JP4427959B2

JP4427959B2 - Air barrier fan device

Info

Publication number: JP4427959B2
Application number: JP2003068051A
Authority: JP
Inventors: 長司松田; 浩三長谷川
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2003-03-13
Filing date: 2003-03-13
Publication date: 2010-03-10
Anticipated expiration: 2023-03-13
Also published as: JP2004278847A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の屋外に面した窓ガラスの内側にロールブラインドと段差部とによって窓空間を構成し、柵状のエアバリアファンによって居室内に有効な循環風路（エアバリアシステム）を生じせしめて快適な居住状態を現出・維持すると同時に、窓ガラスの危険予防や居室内の清掃性等にも優れたエアバリアファン装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、屋外に面した窓際のエアバリアファン装置に関しては、各種のものが提案され、既に知られている。
例えば、ブラインド下端に温風発生装置を設け、窓とブラインドで形成される空間を暖めるようにしたブラインドがある（例えば、特許文献１参照）。
また、床板に設けた通気口から空気を誘引し、プッシュファンと排気ファンとで、日射光線遮蔽物と窓ガラス間のペリメータゾーンの空調方法がある（例えば、特許文献２参照）。
さらに、ブラインドの下端部と送風装置を結合し、床面から離間配置してエアーバリア換気するシステムがある（例えば、特許文献３参照）。
また、窓とスクリーン（またはブラインド）の間の空間を送風ファン（および排気ファン）によって構成するエアバリア装置がある（例えば、特許文献４参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開昭６３−２８９１９２号公報（第２頁、第１−２図）
【特許文献２】
特開２０００−２９１９７２号公報（第２−３頁、第１図、第９図）
【特許文献３】
特開２００２−９８３８３号公報（第５−８頁、第１図、第４−７図）
【特許文献４】
特開２０００−３３７０５２号公報（第２−３頁、第１図、第５図）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来からペリメータゾーンの空調方法やエアーバリア換気システム等の種々の方式が既に提案されている。
つまり、これらの従来技術は、１年を通じて複雑に変化する窓際の温熱環境（日射や外気温の影響を直接的に受ける環境）に対して、その結露防止や空調方法、換気、熱負荷についてシステム的に快適な居住空間をつくるものであり、その点については確かに夫々に有用・特異性を有するものと考えられる。
【０００５】
しかしながら、殊に高層の建物（その中でも、例えば、十分な自然採光と眺望性を重視した全面がガラス張りの建物）に関して、その屋外に面した全面の窓ガラスに対する危険（例えば、窓ガラスにぶつかる等）予防の配慮や、数多くの居室内の清掃作業（例えば、部屋の窓際の隅にごみなどが吹き溜まる等）性の配慮については、これら従来技術のいずれにもその記載がなく、したがって、その意味で、危機管理や清掃管理等の問題が生じていることにもなる。
【０００６】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、建物の屋外に面した窓ガラスの内側に窓空間を形成し、エアバリアファンによって居室内に有効な循環風路（エアバリアシステム）を生じせしめて、快適な居住状態を現出・維持すると同時に、窓ガラスに近づくことの危険防止の構成・表示と、居室内の清掃作業を簡易に出来ること等を兼ね備えた構成を特徴とするエアバリアファン装置を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアバリアファン装置は、建物の屋外に面した窓ガラスと、前記窓ガラス内側に窓空間を区画形成するロールブラインドと、前記窓空間の下部は居室内の床面と区画したやや高い段差部と、前記ロールブラインドの下端部と前記段差部との間に形成されるスリット状の間隙と、前記段差部に立脚し、かつ柵状に水平設置したエアバリアファンとで構成し、前記エアバリアファンにより、前記間隙から吸込んだ前記居室内の空気を前記窓空間内へ送風することを特徴とするものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
請求項１記載の発明は、屋外に面した窓ガラスの内側に、ロールブラインドと、やや高い段差部とを設けることによって、格別の窓空間を居室と仕切って構成することとなり、エアバリアファンによって有効な循環風路（エアバリアシステム）を形成することができる。つまり、殊に夏季の輻射熱対策、冬季のコールドドラフト対策・結露対策に有効となって快適な居住状態を現出・維持することができる。
そして、柵状のエアバリアファンと段差部とによって構成された窓空間は、居室との区画を格別とし、屋外に面した窓ガラスに近づくことへの危険防止のための構成を兼ね備えたものになっている。つまり、構造的に、視覚的（色調を工夫すれば、より一層効果的になる）に、窓空間内に人が踏み込んで立ち入ることが出来にくくなる（窓ガラスに近づけない）構成としている。
【０００９】
さらに、窓空間を、やや高い段差部とロールブラインドとで構成しているので、居室内から窓空間へほこりやごみが進入し、窓空間の中が吹き溜まりとなることを防ぎ、つまりごみ等が手前の段差部で留まることになって、居室内の床面上の清掃作業を容易にする区画とすることができる。
また同時に、エアバリアファンの運転についても、ロールブラインドと段差部の間隙によって、居室内の床面上等からの塵埃等の吸込み（吸気・流入）を積極的に軽減化することができるので、エアバリアファン内のフィルターの洗浄・交換頻度（メンテナンス）を少なくすることができる。
さらに窓（ガラス）際への物置き（書類やケース、書棚や書庫等）としての利用を極めて困難にする構成とすることができる。
以上より、仕事や作業、生活等の環境を整備し、美観や視野、インテリア性等の諸条件を総合的に損なわないようにより一層向上させることができるものとなる。
【００１０】
請求項２記載の発明は、段差部の高さを１００ｍｍ、スリット状の間隙を１５ｍｍと狭くしているので、居室内の床面上等からの塵埃等の吸込み（吸気・流入）を積極的に軽減化することができる。
請求項３記載の発明は、エアバリアファンの吸気口とロールブラインドの下端部とで形成する吸込口（仮に相当部分とする）とを、最短距離（短絡的に）で結ぶことができ、エアバリアファンの運転によって、積極的に居室内の空気を全体的（偏らずに）に吸気（スリット状・平面状の気流）することができる。
【００１１】
請求項４記載の発明は、殊に、夏季は、日射量、外気温を検知して空調機等と連動（設定値に自動運転制御）させたり、手動運転に切替え（選択して）て、快適な居住状態を維持することができる。冬季についても、同様に外気温を検知して空調機等と連動（設定値に自動運転制御）させたり、手動に切替えて、快適な居住状態を維持することができる。
【００１２】
請求項５記載の発明は、居室の使用用途、使用時間（時刻）・使用頻度、広さ等々に応じて自在に設計・設置し、エアバリアファンの運転操作を簡易化し、快適な居住状態を維持することができる。
【００１５】
（実施例）
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。図１は、本発明の一実施例に係るエアバリアファン装置の窓空間部の縦断面の概要を示す図である。図１において、１は建物（例えば、高層の全面がガラス張りの建物）２の屋外に面した窓ガラスを示し、同様構造の階上及び階下も示したものである。
３は、屋内側の居室を示し、床面４及び天井５によって構成している。６は、ロール（式）ブラインドを示し、屋外に面した窓ガラス１の内側との間に窓空間７を形成（エアバリア空間を形成）している。ロールブラインド６は、天井５部に取り付けされた巻き機（図示しない）によって適宜の位置に昇降（操作）されるが、エアバリアファン８の運転（後述する）時は、ロールブラインド６の下端部９と段差部１０との間に所定寸法のスリット状の間隙１１を形成するように予め設定がなされている。ロールブラインド６の下端部９は、重し（延伸用や振れ防止用）や間隙１１（スリット状の吸込口）形成の直線用具等を兼ねたものである。
窓空間７の下部は、居室３の床面４よりもやや高い段差部１０を設け、さらにこの窓空間７の中に柵１２状のエアバリアファン８を設置している。１３は、エアバリアファン８の途中の支柱であり、エアバリアファン８の両端は例えば柱１４（後述の図４）や壁１５（後述の図４）等に支持されている。支柱１３内には、エアバリアファン８の運転制御用の配線を内装している。
【００１６】
図２は、図１の同要部の詳細を示す縦断面略図、図３は、エアバリアファンの縦断面略図である。
図２、図３において、エアバリアファン８は、クロスフローファン（例えば、エアコン等に用いられている吹出し用のクロスフロー方式のプッシュファン）やその駆動装置、操作・運転（制御）装置等を、断面が例えば円筒状の柵１２内（ケーシングを兼ねて柵１２としている）に内装している。
また、運転（スイッチ用）の操作盤１８用、メンテナンス用等に柵１２の該部にカバー（開閉蓋）等を設けている。エアバリアファン８は、これらを仮に総称するもの（以下、同じ）とする。
本実施例において、柵１２の最外径は１２０mmφ、内装のクロスフローファンの長さは３００mm、および５００mmのものが用いられている。エアバリアファン８の設置は、高さが床面４の上方に６００mm 、窓空間７内の水平距離が窓ガラス１より２６５mm、ロールブラインド６より１８０mmの中間位置に設置されている。
柵１２や支柱１３の材質は、強度から金属製（例えば、アルミ押出形材。塗装の皮膜処理も可能）を基本とするが、クロスフローファン等の電気器具を内装しているので、ケーシングとしての接地は欠かせない要件となるのは明白である。この意味では、樹脂製（危険表示等を考慮した着色も自由となる）とするのも可能である。
段差部１０は、床面４よりやや高い１００mmであり、窓空間７の下部を形成している。
ロールブラインド６は、通気性の無いもの（光透過性やその材質等は限定しない）を基本とするが、有効に窓空間７を形成（エアバリアシステムの要部となる）するのに悪影響を及ぼさない程度の通気性にものであれば使用できる。
この意味において、スラット（式）ブラインドは、気流の乱れや風量（風速）の減少ロス等を生じるので好ましくないといえる。
【００１７】
ロールブラインド６の下端部９と段差部１０との間の間隙１１は、１５mmであり、エアバリアファン８の運転によって、居室３内の空気が間隙１１からエアバリアファン８の吸気口１６に吸気（吸引）される。吸気された空気は、エアバリアファン８の吹出口１７から吹出され、窓空間７内を上方に送風される。
エアバリアファン８の吸気口１６、吹出口１７は、いずれも柵１２の円周方向にスリット状に並行に並べて開口したもので、その開口面積は、吸気口１６と吹出口１７とが同一に設計されている。また、吸気口１６の吸気角度ａは、「垂直下〜間隙１１（または下端部９）に向けて（短絡的な）の範囲内」に設定され、吹出口１７の吹出角度ｂは、「水平から斜上方（窓ガラス１に向かって）に４５°〜６０°の範囲内」に設定されている。なお、エアバリアファン８の送風速度は、１〜１．５ｍ／sec、送風量は、５０〜１００ｍ³／ｈに設定されている。
これらの各設定値（寸法）は、ロールブラインド６がエアバリアファン８の運転による送風の影響を受けて、振れ・揺れたり、騒音を発したりしない（居住者に不快感を与えるような状態にならない）ように設計されている。
【００１８】
エアバリアファン８による窓空間７内の送風は、天井５部（天井内、天井裏等）のダクト（図示せず）、空調機（図示せず）へと流れ（経て）、再び居室３内へと循環風路を成している。即ち、窓空間７内のエアバリアファン８の運転によって、有効な循環風路（エアバリアシステム）を形成することができる。
つまり、殊に夏季の輻射熱対策（日射負荷低減）として輻射熱（量）を検知して空調機等と連動（運転制御）したり、また、冬季のコールドドラフト対策及び結露対策として外気温を検知して空調機等と連動（運転制御）することが選択でき、総じて省エネ効果を生じることになる。春季や秋季については、詳細に言及しないが、状況（必要）に応じて空調機、エアバリアファン８の運転や、ロールブラインド６の操作等を適宜選択することになる。
【００１９】
エアバリアファン８の運転（制御）操作は、空調機との連動のＯＮ〜ＯＦＦの選択や、送風量（送風速度）の強〜中〜弱の選択が、操作盤１８（後述の図４）によって自在に出来るものとする。また、エアバリアファン８の運転（制御・操作）操作は、居室３の広さ、使用目的、用途や頻度等々により、個々のエアバリアファン８毎やエアバリアファン８の特定のブロック毎に設計・設定がなされる。
なお、１９は居室３内への外気の（自然）換気口を示し、適宜手動によって蓋の開閉がなされるものである。２０は、（階下の）外気取入口を示し、空調機への外気の取り入れ用に使用されるものである。
以上により、柵１２状のエアバリアファン８と段差部１０とによって構成された窓空間７は、居室３の床面４との区画を格別とし、屋外に面した窓ガラス１に近づくことへの危険防止のための構成を兼ね備えたものになっている。
つまり、構造的に、視覚的（色調を工夫すれば、より一層効果的になる）に、窓空間７内に人が踏み込んで立ち入ることが出来にくくなる（窓ガラスに近づけない）構成としている。
【００２０】
さらに、窓空間７を、やや高い段差部１０とロールブラインド６とで構成しているので、居室３内から窓空間７へほこりやごみが進入し、窓空間７の中が吹き溜まりとなることを防ぎ、つまりごみ等が手前の段差部１０で留まることになって、居室３内の床面４上の清掃作業を容易にする区画として構成することができる。
また同時に、エアバリアファン８の運転についても、ロールブラインド６と段差部１０の間隙１１とによって、居室３内の床面４上等からの塵埃等の吸込み（吸気・流入）を積極的に軽減化することができるので、エアバリアファン８内のフィルターの洗浄・交換頻度（メンテナンス）を少なくすることができる。
【００２１】
図４は、図１のエアバリアファン装置の建物内の設置状況を示し、（Ａ）は、平面略図、（Ｂ）は、屋内（居室）側からの正面（断面）略図である。なお、この両図は、ややこしく難解になるのを避けるために、略図とする。
図４（Ａ）、（Ｂ）において、柵１２状のエアバリアファン８は、建物２の柱１４や（構造）壁１５の間を締結し、屋外に面した窓ガラスの全内周を連続かつ包囲して設置している状況を示している。もちろん、柱１４や壁１５を迂回して設置しても良い。なお、建物２の出入口等の設置は出来ない。
１８は、エアバリアファン８を運転（制御）する操作盤を示している。したがって、建物２全体の環境状態の管理面、個別のエアバリアファン８の操作性、機器や機材の同一性（統一性）、そのメンテナンス性、環境変化への応急性、外的変化に対する空調性、非難時の誤認防止性等の諸点で優れたものとすることができる。
【００２２】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、屋外に面した窓ガラスの内側に、ロールブラインドと段差部とによって格別の窓空間を居室と仕切って形成し、エアバリアファンの運転（制御）によって有効な循環風路（エアバリアシステム）を形成することができる。つまり、殊に夏季（輻射熱対策）や冬季（コールドドラフト対策、結露対策）において、快適な居住状態を現出・維持することができる。
そして、窓空間内の柵状のエアバリアファンと段差部との構成は、居室（の床面）との区画を格別とし、屋外に面した窓ガラスに近づくことへの危険防止のための構成とすることを兼ね備えたものになっている。つまり、構造的に、視覚的（色調を工夫すれば、より一層効果的になる）に、窓空間内に人が踏み込んで立ち入ることが出来にくくなる（窓ガラスに近づけない）構成としている。
【００２３】
さらに、窓空間の段差部とロールブラインドとの構成は、居室内から窓空間へほこりやごみが進入し、窓空間の中が吹き溜まりとなることを防ぎ、つまりごみ等が手前の段差部で留まることになって、居室内の床面上の清掃作業を容易にする区画とすることができる。
また同時に、エアバリアファンの運転についても、ロールブラインドと段差部の間隙によって、居室内の床面上等からの塵埃等の吸込み（吸気・流入）を積極的に軽減化することができるので、エアバリアファン内のフィルターの洗浄・交換頻度（メンテナンス）を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例のエアバリアファン装置の窓空間部の縦断面の概要を示す図
【図２】図１の同要部の詳細を示す縦断面の概要を示す図
【図３】図１のエアバリアファンの縦断面略図
【図４】（Ａ）図１のエアバリアファン装置の建物内の配置状況を示す平面略図
（Ｂ）屋内側からの正面略図
【符号の説明】
１窓ガラス
２建物
３居室
４床面
５天井
６ロールブラインド
７窓空間
８エアバリアファン
９下端部
１０段差部
１１間隙
１２柵
１３支柱
１４柱
１５壁
１６吸気口
１７吹出口
１８操作盤
１９換気口
２０外気取入口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, a window space is constituted by a roll blind and a stepped portion inside a window glass facing the outside of a building, and an effective circulation air passage (air barrier system) is generated in a living room by a fence-like air barrier fan. The present invention relates to an air barrier fan device that exhibits and maintains a comfortable living state at the same time, and at the same time is excellent in preventing the danger of window glass and cleaning the room.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various types of air barrier fan devices for windows facing outdoors have been proposed and already known.
For example, there is a blind provided with a warm air generator at the lower end of the blind so as to warm a space formed by the window and the blind (see, for example, Patent Document 1).
In addition, there is a method of air conditioning a perimeter zone between a solar radiation shielding object and a window glass by using a push fan and an exhaust fan to attract air from a vent provided in a floor board (see, for example, Patent Document 2).
Furthermore, there is a system in which the lower end portion of the blind and the air blower are coupled and spaced apart from the floor surface for air barrier ventilation (see, for example, Patent Document 3).
Further, there is an air barrier device in which a space between a window and a screen (or a blind) is configured by a blower fan (and an exhaust fan) (see, for example, Patent Document 4).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A 63-289192 (2nd page, Fig. 1-2)
[Patent Document 2]
JP 2000-291972 A (page 2-3, FIG. 1, FIG. 9)
[Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-98383 (page 5-8, FIGS. 1 and 4-7)
[Patent Document 4]
JP 2000-337052 A (page 2-3, FIG. 1, FIG. 5)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, various methods such as a perimeter zone air conditioning method and an air barrier ventilation system have already been proposed.
In other words, these conventional technologies have systems for preventing condensation, air conditioning, ventilation, and heat load against the thermal environment at the window (an environment that is directly affected by solar radiation and outside air temperature) that changes in a complex manner throughout the year. A comfortable living space is created, and it is certainly thought that each has usefulness and specificity.
[0005]
However, especially for high-rise buildings (for example, buildings that are fully glass-covered with an emphasis on sufficient natural lighting and viewability), the danger of the entire window facing the outside (for example, hitting a window glass) ) There is no description in any of these prior arts regarding prevention considerations and considerations on the cleaning work of many living rooms (for example, dust collected in the corners of the windows of the room). In this sense, there are problems such as crisis management and cleaning management.
[0006]
The present invention has been made in view of such a problem, and forms a window space inside a window glass facing the outside of a building, and an effective circulation air passage (air barrier system) in a living room by an air barrier fan. It is characterized by a structure that combines the structure and display for preventing danger of approaching the window glass and simplifying the cleaning work in the living room, etc. An air barrier fan device is provided.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The air barrier fan device of the present invention includes a window glass facing the outside of a building, a roll blind that forms a window space inside the window glass, and a lower part of the window space that is partitioned from a floor surface in a living room. A stepped portion, a slit-like gap formed between the lower end portion of the roll blind and the stepped portion, and an air barrier fan that stands on the stepped portion and is horizontally installed in a fence shape, The air in the living room sucked from the gap is blown into the window space by an air barrier fan.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
According to the first aspect of the present invention, a special window space is partitioned from the living room by providing a roll blind and a slightly higher stepped portion inside the window glass facing the outside. An effective circulation air path (air barrier system) can be formed. In other words, it is particularly effective for summer radiant heat countermeasures and winter cold draft countermeasures / condensation countermeasures, so that a comfortable living state can be revealed and maintained.
And the window space composed of the fence-shaped air barrier fan and the stepped part has a structure for preventing danger to approaching the window glass facing the outside with a special division from the living room. It has become. In other words, the structure is such that it is difficult for a person to step into the window space and enter the window space (not close to the window glass) visually (more effectively if the color tone is devised).
[0009]
Furthermore, because the window space is composed of slightly higher steps and roll blinds, dust and dust can enter the window space from the living room and prevent the dust from entering the window space. By staying at the stepped portion in front, it is possible to provide a section that facilitates cleaning work on the floor surface in the living room.
At the same time, as for the operation of the air barrier fan, the gap between the roll blind and the stepped portion can actively reduce the intake (intake / inflow) of dust and the like from the floor surface of the room, The frequency of cleaning and replacement (maintenance) of the filter in the air barrier fan can be reduced.
Furthermore, it can be set as the structure which makes the utilization as a storage (document, a case, a bookshelf, a library, etc.) near a window (glass) very difficult.
From the above, it is possible to improve the environment such as work, work, life and the like so that various conditions such as aesthetics, visual field, and interior property are not impaired comprehensively.
[0010]
In the invention according to claim 2, since the height of the stepped portion is narrowed to 100 mm and the slit-shaped gap is narrowed to 15 mm, the suction (intake / inflow) of dust and the like from the floor surface in the living room is positive. Can be reduced.
The invention described in claim 3 can connect the air inlet of the air barrier fan and the suction port formed by the lower end of the roll blind (assumed to be a corresponding part) at the shortest distance (short circuit), By operating the barrier fan, the air in the room can be positively sucked (slit / planar airflow) as a whole (without being biased).
[0011]
In the invention of claim 4 , especially in the summer, the amount of solar radiation and the outside air temperature are detected and linked with an air conditioner or the like (automatic operation control to a set value), or switched to manual operation (selected), A comfortable living state can be maintained. Similarly in winter, it is possible to maintain a comfortable living state by detecting the outside air temperature and interlocking with the air conditioner (automatic operation control to the set value) or switching to manual operation.
[0012]
The invention of claim 5 can be designed and installed freely according to the usage, usage time (time), usage frequency, size, etc. of the room, simplifying the operation of the air barrier fan, and providing a comfortable living state. Can be maintained.
[0015]
(Example)
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram showing an outline of a longitudinal section of a window space portion of an air barrier fan device according to an embodiment of the present invention. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a window glass facing the outside of a building (for example, a high-rise building with a glass wall) 2, and the upper and lower floors of the same structure are also shown.
Reference numeral 3 denotes a room on the indoor side, which is composed of a floor surface 4 and a ceiling 5. Reference numeral 6 denotes a roll (form) blind, which forms a window space 7 (forms an air barrier space) with the inside of the window glass 1 facing the outdoors. The roll blind 6 is moved up and down (operated) to an appropriate position by a winder (not shown) attached to the ceiling 5 part. When the air barrier fan 8 is operated (described later), the lower end part of the roll blind 6 is operated. The slit-shaped gap 11 having a predetermined size is set in advance between the step 9 and the stepped portion 10. The lower end portion 9 of the roll blind 6 also serves as a linear tool for forming a weight (for stretching and preventing vibration) and forming a gap 11 (slit suction port).
A stepped portion 10 that is slightly higher than the floor surface 4 of the living room 3 is provided at the lower portion of the window space 7, and a fence-like air barrier fan 8 is installed in the window space 7. Reference numeral 13 denotes a support in the middle of the air barrier fan 8, and both ends of the air barrier fan 8 are supported by, for example, pillars 14 (described later in FIG. 4), walls 15 (described later in FIG. 4), and the like. A wiring for operation control of the air barrier fan 8 is provided in the support 13.
[0016]
2 is a schematic longitudinal sectional view showing details of the main part of FIG. 1, and FIG. 3 is a schematic vertical sectional view of an air barrier fan.
2 and 3, an air barrier fan 8 includes a crossflow fan (for example, a blowout crossflow type fan used in an air conditioner or the like), a driving device thereof, an operation / operation (control) device, and the like. For example, the cross section is housed in a cylindrical fence 12 (which also serves as a casing and serves as the fence 12).
Further, a cover (opening / closing lid) or the like is provided on the part of the fence 12 for operation panel 18 for operation (for switches), maintenance, and the like. The air barrier fan 8 is assumed to be a generic name (hereinafter the same).
In this embodiment, the outermost diameter of the fence 12 is 120 mmφ, and the length of the internal cross flow fan is 300 mm and 500 mm. The air barrier fan 8 is installed at an intermediate position where the height is 600 mm above the floor surface 4, the horizontal distance in the window space 7 is 265 mm from the window glass 1, and 180 mm from the roll blind 6.
The material of the fence 12 and the support column 13 is basically made of metal (for example, an aluminum extruded shape, and can be coated with a paint film), but it is equipped with an electric appliance such as a crossflow fan. It is clear that grounding is an indispensable requirement. In this sense, it may be made of resin (coloring in consideration of danger indication or the like is also free).
The stepped portion 10 is 100 mm slightly higher than the floor surface 4 and forms the lower part of the window space 7.
The roll blind 6 is basically non-breathable (light transmission and its material are not limited), but it has an adverse effect on the effective formation of the window space 7 (which is a main part of the air barrier system). Any material can be used as long as it does not reach the air permeability.
In this sense, the slat (form) blind is undesirable because it causes turbulence of the air flow, loss of air volume (wind speed), and the like.
[0017]
The gap 11 between the lower end portion 9 and the stepped portion 10 of the roll blind 6 is 15 mm, and the air in the living room 3 is sucked into the air inlet 16 of the air barrier fan 8 from the gap 11 by the operation of the air barrier fan 8. (Suction). The sucked air is blown out from the air outlet 17 of the air barrier fan 8 and blown upward in the window space 7.
The air inlet 16 and the air outlet 17 of the air barrier fan 8 are both opened in parallel in the shape of a slit in the circumferential direction of the fence 12, and the air intake fan 16 and the air outlet 17 have the same opening area. Designed. In addition, the intake angle a of the intake port 16 is set to “within the range from vertically below to the gap 11 (or the lower end portion 9) (short circuit)”, and the outlet angle b of the outlet 17 is “horizontal”. "In the range of 45 ° to 60 ° obliquely upward (toward the window glass 1)". In addition, the ventilation speed of the air barrier fan 8 is set to 1-1.5 m / sec, and the ventilation volume is set to 50-100 m < ³ > / h.
Each of these set values (dimensions) is such that the roll blind 6 does not shake, shake or generate noise due to the influence of the air blow by the operation of the air barrier fan 8 (in such a state as to make the occupant feel uncomfortable). It is designed to not).
[0018]
The air blower in the window space 7 by the air barrier fan 8 flows (via the duct) (not shown) and the air conditioner (not shown) in the ceiling 5 (in the ceiling, behind the ceiling, etc.), and again in the living room 3. It forms a circular airway to That is, an effective circulation air passage (air barrier system) can be formed by the operation of the air barrier fan 8 in the window space 7.
In other words, radiant heat (amount) is detected and linked to air conditioners etc. (operation control) especially as a measure against radiant heat (reduction of solar radiation load) in summer, and outside temperature is detected as a measure against cold draft and condensation in winter. Therefore, it is possible to select interlocking (operation control) with an air conditioner or the like, and an energy saving effect is generally obtained. The spring and autumn seasons are not described in detail, but the operation of the air conditioner, the air barrier fan 8, the operation of the roll blind 6 and the like are appropriately selected according to the situation (necessary).
[0019]
The operation (control) operation of the air barrier fan 8 is performed by selecting the ON / OFF in conjunction with the air conditioner or the strong-medium-weak selection of the air flow (blowing speed) on the operation panel 18 (FIG. 4 described later). Can be made freely. The operation (control / operation) of the air barrier fan 8 is designed for each air barrier fan 8 or for each specific block of the air barrier fan 8 depending on the size, purpose of use, application, frequency, etc. of the living room 3.・ Settings are made.
Reference numeral 19 denotes a (natural) ventilation port for outside air into the living room 3, and the lid is opened and closed as appropriate. Reference numeral 20 denotes an outside air intake (downstairs), which is used for taking outside air into the air conditioner.
As described above, the window space 7 constituted by the fence-shaped air barrier fan 8 and the stepped portion 10 makes the partition with the floor surface 4 of the living room 3 exceptional and approaches the window glass 1 facing the outdoors. It has a structure for preventing danger.
In other words, the structure is such that it is difficult for a person to enter the window space 7 by entering the window space 7 visually (when the color tone is devised, it becomes more effective).
[0020]
Furthermore, since the window space 7 is composed of a slightly high stepped portion 10 and a roll blind 6, dust and dust enter the window space 7 from the inside of the living room 3, and the inside of the window space 7 becomes a puddle. Therefore, it can be configured as a section that facilitates the cleaning work on the floor surface 4 in the living room 3 by preventing dust or the like from staying at the step portion 10 on the front side.
At the same time, in the operation of the air barrier fan 8, the suction (intake / inflow) of dust and the like from the floor surface 4 in the living room 3 is actively reduced by the roll blind 6 and the gap 11 between the step portions 10. Therefore, the frequency of cleaning and replacement (maintenance) of the filter in the air barrier fan 8 can be reduced.
[0021]
4A and 4B show a state of installation of the air barrier fan device of FIG. 1 in a building. FIG. 4A is a schematic plan view, and FIG. 4B is a schematic front view (cross section) from the indoor (room) side. These figures are simplified in order to avoid complicated and difficult understanding.
4A and 4B, the fence-shaped air barrier fan 8 is fastened between the pillars 14 and the (structure) wall 15 of the building 2 and continuously covers the entire inner periphery of the window glass facing the outside. It also shows the situation of surrounding and installing. Of course, the pillar 14 and the wall 15 may be bypassed. In addition, the entrance / exit of the building 2 cannot be installed.
Reference numeral 18 denotes an operation panel for operating (controlling) the air barrier fan 8. Therefore, the management of the environmental conditions of the entire building 2, the operability of the individual air barrier fans 8, the identity (unification) of equipment and equipment, its maintainability, the responsiveness to environmental changes, and the air-conditioning capability against external changes , It can be made excellent in various points such as prevention of misidentification at the time of condemnation.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a special window space is partitioned from a living room by a roll blind and a stepped portion inside a window glass facing the outside, and effective circulation is achieved by operation (control) of an air barrier fan. An air path (air barrier system) can be formed. That is, a comfortable living state can be revealed and maintained especially in summer (radiation heat countermeasures) and winter (cold draft countermeasures, condensation countermeasures).
And the structure of the fence-like air barrier fan in the window space and the stepped part is a configuration for preventing danger to approaching the window glass facing the outside, with a special division of the living room (floor surface) It is something that combines that. In other words, the structure is such that it is difficult for a person to step into the window space and enter the window space (not close to the window glass) visually (more effectively if the color tone is devised).
[0023]
Furthermore, the structure of the stepped part of the window space and the roll blind prevents dust and dirt from entering the window space from the living room and prevents the dust from entering the window space, that is, the dust stays at the stepped part in the foreground. That is, it can be a section that facilitates the cleaning work on the floor surface in the living room.
At the same time, as for the operation of the air barrier fan, the gap between the roll blind and the stepped portion can actively reduce the intake (intake / inflow) of dust and the like from the floor surface of the room, The frequency of cleaning and replacement (maintenance) of the filter in the air barrier fan can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an outline of a longitudinal section of a window space portion of an air barrier fan device according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a diagram showing an outline of a longitudinal section showing details of the main part of FIG. 3 is a schematic vertical sectional view of the air barrier fan of FIG. 1. FIG. 4A is a schematic plan view showing the arrangement of the air barrier fan device in FIG. 1 in the building. FIG.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Window glass 2 Building 3 Living room 4 Floor surface 5 Ceiling 6 Roll blind 7 Window space 8 Air barrier fan 9 Lower end part 10 Step part 11 Gap 12 Fence 13 Post 14 Column 15 Wall 16 Inlet 17 Outlet 18 Control panel 19 Ventilation opening 20 Outside air intake

Claims

Window glass facing the outside of the building,
A roll blind that forms a window space inside the window glass;
The lower part of the window space is a slightly high step section partitioned from the floor in the living room,
A slit-shaped gap formed between the lower end of the roll blind and the stepped portion;
An air barrier fan that stands on the stepped portion and is horizontally installed in a fence shape,
The air barrier fan device , wherein the air barrier fan blows air in the living room sucked from the gap into the window space.

The air barrier fan device according to claim 1, wherein a height of the stepped portion is 100 mm and a dimension of the gap is 15 mm.

2. The air according to claim 1, wherein an angle range in a direction in which the air barrier fan sucks air is within an angle range between a vertically downward direction of the air barrier fan and an oblique direction toward a lower end portion of the roll blind. Barrier fan device.

2. The air barrier fan device according to claim 1, wherein the operation control of the air barrier fan selects an operation linked with an air conditioner or an operation not linked with an air conditioner by operating an operation switch.

The operation control of the air barrier fan, the individual each of the air barrier fan, or, and air barrier fan device according to claim 1 or 4, characterized in that for each particular block of the air barrier fan.