JP4401925B2 - 釣竿受具用ホルダー - Google Patents
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すなわち、締め込み部を締め込んだり緩めるときに長いストロークが必要な場合は、締付用ボルトを回転させるために相当な時間を要する。ところが、海上で釣りを行う場合の作業は、危険防止などの観点から全ての点において迅速性が要求され、ホルダーの設置にしても例外ではない。
特に海が荒れたときには体も不安定になり、船内で動き回るときは怪我をしやすくなる。
しかし、上記クランプは角状パイプの分だけ、内側に出っ張っているために、怪我防止の観点からは好ましくなかった。
本発明の目的は、例えば船釣りにおいて使用する場合、釣竿を固定するための釣竿受具を、スペーサ等を使用しないでも、船縁等の取付箇所の構造や形状に応じて素早く的確に取り付けることができる釣竿受具用ホルダーを提供することである。
第1の発明にあっては、
釣竿受具または釣竿受具を取り付ける取付手段を有する釣竿受具用ホルダーであって、
向かい合う挟持要素が協働して被挟持物を挟持する構成を有し、少なくとも挟持要素の一方は螺子杆によって進退するものであり、
上記螺子杆は内面に雌螺子が設けてある螺子杆保持部に保持してあり、該螺子杆保持部は軸方向に分割されて固定部と可動部を構成し、
該可動部は、軸ピンを介し固定部に回動可能に設けられており、閉じた可動部を軸ピンを中心に回動して固定部から離れる方向に開いたときは、螺子杆は螺子杆保持部との螺合が外れ保持状態を解除されるものであり、
上記可動部を軸ピンを中心に回動して開いて螺子杆保持部との螺合を外し螺子杆の保持状態を解除したときは、螺子杆は螺子構造の制約を受けずに進退することができ、可動部を軸ピンを中心に回動して閉じて固定し螺子杆を保持状態としたときは、螺子構造の制約を受けて進退し、被挟持物を挟持するようにした、
釣竿受具用ホルダーである。
釣竿受具または釣竿受具を取り付ける取付手段を有する釣竿受具用ホルダーであって、
連結された一対の保持体を有しており、一方の保持体に設けてあり外面に雄螺子が設けてある螺子杆と、他方の保持体が協働して被挟持部を挟持できるようにしてあり、各保持体は連結部において挟持方向へ摺動して進退できるようにしてあり、
上記螺子杆は内面に雌螺子が設けてある螺子杆保持部に保持してあり、該螺子杆保持部は軸方向に分割されて固定部と可動部を構成し、
該可動部は、軸ピンを介し固定部に回動可能に設けられており、閉じた可動部を軸ピンを中心に回動して固定部から離れる方向に開いたときは、螺子杆は螺子杆保持部との螺合が外れ保持状態を解除されるものであり、
上記可動部を軸ピンを中心に回動して開いて螺子杆保持部との螺合を外し螺子杆の保持状態を解除したときは、螺子杆は螺子構造の制約を受けずに進退することができ、可動部を軸ピンを中心に回動して閉じて固定し螺子杆(2)を保持状態としたときは、螺子構造の制約を受けて進退し、被挟持物を挟持するようにした、
釣竿受具用ホルダーである。
釣竿受具を取り付ける取付手段は、取付方向の異なる複数箇所に設けてあることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る釣竿受具用ホルダーである。
釣竿受具を取り付ける取付手段は、釣竿受具の取り付け高さまたは水平位置を調節できるよう構成されていることを特徴とする、
第1、第2または第3の発明に係る釣竿受具用ホルダーである。
本発明に係る釣竿受具用ホルダーの作用を説明する。なお、ここでは、本発明の各構成要件のそれぞれに、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与し説明するが、この符号の付与は、あくまで説明の理解を助けるためであって、各構成要件の上記各部への限定を意味するものではない。
まず、取付手段(111,116)により釣竿受具(3)を取り付ける。釣竿受具(3)は保持体(1)と一体に設けてある場合もある。釣竿受具(3)は、釣竿受具用ホルダー(A)を取付箇所に取り付けた後で固定することもできる。
また、一対の保持体を挟持方向へスライドにより進退できるようにして組み合わせてあるものは、まず船縁(4)の取付箇所の厚さに合わせて各保持体の間隔を調節する。通常は、取付箇所の厚さより、各保持体の間隔を余裕をもって拡げて間隔を固定する。
そして、螺子杆(2)を回して、例えばその先端部(24)を取付箇所の表面に押し付け、先端部(24)と他方の保持体とで取付箇所の厚み部分をきつく挟むようにして釣竿受具用ホルダー(A)を取り付ける。
例えば螺子杆(2)の挟持部である先端部(24)の位置が取付箇所の表面とかなり離れていると、締付位置までに締付方向の長いストロークを要するため、螺子杆(2)をより多く回さなければならず、締め付けに時間がかかる。このような場合は、螺子杆保持部の可動部を開いて螺子杆(2)を外して締付方向(長手方向)へ動かし、例えば螺子杆(2)の先端部(24)を取付箇所の表面に当てる。そして、可動部を閉じて固定し、螺子杆(2)を螺合状態で保持し、螺子杆(2)を回して締め付ける。
また、各保持体は連結部において挟持方向へ摺動して進退できるようにしてあるので、特許文献1に開示されたホルダーとは相違して、クランプに角状パイプのような支柱部分は必要ない構造である。従って、例えばホルダーを船縁に取り付けたときに、船の内方へ出っ張る部分を小さくすることができるので、使用者が船内で動き回っても怪我をしにくく、安全に使用できる。
これにより、使用者(釣人)は釣りの対象魚に合わせて(すなわち、頻繁にかかる魚であれば使用者は立ったままなので高い位置に取り付け、かかりにくい魚であれば座る時間が長くなるので低い位置に取り付ける等)楽な姿勢で釣りができるので、長時間の釣りをしても疲れにくい。また、釣竿受具の取り付け高さまたは水平位置を調節できることで、釣竿に取り付けられている電動リールのスイッチレバーやハンドルに手がかかりやすいように釣竿のセッテイングができ、使用者は魚の引き等に合わせて確実に操作できる。
図1は本発明に係る釣竿受具用ホルダーの一実施の形態を示す正面側から見た分解斜視図、
図2は釣竿受具用ホルダーの背面側から見た分解斜視図、
図3はロック部の構造を示す部分断面説明図である。
組み保持具1は、側面視でほぼ逆「L」字状の上部保持体11と、「L」字状の下部保持体12で構成されており、前記のようにこれらを組み合わせて側面視ほぼ「コ」字状となる。なお、上部保持体11は一方の挟持要素を構成し、下部挟持体12と螺子杆2は他方の挟持要素を構成する。
また、各案内部材112の下端寄りには、後述する下部保持体12を固定する手段となるロック部Rが設けてある。
各外案内体114aには、ロック台117が後方へ突出して設けてある。ロック台117の中心部には、ピン孔118が前後方向へ外案内体114aを貫通して設けてある。なお、内案内体114のうち外案内体114aのピン孔118と通じる箇所には同径の通孔118aが設けてある。
ピン孔118には、ロックピン13が装着されている。ピン孔118は、奥側(図3で右側)が径大となっており、境界部には段部118bが設けてある。
下部保持体12は、上部保持体11の前記案内溝115にスライド可能に差し込まれる後面板121を有している。後面板121は、長方形状に形成されており、その短手方向の幅は各案内溝115の奥端部間の幅より若干短く形成されている。また、後面板121の前面側の両端縁は所要の幅で約1/2の厚さに薄く形成してある。この段部120間の幅は、前記内案内体114の内端面間に入り摺動できるよう設定されている。
開閉部材14は、取付溝125のうち軸孔が設けてある側に差し込まれる薄肉の回動中心片141を有している。回動中心片141のほぼ中心部には軸孔(図では見えない)が貫通して設けてある。
図4は釣竿受具用ホルダーの第1の使用状態を示す説明図、
図5は釣竿受具用ホルダーの第2の使用状態を示す説明図である。
図1ないし図5を参照して、本発明に係る釣竿受具用ホルダーAを船縁4に取り付ける場合を例にとり説明する。
図7は釣竿受具用ホルダーの他の実施の形態の使用状態を示す説明図である。
なお、図において前記釣竿受具用ホルダーAと同等または同一箇所には同一の符号を付して示し、構造について重複する説明は省略する。
これによれば、使用者の立ち座りの姿勢や身長または体格に合わせて、釣竿受具3の高さ位置(図7のように取り付けた場合)または前後位置(図5のように取り付けた場合)を三段階(図6(a)、図7参照)に調節することができる。図7では、最も低い位置に取り付けてある。従って、使用者は楽な姿勢で釣りができるので、長時間の釣りをしても疲れにくい。
1 組み保持具
11 上部保持体
110 挟持板
111 螺子孔
112 案内部材
113 リブ
114 内案内体
114a 外案内体
115 案内溝
116 螺子孔
117 ロック台
118 ピン孔
118a 通孔
118b 段部
119 係合溝
12 下部保持体
120 段部
121 後面板
122 係合孔
123 制御部材
124 取付部材
125 取付溝
127 螺子孔
128 ピン孔
129 軸ピン
R ロック部
13 ロックピン
131 段部
132 コイルバネ
133 リング
134 通孔
14 開閉部材
141 回動中心片
143 停止片
144 螺子孔
145 通孔
146 固定片
147 ピン孔
148 固定ピン
2 螺子杆
21 螺子部
22 停止部
23 ハンドル
24 押圧体
3 釣竿受具
30 取付台
4 船縁
5 釣竿
B 釣竿受具用ホルダー
11a 上部保持体
114b 外案内体
15 補強部材
150 フック
Claims (4)
- 釣竿受具または釣竿受具を取り付ける取付手段を有する釣竿受具用ホルダーであって、
向かい合う挟持要素(11)(12,2)が協働して被挟持物を挟持する構成を有し、少なくとも挟持要素の一方は螺子杆(2)によって進退するものであり、
上記螺子杆(2)は内面に雌螺子(127)が設けてある螺子杆保持部(124,127,14,144)に保持してあり、該螺子杆保持部(124,127,14,144)は軸方向に分割されて固定部(124)と可動部(14)を構成し、
該可動部(14)は、軸ピン(129)を介し固定部(124)に回動可能に設けられており、閉じた可動部(14)を軸ピン(129)を中心に回動して固定部から離れる方向に開いたときは、螺子杆(2)は螺子杆保持部(124,127,14,144)との螺合が外れ保持状態を解除されるものであり、
上記可動部(14)を軸ピン(129)を中心に回動して開いて螺子杆保持部(124,127,14,144)との螺合を外し螺子杆(2)の保持状態を解除したときは、螺子杆(2)は螺子構造の制約を受けずに進退することができ、可動部(14)を軸ピン(129)を中心に回動して閉じて固定し螺子杆(2)を保持状態としたときは、螺子構造の制約を受けて進退し、被挟持物を挟持するようにした、
釣竿受具用ホルダー。 - 釣竿受具または釣竿受具を取り付ける取付手段を有する釣竿受具用ホルダーであって、
連結された一対の保持体(11,12)を有しており、一方の保持体(12)に設けてあり外面に雄螺子が設けてある螺子杆(2)と、他方の保持体(11)が協働して被挟持部を挟持できるようにしてあり、各保持体(11,12)は連結部において挟持方向へ摺動して進退できるようにしてあり、
上記螺子杆(2)は内面に雌螺子(127)が設けてある螺子杆保持部(124,127,14,144)に保持してあり、該螺子杆保持部(124,127,14,144)は軸方向に分割されて固定部(124)と可動部(14)を構成し、
該可動部(14)は、軸ピン(129)を介し固定部(124)に回動可能に設けられており、閉じた可動部(14)を軸ピン(129)を中心に回動して固定部から離れる方向に開いたときは、螺子杆(2)は螺子杆保持部(124,127,14,144)との螺合が外れ保持状態を解除されるものであり、
上記可動部(14)を軸ピン(129)を中心に回動して開いて螺子杆保持部(124,127,14,144)との螺合を外し螺子杆(2)の保持状態を解除したときは、螺子杆(2)は螺子構造の制約を受けずに進退することができ、可動部(14)を軸ピン(129)を中心に回動して閉じて固定し螺子杆(2)を保持状態としたときは、螺子構造の制約を受けて進退し、被挟持物を挟持するようにした、
釣竿受具用ホルダー。 - 釣竿受具を取り付ける取付手段は、取付方向の異なる複数箇所に設けてあることを特徴とする、
請求項1または2記載の釣竿受具用ホルダー。 - 釣竿受具を取り付ける取付手段は、釣竿受具の取り付け高さまたは水平位置を調節できるよう構成されていることを特徴とする、
請求項1、2または3記載の釣竿受具用ホルダー。
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- 2004-10-08 JP JP2004296868A patent/JP4401925B2/ja not_active Expired - Fee Related
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