JP4426178B2 - ポリクロロプレン手袋 - Google Patents

ポリクロロプレン手袋 Download PDF

Info

Publication number
JP4426178B2
JP4426178B2 JP2002535711A JP2002535711A JP4426178B2 JP 4426178 B2 JP4426178 B2 JP 4426178B2 JP 2002535711 A JP2002535711 A JP 2002535711A JP 2002535711 A JP2002535711 A JP 2002535711A JP 4426178 B2 JP4426178 B2 JP 4426178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
polychloroprene
days
glove
latex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002535711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004511361A (ja
Inventor
テオ、セン・チン
チェン、セオン・フォン
Original Assignee
リージェント・メディカル・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リージェント・メディカル・リミテッド filed Critical リージェント・メディカル・リミテッド
Publication of JP2004511361A publication Critical patent/JP2004511361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4426178B2 publication Critical patent/JP4426178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D19/00Gloves
    • A41D19/0055Plastic or rubber gloves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L31/00Materials for other surgical articles, e.g. stents, stent-grafts, shunts, surgical drapes, guide wires, materials for adhesion prevention, occluding devices, surgical gloves, tissue fixation devices
    • A61L31/04Macromolecular materials
    • A61L31/048Macromolecular materials obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61L31/049Rubbers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B42/00Surgical gloves; Finger-stalls specially adapted for surgery; Devices for handling or treatment thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31855Of addition polymer from unsaturated monomers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31855Of addition polymer from unsaturated monomers
    • Y10T428/31931Polyene monomer-containing

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Gloves (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【0001】
本発明は、合成ゴム製品、特に手袋に関し、およびその製造方法に関し、特に、ポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーから作られた合成ゴム製品に関する。
【0002】
ここ数年間、天然ゴムから作られた手袋に関連するアレルギーの問題は、実質的に非アレルギー性である合成エラストマー材料から作られる様々の手袋の開発をもたらしてきた。それらには、例えば、WO96/40306(バクスター・インターナショナル社)に記載されているネオプレン(登録商標)(すなわち、ポリクロロプレン)またはネオプレンコポリマーから作られる手袋が含まれる。ある種のポリクロロプレンコポリマー(例えば、デュポンから入手可能なネオプレン750のような)は特に好ましい。というのは、それは、天然ゴムの柔軟性と可撓性に極めてよく似た柔軟性と可撓性を有する手袋の形成を可能とするからである。しかしながら、合成ゴム手袋は、着用するのに困難であり、従来は、この問題は、1種または別種の潤滑粉末を手袋の内部に被覆することにより対処されてきた。しかしながら、粉末を付与された手袋、特に粉末を付与された診察用および手術用手袋は、粉末が傷口または切開部に入り込む場合、汚染および患者の炎症の潜在的な危険が存在するという点で不利である。ポリクロロプレンのような合成エラストマーから作られた手袋についてのもう1つの問題は、その手袋が、「粘着性があり」または「他着性」であり得、このことは、製品の手袋がそれ自体かまたは他の手袋か、および/または包装材料かのいずれかに粘着するという問題をもたらし得るということである。厳密には、「粘着性」は、製品のそれ自体または同一製品への付着に関連し、一方、「他着性」は、製品の他の材料への付着を記述するために用いられる。
【0003】
ネオプレンコポリマーから作られた粉末を用いない合成医療用手袋がWO99/43739(アレジアンス・ヘルスケア・コーポレーション)に記載されており、その手袋は、最小限の他着性しか有さないといわれている。他着性のない粉末を用いない手袋を得るために、浸漬型(former)(ラテックスで被覆されている)を界面活性剤、粉末、シリコーンおよび水(他着性を減少させるため)の粉末スラリーに浸漬し、硬化し、剥離し、手袋を裏返し、次いで、粘着性を減少させ、粉末を除去するために塩素化する工程を含む非常に長い多工程のプロセスが用いられる。さらに、その次に、手袋の内側に使用者の接触する表面を戻すために第2の手による裏返し工程が必要とされる。WO99/43739の方法は、複雑で、時間を消費し、高価であるとともに、製品の手袋の特性について劣化効果を潜在的に有することもあり得る塩素化を必要とするという重大な欠点も有する。高いレベルの塩素化が粘着性を適切に除去するために必要とされ、WO99/43739の手袋由来の粉末は、ゴムの脱色をもたらす傾向があり、また、その物理的特性に悪影響を与え得る。
【0004】
加えて、粘着のレベルの初期の減少を提供するが、塩素化(および一般的にハロゲン化)は、長時間媒体上の粘着の発生を防止し得ない。したがって塩素化は、粘着発生の問題に対する部分的解決策に過ぎない。
【0005】
どれひとつとして完全に満足なものではないが、ゴムから作られた製品の粘着の問題に対する他のアプローチも存在する。上記のように、コーンスターチ、吸収性ダスチング粉末(修飾され、架橋されたコーンスターチ)およびタルクを含む様々の種類の粉末が用いられてきた。粉末は、多数の用途について受け入れ可能な粘着減少を提供し得るけれども、その方法は、汚染の危険のために、ある種の製品、特に診察および手術用手袋のためには不適切である。シリコーンオイルは、粘着性を減少させるために用いられてきたが、しかしながら、ハロゲン化と同様それらの油は、粘着性の部分的減少を提供するのみである。それは、長時間粘着性の発生を防止しない。ヒドロゲル、ウレタンおよびポリエチレンのような様々のポリマー被覆もまた「スリップ性の」被覆を提供することによりゴムの粘着性を除去するために用いられてきた。しかしながら一般的に、それらのスリップ被覆は、製品の内表面(例えば手袋の内側)での使用にとってのみ適切である。製品の外側すなわち外表面上でのそれらの被覆の使用は、通常、その意図される用途にとっては過剰にスリップ性である製品をもたらし、このことは、操作性の問題を提起する。ゴムの架橋(すなわち、加硫)は、粘着性の程度のある程度の短期間の減少を提供するが、しかしながら、それは長期間は粘着の発生を防止しない。
【0006】
本発明者はこのたび、先行技術の方法の不利益が減少するかまたは克服される粘着性のない粉末を用いないポリクロロプレン製品を提供する方法を創出した。特に、本発明の方法は、粘着発生の問題を実質的に解決する。というのは、本発明の方法は、長期間粘着性の発生を防止するからである。加えて、本発明の方法は、製品を粘着性でなくする従来の塩素化による方法を用いない。
【0007】
本発明によれば、好ましくはポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーラテックスの中に浸漬型を浸漬することにより、粘着性のない、粉末を含まないポリクロロプレン製品を作る方法であって、該方法において、1種類以上のアニオン性粘着防止剤を粘着を減少させるために用い、前記粘着防止剤は、該製品が70℃で貯蔵されるとき少なくとも7日まで、または45℃で貯蔵されるとき少なくとも90日までの期間粘着の有意な発生を防止する方法を提供する。
【0008】
有意な粘着の発生とは、70℃で貯蔵期間が7日(または45℃で90日)であるとき約2.0を超えない、または貯蔵期間が70℃で14日(45℃で180日)であるとき約3.0を超えない外表面粘着評点(本明細書で定義される)を意味する。好ましくは、粘着評点は、70℃で7日の期間後2.0を下回り、または70℃で14日または45℃で180日の期間後でさえ3.0を下回る。
【0009】
手袋または他の同様の製品の場合には、内部のスリップ性を提供するために、製品の内表面にヒドロゲルの層を被覆することが好ましい。
【0010】
したがって、本発明は、内部の使用者接触表面上にヒドロゲルの層を含むポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマー手袋または同様の製品であって、1以上の粘着防止剤もまた含む手袋または製品を含む。
【0011】
本発明はまた、ポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーラテックスから作られた製品の粘着の発生の長期間の低減を提供するための本明細書に記載されている粘着防止剤の使用も包含する。
【0012】
本発明者は、ほとんどの公知の粘着防止(ブロッキング防止)剤は、粘着の発生のほんの初期の(長期でない)減少しか提供しないけれども、予想外にも、ある種の粘着防止剤は、ポリクロロプレン製品の粘着の発生の減少を長期間提供し得ることを見出した。そのような粘着防止剤には、限定されないが、C16〜C22アルキル硫酸またリン酸アンモニウム、C16〜C22脂肪酸1価および2価金属イオン塩(特にステアリン酸塩であり、そのナトリウム、カリウム、亜鉛、カルシウムおよびマグネシウム塩)、C16〜C22脂肪酸アンモニウム塩、およびアニオン性ワックスエマルジョンが含まれる。具体例には、レキサノール(ステアリン酸カリウムの市販の分散液)およびダーバンL(アルキルリン酸アンモニウム)が含まれる。ある種の粘着防止剤のみが本発明の方法で有効に機能し、ある種の粘着防止剤は明らかに不適切であることが理解されるべきである。アニオン性粘着防止剤は極めて好ましく、良好な結果を与えることが見出されている。非アニオン性またはカチオン性粘着防止剤は、そのような良好な結果を与えない。
【0013】
本発明により用いられる粘着防止剤は、粘着性の初期の減少を提供するのみならず、ポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーから作られた製品の長期の粘着の有意な発生も防止する。長期とは、典型的には、周囲温度での3年から5年の期間までの製品の貯蔵を意味する。しかしながら、この期間は、製品がはるかにより高い温度まで暴露されるとき、例えば、船舶による輸送または他の輸送の間のような70℃までの温度が普通ではなくはないとき、より短い期間を含む。実際、本発明者は、本発明の粘着防止剤については、許容し得る低レベルの粘着性は、70℃で1ヶ月までの製品の貯蔵(その処理は、周囲温度で5年間の貯蔵にほぼ等しい)の後でさえ、維持され得ることを見出した。3年の貯蔵後でさえ約3.0を超えない外表面粘着評点(本明細書で定義されている)を有することが望ましく、多くの事例で本発明者は、それより有意に優れた結果を達成した。ポリクロロプレン製品での長期間の粘着性の減少についてのそのような効果は特に驚嘆すべきものである。というのは、ある種の本発明の粘着防止剤(例えば、レキサノールおよびダーバンL)は、天然ゴムラテックスで用いられたとき、長期間にわたって粘着の発生を防止しない。
【0014】
本発明の粘着防止剤の更なる利点は、粘着性の長期の低減を提供する能力は、特にラテックスまたは硬化されたゴムのいずれかの照射を含むいずれか他の加工プロセスにより影響を受けないことが見出されたことである。例えば、WO99/43739において(例1および2を参照されたい)、製品を滅菌するためのガンマ線照射の使用は、粘着性で脱色された手袋をもたらし、塩素化は、この粘着性の発生を防止し得ない。(「粘着性」は、WO99/43739においては、上記定義の「粘着性」および「他着性」の両方をカバーするものとして用いられる。)対照的に、本発明の粘着防止剤は、照射により引き起こされる粘着性の発生(初期と長期の両方)を実質的に防止することが可能である。したがって、所望であれば、製品を硬化させるかまたは滅菌するかのいずれかまたは両方のための照射は、本発明の方法では悪影響無しに用いられ得る。
【0015】
本発明の粘着防止剤はまた、製品が包装材のような他の材料に粘着しないという点で、ポリクロロプレン製品の「接着性」(ならびに粘着性)の長期の減少を提供する更なる利点も有する。
【0016】
本発明者はまた、いくつかの他の公知の粘着防止剤と違って、本発明の粘着防止剤は、ポリクロロプレンについて、またはラテックスに浸漬することにより製品を形成するプロセスの際にいずれの悪影響も有さないことも見出した。ある種の他の公知の粘着防止剤は、浸漬プロセスを妨げ、それゆえ、浸漬成形では有効に用いられえないが、しかし、このことは、本明細書に記載される粘着防止剤では当てはまらない。
【0017】
これまで、ヒドロゲル被覆は、典型的には、天然ゴムラテックスから作られた手袋のような製品の内表面に適用されてきたものであり、それにより、それら被覆は、着用を容易にする乾いた、および湿った良好なスリップ特性を付与する(例えば、EP−A−105613、EP−A−198514およびEP199318を参照されたい)。しかしながら、ある種のヒドロゲル材料は、ニトリルまたはポリウレタンゴムのような合成エラストマー材料上には余り容易には被覆しない。しかしながら、むしろ驚くべきことに、本発明者はこのたび、スリップ被覆のために適切なヒドロゲルが、凝集したポリクロロプレンおよびポリクロロプレンコポリマー上に容易に且つ簡便に被覆されうることを発見した。使用者接触表面上にそのような被覆を有するポリクロロプレン製品は、内部粘着性が実質的に存在せず、濡れたかまたは乾いた皮膚との接触のとき良好な着用特性を有する。
【0018】
一般的に言って、製品(例えば手袋)は、好ましくは、まず凝集剤の溶液に適切な形の浸漬型を浸漬し、続いて、浸漬型上に凝集したラテックスの層を形成するためにコンパウンド化されたポリクロロプレン(またはポリクロロプレンコポリマー)ラテックスの配合物に浸漬し、次いで、滲出させることにより作られる。しかしながらその後、粉末に浸漬し、続いて塩素化する(例えば、WO99/43739におけるように)代わりに、浸漬型上で凝固したラテックスは好ましくは、例えば、希釈された酸に浸漬することにより下塗りされ、すすぎと乾燥の後、好ましくは、例えば、ヒドロゲル形成ポリマーの溶液に浸漬される。代わりに、凝集剤の浸漬が用いられ、続いて、ヒドロゲルラテックスに浸漬する。所望であれば、ヒドロゲル形成ポリマーへの一連の浸漬がなされ得る。得られたヒドロゲルは、熱乾燥され、その後、得られたヒドロゲルポリマーはゴムに結合させられ、その後ゴムは加硫され、ポリマーも同時に硬化される。この工程の後、表面は次いで、好ましくは、生理的に許容可能な界面活性剤で処理され、その界面活性剤は、特に湿った皮膚について層の潤滑性を高め得る。好ましくは、次いで手袋は、1以上の粘着防止剤の溶液で洗浄される。しかしながら、代わりに、所望であれば、ラテックス配合物の中に粘着防止剤を含ませることも可能である。
【0019】
本発明の製品は、好ましくは、2−クロロ−1,3−ブタジエン(クロロプレン)および2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエンのコポリマーラテックスから作られる。しかしながら、所望であれば、他の適切なコポリマーも用いられ得る。好ましいコポリマーラテックスは、デュポンから商業的に入手可能なネオプレン750およびポリクロロプレンデンカLV60N(日本)であり、前者が特に好ましい。
【0020】
典型的には、ラテックス固形分は、40〜47%(組成物の重量による)であり、好ましい範囲は45〜46%である。
【0021】
一般的に、コンパウンド化されたラテックスは、以下を含む。
【表1】
Figure 0004426178
【0022】
低弾性率の手袋を与えるような方式でラテックスをコンパウンド化することが好ましい。好ましくは、手袋は、約4Mpaを超えない、より好ましくは約3MPaを超えないM500(500%伸長での弾性率)を有する。加えて、ラテックスは、好ましくは、約750%を下回らない破壊時伸長(EB)を有するポリクロロプレン手袋を与えるように配合され、好ましい範囲は、約750〜970%であり、引っ張り強度は約20MPaを下回らず、好ましい範囲は、約20〜30MPaである。
【0023】
本発明者は、手袋製造方法の様々の段階で本明細書で開示された粘着防止剤を用いることが可能であることも発見した。例えば、所望であれば、1以上の粘着防止剤がラテックス配合物としてポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーとともにコンパウンド化されうる。代わりに、または加えて、粘着防止剤は、手袋が浸漬型から取り出される前か後かのいずれかに、別の洗浄工程で用いられ得る。
【0024】
ラテックス配合物それ自体の中で用いられるとき、粘着防止剤は、好ましくは、100部のゴムあたり約0.5ないし2.0部(phr)の濃度で用いられる。代わりに、別の洗浄工程で用いられるとき、粘着防止剤は、典型的には、約0.05%ないし約0.20%の濃度で用いられる。しかしながら、所望であれば、より低いかまたはより高い濃度も用いられ得る。本発明者は、本発明者の粘着防止剤が、照射されていない手袋と照射された手袋の両方の貯蔵の間の外表面粘着の発生を減少させることについてきわめて有効であることを発見した(照射された手袋は、典型的には、表面の粘着についてより大きな初期値を有する)。
【0025】
本発明者はまた、ある種の粘着防止剤の使用に加えて、表面粘着の減少は、手袋の硬化度を上昇させることによっても達成され得ることも発見した。本発明の好ましい側面において、粘着防止剤と手袋の硬化度の増加の両方が、表面粘着の発生の減少をもたらすために一緒に用いられる。しかしながら、所望であれば、粘着防止剤が単独で用いられ得る。手袋の硬化の程度は、例えば、コンパウンド化されたラテックスで用いられる硫黄の量を増加させることにより(例えば、1phrから2phrまで)、または手袋の加工の間に用いられる硬化および/または乾燥温度の上昇により、増加し得る。
【0026】
ポリクロロプレンラテックス中のヒドロゲル被覆は、好ましくは、ヒドロゲルポリマーの溶液または分散液に浸漬することにより付与される。
【0027】
いずれの適切なヒドロゲルポリマーも本発明において用いられ得る。しかしながら、本発明者の欧州特許第105613号に記載されている2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)とメタクリル酸(MAA)および/または2−エチルヘキシルアクリレート(EHA)とのコポリマーであるヒドロゲルポリマーが好ましい。約68mol%HEMA、14mol%MAAおよび18mol%EHAを含むコポリマーが好ましい。
【0028】
上記のように、一旦ヒドロゲルポリマー層がゴムに適用され、結合され、硬化されたならば、プロセスは、例えば、界面活性剤の溶液の中で転動させることにより手袋に界面活性剤物質の溶液を適用する工程を含むことが好ましい。一般的に、界面活性剤は、洗浄工程の後に適用される。界面活性剤物質の溶液は、好ましくはまた、特定の粘着防止剤の使用に加えて手袋の外表面の表面粘着の減少に寄与し得るシリコーンも含み得る(すなわち、表面はヒドロゲルで被覆されていない)。本発明の方法で用いられる特定の粘着防止剤は、所望であれば、いずれかのシリコーン(もし存在すれば)とともに界面活性剤溶液に含まれ得るものであり、または代わりに、上記界面活性剤による処理の前後いずれかの別の洗浄工程で手袋に適用され得る。別の洗浄工程が好ましい。
【0029】
特に湿った皮膚について、手袋に潤滑性を提供する助けとするために用いられる好ましい界面活性剤には、N−セチルピリジニウムクロリド(CPC)、ラウリル硫酸ナトリウム、N,N−ジメチルヘキサデシルアミン、エチレンオキシド−ポリプロピレングリコール縮合体、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリドおよびヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリドが含まれる。他には、US3813695(「ポデル特許」)において記載されているものが含まれる。一般的に、上記化合物は、0.1%ないし5%の濃度で用いられ、好ましい範囲は、0.25〜0.50%である。好ましくは、界面活性剤溶液は、少なくとも0.05重量%のシリコーン(例えば、0.05から0.4重量%)の濃度でシリコーン(医療用グレードのポリジメチルシロキサン)を含む。
【0030】
界面活性剤溶液および粘着防止剤による手袋の処理の後(もしポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーラテックスの中でより早い時期に用いられていなければ)、手袋は、界面活性剤物質被覆のスリップ特性を設定するために加熱される。本発明者は、手袋の続く洗浄は、手袋の、湿った皮膚および乾いた皮膚のスリップ特性も付与せず、加えて、そのことは表面粘着の有意な増加ももたらさないことを発見した。
【0031】
本発明は、ポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーラテックスから作られる限り、いずれのポリクロロプレン製品の製造も包含する。好ましくは、製品は、浸漬型をゴムラテックスに浸漬することにより作られる。本発明者が想定している主たる製品は、手袋およびコンドームであり、特に医学的な実験および外科医用手袋である。工業用及び耐薬品性用途のためのより厚い耐溶剤性手袋もまた考えられる。典型的には、外科医用手袋については、合成エラストマー層の厚さは、約0.12〜0.30mmであり、ヒドロゲルポリマーの層は、一般的に、2〜10μmであろう。より厚い、耐溶剤性手袋については、合成エラストマー層の厚さは、約0.25〜0.75mmであり、ヒドロゲル層は、約2〜10μmであろう。合成エラストマー層またはヒドロゲルポリマー被覆のいずれかの厚さの増加は、好ましくは、ラテックスまたはポリマー配合物のそれぞれへの浸漬の回数の増加により達成される。代わりに、合成エラストマー層の厚さは、例えば、ラテックス中の滞留時間、ラテックスの全固形分含有量、または凝集溶液の濃度(比重、SG)を増加させることにより増加し得る。ヒドロゲルポリマー層の厚さは、ポリマー溶液の全固形分含有量を増加させることにより増加し得るであろう。
【0032】
本発明がより完全に理解されうるために、以下の例が単に例示として与えられる。
【0033】
例1
薄肉の外科医用手袋が以下のように作られた。手袋形の浸漬型を硝酸カルシウムの溶液(SG1.10〜1.20)に浸漬し、次いで、90〜110℃で20〜30秒間乾燥した。次いで、浸漬型を、ネオプレン750を含むコンパウンド化されたラテックス(全固形分含有量(TSC)=40〜46%)に浸漬した。ラテックスは、上記一般化された配合にしたがって、促進剤としてレノキュア、DPGおよびジンクBuD、架橋剤(vulcanising agent)として硫黄および酸化亜鉛、安定化剤としてデハイドールおよびアライラン、抗酸化剤としてウィングステイLおよび顔料としてコラニル・ブルーA2Rを含んでいた。
【0034】
被覆された浸漬型を約100℃で約1分間乾燥させ、次いでリボン通しし(bead)、続いて55〜60℃で約3分間水中で滲出させ、次いで空気中で約20秒間乾燥させた。次いで、浸漬型上のラテックスの表面を0.9〜1.1%塩酸に浸漬することにより下地作りし、水ですすぎ、次いで、温熱空気の流れの中で乾燥させた。次いで、被覆された浸漬型を、工業用メタノール変性スピリット(IMS)によるハイドロコートA(実質的に68モル%HEMA、14モル%MAA、18モル%EHAからなるターポリマー)の溶液に浸漬し、リボン通しし、125〜145℃で25〜30分間硬化させた。次いで、その手袋を、浸漬型から取り外し、水で洗浄し、次いで、15〜30分間0.25%CPC、0.075%シリコーンおよび0.05%ダーバンL(粘着防止剤)を含む溶液中で洗浄した。水での洗浄の後、次いで手袋を90℃で120分間乾燥させた。
【0035】
上記手袋の厚さ全体(1壁に渡っての)は、0.2mmであり、それは、以下の物理特性、
M500=3.0MPa
EB =930%
TS =26MPa
を有した。
【0036】
手袋は、1.0の外表面粘着評点で、実質的にまったく表面粘着が存在しなかった。外表面粘着を、この例および例2〜4では、70℃で1週間手袋を貯蔵した後測定した。貯蔵後、外表面粘着は、以下のように特定される。
【0037】
外表面粘着の評価
1.以下の評点系に従って試験した後手袋のカフス以外の部分に粘着する手袋カフスの比率を見積もることにより粘着評点を特定する。
【0038】
粘着 説明
評点
1.0 カフスが手袋の残りの部分にまったく粘着しない。
【0039】
1.5 カフスの25%以下が手袋の残りに粘着する。
【0040】
2.0 カフスの25〜50%が手袋の残りに粘着する。
【0041】
2.5 カフスの50〜80%が手袋の残りに粘着する。
【0042】
2.カフスの80%を超える部分が、試験後もさらに手袋の残りに粘着するならば、手袋を2回軽打し、以下に記載されるように再評価する。
【0043】
粘着 説明
評点
3.0 カフスは手袋の残りに対して完全に粘着しない。
【0044】
3.5 カフスの20%未満が手袋の残りに対して粘着する。
【0045】
4.0 カフスのほぼ50%が手袋の残りに対して粘着する。
【0046】
4.5 カフスの50〜80%が手袋の残りに対して粘着する。
【0047】
5.0 カフスの80〜100%が手袋の残りに対して粘着する。
【0048】
3.粘着評点を記録する。
【0049】
4.エージング条件にしたがって、バッチあたりさらに3枚の手袋について試験を反復する。
【0050】
5.それぞれのエージング条件についてバッチについての平均表面粘着を計算する。
【0051】
上記手順を、異なる粘着防止剤を用いて反復した。結果を以下に表にまとめる。
【表2】
Figure 0004426178
【0052】
例2
ラテックス配合物への粘着防止剤の更なる添加とともに、手袋を例1に記載されたように作った。浸漬型から取り出して後、手袋を、洗浄溶液中の粘着防止剤の使用を省略して例1に記載されたように処理した。手袋には、1.1を与えるステアリン酸ナトリウムを除いて、用いられるそれぞれの粘着防止剤について1.0の外表面粘着評点を有する外表面粘着が実質的に存在しない。異なる粘着防止剤についての結果は、以下に表にまとめられている。
【0053】
表3 外表面粘着が実質的に存在しない手袋をもたらす粘着防止剤の例。
【表3】
Figure 0004426178
【0054】
例3(a)
例1(粘着防止剤による後処理)を、更なる粘着防止剤を用いて反復した。それは、以下に表にまとめるように、はるかにより貧弱な結果しかもたらさないことがわかった。
【0055】
表4 外表面粘着の減少をもたらさない粘着防止剤の例。
【表4】
Figure 0004426178
【0056】
例3(b)
例2を、更なる粘着防止剤を用いて反復した。それは、以下に表にまとめるようにはるかに貧弱な結果しかもたらさないことを発見した。
【0057】
表5 外表面粘着の減少をもたらさない粘着防止剤の例。
【表5】
Figure 0004426178
【0058】
例4
一般的に、外表面粘着は、手袋の厚さの増加とともに減少する−すなわち、より薄い手袋は、より厚い手袋より、より大きな外表面粘着を有する傾向がある。0.15mmの単肉厚さ(single−wall thickness)を有するより薄い手袋を、TSCが43%に減少し、凝集溶液SGが1.16に減少したほかは例1に記載されるように作った。得られた手袋は、1.0の外表面粘着評点で、外表面粘着が実質的に存在しなかった。
【0059】
上記例において、全ての外表面粘着評点(粘着防止剤が用いられない対照値も含む)を、70℃で7日間のエージングの後測定した。
【0060】
定義:
レキサノール ステアリン酸カリウム[C P ホール・カンパニー]
ダーバン L アルキルリン酸アンモニウム[R T バンダービルト カンパニー,Inc.]
マイケム・ルーブ 180 カルナウバとパラフィンワックスのアニオン性共乳濁液[マイケルマン,Inc.]
マイケム・ルーブ 124 アニオン性マイクロクリスタリンワックスエマルジョン[マイケルマン,Inc.]
アンティラックス パラフィンワックス[バイエルAG]
コーギュラントWS 機能性ポリオルガノシロキサン[バイエルAG]。
【0061】
後処理としてのシリコーンの使用は、外表面粘着を減少させるけれども、表面の薬物の減少をもたらした。すなわち、手袋は、よりスリップ性となり、それは所望される特性ではない。
【0062】
ステアリン酸ナトリウム、マグネシウムおよびカルシウムは、外表面粘着の減少をもたらし、しかしながら、それら添加剤は、8〜15%まで初期およびエージング後の引っ張り強度を減少させた。
【0063】
外表面粘着をなくすための多数の従来のアプローチが評価されてきた。それらの全ては、上記粘着防止剤の使用より有効でないことが見出されてきた。比較試験には以下が含まれる。
【0064】
例5−シリコーン
シリコーンエマルジョンは、手袋を乾燥させる直前にタンブルドライヤーの中で(上記例1におけるような後洗浄とは反対に)手袋上にスプレーされた。このことは、低温並びに高温で硬化された手袋についてある程度まで外表面粘着を減少させる(以下の表6参照)。高温での硬化はより少ない表面粘着をもたらすが、しかし、粘着の問題を克服しない。
【0065】
表6:外表面粘着についてのシリコーンの硬化
【表6】
Figure 0004426178
【0066】
低温硬化=100℃/14分→110℃/4分→120℃/4分→132℃/5分
高温硬化=125℃/8分→135℃/8分→145℃/9分
例6−促進剤レベル(ZBuD)
用いられた促進剤のレベルは、表面粘着評点について有意な効果を有さない(以下の表7を参照されたい)。
【0067】
表7:外表面粘着についての促進剤レベルの効果
【表7】
Figure 0004426178
【0068】
表6におけるように、低温と高温による硬化。手袋は、乾燥前にシリコーンエマルジョンによりスプレーされていない。
【0069】
例7−酸化亜鉛レベル
10phrから15phrに酸化亜鉛を増加させても、表面粘着評点に有意な効果はない(以下の表8を参照されたい)。
【0070】
表8:外表面粘着についての酸化亜鉛レベルの効果
【表8】
Figure 0004426178
【0071】
表6におけるように低温硬化と高温硬化。手袋は、乾燥の前にシリコーンエマルジョンによりスプレーされない。
【0072】
例8−予備加硫
予備加硫は、表面粘着について有益な効果を有さないことがわかっている(以下の表9を参照されたい)。ラテックスを、50℃で24時間加熱することにより予備加硫し、次いで周囲温度(約30℃)に冷却し、3日間熟成させるために放置する。周囲温度で4日間熟成されたラテックスを対照として用いた。
【0073】
予備加硫されたラテックスから浸漬された手袋は、低温硬化が用いられたとき、浸漬型に、よりしっかりと粘着することを発見した。
【0074】
もう24時間50℃での加熱を延長することは、ラテックスが使用不可能となり、ラテックスの硬化を貧弱にし、不均一な浸漬されてできたフィルムとビードで裂ける欠陥をもたらす。
【0075】
表9:外表面粘着についてのラテックスの予備加硫の効果。
【表9】
Figure 0004426178
【0076】
表6におけるような低温および高温硬化。手袋は、乾燥の前にシリコーンエマルジョンによりスプレーされない。
【0077】
例9−塩素化
手袋の表面粘着についての塩素化の効果の評価は、手袋あたり4レベルの利用可能な塩素−600、900、3000および4000ppmおよび150mL塩素化溶液を用いて実施された。900ppm以上の利用可能な塩素レベルでは、全ての手袋は、乾燥後著しい内表面および外表面粘着を示した。定性的に、粘着の程度は、塩素力価(chlorine strength)の増加とともに増加した。実際、塩素化の後は、濡れた手袋でさえ、乾燥するのを待っている間、外部に粘着することが見出された。600ppmで塩素化された手袋については、手袋の70%は内部に粘着する。手袋を、乾燥の前にシリコーンエマルジョンでスプレーし、この処理をしてさえ、手袋は、大きな外表面粘着を示した(以下の表10を参照されたい)。
【0078】
表10:外表面粘着についての塩素化の効果
【表10】
Figure 0004426178
【0079】
手袋は、乾燥の前にシリコーンエマルジョンによりスプレーされた。
【0080】
上記結果と対照的に、粘着防止剤により処理された(ラテックス配合物中にかまたは別の洗浄工程でかのいずれか)手袋の外表面粘着値は、70℃で7日間の貯蔵をしてさえ、1.0を超えて増加しないことが見出された。

Claims (17)

  1. ポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーラテックスの中に浸漬型を浸漬することにより、粘着性のない、粉末を含まないポリクロロプレン製品を作る方法であって、該方法において、1種類以上のアニオン性粘着防止剤を粘着を減少させるために用い、前記粘着防止剤は、70℃で貯蔵期間が7日または45℃で貯蔵期間が90日であるとき製品の50%以下が粘着し、または貯蔵期間が70℃で14日または45℃で180日であるとき2回の軽打後製品が粘着しないようにさせ、且つ該方法は、塩素化を行わない方法。
  2. 70℃で7日の貯蔵期間の後、製品の50%未満が粘着する請求項1記載の方法。
  3. 70℃で7日の貯蔵期間の後、製品の25%未満が粘着する請求項1記載の方法。
  4. 70℃で14日または45℃で180日の貯蔵期間の後、2回の軽打後製品が粘着しない請求項1記載の方法。
  5. 70℃で14日または45℃で180日の貯蔵期間の後、製品の50%未満が粘着する請求項4記載の方法。
  6. 粘着防止剤が、C16〜C22アルキル硫酸もしくはリン酸アンモニウム塩、C16〜C22脂肪酸1価または2価金属イオン塩、C16〜C22脂肪酸アンモニウム塩、またはアニオン性ワックスエマルジョンである請求項1ないし5のいずれか1項記載の方法。
  7. 16〜C22脂肪酸1価または2価金属イオン塩が、ナトリウム、カリウム、亜鉛、カルシウムおよびマグネシウム塩から選ばれる請求項6に記載の方法。
  8. 粘着防止剤がステアリン酸カリウム、C16〜C22脂肪酸ナトリウム、亜鉛、カルシウムまたはマグネシウム塩、またはアルキルリン酸アンモニウムである請求項6記載の方法。
  9. 前記粘着防止剤が前記製品の形成の前にラテックス配合物の中に含まれ、または粘着防止剤が、前記製品が形成された後に洗浄工程で用いられ、または前記粘着防止剤が、前記製品の形成の前にラテックス配合物の中に含まれ、かつ前記製品が形成された後に洗浄工程で用いられる請求項1ないし8のいずれか1項記載の方法。
  10. 前記製品が前記粘着防止剤の溶液の中で洗浄される請求項9記載の方法。
  11. 前記粘着防止剤がラテックス配合物中に含まれるとき、粘着防止剤は100部のゴムあたり0.5〜2.0部(phr)の濃度で存在し、または前記製品が形成された後洗浄工程で用いられるとき、粘着防止剤は洗浄用配合物の0.05重量%から0.2重量%の濃度で存在する請求項9または10記載の方法。
  12. 前記方法が、前記製品を照射工程に供する工程をさらに含む請求項1ないし11のいずれか1項記載の方法。
  13. 前記方法が、ポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーラテックス中に2phr以上の硫黄を用いることにより、製品の硬化の状態を高める工程をさらに含む請求項1ないし12のいずれか1項記載の方法。
  14. 前記方法が、スリップ性を付与するために、前記製品にヒドロゲルの層を付与する工程をさらに含む請求項1ないし13のいずれか1項記載の方法。
  15. 前記製品が、手袋またはコンドームである請求項1ないし14記載の方法。
  16. 1種類以上のアニオン性粘着防止剤および内部の使用者接触表面上のヒドロゲルの層を含むポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーの手袋またはコンドーム。
  17. ポリクロロプレンまたはポリクロロプレンコポリマーラテックスから作られた製品の粘着の発生を、アニオン性粘着防止剤を使用することにより減少させる方法。
JP2002535711A 2000-10-20 2001-10-22 ポリクロロプレン手袋 Expired - Lifetime JP4426178B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0025777A GB0025777D0 (en) 2000-10-20 2000-10-20 Neoprene glove
PCT/GB2001/004676 WO2002032475A2 (en) 2000-10-20 2001-10-22 Neoprene glove

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004511361A JP2004511361A (ja) 2004-04-15
JP4426178B2 true JP4426178B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=9901705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002535711A Expired - Lifetime JP4426178B2 (ja) 2000-10-20 2001-10-22 ポリクロロプレン手袋

Country Status (10)

Country Link
US (1) US7179415B2 (ja)
EP (1) EP1326657B1 (ja)
JP (1) JP4426178B2 (ja)
AT (1) ATE301480T1 (ja)
AU (2) AU1243702A (ja)
DE (1) DE60112599T2 (ja)
DK (1) DK1326657T3 (ja)
ES (1) ES2242777T3 (ja)
GB (1) GB0025777D0 (ja)
WO (1) WO2002032475A2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0211027D0 (en) 2002-05-14 2002-06-26 Ssl Internat Double-donnable glove
US7566502B1 (en) 2003-09-17 2009-07-28 Allegiance Corporation Surface modification of elastomeric articles
US20050076917A1 (en) * 2003-10-10 2005-04-14 Biofilm Ip, Llc. Lubricated condom
US20050127552A1 (en) * 2003-12-11 2005-06-16 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method for forming an elastomeric article
US20060074180A1 (en) * 2004-09-29 2006-04-06 Lipinski Timothy M Powder-free coagulants with silicone surfactants
US7767251B2 (en) 2005-03-16 2010-08-03 Shiping Wang Repellent elastomeric article
KR102263539B1 (ko) * 2010-01-22 2021-06-10 얼리젼스 코포레이션 엘라스토머성 물품의 패키징 및 멸균 방법과 그에 의해 생산된 패키징된 엘라스토머성 물품
US9114057B1 (en) 2011-03-28 2015-08-25 Maxx A. Padilla Masturbatory glove
AU2014342284B2 (en) 2013-10-29 2019-01-17 Allegiance Corporation Hydrophilic/hydrophobic aqueous polymer emulsions and products and methods relating thereto
CA2927363A1 (en) * 2013-10-29 2015-05-07 Allegiance Corporation Hydrophilic/hydrophobic aqueous polymer emulsions and products and methods relating thereto
KR20240055870A (ko) * 2015-10-18 2024-04-29 얼리젼스 코포레이션 수계 히드로겔 블렌드 코팅 및 엘라스토머 물품에의 적용 방법
CN105646975A (zh) * 2016-03-29 2016-06-08 苏州嘉乐威企业发展有限公司 一种氯丁橡胶避孕套的制备方法
WO2018119490A1 (en) * 2016-12-30 2018-07-05 Skinprotect Corporation Sdn Bhd Elastomeric film-forming compositions and associated articles and methods
IT201800009805A1 (it) 2018-10-25 2020-04-25 Candiani Spa Filati elasticizzati a base di cotone per tessuti elasticizzati ad elevata compatibilita’ ambientale e realizzati con tecnica core-spun
WO2020172606A1 (en) * 2019-02-22 2020-08-27 Commscope Technologies Llc Tack reduction for silicone gel seals
US11267985B2 (en) 2019-04-08 2022-03-08 Polymer Solutions Group Anti-tack formulation of high solids content, diluted anti-tack formulation and method of use of diluted anti-tack formulation
WO2024076228A1 (en) 2022-10-07 2024-04-11 Ci Technology Sdn Bhd An anti-tack composition and a method for producing a non-tacky powder-free elastomeric article

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB445534A (en) * 1934-09-10 1936-04-14 Josef Talalay Improvements in the production of rubber goods
US2060343A (en) * 1935-07-10 1936-11-10 Robert C Palicki Method of coating fabric work gloves
US2458221A (en) * 1944-10-05 1949-01-04 Us Rubber Co Method of reducing odor and surface tack of neoprene objects
US2558221A (en) * 1949-04-28 1951-06-26 Phillips Petroleum Co Oxidation of mercaptans
ATE251470T1 (de) * 1995-06-07 2003-10-15 Allegiance Corp Operationshandschuhe aus neoprencopolymeren
US6306514B1 (en) * 1996-12-31 2001-10-23 Ansell Healthcare Products Inc. Slip-coated elastomeric flexible articles and their method of manufacture
US6195805B1 (en) * 1998-02-27 2001-03-06 Allegiance Corporation Powder free neoprene surgical gloves
US6242042B1 (en) * 1998-09-14 2001-06-05 Lrc Products Ltd. Aqueous coating composition and method

Also Published As

Publication number Publication date
GB0025777D0 (en) 2000-12-06
US20040096686A1 (en) 2004-05-20
EP1326657B1 (en) 2005-08-10
AU2002212437B2 (en) 2006-02-02
AU1243702A (en) 2002-04-29
WO2002032475A3 (en) 2002-08-22
EP1326657A2 (en) 2003-07-16
DE60112599T2 (de) 2006-03-16
WO2002032475A2 (en) 2002-04-25
DE60112599D1 (de) 2005-09-15
DK1326657T3 (da) 2005-12-19
JP2004511361A (ja) 2004-04-15
ATE301480T1 (de) 2005-08-15
ES2242777T3 (es) 2005-11-16
US7179415B2 (en) 2007-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10517338B2 (en) Glove coating and manufacturing process
JP4426178B2 (ja) ポリクロロプレン手袋
US6051320A (en) Thin-walled natural rubber latex material substantially free of sulfur and nitrosamines
US20050147655A1 (en) Non-leaching antimicrobial glove
CA2485746C (en) Double-donnable glove
AU2002212437A1 (en) Neoprene glove
US6383552B1 (en) Thin-walled natural rubber latex material substantially free of sulfur and nitrosamines, and method of making same
AU2013204273B2 (en) Glove coating and manufacturing process

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20051117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070131

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080611

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090624

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4426178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term