JP4418722B2 - Barometric pressure control device for absolute pressure control room - Google Patents
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Description
本発明は、光学式測長器等の気圧変動の影響を受け易い機器を備えた精密加工機を使用するための絶対圧力制御室の気圧制御装置に関するものである。 The present invention relates to an atmospheric pressure control device for an absolute pressure control chamber for using a precision processing machine equipped with a device that is easily affected by atmospheric pressure fluctuation such as an optical length measuring device.
半導体産業等の微細加工産業分野において使用される光学式測長器は、周囲の気圧の影響を受け易く、気圧が変化すると測長誤差が生じるため、精密な加工が困難となる。そのため、光学式測長器は、気圧変化が極めて少ない室内で使用することが望まれる。 Optical length measuring devices used in the field of microfabrication industries such as the semiconductor industry are easily affected by the surrounding atmospheric pressure, and when the atmospheric pressure changes, a length measurement error occurs, which makes precise processing difficult. For this reason, it is desirable that the optical length measuring device be used in a room where the change in atmospheric pressure is extremely small.
室内の気圧変化を少なくするための装置としては、例えば特許文献1や特許文献2等に開示されている。特許文献1には、その第1図に示されているように、給気側の外気ファン3と排気側の排気ファン14とが、それぞれインバータユニット20、21で制御され、環境試験室8内の気圧の変動を抑制する技術が開示されている。
For example,
また、特許文献2には、その図1に示されているように、送気量調整器12と排気量調整器16とが、適宜、コントロールボックス17により制御され、それぞれ送気ファン11及び排気ファン15による送風量を加減し、室内10の気圧を微調整することができる技術が開示されている。
ところで、これら特許文献1及び特許文献2に開示されている技術を用いて、室内の圧力を制御することはできるが、外気圧と室内の目標設定気圧の間の差圧が小さい場合などには、室に設けた給気用加圧機器と排気用減圧機器の出力が低下する。低出力領域におけるこれらの機器の送風能力は不安定であるため、室内の気圧制御は不安定になる。
By the way, it is possible to control the indoor pressure using the techniques disclosed in
そこで本発明は、室内の気圧を精度よく目標設定気圧に調整することができる絶対圧力制御室の制御装置を提供することを課題としている。 Therefore, an object of the present invention is to provide a control device for an absolute pressure control chamber that can accurately adjust the indoor atmospheric pressure to a target set atmospheric pressure.
上記課題を解決するため、請求項1の発明では、送風手段を備えた給気通路と、排気手段を備えた排気通路とを備えており、内部に光学式測長器を配置するための絶対圧力制御室において、前記送風手段と排気手段の出力値に最低出力値を設定し、前記絶対圧力制御室内の目標設定気圧が、外気圧よりも高い場合においては、前記排気手段の出力値が、前記最低出力値を下回らないように前記送風手段の出力値を設定し、前記絶対圧力制御室内の目標設定気圧が、外気圧よりも低い場合においては、前記送風手段の出力値が、前記最低出力値を下回らないように前記排気手段の出力値を設定し、前記絶対圧力制御室内の気圧を目標設定気圧に近づける、又は、目標設定気圧を維持するようにした。
給気通路と排気通路に、それぞれ空気流量計を設けてもよい。各空気流量計で実測した空気量を基に、絶対圧力制御室の気圧を制御するようにしてもよい。
In order to solve the above-mentioned problems, the invention of
An air flow meter may be provided in each of the air supply passage and the exhaust passage. The air pressure in the absolute pressure control chamber may be controlled based on the air amount actually measured by each air flow meter.
請求項2の発明では、請求項1の発明の気圧制御装置において、前記送風手段は、モータダンパと送風機を有しており、前記最低出力値は、前記モータダンパの開度の下限値および/又は前記送風機の最低出力値とした。According to a second aspect of the present invention, in the air pressure control device according to the first aspect of the present invention, the air blowing means includes a motor damper and a blower, and the minimum output value is a lower limit value of the opening degree of the motor damper and / or the The minimum output value of the blower was used.
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の気圧制御装置において、前記排気手段は、モータダンパと送風機を有しており、前記最低出力値は、前記モータダンパの開度の下限値および/又は前記送風機の最低出力値とした。According to a third aspect of the present invention, in the atmospheric pressure control apparatus according to the first or second aspect, the exhaust means includes a motor damper and a blower, and the minimum output value is a lower limit value of the opening degree of the motor damper and / or Or it was set as the minimum output value of the said air blower.
請求項4の発明では、請求項1乃至3のいずれかの発明の気圧制御装置において、前記送風手段と排気手段の出力値が最低出力値以上であると、絶対圧力制御室の全容積の5%〜20%に相当する空気量が1時間で入れ替わるようにした。According to a fourth aspect of the present invention, in the atmospheric pressure control device according to any one of the first to third aspects, if the output values of the blower means and the exhaust means are equal to or greater than the minimum output value, 5% of the total volume of the absolute pressure control chamber. The air amount corresponding to% to 20% was changed in 1 hour.
請求項5の発明では、請求項1乃至4のいずれかの発明の気圧制御装置において、絶対圧力制御室を、パネルで構成した。 According to a fifth aspect of the present invention, in the atmospheric pressure control device according to any one of the first to fourth aspects, the absolute pressure control chamber is constituted by a panel.
請求項1の発明を実施すると、給気通路に備えた送風手段と排気通路に備えた排気手段の出力値に最低出力値を設定し、送風手段と排気手段の出力値が最低出力値を下回らないようにしたので、絶対圧力制御室内の気圧を良好に目標設定気圧に調整することができる。
When the invention of
請求項2,3の発明では、送風手段及び排気手段は、モータダンパと送風機を有しており、前記最低出力値を、前記モータダンパの開度の下限値および/又は前記送風機の最低出力値としたので、請求項1の発明と同様に、絶対圧力制御室内の気圧を良好に目標設定気圧に調整することができる。In the second and third aspects of the present invention, the blower means and the exhaust means have a motor damper and a blower, and the minimum output value is set as a lower limit value of the opening degree of the motor damper and / or a minimum output value of the blower. Therefore, similarly to the first aspect of the invention, the atmospheric pressure in the absolute pressure control chamber can be well adjusted to the target set atmospheric pressure.
請求項4の発明では、前記送風手段と排気手段の出力値が最低出力値以上であると、絶対圧力制御室の全容積の5%〜20%に相当する空気量が1時間で入れ替わるようにしたので、絶対圧力制御室内を良好に換気しながら目標設定気圧に調整することができる。In the invention of claim 4, when the output values of the blower means and the exhaust means are equal to or higher than the minimum output value, the air amount corresponding to 5% to 20% of the total volume of the absolute pressure control chamber is switched in one hour. Therefore, it is possible to adjust the target set pressure while ventilating the absolute pressure control chamber well.
請求項5の発明では、絶対圧力制御室をパネルで構成するようにしたので、請求項1乃至4の発明の効果に加え、光学式測長器を使用するための場所的な制約が少なくなり、さらに、パネルで構成した絶対圧力制御室内に既設の光学式測長器等の加工機を容易に収容することができる。床が平坦であれば、パネルで側面と天井を囲うだけで絶対圧力制御室を形成することができる。
In the invention of
図1は、絶対圧力制御室2内の気圧を制御するための本発明を実施した気圧制御装置1の系統略図である。図1に示すように気圧制御装置1は、給気通路41を介して絶対圧力制御室2に空気を供給する加圧装置3(送風手段)と、排気通路42を介して絶対圧力制御室2内の空気を排出する減圧装置4(排気手段)と、加圧装置3及び減圧装置4を制御する制御装置5とで構成されている。
FIG. 1 is a system schematic diagram of an atmospheric
制御装置5は、CPU14とメモリ15とを備えている。CPU14は、後述する各種の演算を行い、メモリ15は、後述する各種の値が記憶されている。制御装置5は、絶対圧力制御室2内の気圧が、所定値(目標設定気圧)となるように加圧装置3や減圧装置4を制御する。
The
図1に示すように加圧装置3は、インバータ6、加圧機器7及びモータダンパ8で構成されている。インバータ6は、信号線21を介して制御装置5から指令信号を受信し、信号線22を介して加圧機器7の出力を調整する。加圧機器7としては、送風ファンやエアコンプレッサ等を採用することができる。
As shown in FIG. 1, the
モータダンパ8は、信号線23を介して制御装置5から指令信号を受信し、給気通路41の開度(流路断面積)を調整し、給気通路41を通過する単位時間当たりの空気量を加減する制御弁としての機能を備えている。したがって、加圧機器7の出力(送風力)の設定と、モータダンパ8の開度の設定とで絶対圧力制御室2へ供給する空気量(換気量)を任意に設定することができるようになっている。
The
図1に示すように、給気通路41に換気流量計9を設けてもよい。換気流量計9は、給気通路41を介して絶対圧力制御室2内に供給される空気量(換気量)を検出する。つまり、換気流量計9は、加圧装置3(加圧機器7、モータダンパ8)の出力を検出する出力値検出手段として機能する。加圧装置3の出力値は、加圧機器7の送風力と、モータダンパ8の開度の組み合わせで決まる。換気流量計9は、検出した空気量情報を、信号線24を介して制御装置5へ送信する。制御装置5は、この空気量情報を参照して絶対圧力制御室2内の気圧が目標設定気圧となるように、加圧装置3を制御する。
As shown in FIG. 1, a ventilation flow meter 9 may be provided in the
以上では、絶対圧力制御室2内に空気を供給する給気側(図1)の構成について説明したが、以下では、絶対圧力制御室2内の空気を排出する排気側(図1)の構成について説明する。
The configuration on the supply side (FIG. 1) for supplying air into the absolute
図1に示すように減圧装置4は、インバータ10、減圧機器11及びモータダンパ12で構成されている。インバータ10は、信号線25を介して制御装置5から指令信号を受信し、信号線26を介して減圧機器11の出力を調整する。減圧機器11としては、送風ファンや真空ポンプ等を採用することができる。減圧装置4の出力値は、減圧機器11の送風力と、モータダンパ12の開度の組み合わせで決まる。
As shown in FIG. 1, the decompression device 4 includes an
モータダンパ12は、信号線27を介して制御装置5から指令信号を受け、排気通路42の開度(流路断面積)を調整し、排気通路42を通過する単位時間当たりの空気量を加減する機能を備えている。したがって、減圧機器11の出力の設定と、モータダンパ12の流路断面積の設定により絶対圧力制御室2内から排出する空気量(換気量)を任意に設定することができるようになっている。
The
図1に示すように、排気通路42に換気流量計13を設けてもよい。換気流量計13は、排気通路42を介して絶対圧力制御室2内から排出される空気量(換気量)を検出する。つまり、換気流量計13は、減圧装置4(減圧機器11、モータダンパ12)の出力を検出する出力値検出手段として機能する。減圧装置4の出力値は、減圧機器11の送風力と、モータダンパ12の開度の組み合わせで決まる。換気流量計13は、検出した空気量情報を、信号線28を介して制御装置5へ送信する。制御装置5は、この空気量情報を参照して絶対圧力制御室2内の気圧が目標設定気圧となるように、減圧装置4を制御する。
As shown in FIG. 1, a
図1に示すように、絶対圧力制御室2内には、圧力検出器16が設置されている。圧力検出器16は、絶対圧力制御室2内の気圧を検出し、信号線31を介して検出値を制御装置5へ送信する。また、絶対圧力制御室2の外部には、外気圧を検出する圧力検出器17が設置されている。圧力検出器17は、外気圧を検出し、信号線32を介して検出値を制御装置5へ送信する。
As shown in FIG. 1, a
加圧時(絶対圧力制御室2内の気圧を、外気圧よりも高く設定する場合)においては、絶対圧力制御室2内の気圧が目標設定気圧となった後の、給気通路41から供給される空気量(換気量)が、排気通路42から排出される空気量と、絶対圧力制御室2から漏れる空気量(図2の漏れ空気18)との和に等しい。
At the time of pressurization (when the atmospheric pressure in the absolute
また、減圧時(絶対圧力制御室2内の気圧を、外気圧よりも低く設定する場合)においては、絶対圧力制御室2内の気圧が目標設定気圧となった後の、給気通路41から供給される空気量と、いずれかの隙間から絶対圧力制御室2内に侵入する空気量(図3の侵入空気19)との和が、排気通路42から排出される空気量(換気量)と等しい。
Further, at the time of decompression (when the atmospheric pressure in the absolute
制御装置5は、絶対圧力制御室2内の気圧が目標設定気圧に設定された状態で、絶対圧力制御室2に供給する空気量と、絶対圧力制御室2から排出する空気量とが等しくなるように、加圧装置3及び減圧装置4を制御する。これにより、絶対圧力制御室2内の気圧を一定(目標設定気圧)に保ちながら、加圧装置3及び減圧装置4の出力値が、最低出力値を下回ることを回避することができる。
In the
加圧時には、制御装置5は、目標設定気圧と圧力検出器16で実測した気圧との偏差から、適切なモータダンパ8の開度とインバータ6の出力値を算出し、モータダンパ8とインバータ6に出力信号を発する。インバータ6は、制御装置5から受けた出力信号に応じて、加圧機器7の出力を調整する。このようにして出力が調整された加圧機器7は、絶対圧力制御室2内の気圧を目標設定気圧に近づける、又は、目標設定気圧を維持することができるように給気通路41を介して空気を絶対圧力制御室2へ供給する。
At the time of pressurization, the
さらに制御装置5は、絶対圧力制御室2の全容積の例えば5%〜20%に相当する空気量が1時間で入れ替わるように(つまり、加圧装置3と減圧装置4の出力が最低出力値を下回らないように)、加圧装置3による空気の供給量と減圧装置4による空気の排出量とを同時に制御する。これにより、絶対圧力制御室2内の気圧が目標設定気圧に設定され、且つ、加圧装置3及び減圧装置4の出力値が、最低出力値を下回ることを回避することができる。
Further, the
図2は、加圧時における気圧制御装置1の信号の流れを示す系統図である。図2において制御装置5は、圧力検出器16により検出された絶対圧力制御室2内の気圧と、圧力検出器17で検出された外気圧との偏差から、絶対圧力制御室2内を目標設定気圧にするための供給空気量を算出し、さらに、減圧装置4の出力値が最低出力値に達しないようにするための供給空気量を算出し、インバータ6へ出力信号を送信する。これにより、絶対圧力制御室2内を目標設定気圧にするための空気量と、減圧装置4の出力値が最低出力値に達しないようにするための空気量との和に相当する空気量が、絶対圧力制御室2へ供給される。
FIG. 2 is a system diagram showing a signal flow of the atmospheric
図2に示すように、加圧時には絶対圧力制御室2内の空気の一部が、漏れ空気18として排気通路42を介さずに絶対圧力制御室2内から流出する。したがって、加圧時においては、絶対圧力制御室2内の気圧を一定(目標設定気圧)に保つため、減圧装置4で排出する空気量が、漏れ空気18の分だけ加圧装置3で供給する空気量よりも少なくなるように、制御装置5は減圧機器11と制御弁12(モータダンパ12)とを制御する。
As shown in FIG. 2, at the time of pressurization, part of the air in the absolute
加圧時においては、排気通路42上のモータダンパ12の開度が、下限値(例えば開度30%)より小さくなる、又は、減圧機器11の出力が最低出力値に達すると、減圧機器11の動作が不安定になり、精密な気圧制御ができなくなり、又、十分な換気量を確保することができない(つまり、減圧装置4の出力が最低出力値以下となる)ため、制御装置5は、モータダンパ12の開度が下限値に達しないように、又は、減圧機器11の出力が最低出力値に達しないように、加圧装置3による空気の供給量を増加させるように、又は加圧装置3による空気の供給量をそれ以上減少させないように各機器を制御する。
At the time of pressurization, when the opening degree of the
減圧時には、制御装置5は、目標設定気圧と圧力検出器16で実測した気圧との偏差から、適切なモータダンパ12の開度とインバータ10の出力値を算出し、モータダンパ12とインバータ10に出力信号を発する。インバータ10は、制御装置5から受けた出力信号に応じて、減圧機器11の出力を調整する。このようにして出力が調整された減圧機器11は、絶対圧力制御室2内の気圧を目標設定気圧に近づける、又は、目標設定気圧を維持することができるように排気通路42を介して空気を絶対圧力制御室2から排出する。
At the time of pressure reduction, the
さらに制御装置5は、絶対圧力制御室2の全容積の例えば5%〜20%に相当する空気量が1時間で入れ替わるように、(つまり、加圧装置3と減圧装置4の出力が最低出力値を下回らないように)減圧装置4による空気の排出量と加圧装置3による空気の供給量とを同時に制御する。これにより、絶対圧力制御室2内の気圧が目標設定気圧に設定され、且つ、加圧装置3及び減圧装置4の出力値が、最低出力値を下回ることを回避することができる。
Further, the
図3は、減圧時における気圧制御装置1の信号の流れを示す系統図である。図3において制御装置5は、圧力検出器16により検出された絶対圧力制御室2内の気圧と、圧力検出器17により検出された外気圧との偏差から、絶対圧力制御室2内を目標設定気圧にするための排出空気量を算出し、さらに、加圧装置3の出力値が最低出力値に達しないようにするための排出空気量を算出し、インバータ10へ出力信号を送信する。これにより、絶対圧力制御室2内を目標設定気圧にするための排出空気量と、加圧装置3の出力値が、最低出力値に達しないようにするための排出空気量との和に相当する空気量が、絶対圧力制御室2から排出される。
FIG. 3 is a system diagram showing a signal flow of the atmospheric
図3に示すように、減圧時には絶対圧力制御室2内に外気が、侵入空気19として給気通路41を介さずに絶対圧力制御室2内に流入する。したがって、減圧時においては、絶対圧力制御室2内の気圧を一定(目標設定気圧)に保つためには、加圧装置3で供給する空気量は、侵入空気19の分だけ減圧装置4で排出する空気量よりも少なくなるように、制御装置5は加圧機器7と制御弁8(モータダンパ8)とを制御する。
As shown in FIG. 3, outside air flows into the absolute
また、減圧時においては、給気通路41上のモータダンパ8の開度が、下限値(例えば開度30%)より小さくなる、又は、加圧機器7の出力が最低出力値に達すると、加圧機器7の動作が不安定になり、精密な気圧制御ができなくなり、又、十分な換気量を確保することができない(つまり、加圧装置3(図1)の出力が最低出力値以下となる)ため、制御装置5は、モータダンパ8の開度が下限値に達しないように、又は、加圧機器7の出力が最低出力値に達しないように、減圧装置4(図1)による空気の排出量を増加させるように、又は減圧装置4による空気の排出量をそれ以上減少させないように各機器を制御する。
During decompression, when the opening degree of the
図4は、周囲を断熱パネル45で囲った絶対圧力制御室2の平面略図である。図4に示すように絶対圧力制御室2は、出入口46を備えている。出入口46は、断熱パネル44で囲われた通路の両端に、外扉35と内扉36とを設けた構造を呈している。断熱パネル45と44とは、気密を保って連結されている。断熱パネル44、45は、例えば、発泡材を薄い鋼板で挟んだ構造を有している。絶対圧力制御室2内の温度を制御する必要がなければ、断熱機能を持たないパネルで絶対圧力制御室2を構成してもよい。
FIG. 4 is a schematic plan view of the absolute
図5(a)は、パネル45で構成した絶対圧力制御室2の斜視図である。また、図5(b)は、パネル45の斜視図である。図5(b)に示すように、パネル45の縁には、突起47、47a、くぼみ48、48a、48b等が、適宜、設けてある。図5(a)に示すように、隣接するパネル45同士が、これらの突起とくぼみとを嵌合させて組み立てられ、絶対圧力制御室2が形成される。
FIG. 5A is a perspective view of the absolute
図4に示すように、出入口46内には、圧力調整室2aが形成されている。図4に示すように、絶対圧力制御室2には、圧力調整室2a内の気圧と絶対圧力制御室2内の気圧との差圧を計測することができる差圧計50が設けてある。CPU51は、差圧計50で検出された差圧情報から、加圧側の送風機52及びモータバルブ54、又は、減圧側の送風機53及びモータバルブ55を制御して、圧力調整室2a内の気圧を調整する。通常時(人の出入りがないとき)において、絶対圧力制御室2内が加圧されているときの圧力調整室2a内の気圧は、大気圧と一致させておき、絶対圧力制御室2内が減圧されているときの圧力調整室2a内の気圧は、絶対圧力制御室2内の設定気圧と一致させておくのが好ましい。外扉35はヒンジ式の外開きとし、内扉36はヒンジ式の内開きとすると、絶対圧力制御室2内が加圧されているときは、内扉36のシール性が良好となり、逆に、絶対圧力制御室2内が減圧されているときは、外扉35のシール性が良好になる。
As shown in FIG. 4, a
外部から絶対圧力制御室2内に人が入ろうとする際には、まず外扉35のみを開き、人が圧力調整室2aに入った後、外扉35を閉じる。このときの圧力調整室2a内の気圧は、大気圧と等しい。圧力調整室2a内の気圧が、絶対圧力制御室2内の気圧と等しくなるように、圧力調整室2a内の気圧を調整した後に内扉36を開き、圧力調整室2a内の人は、絶対圧力制御室2内に入室し、内扉36を閉じる。
When a person tries to enter the absolute
逆に、絶対圧力制御室2内の人が退出する際には、まず、圧力調整室2a内の気圧が絶対圧力制御室2内の気圧と等しいか否かのチェックが行われ、等しくなければ、圧力調整室2a内の気圧を調整する。圧力調整室2a内の気圧が、絶対圧力制御室2内の気圧と等しければ、内扉36を開き、絶対圧力制御室2内の人は圧力調整室2aに入る。そして、内扉36を閉じた後、圧力調整室2a内の人は、外扉35を開いて退出する。ここで圧力調整室2a内の人は、圧力調整室2a内を徐々に大気圧にしてから外扉35を開いて退出するのが好ましい。
On the contrary, when a person in the absolute
また、圧力調整室2aに強制的に空気を供給する送風機52と、圧力調整室2aから強制的に空気を排出する送風機53とを使用する代わりに、圧力調整室2a内と絶対圧力制御室2内とを連通する空気通路を形成し、この空気通路上に電磁弁を設け、この電磁弁を開くことにより、圧力調整室2a内の気圧(大気圧)を徐々に絶対圧力制御室2内の気圧と一致させるようにしてもよい。さらに、圧力調整室2aと室外(大気)とを連通する空気通路を設け、この空気通路上に電磁弁を設け、この電磁弁を開くことにより、圧力調整室2a内の気圧を大気圧と一致させるようにしてもよい。
Further, instead of using the
このような断熱パネル45で構成された絶対圧力制御室2では、たとえ圧力調整室2aを設けたとしても、完全に気密性を保つことは困難である。しかし、本発明の気圧制御装置1を実施することにより、空気の漏れを勘案した上で、絶対圧力制御室2の気圧を、目標設定気圧に保つことができる。
In the absolute
絶対圧力制御室2内の気圧の実測値が目標設定気圧に近づいたとき、又は、目標設定気圧と外気圧との差が小さいとき、又は、目標設定気圧が大気圧よりも高圧であり、加圧装置3による加圧力が相当に高くなったとき、又は、目標設定気圧が大気圧よりも低圧であり、減圧装置4による減圧力が相当に高くなったときに、加圧装置3又は減圧装置4のいずれかの出力が、低出力値に設定されがちであるが、請求項1又は2の発明を実施すると、加圧装置3と減圧装置4の出力値に、最低出力値を設けたので、加圧装置3及び減圧装置4の出力が低出力となることを回避することができ、絶対圧力制御室2内の気圧を精度よく目標設定気圧に調整することができる。
When the measured value of the atmospheric pressure in the absolute
1 気圧制御装置
2 絶対圧力制御室
3 加圧装置(送風手段)
4 減圧装置(排気手段)
5 制御装置
6 インバータ
7 加圧機器
8 モータダンパ
9 換気流量計
10 インバータ
11 減圧機器
12 モータダンパ
13 換気流量計
18 漏れ空気
19 侵入空気
21〜28、31、32 信号線
35 外扉
36 内扉
41 給気通路
42 排気通路
44、45 断熱パネル
46 出入口
DESCRIPTION OF
4 Pressure reducing device (exhaust means)
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記送風手段と排気手段の出力値に最低出力値を設定し、
前記絶対圧力制御室内の目標設定気圧が、外気圧よりも高い場合においては、前記排気手段の出力値が、前記最低出力値を下回らないように前記送風手段の出力値を設定し、
前記絶対圧力制御室内の目標設定気圧が、外気圧よりも低い場合においては、前記送風手段の出力値が、前記最低出力値を下回らないように前記排気手段の出力値を設定し、前記絶対圧力制御室内の気圧を目標設定気圧に近づける、又は、目標設定気圧を維持することを特徴とする絶対圧力制御室の気圧制御装置。 In an absolute pressure control chamber for providing an air supply passage provided with a blowing means and an exhaust passage provided with an exhaust means, and for disposing an apparatus that is susceptible to atmospheric pressure fluctuations such as an optical length measuring instrument inside. ,
Set the minimum output value to the output value of the blower means and the exhaust means,
In the case where the target set atmospheric pressure in the absolute pressure control chamber is higher than the external atmospheric pressure, the output value of the blower means is set so that the output value of the exhaust means does not fall below the minimum output value,
When the target set atmospheric pressure in the absolute pressure control chamber is lower than the external atmospheric pressure, the output value of the exhaust means is set so that the output value of the air blowing means does not fall below the minimum output value, and the absolute pressure An air pressure control device for an absolute pressure control chamber, characterized in that the air pressure in the control chamber is brought close to the target set air pressure or the target set air pressure is maintained .
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