JP4405099B2 - 計量器 - Google Patents

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    • H10N10/13Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects operating with only the Peltier or Seebeck effects characterised by the heat-exchanging means at the junction

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゼーベック効果を利用した熱電変換素子を用いて温度差発電を行うことにより、計量器本体内部の電子回路部の電源である一次電池を不要とした計量器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子式水道メータやガスメータ等の電池駆動型の計量器においては、一次電池を搭載しており、この一次電池の電源を計量器内の電子回路部に供給して電子回路部を動作させている。この一次電池は一定期間使用すると、電源電圧が低下するため、定期的に新たな電池と交換する必要がある。電池を交換するためには、計量器を一旦取り外し、計量器に設けられた蓋を開けて電池を取り出して新たな電池と交換する。そして、蓋を閉じて再び計量器を設置し直すといった作業を行わなければならなかった。
【0003】
また、従来のこの種の計量器は、劣悪な所に設置されることが多く、また、水没とか多湿であるとか、計量器に設けられた電子回路部にとって、はなはだ環境条件が悪かった。このため、計量器を密閉構造とすることで、電子回路部を水没や多湿等から保護していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、計量器を密閉構造にすると、電池交換作業がやりにくくなる他、構造も複雑になり、計量器が高価になるなど実用上問題が多かった。さらに、電池交換が遅れると、最悪の場合には、計量器が動作停止に至ることもある。このようなことから、実際には早めに電池を交換している。
【0005】
しかし、電池を早めに交換することは、電池を完全に使い切らないで、破棄することにもなることから、甚だ経済的ではなかった。また、電池は自己放電作用があるため、長期にわたって保存すると、電池電圧が低下してしまう。このため、電池を買いだめできず、多量に電池交換が必要になった場合等には、その対応が難かしかった。
【0006】
本発明は、このような不具合を解決しようとするもので、一次電池を使用することなく、交換電池代がいらず電池交換作業が不要でしかも構造が簡単で且つ安価な計量器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の計量器は、第1被測定体と第2被測定体との境界部に配置され、前記第1被測定体の温度と前記第2被測定体の温度との温度差に応じた起電力を発生する熱電変換素子を有し、該熱電変換素子の起電力を計量器本体内の電子回路部に供給し、前記計量器本体は、水道管に流れる水の流量を測定する電子式水道メータであり、前記第1被測定体の温度は、水温度であり、前記第2被測定体の温度は、外気温度又は地中温度であり、前記熱電変換素子は、前記水温度と前記外気温度又は地中温度との温度差に応じて発生した起電力を前記電子式水道メータ内の電子回路部に供給することを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、第1被測定体と第2被測定体との境界部に配置された熱電変換素子は、第1被測定体の温度と第2被測定体の温度との温度差に応じた起電力を発生し、発生した起電力を計量器本体内の電子回路部に供給するので、一次電池を使用することなく、交換電池代がいらず電池交換作業が不要でしかも構造が簡単で且つ安価な計量器を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の計量器のいくつかの実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態の計量器である電子式水道メータの断面図である。第1の実施の形態の計量器は、水道管に流れる水の流量を測定する電子式水道メータであり、この電子式水道メータに熱電変換素子を有する熱電変換モジュールを設けて、この熱電変換モジュールからの起電力を電源として利用したことを特徴とする。
【0011】
電子式水道メータのメータ本体1は、水道管3から保持管5が立ち上がり、その保持管5内に、全周がシールされた状態でメータケース7が組み付けられている。メータケース7は、磁力を通す材質で形成され、その下方の水道管3の領域には、水の流れに対応して回転数が増減する羽根車9が設けられている。
【0012】
羽根車9は、支軸11によって回転自在に支持されると共に、羽根車9の上方で、支軸11には、支軸11と一緒に回転する磁石13が配置されている。メータケース7の内部には、羽根車9の回転数を検知する検知センサ17と、この検知センサ17からの回転数を水の流量に換算する計量回路部19と、水の流量をデジタル表示する表示部21とを有している。
【0013】
検知センサ17は、磁気抵抗素子からなり、支持部材23により支持され、メータケース7の底板7aを介して磁石13と対向し合う位置に位置決めされている。また、水の流量値は、フレキシブル配線基板25を介して外の信号ケーブル27へ伝送されるようになっている。
【0014】
また、金属からなるメータ下ケース3aの表面には熱を電気に変換する熱電変換モジュール30が貼り付けられている。この熱電変換モジュール30は、ゼーベック効果を利用した熱電変換素子を有する。ゼーベック効果の原理を図4を用いて説明する。図4に示すように、2種類の金属A,Bを接合し、2箇所の接合部の内の、一方の接合部を低温とし他方の接合部を高温とし温度差を与えると、温度の高い方から低い方へ電子が移動することにより熱起電力が発生する。従って、高温側を+、低温側を−とする電池が構成され、これをゼーベック効果と呼ぶ。一般的には、図3に示すようなπ型のような形にP型素子とN型素子とを接合し、1つの熱電変換素子を形成している。このような熱電変換素子を直列に多数接続したものが、図2に示す熱電変換モジュール30である。
【0015】
熱電変換モジュール30は、図2の断面図に示すように、p型シリコン系半導体からなるp型シリコン系熱電変換素子本体31と、n型シリコン系半導体からなるn型シリコン系熱電変換素子本体32とが交互に同一平面上にマトリックス状に併設されて構成されている。
【0016】
1つのn型シリコン系熱電変換素子本体32とこれに隣接するp型シリコン系熱電変換素子本体31の上部には、それらを共通に接続する第1電極部材33が設けられている。また、1つのp型シリコン系熱電変換素子本体31とこれに隣接するn型シリコン系熱電変換素子本体32の下部には、それらを共通に接続する第2電極部材34が設けられている。第1電極部材33と第2電極部材34とは、銀系の電極材料からなり、素子1個分だけずれた形態で設けられている。この熱電変換モジュール30は、熱電変換素子を多数直列に接続しているので、大きな起電力を得ることができる。
【0017】
なお、熱電変換モジュール30からの電源線は、図示しないが、熱電変換モジュール30と電子回路部である計量回路部19とは電源線で接続されており、電源線はメータケース内に適当な経路で配置されている。
【0018】
このように構成された熱電変換モジュール30において、メータ下ケース3a側である表面30a側は、水道メータの中を流れる水(本発明の第1被測定体に対応)の温度に近い温度になっている。また、熱電変換モジュール30の裏面30b側は、地面40(本発明の第2被測定体に対応)と接しており、地面温度(地中温度)に近い温度になっている。なお、地面温度の代わりに、外気温度を用いても良い。
【0019】
水の温度と地面(地中)温度との間には若干ではあるが、温度差がある。この温度差により、熱電変換モジュール30は、発電を行い熱起電力を発生する。例えば、熱電変換モジュール30の中の熱電変換素子の数(以下、素子数という。)が1000本程度のもので、数℃の温度差で200mV程度の発電電圧が得られる。もちろん、素子数を直列に増加することで、より大きな発電電圧を得ることができる。この熱電変換モジュール30からの発電電圧を電源として電源線を介して計量回路部19に供給するので、一次電池を使用することなく、従って交換電池代がいらず電池交換作業が不要となる。
【0020】
また、経済的な理由で、素子数を増加するには限度がある。このため、電子式水道メータなどのように、温度差が小さく発電電圧が小さい場合には、図5に示すような回路構成を用いることができる。図5に示す回路は、熱電変換モジュール30、この熱電変換モジュール30に接続された第1昇圧充電回路41、熱電変換モジュール30に接続された第2昇圧充電回路43、計量回路部19に並列に接続された二次電池45、アノードが第1昇圧充電回路41に接続され且つカソードが二次電池の正極に接続されたダイオードD1、アノードが第2昇圧充電回路42に接続され且つカソードが二次電池の正極に接続されたダイオードD2を有して構成されている。なお、二次電池45に代えて、コンデンサを用いても良い。
【0021】
このような回路によれば、第1昇圧充電回路41は、熱電変換モジュール30からの起電力を昇圧し、ダイオードD1を介して二次電池45に充電し、第2昇圧充電回路43は、熱電変換モジュール30からの起電力を昇圧し、ダイオードD2を介して二次電池45に充電する。従って、熱電変換モジュール30の発電電圧が小さくても、二次電池45の充電電圧が大きくなり、この充電電圧を計量回路部19に供給できる。
【0022】
また、温度差が大きく発電電圧が比較的大きい場合には、図6に示すような回路構成を用いることができる。図6に示す回路は、熱電変換モジュール30、熱電変換モジュール30からの起電力を整流するブリッジ回路47、ブリッジ回路47からの整流出力を昇圧する昇圧充電回路49、昇圧充電回路49に接続された二次電池45及び計量回路部19を有して構成されている。ブリッジ回路47は、4つのダイオードD1〜D4から構成される。なお、二次電池45に代えて、コンデンサを用いても良い。
【0023】
水道メータの場合、夏と冬とで水温と地中温度とが逆転することがある。夏場では地中温度よりも水温が高いことから、表面30a側が電圧(+)となり、裏面30b側が電圧(−)となる。このため、熱電変換モジュール30a→ダイオードD3→昇圧充電回路49→計量回路部19→ダイオードD2→熱電変換モジュール30bの経路で電流が流れる。
【0024】
一方、冬場では、地中温度の方が水温よりも高くなることから、表面30a側が電圧(−)となり、裏面30b側が電圧(+)となる。このため、熱電変換モジュール30b→ダイオードD4→昇圧充電回路49→計量回路部19→ダイオードD1→熱電変換モジュール30aの経路で電流が流れる。従って、夏と冬とで水温と地中温度とが逆転しても、これに関係なく、一定方向の起電力が得られ、この起電力を計量回路部19に供給することができる。
【0025】
このように第1の実施の形態の電子式水道メータによれば、一次電池を使用することなく、従って交換電池代がいらず電池交換作業が不要となる。また、電池交換用開閉部が不要となることから、構造が簡単で安価な電子式水道メータを提供できる。
【0026】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の計量器は、冷暖房用室内ユニット(以下、室内ユニットと略称する。)で消費する熱量を計量するカロリーメータであり、このカロリーメータに熱電変換モジュール30を設け、熱電変換モジュールを電源として利用したことを特徴とする。
【0027】
図7は第2の実施の形態の計量器であるカロリーメータの構成ブロック図である。図7において、液体(水)の流れに対応して回転数が増減する羽根車9は、支軸11によって回転自在に支持され、支軸11には、支軸11と一緒に回転する磁石13が配置されている。
【0028】
磁気センサ17aは、磁気抵抗素子からなり、磁石13と対向し合う位置に位置決めされ、回転検出回路17bは、磁気センサ17aからのセンサ出力により羽根車9の回転数を検知する。流量演算回路19aは、回転検出回路17bからの回転数の信号に基づき回転数を流量に換算する。
【0029】
送り管温度センサ54は、巡回往路の液体53a(本発明の第1被測定体に対応)が流れる送り管51の温度を検出し、増幅回路56aは、送り管温度センサ54からの送り管温度信号を増幅して温度差演算回路57に出力する。返り管温度センサ55は、巡回復路の液体53b(本発明の第2被測定体に対応)が流れる返り管52の温度を検出し、増幅回路56bは、返り管温度センサ55からの返り管温度信号を増幅して温度差演算回路57に出力する。温度差演算回路57は、増幅回路56aからの送り管温度信号と増幅回路56bからの返り管温度信号とに基づき温度差を演算する。
【0030】
乗算回路19bは、流量演算回路19aで得られた流量と温度差演算回路57で得られた温度差とを乗算することにより室内ユニットの消費した熱量を求める。積算回路19cは、乗算回路19bからの熱量を積算し、計量表示部21aは、積算回路19cからの積算値を表示する。
【0031】
また、カロリーメータには熱電変換モジュール30が設けられ、この熱電変換モジュール30の表面30a側は送り管51に接し、裏面30b側は、返り管52に接している。熱電変換モジュール30は、巡回往路の液体53aの温度と巡回復路の液体53bの温度との温度差に応じた起電力を発生する。昇圧回路49aは、熱電変換モジュール30からの起電力を昇圧し、充電回路49aは昇圧回路49aからの出力を充電し、電源回路45aは、充電回路49aからの出力に基づく電源電圧を、電子回路部である流量演算回路19a、乗算回路19b、積算回路19c、温度差演算回路57等に供給する。
【0032】
このようなカロリーメータにおいても、一次電池を使用することなく、従って交換電池代がいらず電池交換作業が不要となる。また、電池交換用開閉部が不要となることから、構造が簡単で安価なカロリーメータを提供できる。
【0033】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態の計量器は、メータケース内に流入されるガスの流量を測定するガスメータであり、このガスメータに熱電変換モジュール30を設け、熱電変換モジュール30を電源として利用したことを特徴とする。
【0034】
図8は第3の実施の形態の計量器であるガスメータの構成ブロック図である。図8に示すガスメータは、メータケース内に流入されるガスの圧力を検知する圧力センサ63、ガスの流量を検知する流量センサ64、地震を感知する感震器65、ガス圧力異常やガス流量異常や地震感知等により遮断する遮断弁66、ガス流量や遮断事由や警報事由を表示する表示部67、及びこれらの各部を制御するマイコンメータコントローラ62を有している。
【0035】
また、ガスメータには熱電変換モジュール30が設けられ、この熱電変換モジュール30の表面30a側は地面40(本発明の第2被測定体に対応)に接し、裏面30b側は、ガス61(本発明の第1被測定体に対応)に接している。熱電変換モジュール30は、地面40の温度とガス61の温度との温度差に応じた起電力を発生する。なお、地面40の温度に代えて、外気温度であっても良い。昇圧回路49a、充電回路49a、及び電源回路45aは、図7で説明したものと同じである。電源回路45aからの電源電圧を電子回路部であるマイコンメータコントローラ62等に供給する。
【0036】
このようなガスメータにおいても、一次電池を使用することなく、従って交換電池代がいらず電池交換作業が不要となる。また、電池交換用開閉部が不要となることから、構造が簡単で安価なガスメータを提供できる。
【0037】
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態の計量器は、室内の空気(エア)の温度をコントロールするエアコン装置であり、このエアコン装置に熱電変換モジュール30を設け、熱電変換モジュールを電源として利用したことを特徴とする。
【0038】
図9は第4の実施の形態の計量器であるエアコン装置の構成ブロック図である。図9に示すエアコン装置は、室内のエアの温度を検知する温度センサ76、送風用のファン77、温度センサ76からの温度に基づき設定温度となるように室内の温度をコントロールしたりファン77をコントロールするエアコンコントローラ75を有している。また、エアコンコントローラ75は、タイマをコントロールしたり、通風/冷房の切替、通風/暖房の切替等のコントロールを行う。
【0039】
また、エアコン装置には熱電変換モジュール30が設けられ、この熱電変換モジュール30の表面30a側は圧縮ガス73a(本発明の第1被測定体に対応)が流れる圧縮ガス管71に接し、裏面30b側は、膨張ガス73b(本発明の第2被測定体に対応)が流れる膨張ガス管72に接している。熱電変換モジュール30は、圧縮ガス73aの温度と膨張ガス73bの温度との温度差に応じた起電力を発生する。昇圧回路49a、充電回路49a、及び電源回路45aは、図7で説明したものと同じである。電源スイッチ50は、オンすることにより、電源回路45aの電源電圧を、電子回路部であるエアコンコントローラ75に供給する。
【0040】
このようなエアコン装置においても、一次電池を使用することなく、従って交換電池代がいらず電池交換作業が不要となる。また、電池交換用開閉部が不要となることから、構造が簡単で安価なエアコン装置を提供できる。
【0041】
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態の計量器は、腕時計のように患者の腕にはめて人体温度と外気温度の温度差により起電力を発生し、心拍数を測定する脈拍計等の医療用計測装置であり、脈拍計に熱電変換モジュール30を設け、熱電変換モジュールを電源として利用したことを特徴とする。
【0042】
図10は第5の実施の形態の計量器である脈拍計の構成ブロック図である。図10に示す脈拍計は、人体81の腕に取り付けられた半導体圧力センサ83、この半導体圧力センサ83からの血圧信号を検出する圧力検出回路84、この圧力検出回路84で検出された血圧信号の内のピーク値をパルスとして抽出することにより血圧信号をパルス列に変換するパルス列変換回路85、測定スタートスイッチ86をオンした時から一定時間だけ計時するタイマ回路87、計時された一定時間内に、パルス列変換回路85からのパルス列を入力するアンド回路88、一定時間内に入力されたパルス列を積算することで脈拍値を求める積算回路89、脈拍値を表示する表示部90を有している。なお、圧力検出回路84で検出された血圧信号に基づき血圧を測定するようにしても良い。
【0043】
また、脈拍計には熱電変換モジュール30が設けられ、この熱電変換モジュール30の表面30a側は人体81(本発明の第1被測定体に対応)に接し、裏面30b側は、外気82(本発明の第2被測定体に対応)に接している。熱電変換モジュール30は、人体81の温度と外気82の温度との温度差に応じた起電力を発生する。昇圧回路49a、充電回路49a、電源回路45a、及び電源スイッチ50は、図9で説明したものと同じである。電源スイッチ50は、オンすることにより、電源回路45aの電源電圧を、電子回路部である、パルス列変換回路85、タイマ回路87、アンド回路88、及び積算回路89等に供給する。
【0044】
このような脈拍計においても、一次電池を使用することなく、従って交換電池代がいらず電池交換作業が不要となる。また、電池交換用開閉部が不要となることから、構造が簡単で安価な脈拍計を提供できる。
【0045】
(第6の実施の形態)
第6の実施の形態の計量器は、河川の水位を測定する河川水位計であり、この河川水位計に熱電変換モジュール30を設け、熱電変換モジュール30を電源として利用したことを特徴とする。河川水位計は、商用電源のないところで使用される。
【0046】
図11は第6の実施の形態の計量器である河川水位計の構成ブロック図である。図11に示す河川水位計は、河川に設置された水位センサ92、この水位センサ92からの検知信号により河川の水位を測定する河川水位測定回路93、タイマ回路94、測定された河川の水位が一定値を超えたかどうかを判定する制御回路95、河川の水位が一定値を超えた場合に警報信号を通信用インターフェイス(通信用I/F)97を介して外部の監視センタ(図示せず)に送信する通信回路96を有している。
【0047】
また、河川水位計には熱電変換モジュール30が設けられ、この熱電変換モジュール30の表面30a側は地面40(本発明の第1被測定体に対応)に接し、裏面30b側は、河川の水91(本発明の第2被測定体に対応)に接している。熱電変換モジュール30は、地面40の温度と河川の水91の温度との温度差に応じた起電力を発生する。なお、地面40の温度に代えて、外気温度を用いても良い。昇圧回路49a、充電回路49a、電源回路45a、及び電源スイッチ50は、図9で説明したものと同じである。電源スイッチ50は、オンすることにより、電源回路45aの電源電圧を、電子回路部である、制御回路95、タイマ回路94、河川水位測定回路93等に供給する。
【0048】
このような河川水位計においても、一次電池を使用することなく、従って交換電池代がいらず電池交換作業が不要となる。また、電池交換用開閉部が不要となることから、構造が簡単で安価な河川水位計を提供できる。
【0049】
(第7の実施の形態)
第7の実施の形態の計量器は、積雪高さを測定する気象用テレメータであり、この気象用テレメータに熱電変換モジュール30を設け、熱電変換モジュール30を電源として利用したことを特徴とする。
【0050】
図12は第7の実施の形態の計量器である気象用テレメータの構成ブロック図である。図12に示す気象用テレメータは、積雪の中に設置された積雪高さセンサ102、この積雪高さセンサ102からの検知信号により積雪101の高さを測定する積雪高さ測定回路103、タイマ回路104、測定された積雪の高さが一定値を超えたかどうかを判定する制御回路105、積雪が一定値を超えた場合に警報信号をアンテナ107を介して外部の監視センタ(図示せず)に送信する通信回路106を有している。
【0051】
また、気象用テレメータには熱電変換モジュール30が設けられ、この熱電変換モジュール30の表面30a側は地面40(本発明の第1被測定体に対応)に接し、裏面30b側は、積雪101(本発明の第2被測定体に対応)に接している。熱電変換モジュール30は、地面40の温度と積雪101の温度との温度差に応じた起電力を発生する。なお、地面40の温度に代えて、外気温度を用いても良い。昇圧回路49a、充電回路49a、電源回路45a、及び電源スイッチ50は、図9で説明したものと同じである。電源スイッチ50は、オンすることにより、電源回路45aの電源電圧を、電子回路部である、制御回路105、タイマ回路104、積雪高さ測定回路103等に供給する。
【0052】
このような気象用テレメータにおいても、一次電池を使用することなく、従って交換電池代がいらず電池交換作業が不要となる。また、電池交換用開閉部が不要となることから、構造が簡単で安価な気象用テレメータを提供できる。
【0053】
以上のように、各種の計量器を例示したが、さらには、熱交換器の場合には、直接的に温度差が大きく取れるため、熱電変換モジュール30を電源として電子回路部を駆動できる応用可能性が大きい。
【0054】
なお、本発明は上記実施の形態の計量器に限定されるものではない。上記実施の形態では、熱電変換素子としてシリコン半導体を例示したが、シリコン半導体と同様な効果が得られるものであれば、Bi−Te系やPb−Te系などの材料を用いても良く、あるいはその他の材料を用いても良い。また、上記実施の形態では、電極材料を銀系材料としたが、銀系材料と同様な効果が得られればその他の電極材料を用いても良い。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、一次電池を使用することなく、交換電池代がいらず電池交換作業が不要でしかも構造が簡単で且つ安価な計量器を提供することができ、実用上の効果が極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の計量器である電子式水道メータの断面図である。
【図2】電子式水道メータに設けられた熱電変換モジュールの断面図である。
【図3】図2に示す熱電変換モジュールの内の1つの熱電変換素子を示す断面図である。
【図4】ゼーベック効果の原理図である。
【図5】熱電変換モジュールの出力を昇圧し回路電源として使用する第1の構成例を示す図である。
【図6】熱電変換モジュールの出力を昇圧し回路電源として使用する第2の構成例を示す図である。
【図7】第2の実施の形態の計量器であるカロリーメータの構成ブロック図である。
【図8】第3の実施の形態の計量器であるガスメータの構成ブロック図である。
【図9】第4の実施の形態の計量器であるエアコン装置の構成ブロック図である。
【図10】第5の実施の形態の計量器である脈拍計の構成ブロック図である。
【図11】第6の実施の形態の計量器である河川水位計の構成ブロック図である。
【図12】第7の実施の形態の計量器である気象用テレメータの構成ブロック図である。
【符号の説明】
1…メータ本体、3…水道管、3a…メータ下ケース、5…保持管、7…メータケース、7a…底板、9…羽根車、11…支軸、13…磁石、15…透明ガラス、17…検知センサ、19…計量回路部、21…表示部、23…支持部材、25…フレキシブル配線基板、27…信号ケーブル、30…熱電変換モジュール、31…p型シリコン系熱電変換素子本体、32…n型シリコン系熱電変換素子本体、33…第1電極部材、34…第2電極部材、40…地面、41…第1昇圧充電回路、43…第2昇圧充電回路、45…二次電池、47…ブリッジ回路、49…昇圧充電回路。

Claims (4)

  1. 第1被測定体と第2被測定体との境界部に配置され、前記第1被測定体の温度と前記第2被測定体の温度との温度差に応じた起電力を発生する熱電変換素子を有し、該熱電変換素子の起電力を計量器本体内の電子回路部に供給し、
    前記計量器本体は、水道管に流れる水の流量を測定する電子式水道メータであり、前記第1被測定体の温度は、水温度であり、前記第2被測定体の温度は、外気温度又は地中温度であり、前記熱電変換素子は、前記水温度と前記外気温度又は地中温度との温度差に応じて発生した起電力を前記電子式水道メータ内の電子回路部に供給することを特徴とする計量器。
  2. 第1被測定体と第2被測定体との境界部に配置され、前記第1被測定体の温度と前記第2被測定体の温度との温度差に応じた起電力を発生する熱電変換素子を有し、該熱電変換素子の起電力を計量器本体内の電子回路部に供給し、
    前記計量器本体は、熱量を測定するカロリーメータであり、前記第1被測定体の温度は、巡回往路の液体温度であり、前記第2被測定体の温度は、巡回復路の液体温度であり、前記熱電変換素子は、前記巡回往路の液体温度と前記巡回復路の液体温度との温度差に応じて発生した起電力を前記カロリーメータ内の電子回路部に供給することを特徴とする計量器。
  3. 第1被測定体と第2被測定体との境界部に配置され、前記第1被測定体の温度と前記第2被測定体の温度との温度差に応じた起電力を発生する熱電変換素子を有し、該熱電変換素子の起電力を計量器本体内の電子回路部に供給し、
    前記計量器本体は、河川の水位を測定する河川水位計であり、前記第1被測定体の温度は、河川の水温度であり、前記第2被測定体の温度は、外気温度又は地中温度であり、前記熱電変換素子は、前記河川の水温度と前記外気温度又は地中温度との温度差に応じて発生した起電力を前記河川水位計内の電子回路部に供給することを特徴とする計量器。
  4. 第1被測定体と第2被測定体との境界部に配置され、前記第1被測定体の温度と前記第2被測定体の温度との温度差に応じた起電力を発生する熱電変換素子を有し、該熱電変換素子の起電力を計量器本体内の電子回路部に供給し、
    前記計量器本体は、積雪の高さを測定する気象用テレメータであり、前記第1被測定体の温度は、雪中温度であり、前記第2被測定体の温度は、外気温度又は地中温度であり、前記熱電変換素子は、前記雪中温度と前記外気温度又は地中温度との温度差に応じて発生した起電力を前記気象用テレメータ内の電子回路部に供給することを特徴とする計量器。
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