、吸着材2の出口側ガス空間3中に配置される吸着検知材4と、上記吸着検知材4の重量増加を吸着検知材4の位置の変化に変換する機構6によって上記吸着検知材4の重量増加が所定値以上になったことを検知することにより、吸着塔1からの被吸着物質の出口濃度が所定のレベルに達したことを自動的に検知して、吸着材2の交換時期を決定する手段とを具備することを特徴とする。
このような請求項1の装置によって、吸着塔1からの被吸着物質の出口濃度が所定のレベル以上になったら破過検知装置5が吸着材2の破過を知らせるので、吸着材2の適切な交換時期を自動的に検知でき、結果、無駄に吸着材2を廃棄してしまうことがなく、また吸着材2の破過も発生しないため被吸着物質(有害物質)が放出されるのを極力防止できる。さらに、出口ガスの定期的なサンプリングや分析を行なわずに、交換時期を正確に且つ低コストで検知可能となる。そして、高価な破過検知装置が要らず、低コストで被吸着物質の検知が可能となる。
また本発明の請求項2のガス吸着処理システムの破過検知装置は、請求項1において、上記吸着検知材4の重量増加を吸着検知材4の位置の変化に変換する機構6が天秤6aからなり、上記天秤6aは、さお7の一端に重り8を保持し、さお7の他端に吸着検知材4を保持し、吸着検知材4の重量増加量に応じてさお7の他端の位置が低くなるように構成されていることを特徴とする。この場合、天秤6aを用いて「吸着検知材4の重量増加」を「吸着検知材4の位置の変化」に簡易に変換できるようになる。
また本発明の請求項3のガス吸着処理システムの破過検知装置は、請求項1又は請求項2において、上記吸着検知材4の位置の変化を、発光部10aと受光部10bとを備えた光センサー10で検出することを特徴とする。この場合、吸着検知材4の位置の変化を非接触で且つ高精度で検出可能となる。
また本発明の請求項4のガス吸着処理システムの破過検知装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、上記吸着検知材4と吸着材2の交換時期を決定する手段とを吸着塔1に設けたことを特徴とする。この場合、吸着塔1内の吸着材2の交換と同時に吸着検知材4の交換ができると共に、破過検知装置5が吸着塔1に内蔵可能となり、ガス吸着処理システムの部品数を削減できる。
また本発明の請求項5のガス吸着処理システムの破過検知装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、上記被吸着物質は有機ポリシロキサンであることを特徴とする。
本発明の請求項1の発明は、吸着塔からの被吸着物質の出口濃度が所定のレベル以上になったら破過検知装置が吸着材の破過を知らせるので、吸着材の適切な交換時期を自動的に検知でき、結果、無駄に吸着材を廃棄してしまうことがなく、また吸着材の破過も発生しないため被吸着物質(有害物質)が放出されるのを極力防止できるという効果がある。さらに、出口ガスの定期的なサンプリングや分析を行なわずに、交換時期を正確に知ることができるため、費用を節約できて経済的であるという効果があり、また、高価な破過検知装置が要らず、低コストで被吸着物質の検知が可能となるという効果がある。
また本発明の請求項2の発明は、請求項1に記載の効果に加えて、天秤を用いて「吸着検知材の重量増加」を「吸着検知材の位置の変化」に簡易に変換できると共に、破過検知装置の構成が極めて簡単になるという効果がある。
また本発明の請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の効果に加えて、吸着検知材の位置の変化を非接触で且つ高精度で検出可能となるという効果がある。
また本発明の請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の効果に加えて、吸着塔内の吸着材の交換と同時に吸着検知材の交換が可能となると共に、吸着塔に破過検知装置が内蔵可能となり、ガス吸着処理システムの部品数を削減でき、システムをシンプル化することができるという効果がある。
また本発明の請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の効果に加えて、上記被吸着物質は有機ポリシロキサンであるので、例えば下水道処理施設で集積した各種有機物を含有する汚泥を微生物の作用により嫌気性消化する過程で得られたメタンを主とする可燃性のガスの吸着処理に最適に実施可能となるという効果がある。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1は破過検知装置5を備えたガス吸着処理システムの一例を示し、図2は破過検知装置5の内部構造を示している。本例のガス吸着処理システムは、被吸着物質を含有した消化ガスを吸着塔1により処理する。消化ガスは、例えばメタン65%、CO35%のバイオガスであり、この消化ガスに含有される被吸着物質は、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン等の有機ポリシロキサンである。この種の被吸着物質はガスエンジン、蒸気ボイラーに対して有害物質であり、上記吸着塔1に充填した吸着材2を用いて該被吸着物質を吸着除去するのである。
ここで、吸着塔1は、図1に示すように、上端から吸着材2が投入される上部円筒部1Aと、下端から吸着材2が取り出される下部円錐部1Bとが一体で構成されている。上部円筒部1Aの内径は例えば0.34mであり、吸着塔1外面全体に保温材が施工されている。消化ガスは入口側経路13から吸着塔1の下部円錐部1Bの側壁のガス入口14に導入され、ガス中の被吸着物質が吸着材2に吸着除去される。吸着材2は、例えば粒径6メッシュ〜12メッシュの粒状椰子殻活性炭2aであって、充填密度は0.42g/cc、吸着塔1の円筒部充填高さ1.0m、オクタメチルシクロテトラシロキサンの濃度0.1mg/mレベルでの平衡吸着量が約5%のものが使用される。吸着塔1の活性炭2aの充填量は例えば48kg(吸着塔1の下部円錐部1Bに充填された活性炭を含む)、その充填容積は例えば114リットルとされる。被吸着物質が除去された後のガスは、吸着塔1の上部の出口15から出口側経路16へ排出されるようになっている。
上記吸着塔1の上流側において、入口側経路13と出口側経路16とがバイパスライン17を介してバイパス接続されている。バイパスライン17は活性炭2aの交換作業時に消化ガスを吸着容器12にバイパスさせるための配管であり、吸着塔1の活性炭2aの交換作業中は、弁V,Vを閉じ、バイパス弁V,Vを開くことで、バイパスライン17に設けた小型の吸着容器12内の活性炭にてガス処理を行なうものである。なお吸着容器12内の活性炭の充填容積は例えば10リットルである。
上記出口側経路16のバイパス点P(図1)よりも下流には、フィルター18と差圧計19とが設けられている。フィルター18は、吸着塔1中の粉化した活性炭2aの一部が下流に流れないようにするためのもので、差圧計19はフィルター18の交換時期を判断するためのものである。
破過検知装置5は、フィルター18及び差圧計19よりも下流に配置された検知容器11を備えている。検知容器11の内部空間は吸着塔1の活性炭2aの出口側ガス空間3と連通しており、吸着塔1からの消化ガスが検知容器11のガス入口20から出口側ガス空間3内を経てガス出口21へ排出されるようになっている。検知容器11のガス入口20とガス出口21とは、バイパスライン22でバイパスされている。このバイパスライン22は吸着検知材4の交換作業時に弁V,Vを閉じ、バイパス弁Vを開いて消化ガスをバイパスさせるための配管である。
上記検知容器11中には少量の吸着検知材4が配置されている。この吸着検知材4は、吸着塔1中の活性炭2aと同じものでも、異なるものでもよい。ただし、吸着検知材4は、活性炭2aより低濃度の被吸着物質を良く吸着できるものを選択することが好ましい。さらに検知容器11には、吸着検知材4の重量増加が所定値以上になったことを検知することにより、吸着塔1からの被吸着物質の出口濃度が所定のレベルに達したことを自動的に検知して、吸着塔1中の活性炭2aの交換時期を決定するための天秤6a、光センサー10等が設けられている。
上記天秤6aは「吸着検知材4の重量増加」を「吸着検知材4の位置の変化」に変換する機構6を構成している。ここでは天秤6aは、図2に示すように、検知容器11の上蓋26下面に支持棒23の上端を支持し、支持棒23の下端にベアリング24を介して天秤6aのさお7の中心が水平軸25回りに回動可能に支持されている。さお7の一端には重り8が保持され、さお7の他端には吸着検知材4が保持され、さお7の他端の位置は図2の矢印ハで示す上下方向に移動可能とされていると共に、吸着検知材4の重量増加量に応じてさお7の他端の位置が下降するように構成されている。また本例では、さお7の中心から一端までの長さと他端までの長さの比率を1:1としている。また、最初は重り8の方が下がるように例えば15.5gのものを使用し、一方、吸着検知材4として10gの金網9に5gの活性炭からなる吸着検知材4を保持したものを使用し、これにより初期は図2に示すように傾斜した状態となり、この状態で被吸着物質が金網9全面から吸着検知材4に吸着されるようになっている。
ここで、吸着検知材4と金網9の重量の合計と、重り8の差は、吸着材2の交換のタイミング時の被吸着物質の設計破過濃度に対する平衡吸着量から決まる重量増加より小さくすることが望ましい。その理由は、該重量増加までに時間遅れがあるからである。また、ベアリング24の抵抗を小さくし、0.1gの感度でバランスが逆転できるようにするのが望ましい。
さらに、検知容器11の上蓋下面には光センサー10が取り付けられる。光センサー10は、吸着検知材4の両側に配置される発光部10aと受光部10bとからなり、吸着検知材4が重量増加して吸着検知材4が上昇位置から下降したときに受光部10bが受光し、その信号が光ファイバー29を介して光電変換デバイス及びリレー等の制御部30に送られ、ランプ31を点灯させる。つまり天秤6aによって「吸着検知材4の重量増加」が「吸着検知材4の位置の変化」に変換され、ランプ31で報知することで、「吸着検知材4の重量増加」が非接触で且つ高精度で検知され、適切な交換時期を自動的に知ることができるものである。なお「吸着検知材4の位置の変化」を検出するセンサーとして、光センサー10に限られるものではなく、例えばリードスイッチのような磁気センサーであってもよい。また、ランプ31に代えて警報を出す警報器であってもよい。また図1に示す各弁V〜Vの開閉は手動でも自動でもどちらでもよい。
上記構成によれば、吸着塔1からの被吸着物質の出口濃度が所定のレベル以上になると、吸着検知材4が下降してランプ31が点灯するので、吸着塔1中の活性炭2aの適切な交換時期を自動的に検知でき、結果、従来のように破過状態前の活性炭2aを無駄に廃棄してしまうことがなく、また活性炭2aの破過を自動検出することで被吸着物質が放出されるのを極力防止できる。さらに、出口ガスの定期的なサンプリングや分析を行なわずに、交換時期を正確に知ることができるため、費用を節約できて経済的である。また本例では、天秤6aを用いて「吸着検知材4の重量増加」を「吸着検知材4の位置の変化」に簡易に変換できると共に、破過検知装置5の構成が極めて簡単になるという利点もある。
前記図1、図2の実施形態では、破過検知装置5を吸着塔1に外付けする場合を例示したが、本発明の他の実施形態として、図3、図4に示すように、破過検知装置5を吸着塔1に内蔵することも可能である。ここでは吸着検知材4を支持する天秤6aを、吸着塔1の活性炭投入用の蓋体40下面に懸架して設置している。なお図4に示す天秤6aの構造は図2の場合と同様であり、対応する箇所には同一符号を付して詳しい説明は省略する。本例によれば、吸着塔1の活性炭2aの交換と同時に吸着検知材4の交換が容易にできるようになり、そのうえ吸着塔1に破過検知装置5を内蔵することで、ガス吸着処理システムの部品数を削減でき、システムをシンプルにすることができるという利点もある。
図5は、本発明の更に他の実施形態であり、破過検知装置5を備えたガス吸着処理システムにおいて、吸着塔1内の活性炭2aの再生を行なう再生部50と、再生した活性炭2aを回収する回収部51とを付設した場合の一例を示している。他の構成は図3と同様であり、対応する箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお、本例では、図3の場合と同様に破過検知装置5は吸着塔1に内蔵されているが、もちろんこれに限られず、図1のように破過検知装置5を吸着塔1に外付けしてもよい。本例において、再生部50は、水蒸気を用いて吸着塔1中の活性炭2aの再生を行なうものであり、ここでは、ゲージ圧力0.78MPaGの水蒸気を0.01MPaG程度に減圧し、ゲージ圧力0.1MPaGの水蒸気とを熱交換部52にて熱交換して約180℃の過熱蒸気とし、これを吸着塔1の上部円筒部1Aの上部に送り込むようにしている。このとき水蒸気を過熱蒸気とすることで、活性炭2aの濡れによる再生直後の吸着性能の低下を防止できるようになる。一方、回収部51は、冷却水32℃を用いて非水溶性の被吸着物質を排水から分離して液化回収するものである。なお図5中のV12は再生後の吸着材冷却エアの供給弁、V13は回収部51を開閉する弁、V14は液化回収用弁である。このように水蒸気を用いて活性炭2aの再生を行なうことで、通常の冷却水を用いた回収部51で回収可能となり、このため大気に被吸着物質(有害物質)を放散しなくてもよく、環境に好ましいものとなる。もちろん、再生は水蒸気を用いる方法には限定されず、例えば電気ヒーターを使用してもよいものである。なお図5に示す弁V〜V14の開閉は手動でも自動でもどちらでもよい。
ところで、図5の例において、活性炭2aの吸着能力は、再生により完全に初期能力までは回復しないが、次回の再生までの時間が短くなっても、その交換時期を確実に検知できるようになるため、破過した状態で使用する危険性がなく、この結果、安全に繰り返して活性炭2aを使用することが可能となる。また、従来は、破過した活性炭2aを工場に持ち帰り、焼却処理を行なっているため、無駄な焼却エネルギーを消費してしまうという問題があるが、本例では使用後の破過に至った活性炭2aを廃棄してしまわずに再生するため、かかる問題は生じない。
図6は本発明の更に他の実施の形態であり、破過検知装置5を備えたガス吸着処理システムにおいて、吸着塔1の吸着材2を充填した部分の上端と下端との間の中間部からガスを取り出して破過検知するようになっている。他の構成は図1と同様であり、対応する箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。吸着塔1の吸着材2を充填した部分の中間部からガスを取り出す配管として取り出し経路35の一端側は吸着塔1内に導入してあり、取り出し経路35の他端は出口側経路16に弁Vとフィルター18との間の位置で連通させてある。そしてこの取り出し経路35の途中には図2と同じ構造の破過検知装置5を配置してあり、破過検知装置5のガス入口20とガス出口21とが取り出し経路35に連通させてある。吸着塔1から取り出し経路35にてガスを取り出す位置は吸着塔1の吸着材2の充填高さを100%とする、下端よりその70%〜95%であることが望ましい。また取り出し経路35から取り出すガス量はガス量全体の10%以下であることが望ましい。
上記構成によれば、吸着塔1の吸着材2を充填した部分の上端と下端との間の中間部からガスを取り出して破過検知装置5の吸着検知材4の重量増加により吸着塔1からの被吸着物質の出口濃度が所定のレベル以上なったことを検知することができる。本実施形態の場合、吸着塔1の出口より上流のガスを取り出すため、より高濃度の被吸着物質を含むガス中に吸着検知材4を配置でき、そのため出口側のガス中に吸着検知材4を配置する場合より、重量増加の設定値をより大きくすることができ、検知の信頼性が高まる。また同じ重量増加の設定でより低濃度の破過濃度での交換時期を設定することができる。つまり、重量増加の設定値が小さ過ぎると、ガスの流れによる動圧、浮力等が原因で検知システムの誤動作を発生する可能性が高まる(例えば、天秤6aの場合、吸着検知材4への浮力、揺れによる誤差により十分に重量増加の設定値を大きくする必要がある)が、上記のように重量増加の設定値を大きくできると、ガスの流れによる動圧、浮力等が原因で誤動作するおそれがなくなる。また検知したい被吸着物質以外に不純物が含まれている場合、その不純物の吸着により誤動作を引き起こすそれがあるが、上記のように重量増加の設定値を大きくすると、不純物の吸着により誤動作を引き起こすことがなくなる。また上記のように重量増加の設定値を大きくすると、ベアリング24の抵抗が少々大きくても、或いは少々大きくなっても、誤動作を起こさない(検知の遅れが生じない)。なお、吸着検知材4の交換作業時には弁Vx及びVyを閉じる。
なお、前記各実施形態では、小型の吸着容器12をバイパスライン17に設けて、活性炭2aの交換中に吸着容器12にてガス処理を行なう方式を例示したが、これに代えて、2つの吸着塔1,1を設置し、一方の吸着塔1の交換作業中に他方の吸着塔1を運転し、また他方の吸着塔1の交換作業中には一方の吸着塔1を運転する切り替え方式を採用してもよいものである。
以下、本発明を実施例によって詳述する。
(実施例1)
「消化ガス」として、メタン65%、CO35%のバイオガス(例えば、生活下水、或いは、食品工場排水等の中に含まれる固形残査物である汚泥を嫌気性菌により嫌気性発酵させて得られるシロキサン化合物を含有する消化ガス)を用いた。処理後の消化ガスは、貫流式蒸気ボイラー及びガスエンジン発電機の燃料とした。
消化ガスに含有される「被吸着物質」は、オクタメチルシクロテトラシロキサン(沸点175℃、シリコンオイルの一種、ガス中の濃度は5mg/m、単位時間当たりのガス流量は44m/h、30℃、年間を通じて相対湿度は40%以下)とした。
被吸着物質を吸着除去する「吸着材2」は、粒径6メッシュ〜12メッシュの粒状椰子殻活性炭2aであって、充填密度は0.42g/cc、吸着塔1の円筒部充填高さ1.0m、オクタメチルシクロテトラシロキサンの濃度5mg/m及び0.1mg/mレベルでの平衡吸着量はそれぞれ約30%及び約5%のものを使用する。なお、活性炭2aの水分吸着率は、事前の基礎実験で相対湿度40%以下、且つ使用した被吸着物質の共存条件下では水分の吸着率は1%程度であることを事前に確認した。
また、「吸着検知材4」として、吸着塔1内の活性炭2aと同様のものを使用した。ガス中の水分は量が多いため、活性炭は数時間で平衡値の1%の吸着率になる。
先ず、図1又は図3において、弁V,V,V,Vを開いて、吸着処理を実施すると共に天秤6aを用いて消化ガス中の被吸着物質の吸着除去を行なった。すると、370日後に破過検知装置5のランプ31が点灯した。このことにより、天秤6aにぶら下げた活性炭2aの重量が約6%程度増加し、出口濃度が約0.1mg/mレベルに達したことがわかった。このとき破過検知装置5からの信号を基に弁V,Vを閉じて、吸着塔1の活性炭2aの交換を行なった。つまり、吸着塔1の下部の活性炭取り出部27から使用済みの活性炭2aを取り出し、吸着塔1の上部の活性炭投入部28から新たな活性炭2aを投入した。この交換中はバイパス弁V,Vを開き、バイパスライン17に消化ガスをバイパスさせて、ガス吸着処理を続行させた。交換後にはバイパスライン17を閉止し、先ず、弁V,Vを開いて消化ガスによる吸着塔1のパージを行ない、その後、弁Vを開いたままで弁Vのみを閉じ、弁Vを開いて吸着塔1による吸着処理工程に復帰させた。この結果、吸着材2の交換時期が適切なものとなった。
(実施例2)
図5に示す吸着塔1内の活性炭2aの再生を行なう再生部50と、再生した活性炭2aを回収する回収部51とを付設した構造において、天秤6aを用いて消化ガス中の被吸着物質の吸着除去を行なったところ、例えば363日後に破過検知装置5のランプ31が点灯した。このことにより、天秤6aにぶら下げた活性炭2aの重量が約5%増加し、出口濃度が約0.1mg/mレベルに達したことがわかった。ランプ31点灯後に、再生工程を行なうための弁開閉を行なった。先ず図5に示す弁V,Vを閉じ、バイパス弁V,Vを開いて消化ガスをバイパスライン17に通してガス吸着処理を続行させると共に、この状態で再生工程に入った。
再生工程では、弁V,V10,V11を開いて、0.01MPaG程度に減圧した水蒸気と、ゲージ圧力0.1MPaG程度の水蒸気とを熱交換部52で熱交換して、約180℃の過熱蒸気を吸着塔1の上部に送り込んだ。そして、活性炭2a全体の温度が10分以上150℃以上になっていることを、吸着塔1の入口付近に設置した熱電対71で確認し、弁V,V10,V11を閉じて再生を終了した。再生時間は約1時間であった。
再生後に、弁V,V12を開いて冷却用空気(外気)による吸着塔1内の冷却処理を行なった。このとき吸着塔1の出口付近に設置した熱電対70により、冷却後の活性炭2a温度がほぼ50℃以下になっていることを確認し、冷却を終了した。冷却時間は約1時間であった。その後、バイパスライン17を閉止し、先ず、弁V,Vを開いて消化ガスによる吸着塔1のパージを約1分程度行ない、パージ終了後に、弁Vを開いたままで弁Vのみを閉じ、弁Vを開いて吸着塔1による吸着処理工程に復帰させた。これにより、活性炭2aを再生して吸着性能の低下を防止できた。
(実施例3)
上記実施例2の条件で、約3年間実運転を実施した。その間、再生は破過検知装置5の働きにより2回目は334日後、更に3回目は310日後、更に4回目は280日後に実施した。活性炭2aは実用的には十分な再生を行なったが、完全な再生は不可能であった。仮りに初期の再生までの期間と同じ間隔で運転を実施していた場合、破過後の運転が合計165日(=363日×3回−334日−310日−280日)となり、被吸着物質が多量に破過し、下流側に設置していた貫流式蒸気ボイラーで燃焼した場合、被吸着物質の酸化物であるシリカ(SiO)が多量に伝熱管に固着し、伝熱抵抗の増大により大幅な性能低下を引き起こしていたと考えてよい。すなわち事前に本装置の1/10スケールの装置(再生部50はない場合)を使った基礎実験で0.1mg/mの濃度の破過後30日で出口濃度2mg/m程度、50日で4.5mg/m(ほぼ出口濃度と同じになっている)、80日では出口濃度は入口濃度と同じ5mg/mになっているというデータを得ていた。165日間の平均出口濃度を概略入口濃度の1/2の2.5mg/mとすると、同期間に436gの被吸着物質がボイラーに達することがわかった。これが被吸着物質が多量に破過していたとする根拠である。
(実施例4)
実施例1と同様に「消化ガス」として、メタン65%、CO35%のバイオガス(例えば、生活下水、或いは、食品工場排水等の中に含まれる固形残査物である汚泥を嫌気性菌により嫌気性発酵させて得られるシロキサン化合物を含有する消化ガス)を用いた。処理後の消化ガスは、貫流式蒸気ボイラー及びガスエンジン発電機の燃料とした。
消化ガスに含有される「被吸着物質」は、オクタメチルシクロテトラシロキサン(沸点175℃、シリコンオイルの一種、ガス中の濃度は5mg/m、単位時間当たりのガス流量は44m/h、30℃、年間を通じて相対湿度は40%以下)とした。
被吸着物質を吸着除去する「吸着材2」は、粒径6メッシュ〜12メッシュの粒状椰子殻活性炭2aであって、充填密度は0.42g/cc、吸着塔1の円筒部充填高さ1.0m、オクタメチルシクロテトラシロキサンの濃度5mg/m及び0.1mg/mレベルでの平衡吸着量はそれぞれ約30%及び約5%のものを使用する。なお、活性炭2aの水分吸着率は、事前の基礎実験で相対湿度40%以下、且つ使用した被吸着物質の共存条件下では水分の吸着率は1%程度であることを事前に確認した。
また、「吸着検知材4」として、吸着塔1内の活性炭2aと同様のものを使用した。ガス中の水分は量が多いため、活性炭は数時間で平衡値の1%の吸着率になる。
先ず、図6において、弁V,V,V,Vx,Vyを開いて、吸着処理を実施すると共に天秤6aを用いて消化ガス中の被吸着物質の吸着除去を行なった。このとき取り出し管路35にて活性炭2aの充填部分の上端より0.15mの位置(下端より0.85m)から2m/h、30℃のガス流量でガスを取り出した。すると、311日後に破過検知装置5のランプ31が点灯した。このことにより、天秤6aにぶら下げた活性炭2aの重量が約6%程度増加したことがわかった。このとき、出口濃度を測定すると、約0.05mg/m3程度であった。これにより低濃度の破過を検知するように設定できることがわかった。このとき破過検知装置5からの信号を基に弁V,Vを閉じて、吸着塔1の活性炭2aの交換を行なった。つまり、吸着塔1の下部の活性炭取り出部27から使用済みの活性炭2aを取り出し、吸着塔1の上部の活性炭投入部28から新たな活性炭2aを投入した。この交換中はバイパス弁V,Vを開き、バイパスライン17に消化ガスをバイパスさせて、ガス吸着処理を続行させた。交換後にはバイパスライン17を閉止し、先ず、弁V,Vを開いて消化ガスによる吸着塔1のパージを行ない、その後、弁Vを開いたままで弁Vのみを閉じ、弁Vを開いて吸着塔1による吸着処理工程に復帰させた。この結果、吸着材2の交換時期が適切なものとなった。
(実施例5)
重り8の重量を15.1gとして活性炭2aの重量増加が10%のときに破過検知装置5のランプ31が点灯するように設定した以外は実施例4と同じにして実験を行った。
結果、365日後にランプ31が点灯した。このときの出口濃度を測定すると、約0.1mg/m程度であった。つまり、活性炭2aの重量増加を十分に大きくしても出口濃度を測定すると、約0.1mg/m程度で活性炭交換時期を知ることができた。これにより、重量増加の設定値を大きくできてガスの流れによる動圧、浮力等が原因で誤動作するおそれがなくなり、不純物の吸着により誤動作を引き起こすことがなくなり、ベアリング24の抵抗が少々大きくても、或いは少々大きくなっても、誤動作を起こさないようになる。
本発明の一実施形態のガス吸着処理システムの破過検知装置の概略構成図である。 図1の破過検知装置の断面図である。 本発明の他の実施形態のガス吸着処理システムの破過検知装置の概略構成図である。 図3の吸着塔の内部構造の断面図である。 本発明の更に他の実施形態であり、破過検知装置を備えたガス吸着処理システムに、吸着塔内の活性炭の再生を行なう再生部と、再生した活性炭を回収する回収部とを付設した場合の一例を示す概略構成図である。 本発明の更に他の実施の形態であり、ガス吸着処理システムの破過検知装置の概略構成図である。 同上の活性炭の出口濃度と時間の関係を示すグラフである。
符号の説明
1 吸着塔
2 吸着材
3 出口側ガス空間
4 吸着検知材
5 破過検知装置
6 機構
6a 天秤
7 さお
8 重り
10 光センサー
10a 発光部
10b 受光部

Claims (5)

  1. 被吸着物質を含有したガスを吸着材を充填した吸着塔により処理し、上記吸着材により被吸着物質を吸着除去するガス吸着処理システムにおいて、吸着材の出口側ガス空間中に配置される吸着検知材と、上記吸着検知材の重量増加を吸着検知材の位置の変化に変換する機構によって上記吸着検知材の重量増加が所定値以上になったことを検知することにより、吸着塔からの被吸着物質の出口濃度が所定のレベルに達したことを自動的に検知して、吸着材の交換時期を決定する手段とを具備することを特徴とするガス吸着処理システムの破過検知装置。
  2. 上記吸着検知材の重量増加を吸着検知材の位置の変化に変換する機構が天秤からなり、上記天秤は、さおの一端に重りを保持し、さおの他端に吸着検知材を保持し、吸着検知材の重量増加量に応じてさおの他端の位置が低くなるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のガス吸着処理システムの破過検知装置。
  3. 上記吸着検知材の位置の変化を、発光部と受光部とを備えた光センサーで検出することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガス吸着処理システムの破過検知装置。
  4. 上記吸着検知材と吸着材の交換時期を決定する手段とを吸着塔に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のガス吸着処理システムの破過検知装置。
  5. 上記被吸着物質は有機ポリシロキサンであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のガス吸着処理システムの破過検知装置。
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