JP4432118B2 - マッサージ装置及びシャワー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マッサージ装置及びマッサージ装置を備えたシャワー装置に係わり、特に、流水を利用して振動するマッサージ装置及びシャワー装置に関する。
従来からシャワー装置の一つとして、例えば、特許文献1に記載されているようなバイブレータ機能を有するマッサージ装置が知られている。この従来のバイブレータ機能を有するマッサージ装置(シャワー装置)においては、シャワー装置の吐水部となるシャワーヘッドの内部には、錘が偏心して取り付けられた1つの水車が設けられている。
また、シャワーヘッドの内部には、シャワー装置本体に流入した水が水車を通過することなく第1の流出口であるシャワー口から流出するシャワー用流路と、シャワー装置本体に流入した水が水車を通過してシャワーヘッドの第2の流出口から流出する水車用流路の2つの流路が形成されている。
さらに、シャワーヘッドには、シャワー用流路と水車用流路の開閉を切り替える切替弁が設けられている。シャワー装置についてバイブレータ機能を主として使用する場合には、この切替弁により、シャワー用流路を閉鎖して水車用流路を開放し、一方、シャワー機能を主として使用する場合には、シャワー用流路を開放して水車用流路を閉鎖するようになっている。
また、水車は水車用流路を流れる水の流量に応じた回転数で回転するが、錘が偏心して取り付けられているため、水車の回転と同時にこの偏心して取り付けられた錘によって遠心力が発生する。このような錘による遠心力は、使用者がシャワーヘッドの握り部を握った際、この握り部の中心を支点としてシャワーヘッド自体をバイブレータのように振動させる力として作用する。さらに、このようなシャワーヘッドを身体に押し当てることによって、この身体の押し当てた部分に水車及び錘の回転と共に周期的に押圧力が作用してマッサージ効果が得られるようになっている。
実開昭63−164954号公報
しかしながら、上述した従来のマッサージ装置においては、水車の回転数は水車用流路に供給される水の流量にほぼ比例するため、低周波数振動を得たい場合には、水車に供給される水の流量を低減させる必要があり、流量に関係なく、行うことは難しい状況であった。したがって、シャワーヘッドに供給される水の流量が大きくなると、シャワーヘッドについてゆっくりとした低周波振動をさせながら吐水させることができないという問題がある。
さらに、シャワー装置をマッサージ装置として使用する場合、流量が少ないと給湯器が着火しない場合があり、その場合には、シャワーヘッドから吐水される湯水の温度が変化し、所望の温度の湯水を使用できないという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、給水される水の流量にかかわらず、使用者の部位に安定した低周波振動を与えるマッサージ装置、及び、マッサージ装置を備えたシャワー装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、流水を利用して振動するマッサージ装置であって、水が流入する流入口と流出する流出口が形成されたマッサージ装置本体と、このマッサージ装置本体内に回転可能に設けられ上記流入口から流入し上記流出口から流出する水により回転する第1水車及びこの第1水車に偏心して一体に設けられた第1錘を備え、上記第1水車及び上記第1錘が一体に回転することにより第1のモードの振動を与える第1偏心錘回転体と、上記マッサージ装置本体内に回転可能に設けられた第2偏心錘回転体であって、上記流入口から流入し上記流出口から流出する水により回転する第2水車及びこの第2水車に偏心して一体に設けられた第2錘を備え、上記第2水車及び上記第2錘が一体に回転することにより第2のモードの振動を与える上記第2偏心錘回転体と、を有し、上記第1偏心錘回転体と上記第2偏心錘回転体、互いに異なる回転数で同時に回転し、それにより、上記マッサージ装置本体が、互いに異なる上記第1のモードの振動と上記第2のモードの振動が互いに重なり合った第3のモードの振動を与えるように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明のマッサージ装置においては、第1偏心錘回転体と第2偏心錘回転体がマッサージ装置本体の流入口から流入した水によって互いに異なる回転数で回転し、マッサージ装置本体が、第1偏心錘回転体によって与えられた第1振動数の振動と、第2偏心錘回転体よって与えられた第2振動数の振動との共振を利用して振動するため、マッサージ装置本体内に流入する水の流量にかかわらず、マッサージ装置本体を低振動数で振動させることができる。
本発明において、第1と第2は、互いに異なる回転数で回転するようにそれらの重量が異なるように構成されていることが好ましい。これにより、第1偏心錘回転体と第2偏心錘回転体がマッサージ装置本体の流入口から流入した水によって互いに異なる回転数で回転し、マッサージ装置本体が、第1偏心錘回転体によって与えられた第1振動数の振動と、第2偏心錘回転体よって与えられた第2振動数の振動との共振を利用して振動するため、マッサージ装置本体内に流入する水の流量にかかわらず、マッサージ装置本体を低振動数で振動させることができる。
本発明において、第1と第2は、それらの重量が等しくなるように構成されていると共に第1偏心錘回転体と第2偏心錘回転体が互いに異なる回転数で回転するように上記流入口から第1偏心錘回転体と第2偏心錘回転体の各々に流入する水の流量又は流速が互いに異なるように構成されていてもよい。これにより、第1偏心錘回転体と第2偏心錘回転体がマッサージ装置本体の流入口から流入した水によって互いに異なる回転数で回転し、マッサージ装置本体が、第1偏心錘回転体によって与えられた第1振動数の振動と、第2偏心錘回転体よって与えられた第2振動数の振動との共振を利用して振動するため、マッサージ装置本体内に流入する水の流量にかかわらず、マッサージ装置本体を低振動数で振動させることができる。また、第1錘と第2錘の重量が共に等しいため、共振時の全体の錘の重量が、第1錘と第2錘の各重量の2倍となるため、振動強度も2倍となり、大きな振動効果を得ることができる。
本発明において、第1偏心錘回転体と第2偏心錘回転体は、同軸に延びる共通の回転軸を備えていることが好ましい。
本発明において、第1偏心錘回転体と第2偏心錘回転体は、それぞれ、互いに軸心位置が異なるほぼ平行な回転軸を備えていることが好ましい。
本発明は、上記マッサージ装置を備えたシャワー装置であって、マッサージ装置本体が、給水口と吐水口が形成されたシャワー装置本体であることを特徴としている。
このように構成された本発明のシャワー装置においては、第1偏心錘回転体と第2偏心錘回転体がシャワー装置本体の流入口から流入した水によって互いに異なる回転数で回転し、シャワー装置本体が、第1偏心錘回転体によって与えられた第1振動数の振動と、第2偏心錘回転体よって与えられた第2振動数の振動との共振を利用して振動するため、シャワー装置本体内に流入する水の流量にかかわらず、シャワー装置本体を低振動数で振動させることができる。
本発明のマッサージ装置、及び、マッサージ装置を備えたシャワー装置によれば、給水される水の流量にかかわらず、使用者の部位に安定した低周波振動を与えることができる。
以下、添付図面を参照して本発明のマッサージ装置、及び、マッサージ装置を備えたシャワー装置の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1実施形態によるマッサージ装置を示す概略斜視図であり、図2は本発明の第1実施形態によるマッサージ装置を示す分解斜視図である。また、図3は本発明の第1実施形態によるマッサージ装置を示す平面図であり、図4は本発明の第1実施形態によるマッサージ装置を示す正面図である。さらに、図5は、図3のA−A断面図である。
図1〜図5に示すように、本実施形態のマッサージ装置1は、流入口4と流出口6が形成されたマッサージ装置本体2を備えている。
マッサージ装置本体2内には、上側錘10aを含む上側水車12aが回転可能に組み込まれ、これらの下方には、下側錘10bを含む下側水車12bが回転可能に組み込まれている。
また、上側錘10aを含む上側水車12aの回転軸と下側錘10bを含む下側水車12bの回転軸は、マッサージ装置本体2の垂直方向に同軸に延びる共通の回転軸14となっている。
さらに、マッサージ装置本体2の上部及び下部には、回転軸14の両端部を保持しマッサージ装置本体2の上面及び下面を形成する保持蓋16a,16bが取り付けられ、上側錘10aを含む上側水車12aと下側錘10bを含む下側水車12bがマッサージ装置本体2内に水車室18が形成される。また、この状態では、上側錘10aを含む上側水車12aと下側錘10bを含む下側水車12bは、マッサージ装置本体2の上面又は下面、或いは保持蓋16a,16bの面とほぼ平行な面内で回転可能に組み込まれている。
また、上側錘10aは、上側水車12aの上端面の一部分に回転軸14に対して偏心させるように一体的取り付けられ、下側錘10bは、下側水車12bの下端面の一部分に回転軸14に対して偏心させるように一体的取り付けられている。
さらに、上側水車12aと下側水車12bは共に同じタイプの水車であり、上側錘10aと下側錘10bも共に同一の材料で作られたほぼ扇形形状のものであるが、上側錘10aの厚みが下側錘10bの厚みよりも薄くなっており、上側錘10aの重量が下側錘10bの重量よりも小さくなっている。
これらの上側錘10aを含む上側水車12aは上側の偏心錘回転体として機能し、下側錘10bを含む下側水車12bは下側の偏心錘回転体として機能し、これらの偏心錘回転体は、流入口4からマッサージ装置本体2内に流入した水により、互いに異なる回転数で回転し、マッサージ装置本体2を振動させるように構成されている。すなわち、本実施形態のマッサージ装置1は、上側錘10aと上側水車12aによって与えられた振動と、下側錘10bと下側水車12bよって与えられた振動との2つの振動による共振を利用して振動するように構成されている。
つぎに、図6は、図4に示す本実施形態のマッサージ装置1のB−B断面斜視図である。また、図7は、図4に示す本実施形態のマッサージ装置1のC−C断面斜視図である。さらに、図8は、図4に示す本実施形態のマッサージ装置1のD−D断面斜視図である。ここで、図6〜図8において、各流路内の水の流れと水車12a,12bの回転方向を矢印で示している。
図4〜図8に示すように、マッサージ装置本体2内には、流入口4から水車室18に向かって水車12a,12bの接線方向に延びるように水車用流路20が形成されている。この水車用流路20は、その途中で、上側水車12aの接線方向に延びる上側水車用流入路20aと、この上側水車用流入路20aの下方に形成され、下側水車12bの接線方向に延びる下側水車用流入路20bに分岐している。
また、水車用流路20は、マッサージ装置本体2の流出口6から水車室18に向かって水車12a,12bの接線方向に延びるように形成され、かつ各水車用流入路20a,20bとほぼ平行な水車用流出路20cを含む。この水車用流出路20cは、上側水車12aの下部から下側水車12bの上部にわたって流路断面を形成するような高さに配置されている(図5参照)。
なお、図4及び図5に示すように、上側水車用流入路20aの流路断面積は、下側水車用流入路20bの流路断面積よりも大きく設定されているが、両流入路20a,20bの流路断面積を共に等しく設定してもよい。
つぎに、上述した本発明の第1実施形態によるマッサージ装置1の作用について説明する。
まず、流量が一定の状態で流入口4からマッサージ装置本体2の水車用流路20内に流入した水は、上側水車用流入路20aと下側水車用流入路20bに分流する。このとき、上側水車用流入路20aの流路断面積は、下側水車用流入路20bの流路断面積よりも大きくなっているため、上側水車用流入路20aの流量は下側水車用流入路20bの流量よりも大きくなっている。
上側水車用流入路20aから流出した水は、上側水車12aの接線方向に流れ、この水により、上側水車12a及び上側錘10aが一体となって回転する。同様に、下側水車用流入路20bから流出した水は、下側水車12bの接線方向に流れ、この水により、下側水車12b及び下側錘10bが一体となって回転する。
また、上側錘10aの重量が下側錘10bの重量よりも小さく、かつ上側水車用流入路20aの流量も下側水車用流入路20bの流量よりも大きいため、上側錘10a及び上側水車12aが下側錘10b及び下側水車12bよりも高い回転数で回転する。
さらに、上側錘10a及び上側水車12aと下側錘10b及び下側水車12bとが、互いに異なった回転数で回転することによって、マッサージ装置本体2には各水車12a,2bの水平方向の2つのモードの振動が与えられる。さらに、これらの2つのモードの振動は、互いに重なり合って共振し、マッサージ装置本体2は、低い共振振動数(共振周波数)で振動する。
つぎに、図9は、本実施形態のマッサージ装置1において、各水車12a,12bに供給される水の流量と各錘10a,10bの回転の周波数及び共振周波数との関係を調べた実験結果の一例を示すグラフである。なお、図9において、グラフの横軸は、上側水車用流入路20aと下側水車用流入路20bの総流量を示し、グラフの縦軸は、上側錘10aを含む上側水車12aの回転の周波数、下側錘10bを含む下側水車12bの回転の周波数、及び、これらの共振周波数を示している。また、図10は、図9に示す流量と周波数との関係について、上側錘10aを含む上側水車12aと下側錘10bを含む下側水車12bの各回転数を併記した図表である。
図9及び図10に示すように、各錘10a,10bの回転の周波数は、流量の増加にほぼ比例して増加しているが、共振周波数は、流量にかかわらず高々10Hz程度の低周波振動となっている。このことから、マッサージ装置1が給水される水の流量にかかわらず低周波振動をしていることがわかった。また、このような共振による低周波振動を腰部から腹部に与えることで腸の蠕動運動が活発となり、排便を促進させることができる。
上述した本発明の第1実施形態によるマッサージ装置1によれば、上側錘10aを含む上側水車12aと下側錘10bを含む下側水車12bがマッサージ装置本体2内の流入口4から流入した水によって互いに異なる回転数で回転し、マッサージ装置本体2には上側錘10aの回転によって与えられた振動と下側錘10bよって与えられた振動の2つのモードの振動が重なり合って生じた共振振動が与えられるため、マッサージ装置本体2内に流入する水の流量にかかわらず、マッサージ装置本体2を低周波で振動させることができる。また、マッサージ装置1を使用者の部位に押し当てることにより、さらに安定した低周波振動を与えることができる。
なお、上述した本発明の第1実施形態によるマッサージ装置1では、一例として、上側錘10aの重量が下側錘10bの重量よりも小さく、かつ上側水車用流入路20aの流路断面積が下側水車用流入路20bの流路断面積よりも大きく設定されている形態について説明したが、このような形態に限定されず、他の形態についても適用可能である。例えば、他の形態として、上側錘10aの重量が下側錘10bの重量よりも大きくなるような形態にしてもよいし、上側錘10aと下側錘10bの重量を等しくした形態にしてもよい。
また、本発明の第1実施形態の変形例によるマッサージ装置として、上側錘10aと下側錘10bの重量を等しくした形態を適用させた場合には、各錘10a,10bの回転数が異なるように、各水車12a,12bに流入する各水車用流入路20a,20bの水のの各流量又は流速が異なるように各流入路20a,20bを設定する必要がある。
このような本発明の第1実施形態の変形例によるマッサージ装置によれば、第1実施形態と同様に、マッサージ装置本体2内に流入する水の流量にかかわらず、マッサージ装置本体2を低周波で振動させることができ、使用者の部位に安定した低周波振動を与えることができる。また、両錘10a,10bの重量が等しいため、共振時の全体の錘の重量が、各10a,10bの重量の2倍となるため、振動強度も2倍となり、大きな振動効果を得ることができる。
つぎに、本発明の第2実施形態によるマッサージ装置について説明する。
図11は、本発明の第2実施形態によるマッサージ装置を示す、図5と同様な断面図である。ここで、図11において、図5に示す部分と同一の部分については同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態のマッサージ装置30では、マッサージ装置本体32内に上側水車室18aと下側水車室18bを形成し、各水車室18a,18b内に上側水車12aと下側水車12bを互いに平行にずらして配置した構成となっている。また、各水車12a,12bは、ほぼ平行な2つの異なる回転軸14a,14bが設けられており、各回転軸14a,14bを中心に互いに独立に回転するような構成となっている。
上述した本発明の第2実施形態によるマッサージ装置30によれば、各水車12a,12bと各回転軸14a,14bが互いに平行にずらして配置されているため、各錘10a,10bの回転によってマッサージ装置本体32に2つのモードの振動を確実に与えることができる。また、これらの共振を利用することによって、マッサージ装置本体32内に流入する水の流量にかかわらず、マッサージ装置本体32をより確実に低周波で振動させることができる。さらに、マッサージ装置30を使用者の部位に押し当てることにより、使用者の部位にさらに安定した低周波振動を与えることができる。
つぎに、本発明の第3実施形態によるマッサージ装置について説明する。
図12は、本発明の第3実施形態によるマッサージ装置をシャワー装置として適用させた状態を示す概略斜視図である。
図12に示すように、シャワー装置として適用させた本実施形態のマッサージ装置40では、給水口44と吐水口46が形成されたマッサージ装置本体(シャワー装置本体)42を備えている。なお、このシャワー装置本体42の内部の基本構成については、上述した第1実施形態又は第2実施形態のマッサージ装置の基本構成とほぼ共通しているため、これらの説明は省略する。
また、シャワー装置本体42の給水口44は、上述した第1実施形態のマッサージ装置本体2の流入口4に相当し、シャワー装置本体42の給水口46は、上述した第1実施形態のマッサージ装置本体2の吐水口6に相当している。
上述したシャワー装置として適用させた本発明の第3実施形態によるマッサージ装置40によれば、給水口44からシャワー装置本体42に流入して吐水口46から吐水される通水を利用して、シャワー装置本体42を低周波で振動させながら吐水させることができる。また、シャワー装置(マッサージ装置)44を使用者の部位に押し当てることにより、さらに安定した低周波振動を与えることができる。
本発明の第1実施形態によるマッサージ装置を示す概略斜視図である。 本発明の第1実施形態によるマッサージ装置を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態によるマッサージ装置を示す平面図である。 本発明の第1実施形態によるマッサージ装置を示す正面図である。 図3のA−A断面図である。 図4のB−B断面斜視図である。 図4のC−C断面斜視図である。 図4のD−D断面斜視図である。 本発明の第1実施形態によるマッサージ装置において、各水車12a,12bに供給される水の流量と各錘10a,10bの回転の周波数及び共振周波数との関係を調べた実験結果の一例を示すグラフである。 図9に示す流量と周波数との関係について、上側錘10aを含む上側水車12aと下側錘10bを含む下側水車12bの各回転数を併記した図表である。 本発明の第2実施形態によるマッサージ装置を示す、図5と同様な断面図である。 本発明の第3実施形態によるマッサージ装置をシャワー装置として適用させた状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1,30,40 マッサージ装置
2,32,42 マッサージ装置本体
4,34,44 流入口
6,36,46 流出口
8,38 蓋
10a 上側錘
10b 下側錘
12a 上側水車
12b 下側水車
14,14a,14b 回転軸
16a,16b 保持蓋
18 水車室
18a 上側水車室
18b 下側水車室
20 水車用流路
20a 上側水車用流入路
20b 下側水車用流入路
20c 水車用流出路

Claims (6)

  1. 流水を利用して振動するマッサージ装置であって、
    水が流入する流入口と流出する流出口が形成されたマッサージ装置本体と、
    このマッサージ装置本体内に回転可能に設けられ上記流入口から流入し上記流出口から流出する水により回転する第1水車及びこの第1水車に偏心して一体に設けられた第1錘を備え、上記第1水車及び上記第1錘が一体に回転することにより第1のモードの振動を与える第1偏心錘回転体と、
    上記マッサージ装置本体内に回転可能に設けられた第2偏心錘回転体であって、上記流入口から流入し上記流出口から流出する水により回転する第2水車及びこの第2水車に偏心して一体に設けられた第2錘を備え、上記第2水車及び上記第2錘が一体に回転することにより第2のモードの振動を与える上記第2偏心錘回転体と、を有し、
    上記第1偏心錘回転体と上記第2偏心錘回転体、互いに異なる回転数で同時に回転し、それにより、上記マッサージ装置本体が、互いに異なる上記第1のモードの振動と上記第2のモードの振動が互いに重なり合った第3のモードの振動を与えるように構成されていることを特徴とするマッサージ装置。
  2. 上記第1と上記第2は、互いに異なる回転数で回転するようにそれらの重量が異なるように構成されている請求項1記載のマッサージ装置。
  3. 上記第1と上記第2は、それらの重量が等しくなるように構成されていると共に上記第1偏心錘回転体と上記第2偏心錘回転体が互いに異なる回転数で回転するように上記流入口から上記第1偏心錘回転体と上記第2偏心錘回転体の各々に流入する水の流量又は流速が互いに異なるように構成されている請求項1記載のマッサージ装置。
  4. 上記第1偏心錘回転体と上記第2偏心錘回転体は、同軸に延びる共通の回転軸を備えている請求項1乃至3の何れか1項に記載のマッサージ装置。
  5. 上記第1偏心錘回転体と上記第2偏心錘回転体は、それぞれ、互いに軸心位置が異なるほぼ平行な回転軸を備えている請求項1乃至3の何れか1項に記載のマッサージ装置。
  6. 上記請求項1乃至5の何れか1項に記載のマッサージ装置を備えたシャワー装置であって、
    上記マッサージ装置本体が、給水口と吐水口が形成されたシャワー装置本体であることを特徴とするシャワー装置。
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