JP4427200B2

JP4427200B2 - Wave-dissipating caissons and structures

Info

Publication number: JP4427200B2
Application number: JP2001080538A
Authority: JP
Inventors: 学島谷; 亮行鵜飼; 恒浩関本; 同伊野
Original assignee: Penta Ocean Construction Co Ltd
Current assignee: Penta Ocean Construction Co Ltd
Priority date: 2001-03-21
Filing date: 2001-03-21
Publication date: 2010-03-03
Anticipated expiration: 2021-03-21
Also published as: JP2002275855A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は消波ケーソンおよび消波構造物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
消波ケーソンは、図１７の（１）に示すように、堤体３０の前部に、スリット３１ａを備えた透過壁３１と、遊水室３２とを備え、これらの透過壁３１と遊水室３２とによって消波効果を発揮している。この消波ケーソン３３の消波効果は、透過壁３１のスリット３１ａの周囲を、波が通過する際に生じる渦損失によるものが多い。したがって、流速が大きいほど渦損出が大きくなるため、水粒子の水平速度が大きい位置に透過壁を設けると、より大きな消波効果が得られることになる。
【０００３】
一方、前図に示すように、入射した波３４は、堤体３０で反射した波と重なり合い、堤体の反射壁３５で腹３５ａとなる重複波が形成される。この重複波は腹３５ａの部分で水粒子の鉛直速度が最大となり、節３５ｂの部分では水平速度が最大となる特徴をもつ。したがって、重複波の節３５ｂの部分、すなわち遊水室３２内における重複波の１／４波長の位置に透過壁３１を設置すると、大きな消波効果を得ることができる。すなわち、消波ケーソン３３の消波特性は、周期依存性が強いため、周期の長い波浪の消波には、遊水室３２の奥行き方向の長さが長いほうが有利になる。しかし、同図の（２）に示す、従来の消波ケーソン３６は、堤体３０の港内側に反射壁３５があるため、遊水室３３の奥行き方向の長さの確保には限界があり、周期の長い波浪の消波効果が小さくなっている。
【０００４】
そこで、同図の（３）に示すような、堤体３０の前部に消波ブロック３７を積み重ねた消波部３８を形成し、周期の長い波浪を消波していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような堤体は消波ブロックの製作および据付にコストがかかるという問題があった。
【０００６】
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで消波効果を高めることができる消波ケーソンおよび消波構造物を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を達成するための消波ケーソンの要旨は、左右方向に長い平面視で長方形の堤体の中央部に該堤体を左右に分けるとともにスリットを有した仕切り壁が設けられ、前記仕切り壁を挟んで左右に分けられた一方側堤体における前部と他方側堤体における後部に前記スリットを介して互いに連通する遊水室をそれぞれ備え、前記一方側堤体の遊水室の後壁から前壁に向けて平面視で後壁側を底辺にし先端幅を細くして突出させた突出部が形成されるとともに、前記他方側堤体の遊水室の前壁から後壁に向けて平面視で前壁側を底辺にし後端幅を細くして突出させた突出部が形成され、前記一方側堤体の前壁と前記他方側堤体の後壁とのうち少なくとも前記一方側堤体の前壁に遊水室へ波が出入りするに必要な細長いスリットが設けられ、前記仕切り壁のスリットで連通して隣接する一方側堤体の遊水室と他方側堤体の遊水室とにより、奥行き方向の長さを長くした遊水室が形成されて周期の長い波浪を消波することである。
また、前記堤体の両側壁に遊水室へ波が出入りするに必要な細長いスリットが設けられていること、前記突出部の形状は、波を左右に分ける形状の平面視で三角形，五角形，半円形，波を片側の側壁へと流す形状の平面視で四角形のいずれかであること、更に、前記突出部の縦面が上側に向かうに従って後部方向へ漸次傾斜したことを含むものである。
【０００８】
また、本発明に係る消波構造の要旨は、平面視で方形の堤体の前部に遊水室を備え、
前記遊水室の後壁から前壁に向けて平面視で後壁側を底辺にし先端幅を細くして突出させた前壁からの波を左右若しくは一方の側壁へと分ける突出部が形成され、
前記左右若しくは一方の側壁には遊水室へ波が出入りするに必要な細長いスリットが設けられ、
前記前壁に遊水室へ波が出入りするに必要な細長いスリットが設けられてなる消波ケーソンを形成し、
前壁を後ろ向きにした前記消波ケーソンと前壁を前向きにした前記消波ケーソンとを、側壁同士を密接させて交互に並設し、該密接させた側壁におけるスリットを重ね合わせて隣接する遊水室により、奥行き方向の長さを長くした遊水室が形成されること、
または、
平面視で方形の堤体の前部に遊水室を備え、
前記遊水室の後壁から前壁に向けて平面視で後壁側を底辺にし先端幅を細くして突出させた前壁からの波を左右若しくは一方の側壁へと分ける突出部が形成され、
前記左右若しくは一方の側壁には遊水室へ波が出入りするに必要な細長いスリットが設けられ、
前記前壁に遊水室へ波が出入りするに必要な細長いスリットが設けられてなる消波ケーソンと、
平面視で方形の堤体の前部に遊水室を備え、
前記遊水室の後壁から前壁に向けて平面視で後壁側を底辺にし先端幅を細くして突出させた前壁からの波を左右若しくは一方の側壁へと分ける突出部が形成され、
前記左右若しくは一方の側壁には遊水室へ波が出入りするに必要な細長いスリットが設けられ、
前記前壁にスリットが設けられていない消波ケーソンとを形成し、
前記前壁にスリットを有する消波ケーソンを前向きにし、
前記前壁にスリットを有しない消波ケーソンの前壁を後ろ向きにして、
側壁同士を密接させて交互に並設し、該密接させた側壁におけるスリットを重ね合わせて隣接する遊水室により、奥行き方向の長さを長くした遊水室が形成されることである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の消波ケーソンおよび消波構造物の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。はじめに消波ケーソン（以下単にケーソンという）について説明し、その後、このケーソンを使用した消波構造物について説明するが、各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なる構成にのみ異なった符号を付して説明する。
【００１０】
図１は、第１の実施の形態のケーソン１を示したものである。このケーソン１は、平面視で方形の堤体２の前部に遊水室３が設けられ、これらの遊水室３の両側壁４と前壁５には複数のスリット４ａ、５ａが設けられ、該スリット４ａ、５ａから海水が出入りするようになっている。また遊水室３の後壁６には、錘の役目を担うとともに、平面視で後壁側を底辺にし先端幅を細くして三角形状で突出して全体としてみると五角形の突出部７が形成され、該突出部７の先端が前壁５の近傍まで突出している。この突出部７の先端部は、図１（３），（４）に示すように、上下方向において一様である。したがって、前壁のスリット５ａから遊水室３に入った波は、突出部７で左右に分けられ、両側壁のスリット４ａから遊水室３の外側へ流出されるようになっている。
【００１１】
図２は、第２の実施の形態のケーソン８を示したものである。このケーソン８は、前壁５にスリットがないものであり、その他は前記ケーソン１と同じ構成である。このケーソン８は、前記ケーソン１と対になって後述する消波構造物を構築するものである。
【００１２】
図３は、第３の実施の形態のケーソン９ａ、９ｂを示したものである。（１）のケーソン９ａは、突出部７が平面三角形に形成されたものであり、これ以外はケーソン１と同じ構成である。この平面三角形の突出部７により、前壁のスリット５ａから遊水室３に入った波が左右に分けられる。また（２）のケーソン９ｂは、（１）のケーソン９ａの対になるものであり、前壁５にスリットのないものである。
【００１３】
図４は、第４の実施の形態のケーソン１０ａ、１０ｂを示したものである。（１）のケーソン１０ａは、突出部７が平面半円形に形成されたものであり、これ以外はケーソン１と同じ構成である。この平面半円形の突出部７により、前壁のスリット５ａから遊水室３に入った波が左右へスムーズに分けられる。また（２）のケーソン１０ｂは、（１）のケーソン１０ａの対になるものであり、前壁５にスリットがないものである。
【００１４】
図５は、第５の実施の形態のケーソン１１ａ、１１ｂを示したものである。（１）のケーソン１１ａは、突出部７が平面四角形に形成されたものであり、これ以外はケーソン１と同じ構成である。このケーソン１１ａも、前壁のスリット５ａから遊水室３に入った波を、遊水室３の入角部から側壁中途部にわたって形成された縦面７ａによって、側壁のスリット４ａ側に流すものである。また（２）のケーソン１１ｂは、（１）のケーソン１１ａの対になるものであり、前壁５にスリットがないものである。
【００１５】
図６は、第６の実施の形態のケーソン１２ａ、１２ｂを示したものである。（１）のケーソン１２ａは、突出部７が平面三角形に形成されたものであり、これ以外はケーソン１と同じ構成である。このケーソン１２ａも、前壁のスリット５ａから遊水室３に入った波を、遊水室３の対角部にわたって形成された縦面７ａによって、側壁のスリット４ａ側に流すものである。また（２）のケーソンは、（１）のケーソン１２ａの対になるものであり、前壁５にスリットが設けられていないものである。
【００１６】
図７（１）は、第７の実施の形態のケーソン１３示したものである。このケーソン１３は、左右方向に長い平面視で長方形の堤体２の中央部にスリット１５ａを有した仕切り壁１５が設けられている。該堤体２の一側面側の前部における前部遊水部１４ａと、堤体２の他側面側の後部における後部遊水室１４ｂとが前記仕切壁１５のスリット１５ａで連通されている。前記遊水室１４ａの前壁５または遊水室１４ｂの後壁６の側を底辺にして先端幅を細くして突出し全体として平面視で五角形の突出部７が形成されたものである。また、これらの遊水室１４ａ、１４ｂの側壁４、遊水室１４ａの前壁５および遊水室１４ｂの後壁６にはそれぞれスリット４ａ、５ａ、６ａが形成されている。したがって、図７（２）に示すように、前部遊水室１４ａの突出部７で左右に分けられた波は、仕切壁のスリット１５ａから後部遊水室１４ｂに流入し、ここから後壁のスリット６ａを通って外部へ流出する。このように前部遊水室１４ａと後部遊水室１４ｂとが仕切壁１５のスリット１５で連通したので、この連通している斜め方向における、前部遊水室１４ａの長さと後部遊水室１４ｂの長さとの和を、遊水室１４ａ，１４ｂの奥行き方向の長さＭにすることができる。
【００１７】
図８は、第８の実施の形態のケーソン１６を示したものである。このケーソン１６は、後部遊水室１４ｂの後壁６にスリットが設けられていないものであり、これ以外はケーソン１３と同じ構成である。
【００１８】
図９は、第９の実施の形態のケーソン１７ａ、１７ｂを示したものである。（１）のケーソン１７ａは、突出部の縦面７ａが上側に向かうにしたがって後部方向へ漸次傾斜したものであり、これ以外はケーソン１と同じ構成である。また（２）のケーソン１７ｂは、（１）のケーソン１７ａの対になるものであり、後壁６にスリットがないものである。このように突出部の縦面７ａを傾斜させると、鉛直下向きの波が発生して堤体を安定させることができる。
【００１９】
また、第２〜８の実施の形態のケーソン８、９ａ、９ｂ、１０ａ、１０ｂ、１１ａ、１１ｂ、１２ａ、１２ｂ、１３、１６における突出部の縦面７ａも、上側に向かうにしたがって後部方向へ漸次傾斜させることができ（図示せず）、この傾斜面によって鉛直下向きの波を発生させて堤体を安定させることができる。
【００２０】
次に、上記のケーソンを使用した消波構造物の実施の形態について説明するが、前記の実施の形態と同じ構成は同じ符号を使用し、異なる構成にのみ異なった符号を付して説明する。
【００２１】
図１０は、第１の実施の形態の消波構造物１８である。この消波構造物１８はケーソン１のみを使用して構成したものであり、前壁５を前側に向けたケーソン１と、前壁５を後側に向けたケーソン１とを交互に並設したものである。すなわち、前壁５を前側に向けたケーソン１と前壁５を後側に向けたケーソン１とを、側壁４同士を密接させて交互に並設し、該側壁４におけるスりット４ａ、４ａ同士を重ね合わせて遊水室３、３同士を連通させたものである。したがって、同図の（２）に示すように、前部に位置した遊水室３の長さと、後部に位置した遊水室３の長さとの和を、遊水室３の奥行き方向の長さＭにすることができる。すなわち遊水室３の奥行き方向の長さＭを、隣接したケーソン１の遊水室３を利用して長くしたことにより、周期の長い波浪の消波効果を高めることができるようにした。また、遊水室３、３同士が連通されたため、港外側と港内側との海水交換を行うこともできる。
【００２２】
図１１は、第２の実施の形態の消波構造物１９である。この消波構造物１９はケーソン１とケーソン８（図２）とからなり、前壁５を前側に向けたケーソン１と、前壁５を後側に向けたケーソン８とを交互に並設し、これらの側壁４を密接させてスりット４ａ、４ａ同士を重ね合わせて、遊水室３、３同士を連通させたものである。この消波構造物１９も、同図の（２）に示すように、遊水室３の奥行き方向の長さＭを、隣接したケーソン８の遊水室３を利用して長くすることにより、周期の長い波浪の消波効果を高めることができるようにした。また側壁のスリット４ａから後部側の遊水室３に流入した波は、前壁５で反射されて消波される。
【００２３】
図１２は、第３の実施の形態の消波構造物２０である。この消波構造物２０のうちの（１）は、図４の（１）のケーソン１０ａのみを使用して構成し、（２）は、図４の（１）のケーソン１０ａと、（２）のケーソン１０ｂとを使用して構成したものである。これらの消波構造物２０は、それぞれ前記の消波構造物１８、１９と同じ効果を達成することができる。
【００２４】
図１３は、第４の実施の形態の消波構造物２１である。この消波構造物２１のうちの（１）は、図５の（１）のケーソン１１ａのみを使用して構成し、（２）は、図５の（１）のケーソン１１ａと、（２）のケーソン１１ｂとを使用して構成したものである。これらの消波構造物２１は、それぞれ前記ケーソン１８、１９と同じ効果を達成することができる。
【００２５】
図１４は、第５の実施の形態の消波構造物２２である。この消波構造物２２のうちの（１）は、図６の（１）のケーソン１２ａのみを使用して構成し、（２）は図６の（１）のケーソン１２ａと、（２）のケーソン１２ｂとを使用して構成したものである。これらの消波構造物２２は、それぞれ前記の消波構造物１８、１９と同じ効果を達成することができる。
【００２６】
図１５は、第６の実施の形態の消波構造物２３である。この消波構造物２３のうちの（１）は、図７のケーソン１３のみを使用して構成し、（２）は図８のケーソン１６のみを使用して構成したものであり、これらの消波構造物２３は、それぞれ前記の消波構造物１８、１９と同じ効果を達成することができる。
【００２７】
図１６は、第７の実施の形態の消波構造物２４である。この消波構造物２４のうちの（１）は、図９の（１）のケーソン１７ａのみを使用して構成し、（２）は図９の（１）のケーソン１７ａと、（３）のケーソン１７ｂとを使用して構成したものである。これらの消波構造物２４は、それぞれ前記の消波構造物１８、１９と同じ効果を達成することができる。
【００２８】
また、上記の消波構造物２４のように、前記第２〜８の実施の形態のケーソン８、９ａ、９ｂ、１０ａ、１０ｂ、１１ａ、１１ｂ、１２ａ、１２ｂ、１３、１６における突出部の縦面７ａが傾斜したケーソンを、それぞれ組み合わせた消波構造物を構築することもできる。また、この縦面７ａが傾斜したケーソンと、前記第１〜８の実施の形態のケーソン１、８、９ａ、９ｂ、１０ａ、１０ｂ、１１ａ、１１ｂ、１２ａ、１２ｂ、１３、１６を、それぞれ組み合わせた消波構造物を構築することができる。さらに、前記第１〜８の実施の形態のケーソン１、８、９ａ、９ｂ、１０ａ、１０ｂ、１１ａ、１１ｂ、１２ａ、１２ｂ、１３、１６同士を、それぞれ組み合わせた消波構造物を構築することもできる。
【００２９】
【発明の効果】
遊水室の後壁に設けた突出部により、遊水室の奥行き方向の長さを長くすることができる。
【００３０】
低コストで消波効果を高めることができるケーソンを製作することができる。
【００３１】
一側面側の前部の遊水室と、他側面側の後部の遊水室とを仕切壁のスリットで連通したことにより、前部の遊水室の奥行き方向の長さと、後部の遊水室の奥行き方向の長さとの和を、遊水室の奥行き方向の長さにすることができる。すなわち波長の長い波に対して１／４波長に近づけることができる。
【００３２】
突出部の形状を任意にしたことにより、スリットから遊水室に入射した波を反射させずに、遊水室の後部へ流すことができる。
【００３３】
突出部によって遊水室の後側へ流された波が、側壁のスリットから隣接の遊水室の後壁で反射されることにより、消波効果を高めることができる。
【００３４】
突出部によって遊水室の後側へ流された波を、側壁のスリットから遊水室の外へ流すことができる。
【００３５】
消波構造物の遊水室の奥行き方向の長さを長くすること、すなわち１／４波長に近づけることができるので、周期の長い波浪の消波効果を高めることができる。
【００３６】
遊水室がスリットで連通されたことにより、港外側と港内側との海水交換を行うことができる。
【００３７】
低コストで消波効果を高めることができる消波構造物を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（１）は第１の実施の形態のケーソンの斜視図、（２）は一部切欠断面図、（３）および（４）は垂直方向の断面図である。
【図２】（１）は第２の実施の形態のケーソンの斜視図、（２）および（３）は垂直方向の断面図である。
【図３】（１）および（２）は第３の実施の形態のケーソンの斜視図である。
【図４】（１）および（２）は第４の実施の形態のケーソンの斜視図である。
【図５】（１）および（２）は第５の実施の形態のケーソンの斜視図である。
【図６】（１）および（２）は第６の実施の形態のケーソンの斜視図である。
【図７】（１）は第７の実施の形態のケーソンの斜視図、（２）は同水平方向の断面図である。
【図８】（１）は第８の実施の形態のケーソンの斜視図、（２）は同水平方向の断面図である。
【図９】（１）および（３）は第９の実施の形態のケーソンの斜視図、（２）は（１）の垂直方向の断面図である。
【図１０】（１）は第１の実施の形態の消波構造物の斜視図、（２）は（１）の水平方向の断面図である。
【図１１】（１）は第２の実施の形態の消波構造物の斜視図、（２）は（１）の水平方向の断面図である。
【図１２】（１）および（２）は第３の実施の形態の消波構造物の斜視図である。
【図１３】（１）および（２）は第４の実施の形態の消波構造物の斜視図である。
【図１４】（１）および（２）は第５の実施の形態の消波構造物の斜視図である。
【図１５】（１）および（２）は第６の実施の形態の消波構造物の斜視図である。
【図１６】（１）および（２）は第７の実施の形態の消波構造物の斜視図である。
【図１７】（１）〜（３）は従来の消波構造物の断面図である。
【符号の説明】
１、８、９ａ、９ｂ、１０ａ、１０ｂ、１１ａ、１１ｂ、１２ａ、１２ｂ、１３、１６、１７ａ、１７ｂ、３３、３６ケーソン
２、３０堤体
３、３２遊水室
４側壁
５前壁
６後壁
４ａ、５ａ、６ａ、１５ａスリット
１４ａ前部遊水室
１４ｂ後部遊水室
１５仕切壁
１８、１９、２０、２１、２２、２３、２４消波構造物
３４波
３５反射壁
３７消波ブロック
３８消波部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wave-dissipating caisson and a wave-dissipating structure.
[0002]
[Prior art]
As shown in (1) of FIG. 17, the wave-dissipating caisson includes a permeable wall 31 provided with a slit 31 a and a water reserving chamber 32 at the front portion of the dam body 30. And has a wave-dissipating effect. The wave-dissipating effect of the wave-dissipating caisson 33 is often due to vortex loss that occurs when a wave passes around the slit 31 a of the transmission wall 31. Therefore, the larger the flow velocity, the larger the vortex loss. Therefore, if a transmission wall is provided at a position where the horizontal velocity of water particles is large, a greater wave-dissipating effect can be obtained.
[0003]
On the other hand, as shown in the previous figure, the incident wave 34 overlaps with the wave reflected by the bank body 30, and the overlapping wave which becomes the antinode 35a by the reflecting wall 35 of the bank body is formed. This overlapping wave has a feature that the vertical velocity of water particles is maximized in the portion of the antinode 35a and the horizontal velocity is maximized in the portion of the node 35b. Therefore, if the transmission wall 31 is installed at the portion of the overlapping wave node 35 b, that is, at a position of a quarter wavelength of the overlapping wave in the water reserving chamber 32, a large wave-dissipating effect can be obtained. That is, since the wave-absorbing characteristics of the wave-dissipating caisson 33 are strongly dependent on the period, it is advantageous for the wave-dissipating wave having a long period to have a longer length in the depth direction of the water-reserving chamber 32. However, since the conventional wave-dissipating caisson 36 shown in (2) of the figure has the reflection wall 35 inside the harbor of the dam body 30, there is a limit in securing the length of the water-reserving chamber 33 in the depth direction, The wave-dissipating effect of waves with a long period is reduced.
[0004]
Therefore, a wave-dissipating part 38 in which wave-dissipating blocks 37 are stacked is formed at the front part of the dam body 30 as shown in FIG.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-mentioned levee body has a problem that it costs much to manufacture and install the wave-dissipating block.
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a wave-dissipating caisson and a wave-dissipating structure that can enhance the wave-dissipating effect at low cost.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the wave- dissipating caisson for achieving the above-mentioned problem is that the partition wall having a slit and a partition wall having a slit is provided at the center of a rectangular bank body in a plan view long in the left-right direction, and the partition wall is provided. From the rear wall of the one-side levee body, the front-side part of the one-side levee body and the rear part of the other-side levee body, which are divided into the left and right sides, are provided with water-reserving chambers that communicate with each other via the slits. A projection is formed by projecting toward the front wall with the rear wall side as the bottom in a plan view, and the tip width is narrowed, and the plan view from the front wall to the rear wall of the water chamber of the other levee body And a projecting portion is formed with the front wall side as the base and the rear end width being narrowed, and at least one of the front wall of the one side bank body and the rear wall of the other side bank body is formed. There is an elongated slit on the front wall that is necessary for waves to enter and exit A water-reserving chamber having a longer length in the depth direction is formed by the water-reserving chamber of the one-side levee body and the water-reserving chamber of the other-side dam body that are connected by the slits of the partition wall and are adjacent to each other. It is to be.
In addition, long and narrow slits necessary for waves to enter and exit the water chamber are provided on both side walls of the levee body, and the shape of the projecting portion is a triangle, pentagon, half The shape includes a circular shape and a quadrangular shape in a plan view in which a wave flows to the side wall on one side, and further includes that the vertical surface of the protruding portion is gradually inclined in the rear direction as it goes upward.
[0008]
In addition, the gist of the wave-dissipating structure according to the present invention is provided with a water-reserving chamber at the front of a rectangular dam body in plan view,
A projecting portion is formed that divides the wave from the front wall that protrudes by narrowing the tip width from the rear wall side in the plan view from the rear wall to the front wall from the rear wall to the left or right or one side wall,
The left and right or one side wall is provided with elongated slits necessary for waves to enter and exit the water play room,
Forming a wave-dissipating caisson provided with a long and narrow slit necessary for the wave to enter and exit from the front wall on the front wall,
The wave-dissipating caisson with the front wall facing backward and the wave-dissipating caisson with the front wall facing forward are alternately arranged side by side in close contact with each other, and adjacent slits are overlapped by overlapping slits in the close side walls. The chamber forms a water-reserving chamber whose length in the depth direction is increased,
Or
In front of the square dam body in a plan view,
A projecting portion is formed that divides the wave from the front wall that protrudes by narrowing the tip width from the rear wall side in the plan view from the rear wall to the front wall from the rear wall to the left or right or one side wall,
The left and right or one side wall is provided with elongated slits necessary for waves to enter and exit the water play room,
A wave-dissipating caisson provided with an elongated slit necessary for waves to enter and exit the water play chamber on the front wall;
In front of the square dam body in a plan view,
A projecting portion is formed that divides the wave from the front wall that protrudes by narrowing the tip width from the rear wall side in the plan view from the rear wall to the front wall from the rear wall to the left or right or one side wall,
The left and right or one side wall is provided with elongated slits necessary for waves to enter and exit the water play room,
Forming a wave-dissipating caisson with no slit in the front wall;
A wave-dissipating caisson having a slit in the front wall is faced forward,
With the front wall of the wave-dissipating caisson having no slit in the front wall facing backwards,
The side walls are brought into close contact with each other, and the water play chambers having a length in the depth direction are formed by the adjacent water play chambers by overlapping the slits in the close side walls.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of a wave-dissipating caisson and a wave-dissipating structure according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. First, a wave-dissipating caisson (hereinafter simply referred to as caisson) will be described, and then a wave-dissipating structure using this caisson will be described. In each embodiment, the same components are described with the same reference numerals, and different components are used. Only different reference numerals are used for explanation.
[0010]
FIG. 1 shows a caisson 1 according to the first embodiment. The caisson 1 is provided with a diversion chamber 3 at the front portion of a rectangular dam body 2 in plan view, and a plurality of slits 4a and 5a are provided in both side walls 4 and the front wall 5 of the diversion chamber 3, Seawater enters and exits from the slits 4a and 5a. In addition, the rear wall 6 of the water reserving chamber 3 serves as a weight , and in the plan view, the rear wall side is the bottom and the tip width is narrowed to project in a triangular shape, and a pentagonal projecting portion 7 is formed as a whole. The tip of the protrusion 7 protrudes to the vicinity of the front wall 5. As shown in FIGS. 1 (3) and 1 (4), the tip end of the protruding portion 7 is uniform in the vertical direction. Therefore, the wave that has entered the water reserving chamber 3 from the slit 5a on the front wall is divided into left and right by the projecting portion 7 and flows out from the slit 4a on both side walls to the outside of the water reserving chamber 3.
[0011]
FIG. 2 shows the caisson 8 of the second embodiment. The caisson 8 has no slit on the front wall 5, and the other configuration is the same as that of the caisson 1. The caisson 8 is paired with the caisson 1 to construct a wave-dissipating structure to be described later.
[0012]
FIG. 3 shows caissons 9a and 9b of the third embodiment. The caisson 9a of (1) is the same as the caisson 1 except that the protruding portions 7 are formed in a plane triangle. The wave that has entered the water-reserving chamber 3 from the slit 5a on the front wall is divided into left and right by the planar triangular protrusion 7. The caisson 9b of (2) is a pair of the caisson 9a of (1), and the front wall 5 has no slit.
[0013]
FIG. 4 shows caissons 10a and 10b according to the fourth embodiment. The caisson 10a of (1) is the same as the caisson 1 except that the protruding portion 7 is formed in a planar semicircular shape. The flat semicircular protrusion 7 smoothly separates the waves that enter the water reserving chamber 3 from the slit 5a on the front wall. The caisson 10b of (2) is a pair of the caisson 10a of (1), and the front wall 5 has no slit.
[0014]
FIG. 5 shows caissons 11a and 11b of the fifth embodiment. The caisson 11a of (1) is the same as the caisson 1 except that the projecting portions 7 are formed in a plane quadrangle. The caisson 11a also causes the wave that has entered the water reserving chamber 3 from the slit 5a on the front wall to flow to the side of the slit 4a on the side wall by the vertical surface 7a formed from the entrance corner of the water reserving chamber 3 to the middle of the side wall. . The caisson 11b of (2) is a pair of the caisson 11a of (1), and the front wall 5 has no slit.
[0015]
FIG. 6 shows caissons 12a and 12b of the sixth embodiment. The caisson 12a of (1) is the same as the caisson 1 except that the protruding portions 7 are formed in a plane triangle. The caisson 12a also causes the wave that has entered the water reserving chamber 3 from the slit 5a on the front wall to flow toward the slit 4a on the side wall by the vertical surface 7a formed across the diagonal portion of the water reserving chamber 3. The caisson of (2) is a pair of the caisson 12a of (1), and the front wall 5 is not provided with a slit.
[0016]
7 (1), there is shown caisson 13 of the seventh embodiment. The caisson 13 is provided with a partition wall 15 having a slit 15a at the center of the rectangular dam body 2 in a plan view that is long in the left-right direction. A front retarding portion 14a at the front of one side of the dam 2, and a rear retarding chamber 14b in the rear portion of the other side of the dam body 2 are in communication with each other via the slit 15a of the partition wall 15. The front wall 5 of the water reserving chamber 14a or the rear wall 6 side of the water reserving chamber 14b is used as a base, and the tip width is narrowed to project, and a pentagonal projecting portion 7 is formed as a whole in plan view . Further, slits 4a, 5a, and 6a are formed in the side walls 4 of the water reserving chambers 14a and 14b, the front wall 5 of the water reserving chamber 14a, and the rear wall 6 of the water reserving chamber 14b, respectively. Therefore, as shown in FIG. 7 (2), the waves divided into the left and right by the protruding portion 7 of the front water chamber 14a flow into the rear water chamber 14b from the partition wall slit 15a, and from here the rear wall slit It flows out to the outside through 6a. As described above, since the front water reserving chamber 14a and the rear water reserving chamber 14b communicate with each other through the slit 15 of the partition wall 15, the length of the front water reserving chamber 14a and the length of the rear water reserving chamber 14b in the communicating oblique direction are as follows. Can be made the length M in the depth direction of the water reserving chambers 14a, 14b .
[0017]
FIG. 8 shows the caisson 16 of the eighth embodiment. The caisson 16 is the same as the caisson 13 except that no slit is provided in the rear wall 6 of the rear drinking water chamber 14b.
[0018]
FIG. 9 shows caissons 17a and 17b of the ninth embodiment. The caisson 17a of (1) is the same as the caisson 1 except that the vertical surface 7a of the protruding portion is gradually inclined in the rear direction as it goes upward. The caisson 17b of (2) is a pair of the caisson 17a of (1), and the rear wall 6 has no slit. When the vertical surface 7a of the protruding portion is inclined in this way, a vertically downward wave is generated and the levee body can be stabilized.
[0019]
Further, the vertical surfaces 7a of the protruding portions in the caissons 8, 9a, 9b, 10a, 10b, 11a, 11b, 12a, 12b, 13, 16 of the second to eighth embodiments are also directed toward the rear as they move upward. The slope can be gradually inclined (not shown), and a vertical downward wave can be generated by the inclined surface to stabilize the dam body.
[0020]
Next, an embodiment of the wave-dissipating structure using the caisson will be described. The same configuration as the above-described embodiment uses the same reference numerals, and only different configurations are denoted by different reference numerals. .
[0021]
FIG. 10 shows the wave-dissipating structure 18 according to the first embodiment. This wave-dissipating structure 18 is configured by using only the caisson 1, and the caisson 1 with the front wall 5 facing the front side and the caisson 1 with the front wall 5 facing the rear side are alternately arranged in parallel. Is. That is, the caisson 1 with the front wall 5 facing the front side and the caisson 1 with the front wall 5 facing the rear side are alternately arranged side by side in close contact with each other, and the slits 4a on the side walls 4 are arranged. 4a are overlapped and the water chambers 3 and 3 are communicated with each other. Therefore, as shown in (2) of the figure, the sum of the length of the water reserving chamber 3 located at the front and the length of the water reserving chamber 3 located at the rear is set to the length M of the water reserving chamber 3 in the depth direction. can do. That is, the length M in the depth direction of the water reserving chamber 3 is lengthened by using the water reserving chamber 3 of the adjacent caisson 1 so that the wave quenching effect of a long wave can be enhanced. Moreover, since the recreational water chambers 3 and 3 communicated with each other, it is possible to exchange seawater between the outside of the port and the inside of the port.
[0022]
FIG. 11 shows a wave-dissipating structure 19 according to the second embodiment. The wave-dissipating structure 19 includes a caisson 1 and a caisson 8 (FIG. 2). The caisson 1 with the front wall 5 facing the front side and the caisson 8 with the front wall 5 facing the rear side are alternately arranged in parallel. The side walls 4 are brought into close contact with each other, and the slats 4a and 4a are overlapped with each other so that the water reserving chambers 3 and 3 communicate with each other. This wave-dissipating structure 19 also has a cycle length by increasing the length M in the depth direction of the water reserving chamber 3 using the water reserving chamber 3 of the adjacent caisson 8, as shown in FIG. The wave-extinguishing effect of long waves can be enhanced. Moreover, the wave which flowed into the rear water chamber 3 from the slit 4a on the side wall is reflected by the front wall 5 and is extinguished.
[0023]
FIG. 12 shows a wave-dissipating structure 20 according to the third embodiment. Of the wave-dissipating structure 20, (1) is configured using only the caisson 10a of (1) in FIG. 4, and (2) is the caisson 10a of (1) in FIG. The caisson 10b is used. These wave-absorbing structures 20 can achieve the same effects as the wave-absorbing structures 18 and 19, respectively.
[0024]
FIG. 13 shows a wave-dissipating structure 21 according to the fourth embodiment. Of the wave-dissipating structure 21, (1) is configured by using only the caisson 11a of (1) in FIG. 5, and (2) is the caisson 11a of (1) in FIG. The caisson 11b is used. These wave-absorbing structures 21 can achieve the same effects as the caissons 18 and 19, respectively.
[0025]
FIG. 14 shows a wave-dissipating structure 22 according to the fifth embodiment. (1) of the wave-dissipating structure 22 is configured using only the caisson 12a of (1) in FIG. 6, and (2) is the caisson 12a of (1) in FIG. 6 and (2). The caisson 12b is used. These wave-absorbing structures 22 can achieve the same effects as the wave-absorbing structures 18 and 19, respectively.
[0026]
FIG. 15 shows a wave-dissipating structure 23 according to the sixth embodiment. Of the wave-dissipating structure 23, (1) is configured using only the caisson 13 of FIG. 7, and (2) is configured using only the caisson 16 of FIG. The wave structure 23 can achieve the same effects as the wave-dissipating structures 18 and 19, respectively.
[0027]
FIG. 16 shows a wave-dissipating structure 24 according to the seventh embodiment. Of the wave-dissipating structure 24, (1) is configured using only the caisson 17a of (1) in FIG. 9, and (2) is the caisson 17a of (1) in FIG. The caisson 17b is used. These wave-absorbing structures 24 can achieve the same effects as the wave-absorbing structures 18 and 19, respectively.
[0028]
Further, like the above-described wave-dissipating structure 24, the vertical portions of the protrusions in the caissons 8, 9a, 9b, 10a, 10b, 11a, 11b, 12a, 12b, 13, 16 of the second to eighth embodiments. It is also possible to construct a wave-dissipating structure in which the caissons with inclined surfaces 7a are combined. Further, the caisson in which the vertical surface 7a is inclined and the caissons 1, 8, 9a, 9b, 10a, 10b, 11a, 11b, 12a, 12b, 13, 16 of the first to eighth embodiments are respectively combined. A wave-dissipating structure can be constructed. Furthermore, constructing a wave-dissipating structure in which the caissons 1, 8, 9a, 9b, 10a, 10b, 11a, 11b, 12a, 12b, 13, 16 of the first to eighth embodiments are combined. You can also.
[0029]
【The invention's effect】
Due to the protrusion provided on the rear wall of the water reserving chamber, the length of the water reserving chamber in the depth direction can be increased.
[0030]
A caisson that can enhance the wave-dissipating effect at low cost can be produced.
[0031]
By connecting the front aquatic chamber on one side and the rear aquatic chamber on the other side with a slit in the partition wall, the depth in the depth direction of the front water chamber and the depth direction of the rear water chamber The sum of the length and the length in the depth direction of the water play room can be made. That is, it can be brought close to a quarter wavelength with respect to a long wave.
[0032]
By making the shape of the projecting portion arbitrary, it is possible to flow the wave incident on the water play chamber from the slit to the rear portion of the water play chamber without reflecting it.
[0033]
The wave that has flowed to the rear side of the water-reserving chamber by the protrusion is reflected from the slit of the side wall by the rear wall of the adjacent water-reserving chamber, so that the wave-dissipating effect can be enhanced.
[0034]
The wave that has flowed to the rear side of the water reserving chamber by the protruding portion can flow out of the water reserving chamber through the slit on the side wall.
[0035]
Since the length of the water-removal chamber in the depth direction of the wave-dissipating structure can be increased, that is, close to a quarter wavelength, the wave-dissipating effect of waves with a long period can be enhanced.
[0036]
Seawater exchange between the outside of the port and the inside of the port can be performed by connecting the water reserving chamber through the slit.
[0037]
A wave-dissipating structure that can enhance the wave-dissipating effect at low cost can be constructed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a caisson according to a first embodiment, FIG. 1 is a partially cutaway cross-sectional view, and FIGS. 3 and 4 are vertical cross-sectional views.
FIGS. 2A and 2B are perspective views of a caisson according to a second embodiment, and FIGS. 2A and 2B are vertical sectional views. FIGS.
FIGS. 3A and 3B are perspective views of a caisson according to a third embodiment. FIGS.
FIGS. 4A and 4B are perspective views of a caisson according to a fourth embodiment. FIGS.
FIGS. 5A and 5B are perspective views of a caisson according to a fifth embodiment. FIGS.
FIGS. 6A and 6B are perspective views of a caisson according to a sixth embodiment. FIGS.
7A is a perspective view of a caisson according to a seventh embodiment, and FIG. 7B is a horizontal sectional view of the caisson.
8A is a perspective view of a caisson according to an eighth embodiment, and FIG. 8B is a horizontal sectional view of the caisson.
9A and 9B are perspective views of a caisson according to a ninth embodiment, and FIG. 9B is a vertical sectional view of FIG. 9A.
10A is a perspective view of the wave-dissipating structure according to the first embodiment, and FIG. 10B is a horizontal sectional view of FIG.
11A is a perspective view of a wave-absorbing structure according to a second embodiment, and FIG. 11B is a horizontal sectional view of FIG. 11A.
FIGS. 12A and 12B are perspective views of a wave-absorbing structure according to a third embodiment.
FIGS. 13A and 13B are perspective views of a wave-absorbing structure according to a fourth embodiment.
FIGS. 14A and 14B are perspective views of a wave-absorbing structure according to a fifth embodiment.
FIGS. 15A and 15B are perspective views of a wave-absorbing structure according to a sixth embodiment.
FIGS. 16A and 16B are perspective views of a wave-absorbing structure according to a seventh embodiment.
FIGS. 17A to 17C are cross-sectional views of a conventional wave-dissipating structure.
[Explanation of symbols]
1, 8, 9a, 9b, 10a, 10b, 11a, 11b, 12a, 12b, 13, 16, 17a, 17b, 33, 36 Caisson 2, 30 Levee body 3, 32 Reservoir chamber 4, Side wall 5 Front wall 6 Rear wall 4a, 5a, 6a, 15a Slit 14a Front water chamber 14b Rear water chamber 15 Partition walls 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24 Wave-dissipating structure 34 Wave 35 Reflecting wall 37 Wave-dissipating block 38 Wave-dissipating part

Claims

A partition wall with slits is provided at the center of the rectangular levee in a plan view that is long in the left-right direction and divided into left and right,
Respectively equipped with a drinking water chamber that communicates with each other through the slit in the front portion in the one side levee body and the rear portion in the other side dam body that are divided on the left and right across the partition wall,
A projecting portion is formed by projecting the rear wall side from the rear wall toward the front wall of the one-side levee body in a plan view with the rear wall side as the bottom and the tip width being narrowed. A projecting portion is formed that projects from the front wall of the chamber toward the rear wall in a plan view with the front wall side as the bottom and the rear end width being narrowed,
A long and narrow slit necessary for waves to enter and exit the water chamber is provided on at least the front wall of the one side bank body among the front wall of the one side bank body and the rear wall of the other side bank body,
A water-reserving chamber having a longer length in the depth direction is formed by the water-reserving chamber of the one-side levee body and the water-reserving chamber of the other-side dam body that are connected by the slits of the partition wall and are adjacent to each other. To do,
Wave-dissipating caisson characterized by

The slits on both sides of the levee body are provided with long and slender slits necessary for waves to enter and exit the basin.
The wave-absorbing caisson according to claim 1.

The shape of the protrusion is either a triangle, a pentagon, a semicircle in a plan view of a shape that divides the wave into left and right, or a quadrangle in a plan view of a shape that allows the wave to flow to one side wall,
The wave-absorbing caisson according to claim 1 or 2.

That the vertical surface of the projecting portion is gradually inclined toward the rear as it goes upward;
The wave-absorbing caisson according to any one of claims 1 to 3.

In front of the square dam body in a plan view,
A projecting portion is formed that divides the wave from the front wall that protrudes by narrowing the tip width from the rear wall side in the plan view from the rear wall to the front wall from the rear wall to the left or right or one side wall,
The left and right or one side wall is provided with elongated slits necessary for waves to enter and exit the water play room,
Forming a wave-dissipating caisson provided with a long and narrow slit necessary for the wave to enter and exit from the front wall on the front wall,
The wave-dissipating caisson with the front wall facing backward and the wave-dissipating caisson with the front wall facing forward are alternately arranged side by side in close contact with each other, and adjacent slits are overlapped by overlapping slits in the close side walls. The chamber forms a water-reserving chamber whose length in the depth direction is increased,
Or
In front of the square dam body in a plan view,
A projecting portion is formed that divides the wave from the front wall that protrudes by narrowing the tip width from the rear wall side in the plan view from the rear wall to the front wall from the rear wall to the left or right or one side wall,
The left and right or one side wall is provided with elongated slits necessary for waves to enter and exit the water play room,
A wave-dissipating caisson provided with an elongated slit necessary for waves to enter and exit the water play chamber on the front wall;
In front of the square dam body in a plan view,
A projecting portion is formed that divides the wave from the front wall that protrudes by narrowing the tip width from the rear wall side in the plan view from the rear wall to the front wall from the rear wall to the left or right or one side wall,
The left and right or one side wall is provided with elongated slits necessary for waves to enter and exit the water play room,
Forming a wave-dissipating caisson with no slit in the front wall;
A wave-dissipating caisson having a slit in the front wall is faced forward,
With the front wall of the wave-dissipating caisson having no slit in the front wall facing backwards,
Side walls are in close contact with each other and alternately arranged in parallel, and a slit in the close side walls is overlapped to form an adjacent water chamber that has a longer length in the depth direction.
Wave-absorbing structure characterized by