JP4429922B2 - 歯垢と歯肉炎予防のための無毒性デンタルケアハーブ処方物 - Google Patents

歯垢と歯肉炎予防のための無毒性デンタルケアハーブ処方物 Download PDF

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本発明は、デンタルケアハーブ処方物、その調製物、および歯垢および歯肉炎制御のためのその適用に関し、コロシントウリ(Citrullus colocynthis(シトルラスコロシンシス))およびインドセンダン(neem(ニーム))由来の活性分画類組み合わせを含む。本発明は、成分Aとしてのニーム樹皮と葉の活性構成成分、成分Bとしてのシトルラスコロシンシスの地下植物部、および成分Cとしてのキュウリ(Cucumis sativus(ククミスサチバス))由来の抗酸化分画を抽出する製法を含む。本発明は、CO2を抽出用担体ガスとして用いる超臨界液体抽出、および極性および非極性溶媒を用いる液相抽出による分配によるニーム葉と樹皮の効果的抽出別法を含み、極性分画は、成分Aとしてニムボライド類高含量濃縮物を含む。本発明は、主にニモライド類を含む(2〜5.5%)ニーム葉および樹皮由来の成分A;主にグリコシド類を含む(0.5〜2.5%)シトルラスコロシンシス由来の成分Bを組み合わせ;成分C由来の抗酸化分画0.1〜0.4%を添加する製法を含む。成分Cを成分AとBに添加し、抗酸化性と安定性を付与してきた。本目的は、シトルラスコロシンシスの根;ククミスサチバスの実由来の抗酸化性分画を添加したニームの葉と樹皮を組み合わせたデンタルケア処方物を開発するための調製法(レシピ)を提供することである。
ハーブ医薬品またはハーブ薬物類の起源は古く、それらの用途は世界中で知られ広まっている。インドでは、薬草学という科学が“アーユルベーダ”医学として公知であり、生命を意味する“アーユル”と知識を意味する“ベーダ”に由来する現代用語“アーユルベーデック”がそれから派生している。有益薬草中のそれぞれの活性成分を同定識別する動きが18世紀に始まり、天然ハーブ類を用いることから時に異症療法とも称される抽出物類および精製化学物質類のような薬剤の使用に至るまで過渡期に入っている。化学の進歩に伴い、前記の活性成分類の一部は化学的に合成され丸薬の形状で患者に投与されてきた。しかし、この過渡期の間に、合成、精製あるいは抽出された薬物活性成分類が顕著な副作用を示すことがわかった。
一般に、ハーブ医薬品類は、おそらくその活性成分類がハーブ中で他の化合物と組み合わされ異なる投与量で投与されることから、顕著な副作用をもたらさない。さらに、ハーブ類は併用投与されることが多く、ある1種のハーブの副作用を無害にすることができるのであろう。しかし、精製薬剤が互いの副作用を打ち消すために併用投与されることはまれであり、この打ち消すための薬剤もそれ自体の副作用を示す可能性があるからというのがおそらくその理由であろう。現代の臨床医療では、薬物の純度および有効性が改善された結果の付随物としての副作用の存在を容認しているようである。現代の薬物合成は純粋で強力な薬物を大量に提供するという利点を有しており、さらにかなり早く広く入手できるようにもなっている。しかし、一般公衆がこのような純粋かつ強力な薬物類はひとつの病気を治すことがあっても他の病気を起こすことがあることに批判的になるに伴い、副作用という付随する問題に対する関心が高まっている。
幾つかのの植物種が歯周病の治癒、治療、特に歯痛の緩和に役立ってきたことが知られている。文献には、幾つかの植物類がデンタルケア用に一般的に用いられる植物類として記載されてきた。最近になって合成薬物類の副作用のため、歯周病予防と治療のため植物化学物質類の可能性について、試行されてきた。Azadirachta indica(アザジラクタインディカ)(1)、Acacia(アカシア)(2)、Oolong(ウーロン)茶(3)、Juglans regia(ジャグランスレジア)(4、5)、Zanthoxylum alantum(ザンソキシラムアランタム)(5)、Mimusops elengi(ミムソプスエレンジ)(5)およびHibiscus abelmoschus(ハイビスカスアベルモスチャス)(5)等のようなさまざまな植物調製物が歯周病予防に使用されてきた。
ニームについてもいくつかレビューがあるが、これらのほとんどはその殺菌性についてのものである(6−8)。この木のほとんどすべての部分がさまざまなヒト疾患の治療に伝統的民族的医薬品中で使用されてきており、特に細菌性および真菌性疾患に対して使用されてきた。抗菌性および抗真菌性(9)、抗マラリア性(10,11)、抗発熱および抗炎症性(12)が、ニームが最もよく引用される用途である。
Andrewら(13)は、ニームがインドのアーユルベーテックでかつ民衆的医薬品の一部であり数種の治療薬としての可能性を有していると報告した。Gahukar(14)は、膿漏感染にニームの小枝を使用することを報告した。Wolinskyら(15)は、ニーム抽出物の殺菌性を検討した。彼らの研究では水性抽出物を用い、細菌の性質が改変され歯表面にコロニーを形成するStreptococci(ストレプトコッカス類)の能力が阻害されることを明らかにした。Farooqiら(16)は、アザジラクタインディカの茎がチュ−イングスティックとして用いられていると報告した。Guhabakshiら(17)は、若枝のようなニーム(アザジラクタインディカ)の異なる部分を歯ブラシとして特に歯槽膿漏で使用されること;敗血症性創傷等の洗浄用に葉を煎じたものを使用することを報告した。Crabwood(クラブウッド)またはモンキーコーラーツリー(Carapa procera(カラパプロセラ))およびドライゾーンマホガニ(Khaya senegalensis(カヤセネガレンシス))のようなMeliaceae(メリアセアエ)のアフリカ系の仲間もまた、チュ−イングスティックとして使用され、マラリアの治癒(特に皮膚と口内感染症)および治療にニームと同様に用いられる(18,19)。
デンタルへルスに及ぼすニームのチューイングスティックの効果は、植物部分中にフッ化物類が存在することによる。Chawala(20)は、ニームチュ−イングスティックの20w/v%水性抽出物(樹皮の存在は不明)がフッ化物2.8ppmを示したと報告した。フッ化物の存在は、歯に菌が蓄積するのを予防することが報告されている。
アザジラクタインディカおよびSalvadora persica(サルバドラペルシカ)(“Miswak(ミスワク)”)からできたチュ−インスティックの抗菌活性をさまざまな濃度で試験した。このチュ−イングスティックの両者ともに、Stpretococcus mutans(ストレプトコッカスミュータンス)およびS.faecalis(S.ファエカリス)に対して影響を及ぼした(21)。Arak(アラク)抽出物は、より低濃度でS.ファエカリスに対してより効果的であった。この差異は、それらのpH値における差異に起因していた。
ニーム樹皮は、タンニン類と8〜11%の抗炎症多糖類を含んでいる(テルモ社 米国特許#4,515,785)。これらの多糖類は、グルコース、アラビノースおよびフラクトースをおよその比率1:1:1で含んでいる。これらとは別に、数種のジテルペン類(ニムボソジオン;ニムビソノール;ジメチルニムビオロン;マルゴソン;マルゴソロン;ニムボノン;ニムボノロン;ニムビオノン;ニムビオノール;ニムビオン;ニムビノンおよびC−セコテトラノルトリテルペノイド類イソ−ニムビオンライド)もまた報告されている。
シミズマサキら(22)は、ベンゼンおよびトルエン等のような溶媒類を用いてニーム樹皮を抽出する製法の特許を得た。この抽出物は、マウスの肉腫増殖を阻害することがわかった。しかし、彼らは後日、0℃〜40℃の水で樹皮を処理した後アルコール抽出することを報告し、この特許を拡大した。
1966年には、ニーム由来のトリテルペノイド類は3種しか公知でなかった。JarvisとMorganのニーム種子中の摂食阻害性研究(23)がアザジラチクチン刺激研究につながり、その結果、多くの他の化合物類が1970年代および1980年代になってニームから単離された(24)。現在、145種を超えるニームトリテルペノイド類があり、さらに他にも発見されるに違いない。これらの3分の1そこそこしかその生物学的性質が試験されていない。これらのトリテルペノイド類の多く(25、26)がニームオイルから単離された。
4種のニームリモノイド類:ゲヅニン、ジハイドロゲヅニンニムビニン、およびニムボライドがインビトロでP.falciparum(P.ファルシパラム)に対して0.72〜1.74μg/mlのLC50値を有していると報告されている。ケニアの地域社会では既に、マラリアの予防治療別法としてニームを用いている。ビクトリア湖に接するケニア西部の地方を調査したところ、この地方の構成員の98%がニームについて知っており;36%はマラリア予防と治療のためにニームを既に使用したことがあることが明らかになった(28)。彼らは、水で煮沸した樹皮または葉を用いることで、軽減された;一部は、温水に溶解させた種子粉末または水で煮沸したニーム葉、樹皮および根の混合物を使用していた。これらの調製物は、治癒するまで1日2回か3回、コップ1杯または2杯分として投与され、1日数回ニーム葉をチュ−イングするものもいれば1日3回ニーム葉の煙を吸入するものもいた。
ニームオイル使用が、ケニア地方の小児白癬(Tinea(チニア)種)治療で一般的になっている(29)。比率4:1のニーム葉およびウコンから調製したペーストを皮膚に適用すると3〜15日で疥癬ダニSarcoptes scabei(サルコプテススカベイ)による疥癬患者の97%を治癒すると報告されている(30)。ケニアの小児疥癬患者重篤症例は、煮沸葉から得た水で入浴しその後ニームオイルを罹患体部に適用することで治癒している(29)。
Voorhees J.&Nachman L.は、80〜88%のオリーブ葉抽出物とホメオパシーブレンドとともに5〜10%のニーム葉粉末を用いてインフルエンザ症状を治療する組成物を調製した(米国特許#20,020,110,600)。
Wolfら(米国特許#6,228,402)は、キシリトール含有非ヒト用食品が動物の虫歯率低下のための治療用として報告した(31)。彼らは、ニームオイル含有他の成分類も使用できることを(請求項としてではなく)提案している。
米国特許出願番号07/456,762および5,298,251(Lockeら)は、粉砕ニーム種子の非極性疎水性溶媒抽出物からニームオイル製品が得られることおよびそれらが殺虫および殺真菌活性をともに有することを教示している。彼らは、透明にしたニームオイルが昆虫忌避性増加、植物毒性低下、皮膚刺激性低下、殺真菌活性増加および湿潤性増加を示すことを報告した。ニームワックスは昆虫忌避性増加、殺真菌活性増加および湿潤性増加を示す(32)。
ニームについて他にも数件特許があるが、これらは主に、農薬としてのニームの使用またはニームを基剤とした農薬安定製剤類についてであり、米国特許04,556,562(安定な抗害虫ニーム種子抽出物;#4,902,713(アザジラクチン様化合物および殺虫剤類);#4,943,434(殺虫水素添加ニーム抽出物);#4,946,681(保存安定性改善ニーム種子抽出物調製方法);#4,960,791(サラニン誘導昆虫制御剤);#5,001,146(保存安定性アザジラクチン処方物);#5,001,149(アザジラクチン誘導体殺虫剤);#5,047,242(アザジラクチン誘導体殺虫剤);#5,110,591(ニームオイル懸濁化剤);#5,124,49(保存安定アザジラクチン処方物類);#0,436,257B1(疎水性抽出ニームオイル補助による植物真菌制御方法)のようなものがある。
一般的に“indrayan(インドラヤン)”、“tumba(ツンバ)”、“Ghorumba(ゴラムンバ)”、“kaur−tumba(カウル−ツンバ)”、“tumba(ツンバ)”、“tumbi(ツンビ)”またはビターアップルとして公知のCucurbitaceae(ククルビタセアエ)の一員であるシトルラスコロシンシス スチャラッド(Schrad)は、野生植物である。それはまた、初期の名称シトルラスバルガリス(vulgaris)とも称されている。コロシンス(Colocynth)は、インドの北西部、特にラジャスタン(Rajasthan)のバーマー(Barmer)、ビカナー(Bikaner)、ジャイサルマー(Jaisalmer)およびヨドプル(Jodhpur)地区および砂丘、砂の波打ちによる平原および砂丘の間の地域に大きな群落を作っているグジャラット(Gujarat)に非常に多く;インド全土で、特に北西部、中央および南部およびコロマンダル(Coromandal)沿岸の海岸、グジャラット(Gujarat)および他のインド西部域で野生化している。コロシンスは最近、ラジャスタン西部のオイル産業に活路を見出している。したがって、ラジャスタンにおけるその栽培は3つの目的に沿っており、すなわち、種子(換金作物として)を石鹸製造用にオイル産業に継続供給すること;砂移動の安定化と過剰拡大により消滅する危険を調べることである。
その果実および種子は時に、アフリカ地方で食料として用いられている。そのウリ様部も酢漬けにして食され、食用上安全になっている。それらは、水中で完全に沸騰して苦味を除去した後保存食品として調製される。それらはまた、その外皮を取り除いた後野菜としても用いられる。茎と葉は、ヤギや野生動物が食べる(33〜36)。その果実と種子は下剤としての性質を有しており、一方、根は下剤として用いられ、腹水、黄疸、泌尿器疾患およびリウマチに用いられ、これらはまたアンチッドとしても用いられ、さらに蛇毒に対しても用いられる。苦味物質は、コロシンチンおよびコロシンセチンとして報告されている(Amer.J.Pharm.,1893、179;Pharm.J.,1907、117;Arch.Harm.,Berl.,1883、201;J.Chem.Soc.,1910、99;Indian J.med.Res.、1929、770);根は、アルファー−エラテリン、ヘントリア−コンタン、およびサポニン類を含んでいる(Curr.Sci.,1934、350);種子は、固定油、フィトステロリン、フィトステロール類、水酸化炭素類、サポニン類、グリコシド類およびタンニンを含んでいる(J.Indianchem.Soc.,1949、515、519);パルプは、アルファー−エラテリン、ヘントリアコンタン、フィトステロールおよび脂肪酸類混合物を含んでいる(B.P.C.1934、348)(37−41)。
Okieimenら(42)は、メロン(Citrullus vulgaris)種子殻によって水溶液から重イオン類を除去することを報告した(Biological Wastes:0269、7483、1989)。シトルラスバルガリススチャラッド(Citrullus vulgaris Schrad)は、有効な摂食刺激剤として提案されている(米国特許#5,968,541)。シトルラスコロシンシスは粉末として用いられ、イヌやネコのような通常の家庭用ペットが傷口を舐めないようにする局所用動物医薬品用組成物に苦味を付与する。前記特許の請求項は、苦味剤としての用途のみについてである(米国特許#6,274,555)。
シトルラスコロシンシスは、数種の苦味主成分を含んでおり;ククルビタシンは、ククルビタセアエ(Cucurbitaceae)族の数種の属に存在する主成分類のひとつである。ククルビタシンは、苦味のある高酸化トリテルペン物質類で主に4環性でククルビタン骨格に由来する群である(43)。これらの化合物類は多くの植物中に存在し、アロモンとして機能し植物を草食類から保護している(44)。さらに、ククルビタシン類は、下剤としての性質、抗炎症、抗真菌、および抗癌性を有していることが公知であり(45);抗癌剤は、天然の産物モデルに基づいている(46)
ククルビタシンに基づく製品類の商業化は極めて限定されているが、その理由は、(a)トリテルペン類が極めて少量しかククルビタシン植物中で分泌されないこと、および(b)純粋なククルビタシン獲得に要するこれまでの操作が長時間を要し煩雑であること(47)が挙げられる。大量のククルビタシン類を獲得するのが過去において難しかったので、このトリテルペン類の非常に強力な用途について真剣に検討する意欲がうせてしまっていた。McMahonら(48)は、殺虫剤と作物管理に有用な他の化合物類を含む徐放性マイクロカプセル類を教示した。本発明の1態様において、前記カプセル壁には、ククルビタシン含有固体粒子類、粉末またはダストを含む摂食阻害化合物を含む(48)。使用した好適なククルビタシン含有固体類は、乾燥され粉砕されたウリ根の形状であり、米国特許#4,880,624に記載されている。
Branlyら(49)は、摂食刺激剤と殺虫剤を含むジアブロチサイトビートル用餌を記載している。この摂食刺激剤は、ククルビタシンを含有する植物組織を含み、さらに具体的には、1エーカー当たり粉砕根10〜100Ib.(ポンド)量の乾燥バッファローウリ根を含む。この技術に基づき、成熟キュウリ害虫のククルビタシン依存性制御方法が開発されたことが報告されている。ククルビタシン含有植物組織を殺虫剤と組み合わせることによって、摂食刺激ククルビタシンにより前記害虫を“だまして”毒物を食べるようにしている。
ククルビタシン含有粉砕根組織は、それを食べるジアブロチサイト害虫の99%を死滅できる餌として広く知れ渡っており使用されてきた(47、50)。しかし、このククルビタシン形状は成熟害虫のみの制御に有効であり、前記ジアブロチサイト害虫が原因の損害の多くは、幼虫が原因となっている(51)。精製ククルビタシンが成熟および幼虫の両者のジアブロチサイト害虫に有効な摂食刺激剤であることが示されてので、精製ククルビタシンを植物組織の代わりに使用することがこの問題に対するひとつの可能な解決方法である。残念ながら、精製ククルビタシンを利用した製品が現在のところ全く市販されていない。
Berdami;L.A(52)は、亜鉛バシトラシン、ネオマイシン、ポリマイシン(polymycin)−B硫酸塩、およびプラモキシンハイドロチオマイドから構成される局所用動物医薬品組成物と方法を開発した。彼らは、シトルラスコロシンシスを苦味剤として用いてイヌやネコのような通常の家庭用ペットが傷口を舐めないようにする組成物に苦味を付与した。
Subbiah,V(53)は、ククルビタ(Cucurbita)種(シトルラスコロシンシスではない)からククルビタシン類を単離精製する方法を述べている。ククルビタシン適用についての初期研究の多くはククルビタ種について行なわれており、シトルラスコロシンシスについてではない。しかし、Hatamら(54)は、シトルラスコロシンシスからククルビタシングリコシド類を単離した。
歯の主要疾患には、歯垢、虫歯および歯槽膿漏が含まれる。歯垢は、ほとんどの歯周病の主要原因である(55,56)。歯垢制御は、慢性歯周病制御の唯一の有効方法である。人々は、歯垢制御に機械的手段を用いている。これらは、歯磨きペーストとともに使用する歯ブラシ、磨耗粉末、歯間クリーニング手段、口内潅水装置等である。しかし、これらの実施にはいくつか限界があり、歯表面全体をクリーニングすることはできない。さらに、いったん歯垢が実質量で付着すると、通常の機械的方法で除去することはむずかしい。いったん歯垢が付着すると、他の疾患にもつながる。これらの機械的補助手段は、その作用が治療用というわけではなく;従って、化学療法剤が歯周病に対して必要となっている。
使用されている化学物質類のなかでも、抗生物質類(57)、酵素類(58)、デキストロース(59)、クロロヘキシジン(60)、尿素過酸化物(61)、有機および無機フッ化物類(62)およびアンモニウム化合物類(63)等が顕著である。これらの製品類の多くはある程度は有効であるが、それらの用途が限定されているかまたは副作用を有している。初期の植物種数種がデンタルケアのために使用されてきた。
デンタルケアに使用されてきた植物の一部を示した:
Figure 0004429922
これらの植物類は、副作用の全くない有効な抗歯垢阻害剤として報告されてきた。ハーブ抽出物の一部、特にニームのインビトロ研究で、Staphylococcus aureus(スタフィロコッカスオーレウス)、Streptococcus pyogens(ストレプトコッカスパイロゲネス)および嫌気性菌類の阻害が明らかになった。これらの“インビトロ”研究により、ニームの抗歯垢力が裏付けられる。
ニームは、虫歯および歯肉炎の緩和および口内炎症治療用歯磨き剤ペースト、マウスウォッシュ、食品組成物類の成分として使用されてきており、歯垢および歯肉炎治療に使用される口内用組成物中で天然芳香剤として使用されてきた(64−66)。
また、歯を白くする薬剤を含むチューインガムの成分としても使用されてきた(67)。
Ahmadら(68)は、彼ら自身の命名によるアザジラチタ(Azajirachta)またはサルバドラペルシカ(Salvadora persica)の植物枝または根の微小粒子またはマイクロファイバーを用いたが、これらは、他の地域では通常、ピールー(peelu)、ミスワーク(miswaak)ニームまたはシワック(siwak)木として公知である。彼らは、これらの粒子を通常使用される無機質研磨剤の代わりに用いた。
Scheller(69)は本人の特許中(米国特許#4,223,003)でニームオイルをペーストおよび粉末歯磨き剤の任意成分のひとつとして用いた。
Miller S.E.およびSimone A.J.は、天然ファイバーでできたチューイングスティックの処方を報告した。彼らは、ニームオイルの用途を提案したが、その性質についての請求は全くなされていなかった。また、使用したオイルまたは植物部位の抽出についての記載も全くなされていなかった(70)。
Nabiら(71)は、チモールとオイゲノール、および適宜セスキテルペンアルコールを含む処方を報告した。彼らは、前記処方が歯垢および歯肉炎に効果を有していると請求した。彼らは、前記処方が歯垢および歯肉炎に対して有効であると請求した。彼らは、ニームオイルを使用することで官能的にも許容できる口内用製品を提供できると提案した。
Seabrook、Jr.らは、抗菌剤を含むポリマー処方物においてニーム種子、葉、樹皮抽出物およびオイルの用途を提案した。彼らは、前記抗菌剤には、植物およびハーブ由来天然抽出物のような植物化学物質類および植物栄養物類および化学的殺菌剤類を含むと提案した(72)。
現在、余り有効ではなくしかも歯肉と歯には有害で有毒な影響を有する安価な粉末物質類を含むいくつかの歯磨き粉末がインドでは入手可能である。市場で入手可能なハーブ歯粉末の一部の組成物類を下記に示した。
Figure 0004429922
初期特許類/先行技術についての批判的書評
** チューイングスティックとして使用したニームの臨床価値に関連したデータは稀であり、包括的形状であるのみである。
* 処方物は、水溶液、チューイングスティック、または葉および樹皮抽出物として粗調製されている。
* 処方物中のアダジラクチン(ニーム由来)の効果について請求されている;アザジラクチン類は、昆虫摂食阻害剤および忌避性質を有していると報告されているが、歯の保護については全く請求されていない。
** 市販のデンタルケア処方物の一部には、いくつかの欠点がある。いくつかは歯と歯肉を汚す。これらの製品のほとんどが安定性を欠いている。
** デンタルケアにシトルラスコロシンシスを単独またはアザジラクタインディカと併用して使用した先行技術は全くない。
** 特許と処方物(本文で引用)の多くはニームの屋外収穫物についての殺菌作用についてである。
** Berdami;L.A.(米国特許#6,274,555)は、シトルラスコロシンシスを局所動物医薬品用組生物中で苦味剤として使用している。彼らは、苦味剤としてシトルラスコロシンシスの数個の顆粒を使用し、イヌやネコのような通常の家庭用ペットが傷口を舐めないようにするため組成物に苦味を付与するため、使用している。歯垢または歯肉炎治癒に関する請求はなされていない。さらに、かれらは、シトルラスコロシンシスの根は使用していない。
** シトルラス様植物由来ククルビタシン類は、標的殺虫剤を含むカプセル壁中で摂食阻害剤組成物として米国特許#5,466,460中で使用されている。従って、この用途は、摂食阻害剤としてのみである。
** Lockeら(米国特許#5,298,251および米国特許出願番号07/456,762)は、ニームオイルとニームワックス分画由来殺真菌組成物を報告した。しかし、彼らはニームの葉と樹皮を使用しておらず、歯垢または歯肉炎についての治療用途についての請求は全くなされていない。
** Seabrook、Jr.ら(米国特許#5,906,825)は、抗菌剤を含むポリマー処方物中におけるニーム種子、葉、樹皮抽出物およびオイルの使用を提案した。彼らは、抗菌剤としてのそれらの用途を請求したが、ニームは数種の物質類のひとつとして提案されているに過ぎない。さらに、これは提案であるに過ぎず、前記特許の請求項を構成してはいない。彼らはまた、抽出操作について説明しておらず、抗歯垢または抗歯肉炎についての請求もあるいは言及もない。
** シミズマサキらによる米国特許#4,515,785と4,537,774(20)は、ベンゼンおよびトルエンのような溶媒を用いてニーム樹皮を抽出する操作を報告し(抽出物はマウスの肉腫の増殖を抑制することが見出された)、後日、樹皮を高純度にするために0〜40℃の水で処理した後アルコールで抽出することを報告することによってそれを拡大したが、冷抽出は含まれていないしあるいは葉または他の植物との併用については全く述べていない。それらは、また、歯処方物についての請求項を全く含んでいない。それらの請求は、マウスの肉腫についての抗腫瘍性についてである。
* Farooqiらの米国特許#6,264,926(16)は、ザンソキシルムアルマツム(Zanthoxylum armatum)、ジンギベルオフィシナレ(Zingiber officinale)、サンダルウッド(Sandalwood)、ローステッドアルム(Roasted alum)、食卓塩、スピランテスカルバ(Spilanthes calva)、ピスタシア(Pistacia)種、クエルクスインフェクトリア(Quercus infectoria)、ウスニアロンギシマ(Usnea longisima)のペーストまたは粉末を比率20〜25%、25〜30%、8.25〜8.5%、8〜9%、15〜16%、2〜2.5%、2〜2.5%、8〜8.5%、および1〜4%でそれぞれ含む相乗性組成物を報告した。彼らは、彼らの処方物においてアザジラクタインディカ(Azadirachta indica)またはシトルラスコロシンシスを使用していなかった。
** Howard H.S.は、歯を白くする物質を含むチューイングガム中でニームオイルを(42×)で用いた。彼らの特許で記載されたニームオイルは、ニーム種子から(ニーム葉および樹皮からではない)得ていた。さらに、前記オイルは、ニーム種子からヘキサンを用いて抽出されており、葉や樹皮からではない。また、彼らは、その治療用途については請求していない。Lewis W.H.(63);Maurice M.I.(64)および米国特許#5,371,254;5,472,684およびHI 541のようなものは、歯肉疾患についてのその用途を報告しているが、使用した比率、抽出方法および他の植物との相乗効果についての詳細は全く述べられていない。
** Ahmadら(1991)は歯磨き剤についてのその特許#5,009,886でアザジラクタインディカインディカまたはサルバドラ(Salvadora)の微小粒子または微小ファイバー類を使用した。彼らは同義語として、ニーム、ピールー(peelu)、ミスワーク(miswaak)またはシワック(siwak)を使用しているので、前記植物の命名が植物学上正確であったかどうかは明らかではない。詳細な説明において、彼らは、植物学上サルバドラペルシカ(Salvadora persica)であるピル(pilu)についてのみ言及している。さらに、彼らは、歯磨き剤で磨耗剤調製のために木材を使用した。
** Shellerinは歯磨き剤と粉末歯磨き剤についての特許(米国特許#4,223,003)において、ニームオイルを任意成分のひとつとして使用したが、ニームオイルを使用することで得られた利点については全く請求していない。さらに、彼らは、ニーム種子に明らかに由来するニームオイルを使用しており、葉や樹皮から誘導したものではない。
** Nabiらは米国特許#4,223,003において、チモールおよびオイゲノール、さらに適宜セスキテルペンアルコールを含む処方物を報告した。彼らは、前記処方物が歯垢と歯肉炎に有効であると報告した。彼らはニームオイルを芳香剤として使用したが、それは、ツルシ(Tulsi)オイル、ニームオイル、エイチナセア(Eichinacea)チンキ、ローズマリー抽出物、ゴールデン種子抽出物、パッションフラワー抽出物、ウコン抽出物、ベーテルナッツ抽出物、サンフェノンティー抽出物およびタンポポ根抽出物から構成される群から選択された唯一の物質であった。ニームオイルは、芳香剤として使用したに過ぎない。ニームオイル調製の詳細は示されておらず;明らかに、それは、種子から抽出したオイルであり葉や樹皮からのものではない。
* Wolfら(米国特許#5,989,604および6,159,508)は、虫歯率低下のためのイヌ(非ヒト動物)用キシリトール基剤処方物においてニームオイルを使用することを提案した。本発明はキシリトールに基づいているが、彼らは、アラビアゴム、ビーフブロス、チキンブロス、または精製水、レシチン、コエンザイムQ10、葉酸、アロエベラ、コンフリー、ローズマリー、ゴールデンシール、ホーステイル、アルニカ、カレンヅラ、バーレイグラス、カモミール、ブラッドルート、シワク−ミスワク、プルラン、ホースチェスナット、ニーム、ピールー(Peelu)、プロポリス、緑茶、ミル、バーチ樹皮、ホワイトオーク樹皮、茶木オイル、グレープシードオイル、小麦胚芽、ブロメライン、パパインおよびクエルセチンのようないくつかの植物類を、堅い歯組織と柔らかい歯組織の健康を促進するために添加すべきであると提案として列挙している。ニームを歯垢または歯肉炎の治療または保護に使用することに関しては、全く本発明者による請求はなかった。これは、キシリトールに添加すると組織健康を促進する数種のオプションのひとつとして提案されたに過ぎない。前記使用した植物部分の抽出または詳細についての方法は全く示されていない。
** Wolfら(米国特許#6,228,402)は、キシリトール含有非ヒト用食品を動物虫歯率低下のための治療用に報告した。彼らは、提案として、XXXのような他の成分類を添加し、堅いおよび柔らかい歯組織の健康促進に添加できると付加的に述べている。本発明者からは、ニームを歯垢または歯肉炎の治療または保護に使用することに関しては、請求されていなかった。これは、組織健康促進のためのいくつかのオプションのひとつとして提案されているに過ぎない。
本発明の主要目的は、歯周病に有用で歯垢および歯肉炎を予防するハーブ処方物を提供することである。
別の目的は、副作用を全く有さず、通常使用でいかなる毒性または残留毒性も有しておらず刺激もなく、歯を有効に保護する処方物を提供することである。それは、化粧品的にも容認されており、使用後も歯や指に汚れを残さない。
本発明のさらに別の目的は、安全で毒性がなく、生分解性の、歯肉および歯に有用な天然の薬効性植物を含む組成物を提供することである。
本発明は、ニーム(Azadirachta indica)、シトルラスコロシンシスおよびククミスサチバス(Cucumis sativus)由来の抗酸化物類を有する分画からの活性構成成分類を含む分画からなる相乗的デンタルケアハーブ処方物に関する。本発明は、ニムボライド類高含量のニーム樹皮および葉分画由来の成分A;好適には主にグリコシド類を含むシトルラスコロシンシスの根で主にある地下部分由来の成分Bを組み合わせ;成分Cとしてのククミスサチバス由来の抗酸化剤高含量の分画0.1〜0.4%および担体である5〜18%の食用等級のエタノールを添加する製法を含む。このハーブ処方物は、歯垢と歯肉炎の予防と制御に有用で、2週間以上にわたり歯と歯肉に適用される。本発明はハーブ処方物を提供するもので、無毒で生体分解性であり、歯周病の原因となる広範囲の微生物類の増殖を抑制し;さらにローション、クリーム、マウスウォッシュ、マウスリンス、歯磨きペーストまたは類似の適用形態で毎日の生活でまたは治療適用等で有用である。
本発明は、ニーム樹皮および葉から活性構成成分(主にニムボライド類)シトルラスコロシンシスの根から主にグリコシド類を極性溶媒および非極性溶媒を用いて抽出する製法を含む。それは、上記の分画類から極性および非極性溶媒を用いて液相抽出による分配によってニームとシトルラスコロシンシスから成分AとBとして所望の分画類をそれぞれ得ることによって、活性構成成分類を精製する製法を含む。
本発明の好適な態様において、抽出用担体ガスとしてCO2を用いる超臨界液体抽出;および極性および非極性溶媒を用いる液相抽出によってさらに分配することによるニーム樹皮と葉からの抽出の効果的別法であり;ニムボライド類高含量の極性分画は活性構成成分(成分A)である。
本発明は、さらに、ククミスサチバスから水性極性溶媒類を20℃位の温度で用いて組織ホモギナイザーを用いる冷抽出によって抗酸化剤分画を抽出し組み合わせる製法を含み;ろ液の濃縮により、成分Cとしての処方物の安定化を得る。
本発明はハーブ起源由来の活性成分類を含み、従って、環境にも優しく安全で、生体分解性で、無毒で副作用を有していない。
本発明は、先行技術で公知の方法に下記の点で優るいくつかの利点を有している。
* 本発明は、植物起源の抗酸化剤を含む相乗的ハーブ処方物を開示し、2週間歯と歯肉に適用すると、歯垢を>61%低下させ、歯肉炎を>25%低下させる。
* 前記処方物は安全で、無毒、生体分解性で副作用を全く有していない。
* アザジラクチンの使用を避けており、その理由は、この群の化合物類が、昆虫に対して摂食阻害作用と忌避性を有しており、水に溶解した時保存期間が短いことが挙げられる。
* 活性のニムボライド高含量分画は、顕著な抗菌活性を有しており、前記処方物に取り込んである。
* 本発明は、シトルラスコロシンシス由来の活性グリコシド類を含む分画の抽出を開示している。
* 本発明により、臨床医はニームとシトルラスコロシンシスから活性分画を単離できる。
* ニームから超臨界液体抽出分画の歯処方物用適用が本発明で開示されている。
本発明は、ニーム(Azadirachta indica)およびシトルラスコロシンシス由来の活性分画類をククミスサチバス由来の抗酸化剤高含量の分画Cと担体とともに含む相乗的ハーブ処方物を提供し、ニーム約2〜5.5%、シトルラスコロシンシス0.5〜2.5%、およびククミスサチバス0.1〜0.4%の範囲の比率であり、担体または添加物は82〜97%と別になっている。
1態様において、本発明はさらに、使用した植物部位由来のハーブ処方物を提供し、植物部位は、それぞれシトルラスコロシンシスの果実または根およびニームの樹皮および葉(0.5〜2.5〜2〜5.5の比率)から選択される。
本発明は、約0.1〜0.4%範囲の比率のククミスサチバスの果実皮由来の抗酸化剤および82〜97%の水性食用等級エタノールを用いる担体を含む。分画Aで使用した植物部位は、ニーム樹皮と葉から選択される。前記分画を得るために使用したニーム樹皮および葉の比率は、それぞれ1〜2.5および2〜10%の範囲である。前記使用した植物は、シトルラスコロシンシスの果実または根から選択される。使用した抗酸化剤は、植物起源である。
使用した抗酸化剤は、ククミスサチバスの果実皮由来であり、約0.1〜0.4%の範囲である。使用した担体は、食用等級エタノール5〜18%の水溶液である。上記ハーブ処方物は、マウスウォッシュとして歯および歯肉に適用するために有用であり、2週間にわたり1日2回、コットンペレットの補助のもとに歯および歯肉に適用される。
本発明は、ヒトの歯垢と歯肉炎予防に有用なデンタルケアハーブ処方物を含み、歯周病予防に抗菌剤として有用である。
前記ハーブ処方物は、2週間の間に歯垢を>61%に低下させ、インビトロ細菌コロニー形成単位(CFU)を>60%に低下させ、歯肉炎を>25%に低下させ、本発明で提案した濃度で全く細胞毒性を示さず、ローション、クリーム、マウスウォッシュ、およびマウスリンス等の形態で有用である。
本発明は、ニーム約2〜5.5%、シトルラスコロシンシス0.5〜2.5%、ククミスサチバス0.1〜0.4%、および約82〜97%の担体または添加物を含む処方物の調製製法を提供する。市販のブレンダーを用いて10〜25℃好ましくは約20℃の温度で極性溶媒の水溶液中でニーム樹皮と葉を抽出すること、非極性有機溶媒と極性溶媒を用いての液相抽出によるタンニンの除去、さらに前記分画を極性および非極性溶媒を用いて液相抽出によって濃縮分配することおよび成分Aとしてニームからニムボライド類高含量の分画を得る。水性極性溶媒中ホモジナイザーを7000〜8000回転/分で用いて好適にはシトルラスコロシンシスの根である地下部分の抽出、極性および非極性溶媒を用いて液相抽出により濃縮分配することによる活性構成成分の精製により極性相を得て、成分Bとしてグリコシド類高含量の分画を得る。
本発明は、好適にはククミスサチバスである植物起源から水性極性溶媒を10〜25℃の温度範囲で用いて組織ホモジナイザーを用いる冷抽出によって抗酸化剤分画を得て、成分Cとしての極性分画を得る方法を含む。
本発明はさらに、ニーム由来成分A,シトルラスコロシンシス由来成分B,ククミスサチバス由来成分C,担体をそれぞれ比率範囲2〜5.5%、0.5〜2.5%、0.1〜0.4%、82〜97%で混合して、ハーブ相乗的デンタルケア処方物を得る製法を提供する。
Figure 0004429922
本発明は、抽出用担体ガスとしてCO2を用いる超臨界液体抽出;および極性および非極性溶媒を用いる液相抽出によってさらに分画することによってニーム樹皮と葉の抽出の効果的別法であり;ニムボライド類高含量の極性分画は成分Aである。
前記使用した極性溶媒は、メタノール、エタノール、アセトン、水から構成される群から選択され、前記使用した非極性溶媒は、ヘキサン、クロロへキサン、石油エーテル、クロロホルム、酢酸エチル、ピリジンから構成される群から選択される。
本発明をさらに充分に下記の実施例で説明するが、本発明を例示するために記載されておりそれを限定するためではない。
実施例1
温度10〜25℃で好適には約20℃で市販のブレンダーを水性極性溶媒中で用いてニーム樹皮と葉を抽出すること、非極性有機溶媒と極性溶媒を用いての液相抽出によるタンニンの除去、さらに前工程で得られた前記分画を極性および非極性溶媒を用いる液相抽出によって濃縮分配することおよび成分Aとしてニームからニムボライド類高含量の極性分画を得ること。
水性極性溶媒中ホモジナイザーを7000〜8000回転/分で用いてシトルラスコロシンシスの植物部、好ましくは地下部分の抽出、極性および非極性溶媒を用いて液相抽出により濃縮分配することによる活性構成成分の精製により成分Bとして極性相を得ること。
さらにSemi−Prepおよび分析用HPLCを用いて活性分画を分析すること。分析は、Watersの自動勾配コントローラー、溶媒運搬システム、20μLのループに適合するサンプルインジェクター、ホトダイオードアレイ(PDA)検出器を備えた液体クロマトグラフで行なった。μBondapakTM semi−prepとμBondapak C18分析カラムを分析に用いた。移動相は、アセトニトリル−水のイソクラティック混合物から構成し、流速は1.5mLmin-1であった。
好適にはククミスサチバスである植物起源から水性極性溶媒を10〜25℃の温度範囲で用いて組織ホモジナイザーを用いる冷抽出によって抗酸化剤分画を得て、成分Cとしての極性分画を得ること。
ニーム由来成分A 2〜5.5%,シトルラスコロシンシス由来成分B 0.5〜2.5%,ククミスサチバス由来成分C 0.1〜0.4%、担体または添加物82〜97%を混合して、ハーブ相乗的デンタルケア処方物を得る。
乾燥粉末ニーム樹皮と葉(比率7:3)1キログラムから“活性分画A”が20.5g得られ、乾燥粉末シトルラスコロシンシス根1キログラムから“活性分画B”が88g得られる。ニーム由来活性分画Aとシトルラスコロシンシス由来活性分画Bと、ククミスサチバス由来抗酸化剤分画Cを混合し、最終処方物をエタノール水溶液として調製する。
実施例2
本発明の別の実施例では、ニーム葉と樹皮を超臨界液体抽出方を用いて抽出し、活性代謝物を単離した。この技術は、実施例1で先に報告したものよりも好適であり、その理由としては、本技術がCO2のみを担体(抽出)ガスとして用いて溶媒を全く用いていないからである。それにより、最終抽出産物が非常に環境に優しくなる。この技術を用いて、ニムボライド類をさらに(ほとんど17%高い)抽出できた。
実施例3
ニーム(分画A)、シトルラスコロシンシス(分画B)、およびニームプラスシトルラスコロシンシス併用(相乗効果を有する処方物)の抗菌活性を示すため、実験試験を行なった。“分画A”、“分画B”および“処方物”の抗菌活性を別々に評価した。“処方物”は、前記2成分の相乗効果という結果を示した。本発明は、数種の病原性菌株について行なった実験試験を明らかにし、その詳細を下記に示した。
前記抽出物の例えば大腸菌(E.coli)(株#1)、緑膿菌(シュードモナスアエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa))(株#2)、ストレプトコッカスミュータンス(Streptococcus mutans)(株#3)、シュードモナスフルオレセンス(Pseudomonas fluorescens)(株#4)、クレビシエラニューモネアエ(Klebisiella pneumoneae)(株#5)、プロテウスミラビィス(Proteus mirabilis)(株#6)、スタフィロコッカスオーレウス(Staphylococus aureus)(株#7)のような病原性菌株について、抗菌活性を試験し下記に示した。活性は、阻止円(mm単位で円直径として報告)として測定した。
実施例3.1
分画A(ニーム)の抗菌活性
Figure 0004429922
実施例3.2
分画B(シトルラスコロシンシス)の抗菌活性
Figure 0004429922
実施例3.3
分画AとBの混合物を含む処方物の抗菌活性
Figure 0004429922
実施例4
年齢18〜30歳の総計60名の志願者(さまざまな治療用)をOutpatient of Periodontics,Faculty of Dental Sciences,King George‘s Medical Collge,Lucknowから選択した。対象選択基準を下記に示した。
Figure 0004429922
本研究を2相に分けた。
第1相:
歯垢に対する“処方物”の有効性を臨床的に評価した。歯垢は“インビトロ”研究のためにも採取した。個人の詳細、基準値歯垢スコアおよび実験的歯垢スコアをパーフォーマ(Performa)に記録した。歯垢蓄積は、Quigley−Hein Plaque Index SystemのTuresky−Gilmore−Glickman改良法を下記のように用いて記録した。
Figure 0004429922
歯垢採取:
歯垢は、全ての歯の顔面および舌側/口蓋表面からキュレットを用いて採取した。ただし、第3臼歯を除く。栓付きバイアル中無菌リン酸緩衝生理食塩水(PBS)5.0mlに懸濁し、コロニー形成単位(CFU)分析のため実験室に運搬した。
実施例4.1
Quiqley−Hein採点法を用いた異なる部位(前面、背面、顔面、舌側、上部および下部)における歯垢低下に及ぼす分画A(ニーム)の有効性
Figure 0004429922
実施例4.2
Quiqley−Hein採点法を用いた異なる部位(前面、背面、顔面、舌側、上部および下部)における歯垢低下に及ぼす分画B(シクロラスコロシンシス)の有効性
Figure 0004429922
実施例4.3
Quiqley−Hein採点法を用いた異なる部位(前面、背面、顔面、舌側、上部および下部)における歯垢低下に及ぼす分画Aと分画Bの混合物を含むハーブ処方物の有効性、図1,2&3も参照
Figure 0004429922
実施例5
第2相:
アザジラクタインディカ(分画A)抽出物の有効性を、程度の異なる歯肉炎について検討した。
下部前面領域に程度の異なる歯肉炎を有する対象30名を選択した。これらの対象を、使用した実験抽出物の種類により、対象をそれぞれ10名ずつの3群に分類した。
歯肉健康状態は、“LoeとSilness”(1963)の歯肉指標により記録した。
使用した歯肉指標を下記のように再現した。
Figure 0004429922
歯肉炎を、臨床治験開始前に記録した。抽出物を下部前面炎症歯肉に適用した後、対象に対して患者自身により局所適用させた。患者に対して、1週間にわたりコットンペレットの補助により午前中に一度夕方にもう一度、患者に付与された抽出物を適用するように説明した。この間、患者には、通常の予防措置を継続するよう説明した。1週間後、歯肉炎スコアを、上記方法でパーフォーマに記録した。対象には、もう1週間同一抽出物を適用するよう、説明した。第2週経過後、歯肉炎をもう一度同一方法で記録した。観察値を記録し、統計的に分析した。
歯肉炎緩和に及ぼす分画A、BおよびAプラスBの混合物を含む相乗的ハーブ処方物の有効性
Figure 0004429922
実施例6
菌検査方法(生細胞数総計)
対象からの基準値歯垢および実験歯垢における菌総計を、下記の段階で播種プレート係数方法により検査した:
a)希釈調製物:リン酸緩衝食塩水(PBS)(Himedia Laboratory社、Mumbai)を水に溶解させ(9.55gm/l)、pHを7.2に調整した。この溶液をオートクレーブ中で15分間、15Ibs/inch2(121℃)とし、希釈物として使用した。
b)寒天プレート調製:下記の組成の脱水プレートプレート計数寒天培地(Hi Media Laboratories社、Mumbai)を用いた。
Figure 0004429922
この寒天培地を精製水に溶解させ(23.5gm/L)、充分な容量の三角フラスコ中で煮沸した。このフラスコにコットンで栓をし、殺菌のためオートクレーブ中に入れ、15分間、15Ibs/inch2(121℃)とした。殺菌後、フラスコ中の溶融寒天をすぐに、平らな表面上の無菌シャーレに注いだ(20ml/プレート)。注いだプレートを室温に放置し固化させ、37℃で一晩インキュベーションし、プレートの無菌状態を調べた。使用前にプレートを50℃で30分間乾燥させた。
c)デシマル希釈物調製:PBS4.5mlを試験管に入れ、コットンで栓をした。これらの試験管をオートクレーブで殺菌した。デシマル希釈物(10倍)は、プラーク懸濁物0.5mlで開始し調製し、さらに、他のPBS試験管系列で処理し、希釈物1/10、1/100、1/1000等を得た。
d)播種(平板接種):正確に印をつけた寒天プレートにプラーク懸濁物を0.1ml接種し、それらのデシマル希釈物を無菌ガラスピペットを用いて調製した。寒天表面上の接種物を静かに乾燥するまで無菌(エタノールに浸漬して火炎で焼く)でかつ冷たい“L”形のガラススプレッダーで広げた。
e)プレート計数:接種寒天プレートを全て、37℃で24〜48時間インキュベーションした。各寒天プレートに出現したコロニーを計数し、各プラークサンプルについて希釈率を掛け合わせてさらに接種係数を掛け合わせた後結果をコロニー形成単位(CFU)/mlとして示した。使用したガラス機器は全て、Borosilの製造によるもので、高温空気中で170℃で1時間殺菌した。
f)操作:第1相臨床治験時点で、口内予防を対象10名全てについて行ない、3日間はいかなる方法でも全く歯をクリーンにしないように指示した。第4日に、3日目のプラークをテトラゾリウム化合物開示溶液で明らかにした。このプラークは各対象について基準値プラークと見なされ、特に作製したプロフォルマに記録した。基準値プラークを記録し集めた後、全対象に対して3日間の中断を指示した。この間、対象には、彼らの通常の口内衛生手段を継続するように指示した。第7日に、各対象でプラークスコアが再度ゼロまで低下した。試験調製物は、操作者自身がコットンペレット補助で1日2回、全ての歯の顔面側と舌側/口蓋表面に適用した。5分後、対象に対して流水ですすぐように指示した。この操作を連続して3日間繰返させ、その最終日にプラークスコアを記録し再度集めた。この試験期間中、対象には、いかなる口内衛生手段を実行させなかった。
処方物は全て、各対象で上記に述べたものと同一方法で試みた。
分画A、BおよびAプラスB混合物の歯垢原因菌のインビトロコロニー形成単位(CFU)に及ぼす効果
Figure 0004429922
実施例7
別の試験では、処方物(分画AとBの混合物)の有効性をインビトロ培養実験で試験した。処方物は、歯周病医者が使用する通常のマウスウォッシュ剤であるクロロヘキシジン、リステリンおよびベタジンに対して比較した。細胞生存性(細胞に対する毒性)を測定した。結果から、クロロヘキシジン、ベタジンが0.001%でさえも細胞毒性を有することが明らかになり、リステリンは10および100%で有毒であり、それは、強力な細胞毒性効果を有していた。本発明で提案した処方物は、本発明で使用した濃度でいかなる細胞毒性を有していなかった。前記試験からまた、細胞生存性とたんぱく質量を分析した時、前記処方物が培養線維芽細胞に対して可逆性の効果を有していることが明らかになった。一方、クロロヘキシジン、リステリンおよびベタジンは、細胞を不可逆的に傷害する。このことは、提案した処方物が無毒で使用の安全性を有するという内容を支持する。
処方物適用前の歯垢形成が示されている歯の歯垢(臨床治験よりの例)。 処方物適用後の歯垢制御(臨床治験よりの例) “活性分画A”の抗菌活性を示した。 “活性分画B”の抗菌活性を示した。 “分画AとB併用”の抗菌活性を示した。

Claims (19)

  1. 分画Aとしてのアザジラクタインディカ(Azadirachta indica)由来活性分画、分画Bとしてのシトルラスコロシンシス(Citrullus colocynthis)由来分画を、ククミスサチバス(Cucumis sativus)由来の抗酸化物含有分画Cと薬剤学的に許容できる担体とともに含み、前記成分類の比率は、成分A約2〜5.5%、成分B約0.5〜2.5%、ククミスサチバス抽出物約0.1〜0.4%および担体または添加物約82〜97%の範囲であり、該分画Aが極性溶媒を用いて抽出された分画であり、該分画Bが極性および非極性溶媒類を用いてかつタンニン類を除去して抽出された分画であり、該分画Cが水性および極性溶媒類を用いて抽出された分画である、歯垢予防用、歯肉炎予防用、又は歯周病予防用ハーブ処方物。
  2. 分画で使用した植物部位がニーム(neem)樹皮および葉から選択される請求項1記載のハーブ処方物。
  3. 前記分画を得るために使用したニーム樹皮と葉の比率がそれぞれ1〜2.5と2〜10%の範囲である請求項1記載のハーブ処方物。
  4. 使用した植物部位が、シトルラスコロシンシスの果実または根から選択される請求項1記載のハーブ処方物。
  5. 使用した抗酸化が植物起源である請求項1記載のハーブ処方物。
  6. 使用した抗酸化がククミスサチバスの果実外皮由来であり約0.1〜0.4%の範囲である請求項1記載のハーブ処方物。
  7. 使用した担体が5〜18%の食用等級エタノールの水溶液である請求項1記載のハーブ処方物。
  8. コットンペレットの補助で2週間にわたり1日2回、歯および歯肉に適用するために有用な請求項1記載のハーブ処方物。
  9. マウスウォッシュまたはマウスリンスとして歯および歯肉に適用するために有用な請求項1記載のハーブ処方物。
  10. 2週間にわたり歯垢を>61%低下させるために有用な請求項1記載のハーブ処方物。
  11. 歯および歯肉のインビトロ細菌コロニー形成単位(CFU)を>60%低下させるのに有効な請求項1記載のハーブ処方物。
  12. 2週間にわたり歯肉炎を>25%低下させるために有用な請求項1記載のハーブ処方物。
  13. 請求項1記載の活性分画類の濃度で細胞毒性を全く示さない請求項1記載のハーブ処方物。
  14. ローション、クリーム、マウスウォッシュ、歯または歯肉ペースト等として使用される請求項1記載のハーブ処方物。
  15. 約2〜5.5%(ニーム);約0.5〜2.5%(シトルラスコロシンシス);約0.1〜0.4%(C.サチバス);約82〜97%の担体または添加物を含む請求項1記載の歯垢予防用、歯肉炎予防用、又は歯周病予防用ハーブ処方物を調製する方法であって、
    a.市販のブレンダーを用いて10〜25℃の温度で好適には約20℃で極性溶媒類の水溶液中でニーム樹皮と葉を抽出すること;
    b.非極性有機溶媒と極性溶媒を用いて液相抽出によりタンニンを除去すること;
    c.段階(b)で得られた上記抽出物を極性および非極性溶媒を用いる液相抽出によって濃縮分配することおよび成分Aとしてニムボライド類高含量の極性分画を得ること;
    d.シトルラスコロシンシスの植物部位、好適には地下部位を水性極性溶媒中でホモジナイザーを7000〜8000回転/分で用いて抽出すること;
    e.段階(d)の上記抽出物から極性および非極性溶媒を用いる液相抽出により濃縮分配することにより活性構成成分を精製し、成分Bとして極性相を得ること;
    f.植物起源のククミスサチバスから水性極性溶媒類を10〜25℃の温度範囲で用いて組織ホモジナイザーを用いる冷抽出によって抗酸化剤分画を抽出し、成分Cとしての極性分画を得ること;
    g.ニーム由来成分A,C.コロシンシス由来成分B,C.サチバス由来成分C、担体を2〜5.5%、0.5〜2.5%、0.1〜0.4%、82〜97%の範囲比率で混合し、前記ハーブ処方物を得ること、
    を含む方法。
  16. 使用した極性溶媒が、メタノール、エタノール、アセトンおよび水から構成される群から選択される請求項15記載の方法。
  17. 使用した非極性溶媒が、ヘキサン、クロロへキサン、石油エーテル、クロロホルム、酢酸エチル等から構成される群から選択される請求項15記載の方法。
  18. 成分Aが、担体ガスとしてCO 2 を用いる超臨界液体抽出により別に抽出でき、その後前記分画を極性および非極性溶媒を用いる液相抽出により分配して成分Aとしてニムボライド類高含量の極性分画を得る請求項15記載の方法。
  19. 使用した非極性溶媒が、ヘキサン、クロロへキサン、石油エーテル、クロロホルム、酢酸エチル等から構成される群から選択される請求項18記載の方法。
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