JP4433232B2

JP4433232B2 - Good swimsuit

Info

Publication number: JP4433232B2
Application number: JP15836899A
Authority: JP
Inventors: 智恵中山
Original assignee: Toyobo Co Ltd
Current assignee: Toyobo Co Ltd
Priority date: 1999-06-04
Filing date: 1999-06-04
Publication date: 2010-03-17
Anticipated expiration: 2019-06-04
Also published as: JP2000345409A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水切れの良い水着に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
水着のように体にフィットする生地を着用した場合、プールに入り,動いたり,泳いだりすることで、水着の生地組織及び,水着と体との間に水が滞留すると同時に水着自体が多量の水を含むため濡れによる不快感を感じる。そこで、水着の生地組織からの水の侵入を防ぐ為に、例えば特開昭55-26243号公報において、生地表面に対し、全面もしくは部分的に撥水加工するという提案がなされているが撥水加工面が表側にあるために水着と体の隙間から入った水が水着の肌側に溜まり易く、実際の水切れは低下するといった問題があった。
【０００３】
こうした欠点を解消することを目的として、今日では、水着と体との隙間から浸入する水を防ぐハイネック型の水着などが開発され、デザイン、縫製の改良が進んでいるが充分に、水の侵入し得るものではない。
【０００４】
水切れが悪いと,水中で体が重くなるため泳ぎにくく、プールなどから出た後も濡れ感があり不快感が生じる。
【０００５】
濡れ感を解消し、水切れを改良するために開発された速乾性編地としては、水着の裏側に部分撥水したものが実開平6-79786号公報に、また濡れ感の少ない編織物としては、特開平03-000876号公報などに開示されており、同様の効果を得るために、さまざまな試みがなされている。
しかしながら、従来のこれらの発明は、撥水加工されているために、(1)風合が硬くなる。(2)撥水性のために生地の水抜け性が低下する傾向となる。(3)繰り返しの洗濯により撥水効果が低下のち消失する。(4)汗が撥水加工部分に溜まりやすく、むれやすい。等の欠点がある。
【０００６】
また,生地組織により、水切れ良くしたものがあるが、柄やデザインが限定されると共に生地が厚く、重くなり、またストレッチ性にも劣るため運動性を妨げるものとなり、かつコストも高くなるという問題がある。
これら種々の問題点のため、水着に要求されるストレッチ性、薄さ、軽さ、風合、水切れ性、水抜け性をもち、着用者が快適と感じる速乾性を、洗濯後も繰り返し持続する水着が得られていないのが実状であった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、前述のような従来の技術からなる織編地による水着などの欠点を解消し、プールなどの水から上がった時の身体の水切れや濡れ感、更には汗をかいた時のムレ感を軽減し、着用者の不快感を取り除くと共に、水着に必要とされる生地のストレッチ性、薄さ、軽さ、洗濯耐久性、風合いをも満足し得る水着を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を克服するべく鋭意研究を重ねた結果、水切れがよく濡れ感を減少させることができる、新規なる水着に到達し、ここに本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本発明は、基布の片面に吸水加工が施され、かつ水切れ性評価試験で、下記式で定義する５分後の残留水分率が２００％以下の布帛からなる水着であって、
基布は、伸長率がタテ、ヨコともに７０％以上の２ウェイトリコット経織地からなり、
肌との接触面側の片面のみに、吸水加工部と未加工部とを備え、かつ前記吸水加工部は、面積比で５〜６０％を占めるように形成されていることを特徴とする水切れのよい水着に係る。
５分後の残留水分率Ｒ（％）＝｛Ｎ−（Ｓ＋Ｐ＋Ｍ）｝／Ｍ
上記式で、Ｍは試料の重量、Ｐは円柱状の容器の重量、Ｓはスタンドの重量、Ｎは試料をセットした容器ごと水槽内に浸漬し、十分に吸水させた後、水槽から引き上げ、スタンドに釣り下げて５分後に測定した重量である。
具体的には、経編地は、単繊維繊度が０．０１〜１デニールの合成繊維マルチフィラメント糸条とポリウレタン弾性糸からなり、吸水加工部の面積比が２５〜３５％であることを特徴とする上記記載の水切れのよい水着、吸水加工が布帛片面の全面に分散するように、点状及び／又は線状を構成要素とする模様状に施されていることを特徴とする上記記載の水切れのよい水着、及び吸水加工が吸水性ポリアミド樹脂又は吸水性ポリエステル樹脂のいずれか１種を主成分とする吸水剤を用いて施されていることを特徴とする上記記載の水切れのよい水着である。
以下、本発明を詳述する。
【０００９】
本発明に係る水着は、水切れ性評価試験で5分後の残留水分率が２００％以下の布帛を用いてなるものである。本発明の第１の目的とする身体の水切れ性を良好ならしめるためには下記の測定法による5分後の残留水分率が２００％以下の布帛を採用することが肝要である。２００％を超えると水切れ性に優れているとは言えないからである。好ましくは１５０％以下、更に好ましくは１００％以下である。
以下に水切れ性評価試験について述べる。
第２図に示す装置を用い、以下の要領で測定する。
1.タテ18cm×ヨコ32.8cmの試料（布帛）ａを3枚採取し、各試料の重量(M)を測定する。
一方で、円柱状の容器ｂの重量(P)を測定する。なお、使用する容器の直径は１２ｃmとする。
2.上記試料ａを容器が外表になるように筒状に縫い合わせ、容器ｂにセットし、試料が20%の伸長になるようにする。(この際、試料ａの生地の下端が容器ｂの最下部に位置するようにする。)
3.該容器をスタンドｃに取り付けて、天秤ｄにセットする。この際、スタンドｃの重量(S)を予め測定しておく。
【００１０】
４．試料ａは、セットした容器ｂごと水槽ｅ内に浸漬し、十分に吸水させた後、水槽から引き上げ、スタンドに釣り下げて、５分後の重量（Ｎ）を読み取る。
（Ｎ−Ｓ）が水を含んだ試料ａと容器の重量となり、次式に従って５分後の残留水分率を求め、３枚の平均値で表す。
５分後の残留水分率Ｒ（％）＝｛Ｎ−（Ｓ＋Ｐ＋Ｍ）｝／Ｍ
【００１１】
これは、プールなどから上がった時からその後の、水着の重量変化を想定した評価方法であり、残留水分率が少ない程、水着が乾きやすいことを意味する。
【００１２】
次に、本発明の水着は運動時に身体の動きを妨げることがないよう、ストレッチ性にも優れていることを特徴とし、タテ、ヨコ共に７０％以上の伸長率を有していることが望ましい。好ましくは７０〜２５０％、更に好ましくは１５０〜２００％である。
【００１３】
本発明で使用される布帛は、合成繊維マルチフィラメント糸条単独、もしくは合成繊維マルチフィラメントとポリウレタン弾性糸からなるが、合成繊維マルチフィラメント糸条としては、ポリエステル系、ポリアミド系又は、ポリプロピレン系等が挙げられる。ここで合成繊維の糸形態としてマルチフィラメントを用いるのは、モノフィラメントに比べ肌触り及び着用感に優れるからである。
【００１４】
マルチフィラメントのフィラメント数は特に制限はないが、通常は５〜１００フィラメント程度が好ましく、また単繊維繊度としては、０．０１〜４デニール、特に０．０１〜１デニールが好ましい。０．０１デニールよりも細くなると、強度、染色性などの問題が発生するため、好ましくない。
【００１５】
また、単繊維の断面形状は、特に限定されず、丸断面、三角等の角断面、十字断面、中空断面などの異形断面を用いることができる。その中でも特に十字断面であると糸の構造上拡散しやすいため好ましい。
【００１６】
本発明の布帛は上記繊維から構成されているが、布帛として織編物が代表的である。
織物の種類としては、平織、綾織、朱子織があるが、いずれでも使用できる。その中でも特に平織が適当である。
編物の種類としては、丸編地であるシングル丸編、ダブル丸編、経編地であるトリコット、ラッセルのいずれでも使用できる。
また合成繊維マルチフィラメント糸条から布帛を製編織するに際し、布帛の伸長性向上を目的として、ポリウレタン弾性糸と交編織してもよい。ポリウレタン弾性糸の合成繊維マルチフィラメント糸条に対する混率は、50%以下、例えば5〜40%、好ましくは、20〜30%程度の範囲内から適宜選択される。
【００１７】
次に本発明の一実施形態を添付図面に基づき説明する。図１は本発明水着の概略を説明するための部分平面図であり、１は織編地からなる基布、２は吸水加工部、３は吸水加工がされていない未加工部を示している。基布１はポリアミド系、ポリエステル系、ポリプロピレン系などの合成繊維マルチフィラメント糸条を用いて製編織される。
【００１８】
吸水加工は、基布の片面、好ましくは肌との接触面側に施され、他の片面、例えば、肌との非接触面側には施されない。吸水加工により形成される吸水加工部２の片面に占める割合は、面積比で５〜６０％程度、好ましくは２５〜３５％が適当である。吸水加工部２の占める割合が６０％を越えると吸水性には優れるものの、肌側で水分が拡散するために水や汗が肌側に残りやすく、濡れ感は減少しない。逆に５％に満たない場合は、吸水効果が不十分となるだけでなく、加工が難しく実用性にかけることになる。
【００１９】
吸水加工部２と吸水加工が施されていない未加工部３とは、水に濡れたときに視覚を通じて明確に区別できる。従って吸水加工部２を基布１の肌との接触面側に加え肌との非接触面側にも施すと、水着として着用したときに非接触面側(外表面側)に於いて、例えば吸水加工部２が目につき、審美性に劣るものとなり好ましくない。吸水加工部２を片面、特に肌との接触面側に形成するときは、裏側に隠れてしまい、審美性への悪影響はない。
【００２０】
吸水加工に使用する吸水剤としては、公知の各種の吸水剤を用いることができ、とりわけ、吸水性ポリアミド樹脂、又は、吸水性ポリエステル樹脂を主成分とするものが適当である。ポリアミド系吸水剤では、一般的に使用されているラノゲンTNT-1(高松油脂(株)製、商品名)、その他ブレビオールAFM(ヘンケルジャパン(株)製、商品名)、リケンレジンNSR-506(三木理研(株)製、商品名)、LUROTEX A-25(三井BASF製、商品名)、MULTIMA SRC-101(バイエルジャパン(株)製、商品名)等を例示できる。また、ポリエステル系吸収剤としては、SR-1000(高松油脂(株)製、商品名)、クラミカル RX-10(京浜化成(株)製、商品名)ナイスポール PR-333・PR-86（日華化学(株)製、商品名）、ファインテックス135-SR(大日本インキ(株)製、商品名)、メイカフィニッシュSRM-35（明成化学(株)製、商品名)、ユニコンPSR-1(ユニオン化成(株)製、商品名）、リケンレジンNP-26(三木理研 (株)製、商品名)などを例示できる。
【００２１】
基布１の片面に吸水加工部２を略々全面に分散するように形成するために、吸水剤が線状及び／又は点状に塗布し付着される。塗布手段としては、一般的に工業化されているプリント処方を用いればよく、そのための装置としては、ローラー捺染機、オートスクリーン捺染機、ハンドスクリーン捺染機などを用いることができる。捺染機によるプリント形状としては、線(破線、ドットライン等を含む)を構成要素とするストライプ柄、格子状柄、円状柄等を例示でき、その他、点を構成要素とする水玉模様等であってもよい。吸水剤を塗布し付着させた後は、後処理を通常の吸水加工処理法に準じて行えばよい。基布１の吸水加工面の表面形状としては、平滑形状、梨地形状、凹凸形状、起毛形状のいずれでもよい。
【００２２】
吸水加工に際し、基布１の片面に塗布し付着された吸水剤は、他の片面に向けて浸透する。吸水剤の浸透が他の片面の表面まで達すると、実質的に両面に吸水加工を施したことになり好ましくない。そこで吸水剤の塗布付着に際しては、吸水成分の濃度、吸水剤の粘度及び塗布量などを調節し、浸透深さを制御し、吸水加工部２を片面の範囲内に止める。
【００２３】
基布１の片面に施された吸水加工部２は、吸水加工が施されていない未加工部３との表面張力の差により、水をすばやく吸収する。吸収された水は基布１の繊維組織内を浸透しつつ他の片面側の表面層部分に拡散されて行き、よって吸水加工部２が形成された片面、例えば肌との接触面側には、水はほとんど残らなくなる。因みに、吸水加工を基布１の両面にほどこした場合には、肌側でも水分が拡散するため、水、汗等の水分が肌側に残りやすくなり、好ましくない。
次に、下記実施例における伸長率、5分後の残留水分率、濡れ感の評価方法について述べる。
【００２４】
〈伸長率〉
JIS L 1018法に準じて行い、定速伸長法のカットストリップ法で行った。測定手順としては、2.5cm×16cmの評価サンプルをタテ方向、ヨコ方向にそれぞれ3枚ずつ採取する。自記装置付定速伸長形引張試験機を用い、上下つかみとも表側は、2.54cm×2.54cm、裏側は2.54cm×5.08cmのものを取付け、つかみの間隔を10cmとして評価サンプルのたるみや、張力を除いて、つかみに固定する。引張り速度30cm/分で1.0kg加重時まで引き伸ばし、その時のつかみ間隔 L1 を計測し、次式に従って伸長率を求め3枚の平均値で表す。
伸長率L(%)＝（（L1−L2）/L2）×100
ここに、L2はつかみ間隔(cm)、L1は1.0kg加重時まで引き伸ばした時のつかみ間隔(cm)を表す。この伸長率L(%)が大きいほど水着で着用した場合、身体にフィットして泳ぎやすいことを意味する。
以下、実施例により、本発明について具体的に説明する。
【００２５】
【実施例】
実施例における着用乾燥性、動き易さ、風合、肌触り、ムレ感、洗濯耐久性、総合評価の判定基準は、次の通りである。
〈着用乾燥性〉
◎:よく乾く、○:乾く、△:あまり乾かない、×:全く乾かない
〈動き易さ〉
◎:非常に動き易い、○:動き易い、△:やや動き難い、×:動き難い
〈風合(やわらかさ)〉
◎:非常にやわらかい、○:柔らかい、△:やや硬い、×:硬い
〈肌触り〉
◎:非常に良い、○:良い、△:やや悪い、×:悪い
〈むれ感〉
◎:非常にむれない、○:むれない、△:ややむれる、×:非常にむれる
〈総合評価〉
◎:水切れの良い水着として非常に優れている、
○:水切れの良い水着として優れている、
×:水切れの良い水着として不適当である。
【００２６】
(実施例1)
５０デニール４８フィラメントのポリエステルフィラメント糸条と４０デニールのポリウレタン弾性糸を使用し、28ゲージのシングルトリコット機で２枚筬にて、フロント筬ポリエステル糸条、バック筬にポリウレタン弾性糸を配してハーフ組織を編成した。各糸条の混率は、ポリエステル８０％、ポリウレタン２０％にした。編成後、通常の染色法に基づき黒色に染色した編地を得、これを基布１とした。このモデル図を図3に示す。
この基布1の片面にラノゲンTNT（ポリアミド系吸水剤）10重量部、DKSファインガムSP-150(10%Sol）60重量部、水30重量部からなる吸水加工溶液を吸水加工部2が基布1片面の面積に対し、5％が格子状になるようにハンドスクリーン(100メッシュ)で付着し、100℃で5分間乾燥してから、150℃で2分の固着処理を行い、流水で水洗し、乾燥した。この時の捺染糊の付着量は80〜100g/ｍ²であった。
吸水加工部2と未加工（疎水性）部3の形状、大きさはスクリーンの形状、大きさを変えて得た。このモデル図を図4に示す。得られた本発明編物は、伸長率タテ195%、ヨコ168%、5分後の残留水分率192%であった。
この本発明品にて水着を試作し、女性10名による着用評価を行った結果、着用乾燥性、泳ぎによる動き易さ、風合い、ムレ感などの着用性も満足するものであった。評価結果を表1、表２に示す。
【００２７】
(実施例2)
実施例1で得た同一の基布を用い、同一手法で基布片面の面積に対し、吸水加工部2が30%になるようにプリントし、実施例1と同様の乾燥処理を行った。
このモデル図を図5に示す。得られた本発明編地は、伸長率タテ200%、ヨコ166%、5分後の残留水分率145%であった。実施例1と同様に着用評価結果は、問題のないものであった。評価結果を表1、表２に併せて示す。
【００２８】
(実施例3)
実施例1で得た同一の基布を用い,同一手法で基布片面の面積に対し、吸水加工部2が60%になるようにプリントし、実施例1と同様の乾燥処理を行った。
このモデル図を図6に示す。得られた本発明編地は、伸長率タテ205%ヨコ160%、5分後の残留水分率194%であった。実施例1と同様に着用評価結果は、問題のないものであった。評価結果を表1、表２に併せて示す。
【００２９】
(実施例4)
使用原糸に50デニール18フィラメントのポリエステルフィラメント糸条と40デニールのポリウレタン弾性糸を用いた他は、実施例1と同一手法で基布1片面の面積に対し吸水加工部2が30%になるようにプリントした。このモデル図は、図5と同一である。得られた編地は、伸長率タテ160%、ヨコ92%、5分後の残留水分率188%であった。実施例1と同様に着用評価結果は、問題のないものであった。評価結果を表1、表２に併せて示す。
【００３０】
(実施例5)
使用原糸に40デニール34フィラメントのナイロンフィラメント糸条と40デニールのポリウレタン弾性糸を用い経編み機32ゲージにて編成した他は、実施例1と同一手法で基布1片面の面積に対し吸水加工部2が30%になるようにプリントした。このモデル図は、図5と同一である。得られた本発明編地は、伸長率タテ203%、ヨコ146%、5分後の残留水分率167%であった。実施例1と同様に着用評価結果は、問題のないものであった。評価結果を表1、表２に併せて示す。
【００３１】
(実施例6)
実施例1で用いたポリエステル糸100%を使い両面丸編み機32ゲージにて、スムース組織を編成した他は、実施例1と同一手法で基布1片面の面積に対し、吸水加工部2が30%になるようにプリントした。このモデル図は、図5と同一である。得られた本発明編地は、伸長率タテ80%、ヨコ92%、5分後の残留水分率197%であった。実施例1と同様に着用評価結果は、問題のないものであった。評価結果を表1、表２に併せて示す。
【００３２】
(実施例7)
実施例4で用いた同じポリエステル糸条とポリウレタン弾性糸を使い、28ゲージのシングルトリコット機で3枚筬にて、フロント筬とミドル筬にポリエステル糸条、バック筬にポリウレタン弾性糸を配し、挿入三層組織を編成した他は、実施例1と同一手法で基布1片面の面積に対し、吸水加工部が30%になるようプリントした。モデル図は、図5と同一である。得られた本発明編地は、伸長率タテ103%、ヨコ74%、5分後の残留水分率195%であった。
実施例1と同様に着用評価結果は、問題のないものであった。評価結果を表1、表２に併せて示す。
【００３３】
(実施例8)
使用原糸に30デニール36フィラメントのポリエステルフィラメントと40デニールのポリウレタン弾性糸を用い32ゲージの経編み機を用いた他は、実施例1と同一手法で基布1片面の面積に対し吸水加工部2が30%になるようにプリントした。このモデル図は、図5と同一である。得られた編地は、伸長率タテ158%、ヨコ123%、5分後の残留水分率94%であった。実施例1と同様に着用評価結果は、問題のないものであった。評価結果を表1、表２に併せて示す。
【００３４】
(比較例1)
実施例1で作製した基布1は吸水剤の付着の全くないものであり、通常の水着用の編地である(図3参照）。目付190g/ｍ²、伸長率はタテ200%ヨコ170%、5分後の残留水分率312%であった。
【００３５】
【表１】

【００３６】
【表２】

【００３７】
着用評価結果は、5分後の残留水分量が高く濡れ感があるため、プールなどから上がった後の冷感が激しいものであった。評価結果を表3,表４に示す。
【００３８】
(比較例2)
実施例1と同一手法で基布1片面の面積に対し、吸水加工部2が80%を占めるようにプリントした。このモデル図を図7に示す。得られた比較編地は、伸長率はタテ205%、ヨコ168%、5分後の残留水分率263%であった。
着用評価結果は、5分後の残留水分率が高く濡れ感があるため、プールなどから上がった後の冷感が激しいものであった。評価結果を表3,表４に示す。
【００３９】
【表３】

【００４０】
【表４】

(比較例3)
実施例1と同一手法で基布1片面全面に吸水剤が付着するようにプリントした。このモデル図を図8に示す。得られた比較編地は、伸長率はタテ210%、ヨコ165%、5分後の残留水分率309%であった。
着用評価結果は、5分後の残留水分率が高く、濡れ感があるため、プールなどから上がった後の冷感が激しいものであった。評価結果を表3,表４に示す。
【００４１】
（比較例４）
実施例７と同一手法にて作製して基布１片面に吸水加工部２が30%を占めるようにプリントした。このモデル図は図5と同一である。得られた比較編地は、伸長率タテ23%、ヨコ40%、5分後の残留水分率256%であった。
【００４２】
着用評価結果は、伸長率が20〜40%と本発明に比し低すぎるために、泳ぎにくく疲労感の増大するものであった。評価結果を表3,表４に併せて示す。
【００４３】
【発明の効果】
本発明によると、濡れ感はもとより、着用感、具体的には、着用乾燥性、動き易さ、風合い、肌触り、ムレ感、洗濯耐久性のいずれも満足し得る、水切れ性の良い水着を提供し得ることを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を概略的に示す部分平面図である。
【図２】水切れ性評価法の説明図である。
【図３】実施例1における基布の部分平面図である。
【図４】実施例1のモデル図である。
【図５】実施例2のモデル図である。
【図６】実施例3のモデル図である。
【図７】比較例2のモデル図である。
【図８】比較例3のモデル図である。
【符号の説明】
1：基布、2：吸水加工部、３：未加工部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a swimsuit with good water drainage.
[0002]
[Prior art]
If you wear a fabric that fits your body like a swimsuit, you can enter the pool, move, or swim, so that the fabric structure of the swimsuit and the water between the swimsuit and the body stay at the same time, and the swimsuit itself Feels uncomfortable due to wetness because it contains water. Therefore, in order to prevent water from entering from the fabric structure of the swimsuit, for example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 55-26243, a proposal has been made that the surface of the fabric is fully or partially water repellent. Since the processed surface is on the front side, water entering from the gap between the swimsuit and the body tends to accumulate on the skin side of the swimsuit, and there is a problem that actual water drainage is reduced.
[0003]
In order to eliminate these disadvantages, high-necked swimsuits that prevent water from entering through the gap between the swimsuit and the body have been developed, and the design and sewing have been improved. It is not possible.
[0004]
Insufficient water drainage makes it difficult to swim because the body becomes heavier in the water, and there is a feeling of wetting and feeling uncomfortable after leaving the pool.
[0005]
As a quick-drying knitted fabric that has been developed to eliminate the feeling of wetting and improve the drainage of water, what is partially water-repellent on the back side of the swimsuit is disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 6-79786, JP, 03-000876, A, etc., and various attempts have been made to obtain the same effect.
However, since these conventional inventions are water-repellent, (1) the texture becomes hard. (2) Due to water repellency, the water drainage of the fabric tends to decrease. (3) The water-repellent effect disappears after repeated washing. (4) Sweat easily collects on the water-repellent part and is easily peeled off. There are disadvantages such as.
[0006]
In addition, some fabric structures have improved water drainage, but the pattern and design are limited, the fabric is thick and heavy, and it is inferior to stretchability, impeding mobility and increasing costs. There is.
Because of these various problems, it has the stretchability, thinness, lightness, texture, drainage and water drainage required for swimwear, and the quick-drying feeling that the wearer feels comfortable continues repeatedly after washing. The actual situation was that no swimsuit was obtained.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to eliminate the shortcomings such as the swimsuit by the woven or knitted fabric made of the conventional technology as described above, when the body drains or gets wet when it rises from the water such as a pool, and also when it sweats. It is to provide a swimsuit that can reduce the feeling of stuffiness, remove the discomfort of the wearer, and satisfy the stretchability, thinness, lightness, washing durability, and texture of the fabric required for the swimsuit .
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to overcome the above-mentioned problems, the present inventor has arrived at a new swimsuit capable of reducing the feeling of wetness and reducing wetness, and has thus completed the present invention. .
That is, the present invention is a swimsuit made of a fabric having a water absorption treatment on one side of the base fabric, and having a residual moisture content of 200% or less after 5 minutes defined by the following formula in a water drainage evaluation test ,
The base fabric consists of a two-weight ricott warp fabric with an elongation of 70% or more for both vertical and horizontal.
Water drainage characterized by comprising a water-absorbing processed part and an unprocessed part only on one side of the contact surface with the skin, and the water-absorbing processed part is formed to occupy 5 to 60% in area ratio Related to good swimwear.
Residual moisture content R (%) after 5 minutes = {N− (S + P + M)} / M
In the above formula, M is the weight of the sample, P is the weight of the cylindrical container, S is the weight of the stand, N is immersed in the water tank together with the container in which the sample is set, and after sufficiently absorbing water, it is pulled up from the water tank. This is the weight measured 5 minutes after hanging on the stand.
Specifically , the warp knitted fabric is composed of a synthetic fiber multifilament yarn having a single fiber fineness of 0.01 to 1 denier and a polyurethane elastic yarn, and the area ratio of the water absorbing portion is 25 to 35%. It said wherein a drainage good swimsuit described above, the intake water processed to disperse over the entire surface of the fabric one side, are subjected to a pattern shape of a component punctate and / or linear to The swimsuit with good water drainage according to the above, wherein the water-absorbing process is performed using a water-absorbing agent mainly comprising any one of water-absorbing polyamide resin or water-absorbing polyester resin. It is.
The present invention is described in detail below.
[0009]
The swimsuit according to the present invention uses a fabric having a residual moisture content of 200% or less after 5 minutes in a water drainage evaluation test. In order to improve the water drainage of the body, which is the first object of the present invention, it is important to employ a fabric having a residual moisture content of 200% or less after 5 minutes according to the following measurement method. This is because if it exceeds 200%, it cannot be said that the water drainability is excellent. Preferably it is 150% or less, More preferably, it is 100% or less.
The water drainage evaluation test is described below.
Using the apparatus shown in FIG. 2, the measurement is performed as follows.
1. Three samples (fabric) a measuring 18 cm in length × 32.8 cm in width are collected, and the weight (M) of each sample is measured.
On the other hand, the weight (P) of the cylindrical container b is measured. In addition, the diameter of the container to be used shall be 12 cm.
2. The sample a is sewn into a cylindrical shape so that the container is on the outer surface, and is set in the container b so that the sample has an elongation of 20%. (At this time, the lower end of the fabric of the sample a is positioned at the lowermost part of the container b.)
3. Attach the container to the stand c and set it on the balance d. At this time, the weight (S) of the stand c is measured in advance.
[0010]
4). The sample a is immersed in the water tank e together with the set container b and sufficiently absorbed, and then pulled up from the water tank and suspended on the stand, and the weight (N) after 5 minutes is read.
(N-S) is the weight of the sample a and the container containing water, seek residual moisture content after 5 minutes according to the following equation, expressed in three average values.
Residual water content R ( % ) after 5 minutes = {N− (S + P + M)} / M
[0011]
This is an evaluation method that assumes a change in the weight of the swimsuit after it rises from the pool or the like, and means that the smaller the residual moisture content, the easier the swimsuit dries.
[0012]
Next, the swimsuit of the present invention is characterized by excellent stretch properties so as not to obstruct body movement during exercise, and it is desirable that both the vertical and horizontal stretch ratios are 70% or more. . Preferably it is 70 to 250%, more preferably 150 to 200%.
[0013]
The fabric used in the present invention is composed of a synthetic fiber multifilament yarn alone, or a synthetic fiber multifilament and a polyurethane elastic yarn. Examples of the synthetic fiber multifilament yarn include polyester, polyamide, and polypropylene. Can be mentioned. The reason why the multifilament is used as the synthetic fiber yarn form is that the touch and the feeling of wearing are superior to those of the monofilament.
[0014]
The number of filaments of the multifilament is not particularly limited, but is usually preferably about 5 to 100 filaments, and the single fiber fineness is preferably 0.01 to 4 denier, particularly 0.01 to 1 denier. If it is thinner than 0.01 denier, problems such as strength and dyeability occur, which is not preferable.
[0015]
Moreover, the cross-sectional shape of the single fiber is not particularly limited, and an irregular cross section such as a round cross section, a square cross section such as a triangle, a cross section, and a hollow cross section can be used. Among them, the cross section is particularly preferable because it is easy to diffuse due to the structure of the yarn.
[0016]
The fabric of the present invention is composed of the above-mentioned fibers, and a woven or knitted fabric is typical as the fabric.
There are plain weave, twill weave, and satin weave as types of woven fabric, but any of them can be used. Of these, plain weave is particularly suitable.
As the type of the knitted fabric, any of a single circular knitting that is a circular knitted fabric, a double circular knitting, a tricot that is a warp knitted fabric, and a raschel can be used.
Further, when the fabric is knitted and woven from the synthetic fiber multifilament yarn, it may be knitted and knitted with the polyurethane elastic yarn for the purpose of improving the stretchability of the fabric. The blending ratio of the polyurethane elastic yarn to the synthetic fiber multifilament yarn is appropriately selected from the range of 50% or less, for example, 5 to 40%, preferably about 20 to 30%.
[0017]
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a partial plan view for explaining the outline of the swimsuit of the present invention, wherein 1 is a base fabric made of woven or knitted fabric, 2 is a water-absorbing processed portion, and 3 is an unprocessed portion that has not been subjected to water-absorbing processing. . The base fabric 1 is knitted and woven using synthetic fiber multifilament yarns such as polyamide, polyester, and polypropylene.
[0018]
The water-absorbing process is performed on one side of the base fabric, preferably the contact surface side with the skin, and is not performed on the other side surface, for example, the non-contact surface side with the skin. The ratio of the water-absorbing processed portion 2 formed by water-absorbing processing to one surface is about 5 to 60%, preferably 25 to 35% in terms of area ratio. If the proportion of the water-absorbing processed part 2 exceeds 60%, the water absorption is excellent, but moisture diffuses on the skin side, so water and sweat tend to remain on the skin side, and the wet feeling does not decrease. On the other hand, if it is less than 5%, not only the water absorption effect is insufficient, but also the processing is difficult and the practicality is put on.
[0019]
The water-absorbing processed portion 2 and the unprocessed portion 3 that has not been subjected to water-absorbing processing can be clearly distinguished through vision when wet. Therefore, if the water-absorbing part 2 is also applied to the non-contact surface side with the skin in addition to the contact surface side with the skin of the base fabric 1, on the non-contact surface side (outer surface side) when worn as a swimsuit, for example Since the water-absorbing processed part 2 is noticeable, it becomes inferior in aesthetics. When the water-absorbing part 2 is formed on one side, particularly on the contact surface side with the skin, it is hidden behind the back side, and there is no adverse effect on aesthetics.
[0020]
As the water-absorbing agent used in the water-absorbing process, various known water-absorbing agents can be used, and in particular, a water-absorbing polyamide resin or a water-absorbing polyester resin as a main component is suitable. For polyamide water-absorbing agents, the commonly used Lanogen TNT-1 (Takamatsu Yushi Co., Ltd., trade name), Breviol AFM (Henkel Japan Co., Ltd., trade name), Riken Resin NSR-506 (Miki) Examples include RIKEN Co., Ltd., trade name), LUROTEX A-25 (Mitsui BASF, trade name), MULTIMA SRC-101 (Bayer Japan, trade name), and the like. Polyester absorbents include SR-1000 (trade name, manufactured by Takamatsu Yushi Co., Ltd.), Clarical RX-10 (trade name, manufactured by Keihin Kasei Co., Ltd.), Nicepole PR-333 / PR-86 (Japan) Hana Chemical Co., Ltd., trade name), Finetex 135-SR (Dainippon Ink Co., Ltd., trade name), Meika Finish SRM-35 (Meisei Chemical Co., Ltd., trade name), Unicon PSR-1 (Trade name) manufactured by Union Chemical Co., Ltd., Riken Resin NP-26 (trade name, manufactured by Miki Riken Co., Ltd.) and the like.
[0021]
In order to form the water-absorbing part 2 on one side of the base fabric 1 so as to be distributed substantially over the entire surface, a water-absorbing agent is applied and adhered in a linear and / or dotted manner. The application means may be a generally industrialized print formulation, and as an apparatus therefor, a roller printing machine, an auto screen printing machine, a hand screen printing machine, or the like can be used. Examples of the printed shape by the textile printing machine include stripe patterns, lattice patterns, circular patterns, etc., with lines (including broken lines, dot lines, etc.) as well as polka dots with dots as components, etc. There may be. After applying and adhering the water-absorbing agent, the post-treatment may be performed according to a normal water-absorbing processing method. The surface shape of the water-absorbing surface of the base fabric 1 may be any of a smooth shape, a satin shape, an uneven shape, and a raised shape.
[0022]
In the water absorption process, the water absorbing agent applied and adhered to one side of the base fabric 1 penetrates toward the other side. If the penetration of the water-absorbing agent reaches the surface of the other side, the water-absorbing process is substantially performed on both sides, which is not preferable. Therefore, when the water-absorbing agent is applied and adhered, the concentration of the water-absorbing component, the viscosity of the water-absorbing agent, the amount of application, etc. are adjusted, the penetration depth is controlled, and the water-absorbing part 2 is stopped within the range of one side.
[0023]
The water absorption processing part 2 given to one side of the base fabric 1 absorbs water quickly by the difference in surface tension with the unprocessed part 3 which has not been subjected to water absorption processing. The absorbed water is diffused to the surface layer portion on the other side while penetrating through the fiber structure of the base fabric 1, and thus on one side where the water absorbing portion 2 is formed, for example, on the contact surface side with the skin , Almost no water remains. Incidentally, when water absorption processing is performed on both sides of the base fabric 1, moisture diffuses even on the skin side, so that moisture such as water and sweat tends to remain on the skin side, which is not preferable.
Next, methods for evaluating the elongation rate, the residual moisture content after 5 minutes, and the wet feeling in the following examples will be described.
[0024]
<Elongation>
This was performed according to the JIS L 1018 method, and the cut strip method of constant speed extension was used. As a measurement procedure, 2.5 cm x 16 cm evaluation samples are taken in the vertical direction and in the horizontal direction, 3 samples each. Using a constant-speed extension type tensile tester with a self-recording device, the upper and lower grips are 2.54cm x 2.54cm on the front side, 2.54cm x 5.08cm on the back side, and the gap between the grips is 10cm. Fix to the grip, except for. Stretch to 1.0 kg load at a pulling speed of 30 cm / min, measure the gripping distance L1 at that time, calculate the elongation rate according to the following formula, and express the average of the three sheets.
Elongation rate L (%) = ((L1-L2) / L2) x 100
Here, L2 represents a gripping interval (cm), and L1 represents a gripping interval (cm) when stretched to 1.0 kg. The larger the elongation ratio L (%), the easier it is to fit the body and swim when worn in a swimsuit.
Hereinafter, the present invention will be specifically described by way of examples.
[0025]
【Example】
The criteria for determination of dryness to wear, ease of movement, texture, feel, stuffiness, washing durability, and comprehensive evaluation in the examples are as follows.
<Wear dryness>
◎: Dry well, ○: Dry, △: Not very dry, ×: Not dry at all <Ease of movement>
◎: Very easy to move, ○: Easy to move, △: Slightly difficult to move, ×: Difficult to move <soft (softness)>
◎: Very soft, ○: Soft, △: Slightly hard, ×: Hard <Skin>
◎: Very good, ○: Good, △: Slightly bad, ×: Poor
◎: Very unsatisfactory, ○: Unsatisfactory, △: Slightly unsatisfactory, ×: Very unsatisfactory
◎: Excellent as a swimsuit with good water drainage,
○: Excellent as a swimsuit with good drainage,
X: Not suitable as a swimsuit with good drainage.
[0026]
(Example 1)
Using 50-denier 48-filament polyester filament yarn and 40-denier polyurethane elastic yarn, using a 28 gauge single tricot machine with two pieces of yarn, the front ポリウレタン polyester yarn and the back heel with polyurethane elastic yarn half Organized the organization. The mixing ratio of each yarn was 80% polyester and 20% polyurethane. After knitting, a knitted fabric dyed in black was obtained based on a normal dyeing method. This model diagram is shown in FIG.
The water-absorbing processing part 2 is based on a water-absorbing processing solution consisting of 10 parts by weight of Lanogen TNT (polyamide water-absorbing agent), 60 parts by weight of DKS Fine Gum SP-150 (10% Sol), and 30 parts by weight of water. Adhere with a hand screen (100 mesh) so that 5% of the area of one side of the cloth is in a lattice pattern, dry it at 100 ° C for 5 minutes, and then fix it at 150 ° C for 2 minutes. Washed with water and dried. The amount of printing paste adhered at this time was 80 to 100 g / m ² .
The shape and size of the water-absorbing processed portion 2 and the unprocessed (hydrophobic) portion 3 were obtained by changing the shape and size of the screen. This model diagram is shown in FIG. The obtained knitted fabric of the present invention had an elongation rate of 195%, a width of 168%, and a residual moisture content of 192% after 5 minutes.
As a result of trial manufacture of swimsuits using this product of the present invention and evaluation of wearing by 10 women, the wearability such as dryness of wear, ease of movement by swimming, texture and stuffiness was also satisfied. The evaluation results are shown in Tables 1 and 2.
[0027]
(Example 2)
Using the same base fabric obtained in Example 1, printing was carried out by the same method so that the water-absorbing part 2 was 30% with respect to the area of one surface of the base fabric, and the same drying treatment as in Example 1 was performed.
This model diagram is shown in FIG. The obtained knitted fabric of the present invention had an elongation rate of 200%, a width of 166%, and a residual moisture content of 145% after 5 minutes. Similar to Example 1, the wearing evaluation result was satisfactory. The evaluation results are also shown in Tables 1 and 2.
[0028]
(Example 3)
Using the same base fabric obtained in Example 1, printing was performed by the same method so that the water-absorbing portion 2 was 60% of the area of one side of the base fabric, and the same drying treatment as in Example 1 was performed.
This model diagram is shown in FIG. The obtained knitted fabric of the present invention had an elongation rate of 205% in width, 160% in width, and a residual moisture content in 5 minutes after 194%. Similar to Example 1, the wearing evaluation result was satisfactory. The evaluation results are also shown in Tables 1 and 2.
[0029]
(Example 4)
Except for using 50-denier polyester filament yarn and 40-denier polyurethane elastic yarn as the raw yarn used, the water-absorbing part 2 is 30% of the area of one side of the base fabric in the same manner as in Example 1. Was printed as follows. This model diagram is the same as FIG. The obtained knitted fabric had an elongation rate of 160%, a width of 92%, and a residual moisture content of 188% after 5 minutes. Similar to Example 1, the wearing evaluation result was satisfactory. The evaluation results are also shown in Tables 1 and 2.
[0030]
(Example 5)
Except for knitting with 32 gauge warp knitting machine using 40 denier nylon filament yarn of 40 denier and 40 denier polyurethane elastic yarn as the raw yarn used, water absorption processing is performed on the area of one side of the base fabric in the same manner as in Example 1 Printed so that part 2 was 30%. This model diagram is the same as FIG. The obtained knitted fabric of the present invention had an elongation rate of 203%, a width of 146%, and a residual moisture content of 167% after 5 minutes. Similar to Example 1, the wearing evaluation result was satisfactory. The evaluation results are also shown in Tables 1 and 2.
[0031]
(Example 6)
Except that 100% polyester yarn used in Example 1 was knitted with a double-sided circular knitting machine 32 gauge, the water absorption processing part 2 was 30 for the area of one side of the base fabric in the same manner as in Example 1. Printed to be%. This model diagram is the same as FIG. The obtained knitted fabric of the present invention had an elongation rate of 80%, a width of 92%, and a residual moisture content of 197% after 5 minutes. Similar to Example 1, the wearing evaluation result was satisfactory. The evaluation results are also shown in Tables 1 and 2.
[0032]
(Example 7)
Using the same polyester yarn and polyurethane elastic yarn used in Example 4, using a 28-gauge single tricot machine with 3 pieces, placing polyester yarn on the front and middle heels and polyurethane elastic yarn on the back heel, Except that the inserted three-layer structure was knitted, printing was performed in the same manner as in Example 1 so that the water-absorbing portion was 30% of the area of one side of the base fabric. The model diagram is the same as FIG. The obtained knitted fabric of the present invention had an elongation rate of 103%, a width of 74%, and a residual moisture content of 195% after 5 minutes.
Similar to Example 1, the wearing evaluation result was satisfactory. The evaluation results are also shown in Tables 1 and 2.
[0033]
(Example 8)
Except for using 30 denier 36 filament polyester filament and 40 denier polyurethane elastic yarn as the raw yarn used and using a 32 gauge warp knitting machine, the water absorbing part 2 for the area of one side of the base fabric in the same manner as in Example 1 Was printed at 30%. This model diagram is the same as FIG. The obtained knitted fabric had an elongation rate of 158%, a width of 123%, and a residual moisture content of 94% after 5 minutes. Similar to Example 1, the wearing evaluation result was satisfactory. The evaluation results are also shown in Tables 1 and 2.
[0034]
(Comparative Example 1)
The base fabric 1 produced in Example 1 has no water absorbent adhering at all, and is a normal knitted fabric (see FIG. 3). The weight per unit area was 190 g / m ² , the elongation was 200% horizontal, 170% horizontal, and the residual water content after 5 minutes was 312%.
[0035]
[Table 1]

[0036]
[Table 2]

[0037]
As a result of the wear evaluation, the residual moisture amount after 5 minutes was high and there was a feeling of wetness. The evaluation results are shown in Tables 3 and 4.
[0038]
(Comparative Example 2)
In the same manner as in Example 1, printing was performed so that the water absorption processed portion 2 occupied 80% of the area of one side of the base fabric. This model diagram is shown in FIG. The obtained comparative knitted fabric had an elongation of 205%, a width of 168%, and a residual moisture content of 263% after 5 minutes.
As a result of wearing evaluation, the residual moisture content after 5 minutes was high and there was a feeling of wetness. The evaluation results are shown in Tables 3 and 4.
[0039]
[Table 3]

[0040]
[Table 4]

(Comparative Example 3)
Printing was performed by the same method as in Example 1 so that the water absorbent adhered to the entire surface of one side of the base fabric. This model diagram is shown in FIG. The obtained comparative knitted fabric had an elongation of 210% in length, a width of 165%, and a residual moisture content of 309% after 5 minutes.
As a result of wearing evaluation, the residual moisture content after 5 minutes was high and there was a feeling of wetness. The evaluation results are shown in Tables 3 and 4.
[0041]
(Comparative Example 4)
It was produced by the same method as in Example 7, and printed on one side of the base fabric so that the water-absorbing portion 2 occupied 30%. This model diagram is the same as FIG. The obtained comparative knitted fabric had an elongation rate of 23%, a width of 40%, and a residual moisture content of 5% after 5 minutes.
[0042]
The result of wearing evaluation was that the elongation rate was 20 to 40%, which was too low as compared with the present invention, so that it was difficult to swim and the feeling of fatigue was increased. The evaluation results are also shown in Tables 3 and 4.
[0043]
【The invention's effect】
According to the present invention, not only a feeling of wetness, but also a feeling of wearing, specifically, a swimsuit with good water drainage that can satisfy all of dryness of wear, ease of movement, texture, feel, stuffiness, and washing durability. Made possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial plan view schematically showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a water drainage evaluation method.
3 is a partial plan view of a base fabric in Example 1. FIG.
4 is a model diagram of Example 1. FIG.
5 is a model diagram of Example 2. FIG.
6 is a model diagram of Example 3. FIG.
7 is a model diagram of Comparative Example 2. FIG.
8 is a model diagram of Comparative Example 3. FIG.
[Explanation of symbols]
1: Base fabric, 2: Water-absorbing part, 3: Unprocessed part

Claims

A swimsuit comprising a fabric that is subjected to water absorption processing on one side of the base fabric and has a residual moisture content of 200% or less after 5 minutes as defined by the following formula in a water drainage evaluation test :
The base fabric consists of a two-weight ricott warp fabric with an elongation of 70% or more for both vertical and horizontal.
Water drainage characterized by comprising a water-absorbing processed part and an unprocessed part only on one side of the contact surface with the skin, and the water-absorbing processed part is formed to occupy 5 to 60% in area ratio Good swimsuit.
Residual moisture content R (%) after 5 minutes = {N− (S + P + M)} / M
In the above formula, M is the weight of the sample, P is the weight of the cylindrical container, S is the weight of the stand, N is immersed in the water tank together with the container in which the sample is set, and after sufficiently absorbing water, it is pulled up from the water tank. The weight measured 5 minutes after hanging on the stand.

The warp knitted fabric is composed of a synthetic fiber multifilament yarn having a single fiber fineness of 0.01 to 1 denier and a polyurethane elastic yarn, and an area ratio of a water absorbing portion is 25 to 35%. Swimsuit with good water drainage described in 1.

The good water drainage according to claim 1 or 2 , wherein the water-absorbing process is applied in a pattern having dots and / or lines as constituent elements so that the water-absorbing process is dispersed on substantially the entire surface of one side of the base fabric. Swimsuit.

Drainage according to hygroscopic treatment is, the water-absorbing polyamide resin or any one of claims 1 to 3, characterized in that it is applied using a water absorbing agent as a main component any one of the water-absorbing polyester resin Good swimsuit.