JP4423315B2 - 3次元コンピュータ画像を用いたテロップを送出して表示させるための装置とその方法 - Google Patents

3次元コンピュータ画像を用いたテロップを送出して表示させるための装置とその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4423315B2
JP4423315B2 JP2007191068A JP2007191068A JP4423315B2 JP 4423315 B2 JP4423315 B2 JP 4423315B2 JP 2007191068 A JP2007191068 A JP 2007191068A JP 2007191068 A JP2007191068 A JP 2007191068A JP 4423315 B2 JP4423315 B2 JP 4423315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer image
dimensional computer
dimensional
broadcast
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2007191068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008005516A (ja
Inventor
幸三 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micronet KK
Original Assignee
Micronet KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Micronet KK filed Critical Micronet KK
Priority to JP2007191068A priority Critical patent/JP4423315B2/ja
Publication of JP2008005516A publication Critical patent/JP2008005516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4423315B2 publication Critical patent/JP4423315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Circuits (AREA)

Description

本発明は、スポーツ中継・選挙速報など即時性を要求される放送用途の情報ソース送出場面において、3次元コンピュータ画像を用いたテロップを送出して表示させるための装置とその方法に関する。
3次元コンピュータ画像をリアルタイムに合成し、放送信号にスーパーインポーズして送出するには、基本的に、図1に示すように、3次元コンピュータ画像をレンダリングするのに必要な情報を3次元グラフィックアクセラレータに対して指定する事前処理が行なわれ(A)、次いで、そのアクセラレータ内でレンダリングして3次元コンピュータ画像を作成する(B)。作成された3次元コンピュータ画像はスーパーインポーザへ転送され、放送信号と合成するのに必要な合成事前処理が行なわれた後(C)、放送信号と合成してテロップの入った送画像を作成するための合成送出処理を行うことで(D)、放送用の画像信号が送出される(E)。
視覚的に滑らかなアニメーションを実現するためには、NTSCあるいはPALの放送方式に合わせて、NTSC方式ならば1秒間に約60枚の3次元コンピュータ画像を表示しなければならない。しかし、リアルタイムで3次元コンピュータ画像のレンダリングを行った後に放送信号と合成して送出するとなると、前述の事前処理(A)から合成送出処理(D)までの一連の作業に要する時間Tは、約16.67msec(60枚/秒)〜20msec(50枚/秒)以内という限られた時間内でなければならず、加えて、3次元コンピュータ画像データをアクセラレータからシステムメモリへ転送する処理時間とシステムメモリからスーパーインポーザに転送するための処理時間に所定の時間が必要であるため、必然的にレンダリングに割けることができる処理時間が短くなってしまう。そのため、複雑な3次元コンピュータ画像をテロップとして送出しようとすると、全ての処理を上記制限時間内に終えることができなくなって、必要枚数を送出することが難しくなってしまう。
このため、3次元コンピュータ画像を処理するための放送用途に特化して設計された専用システムが用いられている。これはスーパーインポーズを行う機能と3次元コンピュータ画像を処理するための機能とを併せ持つ、専用のハードウェアを有するものであるが、このような機能を持ったシステムは特殊性が高いが故に生産時のコストがかかり、利用する側の放送担当者にとってもコストパフォーマンスの面で多くのシステムを導入することは難しい。一方、現在の3次元グラフィックアクセラレータの性能は発展の一途を辿っており、現用のボードが直ぐに時代遅れになるような状況であり、そのため、上述のような放送用途に設計された、送出用機能とハードウェアで一体化された高価な3次元グラフィックアクセラレータボードをその都度入れ替えることは無駄以外の何ものでもなかった。
このような非常に高価な放送専用のシステムを用いる代わりに、また、3次元コンピュータ画像の送出までの処理時間がかかり過ぎることに対する解決手段として、事前に必要な画像を予めレンダリングした3次元コンピュータ画像をハードディスク・メモリ等の記憶装置に一旦記録しておき、その3次元コンピュータ画像を放送時に然るべきタイミングで呼び出し、合成して送出するように構成されたスーパーインポーズ装置が特開平5−91413号公報に提案されている。しかし、このようなスーパーインポーズ装置は、事前に必要な画像をレンダリングして記憶装置に予め記録しておかなければならないため、大容量の記憶装置を必要とする一方、予めレンダリングするための時間をも必要とするため、経済的および時間的な無駄を招くだけでなく、即時性を要求されるテロッパー等の用途には対応できないものであった。
本発明の目的は、上記の如き特殊性をソフトウェア処理の工夫によって吸収し、新たなハードウェアの設計を行わずに一般的な3次元グラフィックアクセラレータボードを使用し、3次元コンピュータグラフィックスを高速に処理するための特別な設計が行われていない従来の放送送出用ハードウェアと組み合わせ、ソフトウェア処理を工夫することにより、放送画面上に3次元コンピュータ画像で表現される文字や図形などの付加情報をリアルタイムに計算してスーパーインポーズすることができる3次元コンピュータ画像放送用テロップ装置およびその方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、3次元グラフィックアクセラレータの性能が向上した場合に、そのボードだけを差し替えることで3次元グラフィクス処理能力を高めることが可能になり、最小限のコストで最新の技術を利用できる3次元コンピュータ画像放送用テロップ装置およびその方法を提供することである。
本発明による3次元コンピュータ画像放送用テロップ装置は、3次元コンピュータ画像データをレンダリングして3次元コンピュータ画像を作成するための3次元グラフィックアクセラレータと、3次元グラフィックアクセラレータにより作成された3次元コンピュータ画像を放送信号と合成して3次元コンピュータ画像がスーパーインポーズされた放送映像を作成するためのスーパーインポーザとを有している。3次元グラフィックアクセラレータおよびスーパーインポーザは並列動作するように構成される。
並列動作することにより、3次元コンピュータ画像のレンダリングと放送信号との合成が同時に並行して行なわれるため、3次元グラフィックアクセラレータが1フレームを処理する時間とスーパーインポーザが1フレームを処理する時間(より実際的には、両者のうちのより長い方の処理時間)が、最短の場合でも、前述のように放送方式により異なるが、NTSC方式では約16.67msec(約60枚/秒)の制限時間内であれば、リアルタイムで所要枚数の3次元コンピュータ画像を作成してテロップとして送出することが可能となる。好ましくは、スーパーインポーザで合成処理されるフレームは、同時に3次元グラフィックアクセラレータでレンダリング処理されるフレームに対して1フレーム分だけ前のフレームを処理する。このことは、3次元グラフィックアクセラレータでレンダリング処理したフレームを対応するフレームの放送信号と合成するまで一時的に蓄えるためのメモリ容量を最小限に抑えることを意味している。
本発明の装置に用いられる3次元グラフィックアクセラレータとしては、3次元コンピュータ画像を高速に処理する機能を有しているがTV放送用途で設計されていない汎用のグラフィックアクセラレータボードを使用し、そして、スーパーインポーザとしては、フレームメモリに書き込まれているデータをTV放送用途で合成出力できる機能を有しているが3次元コンピュータ画像を高速に処理する機能を有していないスーパーインポーザボードを使用することができる。また、少なくとも2つのCPUまたは1つのMPUを備えた汎用の小型コンピュータにグラフィックアクセラレータボードおよびスーパーインポーザボードを装着することによって本発明の装置を構成することもできる。また、グラフィックアクセラレータボードからのフレームメモリ(ビデオメモリ)データの読み込みが可能であり、そして、スーパーインポーザボードへのフレームメモリ(ビデオメモリ)データの書き込みが可能であるシステムメモリを備えているのが好ましい。
汎用のグラフィックアクセラレータボードおよびスーパーインポーザボードを使用できることは、リアルタイムで3DCGを送出する目的で設計された特殊なシステムを使用する必要がないだけでなく、3次元グラフィックアクセラレータの性能が向上した場合に、そのボードだけを差し替えることで3次元グラフィクス処理能力を高めることが可能になり、最小限のコストで最新の技術を利用することが可能となる。また、汎用の小型コンピュータにグラフィックアクセラレータボードおよびスーパーインポーザボードを装着することによって本発明の装置を構成できることは、同様に、放送用途に設計された高価なシステムを使用する必要がなく、高性能な3次元コンピュータ画像放送用テロップ装置をより安価に作成することが可能である。グラフィックアクセラレータボードとスーパーインポーザボードの間におけるフレームメモリ(ビデオメモリ)データの受け渡しをシステムメモリを介して行なうことは、3次元コンピュータ画像のために記憶装置を別途用意する必要がなく、コストの低減に寄与することが可能となる。
本発明の装置では、前述の制限時間内に3次元コンピュータ画像を作成して放送信号と合成し送出することができる。このため、外部情報をもとに表示する内容および表示図形形状の変更または動き(モーション)をリアルタイムに変更することが可能となる。
本発明によると、高品質な3次元コンピュータ画像をリアルタイムで放送用に合成送出するために特化されたハードウェアでなくとも、一般的に普及している3次元グラフィックアクセラレータと現状で放送用に用いられている放送送出用ボードをマルチプロセッサPCもしくはWSなどで利用できるものであればそれらを組み合わせて送出することが可能になるため、新たなハードウェアの設計を待たずともリアルタイムで3次元コンピュータ画像をスーパーインポーズするテロップ用放送装置を構成することが可能である。
さらに、このことは、将来、3次元グラフィックアクセラレータの性能が向上した際に、そのアクセラレータだけを従来のものと交換することでより高品質な3次元コンピュータ画像が手に入ることを意味している。これは放送用に特化された機能を持つハードウェアを生産する事に比べるとコスト的なメリットは大きく、新たなハードウェアのためにテロップ送出用ソフトウェアを製作し直さずとも動作させることが可能なため、番組製作に必要な時間を大幅に短縮する効果もある。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。尚、図中、同様な部分または処理については同様な参照番号が使用されている。
本発明の実施の形態による3次元コンピュータ画像放送用テロップ装置は、図2に示すように、高速な3次元コンピュータ画像の処理を担当する3次元グラフィックアクセラレータ1と、放送信号を元にスーパーインポーズを担当するスーパーインポーザ2と、3次元グラフィックアクセラレータ1とスーパーインポーザ2との間に介在されるシステムメモリ3と、3次元グラフィックアクセラレータ1とスーパーインポーザ2をそれぞれ制御するための2つのCPU4および5とからなるマルチプロセッサシステムで構成される。ここにおいて、CPU4および5は3次元グラフィックアクセラレータ1とスーパーインポーザ2をそれぞれ独立して制御するが、CPUの性能が後述する処理を所定時間内で終わらせるのに十分な性能を有するものであれば単一のCPUで両者を制御するように構成することも可能であり、また、本装置のOSを制御するCPUを流用して制御させるように構成することも可能である。もちろん、複数のCPUの代わりにMPUを用いてそれぞれを制御するように構成できることは容易に理解されよう。ディスプレイモニタ6はオペレータが動作の確認を行うためのものであり、ディスプレイモニタ6に表示される情報を元に手動で動作制御を行う際に用いられる。
このような構成は、放送用途に設計された特殊な装置ではなく、複数のCPUを備えた汎用のパソコンやワークステーション等のAGPスロットに3次元グラフィックアクセラレータ1のボードを装着し、PCIスロットにスーパーインポーズ2のボードを装着することで実現可能である点に注目されたい。また、3次元コンピュータ画像を高速かつ高品質に計算できる3次元グラフィックアクセラレータボードは、放送用途以外で一般的に広く普及しており、しかもその性能は日々向上しており、そのため、用途やコストに応じて使用する3次元グラフィックアクセラレータを随意に選択、交換できる点にも注目されたい。
上述の如く構成される本発明の装置を用いて3次元コンピュータ画像を放送用テロップとして送出する方法について、図3を参照して説明する。
レンダリング処理するために必要な情報をセットする事前処理を行った後(S1)、3次元グラフィックアクセラレータ1においてレンダリングを行って1フレーム分の3次元コンピュータ画像を作成し(S2)、その3次元コンピュータ画像データを3次元グラフィックアクセラレータ1内のフレームメモリ(ビデオメモリ)に蓄えることによりフレームバッファを取得する(S3)。3次元グラフィックアクセラレータ1内のフレームメモリ(ビデオメモリ)に蓄えられた3次元コンピュータ画像データはシステムメモリ3へ読み出される(S4)。システムメモリ3へ読み出された画像データは合成処理のための合成事前処理が行なわれた後(S5)、スーパーインポーザ2のフレームメモリへ転送されて放送信号と合成され(S6)、スーパーインポーザから送出される(S7)。
このような3次元グラフィックアクセラレータ1での処理およびスーパーインポーザ2での処理は、一連の作業として行なわれるが、本発明では、3次元グラフィックアクセラレータ1およびスーパーインポーザ2が並行動作する、すなわち、3次元グラフィックアクセラレータ1でレンダリング処理が行なわれているときに、スーパーインポーザ2で合成処理が同時に行なわれる点が本発明の最大の特色の一つである。
この並行動作によりレンダリングから合成までの処理を行うために、3次元グラフィックアクセラレータ1でレンダリング処理するフレームと、それと同時にスーパーインポーザ2で合成処理するフレームとの関係は、レンダリング処理するフレームが合成処理するフレームよりも1フレーム分だけ遅れるようにタイミング付けられている。これにより、従来技術におけるような、送出するフレーム数によって確定される制限時間T(前述したフィールド単位の滑らかなアニメーションを実現する場合、NTSCあるいはPALの放送方式に合わせて、NTSC方式ならば約16.67msec(約60枚/秒)内にレンダリングから合成までの一連の処理を行わねばならないのではなく、レンダリング処理と合成処理をこの制限時間T内にそれぞれ行えばよいことになる。
詳述すると、CPU4は、3次元コンピュータ画像をレンダリングするのに必要な情報を3次元グラフィックアクセラレータ1に対して指定する事前処理S1を行わせ、3次元グラフィックアクセラレータ1のレンダリング処理S2を行わせ、そして、3次元グラフィックアクセラレータ1内のフレームメモリ(ビデオメモリ)に蓄えられた3次元コンピュータ画像をシステムメモリ3へと読み出すフレームバッファ取得処理S3を行わせる。事前処理S1からフレームバッファ取得処理S3までの処理を制限時間T内に終わらせることにより、3次元コンピュータ画像を用いたテロップの送出に適合できる。
CPU5は、システムメモリ3へと読み出された3次元コンピュータ画像(S4)を合成するために必要な合成事前処理S5を行わせ、スーパーインポーザ2の合成用フレームへと送った後、スーパーインポーザ2内で放送信号Sに基づいた合成処理S6を行わせて送出される(S7)。図3に示す例では、本装置は第3のCPU7を備えるように示されている。CPU7は、この一連の処理間に実行されるOS等システムの基本処理を担当するものであるが、CPU7を設ける代わりにCPU4または5がその空き時間にシステム基本処理を行うように構成してもよい。
図3に示す並列処理は、見方を変えると、図4に示すように、奇数フィールドの処理と偶数フィールドの処理を交互に繰り返すことで実現される。図中のレンダリングR1、R2、R3、R4・・・は、図3に示す事前処理S1、レンダリング処理S2、フレームバッファ取得処理S3の各処理を一つのブロックとしてまとめたものである。同様に、合成送出処理C1、C2、C3・・・は、図3中の合成事前処理S5、転送処理、フレーム合成処理S6の各処理を一つのブロックとしてまとめたものである。
経時方向に従って説明すると、先ず、3次元グラフィックアクセラレータ1側で第1の偶数フィールドF2のためのレンダリングR1が開始される。このレンダリングR1が終了した時点ではスーパーインポーザ2が送出すべき画面は準備されていないため、第1の奇数フィールドF1は予めクリアされた状態のブランク画面として送出される。レンダリングR1に続いて、第2の奇数フィールドF3のためのレンダリングR2が開始されると共に、スーパーインポーザ2側では第1の偶数フィールドF2のための合成送出処理C1が開始される。レンダリングR2が終了したとき、合成送出処理C1にて処理された放送用の第1の偶数フィールドF2が送出される。この奇数フィールドと偶数フィールドの処理を順次繰り返し行うことで、第2の奇数フィールドF3、第2の偶数フィールドF4、第3の奇数フィールドF5、・・・と順々に送出されていくことになる。
このような並列動作を行う場合、レンダリング処理後にシステムメモリに転送する際と合成事前処理としてスーパーインポーザにシステムメモリから転送する際に同じメモリ空間を指定してしまうと読み書き処理が衝突してしまうので、奇数フィールド処理と偶数フィールド処理とで使用するメモリバンクを切り替えて使用するべきである。図5はこの目的を遂行するためのより実際的な処理の流れを示すもので、フラグ8はこのメモリバンクを切り替えるためのフラグであり、偶数フィールド処理ではメモリバンク3Aを、奇数フィールド処理ではメモリバンク3Bをそれぞれ参照するように機能する。フラグ8の切り替えはスーパーインポーザ2が入力する放送信号に基づいて行われる。
より詳細には、図6に示すように、初期化S10において、フラグ8(図4参照)を0にクリアしておき、送出に必要な解像度分を確保したシステムメモリを2バンク分準備して空白状態に初期化しておく。外部操作S11によってオペレータの操作情報を入力し、レンダリング事前処理S12で反映させる。これは、例えば、テロップとして表示される内容の変更や表示位置をずらす等の処理がある。レンダリングS13では、3次元グラフィックアクセラレータ1で3次元コンピュータ画像をレンダリングし、レンダリングされた画像を条件分岐S14の条件に基づいてシステムメモリバンク3Aまたは3Bへ転送する(S15aまたはS15b)。その後、許可処理S16の結果を待って条件分岐S17の条件に基づいた次のフレームのレンダリングを開始するかどうかを決定する。これらの処理はCPUの1つによって制御される。許可処理S16の結果は、後述するに示すスーパーインポーザ2側の処理から得られるものであり、レンダリング側の処理がスーパーインポーザ側の合成送出処理よりも先走らないようにするための防護措置である。許可が得られると、再び外部操作S11、レンダリング事前処理S12の処理へと戻る。もし外部操作S11においてシステム停止処理が行われた場合は、速やかに終了処理をおこないループから抜け出すことにより安全に停止できる。
図6に示す3次元グラフィックアクセラレータ1側のレンダリング処理の開始と同時に、図7に示すスーパーインポーザ2側の合成送出処理をもう一つのCPUで開始させる。スーパーインポーザ側では、先ず、外部からの放送信号の割り込みを待つ処理S20を実行する。割り込み信号を受信すると、フラグ8(図4参照)の状態に基づいて(S21)システムメモリバンク3Aまたは3Bからレンダリングした3次元コンピュータ画像データを取得する(S22aまたはS22b)。このとき、フラグのセットS23a、S23bに示されたフラグ反転処理を行い、次に使用するシステムメモリバンクの切り替えを行う。次いで、図6のレンダリング続行許可待ち処理S17に対して続行を許可するため許可処理S24を発行する。これにより、後続の画像合成処理S25と送出処理S26と並行に、図6の一連のレンダリング処理が同調して動作することになり、図2に示した並列動作処理を完全に同期しながら実現することができる。
一方、図3に示されたCPU7を用いて行うOS等の基本処理に関しては、図6のレンダリング続行許可待ち処理S17の間か、図7の放送信号を待つ処理S20の間のいずれかの最中に行うことが可能であり、CPU7の代用としてCPU4またはCPU5の空き時間を利用できる。この動作はOSによって自動的に選択使用されることになる。
リアルタイムに3次元コンピュータ画像をスーパーインポーズするために必要な処理を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態による装置構成を示すブロック図である。 図2に示す装置構成において必要な処理の流れを示す模式図である。 本発明の実施の形態におけるフィールド送出と処理の関係を時間順に並べたタイムチャートである。 本発明の実施の形態におけるレンダリング画像をフィールド毎に転送する方法を表したブロック図である。 本発明の実施の形態における3次元画像のレンダリングを担当するCPUのフローチャートである。 本発明の実施の形態における合成送出を担当するCPUのフローチャートである。
符号の説明
1 3次元グラフィックアクセラレータ
2 スーパーインポーザ
3 システムメモリ
3A、3B メモリバンク
4、5、7 CPU(またはMPU)
6 ディスプレイモニタ
8 フラグ
C1、C2、C3 合成送出処理
F1 第1の奇数フィールド
F2 第1の偶数フィールド
F3 第2の奇数フィールド
F4 第2の偶数フィールド
F5 第3の奇数フィールド
R1、R2、R3、R4 レンダリング
T 制限時間

Claims (5)

  1. 3次元コンピュータ画像データをレンダリングして3次元コンピュータ画像を作成するための汎用の3次元グラフィックアクセラレータと、前記3次元グラフィックアクセラレータにより作成された3次元コンピュータ画像を放送信号と合成して3次元コンピュータ画像が放送画面上にテロップとしてスーパーインポーズされた送出用放送映像を作成するためのスーパーインポーザとを有し、
    前記3次元グラフィックアクセラレータおよびスーパーインポーザは並列動作するように構成され、
    前記3次元グラフィックアクセラレータは、放送用画像の1フレーム時間内に、1フレーム分の3次元コンピュータ画像をレンダリングして第1と第2のフレームメモリのうち前フレーム時間内に3次元コンピュータ画像を記憶しなかったフレームメモリに記憶し、かつ、前記第1と第2のフレームメモリのうち前フレーム時間内に3次元コンピュータ画像を記憶したフレームメモリから前記前フレーム時間内に記憶した3次元コンピュータ画像を取得してシステムメモリに転送し、
    前記スーパーインポーザは、前記放送用画像の1フレーム時間内に、前記システムメモリから前フレーム時間内にレンダリングされた3次元コンピュータ画像を取得し、かつ、前記放送信号から1フレームを取得し、当該放送信号の1フレームに対して前記前フレーム時間内にレンダリングされた3次元コンピュータ画像をスーパーインポーズして送出用放送映像を作成して送出することを特徴とする3次元コンピュータ画像放送用テロップ装置。
  2. 前記3次元グラフィックアクセラレータは3次元コンピュータ画像を高速に処理する機能を有しているがTV放送用途で設計されていない汎用のグラフィックアクセラレータボードであり、前記スーパーインポーザはフレームメモリに書き込まれた3次元コンピュータ画像データをTV放送用途で合成出力できる機能を有しているが3次元コンピュータ画像を高速に処理する機能を有していないスーパーインポーザボードであることを特徴とする請求項1に記載の3次元コンピュータ画像放送用テロップ装置。
  3. 前記グラフィックアクセラレータボードおよびスーパーインポーザボードは少なくとも2つのCPUまたは1つのMPUを備えた汎用の小型コンピュータに装着されていることを特徴とする請求項2に記載の3次元コンピュータ画像放送用テロップ装置。
  4. 並列動作する3次元グラフィックアクセラレータおよびスーパーインポーザを用いて、
    前記3次元グラフィックアクセラレータにて、放送用画像の1フレーム時間内に、1フレーム分の3次元コンピュータ画像をレンダリングして第1と第2のフレームメモリのうち前フレーム時間内に3次元コンピュータ画像を記憶しなかったフレームメモリに記憶し、かつ、前記第1と第2のフレームメモリのうち前フレーム時間内に3次元コンピュータ画像を記憶したフレームメモリから前記前フレーム時間内に記憶した3次元コンピュータ画像を取得してシステムメモリに転送し、
    前記スーパーインポーザにて、前記放送用画像の1フレーム時間内に、前記システムメモリから前フレーム時間内にレンダリングされた3次元コンピュータ画像を取得し、かつ、前記放送信号から1フレームを取得し、当該放送信号の1フレームに対して前記前フレーム時間内にレンダリングされた3次元コンピュータ画像をスーパーインポーズして送出用放送映像を作成して送出することを特徴とする3次元コンピュータ画像を放送用テロップとして送出する方法。
  5. 前記3次元グラフィックアクセラレータにより、外部操作にて入力された外部情報をもとに表示する内容および表示図形形状の変更または動き(モーション)をリアルタイムに変更する3次元コンピュータ画像をレンダリングすることを特徴とする請求項4に記載の3次元コンピュータ画像を放送用テロップとして送出する方法。
JP2007191068A 2007-07-23 2007-07-23 3次元コンピュータ画像を用いたテロップを送出して表示させるための装置とその方法 Expired - Lifetime JP4423315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007191068A JP4423315B2 (ja) 2007-07-23 2007-07-23 3次元コンピュータ画像を用いたテロップを送出して表示させるための装置とその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007191068A JP4423315B2 (ja) 2007-07-23 2007-07-23 3次元コンピュータ画像を用いたテロップを送出して表示させるための装置とその方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002137391A Division JP4464599B2 (ja) 2002-05-13 2002-05-13 3次元コンピュータ画像放送用テロップ装置およびその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008005516A JP2008005516A (ja) 2008-01-10
JP4423315B2 true JP4423315B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=39009451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007191068A Expired - Lifetime JP4423315B2 (ja) 2007-07-23 2007-07-23 3次元コンピュータ画像を用いたテロップを送出して表示させるための装置とその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4423315B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008005516A (ja) 2008-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1784021B1 (en) Video processing with multiple graphics processing units
JP4561353B2 (ja) 映像信号処理装置とその方法及び車載カメラシステム
JP4346591B2 (ja) 映像処理装置、映像処理方法およびプログラム
US9438844B2 (en) Video multiviewer system using direct memory access (DMA) registers and block RAM
JP2007271908A (ja) マルチ画像生成装置
JP2007325074A (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
JP4464599B2 (ja) 3次元コンピュータ画像放送用テロップ装置およびその方法
JP4423315B2 (ja) 3次元コンピュータ画像を用いたテロップを送出して表示させるための装置とその方法
JPH09116828A (ja) 縮小画像の書き込み/読み出し方法及び縮小画像処理回 路
JP6041630B2 (ja) 画像処理装置
JPS5854378A (ja) 動画像情報提供方式
JP4258236B2 (ja) 立体視画像生成装置
JPH0965374A (ja) 3次元映像記録装置および3次元映像再生装置
JPH0470797A (ja) 画像信号合成装置
JP6478621B2 (ja) 画像処理装置
JPH03286271A (ja) 画像表示装置
JP2018182551A (ja) 撮像装置
JP3295036B2 (ja) 多画面表示装置
JP2737557B2 (ja) 2画面表示テレビジョン受信機及び2画面処理回路
JP2016167664A (ja) 画像処理装置および方法
JP2024049828A (ja) 映像処理装置および映像信号結合装置
JP4677799B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2001268394A (ja) エッジスーパ処理装置及びエッジスーパ処理方法
JPH03114096A (ja) 画像復号化装置
JP2013213898A (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4423315

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term