JP4404197B2 - 高温室内観測装置 - Google Patents

高温室内観測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4404197B2
JP4404197B2 JP2004028240A JP2004028240A JP4404197B2 JP 4404197 B2 JP4404197 B2 JP 4404197B2 JP 2004028240 A JP2004028240 A JP 2004028240A JP 2004028240 A JP2004028240 A JP 2004028240A JP 4404197 B2 JP4404197 B2 JP 4404197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
observation
temperature
observation apparatus
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004028240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005221121A (ja
Inventor
祥生 前川
尋樹 安藤
英夫 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority to JP2004028240A priority Critical patent/JP4404197B2/ja
Publication of JP2005221121A publication Critical patent/JP2005221121A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4404197B2 publication Critical patent/JP4404197B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

本発明は高温室内観測装置に係り、特に電気集塵機など室内が高温雰囲気である高温室の内部状況を観測して点検する高温室内観測装置に関する。
従来、廃棄物などを焼却処理する際に、焼却処理で発生した排気ガス中に飛散する焼却灰などの塵埃を除去してから大気中へ排気する集塵機が設けられ、電気的に集塵を行なう電気集塵機が多く採用される。
図4は、従来における電気集塵機90の一例を示した断面斜視図である。
電気集塵機90は、排気ガス流入口92及び排気ガス流出口94を備えたケーシング91の内部には、多数の放電極板96, 96…及び集塵極板98, 98…がガス流入口92から流入する排気ガスの流れに沿った方向に吊下されている。電気集塵機90の上部に設置された電源装置100, 100…から電気が各放電極板96, 96…に供給されると、放電極板96, 96…から集塵極板98, 98…へコロナ放電されて、各集塵極板94, 94…を帯電させて塵埃を付着させる。
また、ケーシング91内のガス流入口92の近傍にはガス整流分布板102, 102…が放電極板96,96…及び集塵極板98,98…と相対する向きに設置され、排気ガス流入口92から流入する排気ガスを整流して、放電極板96, 96…及び集塵極板98, 98…へ供給する。
さらに、ケーシング91の外側面には集塵極槌打装置104, 104…が複数設置されており、集塵極板98, 98…を定期的に打撃して付着した塵埃を払い落とす。払い落とされた塵埃は、電気集塵機90の下部に設けられた排出ホッパ106,106で蓄積され、付属する排出口108,108から排出される。
上記の如く構成された電気集塵機90において、高い集塵能力を維持するためには放電極板96, 96…や集塵極板98, 98…などの内部設備の点検を定期的に行なう必要がある。従来、電気集塵機90の点検は、作業者がケーシング91の外側面に設けられたタラップ110, 110…を伝ってドア112, 112…から入室し、ガス整流分布板102, 102…と放電極板96, 96…及び集塵極板98, 98…との間に設置された歩廊114…を歩いて行なわれる。
しかしながら、電気集塵機90は高温の排気ガスが流入するため、室内は高温雰囲気で保たれている。このため、歩廊114, 114…を使って室内の点検を行なうには、前処理の運転を停止し、かつ室内の温度を低下させる必要がある。このため、点検時期の間隔が長くなるという問題があった。
従来、室内が高温雰囲気である高温室の内部状況を観測する方法として、開閉可能な扉や耐熱ガラスを備えた窓をケーシングに設置して、外側から目視観測する方法が多く採用されている。また、特許文献1で開示されているように、先端に集光部を備え、かつ後端に検出器を備えたチューブ状の監視装置をケーシングの貫通孔に設置して観測する方法も採用され始めている。
特開平6−201268号公報
しかしながら、扉を用いて内部状況を観測する方法では、観測時に扉を開放しなければならないため、作業者の安全上問題があった。また、耐熱ガラスの窓を用いて観測する方法では、窓の内面側へ塵埃などが付着して内部状況の観測が困難になるため、窓の内面側を定期的に清掃しなければならないという問題があった。
特許文献1では上述した問題を解消できるが、貫通孔に挿入された箇所の定点観測しか行なうことができないため、観測できる範囲に制限が生じるという欠点があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、高温雰囲気下においても、常に内部状況を広範囲にわたって観測することができる高温室内観測装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、高温の排気ガスが流入する電気集塵機の高温室の室内の状況を室外から観測する高温室内観測装置において、前記高温室の室内の歩廊下部に配設され、前記観測を行う観測経路に沿って配設されたガイド部材と、前記ガイド部材に移動自在に支持され、前記室内の内部状況を撮影する角度変更可能な撮像手段、該撮像手段の撮影箇所を照らし出す照明手段、及び前記ガイド部材に沿って走行する走行手段を備えた観測装置本体と、前記高温室の室外に配設され、前記撮像手段で撮像した映像を表示する表示手段を備えるとともに、前記観測装置本体を操作する操作装置と、前記観測装置本体と前記操作装置とを電気的に連結する各種配線を収納するとともに、前記室外のエアを前記観測装置本体内に供給して前記撮像手段及び前記照明手段に対する冷却及びエア洗浄を行うエア経路を形成させる耐熱チューブと、前記耐熱チューブの前記エア経路にエアを供給するエア供給手段と、前記観測装置本体の移動に応じて前記耐熱チューブの送り出し及び巻き取りを行うチューブ巻回装置と、を備えたことを特徴とする。
請求項1によれば、走行手段、撮像手段、及び照明手段を備えた観測装置本体は、室内の観測経路に配設されたガイド部材上に移動自在に設置され、表示手段を備えた操作装置と断熱チューブに収納された各種配線により連結されている。また、断熱チューブはチューブ巻回装置により送出し及び巻取り自在に巻回されている。
したがって、室外に設けられた操作装置を操作して、観測装置本体の走行手段を駆動させて観測箇所までガイド部材上を走行させると、チューブ巻回装置により観測装置本体の走行に従って断熱チューブの長さが調整される。観測装置本体が観測箇所に到達したら、操作装置で操作して撮像手段及び照明手段で室内の観測箇所を撮影すると、撮影された映像が室外に設置された操作装置の表示手段に表示される。これにより、室内の雰囲気に関係なく、高温室の内部状況を広範囲にわたって効率よく観測することができる。
また、観測装置本体と操作装置とを連結する断熱チューブは、室外のエアを供給するエア供給手段と接続することにより、エア供給手段からのエアが室内に設置された観測装置本体の撮像手段及び照明手段に対する冷却及びエア洗浄を行うエア経路が形成される。これにより、室内の熱によって撮像手段及び照明手段が損傷することを防止できるとともに、撮像手段及び照明手段に室内の塵埃が付着して汚れることを防止できるので、長期にわたって安定して観測することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の観測装置本体に設けられ、前記室内の温度を測定する温度センサと、前記エア供給手段に設けられ、前記耐熱チューブのエア経路に供給するエアの供給部を、前記室外のエアをそのまま供給する外気エア供給部と室外のエアを冷却して供給する冷却エア供給部とに切り換える切換手段と、前記温度センサから送信された測定値が予め設定された設定値以下の場合には前記外気エア供給部にエアの供給を切り換えて、前記測定値が前記設定値よりも上回る場合には前記冷却エア部にエアの供給を切り換えるように、前記切換手段を制御する切換制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2によれば、観測装置本体に設けられた温度センサは観測装置本体の温度を測定し、その測定値を切換制御手段へ送信する。切換制御手段は、受信した測定値を設定値と比較して、測定値が設定値以下の場合には冷却エア供給部にエアの供給を切り換え、測定値が設定値よりも上回る場合には、外気エア供給部にエアの供給を切り換えるように、切換手段を制御する。これにより、観測装置本体の状況に応じたエア冷却を行なうことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のエア供給手段にはコンプレッサが設けられるとともに、前記高温室の内部が負圧であるときには、前記コンプレッサの運転を停止して前記室内と室外の圧力差を利用して前記観測装置本体にエアを供給することを特徴とする。
請求項3によれば、高温雰囲気に保持する必要がある高温室では、室内を負圧に保持されている場合が多い。そこで、内部が負圧状態のときにはコンプレッサの運転を停止して、室内外の圧力差によるエアの供給を行なう。これにより、効率よく観測装置本体へのエアを供給でき、かつコンプレッサの動力に要するランニングコストを低減できる。
以上説明したように本発明に係る高温室内観測装置によれば、室外に設けられた操作装置で室内の観測装置本体の動作を操作することにより、観測装置本体により観測された内部状況を操作装置の表示手段で確認できるので、室内の雰囲気に関係なく内部状況を広範囲にわたって観測することができる。
また、観測装置本体は、室外のエア供給手段から耐熱チューブ内を通過したエアにより常に冷却及びエア洗浄されるため、常に安定して内部状況を観測することができる。
以下添付図面に従って本発明に係る高温室内観測装置における好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の実施の形態である高温室内観測装置10の構成を示した側面図であり、図4の電気集塵機90に設置した例である。
高温室内観測装置10は、主として観測装置本体12と、操作装置14と、耐熱チューブ16と、チューブ巻回装置18と、エア供給手段20とから構成される。
電気集塵機90に設けられたドア112の下側には、ケーシング91を貫通した貫通孔116が形成され、貫通孔116の室外90B側に密閉性の高い前室118が設置される。また、タラップ110の下方には作業台120が設置されるとともに、室内90Aの歩廊114の下側にはガイド部材122が設置されている。
観測装置本体12は室内90Aのガイド部材122に吊下された状態で設置される。観測装置本体12は、撮像手段であるCCDカメラ40と、照明手段である3個のライト42,42…を備えた観測ボックス22が、走行手段を備えた本体ボックス24に連結されて構成される。
操作装置14は室外90Bの作業台120に設置され、ケーブル28によって観測装置本体12と表示手段であるモニタ26とに電気的に連結される。これにより、操作装置14で観測装置本体12を操作して、観測装置本体12のCCDカメラ40で撮影された映像をモニタ26に表示させることができる。
耐熱チューブ16は、観測装置本体12及び操作装置14間のケーブル28を内包し、貫通孔116及び前室118に挿通した状態で連結している。このため、室内90Aを高い密閉性を保持した状態で、観測装置本体12と操作装置14とを連結することができる。
チューブ巻回装置18は操作装置14の近傍の作業台120上に設置され、耐熱チューブ16を送出し及び巻取り自在に巻回している。
エア供給手段20はチューブ巻回装置18の近傍に設置され、温度調整された冷却エアを供給する冷却エア供給部30と、外気エアを供給する外気エア供給部32と、切換制御手段である切換制御部33とから構成される。冷却エア供給部30及び外気エア供給部32は、切換手段であるバルブ34,34を備えた配管38でチューブ巻回装置18を介して耐熱チューブ16と連結される。切換制御部33は各バルブ34,34と接続し、予め設定された設定値を基に各バルブ34,34の開閉を制御する。また、配管38にはコンプレッサ36が配置され、供給するエアを自然給気で供給できない場合に駆動して、エアに圧力を付与して耐熱チューブ16内へ強制的に供給させる。これにより、高温室内観測装置10では、エア供給手段20からのエアを自然給気又は強制的に給気して、チューブ巻回装置18及び耐熱チューブ16内へ通過させて観測装置本体12へ供給する、エア経路が形成される。
図2は、本発明の実施の形態である高温室観測装置10の観測装置本体12を側面から見た透明図である。
観測ボックス22は、CCDカメラ40を中心にして照明手段である3個のライト42,42…が外側に配置される。また、観測ボックス22は、連結部材44により回動自在に本体ボックス24に接続されるとともに、観測ボックス22には耐熱チューブ16が連結され、耐熱チューブ16に収納されたケーブル28はCCDカメラ40及びライト42,42…と電気的に接続している。したがって、室外90Bに設けられた操作装置14を操作することにより、CCDカメラ40及びライト42,42…を調整することができる。
本体ボックス24には、走行手段として上面に4対のアーム46,46…と歯車48とが設置される。アーム46,46…は付属する車輪46a,46a…をガイド部材122に接触させた状態で、本体ボックス24をガイド部材122の長手方向に走行自在に懸架する。歯車48は本体ボックス24の上面に水平方向に回動自在に設置され、外周に形成された複数の不図示の歯がガイド部材122の長手方向に同一のピッチで配列された孔82a,82a…に嵌合される。したがって、本体ボックス24は、歯車48を回転させることによりガイド部材122の長手方向に沿って走行する構造を備えている。
本体ボックス24の内部には、歯車48と連結した走行モータ50と、観測ボックス22と連結した曲角モータ52とが設置される。また、本体ボックス22の下面には耐熱チューブ16を連結して支持する連結支持部材54が設けられ、耐熱チューブ16から連結支持部材54を介して分岐したケーブル28が走行モータ50及び曲角モータ52と接続している。これにより、操作装置14の操作で走行モータ50及び曲角モータ52の駆動を制御することができる。
図3は、観測ボックス22における内部構造の一部を示した側面断面図である。
観測ボックス22の外壁56には、一方の片側に複数の開口部58,58が設けられるとともに、他方の片側に耐熱チューブ16が連結される。観測ボックス22に内蔵されたCCDカメラ40及びライト42は、耐熱ケース60,60で覆われた状態で開口部58,58との間に隙間が形成される位置に配置され、各耐熱ケース60,60の間に隔壁62が設けられる。耐熱ケース60,60はCCDカメラ40及びライト42のレンズ面の位置に耐熱ガラス64,64を備え、耐熱チューブ16内のケーブル28,28は耐熱ガラス64,64の反対側から挿入されてCCDカメラ40及びライト42に接続されているため、CCDカメラ40及びライト42は撮像及び照明可能な状態で耐熱ケース60,60によって密閉される。そして、観測ボックス22の内部には、図3の矢印で示したように、耐熱チューブ16から供給されたエアを外壁56と各耐熱ケース60,60との隙間を通過させ、耐熱ガラス64,64に吹付けてから排気するエア経路が形成される。
また、CCDカメラ40の耐熱ケース60内には温度センサ66が設置され、観測ボックス22内の温度が測定される。温度センサ66はエア供給手段の切換制御部33と接続し、測定された温度を送信する。切換制御部33では、送られてきた測定値を予め設定した値と比較して、各バルブ34,34の開閉を制御する。すなわち、送信された測定値が設定値を上回る値である場合には、切換制御部33は冷却エア供給部30側のバルブ34を開成するとともに外気エア供給部32側のバルブ34を閉成する。また、送信された測定値が設定値以下の場合には、切換制御部33は冷却エア供給部30側のバルブ34を開成するとともに外気エア供給部32側のバルブ34を開成する。
次に、上記の如く構成された本発明の実施の形態である高温室内観測装置10の作用について説明する。
電気集塵機90では放電極板96,96…及び集塵極板98,98…などの内部状況の定期的な観測による点検が必要とされるが、室内90Aは180°C程度の高温雰囲気である上に有害ガスで充満しているため、運転時に作業者がドアから室内90Aに入室して点検することは極めて困難である。
本発明の高温室内観測装置10では、室外90Bのモニタ26で確認しながら操作装置14を操作して、走行モータ50及び/又は曲角モータ52の駆動や、CCDカメラ40及びライト42の動作を制御することができる。したがって、所望する観測地点まで観測装置本体12の走行及び/又は観測ボックス22の角度調整を室外90Bの操作装置14で操作して、CCDカメラ40で撮影して、その映像を室外90Bに設置されたモニタ26で観測することができる。これにより、室内90Aの状況に関係なく、室外90Bから室内90Aの状況を常に観測することができる。
このとき、観測装置本体12と操作装置14とは耐熱チューブ16を介して連結しているが、耐熱チューブ16はチューブ巻回装置18により巻取り及び送出し自在に巻回されているため、観測装置本体12の走行を自由に行なうことができる。これにより、室内90Aの状況を広範囲にわたって観測できるとともに、耐熱チューブ16の収納に要するスペースを低減できる。
また、本発明の高温室内観測装置10は室内90Aにガイド部材122を設置できるスペースがあればよいため、室内90Aに設置するスペースを要することなく内部状況を観測することができる。
さらに、上述した高温室内観測装置10では、歩廊114の下にガイド部材122を配設することにより、多数の放電極板96,96…及び集塵極板98,98…の間を観測できるようにした。このように、複数の観測する箇所を有する観測経路にガイド部材122を設置することにより、観測する各箇所まで観測装置本体12を走行させて観測ボックス22の角度を調整すれば、複数の観測する箇所を各々撮影することができる。したがって、電気集塵機90のように観測する箇所が狭く、かつ観測する箇所が複数存在する場合には、本発明の高温室内観測装置10を採用することにより、短時間で効率よく内部状況を観測することができる。
加えて、複数の高温室内観測装置10,10…を複数箇所に設置すれば、より広範囲に内部状況を観測することができる。
観測時において、室外90Bに設けられたエア供給手段20の冷却エア又は外気エアが耐熱チューブ16を介して観測ボックス22へ常に供給されるため、高温雰囲気下にある電気集塵機90により加熱された観測ボックス22の内部をエアで冷却することができる。これにより、CCDカメラ40やライト42,42…が熱によって損傷することを防止できるとともに、耐熱性を有しないCCDカメラ40やライト42,42…でも使用できるため、観測に要する設備コストを低減することができる。こうして観測ボックス22へ供給されたエアは、各耐熱ガラス64,64…の外面へ吹付けられてから排気される。これにより、室内90Aを浮遊する塵埃が付着して各耐熱ガラス64,64…の外面が汚れることを防止できるため、室内90Aの内部状況を常に安定した状態で長期にわたり観測することができる。
また、エア供給手段20の切換制御部33では、観測ボックス22の温度センサ66で測定された温度に基づいて、供給するエアを冷却エア又は外気エアに自動的に切り換えるので、観測ボックス22の冷却を効率よく行なうことができるとともに、冷却に要するランニングコストを低減できる。
さらに、電気集塵機90では、排気ガスの供給及び排出を安定して行なうとともに、室内90Aの塵埃などが室外90Bへ漏出することを防止するために、室内90Aが負圧に保持されている。したがって、本発明の高温室内観測装置10では室内90Aと室外90Bとの圧力差により観測ボックス22へエアを流入させるようにし、圧力差が少ない時だけコンプレッサ36を駆動させるので、エアの供給に要するコストを低減することができる。
なお、上述した高温室内観測装置10において、各部材及び装置の個数、形状、材質などは、特に限定するものではない。
また、本発明の高温室内観測装置10は、電気集塵機90に設置した例で説明したが、特に限定するものではない。高温雰囲気である高温室や作業者が入室できない施設などに好適に用いることができる。
さらに、切換制御手段としてエア供給手段20内に切換制御部33を設けたが、特に限定するものではない。新たに切換制御手段を室外90Bに設けてもよいし、操作装置14に設置してもよい。
本発明の実施の形態である高温室内観測装置の構成を示した斜視図 本発明の実施の形態である高温室内観測装置における観測装置本体の構成を示した側面図 本発明の実施の形態である高温室内観測装置における観測ボックス内の構成を示した側面断面図 従来の電気集塵機の構成を示した断面斜視図
符号の説明
10…高温室内観測装置、12…観測装置本体、14…操作装置、16…耐熱チューブ、18…チューブ巻回装置、20…エア供給手段、22…観測ボックス、24…本体ボックス、26…モニタ、40…CCDカメラ(撮像手段)、42…ライト(照明手段)、90…電気集塵機、122…ガイド部材

Claims (3)

  1. 高温の排気ガスが流入する電気集塵機の高温室の室内の状況を室外から観測する高温室内観測装置において、
    前記高温室の室内の歩廊下部に配設され、前記観測を行う観測経路に沿って配設されたガイド部材と、
    前記ガイド部材に移動自在に支持され、前記室内の内部状況を撮影する角度変更可能な撮像手段、該撮像手段の撮影箇所を照らし出す照明手段、及び前記ガイド部材に沿って走行する走行手段を備えた観測装置本体と、
    前記高温室の室外に配設され、前記撮像手段で撮像した映像を表示する表示手段を備えるとともに、前記観測装置本体を操作する操作装置と、
    前記観測装置本体と前記操作装置とを電気的に連結する各種配線を収納するとともに、
    前記室外のエアを前記観測装置本体内に供給して前記撮像手段及び前記照明手段に対する冷却及びエア洗浄を行うエア経路を形成させる耐熱チューブと、
    前記耐熱チューブの前記エア経路にエアを供給するエア供給手段と、
    前記観測装置本体の移動に応じて前記耐熱チューブの送り出し及び巻き取りを行うチューブ巻回手段と、を備えたことを特徴とする高温室内観測装置。
  2. 前記観測装置本体に設けられ、前記室内の温度を測定する温度センサと、
    前記エア供給手段に設けられ、前記耐熱チューブのエア経路に供給するエアの供給部を、前記室外のエアをそのまま供給する外気エア供給部と室外のエアを冷却して供給する冷却エア供給部とに切り換える切換手段と、
    前記温度センサから送信された測定値が予め設定された設定値以下の場合には前記外気エア供給部にエアの供給を切り換えて、前記測定値が前記設定値よりも上回る場合には前記冷却エア部にエアの供給を切り換えるように、前記切換手段を制御する切換制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の高温室内観測装置。
  3. 前記エア供給手段にはコンプレッサが設けられるとともに、前記高温室の内部が負圧であるときには、前記コンプレッサの運転を停止して前記室内と室外の圧力差を利用して前記観測装置本体内にエアを供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の高温室内観測装置。
JP2004028240A 2004-02-04 2004-02-04 高温室内観測装置 Expired - Fee Related JP4404197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004028240A JP4404197B2 (ja) 2004-02-04 2004-02-04 高温室内観測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004028240A JP4404197B2 (ja) 2004-02-04 2004-02-04 高温室内観測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005221121A JP2005221121A (ja) 2005-08-18
JP4404197B2 true JP4404197B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=34996901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004028240A Expired - Fee Related JP4404197B2 (ja) 2004-02-04 2004-02-04 高温室内観測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4404197B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5245890B2 (ja) * 2009-02-12 2013-07-24 株式会社ニコン 放熱装置、放熱ユニット及び照明装置
JP2012027216A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Toyota Motor Corp 測定用光学機器の保護装置
JP5793761B2 (ja) * 2011-10-18 2015-10-14 住友金属鉱山エンジニアリング株式会社 電気集塵機の極室内検査装置
JP6863867B2 (ja) * 2017-09-21 2021-04-21 住友金属鉱山エンジニアリング株式会社 平板式の電気集塵機の集塵極内検査装置
JP7154716B2 (ja) * 2019-08-27 2022-10-18 中外炉工業株式会社 炉内点検装置及び炉内点検方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005221121A (ja) 2005-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7651256B2 (en) Ventilation/illumination duct, ventilation/illumination system using the ventilation/illumination duct, and control method for the ventilation/illumination system
WO2013032166A2 (ko) 풍력터빈용 블레이드 유지관리장치
WO2018230766A1 (ko) 중앙 냉난방 설비의 개별 제어 시스템
WO2020022582A1 (ko) 태양광 패널 관리장치
JP4404197B2 (ja) 高温室内観測装置
JP2001515787A (ja) 換気又は空調ダクト及びその他の導管用の検査装置
WO2019035542A1 (ko) 이중관 삽입기를 이용한 부단수 대구경 상수도 내시경 촬영장치
CN113049470A (zh) 一种建筑幕墙病害特征的自动化检测方法以及系统
KR101402982B1 (ko) 반도체 제조 장비용 진공펌프 배기라인 검사장치
JP2010230333A (ja) トレーサ供給装置
WO2020138635A1 (ko) 에너지 절감형 실내 공기관리장치
KR20220130950A (ko) 소형 굴뚝용 가스 및 미세먼지 복합 측정기
JP2006250377A (ja) 焼却処理施設内監視システム
JP4332729B2 (ja) 高温室内観測装置
JP7196357B1 (ja) 自動炉壁清掃システム
KR20130025551A (ko) 풍력터빈용 블레이드 유지관리장치
JP6640542B2 (ja) 目標芯センサ装置
KR20090044786A (ko) 공기조화기
JPH05273112A (ja) 粉じん濃度測定センサの精度維持方法および装置
JP3776677B2 (ja) 煙突内部の点検装置
KR102614579B1 (ko) 배전용 지하전력구 관리시스템
JP4138940B2 (ja) 胴体内微小異物回収装置および回収方法
CN218722040U (zh) 一种洁净厂房新风系统内置空气检测器
CN219726300U (zh) 森林防火巡查机器人
CN215769981U (zh) 一种具有火灾烟雾探测报警功能的电器火灾监控设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091014

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091027

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees