JP4423797B2 - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は身体インピーダンスに基づき、生体に関する情報を算出する生体情報測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の生体情報測定装置は、たとえば、特開平7−59744号公報に示すようなものが一般的であった。図31に従来の生体測定装置の外観を示す。
【0003】
この装置は本体22の両手で把持できる把持部4に手用の電極3を有し、ケーブル7で接続された、フット電極部21に電極1を有し、被測定者は身長、体重、性別の被測定者情報をキー群5で入力した後、両手で本体22を把持し、フット電極部21に乗って決められた姿勢を取って測定すれば、把持部4及びフット電極部21に備えられた電極1及び3が手のひら及び足の裏に接触することによって手足間のインピーダンスを測定し、インピーダンスと、入力された被測定者情報に基づいて計算により生体に関する情報を得ることができるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の生体情報測定装置ではたとえば特開平7−59744号公報のものでは、装置本体とフット電極部を接続するケーブルは装置を使用しないときには別途まとめる等しないとバラバラになり、未使用状態で見苦しくなる場合があった。
【0005】
また、常にケーブルが暴露状態にあるため、使用期間が長くなるにつれ、汚れが発生した際においても、装置本体は簡単に拭くことができても、一般的に柔軟性のあるケーブルの汚れを除去するのが非常に面倒な作業となる場合があった。
【0006】
更に、生体情報測定装置を移動しようとした際にも、持ち運び時にケーブル垂れ下がり移動時に足に絡んだり、どこかに引っかかってしまいケーブルが邪魔になる場合があった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、未使用時にケーブルを人体載置部に設けた凹部に収納し、生体情報を測定するために使用する手元操作部を凹部の蓋として兼用し、しかも一体的に収納するため、装置未使用時における外観の向上、汚れ付着の防止、移動しやすさの向上、加えて清掃を含めた使い勝手を向上させた生体情報測定装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、本発明の生体情報測定装置は、入力手段と、報知手段と、把持部を一体に構成した手元操作部を備えるとともに、人体載置部と手元操作部を電気的に接続するためのケーブルで接続し、ケーブルを収納する凹部を人体載置部に設けた生体情報測定装置であって、手元操作部を凹部の蓋として人体載置部に一体的に収納した状態で手元操作部を人体載置部に固定する少なくとも1つの係止手段を、手元操作部あるいは人体載置部に有し、係止手段により固定された状態において、手元操作部に一体に構成される前記把持部が、生体情報測定装置全体の把手として兼用可能となる。これにより、装置未使用時に手元操作部の収納とともに、ケーブルを隠してしまうものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、被測定者の足に接触する足部電極と、足部電極を備え測定時に被測定者が乗る人体載置部と、被測定者の手に接触する手部電極と、手部電極を備え測定時に被測定者が手で把持する把持部と、足部電極と手部電極の間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、被測定者の身体的特徴をあらわす被測定者情報を入力する入力手段と、足部電極と手部電極の間のインピーダンスと被測定者情報から被測定者の生体に関する情報を計算する計算手段と、計算手段による計算結果を表示する報知手段を有し、入力手段と、報知手段と、把持部を一体に構成した手元操作部を備えるとともに、人体載置部と手元操作部を電気的に接続するためのケーブルで接続し、ケーブルを収納する凹部を人体載置部に設けた生体情報測定装置である。手元操作部を凹部の蓋として人体載置部に一体的に収納した状態で手元操作部を人体載置部に固定する少なくとも1つの係止手段を、手元操作部あるいは人体載置部に有し、係止手段により固定された状態において、手元操作部に一体に構成される前記把持部が、生体情報測定装置全体の把手として兼用可能となる。これにより、生体情報率算出に必要な身長や性別、体重等の個人データ入力や機器の操作を見やすい手元で行えるとともに、装置未使用時の把持部と人体載置部を接続するケーブルを凹部に収納することができるため、ばらばらになりやすいケーブルを凹部に押し込むことで、手際良くまた、見栄え良く片付けすることができる。また、手元操作部を人体載置部に一体的に収納した状態で、手元操作部を人体載置部に固定する少なくとも1つの係止手段を手元操作部あるいは人体載置部に有する構成のため、係止手段の係止強度を装置全体の重量以上にすることで、手元操作部の把持部を、生体情報測定装置全体の把手として兼用することが可能となり、装置の運搬時に鞄を持つ感覚で簡単に持ち運びができるとともに、ケーブル全体が凹部に収納され手元操作部で蓋された状態のため、ケーブルが運搬時に邪魔になることもなく持ち運びができる。
【0012】
請求項記載の発明は、特に請求項記載の人体載置部と手元操作部を接続するケーブルを、人体載置部側は凹部の内部面から人体載置部内部に接続され、手元操作部側は、人体載置面凹部側に面した面から手元操作部内部に接続するために、手元操作部を人体載置部に一体的に収納した場合に、ケーブルの出口部分が凹部内に隠れてしまうこととなり、ケーブルが全く見えなくなり装置全体としての見栄えが良く、また、ほこり等が凹部に入り込み難いためケーブルが汚れ難く清掃等の手間を軽減することができる。
【0013】
請求項の発明は、特に請求項または記載の手元操作部を一体的に収納する人体載置部の手元操作部との接触面の少なくとも1カ所に凹部或いは凸部を設け、手元操作部には、人体載置部の凹部或いは凸部に対向する位置に凸部或いは凹部を設け、手元操作部と人体載置部が凹凸で係止し、収納時に手元操作部が人体載置部に保持される構成のため、係止手段による凸部と凹部の嵌合の感触が収納時に感じられるため、確実な収納固定が可能となるとともに、装置の設置場所の都合上、装置全体を収納時に立て掛けて収納する場合においても、係止手段により手元操作部と人体載置部が固定されているため手元操作部が、外れて落ちてその結果ケーブルが垂れ下がるという見苦しい状態になることがなく、装置全体としての見栄えの良さをいかなる収納状態においても実現することができる。
【0015】
請求項の発明は、特に請求項1〜に記載の人体載置部を、基台部と、基台部に支えられたカバー部で構成し、カバー部の上面に凹部を形成し、人体載置部の凹部とすることにより、装置未使用時の把持部と人体載置部を接続するケーブルを凹部に収納することができるため、ばらばらになりやすいケーブルを収納時凹部に押し込むことで、手際良くまた、見栄え良く片付けすることができる。
【0016】
請求項の発明は、特に請求項1〜に記載の人体載置部を、基台部と、基台部に支えられた踏み台部と、踏み台部を覆うカバー部で構成し、踏み台部の上面の一部を開口し、開口した箇所にカバー部の凹部が挿入され人体載置部の凹部とすることにより、人体の荷重を踏み台部で受け止め、その上に樹脂等の成形が容易なカバーを設けた場合には凹部の形状を自由に成形することが可能となり、人体載置部の荷重限界を引き上げた場合においても踏み台部の強度を上げるだけで良く、強度的にカバーにかかる負担が少ないために、ケーブルの収納性を犠牲にすることなく収納性を追求した自由度の高い形状を実現することが可能である。
【0017】
請求項の発明は、特に請求項1〜に記載の人体載置部を、基台部と、基台部に支えられた踏み台部と、踏み台部を覆うカバー部で構成し、踏み台部の上面の一部を凹部に形成し、形成した踏み台部の凹部に、一部を凹部に形成したカバー部の凹部が挿入され、人体載置部の凹部とすることにより、踏み台部を一体的に形成し強度を損なうことがなく、人体載置部の荷重限界を極限まで引き上げることができるために、一般的な体重計の秤量(測定限界)である130kgを越えた人でも問題なく載置することが可能である。
【0018】
請求項の発明は、特に請求項またはに記載の人体載置部を構成する、カバー部の凹部と基台部に、それぞれ少なくとも1つの穴を設けたもので、凹部に貯まった液体は穴を介して人体載置部外に排出される構成とすることにより、装置を脱衣所等に設置した場合に考えられる、入浴後の人体に付着した水滴が装置本体に垂れ、測定時に暴露状態にある凹部に滴下した場合やケーブルを伝って流れ込んだ場合においても、カバー部の穴から基台部へ流れ、更に基台部穴を介して外部に排出されるために、水滴の掛かりやすい劣悪な環境において使用された場合においても、装置に水が貯まったりすることで、不快感を催す状態になり難く、常に快適に装置を使用することができる。
【0019】
請求項の発明は、特に請求項に記載の人体載置部を構成する、カバー部の凹部と踏み台部の凹部と基台部に、それぞれ少なくとも1つの穴を設けたもので、凹部に貯まった液体は穴を介して人体載置部外に排出される構成とすることにより、装置を脱衣所等に設置した場合に考えられる、入浴後の人体に付着した水滴が装置本体に垂れ、測定時に暴露状態にある凹部に滴下した場合やケーブルを伝って流れ込んだ場合においても、カバー部の穴から踏み台部の穴へ流れ、更に基台部穴を介して外部に排出されるために、水滴の掛かりやすい劣悪な環境において使用された場合においても、装置に水が貯まったりすることで、不快感を催す状態になり難く、常に快適に装置を使用することができる。
【0020】
請求項の発明は、特に請求項に記載の人体載置部を構成する、カバー部の凹部の底面を漏斗形状で形成し、凹部に貯まった液体は漏斗形状の先端から、人体載置部外に排出される構成とすることにより装置を脱衣所等に設置した場合に考えられる、入浴後の人体に付着した水滴が装置本体に垂れ、測定時に暴露状態にある凹部に滴下した場合やケーブルを伝って流れ込んだ場合においても、カバー部の穴から漏斗形状の先端から直接外部に排出されるために、水滴の掛かりやすい劣悪な環境において使用された場合においても、装置内にも水が流れたりすることがないため、踏み台部や基台部を強度確保のために金属材料を使用した場合にも錆等の発生確率を押さえられ、装置の耐久性を向上させることができ、また装置に水が貯まったりすることで、不快感を催す状態になり難く、常に快適に装置を使用することができる。
【0021】
請求項10の発明は、特に請求項に記載の人体載置部の上面にケーブルの径を越える幅のスリットを凹部の落ち込み部から人体載置部の側面まで設け、スリットにケーブルを通す構成とすることで、凹部内にケーブルを収納せず、装置外にケーブルを放り出した状態でも、手元操作部が人体載置部に一体的に収納可能となり、ケーブル収納が面倒な人が使用した場合においても、手元操作部は一体的に収納することができ、ケーブルは垂れ下がった状態でも、装置全体を立て掛けて収納しても手元操作部が落下することがなく、使用頻度に応じた収納のバリエーションを拡げることができる。
【0022】
請求項11の発明は、人体載置部に、人体載置部上の重量測定手段を設け、重量測定手段の結果を被測定者情報の一部として、生体情報の計算をおこなう構成とすることで、生体情報に代表される体脂肪率等の算出において必要なパラメータの一つである体重データを入力する必要がなく、操作の軽減を図ることができる。また、人体における体重は1日の内でも食事や運動、排便等の行動で1kg以上の変化が見られる人が一般的であるため、代表的な生体情報である体脂肪率を管理する上で体重の測定は、体脂肪率測定には不可欠な要因であるため、体脂肪率測定の一連の動作で体重が測定できることにより常に正確な体脂肪率の算出を行うことができる。
【0024】
請求項12の発明は、特に請求項〜11に記載の手元操作部と人体載置部を電気的に接続するケーブルを着脱構成としたために、手元操作部と人体載置部を物理的に分離できる構成とすることができ、個々のユニットが扱い易くなるために清掃時の手間を軽減することができる。
【0025】
請求項13の発明は、ケーブルを、螺旋状に形成し、伸縮に自由度のあるカールコードとすることにより、延ばした状態で測定時における手元操作部と人体載置部間の距離を確保しつつ、収納時はカールした分収縮状態で全長を短くし簡単に収納することができるものである。また測定時は常に人体載置部と手元操作部間でカールコードが張った状態となり、垂れ下がることがないため、測定中に床にケーブルがついたり人体にまとわりつくといったことで、ケーブル重量を含めた手元操作部の重量が変化する恐れがなく、手元操作部の重量を差し引いて人体重量を算出する場合でもケーブルの状態における重量変化の影響を無視することができる。
【0026】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0027】
説明を具体的にするために、本実施例では、生体情報を体脂肪率として説明しているが、生体インピーダンスと、被測定者の身体的特徴をあらわす被測定者情報から算出される生体情報を測定算出するものであれば、例えば、骨密度の測定装置であっても、筋肉の量や、筋肉の疲労度を測定するものであっても本発明の主旨を逸脱するものではない。
【0028】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例における生体情報測定装置の外観図、図2はそのブロック図、図3は測定時の説明図である。本実施例の生体情報測定装置は人体載置部2を装置本体外殻としており、ここに足部電極1a、1b、1c、1dが取り付けられている。本実施例において1aと1bは電気的に短絡接続され、一対で構成される定電流電源部9aの電極の一端であり、1cと1dは電気的に短絡接続され、一対で構成される人体抵抗電位検出部9bの電極の一端であり、前述の定電流電源部9aと人体抵抗電位検出部9bでインピーダンス測定手段9を構成する。人体載置部2には、被測定者情報を入力するための入力手段としての設定キー群5、報知手段として液晶表示器6が備えられている。
【0029】
人体載置部2と把持部4はケーブル7で接続されている。8は人体載置部2に設けた凹部で、保持部4或いはケーブル7を単独又は同時に収納できる容積を有するものである。手部電極3a、3bは導電性の金属材料で把持部4に巻き付け固定したものである。3aは前述の一対で構成される定電流電源の電極のもう一方の一端であり、3bは前述の一対で構成される人体抵抗電位検出手段の電極のもう一方の一端である。被測定者10は図3に示すように把持部4を握って人体載置部2の上に素足で乗る。このとき手部電極3a、3bは被測定者10の手のひらに、足部電極1a、1b、1c、1dは被測定者10の足の裏に接触する。
【0030】
図2に示すように足部電極1a、1b、1c、1dならびに手部電極3a、3bはインピーダンス測定手段9に接続されている。インピーダンス測定手段9は4端子法により、短絡された足部電極1a、1bと手部電極3a間に定電流電源部9aにより定電流を流し、足部電極1の他方の電極と手部電極2の他方の電極間で人体抵抗電位検出部9bにより電圧を測定することによって、インピーダンスを測定できるよう構成されている。本実施例では、50kHz、500μAの人体が感じることのない微弱な電流を使用している。測定したインピーダンスは計算手段としてのマイクロコンピュータ11に入力される。マイクロコンピュータ11には先に説明したキー群5と液晶表示器6が接続されている。
【0031】
実施例中の足電極1a、1bと1c、1dはそれぞれ短絡した状態で説明したが、1aと1cのみで1bと1dがない構成、或いは1aと1cが無くで1bと1dのみの構成でも、手−足間のインピーダンスの測定は可能であり、本発明の範囲を逸脱するものではない。加えて、インピーダンス測定手段9における定電流源部9aの電極を1a、1bと3aとし、人体抵抗電位検出部9bの電極を1c、1dと3bとしたが、定電流源部9aの電極を1c、1dと3bとし人体抵抗電位検出部9bの電極を1a、1bと3aとしても手−足間のインピーダンスの測定は可能であり、本発明の範囲を逸脱するものではない(以降説明を簡略化するために足部電極1a、1b、1c、1dを総称して足部電極1とし、手部電極3a、3bを総称して手部電極3と称する)。
【0032】
次に動作、作用について説明する。測定に先立ち、被測定者10はキー群5を操作して、被測定者情報として身長、体重、性別を入力する。キー群5はマイクロコンピュータ11に接続されているので、マイクロコンピュータ11はこれらの被測定者情報をあらかじめ入力される。次に、被測定者10は図3に示すように、腕を水平にのばした状態で把持部4を握り、人体載置部2に乗る。このとき、手部電極3は被測定者10の手のひらに、足部電極4は被測定者10の足の裏に接触する。手部電極3及び足部電極4はインピーダンス測定手段9に接続されており、被測定者10の手足間のインピーダンスを測定する。インピーダンス測定手段9からのインピーダンスがマイクロコンピュータ11に入力されると、マイクロコンピュータ11はプログラムによりインピーダンスと被測定者情報から体脂肪率を計算し、結果を液晶表示器6に出力する。体脂肪率を求める式は各種のものが知られているが、本実施例では、体密度より求めるBrozecの式(Brozecらの報告書 J.Brozec、F.Grande、J.T.Anderson and A.Key;”An NY Ac ad.sci 110(1963)113−40)を用いている。この式はたとえば男性の場合
体密度=1.1554−.0841×体重×インピーダンス/身長2
体脂肪率(%)=(4.95/体密度−4.5)×100
から求められる。なお、この式は男性の場合の式であるが、女性の場合も各部の係数を変えることにより適用できるので、被測定者情報に含まれる性別を元に式を切り換える。また、体脂肪率を求める式はこの他にも多くの式が報告されているが、インピーダンスから体脂肪率を求める式であれば、どのような式を用いて、本発明の趣旨を逸脱するものではない。
【0033】
なお、本実施例においては、インピーダンスより求めた体脂肪率をそのまま表示しているが、体脂肪率から求められる、体脂肪重量、徐脂肪重量、徐脂肪率等で表示を行ってもよい。また、入力手段としてアップダウンスイッチと入力スイッチの組み合わせによるキー群5を用いているが、目的とする被測定者情報を入力できる方法であれば、たとえば10キーによる入力手段やロータリーエンコーダー等を用いた回転式の入力手段等であっても本発明の範囲を逸脱するものではない。
【0034】
また、報知手段として液晶表示器を用いているが、その他の報知手段、たとえば発光ダイオードを使用したものや、音声で報知するものも範囲に含まれる。また、定電流は人体に感じない範囲であれば、その周波数、電流の大小は任意に変えることができる。また、本実施例においては右手−両足間でインピーダンスを測定しているが手足間のインピーダンスを測定できれば左手−両足間、右手−右足間、右手−左足間、左手−右足間、左手−左足間、その組み合わせは自由である。また、把持部は片手にもてる円筒形のものを使用しているが、その形状に制限はなく、握りやすく、手部電極が手に確実に接触できるものであれば、形状は任意である。
【0035】
上記方法で体脂肪率を測定した後に、被測定者10は測定に使用した把持部4と人体載置部間を電気的に接続したケーブル7を人体載置部2に設けた凹部8に押し込む、あるいは、ケーブル7を折り束ねて凹部8に挿入することにより、装置全体の収納状態が整然とすることとなり、非測定状態において装置が乱雑に見えて不快な思いをすることがないものとなる。
【0036】
(実施例2)
図4は本発明の実施例2の生体情報測定装置の手元操作部の外観図、図5は使用時の説明図である。実施例1と異なる点は報知手段としての液晶表示器6と、入力手段としてのキー群5と把持部4を一体的に設けて手元操作部12を構成している点である。これは、本発明における把持部4に液晶表示器6、入力手段としてのキー群5一体化させた手元操作部12をケーブル7で人体載置部2に接続し、さらに、使い勝手を向上させたものである。図5に示すように、片手で把持部4を保持し、必要であれば、図5よりも目に近づけて読むことができる。読みとるためにかがむ必要がなく、測定結果の読み誤りなどが発生せず、正確な測定を行うことができる。
【0037】
なお、本実施例における手元操作部12では報知手段である液晶表示器6の下に入力手段であるキー群5が備えられているが、手元操作部12に一体的に備えていれば配置等場所は限定されない。上記方法で体脂肪率を測定した後に、被測定者10は測定に使用した手元操作部12と人体載置部間を電気的に接続したケーブル7を人体載置部2に設けた凹部8に押し込む、あるいは、ケーブル7を折り束ねて凹部8に挿入することにより、装置全体の収納状態が整然とすることとなり、非測定状態において装置が乱雑に見えて不快な思いをすることがないものとなる。
【0038】
(実施例3)
図6は本発明の実施例3の生体情報測定装置の収納時の外観図である。実施例2と異なる点は、収納時に、把持部4が人体載置部2に設けた凹部8の開口部全面を覆う蓋と兼用となる点である。この構成により、図5のように体脂肪率測定した後にケーブル7を人体載置部2に設けた凹部8に押し込む、あるいは、ケーブル7を折り束ねて凹部8に挿入した後に、手元操作部12を凹部8の開口部分に合わせて収納すれば、凹部8の中で仮にケーブル7が押し込んで収納したために乱雑に見える場合においても、ケーブル7を含め凹部8の全体が、蓋替わりとなる手元操作部12に隠されて、見えなくなり実施例2よりも更に装置全体の収納状態が整然と見え、見栄えの良い物となる。
【0039】
(実施例4)
図7は、本発明実施例4の生体情報測定装置における手元操作部12からケーブル7が引き出されている部分の拡大図であり、図8は、人体載置部2のケーブル収納を目的とした凹部8からケーブル7が引き出されている部分の拡大図である。図7においてケーブル7の一端は、手元操作部12の裏面、つまり手元操作部12を人体載置部2の凹部8に収納した際に、人体載置部2の凹部8に対向した面から引き出される。ケーブル7のもう一端は、図8に示すように人体載置部2の凹部8の内面から引き出されている。
【0040】
このことにより、ケーブル7を凹部8に挿入して、人体載置部2に手元操作部12を収納した場合は、ケーブル7の全ての部分が、凹部8の内面と手元操作部12の1つの面で形成される閉空間内に納められるために、収納状態で、ケーブル7は全く見えることが無くなるものとなり、装置全体の収納状態が整然と見え、見栄えの良い物となる。
【0041】
(実施例5)
図9は本発明の実施例5の生体情報測定装置における手元操作部12を人体載置部2に収納しようとする場合の部分斜視図である。なお、説明を簡単にするためケーブル7は図示を省略している。実施例4と異なる点は、手元操作部12の側面に凸部12aを設け、手元操作部12を人体載置部2に収納した時に、前述の凸部12aに対向し、係止あるいは嵌合する凹部2aを人体載置部2の凹部側面に設けた点である。
【0042】
このことにより、ケーブル7を凹部8に挿入後、手元操作部12を人体載置部2に収納時は、凸部12aと凹部2a部の係止あるいは嵌合時の感触が被測定者10に感じられるために、確実な収納固定が簡単にし易くなるとともに、装置の設置場所の都合上、装置全体を収納時に立て掛けて収納する場合においても、凸部12aと凹部2a部の係止あるいは嵌合により手元操作部と人体載置部が固定されているため手元操作部が、外れて落ちてその結果ケーブルが垂れ下がるという見苦しい状態になることがなく、装置全体としての見栄えの良さをいかなる収納状態においても実現することができる。
【0043】
図10は手元操作部12に係止手段である凸部12aを複数設けた場合の正面図で、凹部8の内面に、複数の凸部12aと対向する位置に複数の凹部2aを設けることにより、収納時の手元操作部12の人体載置部2に対するぶれが少なくなるとともに、固定の強さも変えることができる。固定強さは凸部12aの凸高さでも調整できるが、繰り返しの収納において、凸部12aは摩擦によって凸高さが減っていくことがあるために凸部12aを複数個設けた方が、経時的に有利である。図11は手元操作部12を人体載置部2に収納した場合の図9のA−A’断面図である。
【0044】
本実施例では、手元操作部12側に凸部12a、人体載置部2の凹部8内に凹部2aを設けて説明したが、凸部12aを人体載置部2の凹部8内に設け、手元操作部12側に凹部12bを設けた場合においても、手元操作部12の確実な固定は同様に行える。
【0045】
(実施例6)
図12(a)は、本発明の実施例6の生体情報測定装置における手元操作部12と人体載置部2の収納時の部分斜視図である。実施例5と異なる点は、人体載置部2に手元操作部12を収納した状態で、人体載置部2に設けた係止手段となるスライド式のロックつまみ13を、手元操作部12に設けた係止手段の相手であるロック穴12bに差し込む構成とした点である。図12(b)にロックつまみ13で人体載置部2に手元操作部12が固定された状態を示す。ロックつまみ13は、人体載置部2に取り付けられ、手元操作部12方向へスライドする。
【0046】
手元操作部12収納状態で、ロックつまみ13が手元操作部12方向へスライドした場合は、手元操作部12のロック穴12bに差し込まれ、手元操作部12は人体載置部2から外せなくなる。従って、収納時や持ち運び時に装置全体が逆さまになるような状態が想定される場合においても本実施例においては、手元操作部12が人体載置部2から外れて落ち、その結果内部に収納しているケーブル7が飛び出したり、垂れ下がったりすることがなく、整然とした収納状態を維持することができる。
【0047】
また、ロックつまみ13の人体載置部2への取り付け強度を装置全体の重量以上に設計すれば、ロックつまみ13がロック穴12bに差し込まれた状態で、手元操作部12の把持部4は、装置全体の把持部として兼用することができ、持ち運びが更に簡便になる。手元操作部12のロック穴12bに差し込まれたロックつまみ13を、手元操作部12と逆方向にスライドさせれば、手元操作部12を簡単に人体載置部2から外せ、通常の体脂肪率測定に支障がでることはない。図12(a)においてはロックつまみを2個図示しているが、手元操作部12の人体載置部2への固定強度が確保されれば、ロックつまみは1個或いは2個以上であっても、同様の効果を発揮することができるものである。
【0048】
(実施例7)
図13は、本発明の実施例7の生体情報測定装置における人体載置部の構成斜視図である。図14は図13のh−h’断面図である。図13において、14は基台部で、装置が置かれる床面に対し装置全体を支える。人体の重量を支える必要があるために強度が求められ、プレスした金属材料で構成しているが、強度が確保できる材料であれば肉厚を上げた樹脂材料等でもよく材料に限定はない。16はカバー部で上面の一部に凹部を設けたものである。カバー部16は、被測定者が安定して人体載置部2に乗ることができるように、上面を平坦に尚かつ人体の荷重に耐えうるように強度が求められる。カバー部16も基台部14同様、強度が確保できる材料であれば肉厚を上げた樹脂材料等でもよく材料に限定はない。
【0049】
カバー部16を、樹脂材料で構成した場合は、成型の自由度を利用して、装置全体の外観を向上させるととことができる。上記構成は一般的な体重計の構成とほぼ同様である。実際の体重計においては、基台部14とカバー部16の間に構成された複数の接触部分の間には、てこの原理を応用してカバー部16にかかる荷重をてこ比で軽減して重量センサ(図示せず)に伝達する荷重伝達部品(図示せず)が存在するが、本発明においては省略する。
【0050】
カバー部16に樹脂材料を使用した場合においては、人体荷重に対する強度を肉厚を上げたり、リブ等の追加により強度を確保することで、凹部8の深さや形状は樹脂材料の成型条件や方法に起因するものとなり、物づくり上自由度の高い加工が可能であるため、人体の荷重に耐えると共に、比較的簡単にケーブル7の収納に支障のない人体載置部2を構成することができる。
【0051】
(実施例8)
図15は、本発明の実施例8の生体情報測定装置における人体載置部の構成斜視図である。図16は図15のC−C’断面図である。図15において、14は基台部で、装置が置かれる床面に対し装置全体を支える。人体の重量を支える必要があるために強度が求められ、プレスした金属材料で構成しているが、強度が確保できる材料であれば肉厚を上げた樹脂材料等でもよく材料に限定はない。15は踏み台部で上面の一部を打ち抜いたものである。
【0052】
踏み台部15は、被測定者が安定して人体載置部2に乗ることができるように、上面を平坦に尚かつ人体の荷重に耐えうるように強度が求められ、プレスした金属材料で構成され基台部14に支えられる。踏み台部15も基台部14同様、強度が確保できる材料であれば肉厚を上げた樹脂材料等でもよく材料に限定はない。16はカバー部で、人体荷重に耐えうる踏み台部15を覆い、成型の自由度を利用して、装置全体の外観を向上させるとともに本発明における、足電極1を踏み台部15と絶縁する役目も果たす。上記構成も、実施例7と同様、一般的な体重計の構成とほぼ同じである。実際の体重計においては、基台部14と踏み台部15の間に構成された複数の接触部分の間には、てこの原理を応用して踏み台部15にかかる荷重をてこ比で軽減して重量センサ(図示せず)に伝達する荷重伝達部品(図示せず)が存在するが、本発明においては省略する。
【0053】
踏み台部15の上面の一部は、カバー16の凹部8が入り込む大きさで打ち抜くことにより、踏み台部15とカバー16は、重ね合わせて一体構成とした場合に、人体荷重に対する強度を踏み台部15が受け、外観をカバー16で向上させることができる。このことにより凹部8の深さや形状は樹脂材料の成型条件や方法に起因するものとなり、物づくり上自由度の高い加工が可能であるため、人体の荷重に耐えると共に、比較的簡単にケーブル7の収納に支障のない人体載置部2を構成することができる。
【0054】
(実施例9)
図17は、本発明の実施例9の生体情報測定装置における人体載置部の構成斜視図である。図18は図17のd−d’断面図である。実施例8と異なる点は、踏み台部15の上面の一部を、カバー16の凹部8が入り込む大きさに合わせて凹部に成形することにより、踏み台部15とカバー16は、重ね合わせて一体構成とした点である。この構成においては、実施例8に比べて、カバー部16の凹部8と少なくとも同じ深さに踏み台部15の一部を成形する点で金属成形に設備上の課題が発生する場合があるが、踏み台部15の剛性は飛躍的に向上するため、例えば内部に体重計機構を組み込んだ場合には、重量に対する踏み台部のたわみがなく測定精度を向上させることが可能となる。
【0055】
(実施例10)
図19は、本発明の実施例10の生体情報測定装置における人体載置部の構成斜視図である。図20は図19のe−e’断面図である。図19において、実施例8と異なる点は、カバー部16の凹部8の底面と基台部14に穴を明けた点である。このことにより、装置を脱衣所等に設置した場合に考えられる、入浴後の人体に付着した水滴が装置本体に垂れ、測定時に暴露状態にある凹部8に滴下した場合やケーブル7を伝って流れ込んだ場合においても、カバー部16の穴から基台部14内へ流れ、更に基台部14の穴を介して外部に排出されるために、水滴の掛かりやすい劣悪な環境において使用された場合においても、凹部8内に水が貯まったりすることで、不快感を催す状態になり難く、常に快適に装置を使用することができる。
【0056】
本実施例においては、凹部8と基台部14に明ける穴を1個としているが、ケーブル7の挿入や収納に影響を及ぼさない範囲においては、穴の数や大きさに制限はなく、その組み合わせは自由である。
【0057】
(実施例11)
図21は、本発明の実施例11の生体情報測定装置における人体載置部の構成斜視図である。図22は図21のf−f’断面図である。図21において、実施例9と異なる点は、カバー部16の凹部8の底面と、踏み台部15の一部を凹部に成形した箇所の凹部底面と、基台部14に穴を明けた点である。このことにより、装置を脱衣所等に設置した場合に考えられる、入浴後の人体に付着した水滴が装置本体に垂れ、測定時に暴露状態にある凹部8に滴下した場合やケーブル7を伝って流れ込んだ場合においても、カバー部16の凹部8の穴から踏み台部15の穴へ流れ、更に基台部14の穴を介して外部に排出されるために、水滴の掛かりやすい劣悪な環境において使用された場合においても、凹部8内に水が貯まったりすることで、不快感を催す状態になり難く、常に快適に装置を使用することができる。
【0058】
本実施例においては、凹部8と、踏み台部15の穴、基台部14に明ける穴を1個としているが、ケーブル7の挿入や収納に影響を及ぼさない範囲においては、穴の数や大きさに制限はなく、その組み合わせは自由である。
【0059】
(実施例12)
図23は、本発明の実施例12の生体情報測定装置における人体載置部の構成斜視図である。図24は図23のg−g’断面図である。図23において、実施例9と異なる点は、カバー部16の凹部8の底面は漏斗形状で形成され、底面に設けた穴位置が最も低い位置になるように傾斜し、その穴は筒状とし、基台部14に設けた穴を貫通する長さを有する。
【0060】
このことにより凹部8に貯まった液体や、穴よりも小さいゴミは凹部8の底面に設けた穴がつながる筒状の先端、いわゆる漏斗形状の先端から、人体載置部外に排出される構成とすることにより装置を脱衣所等に設置した場合に考えられる、入浴後の人体に付着した水滴が装置本体に垂れ、測定時に暴露状態にある凹部8に滴下した場合やケーブル7を伝って流れ込んだ場合においても、凹部8の穴から漏斗形状の先端まで流れ、直接外部に排出されるために、水滴の掛かりやすい劣悪な環境において使用された場合においても、装置内にも水が流れたりすることがないため、踏み台部15や基台部14を強度確保のために金属材料を使用した場合にも錆等の発生確率を押さえられ、装置の耐久性を向上させることができ、また装置に水が貯まったりすることで、不快感を催す状態になり難く、常に快適に装置を使用することができる。
【0061】
本実施例においては、凹部8と、基台部14に明ける穴を1個としているが、ケーブル7の挿入や収納に影響を及ぼさない範囲においては、穴の数や大きさに制限はなく、その組み合わせは自由である。
【0062】
(実施例13)
図25は、本発明の実施例13の生体情報測定装置における人体載置部2と手元操作部12の斜視図である。図26は、実施例13における人体載置部2にスリットを設けた凹部の部分斜視図である。実施例4と異なる点は、人体載置部2の上面からケーブル7の径を越える幅のスリット17を凹部8の落ち込み部から人体載置部2の側面まで設けた点である。
【0063】
このことにより、スリット17にケーブル7を2本を通すことで、凹部8内にケーブル7を収納せず、装置外にケーブル7の一部を放り出した状態でも、手元操作部12が人体載置部2に一体的に収納可能となり、ケーブル7の収納が面倒な人が使用した場合においても、手元操作部12は一体的に収納することができ、ケーブル7は垂れ下がった状態でも、装置全体を立て掛けて収納しても手元操作部12が落下することがなく、使用頻度に応じた収納のバリエーションを拡げることができる。
【0064】
(実施例14)
図27は本発明の第13の実施例における生体情報測定装置のブロック図である。実施例1と異なる点は、人体載置部2上の荷重を検出する重量測定手段18を設けた点である。重量検出手段18は、計算手段であるマイクロコンピュータ11に接続される。マイクロコンピュータ11は、重量検出手段18で得られた人体載置部2上の荷重を被測定者の体重データとして、体脂肪率算出時のパラメータとして使用する。具体的な体脂肪率算出の方法計算方法は実施例1と同様であるので説明は省略する。
【0065】
このことにより、体脂肪率の算出に必要なパラメータの一つである体重データを入力する必要がなく、操作の軽減を図ることができる。また、人体における体重は1日の内でも食事や運動、排便等の行動で1kg以上の変化が見られる人が一般的であるため、体脂肪率の管理をする上で体重の測定は、体脂肪率測定には不可欠な要因であるため、体脂肪率測定の一連の動作で体重が測定できることにより常に正確な体脂肪率の算出を行うことができる。
【0066】
(実施例15)
図28は、本発明の実施例15における把持部4と人体載置部2からケーブル7を外した時の外観図である。接続時は、把持部4、人体載置部2のコネクタ挿入穴23に矢印の方向にコネクタ20を差し込む。実施例1と異なる点は、把持部4と人体載置部2の間を電気的に接続するケーブル7の両端にそれぞれコネクタ20を設けて、ケーブル7を把持部4と人体載置部2から着脱自在とした点である。被測定者は装置を使用する場合は、ケーブルに設けたコネクタ20を把持部4と人体載置部2のコネクタ挿入穴23に差し込んで電気的に接続して使用する。未使用時、特に清掃を行う場合は、ケーブル7の両端のコネクタ20を抜き、人体載置部2と把持部4とケーブル7を物理的に分離することで、個々のユニットが持ちやすく扱いやすい為、清掃時の手際が良くなり、清掃を簡単に行えることができる。
【0067】
なお、本実施例ではケーブル7の両端にコネクタ20を設けて、人体載置部2と把持部4とケーブル7の3つのユニットに分離できることとして説明を行ったが、ケーブル7の片側のみにコネクタ20を設け、もう一方は、人体載置部2か把持部4のどちらかに接続し、着脱出来ない構成であっても、コネクタ20を抜いたユニット分離時は片側にケーブル7が接続されているのみであるために、個々のユニットが扱いやすく、清掃時の手際が良くなり、清掃を簡単に行えることができるという効果が失われるものではない。
【0068】
(実施例16)
図29は、本発明の実施例16における手元操作部と人体載置部からケーブルを外した時の外観図である。接続時は、手元操作部12、人体載置部2のコネクタ挿入穴23に矢印の方向にコネクタ20を差し込む。実施例2〜14と異なる点は、手元操作部12と人体載置部2の間を電気的に接続するケーブル7の両端にそれぞれコネクタ20を設けて、ケーブル7を手元操作部12と人体載置部2から着脱自在とした点である。
【0069】
被測定者は装置を使用する場合は、ケーブルに設けたコネクタ20を手元操作部12と人体載置部2のコネクタ挿入穴23に差し込んで電気的に接続して使用する。本実施例においては、手元操作部12側のコネクタ挿入穴23は手元操作部21における裏面(液晶表示器6が存在する側の反対面)に設けてあり、人体載置部2側のコネクタ挿入穴23は、凹部8の内面に設けてある、これにより前述の実施例4で記載の収納時にケーブル7全ての部分が、凹部8の内面と手元操作部12の1つの面で形成される閉空間内に納められるために、収納状態で、ケーブル7は全く見えることが無くなるものとなり、装置全体の収納状態が整然と見え、見栄えの良い物となるという効果は妨げられることはない。
【0070】
加えて、手元操作部12、人体載置部2のコネクタ挿入穴23へ差し込んだコネクタ20の突出を少なくすることにより、人体載置部2の凹部8にケーブル7を収納し、手元操作部12を人体載置部2に一体的に収納することは可能であり、実施例2〜14に記載における本発明の主旨を失うことはない。特に清掃を行う場合は、ケーブル7の両端のコネクタ20を抜き、人体載置部2と手元操作部12とケーブル7を物理的に分離することで、個々のユニットが持ちやすく扱いやすい為、清掃時の手際が良くなり、清掃を簡単に行えることができる。
【0071】
なお、本実施例ではケーブル7の両端にコネクタ20を設けて、人体載置部2と手元操作部12とケーブル7の3つのユニットに分離できることとして説明を行ったが、ケーブル7の片側のみにコネクタ20を設け、もう一方は、人体載置部2か手元操作部12のどちらかに接続し、着脱出来ない構成であっても、コネクタ20を抜いたユニット分離時は片側にケーブル7が接続されているのみであるために、個々のユニットが扱いやすく、清掃時の手際が良くなり、清掃を簡単に行えることができるという効果が失われるものではない。
【0072】
(実施例17)
図30は、本発明の実施例17における生体情報測定装置の使用時の説明図である。実施例2と異なる点は、手元操作部12と人体載置部2の間を電気的に接続するケーブル7を螺旋状に形成し、伸縮に自由度のあるカールコードとした点である。このことにより延ばした状態で測定時における手元操作部12と人体載置部2間の距離を確保しつつ、収納時はカールした分収縮状態で全長を短くし簡単に収納することができるものである。
【0073】
また測定時は常に人体載置部2と手元操作部12間でカールコード19が張った状態となり、垂れ下がることがないため、測定中に床にカールコード19がついたり人体にまとわりつくといったことで、カールコード19重量を含めた手元操作部12の重量が変化する恐れがなく、手元操作部12の重量を差し引いて人体重量を算出する場合でもカールコード19の状態における重量変化の影響を無視することができる。
【0074】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、装置を使用しない状態において、ばらばらになりやすいコードがあるにも関わらず装置全体を整然と見せることができる。また、手元操作部の把持部を、生体情報測定装置全体の把手として兼用することが可能となり、装置の運搬時に鞄を持つ感覚で簡単に持ち運びができるとともに、ケーブル全体が凹部に収納され手元操作部で蓋された状態のため、ケーブルが運搬時に邪魔になることもなく持ち運びができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における生体情報測定装置の外観図
【図2】本発明の実施例1における生体情報測定装置のブロック図
【図3】本発明の実施例1における測定時の説明図
【図4】本発明の実施例2における生体情報測定装置の把持部の外観図
【図5】本発明の実施例2における生体情報測定装置使用時の説明図
【図6】本発明の実施例3における生体情報測定装置の収納時の外観図
【図7】本発明の実施例4における手元操作部からケーブルが引き出されている部分の拡大図
【図8】本発明の実施例4における人体載置部の凹部からケーブルが引き出されている部分の拡大図
【図9】本発明の実施例5における手元操作部を人体載置部に収納しようとする場合の部分斜視図
【図10】本発明の実施例5における手元操作部に係止手段を設けた場合の正面図
【図11】本発明の実施例5における図9A−A’部の断面図
【図12】(a)本発明の実施例6における手元操作部と人体載置部の収納時の部分斜視図
(b)本発明の実施例6における手元操作部を人体載置部に固定収納時の部分斜視図
【図13】本発明の実施例7における人体載置部の構成斜視図
【図14】本発明の実施例7における図13h−h’部の断面図
【図15】本発明の実施例8における人体載置部の分解斜視図
【図16】本発明の実施例8における図15c−c’部の断面図
【図17】本発明の実施例9における人体載置部の分解斜視図
【図18】本発明の実施例9における図17d−d’部の断面図
【図19】本発明の実施例10における人体載置部の分解斜視図
【図20】本発明の実施例10における図19e−e’部の断面図
【図21】本発明の実施例11における人体載置部の分解斜視図
【図22】本発明の実施例11における図21f−f’部の断面図
【図23】本発明の実施例12における人体載置部の分解斜視図
【図24】本発明の実施例12における図23のg−g’部の断面図
【図25】本発明の実施例13における人体載置部と手元操作部の斜視図
【図26】本発明の実施例13における人体載置部にスリットを設けた凹部の部分斜視図
【図27】本発明の実施例14における生体情報測定装置のブロック図
【図28】本発明の実施例15における把持部と人体載置部からケーブルを外した時の外観図
【図29】本発明の実施例15における手元操作部と人体載置部からケーブルを外した時の外観図
【図30】本発明の実施例17における生体情報測定装置の使用時の説明図
【図31】従来の生体情報測定装置の外観図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d 足部電極
2 人体載置部
3、3a、3b 手部電極
4 把持部
5 キー群(入力手段)
6 液晶表示器(報知手段)
7 ケーブル
8 凹部
9 インピーダンス測定手段
9a 定電流電源部
9b 人体抵抗電位検出部
10 被測定者
11 マイクロコンピュータ(計算手段)
12 手元操作部
12a 手元操作部の凸部
12b ロック穴
13 ロックつまみ
14 基台部
15 踏み台
16 カバー
17 スリット
18 重量測定手段
19 カールコード
20 コネクタ
21 フット電極部
22 本体
23 コネクタ差込穴

Claims (13)

  1. 被測定者の足に接触する足部電極と、足部電極を備え測定時に被測定者が乗る人体載置部と、被測定者の手に接触する手部電極と、手部電極を備え測定時に被測定者が手で把持する把持部と、前記足部電極と手部電極の間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、被測定者の身体的特徴をあらわす被測定者情報を入力する入力手段と、前記足部電極と手部電極の間のインピーダンスと被測定者情報から被測定者の生体に関する情報を計算する計算手段と、計算手段による計算結果を表示する報知手段を有し、入力手段と、報知手段と、把持部を一体に構成した手元操作部を備えるとともに、人体載置部と手元操作部を電気的に接続するためのケーブルで接続し、ケーブルを収納する凹部を人体載置部に設けた生体情報測定装置であって、手元操作部を凹部の蓋として人体載置部に一体的に収納した状態で手元操作部を人体載置部に固定する少なくとも1つの係止手段を、手元操作部あるいは人体載置部に有し、係止手段により固定された状態において、手元操作部に一体に構成される前記把持部が、生体情報測定装置全体の把手として兼用可能となる生体情報測定装置。
  2. ケーブルは、人体載置部側は凹部の内部面から人体載置部内部に接続され、手元操作部側は、人体載置面凹部側に面した面から手元操作部内部に接続される、請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 人体載置部には、手元操作部との接触面に少なくとも1カ所に凹部或いは凸部を設け、手元操作部には、人体載置部の凹部或いは凸部に対向する位置に凸部或いは凹部を設け、手元操作部と人体載置部が凹凸で係止し、収納時に手元操作部が人体載置部に保持される請求項1または2に記載の生体情報測定装置。
  4. 人体載置部は、基台部と、基台部に支えられたカバー部を有し、カバー部の一部に凹部を形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
  5. 人体載置部は、基台部と、基台部に支えられた踏み台部と、踏み台部を覆うカバー部を有し、踏み台部の上面の一部を開口し、開口した箇所にカバー部の凹部が挿入され人体載置部の凹部となる請求項1〜3のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
  6. 人体載置部は、基台部と、基台部に支えられた踏み台部と、踏み台部を覆うカバー部を有し、踏み台部の上面の一部を凹部に形成し、形成した踏み台部の凹部に、一部を凹部に形成したカバー部の凹部が挿入され、人体載置部の凹部となる請求項1〜3のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
  7. 人体載置部を構成する、カバー部の凹部と基台部は、それぞれ少なくとも1つの穴を有し、凹部に貯まった液体は穴を介して人体載置部外に排出される構成とした請求項4または5に記載の生体情報測定装置。
  8. 人体載置部を構成する、カバー部の凹部と踏み台部の凹部と基台部は、それぞれ少なくとも1つの穴を有し、凹部に貯まった液体は穴を介して人体載置部外に排出される構成とした請求項6に記載の生体情報測定装置。
  9. 人体載置部を構成する、カバー部の凹部の底面は漏斗形状で形成され、凹部に貯まった液体は漏斗形状の先端から、人体載置部外に排出される構成とした請求項4〜8のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
  10. 人体載置部の上面にケーブルの径を越える幅のスリットを凹部の落ち込み部から人体載置部の側面まで設け、スリットにケーブルを通すことで、凹部にケーブルを収納しない状態でも、手元操作部が人体載置部に一体的に収納可能とした請求項1〜9のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
  11. 人体載置部は、人体載置部上の重量測定手段を有し、重量測定手段の結果を被測定者情報の一部として、被測定者の生体に関する情報の計算をおこなう請求項1〜10のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
  12. 手元操作部と人体載置部を電気的に接続するケーブルを、着脱自在とした請求項1〜11記載の生体情報測定装置。
  13. ケーブルは、螺旋状に形成され、伸縮に自由度のあるカールコードである請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
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