JP4392107B2

JP4392107B2 - PARISON MOLDING METHOD AND PARISON MOLDING DEVICE

Info

Publication number: JP4392107B2
Application number: JP2000108864A
Authority: JP
Inventors: 秀行栗林; 一恕吉沢; 勝己橋本
Original assignee: Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Current assignee: Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Priority date: 2000-04-11
Filing date: 2000-04-11
Publication date: 2009-12-24
Anticipated expiration: 2020-04-11
Also published as: JP2001294431A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ゴブが投入された成形型内へプランジャを進入させてパリソンを成形するパリソン成形方法とその方法の実施に使用されるパリソン成形装置とに関する。
【０００２】
【従来の技術】
ガラスびんの製造工程には、「パリソン」と呼ばれる中間成形品を成形するパリソン成形工程がある。このパリソン成形工程では、「ゴブ」と称される溶融ガラスを成形型内へ導く一方、この成形型内にプランジャを先端部より挿入してゴブを加圧することにより前記パリソンを成形している。
【０００３】
図５には、パリソン成形工程で用いられるパリソン成形機構４の構成が示してある。このパリソン成形機構４は、成形型５、プランジャ９、およびプランジャ９を往復動させるプランジャ駆動装置１０などで構成される。成形型５は、パリソン３の口部を成形するための口型７と、パリソン３の胴部を成形するための粗型６と、パリソン３の底部を成形するためのバッフル８とを含む。前記プランジャ９は、先に向かって細い中空体であり、基端部は円筒形状に形成されている。
【０００４】
プランジャ駆動装置１０は、シリンダ１１を駆動源とするもので、ピストン１５には中空のピストンロッド１２が突設されている。ピストンロッド１２の先端部にはプランジャ９の基端部がプランジャ保持機構２０により連結される。プランジャ保持機構２０は、筒形状のアダプタ２１と連結リング２３とから成り、アダプタ２１と連結リング２３との間には、プランジャ９を冷却した後の冷却エアをプランジャ９の中空部９Ａより排気するために排気通路２２が周方向の等角度位置に設けられている。
【０００５】
図示例ではシリンダ１１としてエアシリンダが用いてあるが、油圧シリンダを用いることもでき、さらにシリンダに代えてサーボモータを用いることも可能である。
シリンダ１１の内部の第１室１３に圧縮エアを供給することにより、ピストン１５とともにピストンロッド１２が上昇する。プランジャ９が上限位置に達したとき、プランジャ９は成形型５内に深く進入する。また、シリンダ１１の第２室１４に圧縮エアを供給し、かつ第１室１３を排気状態にすることにより、ピストンロッド１２が下降し、プランジャ９が成形型５より退出する。
【０００６】
ピストンロッド１２の先端部には、冷却エアの導入パイプ１６が連設される。この導入パイプ１６は、冷却エアをプランジャ９の先端部近くまで導くためのノズル部１６ａを有する。
シリンダ１１の内部を空気供給パイプ３５が上下に貫通しており、空気供給パイプ３５の上端がピストンロッド１２の中空部１２Ａに連通している。空気供給パイプ３５の内孔とピストンロッド１２の中空部１２Ａとはプランジャ９内に冷却エアを導くための空気導入路Ｐを構成する。
【０００７】
シリンダ１１の上方にはプランジャポジショナー１８が位置する。プランジャポジショナー１８の内部にはプランジャ９を往復動可能に支持する円筒形のプランジャガイド１９と、プランジャガイド１９を成形型５の方向へ付勢した状態で支持するばね２５とが配備されている。パリソン３の成形後にプランジャ９をパリソン３から引き抜く際、プランジャガイド１９はばね２５のばね力に抗して下方へ押し下げられる。
【０００８】
プランジャガイド１９の内部は前記排気通路２２を介してプランジャ９の内部と連通する。プランジャガイド１９の下端部には開口部１９ａが、前記シリンダ１１のシリンダ壁１１ａの内部には空気通路３６が、それぞれ形成される。前記空気通路３６は前記開口部１９ａを介してプランジャガイド１９の内部に連通する。前記空気通路３６と、この空気通路３６と連通する各部分とは、プランジャ９を冷却した後の冷却エア（以下、「排気エア」という。）を排気するための空気導出路Ｑを構成する。
【０００９】
図６（１）〜（３）は、パリソン３の成形工程の概要を示す。
ゴブ２を受け入れる位置に成形型５の口型７をセットし、粗型６を口型７上にセットするとともに、プランジャ９の先端部を口型７の付近に位置させる。ついで、粗型６の上端開口からゴブ２を導入したのち、粗型６の上端開口を閉塞するようにバッフル８をセットする（図６（１））。
【００１０】
バッフル８をセットした後、プランジャ９を上昇させると、ゴブ２は、プランジャ９の外周面と型内面５Ａとの間隙に導かれる。プランジャ９の先端部が上限位置まで上昇したとき、プランジャ９によりパリソン３が加圧される（図６（２））。そして、ゴブ２が口型７内まで導かれたとき、成形品としてのパリソン３が形づくられる。この加圧状態が一定時間継続された後、パリソン３の成形は終了する。
【００１１】
なお、プランジャ９の先端部によりパリソン３が加圧されている期間、すなわち、図６（１），（２）に示されている状態のとき、プランジャ９の中空部９Ａへ前記した空気導入路Ｐを介して冷却エアが送り込まれてプランジャ９が冷却される。排気エアは排気通路２２より排気された後、前記した空気導出路Ｑを経てパリソン成形機構４の外部へ導出される。
【００１２】
パリソン３の成形が終了すると、図６（３）に示すように、プランジャ９は下限位置まで下降し、その後、バッフル８および粗型６を開放した後、成形品としてのパリソン３は、最終製品に成形するために仕上工程へ送られる。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
上記した構成のパリソン成形機構４では、排気エアの全てが空気導出路Ｑを経て外部へ排気されるはずであるが、プランジャポジショナ１８とプランジャガイド１９との間や、プランジャガイド１９とプランジャ９の基端部との間に隙間が存在するため、図７に二点鎖線で示すように、プランジャ９の外周部の周辺へ漏れ出ることがある。その結果、常時、プランジャ９の外周部の周辺には、プランジャ９やプランジャガイド１９の摺動により金属部材が擦れて発生する金属粉や微粒の潤滑油などの異物Ｄが発生する。
これらの異物Ｄは、プランジャ９を型内面５Ａより引き抜く際にパリソンの中空内部に負圧が生じることにより、パリソンの中空内部へ引き込まれてパリソン内面に付着する。
【００１４】
また、型内面５Ａにはカーボンなどの離型剤が塗布されているが、この離型剤はパリソンが型内面５Ａから離型される過程で、型内面５Ａから剥離することがある。剥離した離型剤Ｄ´はプランジャ９の外周部の周辺に浮遊するとともに、プランジャ９の外周面に付着し、これが次のパリソンを成形する際にパリソンの中空内面へ押し付けられる。
【００１５】
近年、びんの軽量化が要望され、びん製造会社では肉厚の薄いびんを多く生産しているが、異物や離型剤などが内面に付着したびんは、強度が低下するため、びん同士の接触、びん内の内圧の上昇および熱衝撃等により破裂するおそれがある。
そこで、プランジャを冷却する冷却エアの圧力を低圧に設定して、異物などがパリソンの中空内部へ引き込まれないような方法が実施されている。
【００１６】
しかしながら、上記の方法も、パリソンの中空内部への異物などの引き込みを完全に防止できないうえに、生産能力の低下を招くため、びんを大量生産する場合にはこの方法を適用するのは困難である。
【００１７】
この発明は、上記問題に着目してなされたもので、生産性を低下させずに、パリソンの内面に異物などが付着するのを防止したパリソン成形方法およびパリソン成形装置を提供することを目的とする。
【００１８】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ゴブが投入された成形型内にプランジャを進入させてパリソンを成形する際に、前記プランジャの内部へ冷却のための空気を空気導入路より導入してプランジャを冷却するとともに冷却後の空気を空気導出路を介して排気するようにしたパリソン成形方法において、前記プランジャの内部へ冷却のための空気を空気導入路より導入するときに前記空気導出路に吸引力を作用させることにより冷却後の空気を空気導出路へ導いて排気するようにしたものである。
【００１９】
請求項２の発明にかかるパリソン成形装置は、ゴブが投入される成形型内にプランジャを進入させてパリソンを成形するパリソン成形機構と、前記プランジャの内部に冷却のための空気を導入してプランジャを冷却する冷却装置とを備える。前記プランジャの内部は、冷却のための空気を導入するための空気導入路と冷却後の空気を外部へ導出するための空気導出路とに連通させる。前記空気導出路は、プランジャの内部へ冷却のための空気を導入するときに空気導出路に吸引力を作用させることにより冷却後の空気を空気導出路へ導いて排気する排気装置に連通させる。
【００２０】
【作用】
プランジャを冷却した後の空気は空気導出路を通って排気されるが、プランジャの内部へ冷却のための空気を空気導入路より導入するときに空気導出路に吸引力を作用させているから、パリソン成形機構内で発生する異物などが冷却後の空気とともに空気導出路に導かれる。
【００２１】
【実施例】
図１は、この発明の一実施例であるパリソン成形装置の構成を示す。
図示例のパリソン成形装置は、ゴブ２が投入される成形型５内にプランジャ９を進入させてパリソン３を成形するパリソン成形機構４と、プランジャ９の内部に冷却エアを導入してプランジャ９を冷却する冷却装置３０とを備える。
【００２２】
前記パリソン成形機構４は、図５の従来例と同様の構成のものであって、冷却エアを導入するための空気導入路Ｐと排気エアを外部へ導出するための空気導出路Ｑとを有する。プランジャ９の内部は空気導入路Ｐおよび空気導出路Ｑと連通する。空気導出路Ｑには、空気導出路Ｑに吸引力を作用させることにより排気エアを排気する排気装置５０が連通させてある。
なお、パリソン成形機構４は、図５の従来例と同様の構成のものであるから、ここでは対応する構成に同一の符号を付することで、詳細な説明は省略する。
【００２３】
前記空気導入路Ｐには、マニホールド３３より送気管３８を介して冷却エアが供給される。前記送気管３８の途中には作動弁３２が介装させてある。作動弁３２は、作動弁駆動機構３１により開閉されるもので、作動弁３２が開動作したとき、マニホールド３３より冷却エアが送気管３８を通って空気導入路Ｐへ導入される。
【００２４】
冷却エアは空気導入路Ｐを通って導入パイプ１６へ送られ、図２に示すように、冷却エアの導入パイプ１６のノズル部１６ａによってプランジャ９の先端部近くまで導かれる。ノズル部１６ａの先端部には複数の通気孔１６ｃが開設してあり、冷却エアは各通気孔１６ｃよりプランジャ９の中空部９Ａへ送り込まれる。プランジャ９を冷却した後の冷却エアは排気エアとなって排気通路２２より排出される。排気通路２２は空気導出路Ｑを介して排気口３７に連通する。
【００２５】
図３は、複数のパリソン成形機構４の各排気口３７に接続される排気装置５０の構成例を示す。
この実施例の排気装置５０は、ブロワ５１と、二股状の分岐管５７Ｂ，５７Ｃを有する排気管５７Ａと、いずれかの分岐管５７Ｂ，５７Ｃに連通する複数の連通管５７Ｄとで構成される。ブロワ５１を駆動すると、排気管５７Ａ、分岐管５７Ｂ，５７Ｃ、および各連通管５７Ｄを介して複数のパリソン成形機構４の空気導出路Ｑに吸引力が作用し、各パリソン成形機構４より排気エアが排気装置５０に導かれる。
【００２６】
前記ブロワ５１は、モータの回転数がインバータ５２で制御されるようになっている。また、排気管５７Ａには、手動により開閉される開閉弁５３が設けてある。各パリソン成形機構４の空気導出路Ｑに作用させる吸引力は、インバータ５２によるブロワ５１の駆動制御と開閉弁５３の開度制御により調整が可能である。吸引力の大きさは、パリソン成形機構４より排気される排気エアの圧力に対応させた最適な値に設定される。この吸引力を、排気エアの圧力より低く設定すると、プランジャ９の外周部の近辺に存在する異物などを排気エアとともに排気することができない。一方、排気エアの圧力より高く設定すると、パリソン成形機構４の外部に浮遊する異物まで引き込んでしまう。
【００２７】
各連通管５７Ｄには、弁駆動機構６０により開閉制御されるバタフライ弁６１がそれぞれ介装されている。各弁駆動機構６０は、各パリソン成形機構４のプランジャ９の内部へ空気を導入するタイミングに合わせてバタフライ弁６１を開動作させるもので、これにより連通管５７Ｄが開放されてブロワー５１の吸引力がパリソン成形機構４に作用する。
【００２８】
各連通管５７Ｄには、吸引力を計測するための圧力計５４と吸引力を調整するための調整弁５５とが設けられるほか、自然排気口５６Ｂやフィルタ５９が設けられている。ブロワ５１による吸引力は、ブロワ５１に対する各連通管５７Ｄの距離に応じて差があるため、圧力計５４を確認しつつ調整弁５５を調整して、各連通管５７Ｄに作用する吸引力を一定にする。
【００２９】
なお、各自然排気口５６Ｂは、調整弁５５を閉じてパリソン成形機構４より自然排気される排気エアの圧力を調べるときや、パリソン成形機構４より自然排気された排気エアを連通管５７Ｄより排気させるときなどに開放する。また、フィルタ５９は、排気エアとともにパリソン成形機構４より排出される異物を取り除くために設けられる。
【００３０】
前記分岐管５７Ｂ，５７Ｃにも自然排気口５６Ａが設けられている。これらの自然排気口５６Ａは、ブロワ５１を停止してパリソンの成形を行う場合、各パリソン成形機構４より自然排気された排気エアを分岐管５７Ｂ，５７Ｃより排気させるときに開放する。
【００３１】
図４は、プランジャ９の昇降動作位置と、冷却エアの供給および停止のタイミングと、パリソン成形機構４に対して吸引力を作用させるタイミングとの関係を示す。なお、プランジャ９の昇降動作位置はシリンダ１１の往復動作によって決まる。また、冷却エアの供給および停止のタイミングは冷却装置３０の作動弁３２の開閉動作によって、パリソン成形機構４に対して吸引力を作用させるタイミングは排気装置５０のバタフライ弁６１の開閉動作によって、それぞれ決定される。なお、この実施例では、排気装置５０のブロワ５１は連続運転させている。
【００３２】
いま、ゴブ投入に先立って、プランジャ９が下限位置からゴブ投入位置まで上昇すると、バタフライ弁６１がＴ１の時点で開き、排気装置５０による吸引力がパリソン成形機構４に作用する。バタフライ弁６１の開動作から所定時間α１だけ遅れて、冷却装置３０による冷却エアの供給が開始される。一方、プランジャ９は、ゴブ投入ののち冷却エアが供給される前に上昇を開始する。
ここで、冷却エアの供給とプランジャ９の上昇動作とに先だって吸引力を作用させるのは、パリソン成形機構４に残存している異物などを空気導出路Ｑへ除去しておくためである。
【００３３】
プランジャ９が上限位置に達する直前から下降開始直後までの時間長さＴＡの間、冷却エアの供給を継続させるとともに、パリソン成形機構４に対して吸引力を継続的に作用させる。冷却エアの供給は、プランジャ９が下降を開始した直後に停止させ、さらに所定時間α２だけ遅れたＴ２の時点でプランジャ９が下限位置まで下降したときにバタフライ弁６１が閉じ、パリソン成形機構４に対する吸引力の作用を停止させる。
ここで、冷却エアの供給とプランジャ９の下降が終了した時点においても吸引力を作用させているのは、パリソン成形機構４に残存している異物などを、プランジャ９の下降により生じる負圧によってパリソン内へ入り込まないようにするためである。
【００３４】
プランジャ９が下限位置まで下降すると粗型６は開放され、口型７に保持されたパリソン３は口型７とともに仕上型へ移送される。パリソン３を仕上型へ受け渡したのち、口型７が粗型６まで戻されると、プランジャ９がゴブ投入位置まで上昇し、ゴブが投入されてパリソン成形が再開される。
【００３５】
なお、プランジャ９の温度が過度に上昇した場合や、プランジャ９の温度が容易に下がらない場合には、プランジャ９が下限位置にあって、ゴブ投入位置まで上昇する前に、再度、冷却エアを所定の時間長さＴＢだけ供給する。この場合にも、冷却エアの供給に所定時間α３だけ先立つ時点Ｔ３でバタフライ弁６１を開き、パリソン成形機構４に対して吸引力を作用させ、冷却エアの供給停止より所定時間α４だけ遅れた時点Ｔ４でバタフライ弁６１を閉じ、パリソン成形機構４に対する吸引力の作用を停止させる。
【００３６】
上記の実施例では、パリソン成形機構４に対する吸引力のオン、オフをバタフライ弁６１の開閉により行っているが、これに限らず、インバータ５２によりブロワ５１をオン、オフ制御することにより行ってもよい。
【００３７】
【発明の効果】
この発明によれば、プランジャの内部へ冷却のための空気を空気導入路より導入してプランジャを冷却するときに、プランジャからの空気導出路に吸引力を作用させることにより冷却後の空気を排気するようにしたから、冷却後の空気は空気導出路へ確実に導かれてパリソン成形機構内で停滞することがなく、排気する空気に異物などを取り込んで除去することができる。その結果、異物などがパリソンの中空内部に引き込まれるのを防止でき、異物などがパリソンの内面に付着してびんの強度を低下させるという問題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例であるパリソン成形装置の構成を示す断面図である。
【図２】パリソン成形時の成形型およびプランジャを拡大して示す断面図である。
【図３】排気装置の全体構成を示す正面図である。
【図４】パリソン成形装置の動作を示すタイムチャートである。
【図５】従来のパリソン成形機構の全体構成を示す断面図である。
【図６】パリソン成形工程を示すパリソン成形機構の断面図である。
【図７】従来の問題点を説明するためにパリソン成形機構を拡大して示した断面図である。
【符号の説明】
１成形装置
２ゴブ
３パリソン
４パリソン成形機構
５成形型
９プランジャ
３０冷却装置
Ｐ空気導入路
Ｑ空気導出路
５０排気装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a parison molding method for molding a parison by allowing a plunger to enter a molding die into which a gob is introduced, and a parison molding apparatus used for carrying out the method.
[0002]
[Prior art]
The glass bottle manufacturing process includes a parison molding process for molding an intermediate molded product called “parison”. In this parison molding process, molten glass called “gob” is guided into the mold, and the parison is molded by inserting a plunger into the mold from the tip and pressurizing the gob.
[0003]
FIG. 5 shows the configuration of the parison molding mechanism 4 used in the parison molding process. The parison molding mechanism 4 includes a mold 5, a plunger 9, and a plunger driving device 10 that reciprocates the plunger 9. The mold 5 includes a mouth mold 7 for molding the mouth of the parison 3, a rough mold 6 for molding the body of the parison 3, and a baffle 8 for molding the bottom of the parison 3. The plunger 9 is a hollow body that is thin toward the tip, and the base end portion is formed in a cylindrical shape.
[0004]
The plunger driving device 10 uses a cylinder 11 as a driving source, and a hollow piston rod 12 projects from a piston 15. The proximal end portion of the plunger 9 is connected to the distal end portion of the piston rod 12 by a plunger holding mechanism 20. The plunger holding mechanism 20 includes a cylindrical adapter 21 and a connection ring 23. Between the adapter 21 and the connection ring 23, cooling air after cooling the plunger 9 is exhausted from the hollow portion 9 </ b> A of the plunger 9. Therefore, the exhaust passage 22 is provided at an equiangular position in the circumferential direction.
[0005]
In the illustrated example, an air cylinder is used as the cylinder 11. However, a hydraulic cylinder can be used, and a servo motor can be used instead of the cylinder.
By supplying compressed air to the first chamber 13 inside the cylinder 11, the piston rod 12 rises together with the piston 15. When the plunger 9 reaches the upper limit position, the plunger 9 enters deep into the mold 5. Further, by supplying compressed air to the second chamber 14 of the cylinder 11 and bringing the first chamber 13 into an exhaust state, the piston rod 12 is lowered and the plunger 9 is withdrawn from the mold 5.
[0006]
A cooling air introduction pipe 16 is connected to the tip of the piston rod 12. The introduction pipe 16 has a nozzle portion 16 a for guiding the cooling air to the vicinity of the distal end portion of the plunger 9.
An air supply pipe 35 vertically penetrates the inside of the cylinder 11, and the upper end of the air supply pipe 35 communicates with the hollow portion 12 </ b> A of the piston rod 12. The inner hole of the air supply pipe 35 and the hollow portion 12 </ b> A of the piston rod 12 constitute an air introduction path P for guiding cooling air into the plunger 9.
[0007]
A plunger positioner 18 is located above the cylinder 11. Inside the plunger positioner 18, a cylindrical plunger guide 19 that supports the plunger 9 so as to reciprocate, and a spring 25 that supports the plunger guide 19 in a state in which the plunger guide 19 is biased in the direction of the mold 5 are arranged. When the plunger 9 is pulled out from the parison 3 after the parison 3 is formed, the plunger guide 19 is pushed downward against the spring force of the spring 25.
[0008]
The inside of the plunger guide 19 communicates with the inside of the plunger 9 through the exhaust passage 22. An opening 19 a is formed at the lower end of the plunger guide 19, and an air passage 36 is formed inside the cylinder wall 11 a of the cylinder 11. The air passage 36 communicates with the inside of the plunger guide 19 through the opening 19a. The air passage 36 and the portions communicating with the air passage 36 constitute an air lead-out path Q for exhausting cooling air after cooling the plunger 9 (hereinafter referred to as “exhaust air”).
[0009]
6 (1) to 6 (3) show an outline of the parison 3 molding process.
The mouth mold 7 of the mold 5 is set at a position for receiving the gob 2, the rough mold 6 is set on the mouth mold 7, and the tip of the plunger 9 is positioned near the mouth mold 7. Next, after the gob 2 is introduced from the upper end opening of the rough mold 6, the baffle 8 is set so as to close the upper end opening of the rough mold 6 (FIG. 6 (1)).
[0010]
When the plunger 9 is raised after the baffle 8 is set, the gob 2 is guided to the gap between the outer peripheral surface of the plunger 9 and the mold inner surface 5A. When the tip of the plunger 9 rises to the upper limit position, the parison 3 is pressurized by the plunger 9 (FIG. 6 (2)). When the gob 2 is guided into the mouth mold 7, the parison 3 as a molded product is formed. After this pressurization state is continued for a certain time, the molding of the parison 3 is finished.
[0011]
In the period during which the parison 3 is pressurized by the distal end portion of the plunger 9, that is, in the state shown in FIGS. 6 (1) and (2), the air introduction path described above to the hollow portion 9A of the plunger 9 Cooling air is sent through P to cool the plunger 9. The exhaust air is exhausted from the exhaust passage 22 and then led out to the outside of the parison molding mechanism 4 through the air lead-out path Q.
[0012]
When the molding of the parison 3 is completed, as shown in FIG. 6 (3), the plunger 9 is lowered to the lower limit position, and then the baffle 8 and the rough mold 6 are opened, and then the parison 3 as a molded product is a final product. It is sent to the finishing process for molding into
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
In the parison forming mechanism 4 having the above-described configuration, all of the exhaust air should be exhausted to the outside through the air lead-out path Q, but between the plunger positioner 18 and the plunger guide 19 and between the plunger guide 19 and the plunger 9. Since a gap exists between the base end portion and the base end portion, as shown by a two-dot chain line in FIG. As a result, foreign matter D such as metal powder or fine lubricating oil generated by rubbing the metal member by sliding of the plunger 9 or the plunger guide 19 is always generated around the outer periphery of the plunger 9.
When the plunger 9 is pulled out from the mold inner surface 5A, a negative pressure is generated in the hollow inside of the parison, and the foreign matter D is drawn into the hollow interior of the parison and adheres to the inner surface of the parison.
[0014]
Further, a mold release agent such as carbon is applied to the mold inner surface 5A, and this mold release agent may be peeled off from the mold inner surface 5A in the process of releasing the parison from the mold inner surface 5A. The peeled release agent D ′ floats around the outer peripheral portion of the plunger 9 and adheres to the outer peripheral surface of the plunger 9 and is pressed against the hollow inner surface of the parison when forming the next parison.
[0015]
In recent years, there has been a demand for lighter bottles, and bottle manufacturers have produced many bottles with a small wall thickness. There is a risk of rupture due to contact, increased internal pressure in the bottle, thermal shock, or the like.
Therefore, a method is implemented in which the pressure of the cooling air that cools the plunger is set to a low pressure so that foreign matter is not drawn into the hollow interior of the parison.
[0016]
However, the above-mentioned method cannot completely prevent foreign objects from being drawn into the hollow interior of the parison and causes a decrease in production capacity. Therefore, it is difficult to apply this method when mass-producing bottles. is there.
[0017]
The present invention has been made paying attention to the above problems, and aims to provide a parison molding method and a parison molding apparatus that prevent foreign matter from adhering to the inner surface of the parison without reducing productivity. To do.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In this invention, when a parison is molded by entering a plunger into a mold into which a gob has been introduced, cooling air is introduced into the plunger from the air introduction path to cool the plunger and after cooling. In the parison molding method in which the air is exhausted through the air outlet path, when air for cooling is introduced into the plunger from the air inlet path, a suction force is applied to the air outlet path. The cooled air is guided to the air outlet path and exhausted.
[0019]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a parison molding device that includes a parison molding mechanism that molds a parison by allowing a plunger to enter a molding die into which a gob is inserted, and introduces air for cooling into the plunger. And a cooling device for cooling. The inside of the plunger communicates with an air introduction path for introducing air for cooling and an air outlet path for deriving the cooled air to the outside. The air lead-out path communicates with an exhaust device that guides the cooled air to the air lead-out path and exhausts air by applying a suction force to the air lead-out path when air for cooling is introduced into the plunger .
[0020]
[Action]
The air after cooling the plunger is exhausted through the air lead-out path, but a suction force is applied to the air lead-out path when air for cooling is introduced into the plunger from the air introduction path . Foreign matter or the like generated in the parison molding mechanism is guided to the air outlet path together with the cooled air.
[0021]
【Example】
FIG. 1 shows the configuration of a parison molding apparatus according to an embodiment of the present invention.
The parison molding apparatus of the illustrated example has a parison molding mechanism 4 that molds the parison 3 by causing the plunger 9 to enter the molding die 5 into which the gob 2 is inserted, and introduces cooling air into the plunger 9 so that the plunger 9 A cooling device 30 for cooling.
[0022]
The parison molding mechanism 4 has the same configuration as that of the conventional example of FIG. 5, and has an air introduction path P for introducing cooling air and an air lead-out path Q for leading exhaust air to the outside. . The inside of the plunger 9 communicates with the air introduction path P and the air lead-out path Q. An exhaust device 50 that exhausts exhaust air by applying a suction force to the air lead-out path Q is communicated with the air lead-out path Q.
In addition, since the parison shaping | molding mechanism 4 is a thing of the structure similar to the prior art example of FIG. 5, detailed description is abbreviate | omitted by attaching | subjecting the same code | symbol to a corresponding structure here.
[0023]
Cooling air is supplied to the air introduction path P from the manifold 33 through the air supply pipe 38. An operation valve 32 is interposed in the middle of the air supply pipe 38. The operation valve 32 is opened and closed by the operation valve drive mechanism 31. When the operation valve 32 is opened, cooling air is introduced from the manifold 33 into the air introduction path P through the air supply pipe 38.
[0024]
The cooling air is sent to the introduction pipe 16 through the air introduction path P, and is guided to the vicinity of the tip of the plunger 9 by the nozzle portion 16a of the introduction pipe 16 of the cooling air, as shown in FIG. A plurality of vent holes 16c are formed at the tip of the nozzle portion 16a, and the cooling air is sent to the hollow portion 9A of the plunger 9 from each vent hole 16c. The cooling air after cooling the plunger 9 becomes exhaust air and is discharged from the exhaust passage 22. The exhaust passage 22 communicates with the exhaust port 37 via the air outlet path Q.
[0025]
FIG. 3 shows a configuration example of the exhaust device 50 connected to each exhaust port 37 of the plurality of parison forming mechanisms 4.
The exhaust device 50 of this embodiment includes a blower 51, an exhaust pipe 57A having bifurcated branch pipes 57B and 57C, and a plurality of communication pipes 57D communicating with one of the branch pipes 57B and 57C. When the blower 51 is driven, a suction force acts on the air lead-out paths Q of the plurality of parison molding mechanisms 4 via the exhaust pipes 57A, branch pipes 57B and 57C, and the communication pipes 57D. Is guided to the exhaust device 50.
[0026]
In the blower 51, the rotation speed of the motor is controlled by an inverter 52. The exhaust pipe 57A is provided with an open / close valve 53 that is manually opened and closed. The suction force applied to the air lead-out path Q of each parison molding mechanism 4 can be adjusted by drive control of the blower 51 by the inverter 52 and opening degree control of the on-off valve 53. The magnitude of the suction force is set to an optimum value corresponding to the pressure of the exhaust air exhausted from the parison molding mechanism 4. If this suction force is set lower than the pressure of the exhaust air, foreign matter or the like existing in the vicinity of the outer peripheral portion of the plunger 9 cannot be exhausted together with the exhaust air. On the other hand, if the pressure is set higher than the pressure of the exhaust air, the foreign matter floating outside the parison molding mechanism 4 is drawn.
[0027]
Each communication pipe 57D is provided with a butterfly valve 61 controlled to be opened and closed by a valve drive mechanism 60. Each valve drive mechanism 60 opens the butterfly valve 61 in accordance with the timing at which air is introduced into the plunger 9 of each parison molding mechanism 4, thereby opening the communication pipe 57 </ b> D and the suction force of the blower 51. Acts on the parison molding mechanism 4.
[0028]
Each communication pipe 57D is provided with a pressure gauge 54 for measuring the suction force and an adjustment valve 55 for adjusting the suction force, as well as a natural exhaust port 56B and a filter 59. Since the suction force by the blower 51 varies depending on the distance of each communication pipe 57D with respect to the blower 51, the adjustment valve 55 is adjusted while checking the pressure gauge 54, and the suction force acting on each communication pipe 57D is kept constant. To.
[0029]
Each natural exhaust port 56B closes the regulating valve 55 to check the pressure of exhaust air naturally exhausted from the parison molding mechanism 4, or exhausts the exhaust air naturally exhausted from the parison molding mechanism 4 from the communication pipe 57D. Open it when you want to let it go. The filter 59 is provided to remove foreign matter discharged from the parison molding mechanism 4 together with the exhaust air.
[0030]
The branch pipes 57B and 57C are also provided with a natural exhaust port 56A. When the blower 51 is stopped and the parison is formed, these natural exhaust ports 56A are opened when the exhaust air naturally exhausted from each parison forming mechanism 4 is exhausted from the branch pipes 57B and 57C.
[0031]
FIG. 4 shows the relationship between the raising / lowering operation position of the plunger 9, the timing for supplying and stopping the cooling air, and the timing for applying a suction force to the parison molding mechanism 4. In addition, the raising / lowering operation position of the plunger 9 is determined by the reciprocation of the cylinder 11. The timing of supplying and stopping the cooling air is determined by the opening / closing operation of the operation valve 32 of the cooling device 30, and the timing of applying the suction force to the parison molding mechanism 4 is determined by the opening / closing operation of the butterfly valve 61 of the exhaust device 50. It is determined. In this embodiment, the blower 51 of the exhaust device 50 is operated continuously.
[0032]
If the plunger 9 is raised from the lower limit position to the gob insertion position prior to the gob injection, the butterfly valve 61 is opened at the time T1, and the suction force by the exhaust device 50 acts on the parison molding mechanism 4. The supply of cooling air by the cooling device 30 is started with a delay of a predetermined time α1 from the opening operation of the butterfly valve 61. On the other hand, the plunger 9 starts to rise after the gob is inserted and before the cooling air is supplied.
Here, the reason why the suction force is applied prior to the supply of the cooling air and the raising operation of the plunger 9 is to remove foreign matters remaining in the parison molding mechanism 4 to the air outlet path Q.
[0033]
During the time period TA from immediately before the plunger 9 reaches the upper limit position to immediately after the start of lowering, the supply of cooling air is continued and the suction force is continuously applied to the parison molding mechanism 4. The cooling air supply is stopped immediately after the plunger 9 starts to descend, and the butterfly valve 61 is closed when the plunger 9 descends to the lower limit position at a time T2 delayed by a predetermined time α2, and the parison forming mechanism 4 is supplied. Stop the action of suction force.
Here, even when the supply of the cooling air and the lowering of the plunger 9 are finished, the suction force is applied because the foreign matter remaining in the parison molding mechanism 4 is caused by the negative pressure generated by the lowering of the plunger 9. This is to prevent entry into the parison.
[0034]
When the plunger 9 is lowered to the lower limit position, the rough mold 6 is opened, and the parison 3 held by the mouth mold 7 is transferred to the finishing mold together with the mouth mold 7. After the parison 3 is transferred to the finishing mold, when the mouth mold 7 is returned to the rough mold 6, the plunger 9 rises to the gob loading position, the gob is loaded, and the parison molding is resumed.
[0035]
In addition, when the temperature of the plunger 9 rises excessively or when the temperature of the plunger 9 does not drop easily, the cooling air is again supplied before the plunger 9 is at the lower limit position and rises to the gob loading position. A predetermined time length TB is supplied. Also in this case, the butterfly valve 61 is opened at a time T3 preceding the cooling air supply by a predetermined time α3, a suction force is applied to the parison molding mechanism 4, and a time delayed by the predetermined time α4 from the stop of the cooling air supply. At T4, the butterfly valve 61 is closed and the action of the suction force on the parison molding mechanism 4 is stopped.
[0036]
In the above embodiment, the suction force for the parison molding mechanism 4 is turned on and off by opening and closing the butterfly valve 61. However, the invention is not limited to this, and the inverter 52 may be turned on and off to control the blower 51. Good.
[0037]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the air for cooling the interior of the plunger cooling the plunger is introduced from the air introduction path, the exhaust air after cooling by the action of suction to the air outlet passage from the plunger Therefore, the cooled air is surely guided to the air lead-out path and does not stagnate in the parison molding mechanism, and foreign matter or the like can be taken in and removed from the exhausted air. As a result, foreign matter and the like can be prevented from being drawn into the hollow interior of the parison, and the problem that foreign matter or the like adheres to the inner surface of the parison and reduces the strength of the bottle can be solved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of a parison molding apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view showing a mold and a plunger at the time of parison molding.
FIG. 3 is a front view showing the overall configuration of the exhaust device.
FIG. 4 is a time chart showing the operation of the parison molding apparatus.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing an overall configuration of a conventional parison molding mechanism.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a parison molding mechanism showing a parison molding process.
FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view of a parison molding mechanism for explaining a conventional problem.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Molding apparatus 2 Gob 3 Parison 4 Parison shaping mechanism 5 Mold 9 Plunger 30 Cooling device P Air introduction path Q Air lead-out path 50 Exhaust device

Claims

When a parison is molded by allowing the plunger to enter the mold into which the gob has been introduced, cooling air is introduced into the plunger from the air introduction path to cool the plunger and the cooled air is air. In the parison molding method that exhausts through the lead-out path ,
When air for cooling is introduced into the plunger from the air introduction path , a suction force is applied to the air lead-out path to guide the cooled air to the air lead-out path and exhaust it. The parison molding method.

With a parison forming mechanism in which the gob is molded parison by advancing the plunger into the mold to be turned on, a cooling device and for cooling the plunger by introducing air for cooling the interior of said plunger, said plunger internal are communicated with each air after cooling the air introduction passage for introducing air for cooling to the air outlet passage for leading to the outside, the air outlet passage, the cooling to the interior of the plunger A parison forming apparatus in which a suction force is applied to the air outlet path when air for introducing the air is introduced to communicate with an exhaust device that guides the cooled air to the air outlet path and exhausts it.