JP4413805B2 - 半導体メモリ - Google Patents

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本発明は、半導体メモリに関し、例えばフローティングゲート型セルトランジスタを有する半導体メモリに関する。
不揮発性の半導体メモリセルトランジスタとして、フローティングゲート型のセルトランジスタが知られている。フローティングゲート型セルトランジスタは、半導体基板上に順次積層された第1ゲート絶縁膜、フローティングゲート電極、第2ゲート絶縁膜、コントロールゲート電極、第1ゲート絶縁膜下方のチャネル領域を挟むソース/ドレイン領域を有する。そして、コントロールゲート電極に印加される電圧を制御することにより、自由電子をフローティングゲート電極に注入したり、フローティングゲート電極から引抜いたりする制御が行われる。メモリセルは、フローティングゲート電極に自由電子が注入されているか否かに応じて、情報を記憶する。
フラッシュメモリの微細化にしたがって、各膜は非常に薄くなっている。特に第1ゲート絶縁膜が薄くなるに連れて、以前は、あまり問題とならなかった技術的課題が発生しつつある。すなわち、フローティングゲート電極に注入された自由電子が、第1ゲート絶縁膜を抜け、基板へと移動し易くなる。このため、時間の経過とともに、フローティングゲート電極内に蓄積された自由電子の数が減少する。このことは、メモリセルの情報の保持時間の短縮化を意味する。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2002-311461号公報 特開2001-318629号公報
本発明は、フローティングゲート電極と基板との間の絶縁膜を薄膜化しても情報の保持時間を確保できる半導体メモリを提供しようとするものである。
本発明の第1の視点による半導体メモリは、第1面を有する半導体基板と、前記第1面上に設けられ、前記第1面と離れた位置に前記第1面内の第1方向に広がりを持つ溝を有する第1絶縁膜と、前記溝の開口を塞ぐように前記第1絶縁膜上に形成された第2絶縁膜と、前記溝により形成された空洞内に設けられた複数の微粒子と、前記溝の上方において前記第2絶縁膜上に設けられたゲート電極と、前記溝の下方の前記半導体基板の表面に設けられ、前記溝の前記第1方向における長さより短い第1方向における長さを有する、チャネル領域と、前記チャネル領域を挟むように前記半導体基板の表面に設けられた1対のソース/ドレイン領域と、を具備することを特徴とする。
本発明の第2の視点による半導体メモリは、第1面を有する半導体基板と、前記第1面上に設けられた第1ゲート絶縁膜と、前記第1ゲート絶縁膜上に設けられ、前記第1ゲート絶縁膜と接する第1部分と、前記第1部分と接し且つ前記第1部分より大きな誘電率を有する第2部分とを有する第1ゲート電極と、前記第1ゲート電極上に設けられた第2ゲート絶縁膜と、前記第2ゲート絶縁膜上に設けられた第2ゲート電極と、前記第1部分の下方の前記半導体基板の表面に設けられたチャネル領域と、前記チャネル領域を挟むように前記半導体基板の表面に設けられた1対のソース/ドレイン領域と、を具備することを特徴とする。
本発明の第3の視点による半導体メモリは、第1面を有する半導体基板と、前記第1面上に設けられた第1ゲート絶縁膜と、前記第1ゲート絶縁膜上に設けられ、磁化方向が可変の磁化自由層と、前記第1ゲート絶縁膜上に設けられ、前記磁化自由層と接する非磁性層と、前記第1ゲート絶縁膜上に設けられ、前記非磁性層と前記磁化自由層と反対側において接し、磁化方向が固着された磁化固着層と、前記磁化固着層、前記非磁性層、前記磁化固着層の上に設けられた第2ゲート絶縁膜と、前記第2ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、前記磁化自由層下方の前記半導体基板の表面に設けられたチャネル領域と、前記チャネル領域を挟むように前記半導体基板の表面に設けられた1対のソース/ドレイン領域と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、情報の保持時間の長い半導体メモリを提供できる。
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1実施形態)
[1−1]構造
図1乃至図18を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す斜視図である。図1に示すように、例えばシリコンからなる基板1の主面(第1面)上に、絶縁膜4が設けられる。絶縁膜4は、例えばシリコン酸化膜から構成される。絶縁膜4は、第1部分4a(第1絶縁膜)と、第2部分4b(第2絶縁膜)とからなる。第1部分4aの上部には、溝が形成されている。そして、第2部分4bは、この溝の上方を覆うように形成されている。この結果、絶縁膜4は、基板1と距離を有する空洞11をその内部に含んだ形となっている。
空洞11は、少なくとも基板1の主面の第1方向に広がりを持っている。しかしながら、第1方向に完全に平行である必要は無い。第1方向は、図1において左右方向に対応する。空洞11の第1方向における長さは、例えば40nmである。
空洞11内には、複数の微粒子12が配置されている。微粒子は、少なくとも自由電子により帯電可能なものであれば、その種類は問われない。例えば、Au等の金属、ポリスチレン等の分子であっても構わない。
空洞11の高さは、微粒子12が空洞11内を移動可能な値に設定されており、例えば10nmである。微粒子12および空洞11は、フローティングゲート型のメモリセルトランジスタのフローティングゲートと同様の役割を有する。空洞11は、説明の便宜上、図1の手前において開口しているが、実際は閉じており、その周囲は絶縁膜4により覆われている。なお、微粒子12は、図1に示すように上下方向に一列のみではなく、複数の列に亘って設けられていてもよい。
絶縁膜4の第2部分4a上には、コントロールゲート電極G1が設けられる。コントロールゲート電極G1は、少なくとも空洞11の上方を覆い、空洞11とコントロールゲート電極G1との間には、絶縁膜4が介在する。コントロールゲート電極G1は、第1部分G1aと第2部分G2aとを含んでいる。第1部分G1aは、空洞11の上方に位置する。第2部分G1bは、空洞11の第1方向における外側の上方の2か所に位置する。また、第2部分G1bの下端と空洞11との間の距離(第2部分G1bの下端と空洞11との間の高さの差)は、第1部分G1aの下端の空洞11との間の距離(第1部分G1aの下端と空洞11との間の高さの差)より短い。
絶縁膜4の下方の基板1の表面には、1対のソース/ドレイン領域S/Dが形成される。ソース/ドレイン領域S/Dの間にチャネル領域が形成される。チャネル領域の第1方向における長さは、空洞11の第1方向における長さより短い。そして、チャネル領域は、少なくともその一部が、空洞11の下方に位置する。典型的には、チャネル領域は、図1に示すように、空洞の11の第1方向における中心部の下方に位置する。チャネル領域は、例えば、チャネル領域形成予定領域にボロン、リン等のイオンを注入することにより、所望の形状とすることができる。
[1−2]動作
次に、図2、図3を参照して、図1に示す半導体メモリの動作について説明する。図2は図1の半導体メモリの書き込み時の状態を示す断面図であり、図3は図1の半導体メモリの消去時の1つの状態を示す断面図である。
書き込み時において、コントロールゲート電極G1に正の電位が印加される。この結果、コントロールゲート電極G1が正の電位に帯電する。そして、図2に示すように、正の電位のコントロールゲート電極G1からの引力によって、チャネル領域から自由電子が空洞11内に注入される。空洞11内に注入された自由電子は、微粒子12に引き込まれる。この結果、自由電子を取り込んだ微粒子12は、負の電位に帯電する。
負の電位に帯電した微粒子12が空洞11内に存在することにより、従来のフローティングゲート型メモリセルのフローティングゲートに自由電子が注入された状態と同じになる。すなわち、図2のメモリセルトランジスタは、情報が書き込まれた状態に対応する。
次に、負の電位に帯電した微粒子12は、クーロン力の相互作用によって相互に反発し合うことにより、空洞11内でチャネル領域の上方から離れる方向に移動する。典型的には、第1方向における空洞11の端部に向かう方向に移動する。このとき、ゲート電圧が正であるため、微粒子12はよりチャネル領域の上方から離れやすくなる。さらに、この微粒子12の移動は、ゲート電極G1の第2部分G1bからの引力によっても促される。この結果、微粒子は、チャネル領域の上方にわずかに存在するか、全く存在しない。このため、情報が書き込まれた後に時間が経過したとしても、微粒子12からチャネル領域に自由電子がリークし、これにより情報が失われることが回避される。
消去時は、コントロールゲート電極G1に負の電位が印加される。この結果、コントロールゲート電極G1が負の電位に帯電する。そして、図3に示すように、負の電位のコントロールゲート電極G1の第2部分G1bからの斥力によって、微粒子12はチャネル領域の上方へと移動する。
次に、チャネル領域の上方において、負の電位のコントロールゲート電極G1からの斥力によって、微粒子12内の自由電子は、微粒子12の外に押し出された後、チャネル領域へと注入される。負の電位に帯電した微粒子12が空洞11内で不在であることにより、従来のフローティングゲート型メモリセルのフローティングゲートから自由電子が引抜かれた状態と同じになる。すなわち、図3のメモリセルトランジスタは、情報が消去された状態に対応する。
次に、微粒子12の大きさについて説明する。書き込みの際の微粒子12の移動は、微粒子12間のクーロン力による反発エネルギーによって生じている。これは、いわゆるクーロンブロッケイド効果が効く領域で顕著である。微粒子のサイズをrとすると、この微粒子の持つキャパシタンスCは大体C≒εS/rとなる(εは誘電率、Sは面積)。ここで「微粒子の大きさ」もしくは「サイズ」とは、微粒子を立方体の箱に入れたと仮定したとき、その立方体の箱の一辺の長さを言う。
簡単に大きさ0.1μmのSi微粒子について見積もる。まず、誘電率ε≒12×8.8541878×10-12[F/m]であるから、キャパシタンスC≒1.0625×10-17[F]である。従って、この微粒子の荷電エネルギーはe2/C≒0.015[eV]となる。これは温度に換算するとT≒174[K]である。これは液体窒素温度よりも高く、実験的に観測可能である。すなわち、観測可能な領域で微粒子が移動するのに、微粒子の大きさが、最大で0.1μmであればよい。
さらに微粒子のサイズを小さくし、10nmの微粒子を考えると、荷電エネルギーは室温での動作が可能となる。以上より、複数の微粒子12のうち1つでも大きさを0.1ミクロン以下にすれば、確実に動作が可能となる。しかしながら、これより大きいサイズでも例えば静電気力の大きさを考えれば、動作が可能となる。
従来のフローティングゲート型のメモリセルトランジスタにおいて、チャネル領域を介してソース/ドレイン領域間を流れる電流は、ゲート構造の実効キャパシタンスに依存する。ここで実効的なキャパシタンスは、基板上の絶縁膜の中に埋め込まれた、電気的には浮いた領域から構成される。従来のフローティングゲート型のメモリセルトランジスタでは、この絶縁膜の中に埋め込まれた領域がポリシリコンなどの導電材料で構成される。よって、従来は、チャネル領域を流れる電流は1つの材料からなるフローティング電極内の電荷分布により一意的に決定される。
これに対して、第1実施形態によれば、電子を注入された微粒子12が、従来のフローティングゲートに相当する領域内を移動できることにより、電荷の分布が、再配置されることが可能となる。
次に、第1実施形態に係るメモリセルトランジスタの、微粒子12がチャネル領域上方に存在する場合、しない場合のチャネル領域のコンダクタンスの変化について説明する。チャネル領域のコンダクタンスgは、一般的に、
Figure 0004413805
ただし、
W:ゲート幅
L:ゲート長
μ:微粒子の移動度
0:ゲートキャパシタンス
G:コントロールゲート電圧
TH:閾値電圧
である。ここで、ゲートキャパシタンスとは、絶縁膜4およびコントロールゲート電極G1からなる構造(ゲート構造)全体のキャパシタンスである。なお、微粒子12がチャネル領域の上方に存在している場合、チャネル領域を流れる電流に影響を与えるゲートキャパシタンスは、絶縁膜(基板1・空洞11間の絶縁膜4)/微粒子12/絶縁膜(空洞11・コントロールゲート電極G1間の絶縁膜4)により構成される。一方、チャネル領域上に微粒子12が存在していない場合、絶縁膜(基板1・空洞11間の絶縁膜4)/空間/絶縁膜(空洞11・コントロールゲート電極G1間の絶縁膜4)により構成される。
次に、微粒子12の移動によるコンダクタンスの変化率(Δg/g)は、Δgを微粒子12の移動後のチャネル領域のコンダクタンス、ΔC0を微粒子12の移動後のゲートキャパシタンスとすると、
Δg/g=ΔC0/C0
となり、微粒子12の移動によって変化するゲートキャパシタンスの変化率により表される。
さらに、ゲートキャパシタンスの変化(ΔC0/C0)は、
Figure 0004413805
ただし、
i:基板1・空洞11間の絶縁膜4のキャパシタンスと、空洞11・コントロールゲート電極G1間の絶縁膜4のキャパシタンスの和
f:空洞11部分のキャパシタンス
ΔCf:微粒子12の移動後の空洞11部分のキャパシタンス
ε:空洞11部分の誘電率
Δε:ゲート構造全体の誘電率
となる。
よって、コンダクタンスの変化率(Δg/g)は、
Figure 0004413805
となり、空洞11部分の誘電率の変化率に比例する。例えば、微粒子12の比誘電率を250とし、微粒子12のない場合の空洞11の比誘電率を真空とみなして1とし、Ci=5Cfとすれば、コンダクタンスの変化率(Δg/g)は、約200となる。
また、ゲートキャパシタンスは、メモリセルトランジスタの閾値電圧にも影響を与える。閾値電圧は、以下の式で与えられる。
Figure 0004413805
ただし、
FB:フラットバンド電圧
φFp:フェルミ準位との差
s:絶縁膜の比誘電率
ε0:真空中の誘電率
q:素電荷
A:アクセプタ濃度
である。
よって、微粒子12の移動による閾値電圧の変化ΔVTHは、
Figure 0004413805
となる。本実施形態に係るメモリセルトランジスタの、微粒子12の移動後のチャネル領域のゲートキャパシタンスΔC0は、フローティングゲート電極が導電材料により構成される従来の構成の場合より大きい。このため、微粒子12の移動によって、閾値電圧の変化ΔVTHが大きくなる。大きな閾値電圧を実現できることにより、ゲートリーク電流が抑制されることが、この式からも説明される。
[1−3]構造の変形例
次に、第1実施形態に係る半導体メモリの変形例について説明する。
[1−3−1]第1変形例
図4は、第1実施形態の第1変形例に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す斜視図である。上記のように、チャネル領域は、第1方向における長さが空洞11の第1方向における長さより短く、その一部が空洞11の下方に位置していればよい。このため、図4に示すように、チャネル領域が、空洞11の第1方向におけるほぼ中間点の下方から、紙面の左右にずれていても構わない。図4は、左にずれている場合を例示している。このような構成によっても、図1と同様の作用を奏することができる。この場合、負の電位に帯電した微粒子は、空洞11内を紙面の右方向に移動することにより、チャネル領域の上方から離れていく。よって、例えば、コントロールゲート電極G1の第2部分G1bを、紙面右側のみに設けることにより、微粒子12を紙面の右側に、より効率よく引き寄せることができる。
[1−3−2]第2変形例
また、コントロールゲート電極G1の第2部分G2bが設けられていなくともよい。図5は、第1実施形態の第2変形例に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す斜視図である。図5に示すように、コントロールゲート電極G1は、第1部分G2aのみからなる。このような構成によっても、図1と同様の作用を奏することができる。ただし、図1の構造の方が、図5の構造より、微粒子12をチャネル領域の上方から移動させる力は大きい。
[1−3−3]第3変形例
また、微粒子12の移動の方向が、チャネル領域上方からソース/ドレイン領域S/Dの上方に向かうようにすることも可能である。図6は、第1実施形態の第3変形例に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す断面図である。図6に示すように、ソース/ドレイン領域S/Dは、第1方向(空洞11が広がりを持つ方向)に沿ってチャネル領域を挟むように形成される。そして、チャネル領域は、ソース/ドレイン領域S/Dの間に位置する。空洞11は、チャネル領域上方を亘り、その両端が1対のソース/ドレイン領域S/Dの上方に達する。図6の場合でも、チャネル領域の第1方向における長さは、空洞11の第1方向における長さより短い。
次に、図6の半導体メモリの書き込み、消去時の動作について図6乃至図9を参照して簡単に説明する。動作は、図1に示す構造の場合とほぼ同じである。図7は、図6の半導体メモリの書き込み時の1つの状態を示す断面図である。図8、図9は、それぞれ、図6の半導体メモリの消去時の1つの状態を示す断面図である。書き込み時、コントロールゲート電極G1に正の電位が印加される。この結果、図6に示すように、空洞11内の微粒子12に、チャネル領域から自由電子が注入される。
負の電位に帯電した微粒子12同士は、クーロン力により相互に反発することにより、図7に示すようにソース/ドレイン領域S/Dの上方に向かって移動する。この結果、チャネル領域上方の空洞11内に、微粒子は、ほとんど存在しないか、全く存在しない。よって、時間の経過とともに、微粒子12内の自由電子がチャネル領域へと戻ることが回避される。
一方、消去時、コントロールゲート電極G1に負の電位が印加される。コントロールゲート電極G1からの負の電位によって、図8に示すように、負の電位に帯電した微粒子12はチャネル領域の上方へと移動する。
次に、図9に示すように、チャネル領域の上方に移動した微粒子12内の自由電子は、コントロールゲート電極G1からの斥力によって、微粒子12外に押し出された後、チャネル領域へと注入される。
[1−3−4]第4変形例
なお、図6の構造の場合でも、チャネル領域は、第1方向における長さが空洞11の第1方向における長さより短く、その一部が空洞11の下方に位置していればよい。図25は、第1実施形態の第4変形例に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す断面図である。図25に示すように、空洞11は、絶縁膜4および図25内で右側のソース/ドレイン領域S/Dの上方を覆い、左側のソース/ドレイン領域S/Dには達しない。もちろん、チャネル領域は、図25と逆に、右側のソース/ドレイン領域上方にのみ達していてもよい。
[1−3−5]第5変形例
図1乃至図9において、微粒子が2つの場合について説明したが、複数個設けられていても構わない。図10乃至図13は、第1実施形態の第5変形例に係る半導体メモリの動作を順に示す断面図である。なお、図10乃至図13は、説明の簡略化のために、空洞11、微粒子12、チャネル領域CHのみが図示されている。また、以下の説明は、微粒子の移動の方向が、チャネル内で電流が流れる方向と異なる場合(図1等に対応)にも、同じ方向(図6等に対応)にも当てはまる。
まず、上記した説明における書き込み時の動作と同様に、図示せぬコントロールゲート電極に、負の電位が印加される。この結果、図10に示すように、コントロールゲート電極からの引力によって、チャネル領域CHからチャネル領域上方に位置する微粒子12に自由電子が注入される。
次に、図11に示すように、チャネル領域CH上方で、負の電位に帯電した微粒子12同士がクーロン力により反発し合うことにより、それぞれが、お互い離れる方向(図11において左右方向)に移動する。そして、負に帯電した微粒子12は、他の微粒子12に到達し、この微粒子12に自由電子を渡す。
次に、図12に示すように、自由電子を渡し、電気的に中性になった微粒子12に、チャネル領域CHから自由電子が再び注入される。そして、このチャネル領域CHの微粒子12からのクーロン力により、先に微粒子12から自由電子を受け取った微粒子12は、空洞11の端部に向かって移動し、さらに別の微粒子12に自由電子を渡す。
次に、図13に示すように、電気的に中性となった微粒子12に、チャネル領域CH上方の、負の電位に帯電した微粒子12が、自由電子を渡す。このように、チャネル領域CH上方で、微粒子12は、自由電子を注入され、次いでチャネル領域CHから離れる方向に移動し、他の微粒子12に自由電子を渡す。この動作が繰り返されることにより、チャネル領域CH上方の自由電子は、チャネル領域CHの上方に留まらない。よって、図1乃至図9において、自由電子を注入された微粒子12そのものが、チャネル領域の上方から、移動するのと同様の作用を奏する。
[1−4]製造方法
次に、第1実施形態に係る半導体メモリの製造方法について、図14乃至図18を参照して説明する。図14乃至図18は、第1実施形態に係る半導体メモリの製造工程を順に示す図である。図14乃至図16、図18は、断面図であり、図17は斜視図である。まず、図14に示すように、基板1内に、素子領域を区画するための素子分離絶縁膜(図示せぬ)、および絶縁膜4の第1部分4aとなる材料膜が、例えば熱酸化法、CVD(chemical vapor deposition)、スパッタ法等により形成される。
次に、絶縁膜4の材料膜上に、空洞11の上方に開口を有するマスク材が形成される。次に、リソグラフィー工程、およびRIE(reactive ion etching)等の異方性エッチングにより、マスク材をマスクとして、材料膜の上部がエッチングされる。この結果、空洞11となる溝が形成される。この溝は、その一部が後に埋め込まれるので、空洞11の所望の大きさより大きめに形成される。
次に、絶縁膜4の第1部分4a上の全面に、微粒子12を含んだ溶液が塗布される。次に、溶液が乾燥され、絶縁膜4の第1部分4a上に、例えばレジスト膜が塗布される。この結果、微粒子12は、溶液およびレジスト膜21により覆われる。
次に、図15に示すように、溶液およびレジスト膜21が、例えばCMP(chemical mechanical polishing)法を用いて、第1部分4aの上端の高さまで平坦化される。
次に、図16に示すように、第1部分4aと、溝内の溶液およびレジスト膜21との上に、絶縁膜4の第2部分4bの一部が形成される。
次に、図17に示すように、絶縁膜4a上の全面に、空洞11の一部の上方に開口を有するマスク材(図示せぬ)が形成される。次に、このマスク材をマスクとして、リソグラフィー工程、およびRIE等のエッチングにより、絶縁膜4の一部に開口22が形成される。次に、ここまでで得られた構造が熱処理される。この結果、空洞11内に充填されていた溶液およびレジスト21が、蒸発することにより除去される。
次に、図18に示すように、絶縁膜4上の全面に、絶縁膜4の材料膜が再度、例えばCVD法等により堆積されることにより、開口22が埋め込まれる。この結果、微粒子12は、空洞11内に閉じ込められる。この後、上記した、種々のソース/ドレイン領域S/Dの配置に応じた位置にイオンが注入されることにより、ソース/ドレイン領域S/Dが形成される。さらに、絶縁膜4上にコントロールゲート電極G1が、例えばCVD法等により形成される。図1に示す構成のようにコントロールゲート電極G1が、第2部分G2bを有する場合、絶縁膜4の上部の端部がエッチングにより除去された後に、CVD法が実施される。
[1−6]効果
本発明の第1実施形態に係る半導体メモリによれば、基板1上に、内部に空洞11を有する絶縁膜4が設けられる。そして、空洞11内には、移動可能な複数の微粒子12が設けられる。このような構造によって、微粒子12に自由電子が注入されているか否かに応じて、フローティングゲート型のメモリセルトランジスタと同じ原理によって情報が記憶される。
また、自由電子を注入された微粒子12はチャネル領域の上方から空洞11の端部に向かって移動するため、チャネル領域の上方に自由電子を含んだ微粒子は、ほとんどまたは全く存在しない。よって、空洞11に取り込まれた自由電子が基板1に戻ることが回避される。すなわち、情報の保持時間の長い半導体メモリを得られる。この効果は、半導体メモリの微細化に応じて、基板1と空洞11間の絶縁膜4(従来のフローティングゲート電極下の絶縁膜に相当)が薄くなった場合でも、実現される。
(第2実施形態)
次に、図19乃至図21を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、フローティングゲート電極に複数の材料が用いられることにより、フローティングゲート電極内での電荷の分布の再配置が行われる。
図19は、本発明の第2実施形態に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す斜視図である。図19に示すように、基板1の上に絶縁膜4が設けられる。絶縁膜4は、内部に、基板1の主面の広がる方向に広がりを持つフローティングゲート電極G2を含んでいる。絶縁膜4は、フローティングゲート電極G2の下面から、基板1までの第1部分4a(第1絶縁膜)と、それ以外の第2部分4b(第2絶縁膜)とから構成される。ソース/ドレイン領域S/Dは、第1実施形態の図1と同じように構成される。
フローティングゲート電極G2は、その中心部を含む第1部分G2aと、第1方向(図19において左右方向)における両端部に位置する第2部分G2bとから構成される。第1部分G2aの第1方向における長さは、チャネル領域の第1方向における長さと同じか、それよりも長い。
第1部分G2aと第2部分G2bとは、相互に異なる材料により構成される。第2部分G2bの材料は、第1部分G2aの材料より高い誘電率を有する。より具体的には、第1部分G2aは、例えばポリシリコン、アモルファスシリコン等から構成される。第2部分G2bは、例えばAl、Fe、Co、Ni、W等から構成される。製造方法は、まず、基板1上に形成された絶縁膜4の第1部分4a上に、フローティングゲート電極G2の第1部分G1aが、例えばCVD法等により形成される。次に、第2部分G2bが、第1部分G1aの両端に蒸着されることにより形成される。上記した以外の構成は、第1実施形 態と同じである。
なお、コントロールゲート電極G1が、図1のように第2部分G1aを有しているか、図7のように有していないかによって、本実施形態による作用効果に違いは無い。図19では、第2部分G1bが設けられていない場合が例示されている。
また、第2部分G2bは、第1部分G2aの一方の側のみに設けられていてもよい。また、第2部分G2bの誘電率が第1部分G2aより大きという条件を満たせば、2つの第2部分G2bの材料が異なっていても構わない。
また、図20のようにフローティングゲート電極G2が、上下方向に分割していても構わない。この場合、下側に第1部分G2aが位置し、上側に第2部分G2bが位置する。さらに、図19と図20が組み合わされていてもよい。
また、第1実施形態の図6乃至図9と同様に、チャネル領域内での電流の流れる方向が、第1方向と平行であってもよい。図21は、第2実施形態の他の例に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す断面図である。図21に示すように、ソース/ドレインS/D領域が、第1方向に沿ってチャネル領域を挟むように形成される。また、チャネル領域の位置が、図6、図25のように偏っていてもよい。
肝要なのは、フローティングゲート電極G2のチャネル領域の真上の部分に誘電率の低い材料が用いられ、その他の部分に、より高い誘電率を有する材料が用いられることである。
次に、動作について説明する。本実施形態に係る半導体メモリに、書き込みの際に、コントロールゲート電極G1に正の電位が印加されると、チャネル領域から、フローティングゲート電極G2の第1部分G2aに自由電子が注入される。この後、この自由電子は、フローティングゲート電極G2内を移動し、誘電率の高い第2部分G2b内へと到達する。これは、自由電子は、誘電率の高い材料からなる膜内に蓄積されやすいからである。同じ理由により、自由電子は、誘電率のより低い材からなる膜内へは移動しにくいので、コントロールゲート電極G1への電位の印加が終了しても、自由電子は、第2部分G2b内に留まる。よって、自由電子がチャネル領域へリークすることが回避される。
本発明の第2実施形態に係る半導体メモリによれば、フローティングゲート電極G2は、チャネル領域の上方の第1部分G2aと、これ以外の部分を占め、第1部分G2aより高い誘電率を有する第2部分G2bとから構成される。よって、フローティングゲート電極G2に注入された電子は、チャネル領域から離れた第2部分G2b内に留まる。よって、自由電子がチャネル領域へリークすることが防止されることにより、情報の保持時間の長い半導体メモリを実現できる。
(第3実施形態)
次に、図22乃至図24を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、磁気抵抗効果を用いることにより、フローティングゲート電極内での電荷の分布の再配置が行われる。
図22は、本発明の第3実施形態に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す斜視図である。図22に示すように、フローティングゲート電極G2は、強磁性材料からなる磁化自由層G2cと、非磁性材料からなる非磁性層G2eと、強磁性材料からなる磁化固着層G2eとから構成される。磁化自由層G2cの第1方向における両端は、それぞれ非磁性層G2dを介して磁化固着層G2eと接合されている。
磁化自由層G2cは、その磁化方向が可変であり、例えばCoFe等により構成される。非磁性層G2dは、Cu、AlO等により構成される。磁化固着層G2eは、例えば反強磁性材料が接合される等により、その磁化方向が固着されており、例えばRu等により構成される。2つの磁化固着層G2eは、同じ方向に磁化が固着されている。本発明は、MRAM(magnetic random access memory)に使われている材料をすべて利用できる。
なお、第2実施形態と同様に、コントロールゲート電極G1の第2部分G1aの有無は、本実施形態による作用効果に影響を与えない。図22では、第2部分G1bが設けられていない場合が例示されている。
また、非磁性層G2dおよび磁化固着層G2eは、磁化自由層G2cの一方の側のみに設けられていてもよい。また、図23のようにフローティングゲート電極G2が、非磁性層G2dを挟んで図22の上下方向において対向していても構わない。この場合、下側に磁化自由層G2cが位置し、上側に磁化固着層G2eが位置する。さらに、図22と図23が組み合わされていてもよい。
また、第1実施形態の図6乃至図9と同様に、チャネル領域内での電流の流れる方向が、第1方向と平行であってもよい。図24は、第3実施形態の他の例に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す断面図である。図24に示すように、ソース/ドレインS/D領域が、第1方向に沿ってチャネル領域を挟むように形成される。また、チャネル領域の位置が、図6、図25のように偏っていてもよい。
肝要なのは、フローティングゲート電極G2のチャネル領域の真上の部分に磁化自由層G2cが設けられ、その他の部分に、非磁性層G2dを介して磁化固着層G2eが設けられることである。
次に、動作について説明する。本実施形態では、上記のように磁気抵抗効果を利用する。磁気抵抗効果とは、非磁性層を介して接する磁化自由層と磁化固着層とのそれぞれの磁化方向が反平行のとき、磁化自由層と磁化固着層との間の抵抗が平行の時より高くなる現象である。書き込みの際、まず、コントロールゲート電極G1に、磁化自由層G2cの磁化方向を磁化固着層G2eの磁化方向に揃えるような磁界を発生する方向に流れる電流が供給される。図21の場合、紙面の奥から手前に向かって流れる電流が供給される。この結果、磁化自由層G2cと磁化固着層G2eとの間の抵抗値が小さくなる。よって、チャネル領域からフローティングゲート電極G2に注入された自由電子は、磁化自由層G2cから磁化固着層G2eへと進入することが可能となる。
次に、先に流れた電流と逆向きの電流をコントロールゲート電極G1に流すことにより、磁化自由層G2cの磁化方向と磁化固着層G2eの磁化方向とを反平行にする。この結果、磁化固着層G2eと磁化自由層G2cとの間の抵抗が大きくなり、磁化固着層G2e内の自由電子は、この中に閉じ込められる。よって、自由電子がチャネル領域へリークすることが回避される。
本発明の第3実施形態に係る半導体メモリによれば、フローティングゲート電極G2は、非磁性層G2dを介して接する磁化自由層G2cと磁化固着層G2eとを有する。そして、磁化自由層G2cと磁化固着層G2eとの磁化方向を相互に平行にした状態でフローティングゲート電極G2に電子が注入され、この後、磁化自由層G2cと磁化固着層G2eとの磁化方向は反平行へと制御される。よって、磁化固着層G2e内の電子は、この中に閉じ込められる。よって、チャネル領域へリークする自由電子の数を減少させることにより、情報の保持時間の長い半導体メモリを実現できる。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明の第1実施形態に係る半導体メモリの主要部を示す斜視図。 図1の半導体メモリの書き込み時の1つの状態を示す斜視図。 図1の半導体メモリの消去時の1つの状態を示す斜視図。 第1実施形態の第1変形例に係る半導体メモリの主要部を示す斜視図。 第1実施形態の第2変形例に係る半導体メモリの主要部を示す斜視図。 第1実施形態の第3変形例に係る半導体メモリの主要部を示す断面図。 図6の半導体メモリの書き込み時の1つの状態を示す断面図。 図6の半導体メモリの消去時の1つの状態を示す断面図。 図6の半導体メモリの消去時の1つの状態を示す断面図。 第1実施形態の第5変形例に係る半導体メモリの動作を示す断面図。 図10に続く状態を示す断面図。 図11に続く状態を示す断面図。 図12に続く状態を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体メモリの製造工程の一部を示す断面図。 図14に続く工程を示す断面図。 図15に続く工程を示す断面図。 図16に続く工程を示す斜視図。 図17に続く工程を示す断面図。 本発明の第2実施形態に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す斜視図。 第2実施形態の他の例に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す斜視図。 第2実施形態の他の例に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す断面図。 本発明の第3実施形態に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す斜視図。 第3実施形態の他の例に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す斜視図。 第3実施形態の他の例に係る半導体メモリの主要部を概略的に示す断面図。 第1実施形態の第4変形例に係る半導体メモリの主要部を示す断面図。
符号の説明
1…基板、4…絶縁膜、4a…絶縁膜の第1部分、4b…絶縁膜の第2部分、11…空洞、12…微粒子、21…溶液およびレジスト膜、22…開口、G1…コントロールゲート電極、G1a…コントロールゲート電極の第1部分、G1b…コントロールゲート電極の第2部分、G2…フローティングゲート電極、G2a…フローティングゲート電極の第1部分、G2b…フローティングゲート電極の第2部分、G2c…磁化自由層、G2d…非磁性層、G2e…磁化固着層。

Claims (3)

  1. 第1面を有する半導体基板と、
    前記第1面上に設けられ、前記第1面と離れた位置に前記第1面内の第1方向に広がりを持つ溝を有する第1絶縁膜と、
    前記溝の開口を塞ぐように前記第1絶縁膜上に形成された第2絶縁膜と、
    前記溝により形成された空洞内に設けられた複数の微粒子と、
    前記溝の上方において前記第2絶縁膜上に設けられたゲート電極と、
    前記溝の下方の前記半導体基板の表面に設けられ、前記溝の前記第1方向における長さより短い第1方向における長さを有する、チャネル領域と、
    前記チャネル領域を挟むように前記半導体基板の表面に設けられた1対のソース/ドレイン領域と、
    を具備することを特徴とする半導体メモリ。
  2. 前記ゲート電極は、
    前記空洞の上方に位置する第1部分と、
    前記空洞の前記第1方向における外側の上方に位置し、下端と前記空洞の上端との間の距離が、前記第1部分の下端と前記空洞の上端との間の距離より短い第2部分と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ。
  3. 前記微粒子の大きさは、0.1μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ。
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