JP4168888B2 - キャップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タンク開口に着脱可能に装着されるキャップ装置に関する。
従来、この種のキャップ装置として、例えば、図28に示す技術が知られている(特許文献1)。図28は従来技術にかかる自動車の燃料キャップの一部を破断して示す図である。燃料キャップ200は、キャップ本体202と、キャップ本体202の上部のフランジ部204に装着された蓋体210とを備えている。フランジ部204は、蓋体210を取り付けるための外環状部206とキャップ本体202側とを連結する連結部208とを備えている。連結部208には、切欠き209から形成された脆弱部位が形成されている。脆弱部位は、蓋体210を介してフランジ部204に種々の方向から外力を受けたときに連結部208を破断する起点となる。上記構成において、自動車の衝突などにより大きな外力が、燃料キャップ200の周辺に加わった場合には、脆弱部位で破断して、燃料タンクの外部に対するシール性を維持している。
しかし、上記燃料キャップ200では、給油時に誤って燃料キャップ200を落したり、蓋体210の下端をこじるような静的荷重を加えたりした場合などの使用上の不注意などにより、車両の衝突以外の理由で、脆弱部位で破断して使用不能になることがあった。また、上記脆弱部位における破断荷重は、フランジ部204における切欠きの方向や深さなどにより規定されるが、フランジ部204の幅は狭く、設計の自由度は小さいので、脆弱部位を所定範囲内の荷重で破断するように構成することが難しいという問題があった。
特開平10−329861号公報
本発明は、上記従来の技術の問題を解決するものであり、使用上の不注意により落下させた場合にも機能を損なうことなく、また、外力による荷重を受けた場合にもシール性を維持する機能を簡単な構成で実現するキャップ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
タンク開口を開閉するキャップ装置において、
上記タンク開口を閉じる閉止体と、
上壁と、該上壁の外周部から突設され上記閉止体の上部の外周部を覆う円筒状の側壁とを有し、上記閉止体を該閉止体の回転軸を中心に回転操作するための蓋体と、
上記閉止体と上記蓋体との間に介在し上記上壁および側壁で囲まれ、上記蓋体に加えられる閉じ方向または開き方向への回転トルクを、所定値を超えない範囲で上記閉止体に伝達する円形状のトルクプレートと、
上記トルクプレートを上記閉止体に回転可能に装着するとともに、上記蓋体に加わった外力により上記トルクプレートの一部を弾性変形することにより上記トルクプレートが上記閉止体から外れるように構成されているプレート装着機構と、
上記トルクプレートの外周部に形成され、上記蓋体を回転可能に支持する操作部装着機構と、
を備え、
上記操作部装着機構は、上記プレート装着機構に対し、上記回転軸の方向へ離れかつ上記回転軸を基準にして外方に配置されていること、を特徴とする。

本発明にかかるキャップ装置において、閉止体をタンク開口に挿入した状態にて、操作機構を回転操作することにより閉止体によりタンク開口を開閉する。閉止体と操作機構との間には円形状のプレート部材が介在しており、このプレート部材は、プレート装着機構により閉止体に装着されている。プレート装着機構は、上記プレート部材または閉止体の一部を弾性変形することにより上記閉止体から着脱することができる。
また、プレート装着機構は、弾性変形する箇所の形状、その数または機械的強度を変更することにより、プレート部材が閉止体から外れる荷重を設定することも容易である。したがって、閉止体のシール部の形状などに制約されることなく、種々の外力の方向に対して、破断荷重を設定することも容易である。
さらに、本発明は、操作機構を、プレート部材の外周部に回転自在に支持する操作部装着機構を備えている。操作部装着機構は、操作機構またはプレート部材の一部を弾性変形することにより、操作機構をプレート部材から容易に着脱することができる。操作部装着機構は、上記プレート装着機構より上記回転軸の方向であってかつ外方に配置されているので、操作機構に側方から外力が加わったときに、プレート部材を閉止体から外す力となるモーメントを生じ、プレート部材を閉止体から容易に離脱させることができる。
また、給油時にキャップを誤って落として、キャップに大きな外力が加わって操作機構がプレート部材から外れても、外れた操作機構は、操作部装着機構を弾性変形させることにより、プレート部材に再度、組み付けることができる。また、従来の技術で説明したように脆弱部位で破断するキャップのように、誤って落下させた場合に使用不能になることもない。
上記プレート部材の好適な態様として、操作機構に加えられる閉じ方向または開き方向への回転トルクを、所定値を越えない範囲で上記閉止体に伝達するためのトルクプレートとして構成することができる。
上記プレート装着機構は、上記トルクプレートの外周部に形成されかつ弾性変形可能な係合爪と、上記閉止体の外周部に形成されかつ上記係合爪に係合する係合突起とを備える構成をとることができる。また、上記操作機構は、操作部と、上記操作部を有しかつ上記トルクプレートの上部および外周を囲む蓋体とを備え、上記操作部装着機構は、上記蓋体の内壁に形成された支持突部と、上記トルクプレートの外周部に形成され上記支持突部に係合する係合凹所とを備える構成をとることができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
(1) 燃料キャップ10の概略構成
図1は本発明の一実施の形態にかかる燃料キャップ10(キャップ装置)を示す半断面図である。図1において、燃料キャップ10は、図示しない燃料タンクに燃料を補給する注入口FNb(タンク開口)を有するフィラーネックFNに装着されており、ポリアセタール等の合成樹脂材料から形成されたキャップ本体20(閉止体)と、このキャップ本体20の上部に装着されナイロン等の合成樹脂材料から形成される操作部を有する蓋体40と、キャップ本体20の上部開口を閉じて弁室25を形成する内蓋30と、弁室25に収納された調圧弁50と、トルク機構80と、キャップ本体20の上部外周に装着されてフィラーネックFNとの間をシールする環状のガスケットGSとを備えている。
(2) 燃料キャップ10の各部の構成
次に、本実施の形態にかかる燃料キャップ10の各部の構成について詳細に説明する。
(2)−1 キャップ本体20などの構成
上記キャップ本体20は、パイプ形状のフィラーネックFN(開口形成部材)の内壁の雌ネジ部FNc(第1ネジ部)に係合される雄ネジ部21(第2ネジ部)を有するほぼ円筒状の外管体20aと、外管体20aの下部内側に設けられた弁室形成体20bとを備えている。弁室形成体20bは、調圧弁50として作用する正圧弁及び負圧弁を収納している。上記内蓋30は、弁室形成体20bの上部に圧入されることにより弁室25を覆っている。
キャップ本体20の上部のフランジ部22の下面には、ガスケットGSが外装されている。ガスケットGSは、フランジ部22のシール保持部24とフィラーネックFNの注入口FNbとの間に介在しており、燃料キャップ10を注入口FNbに締め込むと、シール保持部24に対して押しつけられてシール作用を果たす。シール保持部24は、ガスケットGSを保持するように断面で湾曲した曲面に形成されている。
図2は燃料キャップ10がフィラーネックFNに螺着されて注入口FNbを閉じている状態を説明する説明図、図3は燃料キャップ10がフィラーネックFNに装着される前の状態を説明する斜視図である。図2および図3において、フィラーネックFNの内周壁と外管体20aの外周部とにわたって、螺着機構が形成されている。螺着機構は、燃料キャップ10をフィラーネックFNに螺着するための機構であり、フィラーネックFNの内壁に形成された雌ネジ部FNc(第1ネジ部)と、外管体20aの外周下部に形成された雄ネジ部21(第2ネジ部)とを備えている。雌ネジ部FNcは、注入口FNb側に形成された始端部FNc1から奥側(燃料タンク側)に向けて螺旋状に形成された突条である。雄ネジ部21は、ネジ形状の突起であるネジ山21aと、そのネジ山21aのネジ溝21bとを備えている。ネジ山21aの下端部は、雌ネジ部FNcの始端部FNc1に最初に係合する始端部21cになっている(図2)。また、ネジ溝21bを横切るようにストッパ21dが立設されている。ストッパ21dは、雄ネジ部21の始端部21cから約200゜の位置に形成されており、燃料キャップ10が注入口FNbに締め込まれたときに、雌ネジ部FNcの始端部FNc1に当接して、燃料キャップ10の閉じ方向への回転を規制するように作用する。ここで、雌ネジ部FNcのネジピッチとして、1回転当たり、6.35mm進む1巻きで形成されている。
上記構成において、燃料キャップ10を注入口FNbに装着した状態から閉じ方向へ回転すると、雄ネジ部21が雌ネジ部FNcに倣ってネジ込まれて、ガスケットGSが軸方向に所定変位以上に圧縮されると、ストッパ21dが雌ネジ部FNcの始端部FNc1に当たって回転が規制される。この状態にて、燃料キャップ10がフィラーネックFNに装着される。
(2)−2 ガスケットGS
(2)−2−1 ガスケットGSの構成
図4は燃料キャップのシール保持部24に装着されたガスケットGSの付近を拡大して示す断面図である。ガスケットGSは、ほぼ断面V字形であり、撓み方向の長さを短くするように圧縮されるガスケット本体GSaを備えている。ガスケット本体GSaには、外周側に開口されたほぼ断面U字形のスリットGSbが形成されている。
また、ガスケット本体GSaの外周部には、複数のシール突起GScが突設されている。シール突起GScは、シール面FNfに当たる第1のパイプ側シール部GSd1および第2のパイプ側シール部GSd2と、シール保持部24に当たる第1の本体側シール部GSe1および第2の本体側シール部GSe2とを有している。
第1のパイプ側シール部GSd1は、スリットGSbの開口端であって、締め込み初期にシール面FNfに押圧されるように突設されている。また、第2のパイプ側シール部GSd2は、上記締め込み初期を経た後に、第1のパイプ側シール部GSd1よりシール面圧が大きくなってシール面FNfに押圧されるように突設されている。
図5はガスケットGSの形状を説明するための説明図である。図5において、ガスケットGSを圧縮しない状態にて、第1の本体側シール部GSe1および上記第2の本体側シール部GSe2は、第1のパイプ側シール部GSd1または第2のパイプ側シール部GSd2を中心としたなす角度α,βがほぼ等しく、かつ30〜45゜となるように配置されている。また、第1の本体側シール部GSe1および第2の本体側シール部GSe2は、上記第1および第2のパイプ側シール部GSd1,GSd2がシール面FNfに押圧されたときに生じる反力に対して最大応力を生じる位置に設定されている。
ガスケット本体GSaは、シール突起GScの間にて、上記シール保持部24からスペースを形成するように肉抜きされた肉抜き部GSfを有している。肉抜き部GSfは、シール突起GScの頂点を通る円CLを描いたときの円の面積のうち、上記スリットGSbおよびガスケット本体GSaを除いた断面積に対して30〜50%、好ましくは35〜45%の断面積で形成されている。
また、シール突起GScは、その曲率をRとすると、Rは、0.5mm以上であることが好ましい。これは、ガスケットGSを射出成形する際に、シール突起GScを形成するための成形型の凹所の清掃が容易になり、生産性を高めることができるからである。
(2)−2−2 ガスケットGSの作用
図6は燃料キャップ10を閉じるときのガスケットGSの圧縮される過程を説明する説明図である。燃料キャップ10の締め込み初期において、ガスケットGSの第1のパイプ側シール部GSd1がシール面FNfに当たり(図6(A))、さらに締め込むとスリットGSbの開口を狭めつつ撓み方向に圧縮され(図6(B))、そして、第2のパイプ側シール部GSd2がシール面FNfに当たり(図6(C))さらに締め込むと第2のパイプ側シール部GSd2がシール面FNfに強く押圧された状態にて、燃料キャップ10が注入口FNbを閉じる。すなわち、締め込みの初期では、第1のパイプ側シール部GSd1が主にシール作用を果たし、そして締め込み状態では、第2のパイプ側シール部GSd2がシール作用を果たすことになる。
図7はガスケットGSの撓み代と反力との関係を示すグラフであり、実線が実施例を示し、破線が従来の技術にかかるC字形のガスケットを示す。ここで、撓み代は、ガスケットが撓み方向に圧縮されて縮む長さ(圧縮量)をいう。また、撓み代と燃料キャップの回転角度との関係は、ガスケットの硬さや形状などのパラメータにもよってバラツキを生じるが、燃料キャップの360゜の回転により6.3mmの撓み代が生じるとすると、燃料キャップ10の締める角度を198゜と設定する場合には、3.6mmの撓み代を生じ、また、燃料キャップを閉じた状態から90゜戻した場合には、1.6mmの撓み代が生じる。
燃料キャップを締め込むと、ガスケットが撓むことにより、その反力が増大する。こうした燃料キャップの閉じ動作において、反力が150Nを越えると、操作性が低下するので、150N以下にすることが好ましいが、従来の技術のガスケットにおける150Nの反力の範囲では、1.5mm程度の撓み代しか確保できず、しかも急激に反力が増大するために操作性が劣るのに対して、本実施例は、全閉状態における3.6mm以上の撓み代を確保できる上に反力の急激な増大もないので、操作性に優れている。
図8はガスケットの撓み代とシール面圧との関係を示すグラフであり、実線が実施例のガスケットを示し、破線が従来の技術にかかるC字形のガスケットを示す。ここで、シール面圧とは、ガスケットがシール面FNfに対して生じる圧力をいう。燃料キャップ10を締め込んだときに、ガスケットGSの撓み代の増大につれて、シール面圧が増大するが、このとき、締め込み初期の撓み代が0.5〜1.3mmの範囲では、第1のパイプ側シール部GSd1が主にシール面圧の増大に貢献する。そして、燃料キャップの締め込みの角度が大きくなるにしたがって、つまりガスケットの撓み代が1.3mmを越えると、大きなシール面圧を生じる箇所が第1のパイプ側シール部GSd1から第2のパイプ側シール部GSd2に移行する。したがって、図9に示すように、小さな反力(図7に示す締め込み力)であっても、本実施例のガスケットGSは、従来の技術のガスケットに比べて、大きなシール面圧を得ることができる。
このような、ガスケットGSの撓み代で得られるシール面圧が所定以上になるように、かつガスケットGSに過度な応力が加わらないように図2のストッパ21dにより締め込みが完了する締め込み量を2mm以上、好ましくは3〜5mmとすることが好ましい。
図9は撓み代とシール面圧/反力との関係を示すグラフであり、実線が実施例のガスケットを示し、破線が従来の技術にかかるC字形のガスケットを示す。図9から分かるように、単位当たりの反力によって生じるシール面圧は、同じ撓み代であっても、実施例のガスケットは、従来のガスケットよりも、シール面圧を増大させる割合が大きいことが分かった。
(2)−2−3 ガスケットGSの効果
(2)−2−3−1 本実施例のガスケットGSは、小さな締め込み力によっても、大きなシール面圧を得られ、しかも優れた操作性が得られることができる。
(2)−2−3−2 図5に示すように、シール突起GScの頂点を通る円CLを描いたときに、円CLとガスケットGSとの間に形成される肉抜き部GSfにより、ガスケットGSの断面積は、30〜50%となっており、特に好ましくは35〜45%となっている。このような肉抜き部GSfにより、高いシール面圧を保有しつつ、ガスケットGSのゴム材料量を減らすことができるから、ガスケットGSに耐燃料透過性に優れたゴム材料、例えば、高価なフッ素ゴムを用いてもコストアップにならない。よって、フッ素ゴムを用いることにより、燃料に、分子量の小さいアルコールを用いた場合にも、優れた耐燃料透過性を発揮することができる。
(2)−2−3−3 燃料キャップ10として、所定角度、例えば、180゜程度回転するだけで注入口FNbを開閉するクイックターンの構成に用いた場合には、蓋体40が外力を受けたときに、ガスケットGSのシール面圧が減少するのを防止するために、蓋体40に所定角度範囲内で空転する、いわゆるロストモーション機構を設けている。しかし、上記ガスケットGSを用いれば、蓋体40が外力を受けて90゜程度、開き方向に回転して、1.6mm程度に撓み代が小さくなっても高いシール性を維持するから、いわゆる複雑な構成のロストモーション機構を設けなくても、所定以上のシール面圧を確保することができる。
(2)−2−3−4 ガスケットGSが燃料により膨潤しても、第1および第2の本体側シール部GSe1,GSe2により、ガスケット本体GSaの外面がシール保持部24に接触するのを防止するから、接触面積の増大に伴う回転トルクの増大を生じることもない。
(2)−2−3−5 キャップ本体20が180゜の回転で軸方向へ3mm以上移動するようなピッチの大きいネジを用いることにより、少ない回転角度で開閉操作ができるから、操作性に優れている。
(2)−2−3−6 ガスケットGSは、撓み代が1.3mmのときの上記反力が100N以下であり、上記シール面圧が0.5MPa以上とすることが好ましい。この場合には、閉止体を締め込み開始位置から80〜90゜回転したときに軸方向への移動量が1.3mmとすることが好ましい。この構成によると、閉止体が締め込み状態から外力により開き方向に約90゜戻っても、ガスケットによる高いシール性を維持することができる。
(2)−3 蓋体40の構成
図1において、蓋体40は、操作機構を構成するものであり、トルク機構80を介してフランジ部22に回転可能かつ着脱自在に装着されている。蓋体40は、上壁41と、上壁41の上面に突設された操作部42と、上壁41の外周部に形成された側壁43とを備え、導電性樹脂を用いて射出により一体成形されている。また、側壁43の内側には、係合突部43aが周方向に沿って等間隔で4カ所突設されている。係合突部43aは、蓋体40を、トルク機構80を介してキャップ本体20に組み付けるための突起である。蓋体40の取付構造について後述する。
(2)−4 トルク機構80の構成
(2)−4−1 トルク機構80の概略構成
図10は蓋体40とキャップ本体20の上部とにわたって設けられたトルク機構80を示す分解斜視図、図11はトルク機構80を上方から示す説明図である。トルク機構80は、図3に示す燃料キャップ10で注入口FNbを閉じる動作の際に、蓋体40が所定以上の回転トルクを受けたときに節度感を与えて、燃料キャップ10が所定の回転トルクでフィラーネックFNに装着したことを確認できる機構である。
図10および図11に示すように、トルク機構80は、外管体20aの上部外周に2カ所形成された本体側係合部23と、蓋体40の上壁41の下面に突設された操作部側係合部46とおよびガイド部48と、トルクプレート90とを備えている。
(2)−4−2 本体側係合部23の構成
本体側係合部23は、トルクプレート90と係合して回転トルクを伝達するために円周上に配置された構成であり、第1係止端23aと、第2係止端23bと、第1係止端23aと第2係止端23bとの間に突設された山形の係合突条23c(第1係合部)とを備えている。また、本体側係合部23は、第1ガイド端23dと第2ガイド端23eとを備え、第1ガイド端23dと第2ガイド端23eとの間がガイド段23fになっている。
(2)−4−3 蓋体40の構成
操作部側係合部46は、蓋体40からトルクプレート90に係合して回転トルクを伝達するための円柱状の突部であり、蓋体40の上壁41の下面に、周方向に2カ所突設されている。ガイド部48は、ガイド周壁48aに囲まれており、第1ガイド溝48bと第2ガイド溝48cとを備えている。第1ガイド溝48bは、回転軸を中心に円周上に形成され、第2ガイド溝48cは、第1ガイド溝48bに連続しかつ軸中心に向けて傾斜して形成されている。第1ガイド溝48bの端部であってガイド周壁48aの端部には、第1ガイド溝48bに面して、ガイド係止立壁48dが立設されている。
(2)−4−4 トルクプレート90の構成
トルクプレート90は、樹脂から形成された円板状のトルク本体91を備えており、トルク本体91は、円板形状のアーム支持部91aと、アーム支持部91aを取り囲む円環形状の外環部91bと、アーム支持部91aと外環部91bと接続する連結部91cとを備えている。トルク本体91には、ガイド溝、トルクアームおよびスプリング片などが形成されている。すなわち、アーム支持部91aには、トルクアーム93(第2係合部)が形成されている。トルクアーム93は、アーム支持部91aから突設されたアーム本体93aと、アーム本体93aの外周部から突設されたトルク片側係合突部93cと、アーム本体93aの自由端93dから上方に突設されたガイド突部93fとを備えている。トルクアーム93は、支持根元93bを支点とした片持ち梁から形成されており、その自由端93dがトルク本体91に対して所定の間隙を隔てている。
トルクアーム93は、本体側係合部23の係合突条23cによりトルク片側係合突部93cが押されると、支持根元93bと自由端93dの2点支持によりトルクアーム93の長手方向と直角方向に撓み、蓋体40の閉じ方向(時計方向)の回転により乗り越えるように構成されている(図19参照)。
(2)−4−5 トルクプレート90および蓋体40の取付機構など
次に、キャップ本体20とトルクプレート90との装着構造(プレート装着機構)、トルクプレート90と蓋体40との装着構造(ハンドル装着機構)について説明する。図12は図10の要部を示す斜視図、図13は燃料キャップ10の側部を示す断面図である。トルクプレート90の外環部91bの内周側に、プレート係合部98の係合爪98aが形成されている。係合爪98aは、切欠98bを通じて上方から見ることができる位置であり、外環部91bの内壁から中心軸方向に向けて突設された舌片であり、軸方向に弾性変形可能に形成されている。一方、キャップ本体20のフランジ部22の上部外周には、円弧状の係合突部22bが形成されている。係合爪98aを係合突部22bに圧入することによりトルクプレート90がキャップ本体20の上部外周で回転可能に装着されている。
また、外環部91bの外周部には、装着部99が形成されている。装着部99は、係合爪99aを形成する係合凹所99bを備えている。係合凹所99bに蓋体40の側壁43の内壁の係合突部43aが係合することにより、トルクプレート90が蓋体40を回転可能(約20゜)に支持している。上記係合突部43aが装着部99の係合凹所99bに係合している箇所は、プレート係合部98の係合爪98aがフランジ部22の係合突部22bに係合している箇所より上方に配置されている。
燃料キャップ10にトルクプレート90および蓋体40を組み付けるには、トルクプレート90のプレート係合部98の係合爪98aをキャップ本体20の係合突部22bに圧入して、トルクプレート90をキャップ本体20に組み付け、さらに、蓋体40の係合突部43aをトルクプレート90の係合爪99aに係合させることにより、蓋体40をトルクプレート90に組み付ける。
図10に示すように、トルクプレート90の外環部91bの内周には、脆弱部95の一部を構成する脆弱溝95aが形成されている。脆弱溝95aは、周方向に沿って形成されており、これらの脆弱溝95aは、切欠98bなどを周方向に沿って連結するように形成されている。
いま、図13に示すように、車両の衝突などにより大きな外力F1,F2が蓋体40に加わると、脆弱部95を起点として、蓋体40を支持している脆弱部95の外周部が破断するか、プレート係合部98の係合爪98aがフランジ部22の係合突部22bから離脱するか、蓋体40の係合突部43aが装着部99から離脱する。このとき、ガスケットGSを支持しているキャップ本体20のシール保持部24に損傷を与えないので、シール性を損なうことがない。また、係合突部43aがトルクプレート90の装着部99の係合凹所99bに係合している箇所が、プレート係合部98の係合爪98aがフランジ部22の係合突部22bに係合している箇所より上方に配置されているので、外力F1だけでなく、外力F1より上方の外力F2を受けても、蓋体40またはトルクプレート90のいずれかが離脱するから、多様な外力に対しても高いシール性を維持することができる。特に、反対側の係合爪98aを支点にして、トルクプレート90を起こすようなモーメントが作用するから、トルクプレート90の離脱が容易である。
しかも、プレート係合部98(プレート装着機構)、装着部99(操作部装着機構)などは、シール保持部24などの形状に制約されることなく、種々の外力に対して、破断荷重を設定するための最適化も容易である。
(2)−4−6 トルクプレート90の支持機構
図14はトルクプレート90の周辺部を説明する説明図である。図10および図14に示すように、トルクプレート90には、該トルクプレート90を蓋体40の上壁41の下面とキャップ本体20の上部との間で支持するための第1スプリング片96および第2スプリング片97が形成されている。すなわち、トルクプレート90の中央上面には、4つの第1スプリング片96が周方向に90゜の位置に形成されている。第1スプリング片96は、蓋体40の上壁41の下面に対して上下方向のスプリング力を与えるものである。図14に示す第1スプリング片96は、トルクプレート90の上面と同一面でありかつ周方向に延設された片持ち梁から形成されたアーム96aと、アーム96aの先端でトルクプレート90の上面より突出した押圧突起96bとを備えている。第2スプリング片97は、やや下方に向けて傾斜した片持ち梁であり、アーム本体97aと、アーム本体97aの先端でフランジ部22の係合突部22bに対して押圧する押圧突起97bとを備え、トルクプレート90の上面の切欠97c内で一端が傾動する。第2スプリング片97は、押圧突起97bが傾斜した係合突部22bを押圧するため上下方向および半径方向の両方向に位置決めする。
(3) 燃料キャップ10の開閉動作
次に、フィラーネックFNの注入口FNbを燃料キャップ10で開閉する操作を行なったときのトルク機構80の動作について説明する。図16から図20が燃料キャップ10を閉じるまでの動作を示し、図20から図22までが燃料キャップ10を開くまでの動作を示す。なお、トルク機構80の操作部側係合部46,46、ガイド部48,48、トルクアーム93,93、本体側係合部23,23などは、トルクプレート90の回転軸を中心に2つ設けられているので、図示の一方を中心に説明する。
(3)−1 燃料キャップ10の閉じ動作
図3に示すように、注入口FNbが開いた状態にて、蓋体40の操作部42を親指と人差し指で挟んで、キャップ本体20を注入口FNbに軸方向へ挿入する。このとき、雄ネジ部21の始端部21c(図2参照)を雌ネジ部FNcに始端部FNc1に合わせる。そして、操作部42に時計方向の回動力を加えて閉じる操作を行なうと、トルク機構80は、図16の状態から、図17から図19を経て図20に示すような一連の動作を行なう。
すなわち、操作部42に閉じ方向の回動力を加えると、図16に示すように、蓋体40の操作部側係合部46がリブ用ガイド部92をガイドされるとともに、トルクアーム93のガイド突部93fがガイド部48にガイドされる。これにより、操作部側係合部46が押圧端92aに当接するとともに、トルクアーム93のガイド突部93fが第1ガイド溝48bに倣ってガイド係止立壁48dに当接する。この状態では、蓋体40がトルクプレート90と閉じ方向の動きが一体化するとともに、トルクアーム93は、支持根元93bとガイド突部93fとにより両持ち状態で支持されている。
図17に示すように、蓋体40とトルクプレート90とが僅かに回転して、図18に示すようにトルクアーム93のトルク片側係合突部93cが本体側係合部23の係合突条23cにラップ量Lpにて係合し、操作部42を180゜程度回転すると、上記係合を介してキャップ本体20は、蓋体40およびトルクプレート90と一体的に回転する。このとき、キャップ本体20が注入口FNbを閉じる方向へ進み、雄ネジ部21が雌ネジ部FNcに係合する力が増大する。そして、この係合する力によって生じる反力が所定回転トルク以上になると、図19に示すように、トルクアーム93のトルク片側係合突部93cが本体側係合部23の係合突条23cを乗り越えて、係脱状態になる。
すなわち、トルクプレート90の僅かな回転に伴って、本体側係合部23の係合突条23cがトルクアーム93のトルク片側係合突部93cにラップ量Lp(図18参照)で係合して半径方向に押圧するから、トルクアーム93は、2点支持、つまり両持ちされた状態で弾性変形して係脱する。係脱状態になるときに、使用者は節度感を確認することができる。これにより、燃料キャップ10は、注入口FNbに所定の締付トルクで閉じられている状態になる。そして、係脱すると、図20に示すように、ガイド突起94がガイド段23f内を移動して第1ガイド端23dに当たり、さらに、蓋体40、トルクプレート90、キャップ本体20が一体的に回転し、雄ネジ部21のストッパ21dが雌ネジ部FNcの始端部FNc1に当たり、ガスケットGSに過剰に圧縮されるのを防止している。
(3)−2 燃料キャップ10の開き動作
燃料キャップ10を開くには、蓋体40の操作部42を指で摘んで、図20の状態から、反時計方向へ回転する力を加える。この状態では、キャップ本体20がフィラーネックFNに係合により拘束されているから、図21に示すように、蓋体40の操作部側係合部46がリブ用ガイド部92内を移動して押圧端92bに当たると同時に、ガイド部48がトルクアーム93のガイド突部93fを第1ガイド溝48bから第2ガイド溝48cにガイドし、トルクアーム93のアーム本体93aを、支持根元93bを中心方向に撓ませる。これにより、トルクアーム93のトルク片側係合突部93cが本体側係合部23の係合突条23cに係合する位置から中心方向に待避して、ギャップGpを生じ、つまりラップ量Lp(図18参照)が0の状態になる。
そして、図22に示すように、蓋体40、トルクプレート90がキャップ本体20に相対的に反時計方向に回転し、ガイド突起94がガイド段23fにガイドされて第2ガイド端23eに当たる。このとき、トルクアーム93のトルク片側係合突部93cは、本体側係合部23の係合突条23cに係合しない内周側を移動するから、音を伴う節度感を生じない。
そして、ガイド突起94が第2ガイド端23eに当たった状態にて、蓋体40の回転トルクは、蓋体40の操作部側係合部46、トルクアーム93の押圧端92b、ガイド突起94、本体側係合部23の第2ガイド端23eを介してキャップ本体20に伝達され、蓋体40、トルクプレート90、キャップ本体20が一体に反時計方向へ回転する。
そして、蓋体40と一体にキャップ本体20が約180゜回転すると図16の状態に戻り、雄ネジ部21がフィラーネックFNの雌ネジ部FNcの始端部FNc1から外れて、キャップ本体20は、フィラーネックFNに対する拘束力から解放される。燃料キャップ10をフィラーネックFNから抜くことができ、注入口FNbが開かれる。
図23は操作部42の回転角と回転トルクとの関係を説明する説明図である。図23において、燃料キャップ10を注入口FNbに挿入してから、操作部42が0〜50゜の回転角である締め初めの初期では、雄ネジ部21が雌ネジ部FNcに係合しない空転状態であり、ガスケットGSはシール面FNfに当たっていない。そして、操作部42の回転角が50゜を越えると、ガスケットGSが圧縮されつつ、回転トルクが上昇する。このとき、ガスケットGSは、図6(A)、図6(B)、図6(C)へと徐々に圧縮されていくことになる。さらに、操作部42による回転角が180゜を越えると、トルク機構80により節度感を生じ(図19の状態)、そして操作部42が200゜に達すると、ストッパ21dにより燃料キャップ10の回転が停止する(図20の状態)。
(4) 上記実施例の構成により、上述した効果のほか、以下の効果を奏する。
(4)−1 燃料キャップ10を閉じる操作過程において、トルクプレート90のトルク片側係合突部93cが本体側係合部23の係合突条23cを乗り越えたときに節度感を確認でき、燃料キャップ10が所定トルクで締め付けられていることが分かるから、ガスケットGSなどの弾性にかかわらず、所定トルク以上で締め付けることができる。
(4)−2 トルク機構80によれば、燃料キャップ10を開くために、蓋体40を開く方向に回転するときには、トルクアーム93のトルク片側係合突部93cがガイド部48により中心軸方向へ待避させられて、係合突条23cに接触することなく、トルク片側係合突部93cと係合突条23cとの位置関係を初期の状態に戻すことができる。このとき、回転トルクが小さく、しかも音を発することもないから、使用者に違和感を与えることもない。
(4)−3 操作部42は、図16に示すように、燃料キャップ10を閉じ始めるときに、雌ネジ部FNcの始端部FNc1で定まる一定の位置になり、また、図20に示すように、燃料キャップ10を開き始めるときに、雄ネジ部21のストッパ21dが雌ネジ部FNcの始端部FNc1で止まる一定の位置になるから、操作性に優れている。しかも、雄ネジ部21にストッパ21dを一体に形成するだけで、汎用の雌ネジ部FNcを有するフィラーネックFNを用いることができるから、コストアップになることもない。
(4)−4 燃料キャップ10を締め込むときの最大角度は、160〜200゜、つまり約半周により全閉されるように設定されているので、操作部42を複数回転する必要がなく、操作性に優れている。
(5) 他の実施例
この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(5)−1 上記実施例では、自動車の燃料タンクに使用される燃料キャップに適した構成について説明したが、これらに限らず、他のキャップ、例えば、ラジエータタンクのキャップに用いてもよい。
(5)−1 ガスケットの形状は、上記実施例の形状に限定されず、例えば、図24ないし図27に示す断面形状としてもよい。すなわち、図24のガスケットGS−Bに示すように、スリットGSb−Bをやや上方に開口する構成や、図25のガスケットGS−Cに示すように、スリットGSb−Cの開口を下方に向けることにより、スリットGSb−Cの部分がアンダーカットになるのを回避して容易に離型する構成や、図26のガスケットGS−Dに示すよう断面C字形で、中心部の断面円形からスリットGSb−Dが外周部に向けて形成された構成や、図27のガスケットGS−Eに示すように断面長円形状で、断面V字形のスリットGSb−Eが形成された構成であってもよい。
(5)−2 燃料キャップは、その回転操作によるガスケットにねじり力を加える構成であるが、撓み方向(回転軸の方向)に力を加えるのであれば、上下方向への操作力で閉じる構成であってもよい。
(5)−3 ガスケットを使用するタンクは、燃料タンクに限らず、他の液体を貯留するタンク装置であってもよい。
(5)−4 ガスケットのゴム材料は、上述したフッ素ゴムに限定されず、ほかの材料、例えば、NBR・PVC等のエラストマーなどを各種の材料を用いることができる。
(5)−5 上記実施例では、閉じ方向へ操作するときに、図18に示すトルク片側係合突部93cと係合突条23cとが係合しているラップ量Lpが、開き方向へ操作するときに図21に示すように0になり、つまり、ギャップGpを生じる位置までトルクアーム93を待避させたが、使用者が違和感をもたない程度にラップ量Lpを低減するように設定してもよい。
本発明の一実施の形態にかかる燃料キャップ10(キャップ装置)を示す半断面図である。 燃料キャップ10がフィラーネックFNに螺着されて注入口FNbを閉じている状態を説明する説明図である。 燃料キャップ10がフィラーネックFNに装着される前の状態を説明する斜視図である。 燃料キャップのシール保持部24に装着されたガスケットGSの付近を拡大して示す断面図である。 ガスケットGSの形状を説明するための説明図である。 燃料キャップを閉じるときのガスケットGSの圧縮される過程を説明する説明図である。 ガスケットの撓み代と反力との関係を示すグラフである。 ガスケットの撓み代とシール面圧との関係を示すグラフである。 ガスケットの撓み代とシール面圧/反力との関係を示すグラフである。 蓋体40とキャップ本体20の上部とにわたって設けられたトルク機構80を示す分解斜視図である。 トルク機構80を上方から示す説明図である。 図10の要部を示す斜視図である。 燃料キャップ10の側部を示す断面図である。 トルクプレート90の周辺部を説明する説明図である。 第1スプリング片及び第2スプリング片の作用を説明する説明図である。 トルク機構の動作を説明する説明図である。 図16に続く動作を説明する説明図である。 図17に続く動作を説明する説明図である。 図18に続く動作を説明する説明図である。 図19に続く動作を説明する説明図である。 図20に続く動作を説明する説明図である。 図21に続く動作を説明する説明図である。 操作部の回転角と回転トルクとの関係を説明する説明図である。 他の実施例にかかるガスケットを示す断面図である。 さらに他の実施例にかかるガスケットを示す断面図である。 別の実施例にかかるガスケットを示す断面図である。 さらに別の実施例にかかるガスケットを示す断面図である。 従来のトルク機構を説明する説明図である。
符号の説明
10...燃料キャップ(キャップ装置)
20...キャップ本体(閉止体)
20a...外管体
20b...弁室形成体
21...雄ネジ部
21a...ネジ山
21b...ネジ溝
21c...始端部
21d...ストッパ
22...フランジ部
22b...係合突部
23...本体側係合部
23a...第1係止端
23b...第2係止端
23c...係合突条
23d...第1ガイド端
23e...第2ガイド端
23f...ガイド段
24...シール保持部
25...弁室
30...内蓋
40...蓋体
41...上壁
42...操作部
43...側壁
43a...係合突部
46...操作部側係合部
48...ガイド部
48a...ガイド周壁
48b...第1ガイド溝
48c...第2ガイド溝
48d...ガイド係止立壁
50...調圧弁
80...トルク機構
90...トルクプレート
91...トルク本体
91a...アーム支持部
91b...外環部
91c...連結部
92...リブ用ガイド部
92a...押圧端
92b...押圧端
93...トルクアーム
93a...アーム本体
93b...支持根元
93c...トルク片側係合突部
93d...自由端
93f...ガイド突部
94...ガイド突起
95...脆弱部
95a...脆弱溝
96...第1スプリング片
96a...アーム
96b...押圧突起
97...第2スプリング片
97a...アーム本体
97b...押圧突起
97c...切欠
98...プレート係合部
98a...係合爪
98b...切欠
99...装着部
99a...係合爪
99b...係合凹所
FN...フィラーネック
FN...フィラーネック(開口形成部材)
FNb...注入口(タンク開口)
FNc1...始端部
FNc...雌ネジ部FNc
FNf...シール面
GS...ガスケット
GSa...ガスケット本体
GSb...スリット
GSc...シール突起
GSd1...第1のパイプ側シール部
GSd2...第2のパイプ側シール部
GSe2...第2の本体側シール部
GSe1...第1の本体側シール部
GSf...肉抜き部

Claims (3)

  1. タンク開口を開閉するキャップ装置において、
    上記タンク開口を閉じる閉止体と、
    上壁(41)と、該上壁(41)の外周部から突設され上記閉止体の上部の外周部を覆う円筒状の側壁(43)とを有し、上記閉止体を該閉止体の回転軸を中心に回転操作するための蓋体(40)と、
    上記閉止体と上記蓋体(40)との間に介在し上記上壁(41)および側壁(43)で囲まれ、上記蓋体(40)に加えられる閉じ方向または開き方向への回転トルクを、所定値を超えない範囲で上記閉止体に伝達する円形状のトルクプレート(90)と、
    上記トルクプレート(90)を上記閉止体に回転可能に装着するとともに、上記蓋体(40)に加わった外力により上記トルクプレート(90)の一部を弾性変形することにより上記トルクプレート(90)が上記閉止体から外れるように構成されているプレート装着機構と、
    上記トルクプレート(90)の外周部に形成され、上記蓋体(40)を回転可能に支持する操作部装着機構と、
    を備え、
    上記操作部装着機構は、上記プレート装着機構に対し、上記回転軸の方向へ離れかつ上記回転軸を基準にして外方に配置されていること、を特徴とするキャップ装置。
  2. 請求項1のキャップ装置において、
    上記プレート装着機構は、上記トルクプレート(90)の外周部に形成されかつ弾性変形可能な係合爪(98a)と、上記閉止体の外周部に形成されかつ上記係合爪(98a)に係合する係合突部(22b)とを備えたキャップ装置。
  3. 請求項2のキャップ装置において、
    上記操作部装着機構は、上記蓋体(40)の側壁(43)の内面に形成された係合突部(43a)と、上記トルクプレート(90)の外周部に形成され上記係合突部(43a)に係合する係合凹所(99b)とを備えているキャップ装置。
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