JP4430912B2 - キャップ機構 - Google Patents
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タンク開口と、該タンク開口からタンクに接続される流路とを有するパイプ形状の開口形成部材と、
上記タンク開口を閉じる閉止体と、
該閉止体の上部に設けられ該閉止体を閉じ方向または開き方向に回転操作するための操作部と、
タンク開口の内壁に設けたシール面と閉止体のシール保持部との間に介在する環状のガスケットと、
上記開口形成部材の内壁に形成された第1ネジ部と、上記閉止体の外周部に形成され上記第1ネジ部に螺合する第2ネジ部とを有し、上記操作部の閉じ方向への回転により上記第2ネジ部を上記第1ネジ部の始端部から該第1ネジ部にネジ込むことで、上記ガスケットを上記開口形成部材の内壁に対して圧縮変位させて上記閉止体を上記開口形成部材に螺着する螺着機構と、
を備え、
上記螺着機構は、上記第2ネジ部に、上記第1ネジ部の上記始端部に当接するストッパを備え、該ストッパは、上記ガスケットが軸方向に所定変位以上に圧縮されたときに、上記閉止体の閉じ方向への回転を規制するように構成し、
上記ガスケットは、
スリットを有する断面ほぼV字形であり、上記スリットの間隔を狭めることにより、撓み方向の長さを短くするように圧縮されるガスケット本体と、
上記ガスケット本体の外周部から突設された複数のシール突起と、
を備え、
上記シール突起は、
上記シール面に当たる第1のパイプ側シール部および第2のパイプ側シール部と、上記シール保持部に当たる第1の本体側シール部および第2の本体側シール部とを有し、
上記第1のパイプ側シール部は、上記ガスケット本体における上記スリットの開口端であって、締め込み初期に上記シール面に押圧されるように突設され、
上記第2のパイプ側シール部は、上記締め込み初期を経た後に、第1のパイプ側シール部よりシール面圧が大きくなって上記シール面に押圧されるように突設され、
上記第1および第2の本体側シール部は、上記シール保持部に対向した上記ガスケット本体の外周部にそれぞれ突設され、上記第1のパイプ側シール部または上記第2のパイプ側シール部により三角形をそれぞれ形成するように配置され、
上記第1の本体側シール部および上記第2の本体側シール部は、上記第1のパイプ側シール部または第2のパイプ側シール部を中心として、それらのなす角度α,βがほぼ等しく、かつ30〜45゜となるように配置され、
上記螺着機構は、上記第2ネジ部が上記第1ネジ部の始端部に係合した後に上記ストッパが上記第1ネジ部の始端部に当たる締め込み終了時に達するまで上記第2ネジ部が上記第1ネジ部にネジ込まれて上記閉止体が軸方向へ移動する量を移動量とすると、該移動量が3.0mmであるときに、上記ストッパは、上記開口形成部材の上記シール面から受けるガスケットの反力が160N以下であり、該ガスケットの該シール面に対するシール面圧が0.3MPa以上であるように構成した。
図1は本発明の一実施の形態にかかる燃料キャップ10(キャップ装置)を示す半断面図である。図1において、燃料キャップ10は、図示しない燃料タンクに燃料を補給する注入口FNb(タンク開口)を有するフィラーネックFNに装着されており、ポリアセタール等の合成樹脂材料から形成されたキャップ本体20(閉止体)と、このキャップ本体20の上部に装着されナイロン等の合成樹脂材料から形成される操作部を有する蓋体40と、キャップ本体20の上部開口を閉じて弁室25を形成する内蓋30と、弁室25に収納された調圧弁50と、トルク機構80と、キャップ本体20の上部外周に装着されてフィラーネックFNとの間をシールする環状のガスケットGSとを備えている。
次に、本実施の形態にかかる燃料キャップ10の各部の構成について詳細に説明する。
(2)−1 キャップ本体20などの構成
上記キャップ本体20は、パイプ形状のフィラーネックFN(開口形成部材)の内壁の雌ネジ部FNc(第1ネジ部)に係合される雄ネジ部21(第2ネジ部)を有するほぼ円筒状の外管体20aと、外管体20aの下部内側に設けられた弁室形成体20bとを備えている。弁室形成体20bは、調圧弁50として作用する正圧弁及び負圧弁を収納している。上記内蓋30は、弁室形成体20bの上部に圧入されることにより弁室25を覆っている。
(2)−2−1 ガスケットGSの構成
図4は燃料キャップのシール保持部24に装着されたガスケットGSの付近を拡大して示す断面図である。ガスケットGSは、ほぼ断面V字形であり、撓み方向の長さを短くするように圧縮されるガスケット本体GSaを備えている。ガスケット本体GSaには、外周側に開口されたほぼ断面U字形のスリットGSbが形成されている。
図6は燃料キャップ10を閉じるときのガスケットGSの圧縮される過程を説明する説明図である。燃料キャップ10の締め込み初期において、ガスケットGSの第1のパイプ側シール部GSd1がシール面FNfに当たり(図6(A))、さらに締め込むとスリットGSbの開口を狭めつつ撓み方向に圧縮され(図6(B))、そして、第2のパイプ側シール部GSd2がシール面FNfに当たり(図6(C))さらに締め込むと第2のパイプ側シール部GSd2がシール面FNfに強く押圧された状態にて、燃料キャップ10が注入口FNbを閉じる。すなわち、締め込みの初期では、第1のパイプ側シール部GSd1が主にシール作用を果たし、そして締め込み状態では、第2のパイプ側シール部GSd2がシール作用を果たすことになる。
このような、ガスケットGSの撓み代で得られるシール面圧が所定以上になるように、かつガスケットGSに過度な応力が加わらないように図2のストッパ21dにより締め込みが完了する締め込み量を2mm以上とすることが好ましく、さらに3〜5mmとすることが好ましい。
(2)−2−3−1 本実施例のガスケットGSは、小さな締め込み力によっても、大きなシール面圧を得られ、しかも優れた操作性が得られることができる。
図1において、蓋体40は、操作機構を構成するものであり、トルク機構80を介してフランジ部22に回転可能かつ着脱自在に装着されている。蓋体40は、上壁41と、上壁41の上面に突設された操作部42と、上壁41の外周部に形成された側壁43とを備え、導電性樹脂を用いて射出により一体成形されている。また、側壁43の内側には、係合突部43aが周方向に沿って等間隔で4カ所突設されている。係合突部43aは、蓋体40を、トルク機構80を介してキャップ本体20に組み付けるための突起である。蓋体40の取付構造について後述する。
(2)−4−1 トルク機構80の概略構成
図10は蓋体40とキャップ本体20の上部とにわたって設けられたトルク機構80を示す分解斜視図、図11はトルク機構80を上方から示す説明図である。トルク機構80は、図3に示す燃料キャップ10で注入口FNbを閉じる動作の際に、蓋体40が所定以上の回転トルクを受けたときに節度感を与えて、燃料キャップ10が所定の回転トルクでフィラーネックFNに装着したことを確認できる機構である。
本体側係合部23は、トルクプレート90と係合して回転トルクを伝達するために円周上に配置された構成であり、第1係止端23aと、第2係止端23bと、第1係止端23aと第2係止端23bとの間に突設された山形の係合突条23c(第1係合部)とを備えている。また、本体側係合部23は、第1ガイド端23dと第2ガイド端23eとを備え、第1ガイド端23dと第2ガイド端23eとの間がガイド段23fになっている。
操作部側係合部46は、蓋体40からトルクプレート90に係合して回転トルクを伝達するための円柱状の突部であり、蓋体40の上壁41の下面に、周方向に2カ所突設されている。ガイド部48は、ガイド周壁48aに囲まれており、第1ガイド溝48bと第2ガイド溝48cとを備えている。第1ガイド溝48bは、回転軸を中心に円周上に形成され、第2ガイド溝48cは、第1ガイド溝48bに連続しかつ軸中心に向けて傾斜して形成されている。第1ガイド溝48bの端部であってガイド周壁48aの端部には、第1ガイド溝48bに面して、ガイド係止立壁48dが立設されている。
トルクプレート90は、樹脂から形成された円板状のトルク本体91を備えており、トルク本体91は、円板形状のアーム支持部91aと、アーム支持部91aを取り囲む円環形状の外環部91bと、アーム支持部91aと外環部91bと接続する連結部91cとを備えている。トルク本体91には、ガイド溝、トルクアームおよびスプリング片などが形成されている。すなわち、アーム支持部91aには、トルクアーム93(第2係合部)が形成されている。トルクアーム93は、アーム支持部91aから突設されたアーム本体93aと、アーム本体93aの外周部から突設されたトルク片側係合突部93cと、アーム本体93aの自由端93dから上方に突設されたガイド突部93fとを備えている。トルクアーム93は、支持根元93bを支点とした片持ち梁から形成されており、その自由端93dがトルク本体91に対して所定の間隙を隔てている。
次に、キャップ本体20とトルクプレート90との装着構造(プレート装着機構)、トルクプレート90と蓋体40との装着構造(ハンドル装着機構)について説明する。図12は図10の要部を示す斜視図、図13は燃料キャップ10の側部を示す断面図である。トルクプレート90の外環部91bの内周側に、プレート係合部98の係合爪98aが形成されている。係合爪98aは、切欠98bを通じて上方から見ることができる位置であり、外環部91bの内壁から中心軸方向に向けて突設された舌片であり、軸方向に弾性変形可能に形成されている。一方、キャップ本体20のフランジ部22の上部外周には、円弧状の係合突部22bが形成されている。係合爪98aを係合突部22bに圧入することによりトルクプレート90がキャップ本体20の上部外周で回転可能に装着されている。
しかも、プレート係合部98(プレート装着機構)、装着部99(操作部装着機構)などは、シール保持部24などの形状に制約されることなく、種々の外力に対して、破断荷重を設定するための最適化も容易である。
図14はトルクプレート90の周辺部を説明する説明図である。図10および図14に示すように、トルクプレート90には、該トルクプレート90を蓋体40の上壁41の下面とキャップ本体20の上部との間で支持するための第1スプリング片96および第2スプリング片97が形成されている。すなわち、トルクプレート90の中央上面には、4つの第1スプリング片96が周方向に90゜の位置に形成されている。第1スプリング片96は、蓋体40の上壁41の下面に対して上下方向のスプリング力を与えるものである。図14に示す第1スプリング片96は、トルクプレート90の上面と同一面でありかつ周方向に延設された片持ち梁から形成されたアーム96aと、アーム96aの先端でトルクプレート90の上面より突出した押圧突起96bとを備えている。第2スプリング片97は、やや下方に向けて傾斜した片持ち梁であり、アーム本体97aと、アーム本体97aの先端でフランジ部22の係合突部22bに対して押圧する押圧突起97bとを備え、トルクプレート90の上面の切欠97c内で一端が傾動する。第2スプリング片97は、押圧突起97bが傾斜した係合突部22bを押圧するため上下方向および半径方向の両方向に位置決めする。
次に、フィラーネックFNの注入口FNbを燃料キャップ10で開閉する操作を行なったときのトルク機構80の動作について説明する。図16から図20が燃料キャップ10を閉じるまでの動作を示し、図20から図22までが燃料キャップ10を開くまでの動作を示す。なお、トルク機構80の操作部側係合部46,46、ガイド部48,48、トルクアーム93,93、本体側係合部23,23などは、トルクプレート90の回転軸を中心に2つ設けられているので、図示の一方を中心に説明する。
図3に示すように、注入口FNbが開いた状態にて、蓋体40の操作部42を親指と人差し指で挟んで、キャップ本体20を注入口FNbに軸方向へ挿入する。このとき、雄ネジ部21の始端部21c(図2参照)を雌ネジ部FNcに始端部FNc1に合わせる。そして、操作部42に時計方向の回動力を加えて閉じる操作を行なうと、トルク機構80は、図16の状態から、図17から図19を経て図20に示すような一連の動作を行なう。
燃料キャップ10を開くには、蓋体40の操作部42を指で摘んで、図20の状態から、反時計方向へ回転する力を加える。この状態では、キャップ本体20がフィラーネックFNに係合により拘束されているから、図21に示すように、蓋体40の操作部側係合部46がリブ用ガイド部92内を移動して押圧端92bに当たると同時に、ガイド部48がトルクアーム93のガイド突部93fを第1ガイド溝48bから第2ガイド溝48cにガイドし、トルクアーム93のアーム本体93aを、支持根元93bを中心方向に撓ませる。これにより、トルクアーム93のトルク片側係合突部93cが本体側係合部23の係合突条23cに係合する位置から中心方向に待避して、ギャップGpを生じ、つまりラップ量Lp(図18参照)が0の状態になる。
この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
20...キャップ本体(閉止体)
20a...外管体
20b...弁室形成体
21...雄ネジ部
21a...ネジ山
21b...ネジ溝
21c...始端部
21d...ストッパ
22...フランジ部
22b...係合突部
23...本体側係合部
23a...第1係止端
23b...第2係止端
23c...係合突条
23d...第1ガイド端
23e...第2ガイド端
23f...ガイド段
24...シール保持部
25...弁室
30...内蓋
40...蓋体
41...上壁
42...操作部
43...側壁
43a...係合突部
46...操作部側係合部
48...ガイド部
48a...ガイド周壁
48b...第1ガイド溝
48c...第2ガイド溝
48d...ガイド係止立壁
50...調圧弁
80...トルク機構
90...トルクプレート
91...トルク本体
91a...アーム支持部
91b...外環部
91c...連結部
92...リブ用ガイド部
92a...押圧端
92b...押圧端
93...トルクアーム
93a...アーム本体
93b...支持根元
93c...トルク片側係合突部
93d...自由端
93f...ガイド突部
94...ガイド突起
95...脆弱部
95a...脆弱溝
96...第1スプリング片
96a...アーム
96b...押圧突起
97...第2スプリング片
97a...アーム本体
97b...押圧突起
97c...切欠
98...プレート係合部
98a...係合爪
98b...切欠
99...装着部
99a...係合爪
99b...係合凹所
FN...フィラーネック
FN...フィラーネック(開口形成部材)
FNb...注入口(タンク開口)
FNc1...始端部
FNc...雌ネジ部FNc
FNf...シール面
GS...ガスケット
GSa...ガスケット本体
GSb...スリット
GSc...シール突起
GSd1...第1のパイプ側シール部
GSd2...第2のパイプ側シール部
GSe2...第2の本体側シール部
GSe1...第1の本体側シール部
GSf...肉抜き部
Claims (5)
- タンク開口と、該タンク開口からタンクに接続される流路とを有するパイプ形状の開口形成部材と、
上記タンク開口を閉じる閉止体と、
該閉止体の上部に設けられ該閉止体を閉じ方向または開き方向に回転操作するための操作部と、
タンク開口の内壁に設けたシール面(FNf)と閉止体のシール保持部(24)との間に介在する環状のガスケット(GS)と、
上記開口形成部材の内壁に形成された第1ネジ部と、上記閉止体の外周部に形成され上記第1ネジ部に螺合する第2ネジ部とを有し、上記操作部の閉じ方向への回転により上記第2ネジ部を上記第1ネジ部の始端部から該第1ネジ部にネジ込むことで、上記ガスケットを上記開口形成部材の内壁に対して圧縮変位させて上記閉止体を上記開口形成部材に螺着する螺着機構と、
を備え、
上記螺着機構は、上記第2ネジ部に、上記第1ネジ部の上記始端部に当接するストッパ(21d)を備え、該ストッパ(21d)は、上記ガスケットが軸方向に所定変位以上に圧縮されたときに、上記閉止体の閉じ方向への回転を規制するように構成し、
上記ガスケット(GS)は、
スリット(GSb)を有する断面ほぼV字形であり、上記スリット(GSb)の間隔を狭めることにより、撓み方向の長さを短くするように圧縮されるガスケット本体(GSa)と、
上記ガスケット本体(GSa)の外周部から突設された複数のシール突起と、
を備え、
上記シール突起は、
上記シール面(FNf)に当たる第1のパイプ側シール部(GSd1)および第2のパイプ側シール部(GSd2)と、上記シール保持部(24)に当たる第1の本体側シール部(GSe1)および第2の本体側シール部(GSe2)とを有し、
上記第1のパイプ側シール部(GSd1)は、上記ガスケット本体(GSa)における上記スリット(GSb)の開口端であって、締め込み初期に上記シール面(FNf)に押圧されるように突設され、
上記第2のパイプ側シール部(GSd2)は、上記締め込み初期を経た後に、第1のパイプ側シール部(GSd1)よりシール面圧が大きくなって上記シール面(FNf)に押圧されるように突設され、
上記第1および第2の本体側シール部(GSe1),(GSe2)は、上記シール保持部(24)に対向した上記ガスケット本体(GSa)の外周部にそれぞれ突設され、上記第1のパイプ側シール部(GSd1)または上記第2のパイプ側シール部(GSd2)により三角形をそれぞれ形成するように配置され、
上記第1の本体側シール部(GSe1)および上記第2の本体側シール部(GSe2)は、上記第1のパイプ側シール部(GSd1)または第2のパイプ側シール部(GSd2)を中心として、それらのなす角度α,βがほぼ等しく、かつ30〜45゜となるように配置され、
上記螺着機構は、上記第2ネジ部が上記第1ネジ部の始端部に係合した後に上記ストッパ(21d)が上記第1ネジ部の始端部に当たる締め込み終了時に達するまで上記第2ネジ部が上記第1ネジ部にネジ込まれて上記閉止体が軸方向へ移動する量を移動量とすると、該移動量が3.0mmであるときに、上記ストッパ(21d)は、上記開口形成部材の上記シール面(FNf)から受けるガスケットの反力が160N以下であり、該ガスケットの該シール面(FNf)に対するシール面圧が0.3MPa以上であるように構成したキャップ機構。 - 請求項1に記載のキャップ機構において、
上記移動量が3.0mmのときの上記反力が130N以下であり、上記シール面圧が0.5MPa以上であるキャップ機構。 - 請求項1または請求項2に記載のキャップ機構において、
上記第1ネジ部は、雌ネジ部(FNc)であり、上記第2ネジ部は、雄ネジ部(21)であり、上記ストッパ(21d)は、上記雄ネジ(21)のネジ溝(21b)に設けた突出部であるキャップ機構。 - 請求項3に記載のキャップ機構において、
上記閉止体は、該閉止体の外周部から環状に突設し、上記ガスケット(GS)を保持するシール保持部(24)を備え、
上記突出部は、上記シール保持部(24)と上記ネジ山(21a)との間のネジ溝(21b)を横断する壁であるキャップ機構。 - 請求項3に記載のキャップ機構において、
上記突出部は、上記雄ネジ部(21)の間の上記ネジ溝(21b)を横断する壁であるキャップ機構。
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2003
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