JP4430158B2 - 光装飾装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光体の光を装飾板に透光させ、照明具,インテリア,表示具等として使用される光装飾装置に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光装飾装置としては、例えば、発光体と、発光体を囲むフレームと、透光性を有し装飾が施されてフレームにスライド着脱可能に取付けられる装飾板となるものが知られている。
【0003】
この従来の光装飾装置では、フレームに対して装飾板を交換することによって装飾態様を変更することができるため、装飾性が高く用途性が広いという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の光装飾装置では、装飾板が外部に露出しているため、装飾板が汚れ損傷しやすいという問題点がある。さらに、発光体として白熱電球をしようした場合や装飾板を日光が照射される場所に設置した場合に、装飾板が加熱により撓み変形するという問題点がある。さらに、装飾板がフレームとともに発光体を囲む構造体を構成することから、装飾板にある程度の厚さを保持して構造体的強度を備えなければならないため、装飾板の透光性が低下して装飾性が低くなるという問題点がある。
【0005】
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、装飾板の汚れ損傷や撓み変形が防止され、装飾板の装飾性が高い光装飾装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明に係る光装飾装置は、次のような手段を採用する。
【0007】
即ち、請求項1に記載のように、発光体と、透光性を有し箱形に形成されて発光体を内部に収容する内ケースと、透光性を有し内ケースよりも少し大きな箱形に形成されて内ケースに嵌合される開口部が設けられた外ケースと、透光性を有し装飾が施されて内ケース,外ケースの間に着脱可能に位置される装飾板とを備え、内ケース,外ケースは一方が透明材料で形成され他方が半透明材料で形成され、装飾板は押花からなる装飾を2枚の透明なシートの間に収容してシールしてなり外ケースの開口部側から嵌合された内ケース,外ケースの間に差込み可能であることを特徴とする。
【0008】
この手段では、装飾板が外ケースに覆われるため、装飾板の汚れ損傷が防止される。また、装飾板が内ケース,外ケースの間に挟まれるため、撓み変形が防止される。また、内ケース,外ケースが構造体を構成して装飾板が構造体を構成する必要がないことから、装飾板の厚さを薄くして透光性を高めることができるため、装飾板の装飾性が高くなる。また、厚さの薄くなっている装飾板の特性を利用して、装飾板が嵌合された内ケース,外ケースの間に差込まれる。また、半透明材料からなる内ケース,外ケースのいずれかを通過する光が拡散される。また、生花が乾燥,押圧された透光性を有する押花が装飾板の装飾として選択される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光装飾装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1〜図7は、本発明に係る光装飾装置の実施の形態(1)を示すものである。
【0011】
この実施の形態では、卓上に設置され照明具,インテリアとして使用されるものを示してある。
【0012】
この実施の形態は、図1に示すように、基台1,発光体2,配線部材3,内ケース4,外ケース5,装飾板6,7の各部で形成されている。
【0013】
基台1は、木材,合成樹脂材等である程度の重量(接触等による他部を含めた全体の転倒を防止することができる程度の重量)を有し、卓等に載せることのできる方形の厚板ブロック形に形成されている。底面には、中央部に配線部材3の一部が配設される窪み11が設けられている。上面には、中央部に内ケース3が嵌合する方形の突隆部12が設けられている。
【0014】
発光体2は、白熱電球からなるもので、基台1の突隆部13の中心に立設されている。
【0015】
配線部材3は、基台1の突隆部13の中心に固定され発光体2を支持して電気的に接続するソケット31と、ソケット31に接続したコード32とからなる。コード32は、基台1を貫通して窪み11の内部に延びている。
【0016】
内ケース4は、透光性が比較的低くなる半透明な合成樹脂板材で4角形の箱形に形成されている。底部には、基台1の突隆部13に嵌合可能に開放された開口部41が設けられている。上壁には、発光体2で加熱された空気を排出する排熱孔42が設けられている。
【0017】
外ケース5は、透光性が比較的高く透明な合成樹脂板材で内ケース4よりも少し大きな4角形の箱形に形成されている。底部には、内ケース4に嵌合可能に開放された開口部51が設けられている。上壁には、内ケース4の排熱孔42と対応した排熱孔52が設けられている。
【0018】
装飾板6,7は、透光性が比較的高く透明な合成樹脂シートで内ケース4,外ケース5の間に位置可能な方形に形成されている。内ケース4,外ケース5の側壁の間に位置する装飾板6は、図4に詳細に示されるように、生花が乾燥,押圧された高い透光性を有する押花からなる装飾61を2枚の透明なシート62,63の間に収容してラミネート等によりシールしてなる。なお、内ケース4,外ケース5の上壁の間に位置する装飾板7は、同様の装飾71,シート72,73に加えて、シート72,73の4隅に内ケース4の排熱孔42,外ケース5の排熱孔52を避ける切欠74が設けられている。
【0019】
この実施の形態によると、内ケース4,外ケース5の上壁の間に装飾板7を位置させるには、図5に示すように、外ケース5から内ケース4を抜いて外ケース5の開口部51を上方に向けておき、外ケース5の開口部51から上壁に装飾板7を落とし込む。そして、図6に示すように、外ケース5に内ケース4を嵌合する。
【0020】
また、内ケース4,外ケース5の側壁の間に装飾板6を位置させるには、図7に示すように、嵌合された内ケース4,外ケース5の開口部41,51側から両者の間の隙間に差込む。
【0021】
この後、内ケース4に基台1の突隆部13を嵌合させることで全体の組立が完了する。なお、設置の際には、全体を反転することになる。
【0022】
逆に、分解する際には、前述の組立の逆の作業を行うことになる。
【0023】
従って、装飾板6,7を容易に交換することができるため、装飾態様の変更が容易である。
【0024】
この実施の形態が設置された状態では、発光体2から発光された光が半透明の内ケース4で拡散され内ケース4の全面で均一に透過する。従って、発光体2の存在をぼかすことができるとともに、装飾板6,7の装飾61,71に均等に光が照射される。
【0025】
装飾板6,7の装飾61,71を透過した光は、そのまま透明の外ケース5から外部に透過する。従って、装飾板6,7の装飾61,71の全体が外部から明確に視認され、美的な感慨を得ることになる。この押花からなる装飾板6,7の装飾61,71は、自然の形状,色彩がそのまま表れるため、極めて美麗で人工では得られない美的な感慨が得られる。特に、内ケース4,外ケース5が発光体2を囲む構造体を構成して、装飾板6,7が構造体を構成する必要がないことから、装飾板6,7の厚さをかなり薄くして透光性を高めることができるため、装飾板6,7の装飾性が高くなる。
【0026】
この実施の形態の設置では、装飾板6,7が外ケース5に覆われて外部に露出していないため、装飾板6,7の汚れ汚損が防止される。
【0027】
また、装飾板6,7が内ケース4,外ケース5の間に挟まれているため、発光体2や熱や日光の照射熱で装飾板6,7が撓み変形することがない。
【0028】
この実施の形態の変形例としては、内ケース4を透明とし外ケース5を半透明とすることが考えられる。
【0029】
この変形例によると、装飾板6,7の装飾61,71を透過した光が半透明の外ケース5で拡散されてから外部に透過するため、装飾61,71にぼかしの効果を与えることができる。
【0030】
図8は、本発明に係る光装飾装置の実施の形態(2)を示すものである。
【0031】
この実施の形態では、内ケース4,外ケース5を円形の箱形に形成してある。そして、内ケース4,外ケース5の側壁の間に位置する装飾板6は、筒形に形成されるかフレキシブルな長方形に形成されるかして、内ケース4,外ケース5の側壁の間に円筒形に位置されるようになっている。また、内ケース4,外ケース5の上壁の間に位置する装飾板7は、円形に形成されている。
【0032】
この実施の形態によると、前述の実施の形態(1)と同様の作用,効果が奏される。
【0033】
図9は、本発明に係る光装飾装置の実施の形態(3)を示すものである。
【0034】
この実施の形態では、内ケース4,外ケース5を4角錐形の箱形に形成してある。そして、内ケース4,外ケース5の側壁の間に位置する装飾板6は、3角形に形成されている。また、内ケース4,外ケース5の上壁の間に位置する装飾板7は、不要になっている。
【0035】
この実施の形態によると、前述の実施の形態(1)と同様の作用,効果が奏される。
【0036】
図10は、本発明に係る光装飾装置の実施の形態(4)を示すものである。
【0037】
この実施の形態では、天井に吊持ち設置され照明具,インテリアとして使用されるものを示してある。
【0038】
この実施の形態は、前述の実施の形態(1)の内ケース4,外ケース5の上下を逆にして排熱孔42,52を省略してある。そして、基台1に代えて内ケース4の開口部41に嵌合取付けされる基板8に配線部材3を取付け、基板8に排熱孔81を設けてある。
【0039】
さらに、この実施の形態では、外ケース5に吊持用鎖9を連結してある。
【0040】
この実施の形態によると、前述の実施の形態(1)とほぼ同様の作用,効果が奏される。
【0041】
以上、図示した実施の形態の外に、内ケース4,外ケース5を楕円の箱形や他の多角形の箱形とすることも可能である。
【0042】
さらに、壁取付タイプ等に構成することも可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る光装飾装置は、装飾板が外ケースに覆われるため、装飾板の汚れ損傷が防止される効果がある。
【0044】
さらに、装飾板が内ケース,外ケースの間に挟まれるため、装飾板の撓み変形が防止される効果がある。
【0045】
さらに、内ケース,外ケースが構造体を構成して装飾板が構造体を構成する必要がないことから、装飾板の厚さを薄くして透光性を高めることができるため、装飾板の装飾性が高くなる効果がある。
【0046】
さらに、装飾板が嵌合された内ケース,外ケースの間に差込んで位置され、装飾板の交換が容易であるため、装飾態様の変更が容易である効果がある。
【0047】
さらに、半透明の内ケースまたは外ケースで光が拡散されるため、より装飾性が高くなる効果がある。
【0048】
さらに、押花からなる装飾が自然の形状,色彩がそのまま表しているため、極めて美麗で人工では得られない美的な感慨が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光装飾装置の実施の形態(1)を示す分解状態の斜視図である。
【図2】 図1の組立状態の斜視図である。
【図3】 図2の拡大縦断面図である。
【図4】 図1の要部の拡大正面図である。
【図5】 図1から図2への組立例を示す工程図であり、最初の段階を示している。
【図6】 図5に続く段階の工程図である。
【図7】 図6に続く段階の工程図である。
【図8】 本発明に係る光装飾装置の実施の形態(2)を示す組立状態の斜視図である。
【図9】 本発明に係る光装飾装置の実施の形態(3)を示す組立状態の斜視図である。
【図10】 本発明に係る光装飾装置の実施の形態(4)を示す組立状態の斜視図である。
【符号の説明】
2
発光体
4 内ケース
5 外ケース
6,7 装飾板
61,71 装飾
Claims (1)
- 発光体と、透光性を有し箱形に形成されて発光体を内部に収容する内ケースと、透光性を有し内ケースよりも少し大きな箱形に形成されて内ケースに嵌合される開口部が設けられた外ケースと、透光性を有し装飾が施されて内ケース,外ケースの間に着脱可能に位置される装飾板とを備え、内ケース,外ケースは一方が透明材料で形成され他方が半透明材料で形成され、装飾板は押花からなる装飾を2枚の透明なシートの間に収容してシールしてなり外ケースの開口部側から嵌合された内ケース,外ケースの間に差込み可能であることを特徴とする光装飾装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16571799A JP4430158B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 光装飾装置 |
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JP (1) | JP4430158B2 (ja) |
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1999
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