JP4430081B2 - 10gbase−tトランシーバのためのケーブル診断 - Google Patents

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Description

本発明は一般に、データ通信システムに関する。より詳細には、本発明は、ケーブル診断能力をもった10GBASE−Tトランシーバに関する。
電気電子技術者協会(IEEE)は、搬送波感知多重アクセス/衝突検出方式(CSMA/CD)をアクセス方法に採用したローカルエリアネットワーク(LAN)の包括的な国際規格を発展させてきた。そして、IEEE規格は、1秒当たり1メガビット(1Mb/s)から、1秒当たり1万メガビット(10,000Mb/s)、つまり10ギガビット(10Gb/s)の信号レートに対する、複数のメディアタイプ及び技術を網羅することを目的としている。IEEE規格は、多数のレイヤ(階層)を含む、オープンシステム相互接続(OSI)参照モデルを導入する。この議論で興味のあるレイヤは物理層であり、該レイヤは、伝送媒体とデータリンク層との間に位置している。1000Mb/sの場合、例えば、媒体とデータリンク層との間には、メディア依存インターフェース(MDI)、物理層デバイス(PHY)、オプションのギガビットメディア独立インターフェース(GMII)、そして、調停サブレイヤが定義される。物理層デバイスは、物理メディア依存(PMD)、物理メディアアタッチメント(PMA)、そして、物理コーディングサブレイヤ(PCS)を含むように定義される。そして、物理層デバイスは、アクセス方法及び物理層仕様IEEE802.3規格によってカバーされている。
現在のIEEE規格ではカバーされないが、ツイストペアーケーブルに対する次の大幅な改善では、10GBASE−Tのイーサネット(登録商標)のような通信プロトコルにおいて、1秒当たり10ギガビット(10Gb/s)へと進展することになる。しかし、このことは、全く新しい論点、つまり、技術が伝送媒体をその物理的限界へと後押しするという問題を提起する。つまり、それ以前の、少なくともそのような程度にまで達しないうちは起こらなかった実現問題に取り組む必要が生じてくる。良好な通信の主要部分は、良質の伝送媒体である。また、プロトコルの観点からは、ケーブルの選択をなすべき場合において最良の入手可能なケーブルが選ばれることになる。実際的に言えば、そのようなケーブルが常に現場で使われるとは限らない。10GBASE−Tの場合、現時点で決まってはいないが、好ましいケーブルは、カテゴリ7(CAT−7)の2重シールド(遮蔽)のツイストペア導線であると思われる。その規定長は100メートルとされる。但し、CAT−6やCAT−5のような劣ったケーブルの形態についても、実際に使用が可能であり、又は、より短い距離で規定可能である。従って、新たな実現問題を前提として、物理層デバイスが伝送媒体に関するケーブル診断能力を有することは有益である。
ケーブル診断能力をもつ10GBASE−Tトランシーバが開示される。該トランシーバは、物理層デバイス(PHY)であり、4つのトランシーバセクションを有する。各セクションは1つの入力パスと1つの出力パスを含む。該入力パスには一般に、レシーバ(受信部)と、アナログ−デジタルコンバータと、遠端クロストーク及び近端クロストークのキャンセラー部と、外来ノイズのキャンセラー部と、そしてイコライザー部が含まれる。また、出力パスには、コーディング(coding)及び前処理(preconditioning)部と、デジタル−アナログコンバータと、トランスミッタ(送信部)が含まれる。データ通信を実行してケーブル診断を行う同一の要素を利用することによって、実質的な節約を実現することができる。この診断については、リンク形成の前又はリンク形成の後で行われ、テスト信号のみに基づくか、又はデータ信号若しくは通信に基づいてもよい。第一のPHYは、単独で診断を行うか、又は第二のPHY、つまり、第一のPHYのリンクパートナーとして該第一のPHYと通信するPHYと共同して診断を行うものとされる。
添付図面は、本明細書の一部に組み入れられて該明細書を構成しており、添付図面は、本発明の1つ以上の実施例を示すとともに、以下の詳細な記載とともに、本発明の原理及び例示的な実施形態の説明に役立つものである。
本発明の各種の実施形態では、10GBASE−Tトランシーバの枠内で以下に記載され、該トランシーバがケーブルを診断する能力を有する。当業者であれば理解されるように、本発明についての以下の詳細な記載は、説明のためのものであって、何らかの限定を意図するものではない。また、本発明の他の実施形態については、本開示の利益をもつ当業者に対して容易に示唆される。尚、添付図面に示した、本発明の例示的な実施形態についての詳細を参照されたい。また、同一の参照符号は、図面及び以下の詳細な説明を通じて、同一又は同様の部分を参照するために使用している。
明確化のため、以下に記載する例示的な実施形態についての定型的な特長の全てを示し、これらを記載することはしない。勿論、そのような実際上の実装において、多数の実装上の仕様決定が、適用上及びビジネス上の制約などに従って、開発者の特定の目的を達成するために行われるとともに、このような特定の目的は、実装形態毎に異なり、そして、開発者毎に異なる。さらには、そのような開発の取り組みは複雑で時間のかかるものであるが、いずれにせよ本開示の利益をもつ当業者にとっては、日常の工学技術的な作業とされる。
また、当業者であれば分かるように、汎用性に劣るデバイス、ハードワイヤ式デバイスや、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)及びコンプレックス・プログラマブル・ロジック・デバイス(CPLD)を含むフィールド・プログラマブル・ロジック・デバイス(FPLD)、特定用途向け集積回路(ASIC)等を、以下に開示される発明概念の範囲及び思想から離れることなく使用することができる。
本発明との関連において、「ネットワーク」という用語には、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、ケーブルテレビジョンシステム、電話システム、無線通信システム、光ファイバーネットワーク、ATMネットワーク、フレームリレーネットワーク、衛星通信システムなどが含まれる。尚、そのようなネットワークは技術的に既知であり、よって、それらについて、ここではそれ以上記載しない。
図1には、本発明による物理層デバイス(PHY)10の概略的なブロック図を示す。PHY10は、10Gb/sで通信する能力をもち、同一の要素を用いてケーブルを診断する能力を有する。本図では、4つのトランシーバセクションの1つだけを示すことによって簡略化しており、それらは、リンクを形成する役目をもつ伝送ラインの1つに必要とされる。尚、他の3つのトランシーバセクションは、以下に記述を除いて図示のものと同様である。PHY10は、入力パス12及び出力パス14を有する。該入力パス12には、レシーバ16と、アナログ−デジタルコンバータ(ADC)18と、遠端クロストーク(FEXT)及び近端クロストーク(NEXT)のキャンセラー部20と、外来ノイズキャンセラー部22と、そしてイコライザー部24が含まれる。また、出力パス14には、コーディング(符号化)及び前処理部26と、デジタル−アナログコンバータ(DAC)28と、トランスミッタ30が含まれる。尚、図示しない他の要素が含まれてもよい。また、該要素の順序について厳密に図示の通りにしなくてもよい。図示した各要素については、それらを組み合わせてもよいし、分離することもできる。また、図示の各要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアの各形態又はそれら3つを組み合わせた形態をとることができる。FEXT及びNEXTキャンセラー部20は、図示のように第二入力32をもち、該入力は、図示しない他のトランシーバセクションの1つから到来する。PHY10には、4つのトランシーバセクションがあり、2つの可能な組み合わせ毎に1つずつ、つまり、4つのラインに1から4の番号を付すものと仮定した場合に、1と2、1と3、1と4、2と3、2と4、3と4の組み合わせがあり、よって、FEXT及びNEXTキャンセラー部20は全部で6つになる。外来ノイズキャンセラー部22は、図示のように第二入力34をもち、該入力は図示しない他のトランシーバセクションの各々から到来する。PHY10には4つのトランシーバセクションがあるが、全部で4つのトランシーバセクションからの入力をもつ外来ノイズキャンセラー部22は1つだけである。従って、図示のPHY10の全体において、レシーバ16、ADC18、イコライザー部24、コーディング及び前処理部26、DAC28、トランスミッタ30の各々が4つとされる。また、FEXT及びNEXTキャンセラー部20は6つであり、外来ノイズキャンセラー部22が1つである。
10Gb/sでの通信の一部として、PHY10の入力パスは、マルチレベル通信のシンボルを、減衰し又は減衰しない信号から分離するために十分なレソリューション(分解能)をもつことが必要である。ダイナミックレンジについては、殆ど減衰なしでの非常に短いリンクだけでなく、最大減衰での最長リンクをも引き受けなければならない。このことは、自動利得制御(AGC)を用いることにより達成可能である。このAGCは受信パワーを単に検出して、ADC18がその最大範囲に亘って動作するように、レシーバ16のゲイン(利得)を増加させる。ゲイン関数は、リンクの全減衰に関連し、明確なトレーニングプロセスによって又はブラインドトレーニングプロセスの結果として得られる。
FEXT及びNEXTキャンセラー部20は、一般に、対をなすライン間での不要ノイズを消す働きをもつ。NEXTの場合の送信信号又はFEXTの場合の隣り合ったラインからの受信信号は、ライン間の結合の推定値に従い、与えられたラインに対する入力から引き算される。結合パラメータの形態における、この結合の推定値は、明確なトレーニングプロセスによって又はブラインドトレーニングプロセスの結果として得られる。後者の場合には、可能ではあるが複雑すぎるため、全ての場合について正当化はできない。NEXTの結合は概ね、リンク長に独立であって、最初の10メートルにて使用されるケーブルやコネクタの種類、あるいはリンクの種類に左右される。
外来ノイズキャンセラー部22は、一般に、全てのラインに亘る不要ノイズをほぼ同時に低減させるために動作する。この低減については、ノイズの白色化の形態をとり、入力信号に関する狭帯域で相関性のあるノイズの作用を低減させる。また、相関関数が、4つのリンクからコモンモードノイズを検出して抽出するために使用される。いずれの場合にも、外来ノイズ低減機能は静的パラメータなしに働き、そして、他の要素のようにトレーニングを必要とはしない。
イコライザー部24は、各リンクにおいて別個に機能する。イコライゼション(均等化)関数は、明確なトレーニングプロセスによって又はブラインドトレーニングプロセスの結果として構築され、後者の方が可能性は高い。イコライザー部24は判定帰還機構を使用し、該機構は、シンボルデコーダの平均二乗誤差関数を用いて、イコライザー関数におけるパラメータを調整する。結果として得られたイコライザーパラメータの組は、利得対周波数の関数を記述する。
レシーバ16と、ADC18と、コーディング及び前処理部26と、DAC28と、そしてトランスミッタ30については、従来の機能を実現するための、ほぼこれまで通りの設計とされる。これらの1つ以上の要素は、以下に記載するような標準的なデータ通信に加えてケーブル診断を行うために、従来の設計から修正を要することもあり得る。
ケーブル診断を行うことに関して、リンクを規定する上で最も関連のある3つの特性は、信号の減衰、FEXT及びNEXT結合、外来ノイズレベルである。他の特性についても関連があると考えられる場合や、必要又は要求に応じて同様に取り組むべき場合がある。上記した3つの特性は、周波数の関数として表わされる。それらの特性の間には、ある相互作用が存在するので、それぞれに個別の単一基準が全体において適切とは限らず、これは簡単化のために採用し得る。リンクについてはさらに、特性にかかる各種の組み合わせがあり得る。例えば、ノイズフロアーが規格よりも低い場合には、高周波において規格の減衰よりも高いリンクによって、10Gb/sでの動作がサポートされる。さらには、殆どの規格がリンクの長さについて述べているにもかかわらず、現実には、長さがそれ自身で臨界的パラメータとなることはめったにない。それでも尚、リンク長は信号の減衰や、FEXT結合の計算上の因子であり、リンク長の計測は可能とされ、かつ望ましい。さらには、全減衰と、伝送スペクトラムの範囲に亘る周波数での減衰の両者を測定することが可能とされ、かつ望ましい。上記したように、新たな実現問題を前提として、リンクについての1つ以上の特性を調べるためにPHYがケーブル診断を行う能力をもつことは有益である。データ通信を実行してケーブル診断を行う同一の要素を用いることによって、実質的な節約を達成することができる。この診断は、リンクが形成される前か、又はリンクが形成される前に行われるようにその時期が選ばれ、テスト信号のみ又は通信に基づき、あるいはデータ信号又は通信に基づくものである。第一のPHYは、単独で診断を行うか、あるいは第二のPHYと共同して診断を行うことができ、この第二のPHYは、リンクパートナーとして第一のPHYと通信する。尚、オプションの組み合わせを含めた多数の選択肢がある。
リンクパートナーなしの場合、PHY10は、それ自身の送信、背景ノイズ、あるいはその両方を傾聴して検出することによってケーブル診断を行う。単一リンクの減衰を測定するには、時間領域反射率測定(TDR)又はこれと同様の機能が実行される。TDR機能では、ケーブルが終端されていない場合、あるいは、末端での認識可能な反射が許容される場合に、リンクの長さを計測することができる。長さ測定の精度は、既知とされるケーブルタイプの伝播速度に依存する。また、TDR機能については、開放され又は短絡されたリンクに対する全減衰量を測定できるように設計される。例えば、リンクを通して一定のトーン信号を送信し、この送信された信号のエコーの上流で反射信号を検出することによって、周波数での減衰を測定することができる。通常のデータ通信では、PHY10が、この診断のTDR機能に必要とされるエコーキャンセル能力をもつように設計される。これは、通常の通信の場合に、レシーバ16が、リンクの最大長、例えば、100メートルに亘って減衰した信号を検出する能力をもつように、レシーバ16の検出感度を要するからである。よって、レシーバ16は信号の検出に十分な感度をもつようにされ、該信号は、50メートルのような短い距離の遠端で反射されるか、あるいは、低い周波数において、最大周波数の場合よりも十分に小さい減衰となるような信号である。このような想定の下に、レシーバ16は、通常の動作に必要とされるほぼ全域に亘る減衰対周波数の特性を明らかにする能力を有する。残りの減衰特性については、観測されたデータから外挿することができる。減衰対周波数の診断を行うためには、トランスミッタ30が、狭周波数帯の可変周波数信号を生成することができるか、レシーバ16が、受信した信号のパワースペクトル密度の特性を調べて明らかにすることができるか、あるいは、その両方とされる。後者については、イコライザー部24をレシーバ16と共同して用いることで部分的に達成可能である。
リンクパートナーなしでNEXT結合を測定するには、レシーバ16がまた用いられ、トランスミッタ30によって、あるリンク上で信号を送信してもらい、そして、他の3つのリンクの1つ以上において受信した信号をレシーバ16が調べる。これは、通常の通信の場合に、レシーバ16が、リンクの最大長、例えば、100メートルに亘って減衰した信号を検出する能力をもつように、レシーバ16の検出感度を要するからである。よって、レシーバ16は、隣接するトランスミッタに結びついた信号の検出に十分な感度をもつようにされ、これはNEXT結合の減衰が一般に、ある周波数範囲又は全周波数範囲において、最大リンク長での減衰よりも低いことによる。この測定は、動作前又は通常の通信中に行われ、そこでは、NEXTエコーがフィードバックを通じて低減される。このテストは、伝送リンクとしての異なるリンクで数回実行される。
レシーバ16の代わりに又はレシーバ16に加えて、イコライザー部24は、リンクパートナーなしで、ケーブル診断を行うために用いられる。イコライザー部24は、パラメータ(変数)係数をもった、何らかの形態のフィルタ関数を定義することによって通信の間中、動作する。受信した信号はフィルタ関数によって修正されて、受信したシンボルがデコードされる。予期されるシンボルと受信したシンボルとの間の相違に基づいて、フィルタ係数が調整される。この調整機構は多くの場合に複雑であり、独自の方法が利用されるが、これは当業者の能力の範囲内である。有効なキャラクターのストリームが利用可能である限りにおいて、フィルタ係数が収束可能である。収束の次数及び速度は状況に依存する。収束によって1組のフィルタ係数が生成され、該係数は受信した信号の特性を表している。単一のリンクテストの場合、キャラクターのストリームがトランスミッタ30によって送信され、1本のリンクの下流へと伝わって、そのリンク遠端で反射し、該リンクに戻されて、レシーバ16によって受信される。そして、エコーが除去されて戻り信号が得られ、キャラクターのストリームがデコードされるように、該信号がイコライザー部24を通過する。結果としてのフィルタ係数によって、リンクについての、減衰対周波数特性が提示される。
同様のテスト方法を、NEXT結合の診断に用いることができる。この場合、キャラクターの連続ストリームが、あるリンクを通して送信され、他のリンクの1つ以上で受信される。キャラクターがデコードされる際に、イコライザー部24のフィルタ係数によって、リンクについてのNEXT結合の特性が提示される。このテストは、伝送リンクとしての異なるリンクで数回実行される。
リンクパートナーを用いると、PHY10はさらなるケーブル診断を行うことができる。伝送信号の性質が新興の規格で決定されるであろうことを前提として、レシーバ16によって受信される信号のプロファイルは、リンクの減衰特性を反映する。さらに、時間経過につれて、FEXT及びNEXT部の結合パラメータは収束して、リンクについての該パラメータに対応する特性を反映したものを提供する。上記のように、収束の次数及び速度は状況に依存する。FEXT及びNEXTのパラメータは一般に相互に関連するが、その関連性は常に同じではない。そうでなければ、FEXTに対して1つ及びNEXTに対して1つとされる、2組のパラメータは、両者に対して1組のパラメータであることが好ましい。
上記の2例が、リンクの通常動作に基づいているのに対して、重要な情報は、エンベロープ外(out−of−envelope)の挙動として知られるものを含む周縁部での動作からも集められる。PHY10のあらゆる具体的な実施例では、設計者が全てのフィルタ係数の限界を選択し又は決定することができ、それらは通常のリンクの保守に関与する。それにもかかわらず、通信は、1つ以上の範囲の外部で特性をもつリンクに対して確立することが可能である。同様に、時間経過につれてリンク特性は1つ以上の範囲を超えて変化することがある。これらのいずれの場合にも、ネットワーク管理者にとって、リンクが限界に近いことや、リンクが限界に近づきつつあること、あるいはその両者を通知されることは有益である。また、加速的な変化が将来的な障害の前兆である場合に、リンク特性上の変化を記録することは有益であり、これにより、障害が回避され、または、障害の影響が最小限に抑えられる。
リンクを規定する外来ノイズレベル特性は、それ自身の性質上、信号減衰やFEXT及びNEXT結合の特性とは異なる。つまり、後2者の性質が静的であるのに対して、外来ノイズは動的であって、それは未知の、制御されない外部の影響によってリンクに入り込むものであることによる。その結果、外来ノイズのテストでは通常、各種の平均技法が用いられ、ピーク及び平均ノイズレベルを記録する。テストされる外来ノイズの大きさの範囲についての限界は、状況に依存する。上記のように、テストは、リンクパートナーとともに、又はリンクパートナーなしで行われる。リンクパートナーなしの場合、外来ノイズレベルのテストは、NEXT結合の場合について上記したのと同様である。つまり、キャラクターのストリームが、あるリンクを通して送信され、そして、他のリンクの1つ以上で受信される。但し、この場合に、レシーバ16がエラーを検出し始めるまでの間、送信レベルが低減される。受信した信号の性質が、上記したNEXT結合のテストから知られることを前提として、受信の信号対ノイズ比(SNR)が、外来ノイズレベルを示すことになる。一般に、SNRの読み取りは当てにならず、従って、受信レベルは、確実に測定可能なエラーレートが得られるまでの間、低くされるべきものとされる。例えば、最大長のリンクに関して、ビットエラーレシオ(BER)が、1千万中に1つよりも大きい場合に、外来ノイズレベルは少なくとも、規格に準拠したリンクに必要なレベルよりも6デシベル(dB)高いレベルに等しいことが前提される。換言すれば、一般的に言って、受信BERが1千万中に1つよりも小さく、そして、受信した信号レベルが、リンクについて予期される最悪状況での受信レベルよりも、少なくとも6dB低い場合に、外来ノイズレベルを容認すべきである。リンクパートナーを用いる場合も同様に、該パートナーは、6dB低減されたレベルで送信することができる。これに応じてFEXT及びNEXT結合がスケール(縮小)するため、それらのキャンセル技法は変更なしのままである。そしてまた、例えば、BERが1千万中に1つよりも小さい場合には、外来ノイズレベルが許容されると考えることもできる。外来ノイズが動的であるため、使用できるリンクに対して該ノイズを常に監視することが望ましい。このことを実現するための1つの方法は、パケット間のギャップ期間や、他の休止期間中に送信パワーレベルを低減して、それらの期間に外来ノイズを測定することである。
本発明の実施形態及び適用例を図示し、そして記述してきたが、本開示の利益を受ける当業者であれば、発明概念から離れることなく、上記した以上の、数多くの修正が可能であることは明白である。本発明は、従って、添付した請求項以外に限定されるものではない。
本発明の一実施形態による物理層デバイス(PHY)の概略的なブロック図である。

Claims (38)

  1. 少なくとも1秒当たり約10ギガビット(10Gb/s)の通信能力を有する物理層デバイス(PHY)であって、該PHYに結合されて、複数の対応するリンクの1つを形成する複数の伝送ラインのうち、その1つ以上のケーブルを診断する能力を有する物理層デバイスにおいて、
    前記複数の伝送ラインのそれぞれに対するトランシーバ部であって、1つの入力パス及び1つの出力パスをもち、前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上の通信及び診断の能力を有するトランシーバ部を備え、前記複数の伝送ラインの各々のための前記トランシーバ部は、少なくとも1秒当たり10ギガビット(10GB/s)の速度で通信を伝えるように構成されるとともに、
    前記入力パスが、前記対応するリンクに結合された入力をもつレシーバと、該レシーバの出力に結合された入力をもつアナログ−デジタルコンバータ(ADC)と、1つ以上の遠端クロストーク(FEXT)及び近端クロストーク(NEXT)のキャンセラー部と、外来ノイズキャンセラー部と、イコライザー部と、を備え、
    前記出力パスが、コーディング及び前処理部と、該コーディング及び前処理部の出力に結合された入力をもつデジタル−アナログコンバータ(DAC)と、該DACの出力に結合された入力をもち、かつ前記対応するリンクに結合された出力をもつトランスミッタと、を備え、
    前記トランシーバ部は、前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上を診断する際に、前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上の信号減衰特性、前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上のFEXT/NEXT結合特性、および前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上の外来ノイズレベル特性を検出し、かつ、前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上の前記信号減衰特性、前記FEXT/NEXT結合特性、および前記外来ノイズレベル特性の組合せに基づいて、少なくとも10GB/sの速度での通信をサポートし、かつ前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上に対応するリンクを検出するように構成され、
    前記信号減衰特性、前記FEXT/NEXT結合特性、および前記外来ノイズレベル特性の各々は、周波数の関数として表現される、ことを特徴とする物理層デバイス。
  2. 前記ケーブルが4つの伝送ライン及びリンクを備え、前記PHYが4つトランシーバ部、即ち、各リンクに対して1つずつのトランシーバ部を備えた請求項1に記載のPHY。
  3. 前記4つトランシーバ部が、全体として、4つのレシーバと、4つのADCと、6つのFEXT及びNEXTのキャンセラー部と、1つの外来ノイズキャンセラー部と、4つのイコライザー部と、4つのコーディング及び前処理部と、4つのDACと、4つのトランスミッタと、を備えた請求項2に記載のPHY。
  4. 前記PHYがリンクパートナーなしでケーブル診断を行う請求項1に記載のPHY。
  5. 前記PHYがケーブル診断を行い、前記複数のリンクの1つ以上についてその長さを調べる前記請求項4に記載のPHY。
  6. 前記PHYがケーブル診断を行い、時間領域反射率測定を用いて、前記複数のリンクの1つ以上についてその特性を調べる請求項4に記載のPHY。
  7. 前記PHYがケーブル診断を行い、連続的なテスト用トーンを用いて、前記複数のリンクの1つ以上についてその特性を調べる請求項4に記載のPHY。
  8. 前記PHYがケーブル診断を行い、前記イコライザー部のフィルター係数を用いて、前記複数のリンクの1つ以上についてその特性を調べる請求項4に記載のPHY。
  9. 前記PHYがケーブル診断を行い、前記複数のリンクの1つ以上の特性を明らかにするにあたって、前記PHYの送信レベルを下げて、ビットエラーレシオを監視することで外来ノイズレベルを調べる請求項4に記載のPHY。
  10. 前記PHYが、少なくとも第二のPHYをリンクパートナーとしてケーブル診断を行う請求項1に記載のPHY。
  11. 前記PHYがケーブル診断を行い、前記PHYのレシーバが受信した信号のプロファイルを調べることにより、前記複数のリンクの1つ以上についてその特性を明らかにする請求項10に記載のPHY。
  12. 前記PHYがケーブル診断を行い、前記PHYにおける、1つ以上の前記FEXT及びNEXTのキャンセラー部のフィルター係数を用いることにより、前記複数のリンクの1つ以上についてその特性を調べる請求項10に記載のPHY。
  13. 前記PHYが、前記複数のリンクの1つ以上において、その1つ以上の特性の変化を監視し、前記複数のリンクの1つ以上についての潜在的な障害を予報し又は実際の障害を診断する請求項10に記載のPHY。
  14. 前記PHYがケーブル診断を行い、前記複数のリンクの1つ以上の特性を明らかにするにあたって、前記第二のPHYからの低減された伝送レベルを受信してビットエラーレシオを監視することで外来ノイズレベルを調べる請求項10に記載のPHY。
  15. 少なくとも1秒当たり約10ギガビット(10Gb/s)の通信能力をもつ通信システムにてケーブル診断を行う方法であって、
    前記通信システムが、物理層デバイス(PHY)と、4つの伝送ラインであってその各々が合計4つのリンクに対してその1つに対応するリンクを形成する伝送ラインを備え、各伝送ラインが前記PHYに結合されており、
    前記PHYを用いてケーブル診断を行い、前記4つのリンクの1つ以上の特性を調べるステップを含み、
    前記PHYを用いてケーブル診断を行い、前記4つのリンクの1つ以上の特性を調べる前記ステップは、
    前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上の信号減衰特性、前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上のFEXT/NEXT結合特性、および前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上の外来ノイズレベル特性を検出するステップであって、前記外来ノイズレベル特性は、外部供給源からのリンクによって受信される動的ノイズに関連し、前記信号減衰特性、前記FEXT/NEXT結合特性、および前記外来ノイズレベル特性の各々は、周波数の関数として表現されるステップと、
    前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上の前記信号減衰特性、前記FEXT/NEXT結合特性、および前記外来ノイズレベル特性の組合せに基づいて、少なくとも10GB/sの速度での通信をサポートし、かつ前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上に対応するリンクを検出するステップと、をさらに含む方法。
  16. 前記PHYを、リンクパートナーなしで動作させる請求項15に記載の方法。
  17. 前記ケーブル診断を行うステップが、前記4つのリンクの1つ以上についてその長さを調べるステップを含む請求項16に記載の方法。
  18. 前記ケーブル診断を行うステップが、時間領域反射率測定を用いて、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を調べるステップを含む請求項16に記載の方法。
  19. 前記ケーブル診断を行うステップが、連続的なテスト用トーンを用いて、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を調べるステップを含む請求項16に記載の方法。
  20. 前記ケーブル診断を行うステップが、前記4つのイコライザー部のうち、その1つ以上のイコライザー部のフィルター係数を用いて、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を調べるステップを含む請求項16に記載の方法。
  21. 前記ケーブル診断を行うステップにおいて、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を明らかにする際に、前記PHYの伝送レベルを低減してビットエラーレシオを監視することにより、外来ノイズレベルを調べる請求項16に記載の方法。
  22. 前記PHYが、少なくとも第二のPHYをリンクパートナーとしてケーブル診断を行うようにした請求項16に記載の方法。
  23. 前記ケーブル診断を行うステップが、前記PHYの4つのレシーバのうち、その1つ以上のレシーバにより受信した信号のプロファイルを調べることで、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を明らかにするステップを含む請求項22に記載の方法。
  24. 前記ケーブル診断を行うステップが、前記PHYの6つのFEXT及びNEXTのキャンセラー部のうち、その1つ以上のキャンセラー部のフィルター係数を用いて、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を調べるステップを含む請求項22に記載の方法。
  25. 前記PHYが、前記4つのリンクの1つ以上において、その1つ以上の特性の変化を監視して、前記4つのリンクの1つ以上について、その潜在的な障害を予報し又は実際の障害を診断するようにした請求項22に記載の方法。
  26. 前記PHYが、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を明らかにするケーブル診断にあたって、前記第二のPHYからの低減された伝送レベルを受信してビットエラーレシオを監視することで、外来ノイズレベルを調べるようにした請求項22に記載の方法。
  27. 少なくとも1秒当たり約10ギガビット(10Gb/s)の通信能力をもつ通信システムにてケーブル診断を行う装置であって、
    前記通信システムが、物理層デバイス(PHY)と、4つの伝送ラインであってその各々が合計4つのリンクに対してその1つに対応するリンクを形成する伝送ラインを備え、各伝送ラインが前記PHYに結合されており、
    前記PHYが、前記伝送ラインの各々に対する、合計4つのトランシーバ部を備えるとともに、この4つのトランシーバ部の全てを含めた場合に、4つのレシーバと、4つのアナログ−デジタルコンバータ(ADC)と、6つの遠端クロストーク(FEXT)及び近端クロストーク(NEXT)のキャンセラー部と、1つの外来ノイズキャンセラー部と、4つのイコライザー部と、4つのコーディング及び前処理部と、4つのデジタル−アナログコンバータ(DAC)と、4つのトランスミッタと、を備え、
    前記装置が、前記4つのリンクの1つ以上の特性を調べるためにPHYを用いてケーブル診断を行う手段を備え
    前記装置が前記4つのリンクの1つ以上の特性を調べるためにPHYを用いてケーブル診断を行う前記手段は、
    前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上の信号減衰特性を検出する手段と、
    前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上のFEXT/NEXT結合特性を検出する手段と、
    前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上の外来ノイズレベル特性を検出する手段であって、前記外来ノイズレベル特性は、外部供給源からのリンクによって受信される動的ノイズに関連し、前記信号減衰特性、前記FEXT/NEXT結合特性、および前記外来ノイズレベル特性の各々は、周波数の関数として表現される手段と、
    前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上の前記信号減衰特性、前記FEXT/NEXT結合特性、および前記外来ノイズレベル特性の組合せに基づいて、少なくとも10GB/sの速度での通信をサポートし、かつ前記複数の伝送ラインのうちの1つ以上に対応するリンクを検出する手段と、をさらに備えたことを特徴とする装置。
  28. 前記PHYがリンクパートナーなしで動作する請求項27に記載の装置。
  29. 前記ケーブル診断を行う手段が、前記4つのリンクの1つ以上についてその長さを調べることを含む請求項28に記載の装置。
  30. 前記ケーブル診断を行う手段が、時間領域反射率測定を用いて、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を調べることを含む請求項28に記載の装置。
  31. 前記ケーブル診断を行う手段が、連続的なテスト用トーンを用いて、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を調べることを含む請求項28に記載の装置。
  32. 前記ケーブル診断を行う手段が、前記4つのイコライザー部の1つ以上におけるフィルター係数を用いて、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を調べることを含む請求項28に記載の装置。
  33. 前記ケーブル診断を行う手段が、外来ノイズレベルを調べるために前記PHYの伝送レベルを低減させてビットエラーレシオを監視することにより、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を明らかにすることを含む請求項28に記載の装置。
  34. 前記PHYが、少なくとも第二のPHYをリンクパートナーとしてケーブル診断を行うことを含む請求項27に記載の装置。
  35. 前記ケーブル診断を行う手段が、前記PHYの4つのレシーバの1つ以上によって受信した信号のプロファイルを調べることにより、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を明らかにすることを含む請求項28に記載の装置。
  36. 前記ケーブル診断を行う手段が、前記PHYの6つのFEXT及びNEXTのキャンセラー部の1つ以上についてのフィルター係数を用いることにより、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を調べることを含む請求項28に記載の装置。
  37. 前記PHYが、前記4つのリンクの1つ以上において、その1つ以上の特性の変化を監視して、前記4つのリンクの1つ以上について、その潜在的な障害を予報し又は実際の障害を診断する請求項29に記載の装置。
  38. 前記PHYが、前記4つのリンクの1つ以上についてその特性を明らかにするケーブル診断にあたって、前記第二のPHYからの低減された伝送レベルを受信してビットエラーレシオを監視することで、外来ノイズレベルを調べる請求項34に記載の装置。
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