JP4407926B2 - カラーフィルタ基板、その製造方法及び液晶表示装置 - Google Patents
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以下に本発明を詳述する。
ここで、図3を参照して積層部における最下層の飽和面積について説明する。図3は、ドライフィルムレジストを用いて、(1)色層R(赤)/(2)色層B(青)/(3)配向制御用突起を構成する樹脂からなる層を積層してなる積層部(積層PS)におけるRドットサイズ(色層Rの面積)と、積層PS高さとの相関を示す図である。図3に示すように、Rドットサイズがある値(この場合は23μmφ)を超えると、積層PS高さは安定し、同期してセルギャップも安定していることが分かる。従って、この場合のRドットサイズの飽和面積は、23μmφであり、飽和面積である23μmφ以上とすることで、セルギャップバラツキに起因する表示ムラを低減することが可能となり、安定した品位の液晶表示装置を得ることができる。
なお、本発明において、針入硬度試験とは、膜の針入特性すなわち膜の硬度特性を測定する試験のことであり、具体的には、設定温度(本発明においては、120℃)条件下で、図4に示すような直径3.3μmの白金−ロジウム抵抗体を先端曲げ角度120°、先端曲率R=2.5μmでV字型に折り曲げてなるサーマルプローブ35を荷重1.0×10−5Nで試験対象の膜に押し当て、当該サーマルプローブ35が膜内に進入した距離(針入量)を測定する試験である(参照文献:金山修二,「SPMによる高分子材料の微小部熱分析」,FUJIFILM RESEARCH & DEVELOPMENT,富士写真フィルム,2002年,No.47,p.44−45)。なお、ドライフィルムは、ベースフィルム(支持体)上に固相レジスト層(樹脂層)が設けられてなるものである。ベースフィルム(支持体)としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等が挙げられる。
ここで、図5−1を参照して積層部における最下層の飽和面積と、その上層に用いられるドライフィルムレジストの高温硬度特性との相関について説明する。図5−1は、(1)色層R(赤)/(2)色層B(青)/(3)配向制御用突起を構成する樹脂からなる層を積層してなる積層部(積層PS)において、高温硬度特性が異なる色層Bを使用した場合に関し、Rドットサイズ(色層Rの面積)と積層PS高さとの相関を示す図である。なお、図5−1中の材料A、材料B及び材料Cは、色層Bの構成材料であって、互いに120℃での針入硬度試験における針入量の値が異なる材料である。材料A及び材料Bび材料Cについて、図5−2中に針入硬度試験の結果を示す。
図5−1に示すように、材料Aと材料Bと材料Cとで、下地となるRドットサイズに基づく積層PS高さの飽和点が異なることが分かる。その一方で、高温での膜硬度の異なるドライフィルムレジストを用いても積層PS高さの安定領域(飽和領域)は存在し、材料Aでは、Rドットサイズ23μmφ以上、材料Bでは、Rドットサイズ29μmφ以上、材料Cでは、Rドットサイズ25μmφ以上であることが分かる。この安定領域を用いれば、積層PSの高さは安定し、積層PS高さのバラツキ、すなわちセルギャップバラツキに起因する表示ムラを低減することができる。このように、ドライフィルムレジストの高温膜硬度が異なる場合であっても、Rドットサイズをコントロールすることで、積層PS高さの安定領域を得ることができ、液晶表示装置においてセルギャップを安定に保つことが可能である。
上記固相レジスト層は、110〜140℃での針入硬度試験における最大針入量と最小針入量との差が1.0μm以下であることが好ましい。このような固相レジスト層により形成された積層部は、より確実に所望の高さを得ることができるとともに、その高さばらつきをより一層低減することができる。110〜140℃での針入硬度試験における最大針入量と最小針入量との差は、0.5μm以下であることがより好ましい。
上記透明電極としては、酸化インジウム錫(ITO)膜等が挙げられ、スパッタリング等により形成される。透明電極の寸法、形状等は特に限定されないが、その下地層を被覆するように形成されることが好ましい。また、電極間リーク防止の観点から、積層部内の透明電極上に形成される層は当該透明電極を被覆するように形成されることが好ましい。なお、カラーフィルタ基板における透明電極のパターン配列としては、ストライプ(縞)配列、格子配列等が挙げられる。
上記液晶としては特に限定されないが、負の誘電率異方性(Δε<0)を有する液晶が好ましい。また、上記液晶の配向制御用突起とは、電圧印加時に電極間に印加された電界を歪ませることにより、液晶分子の配向を複数の方向に分割する機能を有する構造物のことである。配向制御用突起を構成する樹脂としては、感光性樹脂が好ましく、中でもポジ型感光性樹脂がより好ましく、例えば、フェノール−ノボラック型ポジレジスト等が挙げられる。配向制御用突起の寸法、形状等は特に限定されるものではない。
積層部を構成する層の膜厚は、基板上に平面的に設けられた対応する層の膜厚の95%以上、110%以下であることがより好ましい。
この際、積層部と対向基板との間には、ポリイミド膜等の垂直配向膜が配置されていてもよい。
上記対向基板としてはカラーフィルタ基板に対して液晶層を介して対向するように配置される基板であれば特に限定されないが、基板上に薄膜トランジスタ(TFT)等のアクティブ素子を備えるアクティブマトリクス基板が好ましい。また、液晶層を構成する液晶分子としては、負の誘電率異方性(Δε<0)を有するものが好ましい。
上記遮光性の領域としては特に限定されず、例えば、補助容量配線、TFT回路層等が形成された領域が挙げられる。
図6は、本発明に係る実施形態の液晶表示装置100の構成を模式的に示す断面図である。
図6に示す液晶表示装置100は、アクティブマトリクス(Active−matrix;以下、「AM」ともいう。)基板1と、AM基板1に対向するカラーフィルタ(CF)基板2と、これらの基板間に設けられた液晶層3とを有している。この実施形態においては、AM基板1は、従来公知のAM基板を用いることとし、その構造の説明を省略する。
図6に示すように、CF基板2は、透明基板4と、透明基板4上に設けられた遮光層5(色層)及びCF層(色層)6と、遮光層5及びCF層6を覆うように設けられた共通電極(透明電極)10と、共通電極10上に設けられた間隔制御用樹脂層(色層)11pとを有している。遮光層5は、絵素外の領域に格子状(又はストライプ状)に形成されており、ブラックマトリクス(BM)とも呼ばれる。また、CF層6は、互いに異なる色光を透過する第1のCF層7、第2のCF層8及び第3のCF層9を有している。第1のCF層7、第2のCF層8及び第3のCF層9は、例えば、赤(R)、緑(G)及び青(B)のCF層である。例えば、第1のCF層7、第2のCF層8及び第3のCF層9は、ほぼ同一の膜厚とするのが表示上好ましい。更に、共通電極10は、透明導電材料(例えばITO)から形成されている。そして、積層PS(積層部)12pは、第1のCF層7と同一工程にて形成された下地層(最下層、色層)7p、下地層7p上に第3のCF層9と同一工程にて形成されたCF層9p、CF層9p上に共通電極10と同一工程にて形成された共通電極10p、及び、共通電極10p上に形成された絶縁性樹脂膜からなる間隔制御用樹脂層11pにより構成される。このとき、液晶層の厚み(セルギャップ)は、図中の積層PS12pの高さhにより決定される。積層PS12pにおいて、下地層7pの面積は、その面積変化に対する積層PS12pの高さ変化量が0.025μm/μmφ以下となる飽和面積以上となるように設計されている。従って、積層PS12の高さhは基板面内において略一定であるため、液晶層の厚さは一定に保持されている。
図7(a)〜(f)は、本発明に係る実施形態1の液晶表示装置100におけるCF基板2の製造フローを模式的に示す断面図である。
本発明のCF基板2の製造方法においては、CF層6及び積層PS12pの各層は、ドライフィルムラミネート(DFL)法により形成される。ドライフィルムは、感光性樹脂膜(固相レジスト層)の両主面がポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等のフィルム支持体で挟持され、構成されている。感光性樹脂膜には、所定の色(例えば、赤、青、緑及び黒)の顔料が分散されている。DFL法で用いられる感光性樹脂膜は、典型的にはネガ型レジスト膜であることが好ましい。
黒色感光性樹脂膜は平坦な基板4上に転写されるため、気泡の発生は起こらず、100℃付近でフィルム支持体をラミネートすることが可能である。しかしながら、ラミネート時の基板内の温度分布を完全に均一にすることは困難であり、通常、面内の基板温度は設定温度に対し、±10℃の幅を持っていると考えられる。従って、黒色感光性樹脂膜を転写する時の基板の設定温度は平均で110〜140℃であることが好ましい。
このとき、基板を150℃以上の高温にすると、レジスト膜中の成分が一部重合を開始し、現像性が低下してしまう。
続いて、マスクを用いて転写した感光性樹脂膜の露光及び現像を行い、第1のCF層7と下地層7pとを形成する。このとき、下地層7pは、その面積変化に対する積層フォトスペーサ(積層PS)の高さ変化量が0.025μm/μmφ以下となる飽和面積以上の面積を有するように、積層PSの構成に応じて形成される。
その後、図7(d)に示すように、第3のCF層9及び中間層(色層)9pを形成する。第3のCF層9は、第3のCF層9用のドライフィルムを用いて、第1のCF層7等と同様の方法で形成することができる。感光性樹脂膜を転写するときの基板の設定温度は平均で120〜140℃であることが好ましい。また、積層PS12pの中間層9pは、下地層7pを覆うように形成される。
本発明のCF基板2は、第3のCF層9の厚みh9に対する積層PSの中間層9pの厚みh9p(以下、「乗り上げ率」ともいう。)が90%以上、110%以下であることが好ましい。すなわち、下記式(1)を満たすことが好ましい。
0.9≦h9p/h9≦1.1 (1)
その後、図7(f)に示すように、積層PS12pの電極10p上に最上層11pを形成することにより、積層PS12pが完成するとともに、CF基板2が完成する。本実施形態において、積層PS12pの最上層11p用の固相レジスト層もまた、乗り上げ率90%以上、110%以下であることが好ましい。すなわち、下記式(2)を満たすことが好ましい。
0.9≦h11p/h11≦1.1 (2)
また、熱可塑性樹脂層と中間層を有し、ベースフィルムのみを基板から剥離する形態のドライフィルムにおいて、ポジ型の感光性樹脂を用いる場合には、露光時に発生する窒素ガスがうまく抜けてくれずに気泡となり、パターンに異常を引き起こすことが知られている(例えば、特開2002−341525号公報参照。)。この現象は、ドライフィルムを貼付けるときの基板の温度を120℃以上として、共通電極10pとレジスト層との密着力を向上させることにより軽減することができる。従って、感光性樹脂膜を転写するときの基板の設定温度はCF層6の場合と同じく、平均で120〜140℃であることが好ましい。
h9’≒h8’≒h7’ (3)
0.9≦h9p’/h9’≦1.1 (4)
0.9≦h11p’/h11’≦1.1 (5)
なお、本発明のCF基板の形態としては上述した形態に限定されるものではなく、例えば、共通電極10上に配向制御用突起が形成された形態等が挙げられる。このような形態のCF基板においては、製造工程の簡略化の観点から、積層PS12pの最上層11pは配向制御用突起と同一材料、同一工程にて形成されることが好ましい。
上述のようにして得られたCF基板2と、別途に用意したAM基板1とを、図6に示すように、一方の基板の表示領域の外側に塗布したシール材(図示せず)を介して貼り合わせる。このとき、CF基板2及びAM基板1の表面には配向膜(図示せず)を形成しておく。その後、両基板の間隙に液晶材料3を注入して封止し、液晶表示装置100が完成する。なお、シール材を塗布した方の基板に滴下法によって液晶層3を形成した後、両基板を貼り合わせてもよい。このようにして製造した液晶表示装置100は、ドライフィルムを貼り付けるときに、気泡やムラ、現像残渣の発生がなく、高さが安定した積層PSを有するCF基板を備えることから、セル厚ムラに起因する表示ムラが少ない。
図9は、実施形態2の液晶表示装置を表示側より平面視したときの様子を示す平面模式図であり、図10は、図9に示す液晶表示装置を線分A−A’にて切断したときの断面模式図である。
図9に示すように、実施形態2の液晶表示装置が有するAM基板1上には、絵素ごとに薄膜トランジスタ(TFT)14が設けられている。TFT14のゲート電極14Gは、透明基板4上に形成された走査配線(ゲートバスライン)16に電気的に接続されており、TFT14のソース電極14Sは、走査配線16と交差する方向に形成された信号配線(ソースバスライン)18に電気的に接続されている。また、TFT14のドレイン電極14Dは、信号配線18やTFT14を覆うように形成された層間絶縁膜19に設けられたコンタクトホール19aを介して画素電極20に電気的に接続されている。本実施形態の液晶表示装置では、コンタクトホール19aは補助容量配線21が形成された領域上に設けられている。
層間絶縁膜19は、例えば感光性アクリル樹脂から形成されており、図10に示すように、層間絶縁膜19上に画素電極20を設けると、画素電極20を走査配線16及び信号配線18と部分的に重ねて配置することができるようになり、開口率を向上させることができるという利点が得られる。
上述したように、下地層の面積を調整して、積層PSの安定した高さを得ようとする場合、下地層の面積を充分に大きくする、すなわち飽和面積以上にする必要がある。しかしながら、単に遮光層を積層PSの下地層としてのみに利用する積層PSでは、積層PSからの光漏れによる開口率の低下を低減することができるものの、下地層の面積を大きくすると、開口率の低下が生じてしまう。
実施形態2の液晶表示装置が有するCF基板2は、透明基板4と、透明基板4上に設けられた遮光層5(最下層、下地層、色層)及びCF層(色層)6と、遮光層5及びCF層6を覆うように設けられた共通電極(透明電極)10と、共通電極10上に設けられた間隔保持用樹脂層(色層)11pとを有している。遮光層5は、図9に示すように、AM基板1のTFT14と対向する領域に、TFT14を遮光するためのTFT遮光部5’を有している。そして、このTFT遮光部5’に重なるように、感光性樹脂からなる積層PS12pが形成されている。
実施形態2の液晶表示装置では、TFT遮光部5’は、TFT14を遮光する役割を果たすために充分に大きな面積(飽和面積以上)を有するとともに、積層PS12pの下地層としても機能することから、不要な開口率の低下を招くことなく、積層PS12pの高さを充分に高くすることができるとともに、その高さばらつきも低減することができる。また、本実施形態の液晶表示装置では、積層PS12pは、図10に示すように、画素電極20に重ならないように配置されている。このような構成を採用することで、積層PS12pの下に位置する共通電極と画素電極20との短絡の発生を抑制することができ、表示装置の電気的信頼性を向上することができる。なお、セルギャップの均一化の観点から、積層PS12pは、AM基板1の表面の凹凸を考慮し、AM基板1の表面のうち、平坦性が得られやすい領域に対向するように配置することが好ましい。例えば、図10に示すように、積層PS12pを走査配線16、ゲート絶縁膜17及び層間絶縁膜19の積層構造体に接触するように配置し、平坦性を得られにくい走査配線16と信号配線18との交差部に重ならないように配置することが好ましい。
(ドライフィルムの針入硬度試験)
まず、実施例1〜4及び比較例1〜4にて使用したドライフィルム(DF)の膜硬度について説明する。
図4は、ドライフィルム(DF)の固相レジスト層の膜硬度を測定するのに用いた直径3.3μmの白金−ロジウム抵抗体を先端曲げ角度120°、先端曲率R=2.5μmでV字型に折り曲げてなるサーマルプロ−ブの先端形状を示す模式図である。
図11は、実施例1〜4及び比較例1〜4にて使用したドライフィルムの固相レジスト層の膜硬度の温度特性を示すものである。具体的には、上述したサーマルプロ−ブを荷重1.0×10−5Nにて押し当てたときの当該サーマルプロ−ブの固相レジスト層への針入量を温度毎にプロットしたものである。図11について、ドライフィルム1〜3は青色のネガ型レジスト層を有するものであり、ドライフィルム4は積層PSの最上層(ITO上)に配置するポジ型透明レジスト層を有するものである。各ドライフィルムの固相レジスト層の120℃における針入量と、110〜140℃における最大針入量と最小針入量との差を表1に示す。
次に、上述のドライフィルム1〜4について、ラミネート時の基板の設定温度とラミネート気泡の有無、及び現像残渣の関係を調べた。その結果を表2に示す。なお、ラミネート装置としては、日立テクノ社製のドライコーターを用いた。
赤色層/青又は緑色層/透明層をこの順に積層してなる積層PSについて、最下層(赤色層)のドットサイズを様々な値に調整しながら、第2層は、ドライフィルム1〜3のいずれかを用いて形成し、最上層は、ドライフィルム4を用いて形成し、得られた積層PSの高さを測定した。その結果を図5−1に示す。なお、図5−1において、横軸は下地層である1層目の面積そのものである。また、積層PSを基板面法線方向から見たときの各層の配置状態を示す模式図を図12に示す。また、積層PSを製造する際の製造条件については、表3に示すとおりである。
以上のような特性を有するドライフィルム1〜4を用いて、実施例1〜4にて3層構成の積層PSを作製した。また、同様にドライフィルム1〜4を用いて、比較例1〜4にて3層構成の積層PSを作製した。これらの作製した積層PSの製造条件(表3を参照)、各層の重なり方等は全て同じである。
積層PSの各層の乗り上げ率及び積層PSの高さ、並びに、各積層PSを備えた液晶表示装置のムラ発生状況の結果を表4に示す。なお、表4中のDF0とは、積層PSの最下層(赤色層)の形成に用いたドライフィルムを表す。また、実施例1〜4及び比較例1〜4にて用いたラミネート装置でのパターン形成領域の基板温度分布を測定したところ、設定温度に対して±10℃の幅を有していた。
2:カラーフィルタ(CF)基板
3:液晶
4、21:透明基板
5:遮光層(ブラックマトリクス、非積層部を構成する色層)
5’:TFT遮光部
6:着色層(非積層部)
7:第1のCF層(非積層部を構成する色層)
7p:第1のCF層(最下層、積層PSを構成する色層)
8:第2のCF層(非積層部を構成する色層)
9:第3のCF層(非積層部を構成する色層)
9p:第3のCF層(積層PSを構成する色層)
10:共通電極(透明電極)
10p:(積層PS内に形成された)共通電極
11p:最上層
12p:積層PS(積層部)
14:薄膜トランジスタ(TFT)
14D:ドレイン電極
14G:ゲート電極
14S:ソース電極
16:走査配線(ゲートバスライン)
17:ゲート絶縁膜
18:信号配線(ソースバスライン)
19:層間絶縁膜
19a:コンタクトホール
20:画素電極
21p:下地層
22:平坦部
22p:(下地層21上の)固相レジスト層
23:補助容量配線
35:サーマルプローブ
100,200:液晶表示装置
Claims (10)
- 基板上に、2以上の色層が平面的に並設された領域と、2以上の層で構成され、該色層の少なくとも一つを含んでなる積層部とが設けられたカラーフィルタ基板であって、
該積層部は、23μmφ以上の面積を有する下地層上に、針入量が0.1μm以下の固相レジスト層を有するドライフィルムを用いて形成された樹脂層が積層された積層構造を含むものであり、
該針入量は、120℃条件下で、直径3.3μmの白金−ロジウム抵抗体を先端曲げ角度120°、先端曲率R=2.5μmでV字型に折り曲げてなるサーマルプローブを荷重1.0×10 −5 Nで試験対象の膜に押し当て、当該サーマルプローブが膜内に進入した距離である
ことを特徴とするカラーフィルタ基板。 - 前記固相レジスト層は、110〜140℃での針入硬度試験における最大針入量と最小針入量との差が1.0μm以下であることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ基板。
- 前記カラーフィルタ基板は、積層部の最上層よりも下層に透明電極を備えたものであることを特徴とする請求項1又は2記載のカラーフィルタ基板。
- 前記カラーフィルタ基板は、液晶の配向制御用突起を有するものであり、
前記積層部は、配向制御用突起を構成する樹脂からなる層を含んでなる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカラーフィルタ基板。 - 前記積層部は、最上層が配向制御用突起を構成する樹脂からなる層により構成され、かつ最上層以外の層が着色層を構成する色層により構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカラーフィルタ基板。
- 前記積層部を構成する層の膜厚は、基板上に平面的に設けられた対応する層の膜厚の90%以上、110%以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカラーフィルタ基板。
- 基板上に、2以上の色層が平面的に並設された領域と、2以上の層で構成され、該色層の少なくとも一つを含んでなる積層部とが設けられたカラーフィルタ基板を製造する方法であって、
該カラーフィルタ基板の製造方法は、積層部を構成する下地層を形成する工程と、下地層上に樹脂層を熱圧着により形成する工程とを含むものであり、
該下地層の形成工程は、23μmφ以上の面積で下地層を形成するものであり、
該樹脂層の形成工程は、針入量が0.1μm以下の固相レジスト層を有するドライフィルムを用いて形成するものであり、
該針入量は、120℃条件下で、直径3.3μmの白金−ロジウム抵抗体を先端曲げ角度120°、先端曲率R=2.5μmでV字型に折り曲げてなるサーマルプローブを荷重1.0×10 −5 Nで試験対象の膜に押し当て、当該サーマルプローブが膜内に進入した距離である
ことを特徴とするカラーフィルタ基板の製造方法。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のカラーフィルタ基板、又は、請求項7記載のカラーフィルタ基板の製造方法により製造されたカラーフィルタ基板を備えてなることを特徴とする液晶表示装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のカラーフィルタ基板と、対向基板とが、液晶層を介して対向して配置されてなる液晶表示装置であって、
該カラーフィルタ基板は、積層部の少なくとも一部が対向基板と接触している
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のカラーフィルタ基板と、遮光性の領域を有する対向基板とが、液晶層を介して対向して配置されてなる液晶表示装置であって、
該カラーフィルタ基板の積層部は、対向基板の遮光性の領域に重畳して形成されている
ことを特徴とする液晶表示装置。
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