JP4426146B2 - 空気タイヤに取り付けられるパッチ - Google Patents

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    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0491Constructional details of means for attaching the control device
    • B60C23/0493Constructional details of means for attaching the control device for attachment on the tyre

Description

【0001】
技術分野
本発明は、一般にタイヤの状態をモニターする方法と機器に関し、特に、急迫している故障を診断するために、空気タイヤの状態をモニターする方法と機器に関する。
【0002】
発明の背景
石炭、鉄鉱石、他の鉱物のようなかさばる物質を輸送するために、鉱業界は最大積載量が通常250トンに達するオフロード(Off-The-Road(OTR))自動車を使用しており、その結果、過度に大きい内部応力が、日々の使用においてこのような自動車のタイヤにかかることになる。過度な速度での運転を含む多くの要因に主として起因する、このような内部応力は、このようなタイヤにとっては非常に有害なので、このタイヤを取り替えなければならないのは珍しいことではない。他方、OTR自動車の生産性を最大にするために、使用者が任意の所与のタイヤの内部の物理的状態が限界に近いことに気づくまでOTR自動車は通常、できるだけ速く運転される。そのときには、限界に近い状態を引き起こした内部応力を取り除き、それによってタイヤの寿命を延ばすために、運転者は、タイヤ圧力が低下した場合には自動車を停止させ、著しく高い温度状態の場合には、自動車の速度を落とす。このように、OTR自動車の速度は、任意の所与の時間で、運転者のタイヤの状態についての認識に基づいて制御される。そして、もし運転者の認識が間違っていれば、自動車の生産性は無駄に下がる。
【0003】
したがって、OTR自動車の運転者に、自動車の生産性を最大にするため、このような自動車のタイヤのいろいろな状態に関する正確な情報を確実に与えるようにすることが鉱業界にとって長年必要であった。
【0004】
ごく最近は、各タイヤの切迫した故障に関連した各状態を検出し、OTR自動車の運転者にこのような状態に関するタイムリーな情報を与える集積回路を、OTR自動車の各タイヤ内に搭載することによって、上記の必要を満たすいろいろな試みが従来技術でなされてきている。
【0005】
例えば、Kochらに与えられた米国特許5,562,787号は、自動車のタイヤの各状態をモニターする方法と機器を開示した。この機器はタイヤの内部に接続することができ、送信器を有する集積回路を含むモニター装置を有する。さらに、このモニター装置は集積回路に接続された複数のセンサを含む。これらセンサはタイヤの各状態を連続的に検出し、集積回路に対応する信号を出力する。集積回路は、タイヤの状態信号を周期的にサンプルし、各サンプルを各標準値と比較し、この比較に基づいて各タイヤ状態信号を生成し、任意のタイヤ状態信号がタイヤの限界状態を示しているとき、自動車の運転者に情報信号を出力するようにプログラムされている。さらに、集積回路は、通常は休止しているが、運転者からの励起信号の受信に応答して、運転者にその現在のタイヤ状態信号に関する情報信号を運転者に送信するように、プログラムされている。さらに、集積回路は、履歴、記録保持目的で周期的なタイヤ状態信号に対応するデータを保存し、別の励起信号の受信に応答してこのような履歴データを送信器に送信させるようにプログラムされていることもある。
【0006】
1999年8月18日に公開されたヨーロッパ特許公開明細書EP0936089A2で述べられているように、このようなモニター装置がタイヤ内に搭載されたとき通常さらされる応力、歪み、衝撃、周期的な疲労を避けるために、従来技術の集積回路は、取り付けられた送信器とセンサとともに、ウレタン、エポキシ、ポリスチレン樹脂、固いゴムの化合物か何かのような堅い、あるいはやや堅い材料で封止されている。この封止は、次にこれに接続されるバッテリーとともに組み立てられる。従来技術では電子タイヤタグとして知られている、出来上がった組立体は、そのハウジングを形成する未加工のゴム材料で包まれ、このハウジングは、その後、タイヤ組立体を形成する構造的な未加工のゴム材料に付け加えられ、加硫されたタイヤを形成するために、一緒に硫化される。このように、加硫されたタイヤは、タイヤ内に埋め込まれ、その一部を形成する電子タイヤタグを含み、タイヤが破棄されると、破棄される。
【0007】
このような電子タイヤタグの修理と取り替えをするために、上記の米国特許の譲受人に譲渡された上記のヨーロッパ特許は、このようなタグを取り外し可能なようにタイヤ内に搭載する方法と機器を開示している。この機器は、タイヤとともに硫化されてもよいが、好ましくは別々に硫化して、硫化されたタイヤに取り付けられるゴムのパッチを含む。ゴムのパッチは内部にキャビティが形成されているハウジングを含む。キャビティはサイドウォールを有し、電子タイヤタグをキャビティ中に取り外しできるように受け入れるように大きさが決められている。このヨーロッパ特許の電子タグは、送信器、センサ、バッテリーを含む、上記の米国特許の構造を含み、上記の米国特許が引用によって上記ヨーロッパ特許に含まれ、かつ、その一部をなしていることに注意されたい。さらに、上記ヨーロッパ特許は封止部から延びるアンテナを任意に含むことを要求している。アンテナを備えるものとすると、タグがゴムのパッチのハウジングに取り外し可能に接続されるときにアンテナを受け入れる対向するスロットが、ハウジングのサイドウォールに形成される。タグをハウジング内に保持するために、ハウジングとタグはそれぞれ、タグが取り外し可能なように、ハウジングにピン止めされ、キー溝をつけられ、ねじで接続され、あるいはハウジングに固定される、ヨーロッパ特許で述べた構造のようなコンパチブルな接続手段を備える。
【0008】
上記従来技術の上述の進歩にもかかわらず、OTR自動車のタイヤの温度状態に関する、このような自動車の運転者に与えられるデータは、種々の要因のために、タイヤの限界的な状態を依然として正確には反映していない。例えば、従来技術の実施は、電子タグにかかる応力、歪み、衝撃振動、周期的な疲労の作用を最小にするために、タイヤのインナーライナーの中央に電子タイヤタグを搭載することである。したがって、モニター装置は、温度がタイヤの切迫した故障を示す限界的な状態を最もよく示す、タイヤの領域からかなりの距離離れた位置のタイヤ温度、すなわち、プライ、ベルト、周囲のゴム材料の亀裂が内部の応力が大きくなるため生じる、ベルトのサイドエッジ、したがって、タイヤのショルダー部の近くの温度をサンプルする。検出された温度とこのようなサイドエッジにおける温度の差を補償するために、上記従来技術の集積回路は、インナーライナーの中心からタイヤのショルダー部の近傍の温度を計算するために、スケーリング定数を検出された温度に適用するアルゴリズムを有する。あいにく、所与のタイヤのインナーライナーの中心のタイヤ温度は、タイヤのショルダー部の温度よりも著しく低く、タイヤの構造が変わると変化する。
【0009】
したがって、タグの配置のこの問題に加えて、従来技術のアルゴリズムは、温度サンプリングセンサがベルトのサイドエッジから離れている距離を補償するために、タイヤのセンターラインで測定された温度に一定の温度因子を加えることに基づくこのような計算のために、ベルトのサイドエッジの温度を正確に計算できないということがわかった。温度センサの配置とこのような計算によって、OTR自動車の運転者に誤った情報を与えることになるので、運転者がこのような自動車の速度を落とすのが速すぎることがある。この結果生じる、このような自動車の生産性に対する悪影響は、鉱業界にとってコストが大きくなることである。
【0010】
発明の概要
本発明によると、中央のトレッドと、このトレッドの内側で半径方向に配置された、半径方向に延びる1つあるいは複数のベルトと、このベルトの内側で半径方向に配置され、半径方向に延びるインナーライナーを有する空気タイヤと組み合わされ、電子タグをタイヤ内に搭載する機器は、タイヤのインナーライナー上に搭載するための第1のサイドと、アーチ状の形をした第2のサイドと、雌ねじがきられた部材を含むパッチと、タグのサイドから延びる部分を有し、かつ、パッチの雌ねじがきられた部材にねじこむことができる、雄ねじがきられた部材を有することを特徴とする。雄ねじがきられた部材が延びてくるタグのサイドはフラットである。雄ねじがきられた部材は雌ねじがきられた部材にねじこまれるとき、タグのフラットなサイドがパッチのアーチ状のサイドと接する。また、雄ねじがきられた部材は雌ねじがきられた部材にねじこまれるとき、タグのフラットなサイドがパッチのアーチ状のサイドと部分的に接し、タグのフラットなサイドの約半分がパッチのアーチ状のサイドとほぼ接する。タグはほぼ矩形をしており、サイドはほぼまっすぐである。雌ねじがきられた部材はナットを含み、雄ねじがきられた部材はボルトを含む。
【0011】
電子タグは、使用時、ベルトのエッジに隣接したタイヤのインナーライナーの温度である第1の温度を検出し、タイヤ内の空気温度である第2の温度を検出し、タイヤ内の空気圧力を検出するようになっている。
【0012】
定義
「ビード」は一般に、タイヤの内側半径方向の端の部分のいずれかの中に配置される環状の形の部材を意味する。
【0013】
「ビード部」は一般に、ビードを含む、タイヤのカーカスの対向する半径方向内側の端部、ビードのあたりで曲げられたプライ部、ビードやプライ部の周囲のゴム材料のいずれかを意味する。
【0014】
「カーカス」は一般に、ビードやプライを含むが、ベルト構造、プライの上のアンダートレッドとトレッドを含まないタイヤの構造を意味する。
【0015】
「赤道面」は、タイヤの回転軸に垂直に広がり、トレッドの中心を通る想像上の平面、あるいは、トレッドの円周のセンターラインを含む平面を意味する。
【0016】
「プライ」は一般に、ゴムで被覆された、半径方向に配置される材料の、コードで強化された層を意味する。
【0017】
「半径方向」はタイヤの回転軸から向かって、あるいは離れて広がっていく方向を意味する。
【0018】
「サイドウォール」は一般に、タイヤの半径方向に広がる部分を意味する。
【0019】
「トレッド幅」は、横の断面図で見たときにタイヤのトレッドの外周の円弧の長さを意味する。
【0020】
好ましい実施形態の説明
図面に示したように、同じ参照番号は、いくつかの図面にわたって、同じあるいは対応する部品を示している。
【0021】
図1は、ホイールのリム12に取り付けられた、OTR自動車11用の典型的な空気タイヤ10の部分的な横断面図の半分を示している。タイヤ10はおおむね環状で、仮想の赤道面14に関して対称に配置されているので、タイヤ10の他の部分の半分の横断面図は同じあるいは対応する部品を含み、説明はタイヤ10の他の半分にも同じように当てはまると理解されるべきである。
【0022】
タイヤ10がホイールのリム12上に搭載されたとき加圧空気が入るキャビティ16を有するタイヤ10は一般に、数字18で一般に示された対向するサイドを有する中央トレッド16を有する。さらに、タイヤ10は、トレッド16の半径方向内側で中央に配置された、ベルト20と22によって代表される、半径方向に延びる複数のベルトを含む。ベルト20は対向するサイドエッジ23を有し、ベルト22は対向するサイドエッジ24を有する。さらに、タイヤ10は対向するサイドウォール27を有するカーカス25を含む。各サイドウォール27は、対向するトレッドサイド18と一緒になり、そこから内側に半径方向に延び、一般に数字28で示される対向するショルダー部をトレッドサイド18とともに形成する。カーカス25はまた、その半径方向の内側端に対向するビード部29を含む。各ビード部29は、ビード部29をホイールのリム12に接するようにする、環状の形をしたビード29Aをその内部に含む。さらに、カーカス25は、ベルト20と22の内側半径方向に配置された、1つあるいは複数のプライ30を含む。プライ30は対向するビード29Aの間に半径方向に延び、そのまわりで曲げられている。そして、カーカス25は、プライ30の内側半径方向に配置された、半径方向に延びるインナーライナー35を含む。
【0023】
本発明によると、電子タイヤタグ40(図1と図2)は、タイヤ10のインナーライナー35に最も近く、したがって、タイヤ10のショルダー部28に隣接した、ベルト20のサイドエッジ23の半径方向内側に、ほぼ直接に位置する領域において、タイヤ10のインナーライナー35に固定して取り付けられるのが好ましい。タグ40はこれによって、タイヤ10が最も厚く、熱を逃しそうにない、インナーライナー35の領域に隣接して位置するので、この位置で行われた温度測定は、タイヤ10の内部故障が切迫しているかどうかを判定することに最も密接に関連している。この故障は通常、タイヤ10のショルダー部28のベルト20と22、プライ33、周囲の硫化ゴム材料36の亀裂を引き起こす内部応力に起因する。図1はまた、典型的なOTR自動車11のタイヤトレッド16の幅「w1」、すなわち、約3〜4フィートと、それに接続されたタグ40の幅「w2」、すなわち、約3インチの相対的な寸法を示している。
【0024】
電子タグ40(図1と図2)は一般に、マイクロコントローラ42と、マイクロコントローラ42に電気的に接続されたタイヤ10のインナーライナー35の温度をサンプルする、第1の温度検出部44を含む。さらに、タグ40は、マイクロコントローラ42に電気的に接続され、タイヤ10内の空気温度をサンプルする、第2の温度検出部46を含む。さらに、タグ40は一般に、タイヤ10内の空気圧力をサンプルするために、マイクロコントローラ42に電気的に接続された圧力検出部48を含む。さらに、タグ40は、マイクロコントローラ42に電気的に接続され、温度・圧力検出部44、46、48によって取得されたそれぞれのサンプルに関する関連する情報を送信する送信器部50を含む。さらに、タグ40はマイクロコントローラ42に従来と同じように電気的に接続され、マイクロコンピュータに電力を供給するバッテリー51を含むのが好ましい。圧力検出部48はタグ40から延びる管状部52を含む。さらに、送信器部50はアンテナ58を含むのが好ましい。タグ40はまた、タグ40をタイヤ10に接続する接続部60を含む。接続部60は、雌ねじがきられた第1のナット62と、雄ねじがきられたボルト64を含むのが好ましい。ボルト64は第1のナット62に半永久的にねじ込まれて接続されており、タグ40から延びるねじがきられた部分64を有する。タグ40は、ウレタンで被覆されたエポキシおよびガラスのビードの混合物のような封止材料65で全体を封止されるのが好ましい。
【0025】
封止されたタグ40(図2)は、タイヤ10のインナーライナー35に直接接続されないのが好ましい。むしろ、本発明によれば、雌ねじがきられた第2のナット71が内部に埋め込まれた硫化されたゴムパッチ70がタイヤ10のインナーライナー35に取り付けられている。パッチ70は、タイヤ10のインナーライナー35に接続できる、おおむね円の周囲を有するほぼフラットなサイド72と、パッチの反対側に位置するアーチの形をした内側のサイド73によって定められた、レンズの形をした横断面を有するのが好ましい。パッチ70のサイド72は、ショルダー部28でタイヤ10のインナーライナー35のほぼアーチの形をした領域に接するように位置するために大きさが決められている。パッチ70のサイド73はタイヤ10の内側を向いている。封止されたタグ40は、ほぼ矩形の横断面を有し、かつ、ほぼまっすぐなサイド74を含む。封止されたタグ40は、タグ40から延びているボルト部分64Aを第2のナット71にねじで接続することにより、パッチ70に接続されている。パッチ70のアーチ型の横表面73のために、取り付けられたタグ40のサイド表面74は、パッチ70のアーチ型の表面73のほぼ半分、パッチ70から離れている。表面73のおおむね円の中央部分73Aは、タグ40のボルト部分64Aがパッチ70のナット71にねじで接続されるとき、表面74にほぼ接する。同時に、接続されたタグ40のボルト部分60(図1)は温度の異常を検出するために、タイヤ10のショルダー部28で、ベルトエッジ21に隣接しているインナーライナー35の領域にほぼ接して位置している。接続されたタグ40は1つあるいは複数のベルト20,22の端部に隣接したショルダー部28に位置しているのが好ましいが、タイヤ10のセンターライン14の近く、あるいは、その上にタグ40を配置することも本発明の範囲に含まれる。
【0026】
第1の温度検出部44(図2)は、それから、プリント回路基板(PCB)のような相互接続基板4を介して、ボルト64に、その温度、すなわち、パッチ70が取り付けられているインナーライナー35の温度を検出するために、従来と同じように熱的に接続される。
【0027】
パッチ70の上記アーチ状の横断面(図2)は、パッチ70と取り付けられたタグ40、あるいはタグ40と取り付けられたナット71がタイヤの回転中にタイヤ10から離れるのを防ぐと考えられている。これに関連して、パッチ70とタグ40が接続されるインナーライナー35の領域に隣接したタイヤトレッド16(図1)が回転して地面に接触すると、トレッド16、したがって、インナーライナー35と取り付けられたパッチ70の半径方向外向きに延びたサイド72は平らになる。その後、パッチ70とタグ40が接続されるインナーライナー35の領域に隣接したタイヤトレッド16(図1)が回転して地面から離れると、トレッド16、したがってインナーライナー35と取り付けられたパッチの半径方向外向きに延びるサイド72は突然、図1に示されたアーチの形をとる。インナーライナー35と、図1に示されたアーチの形に一致するパッチの半径方向向きに延びるほぼフラットなサイド72が突然変形する結果、パッチ70と取り付けられたタグ40にかけられたたわみ応力は、パッチ70と取り付けられたタグ40、あるいは、タグ40と取り付けられたナット71が、タイヤの回転中にタイヤ10のインナーライナー35から最終的に離れることを引き起こす。パッチ70の内向きに延びるサイド73は図2に示したようにアーチの形をしているとき、パッチ70は、取り付けられたタグ40に大きなたわみ応力をかけることなくたわむことができる。
【0028】
図3に非常に詳しく示すように、マイクロコントローラ42は、p1からp28のポートを有する第1の従来のマイクロプロセッサ80を含む。第1のマイクロプロセッサ80は内部に従来のアナログ−デジタル(A/D)変換器82を含む。さらに、第1のマイクロプロセッサ80は内部に、マイクロプロセッサ80の複数のポートp2−p5、p7に従来と同じように電気的に接続される従来のマルチプレクサ82Aを含む。さらに、マイクロプロセッサ80は内部にポートp9とp10に接続される従来のクロック回路83を含む。
【0029】
さらに、送信器部50(図3)は、各データ線、リセットリード線「Ld」と「Lr」を介して各リセット信号「Rs」とデータ信号「Ds」を受信・送信する、ポートp11で第1のマイクロプロセッサ80に電気的に従来と同じように接続された内部計数回路85を有する第2の従来のマイクロプロセッサ84を含む。第1および第2の温度検出部44と46(図4)は、第1および第2の温度サンプリング信号「Ts1」および「Ts2」をポートp2およびp3に出力するために、ポートp2およびp3で、第1のマイクロプロセッサ80に直接電気的に接続されるのが好ましい。場合によっては、マイクロコントローラ42は、第1および第2の温度検出部44、46と第1のマイクロプロセッサ80の間に接続され、増幅された温度サンプリング信号Ts1およびTs2をポートp2およびp3に出力する、第1および第2の演算増幅器90および92を含む。さらに、マイクロコントローラ42は、ポート7において圧力検出部48と第1のマイクロプロセッサ80の間に従来と同じように電気的に接続される機器増幅器95を含むのが好ましい。さらに、マイクロコントローラ42は、圧力検出部48に直接接続されるのが好ましい、各参照電圧信号「Vref」を出力する、従来の参照電圧生成部96を含むのが好ましい。参照電圧生成部96は、参照電圧サンプル信号「Vref」を第1のマイクロプロセッサ80に出力するため、ポートp5で、第1のマイクロプロセッサ80にさらに従来と同じように接続されるのが好ましい。場合によっては、マイクロコントローラ42もまた、参照電圧生成部96と圧力検出部48の間に従来と同じように電気的に接続され、増幅された参照電圧サンプル信号Vrefを出力する第3の演算増幅器98を含む。圧力検出部48(図1)はタイヤキャビティ16まで延びる管状部52(図2)を介してタイヤ10の空気圧を測定し、空気圧に対応した第1および第2のアナログ圧力信号「Ps1」および「Ps2」(図4および図5)を機器増幅器95に出力する。そして、機器増幅器95は、圧力信号Ps1とPs2の間の違いに対応するアナログ圧力差サンプル信号「Pds」を生成し、ポートp7で第1のマイクロプロセッサ80に出力する。圧力差サンプルPdsは一般に、検出された圧力がフルスケール極限のとき最大になり、タイヤ10の空気が完全に無くなったとき最小になる。
【0030】
マイクロコントローラ42(図3)はさらに、ポートp9とp10で第1のマイクロプロセッサ80、したがって、クロック回路83にそれぞれ電気的に接続されたクロック入力リード線「Cin」およびクロック出力リード線「Cout」を有する従来の発振器100を含む。
【0031】
さらに、マイクロコントローラ42(図3)は、両端が送信器部50のデータリード線Ldおよびリセットリード線Lrに、そして、第1のマイクロプロセッサ80のポートp13に従来と同じように電気的に接続された、従来のウォッチドッグタイミング部105を含むのが好ましい。ウォッチドッグタイミング部105は、従来の、内部にある低周波計数発振器107を有する第3の従来のマイクロプロセッサ106を含む。さらに、ウォッチドッグタイミング部105は、第3のマイクロプロセッサ106の外に高周波発振器108を含む。内部計数発振器107は、所定の時間間隔の間、連続する秒連続的にカウントし、所定の時間間隔の間をカウントすると、カウント信号Csをリセット信号生成発振器108に出力し、再び、新しいカウントを始める。ウォッチドッグタイミング部105は、送信器データ信号Dsと第1のマイクロプロセッサ80のポートp13で電圧信号Vs1を検出しないと、カウント信号Csを受信したとき、リセット信号生成発振器108はウェークアップリセット信号「Wup」を、第1のマイクロプロセッサ80のポートp1に接続された従来のハイインピーダンスプルアップ抵抗110を介して、リセットリード線Lr上の送信器のマイクロプロセッサ84と第1のマイクロプロセッサ80の双方に出力する。
【0032】
マイクロコントローラ42はまた、単一極、二重偏向の電子スイッチ112を含む。スイッチ112は、ポート15で、第1のマイクロプロセッサ80に電気的に接続され、入力信号を受信する入力信号リード線「Lc」を含むのが好ましい。さらに、スイッチ112は、送信器部50と第1のマイクロプロセッサ80の間に延びるデータリード線Ldにポート11で電気的に接続された共通のリード線「Lc」を有する。さらに、スイッチ112は、ポートp17とp18で第1のマイクロプロセッサ80にそれぞれ電気的に接続された、通常閉および通常開のスイッチリード線「Lnc」および「Lno」を含む。スイッチ112が通常開の位置にあるとき、第1のマイクロプロセッサ80のポートp18からのデータは、送信器部50のデータリード線Ldに送信器部50で使用されるために加えられる。スイッチ112が通常閉の位置にあるとき、送信器部50のデータリード線Ld上のデータは、マイクロプロセッサ80のポートp17にマイクロプロセッサ80で使用されるために加えられる。スイッチ112は通常、送信器部50に温度、圧力、参照電圧レベル、送信器電圧レベルのデータ114を出力するために、通常開の位置にある。このようなデータ114を出力した後、第1のマイクロプロセッサ80はポートp15からの信号116をスイッチ112に印加し、その結果、スイッチ112は通常開の位置に切り替わる。すると、送信器部50は肯定応答信号118を第1のマイクロプロセッサ80に出力し、データ122を第1のマイクロプロセッサ80に返す。このようなデータ122が肯定応答信号118なしに返された場合は、第1のマイクロプロセッサ80は、スイッチ112を通常開の位置に戻し、肯定応答信号124が第1のマイクロプロセッサ80に出力されるか、データが少なくとも2回データリード線Ldに印加されるまで、データ122の出力等を繰り返す。
【0033】
バッテリー51は、第1の従来の保存キャパシタ126を有し、第1のマイクロプロセッサ80のポートp20、スイッチ112、ウォッチドッグタイミング部105に、それぞれの起動のために、第1の安定化入力電圧「Vs1」を出力する、第1のRC回路124によって、第1のマイクロプロセッサ80に従来と同様に電気的に接続されている。さらに、バッテリー51は、第2の従来の保存キャパシタ130を有し、第2の安定化入力電圧「Vs2」を送信器部50に出力する、第2のRC回路128によって、送信器部50に従来と同様にして電気的に接続されている。マイクロコントローラ42(図3と図4)は、第2の保存キャパシタ130と第1のマイクロプロセッサ80のポートp4の間に電気的に従来と同じように接続され、送信器部入力電圧Vs2を検出し、入力電圧サンプル信号「Vs2s」を第1のマイクロプロセッサ80のポートp5に出力する送信器電圧検出部136もまた含むのが好ましい。送信器入力電圧検出部136は、第1のマイクロプロセッサ80に直列に接続された第1のハイインピーダンス抵抗140と第1のマイクロプロセッサ80への両端にグラウンド「G1」に接続された第2のハイインピーダンス抵抗142を含むハイインピーダンス電圧分割回路138を含むのが好ましい。場合によっては、増幅された送信器電圧入力サンプル信号Vs2sを送信器入力電圧検出部136は、電圧分割回路138の第1の抵抗140と第1のマイクロプロセッサ80の間に従来と同じように電気的に接続され、第1のマイクロプロセッサ80に出力する第4の演算増幅器141を含んでもよい。第1のマイクロプロセッサ80は、検出部44、46と、参照電圧生成部96と、機器増幅器95へと、それぞれを作動させるため、延びる電圧出力リード線「Vs1」をさらに含む。さらに、第1、第2、第3、第4の演算増幅器90、92、98、140のいずれかを備えているとすると、電圧出力リード線Vs1はまた、それを作動させるため、そこへと延びる。
【0034】
第1、第2、第3のマイクロプロセッサ80、84、106のそれぞれは通常、以後の説明および以下の方法に属する各ステップを実行するようにプログラムされている。タグ40(図1)が、空気を充填され、OTR自動車によって代表される自動車11のホイールリム12に搭載されたタイヤ10に装備されるとき、図5と図6に示された方法が開始される(ステップ200)。その後、第1のマイクロプロセッサ80と送信器部50、したがってその第2のマイクロプロセッサ84は同時に起動される(ステップ202と204)。送信器部50の第2のマイクロプロセッサ84は次に、1.4秒の時間間隔で例示される所定の時間間隔の終わりにパルス210(ステップ206)を生成する。パルス206は、第2のマイクロプロセッサ84によって、内部パルスカウンタ85(ステップ208)に印加され、これに続いて、第2のマイクロプロセッサ84は、一例として152のパルスカウント数である、所定のパルスカウントがされたかどうかを調べるステップ212を実行する。「No」の返事が返ってきたとすると(ステップ210)、処理はステップ206に戻って、ステップ212の質問に対して「Yes」が返されるまでステップ206、ステップ210、212が繰り返される。本発明の要旨と範囲を逸脱しない限り、パルスカウンタ85は、一例として、152パルスのカウントである所定のカウントがロードされ、連続したパルス210がパルスカウンタ85に印加されるのに応答してゼロまで連続的にカウントダウンするようプログラムされている。いずれの場合も、ステップ212の質問に対して「Yes」が返答されると、第2のマイクロプロセッサ84はパルスカウンタ83をリセットし(ステップ214)、上記のパルス生成・カウントプロセスを再開するために、処理をステップ206に戻し、第1のマイクロプロセッサ80に別のカウント信号216を出力する。
【0035】
カウント信号216を検出すると(図5)、第1のマイクロプロセッサ80は、第1および第2の温度検出部44および46、参照電圧生成部96、送信器電圧検出部136、圧力検出部48にそれらを作動状態にするために電圧Vs1を印加する(それぞれステップ220、222、224、226、228)。その結果、第1および第2の温度検出部44および46はそれぞれ、タイヤインナーライナー35とタイヤキャビティ16の各温度を表わす第1および第2の温度サンプルTs1およびTs2を第1のマイクロプロセッサ80に出力する(ステップ230およびステップ232)。さらに、参照電圧生成部96は、参照電圧Vrefを表わす参照電圧サンプルVrefsを第1のマイクロプロセッサ80に出力する(ステップ234)。さらに、送信器電圧検出部136は、送信器電圧Vs2の代表値である送信器電圧サンプルVs2sを第1のマイクロプロセッサ80に出力する(ステップ236)。そして、タイヤ圧力機器増幅器は、タイヤ10の空気圧力Ps1を表わす圧力差サンプルPdsを第1のマイクロプロセッサ80に出力する(ステップ238)。
【0036】
第1のマイクロプロセッサ80のマルチプレクサ82Aは従来と同様に、そのポートp2−p5とp7を連続的にスキャンし、A/Dコンバータに温度と圧力の信号を連続的に印加する。A/Dコンバータ82は、各第1および第2の温度サンプルTs1sおよびTs2sを、それぞれが1℃あたり10mVの電圧レベルを有する各デジタル温度信号Vt1sおとびVt2sに連続的に、変換し、圧力差サンプルPdsを、1平方インチあたり1パウンドにつき16mVの電圧レベルを有するデジタル圧力差信号Vpdsに変換する(ステップ246)。第1のマイクロプロセッサ80はその後、各デジタル温度サンプル信号Vt1sおよびVt2sが、95℃の温度によって例示される高温に対応する所定の電圧レベルよりも大きいかどうか、そして、デジタル圧力差サンプル信号Vpdsが、1平方インチあたり80パウンドの圧力によって例示される低圧に対応する所定の電圧レベルよりも小さいかどうか、あるいは、1平方インチあたり120パウンドの圧力によって例示される高圧に対応する所定の電圧レベルよりも大きいかどうかを連続的に調べる(ステップ250および252)。ステップ250およびステップ252の各調査に対する「No」が返答されると、第1のマイクロプロセッサ80は、各デジタル温度サンプル信号Vt1sおよびVt2sが、最後の温度サンプルが取得されてから、±2℃の温度変化によって例示される、選択された温度変化に対応する所定の電圧量だけ変化したかどうか、そして、デジタル圧力差サンプル信号Vpdsが、最後の圧力差サンプルが取得されてから、1平方インチあたり±2パウンドの圧力変化によって例示される、選択された圧力変化に対応する所定の電圧量だけ変化したかどうか調べる(ステップ254およびステップ256)。ステップ254とステップ256の各ステップに対して「No」が返答されると、処理はステップ202に戻される。
【0037】
一方、ステップ250、252、254、256(図6)のいずれか1つの調査に対して「Yes」が返答されると、好ましくない温度サンプルVts1あるいはTts2、または、好ましくない圧力差サンプル信号Vds、または双方が取得される。すると、第1のマイクロプロセッサ80は、もしこのような温度サンプル信号Vt1sおよびVt2sのいずれかが好ましくない場合、温度サンプル信号Vt1sおよびVt2sの双方を送信器マイクロプロセッサ84のデータリード線Ldに出力し(ステップ260)、もしこのような圧力差サンプル信号Vpdsが好ましくない場合、圧力差サンプル信号Vpdsを送信器マイクロプロセッサ84のデータリード線Ldに出力し(ステップ260)、もしこのような温度サンプル信号Vt1sおよびVt2s、圧力差サンプル信号Vpdsのいずれかが好ましくない場合、温度サンプル信号Vt1sおよびVt2sの双方と、圧力差サンプル信号Vpdsを送信器マイクロプロセッサ84のデータリード線Ldに印加する(ステップ260)。さらに、温度または圧力差サンプル信号Vts1、Vts2、Vpdsのいずれかが好ましくないと、第1のマイクロプロセッサ80はアラーム信号「Alm」を生成し、送信器マイクロプロセッサ84のデータリード線Ldに出力する(ステップ260)。上記のアラーム信号Alm、サンプル信号Vts1、Vts2、および/またはVpdsを受信すると、送信器部84は、このような信号Alm、Vts1、Vts2、および/またはVpdsを複数回、例えば12回、リモート受信機150に送信するのが好ましく(ステップ262)、これに続くステップ263で、送信肯定応答信号ACKをマイクロプロセッサ80のステップ202に出力し、それによって処理をステップ202に戻す。多重信号送信を得る上記の方法は、送信信号Alm、Vts1、Vts2、および/または、Vpdsが、送信器部50によるオリジナルの送信のときに、本発明の範囲に含まれない、他の入力信号をスキャンするリモート受信機150によって確実に受信されるために用いられた。
【0038】
信号Alm、Vts1、Vts2、および/またはVpdsを送信器部50に出力する(ステップ260)ことに加えて、第1のマイクロプロセッサ80は、上記肯定応答信号ACKが受信されたかどうかを調べる(ステップ264)。ステップ264の調査に対して「No」が返答されたとすると、ステップ260は繰り返され(266)、この後、第1のマイクロプロセッサ80は上記肯定応答信号ACKが受信されたかどうかを再び調べる(ステップ268)。ステップ268に対して「No」が返答されたとすると、ステップ260が再び繰り返され(ステップ270)、この後、第1のマイクロプロセッサに処理を戻す(ステップ202)。ステップ264またはステップ266のいずれかに対して「Yes」が返答されると、処理は再びステップ202に戻される。
【0039】
図3およびステップ240(図5)に示されているように、第1のマイクロプロセッサ80のマルチプレクサ82Aは、送信器入力電圧サンプル信号Vs2sと参照電圧サンプル信号Vrefsを求めてポートp4とp5を連続的にスキャンする。このような信号Vs2sを検出すると、マイクロプロセッサ80は、送信器入力電圧サンプル信号Vs2sが低いかどうかを連続的に調べる(ステップ290)。ステップ290の調査に対する回答が「No」とすると、処理はステップ202に戻され、ステップ292の調査に対する回答が「No」だとすると、処理はまたステップ202に戻される。しかしながら、ステップ290および292のいずれか、あるいは双方が「No」だとすると、サンプル信号Vs2sのいずれか、あるいは双方が好ましくないことを意味する。第1のマイクロプロセッサ80はアラーム信号Almを、好ましくない各サンプル信号Vs2sあるいはVrefsに対して生成し(ステップ294)、送信器部50の第2のマイクロプロセッサ84のデータリード線Ldに出力する。上記のアラーム信号Alm、サンプル信号Vs2sまたはVrefs、または双方を受信すると、送信器部84は、このような信号Alm、Vs2sを複数回、例えば12回、上で述べた理由により、リモート受信機150に送信する(ステップ296)のが好ましく、この後ステップ298に送信肯定応答信号ACKを第1のマイクロプロセッサ80に出力し、それによって処理をステップ202に戻す。
【0040】
さらに、信号Alm、Vs2s、または双方を送信器部50に出力することに加え、第1のマイクロプロセッサ80は上記の肯定応答信号ACKが受信されたかどうか調べる(ステップ300)。ステップ300の調査に対して「No」が回答されたとすると、ステップ296は繰り返され(ステップ302)、これによって、第1のマイクロプロセッサ80は上記肯定応答信号ACKが受信されたかどうかを再び調べる(ステップ304)。ステップ304もまた「No」が返答されたとすると、ステップ296が再び繰り返され(ステップ306)、これに続いて、第1のマイクロプロセッサに処理を戻す(ステップ202)。ステップ302と306のいずれかあるいは双方における回答が「No」だとすると、処理はまた第1のマイクロプロセッサ80のステップ202に戻される。
【0041】
本発明のタグ40(図1)は、リモートコンピュータ150に電気的に普通に接続されるリモートコンピュータ150(図6)とディスプレイ160を含むモニターシステム149に組み込むことができる。リモート受信機150は、平均の温度サンプル信号Vtsavgを生成するために、各温度サンプル信号Vt1sとVt2の総和を計算し、総和を数2で割るように従来と同様にプログラムされている従来のマイクロプロセッサ152を含むことができる。さらに、リモートコンピュータのマイクロプロセッサ152は、ディスプレイ160に、送信器部50から受信した各アラーム信号Alm、サンプル信号Alm、Tt1s、Tt2s、Vs2s、Vrefs、Vpdsを表示させ、リモートマイクロプロセッサ152によって生成された温度サンプル信号平均Vtsavgを表示するように従来と同様にプログラムされている。
【0042】
本明細書で説明された本発明をいくつかのその実施形態において示してきたが、多くの代替、修正、変更が上記の教えを考慮して当業者にとって自明であることが明らかである。したがって、本発明は、添付された請求項の要旨と範囲に含まれるようなすべての代替、修正、変更を含むことを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の、内部に電子タイヤタグが搭載された空気タイヤの部分的な、半分の断面図である。
【図2】 タグの封止部および取り付け構造を示す、図1のタグの全般的な詳細の拡大された横断面図である。
【図3】 本発明の電子制御システムの一部のブロック図である。
【図4】 図3に示された電子制御システムの他の部分のブロック図である。
【図5】 本発明の方法の一部を示すフローチャートである。
【図6A】 図4に示された方法の他の一部分を示すフローチャートである。
【図6B】 図4に示された方法の他の一部分を示すフローチャートである。

Claims (12)

  1. 空気タイヤ(10)内に取り付けられるパッチにおいて、
    前記タイヤのインナーライナー上に取付けられる第1のサイド(72)と、アーチ状の形をした第2のサイド(73)と、電子タグ(40)サイド(74)を有し雄ねじがきられた部材(64)をねじこむように受け入れる、雌ねじがきられた部材(71)とを有するパッチ(70)を備えていることと、
    前記雄ねじがきられた部材が、前記雌ねじがきられた部材にねじこまれたときに、前記電子タグ(40)は、前記パッチ(70)の外部にあり、前記電子タグ(40)の前記サイド(74)は、少なくとも部分的に前記パッチ(70)の前記アーチ状の形をしたサイド(73)と接することと、
    を特徴とするパッチ
  2. 前記雄ねじがきられた部材が延びてくる前記タグの前記サイドは平坦であることを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
  3. 前記雄ねじがきられた部材が前記雌ねじがきられた部材にねじこまれるときに、前記タグの平坦な前記サイドの半分は、前記パッチの前記アーチ状の形をしたサイド接することを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
  4. 前記雌ねじがきられた部材はナット(71)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
  5. 前記パッチは、前記タイヤのショルダー部(28)に隣接して前記インナーライナーに取付けられていることを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
  6. 前記パッチは、前記タイヤの厚さが最大となる前記インナーライナーの領域で前記インナーライナーに取付けられていることを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
  7. 前記パッチは、前記タイヤが最も熱を逃しにくい前記インナーライナーの領域で前記インナーライナーに取付けられていることを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
  8. 前記パッチは、前記タイヤの内部損傷が切迫しているかどうかを判定する上で温度サンプルが最も密接に関連する前記インナーライナーの領域で前記インナーライナーに取付けられていることを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
  9. 前記パッチは加硫されたゴムを含むことを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
  10. 前記タグはほぼ矩形をしており、前記サイドはほぼまっすぐであることを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
  11. 前記雌ねじがきられた部材はナット(71)を含み、
    前記雄ねじがきられた部材はボルト(64)を含む、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
  12. 前記電子タグは、使用時に、前記ベルトのエッジに隣接した前記タイヤのインナーライナーの温度である第1の温度を検出し(44)、前記タイヤ内の空気温度である第2の温度を検出し(46)、かつ、前記タイヤ内の空気圧力を検出する(48)ようにされていることを特徴とする、請求項1に記載のパッチ
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