JP4402931B2 - 液体吐出ヘッドおよびその作製方法 - Google Patents

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Description

本発明は荷電粒子を分散させた溶液を静電力により飛翔させ、記録媒体上へ付着させることにより、画像を形成する静電式液体吐出ヘッドおよびその作製方法に関する。
今日、画像形成装置として、インクを発熱抵抗素子により加熱し、瞬間的に気泡を発生させ、この気泡の圧力でインクを飛ばすサーマルタイプ、圧電素子を用いて電気信号を機械振動に変換して圧力パルスを発生させ、この圧力パルスでインクを飛ばすピエゾタイプのインクジェット等、種々のインクジェットが提案されている。しかし、例えばサーマルタイプのインクジェットでは、インクが300℃以上に加熱されるためにインクの材質が限定されるという問題がある。また、ピエゾタイプのインクジェットでは、ヘッド構造自体が複雑になるため、装置コストが高くなるという問題がある。
また、このような方式は、いずれもインクノズルを用いているが、解像度を高めるために、インクノズルの大きさを小さくすると溶媒の蒸発や揮発によって局部的なインクの濃縮が発生し、インクの目詰まりが発生しやすくなる。また、従来のノズルを用いたインクジェット記録装置では、20μm以下のインク滴の形成が難しいため解像度の向上に適していないという問題点もある。
そこで、高解像度の画像を形成するインクジェット記録装置として、静電力によりインクを飛翔させて画像形成する方法を採用するインクジェット記録装置が提案されている。この方式では、ノズルレスであるためインクの目詰まりによる障害を回避でき、また、帯電した粒子成分を先端部分に凝縮させることで、非常に小さい径のインク滴を安定に飛翔させることが可能である。
しかし、この方法においても、長時間インクを吐出していないヘッドの先端部で、インクが固着してしまう。また、連続的に吐出した場合に、インクの供給が間に合わず、インク液滴のサイズのばらつきの発生、あるいは記録周波数が大きく低下するという問題点があった。
上記問題を解決するために、例えば特許文献1、2等が提案されている。
特許文献1は、インクジェットプリンタ等の静電式の画像形成装置に関するものである。特許文献1に開示のインクジェットプリンタの記録ヘッドは、その図14に示されているように、内部に複数の溝を形成した一対の支持部材と、支持部材の間に挟持され、先端に複数の突起を並んで有するガイドフィルムと、を有している。突起は、一対の支持部材を組み合わせた際に形成された開口に対応して設けられ、開口から吐出した尖鋭な先端を有している。また、各開口の間には、開口より突出した隔壁が設けられ、隣接した隔壁の間であって、開口の縁から支持部材の外周面に向かって傾斜したインク回収溝が形成されている。
特許文献1によれば、トナーから分離されたキャリア液は、インク回収溝の毛管作用により吸引されて排出され、インクメニスカスが安定して維持されるとしている。
次に、特許文献2は、静電式のプリンタヘッド、プリンタおよびプリンタヘッド用電極の製造方法に関するものである。特許文献2に開示のプリンタヘッド用電極の製造方法は、その図4に示されているように、第1の基板にエッチングにより深さの異なる複数の凹部を設ける工程と、凹部を含む基板表面にエッチング停止層を形成する工程と、エッチング停止層が設けられた凹部内を埋めつつエッチング停止層上に電極を形成する工程と、構造基板からなる第2の基板を、電極層に対して、第1の基板を反対側に接合する工程と、第1の基板をエッチングにより除去する工程と、エッチング停止層を除去して凸状の電極を露出させて形成する工程と、凸状の電極の側面に溝を形成するためのエッチングを行う工程を有する。
特許文献2によれば、このような工程によって製作されたインクジェットプリンタヘッドは、異方性エッチングにより設けられた凹部を有するSi単結晶基板上にSiO2 熱酸化絶縁層をまず形成し、その後、プリンタヘッドとなる物質をこの凹部に充填して形成している。このため、この凹部の形状に応じて均一性・再現性に優れたプリンタヘッドを形成することができるとしている。
特開平9−254372号公報 特開平10−67114号公報
しかしながら、特許文献1に開示のインクジェットプリンタでは、記録ヘッドの構造が複雑であり、1次元配列構造にせざるを得ない。また、複数を重ね合わせて2次元アレイ構造にしても、重ね合わせる際の位置精度の影響が記録位置精度に影響を与えてしまうため、作製が困難であり、コストが高くなるという問題点があった。
また、特許文献2に開示の記録ヘッドの作製方法では、通常の半導体微細加工技術を応用して加工するため、2次元アレイ構造を精度良く作製することができるが、作製方法が複雑であるため、製造コストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明では上記問題を解決し、インクガイド間の位置精度が高く、安定した記録が可能な2次元アレイ構造の液体吐出ヘッドと、この液体吐出ヘッドを高精度に高い生産性で製造できる液体吐出ヘッドの製造方法とを提供することを目的とする。
そこで、本発明では、上記目的を達成するために、2次元的に配置された複数の吐出部を備え、荷電粒子を含む溶液に静電力を作用させて前記溶液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドであって、前記複数の吐出部に対応して複数の吐出孔が形成された絶縁性の第1の基板と、この第1の基板と所定の間隔を離して重なるように配置され、当該第1の基板との間に前記溶液の流路を形成する絶縁性の第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板とは反対側の表面上に、前記複数の吐出孔のそれぞれの周辺を囲むように配置された、前記溶液の吐出を制御する複数の電極と、前記流路における流入側と流出側とを分離すると共に前記第1の基板に形成された前記複数の吐出孔に対応する位置を通過するように、前記第2の基板の前記第1の基板側の表面上に蛇行して配置された隔壁と、前記隔壁の前記第1の基板側の表面上の前記複数の吐出に対応する位置にそれぞれ配置されると共に先端部分が対応する吐出孔を貫通してこの吐出孔の周辺に配置された前記電極の前記第2の基板とは反対側の表面よりも突出するような凸状に形成された複数の溶液ガイドと、前記隔壁の前記第1の基板側の表面上で且つ前記複数の溶液ガイドの両側に形成されると共に前記流路における流入側から流出側へ前記溶液を案内する複数の溶液案内溝とを備え、前記溶液が流入側から流出側へ各溶液案内溝を介して案内されることにより、前記溶液が各溶液ガイドの先端部分に供給され、各電極から前記溶液に静電気を作用させることで各溶液ガイドの先端部分から前記溶液の液滴が吐出されることを特徴とする液体吐出ヘッドを提供する。
また、前記隔壁は、直線部と湾曲部とが繰り返し配置されることで蛇行した形状を有し、前記隔壁の湾曲部に前記溶液の流路穴が開孔されていることが好ましい。
また、2次元的に配置された複数の吐出部を備え、荷電粒子を含む溶液に静電力を作用させて前記溶液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドであって、前記複数の吐出部に対応して複数の吐出孔が形成された絶縁性の第1の基板と、この第1の基板と所定の間隔を離して重なるように配置され、当該第1の基板との間に前記溶液の流路を形成する絶縁性の第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板とは反対側の表面上に、前記複数の吐出孔のそれぞれの周辺を囲むように配置された、前記溶液の吐出を制御する複数の電極と、前記流路における溶液の流入側から流出側への流れの方向に沿って蛇行して並列に配置されると共に蛇行に伴って生じる複数の湾曲部が前記第1の基板に形成された前記複数の吐出孔に対応する位置を通過するように、前記第2の基板の前記第1の基板側の表面上に形成された複数の隔壁と、前記複数の隔壁の前記第1の基板側の表面上で且つ前記複数の湾曲部上にそれぞれ配置されると共に先端部分が対応する吐出孔を貫通してこの吐出孔の周辺に配置された前記電極の前記第2の基板とは反対側の表面よりも突出するような凸状に形成された複数の溶液ガイドと、前記隔壁の前記第1の基板側の表面上で且つ前記複数の溶液ガイドの両側に形成されると共に前記湾曲部の内側と外側を流れる溶液の流速の差に起因して前記湾曲部の内側から外側へ前記溶液を案内する複数の溶液案内溝とを備え、前記溶液が前記複数の隔壁の前記複数の湾曲部の内側から外側へ各溶液案内溝を介して案内されることにより、前記溶液が各溶液ガイドの先端部分に供給され、各電極から前記溶液に静電気を作用させることで各溶液ガイドの先端部分から前記溶液の液滴が吐出されることを特徴とする液体吐出ヘッドを提供する。
さらに、前記第1の基板と前記隔壁との間は、所定の間隔離間されていることが好ましい。
また、いずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法であって、前記第2の基板の一方の表面上に所定膜厚のフォトレジストを塗布し、前記フォトレジストのガラス転移点以上に加熱した後、互いに並列に配置された複数の線状パターンが第1の方向に形成され、それぞれの前記線状パターンの表面上に、所定の深さを持つV溝状の谷部と、前記V溝状の谷部の、前記第1の方向と略直交する第2の方向の両側所定の高さを持つ山部とを備える第3の基板を前記フォトレジストの表面に押圧して、当該第3の基板に形成された線状パターンの反転パターンを前記フォトレジストの表面に転写し、前記フォトレジストのガラス転移点以下に冷却した後、前記第3の基板を前記フォトレジストの表面から剥離して、当該フォトレジストの表面上に、それぞれが前記第1の方向に延在し、互いに並列に配置された複数の前記反転パターンを形成し、それぞれが前記第2の方向に延在し、互いに並列に配置された複数の線状パターンを持つマスクを介して前記フォトレジストを露光し、加熱処理して当該フォトレジストの前記露光された部分を硬化させた後、前記フォトレジストの前記露光されていない部分を除去して前記隔壁を形成することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法を提供する。
また、上記いずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法であって、前記第2の基板として、透明性を有する基板を用い、前記第2の基板の一方の表面上に、それぞれが第1の方向に延在し、互いに並列に配置された複数の線状パターンを持つマスクを形成し、前記マスクが形成された前記第2の基板の一方の表面上に所定膜厚のフォトレジストを塗布し、前記フォトレジストのガラス転移点以上に加熱した後、互いに並列に配置された複数の線状パターンが前記第1の方向と略直交する第2の方向に形成され、それぞれの前記線状パターンの表面上に、所定の深さを持つV溝状の谷部と、前記V溝状の谷部の、前記第1の方向の両側所定の高さを持つ山部とを備える第3の基板を前記フォトレジストの表面に押圧して、当該第3の基板に形成された線状パターンの反転パターンを前記フォトレジストの表面に転写し、前記フォトレジストのガラス転移点以下に冷却した後、前記第3の基板を前記フォトレジストの表面から剥離して、当該フォトレジストの表面上に、それぞれが前記第2の方向に延在し、互いに並列に配置された複数の前記反転パターンを形成し、前記第2の基板の他方の表面から前記マスクを介して前記フォトレジストを露光し、加熱処理して当該フォトレジストの前記露光された部分を硬化させた後、前記フォトレジストの前記露光されていない部分を除去して前記隔壁を形成することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法を提供する。
また、上記のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法であって、絶縁性の第3の基板の一方の表面上に単結晶基板を接合し、この単結晶基板の表面上の前記吐出部に対応する位置に、所定形状のパターンが2次元的に配列された第1のマスクを形成し、前記第1のマスクに応じて前記単結晶基板を異方性エッチングして、前記第3の基板の一方の表面上に前記溶液ガイドとなる凸部を形成し、前記凸部が形成された前記第3の基板の一方の表面上に第1のフォトレジストを塗布し、この第1のフォトレジストをパターニングして、それぞれが前記凸部の上を通過するように第1の方向に延在する複数の線状パターンが互いに並列に配置された第2のマスクを形成し、前記第2のマスクを用いて、前記第3の基板の一方の表面をエッチングし、当該第3の基板の一方の表面上に、前記第1の方向に延在し、互いに並列に配置された前記溶液案内溝となる複数の凹部を形成し、前記第2のマスクを除去した後、前記第3の基板の一方の表面上に第2のフォトレジストを塗布し、この第2のフォトレジストをパターニングして、前記第1の方向と略直交する第2の方向に延在する複数の線状パターンが互いに並列に配置された第3のマスクを形成し、前記第3のマスクを用いて、前記第3の基板の一方の表面を所定量エッチングし、当該第3の基板の一方の表面側に前記隔壁を形成し、かつ当該第3の基板の他方の表面側を前記第2の基板として残すことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法を提供する。
また、上記のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法であって、絶縁性の第3の基板の一方の表面上に単結晶基板を接合し、この単結晶基板の表面上の前記吐出部に対応する位置に、所定形状のパターンが2次元的に配列された第1のマスクを形成し、前記第1のマスクを用いて前記単結晶基板をエッチングし、前記第3の基板の一方の表面上の前記吐出部に対応する位置に、前記所定形状のパターンが2次元的に配列された複数の柱状部を形成し、前記柱状部を異方性エッチングして、前記第3の基板の一方の表面上に前記溶液ガイドとなる凸部を形成し、前記凸部が形成された前記第3の基板の一方の表面上に第1のフォトレジストを塗布し、この第1のフォトレジストをパターニングして、それぞれが前記凸部の上を通過するように第1の方向に延在する複数の線状パターンが互いに並列に配置された第2のマスクを形成し、前記第2のマスクを用いて、前記第3の基板の一方の表面をエッチングし、当該第3の基板の一方の表面上に、前記第1の方向に延在し、互いに並列に配置された前記溶液案内溝となる複数の凹部を形成し、前記第2のマスクを除去した後、前記第3の基板の一方の表面上に第2のフォトレジストを塗布し、この第2のフォトレジストをパターニングして、前記第1の方向と略直交する第2の方向に延在する複数の線状パターンが互いに並列に配置された第3のマスクを形成し、前記第3のマスクを用いて、前記第3の基板の一方の表面を所定量エッチングし、当該第3の基板の一方の表面側に前記隔壁を形成し、かつ当該第3の基板の他方の表面側を前記第2の基板として残すことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法を提供する。
本発明によれば、溶液の流路を隔壁によって、流入側と流出側に分断し、溶液が通過口を流れ、流入側から流出側へ移動する構造とすることにより、溶液を効率良く溶液ガイドに供給することが可能となる。
また、本発明によれば、隔壁を流入側から流出側への流れの方向に沿って蛇行し並列に配置することによって、溶液を滞留させることなく、溶液ガイド部に供給することが可能となる。
さらに、本発明によれば、隔壁が第2の基板を支持することにより、第2の基板の製造時の反りや、溶液の圧力による変形の影響を低下することができる。
また、本発明によれば、上記の作製方法によって作製することで、高精度で、生産性が高く、かつ、製造コストを安価にすることが可能となる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の液体吐出ヘッドおよびその作製方法について詳細に説明する。
図1(a)および(b)は、本発明の液体吐出ヘッドの一例となるインクジェットヘッドの上面概略図およびA−A’線における断面概略図である。
同図に示すインクジェットヘッド10は、2次元的に配置された27個(図中横3×縦9)の吐出部を備えるもので、インクガイド12、ヘッド基板14、隔壁16、制御基板18、吐出電極20等によって構成されている。なお、吐出部の個数や配置は何ら限定されるものではない。
ここで、ヘッド基板14には、図1(a)中左側(インクの流入側)にインク流入口28が開口され、同右側(インクの流出側)にインク流出口30が開口されている。インク流入口28とインク流出口30は、図1(a)の紙面の裏面側から、図示していないインクの循環手段に接続されており、画像の記録時には、このインクの循環手段によってインク流入口28からインクが供給され、記録に使用されなかった余分なインクはインク流出口30から回収される。
隔壁16は、図示例の場合、ヘッド基板14上のほぼ中央部に配置されている。隔壁16は、インクの流入側(インク流入口28側)と流出側(インク流出口30側)とを分離するように、その直線部が吐出部の配置に対応する位置を通過し、かつインクの流入側から流出側への流れの方向とほぼ直交する方向に向かって蛇行して配置されている。隔壁16により、インクの流入側とインクの流出側が交互に配置される構造となるため、インク流入口28から供給されたインクは、その流速が所定の速度に速められる。
隔壁16の直線部の上には、吐出部の配置に対応する位置にインクガイド12が配置されている。図1(b)に示すように、インクガイド12は、その先端部分が先鋭化された逆V字型形状のもので、隔壁16表面のインクガイド12の両側には、インクの流入側から流出側へインクを案内するインク案内溝が形成されている。なお、インクガイド12およびインク案内溝の形状、サイズ等は何ら限定されず、必要に応じて適宜決定すればよい。
制御基板18には、吐出部の配置に対応する位置にインクの吐出孔22が開孔されており、制御基板18上の吐出孔22周辺を囲むように、インクの吐出を制御する吐出電極20が配置されている。制御基板18は、各々のインクガイド12が対応する吐出孔22の内部を通過するように隔壁16の上に配置されており、ヘッド基板14と制御基板18との間の空間によりインクの流路が構成される。また、インクガイド12の高さは、その先端部分が吐出電極20の表面よりも突出するように形成されている。
なお、制御基板18は隔壁16の表面と接触し、隔壁16によって支持されていることが好ましいが、その間隔を通過するインクが所定量以下になるように、両者の間を所定の間隔離間してもよい。
また、図2に示すように、隔壁16には、そのインク流入側(図1(a)左側)およびインク流出側(図1(a)右側)の湾曲部の少なくとも一方の側壁にスリット状のインク流路穴32が開孔されていてもよい。インク流路穴32は、インクの流入側から流出側へのインクの流れの方向とほぼ平行に形成されていることが好ましい。
以下、上記装置の作用について詳細に説明する。
インクジェットヘッド10では、記録媒体上に画像を形成するに際し、吐出電極20に印加される電圧極性と同極性に帯電した色材成分を含むインクが、図示していないインクの循環手段により、インク流入口28から供給される。インク流入口28から供給されたインクはインクの流入側から、隔壁16の上表面のインクガイド12の両側に形成されたインク案内溝を通過して、インク流出側へ流れ、インク回収口30から回収される。この時、インク案内溝を流れるインクのうち一部が、制御基板18に開孔された吐出孔を介し、インクガイド12に沿って、その先端部分に供給される。
インクは隔壁16により、その流速が速められ、インクガイド14の先端部分には常に安定してインクが供給される。また、隔壁にインク流路穴を設けることにより、インクの供給量が過剰になることなく、吐出孔へ供給されるインクの量を最適化できる。
吐出電極がオフ状態の時、インクの流動エネルギーおよび吐出孔22における毛細管現象の力を受けて、吐出電極20の表面から突出したインクガイド12の先端部分にインクが上昇し、所定のメニスカスが形成される。
この状態で、画像データに応じて、吐出電極20に所定の電圧が印加されると、インクガイド12の先端部分に位置するインクは帯電した色材成分に作用する静電力によりインク液滴として吐出される。吐出されたインク滴は、吐出部に対向する位置に配置され、インクとは逆極性の電圧レベルにバイアスされた対向電極(図示省略)に引き寄せられ、その上に配置されている図示しない記録媒体に着弾する。
このようにして、インクジェットヘッド10と、対向電極上に配置された記録媒体とを、相対的に移動させながら記録媒体に所望の画像を記録することができる。
本実施形態のインクジェットヘッドは、隔壁によってインク流路を流入側と流出側に分離し、インクの流入側と流出側とが交互に配置される構造とすることによって、インクの流速を速め、インクをインクガイドの先端部分に効率よく供給することが可能となる。また、制御基板が隔壁によって支持されるようにすることにより、制御基板の製造時の反りや、溶液の圧力による変形の影響を低下することができる。
次に、本発明の液体吐出ヘッドの第2の実施形態を説明する。
図3(a)および(b)は、本発明の液体吐出ヘッドの第2の実施形態となるインクジェットヘッドの上面概略図およびそのB−B’線における断面概略図である。同図に示すインクジェットヘッド40は、2次元的に配置された56個(図中横8×縦7)の吐出部を備えるものである。なお、図1に示すインクジェットヘッド10と図3に示すインクジェットヘッド40との違いは、隔壁の構造だけであるから、同一の構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
インクジェットヘッド40では8本の隔壁46が用いられており、これら8本の隔壁46は、その湾曲部が吐出部の配置に対応する位置を通過し、かつインクの流入側から流出側への流れの方向に向かって蛇行して並列に配置されている。すなわち、インクガイド12は、図4に示すように、吐出部の配置に対応する、隔壁46の湾曲部の頂部の上に配置されている。なお、隔壁46の本数は、吐出部の配置に応じて適宜決定される。また、隔壁46の形状は、図示例のように正弦波形状に限定されず、例えば三角波形状等であってもよい。
インクジェットヘッド40では、隔壁の形状に応じて、その湾曲部の凸部側と凹部側とで流速に差が生じ、凹部側から凸部側へインクが流れる。これにより、インク案内溝を通過するインクの一部がインクガイドの先端部分に効率よく供給される。また、本実施形態では、インク流路26が分離されていないので、インクの滞留が発生することなく、メンテナンス等でインクを入れ替えるなどの作業に支障をきたすことがないという利点もある。
また、第1および第2の実施形態では、吐出電極20は単層であるが、何層構造としてもよく、例えば2層にしてマトリックス状に配置し制御してもよい。また、吐出電極の形状の限定はなくどのような形状でもよい。
次に、本発明の液体吐出ヘッドの作製方法について説明する。
まず、図5(a)〜(e)を参照して、尖鋭な先端部分を持つインクガイドおよびインク案内溝を作製するための型基板を作製する方法を説明する。
図5(a)に示すように、例えばSi等の単結晶基板62の上に、例えばCr等をスパッタリング等により成膜して厚さ30〜50nmの遮光膜を形成する。そして、この遮光膜の上に単結晶基板62の(010)または(001)方向に延在する複数ライン状(線状)のレジストパターンを通常のフォトリソグラフィ法にて形成し、このレジストパターンを用いて遮光膜をエッチングすることにより遮光膜のマスク64を形成する。
次に、図5(b)に示すように、例えば70℃に加熱したKOH30%水溶液を用いて、Siを所定量ウェットエッチング(異方性エッチング)することにより、単結晶基板62の表面に、並列して配置された複数の凸部66を形成する。
その後、マスク64を除去し、再度遮光膜を単結晶基板62上に例えばスパッタリングなどで厚さ30〜50nm成膜し、図5(c)に示すように、前記と同様のフォトリソグラフィ法にて、凸部66の中央部がその延在方向にわたって露出するマスク68を形成する。
そして、図5(d)に示すように、単結晶基板62を異方性エッチングしてV字溝70を形成し、図5(e)に示すように、マスク68を除去して、尖鋭な先端形状を持つインクガイドおよびインク案内溝を作製するためのV字溝70および凸部72を備える型基板60を作製する。
なお、型基板の作製方法は、上記の方法に限定されず、例えばレーザー加工やマイクロ放電加工などの一般的な微細加工方法によっても作製することができる。また、次工程において、本型基板の剥離を容易にするためのコーティング処理を施してもよい。また、この型基板60表面の所定の位置の少なくとも一ヶ所にアライメント用ターゲットマークを形成し、型基板60による成型の際にアライメント用ターゲットマークが感光性樹脂層にも転写されるようにすることが好ましい。
次に、図6(a)〜(d)を参照して、隔壁とインクガイドの作製方法を説明する。
まず、図6(a)の絶縁性基板74の所定位置にインク流入口およびインク流出口となるスルーホールを形成する。スルーホールは、例えばレーザー加工、超音波加工、サンドブラストなどの一般に公知な微細加工法で形成される。スルーホールを形成した絶縁性基板74の表面に、例えばMicroChem社製NANO SU−8等の感光性樹脂材料(フォトレジスト)をスピンコート法などで、例えば200μm〜1mmの厚さに塗布し、感光性樹脂層76を形成する。ここで、本実施形態では感光性樹脂材料として、紫外線等の照射により、重合または架橋して現像液に難溶性となり、現像後まで基板表面に残る特性を持つネガ型レジストを使用する。
次に、型基板60のV字溝70および凸部72の形成面を絶縁性基板74の感光性樹脂層76が塗布されている面に対向する位置に配置した状態で加熱プレス機にセットし、SU−8のガラス転移点である50〜60℃以上に加熱し、型基板60と感光性樹脂層76の間隙を真空ポンプで脱気しながら、例えば0.1MPa以上の圧力で型基板を感光性樹脂層に押し付けて、その形状を転写する。
この際、絶縁性基板74と型基板60の間にスペーサーを設置することで感光性樹脂層76の高さを制御することが好ましい。また、押し付ける前に雰囲気を減圧することで、感光性樹脂層76中の泡状欠陥発生を防止することが可能である。
次に、全体をガラス転位点以下に冷却後、型基板60を感光性樹脂層76から取り外す。これにより、図6(b)に示すように、感光性樹脂層76には、尖鋭な先端形状を持つインクガイドおよびインク案内溝となる凸部78および凹部80が形成される。また、この感光性樹脂層76の表面に、型基板60によって、次工程におけるアライメント用ターゲットマークが少なくとも一ヶ所形成されることが好ましい。次に感光性樹脂層76上に感光性樹脂層76と略同等の屈折率のマッチングオイル層82を形成する。
その後、図7に示すように、例えば図1に示すインクジェットヘッド10のインク流路穴32を備えた隔壁16を形成するためのパターンが形成されたマスク84を、図6(c)に示すように、マッチングオイル層82と密着するように配置する。ここでマスクの所定の位置に形成されているアライメント用ターゲットマークと感光性樹脂層76のアライメント用ターゲットマークを位置合わせすることで、感光性樹脂層76に成型された凸部78および凹部80とマスク84の透過部とが所望の位置になるようにすることが好ましい。そして、波長350〜400nmの紫外線をマスク84の配置されている側から照射し、感光性樹脂材層76を露光する。この際、露光する光は絶縁性基板74に垂直に照射される平行光であることが好ましい。
次に絶縁性基板74を50〜100℃に加熱し、感光性樹脂層76の露光部分を硬化させた後、絶縁性基板74を例えばダイシングソーなどで所定のヘッドサイズに切断する。続いて、現像液で感光性樹脂層76の未露光部分を除去し、純水リンスで全体を洗浄し現像液を取り除いたのち、露光部を例えば100〜200℃で再度硬化処理する。これにより、図6(d)に示すように、その上にインクガイド12が2次元的に配列され、かつ図2に示すようにその湾曲部側壁にインク流路穴32が形成された隔壁16を備えるヘッド基板が作製される。
その後、インクガイドの位置に対応してスルーホールが開孔され、電界印加用の電極(吐出電極20)が形成された制御基板18をヘッド基板の上に配置することで、インクジェットヘッドが作製される。
本実施形態では、感光性樹脂材料としてネガ型の感光性樹脂材料を用いたが、これとは逆に、紫外線等の照射によって現像液に可溶性となり、現像時に基板表面から除去される特性を持つポジ型の感光性樹脂材料を用いてもよい。この場合は、感光性樹脂層の露光において最終的にインクガイド部材となる領域が遮光され、これ以外の部分が露光されることにより所望の位置に所望形状のパターンが形成される。
また、本実施形態では、感光性樹脂層を部分的に露光する際に、マッチングオイル層を感光性樹脂層上に形成し、そのマッチングオイル層とマスクとを密着して露光する密着露光方式により行われている。しかし、本発明における作製方法は本実施形態の方法に限定されず、マッチングオイル層を形成せず、感光性樹脂層と一定間隔離間した状態でマスクが配置されるプロキシミティー露光方式により露光してもよい。ただし、マスクを通過する紫外線を開口パターンで回折させず、高精度の尖鋭先端部を備えるインクガイド部材を作製するためには、本実施形態のようにマッチングオイルを用い密着露光することが好ましい。また、露光の際、投影露光方式を用いて露光すれば、マスクおよびマッチングオイルを用いずに所定の位置に所定の形状で露光することも可能である。
次に図8(a)〜(e)を参照して、本発明の液体吐出ヘッドの一例となるインクジェットヘッドの作製方法の第2の実施形態について説明する。
図8(a)に示すように、例えばガラス基板などの透明性を有する絶縁性基板90に、上記第1の実施形態と同様にインク流入口および流出口となるスルーホールを形成する。次に、絶縁性基板90上に、スパッタリングなどにより例えばCrなどで遮光膜を成膜し、フォトリソグラフィ法によりこの遮光膜を選択的にエッチングして、絶縁性基板90上に、例えば図7に示すようなパターンを持つマスク92を形成する。
次に、図8(b)に示すように、マスク92が形成された絶縁性基板90の表面に例えばMicroChem社製NANO SU−8等の感光性樹脂材料をスピンコート法などで所定の厚さ以上になるように塗布し、感光性樹脂層76を形成する。本実施形態では感光性樹脂材料として、ネガ型レジストを使用する。
その後、第1の実施形態と同様にして、型基板60を用いて感光性樹脂層76の表面にインクガイドおよびインク案内溝となる凸部78および凹部80を形成する。
そして、波長350〜400nmの紫外線を、絶縁性基板90の感光性樹脂層76が形成されている面と反対側の面(図中下側)から絶縁性基板90に向かって照射することにより、感光性樹脂層76を所定量露光する。
以下、第1の実施形態と同様に、露光部分を硬化し、絶縁性基板90を切断し、露光部分を現像し、洗浄し、再度硬化させることで、図8(d)に示すように、その上にインクガイド12が形成された隔壁16を備えるヘッド基板14を作製する。
次に、図9(a)〜(f)を参照して、本発明の液体吐出ヘッドの一例となるインクジェットヘッドの作製方法の第3の実施形態を説明する。図9(a)に示すように、例えば両面研磨されたガラス基板104上に、例えばSiを表面活性化接合法により接合することで単結晶基板106を形成する。続いて、単結晶基板106上に、例えばSiO2 を熱酸化法により成膜した後、フォトリソグラフィ法により、単結晶基板106の(110)と(1−10)方向を辺とする正方形パターンにSiO2 層をエッチングして、複数の正方形パターンが吐出部に対応する位置に2次元的に配列されたマスク108を作製する。
次に、例えば34wt%のKOH水溶液を70℃程度に加熱した液体に浸し、マスク108に応じて単結晶基板106を異方性エッチングする。マスク108が離脱するまで単結晶基板106をエッチングをすることにより、図9(b)に示すような、基板104上に先端角が約60°以下(曲率半径4μm以下)の尖った先端を持つインクガイドとなる凸部110を作製する。
次に、図9(c)に示すように、例えばスピンコート法によりフォトレジストを塗布してレジスト層を形成し、フォトリソグラフィ法により、レジスト層をパターニングして、凸部110の上を通過するように、インク案内溝に対応する複数のライン状パターンが並列に配置されたマスク112を形成する。そして、例えばCF4 ガスを用いてドライエッチングを行い、基板104にインク案内溝となる凹部114を形成した後、図9(d)に示すように、マスク112を除去する。
その後、再び基板104上にレジスト層を形成し、図9(e)に示すように、例えば、フォトリソグラフィ法により、レジスト層をパターニングして、凹部114の延在方向と略直交する方向に延在し、凸部110を挟んで、隔壁に対応する複数のライン状パターンが並列に配置されたマスク116を形成する。
そして、図9(f)に示すように、例えばCF4 ガスを用いてドライエッチングを行うことで、基板104上部に隔壁120を作製する。この際、基板104上部を所定量エッチングし、基板104下部をヘッド基板として残す。その後、マスク116を除去することにより、その上に尖鋭な先端形状を持つインクガイド117およびインク案内溝115を有する隔壁120を備えるヘッド基板118を作製することができる。
本実施形態では、インクガイドを形成する際に使用するマスク108を正方形パターンとしたが、これに限定されずマスク108のパターンを変えることにより、インクガイドの先端形状を所望の形状にしてもよい。例えば、マスク108の形状をライン状にすることにより、第1の実施形態と同様に一列の凸部を作製し、その後インクガイドとして使用されない部分をエッチングすることにより、第1の実施形態のような先端形状を持つインクガイドを作製することもできる。
次に、本発明の液体吐出ヘッドの一例となるインクジェットヘッドの作製方法の第4の実施形態を図10(a)〜(c)を参照して説明する。なお、本実施形態はインクガイドの作製方法を除いて、上記第3の実施形態と同様の作製方法であるので異なる点を中心に説明する。
図10(a)に示すように、例えば両面研磨されたガラス基板104上に、例えばSiを表面活性化接合法により接合することで単結晶基板124を形成する。この単結晶基板124上に、例えばSiO2 膜を熱酸化法により成膜する。次に、フォトリソグラフィ法により、単結晶基板124の(110)と(1−10)方向を辺とする正方形パターンにSiO2 膜をエッチングして、複数の正方形パターンが、吐出部に対応する位置に2次元的に配列されたマスク126を作製する。
その後、図10(b)に示すように、例えばSF6 ガスを用いてドライエッチングを行い、マスク126によりマスクされていない部分の単結晶基板124を所定量エッチング除去し、続いて、CF4 ガスを用いてドライエッチングを行ってSiO2 膜を除去し、単結晶基板124からなる四角柱構造128を形成する。
その後、例えば34wt%のKOH水溶液を70℃程度に加熱した液に浸すことで、四角柱構造128を異方性エッチングして、図10(c)に示すような、基板104上に先端角が約60°以下(曲率半径4μm以下)の尖った先端を持つインクガイドとなる凸部130を作製する。
これ以後の工程は、凸部110の代りに凸部130を使用する点を除いて第3の実施形態の場合と同じである。
本実施形態でもマスクを正方形パターンしたが、これに限定されず、パターンを変えることにより、先端形状を所望の形状にしてもよい。
また、上記いずれの作製方法の実施形態においても、隔壁形成の際に使用するマスクを図7に示すようなマスクを使用することで、その湾曲部の側壁にインク流路穴となるスリットを形成することができる。
なお、上記いずれの作製方法の実施形態においても、図1に示すの構造のインクジェットヘッドの作成方法として説明したが、図3に示すの構造のインクジェットヘッドも同様の方法で作製することが可能である。
また、本発明における液体吐出ヘッドは、色材粒子を含むインクの吐出に限定されず溶媒中に分散された帯電性粒子を含む溶液を吐出する静電式の液体吐出ヘッドであればよく、溶液の種類は限定されない。
本発明の液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの作製方法は、基本的に以上のようなものである。
以上本発明の液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの作製方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明の液体吐出ヘッドの一例となるインクジェットヘッドの上面概略図およびA−A’線における断面概略図である。 図1に示した液体吐出ヘッドの隔壁およびその周辺に注目した概略斜視図である。 本発明の液体吐出ヘッドの一例となるインクジェットヘッドの上面概略図およびB−B’線における断面概略図である。 図3に示した液体吐出ヘッドの隔壁およびその周辺に注目した概略斜視図である。 本発明の液体吐出ヘッドの作製方法の第1の実施形態および第2の実施形態に使用する型基板の作製方法の一実施形態を説明する概略図である。 本発明の液体吐出ヘッドの作製方法の第1の実施形態を説明する概略図である。 図1に示す隔壁形状を作製する際に使用するマスクの概略図である 本発明の液体吐出ヘッドの作製方法の第2の実施形態を説明する概略図である。 本発明の液体吐出ヘッドの作製方法の第3の実施形態を説明する概略図である。 本発明の液体吐出ヘッドの作製方法の第4の実施形態を説明する概略図である。
符号の説明
10、40 インクジェットヘッド
12、117、132 インクガイド
14、118 ヘッド基板
16、46、120 隔壁
18 制御基板
20 吐出電極
22 吐出孔
24、115 インク案内溝
26 インク流路
28 インク流入口
30 インク回収口
32 インク流路穴
60 型基板
62、106、124 単結晶基板
64、68、84、92、108、112、116、126 マスク
66、72、78、110、130 凸部
70 V字溝
74、90 絶縁性基板
76 感光性樹脂層
80、114 凹部
82 マッチングオイル層
104 基板
128 四角柱構造

Claims (8)

  1. 2次元的に配置された複数の吐出部を備え、荷電粒子を含む溶液に静電力を作用させて前記溶液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドであって、
    前記複数の吐出部に対応して複数の吐出孔が形成された絶縁性の第1の基板と、
    この第1の基板と所定の間隔を離して重なるように配置され、当該第1の基板との間に前記溶液の流路を形成する絶縁性の第2の基板と、
    前記第1の基板の前記第2の基板とは反対側の表面上に、前記複数の吐出孔のそれぞれの周辺を囲むように配置された、前記溶液の吐出を制御する複数の電極と
    記流路における流入側と流出側とを分離すると共に前記第1の基板に形成された前記複数の吐出孔に対応する位置を通過するように、前記第2の基板の前記第1の基板側の表面上に蛇行して配置された隔壁と、
    前記隔壁の前記第1の基板側の表面上の前記複数の吐出に対応する位置にそれぞれ配置されると共に先端部分が対応する吐出孔を貫通してこの吐出孔の周辺に配置された前記電極の前記第2の基板とは反対側の表面よりも突出するような凸状に形成された複数の溶液ガイドと、
    記隔壁の前記第1の基板側の表面上で且つ前記複数の溶液ガイドの両側に形成されると共に前記流路における流入側から流出側へ前記溶液を案内する複数の溶液案内溝とを備え、
    前記溶液が流入側から流出側へ各溶液案内溝を介して案内されることにより、前記溶液が各溶液ガイドの先端部分に供給され、各電極から前記溶液に静電気を作用させることで各溶液ガイドの先端部分から前記溶液の液滴が吐出されることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記隔壁は、直線部と湾曲部とが繰り返し配置されることで蛇行した形状を有し、
    前記隔壁の湾曲部に前記溶液の流路穴が開孔されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 2次元的に配置された複数の吐出部を備え、荷電粒子を含む溶液に静電力を作用させて前記溶液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドであって、
    前記複数の吐出部に対応して複数の吐出孔が形成された絶縁性の第1の基板と、
    この第1の基板と所定の間隔を離して重なるように配置され、当該第1の基板との間に前記溶液の流路を形成する絶縁性の第2の基板と、
    前記第1の基板の前記第2の基板とは反対側の表面上に、前記複数の吐出孔のそれぞれの周辺を囲むように配置された、前記溶液の吐出を制御する複数の電極と
    記流路における溶液の流入側から流出側への流れの方向に沿って蛇行して並列に配置されると共に蛇行に伴って生じる複数の湾曲部が前記第1の基板に形成された前記複数の吐出孔に対応する位置を通過するように、前記第2の基板の前記第1の基板側の表面上に形成された複数の隔壁と、
    前記複数の隔壁の前記第1の基板側の表面上で且つ前記複数の湾曲部上にそれぞれ配置されると共に先端部分が対応する吐出孔を貫通してこの吐出孔の周辺に配置された前記電極の前記第2の基板とは反対側の表面よりも突出するような凸状に形成された複数の溶液ガイドと、
    記隔壁の前記第1の基板側の表面上で且つ前記複数の溶液ガイドの両側に形成されると共に前記湾曲部の内側と外側を流れる溶液の流速の差に起因して前記湾曲部の内側から外側へ前記溶液を案内する複数の溶液案内溝とを備え、
    前記溶液が前記複数の隔壁の前記複数の湾曲部の内側から外側へ各溶液案内溝を介して案内されることにより、前記溶液が各溶液ガイドの先端部分に供給され、各電極から前記溶液に静電気を作用させることで各溶液ガイドの先端部分から前記溶液の液滴が吐出されることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  4. 前記第1の基板と前記隔壁との間は、所定の間隔離間されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    前記第2の基板の一方の表面上に所定膜厚のフォトレジストを塗布し、
    前記フォトレジストのガラス転移点以上に加熱した後、互いに並列に配置された複数の線状パターンが第1の方向に形成され、それぞれの前記線状パターンの表面上に、所定の深さを持つV溝状の谷部と、前記V溝状の谷部の、前記第1の方向と略直交する第2の方向の両側所定の高さを持つ山部とを備える第3の基板を前記フォトレジストの表面に押圧して、当該第3の基板に形成された線状パターンの反転パターンを前記フォトレジストの表面に転写し、
    前記フォトレジストのガラス転移点以下に冷却した後、前記第3の基板を前記フォトレジストの表面から剥離して、当該フォトレジストの表面上に、それぞれが前記第1の方向に延在し、互いに並列に配置された複数の前記反転パターンを形成し、
    それぞれが前記第2の方向に延在し、互いに並列に配置された複数の線状パターンを持つマスクを介して前記フォトレジストを露光し、加熱処理して当該フォトレジストの前記露光された部分を硬化させた後、前記フォトレジストの前記露光されていない部分を除去して前記隔壁を形成することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    前記第2の基板として、透明性を有する基板を用い、
    前記第2の基板の一方の表面上に、それぞれが第1の方向に延在し、互いに並列に配置された複数の線状パターンを持つマスクを形成し、
    前記マスクが形成された前記第2の基板の一方の表面上に所定膜厚のフォトレジストを塗布し、前記フォトレジストのガラス転移点以上に加熱した後、互いに並列に配置された複数の線状パターンが前記第1の方向と略直交する第2の方向に形成され、それぞれの前記線状パターンの表面上に、所定の深さを持つV溝状の谷部と、前記V溝状の谷部の、前記第1の方向の両側所定の高さを持つ山部とを備える第3の基板を前記フォトレジストの表面に押圧して、当該第3の基板に形成された線状パターンの反転パターンを前記フォトレジストの表面に転写し、
    前記フォトレジストのガラス転移点以下に冷却した後、前記第3の基板を前記フォトレジストの表面から剥離して、当該フォトレジストの表面上に、それぞれが前記第2の方向に延在し、互いに並列に配置された複数の前記反転パターンを形成し、
    前記第2の基板の他方の表面から前記マスクを介して前記フォトレジストを露光し、加熱処理して当該フォトレジストの前記露光された部分を硬化させた後、前記フォトレジストの前記露光されていない部分を除去して前記隔壁を形成することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    絶縁性の第3の基板の一方の表面上に単結晶基板を接合し、この単結晶基板の表面上の前記吐出部に対応する位置に、所定形状のパターンが2次元的に配列された第1のマスクを形成し、
    前記第1のマスクに応じて前記単結晶基板を異方性エッチングして、前記第3の基板の一方の表面上に前記溶液ガイドとなる凸部を形成し、
    前記凸部が形成された前記第3の基板の一方の表面上に第1のフォトレジストを塗布し、この第1のフォトレジストをパターニングして、それぞれが前記凸部の上を通過するように第1の方向に延在する複数の線状パターンが互いに並列に配置された第2のマスクを形成し、
    前記第2のマスクを用いて、前記第3の基板の一方の表面をエッチングし、当該第3の基板の一方の表面上に、前記第1の方向に延在し、互いに並列に配置された前記溶液案内溝となる複数の凹部を形成し、
    前記第2のマスクを除去した後、前記第3の基板の一方の表面上に第2のフォトレジストを塗布し、この第2のフォトレジストをパターニングして、前記第1の方向と略直交する第2の方向に延在する複数の線状パターンが互いに並列に配置された第3のマスクを形成し、
    前記第3のマスクを用いて、前記第3の基板の一方の表面を所定量エッチングし、当該第3の基板の一方の表面側に前記隔壁を形成し、かつ当該第3の基板の他方の表面側を前記第2の基板として残すことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    絶縁性の第3の基板の一方の表面上に単結晶基板を接合し、この単結晶基板の表面上の前記吐出部に対応する位置に、所定形状のパターンが2次元的に配列された第1のマスクを形成し、
    前記第1のマスクを用いて前記単結晶基板をエッチングし、前記第3の基板の一方の表面上の前記吐出部に対応する位置に、前記所定形状のパターンが2次元的に配列された複数の柱状部を形成し、
    前記柱状部を異方性エッチングして、前記第3の基板の一方の表面上に前記溶液ガイドとなる凸部を形成し、
    前記凸部が形成された前記第3の基板の一方の表面上に第1のフォトレジストを塗布し、この第1のフォトレジストをパターニングして、それぞれが前記凸部の上を通過するように第1の方向に延在する複数の線状パターンが互いに並列に配置された第2のマスクを形成し、
    前記第2のマスクを用いて、前記第3の基板の一方の表面をエッチングし、当該第3の基板の一方の表面上に、前記第1の方向に延在し、互いに並列に配置された前記溶液案内溝となる複数の凹部を形成し、
    前記第2のマスクを除去した後、前記第3の基板の一方の表面上に第2のフォトレジストを塗布し、この第2のフォトレジストをパターニングして、前記第1の方向と略直交する第2の方向に延在する複数の線状パターンが互いに並列に配置された第3のマスクを形成し、
    前記第3のマスクを用いて、前記第3の基板の一方の表面を所定量エッチングし、当該第3の基板の一方の表面側に前記隔壁を形成し、かつ当該第3の基板の他方の表面側を前記第2の基板として残すことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
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