JP4393326B2 - データ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラム - Google Patents

データ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4393326B2
JP4393326B2 JP2004273717A JP2004273717A JP4393326B2 JP 4393326 B2 JP4393326 B2 JP 4393326B2 JP 2004273717 A JP2004273717 A JP 2004273717A JP 2004273717 A JP2004273717 A JP 2004273717A JP 4393326 B2 JP4393326 B2 JP 4393326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
host computer
transmitted
computer
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004273717A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006093853A (ja
Inventor
千里 篠田
好夫 北
芳三 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004273717A priority Critical patent/JP4393326B2/ja
Publication of JP2006093853A publication Critical patent/JP2006093853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4393326B2 publication Critical patent/JP4393326B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、データ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラムに係り、特に、制御やモニタに関するリアルタイム性と確実性の両方を兼ね備えたデータ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラムに関する。
従来、工業計装の分野においては、複数の計測機器(検出器ユニット)を一台の計算機に接続して、その制御や監視を行うようにした計測システムの場合、計測機器のほとんどがGP-IB機器であるため、計測機器と上位の計算機間でデータの送受信を行うのにGP-IBバスを使用していた。ここで、GP-IB(General Purpose Interface Bus)とは、IEEE 488標準の汎用インタフェースバス規格の1つである。
ところで、上記の上位計算機は標準的なものであり、GP-IBカードを備えるものは少なく、オプション扱いがほとんどであった。近年計算機の標準ネットワークインターフェースとしてイーサネット(Ethernet)が普及したため、さらに計算機のGP-IBオプションは無くなりつつある。しかし、現在運用されているものも含め、計装機器のインタフェースバスとしてはまだGP-IBが一般的であり、このため、GP-IBとイーサネットとの間を適切な変換手段によって接続する。
以下、図面を参照して従来の計測システムについて説明する。
図18は従来例1の計測システムの構成を示す図である。図18において、1(i=1〜n)は原子力発電所等に設置された放射線検出器等の検出器ユニットであり、複数個の検出器ユニットはそれぞれ専用通信ライン2(i=1〜n)を介して計装モジュール3(i=1〜n)に1:1の関係で接続されるようになっている。そして計装モジュール3iはGP-IBバス4に接続され、更にGP-IBカード5を経て上位系の計算機6に接続されるようになっており、他の計装モジュール3〜3は3にデイジーチェーンの方法で接続されている。ところで、上位の計算機6と各計装モジュール3との関係は、計算機6が親機、各計装モジュール3が子機となるようにGP-IBプロトコルによって接続されている。このため、検出器ユニット1へのパラメータ(例えば、検出器への印加電圧など)の設定や、検出器ユニット1からのデータ(例えば計数率、検出器への印加電圧などのモニタ値及びアラーム情報など)の収集は、親機である上位の計算機6が子機である計装モジュール3を介して行っている。
図19は検出器ユニット1のブロック図である。検出器ユニット1は検出器7、検出器電源部8、信号処理部9、演算処理部10、メモリ11および信号送受信部12を備えている。
図20は計装モジュール3のブロック図である。計装モジュール3iは送受信部13、演算処理部14および前記上位計算機6との送受信を行う送受信部(GP-IB IF)15備えている。
図21は、従来例のデータ伝送タイムチャートであり、計装モジュール3と計算機6とのデータのやり取りのタイミングを示すものである。このうち特に図21(a)は従来例1(GP-IB伝送)のデータ伝送タイムチャートであり、計算機6は周期ΔT1で計装モジュールに3〜3まで順番に指令を出し、m台の検出器ユニット1データの受信を定期的に行っている。図21(b)は、後述する従来例2のデータ伝送タイムチャートである。なお、これらの通信方式はハンドシェーク方式である。ここで、ハンドシェーク方式とは、計算機6と計装モジュール3とが1:1の関係でGP-IB4バスを介して信号を互いに遣り取りし、接続を確立する通信方式を指す。
図22は、GP-IBプロトコルによって、計装システム3と上位の計算機6とを接続するようにした従来例2を示すシステム構成図であり、上位の計算機6に装着したイーサネットカード16と、計装モジュール3との間をイーサネットバス18と汎用のGP-IB−イーサネット変換アダプター17(例えば、非特許文献1、2参照)とを介して接続したものである。図23はこの従来装置2で採用のイーサネット変換アダプターによるデータ伝送ブロック図である。
この汎用のGP-IB−イーサネット変換アダプター17は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol:伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル)プロトコルを使用するもので、イーサネットバス18に接続されるイーサネット・インターフェース(ハード)17a、イーサネット・ドライバー(ソフト)17b、変換用アプリソフト17c、GP-IBドライバー(ソフト)17dおよびGP-IB・インターフェース(ハード)17eを備えている。
図22で示す計装システムでは、上位計算機6から発せられたデータ収集コマンドがイーサネットバス18を介してGP-IB−イーサネット変換アダプター17に伝送され、更にGP-IB−イーサネット変換アダプター17からGP-IBバス4を経由して各計装モジュール3に伝送され、さらに、各計装モジュール3から各検出器ユニット1に伝送される。この結果、検出器ユニット1で検出した検出データ等は、各計装モジュール3、GP-IBバス4、GP-IB−イーサネット変換アダプター17、イーサネットバス18、イーサネットカード16を介して上位の計算機6に収集される。この計算機6で各検出器ユニット1のデータを収集する場合は、以上の信号の送受信がm回順次繰り返えされる。
"GP-IP機器をLANへ、LAN/GP-IPコンバータ、ZS−6180F"、[online]、[平成16年9月13日検索]、インターネット<URL:www.zenisu.co.jp/zs6180.html> "USB2.0 to GPIBコンバータREX-USB220[RATOC]"、[online]、[平成16年9月11日検索]、インターネット<URL:www.ratocsystems.com/products/subpage/usb220.html>
計装システムでは、計測機器の制御やモニタに関してリアルタイム性と確実性の両方が要求される。
図22で示した従来例2の場合、図21(b)のデータ伝送タイムチャートで示す様に、検出器ユニット1台のデータを収集するのに、1回のGP-IB伝送の他に、上がり方向、下がり方向2回のイーサネット伝送が必要となる。一般にデータ伝送時間は、計算機のハードウェアの進歩による演算処理時間が高速化しているため、データ伝送量の大きさよりもむしろ伝送手順の方に時間を要している。例えば、m台の検出器ユニットのデータ収集を行う場合、手順として、3m回の手順(2m回のイーサネット伝送、m回のGP-IB伝送)が必要となる。計装システムが大きくなってm台の検出器ユニットがn系統ある場合は、3mn回の手順が必要となる。
このように、図22のシステムの場合は、従来例1のGP-IB伝送の場合よりも手順が3倍必要となり、時間がかかりリアルタイム性に問題があった。
そこで、本発明は、イーサネットの伝送プロトコルを使用し、リアルタイム性と確実性の相反する特性を実現することのできるデータ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラムを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1に係るデータ伝送システムの発明は、複数の検出器ユニットと、前記複数の検出器ユニットに各々接続され内部にGP-IBインターフェースを有する複数の計装モジュールと、イーサネットバスに接続される上位計算機と前記複数の計装モジュールとの間にGP-IBプロトコルをイーサネットプロトコルに変換する複数のゲートウェイ装置を設け、当該複数のゲートウェイ装置を介して前記上位計算機と前記複数の計装モジュールとの間でコマンドおよびデータの送受信を行うようにしたデータ伝送システムにおいて、前記イーサネットバスに接続するバックアップ用計算機を更に設け、前記複数のゲートウェイ装置は、各計装モジュールのGP-IBの親機としての機能を持ち、複数台の計装モジュールから伝送されるデータを収集し、この収集データを前記上位計算機に対して一括で前記イーサネットバスを介して伝送する一方、前記上位計算機から前記各計装モジュールに対して伝送されるコマンドを一括して前記上位計算機から受信し、この受信した前記コマンドをGP-IBの親機として各計装モジュールへ伝送すると共に、前記収集データの伝送先として前記上位計算機以外に前記バックアップ用計算機のIPアドレスを追加し前記収集データを前記バックアップ用計算機へ伝送し、更に、前記上記計算機および前記バックアップ用計算機との間のデータの伝送にUDP/IPプロトコルを使用し、前記上位計算機および前記バックアップ用計算機への伝送と前記上位計算機および前記バックアップ用計算機計算機からのコマンドの受信を別々に行うようにしており、前記上位計算機と前記複数のゲートウェイ装置はそれぞれ前記複数の検出器ユニットに相当する数の複数のPortを有し、当該複数のPortの各Port番号は各Portが対応する検出器ユニットの検出器ユニット番号とそれぞれ対応付けられて設定されており、前記複数のゲートウェイ装置の各々に対して前記複数の計装モジュールのうちの所定数の計装モジュールが接続しており、前記検出器ユニットへのコマンドの伝送において、前記上位計算機は、前記複数のゲートウェイ装置の各々に対して予め設定されたゲートウェイ装置オフセット値と前記複数の計装モジュールの各々に対して予め設定されたGP-IPアドレスとに基づいてコマンドの伝送対象の検出器ユニットに対応するPortのPort番号を特定し、この特定したPort番号のPortを介してコマンドの伝送対象の検出器ユニットに接続された所定のゲートウェイ装置にコマンドを伝送し、前記所定のゲートウェイ装置は、コマンドが伝送されたPortに対応して接続されている計装モジュールの計装モジュールGP-IPアドレスをコマンドの伝送対象の計装モジュールの計装モジュールGP-IPアドレスとすることで前記所定のゲートウェイ装置に接続されている複数の計装モジュールの中からコマンドを伝送する対象を特定し、この特定した計装モジュールに対してコマンドを伝送し、前記検出器ユニットのデータの前記上位計算機への伝送において、前記複数のゲートウェイ装置は、自身に所属する複数の計装モジュールを介して自身に所属する複数の検出器ユニットからデータを収集し、前記自身に所属する複数の検出器ユニットから収集した各々のデータを伝送する各々のPortのPort番号を各々のデータが伝送された計装モジュールのGP-IPアドレスと自身のゲートウェイ装置オフセット値に基づいて特定し、この特定された各々のPort番号のPortに前記自身に所属する複数の検出器ユニットから収集したデータを各々伝送し、前記上位計算機は、前記複数のゲートウェイ装置から伝送されたデータについて当該データの伝送されたPortのPort番号に基づいて当該データに対応する検出器ユニットを特定することを特徴とする。
また、請求項2に係るデータ伝送システムの発明は、前記複数のゲートウェイ装置は、設置する場所に依存する前記ゲートウェイ装置オフセット値を各ゲートウェイ装置のハードスイッチ又は前記上位計算機からの指示で変更する機能を有することを特徴とする
また、請求項記載に係るデータ伝送システムの発明は、前記上位計算機及び前記複数のゲートウェイ装置は、前記検出器ユニット毎に前記検出器ユニットから前記上位計算機へのデータの伝送用のPortと前記上位計算機から前記検出器ユニットへのデータの伝送用のPortを有することを特徴とする
また、請求項記載に係るデータ伝送システム用プログラムの発明は、複数の検出器ユニットと、前記複数の検出器ユニットに各々接続され内部にGP-IBインターフェースを有する複数の計装モジュールと、イーサネットバスに接続される上位計算機と前記複数の計装モジュールとの間に設けられたGP-IBプロトコルをイーサネットプロトコルに変換するゲートウェイ装置と、前記イーサネットバスに接続するバックアップ用計算機とを有し、前記上位計算機と前記複数のゲートウェイ装置はそれぞれ前記複数の検出器ユニットに相当する数の複数のPortを有し、前記複数のゲートウェイ装置の各々に対して前記複数の計装モジュールのうちの所定数の計装モジュールが接続しており、前記複数のゲートウェイ装置を介して前記上位計算機と前記複数の計装モジュールとの間でコマンドおよびデータの送受信を行うようにしたデータ伝送システムにおける前記ゲートウェイ装置に用いられるデータ伝送システム用プログラムにおいて、前記複数のゲートウェイ装置に、各計装モジュールのGP-IBの親機としての機能を持たせ、複数台の計装モジュールから伝送されるデータを収集し、この収集データを前記上位計算機に対して一括で前記イーサネットバスを介して伝送する一方、前記上位計算機から前記各計装モジュールに対して伝送されるコマンドを一括して前記上位計算機から受信し、この受信した前記コマンドをGP-IBの親機として各計装モジュールへ伝送すると共に、前記収集データの伝送先として前記上位計算機以外に前記バックアップ用計算機のIPアドレスを追加し前記収集データを前記バックアップ用計算機へ伝送し、更に、前記上記計算機および前記バックアップ用計算機との間のデータの伝送にUDP/IPプロトコルを使用し、前記上位計算機および前記バックアップ用計算機への伝送と前記上位計算機および前記バックアップ用計算機計算機からのコマンドの受信を別々に行うように動作させ、前記上位計算機及び前記複数のゲートウェイ装置の前記複数のPortの各Port番号は各Portが対応する検出器ユニットの検出器ユニット番号とそれぞれ対応付けられて設定し、前記検出器ユニットへのコマンドの伝送において、前記上位計算機に、前記複数のゲートウェイ装置の各々に対して予め設定されたゲートウェイ装置オフセット値と前記複数の計装モジュールの各々に対して予め設定されたGP-IPアドレスとに基づいてコマンドの伝送対象の検出器ユニットに対応するPortのPort番号を特定させ、この特定させたPort番号のPortを介してコマンドの伝送対象の検出器ユニットに接続された所定のゲートウェイ装置にコマンドを伝送させ、前記所定のゲートウェイ装置に、コマンドが伝送されたPortに対応して接続されている計装モジュールの計装モジュールGP-IPアドレスをコマンドの伝送対象の計装モジュールの計装モジュールGP-IPアドレスとすることで前記所定のゲートウェイ装置に接続されている複数の計装モジュールの中からコマンドを伝送する対象を特定させ、この特定した計装モジュールに対してコマンドを伝送させ、前記検出器ユニットのデータの前記上位計算機への伝送において、前記複数のゲートウェイ装置に、自身に所属する複数の計装モジュールを介して自身に所属する複数の検出器ユニットからデータを収集させ、前記自身に所属する複数の検出器ユニットから収集させた各々のデータを伝送する各々のPortのPort番号を各々のデータが伝送された計装モジュールのGP-IPアドレスと自身のゲートウェイ装置オフセット値に基づいて特定させ、この特定させた各々のPort番号のPortに前記自身に所属する複数の検出器ユニットから収集したデータを各々伝送させ、前記上位計算機に、前記複数のゲートウェイ装置から伝送されたデータについて当該データの伝送されたPortのPort番号に基づいて当該データに対応する検出器ユニットを特定させることを特徴とする。
本発明によれば、イーサネットの伝送プロトコルを使用し、リアルタイム性と確実性の相反する特性を実現することのできるデータ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、各図を通して共通する部分には同一符号若しくは関連符号を付けて適宜説明を割愛する。
(実施例1)
まず、本発明の第1実施例について説明する。
図1は本実施例1に係るシステム構成図である。
本実施例1は図1のシステム構成図で示すように、上位の計算機6と計装モジュール3との間にイーサネット/GP-IB変換モジュール20を介挿し、かつ、イーサネットの伝送プロトコルとして、TCP/IP方式を採用したことを特徴とするものである。なお、本発明においては、このイーサネット/GP-IB変換モジュール20について、以下、説明の便宜上、ゲートウェイ装置(略して、G/W装置)と称する。
このG/W装置20は、従来の図22で示したGP-IB/イーサネット変換アダプター17のように、単に、GP-IB伝送に適合した信号をイーサネットに適合した信号に変換するものではなく、計装モジュール3に対して親機として機能を有するものである。すなわち、G/W装置20は上位の計算機6からイーサネット方式によるコマンドが伝送されてくると、親機となって所管するm台の各計装モジュール3に対して仕分けしたコマンドをGP-IB方式で順次伝送し、逆に各計装モジュール3からの応答データを収集し、収集したデータをイーサネットバス18を経て一括して上位の計算機6に伝送するように機能する。
図2はG/W装置のハードウェア構成を示す図であり、このG/W装置20は、イーサネットバス18を介して上位計算機6側に接続されるイーサネット・インターフェース21、GP-IBバス4を介して計装モジュール3側に接続されるGP-IBインターフェース22、上位計算機6からのコマンドおよび計装用モジュール3からのデータを処理する演算処理部23、後述するアプリケーションソフト30を収納するメモリ24、処理時間を計測するタイマ25そして、状態の変化をカウントするカウンタ26を備えている。
図3はG/W装置20の伝送に係るハードウェアおよびソフトウェアをデータ伝送ブロックで表した図である。
G/W装置20は、イーサネットバス18に接続されたイーサネット・インターフェース21で計算機6からのコマンド等の信号を受信する。この受信されたコマンド等の信号はイーサネット・ドライバー(ソフト)30、変換用インターフェースソフト31、演算処理用アプリソフト32に至り、さらに変換用インターフェースソフト31、GP-IBドライバーソフト32、GP-IBインターフェース22、GP-IBバス4を介して計装用モジュール3に伝送されるようになっている。逆に、計装用モジュール3からの検出データ等は上記の経路を登って計算機6に伝送される。
なお、前記演算処理用アプリソフト32は、G/W装置20がGP-IBの親機としての機能をもつためのソフトを内蔵している。
図4は、本実施例1(TCP/IP使用例)の動作を説明するためのデータ伝送タイムチャートである。前述したように、G/W装置20はGP-IB親機としての機能を有しているので、計算機6からG/W装置20にイーサネット方式によるコマンドが送られてくると、このコマンドはイーサネット・インターフェース21が受信し、イーサネット・ドライバー(ソフト)30、変換用アプリソフト31を経て演算処理用アプリソフト32に送られる。この演算処理用アプリケーションソフト32は送られてきたコマンドを一定周期(ΔT1)内で1,2、…nのように仕分けして前記変換用アプリソフト31に送る。この変換用アプリソフト31はコマンドをGP-IBに変換し、GP-IBドライバー33を経てGP-IBインターフェース(ハード)22を経てGP-IBバス4に送られ、図示しない計装モジュール3に送られる。前記演算処理用アプリソフト30は、1つのコマンドをGP-IB方式で伝送するたびに、各計装モジュール3から応答データを求め、この応答を所管するm台の各計装モジュール3(31〜3m)が一巡するまで行って、所管するm台の計装モジュール3全てからデータを収集する。このようにして、G/W装置20は全データの収集が終わるとイーサネットバス18を経由して上位計算機6に送信する。以降、G/W装置20はこのように計算機6からコマンドが発せられると、一定周期(ΔT1)内に検出器ユニット1のデータを収集して上位の計算機6に伝送する。
次に本実施例1の効果について述べる。
前述した従来例2(図22)の場合、上位計算機6と各計装モジュール3間のデータ伝送には、対象がm台の検出器の場合、イーサネット伝送2m回、GP-IBの伝送m回、計3m回の伝送が必要であったが、本実施例1の場合は、図4のデータ伝送タイムチャートで示したように、イーサネット伝送2回 、GP-IBの伝送m回、合計(m+2)回の伝送だけで済むようになる。台数mが2より大きな場合、伝送の回数は約1/3となる。さらに、G/W装置がn台で各G/W装置にm台の計装モジュール3が所属する場合、従来例2によれば、伝送回数は3nm回となったが、本実施例1の場合は、各G/W装置が分散処理するため、イーサネット伝送2n回、GP-IB伝送回数はm回でよく、合計(2n+m)回と考えられる。仮にn=mなら、1/3の回数で処理が可能となる。データ伝送関して要する時間は、データの量より、伝送の回数に依存する。これは、特にハンドシェークなどの場合、伝送手順のオーバヘッドが大きいためである。
つまり従来例2(図22)に比べて、本実施例1では、伝送回数が1/3程度であり、かなり短い時間での処理となる。また、G/W装置が複数台ある場合従来の図22のシステムでは、全てのデータ伝送を上位計算機6が行うので、計算機6の負荷が多くなり、リアルタイム処理性に影響がある。しかしながら、本実施例1では、G/W装置20による分散処理になっており、上位計算機6の負荷が少なく、リアルタイム性の向上が見込めるといった効果を有している。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。
本実施例2のシステム構成は、前述した実施例1の場合と同じであり、また、G/W装置20が計装モジュール3に対してGP-IB親機として機能することも同じであるが、唯一異なるところはデータ伝送のプロトコルが異なる。すなわち、前述した実施例1の伝送プロトコルは、TCP/IPを採用しているが、本実施例2ではUDP/IPを採用している点で異なる。
本実施例2の場合、伝送プロトコルをTCP/IPからUDP/IPに変更した理由を以下説明する。前述したように、計装システムでは検出器ユニットの制御およびモニタに関して、リアルタイム性、確実性の両方が要求されるが、イーサネット方式の場合、一般の計算機などの機器が接続可能であり、一般のネットワークに接続することができればインターネットを利用し遠隔でのモニタや保守などを容易に行うことができる。
しかしながら、ネットワークが計装システム専用でないためデータ伝送量が多く、パケットの衝突によりネットワーク障害が発生する可能性が高くなることは否めない。イーサネット方式では、確実にデータ伝送を行う場合にはTCP/IPが適しており、専用に近いネットワークで使用する限り実施例1で問題なかったが、一般のネットワークに接続する場合、ネットワーク障害などが起こると、再送などの操作が必要となって時間がかかり、リアルタイム性が十分とはいえない場合がある。
本実施例2はこの点を改善したもので、リアルタイム性と確実性の相反する特性を実現することのできるデータ伝送システムおよび同システムのゲートウェイ装置を提供するものである。
以下、図5を参照して実施例2について説明する。
図5は、UDP/IPの伝送プロトコルを使用したデータ伝送のタイミングチャートである。前述の実施例1の場合、G/W装置20が計算機6からのTCP/IP方式によるコマンドにより、m台の計装モジュール3に対してGP-IBの親機としてデータの送受信を行い、一括で上位計算機6にイーサネットバス18経由でデータを伝送していたが、本実施例2では、上位計算機6から各計装モジュール3へのコマンドの伝送と、各計装モジュール3から上位計算機6へのデータの伝送を別々に行う方式としている。
これは、計装システムでは、計装モジュールからの大量のデータが常時処理する必要があり、上位計算機6から各計装モジュール3へのコマンドは、頻度が少ないが確実に伝送する必要があるという事情に適合するためである。
G/W装置20は、上位計算機6からのイーサネットバス18経由のコマンドを受け、GP-IBコマンドに変換し、GP-IBの親機として所属するm台の計装モジュール3にコマンドを送信し、各検出器ユニット1に対して、アラームの設定値、検出器の印加電圧などの各種設定や、モード(測定、テストなど)指定、アラームのリセットなどの各種命令を実行する。
また、G/W装置20は、上位計算機6と無関係に、一定の周期ΔT1で、所属するm台の計装モジュール3からのデータをGP-IBバス4を介して収集し、上位計算機6にイーサネットバス18を介してデータを伝送する。伝送するデータとしては、計装モジュール3からのG/W番号、受信カウント値、アラームの有無などG/W装置20のステータス情報と各計装モジュールのGP-IBアドレス、測定モード数、状変変数などのステータス情報と積算回数、積算計数値などの数値データなどがある。これらのデータとは別に、G/W装置20で計算された累積積算回数、累積積算計数値などの付加情報を加味して上位計算機6へ伝送する。
なお、下位の検出器ユニット1から上位計算機6への大量のデータ伝送に関しては、UDP/IPにより、着信を確認せずに一定周期(ΔT1)で、G/W装置20が主体となって順番に伝送する。ただし、伝送失敗により不都合を生じる伝送項目及びデータは、特別な対策(後述)を行い伝送する。
また、上位計算機6から下位のG/W装置20へのコマンドの伝送は、確実に行うため着信確認を行う。通常は、この着信確認は、所定の時間たっても下位側から回答がない場合、送信側で失敗と判断し、コマンドを再送する。
本実施例2では、下位のG/W装置20側から上位計算機6に対して、定期的にデータを伝送するようにしているので、伝送データの項目の中に上位計算機6からのコマンドの受信を確認したことを示す情報(後述の“受信カウンタ値”)を含めるようにし、上位計算機6側では、一定時間(ΔT2)内に下流から送られてきたデータ(D1)に、“受信カウンタ値”の情報がなければ、コマンドンの伝送に失敗したとみなして、コマンドを再送する。
この方法の場合、データ伝送に失敗しても、一定時間ΔT2をΔT1と同程度に設定することにより、再送の頻度はデータ伝送周期ΔT1に1回程度であり、下位(G/W装置)ら上位計算機6へのデータ伝送の周期にほとんど影響を与えないので、大量のデータを常時伝送する、リアルタイム処理を要求されるシステムに適している。
次に、“受信カウンタ値”について説明する。
図5では、G/W装置から上位計算機へのデータ伝送は、G/W装置20から、計装モジュール3に対して一定周期(ΔT1)毎にデータ要求が出される。一連のデータ要求(1,2・・m)が出され、各計装モジュール3からは、その都度データ(1D,2D,・・・、mD)が返され、G/W装置にm台分のデータが収集されたのち、一括して計算機にデータ伝送(D1)する。この操作は、ΔT1周期で定期的に行われる。
上位計算機6から下位のG/W装置20へのコマンドの伝送は、図5の<計算機から計装モジュールへのデータ伝送>のところで示すように、上位計算機6から、イーサネットバス18を介して、下位のG/W装置20に、任意のタイミングでコマンドが出された場合、コマンド送信後の一定時間(ΔT2)内に、たまたまG/W装置20から伝送されてきたデータ(D1)に、コマンドを受信した情報“受信カウンタ”があれば、送信成功と判断して再送を行わない、情報がなければ、ΔT2後にコマンドを再送する。
次に、図6の受信カウンタフローチャートを参照して受信カウンタ値について説明する。
G/W装置20は、前述したように内部にカウンタ26とメモリ24とを備えているので、上位計算機6からのコマンド有無を確認して(ステップ;ST1)、上位計算機からのコマンド(上位データ)を受信したとき(ステップST2)、カウンタ値(以“受信カウンタ値”と呼ぶ)を1だけUPし(ステップ;ST3)、上位計算機からのコマンド情報に加えて“受信カウンタ値”を下位の計装モジュールに伝送する(ステップ;ST4)。
次に下位の計装モジュールにおいて、上位伝送用のデータ(“受信カウンタ値”と計装モジュールのデータ)をセットし(ステップ;ST5)、G/W装置を経由して上位計算機へデータを伝送する(ステップ;ST6)。上位計算機では、“受信カウンタ値”を前回値と比較して前回値に対して加算されているか否かを確認する。G/W装置からのデータを受信し(ステップ;ST7)、前回受信データとの比較を行う(ステップ;ST8)。ステップST8での比較結果、“受信カウンタ値”に変化がない場合ステップ;ST9(NO)を経て、上位計算機からのコマンドが、下位のG/W装置へ伝送されなかったと判断して、送信データのエラー処理を行い(ステップ;ST10)、G/W装置へΔT2後、コマンドを再送信するステップ;ST11)。なお、上位計算機では、ステップ;ST9において受信カウンタ値がアップした場合(YES)は、上位計算機からのコマンドが下位のG/W装置へ伝送されたと判断して受信データの加工処理を行う(ステップ;ST12)。
次に、下位のG/W装置20から上位計算機6へのデータ伝送が失敗しても、大きな影響を与えないための対策について以下説明する。
伝送データ項目には、1,2回伝送に失敗しても問題のないものと、そうでないものがあり、これらを区別する。例えば伝送項目の内、印加電圧などの検出器状態のモニタ情報、アラーム情報など、データ収集周期(ΔT1)に比べて、システムの要求応答時間が十分長い場合には問題にならない。しかし、検出器7(図19)のカウント値などは、欠落した場合に問題となる。カウント値の場合、G/W装置20にメモリ機能をもたせて、計装モジュール3からの“積算回数値”及び“積算計数値”(検出器ユニット1では、所定のサンプリング時間の計数値を計装モジュール3に送信しており、計装モジュール3では、何回分かの計数値を積算した“積算計数値”及び“積算回数値”をG/W装置20に伝送している。)、累積加算した加算値(“累積積算回数”、“累積積算計数値”)をメモリに記憶する。
G/W装置20から上位計算機6へのデータ伝送が失敗した場合、たとえ“積算計数値”に関する情報が欠落しても、その次に伝送されたデータに、“累積積算回数値”と“累積積算計数値”情報があり、欠落したデータを推定できる。図7で示した表にG/W装置20で累積計算しない場合を、そして図8で示した表にG/W装置20で累積計算をする場合の計装モジュール3、G/W装置20、上位計算機6の計数値例をそれぞれ示す。
図7、図8ではN+2回目に、G/W装置20から上位計算機6へのデータ伝送に失敗している例を示している。図7では、データが欠落した場合データは喪失する。図8では、N+2回の前後すなわちN+1回目,N+3回目の累積積算回数、累積計数値の差、(A+30)-(A+10)=20、(B+450)-(B+100)=350から、積算回数30、計数値350が欠落したデータとして推定できる。
次に、伝送データ項目の内、“計数値”同様、“モード”も、欠落すると困る項目である。モードには、測定モード、テストモード、故障モード(測定モード;1、テストモー;2、故障モード;3とする)などがあり、欠落したデータのモードが、測定モード以外のモード(テストモード、故障モードなど)の場合、データとしては無効である。しかし、G/W装置20から上位計算機6へのデータ伝送が失敗した場合に、モード情報も同時に喪失するため、上記の累積積算計数値、累積積算回数などの処理で、伝送に失敗したデータが有効か無効か判定できない問題があった。
この問題を解決するため、G/W装置20でモードが変化した時、カウンタ値を1だけアップ(図2のカウンタ26の機能を使用)させ、その値を状態変化カウンタ値(以下状変カウンタ値(J)と呼ぶ)とする。この値をG/W装置20から上位計算機6へ伝送することにより、伝送に失敗しモード情報が喪失したとしても、有効なデータかあるいは無効なデータかを判別することができる。
図9では状変カウンタ値の処理の仕方を示し、図10では第(N)番目から第(N+13)までのデータ例をそれぞれ示す。
図10では計装モジュールでのモードが測定以外なのは、第(N+4)番目と第(N+9)番目である。
G/W装置20では、状変カウンタ値が演算されており、状変カウンタ値の第N回目の値をゼロとすると、第(N+4)回目、第(N+9)回目に、モードNOが0⇒1、1⇒2と変化している。
G/W装置20から上位計算機6へのデータ伝送で、第(N+2)回目と第(N+9)回目でデータ伝送に失敗している。第(N+2)回目の場合、前後の回数の状変カウンタ値が共にゼロであり、第(N+2)回目のデータのモードは、変化していないため、欠落データのモードは、一回前のモード=1と推定され、有効なデータとして判定される。しかし、第(N+9)回目の場合、データ伝送に失敗しており、前後の回数の状変カウンタ値が1から2に変化しており、第(N+8)回目のモードが1であり、第(N+9)回目のモードが1以外であることが分かり、測定以外のモードのデータは無効と判断される。
以上、図10を使用して具体的に説明した。次に、図9を用いて処理のフローを説明する。
G/W装置20では、計装モジュール3からのモードをモニタすなわち、状態変化の有無を確認し(ステップ;ST20)、モードが変化すなわち状態変化した場合(YES)、状変カウンタ値(以下J値とする)を1だけカウントアップする(ステップ;ST21)。G/W装置20には、上位伝送用のモード値(測定モード;1、テストモード;2、故障モード;3)およびJ値をセットし(ステップ;ST22)、上位計算機6にデータを伝送する(ステップ;ST23)。
上位計算機では、G/W装置20からの伝送データを受信し(ステップ;ST24)、その受信モードを確認し(ステップ;ST25)、エラー(測定モード以外)の場合、受信データ処理1(無効判定)する(ステップ;ST26)。
ステップ(ST25)において、受信したデータが正常な場合すなわち、モードチェックの結果エラーがない場合(NO)は、累積積算回数の飛び(表5の場合通常は、前後の累積積算回数の差は、10だが、N+2のデータが欠落しており、N+1とN+3では、差が20となり,上位計算機には、N+1の次のデータはN+3であり、差が10より大きく飛びがあると判断する)の有無を判定し(ステップ;ST27)、飛びがない場合(NO)は、通常の受信データ加工処理を行う(ステップ;ST28)。ステップ(ST27)において、飛びがあった場合(YES)、G/W装置20から上位計算機6へデータ伝送に失敗したと判定する。
次に、J値について前回受信したデータとの比較処理を行い(ステップ;ST29)、J値が変化している(カウントアップしている)か否かを判定し(ステップ;ST30)、変化が無ければ(カウントアップしていなければ)欠落データは有効データと判定する(⇒受信データ処理3)(ステップ;ST31)。J値が変化している(カウントアップしている)場合、欠落データのモードが測定以外と推定し、無効と判定する(⇒受信データ処理2)(ステップ;ST32)。これら受信データ処理1,2,3については、タイムスタンプを付加して、上位計算機6にデータを保存する。
以上のように、状変カウンタ値をG/W装置20で演算し、モード値と同じに、上位計算機6に伝送することにより、G/W装置20から上位計算機6へ伝送されるデータの内の欠落データについて、有効、無効を判定でき、システムの信頼性が向上させることができる。
(実施例3)
図11は、本実施例3のシステム構成図である。
本実施例3は前述した実施例2の拡張例であり、G/W装置20がn台、G/W装置1台あたり計装モジュール3がm台の計n×m台からなる計装システムの一般的なソフトウェア構成を示すものである。
<上位計算機から検出器側へのデータ伝送>
次に、上位計算機6から検出器ユニット1側へのデータ伝送について説明する。
上位計算機6は、図12で示した計算機アドレス表に基づき、個々の検出器ユニット1にデータを伝送する。例えば検出器ユニット(101)に伝送する場合、当該検出器ユニット(101)が所属するG/W装置のIPアドレス(133.113.26.101)にデータが伝送される。次に、当該検出器ユニット(101)のGP-IBアドレス(01)は、個々のデータのヘッダに情報として書き込み伝送する。
データは上位計算機6内のUDPのPortA、イーサネットバス18、G/W装置20内ののPortAを経由してG/Wアプリケーションソフトに到達し、このG/WアプリケーションソフトでGP-IBアドレス(01)に仕分けられ、GP-IB方式で当該の計装モジュールに伝送される。
各G/W装置にはm台の計装モジュールがあり、m個のデータの仕分けを行う必要があり、処理に時間がかかるため、リアルタイム処理性が困難になる可能性が高い。
<検出器側から上位計算機へのデータ伝送>
次に、検出器側から上位計算機へのデータ伝送について説明する。
図13はG/W装置から上位計算機へ伝送するデータ伝送フォーマットの例を示す図である。
各検出器ユニットのデータは、G/W装置が主体となって順次各計装モジュール経由で収集される。個々の検出器のデータに当該計装モジュールのGP-IBアドレスと当該G/W装置のIPアドレス情報を加えたデータ伝送フォーマットを上位計算機に伝送する。上位計算機のアプリケーションソフトでは、計装モジュールのGP-IBアドレスとG/W装置のIPアドレス情報とアドレス情報テーブルにより検出器毎にデータを仕分ける。
なお、このデータ伝送フォーマットを採用すると、検出器のチャンネル数が多い場合、時間を要するためリアルタイム処理性が困難になる可能性が高い。
図14は実施例3のシステムとソフト構成を示す図である。この場合の特徴は、検出器の数だけPortが用意されていることである。イーサネットの場合特定のアプリソフトと特定のPortを、1:1で対応付けることにより、アプリソフトに関連するデータを自動的に当該アプリソフト間で伝送することができる。
図15では、各検出器とPort番号を対応付けることにより、図11のソフト構成の場合問題だった“データの仕分けに要する時間”を短縮し、リアルタイム処理性の向上を行っている。具体的な作用については以下の通り。
<上位計算機から検出器側へのデータ伝送について>
上位計算機では、図15で示すアドレス情報テーブルに基づき、各検出器にコマンドを送信する。例えば検出器101へのデータ伝送の場合、上位計算機のアプリソフトは、図15の関係から、変換ソフト101にデータを引き渡し、変換ソフト101に対応するPort101を介して、各G/W装置20のアプリソフト101にコマンドデータが引き渡される。G/W装置20のアプリソフトにより、Port101〜10mを所属する計装モジュールのGP-IBアドレス01〜mに対応させる。(具体的には、G/W装置毎に、オフセット値がプリセット(プリセットについては後述する)されており、G/W装置1の場合100であり、G/W装置20では、プリセット値(100)+1からプリセット値(100)+mまでのPortデータを、所属する計装モジュールのGP-IBアドレス1〜mに対応させてデータを処理する)。
<検出器側から上位計算機へのデータ伝送について>
検出器ユニット(101)を例として、検出器ユニット側から上位計算機6へデータの伝送について説明する。
本実施例では既述のように、G/W装置20が一定周期で、所属する計装モジュールを介して各検出器のデータを収集する。G/W装置20の場合、アプリソフトによりGP-IBアドレス1の計装モジュールはPort番号101に対応付け(具体的には、G/W装置毎に、オフセット値がプリセット(後述)されており、G/W装置20の場合100であり、G/W装置20では、プリセット値(100)+1からプリセット値(100)+mまでのPortデータを、所属する計装モジュールのGP-IBアドレス01〜mに対応させてデータを処理する)し、データは上位計算機の変換ソフト101に引き渡される。上位計算機は、アドレス情報テーブルにより、変換ソフト101のデータは検出器101のデータとして処理する。
前述した図11に示した一般的なソフト構成の場合、データの仕分けのために検出器の数が多くなればなるほど多くの時間を必要とし、リアルタイム処理性に問題があったが、図14に示すソフト構造の場合、OSレベルの機能を使用するため処理時間が短く、また、アプリケーションソフトの構造を簡単化できる利点がある。
次にG/W装置のアプリソフトについて補足説明する。このアプリソフトは、G/W装置20の場合、検出器101〜10mが対応しており、計装モジュールのGP-IBアドレス01〜mがPort101〜10mに対応するようになっている。G/W装置20の場合、対応する検出器が201〜20mであり、計装モジュールのGP-IBアドレス01〜mがPort201〜20mになるようにソフトが作られている。例えば、G/W装置20とG/W装置20とを交換する場合、その都度ソフトを変更するのは費用と時間がかかる。このため、各G/W装置には、オフセット値設定がハードウェア又はソフトウェアで可能となるような機能をもたせている。例えば、図14のG/W装置20をG/W装置20の代わりに設置した場合、オフセット値2を200から100に変更する。その場合、アプリソフトは『計装モジュールのGP-IBアドレス01〜mがPort201〜20m』から、『計装モジュールのGP-IBアドレス01〜mがPort101〜10m』に自動的に切り替わる。これは、図14の上からn番目の位置に設置されるG/W装置のオフセット値を“n00”とし、当該G/W装置の計装モジュールのGP-IBアドレス01〜mが、Port番号(n00+1)〜(n00+m)に対応するように予め設計されている。
このオフセット値の設定は、各G/W装置のハードスイッチ又は上位計算機からの指定で変更できるものとする。上位計算機は、各G/W装置をIPアドレスで識別できるので、容易にオフセット値を変更できる。
(実施例4)
図16は本発明の実施例4に係るシステムおよびソフトウェア構成を示す図である。
本実施例4は、上述した実施例に対して、バックアップ用の上位計算機6Bを追加したことを特徴とするものであり、他の部分は同じなので説明を省略する。
図16に示すように、バックアップ用の上位計算機6Bのソフト構成は、上位計算機と同じ構成とする。下位のG/W装置からのデータ伝送先のIPアドレスとして、上位計算機の他に後一箇所をバックアップ用計算機分として設定する。このことにより、G/W装置から、上位計算機へ伝送されるデータと全く同じデータが、バックアップ用計算機にも伝送される。伝送方法は、マルチキャスト(Multicast)で2箇所グループ指定する方法と、ユニキャスト(Unicast)で2回送信する方法のいづれでも良い。同一ネットワーク内に構成機器がある場合は、マルチキャスト方式、ルータなどを介して構成機器が結合される場合は、マルチキャストが有効に機能しないので、ユニキャストで一回目は、上位計算機、2回目はバックアップ用計算機のIPアドレスあてにデータを送信する。
(実施例5)
図17は実施例5のシステム構成とソフト構造とを示す図である。
本実施例5は、図16の実施例に保守用計算機6Mを追加したものである。従来、計装システムの保守のためには専用の保守用検査装置が必要であった。保守用計算機のソフト構造を上位計算機と同じものとし、同一ネットワークに接続することにより保守用検査装置が容易に実現できる。
保守用の計算機6Mの場合は、バックアップ用計算機6Bと同様、上位計算機6と同じソフト構成として、ネットワークに接続し、下位G/W装置のデータ送信先のIPアドレスに加えることにより、上位計算機6と同じデータを取り込める。また、上位計算機6からデータを送信する先のIPアドレスのセットに、保守用計算機6MのIP番号を加えておくことにより、保守用計算機6Mは、他の計算機に代わってG/W装置へ伝送されるデータ取得でき、健全なデータが送信されているかどうかを検査できる。
上記した構成とすることにより、保守用計算機6Mに伝送されてきた上位計算機6及びG/W装置のデータを解析し異常な動作が無いか確認する。また、一時的に上位計算機6からのコマンドを停止し、その間に、上位計算機6に代わって保守用計算機6Mからコマンドを送信し、そのコマンドに対するG/W装置からのデータを入手し、データを解析し、G/W装置の健全性を確認する。同様に、G/W装置の機能を一時的に停止し、G/W装置の変わってデータを上位計算機に送信し、上位計算機からのコマンドを解析し上位計算機の健全性を確認する。
この場合、UDP/IPのデータ伝送は、ハンドシェークでなく、伝送しっぱなしであり、また、マルチキャスト機能で、複数のIPアドレスに同時データを送信できるので、保守用計算機6Mのために改めてデータを伝送する必要がなく、そのために余計な時間が不要であり、オンラインの状態で、G/W装置、上位計算機6の動作状態をモニタできる。
(実施例6)
前述した図11の場合、各検出器に1つのPortを割り付けるソフトウェア構造であったが、更にリアルタイム処理性を向上するため、検出器ユニットから上位計算機へのデータ伝送(下流から上流へのデータ伝送)と上位計算機から検出器ユニット(上流から下流へのデータ伝送)の各々に1つのPortを割り付ける、つまり1台の検出器に2つのPortを割り付けるソフト構造にすればよい。
この場合、下流から上流へのデータ伝送は、各G/W装置が一定周期で、定期的に多量のデータの伝送であり、上流から下流へのデータ伝送は、上位計算機から各検出器ユニット随時発信されるコマンドデータである。Portを分けて処理することによりアプリソフトの負担の軽減、パケットの衝突可能性の低減が可能となり、より信頼性を向上させることができる。
本発明に係るデータ伝送システムの実施例1のシステム構成図。 本発明で採用のゲートウェイ装置のハードウェア構成図。 本発明で採用のゲートウェイ装置のデータ伝送ブロック図。 本発明の実施例1に係るデータ伝送システムのデータ伝送タイムチャート。 本発明の実施例2に係るデータ伝送システムのデータ伝送タイムチャート。 本発明の実施例2に係るデータ伝送システムの受信カウンタフローチャート 積算回数、積算計数値、累積積算回数、累積計数値説明図。 積算回数、積算計数値、累積積算回数、累積計数値説明図。 本発明の実施例2に係るデータ伝送システムの状態変化カウンタフローチャート。 測定モードNO、状変カウンタ値の説明図。 本発明の実施例3に係るデータ伝送システムのシステムおよびソフト構成図。 計算機アドレス表を示す図。 ゲートウェイ装置と上位計算機間の伝送データフォーマットを示す図。 実施例2バックアップ計算機を含むシステム&ソフト構成図。 計算機アドレス表を示す図。 本発明の実施例4に係るデータ伝送システムのバックアップ用計算機を含むシステムおよびソフト構成図。 本発明の実施例5に係るデータ伝送システムの保守用計算機を含むシステムおよびソフト構成図。 従来装置1のシステム構成図。 検出器ユニットブロック図。 計装モジュールブロック図。 (a)、(b)は従来装置のデータ伝送タイムチャート。 従来装置2に係るシステム構成図。 従来装置2で採用のイーサネット変換アダプターによるデータ伝送ブロック図。
符号の説明
…検出器ユニット、2…専用通信ライン、3…計装モジュール、4…GP-IBバス、6…上位計算機、6B…バックアップ用計算機、6M…保守用計算機、16…イーサネットカード、18…イーサネットバス、20…ゲートウェイ装置、21…イーサネット・インターフェース、22…GP-IBインターフェース,23…演算処理部、24…メモリ、25…タイマ、26…カウンタ、30…イーサネットドライバソフト、31…変換用アプリソフト、32…演算処理用アプリソフト、33…GP-IBドライバーソフト。

Claims (4)

  1. 複数の検出器ユニットと、前記複数の検出器ユニットに各々接続され内部にGP-IBインターフェースを有する複数の計装モジュールと、イーサネットバスに接続される上位計算機と前記複数の計装モジュールとの間にGP-IBプロトコルをイーサネットプロトコルに変換する複数のゲートウェイ装置を設け、当該複数のゲートウェイ装置を介して前記上位計算機と前記複数の計装モジュールとの間でコマンドおよびデータの送受信を行うようにしたデータ伝送システムにおいて、
    前記イーサネットバスに接続するバックアップ用計算機を更に設け、
    前記複数のゲートウェイ装置は、各計装モジュールのGP-IBの親機としての機能を持ち、複数台の計装モジュールから伝送されるデータを収集し、この収集データを前記上位計算機に対して一括で前記イーサネットバスを介して伝送する一方、前記上位計算機から前記各計装モジュールに対して伝送されるコマンドを一括して前記上位計算機から受信し、この受信した前記コマンドをGP-IBの親機として各計装モジュールへ伝送すると共に、前記収集データの伝送先として前記上位計算機以外に前記バックアップ用計算機のIPアドレスを追加し前記収集データを前記バックアップ用計算機へ伝送し、更に、前記上記計算機および前記バックアップ用計算機との間のデータの伝送にUDP/IPプロトコルを使用し、前記上位計算機および前記バックアップ用計算機への伝送と前記上位計算機および前記バックアップ用計算機計算機からのコマンドの受信を別々に行うようにしており、
    前記上位計算機と前記複数のゲートウェイ装置はそれぞれ前記複数の検出器ユニットに相当する数の複数のPortを有し、当該複数のPortの各Port番号は各Portが対応する検出器ユニットの検出器ユニット番号とそれぞれ対応付けられて設定されており、
    前記複数のゲートウェイ装置の各々に対して前記複数の計装モジュールのうちの所定数の計装モジュールが接続しており、
    前記検出器ユニットへのコマンドの伝送において、前記上位計算機は、前記複数のゲートウェイ装置の各々に対して予め設定されたゲートウェイ装置オフセット値と前記複数の計装モジュールの各々に対して予め設定されたGP-IPアドレスとに基づいてコマンドの伝送対象の検出器ユニットに対応するPortのPort番号を特定し、この特定したPort番号のPortを介してコマンドの伝送対象の検出器ユニットに接続された所定のゲートウェイ装置にコマンドを伝送し、前記所定のゲートウェイ装置は、コマンドが伝送されたPortに対応して接続されている計装モジュールの計装モジュールGP-IPアドレスをコマンドの伝送対象の計装モジュールの計装モジュールGP-IPアドレスとすることで前記所定のゲートウェイ装置に接続されている複数の計装モジュールの中からコマンドを伝送する対象を特定し、この特定した計装モジュールに対してコマンドを伝送し、
    前記検出器ユニットのデータの前記上位計算機への伝送において、前記複数のゲートウェイ装置は、自身に所属する複数の計装モジュールを介して自身に所属する複数の検出器ユニットからデータを収集し、前記自身に所属する複数の検出器ユニットから収集した各々のデータを伝送する各々のPortのPort番号を各々のデータが伝送された計装モジュールのGP-IPアドレスと自身のゲートウェイ装置オフセット値に基づいて特定し、この特定された各々のPort番号のPortに前記自身に所属する複数の検出器ユニットから収集したデータを各々伝送し、
    前記上位計算機は、前記複数のゲートウェイ装置から伝送されたデータについて当該データの伝送されたPortのPort番号に基づいて当該データに対応する検出器ユニットを特定する
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記複数のゲートウェイ装置は、設置する場所に依存する前記ゲートウェイ装置オフセット値を各ゲートウェイ装置のハードスイッチ又は前記上位計算機からの指示で変更する機能を有することを特徴とする請求項記載のデータ伝送システム。
  3. 前記上位計算機及び前記複数のゲートウェイ装置は、前記検出器ユニット毎に前記検出器ユニットから前記上位計算機へのデータの伝送用のPortと前記上位計算機から前記検出器ユニットへのデータの伝送用のPortを有することを特徴とする請求項記載のデータ伝送システム。
  4. 複数の検出器ユニットと、前記複数の検出器ユニットに各々接続され内部にGP-IBインターフェースを有する複数の計装モジュールと、イーサネットバスに接続される上位計算機と前記複数の計装モジュールとの間に設けられたGP-IBプロトコルをイーサネットプロトコルに変換するゲートウェイ装置と、前記イーサネットバスに接続するバックアップ用計算機とを有し、前記上位計算機と前記複数のゲートウェイ装置はそれぞれ前記複数の検出器ユニットに相当する数の複数のPortを有し、前記複数のゲートウェイ装置の各々に対して前記複数の計装モジュールのうちの所定数の計装モジュールが接続しており、前記複数のゲートウェイ装置を介して前記上位計算機と前記複数の計装モジュールとの間でコマンドおよびデータの送受信を行うようにしたデータ伝送システムにおける前記ゲートウェイ装置に用いられるデータ伝送システム用プログラムにおいて、
    前記複数のゲートウェイ装置に、各計装モジュールのGP-IBの親機としての機能を持たせ、複数台の計装モジュールから伝送されるデータを収集し、この収集データを前記上位計算機に対して一括で前記イーサネットバスを介して伝送する一方、前記上位計算機から前記各計装モジュールに対して伝送されるコマンドを一括して前記上位計算機から受信し、この受信した前記コマンドをGP-IBの親機として各計装モジュールへ伝送すると共に、前記収集データの伝送先として前記上位計算機以外に前記バックアップ用計算機のIPアドレスを追加し前記収集データを前記バックアップ用計算機へ伝送し、更に、前記上記計算機および前記バックアップ用計算機との間のデータの伝送にUDP/IPプロトコルを使用し、前記上位計算機および前記バックアップ用計算機への伝送と前記上位計算機および前記バックアップ用計算機計算機からのコマンドの受信を別々に行うように動作させ、
    前記上位計算機及び前記複数のゲートウェイ装置の前記複数のPortの各Port番号は各Portが対応する検出器ユニットの検出器ユニット番号とそれぞれ対応付けられて設定し、
    前記検出器ユニットへのコマンドの伝送において、前記上位計算機に、前記複数のゲートウェイ装置の各々に対して予め設定されたゲートウェイ装置オフセット値と前記複数の計装モジュールの各々に対して予め設定されたGP-IPアドレスとに基づいてコマンドの伝送対象の検出器ユニットに対応するPortのPort番号を特定させ、この特定させたPort番号のPortを介してコマンドの伝送対象の検出器ユニットに接続された所定のゲートウェイ装置にコマンドを伝送させ、前記所定のゲートウェイ装置に、コマンドが伝送されたPortに対応して接続されている計装モジュールの計装モジュールGP-IPアドレスをコマンドの伝送対象の計装モジュールの計装モジュールGP-IPアドレスとすることで前記所定のゲートウェイ装置に接続されている複数の計装モジュールの中からコマンドを伝送する対象を特定させ、この特定した計装モジュールに対してコマンドを伝送させ、
    前記検出器ユニットのデータの前記上位計算機への伝送において、前記複数のゲートウェイ装置に、自身に所属する複数の計装モジュールを介して自身に所属する複数の検出器ユニットからデータを収集させ、前記自身に所属する複数の検出器ユニットから収集させた各々のデータを伝送する各々のPortのPort番号を各々のデータが伝送された計装モジュールのGP-IPアドレスと自身のゲートウェイ装置オフセット値に基づいて特定させ、この特定させた各々のPort番号のPortに前記自身に所属する複数の検出器ユニットから収集したデータを各々伝送させ、前記上位計算機に、前記複数のゲートウェイ装置から伝送されたデータについて当該データの伝送されたPortのPort番号に基づいて当該データに対応する検出器ユニットを特定させる
    ことを特徴とするデータ伝送システム用プログラム。
JP2004273717A 2004-09-21 2004-09-21 データ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラム Active JP4393326B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004273717A JP4393326B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 データ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004273717A JP4393326B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 データ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006093853A JP2006093853A (ja) 2006-04-06
JP4393326B2 true JP4393326B2 (ja) 2010-01-06

Family

ID=36234440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004273717A Active JP4393326B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 データ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4393326B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020923A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Panasonic Corp 計測量監視装置、プログラム
JP6417121B2 (ja) * 2014-06-16 2018-10-31 アズビル株式会社 ゲートウェイ装置およびパケットキャプチャ方法
JP7068022B2 (ja) * 2018-04-27 2022-05-16 株式会社東芝 印刷品質検査システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006093853A (ja) 2006-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108803552B (zh) 一种设备故障的监测系统及监测方法
Ray Distributed data communication networks for real-time process control
JP2018057251A (ja) スマート変電所の保護制御システムに基づくデータ伝送方法
JP2017507432A (ja) 複数のセンサを有する測定システム
CN113438110B (zh) 一种集群性能的评价方法、装置、设备及存储介质
CN112419701B (zh) 远动设备数据异常判断方法、装置、设备及存储介质
US20080228976A1 (en) Method of determing request transmission priority subject to request source and transtting request subject to such request transmission priority in application of fieldbus communication framework
JP2006352387A (ja) トラブルチケットサービスシステム、監視装置及びそれらに用いるトラブルチケットサービス方法
JP4393326B2 (ja) データ伝送システムおよびデータ伝送システム用プログラム
US8631174B2 (en) Systems, methods, and apparatus for facilitating communications between an external controller and fieldbus devices
US11750334B2 (en) Data collection management device and data collection system
CN110768871B (zh) 一种自动统计dcs系统数据传输正确性的测试方法及系统
EP3787240B1 (en) Device for anomaly detection, method and program for anomaly detection
JP5701401B2 (ja) ネットワーク解析装置、管理システム、ネットワーク解析方法及びプログラム
CN100367262C (zh) 用于检验总线系统的监控功能的方法
JP2004236333A (ja) データパケットの安全送信の監視方法および装置
JP3875509B2 (ja) 異常検出方式、及び、異常検出システム
CN101645195B (zh) 识别电文边界
US7457308B2 (en) Method and data processing system for transmitting data via a data transmission unit
JP7464195B2 (ja) Scadaウェブhmiシステム
JP7464196B2 (ja) Scadaウェブhmiシステム
Huang et al. Protocol-based non-invasive Modbus monitoring device for industrial internet of things data sharing
JP3299597B2 (ja) 機器制御システム及びシステム障害管理方法
KR101094218B1 (ko) 메시지 후킹 핸들러를 포함한 홈 네트워크 시스템 및 상기메시지 후킹 핸들러에서의 마스터용 패킷/ 슬레이브용 패킷 구분 방법
Va et al. Internet of Things

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070219

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070820

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070906

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20071005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091013

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4393326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131023

Year of fee payment: 4