JP4398104B2 - 電子チケット購入方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、コンサートやイベントに参加したい個人が携帯電話を使用してポータルサイトを経由して電子チケットの購入を行うために携帯端末(携帯電話)で決済を簡単に行うためのチケット購入方式ならびに方法、チケット仲介サーバならびにチケット仲介方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図51は、例えば、電子チケットを使用しないでコンサートやイベントのチケットを購入する従来の手順の一例を示した図であり、300は電話端末装置であり、400はチケットカウンターならびに店であり、500は予約番号を保持したユーザであり、600はコンビニエンスストアーならびに店を示している。
【0003】
次に、動作について説明する。
図51で、例えば、S1は電話端末装置からチケットカウンターならびに店に対してのチケットの予約を示している。S2はチケットカウンターならびに店から電話端末装置に対してのチケット予約番号の送信を示している。S3は予約番号を取得したユーザがコンビニエンスストアに対して予約番号を提示することを示している。S4はコンビニエンスストアからチケットカウンタに対してチケット情報の要求を行うことを示している。S5はチケットカウンタからコンビニエンスストアにチケット情報が送信されることを示している。S6はコンビニエンスストアからユーザに対してチケットが発行されることを示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電話によるチケット予約ならびに交換方式には、予約番号を提示してチケットを購入するといったわずわらしさとチケットを紙に印刷するといったコストの点で問題があった。さらに、購入したチケットをもってコンサート会場やイベント会場にいくまでには、会場の場所を確認し、交通手段を利用して会場に到着するという過程をユーザ自身が行う必要があった。
また、購入されたチケットの情報は、利用度ならびに自由度が低く、ユーザが事業者から利用することが出来なかった。さらに、チケット購入のための決済を行う方法は、決済機関とチケットカウンタならびにユーザの3者間での決済のための取り引きが複雑であり、スムーズなチケット購入を難しくしていた。
さらに、コンサート会場やイベント会場ではチケットのチェックのために、ユーザは長時間並ぶことや入場してからも席にたどりつくまで多くの時間を費やしてきた。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、チケット購入・販売の手続きを簡易化することを目的とする。具体的には、従来型のチケット購入方式の決済処理の複雑さの解消、チケット購入時の個人認証の簡易化、チケット購入情報の活用、チケット情報による会場までの誘導サービス、施設入場の簡易化を目的としこれまで、チケット購入時に発生していた事業者や興行者のコストを低減する。
さらに、これまでユーザがチケットを購入するための手続きを簡易化し、また、コンサートやイベントの当日までのサービスを提供することでユーザの利用促進を図ることを可能とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電子チケット仲介サーバは、情報を蓄積するデータベースを備え、電子チケットの販売を仲介する電子チケット仲介サーバにおいて、
上記データベースは、販売するチケットに関するチケット販売情報を蓄積し、上記電子チケット仲介サーバは、上記データベースへ蓄積したチケット販売情報を読み込み、読み込んだチケット販売情報をチケットを購入する購入者端末へ送信し、上記購入者端末からチケットの購入を依頼するチケット購入情報を受信することを特徴とする。
【0007】
上記電子チケット仲介サーバは、チケットの販売を希望する複数のチケット販売店端末それぞれから複数のチケット販売情報を入力し、入力した複数のチケット販売情報から購入者端末へ提供する情報を抽出し、抽出した情報を用いてチケット参照情報を生成し、生成したチケット参照情報を上記購入者端末へ送信することを特徴とする。
【0008】
上記データベースは、さらに、上記チケット購入情報を蓄積し、
上記電子チケット仲介サーバは、上記データベースに蓄積されたチケット購入情報に基づいて、チケットの代金の支払いを決済する決済情報を生成し、購入者端末から上記決済情報の決済の許可を確認する情報を受信するとともに、決済を実施する決済機関へ生成した決済情報を送信することを特徴とする。
【0009】
上記電子チケット仲介サーバは、上記決済情報に基づいて決済を実施する許可を求める決済許可確認情報を購入者端末へ送信し、上記決済許可確認情報に対して許可を通知する決済許可通知情報を購入者端末から受信し、受信した決済許可通知情報に基づいて、決済の実施を許可する決済許可情報を生成し、生成した決済許可情報を上記決済機関へ送信することを特徴とする。
【0010】
上記データベースは、さらに、利用者に関する利用者情報を蓄積し、
上記チケット仲介サーバは、上記利用者情報の提供を依頼する利用者情報取得要求を受信し、受信した利用者情報取得要求に基づいて、上記データベースを検索し、検索した結果取得した利用者情報を上記利用者情取得要求を送信した送信元へ送信することを特徴とする。
【0011】
この発明に係る電子チケット購入方式は、情報を蓄積するデータベースを有し、電子チケットの販売を仲介する電子チケット仲介サーバと、チケットを購入する購入者端末とを備える電子チケット購入方式において、
上記データベースは、販売するチケットに関するチケット販売情報を蓄積し、
上記電子チケット仲介サーバは、蓄積したチケット販売情報を読み込み、読み込んだチケット販売情報を上記購入者端末へ送信し、上記購入者端末からチケットの購入を依頼するチケット購入情報を受信し、
上記購入者端末は、上記電子チケット仲介サーバから送信されたチケット販売情報を受信し、受信したチケット販売情報に基づいて、上記チケット購入情報を生成し、生成したチケット購入情報を上記チケット仲介サーバへ送信することを特徴とする。
【0012】
上記チケット購入方式は、さらに、チケットの販売を希望するチケットに関するチケット販売情報生成し、生成したチケット販売情報を上記チケット仲介サーバへ送信する複数のチケット販売店端末を備え、
上記電子チケット仲介サーバは、上記複数のチケット販売店端末それぞれから複数のチケット販売情報を入力し、入力した複数のチケット販売情報から購入者端末へ提供する情報を抽出し、抽出した情報を用いてチケット参照情報を生成し、生成したチケット参照情報を上記購入者端末へ送信し、
上記購入者端末は、上記チケット参照情報を受信し、受信したチケット参照情報に基づいて、上記チケット購入情報を生成することを特徴とする。
【0013】
上記チケット購入方式は、さらに、決済を実施する決済機関を備え、
上記データベースは、さらに、上記チケット購入情報を蓄積し、
上記電子チケット仲介サーバは、上記データベースに蓄積されたチケット購入情報に基づいて、チケットの代金の支払いを決済する決済情報を生成し、利用者から上記決済情報の決済の許可を確認する情報を受信するとともに、決済を実施する決済機関へ生成した決済情報を送信し、
上記決済機関は、上記決済情報を受信し、受信した決済情報に基づいて、決済を実行することを特徴とする。
【0014】
上記電子チケット仲介サーバは、上記決済情報に基づいて決済を実施する許可を求める決済許可確認情報を購入者端末へ送信し、上記決済許可確認情報に対して許可を通知する決済許可通知情報を購入者端末から受信し、受信した決済許可通知情報に基づいて、決済の実施を許可する決済許可情報を生成し、生成した決済許可情報を上記決済機関へ送信し、
上記購入者端末は、上記決済許可確認情報を受信し、受信した決済許可確認情報に基づいて、上記決済許可通知情報を生成し、生成した決済許可通知情報を上記電子チケット仲介サーバへ送信し、
上記決済機関は、上記決済情報と上記決済許可情報とを受信した場合に、決済を実施することを特徴とする。
【0015】
上記データベースは、さらに、利用者に関する利用者情報を蓄積し、
上記チケット仲介サーバは、上記利用者情報の提供を依頼する利用者情報取得要求を上記チケット販売店端末から受信し、受信した利用者情報取得要求に基づいて、上記データベースを検索し、検索した結果取得した利用者情報を上記チケット販売店端末へ送信し、
上記販売店端末は、上記利用者情報取得要求を上記電子チケット仲介サーバへ送信し、上記利用者情報取得要求に対応する利用者情報を上記電子チケット仲介サーバから受信することを特徴とする。
【0016】
上記購入者端末は、上記チケット購入情報に基づいて生成された電子チケット情報を保持し、
上記チケット購入方式は、さらに、上記購入者端末に保持されている電子チケット情報を取得し、取得した電子チケット情報を用いて、上記電子チケット情報に含まれる施設の入場者の管理を実施する入場管理装置を備えることを特徴とする。
【0017】
上記データベースは、上記電子チケット情報を蓄積し、
上記電子チケット仲介サーバは、上記データベースに蓄積した電子チケット情報を読み込み、上記入場管理装置が取得した電子チケット情報を入力し、上記データベースに蓄積された電子チケット情報と、上記入場管理装置が取得した電子チケット情報とを照合し、照合した照合結果を上記入場者管理装置へ送信し、
上記入場者管理装置は、入力した照合結果を用いて、上記購入者端末に保持されている電子チケット情報が正当であるかを判断することを特徴とする。
【0018】
上記購入者端末は、チケット購入情報に基づいて発券された電子チケットに含まれる電子チケット情報を保持し、上記電子チケット情報に含まれる施設の所在地と、上記施設の場所に関する場所情報を要求する要求情報とを送信し、
上記チケット購入方式は、さらに、上記購入者端末から上記施設の所在地と上記要求情報とを受信し、上記購入者端末が存在する位置を取得し、上記施設の所在地と上記購入者端末が存在する位置とに基づいて、上記購入者端末の位置から上記施設の所在地との間の場所情報を取得し、取得した場所情報を上記購入者端末へ提供する誘導装置を備えることを特徴とする。
【0019】
上記購入者端末は、上記決済許可情報を生成する場合に必要となる情報の入力を利用者へ促し、利用者から入力された情報を予め保持し、保持した情報に基づいて決済許可情報を生成することを特徴とする。
【0020】
上記チケット購入方式は、さらに、上記決済機関と上記電子チケット仲介サーバとを仲介する決済サーバを備え、
上記電子チケット仲介サーバは、上記決済情報と上記決済許可情報とを上記決済サーバへ送信し、
上記決済サーバは、上記決済情報と上記決済許可情報とを受信し、受信した上記決済情報と上記決済許可情報とに基づいて、上記決済機関へ決済の実施を指示し、
上記決済機関は、上記決済サーバから受信した指示に基づいて決済を実施することを特徴とする。
【0021】
上記販売店端末は、利用者情報を検索する条件を指定する取得条件を含む利用者情報取得要求を生成し、
上記電子チケット仲介サーバは、上記利用者情報取得要求から上記取得条件を抽出し、抽出した取得条件に基づいて、上記データベースを検索し、検索した結果を用いて利用者情報を生成することを特徴とする。
【0022】
上記電子チケット購入方式は、複数の購入者端末を備え、
上記複数の購入者端末は、同じ催しの電子チケット情報を保持し、
上記複数の購入者端末それぞれは、上記複数の購入者端末に共通する共通識別子を保持し、上記共通識別子を含む上記要求情報を生成し、
上記誘導装置は、上記複数の購入者端末から上記施設の所在地と上記要求情報とを受信し、上記複数の購入者端末それぞれが存在する複数の位置を取得し、受信した施設の所在地と上記複数の購入者端末それぞれが存在する複数の位置とに基づいて、上記複数の位置から上記施設の所在地との間の場所情報を取得し、取得した場所情報を上記共通識別子を含む上記要求情報を送信した複数の購入者端末へ提供することを特徴とする。
【0023】
上記データベースは、利用者情報として、チケットの購入状況の情報と、決済状況の情報と、個人の嗜好の情報との少なくともいずれか一つの情報を含む利用者情報を蓄積することを特徴とする。
【0024】
上記電子チケット仲介サーバは、蓄積したチケット販売情報を読み込み、読み込んだチケット販売情報から購入者端末へ提供する情報を抽出し、抽出した情報を用いてチケット参照情報を生成し、生成したチケット参照情報を上記データベースへ格納し、上記購入者端末から上記チケット参照情報の提供の要求があった場合、上記チケット参照情報を上記データベースから読み込み、読み込んだチケット参照情報を上記購入者端末へ送信し、
上記購入者端末は、上記チケット参照情報の送信を要求する参照情報送信要求を生成し、生成した参照情報送信要求を上記電子チケット仲介サーバへ送信することを特徴とする。
【0025】
上記購入者端末は、上記チケット参照情報の送信の要求と、チケットを購入する購入条件とを含む参照情報送信要求を生成し、生成した参照情報送信要求を上記電子チケット仲介サーバへ送信し、
上記電子チケット仲介サーバは、上記参照情報送信要求を受信し、受信した参照情報送信要求から購入条件を抽出し、抽出した購入条件に基づいて、上記データベースを検索してチケット参照情報を生成し、生成したチケット参照情報を上記購入者端末へ送信することを特徴とする。
【0026】
上記購入者端末は、定期的に上記参照情報送信要求を送信し、上記チケット参照情報を受信中に、上記参照情報送信要求を送信する場合は、上記チケット参照情報の受信を優先することを特徴とする。
【0027】
上記電子チケット仲介サーバは、上記チケット参照情報を送信中に、上記購入者端末から上記参照情報送信要求が送信されてきた場合、上記参照情報送信要求の受信を優先することを特徴とする。
【0028】
上記電子チケット仲介サーバは、さらに、
上記データベースからチケット販売情報を読み込み、読み込んだチケット販売情報を上記購入者端末へ送信するチケット情報送信部と、
上記購入者端末から上記チケット購入情報を受信し、受信したチケット購入情報を解析し、解析した結果を上記データベースへ登録する購入情報送受信部と
を備えることを特徴とする。
【0029】
上記電子チケット仲介サーバは、さらに、
上記チケット販売情報を受信し、受信したチケット販売情報を上記データベースへ登録するチケット情報登録部を備えることを特徴とする。
【0030】
上記購入情報送受信部は、上記データベースからチケット購入情報を読み込み、読み込んだチケット購入情報に基づいて、チケットの代金の支払いを決済する決済情報を生成し、購入者端末から上記決済情報の決済の許可を確認する情報を受信するとともに、決済を実施する決済機関へ、生成した決済情報を送信することを特徴とする。
【0031】
上記電子チケット仲介サーバは、さらに、
上記チケット販売情報を更新するチケット更新情報を受信し、受信したチケット更新情報を解析し、解析した結果に基づいて、上記データベースに蓄積されたチケット販売情報を更新するチケット情報管理部を備えることを特徴とする。
【0032】
この発明に係る電子チケット仲介サーバは、情報を蓄積するデータベースを備え、電子チケットの販売を仲介する電子チケット仲介サーバにおいて、
上記データベースは、チケットの販売に関するチケット販売情報を蓄積し、
上記電子チケット仲介サーバは、チケットを購入することを依頼するチケット購入情報を受信し、上記データベースからチケット販売情報を読み込み、受信したチケット購入情報と読み込んだチケット販売情報とに基づいて、チケットを電子化した電子チケット情報を生成し、生成した電子チケット情報を、上記チケット購入情報を送信した送信元へ送信するとともに、生成した電子チケットの代金の支払いの決済を依頼する決済情報を生成し、決済を実施する決済機関へ、生成した決済情報を送信することを特徴とする。
【0033】
この発明に係る電子チケット仲介サーバは、情報を蓄積するデータベースを備え、電子チケットの販売を仲介する電子チケット仲介サーバにおいて、
上記データベースは、利用者が送信したチケットの購入を依頼するチケット購入情報と、利用者の嗜好に関する情報との少なくともいずれか一つを含む利用者情報を蓄積し、
上記電子チケット仲介サーバは、利用者情報の提供を依頼する利用者情報取得要求を受信し、受信した利用者情報取得要求に基づいて、上記データベースを検索し、検索した結果取得した利用者情報を、上記利用者情報取得要求を送信した送信元へ送信することを特徴とする。
【0034】
この発明に係る電子チケット仲介方法は、販売するチケットに関するチケット販売情報を蓄積するデータベースを備え、電子チケットの販売を仲介する電子チケット仲介方法において、
上記データベースからチケット販売情報を読み込み、
読み込んだチケット販売情報をチケットの購入を希望する購入者端末へ送信し、
上記購入者端末からチケットの購入を依頼するチケット購入情報を受信することを特徴とする。
【0035】
上記電子チケット仲介方法は、
チケットの販売を希望する複数のチケット販売店端末それぞれから複数のチケット販売情報を受信し、
受信した複数のチケット販売情報から購入者端末へ提供する情報を抽出し、
抽出した情報を用いてチケット参照情報を生成し、
生成したチケット参照情報を上記購入者端末へ送信することを特徴とする。
【0036】
上記電子チケット仲介方法は、
受信したチケット購入情報に基づいて、チケットの代金の支払いを決済する決済情報を生成し、
上記購入者端末から上記決済情報の決済の許可を確認する情報を受信し、
決済を実施する決済機関へ、生成した決済情報を送信することを特徴とする。
【0037】
この発明に係る電子チケット購入方法は、販売するチケットに関するチケット販売情報を蓄積するデータベースを有し、電子チケットの販売を仲介する電子チケット仲介サーバと、チケットを購入する購入者端末とを備える電子チケット購入方法において、
上記電子チケット仲介サーバは、
上記データベースからチケット販売情報を読み込み、
読み込んだチケット販売情報を上記購入者端末へ送信し、
上記購入者端末からチケットの購入を依頼するチケット購入情報を受信し、
上記購入者端末は、
上記電子チケット仲介サーバから送信されたチケット販売情報を受信し、
受信したチケット販売情報に基づいて、上記チケット購入情報を生成し、
生成したチケット購入情報を上記チケット仲介サーバへ送信することを特徴とする。
【0038】
この発明に係る電子チケット仲介プログラムは、販売するチケットに関するチケット販売情報を蓄積するデータベースを備え、電子チケットの販売を仲介することを計算機で実現し、
上記データベースからチケット販売情報を読み込む処理と、
読み込んだチケット販売情報をチケットの購入を希望する購入者端末へ送信する処理と、
上記購入者端末からチケットの購入を依頼するチケット購入情報を受信する処理とを備えることを特徴とする。
【0039】
この発明に係る電子チケット仲介プログラムを記録した計算機で読み取り可能な記録媒体は、販売するチケットに関するチケット販売情報を蓄積するデータベースを備え、電子チケットの販売を仲介することを計算機で実現する電子チケット仲介プログラムを記録した計算機で読み取り可能な記録媒体であり、
上記データベースからチケット販売情報を読み込む処理と、
読み込んだチケット販売情報をチケットの購入を希望する購入者端末へ送信する処理と、
上記購入者端末からチケットの購入を依頼するチケット購入情報を受信する処理とを備えることを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明での電子チケット購入方式(処理方式)及び方法ならびにチケット仲介サーバ、チケット仲介方法の処理の流れを示す電子チケットモデル構成図の一例である。
図1において、100は電子チケットの情報を参照ならび購入する携帯電話(購入者端末)、102は電子チケットの情報を登録し、携帯電話100ならびにチケットショップサーバ、決済機関103、誘導サービス、入場管理装置105と情報の送受信を行う電子ウオレットサーバ(電子チケット仲介サーバ)、101は電子ウオレットサーバに対してチケット情報を提供するチケット販売店、103は電子チケットの購入を電子ウオレットサーバからの決済依頼によって決済を行う決済機関、104は携帯電話上の電子チケット情報により携帯電話を使用しているユーザを目的地点まで誘導する誘導装置(人工衛星など)、105は会場(コンサート会場、イベント会場)に設置され、電子チケットの情報を読み取り、電子ウオレットサーバ102に対して照会を行う入場管理装置である。
【0041】
この明細書内では、チケット販売情報、チケット参照情報、チケット登録情報を以下のように定義する。
チケット販売情報は、チケット販売に関する情報であり、チケット販売店端末101から電子ウオレットサーバ102へ送信される情報である。チケット販売情報は、電子ウオレットサーバ102に備えられるデータベース45に蓄積される。
チケット参照情報は、利用者へ提供されるチケット販売に関する情報であり、電子ウオレットサーバ102から携帯電話100へ送信される。チケット参照情報は、電子ウオレットサーバ102によって、利用者へ提供するチケットに関する情報がチケット販売情報から抽出され、抽出された情報を用いて生成される。チケット参照情報は、定期的に電子ウオレットサーバ102から携帯電話100へ送信される。チケット参照情報は、チケット販売情報の一部であるため、チケット販売情報というときもある。
【0042】
チケット登録情報(チケット更新情報)は、電子ウオレットサーバ102のデータベース45に蓄積されたチケット販売情報を更新する情報であり、チケット販売店端末101から電子ウオレットサーバ102へ送信される情報である。具体的には、チケット販売の中止、チケット販売の追加、日程・日時の変更、等、チケットに記載された情報や、チケットの販売に関する情報の変更を通知する情報である。チケット登録情報は、チケット更新情報ともいう。
また、電子チケット情報(「電子チケット」、あるいは、「電子チケット本体情報」、あるいは、「電子チケットデータ」ともいう)は、電子化されたチケットである。
【0043】
図2に、電子チケットを購入ならびに電子チケットが処理される概要図を示す。
図2において、B1はチケット販売店端末101が電子ウオレットサーバ102にチケットの情報を登録することを示している。B2は登録された情報を電子ウオレットサーバ102が携帯電話100に対して配信することを示している。B3は配信された情報をもとに携帯電話100ユーザがチケットの購入を実施することを示している。B4はユーザがチケットを購入した場合に決済機関に対して確認を実施し、B5はユーザが購入したチケットの送付を示している。B6は送付されたチケット情報をGPS(Global Positioning System)機能を利用して目的地まで誘導することを示している。目的地まで誘導されたユーザは、B7の施設入場を電子チケットにて実施する。
【0044】
図3は、図1で示された電子チケットモデルを構成する個人決済ポータルサービスの構成図である。
携帯電話100は、チケット情報送受信手段1とチケット購入情報送信手段2とチケット決済用許可情報送信手段3によって構成される。
電子ウオレットサーバ102は、端末装置通信手段10とチケット情報登録手段4とチケット情報送信手段5と決済購入情報送受信手段6とチケット販売店サーバ装置通信手段7と決済機関サーバ装置通信手段8で構成される。
チケット販売店端末101は、電子ウオレットサーバ装置通信手段200とチケット情報送受信手段201で構成される。
【0045】
図4は、図1で示された電子チケットモデルを構成する決済利用促進サービスの構成図である。
携帯電話100は、チケット情報送受信手段1とチケット購入情報送信手段2とチケット決済用許可情報送信手段によって構成される。
電子ウオレットサーバ102は、端末装置通信手段10とチケット情報登録手段4とチケット情報送信手段5と決済購入情報送受信手段6と決済機関サーバ装置通信手段8で構成される。
決済機関103は、電子ウオレットサーバ装置通信手段200と決済情報送受信手段202で構成される。
【0046】
図5は、図1で示された電子チケットモデルを構成するマーケティング情報サービスの構成図である。
電子ウオレットサーバ102は、端末装置通信手段10とチケット情報管理手段9とチケット情報登録手段4とチケット情報送信手段5と決済購入情報送受信手段6とチケット販売店サーバ装置通信手段で構成される。
チケット販売店端末101は、電子ウオレットサーバ装置通信手段200とチケット情報送受信手段201で構成される。
【0047】
図6は、図1で示された電子チケットモデルを構成する入場管理サービスの構成図である。
携帯電話100は、チケット情報送受信手段1とチケット購入情報送受信手段2で構成される。電子ウオレットサーバ102は、端末装置通信手段10とチケット情報登録手段4とチケット情報送信手段5と決済購入情報受信手段6と入場管理サーバ装置通信手段11とチケット情報照合手段12で構成される。
入場管理装置105は、電子ウオレットサーバ装置通信手段200と端末装置通信手段204とチケット情報送受信手段201と入場許可情報送受信手段205と入場管理手段206で構成される。
【0048】
図7は、図1で示された電子チケットモデルを構成するナビゲーションサービスの構成図である。
携帯電話100は、位置情報送受信手段41とチケット情報送受信手段1とチケット購入情報送信手段2とチケット決済用許可情報送信手段3で構成される。
電子ウオレットサーバ102は、端末装置通信手段10とチケット情報登録手段4とチケット情報送信手段5と決済購入情報受信手段6と地図情報作成手段13で構成される。
誘導装置104は、端末装置通信手段204と位置情報送信手段207で構成される。
【0049】
また、電子ウオレットサーバ102は、データベース45を備える。データベース45は、各種情報を蓄積する。
図8は、電子ウオレットサーバ102に備えられるデータベース45の構成の一例を示す図である。
図8に示すデータベース45は、チケット参照情報テーブル451、管理用情報テーブル452、チケットタイプ用テーブル453、チケット決済用テーブル454、販売チケット管理用テーブル455、購入者用管理テーブル456、購入履歴情報用管理テーブル457、チケット本体情報管理テーブル458、システム管理用情報テーブル459、チケット操作履歴用テーブル460とを含む。
図9〜図18は、上記各テーブルに含まれる情報の一例を示している。宣言名、及びデータ型を示す型は、一例を示したものである。
【0050】
図9に示すチケット参照情報テーブル451は、チケット販売情報から生成されたチケット参照情報を含む。チケット参照情報は、ユーザに提供する情報である。
図10に示す管理用情報テーブル452、図11に示すチケットタイプ用テーブル453は、管理用のデータを蓄積する。
図12に示すチケット決済用テーブルは、電子チケットのステータスを格納するテーブルであり、電子ウオレットサーバ102を介して販売する電子チケットの状態、決済状況等を管理するテーブルである。
チケット状態は、電子チケットの処理レベル(チケット購入情報取得、販売済み、等)を示し、決済状態は、決済の状況を示す。また、決済の情報は、決済通知完了フラグ等の各フラグによって示される。各フラグは、決済機関103及び携帯電話100から通知される情報に基づいて電子ウオレットサーバによって、更新される。
【0051】
図13に示す販売チケット管理用テーブル455は、チケット販売に関するデータを蓄積する。また、電子チケット情報に付与されるチケットIDを管理する。
図14に示す購入者用管理テーブル456、及び、図15に示す購入履歴情報用管理テーブル457は、マーケティング情報を作成するときに利用される。
図16に示すチケット本体情報管理テーブル458は、電子チケットの情報を確認するときに用いられる。
図17に示すシステム管理用情報テーブル459は、チケットに関する情報をチケットIDを用いて管理するテーブルである。
【0052】
データベース45に蓄積される情報は、チケット情報登録手段4によって蓄積される。
また、データベース45は、必ずしも上記に示したテーブルを総て含む必要は無く、上記テーブルの一部を含むデータベースであってもよい。また、その他の情報を含んでいても構わない。
【0053】
次に、動作について説明する。
まず、図3を用いて個人決済ポータルサービスの動作について説明する。
個人決済ポータルサービスでは、チケット販売店端末101は、チケットの販売に関するチケット販売情報をチケット情報送受信手段201を用いて電子ウオレットサーバ装置通信手段200へ送信する。
【0054】
電子ウオレットサーバ装置通信手段200によって送信されたチケット販売情報は、電子ウオレットサーバ102のチケット販売店サーバ装置通信手段7によって取得される。取得されたチケット販売情報は、チケット情報登録手段4によって電子ウオレットサーバ102内のデータベース45に蓄積されるとともに、チケット情報送信手段5へ出力される。チケット販売情報は、チケット情報送信手段5から端末装置通信手段10へ出力される。チケット販売情報は、端末装置通信手段10によって、処理され携帯電話100へ送信される。
【0055】
携帯電話100のチケット情報送受信手段1によって、電子ウオレットサーバ102内のチケット販売情報が携帯電話100内に送信される。携帯電話100を利用するユーザは、携帯電話100が受信したチケット販売情報を用いて、購入したいチケットを選択する。携帯電話100は、選択されたチケットに関する情報に基づいてチケット購入情報を生成し、チケット購入情報送信手段2によって生成したチケット購入情報を電子ウオレットサーバ102へ送信する。
【0056】
電子ウオレットサーバ102に送信されたチケット購入情報は、電子ウオレットサーバ102の端末装置通信手段10に出力され処理され、決済購入情報送受信手段6に出力される。
【0057】
次に、図4を用いて決済利用促進サービスの動作について説明する。
図4の決済利用促進サービスでは、携帯電話100から電子ウオレットサーバ102へ、チケット購入情報送信手段2によってチケット購入情報が送信される。送信されたチケット購入情報は、端末装置通信手段10によって受信され処理され、決済購入情報送受信手段6に出力される。決済購入情報送受信手段6は、入力したチケット購入情報に基づいて、チケットの代金の支払いを決済する決済情報を生成する。決済購入情報送受信手段6は、チケット購入情報と決済情報とをデータベース45へ登録し、決済情報を決済機関サーバ装置通信手段8へ出力する。決済機関サーバ装置通信手段8は、上記決済情報を決済機関103へ送信する。
【0058】
決済機関103へ送信された決済情報は、電子ウオレットサーバ装置通信手段200によって受信される。受信した決済情報は、決済情報送受信手段202へ出力される。決済情報送受信手段202は、入力した決済情報に基づいて、決済確認処理を実施し、決済許可確認情報を生成する。生成した決済許可確認情報を電子ウオレットサーバ装置通信手段200に出力する。
電子ウオレットサーバ装置通信手段200は、決済許可確認情報を電子ウオレットサーバ102内の決済機関サーバ装置通信手段8に送信する。
【0059】
決済機関サーバ装置通信手段8は、送信された決済許可確認情報を受信し、受信した決済許可確認情報を決済購入情報送受信手段6へ出力する。決済購入情報送受信手段6は、入力した決済許可確認情報を処理し、処理した決済許可確認情報を端末装置通信手段10へ出力する。端末装置通信手段10は、入力した決済許可確認情報をチケット決済用許可情報送信手段3に送信する。
【0060】
携帯電話100のチケット決済用許可情報送信手段3は、決済許可確認情報を受信し、受信した決済許可確認情報に含まれる決済内容と購入したチケットのチケット購入情報とが一致することを確認する。次に、チケット決済用許可情報送信手段3は、確認した決済許可確認情報に基づいて、決済を許可することを通知する決済許可通知情報を生成し、生成した決済許可通知情報を電子ウオレットサーバ102に送信する。
電子ウオレットサーバ102の端末装置通信手段10は、決済許可通知情報を受信し、受信した決済許可通知情報を処理(承認)し、決済購入情報送受信手段6に出力する。決済購入情報送受信手段6は、入力した決済許可通知情報に基づいて、データベース45に登録された決済情報を更新し、決済許可情報(決済許可メッセージ)を生成する。次に、決済購入情報送受信手段6は、生成した決済許可情報を決済機関サーバ装置通信手段8へ出力する。決済機関サーバ装置通信手段8は、入力した決済許可情報をデータベース45へ登録し、決済許可情報を決済機関103に送信する。
【0061】
決済機関103の電子ウオレットサーバ装置通信手段200は、決済許可情報を受信し、受信した決済許可情報を決済情報送受信手段202へ出力する。決済情報送受信手段202は、入力した決済許可情報をデータベース45へ登録し、管理する。決済情報送受信手段202は、上記決済許可情報に基づいて決済を行う。さらに、決済情報送受信手段202は、決済終了情報を作成し、作成した決済終了情報を電子ウオレットサーバ装置通信手段200へ出力する。電子ウオレットサーバ装置通信手段200は、決済完了メッセージに対して処理を行い、電子ウオレットサーバ102へ送信する。
【0062】
電子ウオレットサーバ102では、決済機関サーバ装置通信手段8は、決済終了情報を受信し、受信した決済終了情報を決済購入情報送受信手段6へ出力する。チケット購入情報送受信手段6へ入力した決済終了情報に基づいて、決済完了をデータベース45に登録する。
【0063】
次に、図5を用いてマーケティング情報サービスの動作について説明する。
図5のマーケティング情報サービスでは、チケット販売店端末101のチケット情報送受信手段201は、ユーザ情報やユーザの嗜好情報を取得することを要求するマーケティング情報取得要求を生成し、生成したマーケティング取得要求を電子ウオレットサーバ装置通信手段200へ出力する。
電子ウオレットサーバ装置通信手段200は、入力したマーケティング情報取得要求を電子ウオレットサーバ102のチケット販売店サーバ装置通信手段7にへ送信する。チケット販売店サーバ装置通信手段7は、送信されたマーケティング取得要求取得要求を受信し、チケット情報管理手段9へ出力する。
【0064】
チケット管理手段9は、マーケティング取得要求を解析し、解析した結果に基づいて、ユーザ情報やユーザの嗜好情報を収集するチケット制御情報を生成し、生成したチケット制御情報をチケット情報登録手段4へ出力する。チケット登録手段4は、入力したチケット制御情報に基づいて、データの取得、検索処理を実施し、要求されたマーケティング情報の取得処理を実施する。チケット情報登録手段4で検索、取得されたマーケティング情報は、チケット販売店サーバ装置通信手段7に出力される。
チケット販売店サーバ装置通信手段7に入力されたマーケティング情報は、データ形式の変換処理され、チケット販売店端末101に送信される。
チケット販売店端末101の電子ウオレットサーバ装置通信手段200は、送信されたマーケティング情報を受信し、受信したマーケティング情報をチケット情報送受信手段201へ出力する。
【0065】
次に、図6を用いて、入場管理サービスの動作について説明する。
電子ウオレットサーバ102は、携帯電話100から送信されたチケット購入情報に基づいて、電子チケット情報(電子化されたチケット)発券し、発券した電子チケット情報を携帯電話100へ送信する。また、上記電子チケット情報をデータベース45へ格納しておく。発券された電子チケット情報は、データベース45に蓄積される。携帯電話100は、送信された電子チケット情報を蓄積している。電子チケット情報は、携帯電話100内の電子チケット情報格納部46に蓄積されている。
図6の携帯電話100内に蓄積された電子チケット情報は、入場管理装置105の端末情報装置通信手段204によって読み取られる。端末情報装置通信手段204は、読み取った電子チケット情報を入場管理手段206へ出力する。入場管理手段206は、携帯電話100から読み取った電子チケット情報と電子ウオレットサーバ102のデータベース45に蓄積された電子チケット情報とを照合する照合命令メッセージを作成し、作成した照合命令メッセージを電子ウオレットサーバ装置通信手段200へ出力する。作成した照合命令メッセージは、読み取った電子チケット情報を含む。
【0066】
電子ウオレットサーバ装置通信手段200は、入力した照合命令メッセージを電子ウオレットサーバ102に送信する。
電子ウオレットサーバ102の入場管理サーバ装置通信手段11は、照合命令メッセージを受信し、受信した照合命令メッセージから読み取り電子チケット情報を抽出し、抽出した電子チケット情報をチケット照合用情報としてチケット情報照合手段12に出力する。チケット情報照合手段12では、電子ウオレットサーバ装置内のデータベース45から、電子チケット情報を読み出し、入力した電子チケット情報との照合を行い、照合結果を入場管理サーバ装置通信手段11に出力する。
【0067】
入場管理サーバ装置通信手段11は、照合結果をデータベース45へ登録し、また、照合結果に基づいて、許可メッセージあるいは、不許可メッセージを生成し、生成した許可(不許可)メッセージを入場管理装置105へ送信する。許可メッセージは、照合結果が一致し、電子チケット情報が正当であることを示す。不許可メッセージは、照合結果が一致せず、電子チケット情報が不正であることを示す。
【0068】
入場管理装置105では、電子ウオレットサーバ装置通信手段200は、許可(不許可)メッセージを受信し、受信した許可(不許可)メッセージに基づいて、完了メッセージを作成し、作成した完了メッセージを入場許可情報送受信手段205へ出力する。入場許可情報送受信手段205は、電子チケット情報を取得した携帯電話100を特定し、特定した携帯電話100を特定する携帯電話の固有IDと、完了メッセージとを端末装置通信手段204へ出力する。
【0069】
端末装置通信手段204は、携帯電話の固有IDと完了メッセージとを入力し、入力した携帯電話の固有IDと完了メッセージに基づいて、許可情報を生成し、生成した許可情報ならびに携帯電話の固有IDと組み合わせられた情報を携帯電話100へ送信する。携帯電話100のチケット情報送受信手段1は、許可情報ならびに携帯電話の固有IDを受信し、受信した許可情報ならびに携帯電話の固有IDから許可情報を抽出し、抽出した許可情報を携帯電話100上へ表示する。
【0070】
次に、図7を用いてナビゲーションサービスの動作を説明する。
図7で、誘導装置104の位置情報送信手段207は、位置情報を取得し、取得した位置情報を端末装置通信手段204へ出力する。端末装置通信手段204は、入力した位置情報を携帯電話100へ送信する。
携帯電話100の位置情報送受信手段41は、誘導装置104から位置情報を受信する。また、位置情報送受信手段41は、携帯電話100の位置情報を測定する。測定された位置情報は、携帯電話100を特定する携帯電話の固有IDを付加され、位置情報手段手段41から電子ウオレットサーバ102へ送信される。
【0071】
電子ウオレットサーバ102へ送信された携帯電話100の位置情報と携帯電話の固有IDとは、電子ウオレットサーバ102内の端末装置通信手段10によって受信される。受信された位置情報と携帯電話の固有IDは、解析処理を実施され、地図情報作成手段13に出力される。
【0072】
地図情報作成手段13は、入力した位置情報(携帯電話100の位置情報、電子チケットの行き先情報)に基づいて、ユーザの移動経路を特定する経路情報処理が実施され、経路情報が作成される。さらに、経路情報が表示される部分の地図情報を作成する処理が実施され、地図情報が作成される。作成された経路情報ならびに地図情報は、地図情報作成手段13より端末装置通信手段10を経由して携帯電話100へ送信される。
【0073】
携帯電話100で受信された経路情報ならびに地図情報は、位置情報送受信手段41によって受信され、受信された経路情報ならびに地図情報とは、携帯電話100の画面上に表示される。誘導装置104と電子ウオレットサーバ102と携帯電話100間では、データを周期的に送受信する。
【0074】
この実施の形態では、個人決済ポータルサーバ、決済利用促進サービス、マーケティング情報サービス、入場管理サービス、ナビゲーションサービスとの5つのサービスを備えるシステムを説明したが、5つのサービスのうち、少なくとも一つを備えるシステム、あるいは、5つのサービスから、2つ以上のサービスを備えるシステムであっても構わない。
電子ウオレットサーバ102がどのサービスを提供するかによって、システムが備えるサービスが異なってくる。
【0075】
このように、この発明に係る携帯電話による電子チケットの購入方式ならびに方法は、決済利用促進サービスによって電子チケット購入データを携帯電話からチケットショップサーバに送信し、チケットショップサーバから電子ウオレットサーバを経由し決済機関に対して決済要求データを送信し決済を行い電子チケット情報を取得する。
個人決済ポータルサービスによって、携帯電話から送信された電子チケットの購入情報はサーバ上に登録され、サーバ側から携帯電話へユーザの嗜好にあったコンサート情報やイベント情報などが送信される。
【0076】
マーケティング情報サービスによって、チケットショップの販売サーバに対して電子ウオレットサーバよりマーケティング情報などの情報を送信し、チケットショップの販売サーバは送信された情報をもとに携帯電話に対して電子チケット参照情報などを送信する。
ナビゲーションサービスによって、携帯電話上に受信した電子チケット情報は、携帯電話上に存在するナビゲーションソフトによって、現在の携帯電話に位置情報を人工衛星から受信し、受信したデータと比較され電子チケット情報の中にある行き先情報との差異によって経路情報を取得する。取得された経路情報は電子ウオレットサーバから携帯電話に送信され、携帯電話をもったユーザは経路情報に従い目的地まで移動する。
【0077】
入場管理サービスによって、携帯電話上に受信した電子チケット情報は、各施設口に備え付けられた電子チケットの読み取りサーバ装置に対して電子チケット情報を送信し、読み取りサーバは電子ウオレットサーバに対して照合要求情報を送信し、電子ウオレットサーバは照合情報を読み取りサーバに送信し、読み取りサーバは携帯電話に対して通行許可情報を送信する。
【0078】
また、これらのサービスからなる電子チケットの購入方式ならびに方法は、以下の手段を備えることを特徴とする。
電子チケット購入データを携帯電話からチケットショップサーバに送信する端末装置送信手段と、チケットサーバから電子ウオレットサーバに対して購入情報を登録するサーバ装置登録手段と、電子ウオレットサーバから決済機関に対して決済要求を送信するサーバ装置送信手段からなる決済利用促進サービス手段を有する。
【0079】
電子ウオレットサーバに登録されている電子チケットの購入履歴情報等を、携帯電話に送信するサーバ装置送信手段と、電子ウオレットサーバ上の購入履歴情報から携帯電話ユーザが必要である情報を選択するサーバ装置情報検索手段からなる個人決済ポータルサービス手段を有する。
【0080】
電子ウオレットサーバからチケットショップサーバに対してマーケティング情報を送信するサーバ装置マーケティング情報送信手段と、チケットショップサーバから携帯電話へ対してマーケティング情報にそって情報を送信するサーバ装置個人向け情報送信手段からなるマーケティング情報手段を有する。
【0081】
携帯電話上の電子チケット情報を読み取って人口衛星からGPS情報を受信する端末装置GPS情報受信手段と、携帯電話上の位置情報ならびに行き先情報を送信する端末装置位置情報送信手段と、携帯電話の位置情報ならびに行き先情報をから経路情報を作成するサーバ装置経路情報作成手段と、作成した経路情報と地図情報を携帯電話上の送信するサーバ装置経路情報送信手段からなるナビゲーションサービス手段を有する。
【0082】
携帯電話上の電子チケット情報を受信する読み取りサーバ装置電子チケット情報受信手段と、読み取りサーバ装置から電子チケットの照合データが電子ウオレットサーバに送信される読み取りサーバ装置電子チケット照合データ送信手段と、電子ウオレットサーバから送信される照合結果データを受信する読み取りサーバ装置照合結果受信手段と、読み取りサーバが発行する通個許可を受信する端末装置通行許可受信手段からなる入場管理サービス手段を有する。
【0083】
以上のように、図1の電子チケットモデル構成図は、図3の個人決済ポータルサービスと図4の決済利用促進サービスと図5のマーケティング情報サービスと図6の入場管理サービスと図7のナビゲーションサービスとの組み合わせによって実現するようにしているので、それぞれのサービスの機能を利用することで多種多彩な機能を実現することができる。
また、以下に、それぞれのサービスによって生じる効果は、以下のようになる。
【0084】
1つ目として、図3で示す個人決済ポータルサービスによって電子チケットの購入ならびに携帯電話への電子チケットへの取得が非常に簡単となる。図3で示す個人決済ポータルサービスでは、チケット販売店端末101はチケット情報の管理のみを行い、チケットに関連した金銭情報管理を電子ウオレットサーバ102に依存したモデルである。このため、チケット販売店端末101は、チケット管理のみを実施し、金銭情報の管理や決済情報の管理を行う必要がない。電子ウオレットサーバ102は、チケット情報の管理、チケット情報の登録、チケット購入情報の管理、決済情報の管理などを実施し、チケット販売店端末101が必要とする機能やサービスを提供することで、チケット販売店端末101のチケット販売費用を削減する効果がある。
【0085】
2つ目として、図4で示す決済利用促進サービスによって電子チケットの購入を行うための決済方式を携帯電話から簡易に行う方式を提供する。図4で示す決済利用促進サービスでは、携帯電話100から送信された購入情報を電子ウオレットサーバ102を経由して決済機関103に対して送信することで、購入情報の管理、決済情報の管理、購入情報の履歴を電子ウオレットサーバ102にて一括管理することが可能となる。さらに、携帯電話100に対しての決済確認許可情報は、決済機関103より電子ウオレットサーバ102装置経由にて携帯電話100に送信されるため、携帯電話100ユーザは決済機関を意識することなく購入決済を行うことが可能となる。このため、決済機関は、携帯電話100に対しての決済確認を実施する必要がなくなるため、確認費用の削減を実施できる効果がある。
【0086】
3つ目として、図5で示すマーケティング情報サービスによってチケット販売店端末101がチケット購買情報などのマーケティング情報を使用可能とする方式を提供する。図5で示すマーケティング情報サービス構成図は、チケット販売店端末101は、チケット情報送受信手段によってチケット販売店がユーザが嗜好しているチケット情報や現在のチケットの売上状態を常に取得出来るサービスを提供する。電子ウオレットサーバ102内のチケット情報管理手段9において、電子チケット購入履歴情報の管理や取り出しなどを簡単に行う機能をサポートする。
【0087】
このため、チケット販売店は、電子ウオレットサーバ102に対してチケットの購入状況を問い合わせすることで、現在、需要が存在するチケット状況に合わせてチケットを供給することが可能となり、チケットの売れ残りなどのロスを控えることができる効果がある。
【0088】
4つ目として、図6で示す入場管理サービス構成図では、携帯電話100上の電子チケットを読み取り入場管理装置105で電子チケットの確認を実施する方式を提供する。図6で示す入場管理サービス構成図は、入場管理装置105が携帯電話100の電子チケットデータを自動的に読み取り、読み取った電子チケットデータを電子ウオレットサーバ102にある電子チケットデータと照合し、許可情報を携帯電話100に送信する機能を提供する。通常とチケットと違い、電子チケットを利用することで施設入場のチケットチェックの手間を省き、また、携帯電話100のユーザに対しての員数管理やメッセージの送付が可能となる。
【0089】
このため、コンサートやイベントでの興行主は、従来の入場口でのチケット管理を行っていた人員を削減することが可能であり、さらに、電子チケットに対して各種のメッセージや広告等を送付することが可能となり、確実な営業効果をあげることが可能となる効果がある。
【0090】
5つ目として、図7で示すナビゲーションサービス構成図では、携帯電話100上の電子チケット情報から電子チケットの使用先(コンサート会場やイベント会場の位置情報)と現在の携帯電話の存在する位置情報より経路情報と地図情報を送信する方式を提供する。図7で示すナビゲーションサービス構成図は、携帯電話100にて現在の携帯電話の位置情報を受信し、受信した位置情報と電子チケット上の会場の位置情報を電子ウオレットサーバ102に送信する。電子ウオレットサーバ102は、送信された情報を基に経路情報ならびに地図情報を作成し携帯電話100に送信する。携帯電話100は、送信された情報を画面に表示して、ユーザは示された情報に従い移動する。情報の更新時には、再度、携帯電話の位置情報と会場の位置情報を電子ウオレットサーバ102に送信し、経路情報ならびに地図情報を受信する。電子ウオレットサーバ102にて経路情報ならびに地図情報の処理を実施するために、携帯電話100は経路情報の計算処理や地図情報の蓄積を行う必要がなく、さらに、本方式では、携帯電話100と電子ウオレットサーバ102とが常時接続する必要もないため、通信コストの削減、携帯電話100のリソースの節約を実施することが可能となる。
【0091】
このため、携帯電話100ユーザは、電子チケットを購入することで目的地(コンサート会場やイベント会場)の位置情報を自動的に取得し、ナビゲーションサービスを利用することが可能となる。さらに、携帯電話上の画面に地図情報ならびに経路情報を表示することで、初めて行く会場でも迷わず到着できることが可能となる効果がある。
【0092】
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、図3の個人決済ポータルサービス、図4の決済利用促進サービス、図5のマーケティング情報サービス、図6の入場管理サービス、図7のナビゲーションサービスを利用して電子チケットの購入処理サービスを実現するようにしたものであるが、次にこれらのサービスを構成している要素の中の1つである図3の個人決済ポータルサービスについて説明する。
図3は、図1の電子チケットモデルを構成している個人決済ポータルサービスの構成図を示している。
【0093】
図3で、携帯電話100は、チケット情報送受信手段1、チケット購入情報送受信手段2、チケット決済用許可情報送受信手段3より構成される。電子ウオレットサーバ102は、チケット情報登録手段4、チケット情報送信手段5、決済購入情報送受信手段6、チケット販売店サーバ装置通信手段7、決済機関サーバ装置通信手段8、端末装置通信手段10より構成される。
チケット販売店端末101は、電子ウオレットサーバ装置通信手段200、チケット情報送受信手段201より構成される。
【0094】
チケット情報送受信手段1は、図19に示される。
図19は、チケット情報送受信手段の構成の一例を示す図である。
11はチケット情報や入場管理情報、12はチケット情報受信処理、13は入場情報管理処理、14はチケット情報の送信処理、15はブラウザ出力処理、16は画面表示、17はチケットIDである。
【0095】
チケット情報や入場管理情報11は、電子ウオレットサーバ102から携帯電話100へ入力される。チケット情報や入場管理情報11は、暗号化、圧縮等された状態で入力される。与えられた情報は、チケット情報受信処理12で複合化され、さらに解凍処理が実施され、その後で、各データ(会場データ、チケットID、位置情報、ユーザ情報、チケット参照情報など)を分割し、携帯電話100のチケット情報格納部46に格納する。入場情報管理処理13は、11で与えられた入場管理情報用いて解析処理を実施し、電子チケット情報の送信要求である場合には、チケット情報送受信処理14は、チケットID情報17を送信する。
なお、チケット情報は、チケット参照情報や購入したチケットの電子チケット情報(電子チケット)を含む。チケット参照情報は、電子ウオレットサーバ102より定期的に送信される。
ブラウザ出力処理15は、チケット情報から抽出されたチケット参照情報を携帯電話100の画面へ表示する(画面表示16)。
【0096】
チケット購入情報送信手段2は、図20で示される。
図20は、チケット購入情報送信手段2の構成の一例を示した図である。
図20の21はチケット参照情報からユーザが選択した選択情報であり、22は電子ウオレットサーバ102と通信を開始するためのパスワード処理、23はパスワード情報の取得を示す。24は電子ウオレットサーバ102に対して認証要求を行う認証要求処理、25は個人認証を行うための個人認証情報、26は購入データ送信処理、27はチケット購入データである。
図20には明記していないが、パスワード情報23は、パスワード情報記憶部(記憶領域)に記憶され、個人認証情報26は、個人認証情報記憶部(記憶領域)に記憶される。
【0097】
選択情報21は、携帯電話100の画面上において、チケットの購入用に表示されたチケット参照情報からユーザによって選択された情報である。この選択情報を電子ウオレットサーバ102に送信するために、携帯電話100は、パスワード処理22を実施して、電子ウオレットサーバ102との接続を実施する。
このとき、パスワード情報23と電子ウオレットサーバ102内に保持するパスワードとを取得する。認証要求処理24は、取得したパスワードを用いて電子ウオレットサーバ102に対して認証処理を実施する。認証処理は、個人認証を行うための個人認証情報25を使用して処理を行う。認証終了後に、購入データ送信処理は、選択情報のデータ形式を変換し、チケット購入情報27を生成し、生成したチケット購入情報を電子ウオレットサーバ102へ送信する。
【0098】
チケット購入決済許可通知送信手段3は、図21で示される。
図21は、決済許可通知送信手段の構成の一例を示した図である。
31は決済機関からの決済許可通知、32は決済許可受信処理、33は決済許可判別処理、34は決済許可メッセージ作成処理、35は決済許可メッセージ送信処理、36は決済許可メッセージ、37は個人プロファイルである。
【0099】
決済許可通知情報31は、決済機関103からの決済許可の確認を要求する情報であり、決済許可通知情報31は、電子ウオレットサーバ102から送信され、決済許可受信処理32で受信される。決済許可受信処理32は、決済許可通知情報31の形式を解析し、複合化ならびに解凍化を行う。
【0100】
決済許可受信処理32での処理が実施された決済許可通知情報31は、決済許可判別処理33へ出力される。決済許可判別処理33は、決済許可通知情報31を解析して、携帯電話100を利用するユーザが購入実施を行った情報であるのかを判断する。決済許可判別処理33は、携帯電話100を利用するユーザが購入実施したと判断した場合、決済許可メッセージ作成処理34を実施する。決済許可情報の作成では、許可を行う情報に対するメッセージの圧縮、暗号化、結合化を実施する。
【0101】
決済許可メッセージ作成処理34で作成された決済許可情報36は、決済許可メッセージ送信処理35に出力される。
決済許可メッセージ送信処理35は、決済許可情報36を送信する相手先を特定し、相手先へメッセージを送信する要求を出力後、決済許可情報36を送信する。
【0102】
次に、電子ウオレットサーバ102の構成要素について説明する。
図22は、端末装置通信手段10の構成の一例を示した図である。
図22で、191はチケット情報、192はチケット購入情報、193はチケット情報解析処理、194は圧縮/解凍処理、195は暗号/復号化処理、196はデータ結合処理、197はチケット情報送信処理、198はチケット購入情報、199はチケット購入情報解析処理、1010は圧縮/解凍処理、1011は暗号/復号化処理、1012はデータ結合処理である。
【0103】
チケット情報191は、チケット販売店からユーザに提供されるチケット参照情報と電子チケット本体の情報である電子チケット本体情報とが含まれる。
チケット参照情報は、予めユーザがチケット参照情報を必要であることを要求し、好みの情報を登録している情報のみがチケット販売店端末101から送信され、チケット情報解析処理193が受信する。また、チケット情報解析処理193は、電子チケット本体情報を受信する。チケット情報解析処理193は、チケット販売店からの情報と電子チケット本体情報とを区別する。チケット参照情報のみを要求したユーザに対しては、チケット参照情報のみを送信する。電子チケットの購入を実施したユーザに対しては、電子チケット本体情報ならびに広告情報(チケット参照情報)などを付加した情報を作成し、作成した情報を圧縮/解凍処理194に送信する。
【0104】
圧縮/解凍処理194では、電子チケット本体情報の各パーツ毎に圧縮を実施し、暗号/復号化処理195へ送信する。暗号/復号化処理195では、各パーツ毎に圧縮された情報を各パーツ毎に暗号化実施する。暗号化実施されたデータは、データ結合処理196にて各パーツの要素タグを共に結合され、チケット情報送信197として携帯電話100へ送信される。
【0105】
チケット購入情報198は、ユーザが参照したチケット参照情報からユーザが購入したい情報やユーザの購入許可情報を含む。チケット購入情報198は、チケット購入情報解析処理199に入力される。チケット購入情報解析処理199は、ユーザが購入したいチケットの情報に対応する決済許可情報(後述する)であるのかを判別し、処理を実施する。圧縮/解凍処理1010は、取得した情報の解凍処理を実施し、解凍された情報を履歴として電子ウオレットサーバ内のデータベース45へ蓄積する。蓄積後、再度、圧縮処理を実施する。次に、暗号化/復号化処理1011は、復号化処理を実施し、再度、電子ウオレットサーバ内のデータベース45へ蓄積する。蓄積後、再度、暗号化処理を実施し、データ結合処理1012を実施する。
【0106】
データ結合処理1012では、ユーザから送信された決済許可情報ならびにチケット購入情報毎に電子ウオレットサーバ102を経由したことを示すIDを追加し、チケット購入情報192として決済購入情報送受信手段6へ出力する。
【0107】
図23は、チケット情報登録手段4の構成の一例を示した図である。
図23の41はチケット販売店端末101から送信されきたチケット参照用の情報(チケット参照情報)であり、この情報は、チケット参照用情報解析処理42に入力として与えられる。
【0108】
チケット参照用情報解析処理42では、送信されてきたチケット参照情報41の解析処理を行いXML型データに変換する。
【0109】
変換されたチケットの参照情報のXML型データは、電子ウオレットサーバ内のデータベース45にXML型データとしてチケット情報登録処理43によって蓄積される。
【0110】
チケット情報登録処理43後、チケット情報更新処理44では、チケット販売店端末101からの変更情報を変更情報に応じて電子ウオレットサーバ内のデータベース45に蓄積された情報の変更を行う。
チケット情報更新処理44終了後、チケット参照用のチケット参照情報46として、携帯電話100へ送信される。
【0111】
図24は、チケット情報送信手段5の構成の一例を示した図である。
51はチケット登録情報であり、チケット情報が新規に登録された場合や更新された場合やチケットを発行(発券)する場合に送信される。このチケット登録情報51は、チケット登録情報解析処理52に入力として送信され、チケット登録情報の解析処理が実施される。チケット登録情報51の解析処理では、チケット登録情報51がチケットの発行または参照であるのかを判別し、処理を実行する。
【0112】
図24のフレームワーク情報参照処理53は、電子ウオレットサーバ102内に保持されたチケット用フレームワーク56を参照して、参照用の情報の作成もしくはチケット発行用の情報の作成を実施する。
【0113】
図24のフレームワーク情報参照処理53の終了後、データベース情報の参照処理54が実施される。データベース情報参照処理54では、データベース45の情報を参照することで、チケット情報の作成を実施する。取得された情報をもとにしてチケット情報構築処理55では、フレームワーク毎の情報、チケットのデータ情報、付加情報などを追加してチケット情報を構築する。チケット情報構築処理55の処理終了後、57のチケット情報として携帯電話100へ送信される。
【0114】
図25は、決済購入情報送受信手段6(購入情報送受信部)の構成の一例を示した図である。
61は決済機関からの購入問い合わせ情報であり、62は購入情報解析処理、63は購入用情報用メッセージ作成処理、64は購入情報用メッセージ送信処理、65は購入用メッセージの送信、66は購入許可情報、67はチケット購入用情報受信処理、68はチケット購入履歴登録処理、69はチケット購入用情報送信処理、610は購入許可情報である。
【0115】
61は決済機関からの購入問い合わせ情報であり、決済機関103から購入者に対しての購入を実施したかどうかを確認するための情報である。購入情報解析処理62は、決済機関からの購入問い合わせ情報61を解析し、正当な決済機関103からの決済機関からの購入問い合わせ情報であることを判別する。さらに、購入用情報用メッセージ作成処理63は、購入情報用のメッセージとして電子ウオレットサーバ102内のデータベース45よりチケット情報やユーザ情報の参照を実施し、購入用情報メッセージを作成する。
【0116】
購入情報用メッセージ送信処理64は、購入用情報用メッセージ作成処理63で作成した購入用情報メッセージを携帯電話100(購入者)に対して送信する処理を実施する。
【0117】
次に、購入者が購入用情報メッセージを受信した場合に、決済機関103に対して購入許可情報を発信する場合について説明する。
図25の66はユーザが購入用情報メッセージに対して購入許可を発信する購入許可情報を示している。
【0118】
図25の67は購入許可情報の受信処理であり、この処理で電子ウオレットサーバ102内のチケット情報と購入許可情報を照らし合わせて、購入許可情報の確認を行う。さらに、68のチケット購入履歴登録処理では、購入許可をしたチケットの購入履歴として電子ウオレットサーバ内のデータベースに購入履歴を登録する処理を実施する。
【0119】
図25の69では購入許可情報の送信処理を実施する。この処理では、決済機関に対する購入許可情報を生成するとともに、携帯電話100に対して電子チケットの本体情報を送付する処理を実施する要求を電子ウオレットサーバに対して発信する。610の購入許可情報は、69の処理で生成されたメッセージを示している。
【0120】
図26は、チケット販売店サーバ装置通信手段7の構成の一例を示した図である。
71はチケット販売店からチケット登録情報の登録・変更通知情報であり、72は登録変更情報変換処理、73は登録情報変更通知処理、74はチケットサーバ向け変更通知情報、75はチケット販売店のチケットサーバからのチケット登録情報、76はチケット登録情報変換処理、77は登録情報変更通知処理、41はチケット参照情報である。
【0121】
チケット登録情報の登録・変更通知71は、携帯電話ユーザから送信される情報で、チケット情報の登録やチケット情報の変更に時に発信される。登録変更情報変換処理72は、送信された登録情報や変更情報をXMLデータに変換する処理である。登録情報変更通知処理73で登録情報や変更情報を電子ウオレットサーバ102に通知して、データベース45の変更を実施する処理である。74はチケット販売店端末101のチケットサーバに対して変更通知情報である。
【0122】
チケット販売店端末101のチケットサーバから通知されたチケット情報は、登録情報変換処理76にてXMLデータに変換処理実施される。変換されたXMLデータは、登録情報変更通知処理77に入力され、電子ウオレットサーバ102内に通知して、データベース45の変更を実施する。登録情報変更通知処理77実施後、チケット参照情報41として送信される。
【0123】
図27は、電子ウオレットサーバ装置通信手段200の構成の一例を示した図である。
電子ウオレットサーバ装置通信手段200は、チケット販売店端末101のチケットサーバ側に位置し、電子ウオレットサーバ102との通信を行う処理手段を与えるものである。
【0124】
電子ウオレットサーバ装置通信手段200は、2001のチケット情報、2002のチケット情報解析処理、2003の電子ウオレット装置選択処理、2004のデータベース管理処理、75のチケット登録情報、74の変更通知、2005の変更メッセージ作成処理、2006の変更メッセージの送信から構成される。
【0125】
チケット情報2001は、チケット販売店端末101から電子ウオレットサーバ102に送信するためのチケット参照情報ならびにチケットを制御するチケット制御情報を示している。チケット情報解析処理2002に送信されたチケット参照情報ならびにチケット制御情報は、チケット情報解析処理2002によってチケット制御情報ならびにチケット参照情報の判別が実施される。電子ウオレット装置選択処理2003は、チケット制御情報に従い、電子ウオレット装置を選択する。データベース管理処理2004では、チケット参照情報をチケット販売店端末101のチケットサーバ内に蓄積し(参照情報として送信した情報をチェックする)、チケットサーバ内のデータベース情報を更新する。
【0126】
チケット登録情報75は、データベース管理処理2004の処理実施後、電子ウオレットサーバ102に対して登録を実施するための送信される情報である。変更通知情報74は、電子ウオレットサーバ102側からのチケット購入に伴うチケット数の変化などが送信されることを示している。
【0127】
変更通知74が電子ウオレットサーバ102から送信されると、チケット販売店端末101のチケットサーバでは、データベース管理処理2004にて変更通知を受信し、チケットサーバ内のデータベース情報の変更を実施する。2005の変更メッセージの作成処理は、チケットサーバ上でチケット情報を確認を行ったときに表示されるメッセージの作成処理を実施する。処理実施後、変更メッセージの送信2006が実施される。
【0128】
次に、動作について説明する。
図3は、電子チケットの個人決済ポータルサービス示す構成図であったが、図28は、個人決済ポータルサービスの認証過程を示したものである。
携帯電話100と電子ウオレットサーバ102内の電子チケットを購入するために、情報の参照ならびに購入を実施するために電子ウオレットサーバと携帯電話は認証処理を実施する。認証処理は、図28でAA1認証要求、AA2認証情報要求、AA3認証情報送信、AA4認証情報確認通知、AA5認証完了通知、AA6認証完了通知(Replay)で示される。
【0129】
AA1認証要求は、携帯電話100から電子ウオレットサーバ102に対して実施され、携帯電話から電子チケット情報の参照を行う初期処理として実施される。AA1認証要求は、電子ウオレットサーバ102に対して認証を要求する。
AA2認証情報要求では、電子ウオレットサーバ側が携帯電話100に対して電子証明書などの認証情報の要求を実施する。
AA3認証情報送信では、携帯電話100から認証情報を電子ウオレットサーバ102に対して送信する。認証情報を受信した電子ウオレットサーバ102は、携帯電話100に対してAA4認証情報確認通知を送信し、AA5認証完了通知を携帯電話100から電子ウオレットサーバ102へ送信し、電子ウオレットサーバ102から携帯電話100に対して、再度AA6認証完了通知を送信することで認証処理を完了する。電子ウオレットサーバ102は、携帯電話に対して処理の初期状態では認証サーバとしての機能を為す。
【0130】
次に、個人決済ポータルサービスでの参照処理の動作を説明する。
図29は、個人決済ポータルサービスでの参照処理の動作の一例を示す図である。
図29では、携帯電話100から電子ウオレットサーバ102に対して電子チケット情報の参照情報の要求が実施されたときの処理を示している。ここで、電子ウオレットサーバ102は、データベース45として、XML(Extensible Markup Language)データベースを含むものとする。図29では、説明を容易にするため、電子ウオレットサーバ102とデータベース45を分離して示している。携帯電話100からAB1情報要求で電子チケット情報の参照要求が送信される。AB2情報検索要求がXMLデータベースに対して実施され、検索結果は、AB3検索情報送信として処理される。また、チケット情報の更新が実施された場合には、AB4更新通知依頼がXMLデータベースに出力され、XMLデータベースの更新を実施し、XMLデータベースは、AB5更新通知を出力する。検索された情報は、AB6検索情報として携帯電話100に送信される。
【0131】
次に、個人決済ポータルサービスでの購入処理の動作を説明する。
図30は、個人決済ポータルサービスでの購入処理の動作の一例を示した図である。
図30では、携帯電話100から電子ウオレットサーバ102に対しての電子チケット情報の購入情報の要求が実施されたときの処理を示している。AC1購入依頼が携帯電話100から電子ウオレットサーバ102に対して送信される。AC1購入依頼を受け、電子ウオレットサーバ102内ではXMLデータベースに対してAC2購入情報更新依頼を実施する。XMLデータベース上でAC2が実施されると、XMLデータベースよりAC3購入情報更新通知が電子ウオレットサーバ102に対して通知される。さらに、携帯電話100からAC4チケット購入のキャンセル依頼が発行された場合には、AC5キャンセル情報更新依頼がXMLデータベースに出力され、XMLデータベース上でキャンセル情報が処理され、AC6にてキャンセル情報更新実施通知が通知される。その結果をAC7結果通知として、携帯電話100に対して電子ウオレットサーバ102より送信される。
【0132】
図3の個人決済ポータルサービスの構成図が示す各手段ならびに各処理の動作説明を示した。
このように、携帯電話100ユーザならびにチケット販売店端末101が電子ウオレットサーバ102を介することによって、携帯電話100に対してチケット販売店端末101が提供したチケット情報を電子ウオレットサーバ102にて電子チケットの実体として生成し、さらに、電子ウオレットサーバ内または携帯電話100に送信することが可能となる。このため、従来のチケットの流通のためにかかっていたコストの削減、また、電子チケットの生成、管理を電子ウオレットサーバ102にて実施することで、チケット販売店端末101は、電子ウオレットサーバ102を利用することにより、多くの設備投資を実施することなく、チケット情報を電子チケットと変換する方法を取得することが出来るという効果がある。特に、本発明で説明をしている電子ウオレットサーバ102は、電子チケットの生成だけでなく、携帯電話100に対してのチケット情報の参照、購入要求の処理、キャンセル処理の実施を行うことを可能としている。
【0133】
実施の形態3.
この実施の形態3では、図4の決済利用促進サービスについてその手段ならびに処理の流れを示し、その効果を説明するものである。
図4は、決済利用促進サービスの構成図を示したものである。
実施の形態2において、電子ウオレットサーバ102上で決済購入情報送受信手段6ならびに、決済機関サーバ装置通信手段8、決済機関103の決済情報送受信手段202、電子ウオレットサーバ装置通信手段200を追加したものである。
【0134】
図31は、決済利用促進サービスの情報の流れの一例を示した図である。
AE1の「決済依頼通知情報」(「購入依頼」あるいは「チケット購入情報」ともいう)は、携帯電話100を利用するユーザが購入したい電子チケットの決済を電子ウオレットサーバ102へ依頼するための情報である。決済依頼通知情報には、ユーザが選択した電子チケットのIDが含まれる。
AE2の「決済情報」は、携帯電話100を利用するユーザがチケットを購入したときに送信されるチケットの種類や個人用IDや決済機関の種類別情報などが含まれる情報である。決済情報には、購入したチケットの情報(品物情報)を含む。
AE3の「決済許可確認情報」は、決済機関103から携帯電話100、あるいは、決済機関103から電子ウオレットサーバ102経由を経由して携帯電話100へ送信される情報であり、携帯電話100を利用するユーザへ、決済をしても良いかという許可を得るための確認情報である。決済許可確認情報は、不正に決済されることを防ぐために送信される。図31では、電子ウオレットサーバ102から携帯電話100へ送信される部分をAE4で示している。
【0135】
AE5の「決済許可通知情報」は、決済許可確認情報を受けて、携帯電話100を利用するユーザが電子ウオレットサーバ102へ送信する情報である。決済許可通知情報を送信することで、携帯電話100を利用するユーザは決済の意思があることを電子ウオレットサーバ102ならびに決済機関103へ示す。
AE6の「決済許可情報」は、決済許可通知情報を受けて、電子ウオレットサーバ102が決済機関103へ送信する情報である。決済許可情報を決済機関103が受信すると、決済機関103は、決済を実施する。
AE7の「決済終了情報」は、決済許可情報を受けて、決済機関103において、決済が終了すると、決済機関103が決済終了を通知する情報として電子ウオレットサーバ102へ送信する情報である。
AE8の「完了メッセージ」は、決済終了情報を受信した電子ウオレットサーバ102が、携帯電話100へ送信する情報であって、完了を通知するのメッセージである。
以下に、図31及び、図32,図33を用いて、決済利用促進サービスについて説明する。
【0136】
図32は、決済機関サーバ装置通信手段8の構成の一例を示す図である。
図32に示す決済機関サーバ装置通信手段8は、決済機関からの決済情報81と、決済情報管理処理82と、決済情報登録処理83と、決済情報送信処理84と、決済許可確認情報85と、決済許可通知情報86と、決済許可情報管理処理87と、決済許可情報登録処理88と、決済情報送信処理89と、決済終了通知情報810とを含む構成となっている。
【0137】
決済機関からの決済許可確認情報81は、決済機関103の決済機関サーバから送信される決済情報を示している。決済機関からの決済許可確認情報81は、電子ウオレットサーバ102の決済情報管理処理82で処理実施され、決済情報登録処理83にて決済情報としてデータベース45へ登録される。決済情報登録処理83にて登録された情報は、決済情報送信処理84にて決済許可確認情報85として作成され、決済許可確認情報85は、携帯電話100へ送信される。
【0138】
さらに、決済許可通知情報86が携帯電話100から送信されたときに、決済許可情報管理処理87は、決済許可通知情報86とデータベース45に格納されている決済機関からの決済許可確認情報81とが一致することを確認する(決済情報管理処理82ならびに決済情報登録処理83によって決済機関からの情報は蓄積されているので、この情報をもとに判別を行う)。
【0139】
決済許可情報登録処理88は、購入者が決済の許可をした情報についての登録を実施する。
決済情報送信処理では、携帯電話100のユーザが決済許可を送信したメッセージを作成し、決済許可情報810を送信する。
【0140】
図4中の200電子ウオレットサーバ装置通信手段は、実施の形態2で説明を行った図27の処理に加え、図33で示す処理を決済機関向けに追加したものである。
図33は、電子ウオレットサーバ装置通信手段200の構成の一例を示す図である。
2007は決済情報、2009は決済情報解析処理、2010は電子ウオレット装置選択処理、2011はデータベース管理処理、81は決済許可確認情報、810は決済許可情報(決済許可通知)、2012は完了メッセージ作成処理、2008は決済終了情報である。
【0141】
決済情報2007は、決済機関103から電子ウオレットサーバ装置通信手段200へ送信され、決済情報解析処理2009へ入力される。決済情報解析処理2009は、入力した決済情報2007を決済種別、決済期日などの情報に解析処理する。解析処理した情報は、決済許可確認情報作成のための目安される。決済情報解析処理2009によって解析処理された情報は、電子ウオレットサーバ装置選択処理2010に入力される。電子ウオレットサーバ装置選択処理2010では、決済許可の確認を行うメッセージを送信するべき電子ウオレットサーバ装置を選択する。電子ウオレットサーバ装置選択処理2010終了後に、データベース管理処理2011にて決済許可の確認中であることをデータベース上に登録し、決済許可確認情報81を送信する。
【0142】
さらに、決済許可情報810が電子ウオレットサーバ102より送信されたときには、決済許可情報810を入力として、データベース管理2011に送信される。データベース管理2011では、決済許可情報810をデータベース45に登録し、完了メッセージ作成処理2012に対して入力を与える。
【0143】
完了メッセージ作成処理2012では、携帯電話100のユーザが決済依頼の確認通知に対して決済依頼を行ったときに送信される情報が決済機関サーバの内に通知されるメッセージを作成するものである。完了メッセージ作成処理2012は、決済終了情報2008を作成する。作成された決済終了情報2008は、決済機関サーバ内に通知される。
【0144】
次に、動作について説明する。
図4の決済利用促進サービスの構成図で、携帯電話100を使用しているユーザは、チケット決済用許可情報送信手段3を用いて、決済購入情報の送信ならびに決済許可情報810の送信ならびに決済確認許可通知81の受信を行う。
【0145】
次の電子ウオレットサーバ102内の端末装置通信手段10を経て、決済購入情報送受信手段6にて決済情報2007の登録、送信を実施し、決済機関サーバ装置通信手段8にて決済機関サーバ向けメッセージ処理を行う。決済機関103においては、電子ウオレットサーバ装置通信手段200を用いて決済機関サーバ装置通信手段8からの情報を送受信実施して、決済情報のやり取りを実施するものである。
【0146】
本発明である図4の決済利用促進サービスは、従来、決済機関とチケット販売店がユーザの代理にて行っていた決済処理のシステムを本発明品である電子ウオレットサーバ102を使用して決済処理機関とチケット販売店との関係を代替し、さらに、処理プロセスが不明であった決済機関処理を消費者であるユーザに対して分かりやすく処理する効果をもつ。さらに、本発明品である電子ウオレットサーバ102によりチケット販売店端末101と決済機関103と携帯電話100のユーザが相互的な監視を可能とすることにより決済に対する不正を未然に防ぐことが可能となる。電子ウオレットサーバ102からの携帯電話100に対する決済確認許可通知がこれを示している。
【0147】
実施の形態4.
この実施の形態4では、図5のマーケティング情報サービスについてその手段ならびに処理の流れを示し、その効果を説明するものである。
図5は、マーケティング情報サービスの構成図を示している。
本構成図は、実施の形態2の電子ウオレットサーバ102にチケット情報管理手段9を追加したものとなっている。
【0148】
図34は、チケット情報管理手段9の構成の一例を示した図である。
図34で、91はチケット管理情報、92はチケット管理情報解析処理、93はチケット管理情報構築処理、94はチケット管理情報送信処理、95はチケット制御情報、96はデータベース情報、97はデータベース情報解析処理、98はマーケティング情報構築処理、99はマーケティング情報送信処理、910はマーケティング情報である。
【0149】
チケット管理情報91は、チケット販売店端末101から送信される情報で、チケット販売店が電子ウオレットサーバ102に対して取得したい情報の種類や、チケットの登録などの制御情報を含んだ情報が送信される。これらの情報は、チケット管理情報解析処理92にて解析され制御情報ならびに取得要求情報に分解され、チケット管理情報構築処理93に入力される。
【0150】
チケット管理情報構築処理93では、チケット販売店端末101から送信された情報である制御情報ならびに取得要求情報と電子ウオレットサーバ102内に蓄積されているユーザ情報を利用して、データベース45の検索に利用しやすいチケット制御情報95を構築する。
【0151】
チケット制御情報95に基づいて、電子ウオレットサーバ102内のデータベース45を検索された情報は、データベース情報96として取得される。取得されたデータベース情報96は、データベース情報解析処理97に入力される。ここデータベース45上の情報として分析処理され、マーケティング情報構築処理98に入力される。マーケティング情報構築処理98は、チケット販売店端末101が要求している情報のみをXMLデータ形式にて送信できるように、マーケティング情報用のXMLデータを構築し、マーケティング情報送信処理99に出力する。
【0152】
マーケティング情報送信処理99は、入力したマーケティング情報用のXMLデータをチケット販売店端末101のチケットサーバを特定して送信する処理を実施する。
【0153】
次に、図5のマーケティング情報サービスの動作について説明する。
図35は、マーケティング情報サービスを利用する手順を示したものである。
図35で、J1はチケット情報の依頼であり、J2は購入履歴情報の要求である。J3は購入履歴情報の送信であり、J4はユーザ向けチケット情報の送信である。
【0154】
マーケティング情報サービスを利用したい携帯電話100のユーザやチケット販売店端末101は、次に示す処理を行う。携帯電話100のユーザは、J1の処理であるチケット情報の依頼を実施する。J1のチケット情報の依頼は、電子ウオレットサーバ102を経由してチケット販売店端末101に到達する。J2の購入履歴情報の要求では、電子ウオレットサーバ102内に蓄積されている携帯電話100のユーザのこれまでの購入履歴情報を取得することを示している。J3では、電子ウオレットサーバ102からチケット販売店端末101への購入履歴情報の送信である。チケット販売店端末101は、チケット購入者の購入履歴をオンタイムで取得することが可能となる。
さらに、この購入履歴から他のチケット情報を含めた情報を携帯電話100にユーザに送信するのが、J4のユーザ向けチケット情報の送信である。
【0155】
このように、この発明のマーケティング情報サービスによれば、チケット販売店や携帯電話のユーザに対してチケット関連情報や広告情報をオンタイムで送信することが可能であるという効果がある。また、チケット販売店は、随時、ユーザの購入履歴情報などを検索することが可能となるため、現在売れているチケット情報やチケット数の残りをこまめにチェックすることが可能となり、チケット販売におけるチケット売上に貢献することが可能となる。さらに、携帯電話100のユーザは、チケット情報の依頼時に、ユーザが興味があるチケット情報を取得することができるというメリットがある。
【0156】
実施の形態5.
本実施の形態5は、図6の入場管理サービスについてその手段ならびに処理の流れを示し、その効果を説明するものである。
図6は、入場管理サービスの構成図を示したもので、実施の形態2で説明を実施した電子ウオレットサーバ102に入場管理サーバ装置通信手段11を追加したものである。さらに、入場管理装置105として、電子ウオレットサーバ装置通信手段200と端末装置通信手段204とチケット情報送受信手段201と入場許可情報送受信手段205と入場管理手段206から構成されるものである。
【0157】
図36は、入場管理装置通信手段11の構成の一例を示す図である。
入場管理装置通信手段11は、111の読み取り電子チケット情報、112のチケット解析処理、113のチケット情報取得処理、114のチケット情報送信処理、121のチケット照合用情報、125の照合結果情報、115の照合結果受信処理、116の照合結果履歴登録処理、117の許可情報メッセージ作成、118の許可情報から構成される。
【0158】
読み取り電子チケット情報111は、携帯電話100上の電子チケット情報を入場管理装置105が読み取った情報として入場管理装置105へ送信される。読み取られた情報は、チケット解析処理112にて照合するための情報として分解、復号化、解凍化される。
【0159】
チケット情報取得処理113では、チケット情報の解析が実施され、照合するための情報の取得が実施される。取得された照合するための情報は、チケット情報送信処理114に入力される。チケット情報送信処理114は、入力した照合するための情報をチケット照合用情報として整形する。整形したチケット照合用情報121は、電子ウオレットサーバ102へ送信する。
【0160】
チケット情報の照合が終了すると、照合結果情報125が送信される。125のデータは、照合結果受信処理115にて受信される。照合結果受信処理115は、照合結果の判別処理を実施する。処理実施後、照合結果をデータベース45に登録するための処理である照合結果履歴登録処理116が実施される。
照合結果の履歴登録後、許可情報メッセージの作成処理117が実施され許可情報118として送信される。
【0161】
次に、電子ウオレットサーバ装置通信手段について説明する。
電子ウオレットサーバ装置通信手段200は、実施の形態2で説明した処理に加え、図38で示す処理を追加したものである。
図38は、この実施の形態の電子ウオレットサーバ装置通信手段200の構成の一例を示す図である。
図38は、20013のチケット読み取り情報、2009のチケット情報解析処理、20010の電子ウオレット装置選択処理、20011のデータベース管理処理、111の許可確認情報、811の許可依頼通知、20012の完了メッセージ作成処理、20014の許可メッセージである。
【0162】
チケット読み取り情報20013は、入場管理装置サーバが読み取ったチケット情報である。チケット情報は、チケット情報解析処理2009に入力される。チケット情報解析処理2009は、読み取られたチケット情報の復号化、解凍を実施しチケット情報の照合を行うための情報の抽出を行う。
【0163】
チケット情報解析処理2009が終了後、電子ウオレット装置選択処理20010に入力される。
入力されたデータから照合を行うための電子ウオレット装置を選択を実施後、データベース管理処理20011に入力される。入力されたデータは、入場管理サーバのデータベース45に一時蓄積され、許可確認要求情報111が送信される。
【0164】
許可確認要求情報111が送信されると、送信された情報から電子ウオレットサーバ102内で照合が実施され、許可依頼通知811が送信される。送信された許可依頼通知811は、一度、データベース管理処理20011で受信され、一時蓄積されていた電子チケット情報に許可情報を付加する処理が実施される。許可情報が付加が終了すると、完了メッセージ作成処理20012は、電子チケット情報は渡され、この情報に広告情報や案内情報を付加した完了メッセージが作成され、許可メッセージ20014として送信される。
【0165】
次に、入場管理サービスの動作について説明する。
図37は、入場管理サービスの処理を示した図である。
図37で100は携帯電話、30001はチケット読み取り装置、30002は入場管理サーバ、102は電子ウオレットサーバである。チケット読み取り装置30001から携帯電話100に対してH1のチケット情報の送信要求が送信される。携帯電話100からチケット読み取り装置30001へH2のチケット情報の送信が実施される。チケット読み取り装置30001から入場管理サーバ30002へH3のチケット情報の送信が実施される。
【0166】
入場管理サーバ30002から電子ウオレットサーバ102に対してH4の照合要求が送信される。電子ウオレットサーバ102にて照合が実施されると、電子ウオレットサーバ102より入場管理サーバ30002に対してH5の照合結果が送信される。入場管理サーバ30002からチケット読み取り装置30001に対してH6の通行許可が送信される。チケット読み取り装置30001から携帯電話100に対してH7の通行許可が送信される。
【0167】
このように、携帯電話上に蓄積された電子チケットを入場管理装置ならびに入場管理サーバ装置が自動的に読み取り、電子ウオレットサーバにて照合を実施し、携帯電話に通行許可を与えるものであったが、この処理は自動的に実施されるためのユーザはチケットを提示する必要はなく、さらに、チケットの番号などを知る必要はないため、入場に際してのわずわらしさを低減することが可能となる。
【0168】
さらに、入場管理サーバには自動的に集客された人数のデータを取り込むことが可能となり、入場管理の費用などを削減する効果がある。また、入場時に携帯電話に対して広告や注意事項などを送信することが可能となる効果もある。
【0169】
実施の形態6.
本実施の形態6では、図7のナビゲーションサービスについてその手段ならびに処理の流れを示し、その効果を説明するものである。
図7は、ナビゲーションサービスの構成図を示したものである。
図7で、携帯電話100は、実施の形態2で説明した構成に41の位置情報送受信手段を追加したものである。さらに、電子ウオレットサーバ102装置に地図情報作成手段13を追加したものである。
【0170】
図39は、位置情報送受信手段41の構成の一例を示した図である。
図39は、411の衛星からの位置情報、412の位置情報取得処理、414の電子ウオレットサーバ装置への位置情報送信、415の経路情報ならびに地図情報、416の経路情報受信処理、417の地図情報受信処理、418の画像表示で構成される。
【0171】
衛星からの位置情報411は、位置情報取得処理412にて受信される。位置情報取得処理412は、受信した衛星からの位置情報411により携帯電話100の位置情報の計算処理を実施する。
携帯電話100の位置情報の取得が完了すると、位置情報取得処理412は、取得された位置情報を位置情報送信処理413に入力する。入力した位置情報は、電子ウオレットサーバ102に送信するための情報として変換される。変換された情報は、電子ウオレットサーバへ位置情報送信414として送信される。
【0172】
電子ウオレットサーバ102では、送信された携帯電話100の位置情報ならびに目的先の位置情報を基に、地図情報ならびに経路情報415をデータベース45を検索して取得し、取得した地図情報ならびに経路情報415を送信する。送信された情報は、経路情報受信処理416、地図情報受信処理417でそれぞれ受信され、画像表示418へ送られる。
【0173】
次に、動作について説明する。
図40は、ナビゲーションサービスの動作処理を説明したものである。
誘導装置104(人工衛星)からのAD1の位置情報取得を実施した携帯電話100は、電子ウオレットサーバ102に対してAD2の位置情報ならびに目的地の位置情報の送信を実施する。位置情報を受信した電子ウオレットサーバ102は、地図情報ならびに経路情報を作成し、携帯電話100にAD3経路情報ならびに地図情報として送信する。携帯電話100は、この処理を目的地到達まで繰り返し実施することにより目的地への到達を実施するものである。
【0174】
本発明では、GPS機能をもった携帯電話を利用して、誘導装置である人工衛星からの位置情報を受信し、受信した位置情報と携帯電話内に保持された電子チケットの目的地の位置情報を電子ウオレットサーバに対して送信することによって、携帯電話をもったユーザを目的地へ導く仕組みを提供する。従って、ユーザの目的地までの支援を行うことで、ユーザの電子チケットの利用度をあげることを可能とする。さらに、携帯電話と電子ウオレットサーバとを組み合わせることで、携帯電話では処理することが困難でである経路情報の作成や地図情報の作成を簡易に実現し、ユーザに提供することが出来る。
【0175】
実施の形態7.
本実施の形態7では、個人決済サービスでの認証方法を従来型の認証ではなく、簡易認証にすることを特徴とする個人決済ポータルサービスでの電子チケットの処理方式の手段ならびに処理の流れを示し、その効果を説明するものである。
【0176】
図41は、簡易認証を用いた決済方式を説明する図である。
図41では、図1の電子ウオレットサーバ102をチケット販売店端末101に包含する。さらに、携帯電話100のユーザは、チケットの購入のために、C1購入依頼をチケット販売店端末101に対して依頼実施する。
【0177】
チケットの購入を依頼されたチケット販売店端末101は、決済機関103に対してC2決済依頼を実施し、決済機関103から携帯電話100に対してC3決済予告通知を送信する。携帯電話100は、C3決済予告通知を受信し、C4決済OKの通知を決済機関103に送信する。
【0178】
この図において、点線で囲まれた部分を自動化することで、決済に簡易化を実現する。そのために、携帯電話100に図42示す機能を設ける。
図42は、返信応答自動化機能80001の一例を示す図である。
返信応答自動化機能は、携帯電話100に備えられ、ユーザ109からの入力で返信応答の自動化を実現する機能を備えるものである。
【0179】
まず、E1でユーザ109からパスワードの入力を実施する。パスワードの入力が成功すると、E2で返信応答自動化機能80001よりユーザ109に対してパスワードOKの送信がされる。この状態でユーザは、E3の時刻情報の入力、E4の有効時間の入力、E5の店情報の入力、E6の上限金額の入力、E7の任意の文字列の入力を実施する。
【0180】
ここで、E3の時刻情報の入力は、返信応答自動化機能80001の返信応答自動化機能の有効性が開始される時間を示している。E4の有効時間は、返信応答自動化機能80001が開始されてから有効な時間を入力する。E5の店情報の入力では、返信応答自動化機能80001の返信応答自動化機能が有効になる場所の情報を入力する。E6の上限金額の入力では、返信応答自動化機能80001が決済可能な金額を入力する。
【0181】
次に、動作について説明する。
携帯電話100を使用するユーザ109は、携帯電話内の返信応答自動化機能に対して次の手順にて入力を行う。例えば、今日は○○歌手のコンサートのチケットを購入したいと考える。しかし、今日は仕事があるので、コンサートのチケットの購入依頼は実施できても、購入に対しての決済依頼に返信することが出来ない。このような場合には、返信応答自動化機能80001を使用する。
【0182】
まず、ユーザは返信自動化機能80001に対して、機能開始時刻を12:00と入力する。次に、ユーザは、機能の有効時間を10時間と入力する。この入力を実施することで、12:00から22:00まで間に決済依頼通知が携帯電話にあった時には決済が行われることになる。さらに、ユーザは、決済依頼通知を発行する店情報の入力ならびに自動決済可能な金額を入力する。このことで、他の店や予算を超えるチケットを購入する危険を回避することが可能となる。さらに、ユーザが指定したい情報を任意の文字列として入力することで(例えば、コンサートチケット情報の中の○○歌手など)、さらに、ユーザが購入を意図したチケットの購入を実現することが可能となる。
【0183】
図42に示した返信応答自動化機能は、図41に示した方式において利用することに限られるわけではない。図42に示した返信応答自動化機能は、図1,図4に示す電子チケット購入方式においても適用することができる。
携帯電話100が、決済予告に返答する場合に必要となる情報(決済許可通知を生成する場合に必要となる情報)を、予め利用者によって入力することを促し、利用者によって入力された情報を携帯電話100内に保持する。入力を促す情報は、上記返信応答自動化機能で説明した情報と同様である。このようにして、上記返信応答自動化機能を実現することができる。
【0184】
このように、電子チケットの購入ならびに決済を携帯電話のユーザに代わって携帯電話上の返信応答自動化機能にて実施することで、簡易決済を実現するものである。本機能は、電子チケットの購入での決済手続きのわずわらしさを削減し、ユーザの電子チケット購入サービスの利用を促進することが出来る。さらに、電子チケットの購入だけでなく、携帯電話を使用した対面販売などに利用することも可能である。
【0185】
実施の形態8.
実施の形態3においては、決済利用促進サービスでの電子チケットの処理方式は、サーバと決済機関の間のみであったが、これをサーバと決済機関の間にサーバを追加することと特徴とする。決済利用促進サービスでの処理方式を示し、その効果を説明するものである。
【0186】
図43は、決済利用促進サービスでサーバを追加した構成図である。
図43で、100は携帯電話、102は電子ウオレットサーバ、102bは第2の電子ウオレットサーバ、103は決済機関である。
【0187】
図43で、AE1はチケットの購入依頼、AE2は電子ウオレットサーバ102から第2の電子ウオレットサーバ102bへの決済依頼、AE3は決済機関103への決済依頼、AE4は決済機関103から第2の電子ウオレットサーバ102bへの決済予告、AE5は第2の電子ウオレットサーバ102bから電子ウオレットサーバ102への決済予告、AE6は電子ウオレットサーバ102から携帯電話100への決済予告、AE7は携帯電話100から電子ウオレットサーバ102への決済許可、AE8は電子ウオレットサーバ102から第2の電子ウオレットサーバ102bへの決済許可、AE9は第2の電子ウオレットサーバ102bから決済機関103への決済許可、AE10は決済機関103から第2の電子ウオレットサーバ102bへの決済通知、AE11は第2の電子ウオレットサーバ102bから電子ウオレットサーバ102の決済通知である。
【0188】
次に、動作について説明する。
携帯電話100から、電子チケットの購入依頼AE1が実施されたときに、電子ウオレットサーバ102は、決済依頼を決済機関103に対して送信する。このとき、電子ウオレットサーバ102は、決済機関103の所在を知らない場合には、その決済依頼メッセージを第2の電子ウオレットサーバ102bに送信する(AE2)。AE2のメッセージを受信した第2の電子ウオレットサーバ102bは、このメッセージを決済機関103に転送する(AE3)。転送された決済依頼は、決済機関103で受信され決済予告が第2の電子ウオレットサーバ102bへ送信される(AE4)。第2の電子ウオレットサーバ102bは、携帯電話100の所在を知らないため、電子ウオレットサーバ102へこのメッセージを転送する(AE5)。電子ウオレットサーバ102では、このメッセージを受信し、携帯電話100へ転送する(AE6)。携帯電話100では、決済予告に対して決済許可を電子ウオレットサーバ102へ送信する(AE7)。
【0189】
電子ウオレットサーバ102は、決済機関103を知らない場合には、その決済許可メッセージを第2の電子ウオレットサーバ102bに転送する(AE8)。第2の電子ウオレットサーバ102bは、決済機関103に対して決済許可メッセージを送信する(AE9)。決済機関103は、決済を実施し、決済通知を第2の電子ウオレットサーバ102bへ送信する(AE10)。第2の電子ウオレットサーバ102bは、電子ウオレットサーバ102に決済通知を転送する(AE11)。
【0190】
このように、この発明の電子ウオレットサーバ間でのメッセージの転送機能によれば、電子ウオレットサーバが決済機関の所在を知らない場合でも、決済機関の所在を知っている電子ウオレットサーバへメッセージの転送を行うことが可能であれば、決済を可能とする効果がある。
【0191】
また、電子ウオレットサーバは、決済メッセージを中継することが出来るため、決済機関へのメッセージを確実に送信することが出来る。
【0192】
実施の形態9.
実施の形態4においてのマーケティング情報サービスでの電子チケットの処理方式は、サーバ上の電子チケット購入情報などを管理して個人向け情報を事業者に提供するものであったが、これをサーバ上の情報と事業者から予め予約された情報を組み合わせることを特徴とするマーケティング情報サービスでの処理方式ならびに効果について説明する。
【0193】
図44は、本発明を説明するマーケティング情報サービスの構成の一例を示す図である。
100は携帯電話、101はチケットショップ、102は電子ウオレットサーバである。AF1は、取得したい情報の予約、AF2はチケットの購入、AF3は購入履歴情報と予約情報である。
【0194】
次に、動作について説明する。
AF1は、チケット販売店が電子ウオレットサーバ102に対して取得したい情報について予約する処理を示している。チケット販売店は、電子ウオレットサーバに対して、例えば、1日あたりのチケット購入者数ならびにチケット売れ筋1位から10位までの情報を予約したとすると、電子ウオレットサーバが指定された時刻にチケット販売店に情報を通知する。AF2は携帯電話100のユーザからのチケットの購入を示している。この処理では、電子ウオレットサーバ102にて購入者の購入情報が蓄積され、マーケティング情報としてチケット販売店にフィードバックされる情報となる。AF3では、チケット販売店に対しての購入者履歴情報と予め予約された情報を送信する処理を示している。
【0195】
このように、この発明であるマーケティング情報サービスでのチケット販売店が予め予約したマーケティング情報を提供する実施の形態9によれば、チケット販売店は、電子ウオレットサーバに対してのチケット情報の登録を予め取得予約された購入者情報から確認実施、売れ残る可能性の高いチケット情報に対しては、そのチケット情報の登録を控え、また、チケットの売上が伸びる傾向があるチケット情報に対しては、積極的にチケット情報の登録を実施することが可能となる。さらに、電子ウオレットサーバからの情報に対してチケット販売店は、チケット販売店毎の選択された情報の取得が可能となる。
【0196】
実施の形態10.
実施の形態6においてのナビゲーションサービスでの電子チケット処理方式は、ユーザに場所情報(経路情報ならび地図情報)を提供するものであったが、これをサーバより複数の携帯電話の場所情報を提供することを特徴とするナビゲーションサービスでの電子チケット処理方式ならびにその効果について説明する。
【0197】
図45は、本発明であるナビゲーションサービスでの構成の一例を示す図である。
図45は、100aは携帯電話A、100bは携帯電話B、100cは携帯電話C、電子ウオレットサーバ102、AD1位置情報の取得、AD2位置情報の送信、AD3経路情報ならびに地図情報の送信で構成される。
【0198】
携帯電話A100a、携帯電話B100b、携帯電話C100cは、それぞれ、誘導装置(人工衛星)より位置情報の取得を行う。(AD1)位置情報の取得を行った携帯電話A、携帯電話B、携帯電話Cは夫々、電子ウオレットサーバ102に対して携帯電話の位置情報ならびに保持している電子チケットを使用する会場の位置情報を送信する。(AD2)電子ウオレットサーバ102は送信された携帯電話の位置情報ならびに目的地点の位置情報から経路情報ならびに地図情報を作成して、携帯電話A100a、携帯電話B100b、携帯電話C100cに送信するが、このときに、それぞれの携帯電話A100a、携帯電話B100b、携帯電話C100cの位置情報を含めた情報を送信する。
【0199】
送信された経路情報ならびに地図情報には、携帯電話A100a、携帯電話B100b、携帯電話C100cの位置情報が示される。このため、予め携帯電話の電話番号などのユニークなIDを登録しておくことで、友人の位置の確認などを簡単に行うことが可能となる。
【0200】
さらに、電子ウオレットサーバから位置情報ならびに地図情報を広い範囲で確認を行うことで、遠く離れた携帯電話A100a、携帯電話B100b、携帯電話C100cの位置を確認することも可能である。
【0201】
このように、この発明のナビゲーションサービスに他の携帯電話の位置情報を表示するという機能を追加することで、例えば、同じコンサートに行くメンバーと合流することや、明確な待ち合わせ場所を指定しないでグループで行動することが可能になるといった効果がある。
また、友人同士の携帯電話の番号を予めグループ化して同一のグループの携帯電話の位置情報のみを表示することで、グループ間での行動をスムーズに行うことが可能となる。
【0202】
実施の形態11.
実施の形態9において、マーケティング情報サービスは、サーバ上の情報と事業者から予め予約された情報を組み合わせることであったが、これをサーバ上の情報と事業者からの情報に対して、個人の情報を追加することを特徴とするマーケティング情報サービスでの処理方式ならびに効果について説明する。
【0203】
図46は、実施の形態11を示すマーケティング情報サービスの構成の一例を示す図である。
図46で、100は携帯電話、101はチケットショップ(チケット販売店端末)、102は電子ウオレットサーバである。
AG1は取得したい情報の予約、AG2は個人の嗜好情報の登録、AG3は予約情報ならびに嗜好情報である。
【0204】
AG1はチケット販売店が取得したい情報を予め電子ウオレットサーバ102に登録することを示している。また、AG2は携帯電話100をもったユーザの嗜好情報を予め電子ウオレットサーバ102に登録しておくことを示している。AG3はユーザの嗜好情報ならびに取得を要求していた情報をチケットショップ101が取得することを示している。
【0205】
このように、この発明の実施の形態11によれば、チケット販売店が予め予約しておいた情報にあわせて、チケットを購入したいユーザの嗜好情報を電子ウオレットサーバを通して取得することが可能となる。このために、チケット販売店は、チケット販売店が購入するチケット情報に対して消費者の好みにあったチケットを用意することが可能となる。
【0206】
実施の形態12.
実施の形態2においては、個人決済ポータルサービスは、電子チケット情報をサーバ上に保持していたが、これを携帯電話上にある電子チケットPUSH用クライアントソフトウエアを用いて電子チケットを保持しているサーバ上に周期的に接続をはかり、サーバプッシュによって送信された電子チケット情報を取得することを特徴とする個人決済ポータルサービスでの電子チケットの処理方式ならびに発明の効果について説明する。
【0207】
図47は、電子チケットのPUSH方式の構成の一例を示す図である。
図47で100dは携帯電話Aならびに携帯電話上のPUSH用クライアントソフトである。100eは携帯電話Bならびに携帯電話上のPUSH用クライアントソフト、100fは携帯電話Cならびに携帯電話上のPUSH用クライアントソフト、102は電子ウオレットサーバである。
【0208】
次に、動作について説明する。
携帯電話A上のPUSH用クライアントソフトウエア100dは、周期的に電子ウオレットサーバ102に対して接続を実施する。(AH1)100eならびに100fも同様である。このとき、電子ウオレットサーバ102上からサーバプッシュによって電子チケット情報は、100dならびに100eならびに100fに送信される。
上記では、携帯電話100は、周期的(定期的)に電子ウオレットサーバ102へアクセスする場合を説明したが、必ずしも周期的でなくてもよい。例えば、携帯電話100は、チケット参照情報の送信を要求する参照情報送信要求を生成し、生成した参照情報送信要求を電子ウオレットサーバ102へ送信し、チケット参照情報を取得する場合であってもよい。
【0209】
このように、この発明の実施の形態12によれば、携帯電話100上のPUSH用クライアントソフト上ウエアが周期的に電子ウオレットサーバ102に接続を計ることで、電子チケット情報をサーバから携帯電話に送信することができるという効果がある。
【0210】
実施の形態13.
実施の形態12においては、携帯電話上にある電子チケットPUSH用クライアントソフトウエアを用いて、電子チケットを保持しているサーバ上に周期的に接続をはかるのみであったが、これを電子チケットPUSH用クライアントソフトがサーバ上に周期的に接続をはかるときにクライアントソフト側からスケジュール情報(予定のない日など)や場所情報(使用可能な駅など)や電子チケットを購入可能な上限金額等を含む購入条件を送信することを特徴とする個人決済ポータルサービスでの電子チケットの処理方式と、この方式の効果について説明する。
【0211】
図48は、実施の形態13の電子チケットのPUSH方式の構成の一例を示す図である。
図48は、100dの携帯電話ならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト、100eの携帯電話ならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト、100gの携帯電話ならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト、102の電子ウオレットサーバから構成される。
【0212】
次に、動作について説明する。
本発明では、携帯電話100d上のPUSH型クライアントソフトは周期的に電子ウオレットサーバ102に対して接続を行う(AH1)。100e,100gについても同様に、周期的接続を実施している。さらに、周期的に接続を実施中に、電子ウオレットサーバ102に対してスケジュール情報や場所情報や電子チケット購入可能な上限金額などのクライアント情報を送信する(AH3)。
図48では、携帯電話ならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト100gがクライアント情報の送信AH3を送信する場合を示している。
【0213】
また、携帯電話100は、必ずしも周期的(定期的)に電子ウオレットサーバ102へ接続する場合でなくてもよい。携帯電話は、チケット参照情報の送信の要求と、購入条件とを含む参照情報送信要求を生成し、生成した参照情報送信要求を電子ウオレットサーバ102へ送信してもよい。
例えば、下記のような動作であっても構わない。
電子ウオレットサーバ102は、上記参照情報送信要求を受信し、上記参照情報送信要求から購入条件を抽出し、抽出した購入条件に基づいて、データベース45を検索してチケット参照情報を生成し、生成したチケット参照情報を携帯電話100へ送信する。
【0214】
このように、この発明の実施の形態13によれば、携帯電話ならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト100d,100e,100fが電子ウオレットサーバ102へ周期的に接続を計る時間を利用して電子ウオレットサーバへ個人の嗜好情報や個人データを送信することが可能となる効果がある。
【0215】
実施の形態14.
実施の形態13においては、携帯電話上にある電子チケットPUSH用クライアントソフトウエアを用いて電子チケットを保持しているサーバ上に周期的に接続をはかり、クライアント側情報を送信していたが、これを電子チケットPUSH用クライアントソフトがサーバに対してクライアント情報を送信時に電子チケット情報が送信されてきたときに、電子チケット情報を優先的に受信する電子チケットの処理方式ならびに発明の効果について説明する。
【0216】
図49は、実施の形態14の電子チケットPUSH方式の構成の一例を示す図である。
図49は、100hは携帯電話ならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト(以下、「携帯電話100h」と記す)、電子ウオレットサーバ102から構成される。
【0217】
次に、動作について説明する。
AH1は携帯電話100hから電子ウオレットサーバ102への周期的接続を示す。この周期的接続中に、AH2のクライアント側情報の送信を行う。AH2の処理中にAH3の電子チケット情報の送信(PUSH)が発生した場合には、携帯電話100h上のPUSH型クライアントソフトは、AH2のクライアント側情報の送信を行っていたセッションをプールし、予めスプールしていたセッションにて電子チケット情報の受信を実施する。電子チケット情報の受信中には、プールされていたセッションは開放される。クラインアント側の情報の送信は、電子チケット情報の受信が終了した後、電子チケット情報の受信に使用していたセッションを使用して、再度セッションが確立したのち再送される。
【0218】
このように、この発明の実施の形態14によれば、携帯電話100h上のPUSH型クライアントソフトがクライアント情報を送信中に電子チケット情報がPUSHされた場合には、電子チケット情報の受信を優先的に実施し、電子チケット情報の受信終了後に速やかにクライアント側情報の送信を行うことが出来るため、電子チケットのサーバ側からの送信に対して速やかに受信することが可能となる。
【0219】
実施の形態15.
実施の形態14においては、携帯電話上にある電子チケットPUSH用クライアントソフトウエアを用いてクライアント情報を送信時に電子チケット情報が送信されてきたときに、電子チケット情報を優先的に受信する方式であったが、これを電子チケットを保持しているサーバ上で複数の携帯電話上の電子チケットPUSH用クライアントソフトに電子チケット情報を送信中に電子チケットPUSH用クライアントソフトからクライアント情報が送信されてきたときに、優先的にクライアント情報を受信する電子チケットの処理方式と発明の効果について説明する。
【0220】
図50は、実施の形態15の電子チケットPUSH方式の構成図である。
図50で、100iは携帯電話Aならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト(以下、「携帯電話100i」と記す)、100jは携帯電話Bならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト(以下、「携帯電話100j」と記す)、102は電子ウオレットサーバである。
【0221】
携帯電話A100i上のPUSH型クライアントソフトは、周期的に電子ウオレットサーバ102に対して接続を行う。電子ウオレットサーバ102より電子チケット情報が携帯電話A100iならびに携帯電話B100jに送信されてきたときには、PUSH型クライアントソフトは電子チケット情報を受信する。この状態で、サーバ側に携帯電話B100jからクライアント情報の送信が実施されたときには、電子ウオレットサーバ102は、携帯電話B100jへの電子チケット情報の送信を停止し、クライアント側情報の受信を優先する。クライアント側情報の送信が携帯電話B100jにて終了後、電子ウオレットサーバ102からの電子チケットの再送が開始される。
【0222】
以上のように、この発明の実施の形態15によれば、電子ウオレットサーバ102から電子チケット情報を送信中に、携帯電話100j上のPUSH型クライアントソフトからクライアント情報の送信があったときには、電子チケットの電子ウオレットサーバ102からの電子チケットの送信を停止することが可能となる。また、クライアント情報の変更があった場合には、電子ウオレットサーバ側で即座に対応ができる。
【0223】
実施の形態16.
上記実施の形態では、利用者が利用する利用者端末の一例として携帯電話を用いて説明したが、利用者端末は、携帯電話に限られることはない。利用者端末は、パーソナルコンピュータ、モバイル端末、加入電話、等、利用者が通信網を介して電子ウオレットサーバ102と通信できる端末であれば、その他の端末を用いてもかまわない。ただし、移動ができない端末では、入場管理サービスを受けられない点を考慮する必要はある。
【0224】
実施の形態17.
上記電子チケット処理方式及び方法、電子ウオレットサーバの機能は、計算機(中央演算処理装置の機能を備えている端末であれば含まれる)を用いてプログラムによって実現することが可能である。上記プログラムは、計算機で読み取り可能な記録媒体に記録することが可能である。さらに、上記プログラムは、通信網を介して、転送することも可能である。上記プログラムは、計算機へロードされ、中央演算処理装置によって実行される。
【0225】
【発明の効果】
この発明の個人決済ポータルサービスによれば、チケット情報の管理、チケット情報の登録、チケット購入情報の管理、決済情報の管理などを実施することによって、チケット販売店がチケットの販売に要する費用を削減することができる。
【0226】
また、この発明の決済利用促進サービスによれば、決済機関は、利用者(携帯電話)へ決済の確認をする必要がなくなるため、確認費用を削減することができる。
【0227】
この発明のマーケティング情報サービスによれば、チケットの販売情報や、利用者の嗜好の情報を取得することができるので、需要が見込めるチケットを供給することが可能になり、チケットの売れ残りなどのロスを防止することができる。
【0228】
この発明の入場管理サービスによれば、電子チケットを利用することで施設入場方チケットチェックのデマを削減することができるとともに、利用者の携帯電話へ広告等のメッセセージの送付をすることができる。
【0229】
この発明のナビゲーションサービスによれば、利用者の存在する位置と、施設との間の場所情報を提供することができる。
【0230】
また、携帯電話上の返信応答自動化機能によれば、決済手続のわずらわしさを削減し、ユーザの電子チケット購入サービスの利用度を促進することができる。
【0231】
決済サーバを備えることにより、電子ウオレットサーバが決済機関の所在を知らない場合でも、決済サーバを介して、所定の決済期間へ決済を依頼することができる。
【0232】
また、電子ウオレットサーバは、データベースに、チケットの販売状況を蓄積し、チケット販売店に提供することにより、チケット販売店は、チケット販売状況により、電子ウオレットサーバへ提供するチケット販売情報、チケット登録情報を売上の見込める情報に変更することができる。
【0233】
ナビゲーションサービスに他の携帯電話の位置情報を示す機能を備えることにより、グループで行動する仲間同士の行動をスムーズに行うことが可能になる。
【0234】
また、電子ウオレットサーバは、データベースに利用者に関する嗜好情報、チケットの購入実績、決済状況等を蓄積しているため、チケット販売店に対してチケット販売に有効な情報を提供することが可能となり、チケット販売店は、利用者の嗜好等に対応するチケット販売情報を提供することができる。
【0235】
また、携帯電話上のPUSH用クライアントソフトウェアが周期的に電子ウオレットサーバへ接続することにより、利用者は、定期的にチケット参照情報を取得することができる。
【0236】
さらに、携帯電話上のPUSH用クライアントソフトウェアが周期的に電子ウオレットサーバへ接続することにより、利用者の個人データ、嗜好情報等を定期的に電子ウオレットサーバへ送信することができる。
【0237】
また、周期的な電子ウオレットサーバへのアクセス時に、データの送受信に優先順位をつけることにより、送受信される情報に対して、速やかに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明での電子チケット購入方式の処理の流れを示す電子チケットモデル構成図の一例である。
【図2】 電子チケットを購入ならびに電子チケットが処理される概要図。
【図3】 図1で示された電子チケットモデルを構成する個人決済ポータルサービスの構成図。
【図4】 図1で示された電子チケットモデルを構成する決済利用促進サービスの構成図。
【図5】 図1で示された電子チケットモデルを構成するマーケティング情報サービスの構成図。
【図6】 図1で示された電子チケットモデルを構成する入場管理サービスの構成図。
【図7】 図1で示された電子チケットモデルを構成するナビゲーションサービスの構成図。
【図8】 電子ウオレットサーバ102に備えられるデータベース45の構成の一例を示す図である。
【図9】 チケット参照情報テーブル451に含まれる情報の一例を表した図である。
【図10】 管理用情報テーブル452に含まれる情報の一例を表した図である。
【図11】 チケットタイプ用テーブル453に含まれる情報の一例を表した図である。
【図12】 チケット決済用テーブル454に含まれる情報の一例を表した図である。
【図13】 販売チケット管理用テーブル455に含まれる情報の一例を表した図である。
【図14】 購入者用管理テーブル456に含まれる情報の一例を表した図である。
【図15】 購入履歴情報用管理テーブル457に含まれる情報の一例を表した図である。
【図16】 チケット本体情報管理テーブル458に含まれる情報の一例を表した図である。
【図17】 システム管理用情報テーブル459に含まれる情報の一例を表した図である。
【図18】 チケット操作履歴用テーブル460に含まれる情報の一例を表した図である。
【図19】 チケット情報送受信手段の構成の一例を示す図。
【図20】 チケット購入情報送信手段2の構成の一例を示した図。
【図21】 決済許可通知送信手段の構成の一例を示した図。
【図22】 端末装置通信手段10の構成の一例を示した図。
【図23】 チケット情報登録手段4の構成の一例を示した図。
【図24】 チケット情報送信手段5の構成の一例を示した図。
【図25】 決済購入情報送受信手段6(購入情報送受信部)の構成の一例を示した図。
【図26】 チケット販売店サーバ通信手段7の構成の一例を示した図。
【図27】 電子ウオレットサーバ装置通信手段200の構成の一例を示した図。
【図28】 個人決済ポータルサービスの認証過程を示したものである。
【図29】 個人決済ポータルサービスでの参照処理の動作の一例を示す図。
【図30】 個人決済ポータルサービスでの購入処理の動作の一例を示した図。
【図31】 決済利用促進サービスの情報の流れの一例を示した図。
【図32】 決済機関サーバ装置通信手段8の構成の一例を示す図。
【図33】 電子ウオレットサーバ装置通信手段200の構成の一例を示す図。
【図34】 チケット情報管理手段9の構成の一例を示した図。
【図35】 マーケティング情報サービスを利用する手順の一例を示す図。
【図36】 入場管理装置通信手段11の構成の一例を示す図。
【図37】 入場管理サービスの処理を示した図。
【図38】 この実施の形態の電子ウオレットサーバ装置通信手段200の構成の一例を示す図。
【図39】 位置情報送受信手段41の構成の一例を示した図。
【図40】 ナビゲーションサービスの動作処理を説明したものである。
【図41】 簡易認証を用いた決済方式を説明する図。
【図42】 返信応答自動化機能80001の一例を示す図。
【図43】 決済サーバを追加した決済利用促進サービスの構成の一例を示す図。
【図44】 本発明を説明するマーケティング情報サービスの構成の一例を示す図。
【図45】 本発明であるナビゲーションサービスでの構成の一例を示す図。
【図46】 実施の形態11を示すマーケティング情報サービスの構成の一例を示す図。
【図47】 電子チケットのPUSH方式の構成の一例を示す図。
【図48】 実施の形態13の電子チケットのPUSH方式の構成の一例を示す図。
【図49】 実施の形態14の電子チケットPUSH方式の構成の一例を示す図。
【図50】 実施の形態15の電子チケットPUSH方式の構成図。
【図51】 電子チケットを使用しないでコンサートやイベントのチケットを購入する従来の手順の一例を示した図。
【符号の説明】
1 チケット情報送受信手段、2 チケット購入情報送信手段、3 チケット決済用許可情報送信手段、4 チケット情報登録手段、5 チケット情報送信手段、6 決済購入情報送受信手段、7 チケット販売店サーバ装置通信手段、8決済機関サーバ装置通信手段、9 チケット情報管理手段、10 端末装置通信手段、11 入場管理サーバ装置通信手段、12 チケット情報照合手段、13 地図情報作成手段、14 チケット情報送信処理、15 ブラウザ出力処理、16 画面表示、17 チケットID、21 選択情報、22 パスワード処理、23 パスワード情報、24 認証要求処理、25 個人認証情報、26 購入データ送信処理、27 チケット購入データ、41 位置情報送受信手段、42 チケット参照用情報解析処理、46 チケット参照用の情報(チケット参照情報)、51 チケット登録情報、52 チケット登録情報解析処理、61 購入問い合わせ情報、62 購入情報解析処理、63 購入用情報用メッセージ作成処理、64 購入情報用メッセージ送信処理、65 購入用メッセージの送信、66 購入許可情報、67 チケット購入用情報受信処理、68 チケット購入履歴登録処理、69 チケット購入用情報送信処理、71 登録・変更通知情報、72 登録変更情報変換処理、73 登録情報変更通知処理、74 変更通知情報、75 チケット登録情報、76 登録情報変換処理、77 登録情報変更通知処理、81,85 決済許可確認情報、82 決済情報管理処理、83決済情報登録処理、84 決済情報送信処理、86 決済許可通知情報、87決済許可情報管理処理、88 決済許可情報登録処理、89 決済情報送信処理、91 チケット管理情報、92 チケット管理情報解析処理、93 チケット管理情報構築処理、94 チケット管理情報送信処理、95 チケット制御情報、96 データベース情報、97 データベース情報解析処理、98 マーケティング情報構築処理、99 マーケティング情報送信処理、100 携帯電話、100a 携帯電話A、100b 携帯電話B、100c 携帯電話C、100h 携帯電話ならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト、100i携帯電話Aならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト、100j 携帯電話Bならびに携帯電話上のPUSH型クライアントソフト、101 チケット販売店端末、102 電子ウオレットサーバ、102b 第2の電子ウオレットサーバ、103 決済機関、104 誘導装置、105 入場管理装置、111 読み取り電子チケット情報、112 チケット解析処理、113 チケット情報取得処理、114 チケット情報送信処理、115 照合結果受信処理、116 照合結果履歴登録処理、117 許可情報メッセージ作成、118 許可情報、121 チケット照合用情報、125 照合結果情報、191 チケット情報、192 チケット購入情報、193 チケット情報解析処理、194 圧縮/解凍処理、195 暗号/復号化処理、196 データ結合処理、197チケット情報送信処理、198 チケット購入情報、199 チケット購入情報解析処理、200 電子ウオレットサーバ装置通信手段、201 チケット情報送受信手段、202 決済情報送受信手段、205 入場許可情報送受信手段、206 入場管理手段、207 位置情報送信手段、300 電話端末装置、400 チケットカウンターならびに店、411 衛星からの位置情報、412位置情報取得処理、414 電子ウオレットサーバ装置への位置情報送信、415 経路情報ならびに地図情報、416 経路情報受信処理、417 地図情報受信処理、418 画像表示、500 ユーザ、600 コンビニエンスストアーならびに店、610 購入許可情報、810 決済許可情報(決済許可通知)、811 許可依頼通知、910 マーケティング情報、1010 圧縮/解凍処理、1011 暗号/復号化処理、1012 データ結合処理、2001 チケット情報、2002 チケット情報解析処理、2003 電子ウオレット装置選択処理、2004 データベース管理処理、2005 変更メッセージ作成処理、2006 変更メッセージの送信、2007 決済情報、2008 決済終了情報、2009 決済情報解析処理、2010 電子ウオレット装置選択処理、2011 データベース管理処理、2012 完了メッセージ作成処理。
Claims (1)
- 情報を蓄積するデータベースを有し、イベントの電子チケットの販売を仲介する電子チケット仲介サーバと、チケットを購入する購入者端末とを備える電子チケット購入方式において、
上記データベースは、販売するチケットに関する少なくともイベントが行われる施設の所在地を含むチケット販売情報を蓄積し、
上記電子チケット仲介サーバは、蓄積したチケット販売情報を中央演算処理装置により読み込み、読み込んだチケット販売情報を上記購入者端末へ中央演算処理装置により送信し、上記購入者端末からチケットの購入を依頼するチケット購入情報を中央演算処理装置により受信し、
上記購入者端末は、上記電子チケット仲介サーバから送信されたチケット販売情報を中央演算処理装置により受信し、受信したチケット販売情報に基づいて、チケットを購入することを依頼するチケット購入情報を中央演算処理装置により生成し、生成したチケット購入情報を上記チケット仲介サーバへ中央演算処理装置により送信し、
上記電子チケット仲介サーバは、上記購入者端末が送信したチケット購入情報を中央演算処理装置により受信し、上記データベースからイベントが行われる施設の所在地を含むチケット販売情報を中央演算処理装置により読み込み、受信したチケット購入情報と読み込んだチケット販売情報とに基づいて、チケットを電子化した電子チケット情報であって、イベントが行われる施設の所在地を含む電子チケット情報を中央演算処理装置により生成し、生成した電子チケット情報を、上記チケット購入情報を送信した購入者端末へ中央演算処理装置により送信し、
上記購入者端末は、上記電子チケット仲介サーバが送信した電子チケット情報を中央演算処理装置により受信して保持し、上記電子チケット情報に含まれる施設の所在地と、上記施設の場所に関する場所情報を要求する要求情報と、上記購入者端末が存在する位置とを中央演算処理装置により送信し、
上記電子チケット仲介サーバは、上記購入者端末から上記施設の所在地と上記要求情報と上記購入者端末が存在する位置とを中央演算処理装置により受信し、上記施設の所在地と上記購入者端末が存在する位置とに基づいて、上記購入者端末の位置から上記施設の所在地との間の場所情報を中央演算処理装置により取得し、取得した場所情報を中央演算処理装置により上記購入者端末へ送信して提供し、
上記電子チケット購入方式は、複数の購入者端末を備え、
上記複数の購入者端末は、同じイベントの電子チケット情報を保持し、
上記複数の購入者端末それぞれは、上記複数の購入者端末に共通する共通識別子を保持し、上記共通識別子を含む上記要求情報を中央演算処理装置により生成し、
上記電子チケット仲介サーバは、上記複数の購入者端末から上記施設の所在地と、上記共通識別子を含む要求情報と、上記複数の購入者端末それぞれが存在する複数の位置とを中央演算処理装置により受信し、受信した施設の所在地と上記複数の購入者端末それぞれが存在する複数の位置とに基づいて、上記複数の位置から上記施設の所在地との間の場所情報を中央演算処理装置により取得し、取得した場所情報と上記複数の購入者端末それぞれが存在する複数の位置とを、上記共通識別子を含む上記要求情報を送信した複数の購入者端末へ中央演算処理装置により送信して提供する
ことを特徴とする電子チケット購入方式。
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