JP4391864B2 - 画像生成方法、立体視用印刷物、プログラム及び情報記憶媒体 - Google Patents

画像生成方法、立体視用印刷物、プログラム及び情報記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像生成方法、立体視用印刷物、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
従来より、いわゆるカラーアナグリフ(color anaglyph)により立体視用画像を生成する方法が知られている。この従来の立体視用画像生成方法では、左眼に相当するカメラで撮った左眼用の画像から、左眼用フィルタ(例えば赤)を通過する左眼用通過成分(R成分)の画像を色分離する。また右眼に相当するカメラで撮った右眼用の画像から、右眼用フィルタ(例えば赤と補色関係にあるシアン)を通過する右眼用通過成分(G、B成分)の画像を色分離する。そしてこれらの左眼用通過成分画像と右眼用通過成分画像を合成(加法混色)して、立体視用印刷物に印刷される立体視用画像を生成する。
しかしながら、従来の立体視用画像生成方法では、左右のフィルタのいずれかの色に近い表示物については、片方の目にはハッキリとみえるのに、他方の目には、背景と等色化してほとんど見えなくなり、その結果、立体視が困難になってしまうという課題がある。
特開2000−56411号公報
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より高品質な立体視用画像の生成を可能にする画像生成方法、立体視用印刷物、プログラム及び情報記憶媒体を提供することにある。
本発明は、左眼用画像を、左眼用フィルタを通過する左眼用通過成分画像と、左眼用フィルタを通過しない左眼用補色成分画像に色分離し、右眼用画像を、右眼用フィルタを通過する右眼用通過成分画像と、右眼用フィルタを通過しない右眼用補色成分画像に色分離し、前記左眼用補色成分画像に対して第1の画像処理を行って、第1の補正用画像を生成し、前記右眼用補色成分画像に対して第2の画像処理を行って、第2の補正用画像を生成し、前記第1の補正用画像に基づいて前記左眼用通過成分画像に対して第1の補正処理を行って、左眼用最終画像を生成し、前記第2の補正用画像に基づいて前記右眼用通過成分画像に対して第2の補正処理を行って、右眼用最終画像を生成し、前記左眼用最終画像と前記右眼用最終画像を合成して、立体視用画像を生成する画像生成方法に関係する。また本発明は、上記手順をコンピュータに実行させるプログラムに関係する。また本発明は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記プログラムを記憶(記録)した情報記憶媒体に関係する。
本発明によれば、左眼用補色成分画像、右眼用補色成分画像から、各々、第1、第2の補正用画像が生成される。そして第1の補正用画像に基づいて、左眼用通過成分画像に対して第1の補正処理が行われて、左眼用最終画像が生成される。また、第2の補正用画像に基づいて、右眼用通過成分画像に対して第2の補正処理が行われて、右眼用最終画像が生成される。このように本発明では、左眼用補色成分画像、右眼用補色成分画像が破棄されずに、第1、第2の補正用画像として有効活用される。従って左眼用通過成分画像や右眼用通過成分画像において消失した情報を、これらの第1、第2の補正用画像を利用して復活させることが可能になり、より高品質な立体視用画像を生成できる。
また本発明では、前記第1の画像処理では、前記左眼用補色成分画像から前記第1の補正用画像として左眼用補色成分輪郭画像を抽出する処理を行い、前記第2の画像処理では、前記右眼用補色成分画像から前記第2の補正用画像として右眼用補色成分輪郭画像を抽出する処理を行うようにしてもよい。
このようにすれば、第1、第2の補正用画像として抽出された左眼用補色成分輪郭画像や右眼用補色成分輪郭画像を有効活用して、左眼用通過成分画像や右眼用通過成分画像において消失した情報を復活させることが可能になる。
また本発明では、前記第1の補正処理では、前記左眼用補色成分輪郭画像に基づき、所与の第1の計算式に従って、画素毎に第1の補正値を決定し、決定された前記第1の補正値を前記左眼用通過成分画像に対して加算又は減算する処理を行って、左眼用最終画像を生成し、前記第2の補正処理では、前記右眼用補色成分輪郭画像に基づき、所与の第2の計算式に従って、画素毎に第2の補正値を決定し、決定された前記第2の補正値を前記右眼用通過成分画像に対して加算又は減算する処理を行って、右眼用最終画像を生成するようにしてもよい。
このようにすれば、左眼用補色成分輪郭画像や右眼用補色成分輪郭画像を有効活用して、左眼用通過成分画像や右眼用通過成分画像において消失した輪郭情報を復活させることが可能になる。これより、従来手法では左右像の融合が困難であった色の輪郭情報についても、その融合を容易化できる。
また本発明では、前記左眼用補色成分画像又は前記右眼用補色成分画像が2つの色成分画像を有する場合に、2つの色成分画像から抽出された2つの輪郭画像の輪郭強度を画素毎に比較し、大きい方の輪郭強度に基づいて、前記第1又は第2の補正値を決定するようにしてもよい。
このようにすれば、例えば左眼用補色成分画像が2つの色成分画像を有する場合には、大きい方の輪郭強度に基づいて、第1の補正値を決定できる。また右眼用補色成分画像が2つの色成分画像を有する場合には、大きい方の輪郭強度に基づいて、第2の補正値を決定できる。なお左眼用補色成分画像、右眼用補色成分画像の一方のみが2つの色成分画像を有してもよいし、両方が2つの色成分画像を有してもよい。
また本発明では、前記左眼用補色成分画像又は前記右眼用補色成分画像が2つの色成分画像を有する場合に、2つの色成分画像から抽出された2つの輪郭画像の輪郭強度についての画素毎の平均化処理を行い、平均化処理により得られた輪郭強度に基づいて、前記第1又は第2の補正値を決定するようにしてもよい。
このようにすれば、例えば左眼用補色成分画像が2つの色成分画像を有する場合には、平均化処理により得られた輪郭強度に基づいて、第1の補正値を決定できる。また右眼用補色成分画像が2つの色成分画像を有する場合には、平均化処理により得られた輪郭強度に基づいて、第2の補正値を決定できる。なお左眼用補色成分画像、右眼用補色成分画像の一方のみが2つの色成分画像を有してもよいし、両方が2つの色成分画像を有してもよい。
また本発明は、左眼用画像を、左眼用フィルタを通過する左眼用通過成分画像と、左眼用フィルタを通過しない左眼用補色成分画像に色分離し、右眼用画像を、右眼用フィルタを通過する右眼用通過成分画像と、右眼用フィルタを通過しない右眼用補色成分画像に色分離し、前記左眼用通過成分画像に対して輪郭強調処理を行って、左眼用最終画像を生成し、前記右眼用通過成分画像に対して輪郭強調処理を行って、右眼用最終画像を生成し、前記左眼用最終画像と前記右眼用最終画像を合成して、立体視用画像を生成する画像生成方法に関係する。また本発明は、上記手順をコンピュータに実行させるプログラムに関係する。また本発明は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記プログラムを記憶(記録)した情報記憶媒体に関係する。
本発明によれば、左眼用通過成分画像や右眼用通過成分画像に対して輪郭強調処理が行われ、左眼用最終画像や右眼用最終画像が生成される。このようにすれば、色分離により輪郭情報が失われることで生じる立体視用画像の品質低下を、効果的に低減できる。
また本発明では、左眼用画像に基づき抽出された左眼用輪郭画像を用いて、前記左眼用通過成分画像に対して輪郭強調処理を行って、左眼用最終画像を生成し、右眼用画像に基づき抽出された右眼用輪郭画像を用いて、前記右眼用通過成分画像に対して輪郭強調処理を行って、右眼用最終画像を生成してもよい。
本発明によれば、左眼用画像(通過成分画像、補色成分画像)に基づき抽出された左眼用輪郭画像や右眼用画像(通過成分画像、補色成分画像)に基づき抽出された右眼用輪郭画像を用いて、各々、左眼用通過成分画像や右眼用通過成分画像に対して輪郭強調処理が行われ、左眼用最終画像や右眼用最終画像が生成される。このようにすれば、色分離により輪郭情報が失われることで生じる立体視用画像の品質低下を、効果的に低減できる。
また本発明では、前記左眼用輪郭画像が、前記左眼用通過成分画像から抽出された左眼用通過成分輪郭画像であり、前記右眼用輪郭画像が、前記右眼用通過成分画像から抽出された右眼用通過成分輪郭画像であってもよい。
また本発明は、上記のいずれかの画像生成方法で生成された立体視用画像が印刷された立体視用印刷物に関係する。
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.カラーアナグリフ
初めに、図1を用いて一般的なカラーアナグリフについて説明する。まず図2(A)に示すような左眼用画像と、図2(B)に示すような右眼用画像を用意する。具体的には、観者(viewer)の左眼、右眼の位置として想定される位置にカメラを配置して撮影することで、これらの左眼用画像、右眼用画像を得る。或いは、CG(コンピュータグラフィックス)画像やゲーム画像(リアルタイム動画像)を生成する画像生成システムを利用する場合には、観者の左眼、右眼の位置として想定される位置に仮想カメラを配置してオブジェクト空間において見える画像を生成することで、これらの左眼用画像、右眼用画像を得る。
次に、図2(A)の左眼用画像から、左眼用フィルタを通過する左眼用通過成分の画像を色分離する。また図2(B)の右眼用画像から、右眼用フィルタを通過する右眼用通過成分の画像を色分離する。例えば左眼用フィルタの色が赤である場合には、左眼用通過成分画像は左眼用画像のR成分になる。また右眼用フィルタの色がシアンである場合には、右眼用通過成分画像は右眼用画像のG、B成分になる。なお左眼用フィルタの色と右眼用フィルタの色は補色の関係にあればよく、これらの赤やシアンに限定されない。
そして得られた、左眼用通過成分画像と右眼用通過成分画像を合成(加法混色)することで、図2(C)に示すような立体視用画像(最終画像)が生成される。そして、この立体視用画像を、インクジェット方式やレーザプリンタ方式などのカラープリンタ(広義には印刷機)を用いて、印刷媒体に印刷することで、立体視用印刷物を作成できる。この立体視用印刷物を用いることで、視線角度のずれによる両眼視差を利用した立体視を実現できる。なお、カラープリンタ(印刷機)により印刷された原盤となる立体視用印刷物を複製することで、立体視用印刷物を作成してもよい。
図3に、一般的なアナグリフの詳細な処理のフロー図を示す。
まず左眼用画像画像をRGB分離(色分離)し(ステップS1)、左眼用フィルタ(赤)を通過しない補色成分であるG、B成分の画像Lg、Lbについては破棄する。そして左眼用フィルタ(赤)を通過する成分であるR成分の画像Lrを、左眼用最終画像L’として用いる。
また右眼用画像画像をRGB分離し(ステップS3)、右眼用フィルタ(シアン)を通過しない補色成分であるR成分の画像Rrについては破棄する。そして右眼用フィルタ(シアン)を通過する成分であるG、B成分の画像Rg、Rbを加法混色し(ステップS4)、得られた画像を右眼用最終画像R’として用いる。
最後に、R成分だけの左眼用最終画像L’とG、B成分だけの右眼用最終画像R’を加法混色することで、最終的な立体視用画像を生成する(ステップS5)。なお、図3の手順は、左眼用最終画像と右眼用最終画像が途中で生成されるようにした模式的なものであるが、図19に示すように、Lr、Rg、Rbを一度に加法混色することで、立体視用画像を生成するようにしてもよい。
以上の一般的なカラーアナグリフの画像生成方法には次のような問題点がある。
例えば左眼用画像や右眼用画像である原画像が図4(A)のような画像であったとする。この原画像に例えば図3のステップS1の処理を行い、左眼用の画像を作成すると、図4(B)のような画像になる。これはまた、完成立体視用画像を左眼用フィルタを介して見たときのイメージでもある。赤の左眼用フィルタではR成分のみが通過し、赤の補色成分であるG、B成分は通過しない(G、B成分が破棄される)。このため、図4(B)のA1では、シアン色であった表示物が背景と同色の黒になる。従って、黒の背景とA1に示す表示物との境界が消失してしまう。また図4(B)のA2では、表示物の色が、左眼用フィルタを通して赤に見える背景と同色になる。従って、背景とA2に示す表示物との境界が消失してしまう。
また図4(A)の原画像に例えば図3のステップS3、S4の処理を行い、右眼用の画像を作成すると、図4(C)のような画像になる。これはまた、完成立体視用画像を右眼用フィルタを介して見たときのイメージでもある。シアン色の右眼用フィルタでは、G、B成分のみが通過し、シアン色の補色成分であるR成分は通過しない(R成分が破棄される)。このため、図4(C)のA3では、赤であった表示物が、背景と同色の黒になる。従って、黒の背景とA3に示す表示物との境界が消失してしまう。また図4(C)のA4では、表示物の色が、右眼用フィルタを通してシアンに見える背景と同色になる。従って、背景とA4に示す表示物との境界が消失してしまう。
図4(B)のA1、A2や図4(C)のA3、A4のように表示物と背景との境界が消失してしまうと、表示物の輪郭が無くなってしまうため立体視が困難になる。これを解決する手法として、原画像の色味を変更する手法が考えられる。具体的には図5(A)に示すように、原画像に対して灰色を加え、原画像の彩度を落とす処理を行う。このようにすれば図5(B)のB1、B2や図5(C)のB3、B4に示す表示物では、加えられた灰色による補色成分が残るため、背景と同色になることが回避される。従って、表示物と背景との境界が完全に消失してしまうという事態をある程度防止できる。
しかしながら、図5(A)の手法では、色味が変更されてしまうため、表現できる色に制限が加えられてしまう。そのうえ、少しの色味の変更だけでは、背景と表示物の等色化を回避する手法としてあまり効果的ではないという欠点がある。即ち、この手法で効果を得るためには、かなり灰色に近いところまで彩度を落とさなければならず、高品質な立体視用画像の生成が困難になるという問題がある。
このような問題を解決するために、本実施形態では、左眼用画像や右眼用画像などの原画像に基づいて、輪郭抽出などの画像処理を行って補正用画像を生成し、生成された補正用画像に基づいて輪郭強調などの補正処理を行う手法を採用している。このような手法を採用すれば、左眼用フィルタや右眼用フィルタなどのカラーフィルタを介して見た時に消失してしまう表示物の輪郭情報を復活させることができる。従って、従来の手法では左右画像の融合が困難であった色の輪郭情報についても、その融合が容易になり、高品質な立体視用画像を生成できる。
具体的には本実施形態では、以下に説明する第1、第2の手法を採用している。
2.第1の手法
第1の手法では、左眼用画像を、左眼用通過成分画像と左眼用補色成分画像に色分離し、右眼用画像を、右眼用通過成分画像と右眼用補色成分画像に色分離する。そして左眼用画像に基づき抽出された左眼用輪郭画像(通過成分或いは補色成分)を用いて、左眼用通過成分画像に対して輪郭強調処理を行って、左眼用最終画像を生成する。また右眼用画像に基づき抽出された右眼用輪郭画像(通過成分或いは補色成分)を用いて、右眼用通過成分画像に対して輪郭強調処理を行って、右眼用最終画像を生成する。そして左眼用最終画像と右眼用最終画像を合成して立体視用画像を生成する。より具体的には第1の手法では、図6に示すような処理を行う。
まず図6に示すように、左眼用画像(図2(A)参照)を、左眼用フィルタを通過する左眼用通過成分画像(左眼用画像の例えばR成分)と、左眼用フィルタを通過しない左眼用補色成分画像(左眼用画像の例えばG、B成分)に色分離する。また右眼用画像(図2(B)参照)を、右眼用フィルタを通過する右眼用通過成分画像(右眼用画像の例えばG、B成分)と、右眼用フィルタを通過しない右眼用補色成分画像(右眼用画像の例えばR成分)に色分離する。
なお本実施形態における左眼用画像、右眼用画像は、現実世界のカメラやオブジェクト空間での仮想カメラで撮ることで生成された左眼用、右眼用の原画像であってもよいし、これらの左眼用、右眼用の原画像に加工処理を施した画像であってもよい。例えば左眼用の原画像の基準面(机の面、水平面)での画像のパースペクティブを無くすための補正(加工)処理を左眼用の原画像に対して施し、得られた画像を左眼用画像として使用してもよい。また右眼用の原画像の基準面(机の面、水平面)での画像のパースペクティブを無くすための補正(加工)処理を右眼用の原画像に対して施し、得られた画像を右眼用画像として使用してもよい。このようにすれば、机の面等の基準面に立体視用印刷物を置いて見ることで、より自然で実在感のある立体視を実現できる。
また以下では、左眼用フィルタの色が赤であり、右眼用フィルタの色がシアンである場合について説明する。即ち左眼用通過成分画像がR成分であり、左眼用補色成分画像がG、B成分であり、右眼用通過成分画像がG、B成分であり、右眼用補色成分画像がR成分である場合について説明する。但し本実施形態はこれに限定されない。例えば左眼用フィルタの色がシアンであり、右眼用フィルタの色が赤であってもよい。即ち左眼用通過成分画像がG、B成分であり、左眼用補色成分画像がR成分であり、右眼用通過成分画像がR成分であり、右眼用補色成分画像がG、B成分であってもよい。また、左眼用フィルタの色と右眼用フィルタの色は補色関係であれば十分であり、赤とシアンのカラーフィルタには限定されない。例えば左眼用フィルタの色と右眼用フィルタの色は黄色(R、G成分を通過)と青色(B成分を通過)であってもよいし、補色関係にある他の色の組み合わせであってもよい。
次に図6に示すように、左眼用通過成分画像に対して輪郭抽出処理(広義には第1の画像処理)を行って左眼用通過成分輪郭画像を生成する。また右眼用通過成分画像に対して輪郭抽出処理(広義には第2の画像処理)を行って右眼用通過成分輪郭画像を生成する。図7(A)(B)に左眼用通過成分輪郭画像、右眼用通過成分輪郭画像の例を示す。これらの画像は図2(A)(B)の左眼用画像、右眼用画像に対応するものである。
次に、これらの左眼用通過成分輪郭画像に基づいて輪郭強調処理(広義には第1の補正処理)を行って、左眼用最終画像である左眼用通過成分輪郭強調画像を生成する。また右眼用通過成分輪郭画像に基づいて輪郭強調処理(広義には第2の補正処理)を行って、右眼用最終画像である右眼用通過成分輪郭強調画像を生成する。そしてこれらの左眼用最終画像と右眼用最終画像を合成(加法混色)して立体視用画像を生成する。
図8(A)(B)(C)(D)(E)に、2次微分フィルタを利用した輪郭抽出手法の例を示す。図8(A)の原画像では、黒の背景に赤の表示物が描かれている。この原画像の例えばL1のラインに沿った各画素のR成分の画像データは、図8(B)のようになる。図8(B)の画像データに対して1次微分(偏微分)を行うと、図8(C)のような画像データが得られる。なお具体的にはデジタル画像なので「差分」を取ることで得られるが、本明細書ではこの「差分」を「微分」と表現する。また図8(C)の画像データに対して更に1次微分(偏微分)を行うと図8(D)のような画像データが得られる。これの正負を逆転させると図8(E)のような画像データが得られ、この画像データを、輪郭画像データとして用いることができる。この輪郭画像のデータは、B5、B6に示すような正の値(正極性)の画像データと、B7、B8に示すような負の値(負極性)の画像データがある。そして正の値の画像データが原画像に加算されると、原画像に明るい輪郭画像(白に近い輪郭画像)が付加されるようになる。一方、負の値の画像データが原画像に加算されると、原画像に暗い輪郭画像(黒に近い輪郭画像)が付加されるようになる。また図8(E)の輪郭画像データの絶対値が輪郭強度に相当し、絶対値が大きいほど輪郭強度が高いことを意味する。
なお、本実施形態における輪郭抽出(強調)手法は図8(A)(B)(C)(D)(E)の2次微分フィルタを利用した手法に限定されない。例えば本実施形態では、差分型エッジ検出オペレータ手法(RobertsやPrewittやSobelのエッジ検出オペレータ)や、テンプレート型エッジ検出オペレータ手法(RobinsonやPrewittやKirschのエッジ検出オペレータ)や、2次微分フィルタとガウシアンフィルタを組み合わせたHarr-Hildrethオペレータ(或いはdifference of Gaussianオペレータ)や、パーセンタイルフィルタ手法などの種々の手法を採用できる。また、輪郭強調には、離散的フーリエ変換による高域通過フィルタ(ハイパスフィルタ)、高域強調フィルタ(ハイブーストフィルタ)等も用いることができる。
図6等で説明した本実施形態の第1の手法によれば、表示物の輪郭が強調されて表示されるようになる。従って、表示物の色が赤やシアンにかなり近い色であっても、背景と表示物との境界が消失してしまう事態を効果的に防止できる。これにより立体視が容易になり、高品質な立体視用画像を生成できる。
なお、第1の手法を用いるだけでは、背景と表示物の境界でR成分の変化が全く無い場合(例えば、表示物の色がR成分が全くない完全なシアンで、背景色が完全な黒の場合)や、同じく背景と表示物の境界でG、B成分の変化が全くない場合(例えば、表示物の色がG、B成分が全くない完全な赤で、背景色が完全な黒の場合)、図4(B)のA1、図4(C)のA3のように表示物の色が背景の色と同色になってしまい、表示物と背景の境界が消失してしまう事態が生じる。
このような事態を回避するためには、図5(A)(B)(C)で説明したような原画像(左眼用画像、右眼用画像)の彩度を落とす手法を併用すればよい。即ち、R成分、B成分、G成分(広義には第1〜第3の成分)の値が零ではない色(灰色等)を、原画像に付加する。
例えば輪郭強調を行わない従来の手法では、彩度を少し落とすだけでは、背景と表示物の等色化の回避手法として効果的ではないという欠点がある。これに対して本実施形態の第1の手法では、表示物の輪郭強調が行われるため、彩度を少し落とすだけで、背景と表示物の等色化を効果的に回避できるという利点がある。即ち、表現できる色に加わる制限を最小限に抑えながら、背景と表示物の等色化を回避でき、高品質な立体視用画像を生成できる。
3.第2の手法
さて、上述のように、第1の手法だけを用いた立体視用画像生成方法では、「左眼用画像における、赤成分の変化が0で、シアン成分の変化が大きい部分」や、「右眼用画像における、シアン成分の変化が0で、赤成分の変化が大きい部分」については、良い効果を得ることができない。これは、「左眼用画像における、赤成分の変化が0で、シアン成分の変化が大きい部分」においては、そもそもカラーフィルタを通過する赤成分の輪郭が存在せず、存在しないものを強調することはできないからである。更に、第1の手法では、強調する必要のない色ほど過度に強調してしまう傾向にあるという問題点もある。
そこで第2の手法では、従来の手法では破棄されていた補色成分(カラーフィルタを通過しない成分)を有効活用している。より具体的には第2の手法では、図9に示すような処理を行う。
まず図9に示すように、左眼用画像を、左眼用フィルタを通過する左眼用通過成分画像と、左眼用フィルタを通過しない左眼用補色成分画像に色分離する。例えば左眼用フィルタの色が赤である場合には、左眼用通過成分画像は左眼用画像のR成分(赤成分)の画像であり、左眼用補色成分画像は左眼用画像のG、B成分(シアン成分)の画像である。
また右眼用画像を、右眼用フィルタを通過する右眼用通過成分画像と、右眼用フィルタを通過しない右眼用補色成分画像に色分離する。例えば右眼用フィルタの色がシアンである場合には、右眼用通過成分画像は右眼用画像のG、B成分(シアン成分)の画像であり、右眼用補色成分画像は右眼用画像のR成分(赤成分)の画像である。
次に、図9に示すように、左眼用補色成分画像に対して輪郭抽出処理(広義には第1の画像処理)を行って、左眼用補色成分輪郭画像(広義には第1の補正用画像)を生成する。また、右眼用補色成分画像に対して輪郭抽出処理(広義には第2の画像処理)を行って、右眼用補色成分輪郭画像(広義には第2の補正用画像)を生成する。
図10(A)(B)に左眼用補色成分輪郭画像、右眼用補色成分輪郭画像の例を示す。これらの画像は図2(A)(B)の左眼用画像、右眼用画像を原画像として生成したものである。
次に、図9に示すように、左眼用補色成分画像(第1の補正用画像)に基づいて左眼用通過成分画像に対して第1の補正処理(狭義には加算処理、減算処理)を行って、左眼用最終画像を生成する。具体的には、左眼用通過成分画像に左眼用補色成分輪郭画像を加算(又は減算)して、輪郭を強調する処理を行う。更に具体的には、左眼用補色成分輪郭画像に基づき、第1の計算式(補正式、加算式)に従って、第1の補正値(加算値)を決定し、決定された第1の補正値を左眼用通過成分画像(各画素データ)に対して加算(又は減算)する処理を行う。
また、右眼用補色成分画像(第2の補正用画像)に基づいて右眼用通過成分画像に対して第2の補正処理(狭義には加算処理、減算処理)を行って、右眼用最終画像を生成する。具体的には、右眼用通過成分画像に右眼用補色成分輪郭画像を加算(又は減算)して、輪郭を強調する処理を行う。更に具体的には、右眼用補色成分輪郭画像に基づき、第2の計算式(補正式、加算式)に従って、第2の補正値(加算値)を決定し、決定された第2の補正値(各画素毎に決定された補正値)を右眼用通過成分画像(各画素データ)に対して加算(又は減算)する処理を行う。
最後に、生成された左眼用最終画像と右眼用最終画像を合成(加法混色)して立体視用画像を生成する。
なお、第1、第2の補正値を決定するための第1、第2の計算式は、補正率(加算率)pr、pg、pbや補正方向(加算方向)sr、sg、sbなどの係数を含むことができる。そして補正率pr、pg、pbは、「1」を基準値として、0<pr、pg、pbの範囲でその値を適当に決定する。この場合、補正率pr、pg、pbが大きいほど輪郭が強く強調されるようになる。これらの補正率は、画像全域で一律に決定しても良いし、対象画素の周辺の平均輝度等に応じて、画素毎に決定しても良い。
例えば図11のC1に示す左眼用画像では、灰色が少し混ざったシアン色の表示物が、黒の背景に描かれている。本実施形態では、この左眼用画像が、C2、C3、C4に示すようにR成分、G成分、B成分の画像に色分離される。ここでC2に示すR成分画像は、赤の左眼用フィルタを通過する通過成分画像であり、C3、C4に示すG、B成分画像は、赤の左眼用フィルタを通過しない補色成分画像である。
そして図11では表示物の色は灰色が少し混ざったシアン色であるため、C2に示す通過成分画像では、表示物の輪郭がぼやけており、ほとんど消失している。一方、シアン色の表示物ではG、B成分の値が大きいため、C3、C4に示す補色成分画像では、表示物の輪郭がハッキリしている。
また図12のD1に示す右眼用画像では、灰色が少し混ざった赤の表示物が、黒の背景に描かれている。本実施形態では、この右眼用画像が、D2、D3、D4に示すようにR成分、G成分、B成分の画像に色分離される。ここでD3、D4に示すG、B成分画像は、シアン色の右眼用フィルタを通過する通過成分画像であり、D2に示すR成分画像は、シアン色の右眼用フィルタを通過しない補色成分画像である。
そして図12では表示物の色は灰色が少し混ざった赤であるため、D3、D4に示す通過成分画像では、表示物の輪郭がぼやけており、ほとんど消失している。一方、赤の表示物ではR成分の値が大きいため、D2に示す補色成分画像では、表示物の輪郭がハッキリしている。
従来の手法及び第1の手法では、図11のC2に示す通過成分画像だけを用いて左眼用最終画像を生成しており、C3、C4に示す補色成分画像は破棄していた。また図12のD3、D4に示す通過成分画像だけを用いて右眼用最終画像を生成しており、D2に示す補色成分画像は破棄していた。従って左眼用画像や右眼用画像が図11のC1や図12のD1に示すような画像であった場合には灰色を混ぜる等の対策をしなければ、図4(B)のA1や図4(C)のA3に示すように、背景と表示物の境界が消失してしまい、立体視が困難になるという問題があった。
これに対して本実施形態の第2の手法では、図11のC3、C4や図12のD2に示す補色成分画像を破棄せずに有効活用している。
例えば図11では、C3、C4に示す補色成分画像から、C5、C6に示すように2次微分フィルタなどを用いて輪郭画像を抽出する。そして抽出されたC5、C6の輪郭画像を、C2の通過成分画像に加算する。また図12では、D2に示す補色成分画像から、D5に示すように2次微分フィルタなどを用いて輪郭画像を抽出する。そして抽出されたD5の輪郭画像を、D3、D4の通過成分画像に加算する。なお、計算量を減らす目的で、2次微分値の正負の逆転(図8(E)参照)を行わずにそのまま輪郭値として(図8(D)参照)計算を行い、最後に加算する代わりに減算するという方法を採用しても構わない。
以上のようにすれば、図11のC2の通過成分画像では消失していた表示物の輪郭情報を、C3、C4の補色成分画像を有効活用して復活させることができる。また図12のD3、D4の通過成分画像では消失していた表示物の輪郭情報を、D2の補色成分画像を有効活用して復活させることができる。これにより、背景と表示物の境界が消失してしまう事態を効果的に防止することができ、容易な立体視を可能にする高品質な立体視用画像を生成できる。
なお本実施形態では、第1、第2の画像処理が、左眼用、右眼用の補色成分輪郭画像を抽出する処理である場合について説明した。また、第1、第2の補正処理が、左眼用、右眼用の通過成分画像に対して左眼用、右眼用の補色成分輪郭画像を加算する処理(輪郭強調処理)である場合について説明した。しかしながら、本発明の第1、第2の画像処理や第1、第2の補正処理は、このような輪郭抽出処理や加算(輪郭強調)処理に限定されない。即ち、第1、第2の画像処理や第1、第2の補正処理は、従来は破棄していた補色成分画像を有効活用して、補色成分画像を通過成分画像に反映させることで、立体視を容易化し、立体視用画像の高品質化を図れる処理であれば十分である。
4.詳細例
4.1 第1の手法の詳細例
次に、第1の手法の詳細例について図13のフロー図を用いて説明する。
図13に示すように、まず左眼用画像を、通過成分画像Lrと、補色成分画像Lg、LbにRGB分離する(ステップS11)。
次に、通過成分画像Lrから通過成分輪郭画像Lreを輪郭抽出する(ステップS12)。そして、通過成分画像Lrと通過成分輪郭画像Lreに基づいて輪郭強調処理(加算処理)を行って、左眼用最終画像L’=Lr+Lreを生成する(ステップS13)。
また右眼用画像を、通過成分画像Rg、Rbと、補色成分画像RrにRGB分離する(ステップS14)。
次に、通過成分画像Rgから通過成分輪郭画像Rgeを輪郭抽出する(ステップS15)。そして、通過成分画像Rgと通過成分輪郭画像Rgeに基づいて輪郭強調処理(加算処理)を行って、画像Rg+Rgeを生成する(ステップS16)。
また通過成分画像Rbから通過成分輪郭画像Rbeを輪郭抽出する(ステップS17)。そして、通過成分画像Rbと通過成分輪郭画像Rbeに基づいて輪郭強調処理(加算処理)を行って、画像Rb+Rbeを生成する(ステップS18)。
次に、生成された画像Rg+Rgeと画像Rb+Rbeを加法混色して、右眼用最終画像R’を生成する(ステップS19)。
最後に、左眼用最終画像L’と右眼用最終画像R’を加法混色して、立体視用画像(立体視用印刷物)を生成する(ステップS20)。なお、輪郭強調の処理は、輪郭抽出(S12、S15、S17の各処理)を経ずに行うこともできる。更に、市販の画像処理ソフトウェアを用いるような場合には、RGB分離の前に輪郭抽出、或いは、輪郭強調の作業をオペレータが行うようにしてもよい。このような場合にも、内部処理的には(少なくとも画素単位のレベルでは)RGB分離が行われている。即ち、RGB分離を行ってからそれぞれについて輪郭抽出(或いは輪郭強調)を行っても、輪郭抽出(或いは輪郭強調)を行ってからRGB分離を行っても、結果は同じになるが、オペレータ側から見ると、この内部的なRGB分離を意識せずに作業を行うことができ、作業量も少なくてすむ。市販の画像処理ソフトウェアを用い、輪郭強調を行った後でRGB分離を行う場合の処理手順(作業手順)を図20に示す。図20のステップS211、S213では、輪郭抽出を経ずに輪郭強調の処理が行われている。またステップS212、S214に示すように、その輪郭強調処理の後にRGB分離が行われている。
4.2 第2の手法の詳細例
次に、第2の手法の詳細例について図14〜図18(C)のフロー図を用いて説明する。
図14は左眼用最終画像の処理のフロー図である。まず、左眼用画像を、通過成分画像Lrと、補色成分画像Lg、LbにRGB分離する(ステップS21)。
次に、補色成分画像Lgから補色成分輪郭画像Lgeを輪郭抽出する(ステップS22)。そして、補色成分輪郭画像Lgeの輪郭強度|Lge|を求める(ステップS23)。即ち図11のC5の輪郭画像データの絶対値を求める。
また、補色成分画像Lbから補色成分輪郭画像Lbeを輪郭抽出する(ステップS24)。そして、補色成分輪郭画像Lbeの輪郭強度|Lbe|を求める(ステップS25)。即ち図11のC6の輪郭画像データの絶対値を求める。
次に、輪郭強度|Lge|、|Lbe|を比較し、大きい方を採用する(ステップS26)。具体的にはmax(|Lge|,|Lbe|)を求める。ここでmax(X,Y)は、「X」、「Y」のうち大きい方の値を返す関数である。
また補正(加算)方向sr、補正(加算)率prを決定する(ステップS27)。そして補正値Δr=sr×pr×max(|Lge|,|Lbe|)を決定する(ステップS28)。このΔr=sr×pr×max(|Lge|,|Lbe|)は第1の計算式に相当する。具体的には第1の計算式は、補正方向sr、補正(加算)率prを係数とし、輪郭強度|Lge|、|Lbe|をパラメータとする式である。
次に、補正値Δrを通過成分画像Lrに加算して、左眼用最終画像L’=Lr+Δrを生成する(ステップS29)。なお加算処理は、通過成分画像Lrの各画素の画像データに各画素の補正値Δrを加算することで実現できる。
以上のように本実施形態では、左眼用補色成分の輪郭画像Lge、Lbeに基づき、第1の計算式Δr=sr×pr×max(|Lge|,|Lbe|)に従って、補正値Δr(第1の補正値)を決定する。そして決定された補正値Δrを左眼用通過成分画像Lrに対して加算する処理を行って、左眼用最終画像L’を生成している。
また図14では、左眼用の補色成分画像が2つの色成分画像Lg、Lbを有している。この場合に本実施形態では、2つの色成分画像Lg、Lbから抽出された2つの輪郭画像Lge、Lbeの輪郭強度|Lge|、|Lbe|を比較する。そしてmax(|Lge|,|Lbe|)の関数を利用して、どちらの輪郭強度が大きいのかを求める。そして大きい方の輪郭強度に基づいて、補正値(第1の補正値)であるΔr=sr×pr×max(|Lge|,|Lbe|)を決定する。例えば|Lge|の方が大きければ、|Lge|の方が採用され、補正値はΔr=sr×pr×|Lge|になる。一方、|Lbe|の方が大きければ、|Lbe|の方が採用され、補正値はΔr=sr×pr×|Lbe|になる。
なお、左眼用の補色成分画像が2つの色成分画像Lg、Lbを有している場合に、2つの色成分画像Lg、Lbから抽出された2つの輪郭画像Lge、Lbeの輪郭強度|Lge|、|Lbe|の平均化処理を行い、平均化処理により得られた輪郭強度に基づいて、補正値Δrを決定してもよい。例えば平均化処理により、平均値|AV|=(|Lge|+|Lbe|)/2を求める。そして補正値Δr=sr×pr×|AV|を決定する。
また以上では、左眼用の補色成分画像が2つの色成分画像を有している場合について説明した。しかしながら、右眼用の補色成分画像が2つの色成分画像を有している場合にも、2つの色成分画像から抽出され2つの輪郭画像の輪郭強度の比較処理や平均化処理を行って、補正値(第2の補正値)を決定すればよい。
図15は右眼用最終画像の処理のフロー図である。まず右眼用画像を、通過成分画像Rg、Rbと、補色成分画像RrにRGB分離する(ステップS31)。
次に、補色成分画像Rrから補色成分輪郭画像Rreを輪郭抽出する(ステップS32)。そして、補色成分輪郭画像Rreの輪郭強度|Rre|を求める(ステップS33)。即ち図12のD5の輪郭画像データの絶対値を求める。
次に、補正方向sg、補正率pgを決定し(ステップS34)、補正値Δg=sg×pg×|Rre|を決定する(ステップS35)。また、補正方向sb、補正率pbを決定し(ステップS36)、補正値Δb=sb×pb×|Rre|を決定する(ステップS37)。このΔg=sg×pg×|Rre|、Δb=sb×pb×|Rre|は第2の計算式に相当する。具体的には第2の計算式は、補正方向sgやsb、補正(加算)率pgやpbを係数とし、輪郭強度|Rre|をパラメータとする式である。
次に、補正値Δgを通過成分画像Rgに加算して、Rg+Δgを得る(ステップS38)。また、補正値Δbを通過成分画像Rbに加算して、Rb+Δbを得る(ステップS39)。なお加算処理は、通過成分画像Rg、Rbの各画素の画像データに、各画素の補正値ΔgやΔbを加算することで実現できる。そして、これらの加算結果であるRg+ΔgとRb+Δbとを加法混色して、右眼用最終画像R’を生成する(ステップS40)。
最後に図16に示すように、図14の処理で生成された左眼用最終画像L’と、図15の処理で生成された右眼用最終画像R’とを加法混色して、立体視用画像を生成する(ステップS81)。
以上のように本実施形態では、右眼用補色成分の輪郭画像Rreに基づき、第2の計算式Δg=sg×pg×|Rre|、Δb=sb×pb×|Rre|に従って、補正値Δg、Δb(第2の補正値)を決定する。そして決定された補正値Δg、Δbを右眼用通過成分画像Rg、Rbに対して加算する処理を行って、右眼用最終画像R’を生成している。
図17(A)は、図14のステップS27の補正方向(輪郭強調方向)srの決定処理の例である。まず|Lge|が|Lbe|よりも大きいか否かを判断する(ステップS91)。そして大きい場合には、補正方向をsr=sgn(Lge)に設定する(ステップS92)。一方、大きくない場合には、補正方向をsr=sgn(Lbe)に設定する(ステップS93)。なおsgn(X)は、「X」の符号を返す関数である。例えば「X」の符号が正である場合には「+1」を返し、負である場合には「−1」を返し、零である場合には「0」を返す。
例えば図14のステップS26では、|Lge|、|Lbe|のうち大きい方の輪郭強度が採用される。そして|Lge|>|Lbe|である場合には、|Lge|の方が採用され、補正方向もsr=sgn(Lge)になる。従って図11のC5に示すG成分(補色成分)の輪郭画像データが正の値である場合には、sr=sgn(Lge)=+1になる。これにより図14のステップS29で加算される補正値Δr=sr×pr×max(|Lge|,|Lbe|)は正の値になる。一方、図11のC5に示すG成分の輪郭画像データが負の値である場合には、sr=sgn(Lge)=−1になる。これにより図14のステップS29で加算される補正値Δr=sr×pr×max(|Lge|,|Lbe|)は負の値になる。
これに対して、|Lge|≦|Lbe|である場合には、|Lbe|の方が採用され、補正方向もsr=sgn(Lbe)になる。従って図11のC6に示すB成分(補色成分)の輪郭画像データが正の値である場合には、sr=sgn(Lbe)=+1になる。これにより図14のステップS29で加算される補正値Δr=sr×pr×max(|Lge|,|Lbe|)は正の値になる。一方、図11のC6に示すB成分の輪郭画像データが負の値である場合には、sr=sgn(Lbe)=−1になる。これにより図14のステップS29で加算される補正値Δr=sr×pr×max(|Lge|,|Lbe|)は負の値になる。
図17(B)(C)は、図15のステップS34、S36の補正方向sg、sbの決定処理の例である。具体的には図17(B)(C)のステップS94、S95に示すように、補正方向はsg=sb=sgn(Rre)に設定される。従って、図12のD5に示すR成分(補色成分)の輪郭画像データが正の値である場合には、sg=sb=sgn(Rre)=+1になる。これにより図15のステップS38、S39で加算される補正値Δg=sg×pg×|Rre|、Δb=sb×pb×|Rre|は正の値になる。一方、図12のD5に示すR成分の輪郭画像データが負の値である場合には、sg=sb=sgn(Rre)=−1になる。これにより図15のステップS38、S39で加算される補正値Δg=sg×pg×|Rre|、Δb=sb×pb×|Rre|は負の値になる。
なお市販の画像処理ソフトウェアには、正負まで含めた輪郭抽出(図8(E)参照)はできす、輪郭の絶対値だけが求められるものも多い。しかし、このような場合にも、画質は多少落ちるものの、本実施形態の第2の手法を応用した画像処理を行うことができる。この場合の処理のフローを図21に示す。
図21では左眼用画像LをLr、Lg、LbにRGB分離し(ステップS221)、Lg、Lbから輪郭抽出を行い輪郭の絶対値|Lge|、|Lbe|を求める(ステップS222、S223)。そして|Lge|、|Lbe|を平均化し、r成分に色変換してΔLを求める(ステップS224、S225)。そしてΔLをLrに加算(或いは減算)して左眼用最終画像L’を求める。なお平均化の代わりに、大きい方の値(max(|Lge|、|Lbe|)を採用したり、|Lge|、|Lbe|から任意の処理手順により求められた値を採用してもよい。
次に右眼用画像RをRr、Rg、RbにRGB分離し(ステップS227)、Rrから輪郭抽出を行い輪郭の絶対値|Rre|を求める(ステップS228)。そして|Rre|をシアンに色変換してΔRを求める(ステップS229)。またRgとRbを加色混合してRcを求める(ステップS230)。そしてRcにΔRを加算(或いは減算)して右眼用最終画像R’を求める(ステップS231)。最後に左眼用最終画像L’と右眼用最終画像R’を加色混合して立体視用画像を生成する(ステップS232)。
なお図21ではRgとRbを加色混合した後に、|Rre|をシアンに色変更したものを加算しているが、図15の場合と同じように、|Rre|をg成分に色変換したものをRgに加算(或いは減算)し、|Rre|をb成分に色変換したものをRbに加算(或いは減算)し、その後に両者を加色混合して右眼用画像R’を生成してもよい。
5.画像生成システム
図18に、本実施形態の画像生成方法等を実現できる画像生成システムの例を示す。なお、画像生成システムは、図18の構成要素(各部)を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。この図18の画像生成システムは、立体視用画像を生成する画像生成ツール(パーソナルコンピュータやワークステーション)として用いることもできるし、ゲーム画像を生成するゲームシステムとしても用いることができる。
操作部160は、キーボードやマウス、タッチパネルなどのハードウェアにより実現できる。或いは画像生成システムがゲームシステムとして用いられる場合には、操作部160は、レバー、ボタンなどのハードウェアにより実現できる。
記憶部170は、処理部100や通信部196などのワーク領域となるもので、その機能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。
情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。処理部100は、この情報記憶媒体180に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(本実施形態の各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶される。
表示部190は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、CRT、或いはLCDなどのハードウェアにより実現できる。
音出力部192は、本実施形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどのハードウェアにより実現できる。
携帯型情報記憶装置194は、個人データやセーブデータなどが記憶されるものであり、この携帯型情報記憶装置194としては、メモリカードや携帯型ゲーム装置などがある。
通信部196は、外部(例えばホスト装置や他の画像生成システム)との間で通信を行うための各種の制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。この通信部196を用いて、カメラで撮影された画像を画像生成システムに取り込んだり、作成された立体視用画像をプリンタに出力することが可能になる。
なお本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(データ)は、ホスト装置(サーバー)が有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信部196を介して情報記憶媒体180(記憶部170)に配信するようにしてもよい。このようなホスト装置(サーバー)の情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含まれる。
処理部100(プロセッサ)は、操作部160からの操作データやプログラムなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、或いは音生成処理などの各種の処理を行う。この場合、処理部100は、記憶部170をワーク領域として使用して、各種の処理を行う。この処理部100の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)又はASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラム(ゲームプログラム)により実現できる。
処理部100は、ゲーム処理部110、画像生成部120、音生成部130を含む。なお画像生成システムを、ゲームシステムとしてではなく画像生成ツールとして用いる場合には、ゲーム処理部110を省略できる。
ゲーム処理部110は、操作部160(ゲームコントローラ)からの操作データに基づいて、ゲーム画像を生成するための種々のゲーム処理を行う。このゲーム処理としては、ゲーム開始条件に基づいてゲームを開始する処理、ゲームを進行させる処理、ゲームに登場するオブジェクト(表示物)を配置する処理、オブジェクトの移動情報(位置、速度、加速度)や動作情報(モーション情報)を求める処理、オブジェクトを表示するための処理、ゲーム結果を演算する処理、或いはゲーム終了条件が満たされた場合にゲームを終了させる処理などがある。
画像生成部120は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて、描画領域172への描画処理を行い、これにより画像を生成し、表示部190に出力する。
音生成部130は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などの音を生成し、音出力部192に出力する。
画像生成部120は立体視用画像生成部122を含む。この立体視用画像生成部122は、図6〜図17(C)で説明した本実施形態の画像生成方法により立体視用画像を生成する。具体的には左眼用画像を左眼用通過成分画像と左眼用補色成分画像に色分離し、右眼用画像を右眼用通過成分画像と右眼用補色成分画像に色分離する。次に、左眼用補色成分画像に対して第1の画像処理を行って第1の補正用画像を生成し、右眼用補色成分画像に対して第2の画像処理を行って第2の補正用画像を生成する。次に、第1の補正用画像に基づいて左眼用通過成分画像に対して第1の補正処理を行って左眼用最終画像を生成し、第2の補正用画像に基づいて右眼用通過成分画像に対して第2の補正処理を行って、右眼用最終画像を生成する。そして左眼用最終画像と前記右眼用最終画像を合成して、立体視用画像を生成する。
なお本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。
例えば、明細書又は図面中の記載において広義な用語(第1、第2の画像処理、第1、第2の補正処理、第1、第2の補正用画像、第1〜第3の成分等)として引用された用語(輪郭抽出処理、輪郭強調処理、補色成分輪郭画像、R、G、B成分等)は、明細書又は図面中の他の記載においても広義な用語に置き換えることができる。
また第1、第2の画像処理や第1、第2の補正処理も、本実施形態で説明した輪郭抽出処理や輪郭強調処理に限定されず、種々の変形実施が可能である。
また本発明の手法で生成された立体視用画像を、立体視用印刷物やゲーム画像以外の用途に用いることも可能である。
一般的なカラーアナグリフ処理の説明図。 図2(A)(B)(C)は左眼用画像、右眼用画像、立体視用画像の例。 一般的なカラーアナグリフの処理の詳細なフロー図。 図4(A)(B)(C)はカラーアナグリフの問題点を説明する図。 図5(A)(B)(C)は原画像の彩度を落とす手法の説明図。 本実施形態の第1の手法の処理の説明図。 図7(A)(B)は左眼用通過成分輪郭画像、右眼用通過成分輪郭画像の例。 図8(A)〜(E)は2次微分フィルタを用いた輪郭抽出処理の説明図。 本実施形態の第2の手法の処理の説明図。 図10(A)(B)は左眼用補色成分輪郭画像、右眼用補色成分輪郭画像の例。 左眼用画像についての本実施形態の処理の説明図。 右眼用画像についての本実施形態の処理の説明図。 本実施形態の第1の手法の処理の詳細なフロー図。 本実施形態の第2の手法の処理の詳細なフロー図。 本実施形態の第2の手法の処理の詳細なフロー図。 本実施形態の第2の手法の処理の詳細なフロー図。 図17(A)(B)(C)は補正方向の決定処理の詳細なフロー図。 画像生成システムの構成例。 一般的なカラーアナグリフ処理における別の処理例の説明図。 輪郭強調の後にRGB分離を行う場合のフロー図。 本実施形態の第2の手法を用いた別の処理例の詳細なフロー図。
符号の説明
100 処理部、110 ゲーム処理部、120 画像生成部、
122 立体視用画像生成部、130 音生成部、160 操作部、
170 記憶部、172 描画領域、180 情報記憶媒体、190 表示部
192 音出力部、194 携帯型情報記憶装置、196 通信部

Claims (7)

  1. 左眼用画像を、左眼用フィルタを通過する左眼用通過成分画像と、左眼用フィルタを通過しない左眼用補色成分画像に色分離し、
    右眼用画像を、右眼用フィルタを通過する右眼用通過成分画像と、右眼用フィルタを通過しない右眼用補色成分画像に色分離し、
    前記左眼用補色成分画像から左眼用補色成分輪郭画像を抽出する処理を行い、抽出した前記左眼用補色成分輪郭画像に基づき、前記左眼用通過成分画像に対して左目用画像輪郭強調処理を行って、左眼用最終画像を生成し、
    前記右眼用補色成分画像から右眼用補色成分輪郭画像を抽出する処理を行い、抽出した前記右眼用補色成分輪郭画像に基づき、前記右眼用通過成分画像に対して右目用画像輪郭強調処理を行って、右眼用最終画像を生成し、
    前記左眼用最終画像と前記右眼用最終画像を合成して、立体視用画像を生成することを特徴とする画像生成方法。
  2. 請求項において、
    前記左目用画像輪郭強調処理は、
    前記左眼用補色成分輪郭画像に基づき、所与の第1の計算式に従って、画素毎に第1の補正値を決定し、決定された前記第1の補正値を前記左眼用通過成分画像に対して加算又は減算する処理を行って、左眼用最終画像を生成し、
    前記右目用画像輪郭強調処理は
    前記右眼用補色成分輪郭画像に基づき、所与の第2の計算式に従って、画素毎に第2の補正値を決定し、決定された前記第2の補正値を前記右眼用通過成分画像に対して加算又は減算する処理を行って、右眼用最終画像を生成することを特徴とする画像生成方法。
  3. 請求項において、
    前記左眼用補色成分画像又は前記右眼用補色成分画像が2つの色成分画像を有する場合に、2つの色成分画像から抽出された2つの輪郭画像の輪郭強度を画素毎に比較し、大きい方の輪郭強度に基づいて、前記第1又は第2の補正値を決定することを特徴とする画像生成方法。
  4. 請求項において、
    前記左眼用補色成分画像又は前記右眼用補色成分画像が2つの色成分画像を有する場合に、2つの色成分画像から抽出された2つの輪郭画像の輪郭強度についての画素毎の平均化処理を行い、平均化処理により得られた輪郭強度に基づいて、前記第1又は第2の補正値を決定することを特徴とする画像生成方法。
  5. 請求項1乃至のいずれかの画像生成方法で生成された立体視用画像が印刷されたことを特徴とする立体視用印刷物。
  6. 左眼用画像を、左眼用フィルタを通過する左眼用通過成分画像と、左眼用フィルタを通過しない左眼用補色成分画像に色分離し、
    右眼用画像を、右眼用フィルタを通過する右眼用通過成分画像と、右眼用フィルタを通過しない右眼用補色成分画像に色分離し、
    前記左眼用補色成分画像から左眼用補色成分輪郭画像を抽出する処理を行い、抽出した前記左眼用補色成分輪郭画像に基づき、前記左眼用通過成分画像に対して左目用画像輪郭強調処理を行って、左眼用最終画像を生成し、
    前記右眼用補色成分画像から右眼用補色成分輪郭画像を抽出する処理を行い、抽出した前記右眼用補色成分輪郭画像に基づき、前記右眼用通過成分画像に対して右目用画像輪郭強調処理を行って、右眼用最終画像を生成し、
    前記左眼用最終画像と前記右眼用最終画像を合成して、立体視用画像を生成する手順を、
    コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項のプログラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
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