JP4436407B2 - ケーブル巻取機 - Google Patents
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Description
また、巻取装置をコードリールの中央付近ではなく端部付近に設けるものとして、特許文献2記載のコード巻取装置がある。しかし、当該コード巻取装置はコードリールに電源側の固定接点と摺接してケーブルに給電する電気的な接点構造が必要であり、既存のケーブルに取り付けて当該ケーブルを巻き取るような使い方には不向きなものであった。
電線コード、信号線等のケーブルを巻きとるケーブル巻取機であって、
ケーブル巻き取り手段に連動して動作するケーブル引き込み手段を有し、
当該ケーブル引き込み手段が、前記ケーブル巻き取り手段によるケーブルの巻き取り量と比較して多くのケーブルを引き込むようになっていることを特徴とするケーブル巻取機。
ケース内において回転可能に支持されたケーブル巻取用リールと、
当該巻取用リールを中心に公転するケーブル牽引用プーリーと、
前記ケーブル巻取用リールと連動して回転し、当該ケーブル巻取用リールに巻回される長さよりもケーブルを多く引き込むように設定された引き込み用プーリーを有し、
前記ケース内に引き込むケーブルの一端を固定するとともに、
前記引き込み用プーリーによって引き込んだケーブルを前記公転するケーブル牽引用プーリーによって誘導し前記ケーブル巻取用リールに巻き付けるようにしたことを特徴とするケーブル巻取機。
ケース内において回転可能に支持されたケーブル巻取用リールと、
当該巻取用リールを中心に公転するケーブル牽引用プーリーと、
前記ケーブル巻取用リールと連動して回転し、当該ケーブル巻取用リールに巻回される長さよりもケーブルを多く引き込むように設定された引き込み用プーリーと、
前記ケーブル牽引用プーリーと引き込み用プーリーとの間に介在する補助プーリーを有し、
前記ケース内に引き込むケーブルの一端を固定するとともに、
前記引き込み用プーリーによって引き込んだケーブルを前記補助プーリーを介した後に公転するケーブル牽引用プーリーによって誘導し前記ケーブル巻取用リールに巻き付けるようにしたことを特徴とするケーブル巻取機。
また、リールによる巻き取り量よりも多くケーブルを引き込む手段を設けているので、ケーブルがリールに対して緩く巻き付けられるようになっている。これによって、ケーブルがリールを締め付けて回転不能に陥るというようなことがなく、円滑にケーブルを巻き取ることができるという効果を有する。
さらに、前記ケーブル牽引用プーリーと引き込み用プーリーとの間に補助プーリー介在させることにより、ケーブル牽引用プーリーに対して安定してケーブルを供給するとともに、ケーブルの絡み等を防止してケーブルの円滑な収容、排出ができるという効果を有している。
図1は本願発明に係るケーブル巻取機の内部構造を部分的に断面図を用いて表した平面図であり、図2は内部構造を表す図1に対応した正面図である。各図において1はケーブル巻取機を表しており、図1はケーブルCを装着したケーブル巻取機1、図2はケーブルCを装着していないケーブル巻取機1を表している。
当該ケーブル巻取機1は、蝶番2によって開閉可能に連結された蓋3を有したケース4を有し、当該ケース4内にケーブル巻取用リール(以下「リール」という)5等のケーブル巻き取り手段を設けたものである。リール5は、ケーブルが巻回される中空の円筒部6と当該円筒部6の上下両端に設けた円板状のフランジ7、8を有している。当該リール5は、ケース4の略中央に立設された軸9に対して回転可能に支持されている。また、円筒部6内部には、両端を当該円筒部6内面と前記軸9に固定した巻きバネ10が収容されており、当該巻きバネ10に蓄勢された力によってリール5を回転させるようになっている。
当該タイミングベルト15は、ケース4内の角部に設けた引き込み用プーリー16と連係されており、当該引き込み用プーリー16は前記リール5の回転量に対して一定割合の回転量で回転するケーブル引き込み手段となっている。
引き込み用プーリー16は、対向して配置された回転ポスト17とともに電線等のケーブルを挟持するようになっており、回転によってケーブルをケース4内に引き込む作用を有しているものである。
そして、当該引き込み用プーリー16は、リール5の回転によって円筒部6に巻き回されるケーブル長よりも長い量のケーブルを引き込むように、リール5の回転に対して所定の回転比で回転するようになっている。
また、前記切り欠き18を設けた側壁19と対向する位置に配置された側壁20には、前記切り欠き18と同様に、ケース4内外を連通させる切り欠き21が設けられている。当該切り欠き21は、当該切り欠き21と前記引き込み用プーリー16および回転ポスト17を結ぶ距離が可能な限り最短であり、かつ側壁20の上端部に設けられることで蓋3を閉じることによって開口となるものである。
そして、切り欠き21近傍の側壁には、当該切り欠き21を介してケース4内に引き込まれたケーブルを固定する固定具22が設けられており、当該固定具22は任意の位置でケーブルを固定できるようになっている。
図1に示すように、ケーブルCの一端は固定具22によって固定され、当該一端の残部は切り欠き21からケース4の外に出ている。固定具22によって固定されたケーブルCは、前記プーリー14に対してリール5側(内側)から略半周分巻回された後、プーリー23に対して外側からから略半周分巻回され、さらに引き込み用プーリー16および回転ポスト17の間を通って切り欠き18からケース4の外に出る。図1に示した状態は、ケーブルCを巻き取る以前の状態を表しているが、この状態で予め巻きバネ10に回転力を蓄積させておく。なお、図1には記載していないが、巻きバネ10によって不用意にリール5が回転しないよう、また使用者の意図したタイミングでリール5を回転させることができるようにリール5の回転を制御するストッパー手段を設けてもよい。
また、図3(b)から図3(c)の状態も前記と同様であり、リール5の回転に応じて、ケーブルCが緩く巻き付けられていく。そして、図3(a)、図3(b)、図3(c)に至る経緯を見て解るように、リール5が1回転すると略2巻き分のケーブルが巻き取られる。
さらに、リール5の回転と連動するとともに、当該リール5による巻き取り量よりも多くケーブルを引き込むように構成された引き込み用プーリー16(回転ポスト17)を有しているため、ケーブルがリール5に対して緩く巻き付けられるようになっている。これによって、ケーブルがリール5を締め付けるように巻き付くことがなくリール5が回転不能に陥ることがないようになっている。
2 蝶番
3 蓋
4 ケース
5 ケーブル巻取用リール
6 円筒部
7、8 フランジ
9 軸
10 巻きバネ
11 軸
12 開口部
13 支持アーム
14 プーリー
15 タイミングベルト
16 引き込み用プーリー
17 回転ポスト
18 切り欠き
19 側壁
20 側壁
21 切り欠き
22 固定具
23 補助プーリー
24 軸
25 駆動プーリー
Claims (2)
- ケース内において回転可能に支持されたケーブル巻取用リールと、
当該巻取用リールを中心に公転するケーブル牽引用プーリーと、
前記ケーブル巻取用リールと連動して回転し、当該ケーブル巻取用リールに巻回される長さよりもケーブルを多く引き込むように設定された引き込み用プーリーを有し、
前記ケース内に引き込むケーブルの一端を固定するとともに、
前記引き込み用プーリーによって引き込んだケーブルを前記公転するケーブル牽引用プーリーによって誘導し前記ケーブル巻取用リールに巻き付けるようにしたことを特徴とするケーブル巻取機。 - ケース内において回転可能に支持されたケーブル巻取用リールと、
当該巻取用リールを中心に公転するケーブル牽引用プーリーと、
前記ケーブル巻取用リールと連動して回転し、当該ケーブル巻取用リールに巻回される長さよりもケーブルを多く引き込むように設定された引き込み用プーリーと、
前記ケーブル牽引用プーリーと引き込み用プーリーとの間に介在する補助プーリーを有し、
前記ケース内に引き込むケーブルの一端を固定するとともに、
前記引き込み用プーリーによって引き込んだケーブルを前記補助プーリーを介した後に公転するケーブル牽引用プーリーによって誘導し前記ケーブル巻取用リールに巻き付けるようにしたことを特徴とするケーブル巻取機。
Priority Applications (1)
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JP2007329589A JP4436407B2 (ja) | 2007-12-21 | 2007-12-21 | ケーブル巻取機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007329589A JP4436407B2 (ja) | 2007-12-21 | 2007-12-21 | ケーブル巻取機 |
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