JP4418051B2 - Heat treatment equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱処理装置に関する。特に、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等に用いられる基板(例えば、ガラス基板など)の表面に各種処理を施す際の加熱処理後の粗熱を除いたり(冷却用)、該基板の表面にレジスト液等を塗布した後に乾燥のために加熱したり(加熱用)するための熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(第1の従来例)
従来より用いられているガラス基板冷却装置1の構造を図1(a)(b)に示す。このガラス基板冷却装置1にあっては、冷却水が通過する冷却水循環通路3が、冷却プレート2のほぼ全面を通過するようにして冷却プレート2内に配設されている。冷却水循環通路3は、外部配管4を介して循環ポンプのような循環装置5と冷却水を一定温度に冷却するための冷却源6(例えば、冷媒との熱交換によって冷却するもの)に接続されている。コントローラ7は、循環装置5による冷却水の循環流量や冷却水の温度を制御するものである。ここで、冷却プレート2の材質としては、熱伝導性の高い金属が望ましく、例えばアルミニウムを使用する場合が多い。熱伝導性が高いことにより、冷却スピードが向上する。
【0003】
しかして、このガラス基板冷却装置1にあっては、ガラス基板8を冷却する際には、加熱処理を伴う工程を経たガラス基板8を冷却プレート2の上に置いて吸引孔10(図3参照)で吸着し、冷却水循環通路3に冷却水を循環させることにより、ガラス基板8を急速に冷却させることができる。
【0004】
しかし、このようなガラス基板冷却装置1にあっては、冷却プレート2の表面は平滑に仕上げられているが、それでもガラス基板8が擦れると、ガラス基板8に傷がつき、液晶ディスプレイ等に用いる場合では不良品となる。
【0005】
また、冷却プレート2はアルミニウム等の導体であるから、冷却プレート2の表面が露出していると、ガラス基板8を冷却プレート2から剥離するとき、ガラス基板8と冷却プレート2間にスパーク(放電)が発生し易くなる。これは、絶縁体であるガラス基板8側に溜まった静電気が、ガラス基板8と冷却プレート2間の放電を通じて冷却プレート2に流れるためである。
【0006】
(第2の従来例)
このため一般に、冷却プレート2の表面は、図2に示すように、保護膜9によって覆われている。この保護膜9は、ガラス基板8の傷を防ぐためにガラス基板8よりも柔らかな材質が用いられており、またスパークを防止するため絶縁被膜が用いられる。
【0007】
しかし、冷却プレート2の表面を保護膜9によって覆っていると、ガラス基板8と保護膜9の間に発生する静電気の帯電が問題となる。すなわち、冷却プレート2上にガラス基板8を置いただけで、負圧吸引する前の状態では、図3(a)に示すように、一般に冷却プレート2上のガラス基板8は波打ったようになっており(目視ではほとんど確認できない)、ガラス基板8と冷却プレート2の表面との間には非常に小さな隙間が存在しているのが普通である。このような状況で、冷却プレート2に設けられている多数の吸引孔10から同時に一括して負圧吸引を行なえば、波打っているガラス基板8が冷却プレート2に吸引されて平らに延ばされる結果、ガラス基板8と冷却プレート2の表面との間にはガラス基板8の凹凸歪を矯正するための機械的ずれが発生する。
【0008】
この機械的ずれ量は、図3(b)に示すように、ガラス基板8の中心部ではまだ小さいが、周辺部では機械的ずれ量が加え合わされるので、かなり大きなものとなる。このため、ガラス基板8が吸着されながらずれ動く際に摩擦が起こり、特に周辺部では大きな摩擦が起こる。ガラス基板8の剥離時にも同様な現象が起きる。
【0009】
保護膜9には一般に絶縁被膜が用いられているので、上記のようにしてガラス基板8の吸引時や剥離時に摩擦が起きると、保護膜9とガラス基板8との間に帯電が起こり、ガラス基板8や保護膜9が帯電して静電気を帯びることになる。こうしてガラス基板8や保護膜9が帯電すると、ガラス基板8を冷却プレート2から押し上げる際にガラス基板8と冷却プレート2との間に静電引力が働き、例えばリフトピン等でガラス基板8を押し上げてガラス基板8を冷却プレート2から剥離させようとすると、静電引力に抗して押上げられたガラス基板8は、ガラス基板8と保護膜9の間に働く静電引力によって湾曲し、ついには破損に至る。
【0010】
(第3の従来例)
そこで、ガラス基板8を吸引する際、その吸引動作を複数領域に分けて行なうことにより、ガラス基板8と冷却プレート2との間の摩擦による帯電を小さくする方法が提案されている(特開平9−295236号公報)。この方法を図4(a)〜(d)に示す。
【0011】
この方法では、図4(a)に示すように冷却プレート2の上にガラス基板8を載置した後、図4(b)(c)(d)に示すように、中心部から周辺部までの多数の吸引孔10を3つの領域に区画し(図4では、3つの領域を示すために7つの吸引孔10だけを示しているが、これらの吸引孔10の間にも適宜吸引孔が設けられている。)、中心部から中間部、周辺部へと3段階に分け、時間的な遅れを持たせて順次負圧吸引を行なっている。この方法によれば、ガラス基板8は中央部から周辺部へと順次接触しながら吸引されてゆくので、吸着された状態で位置ずれする量が少なくなる。詳しくいうと、図4(a)のようにガラス基板8が中心部の吸引孔10で吸引された時には、ガラス基板8は冷却プレート2に吸着されて中心部の波打ちを延ばされる。ガラス基板8の中心部が平らに延ばされると、それに伴ってガラス基板8の中間部及び周辺部はそのままの形状で平行移動するが、冷却プレート2に吸着されていないので、その摩擦は小さい。同じく、図4(b)のようにガラス基板8が中間部の吸引孔10で吸引された時には、ガラス基板8は周辺部以外を冷却プレート2に吸着されて中間部の波打ちを延ばされる。ガラス基板8の中間部が平らに延ばされると、それに伴ってガラス基板8の周辺部はそのままの形状で平行移動するが、冷却プレート2に吸着されていないので、その摩擦は小さい。従って、ガラス基板8の周辺部で大きな摩擦を生じるのは、図4(c)のようにガラス基板8が周辺部の吸引孔10で吸着され、周辺部の波打ちが延ばされながら吸着された状態で冷却プレート2に対してずれ動くときだけである。これに対し、図3の場合のように吸引孔10全体で同時に吸引する方式であると、ガラス基板の周辺部では、ガラス基板8の中心部及び中間部の波打ちが延ばされることによる位置ずれまでも吸着状態で行われるため、冷却プレート2に吸着されていて摩擦の大きな状態で比較的長い距離位置ずれすることになる。従って、図4に説明する方法によれば、ガラス基板8の摩擦を小さくでき、ガラス基板8の帯電を軽減することができる。
【0012】
また、この方法では、吸引孔10からガラス基板8と冷却プレート2との間にエアを排出して負圧を解放すると共にリフトピンによって冷却プレート2上に吸着されているガラス基板8を剥離する際も、エアー排出とリフトピンの動作を一度に行なうのでなく、吸着の場合とは逆に、周辺部から中心部へと向かって3段階に分けて行なっている。従って、ガラス基板8の剥離時においても、ガラス基板8に生じる摩擦を小さくし、ガラス基板8の帯電を軽減することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ガラス基板8には、冷却プレート2への吸着時や剥離時以外にも、摩擦が起き易い状況が存在する。すなわち、ガラス基板8を冷却する場合でも、冷却プレート2にほとんど温度変化がないから、冷却プレート2には温度変化による伸縮は起きないが(あるいは、冷却プレート2はガラス基板8に暖められて伸びる。)、冷却プレート2の上に吸着されたガラス基板8は、冷却されるにつれて熱収縮する。このためガラス基板8と冷却プレート2の間には微小な位置ずれによって摩擦が起こり、ガラス基板8や保護膜9が帯電する。
【0014】
また、冷却プレート2の上にガラス基板8を置いてから冷却水を循環させ、ガラス基板8と冷却プレート2とを同時に冷却する場合でも、ガラス基板8と冷却プレート2との熱膨張係数の違いにより、ガラス基板8と冷却プレート2の間には微小な位置ずれによって摩擦が起こり、ガラス基板8や保護膜9が帯電する。
【0015】
上記のようにしてガラス基板8の冷却時に起きるガラス基板8と冷却プレート2との間の位置ずれは微量であるが、たとえ数ミクロン単位であるとしても、負圧吸引によってかなり大きな接触圧が働いている場合には、その摩擦力も大きなものとなり、これによるガラス基板8や保護膜9における静電気の発生も無視することができない。また、冷却効率をある程度向上させるためには、ガラス基板8を吸引してガラス基板8と冷却プレート2を密着させることはどうしても必要である。
【0016】
特開平9−295236号公報に記載された上記方法(以下、従来方法という)にあっては、ガラス基板8の吸着時および剥離時における摩擦を軽減しているが、冷却中における位置ずれの問題は解決されていない。すなわち、従来方法では、冷却プレート2の中心部から周辺部まで全体的に多数の吸引孔10が配置されており、ガラス基板8を負圧吸引した状態では、ガラス基板8の凹凸歪が矯正され、ガラス基板8と冷却プレート2の間の接触はかなり緊密なものとなっている。この状況で冷却動作を行うと、図5に示すように、温度変化によるガラス基板8の収縮による機械的位置ずれが生じる。この機械的な位置ずれは、ガラス基板8の重心が移動しないとすれば、中心部から周辺部にいくに従って大きなものとなる。そして機械的位置ずれに伴い摩擦帯電による静電気が発生することになる。
【0017】
図6に示すように、冷却プレート2内にはリフトピン11が配設されており、冷却済みのガラス基板8は、リフトピン11によって冷却プレート2から剥離される。従来方法では、リフトピン11を吸引孔10の近くに、かつ吸引孔10と交互に配置している。吸引孔10が冷却プレート2全面にまんべんなく配設され、ガラス基板8は全体を一様に吸着されるようになっているので、リフトピン11も冷却プレート2全面に吸引孔10と交互に、かつまんべんなく配設しなければならない。吸引孔10の近くにリフトピン11がないと、ガラス基板8が破損する可能性があるためである。このため、図6に示すように、TFT等の液晶ディスプレイ回路やカラーフィルタ等が形成される基板有効領域(破線でハッチングを施した領域)にもリフトピン11が当ることになり、不良率をいたずらに悪くする原因になっていた。
【0018】
本発明は上述の技術的問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、基板を熱処理プレートに吸着させる際、剥離する際、あるいは基板を熱処理する際における基板の帯電を抑制し、基板の損傷を防止することにある。本発明の別な目的は、ピンによって基板を熱処理プレートから強制的に剥離する際の、ピンの接触による基板の損傷を防止することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段とその作用】
請求項1に記載の熱処理装置は、熱処理プレートの基板載置面に吸引孔を備え、該吸引孔に供給した負圧の吸引力により基板を吸着する熱処理装置において、前記吸引孔は、前記基板載置面のうち、基板の非有効領域に対応する領域及びその近傍である一部領域にのみ設けられていることを特徴としている。ここで、熱処理は、加熱と冷却とを問わない。また、基板の非有効領域とは、有効領域以外の領域をいい、基板の有効領域とは、基板全体のうち最終的に切り出されて製品となる領域、あるいは製品品質の要求される部分(例えば、液晶ディスプレイなどに用いられる基板では、画像表示面となる領域)である。
【0020】
請求項1に記載の熱処理装置にあっては、基板載置面のうち、基板の非有効領域に対応する領域及びその近傍である一部領域にのみ吸引孔を設けているので、熱処理プレートの基板載置面に基板を置き、吸引孔に負圧吸引力を与えて基板を吸着させると、基板は吸引孔と対向する基板の非有効領域及びその近傍だけが基板載置面に強く吸着される。しかし、基板は吸引孔から離れた部分、すなわち、有効領域のうち吸引孔から離れた領域では、強く吸引されていないので、基板の一部吸引に伴って吸引孔から離れた部分でも基板の有効領域に傷がついたり、静電気が発生して帯電したりしにくくなる。
【0021】
また、熱処理に伴って基板が伸張したり収縮したりしても、基板が強く吸着されている位置では基板の位置ずれは小さく、吸引孔から離れていて基板と熱処理プレートとの間に大きな位置ずれの起きる部分では、基板は強く吸着されていないので、基板に傷がついたり、静電気が発生して帯電しにくくなる。
【0022】
従って、請求項1に記載の熱処理装置によれば、基板吸着時や解放時、あるいは熱処理中における基板の傷や帯電を防止することができ、基板の不良品率を小さくすることができる。また、基板を熱処理プレートから剥離させるためのピンを基板の有効領域外に設け易くなる。
【0025】
請求項2に記載の熱処理装置は、請求項1に記載された熱処理装置における前記吸引孔は、前記熱処理プレートの基板載置面の中心部にのみ設けられていることを特徴としている。
【0026】
吸引孔を熱処理プレートの基板載置面の中心部にのみ設ければ、基板吸引に伴う基板と基板載置面との間の位置ずれが一方に片寄ることが無くなるので、請求項2に記載の熱処理装置によれば、基板の傷や摩擦による帯電を抑制する効果をより向上させることができる。
【0027】
請求項3に記載の熱処理装置は、請求項1に記載の熱処理装置において、前記熱処理プレートの基板載置面から突出して基板載置面に吸着されていた基板を剥離させるためのピンが、前記基板載置面のうち、基板の非有効領域に対応する領域にのみ設けられていることを特徴としている。
【0028】
請求項3に記載の熱処理装置にあっては、基板剥離用のピンを前記基板載置面のうち基板の非有効領域に対応する領域にのみ設けているから、基板を熱処理プレートから剥離させる際、該ピンによって基板の有効領域を傷つけることがない。よって、基板の不良率をより低減させることができる。
【0029】
請求項4に記載の熱処理装置は、請求項1、2又は3に記載の熱処理装置における前記基板載置面を導電率が10 -10 〜10 3 (Ωcm) -1 の半導電性被膜によって覆ったことを特徴としている。
また、請求項5に記載の熱処理装置は、請求項4に記載の熱処理装置において、前記熱処理プレートのプレート本体を熱伝導性の良好な金属によって形成し、そのプレート本体の表面に絶縁性被膜を設け、その絶縁性被膜の表面を前記半導電性被膜によって覆い、前記基板載置面としたことを特徴としている。
【0030】
請求項4及び5に記載の熱処理装置にあっては、熱処理プレートの基板載置面を導電率が10 -10 〜10 3 (Ωcm) -1 の半導電性被膜によって覆っているから、摩擦等による静電気の発生をより低減させることができ、基板を熱処理プレートから剥離する際の破損をより低減することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の熱処理装置は、基板を加熱する加熱プレートを備えたものであってもよいが、以下においては、冷却プレートを備えた実施形態を説明する。図7は本発明の一実施形態による熱処理装置21を示す概略図であって、吸引孔22から吸排気するための構成を表わしている。図8は冷却プレート23の平面図である。図9は冷却プレート23を冷却するための構成を示す概略図である。図10は冷却プレート23の一部破断した側面図である。
【0032】
図10に示すように、冷却プレート23は、アルミニウムやステンレス等の熱伝導性の良好な金属によって形成されたプレート本体24の上に絶縁性被膜25が形成されており、絶縁性被膜25の表面は半導電性被膜26によって覆われている。半導電性被膜26としては、導電率が10-10〜103(Ωcm)-1の物質が好ましく、例えばSi、Ge等の真性半導体、不純物半導体、テフロン複合樹脂やセラミックを主成分とする半導電性塗料を塗布して被膜を形成している。また、絶縁性被膜25は、プレート本体24の表面の絶縁を図ると共に、半導電性被膜26と付着の相性のよい生地を用いることにより、半導電性被膜26としてSi,Geといった真性半導体や不純物半導体以外にも、テフロン複合樹脂や、セラミック等の材料も使用できるようにしている。半導電性被膜26は、直接グランドに接続され、グランドへ静電気が逃がされる。
【0033】
図8に示すように、冷却プレート23の上面には、ガラス基板27の外周縁に当接してガラス基板27を所定位置に位置決めするための位置決めピン29が突設されている。この実施形態では、ガラス基板27は、最終的に縦横各2列の4枚の製品基板を得ることを想定しており、図8では、ガラス基板27の有効領域28を2点鎖線で囲むことによって示している。ここで、ガラス基板27の有効領域28とは、基板全体のうち最終的に切り出されて製品となる領域、あるいは製品品質の要求される部分である。例えば、図8に示すガラス基板27において、2点鎖線で示す位置でガラス基板27をカットして(その外周部分を捨てて)4枚の製品基板を得る場合である。あるいは、図8の1点鎖線30でカットして4枚の製品基板を得るが、液晶表示パネルとして用いられる場合には、2点鎖線の外側の領域はケースに覆われ、液晶画面となるのは、2点鎖線で囲まれた領域となるような場合である。
【0034】
この熱処理装置21にあっては、図8に示すように、冷却プレート23の基板載置面31の中央部にのみ吸引孔22を設けている。すなわち、基板載置面31のガラス基板27を載置する領域の縁に達しないように吸引孔22を設けている。例えば、図8では、吸引孔22の設けられている領域の直径は、ガラス基板27の辺の長さの1/3以下となっている。
【0035】
冷却プレート23の内部には、図7に示すように、吸引孔22と連通した負圧室32が設けられており、冷却プレート23には、負圧室32を減圧したり常圧に戻したりするための圧力コントロールシステムが接続されている。すなわち、ガスオペレートバルブ(電磁バルブ)33をオフ側にセットしたままで、エアオペレートバルブ(電磁バルブ)34をオン側にセットすると、真空ポンプ等によって構成された真空源35が排気通路36を介して負圧室32まで導通し、基板載置面31の吸引孔22からガラス基板27が吸引される。また、エアオペレートバルブ34をオフ側にセットし、ガスオペレートバルブ33をオン側にセットすると、吸気通路37、フィルタ38及びスピードコントローラ39を経てN2ガス等のガス供給源40から負圧室32にガスが供給され、基板載置面31のガラス基板27が負圧から解放される。
【0036】
また、ガラス基板27の有効領域28外の領域には、ガラス基板27を押し上げて基板載置面31から剥離させるためのリフトピン41が配置されている。特に、基板載置面31の中央部に設けられている吸引孔22の中心にもリフトピン41が配置されており、吸引孔22に吸着されたガラス基板27を効率よく剥離させられるようにしている。リフトピン41は、後述の昇降駆動装置によって昇降される昇降板42の上面に立設されており、冷却プレート23に上下に貫通させられたピン貫通孔43内に、冷却プレート23の下面から挿入されており、昇降板42を昇降させると、リフトピン41が冷却プレート23の上面から突出したり、ピン貫通孔43内へ後退したりするようになっている。
【0037】
図9に示すように、冷却プレート23内には、基板載置面31のほぼ全面を通過するようにして、冷却水が通過する冷却水循環通路44が配設されている。例えば、この冷却水循環通路44は、図10に示すように、負圧室32よりも下面側に設けることができる。冷却水循環通路44は、外部配管45を介して循環ポンプのような循環装置46と冷却水を一定温度に冷却するための冷却源47に接続されている。コントローラ48は、循環装置46による冷却水の循環流量や冷却水の温度を制御する。内部を冷却源47で冷却された冷却水(冷媒)を冷却水循環通路44を介して冷却プレート23内を流すことによって、冷却プレート23上に置かれたガラス基板27を冷却する。
【0038】
次に、上記熱処理装置21の使用状態を説明する。例えば、液晶ディスプレイ等に用いるガラス基板27の処理工程において、ガラス基板27の表面にレジストを塗布した後、レジストを加熱乾燥させる。ついで、露光や現像工程へガラス基板27を送る前に、加熱乾燥後の粗熱を取り除くため、ガラス基板27は冷却用の熱処理装置21へ送られる。熱処理装置21へガラス基板27が供給されると、冷却プレート23の表面からリフトピン41が突出してガラス基板27を受け取り、ガラス基板27を支持しながらリフトピン41が冷却プレート23内に引っ込む。こうして冷却プレート23上にガラス基板27が置かれると、エアオペレートバルブ34がオンとなり、吸引孔22からの吸引によって基板載置面31の中央部が負圧となり、ガラス基板27が冷却プレート23に吸着される。
【0039】
ガラス基板27が冷却プレート23上に載置されただけの状態では、図11(a)に示すように、ガラス基板27は波打っていたり、凹凸があったりして(目視ではほとんど確認できない)、ガラス基板27と冷却プレート23の間には数10ミクロン程度の隙間αが存在している。このガラス基板27を、中心部の吸引孔22から吸引して基板載置面31に吸着させると、図11(b)に示すように、ガラス基板27の中心部は基板載置面31に強く吸着され、基板載置面31との隙間が周辺部よりも小さくなる。また、このときガラス基板27の周辺部は吸引孔22に直接吸着されないが、吸引孔22による負圧の漏れがある場合には、ガラス基板27の周辺部も弱く吸着される。また、吸引孔22がガラス基板27によって完全に塞がれ、負圧の漏れが生じない場合であっても、ガラス基板27の中央部が平らに延ばされることにより、ガラス基板27の周辺部も多少は平らに矯正される。
【0040】
このように基板吸着時には、ガラス基板27の中央部のみが冷却プレート23に強く吸着され、この部分ではガラス基板27の位置ずれが極くわずかであるので、静電気が発生しにくい。ガラス基板27の周辺部では、位置ずれが大きくても冷却プレート23に強く吸着されていないので、やはり静電気は発生しにくい。
【0041】
また、ガラス基板27を冷却プレート23に吸着させた状態で、冷却水循環通路44に冷却液を通して冷却すると、ガラス基板27の温度低下によりガラス基板27が収縮する。冷却プレート23も温度低下に伴って収縮するが、ガラス基板27と冷却プレート23とは熱膨張率が異なるので、ガラス基板27と冷却プレート23との接触面においては相互の機械的位置ずれが生じ、これが摩擦帯電による静電気を発生させる。冷却に伴う機械的位置ずれは、ガラス基板27の周辺部へいくに従って大きくなるが、図11(c)に示すように、周辺部でガラス基板が強く吸着されて充分に延ばされていない分だけガラス基板の位置ずれ量は小さくなる。しかも、ガラス基板27の中央部から離れた箇所では基板載置面31に強く吸着されていないので、ガラス基板27の周辺部においては摩擦による帯電を抑えることができる。
【0042】
ガラス基板27の冷却が終わり、ガラス基板27を冷却プレート23から剥がすときには、エアオペレートバルブ34をオフ側に切り換え、ガスオペレートバルブ33をオン側にして真空破壊用のガス供給源40によってN2ガス等を吸引孔22から送り出しながら、昇降板42を上昇させてリフトピン41を突出させ、リフトピン41によってガラス基板27を基板載置面31から押し上げる。このときガラス基板27は、中心部分のみしか基板載置面31に吸着されておらず、中心部分しか帯電していないため、容易にガラス基板27を基板載置面31から剥離できる。特に、図12に示すように、ガラス基板27の外周部と中心とにリフトピン41を配置しているので、ガラス基板27の非有効領域にリフトピン41が位置しており、ガラス基板27の有効領域28がリフトピン41の先端で傷つけられることがない。
【0043】
なお、上記冷却プレート23は、図13に示すように、基台49の下面側に納め、冷却プレート23の上面周囲を保護枠50で囲み、さらに保護枠50の上面を天蓋57によって覆うようにすることが好ましい。このように冷却プレート23の上面の空間を保護枠50及び天蓋57で包むようにすることにより、外部との熱の出入りを遮断し、ガラス基板27の冷却効率を向上させることができる。この場合、保護枠50には、ガラス基板27を出し入れするための開口51を設けておき、この開口51をシャッター52で閉じられるようにする。シャッター52は、スライド式で開閉するものでもよく、回転式で開閉するものでもよいが、図13ではエアシリンダ(図示せず)を動力として回転させる方式のものを示している。また、リフトピン41を立設された昇降板42は、支持ロッド53によって基台49の下面に支持されている。そして、サーボモータ54によってシャフト55を回転させ、シャフト55に連結された昇降レバー56を動かすことで昇降板42を昇降させ、リフトピン41を上下させられるようになっている。
【0044】
また、上記のように冷却プレート23は、導電率が10-10〜103(Ωcm)-1の半導電性被膜26によって覆われている。このような半導電性被膜26では、導体に比べれば電気伝導に寄与する自由電子はかなり少なくなっているが、それでも絶縁体に比べれば比較にならないくらい多い。この半導電性被膜26の働きにより、ガラス基板27の摩擦によりもたらされた静電気をグランドに逃がし、絶縁性被膜25の帯電を抑制することができる。これにより、絶縁性被膜25だけの場合に比べて帯電量を抑えることができ、静電気の帯電によるガラス基板27の不良を少なくできる。一方、半導電性被膜26を用いることにより、導電性被膜25のみを用いた場合のようにガラス基板27の剥離時にスパークが発生するのを避けることができる。
【0045】
図14は冷却プレート23の上面に絶縁性被膜、半導体被膜(半導電性被膜)、導体被膜を形成し、ガラス基板の載置と剥離を繰り返し、各被膜について基板載置回数と帯電量(Coulomb)との関係を調べたものである。この実験結果によれば、絶縁性被膜の場合には、基板載置回数と共に急激に帯電量が増加するが、半導体被膜の場合には、導体被膜ほどではないにしても、グランドへ電荷が逃がされることによって帯電量が抑えられる様子が分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は従来の熱処理装置を示す概略構成図、(b)は該熱処理装置の冷却プレートの側面図である。
【図2】従来例による別な冷却プレートを示す側面図である。
【図3】(a)(b)は図2の冷却プレートによりガラス基板を吸着する際、ガラス基板の変形する様子を示す断面図である。
【図4】(a)〜(d)は別な従来例であって、ガラス基板を吸着する別な方法を説明する断面図である。
【図5】同上の従来例における冷却時のガラス基板の熱収縮を説明するための断面図である。
【図6】同上の従来例において、吸着されたガラス基板を押上げて剥離させるためのリフトピンの配置を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施形態による熱処理装置を示す概略構成図である。
【図8】同上の熱処理装置に用いられている冷却プレートを示す平面図である。
【図9】同上の冷却プレートを冷却するための構成を示す概略図である。
【図10】同上の冷却プレートの一部破断した側面図である。
【図11】(a)は冷却プレート上に置かれたガラス基板を誇張して示す概略断面図、(b)は吸引孔でガラス基板を吸着している様子を示す概略断面図、(c)は冷却時におけるガラス基板の様子を示す概略断面図である。
【図12】リフトピンによりガラス基板を押上げている状態を模式的に表わした概略断面図である。
【図13】上記熱処理装置のより具体的な実施形態を示す一部分解した斜視図である。
【図14】絶縁体被膜、半導電性被膜、導体被膜を形成された冷却パネル上でガラス基板の載置と剥離を繰り返したときの、基板載置回数と帯電量との関係を示す図である。
【符号の説明】
22 吸引孔
23 冷却プレート
26 半導電性被膜
27 ガラス基板
28 ガラス基板の有効領域
31 基板載置面
41 リフトピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a heat treatment apparatus. In particular, the rough heat after the heat treatment when performing various treatments on the surface of a substrate (for example, a glass substrate) used for a liquid crystal display or a plasma display is removed (for cooling), or a resist solution or the like is applied to the surface of the substrate. It is related with the heat processing apparatus for heating for drying after apply | coating (for heating).
[0002]
[Prior art]
(First conventional example)
The structure of the glass
[0003]
In the glass
[0004]
However, in such a glass
[0005]
Further, since the
[0006]
(Second conventional example)
Therefore, in general, the surface of the
[0007]
However, when the surface of the
[0008]
As shown in FIG. 3B, this mechanical shift amount is still small at the center portion of the
[0009]
Since an insulating coating is generally used for the
[0010]
(Third conventional example)
Therefore, a method has been proposed in which, when the
[0011]
In this method, after placing the
[0012]
In this method, air is discharged from the
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
However, there is a situation where the
[0014]
Even when the cooling water is circulated after placing the
[0015]
Although the positional displacement between the
[0016]
In the above method described in JP-A-9-295236 (hereinafter referred to as the conventional method), the friction at the time of adsorption and peeling of the
[0017]
As shown in FIG. 6, lift pins 11 are disposed in the
[0018]
The present invention has been made to solve the above-described technical problems, and the object of the present invention is to charge the substrate when the substrate is adsorbed to the heat treatment plate, when peeled off, or when the substrate is heat treated. Is to prevent damage to the substrate. Another object of the present invention is to prevent the substrate from being damaged by the contact of the pins when the substrate is forcibly separated from the heat treatment plate by the pins.
[0019]
[Means for solving the problems and their functions]
The heat treatment apparatus according to
[0020]
In the heat treatment apparatus according to
[0021]
Even if the substrate is stretched or contracted with the heat treatment, the position of the substrate is small at the position where the substrate is strongly adsorbed, and it is separated from the suction hole and is a large position between the substrate and the heat treatment plate. In the portion where the deviation occurs, the substrate is not strongly adsorbed, so that the substrate is scratched or static electricity is generated, which makes it difficult to be charged.
[0022]
Therefore, according to the heat treatment apparatus of the first aspect, it is possible to prevent the substrate from being scratched or charged during the adsorption or release of the substrate or during the heat treatment, and to reduce the defective product rate of the substrate.Moreover, it becomes easy to provide pins for separating the substrate from the heat treatment plate outside the effective area of the substrate.
[0025]
Claim2The heat treatment apparatus according to
[0026]
If the suction hole is provided only in the center portion of the substrate mounting surface of the heat treatment plate, the positional shift between the substrate and the substrate mounting surface due to the substrate suction is not shifted to one side.2According to the heat treatment apparatus described in 1), the effect of suppressing charging due to scratches or friction of the substrate can be further improved.
[0027]
Claim3The heat treatment apparatus according to claim1In the heat treatment apparatus according to
[0028]
Claim3In the heat treatment apparatus described in (1), since the substrate peeling pins are provided only in the region corresponding to the ineffective region of the substrate on the substrate mounting surface, the pins are peeled off when the substrate is peeled from the heat treatment plate. Does not damage the effective area of the substrate. Therefore, the defect rate of the substrate can be further reduced.
[0029]
Claim4The heat treatment apparatus according to
The heat treatment apparatus according to
[0030]
Claim4 and 5In the heat treatment apparatus described in 1., the substrate mounting surface of the heat treatment plate isConductivity is 10 -Ten -10 Three (Ωcm) -1 ofSince it is covered with the semiconductive film, the generation of static electricity due to friction or the like can be further reduced, and breakage when the substrate is peeled from the heat treatment plate can be further reduced.
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
Although the heat processing apparatus of this invention may be provided with the heating plate which heats a board | substrate, below, embodiment provided with the cooling plate is described. FIG. 7 is a schematic view showing a
[0032]
As shown in FIG. 10, the cooling
[0033]
As shown in FIG. 8, a
[0034]
In the
[0035]
As shown in FIG. 7, a
[0036]
Further, lift pins 41 for pushing up the
[0037]
As shown in FIG. 9, a cooling
[0038]
Next, the use state of the
[0039]
In a state in which the
[0040]
Thus, at the time of substrate adsorption, only the central portion of the
[0041]
Further, when the cooling liquid is passed through the cooling
[0042]
When the cooling of the
[0043]
As shown in FIG. 13, the cooling
[0044]
Further, as described above, the cooling
[0045]
In FIG. 14, an insulating film, a semiconductor film (semiconductive film), and a conductor film are formed on the upper surface of the cooling
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a schematic configuration diagram showing a conventional heat treatment apparatus, and FIG. 1B is a side view of a cooling plate of the heat treatment apparatus.
FIG. 2 is a side view showing another cooling plate according to a conventional example.
3A and 3B are cross-sectional views showing how the glass substrate is deformed when the glass substrate is adsorbed by the cooling plate of FIG.
FIGS. 4A to 4D are cross-sectional views illustrating another conventional example and another method for adsorbing a glass substrate.
FIG. 5 is a cross-sectional view for explaining thermal shrinkage of the glass substrate during cooling in the conventional example.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing the arrangement of lift pins for pushing up and separating the adsorbed glass substrate in the conventional example.
FIG. 7 is a schematic configuration diagram showing a heat treatment apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a cooling plate used in the heat treatment apparatus same as above.
FIG. 9 is a schematic view showing a configuration for cooling the above cooling plate.
FIG. 10 is a partially broken side view of the same cooling plate.
11A is a schematic cross-sectional view exaggeratingly showing a glass substrate placed on a cooling plate, FIG. 11B is a schematic cross-sectional view showing a state in which the glass substrate is adsorbed by suction holes, and FIG. These are schematic sectional drawings which show the mode of the glass substrate at the time of cooling.
FIG. 12 is a schematic cross-sectional view schematically showing a state where a glass substrate is pushed up by lift pins.
FIG. 13 is a partially exploded perspective view showing a more specific embodiment of the heat treatment apparatus.
FIG. 14 is a diagram showing the relationship between the number of times the substrate is placed and the amount of charge when the glass substrate is repeatedly placed and peeled on the cooling panel on which the insulator coating, semiconductive coating, and conductor coating are formed. is there.
[Explanation of symbols]
22 Suction hole
23 Cooling plate
26 Semiconductive coating
27 Glass substrate
28 Effective area of glass substrate
31 Substrate mounting surface
41 Lift pin
Claims (5)
前記吸引孔は、前記基板載置面のうち、基板の非有効領域に対応する領域及びその近傍である一部領域にのみ設けられていることを特徴とする熱処理装置。 In the heat treatment apparatus that includes a suction hole on the substrate mounting surface of the heat treatment plate and sucks the substrate by a negative pressure suction force supplied to the suction hole,
The heat treatment apparatus according to claim 1, wherein the suction hole is provided only in a region corresponding to an ineffective region of the substrate and a partial region in the vicinity of the substrate mounting surface.
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