JP4429119B2 - マルチキャリア伝送ネットワークのユーザに拡散系列を動的に割り当てる方法 - Google Patents

マルチキャリア伝送ネットワークのユーザに拡散系列を動的に割り当てる方法 Download PDF

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Description

[発明の詳細な説明]
本発明は、マルチキャリア符号分割多元接続伝送ネットワーク(MC−CDMAネットワークという名称のほうでよく知られている)または直交周波数符号分割多重化伝送ネットワーク(OFCDMという名称のほうでよく知られている)のようなマルチキャリア伝送ネットワークのユーザのグループに拡散系列を動的に割り当てる方法に関する。
MC−CDMAは、ワイヤレス・ブロードバンド・マルチメディア・アプリケーションに対する広範な関心を集めている。マルチキャリア符号分割多元接続(MC−CDMA)は、OFDM(直交周波数分割多重)変調とCDMA多元接続技法を組み合わせたものである。この多元接続技法が最初に提案されたのは、N. Yee等による論文「Multicarrier CDMA in indoor wireless radio networks」(Proceedings of PIMRC'93, Vol.1, pp.109-113, 1993)である。この技法の発展の総説は、S. Hara等による論文「Overview of Multicarrier CDMA」(IEEE Communication Magazine, pp.126-133, December 1997)にある。
各移動端末すなわちユーザの信号がその周波数スペクトルを拡散させるために時間領域で乗算されるDS−CDMA(直接拡散符号分割多元接続)とは異なり、この場合のシグネチャは周波数領域で信号に乗算され、シグネチャの各要素は異なるサブキャリアの信号に乗算される。
一般的に、MC−CDMAは、CDMAとOFDMの有利な特徴、すなわち、高いスペクトル効率、多元接続能力、周波数選択性チャネルの存在下でのロバスト性、高いフレキシビリティ、狭帯域干渉阻止、単純な1タップ等化、等を併せ持つ。
MC−CDMA基地局送信機は、複数(K)のユーザ、より正確にはユーザの移動端末へ、複数のシンボルを送信する。例えば、MC−CDMA伝送ネットワークの基地局に配置されるMC−CDMA送信機は、複数のダウンリンク伝送チャネルを通じて複数のユーザへシンボルを送信する。
基地局からユーザkへ送信されるべき複素シンボルには、まず、cで表される拡散系列が乗算される。拡散系列は、L個の「チップ」からなり、各チップは継続時間がTであり、拡散系列の全継続時間はシンボル期間Tに対応する。セル内干渉を軽減するため、拡散系列は直交するように選択される。
複素シンボルにユーザkの拡散系列の要素を乗算した結果、L個の複素値が得られる。これを他のユーザk’≠kへ送信されるべき同種の値に加算する。その後、これらの値は、OFDM多重のL個の周波数のサブセット上で分離化(demultiplex)されてから、逆高速フーリエ変換(IFFT)を受ける。シンボル間干渉を防ぐため、一般に伝送チャネルのインパルス応答の継続時間より長い保護間隔を、IFFTモジュールによって出力されるシンボルの前に挿入する。これは、実際には、上記シンボルの末尾と同一のプレフィックス(Δで表す)を付加することによって達成される。そして、結果として得られるシンボルがフィルタリングされ、基地局によって複数のユーザへ送信される。
MC−CDMA法は、本質的には、スペクトル領域(IFFTの前)で拡散をした後にOFDM変調を行うこととみなすことができる。
知られているように、伝搬チャネルは送信機と受信機の間に位置する家屋等の障害物によって妨害されることがある。その場合、送信信号は複数のパス上を伝搬し、各パスは異なる遅延および減衰を受ける。そして、伝搬チャネルは、伝達関数が時間とともに変動するフィルタとして作用することを理解すべきである。
MC−CDMA伝送ネットワークがネットワーク内の相異なるユーザの信号間に直交性を提供する(したがってこれらの信号間の干渉を防ぐ)能力は、ネットワークのユーザに割り当てられる拡散系列の相互相関特性に左右される。
一般に、基地局から移動局(以下、ユーザまたはアクティブユーザという)のセットへの移動無線チャネル上の伝送の場合、各ユーザ宛の信号は同期的に送信される。このような条件下で、チャネルが周波数選択性でない場合には、ウォルシュ−アダマール(Walsh-Hadamard)拡散系列を用いてユーザ間の直交性を保証することができる。
特許文献1には、MC−CDMA伝送ネットワークのユーザに1つまたは複数の拡散系列を割り当てる方法であって、拡散系列の所定のセットを考慮に入れて拡散系列がユーザに割り当てられる方法が開示されている。より正確には、拡散系列の所定のセットは、当該拡散系列と、当該所定すなわち所与のセットに属する拡散系列との間の干渉を表す関数を最小にする拡散系列からなる。
欧州特許第1085689号明細書
考慮中の伝送ネットワークのパフォーマンスに対する干渉の影響を低減することを可能にするこのような方法は、拡散系列の所定のセットを画定するために長時間の計算を必要とする。
したがって、本発明の目的は、単純な拡散系列割当て技法を用いて、考慮中の伝送ネットワークのパフォーマンスに対する干渉の影響を低減することを可能にする方法を提案することである。
この目的のために、本発明は、拡散系列のグループに属する拡散系列をマルチキャリア伝送ネットワークのユーザに、かつ/またはマルチキャリア伝送ネットワークの複数のユーザに対する少なくとも1つの共通信号に動的に割り当てる方法であって、拡散系列の各要素は、ネットワークの送信機において、送信されるべきデータ項目が乗算された後、対応するサブキャリア上に送信されており、拡散系列は、拡散系列のグループ内で固有の(natural)順序に並べられ、方法は、拡散系列のグループに属する拡散系列を、拡散系列のグループ内の順序に従って、マルチキャリア伝送ネットワークのユーザに、かつ/またはマルチキャリア伝送ネットワークの複数のユーザに対する少なくとも1つの共通信号に動的に割り当てるステップを含むことを特徴とする拡散系列を動的に割り当てる方法に関する。
さらにもう1つの態様によれば、本発明は、拡散系列のグループに属する拡散系列をマルチキャリア伝送ネットワークのユーザに、かつ/またはマルチキャリア伝送ネットワークの複数のユーザに対する少なくとも1つの共通信号に動的に割り当てる装置であって、拡散系列の各要素は、ネットワークの送信機において、送信されるべきデータ項目が乗算された後、対応するサブキャリア上に送信されており、拡散系列は、拡散系列のグループ内で固有の順序に並べられ、装置は、拡散系列のグループに属する拡散系列を、拡散系列のグループ内の順序に従って、マルチキャリア伝送ネットワークのユーザに、かつ/またはマルチキャリア伝送ネットワークの複数のユーザに対する少なくとも1つの共通信号に動的に割り当てる手段を備えることを特徴とする拡散系列を動的に割り当てる装置に関する。
このようにして、簡単な拡散系列割当て技法を用いて、マルチキャリア伝送ネットワークのパフォーマンスに対する干渉の影響を低減することができる。
本発明者は、拡散系列のグループにおける拡散系列の順序に従って拡散系列のグループ内で固有の順序に並べられた拡散系列をマルチキャリア伝送ネットワークのユーザに、かつ/またはマルチキャリア伝送ネットワークの複数のユーザに対する少なくとも1つの共通信号に単純に割り当てることによって、干渉が大幅に低減され、割当て自体は実施するのが複雑でないことを発見した。このような割当て手続きはマルチキャリア伝送ネットワークにおいて連続的に行われるので、割当て手続きをできるだけ単純化することが重要である。
1つの具体的特徴によれば、割り当てられる拡散系列は、拡散系列のグループに属する利用可能な拡散系列である。利用可能な拡散系列は、ユーザにまだ割り当てられていない拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まらない拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まらない拡散系列である。
より正確には、利用可能な拡散系列は、同じ割当て期間においてユーザにまだ割り当てられていない拡散系列、または、同じ割当て期間においてユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まらない拡散系列、または、同じ割当て期間においてユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まらない拡散系列である。
このようにして、1つの拡散系列が異なるユーザに同時に割り当てられないことが保証される。
また、マルチキャリア伝送ネットワークの各ユーザに割り当てられるべき拡散系列の長さおよび/または個数に関するユーザの要求を取得し、最小長さの拡散系列を要求するユーザに、固有の順序に並べられた拡散系列のグループに属する最初の利用可能な拡散系列を割り当て、ユーザに既に割り当てられている拡散系列のグループに属する拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まる拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークする。
このようにして、割当てが単純化される。
1つの具体的特徴によれば、既に割り当てられた拡散系列の長さより大きい長さの拡散系列を要求するユーザに、拡散系列のグループ内の拡散系列の順序に従って拡散系列のグループに属する後続の利用可能な拡散系列を割り当て、ユーザに既に割り当てられている拡散系列のグループに属する拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まる拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークする。
このようにして、割当てが単純化される。
もう1つの具体的特徴によれば、共通信号が強制(imposed)共通拡散系列を要求し、ユーザに拡散系列を割り当てる前に、拡散系列のグループに属する拡散系列に、強制共通拡散系列を要素ごとに乗算することにより、得られた拡散系列のグループを形成する。強制共通拡散系列を要求する共通信号に、得られた拡散系列のグループに属する最初の利用可能な拡散系列を割り当て、強制共通拡散系列を要求する共通信号に既に割り当てられている得られた拡散系列のグループに属する拡散系列、または、強制共通拡散系列を要求する共通信号に割り当てられている拡散系列で始まる拡散系列、または、強制共通拡散系列を要求する共通信号に割り当てられている拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークする。
この特徴により、マルチキャリア伝送ネットワークから要求される強制共通拡散系列の制約があっても、割当ては単純化されたままである。
もう1つの具体的特徴によれば、マルチキャリア伝送ネットワークの各ユーザに割り当てられるべき拡散系列の長さおよび/または個数に関するユーザの要求およびマルチキャリア伝送ネットワークの複数のユーザへの共通信号に割り当てられるべき拡散系列の長さおよび/または個数に関する共通信号の要求を取得し、拡散系列の長さに関するそれらの要求に従ってユーザおよび共通信号のグループを形成し、少なくとも1つの共通信号が、最小長さの拡散系列を要求するユーザおよび共通信号のグループに属する場合、拡散系列のグループに属する最初の利用可能な拡散系列を最小長さの拡散系列を要求するユーザおよび共通信号のグループに属する各共通信号に割り当て、共通信号に既に割り当てられている拡散系列のグループに属する拡散系列、または、共通信号に既に割り当てられた拡散系列で始まる拡散系列、または、共通信号に既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークし、少なくとも1ユーザが、最小長さの拡散系列を要求するユーザおよび共通信号のグループに属する場合、拡散系列のグループに属する後続の利用可能な拡散系列を最小長さの拡散系列を要求するユーザおよび共通信号のグループに属する各ユーザに割り当て、ユーザに既に割り当てられている拡散系列のグループに属する拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まる拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークする。
この特徴により、いくつかの可変な拡散係数(spreading factors)がマルチキャリア伝送ネットワークで用いられても、割当ては単純化されたままである。
より正確には、拡散系列はウォルシュ−アダマール系列であり、拡散系列のグループは、行が固有の順序に並べられたウォルシュ−アダマール行列である。
さらにもう1つの態様によれば、本発明は、プログラム可能装置に直接ロード可能とすることができるコンピュータプログラムであって、このコンピュータプログラムがプログラム可能装置上で実行される時に、本発明による方法の各ステップを実施するための命令またはコードの部分を含むコンピュータプログラムに関する。コンピュータプログラムに関連する特徴および利点は本発明による方法および装置に関連する上記の特徴および利点と同様であるので、それらについてはここで繰り返さない。
本発明の特性は、以下の例示的実施形態の説明を読むことから、より明らかとなるであろう。その説明は、添付図面に関連してなされる。
MC−CDMA伝送ネットワークやOFCDM伝送ネットワークのようなマルチキャリア伝送ネットワークでは、コール(call) の開始時に、または通信中定期的に、1つまたは複数の拡散系列がユーザに割り当てられる。本明細書の導入部で既に説明したように、拡散系列の各要素には、ネットワークの送信機において、対応するサブキャリアに作用する変調器を制御するように、送信されるべきデータ項目が乗算される。
図1は、マルチキャリア伝送ネットワークの基地局の一例のブロック図である。
マルチキャリア伝送ネットワークの基地局10は、バス101によってROMメモリ102、RAMメモリ103およびMC−CDMA送信モジュール104に接続されたプロセッサ100を備える。
プロセッサ100は、電源投入時または基地局が起動された時に、読み出し専用メモリ102に収容されているプログラムをロードし、上記のさまざまな要素の起動を制御する。また、プロセッサ100は、バス101による異なる要素間の情報の転送も制御する。
定期的に、または新たなアクティブユーザがマルチキャリア基地局に登録されるごとに、またはアクティブユーザが非アクティブになるごとに、または1以上のユーザが拡散系列に関する新たな要求を必要とする時にはいつでも、プロセッサ100は、図2aおよび図2bに記載されるアルゴリズムに関連する命令を実行し、それにより、ユーザへの拡散系列の動的割当てを可能にする。
不揮発性メモリROM102は、基地局の通常のアルゴリズムに加えて、図2aおよび図2bに記載されるアルゴリズムの命令を実施するプログラムの命令を収容する。
ROMメモリ102は、1つまたは複数のウォルシュ−アダマール行列も含む。
RAMメモリ103は、装置10の動作に必要な、本発明の実施を可能にする変数または一時データを収容する。
マルチキャリア送信モジュール104はアンテナ105に接続される。マルチキャリア送信モジュールは、図2aおよび図2bのアルゴリズムに従ってプロセッサ100により提供される拡散系列に、送信されるべきデータ項目を乗算してから、それを対応するサブキャリア上に送信する。マルチキャリア送信モジュール104は、MC−CDMA送信モジュールまたはOFCDM送信モジュールである。このようなモジュールは従来通りであるので、これ以上説明しない。
図2aは、本発明の第1実施形態による、マルチキャリア伝送ネットワークの各ユーザに拡散系列を割り当て、共通信号に拡散系列を割り当てるアルゴリズムである。
このフローチャートのコードは、例えば、図1の装置10のROM102メモリに記憶される。この装置10が電源投入されると、そのコードがランダムアクセスメモリ103にロードされ、装置10のプロセッサ100によって実行される。
定期的に、または新たなアクティブユーザがマルチキャリア基地局に登録されるごとに、またはアクティブユーザが非アクティブになるごとに、または1以上のユーザが拡散系列に関する新たな要求を有する時にはいつでも、プロセッサ100は、図2aに記載されるアルゴリズムに関連する命令を実行する。
ステップS200で、プロセッサ100は、拡散系列の個数に関するアクティブユーザ要求を取得する。
例えば、2ユーザ(u1およびu2で表す)が、マルチキャリア伝送ネットワークにおいて現在アクティブである。
ユーザu1は、長さLの1個の拡散系列を要求する。ここでLは、拡散系列の最大長さである。
ユーザu2が、長さLの2個の拡散系列を要求する。
ステップS201で、プロセッサ100は、マルチキャリア伝送ネットワークによる共通信号要求を取得する。
例えば、2個の共通信号がマルチキャリア伝送ネットワークによって要求される。一方の共通信号(C1で表す)は、強制共通拡散系列を要求し、他方の共通信号(C2で表す)は、マルチキャリア伝送ネットワークの複数のユーザへも送信されなければならない。
なお、このような共通信号は、全アクティブユーザへ情報をブロードキャストするため、またはチャネル推定もしくは同期のために、マルチキャリア送信モジュール104によって用いられることに留意されたい。
ステップS202で、プロセッサ100は、強制共通拡散系列が要求されているかどうかをチェックする。
強制共通拡散系列が要求されていない場合、プロセッサ100はステップS204に進む。
強制共通拡散系列が要求されている場合、プロセッサ100はステップS203に進み、ウォルシュ−アダマール行列(以下、もとのウォルシュ−アダマール行列という)の各行に、強制共通拡散系列を要素ごとに乗算し、新たなウォルシュ−アダマール行列(以下、得られたウォルシュ−アダマール行列という)を形成する。
サイズLのもとのウォルシュ−アダマール行列Wは、次の反復的規則によって定義される。
Figure 0004429119
なお、ここで、この反復的規則によって形成されるもとのウォルシュ−アダマール行列Wの行または列は、ウォルシュ−アダマール行列の固有の順序と呼ばれる順序に並べられていることに留意されたい。
得られたウォルシュ−アダマール行列は、もとのウォルシュ−アダマール行列のそれぞれの行または列に、強制共通拡散系列を要素ごとに乗算することによって得られる行列である。このような場合に、もとの行列の行に強制共通拡散系列を乗算すると、拡散系列は得られたウォルシュ−アダマール行列の行に含まれる。もとのウォルシュ−アダマール行列の列に強制共通拡散系列を乗算すると、拡散系列は得られたウォルシュ−アダマール行列の列に含まれる。
得られたウォルシュ−アダマール行列は、上記のようなもとのウォルシュ−アダマール行列または得られたウォルシュ−アダマール行列の少なくとも1つの行または1つの列に、定数のような少なくとも1つの所定値を乗算することによって得られる行列でもよい。このような場合に、もとの行列の行に定数を乗算すると、拡散系列は得られたウォルシュ−アダマール行列の行に含まれる。上記のようなもとの行列または得られた行列の列に定数を乗算すると、拡散系列は得られたウォルシュ−アダマール行列の列に含まれる。
なお、ここで、得られたウォルシュ−アダマール行列Wの行または列は、ウォルシュ−アダマール行列の固有の順序と呼ばれる順序に並べられていることに留意されたい。
例として、最大長さLが8に等しい場合、プロセッサ100は、ROMメモリ102に記憶されている図3の固有のウォルシュ−アダマール行列30の各行に、強制共通拡散系列を要素ごとに乗算し、図4の得られたウォルシュ−アダマール行列40を形成する。
例として、ウォルシュ−アダマール行列30に、ウォルシュ−アダマール行列30の行302に含まれる強制共通拡散系列を要素ごとに乗算し、図4の得られたウォルシュ−アダマール行列40を形成する。
次に、プロセッサ100はステップS204に進む。
ステップS204で、プロセッサ100は、固有の順序に並べられた拡散系列のグループに属する最初の拡散系列を共通信号C1に割り当て、次の後続する拡散系列を共通信号C2に割り当てる。なお、ここで、固有の順序に並べられた拡散系列のグループに属する最初の拡散系列は強制拡散系列であり、その場合、ステップS203で行われた乗算のおかげで、このような強制拡散系列は、固有の順序に並べられた拡散系列のグループに属する最初の拡散系列と同じように並んでいることに留意されたい。
本例の場合、プロセッサは、図4で410で表される拡散系列をC1に割り当て、図4で411で表される拡散系列をC2に割り当てる。
次に、ステップS205で、プロセッサ100は、強制共通系列および/または共通信号に対して割り当てられた拡散系列で始まるウォルシュ−アダマール行列40の行を利用不能とマークする。
本例の場合、行410および411を利用不能とマークする。
次のステップS206で、プロセッサ100は、マルチキャリアネットワークのアクティブユーザのうちの1アクティブユーザを考慮する。
例として、プロセッサ100はユーザu1を考慮する。
次のステップS207で、プロセッサ100は、割り当てられるべき拡散系列の個数Uに関する考慮中のユーザの要求を取得する。
本例では、ユーザu1は、長さLの単一の拡散系列を要求している。
次に、プロセッサ100はステップS208に進み、考慮中のユーザに、要求された拡散系列を割り当てる。
本例の場合、プロセッサ100は、ユーザu1に長さLの1個の拡散系列を割り当てる。プロセッサ100は、図4のウォルシュ−アダマール行列40の利用不能とマークされていない最初の行をユーザu1に割り当てる。その行は、図4では412とマークされている行である。
次に、ステップS209で、プロセッサ100は、ユーザu1に対して割り当てられた拡散系列で始まるウォルシュ−アダマール行列40の行を利用不能とマークする。
したがって、ウォルシュ−アダマール行列40の412で表される行を利用不能とマークする。
次のステップS210で、プロセッサ100は、マルチキャリアネットワークの全アクティブユーザについて、1つまたは複数の拡散系列が割り当てられたかどうかをチェックする。
本例によれば、ユーザu2には拡散系列が割り当てられていないので、プロセッサはステップS211に進み、マルチキャリアネットワークの別のユーザを考慮する。
本例の場合、ステップS206で、プロセッサ100は、ユーザu2を考慮する。
次のステップS207で、プロセッサ100は、割り当てられるべき拡散系列の個数Uに関する考慮中のユーザの要求を取得する。
本例では、ユーザu2は、長さLの2個の拡散系列を要求している。
次に、プロセッサ100はステップS208に進み、考慮中のユーザに、要求された拡散系列を割り当てる。
本例の場合、プロセッサ100は、ユーザu2に長さLの2個の拡散系列を割り当てる。プロセッサ100は、図4のウォルシュ−アダマール行列40の利用不能とマークされていない最初の2行をユーザu1に割り当てる。これらの行は、図4では413および414とマークされている行である。
次に、ステップS209で、プロセッサ100は、ユーザu2に対して割り当てられた拡散系列で始まるウォルシュ−アダマール行列40の行を利用不能とマークする。
したがって、ウォルシュ−アダマール行列40の413および414で表される行を利用不能とマークする。
次のステップS210で、プロセッサ100は、マルチキャリアネットワークの全アクティブユーザについて、1つまたは複数の拡散系列が割り当てられたかどうかをチェックする。
マルチキャリアネットワークの全アクティブユーザについて、1つまたは複数の拡散系列が割り当てられている場合、プロセッサ100は本アルゴリズムを終了する。
図2bは、本発明の第2実施形態による、マルチキャリア伝送ネットワークの各ユーザに拡散系列を割り当て、共通信号に拡散系列を割り当てるアルゴリズムである。
このフローチャートのコードは、例えば、図1の装置10のROM102メモリに記憶される。この装置10が電源投入されると、そのコードがランダムアクセスメモリ103にロードされ、装置10のプロセッサ100によって実行される。
定期的に、または新たなアクティブユーザがマルチキャリア基地局に登録されるごとに、またはアクティブユーザが非アクティブになるごとに、または1以上のユーザが拡散系列に関する新たな要求を有する時にはいつでも、プロセッサ100は、図2bに記載されるアルゴリズムに関連する命令を実行する。
ステップS250で、プロセッサ100は、拡散系列の個数に関するアクティブユーザ要求を取得する。
例えば、u1およびu2で表される2ユーザが、マルチキャリア伝送ネットワークにおいて現在アクティブである。
ユーザu1は、長さL/2の1個の拡散系列を要求する。ここでLは、拡散系列の最大長さである。ユーザu2は、長さLの1個の拡散系列を要求する。
ステップS251で、プロセッサ100は、マルチキャリア伝送ネットワークによる共通信号要求を取得する。
例えば、2個の共通信号がマルチキャリア伝送ネットワークによって要求される。一方の共通信号(C1で表す)は、長さL/4の1個の拡散系列を要求し、他方の共通信号(C2で表す)は、長さLの1個の拡散系列を要求する。
このような要求を取得すると、プロセッサ100はステップS252に進む。
そのステップで、プロセッサ100は、アクティブユーザおよび共通信号を、それらが要求する拡散系列の長さに従って、小さいほうの要求から大きいほうの要求へとグループ化する。
本例によれば、共通信号C1を含む第1グループ(GL/4で表す)を作り、ユーザu1を含む第2グループ(GL/2で表す)を作り、共通信号C2およびユーザU2を含む第3グループ(GLで表す)を作る。
次のステップS253で、プロセッサ100は、アクティブユーザおよび共通信号によって要求される拡散系列の最小長さを取得する。
本例によれば、最小長さは、共通信号C1によって要求され、L/4に等しい。
次のステップS254で、プロセッサ100は、アクティブユーザおよび共通信号によって要求される拡散系列の最大長さを取得する。
本例によれば、最大長さは、共通信号C2およびユーザu2によって要求され、したがって、最大長さはLに等しい。
本例によれば、最大長さは8に等しく、拡散系列のグループは図3のウォルシュ−アダマール行列30である。
次のステップS255で、プロセッサ100は、最小長さの拡散系列を要求しているアクティブユーザおよび共通信号のグループを考慮する。
本例によれば、グループGL/4を考慮する。これは共通信号C1を含む。
次に、プロセッサ100はステップS256に進み、考慮中のグループが少なくとも1つの共通信号を含むかどうかをチェックする。
考慮中のグループが少なくとも1つの共通信号を含む場合、プロセッサ100はステップS257に進む。
考慮中のグループがどの共通信号も含まない場合、プロセッサ100はステップS259に進む。
本例によれば、グループGL/4は共通信号C1を含む。
したがって、プロセッサはステップS257に進み、要求された共通拡散系列を割り当てる。
本例の場合、プロセッサは長さL/4の拡散系列を割り当てる。本例によれば、プロセッサ100は、図3のウォルシュ−アダマール行列30の300で表される最初の行の最初の2個の係数を共通信号C1に割り当てる。ウォルシュ−アダマール行列30はROMメモリ102に記憶されている。
次に、ステップS258で、プロセッサ100は、共通信号C1に割り当てられた系列で始まるウォルシュ−アダマール行列30の行を利用不能とマークする。
したがって、前にステップS257で割り当てられたのと同じ最初の2個の係数を有するウォルシュ−アダマール行列30の300、302、304、306で表される行を利用不能とマークする。
次に、プロセッサ100はステップS259に進み、考慮中のグループが少なくとも1ユーザを含むかどうかをチェックする。
考慮中のグループが少なくとも1ユーザを含む場合、プロセッサ100はステップS260に進む。
考慮中のグループがどのユーザも含まない場合、プロセッサ100はステップS266に進む。
本例によれば、グループGL/4はどのユーザも含まないので、プロセッサ100はステップS266に進む。
そのステップで、プロセッサ100は、前に割り当てられた拡散系列の長さがステップS254で取得された拡散系列の最大長さに等しいかどうかをチェックする。
本例によれば、前に割り当てられた拡散系列の長さはステップS254で取得された拡散系列の最大長さより小さいので、プロセッサ100はステップS267に進む。
そのステップで、プロセッサ100は、拡散系列の長さに関して、より大きい要求を有する共通信号および/またはユーザを含む、ステップS252で形成された次のグループを考慮する。
本例によれば、グループGL/2を考慮する。これはユーザu1を含む。
次に、プロセッサ100はステップS256に進み、考慮中のグループが少なくとも1つの共通信号を含むかどうかをチェックする。
本例によれば、考慮中のグループはどの共通信号も含まないので、プロセッサ100はステップS259に進む。
そのステップで、プロセッサ100は、考慮中のグループが少なくとも1ユーザを含むかどうかをチェックする。
本例によれば、考慮中のグループは少なくとも1ユーザを含むので、プロセッサ100はステップS260に進む。
ステップS260で、プロセッサ100は、考慮中のグループに含まれるユーザのうちの1ユーザを考慮し、ステップS261で、割り当てられるべき考慮中の長さの拡散系列の個数に関するそのユーザの要求を取得する。
次に、プロセッサはステップS262に進み、考慮中のユーザに、要求された拡散系列を割り当てる。
本例によれば、プロセッサ100は、長さL/2の最初の利用可能な拡散系列をユーザu1に割り当てる。本例によれば、プロセッサ100は、図3のウォルシュ−アダマール行列30の最初の利用可能な行(301で表される)の最初の4個の係数をユーザu1に割り当てる。
次に、ステップS263で、プロセッサ100は、前に割り当てられた系列で始まるウォルシュ−アダマール行列30の行を利用不能とマークする。
したがって、前にステップS257で割り当てられたのと同じ最初の4個の係数を有するウォルシュ−アダマール行列30の301および305で表される行を利用不能とマークする。
次に、プロセッサ100はステップS264に進み、考慮中のグループが他のユーザを含むかどうかをチェックする。
他のユーザがグループに含まれる場合、プロセッサ100はステップS265に進み、別のユーザを考慮する。
プロセッサ100は、ステップS260〜264で作られるループを実行し、考慮中のグループに属する各ユーザに要求された拡散系列を割り当て、割り当てた拡散系列で始まる拡散系列を利用不能とマークする。
他のユーザがグループに含まれない場合、プロセッサ100はステップS266に進む。
そのステップで、プロセッサ100は、前に割り当てられた拡散系列の長さがステップS254で取得された拡散系列の最大長さに等しいかどうかをチェックする。
本例によれば、前に割り当てられた拡散系列の長さはステップS254で取得された拡散系列の最大長さより小さいので、プロセッサ100はステップS267に進む。
そのステップで、プロセッサ100は、拡散系列の長さに関して、より大きい要求を有する共通信号および/またはユーザを含む、ステップS252で形成された次のグループを考慮する。
本例によれば、グループGLを考慮する。これは共通信号C2およびユーザu2を含む。
次に、プロセッサ100はステップS256に進み、共通信号が考慮中のグループに含まれるかどうかをチェックする。
考慮中のグループが少なくとも1つの共通信号を含む場合、プロセッサ100はステップS257に進む。
本例によれば、グループGLは共通信号C2を含む。
したがって、プロセッサはステップS257に進み、要求された共通拡散系列を割り当てる。
本例の場合、プロセッサは、長さLの1個の拡散系列を割り当てる。本例によれば、プロセッサ100は、図3のウォルシュ−アダマール行列30の最初の利用可能な行(303で表される)の最初の8個の係数を共通信号C2に割り当てる。
なお、行300、301および302は前に利用不能とマークされていることに留意されたい。
次に、ステップS258で、プロセッサ100は、共通信号C2に割り当てられた拡散系列で始まるウォルシュ−アダマール行列30の行を利用不能とマークする。
したがって、前にステップS257で割り当てられたのと同じ係数を有する303で表される行を利用不能とマークする。
次に、プロセッサ100はステップS259に進み、考慮中のグループが少なくとも1ユーザを含むかどうかをチェックする。
考慮中のグループが少なくとも1ユーザを含む場合、プロセッサ100はステップS260に進む。
本例によれば、考慮中のグループは少なくとも1ユーザ、すなわちユーザu2を含むので、プロセッサ100はステップS260に進む。
ステップS260で、プロセッサ100は、考慮中のグループに含まれるユーザのうちの1ユーザを考慮し、ステップS261で、割り当てられるべき考慮中の長さの拡散系列の個数に関するそのユーザの要求を取得する。
次に、プロセッサはステップS262に進み、考慮中のユーザに、要求された共通拡散系列を割り当てる。
本例によれば、プロセッサ100は、長さLの1個の拡散系列をユーザu2に割り当てる。本例によれば、プロセッサ100は、図3のウォルシュ−アダマール行列30の最初の利用可能な行(307で表される)の係数をユーザu2に割り当てる。
次に、ステップS263で、プロセッサ100は、前に割り当てられた系列で始まるウォルシュ−アダマール行列30の行を利用不能とマークする。
したがって、前にステップS257で割り当てられたのと同じ係数を有するウォルシュ−アダマール行列30の307で表される行を利用不能とマークする。
次に、プロセッサ100はステップS264に進み、考慮中のグループが他のユーザを含むかどうかをチェックする。
他のユーザがグループに含まれる場合、プロセッサ100はステップS265に進み、別のユーザを考慮する。
他のユーザが考慮中のグループに含まれない場合、プロセッサはステップS266に進む。
そのステップで、プロセッサ100は、前に割り当てられた拡散系列の長さがステップS254で取得された拡散系列の最大長さに等しいかどうかをチェックする。
本例によれば、この通りであるので、プロセッサ100はアルゴリズムを終了し、すべての要求された拡散系列が割り当てられたことになる。
なお、図2aおよび図2bのアルゴリズムの説明は、ウォルシュ−アダマール行列の行を用いてなされているが、明らかに、本発明において、ウォルシュ−アダマール行列の列を用いてもよいことに留意されたい。
また、ここで、ウォルシュ−アダマール拡散系列を用いる代わりに、本発明において、他の種類の拡散系列を用いてもよいことに留意されたい。例として、直交相補ゴレイ系列(orthogonal complementary Golay sequence)を用いてもよい。
言うまでもないが、本発明の範囲から逸脱することなく上記の本発明の実施形態に多くの変更を加えることができる。
マルチキャリア伝送ネットワークの基地局の一例のブロック図である。 本発明の第1実施形態による、マルチキャリア伝送ネットワークの各ユーザに拡散系列を割り当て、共通信号に拡散系列を割り当てるアルゴリズムである。 本発明の第2実施形態による、マルチキャリア伝送ネットワークの各ユーザに拡散系列を割り当て、共通信号に拡散系列を割り当てるアルゴリズムである。 本発明において用いられるウォルシュ−アダマール行列の一例である。 図3のウォルシュ−アダマール行列に強制共通拡散系列を要素ごとに乗算することによって形成されるウォルシュ−アダマール行列の一例である。

Claims (13)

  1. 拡散系列のグループに属する拡散系列をマルチキャリア伝送ネットワークのユーザに動的に割り当てる方法であって、
    前記拡散系列の各要素は、前記ネットワークの送信機において、送信されるべきデータ項目が乗算された後、対応するサブキャリア上に送信される、
    拡散系列を動的に割り当てる方法において、
    前記拡散系列は、前記拡散系列のグループ内で固有の順序に並べられ、
    前記方法は、前記拡散系列のグループに属する拡散系列を、前記拡散系列のグループ内の順序に従って、前記マルチキャリア伝送ネットワークのユーザに動的に割り当てるステップを含み、
    前記拡散系列のそれぞれはウォルシュ−アダマール系列であり、
    前記拡散系列のグループは、次の反復的規則によって導出されるサイズLのウォルシュ−アダマール行列W であり、
    Figure 0004429119
    この反復的規則によって形成されるウォルシュ−アダマール行列W の行または列の順序が、前記固有の順序となる
    ことを特徴とする拡散系列を動的に割り当てる方法。
  2. 割り当てられる拡散系列は、前記拡散系列のグループに属する利用可能な拡散系列であり、
    利用可能な拡散系列は、ユーザにまだ割り当てられていない拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まらない拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まらない拡散系列であることを特徴とする請求項1に記載の拡散系列を動的に割り当てる方法。
  3. 利用可能な拡散系列は、同じ割当て期間においてユーザにまだ割り当てられていない拡散系列、または、同じ割当て期間においてユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まらない拡散系列、または、同じ割当て期間においてユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まらない拡散系列であることを特徴とする請求項2に記載の拡散系列を動的に割り当てる方法。
  4. 前記マルチキャリア伝送ネットワークの各ユーザに割り当てられるべき拡散系列の長さおよび/または個数に関するユーザの要求を取得するステップと、
    最小長さの拡散系列を要求するユーザに前記拡散系列のグループに属する最初の利用可能な拡散系列を割り当てるステップと、
    ユーザに既に割り当てられている前記拡散系列のグループに属する拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まる拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークするステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の拡散系列を動的に割り当てる方法。
  5. 既に割り当てられた拡散系列の長さより大きい長さの拡散系列を要求するユーザに、前記拡散系列のグループ内の前記拡散系列の順序に従って前記拡散系列のグループに属する後続の利用可能な拡散系列を割り当てるステップと、
    ユーザに既に割り当てられている前記拡散系列のグループに属する拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まる拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークするステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の拡散系列を動的に割り当てる方法。
  6. 前記方法は、さらに、前記拡散系列のグループに属する拡散系列を、前記拡散系列のグループ内の順序に従って、前記マルチキャリア伝送ネットワークの複数のユーザに対する少なくとも1つの共通信号に、動的に割り当てるステップを含み、
    共通信号が強制共通拡散系列を要求し、
    前記方法は、ユーザに拡散系列を割り当てる前に、
    前記拡散系列のグループに属する拡散系列に、前記強制共通拡散系列を要素ごとに乗算するステップであって、それによって、得られた拡散系列のグループを形成する、乗算するステップと、
    強制共通拡散系列を要求する前記共通信号に、前記得られた拡散系列のグループに属する最初の利用可能な拡散系列を割り当てるステップと、
    強制共通拡散系列を要求する前記共通信号に既に割り当てられている固有の順序の前記得られた拡散系列のグループに属する拡散系列、または、強制共通拡散系列を要求する前記共通信号に割り当てられている拡散系列で始まる拡散系列、または、強制共通拡散系列を要求する前記共通信号に割り当てられている拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークするステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1または5のいずれか一項に記載の拡散系列を動的に割り当てる方法。
  7. 前記マルチキャリア伝送ネットワークの各ユーザに割り当てられるべき拡散系列の長さおよび/または個数に関するユーザの要求および前記マルチキャリア伝送ネットワークの前記複数のユーザに割り当てられるべき拡散系列の長さおよび/または個数に関する共通信号の要求を取得するステップと、
    ユーザおよび共通信号のグループを、前記拡散系列の長さに関するそれらの要求に従って形成するステップと、
    少なくとも1つの共通信号が、最小長さの拡散系列を要求する前記ユーザおよび共通信号のグループに属する場合、
    前記拡散系列のグループに属する最初の利用可能な拡散系列を、最小長さの拡散系列を要求する前記ユーザおよび共通信号のグループに属する各共通信号に割り当てるステップと、
    共通信号に既に割り当てられている前記拡散系列のグループに属する拡散系列、または、共通信号に既に割り当てられた拡散系列で始まる拡散系列、または、共通信号に既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークするステップと、
    少なくとも1ユーザが、最小長さの拡散系列を要求する前記ユーザおよび共通信号のグループに属する場合、
    前記拡散系列のグループに属する後続の利用可能な拡散系列を、最小長さの拡散系列を要求する前記ユーザおよび共通信号のグループに属する各ユーザに割り当てるステップと、
    ユーザに既に割り当てられている前記拡散系列のグループに属する拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まる拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークするステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の拡散系列を動的に割り当てる方法。
  8. 少なくとも1つの共通信号が、より大きい長さの拡散系列を要求する前記ユーザおよび共通信号のグループに属する場合、
    前記拡散系列のグループに属する後続の利用可能な拡散系列を、より大きい長さの拡散系列を要求する前記ユーザおよび共通信号のグループに属する各共通信号に割り当てるステップと、
    共通信号に既に割り当てられている前記拡散系列のグループに属する拡散系列、または、共通信号に既に割り当てられた拡散系列で始まる拡散系列、または、共通信号に既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークするステップと、
    少なくとも1ユーザが、より大きい長さの拡散系列を要求する前記ユーザおよび共通信号のグループに属する場合、
    前記拡散系列のグループに属する後続の利用可能な拡散系列を、より大きい長さの拡散系列を要求する前記ユーザおよび共通信号のグループに属する各ユーザに割り当てるステップと、
    ユーザに既に割り当てられている前記拡散系列のグループに属する拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列で始まる拡散系列、または、ユーザに既に割り当てられた拡散系列から計算される拡散系列で始まる拡散系列を、利用不能とマークするステップと、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の拡散系列を動的に割り当てる方法。
  9. 前記拡散系列はウォルシュ−アダマール系列であり、前記拡散系列のグループは、行または列が固有の順序に並べられたウォルシュ−アダマール行列であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の拡散系列を動的に割り当てる方法。
  10. 前記マルチキャリア伝送ネットワークは、直交周波数符号分割多重化伝送ネットワークであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の拡散系列を動的に割り当てる方法。
  11. 前記マルチキャリア伝送ネットワークは、マルチキャリア符号分割多元接続伝送ネットワークであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の拡散系列を動的に割り当てる方法。
  12. 拡散系列のグループに属する拡散系列をマルチキャリア伝送ネットワークのユーザに動的に割り当てる装置であって、
    前記拡散系列の各要素は、前記ネットワークの送信機において、送信されるべきデータ項目が乗算された後、対応するサブキャリア上に送信される、
    拡散系列を動的に割り当てる装置において、
    前記拡散系列は、前記拡散系列のグループ内で固有の順序に並べられ、
    前記装置は、前記拡散系列のグループに属する拡散系列を、前記拡散系列のグループ内の順序に従って、前記マルチキャリア伝送ネットワークのユーザに動的に割り当てる手段を備え
    前記拡散系列のそれぞれはウォルシュ−アダマール系列であり、
    前記拡散系列のグループは、次の反復的規則によって導出されるサイズLのウォルシュ−アダマール行列W であり、
    Figure 0004429119
    この反復的規則によって形成されるウォルシュ−アダマール行列W の行または列の順序が、前記固有の順序となる
    ことを特徴とする拡散系列を動的に割り当てる装置。
  13. プログラム可能装置に直接ロード可能とすることができるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムがプログラム可能装置上で実行される時に、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法のステップを実施するための命令またはコードの部分を含むコンピュータプログラム。
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