JP4406662B2 - 離陸及び着陸時に回転翼航空機により発せられる騒音を最小化する方法と装置 - Google Patents

離陸及び着陸時に回転翼航空機により発せられる騒音を最小化する方法と装置 Download PDF

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Description

本発明は離陸時及び着陸時に回転翼航空機、特にヘリコプターにより発せられる騒音を最小化するための方法と装置に関する。
殊に、本発明は騒音の最小化手順を講ずることにより、そのような過度の騒音にさらされる人々の数を最小限にするように、ヘリポート又は仮設ヘリポートの近くで回転翼航空機により生じる騒音公害を減少させることに関する。
一般に回転翼航空機により発せられる騒音は特に、
―運転中のローターに特有の騒音(過度の騒音は無い)と、
―主回転翼における前進中の回転翼の圧縮性騒音(マッハ効果)と、
―回転翼の渦干渉騒音BVIと、
―回転翼のウェーク干渉騒音BWIと、
―尾部回転翼の騒音、及び
―主回転翼と尾部回転翼の干渉騒音と
を含む。
飛行のある局面において回転翼航空機は高いレベルの騒音を発生するのに対して、他の局面ではその障害は最小化される。
本発明の一環として、騒音の最小化手順は、仮設ヘリポートでの到着又は出発の為の幾何学的飛行経路と制御パラメータ、すなわち回転翼航空機により発生する騒音の程度を決定する航空力学的な速度の二つの成分、特にその飛行経路に沿った対気速度と垂直方向の対気速度の組合せを含み、この組み合わせは地上における「同等の障害」を及ぼす騒音の到達範囲の面積を減少させ、該到達範囲の形状を現地周辺で許容可能なように適合させるべく意図されている。
本考案は騒音の放出を減らすためだけでなく、回転翼航空機の速度に直接依存する騒音の持続時間によって導かれる、付加的な障害もまた最小化するためである。
実際に地上における障害は、回転翼航空機と観察者の間の距離を増すこと、又は音源において発生する障害の程度を減らすこと、或いは最後に回転翼航空機が出来る限り早く移動するよう要求することにより減らすことができる。騒音の最小化手順は最良の結果を達成するために、これらの三つのパラメータを組み合わせる。
従来方法において、地上での最小限の障害を伴う着陸及び離陸は、従って第一に最小騒音での飛行条件を用いて移動すること、第二に特に極力急峻な下降及び上昇角度を保つことにより、地面と回転翼航空機の間に出来る限り遠い距離を恒久的に維持することからなる。ヘリコプターと地面の間の距離が、音源において障害の発生を減らすことにより問題を解決するには近すぎる時、観察者と該回転翼航空機の間の横方向の距離を増加させることが必要である。「同等の障害」の到達範囲の形状を定義するのは、この横方向の距離である。
それにもかかわらず、これら過度の騒音範囲及び最小の騒音範囲における振幅と激しさは、それぞれの現地に特有の飛行条件(高度、圧力、温度)、及びまた各々の飛行に特有の条件、特にヘリコプターの実質的な質量の関数である。
上記の検討材料から、実際面では現実的でない、最適な騒音の最小化手順を各飛行に関して確立するのが適切であろうという結論が生じる。
可能ならば、様々な飛行条件の間で妥協を実現するための、ユニークな手順の必要性がある。
更に、実際の現地は、パイロットが上空で要求される飛行経路に従おうとする時に、無風に対して決定された制御パラメータ(特に飛行経路の対気速度及び垂直方向の対気速度)を順守出来ないような、例えば季節と共に、又は更に地上からの高度と共に変化する風にさらされる。助力がなければ、パイロットは回転翼航空機を過度の騒音領域に進入させる危険を冒す。
この問題に対する解決策を提供する試みにおいて、JP2 736 045(特開平9−254897)及び欧州特許第0 945 841号明細書は、少なくとも部分的に上記の欠点を改善するための各々の装置を開示している。JP2 736 045に開示されている手順は、予め決められた音の到達範囲のデータベースを用いることにより、手動又は自動的にたどられる最小騒音の着陸経路を可能にする装置を説明している。その装置は実際の飛行条件(風、航空機の重量、外形、・・・)を考慮に入れることが出来ないという欠点を示す。
その困難を改善するため、欧州特許第0 945 841号明細書は、同じタイプではあるが地上における騒音測定の実施に基づく「閉ループ」で動作し、連続的ベースで最適な飛行経路を選定するために、それらをリアルタイムでヘリコプターに伝送する装置を提案している。それにもかかわらず、そのような装置は回転翼航空機の騒音測定結果を処理し、伝送するためのシステムと組み合わされたマイクロフォンを、着陸区域(一般に数kmの長さ)近傍の地上に設置することを必要とする欠点を示す。
その上、騒音測定活動の経験は、欧州特許第0 945 841号明細書において推奨されているリアルタイムの測定によって提供される修正が、特に強い突発的な風の存在で、測定結果において生じ得る非常に大きな変動のために利用出来ないというリスクがあることを示す。騒音の伝播速度は風による障害の伝播速度と同じオーダーの速さであるため、大きな遅れが修正動作に取り込まれ、それによって最適な飛行経路からの逸脱につながり、或いは全く修正されていない飛行経路と比較して騒音が増幅されることに迄つながる。
「ドーファン」(”Dauphin”)ヘリコプターにおける測定活動は、求められる騒音判定基準、すなわち、例えば最小騒音レベルでの上空飛行による騒音よりも小さい騒音に相当する通路は非常に狭く、そのような通路からの如何なる逸脱も、すぐさま判定基準を越えることにつながることを示している。従って該手順は非常に正確であることが必要で、上記の物理的理由によって単に比較的粗くなる可能性のある修正には対応出来ない。
本発明の目的は次の判定基準を同時に満足する、回転翼航空機のための離陸及び着陸手順を提案することにより、それらの欠点を改善することにある。
a)特定のタイプの回転翼航空機について、地面に対しての飛行経路は実質的に同じままでなければならず、それは前記飛行経路の勾配が大気の条件(特に風)にかかわらず、そして回転翼航空機の構成(特に質量)にかかわらず、実質的に一定に維持されなければならないことを意味する。
b)この飛行経路の間ずっと、二つのパラメータ(例えば飛行経路に沿った飛行経路対気速度及び垂直方向の対気速度)は、その制御が空気の勾配を制御していると考えられるならば、飛行高度における平均の風と平均上昇気流に応じて制御されねばならない。
c)騒音障害のレベルは、例えば最小騒音レベルでの上空飛行により生じる障害に適合する目的をもって、飛行経路の間ずっと一様でなければならず、この飛行段階は最小騒音での着陸の開始及び最小騒音での離陸の終りに相当する。
水平上空飛行により生じる障害を基準にすることは、環境にとって許容できる騒音レベルに従って、騒音に敏感な上空飛行領域のための最低高度を定義することに役立つ。それにもかかわらず、許容できる飛行領域を定義する他の任意の判定基準、例えば安定した上昇速度等が用いられ得る。
本発明によれば、特定のタイプの回転翼航空機に相当する、基準の回転翼航空機による離陸及び着陸の間に発せられる騒音を最小化する方法は、下記において注目に値する。
a)一連の測定値は、複数の騒音レベルの値が基準の回転翼航空機に固定され、該基準の回転翼航空機のnの構成について騒音の放出を表わす複数pのセンサーにより検知されて測定される、予備的な飛行の間に基準の回転翼航空機において収集され、ここでnは
―m の基準の回転翼航空機の質量と、
―q の主回転翼の回転速度と、
―r の尾部回転翼の回転速度と
の積である。
b)この一連の測定値から、(飛行経路対気速度、垂直方向の対気速度)座標システムにおける、一連の等しい騒音レベルを表わす第一シリーズのn×p線図が確立される。
c)前記第一シリーズの線図は、(飛行経路対気速度、垂直方向の対気速度)座標システムにおいて、一連の等しい騒音レベルを表わす第二シリーズのn×p線図へ、
―第一に、騒音発生の継続時間に依存する騒音公害を表わす騒音の修正と、
―第二に、飛行高度における大気条件の結果として、各質量を基準の回転翼航空機の見掛け重量に修正するための修正とにより変換される。
d)第二シリーズの線図の各線図において、最大の許容できる騒音に相当する、等しい騒音レベルの曲線が選択される。
e)各々の見掛け重量について、(飛行経路の対気速度、垂直方向の対気速度)座標システムにおいて最大の許容できる騒音に相当する、曲線の包絡線が確立され、それによって騒音が前記最大の許容できる騒音よりも小さいmの飛行領域を決定する。
f)各飛行領域において、基準の回転翼航空機用の一組のmの運転領域を決定する、ある運転領域が選択される。
上記のd)項で用いられている「等しい騒音レベルの曲線」は単一の連続曲線、又は複数のカーブした線分のいずれかを示してもよい。
更に、飛行において試験された質量構成についての運転領域の調査は、回転翼航空機の全ての質量構成に共通の、最小騒音での回転翼航空機の着陸及び離陸手順を定義できることを示す。
それに続いて、特定のタイプの回転翼航空機の、回転翼航空機用の着陸及び離陸手順の間に、
a)回転翼航空機の瞬間的な等価質量が計算され、そして
b)前記瞬間的な見掛け重量を有する回転翼航空機のための、無風の運転ポイント及び風を伴う瞬間的運転領域が、前記基準の回転翼航空機用のmの運転領域の全体から決定されることが有利である。
従って、本発明を用いて、一度だけ前記基準の回転翼航空機のみについて、そして前記基準の回転翼航空機に配置されたセンサーを用いて測定された騒音レベルのみに基づいて、基準騒音測定に基づき騒音に関して最適な飛行経路が作製される。
前記センサーは前記回転翼航空機の機体の外側に、又は主回転翼及び尾部回転翼のような回転要素(又はそれらの近く)に配置されるマイクロフォンであることが有利である。
騒音センサーを機体の内側に設置することは、そこで受ける騒音が外側の騒音よりも表わす正確度は少ないにしても又可能である。
機上のセンサーにより収集された測定結果から、本発明により生み出された各々の着陸及び離陸手順は、確かに騒音の最小化手順に相当するという確認を、測定された地面の到達範囲が可能にしていることが観察されるべきである。このために、最小騒音の飛行経路に沿った複数の顕著なポイントにおいて、地上での測定結果との相関が既になされている。
この類似性は、こわれやすく、高価で、操作が難しい、地上におけるマイクロフォンの配列を避けながら、騒音の最小化手順を生み出すことを可能にする。
更に、機上のセンサーで収集された測定結果を使用することは、安定した飛行の数秒のうちに情報が利用できるため、より正確であることが見出されており、その一方でセンサーを地上で使用する時には、飛行経路及び回転翼航空機と地上の間の大気における継続的な変動のために測定結果が不安定なままとなる。
その結果、本発明において、飛行経路をたどるために手動又は自動的手順において実質的に使用される騒音データベースが確立され、これによって昇降計及び風速計/圧力計装置、或いは更にFR 2 801 966及びFR 2 801 967の書類で開示されている種類の装置等の、現在の航空機器に対する完全な安全性が実現される。
本発明はまた、最小騒音での離陸及び着陸手順の適用における、特定のタイプの回転翼航空機を制御するための装置を提供する。
本発明によれば、前記装置はそれらが
―前記回転翼航空機の予め決められた運転領域を含むメモリを有し、前記回転翼航空機の瞬間的な等価質量に対応する無風の運転ポイント及び風を伴う運転領域を自動的に決定することが可能なコンピュータと、
―前記回転翼航空機の飛行経路対気速度と垂直方向の対気速度の値を得るための昇降計及び風速計/圧力計装置と、
―前記回転翼航空機の対地速度及び三次元の位置を決定するための受信機と、
―前記コンピュータにより作製される制御の設定ポイントを表示する手段と、そして
―前記回転翼航空機の瞬間的な質量を決定するための、燃料タンクあたり少なくとも一つの燃料計とを備えることにおいて注目に値する。
回転翼航空機の対地速度及び三次元の位置を決定するための受信機はGPS受信機又は任意の他の等価な装置であってもよい。
その上、前記装置は前記回転翼航空機用に自動的に離陸及び着陸手順を生み出すため、前記回転翼航空機の制御に直接作用する自動操縦装置を更に含んでもよい。
従って本発明により、下降の飛行経路は安定化され、パイロットは自動操縦時又はコンピュータの故障時における全ての状況下において統制出来なければならないため、例えばそれは(パイロットがコンピュータにより表示された指示に従う)半自動手順、及び(完全に自動操縦装置により制御される)自動手順の双方においてパイロットの任務を容易にするために直線である。これを可能にするため、パイロットは表示された指示の一貫性を素早く感知できる必要があり、それは単純な飛行経路についてのみ可能である。
有利なことに、本発明の装置は最大の上昇性能、或いは最大の加速又は減速された水平上空飛行性能を維持し、一方で特定のタイプの回転翼航空機の、回転翼航空機により発せられた騒音を最小化することを可能にする。
それに加えて、本発明において、騒音の最小化手順は垂直又は水平にかかわらず、時間と高度に応じて変化する平均の風による障害を無視出来るようにし、前記回転翼航空機の空気的パラメータは連続的なベースで修正される。
勿論、本発明は固定翼と回転翼を組み合わせた航空機のような特定の航空機、又は更に転換式航空機を含むあらゆるタイプの回転翼航空機に適用できる。更に、そのような回転翼航空機は、例えば単一の主回転翼又は縦一列の二つの主回転翼を備えることができる。同様に、尾部回転翼は例えば流線型に整形される(フェネストロン(Fenestron(登録商標))か、或いはそうでなくてもよい。
添付図面の図形は本発明がどのように実施できるかを明確に示している。図中で同一の参照記号は同様の要素を示す。
本発明が適用される図1に示す特定のタイプの回転翼航空機1は、従来の様式で機体2、羽根7から成る主要な前進及び上昇回転翼3を回転させるのに適するエンジンユニット5、及び反トルク尾部回転翼4を備える。機体は垂直尾翼11及び水平尾翼12と共にその自由端に配置されている尾部回転翼4を伴う、後尾支材8により後方へ延びている。
図2において、例えば着陸時に回転翼航空機がたどることが出来る最も単純な飛行経路が示されている。着陸領域に達するために、この飛行経路は四つの段階を含む必要がある。
―その間に回転翼航空機の速度が減少する、すなわち減速上空飛行を構成する最初の水平飛行段階P1(離陸において、これは加速上空飛行であろう)と、
―垂直方向の対気速度VZA、飛行経路に沿った対気速度TAの増加が一定に保たれることに相当する、水平飛行とそれに続く安定した下降の間の遷移曲線P2と、
―曲線P2と以下に定義される曲線P4とに、実質的に接線方向につながる直線に沿う安定した下降段階と、
―安定した下降から着陸決定地点P5への遷移曲線P5。
「飛行経路対気速度TA」及び「垂直方向の対気速度VZA」の用語は当業者に知られており、例として提供されている図3Aに示す定義に相当する。
図3Aはその安定した下降段階及び、無風における飛行経路対気速度の定義に等しい、地面に対する対地速度VSHで移動しており、そして地面に対する勾配θSHの飛行経路をたどっている回転翼航空機用のベクトル線図である。そのような状況の下で、飛行経路対気速度TA及び垂直方向の対気速度VZAの定義は、次の注記に相当する。
―飛行経路対気速度TAは地面に対する回転翼航空機の速度VSHに等しい。
―地面に対する飛行経路対気速度TAの勾配θは飛行の勾配θSHに等しい。
―垂直方向の対気速度VZAは飛行経路対気速度TAの垂直成分、及び地面に対する回転翼航空機の速度VSHの垂直成分VZSに等しい。
例えば、(地面に対する空気の速度として)速度VASの向かい風があるとき、飛行経路対気速度TAは図3Bに示すように、
Figure 0004406662
で与えられる。地面に対する回転翼航空機の垂直方向速度VZSは、そこで垂直方向の対気速度VZAに等しい。
更に例として、図3Cは速度VASの上昇気流の影響を示す。そのような条件下では、垂直方向の対気速度VZAは上昇気流速度VASと、地面に対する回転翼航空機の垂直方向速度VZSの大きさの合計に等しいことが見られる。
図3B及び3Cから、全体の風VASの二つの成分を表わす(水平の)向かい風と垂直の風の、組み合わされた影響に関係する図3Dを確立することができる。図3Dは何ら特別なコメントを必要としない。
本発明において、前記安定した下降段階は地面に対する一定勾配の直線部分であることに注意されたい。その結果、パイロットは飛行のこの段階の間、同じ判断及び同じ反射行動を保つ。この直線をたどるため、パイロットは風によって導入される障害を補正するように、結果として連続的に飛行経路対気速度TA及び垂直方向の対気速度VZAを調整しなければならない。勿論、風がない時は飛行経路対気速度及び垂直方向の対気速度は一定のままであるが、これは実際には殆どないケースである。
上に述べた図2に示す飛行経路に関連して、回転翼航空機のための着陸(又は離陸)手順は、飛行経路に沿った各ポイントを(TA−VZA)の値の対、すなわち(TA、VZA)座標システムに描かれたマッピングにおける特定の曲線上の点に対応させる。
最小騒音特性を満たすため、マッピング内において、全ての(TA−VZA)の対が加わった曲線は、騒音レベルが許容できる最大レベルよりも小さいポイントを通過する、順守される手順に対応することが必要である。
低騒音手順はそれゆえ許容出来ない騒音領域を避けねばならない。
許容出来ない領域を避ける如何なる手順も、従って最初に定義された最小騒音判定基準を満たす。図4は(TA、VZA)座標システムにおける、水平飛行から着陸への飛行経路Tの一例を示し、そこで領域DITは「許容不可」と言われ、騒音レベルが許容可能な最大レベルを越えている領域に相当する。
これを実施するため、(図5に図式的に示す様々な段階の)本発明による方法は、少なくとも
―予備のステップと、
―予備ステップの間に確立された結果を利用する、その後のステップと
を提示する。
本発明において、考慮されている特定のタイプの回転翼航空機1に対応する基準の回転翼航空機(「ドーファン」(Dauphin)、「プーマ」(Puma)、・・・タイプのヘリコプター)が最小騒音での離陸及び着陸手順を確立するために用いられる前記予備ステップの間に、
a)基準の回転翼航空機に固定され、該基準の回転翼航空機のnの構成について放出された騒音を表わす複数pのセンサーCにより検知される複数の騒音レベルの値を得るため、予備飛行の間に一連の測定結果が基準の回転翼航空機から収集され、ここでnは
―m の前記基準の回転翼航空機の質量Mと、
―q の主回転翼3の回転速度R1と、そして
―r の尾部回転翼4の回転速度R2と
の積である。
b)この一連の測定値から、(TA、VZA)座標システムにおける、一連の等しい騒音レベルL1を表わす第一シリーズのn×p線図D1が確立され、ここでTAは前記基準の回転翼航空機の飛行経路対気速度、そしてVZAは前記基準の回転翼航空機の垂直方向の対気速度である。
c)この第一シリーズの線図D1は、(TA、VZA)座標システムにおける、一連の等しい騒音レベルL2を表わす第二シリーズのn×p線図D2へ、
―第一に、騒音が発生する時間の長さに依存する騒音公害を表わす騒音の修正CVの実施と、
―第二に、飛行高度において大気条件に由来する、各質量Mを基準の回転翼航空機の見掛け重量MAに修正するための修正CMAの実施と
を実行することにより変換される。
d)各線図D2において、最大の許容できる騒音レベルBMAに相当する、等しい騒音レベル曲線L2Pが選択される。
e)各々の見掛け重量MAについて、(TA、VZA)座標システムにおける曲線L2Pの包絡線が確立され、それによって騒音が前記最大の許容できる騒音レベルBMAよりも小さいmの飛行領域を決定する。
f)各飛行領域DVにおいて、基準の回転翼航空機用の一組のmの運転領域を決定する、ある運転領域DFが選択される。
予備ステップの間に確立された結果を使用する、それに続くステップは特定のタイプの回転翼航空機の、それぞれの回転翼航空機1に次のように関連する。
a)前記回転翼航空機1の瞬間的な等価質量MEが計算され、そして
b)前記瞬間的な見掛け重量MEの前記回転翼航空機1の、無風の運転ポイントF及び瞬間的な運転領域DF1が、基準回転翼航空機のmの運転領域の全体から決定される。
予備のステップにおいて、第一シリーズの線図は図6に図式的に示される線図D1と同じタイプに確立され、これらの線図はセンサーCに関連する騒音測定、例えば基準の回転翼航空機に設置されたマイクロフォンに基づいて、(TA、VZA)座標システムにおいて確立された等レベル曲線L1を表わす。
勿論、例えば騒音レベルが増加するにつれて、閉じた等レベル曲線の外側の領域は減少する。
従来の方法において、各騒音レベルは次の主要モード、
―二乗平均平方根(rms)レベルとしてか、
―又はピークレベルか、
―又はピーク/rmsレベルか、
―又は重量レベル
において使用できる。
これを実施するため、センサーCは回転翼航空機において、圧縮性の過剰な騒音及びBVIの調査を容易にするように、羽根が前進する側と同じ側に位置するのが有利である。(左又は右に)向きを変える間にBVIを調査するために、センサーCをヘリコプターの両側に設置することが必要である。
このため、前記センサーCを、
a)羽根が前進する側に相当する回転翼航空機1の機体2の側における、
―機体2の前方における第一ゾーンN1と、
―前記主回転翼3の僅か前方の第二ゾーンN2と、
―前記主回転翼3の後方の第三ゾーンN3と、
b)水平尾翼12の各端部と
に設置することが望ましい。
センサーCを水平尾翼12の端部のそれぞれに設置することは、基本的に、流線型に整形された尾部回転翼タイプの、反トルク尾部回転翼4を装備するヘリコプター用に確保された解決策に相当することに注意されたい。反トルク尾部回転翼4が流線型に整形されていないとき、センサーCは一般に同じ方法でN1、N2、及びN3ゾーン、並びにまた反トルク尾部回転翼の平面内に位置するポール上に配置される。
該設置は更に、基準の回転翼航空機の対称な長手方向平面に関して、それぞれN1、N2、及びN3ゾーンに対称な、M1、M2、及びM3に配置された追加のセンサーを含むのも又可能であることに注意されたい。
その結果、n×p線図D1は、
―p のセンサーと、
―次を含む基準の回転翼航空機のnの構成、
・m の前記基準の回転翼航空機の質量Mと、
・q の主回転翼3の回転速度R1と、そして
・r の尾部回転翼4の回転速度R2と
に対応して得られる。
数量m、q、及びrは統一のために等しくすることができるが、それら各々は望ましくは3に設定される。
第一シリーズの線図D1から出発して、騒音の修正CV及び見掛け重量の修正CMAを適用することにより、各線図D1内の等レベル曲線L1が等レベル曲線L2へと変形される、第二シリーズの修正された線図D2が確立される。
騒音修正CVは、回転翼航空機が低速で移動しているとき、騒音公害が長時間になることを考慮に入れる。生理的な影響を考慮するため、基準に定められているように騒音ペナルティーが10log(V/TA)の形で導入され、ここでVは回転翼航空機の基準速度を示す。該基準速度Vは最小騒音の水平上空飛行速度VS、又は基準として選ばれた他の任意の飛行条件、例えば最大上昇速度VYを示すことが望ましい。
見掛け重量の修正CMAは、回転翼航空機の質量が放出される騒音レベルに及ぼす影響のために導入され、各線図D1を初期質量Mにではなく、M/(ρ/ρ)に等しい各見掛け重量MAに対応させることにあり、ここでρ/ρは飛行高度における空気に対する単位体積当たりの質量を表わす。
各々の修正された線図D2において、等しい騒音レベル曲線L2Pは、騒音レベルが最大騒音レベルBMAに等しいものに対して選定され、従って最小騒音での離陸及び着陸手順から除外されるべき、許容出来ない内部領域を定義する。
最大騒音レベルBMAは、最小騒音レベルでの上空飛行に相当する基準騒音レベルに設定されることが望ましい。
各々の見掛け重量についての曲線L2Pの全体(各々の見掛け重量用のp×q×rの曲線L2P)を重ね合わせることにより、それらは最大騒音レベルBMAよりも大きい騒音レベルを与えるため、除外されるべき許容出来ない領域DITの包絡線が得られる。残りの領域は認可された飛行領域DVを決定する。その結果、nの認可された飛行領域DV、すなわち各見掛け重量について一つの飛行領域が得られる。
予備ステップの終わりに、運転ポイントF及び運転領域DFが各見掛け重量に対して決定されることが有利である。該運転ポイントF及び運転領域DFは勿論それぞれの相当する飛行領域DV内に含まれる。
実際に、運転ポイントFは望ましくは、次のような方法で決定される。
―それがP3段階の間に、又は安定した運転段階の間に、地面に対して実質的に一定の勾配θSHの勾配を伴う、無風状態において下降又は上昇する回転翼航空機の条件に相当する。
図3に関連する上記の説明を考慮すると、運転ポイントFはつぎの条件に相当する。
・飛行経路対気速度TAは地面に対する回転翼航空機の速度VSHに等しい。
・垂直方向の対気速度VZAは地面に対する回転翼航空機の速度VSHの垂直成分VZSに等しい。
これらの条件下で、回転翼航空機の飛行経路の勾配は全くθSHに等しい。
この飛行経路の勾配θSHが回転翼航空機の見掛け重量MAに関係なく維持されることを確実にするため、そして単一の離陸及び着陸手順を適用可能にするため、運転ポイントFが各(TA、VZA)座標システムにおいて不変のままであり、またTA=VSH、及びVZA=VZSの座標に相当することが実際は適切である。
―最小騒音での離陸及び着陸手順は、相当する運転領域DFを決定することにより、風の存在下で適用可能である。
例えば回転翼航空機を正確な地点に着陸させることが可能なように、任意の最小化騒音手順が(適度な風の範囲内で)風と関係なく適用出来なければならない。
実際には、風の水平及び垂直成分は飛行経路を妨害するゆえに、ヘリコプターが地面に対して同じ勾配を連続的にたどることを確実にするため、そして飛行経路がP3ゾーン内で実際に直線のままであることを確実にするために、飛行経路対気速度TA及び垂直方向の速度VZAを修正することが必要である。風により導かれる該妨害は時間及び高度と共に変動するため、風の影響を補正する目的で、回転翼航空機の航空力学的な(すなわちその対気速度構成部品により決定された)飛行経路を、連続的なベースで修正することが必要である。
(事前に定義された見掛け重量に対して作製された)図7Aから、風の平均的な変化の補正を可能にする運転ポイントの対(TA−VZA)を選ぶ自由度は、限られたままであることが容易に理解されよう。該ポイントの対(TA−VZA)は、それが許容できる勾配θSH(乗客の快適性のために限界値は約10°に設定されている)を満足するように要求される場合、そして制御パラメータにおける過度の変動をさけるため、比較的狭い運転領域DF内に含まれたままでなければならない。
一般的に、運転領域DFは主として次の条件により決定される。
―無風の安定した運転領域の位置Fと、
―許容出来ない領域DITの輪郭と、
―回転翼航空機のアンバランスが補正されることを可能にし、そして何よりも許容出来ない領域DITに進入することなく風の変動を補正するための、許容出来ない領域DITの近傍における、飛行経路対気速度TA及び垂直方向の対気速度VZAに関する操縦性の余裕、及び
―可能な限り広い風の範囲において有効な騒音判定基準を満たす能力。
実際に、図7Aに示すように一つの運転領域DFが次のように確立される。
―第一段階において、許容出来ない領域DITに四点(A、B、C、D)で接する二つの尖った領域(S1、S2)が境界を定められ、これらの尖った領域の共通の頂点は無風のときの運転ポイントFである。これら二つの尖った領域(S1、S2)は図7A内でハッチングの形態で表わされている。
―安全性の余裕(操縦性、・・・)を導入するため、運転領域DFは第二段階において二つの尖った領域(S3、S4)の形で定義され、(図7Aにおいてドット付きの領域で示す)尖った領域S3、S4はそれぞれ領域S1及びS2内に含まれ、接線の接点A、B、C、及びDからそれらへの距離が選定された安全幅msと等しいように、各々直線(Fp、Fq)及び(Fr、Fs)により境界を定められている。
回転翼航空機の所定の見掛け重量MAのために運転領域DFを決定する尖った領域(S3、S4)は、尖った領域S3に関する運転領域が尖った領域S4に関する運転領域に対して対称である必要のないことが見られる。
このように決定された各々の運転領域DFは依然として相当に大きくなり得る。操縦を自発的に単純化して、しかも該手順が有効に満たされることを可能にするため、二つの対気速度要素の間で線形である操縦規則を採用することが望ましい。選定された構成において、これら二つの成分は飛行経路対気速度TA、垂直方向の対気速度VZAと空気に対する勾配θであり得る。線形の操縦規則の自発的な選定は、図7Aで上記に境界を定めた領域DF内に引かれた直線(fFf’)により表わされ、この直線(fFf’)は無風の運転ポイントFを通過している。
尖った領域S3及びS4の形によって、直線(fFf’)を各々の尖った領域S3とS4(操縦規則uFt)内にそれぞれが引かれた、二本の真直ぐな半分の線FuとFt、又は操縦、快適性、及び安全性に関して特に有利な曲線vFwで置き換えることは有利になり得る。
そのような条件下で、下記を観察することは重要である。
―直線(fFf’)、又は二本の真直ぐな半分の線FuとFt、或いは曲線vFwのいずれかの各ポイントは特定の風速の値に相当する。その結果、追加の制約、すなわち直線(fFf’)、又は真直ぐな半分の線FuとFtのうちの一つ、或いは曲線vFwのいずれかに関して、瞬間的な運転ポイント又は有効な運転ポイントFEFに相当する、瞬間的な座標TA(飛行経路対気速度)又はVZA(垂直方向の対気速度)を満足し、これを風速の瞬間値に適用することが回転翼航空機の操縦に課される。この追加の制約は、例えば(特に一定の勾配に対して)TAとVZAのような二つの「空気パラメータ」の間の規則か、或いは「空気パラメータ」の一つの為に設定される特定の値、例えばVZAを一定に保つことであり得る。
―図7A内に引かれた操縦規則fFf’、uFt、及びvFwは回転翼航空機の特定の見掛け重量MAについて決定される。そのような条件下で、見掛け重量によりこれらの操縦規則を変化させることは、各見掛け重量に関する(固定されたしきい値未満の)許容できる騒音レベルの点で最適な条件を得ることを可能にする。しかしながら、そして単純化のために、回転翼航空機の見掛け重量MAにかかわらず、一般の場合にfFf’タイプ、uFt又はvFwタイプのいずれかの風に対する操縦規則を用いて計画することは可能である。
―風が存在するときの運転ポイントの領域S3又はS4における状況が、操縦安全性を高めるために、向かい風の存在下で回転翼航空機の対地速度VSHが減少する条件を満足することが望ましい。
風の影響の例示として、そして再び図3B及び対応するコメントに関連して、向かい風の存在下での回転翼航空機の例が採られる。
そのような状況下で、回転翼航空機は常に地面に対する勾配θSHの飛行経路をたどり、そして速度VSHで移動する。
無風の場合、飛行経路対気速度TAはVSHと等しく、図7Bにおける安定した運転ポイントFは、横軸の直線VSHと角度ψSHの線分OPの間の、tanψSH=VZA/TAとなるような交点にある。
地面に対する速度がVASの向かい風の存在下で、図3Bに示すように飛行経路対気速度TAは速度VSHよりも速く、図7Bに示すようにTAVの値をとる。
更に、ポイントFと同じ座標の直線VZAと、ポイント0からtanψ=VZA/TAVを伴う勾配ψの直線との交点における、風を伴う運転ポイントFVが図7BのポイントFの右側にある許容出来ない領域DITの中に位置し得るように、空気勾配θは図3Bに見られる如くθSHの値よりも小さい。
この状況を改善するため、及び図7Cと関連して、次に例えば飛行経路対気速度をTAVと異なる値TAに調整し、それによって角度θをθAmに、そして図7Bに示すように角度ψをψAmに移すことが適切である。これに対して、以下が観察できる。
―速度VSHはVSHの値をとり、
―速度VZSはVZSの値をとり、そして
―速度VZAはVZAの値をとる。
この状態の下で、tanψAm=VZA/TAである。
結果として、このプロセスは許容出来ない領域DITの外側にある、図7BにおいてFEと書かれた有効な運転ポイントを決定する。
そのような条件の下で、そして各々の向かい風の速度値VASに対し、選定された飛行経路TA又は角度θAmの値において、対気速度の値があるだけ多くの可能な運転ポイントFEがある。速度VASの向かい風に対するこれらのポイントの全体は、その方程式が次の形のうちの一つをとる曲線で表わされる。
Figure 0004406662
TA×cos(θAm)−VAS=TA×sin(θAm)/tan(θSH
図7Dは向かい風の二つの速度VAS及びVAS1に関連する、そのような曲線の二つの部分を示し、増加している向かい風の影響は矢印FFで表わされている。
同じように、図7Dの照号VAS2及びVAS3で識別される二つのカーブした部分は、追風の速度が矢印FAの方向に増加している、速度VAS2及びVAS3の追風を表わす。
一般に、各々のこれら曲線(VAS、VAS1、VAS2、VAS3、・・・)は、例えば図7Dに示すように認可された領域、すなわち許容出来ない領域DIT1とDIT2の間に位置する部分を含む。従って、速度VASの向かい風に関連する曲線の線分JKは、この風に対する可能な解に相当する。ポイントFEは従って線分JK上にある。そのような線分JKは、上述の角度が比較的小さいままである限り実質的に線形である。
それにもかかわらず、第一に線分JKは単独のポイントLまで縮小される可能性があり、その場合、ポイントLは図7Eに示すように、許容できる限界風速VASLを表わすか、又はなお第二に、該線分JKは例えば風速VAS3に対する図7DのポイントMMによって指定される一端のみに留まることがある。
図7D及び上記の説明に関連して、例えば風速VASに対し、有効な運転ポイントFEFは、
―第一に線分JKに、そして
―第二に、上述のように尖った領域S3又はS4の内の一つに、そして更にとりわけ風の存在下での操縦規則に従って、
・無風の運転ポイントFを通過する一本の直線であるfFf’のタイプか、
・ポイントFから来る二本の真直ぐな半分の線であるuFtのタイプか、
・或いは連続的な曲線であるvFwのタイプ
に属することが理解されよう。
そのような状況の下で、各々の風速VASに対して唯一つの有効な運転ポイントFEFが存在する結果が生じる。このポイントFEFは線分JKと、使用時の風を伴う操縦規則のうちの一つ(fFf’又はuFt或いはvFw)の交点にある。図7Dは、向かい風VASに対する各々の操縦規則fFf’、uFt、及びvFwについてのポイントFEFの位置を示す。
無風の運転ポイントFは、可能ならば、回転翼航空機の上昇又は下降用の単一の「地上」での手順を定義するために、回転翼航空機の全ての見掛け重量MAに共通であるべきことが想起される。しかしながら、尖った領域S3及びS4、並びに操縦規則(fFf’、uFt、或いはvFw)もまた見掛け重量MAにおける変動に応じて変化し得る。
一般に、有効な運転ポイントFEFを許容出来ない領域DITの外側に置くために、同じプロセスが風(水平及び/又は垂直)の全ての組み合わせに対して適用される。
結果として、様々な種類の風(向かい風、追風、上昇風、下降風)を改善するため、一般に限界ポイントF1とF2(図7D)の間に留まる操縦規則fFf’又はuFt又はvFwによって、有効な運転ポイントFEFは望ましくは動かされることを理解されたい。
例えば図7Dに関連して、本発明と共に得られる最大の堅牢性は、第一に(速度ゼロの風に関連する)線分Jの中央における無風の運転ポイントF、そして第二に各線分JKの中央にあって風を伴う任意の有効な運転ポイントFEFを選択することに相当し、従って騒音が最大の許容できる騒音BMAを超える複数の領域から等距離の、特定の最適な曲線vFwに相当し、それゆえ風の存在下で最適な操縦規則vFwを決定する。勿論、該曲線vFwは必ずしも尖った領域(S3、S4)内に含まれる必要はない。この曲線vFwが特定のタイプの回転翼航空機の、回転翼航空機1の見掛け重量MAと無関係であることは有利である。
図2に示すように飛行段階P2及びP4の間、無風の運転ポイントF並びに、風を伴う有効運転ポイントFEF及び運転領域DFの継続は同様に、以前の飛行領域DVから自動的に決定される。
それに続くステップは特定のタイプの回転翼航空機の、回転翼航空機1の各々の着陸及び離陸手順の間に実行される。
このために、次の作業が継続して行なわれる。
a)回転翼航空機1の瞬間的な等価質量MEが計算され、
b)回転翼航空機1用の瞬間的な運転領域DF1が、前記基準の回転翼航空機のmの運転領域の全体に基づく、前記瞬間的な見掛け重量MEに対して決定される。
瞬間的な等価質量MEは、回転翼航空機1がそれに従う垂直加速度γと、瞬間的な回転翼航空機1の質量(燃料は計器9によって示される通り消費されるため、瞬間的に調整される)の積に等しい。
領域DF1は、その前の領域DFから例えば補間法により、任意の数値計算法によって得ることが出来る。
勿論、上述の操縦規則fFf’、uFt、及びvFwは前記回転翼航空機1にも適用され、その結果、運転線図DF内でのこれら規則の引かれた線から行なわれる補間法により、各々の瞬間的な運転線図DF1において統合される。
有利なことに、操縦規則fFf’、uFt、及びvFwは特定のタイプの回転翼航空機の、回転翼航空機1の等価質量MEとは無関係であり得る。
更に、そして一般化のために、水平成分VHAS及び垂直成分VZASを含む速度VASの任意の風の影響に関連する図3Dに関して、回転翼航空機の釣り合いが飛行段階にかかわらず、地面に対する回転翼航空機の速度VSHに法線をなす軸にベクトルを投影することにより得られる、次の関係Rによって支配されることを観察するのは重要である。
TA×sin(θSH−θ)=VZAS×cos(θSH)−VHAS×sin(θSH
その結果、VHAS及びVZASの成分を有する風VASに対する、この釣り合い関係は、回転翼航空機の三つの特性パラメータ、すなわち地面に対する回転翼航空機の飛行経路の勾配と、地面に対する飛行経路対気速度TAの勾配とにそれぞれ関係する、その飛行経路対気速度TA及び角度θSHとθに関係することが見られる。
上記で明らかなように、最小騒音の制約は、関係R又は三つの「空気パラメータ」TA、VZA、及びθの内の二つに関連する操縦の制約、例えば次の等式形態の内の一つの形に導く。
TA=R(θ
TA=R(VZA)
VZA=R(θ
これらは具体的には操縦規則fFf’、uFt、及びvFwである。例示のため、線分fFf’、uFt、及び曲線vFwは実際に、TA=R(VZA)の形におけるパラメータTAとVZAの間のそれぞれの関係を表わすことが容易に理解できるであろう。
有効な運転ポイントFEFにより表わされる唯一の解を得ることは、ある運転の制約に相当する追加的関係Rを考慮に入れることを要求する。
着陸段階P3の特定の状況において、この関係Rは回転翼航空機の飛行経路の勾配θSHが、上記に説明したように、回転翼航空機1が正確な地点に着陸することを必要とする限り、一定に保たれることを要求する。
回転翼航空機1の離陸に特に関連する変形において、運転の制約は必要に応じ、関係R
VZA=R(TA)
の形をとるように、回転翼航空機の速度の関数として最大上昇性能のための機能を選択することに相当し得る。
この関係は関係Rと同等である。しかしながら、回転翼航空機の飛行経路の勾配θSHはそこで航空工学のための方程式により完全に決定されるため、そこには唯一の有効な運転ポイントFEFしか存在しない。
水平に上空を飛行し、一方で加速又は減速している回転翼航空機1に特に関係する別の変形においては、飛行経路速度TAが時間tの関数、すなわち、例えば
TA=R(t)
であるように、運転の制約は関係Rの形で書くことができる。
そのような状況下で、関係R(t)は
(t)=a+γ
の如くであることが有利であり、ここでaは定数、そしてγは回転翼航空機の加速又は減速である。
この場合、勾配θSHは定義によりゼロのため、唯一の有効な飛行ポイントFEFはもはや存在しないことに注意されたい。
例示のため、及び図7Cに関連して、速度VASの風に対して操縦制約の無い解の全体は、直線ααに相当する。速度VASの存在下で唯一の有効な運転ポイントFEFを決定する唯一の解は、そこで図7Cに定義されるように、δポイントを通る曲線ββを直線ααが横切るZポイントである。Zポイントは図7Dにおける有効な運転ポイントFEFの一つの、図7Cにおけるイメージである。
勿論、本発明による方法はあらゆるタイプの回転翼航空機、例えばヘリコプター、固定翼と回転翼を組み合わせた航空機、及び転換式航空機において実施可能である。
図8に図式的に示す本発明の装置は、離陸及び着陸段階の間に発せられる騒音を最小化するよう、特定のタイプの回転翼航空機の前記回転翼航空機1の飛行を管理するために役立つ。
該装置Dは本質的に、
―前記基準の回転翼航空機用の予め決められた風を伴う運転領域DFを含むメモリ21を有し、前記回転翼航空機1の瞬間的な等価質量MEに相当する、無風の運転ポイントF及び風を伴う運転領域DF1を自動的に決定することが可能なコンピュータ20と、
―前記回転翼航空機1の飛行経路対気速度TA及び垂直方向の対気速度VZAの値を得るための、昇降計(VSI)及び風速計/圧力計装置8と、
―前記回転翼航空機1の対地速度及び三次元位置を決定する受信機22と、
―前記コンピュータ20により作製される制御の設定ポイントを表示するための表示手段23と、そして
―前記回転翼航空機1の瞬間的な質量を決定するための、少なくとも一つの燃料計9とを備える。
更に、メモリ21は次を含むことが有利である。
―二つの尖った領域(S3、S4)の間にある、風に関する操縦規則fFf’と、
―尖った領域S3、S4内にそれぞれある二本の真直ぐな半分の線FuとFtにより構成される、風を伴う操縦規則uFtと、
―尖った領域S3、S4内にそれぞれある二つの曲線部分vF及びwFにより構成される、風の存在下での操縦規則vFwと、そして
―騒音が最大の許容できる騒音BMAを超える複数の領域から等距離を保つ曲線により構成される、風を伴う操縦規則vFw。
これら各々の操縦規則fFf’、uFt、及びvFwは、回転翼航空機1の等価質量ME、及び運転領域DFとDF1と無関係であり得ることに注意されたい。
前記メモリ21は特定のタイプの回転翼航空機の、回転翼航空機1のための一定勾配θSHの飛行経路に相当する運転の制約を含むことが有利である。
一つの変形において、前記メモリ21は最大上昇性能の機能に相当する運転の制約を含む。
別の変形において、前記メモリ21は、時間の関数としての飛行経路対気速度TAを表わす関係に相当し、そして特に加速又は減速しながらの水平上空飛行段階の間に適用される、運転の制約を含む。
受信機22はGPS受信機又はその他のあらゆる等価な装置であってもよい。
本発明の一環として、最小騒音制御の設定ポイントを生み出し追跡するための前記装置Dは、回転翼航空機1を前記回転翼航空機の質量にかかわらず、そして周囲の条件(風、・・・)にかかわらず、地面に対して実質的に一定の勾配θSHの飛行経路に保つことが出来る。そのような条件下で、段階P3はまた「安定した段階」又は「安定した運転の段階」、或いは更に「安定した上昇及び下降段階」とも呼ぶことができる。
有利なことに、本発明の装置はまた特定のタイプの回転翼航空機の、回転翼航空機1により発せられる騒音を最小化する一方で、最大上昇性能又は最大に加速又は減速される水平上空飛行性能を維持することを可能にする。
このために、本発明による騒音の最小化手順は三つのステップを含み、これらのステップの一連の手順は入力パラメータの速さに合わせて繰り返される。
第一ステップは着陸現場における無風での、例えば着陸時の最小騒音での飛行経路を位置決めすることに関連する。
図2に示すような、メモリ21に格納されている予め決められた飛行経路は二つの可変の要素を有する。
―水平飛行の高度に依存する勾配(P3ゾーン)の長さと、
―先行した騒音最小化の最適な上空飛行速度及び環境の制約に依存する、減速水平飛行(P1ゾーン)の長さ。
コンピュータ20は従って図8に示す様々な手段、すなわち特に以下により提供されるデータに基づき、それら二つのパラメータの値を現在の状況に適合させる初期機能を有する。
―前記回転翼航空機1の瞬間的な質量を決定するための、少なくとも一つの燃料計9と、
―前記回転翼航空機の地面に対する速度を決定するため、及びその三次元の位置を決定するための受信機22。
風の影響を補正するため、コンピュータ20は第二ステップで、実質的に一定のP3ゾーンにおける傾斜を維持するため、及び更に最大の飛行性能或いは最大の加速又は減速された水平上空飛行性能を満足するために要求される、飛行経路対気速度TA及び垂直方向の対気速度VZAに対する連続的な修正を生み出す。これらの修正はシステム22により表示される地面に対する速度、及び昇降計(VSI)及び風速計/圧力計装置8により提供される飛行経路対気速度TAに基づいて行なわれる。
この第二ステップの最後に、コンピュータは従って風に応じて修正される飛行経路に相当する制御パラメータを提供する。
このように計算された飛行ポイントを有効に達成できるように、コンピュータ20は第三ステップで、自動操縦装置が故障した場合にパイロットが引き継げるように、これらの設定ポイントをディスプレイ画面23に表示するとともに、各瞬間に制御設定ポイントをパイロット又は自動操縦装置25に供給しなければならない。
自動操縦装置25が使用されるとき、前記回転翼航空機1の操縦翼面を作動させるために、制御信号は飛行制御装置30に伝送される。
このように、本発明は騒音測定が風に殆ど無関係になるよう、前記回転翼航空機1に対して有利に実施されることを可能にする。更に、これらの測定結果は各々の特定のタイプの回転翼航空機を稼動運転へ投入する前に、一度だけ収集される。
正確で実際的な方法で予め決められた飛行経路により、また最大の影響を有するパラメータを考慮に入れ、そして測定された風に応じて飛行経路の修正を適用して、騒音公害は地上における特定の設備を何ら必要とせず最小化される。
勿論、本発明の装置はあらゆるタイプの回転翼航空機、例えばヘリコプター、固定翼と回転翼を組み合わせた航空機、及び転換式航空機に取り付けることができる。
勿論、本発明はその実施に関して多くの変形が可能である。幾つかの実施形態が記述されているが、可能な実施形態を余す所なく特定することは考えられないことが理解されよう。勿論、記述されたいずれの手段も本発明の範囲から逸脱することなく、等価な手段に置き換えられ得る。
本発明を適用した回転翼航空機の略図を示す。 回転翼航空機が特に着陸段階の間にたどる飛行経路の略図を例示する。 一定勾配の飛行経路における着陸の間の、回転翼航空機用の速度ベクトル線図を例示する。 着陸時の回転翼航空機に対する向かい風の影響を例示する。 上昇気流が存在する着陸時の、回転翼航空機用の速度ベクトル線図を例示する。 任意の風が存在する着陸時の、回転翼航空機用の速度ベクトル線図を例示する。 水平飛行から着陸への最小騒音の飛行経路例を示す。 離陸及び着陸の間に発せられる騒音を最小化するための、本発明による方法の適用を要約したブロック線図である。 マイクロフォンを用いて実施された測定に基づき確立された等しい騒音レベルの線図の例を示す。 騒音の最小化手順における回転翼航空機の運転領域、及び無風の運転ポイントFを通じて通過する、関連する制御規則の様相を例示する。 許容出来ない騒音領域を避けるために、向かい風の特定の影響を修正する手段を例示する。 図7Bと関連する速度ベクトル線図を示す。 向かい風FF又は追風FAの存在下での効果的な運転ポイントの位置を例示する。 効果的な運転ポイントが風の限界ポイントを構成可能な特殊ケースを示す。 運転中の回転翼航空機用の、最小騒音の飛行経路をたどるための装置のブロック線図である。

Claims (51)

  1. 回転翼航空機(1)の離陸及び着陸の間に発せられる騒音を最小化する方法であって、前記回転翼航空機(1)に相当する基準の回転翼航空機が使用される予備的な飛行の段階に、次のステップ、
    a)基準の回転翼航空機に固定された複数pのセンサーCにより検知され、
    前記基準の回転翼航空機のm種類の質量Mと、
    主回転翼(3)のq種類の回転速度R1と、
    尾部回転翼(4)のr種類の回転速度R2と、
    により決定されるn種類の構成に対する騒音放出を表わす、複数の騒音レベルの値を予備的飛行の間に得るために、基準の回転翼航空機において一連の測定値を収集するステップと、
    b)前記一連の測定結果から、TAが前記基準の回転翼航空機の飛行経路対気速度、VZAが前記基準の回転翼航空機の垂直方向の対気速度である(TA、VZA)座標システムにおいて、一連の等しい騒音レベルL1を表わす第一シリーズのn×p線図D1を確立するステップと、
    c)前記第一シリーズの線図D1を、(TA、VZA)座標システムにおいて、一連の等しい騒音レベルL2を表わす第二シリーズのn×p線図D2へと、
    第一に、騒音発生の継続時間に依存する騒音公害を表わす騒音の修正CVを行なうこと、及び
    第二に、飛行高度における大気条件の結果として、各質量Mを基準の回転翼航空機の見掛け重量MAに修正するための修正CMAを行なうこと、
    によって変換するステップと、
    d)各線図D2において、最大の許容できる騒音BMAに相当する、等しい騒音レベルの曲線L2Pを選択するステップと、
    e)各々の見掛け重量MAに対し(TA、VZA)座標システムにおいて、騒音が前記最大の許容できる騒音BMAよりも小さいm種類の飛行領域DVを決定するために、曲線L2Pの包絡線を確立するステップと、
    f)各飛行領域DVにおいて、基準の回転翼航空機用の運転領域DFを選択するステップと、
    が実行されることを特徴とする方法。
  2. 修正CMAがM/(ρ/ρ)に等しい見掛け重量MAを計算することにあり、ここでρ/ρは飛行高度における空気に対する単位体積当たりの質量を表わすことを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  3. 速度修正CVが、生理的な影響を考慮した10log(V/TA)の形に相当し、ここでVは前記回転翼航空機(1)の基準速度を示すことを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記基準速度Vが、回転翼航空機(1)の最小騒音レベルでの上空飛行速度VSであることを特徴とする、
    請求項3に記載の方法。
  5. 前記基準速度Vが、回転翼航空機(1)の最大上昇速度VYであることを特徴とする、
    請求項3に記載の方法。
  6. 回転翼航空機(1)の離陸及び着陸に関連する各々のそれに続く期間に対して、次のステップ、
    a)回転翼航空機(1)の瞬間的な等価質量MEを計算するステップと、
    b)基準の回転翼航空機のm種類の運転領域の全体に基づく、前記瞬間的な等価質量MEに対して、回転翼航空機(1)の無風の運転ポイントF及び、風を伴う瞬間的な運転領域DF1を決定するステップと、
    が行なわれることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記運転領域DF及びDF1は二つの尖った領域(S3、S4)であり、これらの尖った領域の各々は無風の運転ポイントFをその頂点に有し、該無風の運転ポイントFから来る二つの尖った領域(S1、S2)にそれぞれ関連する安全幅msを提供することを特徴とする、
    請求項6に記載の方法。
  8. 回転翼航空機(1)の等価質量MEは、無風の運転ポイントFに対して影響を与えないことを特徴とする、
    請求項7に記載の方法。
  9. 風を伴う有効な運転ポイントFEFが無風の運転ポイントFを通る直線fFf’上に位置し、該直線fFf’が二つの領域(S3、S4)内に含まれており、それによって風を伴う操縦規則fFf’を決定することを特徴とする、
    請求項7または8に記載の方法。
  10. 風を伴う有効な運転ポイントFEFが二本の真直ぐな半分の線FuとFtの上に位置し、各々の真直ぐな半分の線が無風の運転ポイントFを経由して通り、そして尖った領域S3とS4のそれぞれ一つの中に含まれており、それによって風を伴う操縦規則uFtを決定することを特徴とする、
    請求項7または8に記載の方法。
  11. 風を伴う有効な運転ポイントFEFが無風の運転ポイントFを通る曲線vFw上に位置し、該曲線部分vF及びwFがそれぞれ領域S3とS4の中に含まれており、それによって風を伴う操縦規則vFwを決定することを特徴とする、
    請求項7または8に記載の方法。
  12. 回転翼航空機(1)の等価質量MEは、操縦規則fFf’に対して影響を与えないことを特徴とする、
    請求項9に記載の方法。
  13. 回転翼航空機(1)の等価質量MEは、操縦規則uFtに対して影響を与えないことを特徴とする、
    請求項10に記載の方法。
  14. 回転翼航空機(1)の等価質量MEは、操縦規則vFwに対して影響を与えないことを特徴とする、
    請求項11に記載の方法。
  15. 風を伴う有効な運転ポイントFEFが無風の運転ポイントFを通る、風を伴う操縦曲線vFwの上に位置し、前記曲線vFwが最大の許容できる騒音BMAよりも騒音の大きい複数の領域から等距離にあることを特徴とする、
    請求項6に記載の方法。
  16. 回転翼航空機(1)の等価質量MEは、操縦規則vFwに対して影響を与えないことを特徴とする、
    請求項15に記載の方法。
  17. 運転の制約が回転翼航空機(1)用の一定勾配θSHの飛行経路に対応して決定されることを特徴とする、
    請求項9〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 運転の制約が最大上昇性能の機能に対応して決定されることを特徴とする、
    請求項10〜16のいずれか一項に記載の方法。
  19. 運転の制約が時間の関数として飛行経路対気速度TAを表わす関係に対応して決定されることを特徴とする、
    請求項10〜16のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記複数の騒音レベルが、
    a)羽根の前進側に相当する基準の回転翼航空機の機体(2)の側における、
    機体(2)の前方における第一ゾーンN1と、
    前記回転翼航空機(1)の主回転翼(3)の僅かに前方の第二ゾーンN2と、
    前記主回転翼(3)の後方の第三ゾーンN3と、
    b)前記基準の回転翼航空機の水平尾翼(12)の各端部と、
    に配置されたセンサー(C)によりその値が測定される、上記の騒音レベルを少なくとも含むことを特徴とする、
    請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記複数の騒音レベルが、
    a)羽根の前進側に相当する基準の回転翼航空機の機体(2)の側における、
    機体(2)の前方における第一ゾーンN1と、
    前記回転翼航空機(1)の主回転翼(3)の僅かに前方の第二ゾーンN2と、
    前記主回転翼(3)の後方の第三ゾーンN3と、
    b)尾部回転翼(4)の平面内に位置するポール上と、
    に配置されたセンサー(C)によりその値が測定される、上記の騒音レベルを少なくとも含むことを特徴とする、
    請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
  22. 複数の騒音レベルが補足的に、前記基準の回転翼航空機の長手方向の対称面に関して、それぞれがN1、N2、及びN3ゾーンと対称なM1、M2、及びM3ゾーンにおいて測定された騒音レベルを含むことを特徴とする、
    請求項20または21に記載の方法。
  23. 前記N1、N2、N3、M1、M2、及びM3ゾーンが、前記基準の回転翼航空機の前記機体(2)の外側に位置することを特徴とする、
    請求項20〜22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記N1、N2、N3、M1、M2、及びM3ゾーンが、前記基準の回転翼航空機の前記機体(2)の内側に位置することを特徴とする、
    請求項20〜22のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記基準の回転翼航空機の構成の前記の数nが、
    m=1に相当する少なくとも一つの質量Mと、
    q=1に相当する主回転翼(3)の少なくとも一つの回転速度R1と、
    を含むことを特徴とする、
    請求項1〜24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記基準の回転翼航空機の構成の前記の数nが、
    m=3に相当する三つの質量Mと、
    q=3に相当する主回転翼(3)の三つの回転速度R1と、
    を含むことを特徴とする、
    請求項1〜24のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記基準の回転翼航空機の構成の前記の数nが、
    m=3に相当する三つの質量Mと、
    q=3に相当する主回転翼(3)の三つの回転速度R1と、
    r=3に相当する尾部回転翼(4)の三つの回転速度R2と、
    を含むことを特徴とする、
    請求項1〜24のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記最大の騒音レベルBMAが、前記回転翼航空機(1)の公称速度における水平飛行での最小騒音レベルに相当することを特徴とする、
    請求項1〜27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記センサー(C)がマイクロフォンであることを特徴とする、
    請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
  30. ヘリコプター・タイプの回転翼航空機(1)のために実施されることを特徴とする、
    請求項1〜29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 回転翼と固定翼を組み合わせたタイプの回転翼航空機(1)のために実施されることを特徴とする、
    請求項1〜29のいずれか一項に記載の方法。
  32. 転換式の回転翼航空機(1)のために実施されることを特徴とする、
    請求項1〜29のいずれか一項に記載の方法。
  33. 請求項1〜32のいずれか一項に規定された方法を実施するための装置であって、
    前記基準の回転翼航空機用の予め決められた風を伴う運転領域DFを含むメモリ(21)を有し、前記回転翼航空機(1)の瞬間的な等価質量MEに対応する、無風の運転ポイントF及び風を伴う運転領域DF1を自動的に決定することが可能なコンピュータ(20)と、
    前記回転翼航空機(1)の飛行経路対気速度TA及び垂直方向の対気速度VZAの値を得るための、昇降計及び風速計/圧力計装置(8)と、
    前記回転翼航空機(1)の対地速度及び三次元位置を決定するための受信機(22)と、
    前記コンピュータ(20)により作製される制御の設定ポイントを表示するための表示手段(23)と、
    前記回転翼航空機(1)の瞬間的な質量を決定するための、少なくとも一つの燃料計(9)と、
    を備えることを特徴とする、
    装置。
  34. 前記メモリ(21)が、風を伴う運転領域DF1において決定される二つの尖った領域(S3、S4)の中に位置する、風を伴う線形の操縦規則fFf’を含むことを特徴とする、
    請求項33に記載の装置。
  35. 前記メモリ(21)が、風を伴う運転領域DF1において決定される尖った領域S3及びS4の中にそれぞれ位置する、二本の真直ぐな半分の線Fu及びFtで構成された、風を伴う線形の操縦規則uFtを含むことを特徴とする、
    請求項33に記載の装置。
  36. 前記メモリ(21)が、風を伴う運転領域DF1において決定される尖った領域S3及びS4の中にそれぞれ位置する、二本の曲線部分vF及びwFで構成された、風を伴う操縦規則vFwを含むことを特徴とする、
    請求項33に記載の装置。
  37. 前記メモリ(21)が、運転領域DF1において決定され、騒音が最大の許容できる騒音BMAよりも大きい複数の領域から等距離にある曲線で構成される、風を伴う操縦規則vFwを含むことを特徴とする、
    請求項33に記載の装置。
  38. 回転翼航空機(1)の等価質量MEは、操縦規則fFf’に対して影響を与えないことを特徴とする、
    請求項34に記載の装置。
  39. 回転翼航空機(1)の等価質量MEは、操縦規則uFtに対して影響を与えないことを特徴とする、
    請求項35に記載の装置。
  40. 回転翼航空機(1)の等価質量MEは、操縦規則vFwに対して影響を与えないことを特徴とする、
    請求項36に記載の装置。
  41. 回転翼航空機(1)の等価質量MEは、操縦規則vFwに対して影響を与えないことを特徴とする、
    請求項37に記載の装置。
  42. 前記メモリ(21)が回転翼航空機(1)用の一定勾配θSHの飛行経路に相当する運転の制約を含むことを特徴とする、
    請求項33〜41のいずれか一項に記載の装置。
  43. 前記メモリ(21)が回転翼航空機(1)の最大上昇性能の機能に相当する運転の制約を含むことを特徴とする、
    請求項33〜41のいずれか一項に記載の装置。
  44. 前記メモリ(21)が時間の関数として飛行経路対気速度TAを表わす関係に対応する運転の制約を含むことを特徴とする、
    請求項33〜41のいずれか一項に記載の装置。
  45. 前記回転翼航空機(1)により発せられる騒音を最小化するための離陸及び着陸手順を自動的に生み出す手段として、前記回転翼航空機(1)の操縦翼面に直接作用する自動操縦装置(25)を含むことを特徴とする、
    請求項33〜44のいずれか一項に記載の装置。
  46. 前記コンピュータ(20)が、風の影響を補正するため及び実質的に一定の勾配を保つために、飛行経路対気速度TA及び垂直方向の対気速度VZAに対する修正を生み出し、前記修正が前記受信機(22)と前記昇降計及び前記風速計/圧力計装置(8)によって供給されるデータの速さで生み出されることを特徴とする、
    請求項33〜45のいずれか一項に記載の装置。
  47. 前記コンピュータ(20)が、パイロットに制御の設定ポイントを送り、前記設定ポイントが前記受信機(22)と、前記昇降計及び前記風速計/圧力計装置(8)と、によって供給されるデータの速さで表示されることを特徴とする、
    請求項33〜46のいずれか一項に記載の装置。
  48. 前記コンピュータ(20)が前記回転翼航空機(1)の飛行制御装置(30)及び操縦翼面を作動させる自動操縦装置(25)に、制御の設定ポイントを伝送することを特徴とする、
    請求項33〜47のいずれか一項に記載の装置。
  49. 前記回転翼航空機(1)がヘリコプターであることを特徴とする、
    請求項33〜48のいずれか一項に記載の装置。
  50. 前記回転翼航空機(1)が固定翼と回転翼を組み合わせた航空機であることを特徴とする、
    請求項33〜48のいずれか一項に記載の装置。
  51. 前記回転翼航空機(1)が転換式の航空機であることを特徴とする、
    請求項33〜48のいずれか一項に記載の装置。
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