JP4436734B2 - 処理装置 - Google Patents

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この発明は、機能の変更が可能なリコンフィギュラブル回路を備えた処理装置に関する。
近年、ALU(Arithmetic Logic Unit)と呼ばれる基本演算機能を複数持つ多機能素子を用いたリコンフィギュラブルプロセッサの開発が進められている(例えば、特許文献1参照)。リコンフィギュラブルプロセッサでは、コマンドデータをALU回路に順次設定することで、全体として所期の演算処理回路を実現することができる。コマンドデータは、C言語などの高級プログラム言語で記述されたソースプログラムをコンパイル処理することでDFG(データフローグラフ)と呼ばれるデータフローを作成し、そのDFGをALU回路にマッピングするデータとして作成される。コマンドデータは、コマンドメモリに格納される。
特開2004−220377号公報
従来のリコンフィギュラブルプロセッサでは、ALU回路から出力されるデータを記憶するメモリのアドレスが、プログラムのコンパイル処理時にコマンドデータとして生成される。コンパイラは、何クロック目にどのDFGがALU回路にマッピングされ、そのDFGから出力されるデータがメモリの何番地に格納されるかを把握している。したがって、コンパイラは、その情報をもとに、メモリのアドレスを決定できる。
コマンドデータによりメモリの制御を行うために、コマンドメモリは、書込アドレス、読出アドレス、ライトイネーブル、リードイネーブルのメモリ制御データを有して構成される必要がある。メモリへのデータの書込または読出は、ALU回路における演算処理の実行中、つねに行われるものではなく、必要な場合に限ってメモリアクセスが発生する。しかしながら、コマンドデータによりメモリ制御を行うためには、コマンドメモリの全ての領域に、メモリ制御データを格納するための固定領域を確保しなければならない。そのため、メモリ制御を実行しない場合には、メモリに用意した固定領域は全く使用されないことになり、メモリ容量が不必要に大きくなるという問題がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたもので、その目的は、メモリ制御を効率的に実行する技術を提供することにある。
本発明は、機能の変更が可能な複数の論理回路を備えたリコンフィギュラブル回路と、リコンフィギュラブル回路に所期の回路を構成するための設定データを供給する設定部と、リコンフィギュラブル回路から出力されるデータを記憶する記憶部と、を有する処理装置において、記憶部のアドレス生成及び前記アドレス生成以外の論理回路での演算に用いる定数データを保持する定数データ保持部と、記憶部のアドレス生成に用いるデータのみを保持するアドレス用データ保持部とを備え、設定部は、定数データ保持部に保持された定数データのみで記憶部のアドレスを指定できる場合は、定数データ保持部に保持されたデータのみを用いて記憶部のアドレスを論理回路に生成させるための設定データをリコンフィギュラブル回路に供給し、定数データ保持部に保持された定数データのみで記憶部のアドレスが指定できない場合は、定数データ保持部に保持されたデータと、アドレス用データ保持部に保持されたデータとを用いて記憶部のアドレスを論理回路に生成させるための設定データをリコンフィギュラブル回路に供給し、リコンフィギュラブル回路は、記憶部に記憶させるためのデータを出力する際、該データを記憶部に書き込むためのアドレスとして前記生成したアドレスを出力することを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラムとして表現したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、リコンフィギュラブル回路を備えた処理装置において、メモリ制御を効率的に実行する技術を提供することができる。
図1は、実施例に係る処理装置10の構成図である。処理装置10は、リコンフィギュラブル回路12、制御部18、メモリ部27、コマンドメモリ61、定数テーブル70、アドレス用定数テーブル72、および経路部24、29を備える。制御部18はプログラムカウンタ62を有する。コマンドメモリ61は、プログラムカウンタ62のカウント値に基づいて記憶したデータを出力するように構成される。リコンフィギュラブル回路12は、設定を変更することにより、機能の変更を可能とする。処理装置10は集積回路として1チップで構成されてもよい。
コマンドメモリ61は、リコンフィギュラブル回路12に所期の回路を構成するための設定データを供給する設定部として機能する。経路部24は、フィードバックパスとして機能し、リコンフィギュラブル回路12の出力を、リコンフィギュラブル回路12の入力に接続する。メモリ部27に格納されたデータは、経路部29を介してリコンフィギュラブル回路12の入力に戻される。リコンフィギュラブル回路12は組合せ回路または順序回路等の論理回路として構成される。
メモリ部27は、リコンフィギュラブル回路12から出力されるデータ信号および/または外部から入力されるデータ信号を格納するための記憶領域を有する。メモリ部27はRAMとして構成され、メモリ部27にデータを書き込んで、そのデータを読み出すためには、少なくとも、それぞれの処理につき1クロック分の時間がかかる。本実施例において、リコンフィギュラブル回路12が、メモリ部27に供給するアドレスを生成する。
リコンフィギュラブル回路12は、機能の変更が可能な複数の論理回路を有して構成される。具体的にリコンフィギュラブル回路12は、複数の演算機能を選択的に実行可能な論理回路を複数段に配列させた構成を備え、さらに前段の論理回路列の出力と後段の論理回路列の入力との接続関係を設定可能な接続部を備える。各段に含まれる複数の論理回路は、論理回路の集合体を構成する。この接続部は、前段の論理回路列の出力すなわち内部状態を保持する状態保持回路の機能も備える。複数の論理回路は、マトリックス状に配置される。各論理回路の機能と、論理回路間の接続関係は、コマンドメモリ61により供給される設定データに基づいて設定される。設定データは、以下の手順で生成される。
リコンフィギュラブル回路12により実現されるべきプログラムが、記憶部(図示せず)に保持されている。プログラムは、回路における処理の動作を記述した動作記述を示し、信号処理回路または信号処理アルゴリズムなどをC言語などの高級言語で記述したものである。コンパイラが、プログラムをコンパイルし、データフローグラフ(DFG)に変換して記憶部に格納する。データフローグラフは、回路における演算間の実行順序の依存関係を表現し、入力変数および定数の演算の流れをグラフ構造で示したものである。一般に、データフローグラフは、上から下に向かって演算が進むように形成される。
データフローグラフは、設定データに変換される。設定データは、データフローグラフをリコンフィギュラブル回路12にマッピングするためのデータであり、リコンフィギュラブル回路12における論理回路の機能や論理回路間の接続関係、さらには論理回路に入力させる定数データなどを定める。設定データは、その実行順序にしたがってコマンドメモリ61に格納される。
プログラムカウンタ62が、コマンドメモリ61にプログラムカウンタ値を与え、コマンドメモリ61はそのカウンタ値に応じて、格納した設定データを、コマンドデータとしてリコンフィギュラブル回路12に設定する。なお、コマンドメモリ61は、キャッシュメモリや他の種類のメモリを有して、リコンフィギュラブル回路12に設定データを供給する設定データ供給部として構成されてもよい。
コマンドメモリ61は、設定データをリコンフィギュラブル回路12に設定し、リコンフィギュラブル回路12の回路を逐次再構成させる。リコンフィギュラブル回路12は、基本セルとして高性能の演算能力のあるALUを用いており、またリコンフィギュラブル回路12およびコマンドメモリ61を1チップ上に構成することから、コンフィグレーションを高速に、例えば1クロックで実現することができる。
図2は、リコンフィギュラブル回路12の構成を示す。リコンフィギュラブル回路12は、複数の演算機能を選択的に実行可能な論理回路50より構成される論理回路列を複数備える。具体的に、リコンフィギュラブル回路12は、論理回路列の多段配列と、各段に設けられた接続部52を備えて構成される。接続部52は、前段の論理回路の出力と後段の論理回路の入力の任意の接続関係あるいは予め定められた接続関係の組合せの中から選択された接続関係を設定することができる。また接続部52は、前段の論理回路の出力信号を保持することができる。リコンフィギュラブル回路12では、論理回路の多段配列構造により、上段から下段に向かって演算が進められる。
リコンフィギュラブル回路12は、論理回路50としてALU(Arithmetic Logic Unit)を有している。ALUは、複数種類の多ビット演算を選択的に実行可能な算術論理回路であって、論理和、論理積、ビットシフトなどの複数種類の多ビット演算を設定により選択的に実行できる。各ALUは、複数の演算機能を設定するためのセレクタを有して構成されている。図示の例では、ALUが、2つの入力端子と2つの出力端子を有して構成されているが、出力端子は1つであってもよい。
図示のように、リコンフィギュラブル回路12は、縦方向にX個、横方向にY個のALUが配置されたX段Y列のALUアレイとして構成される。第1段のALU11、ALU12、・・・、ALU1Yには、入力変数や定数が入力され、設定された所定の演算がなされる。演算結果の出力は、第1段の接続部52に設定された接続にしたがって、第2段のALU21、ALU22、・・・、ALU2Yに入力される。第1段の接続部52においては、第1段のALU列の出力と第2段のALU列の入力の間で任意の接続関係、あるいは予め定められた接続関係の組合せの中から選択された接続関係を実現できるように結線が構成されており、設定により所期の結線が有効となる。以下、最終段である第X段の接続部52まで同様の構成である。
回路のコンフィギュレーションは1クロックで行われる。具体的に、コマンドメモリ61が1クロックごとに設定データをリコンフィギュラブル回路12にマッピングする。各ALU列の出力は、後段の接続部52に保持される。
図3は、リコンフィギュラブル回路の構成の別の例を示す。図3に示すリコンフィギュラブル回路12aは、図2に示すリコンフィギュラブル回路12の機能をさらに拡張している。図3に示すリコンフィギュラブル回路12aにおいて、接続部52aは、図2の接続部52の機能に加えて、外部から入力される変数や定数を、所期のALUに供給する機能を有している。また、接続部52aは、前段のALUの演算結果を外部のメモリ部27に直接出力することもできる。この構成により、図2に示されるリコンフィギュラブル回路12の構成よりも多様な組合せ回路を構成することが可能となり、設計の自由度が向上する。以下、リコンフィギュラブル回路12は、図3に示すリコンフィギュラブル回路12aを指すこともある。
図1に戻って、定数テーブル70は、リコンフィギュラブル回路12上で所期の演算処理を実行するために必要な定数データを保持する。定数テーブル70はRAMにより構成されて、定数データ保持部として機能し、リコンフィギュラブル回路12にマッピングするDFGにおいてALUでの演算処理に必要な全ての定数データを記憶している。接続部52は、コマンドメモリ61から出力される接続用の設定データに基づいて、定数テーブル70の出力と、ALUの入力とを接続する。
本実施例では、定数テーブル70に記憶された定数データを、メモリ部27へのアクセスに必要なアドレスの生成に使用する。コマンドメモリ61は、定数テーブル70に記憶した定数データをALUに供給して、メモリ部27のアドレスを生成させる設定データを保持している。
定数テーブル70は、DFGの演算処理に必要な定数データを保持するものであり、本来的には、メモリ部27のアドレスを生成するために設けられたものではない。メモリ部27のアドレスは、例えば0番地から連続した所定数まで存在しているが、ALUにおいて、メモリ部27の任意のアドレスを生成するためには、定数テーブル70に不足した定数データを補う必要がある。そこで、本実施例の処理装置10は、アドレス生成用の定数データを保持するアドレス用定数テーブル72をさらに備え、ALUにおいて任意のアドレスを生成できるようにする。アドレス用定数テーブル72は、定数テーブル70に記憶された定数データとは異なる定数データを保持する。プログラムのコンパイル時、コンパイラは、DFGから演算処理に必要な定数データを特定して、定数テーブル70に記憶させる。また、コンパイラは、定数テーブル70に記憶させなかった定数データのうち、アドレス演算に必要となる定数データを特定して、アドレス用定数テーブル72に記憶させる。
ALUは、定数テーブル70の定数データと、アドレス用定数テーブル72の定数データをもとに、アドレスを算出する。このように、2つの定数テーブルに格納された定数データをもとにアドレスをALUにて生成することで、コマンドメモリ61にメモリアクセス用の制御データの領域を確保する必要がなくなり、コマンドメモリ61の容量を小さくできる。
図4は、定数テーブル70およびアドレス用定数テーブル72の記憶内容を示す。ここでは、演算用の定数データとして、定数テーブル70が0から9の定数データを保持している例を示す。
例えば、メモリ部27のアドレスが0から31(5bit)の場合を考える。ALUにおいて、0から31までの任意のアドレスを生成するために、アドレス用定数テーブル72は、10、20、30の3つの定数データを記憶する。同一のRAMから2以上のデータを同時に読み出すことはできないため、定数テーブル70とは別にアドレス用定数テーブル72を設けることで、定数テーブル70とアドレス用定数テーブル72から、同時に2つの定数データを読み出すことが可能となる。
また、定数テーブル70には演算処理の実行に必要な定数データが格納されているが、0から9までの定数のうち演算処理に必要がない定数は定数テーブル70に格納されないことになる。そこで、本実施例の定数テーブル70は、もし0から9までの定数データのうち欠けている定数がある場合は、それを補充して格納しておいてもよい。これにより、定数テーブル70は、少なくとも一桁の数字を有する状況を作り出す。メモリ部27のアクセス制御は、これら定数テーブル70とアドレス用定数テーブル72の定数データをALUアレイで演算し、演算した値をメモリ部27のアドレスとして出力する。
図5(a)は、図4のアドレス用定数テーブル72を用いて、アドレス2を生成するためにALUに供給する定数データを示す。ここで、ノードnopは、入力されたデータをスルーさせて出力する。このとき、コマンドデータにより、定数テーブル70のアドレス2が指定されて、定数2がALUに供給され、そのALUのノードがnopノードに設定される。これにより、そのALUは、定数2を出力する。この定数は、メモリ部27のアドレスとして扱われる。
図5(b)は、図4のアドレス用定数テーブル72を用いて、アドレス28を生成するためにALUに供給する定数データを示す。ここで、ノード+(加算)は、入力されたデータを加算して出力する。このとき、コマンドデータにより、定数テーブル70のアドレス8が指定されて、定数8がALUに供給され、またアドレス用定数テーブル72のアドレス1が指定されて、定数20が同じALUに供給される。コマンドデータにより、そのALUのノードが加算ノードに設定される。これにより、そのALUは、定数28を出力する。この定数は、メモリ部27のアドレスとして扱われる。
図6は、アドレス用定数テーブル72の別の例を示す。図4および図5に示すアドレス生成演算では加算ないしはスルーノードを使用したが、図6の例では、演算に加算と減算を用いて、アドレスを生成する。
図7(a)は、図6のアドレス用定数テーブル72を用いて、アドレス12を生成するためにALUに供給する定数データを示す。ここで、ノード−(減算)は、左側の入力端子に入力された定数データから右側に入力された定数データを減算して出力する。コマンドデータにより、定数テーブル70のアドレス7が指定されて、定数7がALUの右側の入力端子に供給され、またアドレス用定数テーブル72のアドレス0が指定されて、定数19がそのALUの左側の入力端子に供給される。またALUのノードが減算ノードに設定される。これにより、そのALUは、定数12を出力する。この定数は、メモリ部27のアドレスとして扱われる。
図7(b)は、図6のアドレス用定数テーブル72を用いて、アドレス28を生成するためにALUに供給する定数データを示す。コマンドデータにより、定数テーブル70のアドレス9が指定されて、定数9がALUに供給され、またアドレス用定数テーブル72のアドレス0が指定されて、定数19が同じALUに供給される。このとき、コマンドデータにより、そのALUのノードが加算ノードに設定される。これにより、そのALUは、定数28を出力する。この定数は、メモリ部27のアドレスとして扱われる。
図6のアドレス用定数テーブル72は、図4のアドレス用定数テーブル72と比較して、定数データの数を少なくできる。これは、ALUにマッピングするノードに減算ノードを追加したためであり、ALUの演算種類を増やすことで、アドレス用定数テーブルの72で保持する定数データの数を少なくできる。これにより、RAM容量を縮小でき、回路規模を削減できる。また、減算以外にも、乗算や除算の機能をALUに与えることで、格納する定数データの数を少なくすることも可能である。
図8は、アドレス用定数テーブル72の別の例を示す。アドレス用定数テーブル72は定数10を1つのみ格納する。図4、図6に示したアドレス用定数テーブル72と比較すると、格納する定数データの数を少なくできる。
図9は、図8のアドレス用定数テーブル72を用いて、アドレス28を生成するためにALUに供給する定数データを示す。コマンドデータにより、上段のALUに対して、定数テーブル70のアドレス8が指定されて、定数8がALUに供給され、またアドレス用定数テーブル72のアドレス0が指定されて、定数10が同じALUに供給される。このとき、コマンドデータにより、上段のALUのノードが加算ノードに設定される。また、その下段のALUに対して、アドレス用定数テーブル72のアドレス0が指定されて、定数10がそのALUに供給されるとともに、上段のALUの演算結果が下段のALUに供給される。下段のALUのノードは加算ノードに設定される。これにより、そのALUは、定数28を出力する。アドレス用定数テーブル72から、定数10を2回読み出す必要があるため、アドレス計算にかかる演算数は増えるが、アドレス用定数テーブル72を小さく形成できる利点がある。
以上の例では、先頭アドレスを「0」としている例であるが、配列の先頭アドレスを「a」とする場合には、ALUに対してaを供給することで、アドレスaを基準としたアドレスを生成することが可能である。
次に、メモリ部27の書込を許可する書込イネーブル信号について説明する。本実施例では、書込アドレスがALUから出力されるので、ALUからメモリ部27の書込ポートに入力されるデータが有効な時だけ、書込イネーブル信号が有効になればよい。
図10は、メモリ部27にデータを供給する選択器80、82を示す。メモリ部27において、W_DATAは書込データ、W_ADDRは書込アドレス、W_ENは書込イネーブル信号のポートを示す。どのALUが書込データを出力し、どのALUが書込アドレスを出力するかは、コンパイラが把握しており、コマンドデータとして予め生成されている。コマンドデータは、書込アドレスを出力するALUを指定する選択信号としてselデータを保持する。
説明の便宜上、ALUアレイが4段×3列のALUで構成される場合を想定する。12個のALUに対しては、0から11までのselデータを割り当てる。選択器82は、コマンドメモリ61から供給されるselデータを受けると、そのselデータにより特定されるALU出力を選択して、W_ADDRに供給する。このとき、selデータが0から11のいずれかをとる場合には、W_ENへ供給する書込イネーブル信号を1に設定する。書込イネーブル信号が1のとき、選択器82により選択されたALU出力で特定されるアドレスに、選択器80が、ALU出力を選択して書き込む。なお、selデータが0から11以外の値をとるとき、W_ENに供給する書込イネーブル信号は0に設定される。このとき、メモリ部27へのデータ書込は行われない。このように、選択器82に書込イネーブル信号の作成機能をもたせることにより、コマンドメモリ61におけるメモリアクセス制御信号の固定領域を大幅に削減でき、回路規模を小さくすることが可能となるとともに、消費電力を低減できる。
上述のように、本実施例ではアドレス用定数テーブル72をもつことで、コマンドメモリ61の容量を大幅に小さくすることが可能となる。特に、メモリ部27へのアクセスは常に発生する処理ではないため、コマンドメモリ61の容量を予め確保しておく場合と比較すると、アドレス用定数テーブル72を設けることの回路規模増加は微々たるものであって、コマンドメモリ61の全ての領域にメモリアクセス制御データを持たせていた固定領域を削除する効果の方が大きいことがわかる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。実施例では、説明の便宜上、アドレス用定数テーブル72に記憶させる定数データを10進法を単位として決定していたが、実際の処理装置10においては、16進法を単位として決定してもよい。
実施例に係る処理装置の構成図である。 リコンフィギュラブル回路の構成を示す図である。 リコンフィギュラブル回路の構成の別の例を示す図である。 定数テーブルおよびアドレス用定数テーブルの記憶内容を示す図である。 図4のアドレス用定数テーブルを用いて、アドレスを生成するためにALUに供給する定数データを示す図である。 アドレス用定数テーブルの別の例を示す図である。 図6のアドレス用定数テーブルを用いて、アドレスを生成するためにALUに供給する定数データを示す図である。 アドレス用定数テーブルの別の例を示す図である。 図8のアドレス用定数テーブルを用いて、アドレスを生成するためにALUに供給する定数データを示す図である。 メモリ部にデータを供給する選択器を示す図である。
符号の説明
10・・・処理装置、12・・・リコンフィギュラブル回路、18・・・制御部、27・・・メモリ部、61・・・コマンドメモリ、62・・・プログラムカウンタ、70・・・定数テーブル、72・・・アドレス用定数テーブル、80・・・選択器、82・・・選択器。

Claims (1)

  1. 機能の変更が可能な複数の論理回路を備えたリコンフィギュラブル回路と、
    リコンフィギュラブル回路に所期の回路を構成するための設定データを供給する設定部と、
    リコンフィギュラブル回路から出力されるデータを記憶する記憶部と、
    を有する処理装置において、
    記憶部のアドレス生成及び前記アドレス生成以外の論理回路での演算に用いる定数データを保持する定数データ保持部と、
    記憶部のアドレス生成に用いるデータのみを保持するアドレス用データ保持部とを備え、
    設定部は、
    定数データ保持部に保持された定数データのみで記憶部のアドレスを指定できる場合は、定数データ保持部に保持されたデータのみを用いて記憶部のアドレスを論理回路に生成させるための設定データをリコンフィギュラブル回路に供給し、
    定数データ保持部に保持された定数データのみで記憶部のアドレスが指定できない場合は、定数データ保持部に保持されたデータと、アドレス用データ保持部に保持されたデータとを用いて記憶部のアドレスを論理回路に生成させるための設定データをリコンフィギュラブル回路に供給し、
    リコンフィギュラブル回路は、記憶部に記憶させるためのデータを出力する際、該データを記憶部に書き込むためのアドレスとして前記生成したアドレスを出力する
    ことを特徴とする処理装置。
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