JP4418908B2 - 微粒化液体噴出流生成用装置 - Google Patents

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本発明は、微粒化されている液体の噴出流(以下、微粒化液体噴出流と称す)を生成するための微粒化液体噴出流生成用装置に関する。
下記特許文献1に、微粒化液体噴出流を生成するための微粒化液体噴出流生成用装置が開示されている。
その微粒化液体噴出流生成用装置は、図示説明は省略するが、(a)外部から気体が導入されるようになされた気体室を形成している気体室形成部と、(b)その気体室形成部の気体室内に上下方向に延長して配され且つ管内外に連通する多数の気体導入孔を長さ方向に配設しているとともに、上記気体室内に配されている状態で、外部から液体が上側から下側に向かって管内に流通されるようになされ且つそのようなされていることによって管内に流通している液体内に上記多数の気体導入孔を通じて上記気体が混入されるようになされ、それによって上記液体内に上記気体が気泡状態で混入されている気体混入液体を生成してそれを管外に導出する単一の気体混入液体生成用管体と、(c)上記気体室形成部にその下側において一体的に連結しているとともに、上記気体混入液体生成用管体から導出される気体混入液体が導入されるようになされ、それによってその気体混入液体を外部に噴出する気体混入液体噴出用孔を形成している気体混入液体噴出用孔形成部とを有する、という構成を有する。
このような従来の微粒化液体噴出流生成用装置によれば、気体室形成部の気体室内に配された気体混入液体生成用管体に外部から液体をそれに圧力をかけて流通させ且つ気体室形成部の気体室内に外部から気体を気体混入液体生成用管体に流通している液体にかかっている圧力に比し僅かに大きな圧力をかけて導入させることによって、気体混入液体生成用管体の管内で液体内に気体が気泡状態で混入されている気体混入液体が生成されてそれが管外に導出され、そしてその気体混入液体が気体混入液体噴出用孔形成部の気体混入液体噴出用孔に流入され、その気体混入液体が気体混入液体噴出用孔形成部の気体混入液体噴出用孔から外部に噴出され、それによって微粒化液体噴出流が生成される。
米国特許第5884611号公報
上述した従来の微粒化液体噴出流生成用装置によれば、気体混入液体生成用管体として管内断面積の大なるものを用いれば、それに応じて、所望とする容量の大きな微粒化液体噴出流を生成することができる。
しかしながら、この場合、気体混入液体生成用管体内に流通する液体の流速を遅くしたり、気体混入液体生成用管体内に流通する液体内に混入する気体にかける圧力を高くしたりしない限り、気体混入液体噴出用孔形成部の気体混入液体噴出用孔に流入する気体混入液体が、その流入方向に対して直交する断面上でみた気体混入液体内の気泡状態の気体の密度をして高いものとして且つ気体混入液体内の気泡状態の気体の密度分布をして均一性の高いものとして得られ、それによって、微粒化液体噴出流が、その流れ方向に対して直交する断面でみて各部一様性の高いものとして且つ微粒化の度合いの高いものとして得られる、ということが所望とされても、それができなかったりし、また、このため、気体混入液体生成用管体内に流通する液体の流速を遅くするようにすれば、微粒化液体噴出流が勢いのあるものとして得られることが所望とされても、それができなかったりし、さらに、気体混入液体生成用管体内に流通する液体内に混入する気体にかける圧力を高くするようにすれば、そのための手段が大型、高価になったりする、などの欠点を伴う。
また、気体混入液体生成用管体に流通させる液体として、互いに異なる物性を有する複数の液体が混合されている液体混合体を用いれば、所望とする微粒化されている液体混合体の噴出流(以下、微粒化液体混合体噴出流と称す)を生成することができる。
しかしながら、この場合、互いに異なる物性を有する複数の液体を混合して液体混合体を予め生成しておく、という必要があり、そこに、そのための手段と手間とを要する、という欠点を伴う。
さらに、上述した従来の微粒化液体噴出流生成用装置の複数を用い、それらによって複数の微粒化液体噴出流を得、それらを合流させるようにし、そして、この場合、複数の微粒化液体噴出流生成用装置に対して互いに異なる特性を有する複数の液体をそれぞれ用いるようにすれば、上述した微粒化混合液体噴出流と同様の所望とする微粒化混合液体噴出流を生成することができる。
しかしながら、この場合、この場合に生成される微粒化混合液体噴出流が、その流れ方向に対して直交する断面上でみて各部一様性の高いものとして得られることが所望とされても、それができなかったりする、という欠点を伴う。
よって、本発明は、上述した欠点のない新規な微粒化液体噴出流生成用装置を提案せんとするものである。
本発明による微粒化液体噴出流生成用装置は、(a)上下方向に延長している筒状の気体室を形成しているとともに、その気体室内に外部から気体を導入する気体導入路を穿設している気体室形成部と、(b)ともに上記気体室形成部の気体室内に上下方向に延長している状態に並置して配され、且つともに上記気体室内に外部から導入された気体を導入する多数の気体導入孔を長さ方向に配設しているとともに外部から互いに異なる物性を有する複数の液体を上側から下側に向かってそれぞれ導入するようになされ、それによってともに上記気体を気泡状態で混入している上記複数の液体でなる複数の気体混入液体を生成して下側から外部に導出する複数の気体混入液体生成用管体と、(c)上記気体室形成部にその下側において一体的に連結され、且つ上記複数の気体混入液体生成用管体の下側からそれぞれ外部に導出する複数の気体混入液体を導入し、それによって上記複数の気体混入液体の混合体である気体混入液体混合体を生成する気体混入液体混合体生成用室を形成している気体混入液体混合体生成用室形成部と、(d)上記気体混入液体混合体生成用室形成部にその下側において一体的に連結され、且つ上記気体混入液体混合体生成用室形成部の上記気体混入液体混合体生成用室で生成される気体混入液体混合体を導入し、その導入された気体混入液体混合体を微粒化液体混合体噴出流として外部に噴出する気体混入液体混合体噴出用孔を下側に形成している気体混入液体混合体噴出用孔形成部とを有する。
本発明による微粒化液体噴出流生成用装置によれば、気体室形成部の気体室内に配された複数の気体混入液体生成用管体に外部から互いに異なる物性を有する複数の液体をそれらに圧力をかけてそれぞれ流通させ且つ気体室形成部の気体室内に外部から気体を複数の気体混入液体生成用管体にそれぞれ流通している複数の液体にそれぞれかかっている圧力(複数の液体にそれぞれかかっている圧力を互いに異ならしめている場合、それら圧力中の最大圧力)に比し僅かに大きな圧力をかけて導入させることによって、複数の気体混入液体生成用管体の管内で複数の液体内に気体が気泡状態で混入されている複数の気体混入液体がそれぞれ生成されてそれらが複数の気体混入液体生成用管体の管外にそれぞれ導出され、そしてそれら複数の気体混入液体が気体混入液体混合体生成用室形成部の気体混入液体混合体生成用室内に流入され、それによって複数の気体混入液体の混合体である気体混入液体混合体が生成され、そしてその気体混入液体混合体が気体混入液体噴出用孔形成部の気体混入液体噴出用孔に流入され、その気体混入液体混合体が気体混入液体噴出用孔形成部の気体混入液体噴出用孔から外部に噴出され、それによって微粒化液体混合体噴出流が微粒化液体噴出流として生成される。
そして、この場合、気体混入液体混合体噴出用孔形成部の外部で生成される微粒化液体混合体噴出流(これをQとする)を、[背景技術]で上述した従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いて外部で生成される気体混入液体噴出流(これをQ′とする)を生成した場合のその気体混入液体噴出流Q′と同じ容量で得るとしたとき、複数の気体混入液体生成用管体は、それらの管内断面積を互いに等しくした場合、従来の微粒化液体噴出流生成用装置に用いている気体混入液体生成用管体の複数分の1の管内断面積であれば足りる。
このため、複数の気体混入液体生成用管体にそれぞれ流通する液体が、従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いた場合にその気体混入液体生成用管体に流通する液体と同じ流速と同じ圧力とを有しているとするとき、気体混入液体混合体噴出用孔に流入せんとする気体混入液体混合体(これをPとする)の、気体混入液体混合体噴出用孔への流入方向に対して直交する断面上でみた気体混入液体混合体P内の気泡状態の気体の密度が、従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いた場合にその気体混入液体噴出用孔に流入せんとする気体混入液体(これをP′とする)の、気体混入液体噴出用孔への流入方向に対して直交する断面上でみた気体混入液体P′内の気泡状態の気体の密度に比し、格段的に高いものとして、且つ同様の気体混入液体混合体Pの、同様の気体混入液体混合体P内の気泡状態の気体の密度分布が、従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いた場合の同様の気体混入液体P′の、同様の気体混入液体P′内の気泡状態の密度分布に比し、均一性の格段的に高いものとして得られる。
よって、気体混入液体混合体噴出用孔形成部の外部で生成される微粒化液体混合体噴出流Qの、その噴出方向に対して直交する断面上でみた各部均一性及び微粒化の度合いが、従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いて生成される外部で生成される微粒化液体噴出流Q′の、その噴入方向に対して直交する断面上でみた各部均一性及び微粒化の度合いに比し、格段的に高いものとして得ることができる。
また、このようなことから、複数の気体混入液体生成用管体にそれぞれ流通する液体について、それらの流速を遅くしたり、それらにかける圧力を高くしたりする必要がなく、このため、微粒化液体噴出流を勢いのあるものとして得ることができ、また、複数の液体に圧力をかけるための手段を大型、高価にする必要がない。
さらに、複数の液体が互いに異なる物性を有するので、それら互いに異なる物性を有する複数の液体が予め混合されて得られている液体混合体の、従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いて生成されると同様の微粒化液体混合体噴出流を生成することができ、そして、この場合、それら互いに異なる物性を有する複数の液体を、複数の気体混入液体生成用管体にそれぞれ各別に流通させるようにするだけでよく、そこに従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いて互いに異なる物性を有する複数の液体が混合されて得られている液体混合体の微粒化液体噴出流を生成する、という場合のように、互いに異なる物性を有する複数の液体を混合して液体混合体を予め生成しておく、という必要もなく、また、互いに異なる物性を有する複数の液体を混合して液体混合体を予め生成しておくための手段と手間も必要としない。
また、複数の液体が互いに異なる物性を有するので、従来の複数の微粒化液体噴出流生成用装置のそれぞれを用いて生成される複数の微粒化液体噴出流の合流された微粒化液体噴出流と同様の微粒化液体噴出流も生成することができ、そして、この場合も、それら互いに異なる物性を有する複数の液体を、複数の気体混入液体生成用管体にそれぞれ各別に流通させるようにするだけでよく、それでいて、上述したところから明らかなように、微粒化混合液体噴出流を、従来の複数の微粒化液体噴出流生成用装置を用いて各別に微粒化液体噴出流を生成するとした場合のその微粒化液体の場合に比し、その流れ方向に対して直交する断面上でみて、格段的に高い一様性を有するものとして得ることができる。
次に図1及び図5を伴って、本発明による微粒化液体噴出流生成用装置の第1の実施例を述べよう。
図1において、Mは本発明による微粒化液体噴出流生成用装置の第1の実施例を示し、気体室形成部1と、2本の気体混入液体生成用管体2A及び2Bと、気体混入液体混合体生成用室形成部3と、気体混入液体混合体噴出用孔形成部4とを有する。
[気体室形成部]
気体室形成部1は、図2及び図3を参照してより明らかなように、上端開放の例えば円筒状の室12を形成している室形成部11と、その室12に対応している下端開放の室14を形成している室形成部13とを有し、室形成部11上に、室形成部13が、室形成部11の室12と室形成部13の室14とが連通して気体室15を形成するように、例えば接着手段(図示せず)を用いて気密に連結して配されていることによって、いま述べた気体室15を形成している、という構成を有する。
そして、そのように気体室15を形成している気体室形成部1に、例えばその室形成部13において、その室14を室形成部13の外側面側の外部に連通させるように延長している例えば4の気体導入路16が、それら気体導入路16を通じて、外部から気体Gが気体室15内に導入し得るように、室14の周りに例えば90°の角間隔を保って穿設されている。
また、気体室形成部1を構成している室形成部11に、室12に臨む部において、後述するようにして気体混入液体生成用管体2A及び2Bの下端部が室12に臨む部を貫通して差し込まれて液密に且つ気密を保って連結されるように、室12に臨む部を上下方向に貫通している貫通孔19A及び19Bが穿設され、また、室形成部11の下部が横方向に延長し、その延長部において、それを上下方向に貫通しているボルト挿通孔18が穿設されている。
さらに、気体室形成部1を構成している室形成部13に、室14に臨む部において、後述するようにして気体混入液体生成用管体2A及び2Bの上端部が室14に臨む部を貫通して差し込まれて液密を保って連結されるように、室14側から上方向に延長している孔20A及び20Bが穿設されている。
[気体混入液体生成用管体]
また、上述した気体混入液体生成用管体2A及び2Bは、図4を参照してより明らかなように、例えば円筒体でなり、管内外に連通している多数の気体導入孔21を長さ方向に配列している、という構成を有する。
そして、それら気体混入液体生成用管体2A及び2Bが、上述した気体室形成部1に形成している気体室15内に、それら気体混入液体生成用管体2A及び2Bの上端部を、気体室形成部1を構成している室形成部13の室14に臨む部に穿設されている孔20A及び20B内にそれぞれ差し込んで、その室形成部13の室14に臨む部に例えば接着手段(図示せず)を用いて液密にそれぞれ連結し、且つそれら気体混入液体生成用管体2A及び2Bの下端部を、気体室形成部1を構成している室形成部11の室12に臨む部に穿設されている貫通孔19A及び19B内に差し込んで、その室形成部11の室12に臨む部に同様に例えば接着手段(図示せず)を用いて液密に且つ気密にそれぞれ連結して、上下方向に延長している状態に並置して配され、それによって、気体混入液体生成用管体2A及び2Bが、ともに気体室形成部1の気体室15内に上下方向に延長して配されている。
一方、気体室形成部1を構成している室形成部13に、気体室形成部1に形成している気体室15内に上述したように配されている状態の気体混入液体生成用管体2A及び2Bをそれらの上端において室形成部13の外側面側の外部にそれぞれ連通させるように延長している液体導入路17A及び17Bが、それら液体導入路17A及び17Bを通じて、外部から互いに異なる物性を有する2つの液体HA及びHBが気体混入液体生成用管体2A及び2B内にそれぞれ上側から下側に向って流通し得るように、室14からみて例えば180°の角間隔を保って穿設され、それによって、且つ気体室15を形成している気体室形成部1に、上述したように、外部から気体Gを気体室15内に導入し得るように気体導入路16が穿設されていることによって、気体混入液体生成用管体2A及び2Bが気体室形成部1の気体室15内に配されている状態で、外部から互いに異なる物性を有する2つの液体HA及びHBがそれぞれ気体混入液体生成用管体2A及び2B内に上側から下側に向って流通されるようになされ且つそのようになされていることによってそれら気体混入液体生成用管体2A及び2B内に流通している液体HA及びHB内にそれら気体混入液体生成用管体2A及び2Bに穿設されている多数の気体導入孔21を通じて気体Gが混入されるようになされ、それによって、それら気体混入液体生成用管体2A及び2Bが、液体HA及びHB内に気体Gを気泡状態で混入している気体混入液体KA及びKBをそれぞれ生成して管外に下方に導出し得るようになされている。
[気体混入液体混合体生成用室形成部]
さらに、上述した気体混入液体混合体生成用室形成部3は、図5を参照してより明らかなように、板状体30を以って、それに上端開放の気体混入液体混合体生成用室31が形成されていることによって、いま述べた気体混入液体混合体生成用室31を形成している、という構成を有する。
この場合、気体混入液体混合体生成用室31は、すり鉢の内面と同様の内面を有するのを可とするが、その上端開放は、気体混入液体混合体生成用室形成部3が、次に述べるように、気体室形成部1の下側に配され且つ気体混入液体生成用管体2A及び2Bが気体室形成部1の気体室15内に上述したように配されているという状態で、上方からみて、気体混入液体生成用管体2A及び2Bが内包される大きさを有する。
そして、上述した板状体30が、上述した気体室形成部1を構成している室形成部11に、その下側において、気体混入液体混合体生成用室31が気体室形成部1の気体室15内に上述したように配されている気体混入液体生成用管体2A及び2Bの下遊端に臨んでそれら気体混入液体生成用管体2A及び2Bと連通するように、気体室形成部1を構成している室形成部11の下部の延長部に穿設されているボルト挿通孔18及び板状体30にボルト挿通孔18に対応して上下に貫通して予め穿設されているボルト挿通孔28に挿通する有頭ボルト32及びそれに対するナット33を用いて、液密に且つ気密に連結して配され、それによって、気体混入液体混合体生成用室形成部3が、気体室形成部1に、その下側において一体的に連結されているとともに、気体混入液体生成用管体2A及び2Bで上述したようにしてそれぞれ生成される気体混入液体KA及びKBが導入されるようになされ且つそれによって気体混入液体KA及びKBの混合体である気体混入液体混合体Pを生成するようになされた気体混入液体混合体生成用室31を形成している、という構成を有する。
[気体混入液体混合体噴出用孔形成部]
また、上述した気体混入液体混合体噴出用孔形成部4は、図5を参照してより明らかなように、気体混入液体混合体生成用室形成部3を形成しているのと同じ板状体30を以って、それに、上述した気体混入液体混合体生成用室31下において、その気体混入液体混合体生成用室31を板状体30の下面側外部に連通させるように延長している気体混入液体混合体噴出用孔41が形成されていることによって、上述した気体混入液体混合体生成用室形成部3にその下側において一体的に連結されているとともに、気体混入液体混合体生成用室形成部3で生成される気体混入液体混合体Pが導入されるようになされ且つそれによって気体混入液体混合体Pとして外部に噴出する気体混入液体混合体噴出用孔41を形成している、という構成を有する。
以上で、本発明による微粒化液体噴出流生成用装置の第1の実施例の構成が明らかになった。
上述した構成を有する本発明による微粒化液体噴出流生成用装置によれば、気体室形成部1の気体室15内に配された2本の気体混入液体生成用管体2A及び2Bに、外部から、液体導入路17A及び17Bを通じて、互いに異なる物性を有する2つの液体HA及びHBを、それらに圧力をかけてそれぞれ流通させ、且つ気体室形成部1の気体室15内に、外部から、気体導入路16を通じて、気体Gを、気体混入液体生成用管体2A及び2Bにそれぞれ流通している液体HA及びHBにそれぞれかかっている圧力(液体HA及びHBにそれぞれかけている圧力が互いに異なる場合、それら圧力中の最大圧力)に比し僅かに大きな圧力をかけて導入させることができ、そして、そのようにすれば、気体混入液体生成用管体2A及び2Bの管内で、液体HA及びHB内に気体Gが気泡状態で混入されている気体混入液体KA及びKBを、それぞれ生成させることができ、それらが気体混入液体生成用管体2A及び2Bの管外にそれぞれ導出されて、気体混入液体混合体生成用室形成部3の気体混入液体混合体生成用室31内に流入し、それによって、気体混入液体混合体生成用室31内で、気体混入液体KA及びKBの混合体である気体混入液体混合体Pが生成され、そして、その気体混入液体混合体Pが、気体混入液体混合体噴出用孔形成部4の気体混入液体混合体噴出用孔41に流入し、その気体混入液体混合体Pが、気体混入液体混合体噴出用孔形成部4の気体混入液体混合体噴出用孔41から外部に噴出し、それによって、気体混入液体混合体噴出用孔形成部4の外部で、微粒化液体混合体噴出流Qが、微粒化液体噴出流として生成される、という微粒化液体噴出流生成用装置の機能を得ることができる。
そして、この場合、気体混入液体混合体噴出用孔形成部4の外部で生成される微粒化液体混合体噴出流Qを、[背景技術]で上述した従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いて外部で生成される気体混入液体噴出流(これをQ′とする)を生成した場合のその気体混入液体噴出流Q′と同じ容量で得るとしたとき、気体混入液体生成用管体2A及び2Bは、それらの管内断面積を互いに等しくした場合、従来の微粒化液体噴出流生成用装置に用いている気体混入液体生成用管体の1/2の管内断面積であれば足りる。
このため、気体混入液体生成用管体2A及び2Bにそれぞれ流通する液体HA及びHBが、従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いた場合にその気体混入液体生成用管体に流通する液体と同じ流速と同じ圧力とを有しているとするとき、気体混入液体混合体噴出用孔41に流入せんとする気体混入液体混合体Pの、気体混入液体混合体噴出用孔41への流入方向に対して直交する断面上でみた気体混入液体混合体P内の気泡状態の気体の密度が、従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いた場合にその気体混入液体噴出用孔に流入せんとする気体混入液体をP′の、気体混入液体噴出用孔への流入方向に対して直交する断面上でみた気体混入液体P′内の気泡状態の気体の密度に比し、格段的に高いものとして、且つ同様の気体混入液体混合体Pの、同様の気体混入液体混合体P内の気泡状態の気体の密度分布が、従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いた場合の同様の気体混入液体P′の、同様の気体混入液体P′内の気泡状態の密度分布に比し、均一性の格段的に高いものとして得られる。
よって、気体混入液体混合体噴出用孔形成部4の外部で生成される微粒化液体混合体噴出流Qの、その噴出方向に対して直交する断面上でみた各部均一性及び微粒化の度合いが、従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いて生成される外部で生成される微粒化液体噴出流Q′の、その噴入方向に対して直交する断面上でみた各部均一性及び微粒化の度合いに比し、格段的に高いものとして得ることができる。
また、このようなことから、気体混入液体生成用管体2A及び2Bにそれぞれ流通する液体HA及びHBについて、それらの流速を遅くしたり、それらにかける圧力を高くしたりする必要がなく、このため、微粒化液体噴出流を勢いのあるものとして得ることができ、また、液体HA及びHBに圧力をかけるための手段を大型、高価にする必要がない。
さらに、液体HA及びHB互いに異なる物性を有するので、それら互いに異なる物性を有する2つの液体HA及びHBが予め混合されて得られている液体混合体の、従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いて生成されると同様の微粒化液体混合体噴出流を生成することができ、そして、この場合、それら互いに異なる物性を有する2つの液体HA及びHBを、気体混入液体生成用管体2A及び2Bにそれぞれ各別に流通させるようにするだけでよく、そこに従来の微粒化液体噴出流生成用装置を用いて互いに異なる物性を有する2つの液体が混合されて得られている液体混合体の微粒化液体噴出流を生成する、という場合のように、互いに異なる物性を有する液体を混合して液体混合体を予め生成しておく、という必要もなく、また、互いに異なる物性を有する液体を混合して液体混合体を予め生成しておくための手段と手間も必要としない。
また、互いに異なる物性を有する2つの液体HA及びHBを第1及び第2の液体として用いているので、従来の微粒化液体噴出流生成用装置の1つを用いて生成される第1の液体の微粒化液体噴出流と、従来の微粒化液体噴出流生成用装置の他の1つを用いて生成される第2の液体の微粒化液体噴出流との合流された微粒化液体噴出流と同様の微粒化液体噴出流生成することができ、そして、この場合も、それら互いに異なる物性を有する第1及び第2の液体でなる2つの液体HA及びHBを、気体混入液体生成用管体2A及び2Bにそれぞれ各別に流通させるようにするだけでよく、それでいて、上述したところから明らかなように、微粒化混合液体噴出流を、従来の微粒化液体噴出流生成用装置の1つを用いて生成される第1の液体の微粒化液体噴出流と、従来の微粒化液体噴出流生成用装置の他の1つを用いて生成される第2の液体の微粒化液体噴出流との合流された微粒化液体噴出流を生成するとした場合のその微粒化液体の場合に比し、その流れ方向に対して直交する断面上でみて、格段的に高い一様性を有するものとして得ることができる。
[変型・変更]
なお、上述においては、本発明による微粒化液体噴出流生成用装置の1つの実施例を示したに留まり、2本の気体混入液体生成用管体2A及び2Bの遊端が気体混入液体混合体生成用室形成部3の気体混入液体混合体生成用室31に臨みまたは気体混入液体混合体生成用室31内に配されている構成とすることもでき、また、気体混入液体混合体生成用室形成部3及び気体混入液体混合体噴出用孔形成部4間に気体混入液体混合体生成用室31及び気体混入液体混合体噴出用孔41に連通する連通孔を形成している部が気体混入液体混合体生成用室形成部3及び気体混入液体混合体噴出用孔形成部4と一体的に配されている構成とすることもでき、さらに、2本の気体混入液体生成用管体2A及び2Bを、3以上の複数の気体混入液体生成用管体とし、それによって、3以上の複数の液体の微粒化液体噴出流を生成するようにすることもでき、その他、本発明の精神を脱することなしに、種々の変型、変更をなし得るであろう。
本発明による微粒化液体噴出流生成用装置は、大容量の微粒化液体噴出流を生成するのに用いて好適である。
また、互いに物性の異なる複数の液体が混合されている液体混合体の微粒化液体混合体噴出流を、微粒化液体噴出流として生成するのに用いて好適である。
本発明による微粒化液体噴出流生成用装置の第1の実施例を示す略線的縦断面図である。 図1に示す本発明による微粒化液体噴出流生成用装置の第1の実施例における気体室形成部を構成している室形成部(11)を示す略線的平面図(図2A)及び略線的縦断面図(図2B)である。 図1に示す本発明による微粒化液体噴出流生成用装置の第1の実施例における気体室形成部を構成している室形成部(12)を示す略線的平面図(図3A)及び略線的縦断面図(図3B)である。 図1に示す本発明による微粒化液体噴出流生成用装置の第1の実施例における気体混入液体生成用管体を示す略線的平面図(図4A)及び略線的縦断面図(図4B)である。 図1に示す本発明による微粒化液体噴出流生成用装置の第1の実施例における気体混入液体混合体生成用室形成部及び気体混入液体混合体噴出用孔形成部を示す略線的平面図(図5A)及び略線的縦断面図(図5B)である。
M 微粒化液体噴出流生成用装置
1 気体室形成部
2A、2B 気体混入液体生成用管体
3 気体混入液体混合体生成用室形成部
4 気体混入液体混合体噴出用孔形成部
11、13 室形成部
12、14 室
15 気体室
16 気体導入路
17A、17B 液体導入路
18、28 ボルト挿通孔
19A、19B 貫通孔
20A、20B 孔
21 気体導入孔
30 板状体
31 気体混入液体混合体生成用室
32 有頭ボルト
33 ナット
41 気体混入液体混合体噴出用孔
HA、HB 液体
KA、KB 気体混入液体
P 気体混入液体混合体
Q 微粒化液体混合体噴出流

Claims (1)

  1. (a)上下方向に延長している筒状の気体室を形成しているとともに、その気体室内に外部から気体を導入する気体導入路を穿設している気体室形成部と、
    (b)ともに上記気体室形成部の気体室内に上下方向に延長している状態に並置して配され、且つともに上記気体室内に外部から導入された気体を導入する多数の気体導入孔を長さ方向に配設しているとともに外部から互いに異なる物性を有する複数の液体を上側から下側に向かってそれぞれ導入するようになされ、それによってともに上記気体を気泡状態で混入している上記複数の液体でなる複数の気体混入液体を生成して下側から外部に導出する複数の気体混入液体生成用管体と、
    (c)上記気体室形成部にその下側において一体的に連結され、且つ上記複数の気体混入液体生成用管体の下側からそれぞれ外部に導出する複数の気体混入液体を導入し、それによって上記複数の気体混入液体の混合体である気体混入液体混合体を生成する気体混入液体混合体生成用室を形成している気体混入液体混合体生成用室形成部と、
    (d)上記気体混入液体混合体生成用室形成部にその下側において一体的に連結され、且つ上記気体混入液体混合体生成用室形成部の上記気体混入液体混合体生成用室で生成される気体混入液体混合体を導入し、その導入された気体混入液体混合体を微粒化液体混合体噴出流として外部に噴出する気体混入液体混合体噴出用孔を下側に形成している気体混入液体混合体噴出用孔形成部とを有することを特徴とする微粒化液体噴出流生成用装置。
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