JP4429774B2 - 携帯機器 - Google Patents

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この発明は、一般的には、携帯機器に関し、より特定的には、2つの筐体が回動可能に取り付けられて構成される携帯機器に関する。
従来、ヒンジを介して2つの筐体が開閉自在に連結された折り畳み型の携帯電話機が広く普及している。このタイプの携帯電話機では、一般的に、一方の筐体に表示部やレシーバなどが設けられ、他方の筐体には、操作ボタンやマイクなどが設けられている。さらに最近になって、互いに独立して回転する2つの回転軸を備えた折り畳み型の携帯電話機が販売され始めている。図15は、従来において、2つの回転軸を備えた折り畳み型の携帯電話機の開いた状態を示す斜視図である。図16は、図15中の携帯電話機の閉じた状態を示す斜視図である。図17は、図16中の矢印Aから見た携帯電話機を示す斜視図である。
図15から図17を参照して、携帯電話機101は、表面103aを有する筐体103と、筐体103に対して矢印151に示す方向に回動可能に設けられた筐体107および108と、筐体103内に収容された図示しないカメラ部とを備える。筐体107の内部には、筐体103と筐体107とを回動可能に連結し、筐体107と筐体108とを回転可能に連結する図示しないヒンジ装置が収容されている。
筐体103には、ヒンジ装置側端部において、表面103aの両端部に、表面103aから突出するヒンジ支持部104mおよび104nが形成されている。ヒンジ支持部104mおよび104nは、互いに距離を隔てて設けられている。表面103a上のヒンジ支持部104mとヒンジ支持部104nとの間には、筐体107が位置決めされている。ヒンジ支持部104mおよび104nと筐体107とが、筐体107内に収容されたヒンジ装置によって連結されている。
筐体103の表面103aには、複数の操作ボタン118が設けられており、表面103aの反対側に位置する筐体103の表面103bには、スピーカ122が設けられている。表面103bに対して段差をもって形成された表面153には、カメラ部の撮影レンズ114が露出している。撮影レンズ114は、携帯電話機101を開いた状態において、筐体108と隣り合う位置に設けられている。カメラ部は、表面103aと表面153との間に挟まれた筐体103内の空間に配置されている。筐体108の表面108aには、表示部116が設けられている。
図18は、図15中のメイン表示部が設けられた筐体を回転させた場合の携帯電話機を示す斜視図である。図18を参照して、筐体108は、筐体107に対して矢印152に示す方向に回転可能に設けられている。これにより、表示部116が設けられた表面108aを適当な方向に向けることができる。
また別に、撮像カメラでの自分自身を撮像する場合と、外部被写体を撮像する場合に共に表示装置でのモニタが可能とすることを目的として、携帯端末装置の筐体本体に対し、リッド部を折り畳み可能とすると共に筐体本体に対し、回動可能とし、筐体本体の背面或は側面に固定させた撮像カメラに対し、撮像状態に対応して、リッド部に設けた表示装置を回転させて、モニタ可能とした携帯端末装置が、特許文献1に開示されている。
また別に、表示部を表向きに折りたたむことができる携帯端末において、着信時の操作性を向上させることを目的として、表示部を有する第1筐体部と、操作部を有する第2筐体部を、2つの回転軸を持つ連結部で連結し、表示部を有する筐体が、2つの回転自由度を持つように構成する。そして、レシーバーの音声を、第1筐体部の両面から発生させることができるように、2つの受話音孔、第1受話部と第2受話部を設け、表示部を表向きに折りたたんでいる状態から、第1筐体部を開くだけで、速やかに通話状態に移行できるようにした携帯端末が、特許文献2に開示されている。
さらに別に、折り畳んだ状態でも、また開いた状態でも撮影でき、かつ撮影時の操作性の向上を図ることを目的として、操作キー部を有する第1本体部と、表示部を有する第2本体部とを、ヒンジ部の第1、第2筒軸により折り畳み可能に連結し、かつヒンジ部の突起軸により第2本体部をその開閉方向と直交する方向にも回動可能に連結し、このヒンジ部の第1筒軸内にカメラ部をその軸方向に沿って設けることにより、第1、第2本体部を折り畳んだ状態でも、また開いた状態でも、カメラ部の撮像方向を自由に向けて撮影することができると共に、第2本体部をその開閉方向と直交する方向に回動させることにより、カメラ部の撮像方向に対して第2本体部の表示部の向きを自由に調節することができるようにした携帯型端末機が、特許文献3に開示されている。
特開2001−320463号公報 特開2002−171189号公報 特開2003−018261号公報
前述のような2つの回転軸を備えた折り畳み型の携帯電話機では、表示部を内面に閉塞した状態および外面に露出した状態で折り畳むことができる。このため、持ち運び時における表示部の傷つき防止を図りつつ、携帯電話機を閉じた状態で表示部を使用することができる等、機器の使用用途を広げることができる。しかし、第1および第2の筐体の回動途中で第2の筐体を回転させる際に、第1の筐体に対する第2の筐体の回動角度によっては、第1および第2の筐体が互いに接触し、第1および第2の筐体に傷が付いたり第1および第2の筐体を破壊する恐れがある等の問題が発生する。
そこで、本発明の目的は、前記問題を解決することであり、第1および第2筐体の傷つきや破壊を抑制することができる携帯機器を提供することである。
なお、以下の発明では、回動軸のまわりの回転および回動を回動と称し、回転軸のまわりの回転および回動を回転と称して両者を区別する。
前記目的を達成するために、本発明の携帯機器は、第1の筐体とヒンジ部とが回動軸を介して回動自在に設けられるとともに、前記ヒンジ部と第2の筐体とが前記回動軸と略直交する回転軸を介して回転自在に設けられる折り畳み型の携帯機器において、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが対向して閉じられる第1の状態、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開かれる第2の状態、および前記第1の状態と前記第2の状態との間に位置する第3の状態で、前記第1の筐体と前記第2の筐体との回動角度を保持するヒンジ機構を備え、前記ヒンジ機構は、前記第2の筐体の回転中に前記第2の筐体が前記第1の筐体と接触しない状態を、前記第3の状態として設定されており、前記第1の筐体に、前記第2の状態で、前記回転軸を介した回転を抑制する回転抑制部が形成されており、前記第1の筐体の前記ヒンジ部側端部と反対側の端部にマイク孔が形成されており、前記第2の筐体の前記ヒンジ部側端部と反対側の端部にレシーバ孔が形成されており、前記ヒンジ機構は、前記マイク孔と前記レシーバ孔とが通話を行う際に適した距離となる状態を、前記第2の状態として設定されているように構成したものである。さらに、本発明の携帯機器は、前記第1の筐体は、ベース部と、前記ベース部の所定位置から突出して形成された一対のヒンジ支持部と、前記ヒンジ支持部より突出して形成された前記回転抑制部とからなる形状を有し、前記ヒンジ部は、前記ヒンジ支持部の間に位置決めされ、前記ヒンジ支持部に対して回動自在に連結されており、前記回転抑制部は、前記ヒンジ部側端部の両端を結ぶ円弧状を成し、その頂部が、前記ヒンジ支持部の突出方向と直交する方向に突出するよう形成されており、前記第2の状態で、前記第2の筐体を前記ヒンジ部に対して回転させた場合に、回転が抑制されるまで、前記第2の筐体は前記回転抑制部の円弧状の周縁に沿って回転されるという構成を備えていてもよい。
前記目的を達成するために、本発明の参考に係る携帯機器は、第1の筐体とヒンジ部とが回動軸を介して回動自在に設けられるとともに、前記ヒンジ部と第2の筐体とが前記回動軸と略直交する回転軸を介して回転自在に設けられる折り畳み型の携帯機器において、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが対向して閉じられる第1の状態、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開かれる第2の状態、および前記第1の状態と前記第2の状態との間に位置する第3の状態で、前記第1の筐体と前記第2の筐体との回動角度を保持するヒンジ機構を備えるとともに、前記ヒンジ機構が、前記第2の筐体の回転中に前記第2の筐体が前記第1の筐体と接触しない状態を、前記第3の状態として設定されているよう構成したものである。
このような構成によれば、第1の筐体と前記第2の筐体との回動角度が、回転中の第2の筐体と第1の筐体とが接触しない状態に保持される。そのため、ユーザは、回転中の第2の筐体と第1の筐体とが接触しない状態を容易に認識することができる。これにより、第1および第2筐体の傷つきや破壊を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明は、前記構成に加え、前記第2の筐体が、前記ヒンジ部との連結面に略直角を成す少なくとも一つの面に表示部を備えるとともに、前記ヒンジ機構が、前記第1の筐体を載置した状態で、前記表示部を視認するのに適した角度となる状態を、前記第3の状態として設定されているよう構成したものである。
このような構成によれば、第1の筐体と前記第2の筐体との回動角度が、回転中の第2の筐体と第1の筐体とが接触せず、かつ前記第1の筐体を載置した状態で、表示部を視認するのに適した角度となる状態に保持される。そのため、ユーザは、回転中の第2の筐体と第1の筐体とが接触しない状態を容易に認識することができるとともに、表示部の視認を最適な状態で行うことができるという効果を奏する。
また、本発明は、前述の構成に加え、前記第1の筐体が、前記第1の筐体に対して前記ヒンジ部を回動させたときに、回転途中にある前記第2の筐体が当接する部位に第1の緩衝部材を備える構成としたものであり、特に、前記第1の緩衝部材を、前記ヒンジ部が連結される端部の端面に配置する構成としたものである。
このような構成によれば、第2の筐体が回転途中にある状態で、第1の筐体に対してヒンジ部を回動させたとき、第2の筐体は第1の緩衝部材に当接する。そのため、第1の筐体と第2の筐体との当接に伴う第1および第2の筐体の傷つきや破壊を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明は、前述の構成に加え、前記第2の筐体が、前記第2の筐体が回転途中にある状態で、前記第1の筐体に対して前記ヒンジ部を回動させたときに、前記第1の筐体と当接する部位に第2の緩衝部材を備える構成としたものであり、特に、前記第2の緩衝部材を、前記ヒンジ部が連結される端部の角部に配置する構成としたものである。
このような構成によれば、第2の筐体が回転途中にある状態で、第1の筐体に対してヒンジ部を回動させたとき、第2の緩衝部材が第1の筐体に当接する。そのため、第1の筐体と第2の筐体との当接に伴う第1および第2の筐体の傷つきや破壊を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明の参考に係る携帯機器は、前記構成に加え、前記第1の筐体に、前記第2の状態で、前記回転軸を介した回転を抑制する回転抑制部が形成されている構成としたものである。
このような構成によれば、第1の筐体に対して第2の筐体が開かれた状態で、回転軸を介した回転が抑制される。そのため、携帯機器を開いた状態で、第2の筐体の回転を抑制することができる。これにより、携帯電話機を開いた状態での操作性の劣化を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明の参考に係る携帯機器は、前記構成に加え、前記第1の筐体の前記ヒンジ部側端部と反対側の端部にマイク孔が形成されており、前記第2の筐体の前記ヒンジ部側端部と反対側の端部にレシーバ孔が形成されており、前記ヒンジ機構は、前記マイク孔と前記レシーバ孔とが通話を行う際に適した距離となる状態を、前記第2の状態として設定されている構成としたものである。
このような構成によれば、レシーバおよびマイクを用いた通話中に、ユーザの頭部に第2の筐体に当接した場合にも、不用意に第2の筐体が回転する恐れがなくなる。そのため、レシーバおよびマイクを用いた通話を阻害することがなくなるという効果を奏する。
さらに、本発明は、前記第2の筐体が、前記レシーバ孔が形成された面に、表示部と撮影レンズを備えるとともに、前記ヒンジ機構が、前記第1の筐体を載置した状態で、前記表示部および前記撮影レンズがテレビ電話を行う際に適した角度となる状態を、前記第3の状態として設定するよう構成したものである。
このような構成によれば、第1の筐体と前記第2の筐体との回動角度が、回転中の第2の筐体と第1の筐体とが接触せず、かつ前記第1の筐体を載置した状態で、表示部および撮影レンズがテレビ電話を行う際に適した角度となる状態に保持される。そのため、ユーザは、回転中の第2の筐体と第1の筐体とが接触しない状態を容易に認識することができるとともに、テレビ電話を最適な状態で行うことができるという効果を奏する。
以上説明したように、本発明にしたがえば、第1、第2、第3の状態で第1の筐体と第2の筐体との回動角度を保持するヒンジ機構を備えるとともに、ヒンジ機構が、第2の筐体の回転中に第2の筐体が第1の筐体と接触しない状態を、第3の状態として設定されているので、機器の使用用途を広げることができつつ、第1および第2筐体の傷つきや破壊を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態における携帯電話機の開いた状態を示す斜視図である。図2は、図1中の携帯電話機の側面図である。図3は、図1中の携帯電話機の閉じた状態を示す斜視図である。図4は、図3中の携帯電話機の側面図である。図5は、図3中のC−C線上に沿った断面図である。図6は、図3中の矢印Bから見た携帯電話機を示す斜視図である。図1から図6を参照して、携帯電話機1は、カメラ機能を有する折り畳み型の携帯電話機であり、備える一方の筐体を表裏反転させることができるタイプの携帯電話機である。
携帯電話機1は、第1の筐体2と、第1の筐体2に対して回動軸5を中心に回動自在に連結されたヒンジ部3と、ヒンジ部3に対して回転軸6を中心に回転自在に連結された第2の筐体4とから構成されている。これら第1および第2の筐体2,4やヒンジ部3は、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene resin)やPC−ABS(Polycarbonate - Acrylonitrile Butadiene Styrene resin)等のプラスチック樹脂を材料として構成されている。
また、回動軸5と回転軸6とは互いに略直交するように設けられており、ヒンジ部3および第2の筐体4を回動軸5を中心に角変位自在に動かすことによって、携帯電話機1の形状は、図1および図2に示す開いた状態と図3ないし図6に示す閉じた状態との間で変化する。
図1ないし図6を参照して、第1の筐体2は、略矩形形状の表面7aを有するベース部7と、表面7aの所定位置から突出して形成されたヒンジ支持部8a,8bと、ヒンジ支持部8a,8bより突出して形成された回転抑止部9からなる形状を有する。表面7aは、携帯電話機1を開いた状態で外側に面し、閉じた状態で内側に面する表面である。ベース部7は、表面7aに対して略直角に連なり、表面7aを挟んで互いに平行に延在する一対の側面7b,7c、および側面7bと側面7cを結ぶ端面7d、ならびに表面7aと相反する面となる裏面7eを有する。
表面7aには、数字および文字を入力するためのキーなどから構成される入力ボタン群10と、携帯電話機1における各種設定/機能切替を行うための第1の機能ボタン群11とが設けられている。これら入力ボタン群10や第1の機能ボタン群11のキートップ部は、ABSやPC−ABS等のプラスチック樹脂を材料として構成されており、さらに第1の機能ボタン群11のキートップ部には、クロームメッキ等のメッキ加工が施されている。また、表面7aには、ヒンジ支持部8a,8bが形成された部位から離れた位置、すなわちヒンジ支持部8a,8bが形成された端部側と反対側の端部に、回動軸5と平行に並ぶ一対の凹部12a,12bが設けられている。これら凹部12a,12bは、ABSやPC−ABS等のプラスチック樹脂よりも低硬度で且つ弾性を有するTPE(Thermoplastic-Elastomer)やTPEE(Thermoplastic-Polyester-Elastomer)等のゴム含有プラスチック樹脂(エラストマー)を材料として構成されている。また、表面7aには、携帯電話機1を開いた状態および閉じた状態での通話等に用いるマイクのマイク孔13が穿設されている。このマイク孔13は、ヒンジ支持部8a,8bが形成された端部側と反対側の端部に配置されている。
側面7bの一方には、第1の筐体2の内部に収容されるカメラ部(カメラモジュール)の使用時に操作されるシャッタボタン14が設けられている。また、シャッタボタン14が設けられた面と相反する面となる他方の側面7cには、第2の機能ボタン群15が設けられている。この第2の機能ボタン群15に含まれる十字キー15aおよび決定キー15bは、第1の機能ボタン群11に含まれる十字キー11aおよび決定キー11bと略同等の機能を有するものである。これら十字キー11a,15aおよび決定キー11b,15bは、十字キー11aを構成する上下左右のキーと、十字キー15aを構成する上下左右のキーとの対応関係、および決定キー11bと決定キー15bとの対応関係が分かるような形状または構成となっている。具体的には、十字キー11a,15aを同質の材料で形成するとともに、十字キー11a,15aを構成する下キーを特殊な形状にし、かつ色を変えている。また、決定キー11b,15bを同質の材料で形成するとともに、決定キー11b,15bを同じ色とし、かつ他のキーとは異なる色としている。なお、これに限定されるものではなく、十字キー11aと十字キー15aとの対応関係、決定キー11bと決定キー15bとの対応関係が分かればどのような形状・構成であっても良い。
ヒンジ部3に隣り合って位置し、回動軸5が延びる方向に延在する表面7aのヒンジ部3側端部の両端に、表面7aから突出するヒンジ支持部8a,8bが形成されている。また、ヒンジ支持部8a,8bを挟んで表面7aとは反対側に回転抑止部9が形成されている。この回転抑止部9は、ヒンジ部3側端部の両端を結ぶ円弧状を成し、その頂部が外方(ヒンジ支持部8a,8bの並ぶ方向と直交する方向)に突出するように形成されている。また、回転抑止部9が形成された端面7dには、TPEやTPEE等のゴム含有プラスチック樹脂(エラストマー)を材料とする第1の緩衝部材16と、回動軸5が延びる方向に直交して突出するアンテナ17とが設けられている。回転抑止部9および第1の緩衝部材16は、図2に示すように、携帯電話機1が開いたときに第2の筐体4が当接する。これにより、携帯電話機1が開いた状態での第2の筐体4の回転が規制される。回転抑止部9は、第1の筐体2に対して第2の筐体4が開かれた状態で、回転軸6を介した回転を抑制する回転抑制部として機能する。アンテナ17は、端面7dから回動軸5が延びる方向と直交する方向(ヒンジ支持部8a,8bの並ぶ方向と直交する方向)に突設されている。
第1の筐体2には、ヒンジ支持部8a,8bに回動自在に設けられたヒンジ部3と、ヒンジ部3に対して回転軸6を中心に回転自在に設けられた第2の筐体4とが接続されている。回転軸6は、ヒンジ支持部8aとヒンジ支持部8bの中間、つまり、一対の側面8b、8cの各々からの距離が等しい位置で回動軸5に直交している。
ヒンジ部3は、表面7a上のヒンジ支持部8aとヒンジ支持部8bとの間に位置決めされている。ヒンジ部3の内部には、図示しないヒンジ装置が収容されている。そして、ヒンジ装置によって、ヒンジ部3とヒンジ支持部8a,8bとが回動自在に連結され、ヒンジ部3と第2の筐体4とが回転自在に連結されている。
第2の筐体4は、略矩形形状の表面4aを有し、その表面4aには、ヒンジ部3側端部と反対側の端部に、回動軸5と平行に並ぶ一対の第1の凸部18a,18bが形成される。この第1の凸部18a,18bは、図5に示すように、携帯電話機1を閉じたときに、第1の筐体2に形成された凹部12a,12bに係合する位置に形成されている。また、表面4aには、携帯電話機1を開いた状態での通話等に用いるレシーバのための第1のレシーバ孔19と、携帯電話機1を閉じた状態での通話等に用いるレシーバのための第2のレシーバ孔20が穿設される。この第1のレシーバ孔19は、ヒンジ部3側端部と反対側の端部に形成され、第2のレシーバ孔20は、ヒンジ部3側端部に形成される。さらに、表面4aには、第1の表示部21と第3の機能ボタン群22とが設けられている。第1の表示部21は、液晶ディスプレイやEL(electro luminescent)ディスプレイなどによって構成されており、表示ドライバ部を介して与えられる画像データに基づいて画像を表示する。第3の機能ボタン群22は、主に第1の表示部21を外側にして携帯電話機1を閉じたときに用いられる。
このように、第1の表示部21が内面に閉塞されるよう携帯電話機1を閉じた状態で、第2の筐体4に形成された第1の凸部18a,18bと、第1の筐体2に設けれらた凹部12a,12bとが係合する。これにより、第1および第2の筐体2,4との間に生じるガタを抑制することができる。第1の凸部18a,18bと凹部12a,12bとの組合せは、第1の筐体2と第2の筐体4とが対向するよう折り畳まれた状態で、回動軸5まわりの回動方向と異なる方向への移動を抑制する移動抑制部材として機能する。
また、第2の筐体4は、表面4aと相反する面に裏面4bを有し、その裏面4bには、ヒンジ部3側端部と反対側の端部に、回動軸5と平行に並ぶ一対の第2の凸部23a,23bが形成される。この第2の凸部23a,23bは、携帯電話機1を閉じたときに、凹部12a,12bに係合する位置に形成されている。また、裏面4bには、第2の表示部24が設けられている。第2の表示部24は、液晶ディスプレイやELディスプレイなどによって構成されており、表示ドライバ部を介して与えられる画像データに基づいて画像を表示する。
また、第2の筐体4には、ヒンジ部3が連結される端部側の角部に、一対の第2の緩衝部材25が設けられている。この第2の緩衝部材25は、ABSやPC−ABS等のプラスチック樹脂や、プラスチック樹脂にメッキ加工を施したものよりも低硬度で且つ弾性を有するTPEやTPEE等のゴム含有プラスチック樹脂(エラストマー)を材料として構成されている。
さらに、第2の筐体4には、表面4aの近傍に短距離通信用モジュールとして、FeliCa(登録商標)等の非接触ICのアンテナ(図示せず)が収容されている。この非接触ICのアンテナは、第2の筐体4の周縁部に沿って配置され、表面4aおよび裏面4bから外方に向かって良好な特性が得られるように構成されている。
つぎに、図6を参照して、表面7aの反対側に位置するベース部7の裏面7eには、ヒンジ部3側端部に、撮影レンズ26およびフラッシュ27が並んで設けられている。フラッシュ27は、カメラ部で撮影する際の補助光源として使われる。一般的には、補助光源にはキセノン管が用いられ、また最近では、RGBのLED(light emitting diode)が用いられている。これらLEDを同時発光させることによって、白色光の照明を得ることができる。裏面7eには、撮影レンズ26の近傍に、着信メロディ等の音声の出力に用いるスピーカのためのスピーカ孔28が並んで設けられている。
図7は、図1中の携帯電話機1の分解組立図である。図中には、開いた状態の携帯電話機1が裏面7eおよび4b側から示されている。図7を参照して、第1の筐体2は、表面7aを有するキャビネット2pと、裏面7eを有する背面キャビネット2qとから構成されている。第2の筐体4は、表面4aを有するキャビネット4pと、裏面4bを有する背面キャビネット4qとから構成されている。
ヒンジ部3は、キャビネット3pと背面キャビネット3qとから構成されている。キャビネット3pと背面キャビネット3qとは、内部にヒンジ装置29を収容して組み合わされる。
ヒンジ装置29は、第1の筐体2とヒンジ部3とを回動自在に連結する第1のヒンジ機構30と、ヒンジ部3と第2の筐体4とを回転自在に連結する第2のヒンジ機構31とから構成されている。
第1のヒンジ機構30は、携帯電話機1が閉じた状態(第1の状態)での第1の筐体2に対するヒンジ部3および第2の筐体4の角度を0度、携帯電話機1を開いた状態(第2の状態)での第1の筐体2に対するヒンジ部3および第2の筐体4の角度を170度としたとき、0度ならびに170度および0度と170度の間に位置する120度の状態(第3の状態)を保持するよう引き込みが行われるとともに、この角度でクリック感が得られるように構成している。なお、携帯電話機1を開いた状態(第2の状態)における第1の筐体2に対するヒンジ部3ならびに第2の筐体4の角度については、170度に限定するものではなく、携帯電話機1を開いた状態(第2の状態)において、マイク孔13と第1のレシーバ19とが通話を行う際に適した距離となる状態となれば良く、これらは携帯電話機1の大きさやマイク孔13および第1のレシーバ孔19の位置によって決まる。また、携帯電話機1が閉じた状態(第1の状態)と携帯電話機1を開いた状態(第2の状態)との間に位置する状態(第3の状態)における第1の筐体2に対するヒンジ部3ならびに第2の筐体4の角度については、120度に限定するものではなく、携帯電話機1が開いた状態(第2の状態)となるまでの状態の角度のうち、第1の表示部21を視認するのに適した角度であれば良く、これらは携帯電話機1の大きさや第1の表示部21の位置によって決まる。
第2のヒンジ機構31は、携帯電話機1を閉じたときに第1の表示部21が閉塞される状態でのヒンジ部3に対する第2の筐体4の角度を0度、携帯電話機1を閉じたときに第1の表示部21が開放される状態でのヒンジ部3に対する第2の筐体4の角度を180度としたとき、回転範囲を0度から180度までとし、0度および180度の状態を保持するよう引き込みが行われるとともに、この角度でクリック感が得られるように構成している。
したがって、図1および図2に示すように、第2の筐体4を第1の筐体2およびヒンジ部3に対して回転させずに携帯電話機1を開いた状態(第2の筐体4をヒンジ部3に対して0度に回転し、ヒンジ部3を第1の筐体2に対して170度回動した状態)では、第2の筐体4が回転抑止部9および第1の緩衝部材16に当接する。これにより、携帯電話機1が開いた状態での第2の筐体4の回転が規制される。そのため、携帯電話機1を開いた状態での通話中に、ユーザの頭部に第2の筐体4が当接した場合にも、不用意に第2の筐体4が回転する恐れがなく、通話を阻害することがなくなる。
また、図3ないし図5に示すように、第2の筐体4を第1の筐体2およびヒンジ部3に対して回転させずに携帯電話機1を閉じた状態(第2の筐体4をヒンジ部3に対して0度に回転し、ヒンジ部3を第1の筐体2に対して0度に回動した状態)では、携帯電話機1は、第2の筐体4に形成された第2の凸部23a,23bが第1の筐体2に形成された凹部12a,12bに係合する。これにより、第1の表示部21が外面に開放されるよう携帯電話機1を閉じた状態で、第1および第2の筐体2,4との間に生じるガタを抑制することができる。そのため、携帯電話機1を持ち運ぶ際に第1の表示部21に傷が付くことを抑制することができる。第2の凸部23a,23bと凹部12a,12bとの組合せは、第1の筐体2と第2の筐体4とが対向するよう折り畳まれた状態で、回動軸5まわりの回動方向と異なる方向への移動を抑制する移動抑制部材として機能する。
さらに、このような状態で、第2の筐体4に形成された第2の凸部23a,23bは、裏面4bから突出する。そのため、第2の筐体4に収容された非接触ICのアンテナを用いて、カードリーダ(相手側端末)との通信を行う場合に、携帯電話機1を近付け過ぎた場合にも、カードリーダ(相手側端末)には、第2の凸部23a,23bが接触する。これにより、第2の筐体4の裏面4bがカードリーダ(相手側端末)に直接接触することがなくなり、第2の筐体4の傷つきや破壊を抑制することができる。
図8ないし図10は、ヒンジ部3および第2の筐体4を第1の筐体2に対して120度回動させた状態で第2の筐体4を第1の筐体2およびヒンジ部3に対して回転させた場合の携帯電話機1を示す斜視図である。図8を参照して、携帯電話機1を図1または図3の状態から120度開いた状態(第2の筐体4をヒンジ部3に対して0度回転し、ヒンジ部3を第1の筐体2に対して120度回動した状態)では、第2の筐体4は、第1の表示部21が設けられた表面4aと、入力ボタン群10および機能ボタン群11が設けられた表面7aとが同一方向に向くように位置決めされる。
図9を参照して、第2の筐体4を回転軸6を中心に図8に示す状態から90度だけ回転した状態(第2の筐体4をヒンジ部3に対して90度回転し、ヒンジ部3を第1の筐体2に対して120度回動した状態)では、第2の筐体4は、第1の表示部21が設けられた表面4aと、入力ボタン群10および機能ボタン群11が設けられた第1の筐体2の表面7aとが直交するように位置決めされる。
図10を参照して、第2の筐体4を回転軸6を中心に図9に示す状態からさらに90度だけ回転させた状態(第2の筐体4をヒンジ部3に対して180度回転し、ヒンジ部3を第1の筐体2に対して120度回動した状態)では、第2の筐体4は、第1の表示部21が設けられた表面4aと第1の筐体2の裏面7eとが同一方向を向き、第2の筐体4の裏面4bと第1の筐体2の表面7aとが同一方向を向くように位置決めされる。なお、図8ないし図10に示す状態のみならず、第2の筐体4を回転軸6を中心に適当な角度だけ回転させることによって、第2の筐体4の表面4aに設けられた第1の表示部21を所望の方向に向けることができる。
このように、第2の筐体4を第1の筐体2に対して120度回動させた状態で第2の筐体4をヒンジ部3に対して回転させることにより、その回転によって、第2の筐体4がアンテナ17と接触することがなく、また第2の筐体4の角部が第1の筐体2の表面7aや第1の機能ボタン群11とも接触することがない。そのため、第1ならびに第2の筐体2,4、第1の機能ボタン群11およびアンテナ17の傷つきを防止することができる。また、ヒンジ装置29(図7)は、第1の筐体2に対するヒンジ部3および第2の筐体4の角度として120度の状態を保持するよう引き込みを行う。そのため、ユーザは、第1ならびに第2の筐体2,4、第1の機能ボタン群11およびアンテナ17を傷つけずに第2の筐体4を回転させることができる位置を容易に認識することができる。これにより、第1ならびに第2の筐体2,4、第1の機能ボタン群11およびアンテナ17の傷つきをより一層防止することができる。以上のように、ヒンジ機構は、第2の筐体4の回転軸6のまわりでの回転中に第2の筐体4が第1の筐体2と接触しない、回動軸5のまわりでの回動角度120度の状態を、第3の状態として設定されている。
また、図8に示すように、裏面7eを下にして第1の筐体2を載置したとき、第1の表示部21の表示面が斜め上方向を向く。そのため、第1の筐体2を載置した状態で、第1の表示部21の視認性が良くなる。さらに、第1の表示部21の近傍に撮影レンズを配置し、この撮影レンズを介して撮影された画像を通話相手に送信するよう構成することにより、第1の筐体2を載置した状態で、第1の表示部21および撮影レンズがテレビ電話を行う際に適した角度となり、テレビ電話を最適な状態で行うことができる。
図11および図12は、第2の筐体4を第1の筐体2およびヒンジ部3に対して回転させている途中で、ヒンジ部3および第2の筐体4を第1の筐体2に対して回動させた場合の携帯電話機1を示す斜視図である。図11を参照して、第2の筐体4の回転途中で携帯電話機1を開いた状態(第2の筐体4をヒンジ部3に対して135度回転し、ヒンジ部3を第1の筐体2に対して開成方向に回動した状態)では、第2の筐体4のヒンジ部3側端部が第1の緩衝部材16と接触する。これにより、第2の筐体4とアンテナ17との接触を防止し、第2の筐体4およびアンテナ17の傷つきを防止することができる。
また、第1の緩衝部材16は、回転抑止部9と同様、ヒンジ部3側端部の両端を結ぶ円弧状を成し、頂部が外方に突出するような形成である。そのため、第1の筐体2に対するヒンジ部3および第2の筐体4の角度が170度の状態を保持するよう引き込みが行われている状態で、第2の筐体をヒンジ部3に対して回転させた場合にも、第2の筐体は、アンテナ17と接触することなく、第1の緩衝部材16の周縁に沿って回転される。しかも、第1の緩衝部材16は、第2の筐体4よりも低硬度の材質によって構成されているため、第2の筐体4に傷が付くことも防止することができる。
図12を参照して、第2の筐体4の回転途中で携帯電話機1を閉じた状態(第2の筐体4をヒンジ部3に対して90度回転し、ヒンジ部3を第1の筐体2に対して閉成方向に回動した状態)では、第1の機能キー11を構成する決定キー11bに第2の緩衝部材25が接触する。これにより、第2の筐体4と第1の機能キー11および表面7aとの接触によるキーの破壊や第1の筐体の傷つきを抑制することができる。
このような構成により、ヒンジ装置29(図7)として、第1および第2のヒンジ機構30,31の可動を相互に規制する必要のない、構造が単純で比較的小型なヒンジ装置を用いることができる。これにより、携帯電話機1の小型化を図ることができる。
図13および図14は、第2の筐体4を第1の筐体2およびヒンジ部3に対して回転させた状態で、ヒンジ部3および第2の筐体4を第1の筐体2に対して回動させた場合の携帯電話機1を示す斜視図である。図13を参照して、第2の筐体4を第1の筐体2およびヒンジ部3に対して回転させて携帯電話機1を開いた状態(第2の筐体4をヒンジ部3に対して180度回転し、ヒンジ部3を第1の筐体2に対して170度回動した状態)では、第2の筐体4は、第1の表示部21が設けられた表面4aと第1の筐体2の裏面7eとが同一方向を向き、第2の筐体4の裏面4bと第1の筐体2の表面7aとが同一方向を向くように位置決めされる。そのため、ユーザは、ユーザが自分の姿を撮影する場合、撮影レンズ26を自分に向けながら、第1の表示部21に映し出された自分の姿を確認することができる。
また、このような状態でも、回転抑止部9および第1の緩衝部材16は、図2に示す場合と同様に、第2の筐体4が当接し、これにより、携帯電話機1が開いた状態での第2の筐体4の回転が規制される。そのため、携帯電話機1を開いた状態での撮影中に、不用意に第2の筐体4が回転する恐れがなくなる。
図14を参照して、第2の筐体4を第1の筐体2およびヒンジ部3に対して回転させて携帯電話機1を閉じた状態(第2の筐体4をヒンジ部3に対して180度回転し、ヒンジ部3を第1の筐体2に対して0度に回動した状態)では、携帯電話機1は、第1の表示部21および第3の機能ボタン群22が設けられた表面4aが外側を向き、裏面4bが内側を向くように閉じられる。これにより、この場合、ユーザは、たとえばシャッタボタン14に右手の人差し指を掛け、第2の機能ボタン群15に左手の親指を、第3の機能ボタン群22に右手の親指を置き、両手で携帯電話機1を把持した状態で撮影を行なうことができる。このように携帯電話機1を専用のデジタルカメラのようにして構えることができるとともに、カメラ撮影のための各種設定を第2および第3の機能キー群15,22を用いて行えるため、カメラとして用いる際の携帯電話機1の使い勝手を向上させることができる。
また、このような状態でも、第2の筐体4に形成された第2の凸部23a,23bは、図5に示す場合と同様に、凹部12a,12bに係合する。これにより、第1の表示部21が外面に開放されるよう携帯電話機1を閉じた状態で、第1および第2の筐体2,4との間に生じるガタを抑制することができる。そのため、カメラとして用いる際の携帯電話機1の使い勝手をより向上させることができる。
さらに、このような状態で、第2の筐体4に形成された第1の凸部18a,18bは、表面4aから突出する。そのため、第2の筐体4に収容された非接触ICのアンテナを用いて、カードリーダ(相手側端末)との通信を行う場合に、携帯電話機1を近付け過ぎた場合にも、カードリーダ(相手側端末)には、第1の凸部18a,18bが接触する。これにより、第1の表示部21がカードリーダ(相手側端末)に直接接触することがなくなり、第1の表示部21の傷つきや破壊を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、折り畳み型の携帯電話機1について説明を行なったが、本発明による携帯機器はこれに限定されない。携帯機器は、たとえば、PDA(personal digital assistants)、ノート型パソコンおよびワードプロセッサなどであってもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前述した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における携帯電話機の開いた状態を示す斜視図である。 図1中の携帯電話機の側面図である。 図1中の携帯電話機の閉じた状態を示す斜視図である。 図3中の携帯電話機の側面図である。 図3中のC−C線上に沿った断面図である。 図3中の矢印Bから見た携帯電話機を示す斜視図である。 図1中の携帯電話機の分解組立図である。 図1中の第2の筐体を120度回動させた場合の携帯電話機を示す斜視図である。 図8中の第2の筐体を回転させた場合の携帯電話機を示す別の斜視図である。 図8中の第2の筐体を回転させた場合の携帯電話機を示すさらに別の斜視図である。 図1中の第2の筐体を回転させた場合の携帯電話機を示す斜視図である。 図3中の第2の筐体を回転させた場合の携帯電話機を示す斜視図である。 図1中の第2の筐体を回転させた場合の携帯電話機を示すさらに別の斜視図である。 図3中の第2の筐体を回転させた場合の携帯電話機を示すさらに別の斜視図である。 従来において、2つの回転軸を備えた折り畳み型の携帯電話機の開いた状態を示す斜視図である。 図15中の携帯電話機の閉じた状態を示す斜視図である。 図15中の矢印Aから見た携帯電話機を示す斜視図である。 図15中のメイン表示部が設けられた筐体を回転させた場合の携帯電話機を示す斜視図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 第1の筐体
3 ヒンジ部
4 第2の筐体
5 回動軸
6 回転軸
7 ベース部
8a,8b ヒンジ支持部
9 回転抑止部
10 入力ボタン群
11 第1の機能ボタン群
12a,12b 凹部
13 マイク孔
14 シャッタボタン
15 第2の機能ボタン群
16 第1の緩衝部材
17 アンテナ
18a,18b 第1の凸部
19 第1のスピーカ孔
20 第2のスピーカ孔
21 第1の表示部
22 第3の機能ボタン群
23a,23b 第2の凸部
24 第2の表示部
25 第2の緩衝部材
26 撮影レンズ
27 フラッシュ
28 スピーカ孔

Claims (7)

  1. 第1の筐体とヒンジ部とが回動軸を介して回動自在に設けられるとともに、前記ヒンジ部と第2の筐体とが前記回動軸と略直交する回転軸を介して回転自在に設けられる折り畳み型の携帯機器において、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とが対向して閉じられる第1の状態、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開かれる第2の状態、および前記第1の状態と前記第2の状態との間に位置する第3の状態で、前記第1の筐体と前記第2の筐体との回動角度を保持するヒンジ機構を備え、
    前記ヒンジ機構は、前記第2の筐体の回転中に前記第2の筐体が前記第1の筐体と接触しない状態を、前記第3の状態として設定されており、
    前記第1の筐体に、前記第2の状態で、前記回転軸を介した回転を抑制する回転抑制部が形成されており、
    前記第1の筐体の前記ヒンジ部側端部と反対側の端部にマイク孔が形成されており、
    前記第2の筐体の前記ヒンジ部側端部と反対側の端部にレシーバ孔が形成されており、
    前記ヒンジ機構は、前記マイク孔と前記レシーバ孔とが通話を行う際に適した距離となる状態を、前記第2の状態として設定されており、
    前記第1の筐体は、ベース部と、前記ベース部の所定位置から突出して形成された一対のヒンジ支持部と、前記ヒンジ支持部より突出して形成された前記回転抑制部とからなる形状を有し、
    前記ヒンジ部は、前記ヒンジ支持部の間に位置決めされ、前記ヒンジ支持部に対して回動自在に連結されており、
    前記回転抑制部は、前記ヒンジ部側端部の両端を結ぶ円弧状を成し、その頂部が、前記ヒンジ支持部の突出方向と直交する方向に突出するよう形成されており、
    前記第2の状態で、前記第2の筐体を前記ヒンジ部に対して回転させた場合に、回転が抑制されるまで、前記第2の筐体は前記回転抑制部の円弧状の周縁に沿って回転されることを特徴とする携帯機器。
  2. 前記第2の筐体は、前記ヒンジ部との連結面に略直角を成す少なくとも一つの面に表示部を備え、
    前記ヒンジ機構は、前記第1の筐体を載置した状態で、前記表示部を視認するのに適した角度となる状態を、前記第3の状態として設定されていることを特徴とする請求項1記載の携帯機器。
  3. 前記第1の筐体は、前記第1の筐体に対して前記ヒンジ部を回動させたときに、回転途中にある前記第2の筐体が当接する部位に第1の緩衝部材を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯機器。
  4. 前記第1の緩衝部材は、前記ヒンジ部が連結される端部の端面に配置されていることを特徴とする請求項3記載の携帯機器。
  5. 前記第2の筐体は、前記第2の筐体が回転途中にある状態で、前記第1の筐体に対して前記ヒンジ部を回動させたときに、前記第1の筐体と当接する部位に第2の緩衝部材を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯機器。
  6. 前記第2の緩衝部材は、前記ヒンジ部が連結される端部の角部に配置されていることを特徴とする請求項5記載の携帯機器。
  7. 前記第2の筐体は、前記レシーバ孔が形成された面に、表示部と撮影レンズを備え、
    前記ヒンジ機構は、前記第1の筐体を載置した状態で、前記表示部および前記撮影レンズがテレビ電話を行う際に適した角度となる状態を、前記第3の状態として設定されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯機器。
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