JP4392048B1 - 透明導電性積層体及び透明タッチパネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明有機高分子基板1、透明有機高分子基板の一方の面上の透明導電層2、及び透明有機高分子基板の他方の面上の、凹凸表面を有する硬化樹脂層3を有する透明導電性積層体10、並びにこのような透明導電性積層体を有する透明タッチパネルとする。ここで、硬化樹脂層3が、物性の差に基づいて互いに相分離する2種の重合性成分を含有するコーティング組成物から形成されることによって凹凸表面を有しており、硬化樹脂層3が、平均一次粒子径200nm以上の無機及び/又は有機微粒子を含有しておらず、硬化樹脂層3が、平均一次粒子径200nm未満の金属酸化物及び/又は金属フッ化物超微粒子を含有している。
【選択図】図1
Description
前記硬化樹脂層が、物性の差に基づいて相分離する少なくとも2種の成分を含有するコーティング組成物から形成された凹凸表面を有しており、前記硬化樹脂層が、平均一次粒子径200nm以上の無機及び/又は有機微粒子を含有しておらず、前記硬化樹脂層が、平均一次粒子径200nm未満の金属酸化物及び/又は金属フッ化物超微粒子を含有している透明導電性積層体。
〈2〉前記硬化樹脂層の凹凸表面上に貼り付けられている一時的な表面保護フィルムを更に有する、上記〈1〉に記載の透明導電性積層体。
〈3〉上記硬化樹脂層の凹凸表面の算術平均粗さ(Ra)が、5nm以上500nm未満であり、且つ上記硬化樹脂層の凹凸表面の十点平均粗さ(Rz)が、50nm以上2,000nm未満である、上記〈1〉又は〈2〉項に記載の透明導電性積層体。
〈4〉前記凹凸表面を有する硬化樹脂層の代わりにヘーズがない基準硬化樹脂層を有することを除いて前記透明導電性積層体と同じ透明導電性積層体を、基準透明導電性積層体としたときに、下記の関係を満たす、上記〈1〉〜〈3〉項のいずれかに記載の透明導電性積層体:
−0.1<H1−H2<1.0
(H1: 前記凹凸表面を有する硬化樹脂層の凹凸表面上に、粘着剤層及び第2の透明基板を順次積層したときの、前記透明導電性積層体のヘーズ値(%)、
H2: 前記基準硬化樹脂層の表面上に、前記粘着剤層及び前記第2の透明基板を順次積層したときの、前記基準透明導電性積層体のヘーズ値(%))。
〈5〉前記硬化樹脂層の凹凸表面上に粘着剤層及び第2の透明基板が順次積層されてなる、上記〈1〉〜〈4〉項のいずれかに記載の透明導電性積層体。
〈6〉前記超微粒子がフッ化マグネシウムである、上記〈1〉〜〈5〉項のいずれかに記載の透明導電性積層体。
〈7〉少なくとも一方の面に透明導電層を有する2枚の透明電極基板が、互いの透明導電層同士が向き合うようにして配置されている、透明タッチパネルであって、
前記2枚の透明電極基板のうちの少なくとも一方が、上記〈1〉〜〈6〉項のいずれかに記載の透明導電性積層体を有する、透明タッチパネル。
本発明の透明導電性積層体は、透明有機高分子基板、透明有機高分子基板の一方の面上の透明導電層、及び透明有機高分子基板の他方の面上の凹凸表面を有する硬化樹脂層を有する。また、本発明の透明導電性積層体は、透明有機高分子基板(第1の透明基板)上の硬化樹脂層の凹凸表面上に、粘着剤層及び第2の透明基板を順次積層していてもよい。
本発明の透明導電性積層体で用いられる透明有機高分子基板は、任意の透明有機高分子基板、特に光学分野で使用されている耐熱性、透明性等に優れた透明有機高分子基板であってよい。
本発明の透明導電性積層体では、透明有機高分子基板の一方の面上に透明導電層が配置されている。
本発明の透明導電性積層体では、透明導電層とは反対側で、透明有機高分子基板の面上に、凹凸表面を有する硬化樹脂層が配置されている。ここで、この硬化樹脂層の凹凸表面は、物性の差に基づいて相分離する少なくとも2種の成分を含有するコーティング組成物から形成された凹凸表面を有しており、硬化樹脂層は、平均一次粒子径200nm以上の無機及び/又は有機微粒子を含有しておらず、且つ硬化樹脂層は、平均一次粒子径200nm未満の金属酸化物及び/又は金属フッ化物超微粒子を含有している。
本発明の透明導電性積層体の硬化樹脂層に含有される平均一次粒子径200nm未満の金属酸化物及び/又は金属フッ化物超微粒子の種類は、本質的には限定されるものではない。ここで、金属酸化物及び/又は金属フッ化物超微粒子は、意図する一時的な表面保護フィルムの剥離力の大きさ、透明導電性積層体のヘーズ特性等に依存して、例えば150nm未満、100nm未満、90nm未満、80nm未満、70nm未満、又は60nm未満の平均一次粒子径を有することができる。
凹凸表面を有する硬化樹脂層を構成する材料、すなわち物性の差に基づいて相分離する少なくとも2種の成分を含有するコーティング組成物については、例えば国際公開WO2005/073763号公報を参照することができる。
第1成分と第2成分との相分離がSP値(溶解性パラメータ)の差によってもたらされる場合、第1成分のSP値と第2成分のSP値との差が、0.5以上であることが好ましく、0.8以上であることがさらに好ましい。このSP値の差の上限は特に限定されないが、一般には15以下である。第1成分のSP値と第2成分のSP値との差が0.5以上ある場合は、互いの樹脂の相溶性が低く、それによりコーティング組成物の塗布後に第1成分と第2成分との相分離がもたらされると考えられる。
第1成分と第2成分との相分離がガラス転移温度(Tg)の差によってもたらされる場合、第1及び第2成分のうちいずれか一方が、組成物塗布時の環境温度より低いTgを有し、他方が組成物塗布時の環境温度より高いTgを有することが好ましい。この場合は、環境温度より高いTgを有する樹脂は、その環境温度では分子運動が制御されたガラス状態であるため、塗布後にコーティング組成物中で凝集し、それにより第1成分と第2成分との相分離がもたらされると考えられる。
第1成分と第2成分との相分離が、表面張力の差によってもたらされる場合、第1成分の表面張力と第2成分の表面張力との差が、1〜70dyn/cmであることが好ましく、この差が5〜30dyn/cmであることがさらに好ましい。表面張力の差がこの範囲である場合には、より高い表面張力を有する樹脂が凝集する傾向にあり、それによりコーティング組成物の塗布後に、第1成分と第2成分との相分離がもたらされると考えられる。
凹凸表面を有する硬化樹脂層のためのコーティング組成物には、上記の第1及び第2成分のほかに、通常使用される樹脂が含まれてもよい。また、凹凸表面を有する硬化樹脂層のためのコーティング組成物は、第1成分と第2成分を、必要に応じて、溶媒、触媒、硬化剤と併せて混合することにより調製される。
本発明の透明導電性積層体は、硬化樹脂層の凹凸表面上に貼り付けられている一時的な表面保護フィルムを更に有することができる。この一時的な表面保護フィルムは一般的に、プラスチックフィルムを基材とし、基材の片面に粘着剤層を設けた構成を有している。また、この一時的な表面保護フィルムは、本発明の透明導電性積層体の硬化樹脂層の凹凸表面上に貼り付けることによって、輸送、貯蔵、加工等の間に本発明の透明導電性積層体を保護するために用い、その後で剥離して取り除かれるものである。
本発明の透明導電性積層体は、硬化樹脂層の凹凸表面上に順次積層されている粘着剤層及び第2の透明基板を更に有することができる。この本発明の透明導電性積層体の粘着剤層及び第2の透明基板は、任意の粘着剤層及び第2の透明基板、特に光学用途で用いられる任意の粘着剤層及び第2の透明基板であってよい。
粘着剤層を構成する材料としては、公知の感圧性粘着剤や硬化性樹脂、例えば熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂のような放射線硬化型樹脂を挙げることができる。中でもアクリル系の感圧性粘着剤が好ましく用いられる。
第2の透明基板としては、透明プラスチックフィルム、透明プラスチック板、ガラス板等を使用することができる。透明プラスチックフィルム又は板のための材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート(PET)等のポリエステル系ポリマー、ポリカーボネート系ポリマー、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース(TAC)、アセテートブチレートセルロース等のセルロース系ポリマー、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系ポリマー等の透明ポリマーからなる基板が挙げられる。また、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体等のスチレン系ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ないしノルボルネン構造を有するポリオレフィン、エチレン・プロピレン共重合体等のオレフィン系ポリマー、塩化ビニル系ポリマー、ナイロンや芳香族ポリアミドに代表されるアミド系ポリマー等の透明ポリマーからなる基板も挙げられる。またさらに、イミド系ポリマー、スルホン系ポリマー、ポリエーテルスルホン系ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン系ポリマー、ポリフェニレンスルフィド系ポリマー、ビニルアルコール系ポリマー、塩化ビニリデン系ポリマー、ビニルブチラール系ポリマー、アリレート系ポリマー、ポリオキシメチレン系ポリマー、エポキシ系ポリマーや上記ポリマーのブレンド物等の透明ポリマーからなる基板なども挙げられる。
本発明の透明導電性積層体は、本発明の目的を損なわない範囲で、本発明の透明導電性積層体を構成する各層の間及び/又は上部、例えば透明有機高分子基板と凹凸表面を有する硬化樹脂層の間、及び/又は透明有機高分子基板と透明導電層との間、及び/又は凹凸表面を有する硬化樹脂層の上部、及び/又は透明導電層の上部に、接着層、硬質層、光学干渉層等の層を有していてもよい。
上記記載のように、本発明の透明導電性積層体は、凹凸表面を有する硬化樹脂層によって取り扱い性に関して好ましい易滑性を有しつつ、硬化樹脂層の凹凸表面上に粘着剤層及び第2の透明基板を順次積層したときに、良好な透明性又はヘーズ特性を達成することができる。
−0.1<H1−H2<1.0
好ましくは−0.1<H1−H2<0.5
より好ましくは−0.1<H1−H2<0.3
更により好ましくは、−0.1<H1−H2<0.1
(H1: 凹凸表面を有する硬化樹脂層の凹凸表面上に、粘着剤層及び第2の透明基板を順次積層したときの、透明導電性積層体のヘーズ値(%)、
H2: 基準硬化樹脂層の表面上に、粘着剤層及び第2の透明基板を順次積層したときの、基準透明導電性積層体のヘーズ値(%))。
ヘーズ(%)=[(τ4/τ2)−τ3(τ2/τ1)]×100
τ1: 入射光の光束
τ2: 試験片を透過した全光束
τ3: 装置で拡散した光束
τ4: 装置及び試験片で拡散した光束
本発明の透明タッチパネルでは、少なくとも一方の面に透明導電層を有する2枚の透明電極基板が、互いの透明導電層同士が向き合うようにして配置されており、これら2枚の透明電極基板のうちの少なくとも一方が、本発明の透明導電性積層体を有する。
Sloan社製触針段差計DEKTAK3を用いて測定した。測定はJIS B0601−1994年版に準拠して行なった。
(株)小坂研究所製SurfcorderSE−3400を用いて測定した。測定はJIS B0601−1982年版に準拠して行なった。
Anritsu Electric社製の触針式膜厚計アルファステックを使用し測定を行った。
日本電色(株)製ヘーズメーター(MDH2000)を用いて測定した。
平板状の試料片を水平に置き、硬化樹脂層の面を上にして、JIS R3257の静滴法に従い、容量1mlの注射器により水を1滴滴下して、試料片上に1μl以上4μl以下の水滴を静置した。ついで角度測定器がついた顕微鏡により、1分間静置後の水接触角θを読み取った。
インストロンジャパンカンパニィリミテッド製引っ張り試験機(55R4302)を用い、透明導電性積層体をアクリル板に固定して、下記条件で保護フィルムの剥離力を測定した。
剥離角度:180度
ピール速度:300mm/min
サンプル幅:30mm
硬化樹脂層の易滑性は官能試験で、易滑性が良好(○)であるか、不良(×)であるかを評価した。
実施例及び比較例の透明導電性積層体を、図3で示すようにして構成して、一時的な表面保護フィルムを剥離して除去するときの剥離力に関する試験を行った。また、実施例及び比較例の透明導電性積層体を、図4で示すようにして構成して、粘着剤層及び第2の透明基板を積層する前後で透明導電性積層体のヘーズ値を測定した。結果を下記の表1に示す。具体的には、実施例及び比較例の透明導電性積層体は下記のようにして製造した。
(硬化樹脂層の形成)
実施例1の透明導電性積層体は下記のようにして製造した。すなわち、厚さ100μmのカーボネート(PC)フィルム(帝人化成(株)製 C110)(透明基板A、ヘーズ値0.11%)の片面に、下記塗工液Rを用いてバーコート法によりコーティングし、30℃で1分間乾燥した後、紫外線を照射して硬化させることにより、厚さ3.0μmの硬化樹脂層を形成した。
次いで硬化樹脂層を形成した他方の面上に、酸化インジウムと酸化錫の重量比が95:5の組成で充填密度が98%の酸化インジウム−酸化錫ターゲットを用いスパッタリング法により透明導電層−1(ITO層)を形成した。ITO層の厚さは約20nm、表面抵抗値は約350Ω/□(Ω/sq)であった。
硬化樹脂層の上に保護フィルム(サンエー科研製PAC−2−70)を室温で圧着し、130℃で90分熱処理した。その後で保護フィルムを剥離して、保護フィルムの剥離力(密着強度)を測定した。
また、硬化樹脂層の上に順次、アクリル系感圧性粘着剤、厚さ100μmのポリカーボネート(PC)フィルム(帝人化成(株)製C110、ヘーズ値0.11%)(透明基板B)を貼合して、透明導電性積層体を作成した。
実施例1の金属フッ化物超微粒子分散液の使用量を、25質量部(固形分換算5質量部、シーアイ化成株式会社製、MgF2超微粒子20質量%、イソプロピルアルコール分散液、超微粒子の一次平均粒子径50nm)とした以外は実施例1と同様にして透明導電性積層体を得た。作製した透明導電性積層体の特性を表1に示す。
実施例1の透明基板Aの代わりに厚さ188μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(帝人デュポンフィルム(株)製OFW、ヘーズ値0.73%)を用い、塗工液Rの乾燥温度を50℃とした以外は実施例1と同様にして透明導電性積層体を得た。作製した透明導電性積層体の特性を表1に示す。
[実施例4]
実施例1の硬化樹脂層の膜厚を1.0μmとした以外は実施例1と同様にして透明導電性積層体を得た。作製した透明導電性積層体の特性を表1に示す。
比較例1の透明導電性積層体は下記のようにして製造した。
実施例1の硬化樹脂層形成時、塗工液Rの代わりに下記の塗工液Sを使用し、膜厚を2μmとした以外は実施例1と同様にして透明導電性積層体を得た。作製した透明導電性積層体の特性を表1に示す。
4官能アクリレート: 100質量部「アロニックス」M−405(東亞合成株式会社製)
一次平均粒子径が3.0μmのシリカ粒子: 1質量部
光反応開始剤: 5質量部「イルガキュア」184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
希釈液: 適宜の量(イソブチルアルコール)
実施例1の硬化樹脂層形成時、塗工液Rの代わりに下記の塗工液Tを使用した以外は実施例1と同様にして透明導電性積層体を得た。作製した透明導電性積層体の特性を表1に示す。ここで、この塗工液Tによって形成される硬化樹脂層は、ヘーズを有さない基準硬化樹脂層であり、したがって比較例3の透明導電性積層体を、基準透明導電性積層体とし、そのヘーズを基準ヘーズ(H2)とする。
4官能アクリレート: 100質量部「アロニックス」M−405(東亞合成株式会社製)
光反応開始剤: 5質量部「イルガキュア」184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
希釈液: 適宜の量(イソブチルアルコール)
2、2’、2” 透明導電層
3、3’、3” 凹凸表面を有する硬化樹脂層
4、4’、4” 粘着剤層
5、5’、5” 第2の透明基板
6 基材(プラスチックフィルム)
7 粘着剤層
10、20、50 透明導電性積層体
20’ 透明導電性積層体(固定電極基材)
20” 透明導電性積層体(可動電極基材)
30 一時的な表面保護フィルム
100 透明タッチパネル
Claims (7)
- 透明有機高分子基板、前記透明有機高分子基板の一方の面上の透明導電層、及び前記透明有機高分子基板の他方の面上の凹凸表面を有する硬化樹脂層、を有する透明導電性積層体であって、
前記硬化樹脂層が、物性の差に基づいて相分離する少なくとも2種の成分を含有するコーティング組成物から形成された凹凸表面を有しており、前記硬化樹脂層が、平均一次粒子径200nm以上の無機及び/又は有機微粒子を含有しておらず、前記硬化樹脂層が、平均一次粒子径200nm未満の金属酸化物及び/又は金属フッ化物超微粒子を含有しており、且つ前記硬化樹脂層に含有されている前記超微粒子の量が、前記硬化樹脂成分100質量部に対して、0.01質量部以上7.5質量部以下である、透明導電性積層体。 - 前記硬化樹脂層の凹凸表面上に貼り付けられている一時的な表面保護フィルムを更に有する、請求項1に記載の透明導電性積層体。
- 前記硬化樹脂層の凹凸表面の算術平均粗さ(Ra)が、5nm以上500nm未満であり、且つ前記硬化樹脂層の凹凸表面の十点平均粗さ(Rz)が、50nm以上2,000nm未満である、請求項1又は2に記載の透明導電性積層体。
- 前記凹凸表面を有する硬化樹脂層の代わりにヘーズがない基準硬化樹脂層を有することを除いて前記透明導電性積層体と同じ透明導電性積層体を、基準透明導電性積層体としたときに、下記の関係を満たす、請求項1〜3のいずれかに記載の透明導電性積層体:
−0.1<H1−H2<1.0
(H1: 前記凹凸表面を有する硬化樹脂層の凹凸表面上に、粘着剤層及び第2の透明基板を順次積層したときの、前記透明導電性積層体のヘーズ値(%)、
H2: 前記基準硬化樹脂層の表面上に、前記粘着剤層及び前記第2の透明基板を順次積層したときの、前記基準透明導電性積層体のヘーズ値(%))。 - 前記硬化樹脂層の凹凸表面上に粘着剤層及び第2の透明基板が順次積層されてなる、請求項1に記載の透明導電性積層体。
- 前記超微粒子がフッ化マグネシウムである、請求項1〜5のいずれかに記載の透明導電性積層体。
- 少なくとも一方の面に透明導電層を有する2枚の透明電極基板が、互いの透明導電層同士が向き合うようにして配置されている、透明タッチパネルであって、
前記2枚の透明電極基板のうちの少なくとも一方が、請求項1〜6のいずれかに記載の透明導電性積層体を有する、透明タッチパネル。
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