JP4398337B2 - Ink fountain device for printing machine - Google Patents
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Description
本発明は、インキ壷内に残存するインキを除去して洗浄するのに好適な印刷機のインキ壷装置に関する。 The present invention relates to an ink fountain device for a printing press suitable for removing and cleaning ink remaining in an ink fountain.
印刷機のインキ壷装置においては、色替え毎に洗浄を行う必要があり、この洗浄に当たってはインキ壷の内面も完全に洗浄しなければならない。インキ壷の内面の洗浄は、インキ壷の内面が複雑な構造を有しているために自動化が困難であるため、作業者が手作業で行っているのが実状である。この手作業での洗浄は煩雑であるから作業者への負担が大きくなるばかりか、作業時間もかかるため生産性の低下の原因にもなっていた。 In an ink fountain device of a printing press, it is necessary to perform cleaning every time the color is changed. In this cleaning, the inner surface of the ink fountain must also be completely cleaned. The cleaning of the inner surface of the ink fountain is difficult to automate because the inner surface of the ink fountain has a complicated structure. This manual cleaning is cumbersome, which not only increases the burden on the operator, but also increases the work time, which causes a decrease in productivity.
この問題を解決するために、従来の印刷機のインキ壷装置においては、インキ壷本体のインキ壷の底面を覆う帯状部とインキせきのインキ壷の両側面を覆う耳部とからなるフィルム状のカバーを備えており、洗浄時にこのカバーを移動させることにより、カバー上に残存するインキを除去する手法を採っている(例えば、特許文献1参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
上述した従来の印刷機のインキ壷装置においては、図19に示すように、カバー101の耳部102には、インキせきの前端と壷ローラの周面との間で挟み込むときに折り曲げるために、帯状部103と耳部102との間に切溝104が設けられている。このため、カバー101の停止位置がずれると、切溝104の一部がインキ壷の底面とインキせきの底部との間に位置づけられてしまうことがある。このため、インキせきにカバー101によって覆われない部分が形成されることにより、インキが漏洩してしまうという問題があった。
In the ink fountain device of the conventional printing press described above, as shown in FIG. 19, the
また、従来の印刷機のインキ壷装置においては、図20(a)に示すように、カバー101の耳部102に形成した折曲部106を、インキせき107の前端と壷ローラ108の周面との間で挟み込む構造を採っている。このため、カバー101の耳部102の一部を直角に折曲げ、この折曲部106を折曲げた方向と直交する方向に湾曲させるように壷ローラ108の周面に当接させるため、折曲部106の全体が壷ローラの周面に密着することなく折曲部106に多数の皺109が発生する。このため、この多数の皺109によって、折曲部106と壷ローラ108の周面との間に多数の隙間が形成されてしまうため、これらの隙間からインキが漏洩するという問題があった。また、壷ローラ108の回転によって折曲部106が引きずられ、同図(b)に示すように、インキせき107の前端と壷ローラ108の周面との間に、カバー101が幾重にも折れ曲がって入り込み、介在するカバー101と壷ローラ108との間で隙間が増大することによってインキが漏洩してしまうこともあった。
Further, in the ink fountain device of the conventional printing press, as shown in FIG. 20A, the
したがって、本発明は上記した従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インキ壷からのインキの漏洩を防止することにある。 Therefore, the present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and an object thereof is to prevent ink leakage from the ink fountain.
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、回転自在に支持された壷ローラと、この壷ローラに近接して支持され、インキ壷の底面を形成するインキ壷本体と、このインキ壷本体に支持され互いに対向する面がインキ壷の両側面を形成する一対のインキせきと、前記インキ壷の底面を覆う帯状部および前記インキ壷の両側面を覆う耳部を有するフィルム状のカバーとを備えた印刷機のインキ壷装置において、前記一対のインキせきは、前記インキ壷の両側面が前記インキ壷の底面に対して略直交する第1の位置と、前記インキ壷の両側面と前記インキ壷の底面とのなす角度が鈍角となる第2の位置との間で揺動可能に支持されているとともに、第2の位置で壷ローラに対して進退方向に移動可能とし、前記一対のインキせきに、各インキせきが前進することにより、前記フィルム状のカバーの帯状部と前記フィルム状のカバーの耳部との間の近傍の一部を切断する切断手段を設けたものである。
In order to achieve this object, the invention according to
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記インキせきに、前記耳部の一部を前記壷ローラの端面とともに挟み込む弾性材からなる挟持部材を設けたものである。
The invention according to
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記切断手段を、前記インキせきを壷ローラに対して進退方向に移動させる進退軸の前端に前記壷ローラの端面に対接するように取り付けたものである。 According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the cutting means may be in contact with an end surface of the reed roller at a front end of an advancing / retreating shaft that moves the ink scale in a reciprocating direction with respect to the reed roller. It is attached.
請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記切断手段によって切断される前記フィルム状のカバーの切断部は、前記壷ローラとの間隙を調整可能な複数のインキ壷キーに沿って折り曲げられ前記インキせきと対接しない部位としたものである。 According to a fourth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the cutting portion of the film-like cover cut by the cutting means is along a plurality of ink fountain keys capable of adjusting a gap with the fountain roller. It is made into the site | part which is bent and is not contacted with the said ink dam.
請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記フィルム状のカバーを長尺状に形成し、このフィルム状のカバーが供給ロールから引き出され巻取りロールによって巻き取られるものである。
The invention according to claim 5 is the invention according to
請求項6に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記インキ壷の側面に、このインキ壷の側面が前記第1の位置に位置付けられるときに前記ローラの端面に対接するゴムによって形成した挟持部が支持されているものである。
The invention according to claim 6 is the invention according to
本発明によれば、フィルム状のカバーの停止位置が多少ずれたとしてもインキ壷からのインキの漏洩を防止することができる。また、予めフィルム状のカバーに切溝を設けておく必要がないからカバーの加工が容易になる。 According to the present invention, it is possible to prevent ink leakage from the ink fountain even if the stopping position of the film-like cover is slightly shifted. Further, since it is not necessary to provide a cut groove in the film-like cover in advance, the processing of the cover becomes easy.
請求項2に係る発明によれば、挟持部材と壷ローラの端面との間に挟み込まれたフィルム状のカバーが、壷ローラの回転に引きずられることがないからインキ壷からのインキの漏洩を防止することができる。
According to the invention of
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る印刷機のインキ壷装置の平面図、図2は同じく側面図、図3は同じくインキせき駆動装置の平面図、図4は同じくインキせき駆動装置の正面図、図5(a)は図3におけるV(a)-V(a) 線断面図、同図(b)は図3における V(b)-V(b)線断面図、図6(a)は図3におけるVI(a)-VI(a) 線断面図、同図(b)は図3におけるVI(b)-VI(b) 線断面図、同図(c)は図3におけるVI(c)-VI(c) 線断面図、同図(d)は図3におけるVI(d)-VI(d) 線断面図、図7は同じくフィルム状のカバーの平面図、図8は同じく構成図である。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a plan view of an ink fountain device of a printing press according to the present invention, FIG. 2 is a side view of the same, FIG. 3 is a plan view of the same ink fountain drive device, FIG. 4 is a front view of the ink fountain drive device, and FIG. 3A is a cross-sectional view taken along line V (a) -V (a) in FIG. 3, FIG. 4B is a cross-sectional view taken along line V (b) -V (b) in FIG. 3, and FIG. VI (a) -VI (a) line cross-sectional view in FIG. 3, the same figure (b) is VI (b) -VI (b) line cross-sectional view in FIG. 3, and the same figure (c) is VI (c)-in FIG. VI (c) is a sectional view taken along line VI, (d) is a sectional view taken along line VI (d) -VI (d) in FIG. 3, FIG. 7 is a plan view of the film-like cover, and FIG. .
図9ないし図11は同じく壷洗浄動作を説明するためのもので、図9は印刷動作状態を示し、同図(a)は側面図、同図(b)は一部を示す正面図、図10は洗浄を開始した状態を示し、同図(a)は側面図、同図(b)は一部を示す正面図、図11は洗浄が終了した状態を示す側面図、図12ないし図14は壷復帰動作を説明するためのもので、図12はインキ壷本体を作動位置に復帰させた状態を示す側面図、図13はインキせきを前進させた状態を示す側面図、図14はインキ壷の両側面がインキ壷の底面に対して直交した状態を示し、同図(a)は側面図、同図(b)は一部を示す正面図である。 FIGS. 9 to 11 are also for explaining the wrinkle washing operation. FIG. 9 shows a printing operation state, FIG. 9 (a) is a side view, and FIG. 9 (b) is a front view showing a part. 10 shows a state where cleaning is started, FIG. 11A is a side view, FIG. 11B is a front view showing a part thereof, FIG. 11 is a side view showing a state after cleaning, and FIGS. FIG. 12 is a side view showing a state in which the ink fountain body is returned to the operating position, FIG. 13 is a side view showing a state in which the ink fountain has been advanced, and FIG. The both sides | surfaces of a bud show the state orthogonal to the bottom face of the ink fountain, the figure (a) is a side view, and the figure (b) is a front view which shows a part.
図15は同じくカッターによってフィルム状のカバーの耳部の一部を切断する動作を説明するための図で、同図(a)はインキせきを前進させる状態を示す要部の斜視図、同図(b)は前進させたインキせきのカッターによってフィルム状のカバーの耳部の一部に切断線を形成する状態を示す要部の斜視図、同図(c)はインキせきによってフィルム状のカバーを折り畳み、インキせきと壷ローラの端面との間でフィルム状のカバーを挟み込む状態を示す要部の斜視図、図16(a)は壷洗浄動作を説明するためのフローチャート、同図(b)は壷復帰動作を説明するためのフローチャート、図17は同じく印刷機のインキ壷装置を示し、同図(a)は側面図、同図(b)は一部を示す正面図である。 FIG. 15 is a view for explaining the operation of cutting a part of the ear part of the film-like cover with the cutter, and FIG. 15 (a) is a perspective view of the main part showing a state in which the ink deposit is advanced. (B) is a perspective view of the main part showing a state in which a cutting line is formed in a part of the ear part of the film-like cover by the advanced ink-staking cutter, and FIG. FIG. 16A is a perspective view of a main part showing a state in which a film-like cover is sandwiched between the ink pad and the end surface of the reed roller, FIG. 16A is a flowchart for explaining the reed washing operation, and FIG. FIG. 17 is a flowchart for explaining the wrinkle return operation, FIG. 17 shows the ink fountain device of the printing press, FIG. 17 (a) is a side view, and FIG. 17 (b) is a front view showing a part.
図1および図2において、1は印刷ユニットのフレーム、2はインキ壷装置、3はインキ壷装置2を構成する壷ローラ、4は呼び出しローラ、5はインキ練りローラであって、これらで版胴(図示せず)にインキを供給するインキ装置を構成している。
1 and 2,
インキ壷装置2は、壷ローラ用モータ6(図8参照)によって駆動される壷ローラ3と、この壷ローラ3に近接して支持され、インキ壷の底面7aを形成するインキ壷本体7と、インキ壷の底面7aに設けられ壷キー用モータ8(図8参照)によって壷ローラ3との間隙を調整可能な複数のインキ壷キー9と、インキ壷本体7に支持され互いに対向する台形状に形成された面がインキ壷の両側面10aを形成する一対のインキせき10とによって概ね構成されている。
The
インキ壷本体7は、図9(a)に示すように、壷ローラ3とともにインキ壷を形成する作動位置と、壷開閉用エアシリンダ11(図8参照)の駆動によって、回動中心12を中心として回動し、図11に示すように、作動位置よりも下方に退避しかつインキ壷の底面7aが略水平となる退避位置に移動可能に設けられている。
As shown in FIG. 9A, the
インキ壷装置2には、図2に示すように、インキ壷内面を覆うように設けられた長尺のフィルム状のカバー(以下、単にカバーという)13と、このカバー13を繰り出すカバー供給ロール14と、このカバー供給ロール14から引き出されインキ壷キー9を経てインキ壷内面を覆うように通されているカバー13を移動させるカバー搬送装置15とが備えられている。
As shown in FIG. 2, the
カバー搬送装置15は、インキ壷本体7のカバー搬送方向下流側に設けられカバー13を案内するガイドローラ16と、カバー巻取り用モータ17(図8参照)を駆動源としてカバー13を巻き上げるカバー巻取りロール18とによって構成されている。
The
このカバー搬送装置15によって、カバー13はインキ壷内面を覆っていた部分がインキ壷外に引き出され、新たな部分がインキ壷の底面7a上に位置するように移動する。供給ロール14には、図示を省略したブレーキ機構が連結されており、カバー13に所定の張力が付与されるように構成されている。
The
20は残インキ除去装置であって、カバー巻取りロール18のカバー搬送方向上流側に設けられており、カバー13上に残存するインキ21を掻き取ることにより除去する。
A residual
22はガイドローラであって、カバー供給ロール14から引き出されたカバー13の搬送経路に複数個設けられている。23はカバー停止位置検出センサであって、このカバー停止位置検出センサ23によって、カバー13の後述する多数の耳部27のうちの一つが検出されると、他の耳部27のうちの一つが所定の位置に位置付けられるように構成されている。
25は制御装置であって、カバー停止位置検出センサ23、洗浄スタートボタン48、壷復帰スタートボタン49および印刷機内からの各種信号によって、壷ローラ用モータ6、壷キー用モータ8、壷開閉用エアシリンダ11、カバー巻取り用モータ17、インキせき進退用エアシリンダ40およびインキせき開閉用エアシリンダ44の駆動を制御する。
カバー13は、図7に示すように、インキ壷の底面7aの幅と同じで一定の幅に形成された帯状部26と、この帯状部26の両側部に搬送方向に向かって一定のピッチで一体に突出形成された耳部27,27とによって構成されている。
As shown in FIG. 7, the
耳部27は平面視略台形状に形成されており、一端側に設けられた長方形の被挟持部27a(図中、便宜上格子状のハッチングが付された部位)と、他端側に設けられ小三角形状に形成されインキせき10に対接しない余裕部27b(図中、便宜上ハッチングが付された部位)と、中央部に設けられインキせき10のインキ壷の側面10aに対接する台形状に形成した対接部27cとによって一体に形成されている。
The
次に、図3ないし図6を用いて、インキせき10を進退方向に移動させるとともに、開閉方向に回動させるインキせき駆動手段30について説明する。
Next, with reference to FIGS. 3 to 6, the ink staking drive means 30 that moves the
図3において、符号32,33で示すものは支持ブロックであって、インキ壷本体7のフレーム7b上に固定された固定ブロック31に、矢印A−B方向に離間し互いに対向するように取り付けられている。これら支持ブロック32,33間には、図5(a)に示すように、矢印A−B方向に移動自在で、軸線周りの回転が規制された進退軸34が支持されており、この進退軸34の一端側には段部34aが設けられている。
In FIG. 3,
この進退軸34には歯車36が回転自在に支持されており、この歯車36は一端が進退軸34の段部34aに係合し、他端が進退軸34に軸着されたリング37によって軸線方向への移動が規制されている。この歯車36の一端側に形成したフランジ36aには、上記したインキせき10が固定されている。
A
インキせき10の矢印A側の端部には、摩擦力の比較的大きい弾性材であるゴムによって扁平な直方体状に形成された挟持部材38がボルト55によって着脱自在に固定されている。この挟持部材38とカバー13との間の摩擦力は、カバー13と壷ローラ3の端面3aとの間の摩擦力よりも大きい。この挟持部材38はインキせき10に取り付けられることにより、挟持部材38の端面が、図3に示すようにインキせき10のインキ壷の側面10aと同一の面位置となる。
A clamping
図17において、39は切断手段としてのカッターであって、一体に折り曲げ形成した折曲部39aを介して上記進退軸34の前端に、同図(b)に示すように、壷ローラ3の端面3aに対接するように取り付けられており、断面が細長い長方形に形成されている。このカッター39の上端には刃部39bが形成されており、この刃部39bは、同図(a)に示すように、矢印A方向に向かって右下がりに傾斜するように直線状に形成されている。この刃部39bの左端の高さは、後述するように、カバー13の耳部27の被挟持部27aの一部を切断するときに、図15(a)に示すように被挟持部27aの折曲線27eに位置付けられている。
In FIG. 17,
図3において、40はインキ壷本体7のフレーム7b上に固定されたインキせき進退用エアシリンダであって、進退自在なロッド40aの先端が上記進退軸34の一端に連結されており、ロッド40aが進退することによって進退軸34が矢印A−B方向に移動し、この移動にともなって歯車36も一体的に矢印A−B方向に移動する。
In FIG. 3,
歯車36が矢印A方向へ移動すると、図3に示すように、インキせき10も矢印A方向へ移動して挟持部材38が壷ローラ3の端面3aに対接する。一方、歯車36が矢印B方向へ移動すると、インキせき10も矢印B方向へ移動して挟持部材38が壷ローラ3の端面から、矢印B方向へ離間する。
When the
42は回動軸であって、支持ブロック32,33間に回転自在で、かつ軸線方向への移動が規制された状態で支持されており、外周部の一部には、図6(b)に示すように、扇形に形成された歯車部42aが一体に設けられている。
この歯車部42aは上記歯車36に噛合しており、歯車36の軸線方向の全長は、前記インキせき進退用エアシリンダ40によって進退軸34が矢印A−B方向に移動したときに歯車部42aと噛合状態が保たれる長さに形成されている。
The
図4において、44はインキ壷本体7のフレーム7b上に固定されたインキせき開閉用エアシリンダであって、図中上下方向に進退自在なロッド44aには、図5(b)に示すようにピン45が直交するように取り付けられている。46はレバーであって、基端部が回動軸42の一端部に軸着され、回動端部にU字溝46aが設けられており、このU字溝46aにピン45が係入されている。
In FIG. 4,
したがって、図4に示すように、インキせき開閉用エアシリンダ44のロッド44aを後退させると、ピン45を介してレバー46が回動軸42を回動中心として図中時計方向に回動し、回動軸42も時計方向に回動する。
Therefore, as shown in FIG. 4, when the
回動軸42を時計方向に回動させると、図6(b)に示すように、回動軸42の歯車部42aと噛合している歯車部36が反時計方向に回動するから、これと一体に取り付けられたインキせき10も反時計方向に回動し、図4に示すように、インキ壷の側面10aとインキ壷の底面7aとのなす角度が90°になる。
When the
このインキせき10の位置を、以下第1の位置と称し、この第1の位置において、図3に示すように、挟持部材38が壷ローラ3の端面3aに対接する。
The position of the
一方、この状態から、インキせき開閉用エアシリンダ44のロッド44aを前進させると、ピン45を介してレバー46が回動軸42を回動中心として図中反時計方向に回動し、回動軸42も反時計方向に回動する。
On the other hand, when the
回動軸42を反時計方向に回動させると、図6(b)に示すように、回動軸42の歯車部42aと噛合している歯車部36が時計方向に回動するから、これと一体に取り付けられたインキせき10も時計方向に回動し、同図(d)に二点鎖線で示すように、インキ壷の側面10aとインキ壷の底面7aとのなす角度が180°になる。このインキせき10の位置を、以下第2の位置と称する。
When the
図8において、48はインキ壷の洗浄を開始するための洗浄スタート押しボタン、49はインキ壷の洗浄が終了した後、インキ壷を復帰させるための壷復帰スタート押しボタンである。 In FIG. 8, 48 is a cleaning start push button for starting the cleaning of the ink fountain, and 49 is a fountain return starting push button for returning the ink fountain after the cleaning of the ink fountain is completed.
次に、主に図8ないし図16を用いて、このような構成のインキ壷装置における洗浄動作およびインキ壷を復帰させる動作を説明する。先ず、洗浄動作を説明する。 Next, a cleaning operation and an operation for returning the ink fountain in the ink fountain apparatus having such a configuration will be described mainly with reference to FIGS. First, the cleaning operation will be described.
予め、印刷動作中は、図3に示すように一対のインキせき10のインキ壷の側面10aが壷ローラ3の端面3aに対接し、インキ壷本体7とともにインキ壷を形成している。
During the printing operation, as shown in FIG. 3, the
この状態で、印刷が終了してインキ壷を洗浄する場合は、図16(a)のS1において、洗浄スタート押しボタン48(図8参照)をONにすると、制御装置25では、壷キー用モータ8(図8参照)を駆動するように制御し、すべてのインキ壷キー9と壷ローラ3との間の間隔が「0」になるインキ壷キー0セットがなされる(S2)。
In this state, when printing is completed and the ink fountain is washed, when the washing start push button 48 (see FIG. 8) is turned on in S1 of FIG. 8 (refer to FIG. 8) is driven, and the ink fountain key 0 set in which the intervals between all the
すべてのインキ壷キー9と壷ローラ3との間の間隔が「0」にならない場合は、S2において再度インキ壷キー0セットがなされる。すべてのインキ壷キー9と壷ローラ3との間の間隔が「0」になったら、壷ローラ用モータ6(図8参照)が駆動し、図9(a)に示すように、壷ローラ3が回転する(S3)。
If the intervals between all the
この壷ローラ3の回転によって壷ローラ3上のインキがインキ壷キー9によって除去され、S4において壷ローラ用モータ6の駆動が停止し壷ローラ3の回転が停止する。
The ink on the
図4において、インキせき開閉用エアシリンダ44のロッド44aを前進させると、インキせき10が図10(b)に二点鎖線で示す第1の位置から実線で示す第2の位置に回動し、壷ローラ3の端面3aから開く(S5)。
In FIG. 4, when the
図3において、インキせき進退用エアシリンダ40のロッド40aを後退させると、図10(a)に示すように、インキせき10が後退して図中矢印B方向へ移動し、インキせき10の挟持部材38が壷ローラ3の端面3aから離間する(S6)。
In FIG. 3, when the
図8において、壷開閉用エアシリンダ11を作動させ、図10(a)に示すように、インキ壷本体7を回動中心12を中心として、図中反時計方向に回動させインキ壷を開く(S7)。同時に、図8において、壷ローラ用モータ6を駆動し壷ローラ3を回転させる(S8)。
In FIG. 8, the
さらに同時に、図8において、カバー巻取り用モータ17を駆動し、カバー巻取り用ロール18を回転させ、カバー13を図中矢印B方向へ搬送する(S9)。このとき、壷ローラ3が回転していることにより、壷ローラ3の周面に残っているインキがカバー13上に転移する。S10において、壷ローラ用モータ6の駆動が停止し壷ローラ3の回転が停止する。
At the same time, in FIG. 8, the
図11に示すように、カバー13の新たな部分がインキ壷本体7の底面7aを覆い、かつ耳部27の被挟持部27aの一部が、図15(a)に示すように、インキせき10の挟持部材38に対接すると、S11において、カバー停止位置検出センサ23がONする。このとき、カバー13がインキ壷キー9の上端縁9aに沿って斜め下方に折り曲げられ折曲線27eが形成されているから、被挟持部27aの挟持部材38に対接していない部分27dも折曲線27eから斜め下方に折り曲げられた状態になる。
As shown in FIG. 11, a new part of the
カバー停止位置検出センサ23がONすると、カバー巻取り用モータ17の駆動が停止し、S12おいてカバー13の巻取りが停止して、カバー13上に残存するインキ21がインキ除去装置20によって掻き取られ除去されて、インキ壷の洗浄動作が終了する(S13)。このとき、カッター39が、図15(a)に示すように、被挟持部27aの挟持部材38に対接していない部分27dに対向する。
When the cover stop
次に、インキ壷を復帰させる動作を説明する。 Next, the operation for returning the ink fountain will be described.
S15において、壷復帰スタート押しボタン49をONにすると、制御装置25では壷開閉用エアシリンダ11(いずれも図8参照)を駆動するように制御し、図12に示すように、インキ壷本体7が回動中心12を中心として図中時計方向に回動し、インキ壷キー9が壷ローラ3の周面に対向して壷が閉じる(S16)。
In S15, when the fountain return start
S17において、インキせき進退用エアシリンダ40のロッド40aが前進することにより、インキせき10が図13に示すように矢印A方向へ移動し、インキせき10の先端部に取り付けた挟持部材38が壷ローラ3の端面3aの一部に臨む。
In S17, the
このとき、カッター39も、図15(a)に示す状態から、同図(b)に示すように、矢印A方向に前進することにより、被挟持部27aの挟持部材38と対接していない部位27dを壷ローラ3の端面3aに沿って切断し切断線28を形成する。
At this time, the
この状態で、S18において、インキせき開閉用エアシリンダ44のロッド44aを後退させると、インキせき10が第2の位置から回動して第1の位置に位置付けられ、同図(c)に示すように、インキせき10が壷ローラ3の端面3aを閉じる。
In this state, when the
このとき、カバー13の被挟持部27aに切断線28が形成されていることにより、この切断線28に沿ってインキせき10によって耳部27が折り曲げられ、インキせき10のインキ壷の側面10aが耳部27の対接部27cによって覆われる。同時に、挟持部材38によって被挟持部27aが切断線28から折り曲げられ、被挟持部27aは挟持部材38とローラ3の端面3aとの間に挟み込まれる。
At this time, since the cutting
このように、インキせき10を前進させて、被挟持部27aの挟持部材38と対接していない部位27dに壷ローラ3の端面3aに沿って切断線28を形成するようにしたことにより、切断線28の切断開始位置28aが折曲線27e上に位置付けられる。ここで、折曲線27eがインキ壷キー9の上端縁9aの延長線上、すなわちインキ壷キー9と壷ローラ3の周面とが対向する位置の延長線上に形成されているから、切断開始位置28aが、側面視においてカバー13の最も壷ローラ3の周面に近接した部位に位置付けられる。しかも、この切断開始位置28aは、カバー停止位置検出センサ23によってカバー13の停止位置が多少ずれたとしても、常に、カバー13の最も壷ローラ3の周面に近接した部位に位置付けられる。
In this manner, the ink wetting 10 is advanced, and the cutting
したがって、切断開始位置28aが、図15(b)において矢印B方向にずれて、切断線28の一部がインキ壷の底面7aとインキせき10の底部との間に位置づけられるようなことがないから、インキせき10にカバー13によって覆われない部分が形成されないため、インキ壷からインキが漏洩することがない。また、切断開始位置28aが、図15(b)において矢印A方向にずれて、被挟持部27aの壷ローラ3の端面3aと対接した部位に切断線28が設けられないというようなことがない。このため、インキせき10を第2の位置から第1の位置に回動させて、挟持部材38によってカバー13の被挟持部27aを折り曲げるときに、切断線28から折り曲げられないようなこともないし、カバー13に亀裂が発生しその亀裂からインキが漏洩するようなこともない。
Therefore, the cutting
また、挟持部材38とカバー13との間の摩擦力が、カバー13と壷ローラ3の端面3aとの間の摩擦力よりも大きいから、壷ローラ3の回転によってカバー13が引きずられるようなことがないから、インキ壷からのインキの漏洩を防止することができる。また、インキせき10の挟持部材38と壷ローラ3の端面3aとによってカバー13の被挟持部27aを挟み込むようにしたことにより、壷ローラ3の回転によるカバー13の耳部27の巻き込みを防止することができる。
Further, since the frictional force between the clamping
また、カバー13の耳部27に、インキせき10に対接しない余裕部27bを設けたことにより、インキせき10に対して耳部27が多少位置ずれしたとしてもインキせき10に耳部27によって覆われない部分が発生することがない。このため、インキがインキせき10に付着することがないから清掃が容易になる。
In addition, by providing a
また、インキせき10に取り付けられた挟持部材38は、ボルト55の螺合を解除することにより、交換することができるから保守が容易である。
Further, the holding
また、壷ローラ3の端面3aを充分に研磨を施したり、めっき処理をすることにより、端面3aと耳部27との間の摩擦力を低下するから、押圧部材38の摩擦力によって壷ローラ3の回転によるカバー13の耳部27の巻き込みを防止することができる。
In addition, since the
また、予めカバー13に折り曲げ用の切溝を設ける必要がないから、カバー13の加工が容易になる。
Moreover, since it is not necessary to previously provide the
また、挟持部材38をゴム状の弾性材によって形成したことにより、インキせき開閉用のエアシリンダ44によってインキせき10を第1の位置に回動させた状態で、インキせき10と壷ローラ3の端面3aとの間に多少の隙間が発生したとしても、挟持部材38の弾性変形によって吸収することができる。したがって、挟持部材38と壷ローラ3の端面3aとの間でのカバー13の挟み込みを確実に行えることができる。
Further, since the clamping
また、カバー13の耳部27をインキせき10によって折り曲げ、このインキせき10と壷ローラ3の端面3aとによって耳部27を挟み込むため、従来のように、挟み込まれた部位に皺が発生することがないから、インキ壷からのインキの漏洩を防止できる。
Further, since the
図18は本発明の第2の実施の形態を示し、同図(a)は要部の平面図、同図(b)は要部の正面図、同図(c)は同図(a)におけるXVIII(c)-XVIII(c)断面図、同図(d)は同図(a)におけるXVIII(d)-XVIII(d)断面図、同図(e)は同図(a)における XVIII(e)-XVIII(e)断面図、同図(f)は同図(a)における XVIII(f)-XVIII(f)断面図である。 18A and 18B show a second embodiment of the present invention, in which FIG. 18A is a plan view of the main part, FIG. 18B is a front view of the main part, and FIG. 18C is the same figure (a). XVIII (c) -XVIII (c) cross-sectional view, FIG. 4 (d) is the XVIII (d) -XVIII (d) cross-sectional view in FIG. 1 (a), and FIG. (E) -XVIII (e) sectional drawing and the figure (f) are XVIII (f) -XVIII (f) sectional drawings in the figure (a).
同図に全体を符号70で示すインキせき駆動手段には、インキ壷本体7のフレーム7b上に固定された固定ブロック71が備えられ、この固定ブロック71には、2個の支持ブロック72,73が矢印A−B方向に離間し、互いに対向するように取り付けられている。
The ink squeeze driving means generally indicated by
これら支持ブロック72,73間には、同図(d)に示すように、進退軸75が矢印A−B方向に移動自在かつ軸線周りに回転自在に支持されており、この進退軸75にはインキせき10が一体的に取り付けられている。また、この進退軸75の前端には、上述した第1の実施の形態と同様に、折曲部39aを介して壷ローラ3の端面3aに対接するように取り付けられている。
Between these support blocks 72 and 73, as shown in FIG. 4D, an advancing / retreating
76はインキせき進退用エアシリンダであって、支持ブロック72にブラケット77を介して固定されており、進退軸75の一端はこのエアシリンダ76のロッド76aの先端に、軸線周りに回転自在となるように枢着されている。
79は支持ブロック72に固定されたインキせき開閉用ロータリアクチェータであって、出力軸79aには駆動歯車80が軸着されており、この駆動歯車80は支持板72に植設された軸82に回転自在に支持された中間歯車81に噛合している。83は進退軸75に軸着された回転体としての歯車であって、中間歯車81と噛合している。
このような構成を採ることにより、インキせき開閉用のロータリアクチュエータ79の出力軸79aを同図(c)中時計方向に回動させることにより、駆動歯車80が時計方向に回転するため中間歯車81を介して歯車83も時計方向に回転する。
By adopting such a configuration, the
したがって、歯車83が軸着された進退軸75も時計方向に回転し、インキせき10も時計方向に回転するから、同図に二点鎖線で示すように、インキせき10は、インキ壷本体7の底面7aとインキ壷の側面10aとなす角度が鈍角である180°となる第2の位置に位置付けられる。
Therefore, the forward /
この状態で、インキせき進退用エアシリンダ76のロッド76aを後退させると、同図(d)において進退軸75が矢印B方向に移動し、この進退軸75に一体的に取り付けられたインキせき10も矢印B方向に移動する。
In this state, when the
したがって、インキせき10は第2の位置に位置付けられた状態で、壷ローラ3(図示を省略)から離間するため、上述した第1の実施の形態と同様にインキ壷内の残存するインキの清掃が可能になる。
Accordingly, since the
インキ壷内の残存するインキの清掃が終了したら、インキせき進退用エアシリンダ76のロッド76aを前進させることにより、同図(d)において進退軸75が矢印A方向に移動し、この進退軸75に一体的に取り付けられたインキせき10も矢印A方向に移動する。
When the ink remaining in the ink fountain has been cleaned, the
このとき、カッター39も、図15(a)に示す状態から、同図(b)に示すように、矢印A方向に前進することにより、被挟持部27aの挟持部材38と対接していない部位27dを壷ローラ3の端面3aに沿って切断し切断線28を形成する。
At this time, the
この状態で、インキせき開閉用のロータリアクチュエータ79の出力軸79aを同図(c)中反時計方向に回動させることにより、インキせき10も反時計方向に回転するから、同図に実線で示すように、インキせき10はインキ壷本体7の底面7aとインキ壷の側面10aとなす角度が90°となる第1の位置に位置付けられる。
In this state, when the
このとき、カバー13の被挟持部27aに切断線28が形成されていることにより、この切断線28に沿ってインキせき10によって耳部27が折り曲げられ、インキせき10のインキ壷の側面10aが耳部27の対接部27cによって覆われる。同時に、挟持部材38によって被挟持部27aが切断線28から折り曲げられ、被挟持部27aは挟持部材38とローラ3の端面3aとの間に挟み込まれる。
At this time, since the cutting
挟持部材38はニトリルゴムによって形成したが、UVインキを使用する場合には、耐溶融性を備えたフッ素ゴムを使用するのが望ましい。また、挟持部材38の硬度はHs30〜80が望ましい。
The sandwiching
なお、本実施の形態においては、インキせき10の第2の位置を、インキ壷の側面10aとインキ壷本体7の底面7aとのなす角度が180°になる位置としたが、角度は180°に限らず鈍角であればよい。
In the present embodiment, the second position of the
1…フレーム、2…インキ壷装置、3…壷ローラ、7…インキ壷本体、9…インキ壷キー、10…インキせき、13…フィルム状のカバー、14…カバー供給ロール、15…カバー搬送装置、17…カバー巻取り用モータ、18…カバー巻取りロール、20…インキ除去装置、23…カバー停止位置検出センサ、25…制御装置、26…帯状部、27…耳部、27a…被挟持部、27b…余裕部、27e…折曲線、28…切断線、28a…切断開始位置、30…インキせき駆動装置、34…進退軸、36…歯車、38…挟持部材、39…カッター、39b…刃部、40…インキせき進退用エアシリンダ、42…回動軸、42a…歯車部、44…インキせき開閉用エアシリンダ、45…ピン、46…レバー、79…インキせき開閉用のロータリアクチュエータ。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
この壷ローラに近接して支持され、インキ壷の底面を形成するインキ壷本体と、
このインキ壷本体に支持され互いに対向する面がインキ壷の両側面を形成する一対のインキせきと、
前記インキ壷の底面を覆う帯状部および前記インキ壷の両側面を覆う耳部を有するフィルム状のカバーとを備えた印刷機のインキ壷装置において、
前記一対のインキせきは、前記インキ壷の両側面が前記インキ壷の底面に対して略直交する第1の位置と、前記インキ壷の両側面と前記インキ壷の底面とのなす角度が鈍角となる第2の位置との間で揺動可能に支持されているとともに、第2の位置で壷ローラに対して進退方向に移動可能とし、
前記一対のインキせきに、各インキせきが前進することにより、前記フィルム状のカバーの帯状部と前記フィルム状のカバーの耳部との間の近傍の一部を切断する切断手段を設けたことを特徴とする印刷機のインキ壷装置。 A reed roller supported rotatably,
An ink fountain body which is supported close to the fountain roller and forms the bottom surface of the ink fountain;
A pair of ink weirs supported by the ink fountain body and facing each other to form both sides of the ink fountain;
In an ink fountain device of a printing press comprising a strip-shaped portion covering the bottom surface of the ink fountain and a film-like cover having ears covering both sides of the ink fountain,
The pair of ink weirs has an obtuse angle between a first position where both side surfaces of the ink fountain are substantially orthogonal to the bottom surface of the ink fountain, and both side surfaces of the ink fountain and the bottom surface of the ink fountain. The second position is supported so as to be swingable, and is movable in the advancing and retreating direction with respect to the saddle roller at the second position,
The pair of ink weirs is provided with a cutting means for cutting a part of the vicinity between the band-like portion of the film-like cover and the ear portion of the film-like cover by advancing each ink weir. An ink fountain device for printing machines.
前記インキせきに、前記耳部の一部を前記壷ローラの端面とともに挟み込む弾性材からなる挟持部材を設けたことを特徴とする印刷機のインキ壷装置。 In the ink fountain device of the printing press according to claim 1,
An ink fountain device for a printing press, comprising: a pinching member made of an elastic material that sandwiches a part of the ear portion together with an end surface of the heel roller at the ink sachet.
前記切断手段を、前記インキせきを壷ローラに対して進退方向に移動させる進退軸の前端に前記壷ローラの端面に対接するように取り付けたことを特徴とする印刷機のインキ壷装置。 In the ink fountain device of the printing press according to claim 1,
An ink fountain device for a printing press, characterized in that the cutting means is attached to a front end of an advancing / retreating shaft for moving the ink weir in an advancing / retreating direction with respect to the fountain roller so as to be in contact with an end surface of the fountain roller.
前記切断手段によって切断される前記フィルム状のカバーの切断部は、前記壷ローラとの間隙を調整可能な複数のインキ壷キーに沿って折り曲げられ前記インキせきと対接しない部位としたことを特徴とする印刷機のインキ壷装置。 In the ink fountain device of the printing press according to claim 1,
The cut portion of the film-like cover cut by the cutting means is a portion that is bent along a plurality of ink fountain keys whose gaps with the fountain roller can be adjusted and does not come into contact with the ink clog. Ink fountain device for printing press.
前記フィルム状のカバーを長尺状に形成し、このフィルム状のカバーが供給ロールから引き出され巻取りロールによって巻き取られることを特徴とする印刷機のインキ壷装置。 In the ink fountain device of the printing press according to claim 1,
An ink fountain device for a printing press, wherein the film-like cover is formed in a long shape, and the film-like cover is drawn out from a supply roll and taken up by a take-up roll.
前記インキ壷の側面に、このインキ壷の側面が前記第1の位置に位置付けられるときに前記ローラの端面に対接するゴムによって形成した挟持部が支持されていることを特徴とする印刷機のインキ壷装置。 In the ink fountain device of the printing press according to claim 1,
An ink for a printing press, characterized in that, on the side surface of the ink fountain, a nipping portion formed by rubber that contacts the end surface of the roller when the side surface of the ink fountain is positioned at the first position is supported. Dredge equipment.
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