JP4429815B2 - マルチキャストグループ作成方法および作成装置、並びにコンテンツ選択方法および選択装置 - Google Patents

マルチキャストグループ作成方法および作成装置、並びにコンテンツ選択方法および選択装置 Download PDF

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本発明は、マルチキャスト通信を用いたコンテンツ配信におけるマルチキャストグループの作成方法および作成装置、およびマルチキャストグループに対する配信コンテンツの選択方法および選択装置に関する。
マルチキャスト通信プロトコルは、多数のユーザへ同時にデータパケットを配信するプロトコルであり、ネットワークの帯域や配信サーバの負荷を低減できる。また、今後、需要が高まりつつあることが予測されている放送型のコンテンツ配信サービスでは、同時に多数のユーザに対して配信を行うことから通信帯域の効率的な利用およびサーバ負荷の低減が重要となっており、この場合、マルチキャスト通信プロトコルが適している。
インターネットにおけるマルチキャスト配信では、マルチキャストの受信クライアントは、セッション情報を配信サーバから入手し、所望のマルチキャストグループを選択することにより希望のコンテンツを受信できる。セッション情報は、コンテンツ名称のほか、マルチキャストアドレス、ポート番号、セッションの有効期限、配信間隔などの通信に必要な情報からなる。また、マルチキャストグループの選択を受信クライアントが行うのではなく、配信サーバ側で選択を行う配信システムも存在する。
図17は、従来例1のマルチキャストコンテンツ配信方法を示す概略図である。この例は、クライアントがセッション情報を取得し、マルチキャストグループへ参加し、所望のコンテンツ配信を受ける場合のマルチキャストコンテンツ配信システムの一例を示したものである。
このシステムは、コンテンツの受信者であるユーザ(クライアント)3と、セッション情報を保持しコンテンツ配信を行うマルチキャスト配信サーバ1とから構成され、マルチキャスト配信サーバ1とユーザ3とは、インターネットなどのマルチキャスト通信をサポートしたネットワークを介して接続されている。なお、セッション情報は、マルチキャスト配信サーバ1の内部ではなく外部の別のサーバに保持される場合もある。
ユーザ3がコンテンツ配信を受ける場合、まず、ユーザ3は、マルチキャスト配信サーバ1内のセッションサーバからWWWや電子メール、またはSAP/SDP(Session Announcement Protocol/Session Description Protocol)を用いてセッション情報を取得する(ステップS171)。これにより、ユーザ3は、どのようなコンテンツが配信されているマルチキャストセッションが存在しているのか把握する。そして、取得したセッション情報を基に配信を受けたいコンテンツを選択し(ステップS172)、所望のコンテンツの配信先であるマルチキャストグループに対して参加処理を行い(ステップS173)、マルチキャスト通信におけるコンテンツ配信を受ける。また、マルチキャストグループから離脱する場合は、ステップS173において、離脱処理を行う。
図18は、従来例2のマルチキャストコンテンツ配信方法を示す概略図である。構成は、図17に示した従来例1と同様であり、嗜好や行動履歴情報を管理し、コンテンツを選択するサーバと配信を行うサーバが別々に構成される場合もある。
この例は、クライアントがコンテンツ配信を受ける場合、まず、ユーザ(クライアント)3は、趣味や嗜好、行動履歴等の情報を随時サーバへ通知する。マルチキャスト配信サーバ1がユーザ(クライアント)3の嗜好、行動履歴等の情報を取得すると(ステップS181)、マルチキャスト配信サーバ1は、そのユーザの趣味や嗜好などの情報に基づいて、マルチキャスト配信サーバ1内の既存セッション情報にてユーザ3に適切なコンテンツを選択し(ステップS182)、当該コンテンツを受信するために必要となるセッション情報をユーザ3に通知する(ステップS183)。ユーザ3は、取得したセッション情報を基に、コンテンツ配信先であるマルチキャストグループに対して参加処理を行う(ステップS184)ことで、マルチキャスト通信によるコンテンツ配信を受ける(ステップS185)。
なお、近年、インターネットにおいて膨大な量の情報の中からユーザが自分にとって必要な情報を簡単に入手したいというニーズが高まっており、個人の嗜好や履歴情報からその人にあった適切な情報を推薦するシステムが存在する。このようなシステムが採用している情報フィルタリングの手法として協調フィルタリング(collaborative filtering)がある。
協調フィルタリングは、他の複数の類似したユーザのユーザプロファイルや過去の行動履歴情報から、ユーザに推薦すべきコンテンツを導出する手法である。
図19は、ユーザの趣味や嗜好にあったコンテンツ選択に関して、協調フィルタリングの手法を用いた場合の手順の一例を示す図である。
この例は、コンテンツの受信者であるユーザ3と、受信端末であるクライアント端末30と、コンテンツの選択および配信を行う配信サーバ1とから構成され、配信サーバ1とユーザ3が保持するクライアント端末30とは、インターネットなどのネットワークを介して接続されている。なお、コンテンツの選択と配信をそれぞれ別のサーバで行う場合もある。
同図において、ユーザ3がコンテンツ配信を受ける場合、クライアント端末30や各種センサー等を通じて、ユーザの趣味や嗜好、環境情報などが随時配信サーバに送信され(ステップS191)、ユーザプロファイルや行動履歴情報としてサーバに蓄積される(ステップS192)。配信サーバ1は、ユーザプロファイルや行動履歴情報に基づいて、受信ユーザと他の全てのユーザそれぞれとの類似度を計算し(ステップS193)、ユーザ3に近い趣味や嗜好を保持する一定範囲内の類似ユーザを選出する(ステップS194)。選出した類似ユーザのこれまでの視聴コンテンツの中で高い評価がされているものについては、受信ユーザ3も高い評価をするに違いないという観点から、類似ユーザの高評価コンテンツを配信コンテンツとして選択し(ステップS195)、クライアント端末30を介してユーザ3に対して配信を行う。
また、協調装置を用いて一つのグループを構成する利用者端末からネットワークを介して供給された過去の利用情報の選択結果等から各利用者端末のユーザ毎の嗜好情報を作成し、ユーザ毎の嗜好情報を集計してグループ全体の嗜好情報を作成する情報抽出方法が提案されている(特許文献1を参照)。
また、送付情報選択エンジン部にて情報提供装置側に利用者に送付した情報ソースに対する利用者の反応を収集し、利用者を属性によってグループ分けし、各グループごとに各情報ソースの反応の度合いを求め、度合いの高い情報ソースを選択することが提案されている(特許文献2を参照)。
特開2003−298594号公報 特開2001−298482号公報 P.Resnick,et al.,"GroupLens:An Open Architecture for Collaborative Filtering of Netnews,"CSCW ´94:onference on Computer Supported Cooperative Work,ACM,pp.175−186.Chapel Hill,NC,Oct 22−26,1994. 金明哲等著、「言語と心理の統計―ことばと行動の確率モデルによる分析」、第1刷、岩波書店、2003年3月12日 新井範子、北川和裕著、「ユーザの好きと嫌いを聞き分けるパーソナライゼーション技術 HDDレコーダやカーナビなどの姿を変えていく」、日経エレクトロニクス、pp127−134、No.840、2003年 http://www.grouplens.org/ Thomas Maufer著、楠本博之著、「IPマルチキャスト入門」、初版、共立出版株式会社、2001年11月 Dave kosiur著、苅田幸雄監訳、「マスタリングTCP/IP マルチキャスト編」、第1版、第2刷、平成12年11月 Beau Williamson著,コムサス訳、シスコシステムズ監訳,「IPマルチキャストネットワーク開発ガイドVol.1」,初版,2001年7月 上野英俊他著、「プレゼンス情報を利用したモバイル向けマルチキャストグループ管理手法の提案」、2002年7月、電子情報通信学会技術研究報告、Vol.102 No.251、pp25−30 「SIP」:M.Handley,et al.,"Session Initiation Protocol",RFC2543,1999. 「SDP」:M.Handley,et al.,"SDP:Session Description Protocol",RFC2327,1998. 福田剛志,森本康彦,徳山豪著,「データマイニング」,初版3刷,共立出版,2003年9月10日 渡辺澄夫著,「データ学習アルゴリズム」,初版3刷,共立出版,2003年9月10日 麻生英樹,津田宏治,村田昇,「パターン認識と学習の統計学―新しい概念と手法」,第1刷,岩波書店,2003年9月5日
上述したように、マルチキャスト配信にてコンテンツを受信するために、ユーザ自身がセッション情報を取得し、その情報の中から自分の趣味や要求に一致したものを選択することはユーザの負担になる。特に、通信品質や場所、周囲の状況などユーザを取り巻く環境やユーザ自身の要求などが頻繁に変化し、スペックの低い端末を用いるモバイル環境においては、このような情報検索は、大きな労力となる。また、既存マルチキャストセッションの中からユーザに適切なコンテンツを選ぶだけでは、選択の柔軟性に欠け、ユーザの興味を反映した適切なコンテンツ配信はできない。また、そもそも、従来の推薦システムのように、個人毎に任意の配信コンテンツを決定する方法では、グループ単位で配信を行うマルチキャスト配信に対応することはできない。
また、協調フィルタリングの手法を用いたコンテンツ選択を行うためには、ユーザ毎に、他の全てのユーザそれぞれとの類似度を計算し、コンテンツを選択する必要があるため、計算量が膨大となり、処理負荷が大きくなる。また、ユーザ個人を中心に一定範囲内だけの類似ユーザ(の評価コンテンツ)を選出するということは、一定の興味分野のみの検索を行うということであり、選択コンテンツがマンネリ化してしまう。さらに、類似ユーザの評価に基づくコンテンツ選択であるため、とあるコンテンツが受信ユーザの興味や嗜好と一致している内容であっても、類似ユーザが視聴しておらず、評価のついていないコンテンツの場合には、そのコンテンツが選択されない。また、新たに追加されたコンテンツに対しても、視聴ユーザがいない限り、評価がつかず、コンテンツが選択されないために、いつまでもユーザに視聴、評価をしてもらえないという悪循環がおきてしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ユーザの嗜好または状況に応じた動的かつ柔軟なコンテンツを配信し、ユーザまたはサーバの処理負担を低減させるマルチキャストグループ作成方法および作成装置、並びにコンテンツ選択方法および選択装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、ユーザ個人の特徴だけでは推測できなかった新たな興味を導出し、適切にコンテンツを配信できるマルチキャストグループ作成方法および作成装置、並びにコンテンツ選択方法および選択装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のマルチキャストグループ作成方法は、
マルチキャスト通信を用いてユーザにコンテンツを配信するために当該ユーザをグループ化するマルチキャストグループ作成方法であって、
前記ユーザのコンテキスト情報を管理するコンテキスト情報管理ステップと、
前記ユーザに類似するグループである類似ユーザグループを作成し管理する類似ユーザグループ管理ステップと、
前記類似ユーザグループとコンテンツとの対応表を作成し管理するコンテンツ/グループ対応管理ステップと、
前記マルチキャスト通信に必要なセッション情報を作成し管理するセッション情報管理ステップと、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、ユーザの嗜好や状況に応じ動的且つ柔軟な配信コンテンツの構成を提供し、ユーザやサーバの処理負担を低減させることができるという効果が得られる。
請求項2記載のマルチキャストグループ作成方法は、請求項1において、
前記類似ユーザグループ管理ステップにおいて、前記コンテキスト情報管理ステップにおいて管理されているユーザの特徴を用い、全ユーザを該特徴の類似している類似ユーザグループに分けてマルチキャストグループを作成することを特徴とする。
この構成によれば、ユーザの特徴を利用してコンテンツを選択することによって、ユーザの嗜好や状況に応じ動的且つ柔軟な配信コンテンツの構成を実現し、ユーザやサーバの処理負担を低減させることができるという効果が得られる。
請求項3記載のマルチキャストグループ作成方法は、請求項1において、
前記類似ユーザグループ管理ステップにおいて、前記コンテキスト情報管理ステップにおいて管理されているユーザの特徴と所定のグループの特徴とを比較し、前記ユーザを類似度の高いグループに追加してマルチキャストグループを作成することを特徴とする。
この構成によれば、ユーザの特徴とグループの特徴を利用してコンテンツを選択することによって、ユーザの特徴に対応したグループを作成することができるという効果が得られる。
請求項4記載のマルチキャストグループ作成方法は、請求項1において、
前記類似ユーザグループ管理ステップにおいて、前記コンテキスト情報管理ステップにおいて管理されている、グループのメンバであるメンバユーザの特徴から当該グループの特徴を抽出することを特徴とする。
この構成によれば、メンバユーザの特徴を利用してコンテンツを選択することによって、ユーザ個人の特徴だけでは推測できなかった新たな興味範囲の導出ができるという効果が得られる。
請求項5記載のマルチキャストグループ作成方法は、請求項1において、
前記コンテンツ/グループ対応管理ステップにおいて、グループの特徴とコンテンツの特徴とを比較し、特徴が類似するように当該グループとコンテンツとの対応付けを行うことを特徴とする。
この構成によれば、ユーザの特徴とコンテンツの特徴を利用してコンテンツを選択することによって、ユーザの特徴に対応したコンテンツを選択することができるという効果が得られる。
請求項6記載のマルチキャストグループ作成方法は、請求項1において、
前記セッション情報管理ステップにおいて、前記コンテンツ/グループ対応管理ステップにおけるグループとコンテンツの対応付けに合わせてマルチキャストセッション情報を作成することを特徴とする。
この構成によれば、グループの特徴とコンテンツの特徴を利用してコンテンツを選択することによって、グループの特徴に対応したコンテンツを選択することができるという効果が得られる。
請求項7記載のコンテンツ選択方法は、請求項1〜6のいずれか1項のマルチキャストグループ作成方法を用いてマルチキャストグループを作成し、当該マルチキャストグループに基づいて前記コンテンツを選択することを特徴とする。
この構成によれば、ユーザの嗜好や状況に応じ動的且つ柔軟なコンテンツ配信方法を提供し、ユーザやサーバの処理負担を低減させることができるという効果が得られる。
請求項8記載のマルチキャストグループ作成装置は、請求項1〜6のいずれか1項のマルチキャストグループ作成方法を用いてマルチキャストグループを作成することを特徴とする。
この構成によれば、ユーザの嗜好や状況に応じ動的且つ柔軟なマルチキャストグループ作成装置を提供し、ユーザやサーバの処理負担を低減させることができるという効果が得られる。
請求項9記載のコンテンツ選択装置は、請求項1〜6のいずれか1項のマルチキャストグループ作成方法を用いてマルチキャストグループを作成し、当該マルチキャストグループに基づいて前記コンテンツを選択することを特徴とする。
この構成によれば、ユーザの嗜好や状況に応じ動的且つ柔軟なコンテンツ選択装置を提供し、ユーザやサーバの処理負担を低減させることができるという効果が得られる。
以上説明したように、本発明では、配信サーバとクライアントに加えて、ユーザの嗜好や状況、行動履歴に関する情報(コンテキスト情報)を管理し、その情報を基にユーザをグルーピングし、グループの特徴を求めることで配信する適切なコンテンツを選択、配信するための装置(コンテンツ選択サーバ)を設置し、コンテンツ選択サーバは、コンテキスト情報を管理する手段、嗜好などのユーザの特徴を基に作成するグループを管理する手段、どのグループにどういったコンテンツを配信するかの判断を行うグループとコンテンツとの対応を管理する手段、コンテンツと実際にコンテンツ配信を行うマルチキャストセッションとの対応付けによるセッション情報を管理する手段を持ち、ユーザからコンテキスト情報を受信すると、その情報を格納し、既に保持している同様の情報とと合わせてユーザの特徴を抽出し、その特徴を基に適切なグループを作成し、さらにグループの全メンバユーザの特徴を基にグループとしての特徴を抽出し、グループの特徴とコンテンツの特注の対応付けを行い、クライアントへ配信するコンテンツを選択し配信するコンテンツとマルチキャストセッションとの対応付けによってセッション情報を生成し、配信サーバへセッション情報を通知するように構成される。
上述のごとく、本発明のマルチキャストグループ作成方法は、ユーザから取得されたコンテンツ情報に基づいて、ユーザの特徴を抽出し、さらに、その情報を基に類似ユーザグループを作成し、新規ユーザの参加グループの選択を、ユーザ個人とグループの特徴比較によって行い、メンバユーザの特徴を基にグループの特徴を抽出し、さらに配信コンテンツの選択をグループの特徴とコンテンツの特徴との比較によって行い、グループへ配信するコンテンツを選択し、マルチキャストセッション情報を動的に生成するので、ユーザの嗜好や状況に応じた動的かつ柔軟な配信コンテンツの構成を提供し、ユーザやサーバの処理負担を低減させることができる。
また、グループの特徴を利用して、コンテンツを選択することによって、ユーザ個人の特徴だけでは推測できなかった新たな興味範囲の導出が可能となり、さらに、新規追加コンテンツやマイナーで視聴されにくいコンテンツに対しても適切な選択、ユーザへの提供が可能となる。
以下、図面を参照して、本発明のマルチキャストグループ作成方法の最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るマルチキャストグループ作成方法を適用したコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ選択および配信動作を示す概略図である。このコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信装置としてのマルチキャスト配信サーバ1と、グループ作成管理装置としてのコンテンツ選択サーバ2と、コンテンツ受信者としてクライアント端末を有するユーザ3とを備え、これらユーザ3のクライアント端末、コンテンツ選択サーバ2、およびマルチキャスト配信サーバ1は、例えばインターネットなどの通信ネットワークによって接続されている。
同図に示すように、本発明の実施形態に係るマルチキャストグループ作成方法を適用したコンテンツ配信システムは、ユーザ3に対して所望のコンテンツを提供するマルチキャストコンテンツ配信サーバ1が、インターネットなどのマルチキャスト通信を介してコンテンツを配信する。マルチキャストコンテンツ配信サーバ1とユーザ3との間には、ユーザ3に配信するコンテンツを選択するコンテンツ選択サーバ2が配置されている。コンテンツ選択サーバ2は、ユーザ3から所定の情報を取得して、該当するグループの特徴に適合するコンテンツを選択してマルチキャスト配信サーバ1に渡す。
次に、コンテンツ選択および配信動作について説明する。
まず、コンテンツ選択サーバ2によってユーザ3から当該ユーザの嗜好、状況、および行動履歴に関する履歴情報を取得し(ステップS11)、コンテンツ選択サーバ2内で、この情報の内容から類似の特徴を有するユーザよりなるユーザグループを作成し、このグループの特徴に適合するコンテンツをグループとコンテンツとの対応付けによりコンテンツを選択し(ステップS12)、当該グループおよびコンテンツに基づいてセッション情報を作成する。次に、作成したセッション情報をマルチキャスト配信サーバ1へ送出して登録する(ステップS13)。一方、ユーザ3に対しても作成したセッション情報を通知する(ステップS14)。その後、当該ユーザ3は、マルチキャスト配信サーバ1に対して、セッション情報に基づいて当該コンテンツを利用するか離脱するかの判断を行い(ステップS15)、参加の場合は、当該マルチキャスト配信サーバ1から当該ユーザ3に対してマルチキャスト通信を用いてコンテンツが配信される(ステップS16)。コンテンツが配信されたユーザ3は、当該コンテンツを閲覧したりして、利用することができる。
このように、本発明のマルチキャストグループ作成方法を適用したコンテンツ配信システムは、ユーザ1が用いるコンテンツ受信者としてのクライアント端末、グループ作成管理装置とてしてのコンテンツ選択サーバ2およびコンテンツ配信装置としての配信サーバ1を備える。
図2は、本発明のマルチキャストグループ作成方法を適用した他のコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ選択および配信動作を示す概略図である。この例は、グループ作成管理装置であるコンテンツ選択サーバの機能を配信サーバ内に持たせた場合のコンテンツ配信システムである。
同図に示すように、本実施形態においては、ユーザ3に対して所望のコンテンツを提供するマルチキャスト配信サーバ1を備え、当該マルチキャスト配信サーバ1によって、ユーザ3から所定の情報を取得して、該当するグループの特徴に適合するコンテンツを選択してマルチキャスト配信サーバ1に配信する。
まず、マルチキャスト配信サーバ1は、ユーザ3から嗜好、状況行動履歴に関する情報を取得し(ステップS21)、マルチキャスト配信サーバ1内で、この情報の内容から類似の特徴を有するユーザよりなるユーザグループを作成し、このグループの特徴に適合するコンテンツをグループとコンテンツとの対応付けにより選択し(ステップS22)、当該グループおよびコンテンツに基づいてセッション情報を作成し、作成したセッション情報を登録する(ステップS23)。一方、ユーザ3に対しても作成したセッション情報を通知する(ステップS24)。その後、当該ユーザ3は、マルチキャスト配信サーバ1に対して、セッション情報に基づいて当該コンテンツを利用するか離脱するかの判断を行って通知し(ステップS25)、参加の場合は、当該マルチキャスト配信サーバ1から当該ユーザ3に対してマルチキャスト通信を用いてコンテンツが配信される(ステップS26)。コンテンツが配信されたユーザ3は、当該コンテンツを閲覧して利用することができる。
このように、本実施形態は、ユーザ1が用いるコンテンツ受信者としてのクライアント端末、グループ作成管理装置とてしてのマルチキャスト配信サーバ1が、例えば、インターネットなどの通信ネットワークによって、接続されることによって構成される。
次に、図3〜図5を参照して、本発明のマルチキャストグループ作成方法を適用したマルチキャスト配信システムの構成について説明する。
図3は、コンテンツ選択サーバ2におけるコンテキスト情報およびグループ作成管理を行う装置の一例を示すブロック図である。同図に示すように、コンテンツ選択サーバ2は、送受信部20と、コンテキスト情報管理部21と、グループ管理部22と、コンテンツ/グループ対応管理部23と、セッション情報管理部24とを備える。
図4は、マルチキャスト配信サーバ1におけるコンテンツ配信を行う装置の一例を示すブロック図である。同図に示すように、マルチキャスト配信サーバ1は、送受信部10と、マルチキャスト配信処理部11と、セッション情報管理部12とを備えている。
図5は、マルチキャスト配信サーバ1におけるコンテキスト情報およびグループ作成管理、およびコンテンツ配信を行う装置の一例を示すブロック図である。同図に示すように、マルチキャスト配信サーバ1内にコンテンツ選択サーバ2の機能を持たせた場合には、配信サーバ1は、上述の各処理部(送受信部10、マルチキャスト配信処理部11、セッション情報管理部12)に加え、コンテキスト情報管理部21と、グループ管理部22と、コンテンツ/グループ対応管理部23とを備える。
次に、図6〜図8を参照して、本発明のマルチキャストグループ作成方法を適用したマルチキャスト配信方法について説明する。
図6は、本発明のマルチキャストグループ作成方法を適用したマルチキャスト配信方法におけるグルーピングによるコンテンツ選択および配信を行うための処理手順の一例を示すシーケンス図である。この図は、コンテンツ選択サーバ2がユーザ3のコンテキスト情報を取得し、その情報を基にグループを作成し、グループとコンテンツとの対応付けを行い、クライアント端末30がコンテンツ受信を行うまでの一連の流れを示したものである。
同図において、ユーザ3は、自身の状態、周囲の環境の変化等に伴って、任意のタイミングでコンテキスト情報をコンテンツ選択サーバ2に通知する(ステップS61)。コンテンツ選択サーバ2は、受信したコンテキスト情報および過去に受信し蓄積されているコンテキスト情報に基づいて、ユーザ3をグループ化し、ユーザグループを作成し(ステップS62)、グループの各メンバユーザの情報に基づいて、グループ全体の特徴を抽出し、コンテンツとの対応付けを行い(ステップS63)、対応付けされたコンテンツをグループメンバへ配信するためのマルチキャストセッション情報を生成する(ステップS64)。そして、生成したセッション情報を配信サーバ1へ登録する(ステップS65)とともに、当該グループに所属するユーザ3が所持するクライアント端末30に対しても、セッション情報を通知する(ステップS66)。セッション情報を通知されたクライアント端末30は、受信したセッション情報に基づいてマルチキャストグループへの参加要求を行う等のコンテンツ受信に必要な各種処理を行う(ステップS67)。次に、配信サーバ1からクライアント端末30に対してマルチキャストデータの配信が開始される(ステップS68)。
図7は、コンテンツ選択サーバ2におけるユーザ3のコンテキスト情報を受信した場合のマルチキャストグループの作成から配信コンテンツ決定までの処理の流れの一例を示す概略図である。
まず、コンテンツ選択サーバ2は、種々な状況に関する情報と、時刻ごとに変化する環境に関する情報と、現在存在している位置情報と、趣味・嗜好に関する情報とを含むユーザ情報を収集して(ステップS71)、当該ユーザ3のユーザプロファイルおよび行動履歴情報を作成する(ステップS72)。次に、このユーザプロファイルおよび行動履歴情報を用いて、当該ユーザ3に類似する類似ユーザグループを作成する(ステップS73)。次に、ユーザ3とユーザグループとの類似度の計算を行う(ステップS74)。そして、ユーザ3と類似する類似ユーザグループを選出する(ステップS75)。次に、類似ユーザグループのグループ特徴とコンテンツ特徴との比較を行い、コンテンツを選択する(ステップS76)。次に、サーバ1からクライアント端末30に対してコンテンツの提示を行う(ステップS77)。
図8は、コンテンツ選択サーバ2におけるユーザ3のコンテキスト情報を受信した場合のマルチキャストグループの作成から配信コンテンツ決定までの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず、ユーザ3からコンテキスト情報を受信する(ステップS81)。次に、ユーザ特徴量を抽出する(ステップS82)。次に、ユーザがグループに属しているかいないかの判断を行う(ステップS83)。グループに属していない場合は、グループ作成が必要か否かを判断し(ステップS84)、グループ作成が必要ならば、グループを作成し(ステップS85)、グループ情報を更新し(ステップS86)、グループ特徴量を抽出する(ステップS87)。次に、グループとコンテンツとの対応付けを行い(ステップS88)、これに合わせてコンテンツを変更する(ステップS89)。次に、セッション情報を生成する(ステップS90)。次に、配信サーバ1へセッション情報を登録し(ステップS91)、クライアント端末へセッション情報を通知する(ステップS92)。なお、ステップS83において、ユーザ3がグループに属している場合は、ステップS87へ移行し、グループ特徴量を抽出する。また、ステップS84において、グループ作成が必要でない場合は、類似グループの選択を行い(ステップS93)、ステップ86へ移行し、グループ情報の更新を行う。
ここで、特徴量とは、ユーザの視聴したコンテンツに対する評価に関するコンテキスト情報に基づいて特徴量を抽出する場合、あるコンテンツiに対する評価をpi、コンテンツの特徴をei={(キーワードα、キーワードαの出現頻度)、(キーワードβ、キーワードβの出現頻度)、・・・}とすると、ユーザxの特徴量Exは、各コンテンツの評価と特徴との積を求め、足し合わせた値Ex=p・eとなる。
次に、図9〜図16を参照して、本発明のマルチキャストグループ作成方法を適用したマルチキャストコンテンツ配信方法について、具体的に説明する。
図9は、コンテキスト情報管理テーブルの一例を示す図である。
送受信部20を通じてユーザのコンテキスト情報を受信すると、コンテキスト情報管理部21は、図9に示すようなコンテキスト情報を管理するテーブル(コンテキスト情報管理テーブル)に対して、受信したコンテキスト情報の格納および当該コンテキスト情報保持ユーザに関して蓄積されている過去のコンテキスト情報の抽出を行う。
同図に示すように、コンテキスト情報管理テーブルには、ユーザIDとして、abcd00000000000000000001,efgh12345678901234567890,abcdefghijklmopqrstuvwxの3種類に対して、コンテキストIDをそれぞれ、1、150、5000と定め、項目名をそれぞれ、「映画:○○」、「書籍:××」、「サイト:△△」とし、値をそれぞれ、80点、20点、35点と評価している。
図10は、ユーザ特徴管理テーブルの一例を示す図である。
グループ管理部22は、コンテキスト情報管理部21から取得した当該ユーザのコンテキスト情報を基にユーザの特徴量を抽出し、図10に示すようなユーザ特徴を管理するテーブル(ユーザ特徴管理テーブル)に格納、更新する。
同図に示すように、ユーザ特徴管理テーブルには、特徴1としてサスペンス、特徴2としてスポーツ、特徴3としてロマンスという項目を設け、ユーザIDとして、abcd00000000000000000001,efgh12345678901234567890,abcdefghijklmopqrstuvwxの3種類に対して、特徴1の「サスペンス」はそれぞれ、0.2、0.57、0.9の特徴量、特徴2の「スポーツ」はそれぞれ、0.17、0.61、0.87の特徴量、特徴3の「ロマンス」はそれぞれ、0.95、0.35、−、の特徴量を定めている。この後、特徴4、特徴5、・・・と様々な特徴を管理する。
グループ管理部22は、ユーザ3がグループに属しているかどうかを判断し、グループに属していない場合には、さらに、ユーザグループが未作成かどうか、およびユーザグループの更新の必要があるかどうかを判断し、ユーザグループが未作成の場合や、ユーザグループを更新する必要がある場合には、ユーザ特徴を管理するテーブルから抽出した全ユーザの特徴を基に、ユーザ特徴間の距離を測り、クラスタリングの手法を用いて類似ユーザグループを作成する。
図11は、グループ情報管理テーブルの一例を示す図である。
グループ管理部22は、図11に示すようなグループ情報を管理するテーブル(グループ情報管理テーブル)に作成グループの構成に関する情報を格納、更新する。
同図に示すように、グループ情報は、ユーザIDとして、abcd00000000000000000001,efgh12345678901234567890,abcdefghijklmopqrstuvwxの3種類に対して、グループIDをそれぞれ、1、1、3と定めている。
類似ユーザグループ作成に用いる距離測度やクラスタリングアルゴリズムは、グループ作成の目的や利用環境等に合わせて任意のものを選択する。ユーザグループが作成済みで更新の必要もない場合、ユーザの特徴とグループの特徴を管理するテーブルから抽出した作成済みグループの特徴とを比較し、ユーザの特徴と最も近い特徴をもつグループを選択し、グループの情報を管理するテーブルに対してグループへの追加ユーザの情報を格納、グループ情報を更新する。ユーザと作成済みグループとの特徴比較、グループ選択には、任意のクラス分類手法を選択して用いる。
図12は、グループ特徴管理テーブルの一例を示す図である。
グループ管理部22は、各グループに対してグループのメンバユーザの特徴を基にグループの特徴を抽出し、図12に示すようなグループの特徴を管理するテーブル(グループ特徴管理テーブル)に格納及び更新する。
同図に示すように、グループID1,2,3は、特徴1としての「映画」に対してそれぞれ0.5、0.25、0.85の特徴量、特徴2としての「買い物」に対してはそれぞれ0.6、0.2、0.77の特徴量、特徴3としてのサッカーに対してはそれぞれ0.31、0.75、0.15の特徴量を定めている。
図13は、コンテンツ特徴管理テーブルの一例を示す図である。
コンテンツ/グループ対応管理部23は、グループ管理部22から取得したグループの特徴と、図13に示すようなコンテンツの特徴を管理するテーブル(コンテンツ特徴管理テーブル)で保持されるコンテンツの特徴との比較を行い、グループに配信するコンテンツを選択する。
同図に示すように、コンテンツID1,2,3は、特徴1としての「映画」に対してそれぞれ、0.5、−、0.85の特徴量、特徴2としての「買い物」に対してそれぞれ、−、0.2、0.77の特徴量、特徴3としての「サッカー」に対してそれぞれ、0.31、0.75、−、の特徴量を定めている。
図14は、グループ/コンテンツ対応管理テーブルの一例を示す図である。
コンテンツを選択した後は、図14に示すようなグループとコンテンツとの対応付けを管理するテーブル(グループ/コンテンツ対応管理テーブル)に格納、更新する。グループとコンテンツの特徴比較、対応付けには、任意のクラス分類手法を選択し用いる。
同図に示すように、グループ/コンテンツ対応表は、コンテンツIDが100、123、5678に対して、グループIDをそれぞれ、1,1,2、と対応させている。
図15は、セッション情報管理テーブルの一例を示す図である。
セッション情報管理部24は、コンテンツ/グループ対応管理部23から取得したコンテンツとグループの対応情報を基に、グループとコンテンツの対応に変化のあった場合は、コンテンツをマルチキャストにて配信するためのマルチキャストセッション情報を、図15に示すようなセッション情報を管理するテーブル(セッション情報管理テーブル)に生成する。
同図に示すように、セッション情報は、グループID1,2,3に対して、セッションIDをそれぞれ、2890844526、2898765432、2918273846とし、アドレスをそれぞれ、xxx.xxx.xxx.xxxと、xxx.xxx.xxxyyyと、xxx.xxx.xxx.zzzとし、ポート番号をそれぞれ、1500、1600、1700と定める。
図16は、コンテンツ・セッション対応管理テーブルの一例を示す図である。
セッション情報管理部24は、図16に示すようなコンテンツとセッションとの対応を管理するテーブル(コンテンツ/セッション対応管理テーブル)に対して、セッション情報とそこで配信するコンテンツおよび順序を格納し、当該セッション情報および配信コンテンツ、配信順序を配信サーバへ登録する。
同図に示すように、コンテンツ/セッション対応表は、グループID1、2、3、4に対して、セッションIDをそれぞれ、2890844526、2898765432、2918273846とし、コンテンツIDをそれぞれ、234、50、100、123とし、順序をそれぞれ、1,1,1,2と定めている。
次に、送受信部20を通じて、ユーザ3のクライアント端末30に対してセッション情報を通知することで、クライアント端末30がマルチキャストグループへの参加及び離脱処理を行い、コンテンツを受信する。
以上説明したように、本発明の構成により、ユーザの嗜好や状況に応じた動的かつ柔軟なコンテンツ配信方法を提供でき、ユーザやサーバの処理負担を低減させることができる。また、グループの特徴を利用して、コンテンツを選択することによって、ユーザ個人の特徴だけでは推測できなかった新たな興味範囲の導出が可能となり、さらに、新規追加コンテンツやマイナーで視聴されにくいコンテンツに対しても適切な選択、ユーザへの提供が可能となる。
なお、図6のシーケンス図および図8のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては、いずれも、ROMに予め格納されている制御プログラムを実行するものであるが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記録された記憶媒体から、そのプログラムをRAMに組み込んで実行するようにしても良い。あるいは、そのプログラムをネットワークから取得しても良い。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
以上、本発明のマルチキャストグループ作成方法の実施形態について説明したが、この実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明のマルチキャストグループ作成方法に係るグループ特徴に基づくコンテンツ選択によるマルチキャスト通信を用いたコンテンツ配信システムの構成を示す概略図である。 本発明のマルチキャストグループ作成方法に係るグループ特徴に基づくコンテンツ選択によるマルチキャスト通信を用いているコンテキスト情報およびグループ作成管理を行う装置の構成の一例を示す概略図である。 コンテキスト情報およびグループ作成管理を行う装置の構成を示すブロック図である。 マルチキャストによるコンテンツ配信を行う装置の構成を示すブロック図である。 コンテキスト情報およびグループ作成管理、マルチキャストによるコンテンツ配信を行う装置の構成を示すブロック図である。 本発明のマルチキャストグループ作成方法におけるコンテキスト情報を元にしたグルーピングによるコンテンツ選択および配信を行うための処理手順を示すシーケンス図である。 本発明のマルチキャストグループ作成方法におけるユーザグループを作成し、該グループの特徴を用いたコンテンツ選択処理手順の一例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るマルチキャストグループ作成方法におけるユーザグループを作成し、該グループの特徴を用いたコンテンツ選択処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るコンテキスト情報管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るユーザ特徴管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るグループ情報管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るグループ特徴管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るコンテンツ特徴管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るグループ/コンテンツ対応管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るセッション情報管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るコンテンツ/セッション対応管理テーブルの一例を示す図である。 マルチキャスト通信を用いたコンテンツ配信方法の従来例を示す図である。 マルチキャスト通信を用いたコンテンツ配信方法の他の従来例を示す図である。 従来の協調フィルタリング(collaborative filtering)の手法を用いた場合のコンテンツ選択手順の一例を示す図である。
符号の説明
1…マルチキャスト配信サーバ、2…コンテンツ選択サーバ、3…ユーザ、10…送受信部(配信サーバ内)、11…マルチキャスト配信処理部、12…セッション情報管理部、20…送受信部(選択サーバ内)、21…コンテキスト情報管理部、22…グループ管理部、23…コンテンツ/グループ対応管理部、30…クライアント端末

Claims (8)

  1. マルチキャスト通信を用いてユーザにコンテンツを配信するために当該ユーザをグループ化するマルチキャストグループ作成方法であって、
    前記ユーザのコンテキスト情報を管理するコンテキスト情報管理ステップと、
    前記ユーザに類似するグループである類似ユーザグループを作成し管理する類似ユーザグループ管理ステップと、
    前記類似ユーザグループとコンテンツとの対応表を作成し管理するコンテンツ/グループ対応管理ステップと、
    前記マルチキャスト通信に必要なセッション情報を作成し管理するセッション情報管理ステップと、を含み、
    前記類似ユーザグループ管理ステップは、コンテンツの評価に関するコンテキスト情報を基にユーザ特徴量を抽出し、グループのメンバユーザの特徴量を基にグループ特徴量を抽出し、
    前記コンテンツ/グループ対応管理ステップは、前記ユーザ特徴量および前記グループ特徴量に基づいて類似ユーザグループを管理し、更に、コンテンツの特徴をコンテンツ特徴量として管理し、前記グループ特徴量と前記コンテンツ特徴量とを比較し、特徴が類似するように当該類似ユーザグループとコンテンツとの対応付けを行うことを特徴とするマルチキャストグループ作成方法。
  2. 請求項1において、
    前記類似ユーザグループ管理ステップにおいて、前記コンテキスト情報管理ステップにおいて管理されているユーザの特徴を用い、全ユーザを該特徴の類似している類似ユーザグループに分けてマルチキャストグループを作成することを特徴とするマルチキャストグループ作成方法。
  3. 請求項1において、
    前記類似ユーザグループ管理ステップにおいて、前記コンテキスト情報管理ステップにおいて管理されているユーザの特徴と所定のグループの特徴とを比較し、前記ユーザを類似度の高いグループに追加してマルチキャストグループを作成することを特徴とするマルチキャストグループ作成方法。
  4. 請求項1において、
    前記類似ユーザグループ管理ステップにおいて、前記コンテキスト情報管理ステップにおいて管理されている、グループのメンバであるメンバユーザの特徴から当該グループの特徴を抽出することを特徴とするマルチキャストグループ作成方法。
  5. 請求項1において、
    前記セッション情報管理ステップにおいて、前記コンテンツ/グループ対応管理ステップにおけるグループとコンテンツの対応付けに合わせてマルチキャストセッション情報を作成することを特徴とするマルチキャストグループ作成方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項のマルチキャストグループ作成方法を用いてマルチキャストグループを作成し、当該マルチキャストグループに基づいて前記コンテンツを選択することを特徴とするコンテンツ選択方法。
  7. 求項1〜5のいずれか1項のマルチキャストグループ作成方法を用いてマルチキャストグループを作成することを特徴とするマルチキャストグループ作成装置。
  8. 請求項1〜5のいずれか1項のマルチキャストグループ作成方法を用いてマルチキャストグループを作成し、当該マルチキャストグループに基づいて前記コンテンツを選択することを特徴とするコンテンツ選択装置。
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