JP4403002B2 - 支持ブラケット用位置決め定規 - Google Patents

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Description

本発明は、支持ブラケット用位置決め定規に関し、特に入隅部の壁面に沿って設置される手摺りを支持する支持ブラケットの取付け位置を位置出しするための支持ブラケット用位置決め定規に関する。
近年、例えば高齢者やその他の居住者の屋内における歩行の手助けとなるように、壁面に手摺りを設けた住宅が種々設計されている。また手摺りは、床面から例えば70〜90cm程度上方に離れた高さ位置において、壁面に所定のピッチで支持ブラケットを取り付け、この支持ブラケットに支持させた状態で、壁面から所定の間隔をおいて当該壁面に沿って設置されることになる。このような手摺りは、現場において支持ブラケットの取付け位置を適宜調整すると共に、定尺材として現場に搬入された手摺り用の部材を所望の長さに適宜切断加工しつつ、壁面への設置作業が行われることになる。
一方、特に階段部分やスロープ部分等の壁面に設置される手摺りは、これらの勾配に合わせて手摺を取り付ける必要があると共に、壁面の背面側に設けられる補強用の手摺り下地材を、効率良く配置することが好ましい。このため、階段部分に手摺りを取り付けるための構造を効率的且つ自動的に設計できるようにし、また階段の完成前でも正確に手摺りの長さを把握することを可能にして、手摺りを現場で切断することなく工場等において予め精度良く製作できるようにした、手摺り設計支援システムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば工場等において製作された手摺りを、施工現場において迅速に設置してゆくことが可能なように、手摺りを支持するための手摺りブラケットの取付け位置を、位置決め部材を介して壁面に予め明示しておくようにした技術も開発されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平14−38685号公報 特開2002−81183号公報
しかしながら、特に住宅建築部の階段部分に取り付けられる手摺りは、当該階段部分の壁面が折れ曲がった入隅部となっている場合があり、また少なくとも一方の壁面に沿って取り付けられる手摺りは、傾斜させながら設ける必要があることから、入隅部を形成する一対の壁面に跨って、折れ曲がった状態で連続してスムーズに手摺りを設置してゆくことができるように、これを支持する支持ブラケットを、正確に位置決めしながら施工現場の壁面に取り付けておく作業に多くの手間を要していた。すなわち、例えば特許文献1に記載の手摺り設計支援システムによれば、手摺りを支持するブラケットの設計上の取付け位置を正確に算定することはできるが、実際の施工現場において設計された位置に支持ブラケットを取り付けても、手摺りは、折れ曲がった2方向に連続して延設する状態で取り付けられることから、壁面の施工誤差等を充分に吸収することができず、手摺りを支持ブラケットに密着させて設置することができなくなったり、手摺りにガタツキ等が生じやすくなり、施工現場で支持ブラケットを取付け直す作業が必要となる場合も多かった。
また、特許文献2に記載の手摺ブラケット取付構造によれば、手摺りブラケットの取付け位置を明示するための位置決め部材自体を、正確に位置決めしておく必要があるため、当該位置決め部材の位置決め作業に、上述と同様の多くの手間を要していた。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、入隅部の壁面に沿って屈曲部を介在させて連続設置される手摺りを支持する支持ブラケットの取付け位置を、施工現場の壁面に容易かつ精度良く位置出しすることができ、これによって手摺りの設置作業を迅速に行うことを可能にすることができる手摺り支持ブラケット用位置決め定規を提供することを目的とする。
本発明は、入隅部を形成する一対の壁面に沿って屈曲部を介在させて連続設置される手摺りを支持する支持ブラケットのうち、前記屈曲部から一番目の支持ブラケットの取付け位置を位置出しする際に使用する、基盤プレートと位置出しプレートとからなる手摺り支持ブラケット用位置決め定規であって、前記基盤プレートは、一方の壁面に当接させる当接辺部と、前記一方の壁面と該壁面に取り付けられる前記手摺りの取付け中心線との間の予め設計された間隔と同じ間隔だけ前記当接辺部から離れた位置に設けられるヒンジ接合部とを備えており、前記位置出しプレートは、前記ヒンジ接合部を介して前記基盤プレートに回転可能に接合されると共に、前記他方の壁面に取り付けられる手摺りの取付け中心線、上端辺、又は下端辺に沿って位置合わせされる回転位置決めガイド部と、前記ヒンジ接合部から前記取付け中心線と重なる方向に所定長離れた位置において、前記ヒンジ接合部との間を結ぶ線分から垂直方向に折れ曲がった所定長離れた位置を中心として、この中心位置の周囲に形成される複数のビス穴マーキング開口とを有しており、前記一方の壁面に前記当接辺部を当接させつつ、前記一方の壁面に沿った前記手摺りの取付け中心線に前記ヒンジ接合部を合致させた状態で、前記基盤プレートを他方の壁面に沿って配置した後、前記他方の壁面に描いた前記手摺りの取付け中心線、上端辺、又は下端辺の投影線に前記位置出しプレートの前記回転位置決めガイド部を合致させ、前記ビス穴マーキング開口を介してビス穴の位置を前記他方の壁面にマーキングすることにより、前記支持ブラケットの取付け位置を位置出しする手摺り支持ブラケット用位置決め定規を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明の手摺り支持ブラケット用位置決め定規によれば、前記基盤プレートには、前記当接辺部と前記ヒンジ接合部との間の間隔を調整する間隔調整機構が設けられていることが好ましい。
さらに、本発明の手摺り支持ブラケット用位置決め定規によれば、前記位置出しプレートには、前記取付け中心線と重なる方向に前記ビス穴マーキング開口をスライド移動させて位置調整する平行スライド調整機構が設けられていることが好ましい。
さらに、本発明の手摺り支持ブラケット用位置決め定規によれば、前記位置出しプレートには、前記取付け中心線と重なる方向と垂直な方向に前記ビス穴マーキング開口をスライド移動させて位置調整する垂直スライド調整機構が設けられていることが好ましい。
本発明の手摺り支持ブラケット用位置決め定規によれば、入隅部の壁面に沿って屈曲部を介在させて連続設置される手摺りを支持する支持ブラケットの取付け位置を、施工現場の壁面に容易かつ精度良く位置出しすることができ、これによって手摺りの設置作業を迅速に行うことを可能にすることができる。
図1に示す本発明の好ましい第1実施形態に係る手摺り支持ブラケット用位置決め定規10は、図2〜図4に示すような、例えば階段部分における垂直な入隅部11を構成する一対の壁面11a,11bに沿って、屈曲ジョイント12を屈曲部として介在させて連続設置される手摺り13を支持する支持ブラケット14のうち、屈曲部12から一番目の支持ブラケット14の取付け位置を位置出しする際に使用されるものである。
ここで、手摺り13は、所定の角度範囲内において左右のみならず上下にも折り曲げ可能な機能を備える屈曲ジョイント12と、この屈曲ジョイント12の一対のスリーブ状装着部12a,12bに一端部を各々挿入係止して、一体として連結される一対の手摺り本体部13a,13bとからなる。一対の手摺り本体部13a,13bのうちの一方の手摺り本体部13aは、一方の壁面11aと所定の間隔L1をおいて平行に延設して設置されると共に、他方の手摺り本体部13bは、他方の壁面11bと所定の間隔L2(L1=l2)をおいて平行に延設して設置されることにより、図2の平面図に示すように、手摺り13は、垂直な入隅部11の各壁面11a,11bに沿って、直角に折れ曲がった状態で取り付けられることになる。
また、本第1実施形態によれば、図2を下方から視た側面図である図3、及び入隅部11の谷線11cを中心とした手摺り13の両側部分を開いて手摺り本体部13a,13bを同じ面に位置させた状態の仮想の展開図である図4に示すように、一方の壁面11aと平行な一方の手摺り本体部13aは、水平に延設して配置されると共に、他方の壁面11bと平行な他方の手摺り本体部13bは、水平に対して例えば0〜45度傾いて傾斜した状態で配置されている。なお、本第1実施形態によれば、手摺り本体部13a,13bは、その中心線C1,C2が、階段部分の床面又は踏み板面から、例えば65〜85cmの高さに位置するように取り付けられると共に、その中心線C1,C2が、一方の壁面11a又は他方の壁面11bから、手摺り13の掴み易さや使い易さ等を鑑みて適宜設計された、例えば40〜70mmの間隔L1,L2をおいて配置されて取り付けられることになる。
そして、本第1実施形態の手摺り支持ブラケット用位置決め定規10は、上述のように、入隅部11を形成する一対の壁面11a,11bに沿って屈曲ジョイント12を介在させて連続設置される手摺り13の手摺り本体部13a,13bを支持する支持ブラケット14のうち、屈曲ジョイント12から一番目の支持ブラケット14の取付け位置を位置出しする際に使用する位置決め定規であって、基盤プレート15と位置出しプレート16とによって構成されている。
また、基盤プレート15は、一方の壁面11aに当接させる当接辺部17と、一方の壁面11aと該壁面11aに取り付けられる手摺り本体11aの取付け中心線C1との間の予め設計された間隔L1と同じ間隔だけ当接辺部17から離れた位置に設けられるヒンジ接合部18とを備えていいる。
さらに、位置出しプレート16は、ヒンジ接合部18を介して基盤プレート15に回転可能に接合されると共に、他方の壁面11bに取り付けられる他方の手摺り本体部13bの取付け中心線C2に沿って位置合わせされる回転位置決めガイド部19と、ヒンジ接合部18から取付け中心線C2と重なる方向に予め設計された所定長L3離れた位置20において、ヒンジ接合部18との間を結ぶ線分Xから垂直方向Yに折れ曲がった、支持ブラケット14の高さに応じて予め設計された所定長L4離れた位置21を中心として、この中心位置21の周囲に形成される複数のビス穴マーキング開口22とを有している。
そして、本第1実施形態の手摺り支持ブラケット用位置決め定規10によれば、一方の壁面11aに当接辺部17を当接させつつ、一方の壁面11aに沿った一方の手摺り本体部13aの取付け中心線C1にヒンジ接合部18を合致させた状態で、基盤プレート15を他方の壁面11bに沿って配置した後、他方の壁面11bに墨出し等によって描いた図5に示すような他方の手摺り本体部13bの取付け中心線C2の投影線C2’に、位置出しプレート16の回転位置決めガイド部19を合致させ、ビス穴マーキング開口22を介してビス穴の位置を他方の壁面11bにマーキングすることにより、支持ブラケット14の取付け位置を位置出しするようになっている。
本第1施形態によれば、基盤プレート15は、例えば紙板、金属板、プラスチック板等によって形成された、縦横50〜150mm程度の大きさ略矩形形状のプレート部材であって、その一方の長辺部分が、平坦な直線状の端面となっていて、当接辺部17を形成している。また、基盤プレート15の当接辺部17と反対側の一方の角部分には、当該当接辺部17から垂直方向に間隔L1と同じ間隔L1’離れた位置に、ヒンジ接合部18が設けられている。
また、位置出しプレート16は、基盤プレート15と同様に、例えば紙板、金属板、プラスチック板等によって形成され、巾30〜100mm、長さ120〜250mm程度の大きさの略矩形帯板形状部分16aの下辺部から、支持ブラケット14の取付けプレート部14aを覆い得る大きさでマーキング部16bを突出させた形状を備えている。略矩形帯板形状部分16aの先端には、当該先端縁部を内側に切り込んで形成した回転位置決めガイド部19が設けられており、この切込みによる回転位置決めガイド部19が、他方の壁面11bに描いた取付け中心線C2の投影線C2’に合致されることになる。またこの回転位置決めガイド部19とヒンジ接合部18とを結ぶ直線上に、線分Xや垂直方向Yに折れ曲がる位置20が配置されることになり、マーキング部16bは、略矩形帯板形状部分16aから垂直方向Yに突出して設けられることになる。
さらに、本第1実施形態によれば、位置出しプレート16のマーキング部16bには、線分Xから垂直方向Yに所定長L4離れた中心位置21の周囲に、支持ブラケット14の取付けプレート部14aに形成されるビス穴の位置に対応させて、ビス穴マーキング開口22が4箇所に設けられている。ここで、ビス穴マーキング開口22は、4箇所に限定されることなく、支持ブラケット14に形成されるビス穴の数や位置に応じて複数設けることができる。
さらにまた、本第1実施形態によれば、略矩形帯板形状部分16aの上辺は、他方の壁面11bに取り付けられる他方の手摺り本体部13bの上端辺に沿って位置合わせされるように直線状に形成されている。この略矩形帯板形状部分16aの上辺を第2回転位置決めガイド部23として、他方の壁面11bに墨出し等によって描いた他方の手摺り本体部13bの上端辺の投影線Z(図5参照)に、第2回転位置決めガイド部23を沿わせるように合致させることによっても、支持ブラケット14の取付け位置を、ビス穴マーキング開口22を介して容易に位置出しできるようになっている。なお、他方の手摺り本体部13bの取付け中心線C2に沿って位置合わせされる回転位置決めガイド部19は、例えば位置出しプレート16を透明なプラスチック板によって形成すると共に、当該取付け中心線C2と重なる直線を描いて回転位置決めガイド部とし、この直線を取付け中心線C2の投影線C2’に合致させるようにしても良い。
そして、本第1実施形態によれば、上述のような構成の手摺り支持ブラケット用位置決め定規10を用いることにより、入隅部11の壁面11a,11bに沿って屈曲部12を介在させて連続設置される手摺り13を支持する支持ブラケット14の取付け位置を、施工現場の壁面11a,11bに容易かつ精度良く位置出しすることができる。
すなわち、本第1実施形態によれば、一方の壁面11aに当接辺部17を当接させつつ基盤プレート15を他方の壁面11bに沿って配置し、例えばヒンジ接合部18を他方の壁面11bに描いた取付け中心線C2の投影線C2’に重ね合わせたり、基盤プレート15に設けた目印を、壁面11a,11bに描いた位置出し線に合致させて、ヒンジ接合部18を一方の手摺り本体部13aの取付け中心線C1上に配置した状態で基盤プレート15を位置決めする。しかる後に、位置出しプレート16を基盤プレート15に対して回転させて、回転位置決めガイド部19を他方の手摺り本体部13bの取付け中心線C2の投影線C2’に合致させれば、マーキング部16bのビス穴マーキング開口22は、自動的かつ精度良く、他方の壁面11bに取り付けられる支持ブラケット14のビス穴と一致することになり、このビス穴マーキング開口22を介して、ビス穴の位置が他方の壁面11bに容易且つ速やかにマーキングされることになる。また、一方の壁面11aに取り付けられる支持ブラケット14の取付け位置も、他方の壁面11bに当接辺部17を当接させつつ基盤プレート15を一方の壁面11aに沿って配置して、同様に容易且つ速やかにマーキングされることになる。
このようにして、入隅部11の壁面11a,11bに取り付けられる支持ブラケット14のビス穴の位置を、施工現場における壁面11a,11bの状況に応じて、精度良く容易にマーキングすることができるので、このマーキングを介して取り付けた支持ブラケット14に、予め製作された手摺り13を設置することにより、支持ブラケット14を取り付け直す作業を要することなく、迅速に手摺り13の設置作業を行ってゆくことが可能になる。
図2は、本発明の第2実施形態に係る手摺り支持ブラケット用位置決め定規30を示すものであり、本第2実施形態の手摺り支持ブラケット用位置決め定規30によれば、基盤プレート31には、当接辺部32とヒンジ接合部33との間の間隔を調整する間隔調整機構34が設けられている。また、位置出しプレート35には、取付け中心線C1と重なる方向にビス穴マーキング開口36をスライド移動させて位置調整する平行スライド調整機構37が設けられている。さらに、位置出しプレート部35には、取付け中心線C1と重なる方向と垂直な方向Yにビス穴マーキング開口36をスライド移動させて位置調整する垂直スライド調整機構38が設けられている。
そして、本第2実施形態の手摺り支持ブラケット用位置決め定規30によっても、上記第1実施形態の位置決め定規10と同様の作用効果を奏すると共に、本第2実施形態の手摺り支持ブラケット用位置決め定規30は、間隔調整機構34、平行スライド調整機構37、垂直スライド調整機構38を備えていることにより、種々の支持ブラケット14の規格や、種々に設計された支持ブラケット14の取付け位置等に応じて、各々位置決め定規を形成しておくことなく、1つの手摺り支持ブラケット用位置決め定規30によって、これらの規格の変更や取付け位置の変更に容易に対応させることが可能になる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の手摺り支持ブラケット用位置決め定規は、垂直な入隅部に手摺りを設置する場合に限定されることなく、その他の角度の入隅部の壁面に手摺りを設置する際にも使用することができる。また、本発明の手摺り支持ブラケット用位置決め定規は、支持ブラケット自体の取付け位置を位置決めする場合のみならず、支持ブラケットの取付け位置を予め明示しておくための、位置決め部材の取付け位置を位置決めする際にも使用することができる。
さらに、本発明の手摺り支持ブラケット用位置決め定規は、入隅部の一方の壁面に沿って水平に設置され、他方の壁面に沿って傾斜して設置される手摺りに限定されることなく、いずれの壁面にも水平に設置されたり、いずれの壁面にも傾斜して設置される手摺りを取り付ける際にも使用することができる。例えば図7に示す階段部分の入隅部11を構成する一方の壁面11a及び他方の壁面11bに沿って、一方の手摺り本体部13a及び他方の手摺り本体13bを双方共に傾斜させた状態で取り付けて行く際には、図8に示すように、まず、一方の壁面11aに当接辺部17を当接させつつ基盤プレート15を他方の壁面11bに沿って配置し、ヒンジ接合部18を一方の手摺り本体部13aの取付け中心線C1上に配置した状態で基盤プレート15を位置決めする。しかる後に、位置出しプレート16の回転位置決めガイド部19を他方の手摺り本体部13bの取付け中心線C2の投影線C2’に合致させ、マーキング部16aのビス穴マーキング開口22を介して、ビス穴の位置を他方の壁面11bにマーキングする。
次に、支持ブラケット用位置決め定規10を裏返しにして使用し、他方の壁面11bに当接辺部17を当接させつつ基盤プレート15を一方の壁面11aに沿って配置し、ヒンジ接合部18を他方の手摺り本体部13bの取付け中心線C2上に配置した状態で基盤プレート15を位置決めする。しかる後に、位置出しプレート16の回転位置決めガイド部19を一方の手摺り本体部13aの取付け中心線C1の投影線C1’に合致させ、マーキング部16aのビス穴マーキング開口22を介して、ビス穴の位置を一方の壁面11aにマーキングする。これらの作業によって、各々の壁面11a,11bに取り付けられる、屈曲部から一番目の支持ブラケット14の取付け位置が、精度良く位置決めされることになり、これによって、迅速に手摺り13の設置作業を行ってゆくことが可能になる。
本発明の好ましい第1実施形態に係る手摺り支持ブラケット用位置決め定規の使用状態を示す側面図である。 本発明の手摺り支持ブラケット用位置決め定規を用いて入隅部に設置される手摺りを例示する上面図である。 図2を下方から視た側面図である。 図2における入隅部の谷線を中心とした手摺りの両側部分を開いて、手摺り本体部を同じ面に位置させた状態を示す仮想の展開図である。 壁面に描かれた、手摺りの取付け中心線や上端辺の投影線の説明図である。 本発明の好ましい第2実施形態に係る手摺り支持ブラケット用位置決め定規の使用状態を示す側面図である。 本発明の手摺り支持ブラケット用位置決め定規を用いて手摺りが設置される他の階段部分を例示する平面図である。 本発明の手摺り支持ブラケット用位置決め定規による支持ブラケットの位置出し作業を説明する斜視図である。
符号の説明
10,30 手摺り支持ブラケット用位置決め定規
11 入隅部
11a 入隅部の一方の壁面
11b 入隅部の他方の壁面
11c 入隅部
12 屈曲ジョイント(屈曲部)
12a,12b 屈曲ジョイントのスリーブ状装着部
13 手摺り
13a 一方の手摺り本体部
13b 他方の手摺り本体部
14 支持ブラケット
15,31 基盤プレート
16,35 位置出しプレート
16a 略矩形帯板形状部分
16b マーキング部
17,32 当接辺部
18,33 ヒンジ接合部
19 回転位置決めガイド部
20 ヒンジ接合部から取付け中心線と重なる方向に所定長離れた位置
21 中心位置
22,36 ビス穴マーキング開口
23 第2回転位置決めガイド部
34 間隔調整機構
37 平行スライド調整機構
38 垂直スライド調整機構
C1 一方の手摺り本体部の取付け中心線
C1’一方の手摺り本体部の取付け中心線の投影線
C2 他方の手摺り本体部の取付け中心線
C2’他方の手摺り本体部の取付け中心線の投影線
L1 一方の手摺り本体部の取付け中心線と一方の壁面との間隔
L2 他方の手摺り本体部の取付け中心線と他方の壁面との間隔
L3 ヒンジ接合部から折れ曲がり位置までの長さ
L4 線分Xから中心位置までの長さ
X ヒンジ接合部と折れ曲がり位置を結ぶ線分
Y 線分Xに対する垂直方向
Z 他方の手摺り本体部の上端辺の投影線

Claims (4)

  1. 入隅部を形成する一対の壁面に沿って屈曲部を介在させて連続設置される手摺りを支持する支持ブラケットのうち、前記屈曲部から一番目の支持ブラケットの取付け位置を位置出しする際に使用する、基盤プレートと位置出しプレートとからなる手摺り支持ブラケット用位置決め定規であって、
    前記基盤プレートは、一方の壁面に当接させる当接辺部と、前記一方の壁面と該壁面に取り付けられる前記手摺りの取付け中心線との間の予め設計された間隔と同じ間隔だけ前記当接辺部から離れた位置に設けられるヒンジ接合部とを備えており、
    前記位置出しプレートは、前記ヒンジ接合部を介して前記基盤プレートに回転可能に接合されると共に、前記他方の壁面に取り付けられる手摺りの取付け中心線、上端辺、又は下端辺に沿って位置合わせされる回転位置決めガイド部と、前記ヒンジ接合部から前記取付け中心線と重なる方向に所定長離れた位置において、前記ヒンジ接合部との間を結ぶ線分から垂直方向に折れ曲がった所定長離れた位置を中心として、この中心位置の周囲に形成される複数のビス穴マーキング開口とを有しており、
    前記一方の壁面に前記当接辺部を当接させつつ、前記一方の壁面に沿った前記手摺りの取付け中心線に前記ヒンジ接合部を合致させた状態で、前記基盤プレートを他方の壁面に沿って配置した後、前記他方の壁面に描いた前記手摺りの取付け中心線、上端辺、又は下端辺の投影線に前記位置出しプレートの前記回転位置決めガイド部を合致させ、前記ビス穴マーキング開口を介してビス穴の位置を前記他方の壁面にマーキングすることにより、前記支持ブラケットの取付け位置を位置出しする手摺り支持ブラケット用位置決め定規。
  2. 前記基盤プレートには、前記当接辺部と前記ヒンジ接合部との間の間隔を調整する間隔調整機構が設けられている請求項1に記載の手摺り支持ブラケット用位置決め定規。
  3. 前記位置出しプレートには、前記取付け中心線と重なる方向に前記ビス穴マーキング開口をスライド移動させて位置調整する平行スライド調整機構が設けられている請求項1又は2に記載の手摺り支持ブラケット用位置決め定規。
  4. 前記位置出しプレート部には、前記取付け中心線と重なる方向と垂直な方向に前記ビス穴マーキング開口をスライド移動させて位置調整する垂直スライド調整機構が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の手摺り支持ブラケット用位置決め定規。
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