JP4414199B2 - Double tube heat exchanger - Google Patents
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Description
本発明は、内管内を流通する流体と、内管の外側に設けられた外管内を流通する流体との間で熱交換を行う2重管式熱交換器に関する。 The present invention relates to a double-pipe heat exchanger that performs heat exchange between a fluid that flows through an inner pipe and a fluid that flows through an outer pipe provided outside the inner pipe.
従来、ヒートポンプ式給湯機、空調機、床暖房等において、二酸化炭素やフロン等の冷媒と水との間で熱交換を行わせるために2重管式熱交換器が使用されている。 Conventionally, in a heat pump type hot water heater, an air conditioner, a floor heater, and the like, a double pipe type heat exchanger is used in order to exchange heat between a refrigerant such as carbon dioxide and chlorofluorocarbon and water.
この種の2重管式熱交換器は、内部に冷媒用流路が形成された内管と、該内管の外側に設けられ、内管との間に水用流路が形成された外管とを有する2重管を備えており、その2重管は、通常、渦巻状に形成されている。そして、前記内管の端部をヒートポンプ式給湯機等の機器に接続し、前記冷媒用流路に冷媒を流通させると共に前記水用流路に水を流通させることにより、冷媒と水との間で熱交換を行わせるようになっている(例えば、特許文献1及び2参照)。 This type of double-pipe heat exchanger has an inner pipe in which a refrigerant flow path is formed inside and an outer pipe that is provided outside the inner pipe and in which a water flow path is formed between the inner pipe and the inner pipe. A double pipe having a pipe is provided, and the double pipe is usually formed in a spiral shape. Then, the end of the inner pipe is connected to a device such as a heat pump type hot water heater, and the refrigerant is circulated through the refrigerant flow path and the water is circulated through the water flow path. The heat exchange is carried out in (see, for example, Patent Documents 1 and 2).
ところが、上記した従来の2重管式熱交換器では、2重管は1本もので渦巻状に形成されているため、無駄なスペースが多くなり、限られたスペース内では、熱交換流路長を十分確保することが困難であった。そこで、複数の2重管を積層することも行われているが、安定性が悪く、また、各2重管間での熱移動のため熱交換性能の向上が図り難いといった問題があった。 However, in the above-described conventional double pipe heat exchanger, one double pipe is formed in a spiral shape, so that there is a lot of wasted space. It was difficult to secure a sufficient length. Therefore, although a plurality of double pipes are laminated, there is a problem that stability is poor and it is difficult to improve heat exchange performance due to heat transfer between the double pipes.
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、安定性が良く、熱交換性能の向上を図ることのできる2重管式熱交換器を提供するものである。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and provides a double-pipe heat exchanger that has good stability and can improve heat exchange performance.
本発明は、渦巻状に形成された前記2重管を有する熱交換ユニットが複数段積層され、該各段の熱交換ユニットの間の所要箇所に支持部材が介装され、前記各段の熱交換ユニットの間に所要の隙間が確保されるように構成されていることを特徴とする。 In the present invention, a plurality of stages of heat exchange units having the double pipes formed in a spiral shape are stacked, and a support member is interposed at a required location between the heat exchange units of each stage, so that the heat of each stage is obtained. It is characterized in that a required gap is secured between the exchange units.
好ましくは、前記支持部材は金属パイプであり、該金属パイプは前記熱交換ユニットにロウ付けされている。 Preferably, the support member is a metal pipe, and the metal pipe is brazed to the heat exchange unit.
さらに、前記支持部材は断熱手段であってもよい。 Furthermore, the support member may be a heat insulating means.
さらにまた、該断熱手段は断熱両面テープであり、該断熱両面テープは前記熱交換器に貼着され、前記各段の熱交換ユニット同士が固定されるように構成されていてもよい。 Furthermore, the heat insulating means may be a heat insulating double-sided tape, and the heat insulating double-sided tape may be attached to the heat exchanger so that the heat exchange units at each stage are fixed.
また、前記支持部材は、空洞部を介して対向する上下一対の水平な樹脂製板状部材と、該各板状部材からそれぞれ上下方向に形成された位置決め用支持片とにより構成され、該位置決め用支持片は前記2重管を整列可能且つ該2重管の外方への動きを規制可能なように該2重管の側面形状に合致した形状を成し、前記空洞部により前記各段の熱交換ユニットの間に所要の隙間が確保されるように構成されていてもよい。
The support member is composed of a pair of upper and lower horizontal resin plate-like members facing each other through a hollow portion, and positioning support pieces formed in the vertical direction from the respective plate-like members. The support piece has a shape that matches the side shape of the double pipe so that the double pipe can be aligned and the outward movement of the double pipe can be restricted. The required gap may be secured between the heat exchange units .
さらに、前記内管は、冷媒管と、該冷媒管の外周に設けられた漏洩検知管とから成り、該漏洩検知管の内面に配管方向に沿って漏洩検知溝が形成されていてもよい。 Further, the inner pipe may be composed of a refrigerant pipe and a leak detection pipe provided on the outer periphery of the refrigerant pipe, and a leak detection groove may be formed along the piping direction on the inner surface of the leak detection pipe.
本発明によれば、各段の熱交換ユニットが支持部材により支持されているため、安定性の向上が図れ、また、支持部材により各段の熱交換ユニットの間に所要の隙間が確保されるため、2重管間での熱移動を遮断でき、熱交換性能を向上させることができる等種々の優れた効果を得ることができる。 According to the present invention, since the heat exchange unit at each stage is supported by the support member, stability can be improved, and a necessary gap is secured between the heat exchange units at each stage by the support member. Therefore, various excellent effects can be obtained such as heat transfer between the double pipes can be cut off and heat exchange performance can be improved.
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態では、ヒートポンプ給湯機等の機器に使用される二酸化炭素やフロン等の冷媒と水との間で熱交換を行う2重管式熱交換器を例に挙げて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the present embodiment, a double-pipe heat exchanger that performs heat exchange between a coolant such as carbon dioxide and chlorofluorocarbon used in a device such as a heat pump water heater and water will be described as an example.
この2重管式熱交換器1は、図1に示されているように、3個の熱交換ユニット2,3,4を段状に積層した構成を有しており、それぞれの熱交換ユニット2,3,4には、2重管5(5a,5b)が備えられている。
As shown in FIG. 1, the double-pipe heat exchanger 1 has a configuration in which three
図2に示されているように、2重管5には、銅製の内管6と、内管6の外側に設けられた銅製の外管7とが設けられ、内管6内には冷媒用流路8が形成され、内管6と外管7の間には水用流路9が形成されている。そして、冷媒用流路8を流通する冷媒と水用流路9を流通する水はお互いに対向して流れるようになっており、この結果、冷媒と水との間の熱交換効率を高めることができる。また、内管6は、銅製の冷媒管10と、冷媒管10の外周に設けられた銅製の漏洩検知管11とから構成され、2本の内管6が縦方向に並設されている。漏洩検知管11の内面には、配管方向に沿って多数の漏洩検知溝12が形成されており、漏洩検知溝12内には空気層が形成されている。漏洩検知溝12は外部に設けられた漏洩検知センサー(図示せず)に接続されており、内管6又は外管7から漏洩した冷媒又は水は混入することなく漏洩検知溝12を介して外部に漏出し、前記漏洩検知センサーにより検知されるようになっている。
As shown in FIG. 2, the
図1に示されているように、最下段及び中間の段の熱交換ユニット2,3には2重管5(5a,5b)が上下2段に並設され、冷媒及び水が分割並行して流れるようになっている。また、最下段及び最上段の熱交換ユニット2,4には、それぞれ、図3及び図4に示されているように、水用流路9を水が外側に向かって渦巻状に流通するように形成された外巻き2重管5aが設けられており、一方、中間の段の熱交換ユニット3には、水用流路9を水が内側に向かって渦巻状に流通するように形成された内巻き2重管5bが設けられている。この結果、2重管式熱交換器1への水の入口13は出口14より下方に位置し、水用流路9にエア溜り部分ができることがなく、水は水用流路9を上方に向かって円滑に流れるようになるため、水用流路9内の空気抜き性能及び水抜け性能を向上させることができ、熱交換性能の向上が図れ、冷凍パンクを防止することができる。また、最上段の熱交換ユニット4に外巻き2重管5aを設けることにより、水の出口側に長い直線部を形成させることができるため、水用流路9にスケールが詰まるのを防止することができる。
As shown in FIG. 1, double pipes 5 (5a, 5b) are arranged in two upper and lower stages in the
水用流路9を流通する水の中にはスケールが含有されており、水用流路9を流通する水の温度の上昇に伴って水用流路9内でのスケール析出量は増加する傾向がある(図5から分かるように、スケール析出量は、特に、水温が60℃を超えると、急激に増加し始める)。そのため、外管7の内径に対する外管7の曲がり部17の曲げ半径Rの割合(以下「曲げ半径比」と呼ぶ)を水温又はスケール析出量に応じて設定し、外管7の曲げ半径比がその設定以上となるように形成されている。具体的には、図5に示すように、外管の曲げ半径比が、水温が60℃までは2.7以上、水温が70℃の場合には3.15以上、水温が80℃の場合には4.1以上、水温が90℃の場合には5.3以上となるように形成されている。この結果、外管7の水用流路9がスケールにより閉塞されるのを防止することができ、熱交換性能を高く維持することができ、熱交換器の耐久性を向上させることができる。
The water flowing through the
図1に良く示されているように、2重管5の上端部はレジューサー26等により拡幅され、水管18と内管6に分離されている。そして、水管18と内管6に分離後、水管18は内管6より上方に位置するようになっており、内管6は縦方向に並設されている。このように、内管6が縦方向に並設されることにより、水の流れの抵抗を抑えることができ、水用流路9がスケールにより閉塞されるのを防止することができる。また、水管18を内管6より上方に配置することにより空気抜き性能及び水抜け性能を向上させることができる。
As shown well in FIG. 1, the upper end portion of the
好ましくは、水用流路9の断面積は上流側より下流側のほうが大きくなるように形成され、また、上流側の段の熱交換ユニットより下流側の段の熱交換ユニットの方が大きくなるように形成され、さらに、図1及び図4に示されているように、水管18の出口15の近傍部分が拡径されているのがよい。そして、これらの場合には、外管7の水用流路9の水の流れの抵抗を低く抑えることができるため、水用流路9がスケールにより閉塞されるのを防止することができる。
Preferably, the cross-sectional area of the
図1及び図3,4に示されているように、各段の熱交換ユニット2,3,4の間には所要数の金属製パイプ19がロウ付けされている。このように、金属パイプ19が設けられることにより、各段の熱交換ユニット2,3,4の安定性が向上し、また、金属パイプ19により各段の熱交換ユニット2,3,4間に隙間が形成されるため、各段の熱交換ユニット2,3,4間の熱移動が遮断され、熱交換効率の向上が図れる。なお、各段の熱交換ユニット2,3,4の間に介装するのは上記した金属パイプ19に限らず、他の支持部材であってもよく、例えば、各段の熱交換ユニット2,3,4の間の所要箇所に、断熱両面テープを貼着し、該断熱両面テープにより各段の熱交換ユニット2,3,4同士を固定する等、断熱手段を介装させてもよい。この場合には、各段の熱交換ユニット2,3,4同士が隙間を確保した状態で確実に固定されるため、安定性が向上し、熱交換ユニット2,3,4の積層作業が容易となり、積層後の熱交換器1の形状精度を高めることができる。また、各段の熱交換ユニット2,3,4間の熱移動の遮断性能をさらに向上させることができ、熱交換効率を高めることができる。さらに、各段の熱交換ユニット2,3,4の間に介装する支持部材としては、樹脂製板状部材を使用してもよく、例えば、図8に示すように、この支持部材29は、空洞部30を介して一対の樹脂製板状部材31を対向させ、各樹脂製板状部材31からそれぞれ上下に位置決め用支持片32を形成させ、位置決め用支持片32により2重管5を整列可能に構成させたものであってもよい。この結果、空洞部30により、各段の熱交換ユニット2,3,4間の熱移動の遮断性能の向上を図ることができ、また、位置決め用支持片32により、2重管5a,5bの設置作業の簡素化が可能となると共に、積層後の安定性を高めることができる。
As shown in FIGS. 1, 3, and 4, a required number of
また、図1、及び図3、図4に示されているように、最下段の熱交換ユニット2と中間の段の熱交換ユニット3との間、及び中間の段の熱交換ユニット3と最上段の熱交換ユニット4との間において、外管9同士はヘッダ15を介して接続されている。この場合、中間の段の熱交換ユニット3の出口近傍の水温は、水用流路9内でのスケール析出量が急激に増加し始める温度域の60〜70℃となるため、最上段の熱交換ユニット4は中間の段の熱交換ユニット2の外管7より太径の外管7を有する1本の2重管5により構成されており、水用流路9内にスケールが溜まり難いようになっている。
Further, as shown in FIGS. 1, 3, and 4, the
図6に詳細に示されているように、中間の段の熱交換ユニット13と最上段の熱交換ユニット4の間のヘッダ15は、筒状のパイプ20と、パイプ20の両端部を閉塞する蓋部材21とから成り、外管7はパイプに穿設された穴(図示せず)を介してヘッダ15にロウ付け等により溶接され、内管6はヘッダ15を貫通し、ヘッダ貫通部22はロウ付け等により溶接されるようになっている。また、各段間の冷媒管10同士の接続は、冷媒の圧力が高いためブロック状のヘッダ16を介して行われる。このヘッダ16には、縦孔23が形成され、縦孔23の開口端部はキャップ24により閉塞されており、各冷媒管10は縦孔23に連通するようにヘッダ16に接続され、ヘッダ接続部25はロウ付け等により溶接されるようになっている。そして、内管6のヘッダ貫通部22から漏洩検知管11の開口端面までの長さa、及び漏洩検知管11の開口端面から冷媒管10のヘッダ接続部25までの長さbはいずれも内管径に相当する長さ以上となっている。これにより、ヘッダ貫通部22及びヘッダ接続部25の溶接時にロウ材等が漏洩検知溝12に流れ込んで漏洩検知溝12が閉塞されることのないようになっている。このように、外管7と冷媒管10がそれぞれ別個のヘッダ15,16に接続され、さらに、漏洩検知管11の開口端面が溶接部から所定距離、離間されているため、水又は冷媒の漏洩検知を容易且つ確実に行うことができ、漏洩検知精度を高めることができる。また、熱交換ユニット2,3,4間の接続をヘッダ15,16を介して行うことにより、各段毎に外管7又は冷媒管10の口径が異なっていたとしても、それらの接続作業を容易に行うことができ、生産性が向上し、製造コストを抑制することができる。
As shown in detail in FIG. 6, the
また、最下段の熱交換ユニット2の水管18の入口13部分における外管9同士の接続はヘッダ27を介して行われる。図7に詳細に示されているように、このヘッダ27は、上記したヘッダ15と同様の構造を有しており、外管7はヘッダ27にロウ付け等により固定されている。また、内管6はヘッダ27を貫通し、冷媒管10の接続は、上記したヘッダ16と同様の構造を有するヘッダ28を介して行われる。
In addition, the connection between the
なお、上記実施の形態においては、最下段及び中間の段の熱交換ユニット2,3だけに2重管5a,5bが上下2段で並設されているが、最上段の熱交換ユニット4にも2重管5aが上下2段で並設されていてもよく、また、各熱交換ユニット2,3,4の2重管の設置段数は3段以上であってもよい。
In the above embodiment, the
さらに、熱交換ユニット2,3,4の積層段数は、上記した3段に限定されるものではなく、2段、或いは4段以上であってもよい。
Further, the number of stacked layers of the
さらにまた、内管6の設置数は2本に限定されるものではなく、3本以上であってもよい。また、内管6には外周部に漏洩検知管11が設けられているが、本発明は、漏洩検知管11のない2重管式熱交換器にも適用可能である。
Furthermore, the number of installed
さらに、上記実施の形態では、冷媒と水との間で熱交換する場合について説明したが、これは単なる例示であり、本発明は、例えば、水と水との間で熱交換する場合等、他の流体間で熱交換する場合にも、適用可能である。 Furthermore, in the above-described embodiment, the case where heat is exchanged between the refrigerant and water has been described, but this is merely an example, and the present invention includes, for example, the case where heat is exchanged between water and water. The present invention is also applicable when heat is exchanged between other fluids.
1 2重管式熱交換器
2 熱交換ユニット
3 熱交換ユニット
4 熱交換ユニット
5 2重管
6 内管
7 外管
8 冷媒用流路
9 水用流路
11 漏洩検知管
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Double pipe
Claims (2)
渦巻状に形成された前記2重管を有する熱交換ユニットが複数段積層され、該各段の熱交換ユニットの間の所要箇所に支持部材が介装され、該支持部材は、空洞部を介して対向する上下一対の水平な樹脂製板状部材と、該各板状部材からそれぞれ上下方向に形成された位置決め用支持片とにより構成され、該位置決め用支持片は前記2重管を整列可能且つ該2重管の外方への動きを規制可能なように該2重管の側面形状に合致した形状を成し、前記空洞部により前記各段の熱交換ユニットの間に所要の隙間が確保されるように構成されていることを特徴とする2重管式熱交換器。 A double pipe comprising an inner pipe having a first fluid passage formed therein and an outer pipe provided outside the inner pipe and having a second fluid passage formed between the inner pipe and the inner pipe. In a double pipe heat exchanger with
A plurality of stages of heat exchange units having the double pipes formed in a spiral shape are stacked, and a support member is interposed at a required location between the heat exchange units of each stage, and the support member is interposed via a cavity. And a pair of upper and lower horizontal resin plate-like members, and positioning support pieces formed in the vertical direction from the respective plate-like members, and the positioning support pieces can align the double pipes. And the shape which matched the side surface shape of this double pipe | tube so that the outward movement of this double pipe | tube can be controlled is comprised, and a required clearance gap is provided between the heat exchange units of each said stage by the said cavity part. A double pipe heat exchanger characterized by being configured to be secured.
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