JP4406674B1 - まな板及びまな板補助器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】手を自由に使うことが困難な身障者やお年寄りが、まな板の上で食材を真っ直ぐ容易に切断することができるまな板を提供する。
【解決手段】切っ先受部3を設けてなる支柱部2と、ガイド孔5を設けてなるフレーム部4とを備えているまな板1は、まな板の板面31上、好ましくはガイド孔5の下方に食材を載せ、この食材の上方からガイド孔5内に包丁50の刃身52を挿入して切っ先51を切っ先受部3に係止させ、切っ先51を支点として刀身52をガイド孔5に沿って下方に回動させれば、手を自由に使うことが困難な身障者やお年寄りでも、まな板の上で食材を真っ直ぐに切断することができる。
【選択図】図1
【解決手段】切っ先受部3を設けてなる支柱部2と、ガイド孔5を設けてなるフレーム部4とを備えているまな板1は、まな板の板面31上、好ましくはガイド孔5の下方に食材を載せ、この食材の上方からガイド孔5内に包丁50の刃身52を挿入して切っ先51を切っ先受部3に係止させ、切っ先51を支点として刀身52をガイド孔5に沿って下方に回動させれば、手を自由に使うことが困難な身障者やお年寄りでも、まな板の上で食材を真っ直ぐに切断することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、手を自由に使うことが困難な身障者やお年寄りが便利に使用することができる、まな板及びまな板補助器具に関する。
手を自由に使うことが困難な身障者やお年寄りにとって、まな板の上で食材を切断すること、特に食材を真っ直ぐに切断することは容易なことではない。
そこで、例えば特許文献1などには、まな板本体上に、フレーム支持用の支柱を突設し、前記支柱に、少なくともガイドバーと支持部材とを有するフレームを、前記支持部材を介して固定し、前記フレームにホルダを固定し、一端部にナットを設けたアームを前記ガイドバーに着脱自在に、かつ同ガイドバーに沿ってスライド可能に、しかも同ガイドバーの長さ方向の選択した位置に固定可能に取り付け、前記ナットに、一端部にハンドルを有するスクリューロッドを螺合し、前記スクリューロッドの他端部にホルダを連結して構成したものが開示されている。
本発明は、手を自由に使うことが困難な身障者やお年寄りが、まな板の上で食材を真っ直ぐ容易に切断することができる、新たなまな板を提供せんとするものである。
かかる課題に鑑みて、本発明は、包丁の切っ先を回動可能に係止し得る切っ先受部、及び、包丁の刃身を挿入可能であって、且つ前記刃身をまな板の板面に対して垂直方向にスライドさせるように案内し得るガイド孔を備えたまな板を提案するものである。
本発明のまな板の使用方法を説明すると、まな板の板面上、好ましくはガイド孔の下方に食材を載せ、この食材の上方からガイド孔内に包丁の刃身を挿入して包丁の切っ先を切っ先受部に係止させ、切っ先を支点として包丁の刀身をガイド孔に沿って下方に回動させれば、まな板の板面に対して垂直に包丁を回動させることができる。この際、包丁の切っ先を突き刺して回動可能に係止できるようにすれば、梃子の原理を利用することができるから、より一層小さな力で食材を切断することができる。
このように、本発明のまな板を使用すれば、手を自由に使うことが困難な身障者やお年寄りでも、まな板の上で食材を真っ直ぐに切断することができる。
このように、本発明のまな板を使用すれば、手を自由に使うことが困難な身障者やお年寄りでも、まな板の上で食材を真っ直ぐに切断することができる。
本欄では、本発明を実施するための形態の一例について説明するが、本発明が下記に説明する実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係るまな板(「本まな板」と称する。)1は、図1に示すように、まな板30の板面31に立設し、包丁50の切っ先51を回動可能に係止し得る切っ先受部3を設けてなる支柱部2と、該支柱部2からまな板30の板面31に渡ってアーチ状に設けられ、包丁50の刃身52を挿入可能で、かつまな板30の板面31に対して垂直方向にスライドさせるにように案内し得るガイド孔5を設けてなるフレーム部4とを備えている。
支柱部2の形状及び大きさは適宜変更可能である。 例えば支柱部2は、角柱状、円柱状、その他の形状であってもよい。
また、支柱部2の材質は、木材であっても、プラスチックであっても、他の材質であってもよいが、包丁50が破損しないように包丁よりも柔らかい材質、例えば木材やプラスチックであるのが好ましい。木材やプラスチックなどのように、包丁よりも柔らかい材質から支柱部2を形成すると、包丁50の切っ先51を突き刺して回動可能に係止することができるから、梃子の原理を利用することができるから、より小さな力で切断することができる。
また、支柱部2の材質は、木材であっても、プラスチックであっても、他の材質であってもよいが、包丁50が破損しないように包丁よりも柔らかい材質、例えば木材やプラスチックであるのが好ましい。木材やプラスチックなどのように、包丁よりも柔らかい材質から支柱部2を形成すると、包丁50の切っ先51を突き刺して回動可能に係止することができるから、梃子の原理を利用することができるから、より小さな力で切断することができる。
切っ先受部3は、包丁50の切っ先51を回動可能、特にまな板30の板面31に対して垂直方向に回動可能に係止することができるように支柱部2の前面側に設けられていれば、その形状は任意である。
例えば図1〜3に示すように、上下方向に伸びる適宜長さ、適宜深さの溝部6を設ければよい。該溝部6内の下端部6aに包丁50の切っ先51を挿入して係止させれば、まな板30の板面31に対して垂直方向に回動可能、つまり切っ先51を支点として包丁50をまな板30の板面31に対して垂直方向に回動させることができる。
この際、より好ましくは、上述したように、包丁50の切っ先51を突き刺して回動可能に係止することができるようにすることであり、そうすれば梃子の原理を利用することができるから、より小さな力で切断することができる。
なお、溝部6の底部は、まな板30の板面31が構成するようにするのが好ましい。
また、溝部6を上下方向に複数設け、切断する食材の大きさによって、包丁50の切っ先51を係止する溝部6を選択できるようにするのが好ましい。
この際、より好ましくは、上述したように、包丁50の切っ先51を突き刺して回動可能に係止することができるようにすることであり、そうすれば梃子の原理を利用することができるから、より小さな力で切断することができる。
なお、溝部6の底部は、まな板30の板面31が構成するようにするのが好ましい。
また、溝部6を上下方向に複数設け、切断する食材の大きさによって、包丁50の切っ先51を係止する溝部6を選択できるようにするのが好ましい。
図示はしないが、支柱部2の前面側に適宜形状の凹部を一つ若しくは上下方向に適宜間隔をおいて複数設けるようにしてもよい。
支柱部2は、まな板30の板面31に固着してもよいし、着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
支柱部2をまな板30の板面31に固着するには、接着剤あるいは釘で固定するなどすればよい。
また、支柱部2にまな板装着部を設けて、着脱可能に取り付けられるようにしてもよい。まな板装着部は、例えばまな板の板本体部を上下から挟んで固定する、例えばクリップ状のものなどを例示することができる。
支柱部2をまな板30の板面31に固着するには、接着剤あるいは釘で固定するなどすればよい。
また、支柱部2にまな板装着部を設けて、着脱可能に取り付けられるようにしてもよい。まな板装着部は、例えばまな板の板本体部を上下から挟んで固定する、例えばクリップ状のものなどを例示することができる。
フレーム部4は、支柱部2からまな板30の板面31に渡ってアーチ状に設ければよい。
アーチの具体的形状は適宜変更可能であるが、包丁50の切っ先51を切っ先受部3に係止させ、ここを支点として包丁50を回動させた際に、少なくとも包丁50の柄がフレーム部4に当たらないような形状及び大きさに形成する必要がある。
アーチの具体的形状は適宜変更可能であるが、包丁50の切っ先51を切っ先受部3に係止させ、ここを支点として包丁50を回動させた際に、少なくとも包丁50の柄がフレーム部4に当たらないような形状及び大きさに形成する必要がある。
フレーム部4は、例えば細長い棒状であっても、細長い平板状であっても、その他の形状であってもよい。また、材質も任意であり、例えば木材であっても、プラスチックであっても、他の材質であってもよいが、湾曲させ易い点では竹材などが好適である。
フレーム部4の一端は、支柱部2に固定し、他端はまな板30の板面31に固定すればよい。
フレーム部4の一端を支柱部2に固定するには、接着、釘着、ネジ着、その他の任意の手段によればよい。
他方、フレーム部4の他端をまな板30の板面31に固定するには、接着、釘着、ネジ着、その他の任意の手段によればよい。まな板の板面に穴を設け、この穴内にフレーム部の他端を挿入して係止するようにしてもよい。
フレーム部4の一端を支柱部2に固定するには、接着、釘着、ネジ着、その他の任意の手段によればよい。
他方、フレーム部4の他端をまな板30の板面31に固定するには、接着、釘着、ネジ着、その他の任意の手段によればよい。まな板の板面に穴を設け、この穴内にフレーム部の他端を挿入して係止するようにしてもよい。
なお、フレーム部4の一端を支柱部2に水平方向に回動可能に取り付け、他端はまな板30の板面31に対して固定しないか、適宜位置で固定し得るように形成してもよい。
ガイド孔5は、包丁50の刃身52を挿入可能で、かつフレーム4の長さ方向に該刀身52をスライド可能に案内し得る溝状の貫通孔、例えばフレーム4の長さ方向に長尺に伸びる長孔として形成すればよい。
このガイド孔5は、まな板30の板面31に至るまで設けるのが好ましい。
このガイド孔5は、まな板30の板面31に至るまで設けるのが好ましい。
なお、支柱部2を、水平方向に回動可能にまな板30に軸止するようにしてもよい。このように支柱部2を軸止すれば、任意の方向で食材を切断することができる。
また、上述のような支柱部2及びフレーム部4を、まな板30に着脱可能に取り付けられるようにして、既存のまな板に着脱可能に取り付けられるまな板補助具として提供することもできる。
すなわち、包丁50の切っ先51を回動可能に係止し得る切っ先受部3を有する支柱部2と、該支柱部2からアーチ状に設けられ、包丁50の刃身52を挿入可能で、かつまな板30の板面31に対して垂直方向にスライドさせるにように案内し得るガイド孔5を有するフレーム部4と、前記支柱部2をまな板30の板面31に立設状態に取り付けることができる装着部とを備えた、まな板補助器具を提供することもできる。
この際、まな板装着部は、例えばまな板の板本体部を上下から挟んで固定する、例えばクリップ状のものなどを例示することができる。
すなわち、包丁50の切っ先51を回動可能に係止し得る切っ先受部3を有する支柱部2と、該支柱部2からアーチ状に設けられ、包丁50の刃身52を挿入可能で、かつまな板30の板面31に対して垂直方向にスライドさせるにように案内し得るガイド孔5を有するフレーム部4と、前記支柱部2をまな板30の板面31に立設状態に取り付けることができる装着部とを備えた、まな板補助器具を提供することもできる。
この際、まな板装着部は、例えばまな板の板本体部を上下から挟んで固定する、例えばクリップ状のものなどを例示することができる。
1 まな板
2 支柱部
3 切っ先受部
4 フレーム部
5 ガイド孔
30 まな板
31 板面
50 包丁
51 切っ先
52 刃身
2 支柱部
3 切っ先受部
4 フレーム部
5 ガイド孔
30 まな板
31 板面
50 包丁
51 切っ先
52 刃身
Claims (2)
- まな板の板面に立設してなる支柱部と、支柱部の前面側下端部から上下方向に伸びる溝部が設けられ、この溝部内に包丁の切っ先を挿入し該切っ先を支点として回動可能に係止し得る切っ先受部と、該支柱部からまな板の板面に渡ってアーチ状に設けられ、包丁の刃身を挿入可能であって、且つ前記刃身をまな板の板面に対して垂直方向にスライドさせるように案内し得るガイド孔を設けてなるフレーム部と、を備えたまな板。
- 支柱部と、支柱部の前面側下端部から上下方向に伸びる溝部が設けられ、この溝部内に包丁の切っ先を挿入し該切っ先を支点として回動可能に係止し得る切っ先受部と、前記支柱部からアーチ状に設けられ、包丁の刃身を挿入可能であって、且つ前記刃身をまな板の板面に対して垂直方向にスライドさせるように案内し得るガイド孔を設けてなるフレーム部と、前記支柱部をまな板の板面に立設状態に取り付けることができる装着部と、を備えたまな板補助器具。
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