JP4415979B2 - 交流電源直結型ブラシレスdcモータおよびそれを搭載した電気機器 - Google Patents

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Description

本発明は、主にパイプファンや天井埋め込み型等の排気用および給気用の換気装置や、送風機、加湿機、除湿機、冷凍機器、空気調和機、給湯機などのファン駆動用のブラシレスDCモータおよびそのブラシレスDCモータを搭載した電気機器に関するものである。
近年、換気装置等の電気機器に搭載するファン駆動用の電動機においては、低価格化、高効率化、静音化、標準化が強く求められており、誘導電動機では大幅な高効率化は困難であることから、永久磁石を使用したブラシレスDCモータが増えてきている。また、ブラシレスDCモータを搭載することから、換気装置等の風量を所定の風量で一定に制御するものも増えてきている。一方では、交流電源に接続するだけで簡単に回転するというような、使い勝手の良い電動機も求められている。
従来、この種の電動機は、特許文献1に開示された構成のものが知られている。
以下、その電動機について図13〜図15を参照しながら説明する。
図に示すように、101はスイッチング素子102に供給される電流を検知する電流検出手段で、106は凹部107に露出して配置された電流設定手段で、低圧直流電圧変換手段105にて生成した低圧直流電圧を抵抗分圧回路などにて減圧して供給電流値指示電圧に変換する。103は供給電流値制御手段で、電流検出手段101にて検出するスイッチング素子102に供給される平均電流値が電流設定手段106にて設定された電流値と同等になるように、低圧直流電圧値変更手段104を制御することにより、低圧直流電圧変換手段105から出力される電圧を可変しながらフィードバック制御する交流電源直結型のブラシレスDCモータの構成としている。
特開2004−236488号公報
このような従来の電動機によれば、スイッチング素子102に供給する電流を、凹部107に露出して配置された電流設定手段106にて設定する電流値になるようフィードバック制御するため、ブラシレスDCモータの出力トルクは略一定となることから、この特性のブラシレスDCモータをダクト式換気装置のようなシロッコファンなど遠心型の送風機を内蔵した機器に搭載した場合、機器の風量は圧力損失が大きくなると減少してしまうという課題があり、圧力損失など静圧が変化しても風量の変化量がほとんど無い風量一定制御を、マイコンを使用することなく実現できるファンモータが要求されており、そのためには、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが大きくなる回転数−トルク特性が任意に得られることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、マイコンを使用することなく圧力損失など静圧が変化しても風量の変化量が極めて少ない風量−静圧特性を得ることができる交流電源直結型のブラシレスDCモータを提供することを目的としている。
本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、低圧直流電圧に変換してインバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段
と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧の電圧値と前記電流値指示手段によって指示する平均電流値との相関関係を接続する抵抗値に応じて指示する相関関係指示手段と、前記電流値指示手段にて指示する基準電流設定値を接続する抵抗値に応じて決定する供給電流規準設定値指示手段とを備え、前記電流値指示手段は前記供給電流基準設定値指示手段にて決定した基準電流設定値を前記相関関係指示手段にて指示された相関関係となるよう指示電流を基準電流設定値に対して加減算し、前記相関関係指示手段に接続する抵抗と、前記供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗のどちらか一方あるいは両方を可変型とし、この可変型とした抵抗のどちらか一方あるいは両方を露出して設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段により供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗と、相関関係指示手段に接続する抵抗の抵抗値の変更調整により、仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができるとともに、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなる回転数−トルク特性が任意に得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量がほとんど変化しない風量−静圧特性を実現でき、相関関係指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、機器の機内圧損の状態が初期に対して変化しても風量の傾斜変更の対応ができ、供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、一定制御する風量の変更が任意に調整できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
また、本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換してインバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧してスイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記デューティ指示電圧生成手段にて生成した電圧値と前記電流値指示手段によって指示する平均電流値との相関関係を接続する抵抗値に応じて指示する相関関係指示手段と、前記電流値指示手段にて指示する基準電流設定値を接続する抵抗値に応じて決定する供給電流規準設定値指示手段とを備え、前記電流値指示手段は前記供給電流基準設定値指示手段にて決定した基準電流設定値を前記相関関係指示手段にて指示された相関関係となるよう指示電流を基準電流設定値に対して加減算し、前記相関関係指示手段に接続する抵抗と、前記供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗のどちらか一方あるいは両方を可変型とし、この可変型とした抵抗のどちらか一方あるいは両方を露出して設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段により供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗と、相関関係指示手段に接続する抵抗の抵抗値の変更調整により、仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができるとともに、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなる回転数−トルク特性が任意に得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量がほとんど変化しない風量−静圧特性を実現でき、相関関係指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、機器の機内圧損の状態が初期に対して変化しても風量の傾斜変更の対応ができ、供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、一定制御する風量の変更が任意に調整できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
また、本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、低圧直流電圧に変換してインバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電
圧変換手段と、磁束密度分布検知手段の信号を基に、前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧を、前記インバータ回路を介して駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁束密度分布検知手段によって検知される磁束密度分布波形が、磁石回転子が回転することによって前記駆動コイルに誘起される誘起電圧波形に略相似形となるよう前記磁束密度分布検知手段を配置させ、前記磁束密度分布検知手段が検出した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す電流波形制御手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧の電圧値と前記電流値指示手段によって指示する平均電流値との相関関係を接続する抵抗値に応じて指示する相関関係指示手段と、前記電流値指示手段にて指示する基準電流設定値を接続する抵抗値に応じて決定する供給電流規準設定値指示手段とを備え、前記電流値指示手段は前記供給電流基準設定値指示手段にて決定した基準電流設定値を前記相関関係指示手段にて指示された相関関係となるよう指示電流を基準電流設定値に対して加減算し、前記相関関係指示手段に接続する抵抗と、前記供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗のどちらか一方あるいは両方を可変型とし、この可変型とした抵抗のどちらか一方あるいは両方を露出して設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段により供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗と、相関関係指示手段に接続する抵抗の抵抗値の変更調整により、仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができるとともに、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなる回転数−トルク特性が任意に得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量がほとんど変化しない風量−静圧特性を実現でき、相関関係指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、機器の機内圧損の状態が初期に対して変化しても風量の傾斜変更の対応ができ、供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、一定制御する風量の変更が任意に調整できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
本発明によれば、供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗と、相関関係指示手段に接続する抵抗の抵抗値の変更調整により、仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減とモータの標準化ができるとともに、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなる回転数−トルク特性が任意に得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量がほとんど変化しない風量−静圧特性がマイコンを使用することなく実現でき、相関関係指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、機器の機内圧損の状態が初期に対して変化しても風量の傾斜変更の対応ができ、供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、一定制御する風量の変更が任意に調整できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
また、本発明によれば、供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗と、相関関係指示手段に接続する抵抗の抵抗値の変更調整により、仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減とモータの標準化ができるとともに、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなる回転数−トルク特性が任意に得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量がほとんど変化しない風量−静圧特性がマイコンを使用することなく実現でき、相関関係指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、機器の機内圧損の状態が初期に対して変化しても風量の傾斜変更の対応ができ、供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、一定制御する風量の変更が任意に調整できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
また、本発明によれば、供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗と、相関関係指示手段に接続する抵抗の抵抗値の変更調整により、仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減とモータの標準化ができるとともに、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなる回転数−トルク特性が任意に得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量がほとんど変化しない風量−静圧特性がマイコンを使用することなく実現でき、相関関係指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、機器の機内圧損の状態が初期に対して変化しても風量の傾斜変更の対応ができ、供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗を露出した場合は、一定制御する風量の変更が任意に調整でき、さらには、誘起電圧波形と電流波形が略相似形となることから、スイッチング素子に供給する電流の電流リプルは小さくできるので、相関関係の設定範囲が広くできる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、低圧直流電圧に変換してインバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧の電圧値と前記電流値指示手段によって指示する平均電流値との相関関係を接続する抵抗値に応じて指示する相関関係指示手段と、前記電流値指示手段にて指示する基準電流設定値を接続する抵抗値に応じて決定する供給電流規準設定値指示手段とを備え、前記電流値指示手段は前記供給電流基準設定値指示手段にて決定した基準電流設定値を前記相関関係指示手段にて指示された相関関係となるよう指示電流を基準電流設定値に対して加減算し、前記相関関係指示手段に接続する抵抗と、前記供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗のどちらか一方あるいは両方を可変型とし、この可変型とした抵抗のどちらか一方あるいは両方を露出して設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなる回転数−トルク特性が任意に得られるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換してインバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧してスイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記デューティ指示電圧生成手段にて生成した電圧値と前記電流値指示手段によって指示する平均電流値との相関関係を接続する抵抗値に応じて指示する相関関係指示手段と、前記電流値指示手段にて指示する基準電流設定値を接続する抵抗値に応じて決定する供給電流規準設定値指示手段とを備え、前記電流値指示手段は前記供給電流基準設定値指示手段にて決定した基準電流設定値を前記相関関係指示手段にて指示された相関関係となるよう指示電流を基準電流設定値に対して加減算し、前記相関関係指示手段に接続する抵抗と、前記供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗のどちらか一方あるいは両方を可変型とし、この可変型とした抵抗のどちらか一方あるいは両方を露出して設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなる回転数−トルク特性が任意に得られるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、低圧直流電圧に変換してインバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、磁束密度分布検知手段の信号を基に、前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧を、前記インバータ回路を介して駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁束密度分布検知手段によって検知される磁束密度分布波形が、磁石回転子が回転することによって前記駆動コイルに誘起される誘起電圧波形に略相似形となるよう前記磁束密度分布検知手段を配置させ、前記磁束密度分布検知手段が検出した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す電流波形制御手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧の電圧値と前記電流値指示手段によって指示する平均電流値との相関関係を接続する抵抗値に応じて指示する相関関係指示手段と、前記電流値指示手段にて指示する基準電流設定値を接続する抵抗値に応じて決定する供給電流規準設定値指示手段とを備え、前記電流
値指示手段は前記供給電流基準設定値指示手段にて決定した基準電流設定値を前記相関関係指示手段にて指示された相関関係となるよう指示電流を基準電流設定値に対して加減算し、前記相関関係指示手段に接続する抵抗と、前記供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗のどちらか一方あるいは両方を可変型とし、この可変型とした抵抗のどちらか一方あるいは両方を露出して設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、誘起電圧波形と電流波形が略相似形となることから、スイッチング素子に供給する電流の電流リプルが抑制されるとともに、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなる回転数−トルク特性が任意に得られるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図7に示すように、1は交流電源直結型のブラシレスDCモータで、10は複数のスロットを有する固定子鉄心10aに絶縁材にて形成されたインシュレータ11を介して駆動コイル2を巻装した固定子で、固定子10は水酸化アルミニウムや炭酸カルシウムなどの充填材を含有した熱硬化性樹脂27にてモールド成形されて外被を形成しており、25はブラケットで軸受け26を保持している。3は磁石回転子であり、プラスチックマグネットを射出成形時に極配向させてシャフト24と一体成形して形成しており、主磁極部は極異方性磁石3aとなっている。4は極異方性磁石3aの磁束密度分布を検知する磁束密度分布検知手段となるホール素子で、この磁束密度分布検知手段4の検知した波形が極異方性磁石3aによって駆動コイル2に誘起される誘起電圧波形と略相似となるように磁束密度分布検知手段4と極異方性磁石3aの空隙を設定して配置している。4aは磁束密度分布波形合成手段で、駆動コイル2のu相に供給する電流波形の高調波成分を除去するために、磁束密度分布検知手段4のu相波形からv相波形を減算し、同様に駆動コイル2のv相には磁束密度分布検知手段4のv相波形からw相波形を減算し、駆動コイル2のw相には磁束密度分布検知手段4のw相波形からu相波形を減算している。Q1、Q3、Q5は上段側スイッチング素子で、Q2、Q4、Q6は下段側スイッチング素子であり、ブリッジ接続してインバータ回路6を形成している。5は駆動ロジック制御手段で、駆動コイル2に所定の方向と順序で順次全波通電となるよう上段側スイッチング素子Q1、Q3、Q5、下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6のON/OFFを制御し、電流波形制御手段7は駆動コイル2の各相電流波形が磁束密度分布波形合成手段4aによって高調波成分を除去した波形に略相似形になるように、上段側スイッチング素子Q1、Q3、Q5、下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6が飽和に近い非飽和状態になるようにフィードバックしながら出力バイアス電流を調整する。15は商用交流電源を接続する交流電源接続手段であり、9は交流電源を全波整流する整流手段で、8は整流手段9にて全波整流されたリップルを有する高圧の電圧を45V以下の低圧直流電圧に変換するチョッパ回路にて構成された低圧直流電圧変換手段で、この低圧直流電圧変換手段8にて変換された低圧直流電圧はインバータ回路6を介して駆動コイル2に供給される。そして、低圧直流電圧変換手段8と整流手段9の間には、交流100V50Hzを全波整流した時に45V以下となる期間の電圧を補う小容量の平滑コンデンサ18としてポリマーコンデンサを配している。21はインバータ回路6に供給される電流を検知する電流検出手段で、16は供給電流値制御手段である。この供給電流値制御手段16は電流値検出手段21にて検出するインバータ回路6に供給される平均電流値が電流値指示手段19によって指示された電流値と同等になるように、低圧直流電圧変更手段14を制御することにより、低圧直流電圧変換手段8から出力される電圧を可変しながらフィードバック制御する。20は供給電流基準設定値指示手段であり、電流値指示手段19によって指示する電流値の基準設定値を指示し、凹部12aに露出している可変型抵抗17aと、供給電流基準設定値指示手段20の内部抵抗との合成抵抗値に応じて基準設定値が決定される。13は相関関係指示手段であり、低圧直流電圧変換手段8の出力電圧−電流特性が図3に示すような特性になるように、出力電圧の変化をフィードバックして、低圧直流電圧変換手段8の出力する電圧値の大きさに応じて、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して加減算させて電流値指示手段19に指示する。この時、基準設定値に対する加減算割合は、凹部12bに露出し、相関関係指示手段13に接続する可変型抵抗17bの抵抗値に応じて決定される。また、インバータ回路6の耐圧とキックバック電圧を考慮した上でインバータ回路6に印加する低圧直流電圧に上限を設け、電流を制御することなく電圧一定で運転する区間を設けている。そして、図1において一点鎖線にて囲まれた電子部品の内、平滑コンデンサ18と、低圧直流電圧変換手段8を構成する部品の一つとなるコイル、2次側平滑コンデンサ(図示せず)を除いて、アルミナ製基板の上に実装、配線接続して形成した集積回路22の構成になっている。そして、28は交流電源直結型ブラシレスDCモータ1を搭載し、遠心型送風機23を内蔵した換気装置である。
このような本発明の交流電源直結型のブラシレスDCモータ1によれば、相関関係指示手段13が低圧直流電圧変換手段8の出力する電圧値の大きさに応じて、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して加減算させて指示するので、回転数が高くなれば供給電流も大きくなり、逆に回転数が低くなれば供給電流も小さくなるため、図4に示すように、モータの回転数−トルク特性は回転数が上昇するにしたがって軸トルクが大きくなる特性が得られることとなり、この特性によって、遠心型送風機23を搭載する換気装置28では、図6に示すように、外風圧やダクト長さなどの圧力損失が変化しても風量が大きく変化しない風量−静圧特性が得られる。ここで、加減算する変化量はファン負荷などの負荷量から、回転数−トルク特性の特性カーブの最適な傾きとなるように適宜設定すれば良い。
また、供給電流基準設定値指示手段20に接続する露出設置した可変型抵抗17aの抵抗値をRaからRbへの変更により、図4に示すように、モータの回転数−トルク特性におけるトルクを任意に調整できるため、遠心型送風機23を搭載する換気装置28では、図6に示すように、設定風量の調整が容易にできる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよびそれを搭載した換気装置などの電気機器が得られる。
また、ブラシレスDCモータ1において、相関関係指示手段13に接続する露出設置した可変型抵抗17bの抵抗値を任意に設定できることから、モータの回転数−トルク特性は回転数が上昇するにしたがって軸トルクが大きくなる特性における傾斜を任意に調整できるため、遠心型送風機23を搭載する換気装置28では、機内圧損が大きく変更になっても、図6に示すように、外風圧やダクト長さなどの圧力損失が変化しても風量が大きく変化しない風量−静圧特性が容易に得られる。また、図7に示すような、圧力損失が大きくなるにしたがって、風量が微増する風量−静圧特性も可能となる。ここで、ブラシレスDCモータ1の露出部にて相関関係を決定するため、ブラシレスDCモータ1は巻線仕様や磁石仕様を含め全て同一にでき、標準化できることとなる。
また、ブラシレスDCモータ1において、供給電流基準設定値指示手段20に接続する可変型抵抗17aの抵抗値を任意に設定できることから、モータの回転数−トルク特性におけるトルクを任意に調整できるため、遠心型送風機23を搭載する換気装置28では、設定風量の調整が容易にできる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよびそれを搭載した換気装置などの電気機器が得られる。ここで、ブラシレスDCモータ1の露出部にて供給電流の基準設定値を決定するため、ブラシレスDCモータ1は巻線仕様や磁石仕様を含め全て同一にでき、標準化できることとなる。
また、全波整流する整流手段9によって整流されたリプルを有する高圧電圧を、低圧直流電圧変換手段8が45V以下の低圧直流電圧に変換し、駆動電源として駆動コイル2に供給することにより、全波整流後の平滑コンデンサ18は電圧不足となる非常に短い期間を補うだけの容量に低く抑えることができるので、コンデンサの小型化、省スペース化ができるとともに、電解液を含浸する電解コンデンサを使用しなくても、ポリマーコンデンサやセラミックコンデンサやフィルムコンデンサなどの固体コンデンサを使用できるため、大幅な小型化、温度特性の変化がないなどの高品質化、長寿命化ができる交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。
また、平滑コンデンサ18の容量が少なくても、供給電流値制御手段16がインバータ回路6に供給する電流を略一定に制御するので、トルクリップルや回転むらを抑えた交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。そして、ファン駆動用に使用しても送風量の安定化が実現できる。ここで、低圧直流電圧変換手段8に使用する2次側平滑コンデンサの容量が少なくても同様の作用効果がある。
また、磁束密度分布検知手段4の検知する波形が極異方性磁石3aによって駆動コイル2に誘起される誘起電圧波形と略相似となるように磁束密度分布検知手段4と磁石の空隙を設定して配置し、電流波形制御手段7は磁束密度分布検知手段4が検知した磁束密度分布波形に略相似形の電流を駆動コイル2に流すことにより、誘起電圧波形と電流波形が略相似となるので、トルクリップルおよびトルク変化率を一層低く抑えることができるとともに、モータ効率が大幅に向上するため、低騒音化、高効率化の実現と、インバータ回路6に供給する電流の電流リプルが小さくできるので、相関関係の設定範囲の拡大ができる交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。
また、磁石回転子3の主磁極部を極異方性磁石3aとすることにより、誘起電圧波形も電流波形もともに正弦波となることから、トルクリップルおよびトルク変化率をより一層低く抑えることができるとともに、モータ効率も大幅に向上するので、静音化、高効率化と、電流リプルの一層の抑制による相関関係設定範囲の一層の拡大を実現した交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。
また、磁束密度分布波形合成手段4aが、磁束密度分布検知手段4が検知したu相、v相、w相の波形を合成することにより、各相の磁束密度分布検知手段4のばらつきの影響が小さくなるとともに、u相、v相、w相各相の磁束密度分布波形は、基本的には位相が単にずれただけの波形であることから、2相を減算合成することにより、検知した磁束密度分布波形に含まれた高調波成分が除去されるので、回転むらの発生が抑制できるとともに、トルクリップルおよびトルク変化率をさらに低く抑えることができるため、高品質化を実現した交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。
また、熱硬化性樹脂27にて一体的にモールドするので、平滑コンデンサ18においては吸湿劣化等の構造上の対策が簡素化できるうえ、低圧直流電圧変換手段8を構成するスイッチング素子、ダイオード、コイル等の発熱部品の温度上昇を抑制できることから、一層の小型化、低コスト化が実現できることとなる。
なお、本実施の形態1では駆動コイル2に供給される電流波形を、誘起電圧波形に略相似形となるように構成したが、用途、商品の要求される騒音レベルに応じて、120度矩形波通電や、140度、150度通電のように広角通電方式としても良く、モータの回転数−トルク特性は回転数が上昇するにしたがって軸トルクが大きくなる特性が得られるとともに、全波整流後の平滑コンデンサの容量を低く抑え、回転むらを抑制し、高出力領域での銅損の削減による、大幅な小型化、高品質化、長寿命化、使用可能な負荷トルクの範囲が広く、高出力領域であっても低消費電力を実現できる交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られることに差異は生じない。
また、本実施の形態1では磁束密度分布検知手段4を用いた構成としたが、非通電相に誘起される誘起電圧や、電流を検知して磁石回転子に対する通電位相を決める方式や、ホールICなどの磁石のN極、S極を判断する磁極検出手段を用いる方式としても良く、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態1では上段側スイッチング素子Q1、Q3、Q5、下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6が飽和に近い非飽和状態になるようにフィードバックしながら出力バイアス電流を調整したが、上段側スイッチング素子Q1、Q3、Q5、下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6をPWM制御して電流波形を制御しても良く、その場合には上段側スイッチング素子Q1、Q3、Q5、下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6の損失が低減できるので、上段側スイッチング素子Q1、Q3、Q5、下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6の発熱が抑制され、使用可能な負荷トルクの範囲がさらに広くできる交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られることとなる。
また、本実施の形態1では相関関係指示手段13と供給電流基準設定値指示手段20に接続する抵抗を両方とも可変型抵抗17a、17bとし、両方とも露出する構成としたが、どちらか一方のみを可変型とする構成や、どちらか一方のみを露出する構成としても良く、モータにおける回転数−トルク特性の設定の自由度と標準化を考慮して適宜選択すれば良い。
また、本実施の形態1では可変型抵抗17a、17bを露出する構成としたが、ディップスイッチ等の抵抗を切り換えるためのスイッチを露出して、内部で抵抗値を変更する構成としても良く、モータにおける回転数−トルク特性の設定が段階的になるだけで、その他の作用効果に差異は生じない。
また、本実施の形態1では集積回路22を構成する基板はアルミナ製としたが、アルミ製や銅製としても良く、その作用効果に差異を生じない。
(実施の形態2)
図8〜図12に示すように、36は遠心型送風機37と、この遠心型送風機37のシロッコファンを回転させる交流電源直結型のブラシレスDCモータ30を内蔵した換気装置であり、実施の形態1と同一部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。外被を水酸化アルミニウムや炭酸カルシウムを含有した熱硬化性樹脂27にてモールドして形成した交流電源直結型のブラシレスDCモータ30には、整流手段9、小容量平滑コンデンサ18、低圧直流電圧変換手段35、磁束密度分布検知手段4、磁束密度分布波形合成手段4a、駆動ロジック制御手段34、インバータ回路6、電流値検出手段21、供給電流値制御手段16、電流値指示手段19、供給電流設定値変更手段20、相関関係指示手段29を同一のプリント基板上に実装した上で交流電源直結型のブラシレスDCモータ30内に内蔵している。そして、供給電流基準設定値指示手段20は実施の形態1と同様に凹部12aに露出している可変型抵抗17aと内部抵抗との合成抵抗値に応じて基準設定値を決定し、相関関係指示手段29も実施の形態1と同様に凹部12bに露出した可変型抵抗17bの抵抗値に応じて基準設定値に対する加減算割合が決定される。駆動ロジック制御手段34には下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6をPWM制御するPWM制御手段32と、駆動コイル2の各相電流波形が磁束密度分布波形合成手段4aによって高調波成分を除去した波形に略相似形になるように、フィードバック制御しながら下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6のON/OFFデューティを調整する電流波形制御手段33を搭載し、低圧直流電圧変換手段35はチョッパ回路にて構成された定電圧出力であり、31は低圧直流電圧変換手段35にて変換された低圧直流電圧を減圧してPWM制御手段32のON/OFFデューティを指示するデューティ指示電圧生成手段で、相関関係指示手段29はデューティ指示電圧生成手段31の生成電圧と、低圧直流電圧変換手段35の電流の関係が図9に示すような特性になるように、デューティ指示電圧生成手段31を制御することにより、PWM制御手段32のON/OFFデューティを可変しながらフィードバック制御して、デューティ指示電圧生成手段31の生成電圧の大きさに応じて、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して加減算させて指示する。この時、インバータ回路6の許容消費電力を考慮した上でインバータ回路6に供給する電流に上限を設け、上限電流を超えて電流を制御することがないよう、そのポイントにてPWM制御におけるONデューティが100%になるよう設定するとともに、ONデューティ100%で一定運転する区間を設けている。その他の磁石回転子3、固定子10などの構成は実施の形態1と同じである。
このような本発明の交流電源直結型のブラシレスDCモータ30によれば、電流値指示手段19がデューティ指示電圧生成手段31の生成電圧の大きさに応じて、デューティ指示電圧生成手段31を制御してPWM制御手段32のON/OFFデューティを可変しながら、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して加減算させて指示するので、回転数が高くなれば供給電流も大きくなり、逆に回転数が低くなれば供給電流も小さくなるため、実施の形態1と同様にモータの回転数−トルク特性は回転数が上昇するにしたがって軸トルクが一段と大きくなる特性が得られ、遠心型送風機37を搭載する換気装置36の風量−静圧特性は、外風圧やダクト長さなどの圧力損失が変化しても風量が大きく変化しない特性が得られる。ここで、加減算する変化量はファン負荷などの負荷量から、回転数−トルク特性の特性カーブの最適な傾きとなるように適宜設定すれば良い。
また、低圧直流電圧変換手段35にて生成した低圧直流電圧をデューティ指示電圧生成手段31にて減圧してPWM制御手段32のON/OFFデューティとすることによって、特性調整が可能となるので、巻線仕様の変更等の大幅な仕様調整が必要なくなるため、交流電源直結型のブラシレスDCモータ30の特性調整が簡素化できる。
また、供給電流基準設定値指示手段20に接続する露出設置した可変型抵抗17aの抵抗値をRaからRbへの変更により、図10に示すように、モータの回転数−トルク特性におけるトルクを任意に調整できるため、遠心型送風機37を搭載する換気装置36では、図11に示すように、設定風量の調整が容易にできる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよびそれを搭載した換気装置などの電気機器が得られる。
また、ブラシレスDCモータ30において、相関関係指示手段29に接続する露出設置した可変型抵抗17bの抵抗値を任意に設定できることから、モータの回転数−トルク特性は回転数が上昇するにしたがって軸トルクが大きくなる特性における傾斜を任意に調整できるため、遠心型送風機23を搭載する換気装置28では、機内圧損が大きく変更になっても、図12に示すように、外風圧やダクト長さなどの圧力損失が変化しても風量が大きく変化しない風量−静圧特性が容易に得られる。ここで、ブラシレスDCモータ30の露出部にて相関関係を決定するため、ブラシレスDCモータ30は巻線仕様や磁石仕様を含め全て同一にでき、標準化できることとなる。
また、ブラシレスDCモータ30において、供給電流基準設定値指示手段20に接続する可変型抵抗17aの抵抗値を任意に設定できることから、モータの回転数−トルク特性におけるトルクを任意に調整できるため、遠心型送風機37を搭載する換気装置36では、設定風量の調整が容易にできる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよびそれを搭載した換気装置などの電気機器が得られる。ここで、ブラシレスDCモータ30の露出部にて供給電流の基準設定値を決定するため、ブラシレスDCモータ30は巻線仕様や磁石仕様を含め全て同一にでき、標準化できることとなる。
なお、本実施の形態2では電流値検出手段21をGND側に設けたが、電源側に設けても良く、その作用効果に差異を生じない。
また、実施の形態1に示した構成と同様の構成における作用効果に差異は生じない。
また、本実施の形態2では相関関係指示手段29と供給電流基準設定値指示手段20に接続する抵抗を両方とも可変型抵抗17a、17bとし、両方とも露出する構成としたが、どちらか一方のみを可変型とする構成や、どちらか一方のみを露出する構成としても良く、モータにおける回転数−トルク特性の設定の自由度と標準化を考慮して適宜選択すれば良い。
また、本実施の形態2では可変型抵抗17a、17bを露出する構成としたが、ディップスイッチ等の抵抗を切り換えるためのスイッチを露出して、内部で抵抗値を変更する構成としても良く、モータにおける回転数−トルク特性の設定が段階的になるだけで、その他の作用効果に差異は生じない。
以上のように、本発明にかかる交流電源直結型ブラシレスDCモータは、回転数−トルク特性において、回転数が上昇するにしたがって軸トルクが大きくなる特性が得られることから、遠心型送風機を内蔵し、静圧の変化があっても、大きな風量変化が無いことが要求される電気機器である換気装置、給湯機、エアコンなどの空気調和機、空気清浄機、除湿機、乾燥機、ファンフィルタユニットなどへの搭載が有用である。
本発明の実施の形態1における交流電源直結型ブラシレスDCモータを示すブロック図 同ブラシレスDCモータを示す断面図 同ブラシレスDCモータの低圧直流電圧変換手段の出力電圧−電流特性を示すグラフ 同ブラシレスDCモータの回転数−トルク特性を示すグラフ 同ブラシレスDCモータを搭載した換気装置を示す三面図((a)換気装置の正面図、(b)換気装置の側面図、(c)換気装置の平面図) 同ブラシレスDCモータを搭載した換気装置の風量−静圧特性を示すグラフ 同ブラシレスDCモータを搭載した換気装置の他の風量−静圧特性を示すグラフ 本発明の実施の形態2における交流電源直結型ブラシレスDCモータを示すブロック図 同ブラシレスDCモータのデューティ指示電圧−電流特性を示すグラフ 同ブラシレスDCモータの回転数−トルク特性を示すグラフ 同ブラシレスDCモータを搭載した換気装置を示す三面図((a)換気装置の正面図、(b)換気装置の側面図、(c)換気装置の平面図) 同ブラシレスDCモータを搭載した換気装置の風量−静圧特性を示すグラフ 従来のDCモータを示すブロック図 同DCモータを示す断面図 同DCモータを搭載した換気装置における風量−静圧特性を比較するグラフ
符号の説明
1 ブラシレスDCモータ
2 駆動コイル
3 磁石回転子
4 磁束密度分布検知手段
4a 磁束密度分布波形合成手段
5 駆動ロジック制御手段
6 インバータ回路
7 電流波形制御手段
8 低圧直流電圧変換手段
9 整流手段
10 固定子
10a 固定子鉄心
11 インシュレータ
12a 凹部
12b 凹部
13 相関関係指示手段
14 低圧直流電圧変更手段
15 交流電源接続手段
16 供給電流値制御手段
17a 可変型抵抗
17b 可変型抵抗
18 平滑コンデンサ
19 電流値指示手段
20 供給電流基準設定値指示手段
21 電流値検出手段
22 集積回路
23 遠心型送風機
24 シャフト
25 ブラケット
26 軸受け
27 熱硬化性樹脂
28 換気装置
29 相関関係指示手段
30 ブラシレスDCモータ
31 デューティ指示電圧生成手段
32 PWM制御手段
33 電流波形制御手段
34 駆動ロジック制御手段
35 低圧直流電圧変換手段
36 換気装置
37 遠心型送風機
Q1 上段側スイッチング素子
Q2 下段側スイッチング素子
Q3 上段側スイッチング素子
Q4 下段側スイッチング素子
Q5 上段側スイッチング素子
Q6 下段側スイッチング素子

Claims (5)

  1. 交流電源に直結するブラシレスDCモータであって、
    固定子鉄心に絶縁体を介して駆動コイルを巻装した固定子と、
    この固定子に対向して回転自在に配置した永久磁石を備えた磁石回転子と、
    この磁石回転子の磁極位置を検知する磁極位置検出手段と、
    前記交流電源を全波整流する整流手段と、
    上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、
    前記整流手段によって得た高圧電圧を低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、
    前記磁極位置検出手段の信号を基に、前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧を、前記インバータ回路を介して前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、
    前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段¥と、
    この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、
    前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧の電圧値と前記電流値指示手段によって指示する平均電流値との相関関係を接続する抵抗値に応じて指示する相関関係指示手段と、
    前記電流値指示手段にて指示する基準電流設定値を接続する抵抗値に応じて決定する供給電流規準設定値指示手段とを備え、
    前記電流値指示手段は前記供給電流基準設定値指示手段にて決定した基準電流設定値を前記相関関係指示手段にて指示された相関関係となるよう指示電流を基準電流設定値に対して加減算し
    前記相関関係指示手段に接続する抵抗と、前記供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗のどちらか一方あるいは両方を可変型とし、
    この可変型とした抵抗のどちらか一方あるいは両方を露出して設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  2. 交流電源に直結するブラシレスDCモータであって、
    固定子鉄心に絶縁体を介して駆動コイルを巻装した固定子と、
    この固定子に対向して回転自在に配置した永久磁石を備えた磁石回転子と、
    この磁石回転子の磁極位置を検知する磁極位置検出手段と、
    上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、
    前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁極位置検出手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、
    前記交流電源を全波整流する整流手段と、
    この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、
    この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、
    前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、
    この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、
    前記デューティ指示電圧生成手段にて生成した電圧値と前記電流値指示手段によって指示する平均電流値との相関関係を接続する抵抗値に応じて指示する相関関係指示手段と、
    前記電流値指示手段にて指示する基準電流設定値を接続する抵抗値に応じて決定する供給電流規準設定値指示手段とを備え、
    前記電流値指示手段は前記供給電流基準設定値指示手段にて決定した基準電流設定値を前記相関関係指示手段にて指示された相関関係となるよう指示電流を基準電流設定値に対して加減算し、前記相関関係指示手段に接続する抵抗と、
    前記供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗のどちらか一方あるいは両方を可変型とし、
    この可変型とした抵抗のどちらか一方あるいは両方を露出して設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  3. 交流電源に直結するブラシレスDCモータであって、
    固定子鉄心に絶縁体を介して駆動コイルを巻装した固定子と、
    この固定子に対向して回転自在に配置した永久磁石を備えた磁石回転子と、
    この磁石回転子の磁束密度分布を検知する磁束密度分布検知手段と、
    前記交流電源を全波整流する整流手段と、
    上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、
    前記整流手段によって得た高圧電圧を低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、
    前記磁束密度分布検知手段の信号を基に、前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧を、前記インバータ回路を介して前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、
    前記磁束密度分布検知手段によって検知される磁束密度分布波形が、前記磁石回転子が回転することによって前記駆動コイルに誘起される誘起電圧波形に略相似形となるよう前記磁束密度分布検知手段を配置させ、前記磁束密度分布検知手段が検出した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す電流波形制御手段と、
    前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、
    この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、
    前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧の電圧値と前記電流値指示手段によって指示する平均電流値との相関関係を接続する抵抗値に応じて指示する相関関係指示手段と、
    前記電流値指示手段にて指示する基準電流設定値を接続する抵抗値に応じて決定する供給電流規準設定値指示手段とを備え、
    前記電流値指示手段は前記供給電流基準設定値指示手段にて決定した基準電流設定値を前記相関関係指示手段にて指示された相関関係となるよう指示電流を基準電流設定値に対して加減算し
    前記相関関係指示手段に接続する抵抗と、前記供給電流規準設定値指示手段に接続する抵抗のどちらか一方あるいは両方を可変型とし、
    この可変型とした抵抗のどちらか一方あるいは両方を露出して設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の交流電源直結型ブラシレスDCモータを搭載した電気機器。
  5. 請求項4記載の電気機器は換気装置、送風機、除湿機、加湿機、空気調和機、給湯機、ファンフィルタユニットのいずれかであることを特徴とする電気機器。
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